Chapter 1
1 テコアの 牧者 の 中 なるアモスの 言 是 はユダの 王 ウジヤの 世 イスラエルの 王 ヨアシの 子 ヤラベアムの 世 地震 の二 年 前 に 彼 が 見 されたる 者 にてイスラエルの 事 を 論 るなり 其 言 に 云 く
2 ヱホバ、シオンより 呼號 りエルサレムより 聲 を 出 したまふ 牧者 の 牧塲 は 哀 きカルメルの 巓 は 枯 る
3 ヱホバかく 言 たまふ ダマスコは 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 らは 鐵 の 打禾車 をもてギレアデを 打 り
4 我 ハザエルの 家 に 火 を 遣 りベネハダデの 宮殿 を 焚 ん
5 我 ダマスコの 關 を 碎 きアベンの 谷 の 中 よりその 居民 を 絶 のぞきベテエデンの 中 より 王 の 杖 を 執 る 者 を 絶 のぞかん スリアの 民 は 擄 へられてキルにゆかん ヱホバこれを 言 ふ
6 ヱホバかく 言 たまふ ガザは 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 らは 俘囚 をことごとく 曳 ゆきてこれをエドムに 付 せり
7 我 ガザの 石垣 の 内 に 火 を 遣 り 一切 の 殿 を 焚 ん
8 我 アシドドの 中 よりその 居民 を 絶 のぞきアシケロンの 中 より 王 の 杖 を 執 る 者 を 絶除 かん 我 また 手 を 反 してエクロンを 撃 ん ペリシテ 人 の 遺 れる 者 亡 ぶべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
9 ヱホバかく 言 たまふ ツロは 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 らは 俘囚 をことごとくエドムに 付 しまた 兄弟 の 契約 を 忘 れたり
10 我 ツロの 石垣 の 内 に 火 を 遣 り 一切 の 殿 を 焚 ん
11 ヱホバかく 言 たまふ エドムは 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 は 劍 をもてその 兄弟 を 追 ひ 全 く 憐憫 の 情 を 斷 ち 恒 に 怒 りて 人 を 害 し 永 くその 憤恨 をたくはへたり
12 我 テマンに 火 を 遣 りポヅラの 一切 の 殿 を 焚 ん
13 ヱホバかく 言 たまふ アンモンの 人々 は 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 らはその 國境 を 廣 めんとてギレアデの 孕 める 婦 を 剖 たり
14 我 ラバの 石垣 の 内 に 火 を 放 ちその 一切 の 殿 を 焚 ん 是 は 戰鬪 の 日 に 吶喊 の 聲 をもて 爲 され 暴風 の 日 に 旋風 をもて 爲 されん
15 彼 らの 王 はその 牧伯 等 と 諸共 に 擄 へられて 往 ん ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 2
1 ヱホバかく 言 たまふ モアブは 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 はエドムの 王 の 骨 を 燒 て 灰 となせり
