Chapter 1
1 ベニヤミンの 地 アナトテの 祭司 のひとりである、ヒルキヤの 子 エレミヤの 言葉。
2 アモンの 子、ユダの 王 ヨシヤの 時、すなわちその 治世 の十三 年 に、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ。
3 その 言葉 はまたヨシヤの 子、ユダの 王 エホヤキムの 時 にも 臨 んで、ヨシヤの 子、ユダの 王 ゼデキヤの十一 年 の 終 り、すなわちその 年 の五 月 にエルサレムの 民 が 捕 え 移 された 時 にまで 及 んだ。
4 主 の 言葉 がわたしに 臨 んで 言 う、
5 「わたしはあなたをまだ 母 の 胎 につくらないさきに、あなたを 知 り、あなたがまだ 生 れないさきに、あなたを 聖別 し、あなたを 立 てて 万国 の 預言者 とした」。
6 その 時 わたしは 言 った、「ああ、主 なる 神 よ、わたしはただ 若者 にすぎず、どのように 語 ってよいか 知 りません」。
7 しかし 主 はわたしに 言 われた、「あなたはただ 若者 にすぎないと 言 ってはならない。だれにでも、すべてわたしがつかわす 人 へ 行 き、あなたに 命 じることをみな 語 らなければならない。
8 彼 らを 恐 れてはならない、わたしがあなたと 共 にいて、あなたを 救 うからである」と 主 は 仰 せられる。
9 そして 主 はみ 手 を 伸 べて、わたしの 口 につけ、主 はわたしに 言 われた、「見 よ、わたしの 言葉 をあなたの 口 に 入 れた。
10 見 よ、わたしはきょう、あなたを 万民 の 上 と、万国 の 上 に 立 て、あなたに、あるいは 抜 き、あるいはこわし、あるいは 滅 ぼし、あるいは 倒 し、あるいは 建 て、あるいは 植 えさせる」。
11 主 の 言葉 がまたわたしに 臨 んで 言 う、「エレミヤよ、あなたは 何 を 見 るか」。わたしは 答 えた、「あめんどうの 枝 を 見 ます」。
12 主 はわたしに 言 われた、「あなたの 見 たとおりだ。わたしは 自分 の 言葉 を 行 おうとして 見張 っているのだ」。
13 主 の 言葉 がふたたびわたしに 臨 んで 言 う、「あなたは 何 を 見 るか」。わたしは 答 えた、「煮 え 立 っているなべを 見 ます。北 からこちらに 向 かっています」。
14 主 はわたしに 言 われた、「災 が 北 から 起 って、この 地 に 住 むすべての 者 の 上 に 臨 む」。
15 主 は 言 われる、「見 よ、わたしは 北 の 国々 のすべての 民 を 呼 ぶ。彼 らは 来 て、エルサレムの 門 の 入口 と、周囲 のすべての 城壁、およびユダのすべての 町々 に 向 かって、おのおのその 座 を 設 ける。
16 わたしは、彼 らがわたしを 捨 てて、すべての 悪事 を 行 ったゆえに、わたしのさばきを 彼 らに 告 げる。彼 らは 他 の 神々 に 香 をたき、自分 の 手 で 作 った 物 を 拝 したのである。
17 しかしあなたは 腰 に 帯 して 立 ち、わたしが 命 じるすべての 事 を 彼 らに 告 げよ。彼 らを 恐 れてはならない。さもないと、わたしは 彼 らの 前 であなたをあわてさせる。
18 見 よ、わたしはきょう、この 全国 と、ユダの 王 と、そのつかさと、その 祭司 と、その 地 の 民 の 前 に、あなたを 堅 き 城、鉄 の 柱、青銅 の 城壁 とする。
19 彼 らはあなたと 戦 うが、あなたに 勝 つことはできない。わたしがあなたと 共 にいて、あなたを 救 うからである」と 主 は 言 われる。
Chapter 2
1 主 の 言葉 がわたしに 臨 んで 言 う、
2 「行 って、エルサレムに 住 む 者 の 耳 に 告 げよ、主 はこう 言 われる、わたしはあなたの 若 い 時 の 純情、花嫁 の 時 の 愛、荒野 なる、種 まかぬ 地 でわたしに 従 ったことを 覚 えている。
3 イスラエルは 主 のために 聖別 されたもの、その 刈入 れの 初穂 である。すべてこれを 食 べる 者 は 罪 せられ、災 にあう」と 主 は 言 われる。
4 ヤコブの 家 とイスラエルの 家 のすべてのやからよ、主 の 言葉 を 聞 け。