2 我 モアブに 火 を 遣 りケリオテの 一切 の 殿 を 焚 ん モアブは 噪擾 と 吶喊 の 聲 と 喇叭 の 音 の 中 に 死 ん
3 我 その 中 より 審判長 を 絶除 きその 諸 の 牧伯 を 之 とともに 殺 さん ヱホバはこれを 言 ふ
4 ヱホバかく 言 たまふ ユダは 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 らはヱホバの 律法 を 輕 んじその 法度 を 守 らずその 先祖 等 が 從 ひし 僞 の 物 に 惑 はさる
5 我 ユダに 火 を 遣 りエルサレムの 諸 の 殿 を 焚 ん
6 ヱホバかく 言 たまふ イスラエルは 三 の 罪 あり 四 の 罪 あれば 我 かならず 之 を 罰 して 赦 さじ 即 ち 彼 らは 義者 を 金 のために 賣 り 貧者 を 鞋 一足 のために 賣 る
7 彼 らは 弱 き 者 の 頭 に 地 の 塵 のあらんことを 喘 ぎて 求 め 柔 かき 者 の 道 を 曲 げ 又 父子 共 に 一人 の 女子 に 行 て 我 聖名 を 汚 す
8 彼 らは 質 に 取 れる 衣服 を 一切 の 壇 の 傍 に 敷 きてその 上 に 偃 し 罰 金 をもて 得 たる 酒 をその 神 の 家 に 飮 む
9 嚮 に 我 はアモリ 人 を 彼 らの 前 に 絶 たり アモリ 人 はその 高 きこと 香柏 のごとくその 強 きこと 橡 の 樹 のごとくなりしが 我 その 上 の 果 と 下 の 根 とをほろぼしたり
10 我 は 汝 らをエジプトの 地 より 携 へのぼり四十 年 のあひだ 荒野 において 汝 らを 導 き 終 にアモリ 人 の 地 を 汝 らに 獲 させたり
11 我 は 汝 らの 子等 の 中 より 預言者 を 興 し 汝 らの 少者 の 中 よりナザレ 人 を 興 したり イスラエルの 子孫 よ 然 るにあらずや ヱホバこれを 言 ふ
12 然 るに 汝 らはナザレ 人 に 酒 を 飮 ませ 預言者 に 命 じて 預言 するなかれと 言 り
13 視 よ 我 麥束 を 積滿 せる 車 の 物 を 壓 するがごとく 汝 らを 壓 せん
14 その 時 は 疾走者 も 逃 るに 暇 あらず 強 き 者 もその 力 を 施 すを 得 ず 勇士 も 己 の 生命 を 救 ふこと 能 はず
15 弓 を 執 る 者 も 立 ことを 得 ず 足駛 の 者 も 自 ら 救 ふ 能 はず 馬 に 騎 れる 者 も 己 の 生命 を 救 ふこと 能 はず
16 勇士 の 中 の 心剛 き 者 もその 日 には 裸 にて 逃 ん ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 3
1 イスラエルの 子孫 よヱホバが 汝 らにむかひて 言 ところ 我 がエジプトの 地 より 導 き 上 りし 全家 にむかひて 言 ところの 此 言 を 聽 け
2 地 の 諸 の 族 の 中 にて 我 ただ 汝 ら 而已 を 知 れり この 故 に 我 なんぢらの 諸 の 罪 のために 汝 らを 罰 せん
3 二人 もし 相會 せずば 爭 で 共 に 歩 かんや
4 獅子 もし 獲 物 あらずば 豈 林 の 中 に 吼 んや 猛 獅子 もし 物 を 攫 まずば 豈 その 穴 より 聲 を 出 さんや
5 もし 羂 の 設 なくば 鳥 あに 地 に 張 れる 網 にかからんや 網 もし 何 の 得 るところも 無 くば 豈 地 よりあがらんや