5 主 はこう 言 われる、「あなたがたの 先祖 は、わたしになんの 悪 い 事 があるのを 見 て、わたしから 遠 ざかり、むなしいものに 従 って、むなしくなったのか。
6 彼 らは 言 わなかった、『われわれをエジプトの 地 より 導 き 出 し、荒野 なる、穴 の 多 い 荒 れた 地、かわいた 濃 い 暗黒 の 地、人 の 通 らない、人 の 住 まない 地 を 通 らせた 主 はどこにおられるか』と。
7 わたしはあなたがたを 導 いて 豊 かな 地 に 入 れ、その 実 と 良 い 物 を 食 べさせた。しかしあなたがたはここにはいって、わたしの 地 を 汚 し、わたしの 嗣 業 を 憎 むべきものとした。
8 祭司 たちは、『主 はどこにおられるか』と 言 わなかった。律法 を 扱 う 者 たちはわたしを 知 らず、つかさたちはわたしにそむき、預言者 たちはバアルによって 預言 し、益 なき 者 に 従 って 行 った。
9 それゆえ、わたしはなお、あなたがたと 争 う、またあなたがたの 子孫 と 争 う」と 主 は 言 われる。
10 「あなたがたはクプロの 島々 に 渡 ってみよ、また 人 をケダルにつかわして、このようなことがかつてあったかをつまびらかに、しらべてみよ。
11 その 神 を 神 ではない 者 に 取 り 替 えた 国 があろうか。ところが、わたしの 民 はその 栄光 を 益 なきものと 取 り 替 えた。
12 天 よ、この 事 を 知 って 驚 け、おののけ、いたく 恐 れよ」と 主 は 言 われる。
13 「それは、わたしの 民 が二つの 悪 しき 事 を 行 ったからである。すなわち 生 ける 水 の 源 であるわたしを 捨 てて、自分 で 水 ためを 掘 った。それは、こわれた 水 ためで、水 を 入 れておくことのできないものだ。
14 イスラエルは 奴隷 であるか、家 に 生 れたしもべであるか。それならなぜ 捕 われの 身 となったのか。
15 ししは 彼 に 向 かってほえ、その 声 を 高 くあげて、彼 の 地 を 荒 した。その 町々 は 滅 びて 住 む 人 もない。
16 メンピスとタパネスの 人々 もまた、あなたのかしらの 冠 を 砕 いた。
17 あなたの 神、主 があなたを 道 に 導 かれた 時、あなたは 主 を 捨 てたので、この 事 があなたに 及 んだのではないか。
18 あなたがナイルの 水 を 飲 もうとして、エジプトへ 行 くのは 何 のためか。またユフラテの 水 を 飲 もうとして、アッスリヤへ 行 くのは 何 のためか。
19 あなたの 悪事 はあなたを 懲 しめ、あなたの 背信 はあなたを 責 める。あなたが、あなたの 神、主 を 捨 てることの 悪 しくかつ 苦 いことであるのを 見 て 知 るがよい。わたしを 恐 れることがあなたのうちにないのだ」と 万軍 の 神、主 は 言 われる。
20 「あなたは 久 しい 以前 に 自分 のくびきを 折 り、自分 のなわめを 断 ち 切 って、『わたしは 仕 えることをしない』と 言 った。そして、すべての 高 い 丘 の 上 と、すべての 青 木 の 下 で、遊女 のように 身 をかがめた。
21 わたしはあなたを、まったく 良 い 種 のすぐれたぶどうの 木 として 植 えたのに、どうしてあなたは 変 って、悪 い 野 ぶどうの 木 となったのか。
22 たといソーダをもって 自 ら 洗 い、また 多 くの 灰汁 を 用 いても、あなたの 悪 の 汚 れは、なおわたしの 前 にある」と 主 なる 神 は 言 われる。
23 「どうしてあなたは、『わたしは 汚 れていない、バアルに 従 わなかった』と 言 うことができようか。谷 の 中 でのあなたの 行 いを 見 るがよい。あなたのしたことを 知 るがよい。あなたは 御 しがたい 若 いらくだであって、その 道 を 行 きつもどりつする。
24 あなたは 荒野 に 慣 れた 野 の 雌 ろばである、その 欲情 のために 風 にあえぐ。その 欲情 をだれがとどめることができようか。すべてこれを 尋 ねる 者 は 苦 労 するにおよばない、その 月 であればこれに 会 うことができる。
25 あなたの 足 が、はだしにならないように、のどが、かわかないようにせよ。ところが、あなたは 言 った、『それはだめだ、わたしは 異 なる 国 の 者 を 愛 して、それに 従 って 行 こう』と。
26 盗 びとが 捕 えられて、はずかしめを 受 けるように、イスラエルの 家 は、はずかしめを 受 ける。彼 らはその 王 も、そのつかさも、その 祭司 も、その 預言者 もみなそのとおりである。
27 彼 らは 木 に 向 かって、『あなたはわたしの 父 です』と 言 い、また 石 に 向 かって、『あなたはわたしを 生 んでくださった』と 言 う。彼 らは 背 をわたしに 向 けて、その 顔 をわたしに 向 けない。しかし 彼 らが 災 にあう 時 は、『立 って、われわれを 救 いたまえ』と 言 う。
28 あなたが 自分 のために 造 った 神々 はどこにいるのか。あなたが 災 にあう 時、もし 彼 らがあなたを 救 えるなら、立 ってもらうがよい。ユダよ、あなたの 神々 は、あなたの 町 の 数 ほど 多 いからである。
29 あなたがたは、なぜわたしと 争 うのか。あなたがたは 皆 わたしにそむいている」と 主 は 言 われる。
30 「わたしがあなたがたの 子 どもたちを 打 ったのはむだであった。彼 らは 戒 めを 受 けず、あなたがたのつるぎは、たけりたつししのように、預言者 たちを 滅 ぼした。
31 あなたがたこの 世代 の 人 よ、主 の 言葉 を 聞 け。わたしはイスラエルにとって、荒野 であったであろうか。暗黒 の 地 であったであろうか。それならなぜ、わたしの 民 は『われわれは 自由 だ、もはやあなたのところへは 行 かない』と 言 うのか。
32 おとめはその 飾 り 物 を 忘 れることができようか。花嫁 はその 帯 を 忘 れることができようか。ところが、わたしの 民 の、わたしを 忘 れた 日 は 数 えがたい。
33 あなたは 恋人 を 尋 ねて、いかにも 巧 みにその 方 に 足 を 向 ける。それゆえ 悪 い 女 さえ、あなたの 道 を 学 んだ。
34 また、あなたの 着物 のすそには 罪 のない 貧 しい 人 の 命 の 血 がついている。あなたは 彼 らが 押 し 入 るのを 見 たのではない。しかも、すべてこれらの 事 にもかかわらず、
35 あなたは 言 う、『わたしは 罪 がない。彼 の 怒 りは、決 してわたしに 臨 むことがない』と。あなたが『わたしは 罪 を 犯 さなかった』と 言 うことによって、わたしはあなたをさばく。
36 あなたはなぜ 軽々 しくさまよって、その 道 を 変 えようとするのか。あなたはアッスリヤに、はずかしめを 受 けたように、エジプトにもまた、はずかしめを 受 ける。
37 あなたはまた 両手 を 頭 に 置 いて、そこから 出 て 来 る。主 があなたの 頼 みとする 者 どもを 捨 てられたので、あなたは 彼 らによって 栄 えることがないからだ。
Chapter 3
1 もし 人 がその 妻 を 離婚 し、女 が 彼 のもとを 去 って、他人 の 妻 となるなら、その 人 はふたたび 彼女 に 帰 るであろうか。その 地 は 大 いに 汚 れないであろうか。あなたは 多 くの 恋人 と 姦淫 を 行 った。しかもわたしに 帰 ろうというのか」と 主 は 言 われる。
2 「目 をあげてもろもろの 裸 の 山 を 見 よ、姦淫 を 行 わなかった 所 がどこにあるか。荒野 にいるアラビヤびとがするように、あなたは 道 のかたわらに 座 して 恋人 を 待 った。あなたは 姦淫 の 悪事 をもって、この 地 を 汚 した。
3 それゆえ 雨 はとどめられ、春 の 雨 は 降 らなかった。しかもあなたには 遊女 の 額 があり、少 しも 恥 じようとはしない。
4 今 あなたは、わたしを 呼 んで 言 ったではないか、『わが 父 よ、あなたはわたしの 若 い 時 の 友 です。
5 永久 に 怒 られるのですか、終 りまで 憤 られるのですか』と。見 よ、あなたはこう 言 ったけれども、なしうるかぎりのもろもろの 悪 を 行 った」。
6 ヨシヤ 王 の 時、主 はまたわたしに 言 われた、「あなたは、かの 背信 のイスラエルがしたことを 見 たか。彼女 はすべての 高 い 丘 にのぼり、すべての 青 木 の 下 に 行 って、そこで 姦淫 を 行 った。
7 わたしは、彼女 がこのすべてを 行 った 後、わたしの 所 に 帰 るであろうと 思 ったが、帰 ってこなかった。その 不信 の 姉妹 ユダはこれを 見 た。