6 邑 にて 喇叭 を 吹 かば 民 おどらかざらんや 邑 に 災禍 のおこるはヱホバのこれを 降 し 給 ふならずや
7 夫 主 ヱホバはその 隱 れたる 事 をその 僕 なる 預言者 に 傳 へずしては 何事 をも 爲 たまはざるなり
8 獅子 吼 ゆ 誰 か 懼 れざらんや 主 ヱホバ 言語 たまふ 誰 か 預言 せざらんや
9 アシドドの 一切 の 殿 に 傳 へエジプトの 地 の 一切 の 殿 に 宣 て 言 へ 汝等 サマリヤの 山々 に 集 りその 中 にある 大 なる 紛亂 を 觀 その 中間 におこなはるる 虐遇 を 觀 よ
10 ヱホバいひたまふ 彼 らは 正義 をおこなふことを 知 ず 虐 げ 取 し 物 と 奪 ひたる 物 とをその 宮殿 に 積蓄 ふ
11 是 故 に 主 ヱホバかく 言 たまふ 敵 ありて 此 國 を 攻 かこみ 汝 の 權力 を 汝 より 取 下 さん 汝 の 一切 の 殿 は 掠 めらるべし
12 ヱホバかく 言 たまふ 牧羊者 は 獅子 の 口 より 羊 の 兩足 あるひは 片 耳 を 取 かへし 得 るのみ サマリヤに 於 て 床 の 隅 またはダマスコ 錦 の 榻 に 坐 するイスラエルの 子孫 もその 救 はるること 是 のごとくならん
13 萬軍 の 神 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 ら 聽 てヤコブの 家 に 證 せよ
14 我 イスラエルの 諸 の 罪 を 罰 する 日 にはベテルの 壇 を 罰 せん 其 壇 の 角 は 折 て 地 に 落 べし
15 我 また 冬 の 家 および 夏 の 家 をうたん 象牙 の 家 ほろび 大 きなる 家 失 ん ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 4
1 バシヤンの 牝 牛 等 よ 汝 ら 此 言 を 聽 け 汝 らはサマリヤの 山 に 居 り 弱者 を 虐 げ 貧者 を 壓 し 又 その 主 にむかひて 此 に 持 きたりて 我 らに 飮 せよと 言 ふ
2 主 ヱホバ 己 の 聖 を 指 し 誓 ひて 云 ふ 視 よ 日 汝 らの 上 に 臨 む その 日 には 人 汝 らを 鈎 にかけ 汝等 の 遺餘者 を 釣魚鈎 にかけて 曳 いださん
3 汝 らは 各々 その 前 なる 石垣 の 破壞 たる 處 より 奔出 てハルモンに 逃往 ん ヱホバこれを 言 ふ
4 汝 らベテルに 往 て 罪 を 犯 しギルガルに 往 て 益々 おほく 罪 を 犯 せ 朝 ごとに 汝 らの 犠牲 を 携 へゆけ 三日 ごとに 汝 らの 什一 を 携 へゆけ
5 酵 いれたる 者 を 感謝 祭 に 獻 げ 願意 よりする 禮物 を 召 てこれを 告示 せ イスラエルの 子孫 よ 汝 らは 斯 するを 好 むなりと 主 ヱホバ 言 たまふ
6 また 我 汝 らの 一切 の 邑 に 於 て 汝 らの 齒 を 清 からしめ 汝 らの 一切 の 處 において 汝 らの 食 を 乏 しからしめたり 然 るに 汝 らは 我 に 歸 らずとヱホバ 言 給 ふ
7 また 我 収穫 までには 尚 三月 あるに 雨 をとどめて 汝 らに 下 さず かの 邑 には 雨 を 降 しこの 邑 には 雨 をふらさざりき 此 田圃 は 雨 を 得 彼 田圃 は 雨 を 得 ずして 枯 れたり
8 二 三 の 邑 別 の 一 の 邑 に 躚 めきゆきて 水 を 飮 ども 飽 ことあたはず 然 るに 汝 らは 我 に 歸 らずとヱホバ 言 たまふ
9 我 枯死殻 と 朽腐穗 とをもて 汝等 を 撃 なやませり また 汝 らの 衆多 の 園 と 葡萄園 と 無花果樹 と 橄欖樹 とは 蝗 これを 食 へり 然 るに 汝 らは 我 に 歸 らずとヱホバ 言 たまふ
10 我 なんぢらの 中 にエジプトに 爲 し 如 く 疫病 をおこし 劍 をもて 汝 らの 少 き 人 を 殺 し 又 汝 らの 馬 を 奪 さり 汝 らの 營 の 臭氣 をして 騰 りて 汝 らの 鼻 を 撲 しめたり 然 るも 汝 らは 我 に 歸 らずとヱホバいひたまふ
11 我 なんぢらの 中 の 邑 を 滅 すことソドム、ゴモラを 神 の 滅 したまひし 如 くしたれば 汝 らは 熖 の 中 より 取 いだしたる 燃柴 のごとくなれり 然 るも 汝 らは 我 に 歸 らずとヱホバ 言 たまふ
12 イスラエルよ 然 ば 我 かく 汝 に 行 はん 我 是 を 汝 に 行 ふべければイスラエルよ 汝 の 神 に 會 ふ 準備 をせよ
13 彼 は 即 ち 山 を 作 りなし 風 を 作 り 出 し 人 の 思想 の 如何 なるをその 人 に 示 しまた 晨光 をかへて 黑暗 となし 地 の 高處 を 踏 む 者 なり その 名 を 萬軍 の 神 ヱホバといふ
Chapter 5
1 イスラエルの 家 よ 我 が 汝 らに 對 ひて 宣 る 此 言 を 聽 け 是 は 哀歎 の 歌 なり
2 處女 イスラエルは 仆 れて 復 起 あがらず 彼 は 己 の 地 に 扑倒 さる 之 を 扶 け 起 す 者 なし
3 主 ヱホバかく 言 たまふ イスラエルの 家 においては 前 に 千 人 出 たる 邑 は 只 百 人 のみのこり 前 に 百 人 出 たる 邑 は 只 十 人 のみのこらん
4 ヱホバかくイスラエルの 家 に 言 たまふ 汝 ら 我 を 求 めよ さらば 生 べし
5 ベテルを 求 むるなかれ ギルガルに 往 なかれ ベエルシバに 赴 く 勿 れ ギルガルは 必 ず 擄 へられゆきベテルは 無 に 歸 せん
6 汝 らヱホバを 求 めよ 然 ば 生 べし 恐 くはヱホバ 火 のごとくにヨセフの 家 に 落 くだりたまひてその 火 これを 燒 ん ベテルのためにこれを 熄 す 者 一人 もあらじ
7 汝 ら 公道 を 茵蔯 に 變 じ 正義 を 地 に 擲 つる 者 よ
8 昴宿 および 參宿 を 造 り 死 の 蔭 を 變 じて 朝 となし 晝 を 暗 くして 夜 となし 海 の 水 を 呼 て 地 の 面 に 溢 れさする 者 を 求 めよ 其 名 はヱホバといふ
9 彼 は 滅亡 を 忽然 強者 に 臨 ましむ 滅亡 つひに 城 に 臨 む
10 彼 らは 門 にありて 勸戒 る 者 を 惡 み 正直 を 言 ふ 者 を 忌嫌 ふ
11 汝 らは 貧 き 者 を 踐 つけ 麥 の 贐物 を 之 より 取 る この 故 に 汝 らは 鑿石 の 家 を 建 しと 雖 どもその 中 に 住 ことあらじ 美 しき 葡萄園 を 作 りしと 雖 どもその 酒 を 飮 ことあらじ
12 我 知 る 汝 らの 愆 は 多 く 汝 らの 罪 は 大 なり 汝 らは 義 き 者 を 虐 げ 賄賂 を 取 り 門 において 貧 き 者 を 推抂 ぐ