8 わたしが 背信 のイスラエルを、そのすべての 姦淫 のゆえに、離縁 状 を 与 えて 出 したのをユダは 見 た。しかもその 不信 の 姉妹 ユダは 恐 れず、自分 も 行 って 姦淫 を 行 った。
9 彼女 にとって 姦淫 は 軽 いことであったので、石 と 木 とに 姦淫 を 行 って、この 地 を 汚 した。
10 このすべての 事 があっても、なおその 不信 の 姉妹 ユダは 真心 をもってわたしに 帰 らない、ただ 偽 っているだけだ」と 主 は 言 われる。
11 主 はまたわたしに 言 われた、「背信 のイスラエルは 不信 のユダよりも 自分 の 罪 の 少 ないことを 示 した。
12 あなたは 行 って 北 にむかい、この 言葉 をのべて 言 うがよい、『主 は 言 われる、背信 のイスラエルよ、帰 れ。わたしは 怒 りの 顔 をあなたがたに 向 けない、わたしはいつくしみ 深 い 者 である。いつまでも 怒 ることはしないと、主 は 言 われる。
13 ただあなたは 自分 の 罪 を 認 め、あなたの 神、主 にそむいてすべての 青 木 の 下 で 異 なる 神々 にあなたの 愛 を 惜 しまず 与 えたこと、わたしの 声 に 聞 き 従 わなかったことを 言 いあらわせと、主 は 言 われる。
14 主 は 言 われる、背信 の 子 らよ、帰 れ。わたしはあなたがたの 夫 だからである。町 からひとり、氏族 からふたりを 取 って、あなたがたをシオンへ 連 れて 行 こう。
15 わたしは 自分 の 心 にかなう 牧者 たちをあなたがたに 与 える。彼 らは 知識 と 悟 りとをもってあなたがたを 養 う。
16 主 は 言 われる、あなたがたが 地 に 増 して 多 くなるとき、その 日 には、人々 はかさねて「主 の 契約 の 箱」と 言 わず、これを 思 い 出 さず、これを 覚 えず、これを 尋 ねず、これを 作 らない。
17 そのときエルサレムは 主 のみ 位 ととなえられ、万国 の 民 はここに 集 まる。すなわち 主 の 名 のもとにエルサレムに 集 まり、かさねて、かたくなに 自分 の 悪 い 心 に 従 うことはしない。
18 その 日 には、ユダの 家 はイスラエルの 家 と 一緒 になり、北 の 地 から 出 て、わたしがあなたがたの 先祖 たちに 嗣 業 として 与 えた 地 に 共 に 来 る。
19 どのようにして、あなたをわたしの 子 どもたちのうちに 置 き、万国 のうちで 最 も 美 しい 嗣 業 である 良 い 地 をあなたに 与 えようかと、わたしは 思 っていた。わたしはまた、あなたがわたしを「わが 父」と 呼 び、わたしに 従 って 離 れることはないと 思 っていた。
20 イスラエルの 家 よ、背信 の 妻 が 夫 のもとを 去 るように、たしかに、あなたがたはわたしにそむいた』と 主 は 言 われる」。
21 裸 の 山 の 上 に 声 が 聞 える、イスラエルの 民 が 悲 しみ 祈 るのである。彼 らが 曲 った 道 に 歩 み、その 神、主 を 忘 れたからだ。
22 「背信 の 子 どもたちよ、帰 れ。わたしはあなたがたの 背信 をいやす」。「見 よ、われわれはあなたのもとに 帰 ります。あなたはわれわれの 神、主 であらせられます。
23 まことに、もろもろの 丘 は 迷 いであり、山 の 上 の 騒 ぎも 同 じです。まことに、イスラエルの 救 はわれわれの 神、主 にあるのです。
24 しかし、われわれの 幼少 の 時 から、恥 ずべきことが、われわれの 先祖 のほねおって 得 たもの、すなわちその 羊、その 牛、およびそのむすこ、娘 たちをことごとくのみ 尽 しました。
25 われわれは 恥 の 中 に 伏 し、はずかしめにおおわれています。それはわれわれと 先祖 とが、われわれの 幼少 の 時 から 今日 まで、われわれの 神、主 に 罪 を 犯 し、われわれの 神、主 の 声 に 従 わなかったからです」。
Chapter 4
1 主 は 言 われる、「イスラエルよ、もし、あなたが 帰 るならば、わたしのもとに 帰 らなければならない。もし、あなたが 憎 むべき 者 をわたしの 前 から 取 り 除 いて、ためらうことなく、
2 また 真実 と 正義 と 正直 とをもって、『主 は 生 きておられる』と 誓 うならば、万国 の 民 は 彼 によって 祝福 を 受 け、彼 によって 誇 る」。