13 是 故 に 今 の 時 は 賢 き 者 默 す 是 惡 き 時 なればなり
14 汝 ら 善 を 求 めよ 惡 を 求 めざれ 然 らば 汝 ら 生 べし また 汝 らが 言 ごとく 萬軍 の 神 ヱホバ 汝 らと 偕 に 在 さん
15 汝 ら 惡 を 惡 み 善 を 愛 し 門 にて 公義 を 立 よ 萬軍 の 神 ヱホバあるひはヨセフの 遺 れる 者 を 憐 れみたまはん
16 是故 に 主 たる 萬軍 の 神 ヱホバかく 言 たまふ 諸 の 街衢 にて 啼 ことあらん 諸 の 大路 にて 人 哀 哉 哀 哉 と 呼 ん 又 農夫 を 呼 きたりて 哀哭 しめ 啼女 を 招 きて 啼 しめん
17 また 諸 の 葡萄園 にも 啼 こと 有 べし 其 は 我 汝 らの 中 を 通 るべければなり ヱホバこれを 言 たまふ
18 ヱホバの 日 を 望 む 者 は 禍 なるかな 汝 ら 何 とてヱホバの 日 を 望 むや 是 は 昏 くして 光 なし
19 人 獅子 の 前 を 逃 れて 熊 に 遇 ひ 又 家 にいりてその 手 を 壁 に 附 て 蛇 に 咬 るるに 宛 も 似 たり
20 ヱホバの 日 は 昏 くして 光 なく 暗 にして 耀 なきに 非 ずや
21 我 は 汝 らの 節筵 を 惡 みかつ 藐視 む また 汝 らの 集會 を 悦 ばじ
22 汝 ら 我 に 燔祭 または 素祭 を 獻 ぐるとも 我 之 を 受納 れじ 汝 らの 肥 たる 犢 の 感謝 祭 は 我 これを 顧 みじ
23 汝 らの 歌 の 聲 を 我 前 に 絶 て 汝 らの 琴 の 音 は 我 これを 聽 じ
24 公道 を 水 のごとくに 正義 をつきざる 河 のごとくに 流 れしめよ
25 イスラエルの 家 よ 汝 らは四十 年 荒野 に 居 し 間 犠牲 と 供物 を 我 に 獻 げたりしや
26 かへつて 汝 らは 汝 らの 王 シクテを 負 ひ 汝 らの 偶像 キウンを 負 へり 是 即 ち 汝 らの 神 とする 星 にして 汝 らの 自 ら 造 り 設 けし 者 なり
27 然 ば 我 汝 らをダマスコの 外 に 移 さん 萬軍 の 神 ととなふるヱホバこれを 言 たまふ
Chapter 6
1 身 を 安 くしてシオンに 居 る 者 思 ひわづらはずしてサマリヤの 山 に 居 る 者 諸 の 國 にて 勝 れたる 國 の 中 なる 聞 高 くしてイスラエルの 家 に 就 きしたがはるる 者 は 禍 なるかな
2 カルネに 渉 りゆき 彼處 より 大 ハマテに 至 りまたペリシテ 人 のガテに 下 りて 視 よ 其 等 は 此 二 國 に 愈 るや 彼 らの 土地 は 汝 らの 土地 よりも 大 なるや
3 汝等 は 災禍 の 日 をもて 尚 遠 しと 爲 し 強暴 の 座 を 近 づけ
4 自 ら 象牙 の 牀 に 臥 し 寢臺 の 上 に 身 を 伸 し 群 の 中 より 羔羊 を 取 り 圏 の 中 より 犢牛 を 取 て 食 ひ
5 琴 の 音 にあはせて 唄 ひ 噪 ぎダビデのごとくに 樂器 を 製 り 出 し
6 大斝 をもて 酒 を 飮 み 最 も 貴 とき 膏 を 身 に 抹 りヨセフの 艱難 を 憂 へざるなり
7 是 故 に 今 彼等 は 擄 はれて 俘囚人 の 眞先 に 立 て 往 んかの 身 を 伸 したる 者等 の 嘈 の 聲 止 べし
8 萬軍 の 神 ヱホバ 言 たまふ 主 ヱホバ 己 を 指 て 誓 へり 我 ヤコブが 誇 る 所 の 物 を 忌嫌 ひその 宮殿 を 惡 む 我 この 邑 とその 中 に 充 る 者 とを 付 すべし
9 一 の 家 に十 人 遺 りをるとも 皆 死 ん
10 而 してその 親戚 すなはち 之 を 焚 く 者 その 死骸 を 家 より 運 びいださんとて 之 を 取 あげまたその 家 の 奧 に 潛 み 居 る 者 に 向 ひて 他 になほ 汝 とともに 居 る 者 あるやと 言 ふとき 對 へて 一人 も 無 しと 言 ん 此時 かの 人 また 言 べし 默 せよヱホバの 名 を 口 に 擧 ること 有 べからずと
11 視 よヱホバ 命 を 下 し 大 なる 家 を 撃 て 墟址 とならしめ 小 き 家 を 撃 て 微塵 とならしめたまふ
12 馬 あに 能 く 岩 の 上 を 走 らんや 人 あに 牛 をもて 岩 を 耕 へすことを 得 んや 然 るに 汝 らは 公道 を 毒 に 變 じ 正義 の 果 を 茵蔯 に 變 じたり
13 汝 らは 無物 を 喜 び 我儕 は 自分 の 力 をもて 角 を 得 しにあらずやと 言 ふ
14 是 をもて 萬軍 の 神 ヱホバ 言 たまふ イスラエルの 家 よ 我 一 の 國 を 起 して 汝 らに 敵 せしめん 是 はハマテの 入 口 よりアラバの 川 までも 汝 らをなやまさん
Chapter 7
1 主 ヱホバの 我 に 示 したまへるところ 是 のごとし 即 ち 草 の 再 び 生 ずる 時 にあたりて 彼 蝗 を 造 りたまふ その 草 は 王 の 刈 たる 後 に 生 じたるものなり
2 その 蝗 地 の 靑物 を 食盡 しし 後 我 言 り 主 ヱホバよ 願 くは 赦 したまへ ヤコブは 小 し 爭 でか 立 ことを 得 んと
3 ヱホバその 行 へる 事 につきて 悔 をなし 我 これを 爲 じと 言 たまふ
4 主 ヱホバの 我 に 示 したまへる 所 是 のごとし 即 ち 主 ヱホバ 火 をもて 罰 せんとて 火 を 呼 たまひければ 火 大淵 を 焚 きまた 產業 の 地 を 焚 かんとす
5 時 に 我 言 り 主 ヱホバよ 願 くは 止 みたまへ ヤコブは 小 し 爭 でか 立 ことを 得 んと
6 ヱホバその 行 へる 事 につきて 悔 をなし 我 これをなさじと 主 ヱホバ 言 たまふ
7 また 我 に 示 したまへるところ 是 のごとし 即 ち 準縄 をもて 築 ける 石垣 の 上 にヱホバ 立 ちその 手 に 準縄 を 執 たまふ
8 而 してヱホバ 我 にむかひアモス 汝 何 を 見 るやと 言 たまひければ 準縄 を 見 ると 我 答 へしに 主 また 言 たまはく 我 準縄 を 我 民 イスラエルの 中 に 設 く 我 再 び 彼 らを 見過 しにせじ
9 イサクの 崇邱 は 荒 されイスラエルの 聖所 は 毀 たれん 我 劍 をもちてヤラベアムの 家 に 起 むかはん
10 時 にベテルの 祭司 アマジヤ、イスラエルの 王 ヤラベアムに 言遣 しけるはイスラエルの 家 の 眞中 にてアモス 汝 に 叛 けり 彼 の 諸 の 言 には 此地 も 堪 るあたはざるなり
11 即 ちアモスかく 言 り ヤラベアムは 劍 によりて 死 ん イスラエルは 必 ず 擄 へられてゆきてその 國 を 離 れんと
12 而 してアマジヤ、アモスに 言 けるは 先見者 よ 汝 往 てユダの 地 に 逃 れ 彼處 にて 預言 して 汝 の 食物 を 得 よ