3 主 はユダの 人々 とエルサレムに 住 む 人々 にこう 言 われる、「あなたがたの 新田 を 耕 せ、いばらの 中 に 種 をまくな。
4 ユダの 人々 とエルサレムに 住 む 人々 よ、あなたがたは 自 ら 割礼 を 行 って、主 に 属 するものとなり、自分 の 心 の 前 の 皮 を 取 り 去 れ。さもないと、あなたがたの 悪 しき 行 いのためにわたしの 怒 りが 火 のように 発 して 燃 え、これを 消 す 者 はない」。
5 ユダに 告 げ、エルサレムに 示 して 言 え、「国中 にラッパを 吹 き、大声 に 呼 ばわって 言 え、『集 まれ、われわれは 堅固 な 町々 へ 行 こう』と。
6 シオンの 方 を 示 す 旗 を 立 てよ。避難 せよ、とどまってはならない、わたしが 北 から 災 と 大 いなる 破滅 をこさせるからだ。
7 ししはその 森 から 出 てのぼり、国々 を 滅 ぼす 者 は 進 んできた。彼 はあなたの 国 を 荒 そうとして、すでにその 所 から 出 てきた。あなたの 町々 は 滅 ぼされて、住 む 者 もなくなる。
8 このために、あなたがたは 荒布 を 身 にまとって、悲 しみ 嘆 け。主 の 激 しい 怒 りが、まだわれわれを 離 れないからだ」。
9 主 は 言 われる、「その 日、王 と 君 たちとはその 心 を 失 い、祭司 は 驚 き、預言者 は 怪 しむ」。
10 そこでわたしは 言 った、「ああ 主 なる 神 よ、まことにあなたはこの 民 とエルサレムとをまったく 欺 かれました。『あなたがたは 安 らかになる』と 言 われましたが、つるぎが 命 にまでも 及 びました」。
11 その 時 この 民 とエルサレムとはこう 告 げられる、「熱 い 風 が 荒野 の 裸 の 山 からわたしの 民 の 娘 のほうに 吹 いてくる。これはあおぎ 分 けるためではなく、清 めるためでもない。
12 これよりもなお 激 しい 風 がわたしのために 吹 く。いまわたしは 彼 らにさばきを 告 げる」。
13 見 よ、彼 は 雲 のように 上 ってくる。その 戦車 はつむじ 風 のよう、その 馬 はわしの 飛 ぶよりも 速 い。ああ、われわれはわざわいだ、われわれは 滅 ぼされる。
14 エルサレムよ、あなたの 心 の 悪 を 洗 い 清 めよ、そうするならば 救 われる。悪 しき 思 いはいつまであなたのうちにとどまるのか。
15 ダンから 告 げる 声 がある、エフライムの 山 から 災 を 知 らせている。
16 国々 の 民 に 彼 の 来 ることを 告 げ、またエルサレムに 知 らせよ。「攻 めかこむ 者 が 遠 くの 国 から 来 て、ユダの 町々 にむかってその 声 をあげる。
17 彼 らは 畑 を 守 る 者 のようにこれを 攻 めかこむ。それはわたしにそむいたからだと、主 は 言 われる。
18 あなたの 道 とその 行 いとが、あなたの 身 にこれを 招 いたのだ。これはあなたの 悪 の 結果 で、まことに 苦 く、あなたの 心 をつらぬく」。
19 ああ、わがはらわたよ、わがはらわたよ、わたしは 苦 しみにもだえる。ああ、わが 心臓 の 壁 よ、わたしの 心臓 は、はげしく 鼓動 する。わたしは 沈黙 を 守 ることができない、ラッパの 声 と、戦 いの 叫 びを 聞 くからである。
20 破壊 に 次 ぐに 破壊 があり、全 地 は 荒 され、わたしの 天幕 はにわかに 破 られ、わたしの 幕 はたちまち 破 られた。
21 いつまでわたしは 旗 を 見、またラッパの 声 を 聞 かなければならないのか。
22 「わたしの 民 は 愚 かであって、わたしを 知 らない。彼 らは 愚鈍 な 子 どもらで、悟 ることがない。彼 らは 悪 を 行 うのにさといけれども、善 を 行 うことを 知 らない」。
23 わたしは 地 を 見 たが、それは 形 がなく、またむなしかった。天 をあおいだが、そこには 光 がなかった。
24 わたしは 山 を 見 たが、みな 震 え、もろもろの 丘 は 動 いていた。
25 わたしは 見 たが、人 はひとりもおらず、空 の 鳥 はみな 飛 び 去 っていた。
26 わたしは 見 たが、豊 かな 地 は 荒 れ 地 となり、そのすべての 町 は、主 の 前 に、その 激 しい 怒 りの 前 に、破壊 されていた。