13 然 どベテルにては 重 ねて 預言 すべからず 是 は 王 の 聖所 王 の 宮 なればなり
14 アモス 對 へてアマジヤに 言 けるは 我 は 預言者 にあらず また 預言者 の 子 にも 非 ず 我 は 牧者 なり 桑 の 樹 を 作 る 者 なりと
15 然 るにヱホバ 羊 に 從 ふ 所 より 我 を 取 り 往 て 我 民 イスラエルに 預言 せよとヱホバわれに 宣 へり
16 今 ヱホバの 言 を 聽 け 汝 は 言 ふイスラエルにむかひて 預言 する 勿 れ イサクの 家 にむかひて 言 を 出 すなかれと
17 是 故 にヱホバかく 言 たまふ 汝 の 妻 は 邑 の 中 にて 妓婦 となり 汝 の 男子 女子 は 劍 に 斃 れ 汝 の 地 は 繩 をもて 分 たれん 而 して 汝 は 穢 れたる 地 に 死 にイスラエルは 擄 られゆきてその 國 を 離 れん
Chapter 8
1 主 ヱホバの 我 に 示 したまへるところ 是 のごとし 即 ち 熟 したる 果物 一 筐 あり
2 ヱホバわれにむかひてアモス 汝 何 を 見 るやと 言 たまひければ 熟 したる 果物 一 筐 を 見 ると 答 へしにヱホバ 我 に 言 たまはく 我 民 イスラエルの 終 いたれり 我 ふたたび 彼 らを 見過 しにせじ
3 主 ヱホバ 言 たまふ 其 日 には 宮殿 の 歌 は 哀哭 に 變 らん 死屍 おびただしくあり 人 これを 遍 き 處 に 投棄 ん 默 せよ
4 汝 ら 喘 ぎて 貧 しき 者 に 迫 り 且 地 の 困難者 を 滅 す 者 よ 之 を 聽 け
5 汝 らは 言 ふ 月朔 は 何時 過去 んか 我等 穀物 を 賣 んとす 安息日 は 何時 過去 んか 我 ら 麥倉 を 開 かんとす 我 らエパを 小 くしシケルを 大 くし 僞 の 權衡 をもて 欺 く 事 をなし
6 銀 をもて 賤 しき 者 を 買 ひ 鞋 一足 をもて 貧 き 者 を 買 ひかつ 屑麥 を 賣 いださんと
7 ヱホバ、ヤコブの 榮光 を 指 て 誓 ひて 言 たまふ 我 かならず 彼等 の 一切 の 行爲 を 何時 までも 忘 れじ
8 之 がために 地 震 はざらんや 地 に 住 る 者 みな 哭 かざらんや 地 みな 河 のごとく 噴 あがらん エジプトの 河 のごとく 湧 あがり 又 沈 まん
9 主 ヱホバ 言 たまふ 其 日 には 我 日 をして 眞晝 に 沒 せしめ 地 をして 白晝 に 暗 くならしめ
10 汝 らの 節筵 を 悲傷 に 變 らせ 汝 らの 歌 を 盡 く 哀哭 に 變 らせ 一切 の 人 に 麻布 を 腰 に 纒 はしめ 一切 の 人 に 頂 を 剃 しめ 其 日 をして 獨子 を 喪 へる 哀傷 のごとくならしめ 其 終 をして 苦 き 日 のごとくならしめん
11 主 ヱホバ 言 たまふ 視 よ 日 至 らんとす その 時 我 饑饉 たを 此 國 におくらん 是 はパンに 乏 しきに 非 ず 水 に 渇 くに 非 ず ヱホバの 言 を 聽 ことの 饑饉 なり
12 彼 らは 海 より 海 とさまよひ 歩 き 北 より 東 と 奔 まはりてヱホバの 言 を 求 めん 然 ど 之 を 得 ざるべし
13 その 日 には 美 しき 處女 も 少 き 男 もともに 渇 のために 絶 いらん
14 かのサマリヤの 罪 を 指 て 誓 ひダンよ 汝 の 神 は 活 くと 言 ひまたベエルシバの 路 は 活 くと 言 る 者等 は 必 ず 仆 れん 復 興 ることあらじ
Chapter 9
1 我 觀 るに 主 壇 の 上 に 立 て 言 たまはく 柱 の 頭 を 撃 て 閾 を 震 はせ 之 を 打 碎 きて 一切 の 人 の 首 に 落 かからしめよ 其 遺 れる 者 をば 我 劍 をもて 殺 さん 彼 らの 逃 る 者 も 逃 おほすることを 得 ず 彼 らの 遁 るる 者 もたすからじ
2 假令 かれら 陰府 に 掘 くだるとも 我 手 をもて 之 を 其處 より 曳 いださん 假令 かれら 天 に 攀 のぼるとも 我 これを 其處 より 曳 おろさん
3 假令 かれらカルメルの 巓 に 匿 るるとも 我 これを 捜 して 其處 より 曳 いださん 假令 かれら 海 の 底 に 匿 れて 我 目 を 逃 るるとも 我 蛇 に 命 じて 其處 にて 之 を 咬 しめん
4 假令 かれらその 敵 に 擄 はれゆくとも 我 劍 に 命 じて 其處 にて 之 を 殺 さしめん 我 かれらの 上 に 我 目 を 注 ぎて 災禍 を 降 さん 福祉 を 降 さじ
5 主 たる 萬軍 のヱホバ 地 に 捫 れば 地 鎔 けその 中 に 住 む 者 みな 哀 む 即 ち 全地 は 河 のごとくに 噴 あがりエジプトの 河 のごとくにまた 沈 むなり
6 彼 は 樓閣 を 天 に 作 り 穹蒼 の 基 を 地 の 上 に 置 ゑまた 海 の 水 を 呼 て 地 の 面 にこれを 斟 ぐなり 其 名 をヱホバといふ
7 ヱホバ 言 たまふ イスラエルの 子孫 よ 我 は 汝 らを 視 ことエテオピア 人 を 觀 がごとくするにあらずや 我 はイスラエルをエジプトの 國 よりペリシテ 人 をカフトルよりスリア 人 をキルより 導 き 來 りしにあらずや
8 視 よ 我 主 ヱホバその 目 を 此 罪 を 犯 すところの 國 に 注 ぎ 之 を 地 の 面 より 滅 し 絶 ん 但 し 我 はヤコブの 家 を 盡 くは 滅 さじ ヱホバこれを 言 ふ
9 我 すなはち 命 を 下 し 篩 にて 物 を 篩 ふがごとくイスラエルの 家 を 萬國 の 中 にて 篩 はん 一粒 も 地 に 落 ざるべし
10 我 民 の 罪人 即 ち 災禍 われらに 及 ばず 我 らに 降 らじと 言 をる 者等 は 皆 劍 によりて 死 ん
11 其 日 には 我 ダビデの 倒 れたる 幕屋 を 興 しその 破壞 を 修繕 ひその 傾\圯 たるを 興 し 古代 の 日 のごとくに 之 を 建 なほすべし
12 而 して 彼 らはエドムの 遺餘者 および 我 名 をもて 稱 へらるる 一切 の 民 を 獲 ん 此 事 を 行 ふ ヱホバかく 言 なり
13 ヱホバ 言 ふ 視 よ 日 いたらんとす その 時 には 耕 者 は 刈者 に 相繼 ぎ 葡萄 を 踐 む 者 は 播種者 に 相繼 がん また 山々 には 酒 滴 り 岡 は 皆 鎔 て 流 れん
14 我 わが 民 イスラエルの 俘囚 を 返 さん 彼 らは 荒 たる 邑々 を 建 なほして 其處 に 住 み 葡萄園 を 作 りてその 酒 を 飮 み 園圃 を 作 りてその 果 を 食 はん
15 我 かれらをその 地 に 植 つけん 彼 らは 我 がこれに 與 ふる 地 より 重 ねて 抜 とらるることあらじ 汝 の 神 ヱホバこれを 言 ふ