27 それは 主 がこう 言 われたからだ、「全 地 は 荒 れ 地 となる。しかしわたしはことごとくはこれを 滅 ぼさない。
28 このために 地 は 悲 しみ、上 なる 天 は 暗 くなる。わたしがすでにこれを 言 い、これを 定 めたからだ。わたしは 悔 いない、またそれをする 事 をやめない」。
29 どの 町 の 人 も、騎兵 と 射手 の 叫 びのために 逃 げて 森 に 入 り、岩 に 上 る。町 はみな 捨 てられ、そこに 住 む 人 はない。
30 ああ、荒 された 女 よ、あなたが 紅 の 着物 をき、金 の 飾 りで 身 をよそおい、目 を 塗 って 大 きくするのは、なんのためか。あなたが 美 しくしても、むだである。あなたの 恋人 らはあなたを 卑 しめ、あなたの 命 を 求 めている。
31 わたしは 子 を 産 む 女 のような 声、ういごを 産 む 女 の 苦 しむような 声 を 聞 いた。シオンの 娘 のあえぐ 叫 びである。両手 を 伸 べて 彼女 は 言 う、「わたしはわざわいだ、わたしを 殺 す 者 らの 前 にわたしは 気 が 遠 くなる」と。
Chapter 5
1 エルサレムのちまたを 行 きめぐり、見 て、知 るがよい。その 広場 を 尋 ねて、公平 を 行 い、真実 を 求 める 者 が、ひとりでもあるか 捜 してみよ。あれば、わたしはエルサレムをゆるす。
2 彼 らは、「主 は 生 きておられる」と 言 うけれども、実 は、偽 って 誓 うのだ。
3 主 よ、あなたの 目 は、真実 を 顧 みられるではありませんか。あなたが 彼 らを 打 たれても、痛 みを 覚 えず、彼 らを 滅 ぼされても、懲 しめを 受 けることを 拒 み、その 顔 を 岩 よりも 堅 くして、悔 い 改 めることを 拒 みました。
4 それで、わたしは 言 った、「これらはただ 貧 しい 愚 かな 人々 で、主 の 道 と、神 のおきてを 知 りません。
5 わたしは 偉 い 人 たちの 所 へ 行 って、彼 らに 語 ります。彼 らは 主 の 道 を 知 り、神 のおきてを 知 っています」。ところが、彼 らも 皆 おなじように、くびきを 折 り、なわめを 断 っていた。
6 それゆえ 林 から、ししが 出 てきて 彼 らを 殺 し、荒野 から、おおかみが 出 てきて 彼 らを 滅 ぼす。ひょうは 彼 らの 町々 をねらっている。そこから 出 る 者 はみな 裂 かれる。彼 らの 罪 が 多 く、その 背信 がはなはだしいからである。
7 「わたしはどうしてあなたを、ゆるすことができようか。あなたの 子 どもらは、わたしを 捨 てさり、神 でもないものをさして 誓 った。わたしが 彼 らを 満 ち 足 らせた 時、彼 らは 姦淫 を 行 い、遊女 の 家 に 群 れ 集 まった。
8 彼 らは 肥 え 太 った 丈夫 な 雄 馬 のように、おのおの、いなないて 隣 の 妻 を 慕 う。
9 わたしはこれらの 事 のために 彼 らを 罰 しないでいられようか。このような 国民 にあだを 返 さないであろうか」と 主 は 言 われる。
10 「あなたがたはユダのぶどうの 並 み 木 の 間 を、のぼって 行 って、滅 ぼせ、ただ、ことごとく 滅 ぼしてはならない。その 枝 を 切 り 除 け、主 のものではないからである。
11 イスラエルの 家 とユダの 家 とはわたしにまったく 不信 であった」と 主 は 言 われる。
12 「彼 らは 主 について 偽 り 語 って 言 った、『主 は 何事 もなされない、災 はわれわれに 来 ない、またつるぎや、ききんを 見 ることはない。
13 預言者 らは 風 となり、彼 らのうちに 言葉 はない。彼 らはこのようになる』と」。
14 それゆえ 万軍 の 神、主 はこう 言 われる、「彼 らがこの 言葉 を 語 ったので、見 よ、わたしはあなたの 口 にあるわたしの 言葉 を 火 とし、この 民 をたきぎとする。火 は 彼 らを 焼 き 尽 す」。
15 主 は 言 われる、「イスラエルの 家 よ、見 よ、わたしは 遠 い 国 の 民 をあなたがたのところに 攻 めこさせる。その 国 は 長 く 続 く 国、古 い 国 で、あなたがたはその 国 の 言葉 を 知 らず、人々 の 語 るのを 悟 ることもできない。
16 その 箙 は 開 いた 墓 のようであり、彼 らはみな 勇士 である。
17 彼 らはあなたが 刈 り 入 れた 物 と、あなたの 糧食 とを 食 い 尽 し、あなたのむすこ 娘 を 食 い 尽 し、あなたの 羊 と 牛 を 食 い 尽 し、あなたのぶどうの 木 といちじくの 木 を 食 い 尽 し、またつるぎをもって、あなたが 頼 みとする 堅固 な 町々 を 滅 ぼす」。
18 主 は 言 われる、「しかしその 時 でも、わたしはことごとくはあなたを 滅 ぼさない。
19 あなたの 民 が、『どうしてわれわれの 神、主 はこれらのすべての 事 をわれわれになされたのか』と 言 うならば、あなたは 彼 らに 答 えなければならない、『あなたがたがわたしを 捨 てて、自分 の 地 で 異 なる 神々 に 仕 えたように、あなたがたは 自分 のものでない 地 で 異邦 の 人 に 仕 えるようになる』と」。
20 これをヤコブの 家 にのべ、またユダに 示 して 言 え、
21 「愚 かで、悟 りもなく、目 があっても 見 えず、耳 があっても 聞 えない 民 よ、これを 聞 け。
22 主 は 言 われる、あなたがたはわたしを 恐 れないのか、わたしの 前 におののかないのか。わたしは 砂 を 置 いて 海 の 境 とし、これを 永遠 の 限界 として、越 えることができないようにした。波 はさかまいても、勝 つことはできない、鳴 りわたっても、これを 越 えることはできない。
23 ところが、この 民 には 強情 な、そむく 心 があり、彼 らはわき 道 にそれて、去 ってしまった。
24 彼 らは『われわれに 雨 を 与 え、秋 の 雨 と 春 の 雨 を 時 にしたがって 降 らせ、われわれのために 刈入 れの 時 を 定 められたわれわれの 神、主 を 恐 れよう』とその 心 のうちに 言 わないのだ。
25 あなたがたのとがは、これらの 事 をしりぞけ、あなたがたの 罪 は、良 い 物 があなたがたに 来 るのをさまたげた。
26 わが 民 のうちには 悪 い 者 があって、鳥 をとる 人 のように 身 をかがめてうかがい、わなを 置 いて 人 を 捕 える。
27 かごに 鳥 が 満 ちているように、彼 らの 家 は 不義 の 宝 で 満 ちている。それゆえ、彼 らは 大 いなる 者、裕福 な 者 となり、
28 肥 えて、つやがあり、その 悪 しき 行 いには 際限 がない。彼 らは 公正 に、みなしごの 訴 えをさばいて、それを 助 けようとはせず、また 貧 しい 人 の 訴 えをさばかない。
29 主 は 言 われる、わたしはこのような 事 のために、彼 らを 罰 しないであろうか。わたしはこのような 民 に、あだを 返 さないであろうか」。
30 驚 くべきこと、恐 るべきことがこの 地 に 起 っている。
31 預言者 は 偽 って 預言 し、祭司 は 自分 の 手 によって 治 め、わが 民 はこのようにすることを 愛 している。しかしあなたがたはその 終 りにはどうするつもりか。
Chapter 6
1 ベニヤミンの 人々 よ、エルサレムの 中 から 避難 せよ。テコアでラッパを 吹 き、ベテハケレムに 合図 の 火 をあげよ。北 から 災 が 臨 み、大 いなる 滅 びが 来 るからである。
2 わたしは 美 しい、たおやかなシオンの 娘 を 滅 ぼす。
3 牧者 たちは、その 群 れをひきいて 来 て、彼女 を 攻 め、彼女 の 周囲 に 天幕 を 張 る。群 れはおのおのその 所 で 草 を 食 う。
4 「戦 いを 始 め、彼女 を 攻 めよ。立 て、われわれは 真昼 に 攻撃 しよう」。「わざわいなるかな、日 ははや 傾 き、夕日 の 影 は 長 くなった」。
5 「立 て、われわれは 夜 の 間 に 攻撃 しよう、そして 彼女 のもろもろの 宮殿 を 破壊 しよう」。
6 万軍 の 主 はこう 言 われる、「あなたがたは 彼女 の 木 を 切 り 倒 し、エルサレムにむかって 塁 を 築 け。これは 罰 すべき 町 である、そのうちにはただ 圧制 だけがある。
7 井戸 に 新 しい 水 がわくように 彼女 はその 悪 を 常 にあらたに 流 す。そのうちには 暴虐 と 破滅 とが 聞 える。わたしの 前 に 病 と 傷 とが 絶 えない。
8 エルサレムよ、戒 めを 受 けいれよ。さもないと、わたしはあなたから 離 れ、あなたを 荒 れ 地 とし、住 む 人 のない 地 とする」。
9 万軍 の 主 はこう 言 われる、「ぶどうの 残 りを 摘 みとるように、イスラエルの 残 りの 民 をのこらず 摘 み 取 れ。ぶどうを 摘 みとる 人 のように、あなたの 手 をふたたびその 枝 に 伸 ばせ」。
10 わたしはだれに 語 り、だれを 戒 めて、聞 かせようか。見 よ、彼 らの 耳 は 閉 ざされて、聞 くことができない。見 よ、彼 らは 主 の 言葉 をあざけり、それを 喜 ばない。
11 それゆえ、わたしの 身 には 主 の 怒 りが 満 ち、それを 忍 ぶのに、うみつかれている。「それをちまたにいる 子供 らと、集 まっている 若 い 人々 とに 漏 らせ。夫 も 妻 も、老 いた 人 も、年 のひじょうに 進 んだ 人 も 捕 えられ、
12 彼 らの 家 と 畑 と 妻 とは 共 に 他人 に 渡 る。わたしが 手 を 伸 ばして、この 地 に 住 む 者 を 撃 つからである」と 主 は 言 われる。
13 「それは 彼 らが、小 さい 者 から 大 きい 者 まで、みな 不正 な 利 をむさぼり、また 預言者 から 祭司 にいたるまで、みな 偽 りを 行 っているからだ。
14 彼 らは、手軽 にわたしの 民 の 傷 をいやし、平安 がないのに『平安、平安』と 言 っている。
15 彼 らは 憎 むべきことをして、恥 じたであろうか。すこしも 恥 ずかしいとは 思 わず、また 恥 じることを 知 らなかった。それゆえ 彼 らは 倒 れる 者 と 共 に 倒 れる。わたしが 彼 らを 罰 するとき、彼 らは 倒 れる」と 主 は 言 われる。
16 主 はこう 言 われる、「あなたがたはわかれ 道 に 立 って、よく 見、いにしえの 道 につき、良 い 道 がどれかを 尋 ねて、その 道 に 歩 み、そしてあなたがたの 魂 のために、安息 を 得 よ。しかし 彼 らは 答 えて、『われわれはその 道 に 歩 まない』と 言 った。
17 わたしはあなたがたの 上 に 見張 びとを 立 て、『ラッパの 音 に 気 をつけよ』と 言 った。しかし 彼 らは 答 えて、『われわれは 気 をつけることはしない』と 言 った。
18 それゆえ 国々 の 民 よ、聞 け。会衆 よ、彼 らにどのようなことが 起 るかを 知 れ。
19 地 よ、聞 け。見 よ、わたしはこの 民 に 災 をくだす。それは 彼 らのたくらみの 実 である。彼 らがわたしの 言葉 に 気 をつけず、わたしのおきてを 捨 てたからである。
20 シバから、わたしの 所 に 乳香 が 来、遠 い 国 から、菖蒲 が 来 るのはなんのためか。あなたがたの 燔祭 はわたしには 喜 ばしくなく、あなたがたの 犠牲 もうれしくはない。
21 それゆえ 主 はこう 言 われる、『見 よ、わたしはこの 民 の 前 につまずく 石 を 置 く、人々 は 父 も 子 も 共 にそれにつまずき、隣 り 人 もその 友 も 滅 びる』」。
22 主 はこう 言 われる、「見 よ、民 が 北 の 国 から 来 る、大 いなる 国民 が 地 の 果 から 興 る。
23 彼 らは 弓 とやりをとる。彼 らは 残忍 で、あわれみがなく、海 のような 響 きを 立 てる。シオンの 娘 よ、彼 らは 馬 に 乗 り、いくさ 人 のように 身 をよろって、あなたを 攻 める」。
24 われわれはそのうわさを 聞 いて、手 は 弱 り、子 を 産 む 女 に 臨 むような 悩 みと 苦 しみとに 捕 えられた。
25 畑 に 出 てはならない、また 道 を 歩 いてはならない。敵 はつるぎを 持 ち、恐 れが 四方 にあるからだ。
26 わが 民 の 娘 よ、荒布 を 身 にまとい、灰 の 中 にまろび、ひとり 子 を 失 った 時 のように、悲 しみ、いたく 嘆 け。滅 ぼす 者 が、にわかにわれわれを 襲 うからだ。
27 「わたしはあなたを 民 のうちに 立 てて、ためす 者、試 みる 者 とした。あなたが 彼 らの 道 を 知 り、それをためすことができるようにするためである。
28 彼 らはみな、強情 な 反逆者 であって、歩 きまわって 人 をそしる。彼 らは 青銅 や 鉄 であって、みな 卑 しいことを 行 う。
29 ふいごは 激 しく 吹 き、鉛 は 火 にとけて 尽 き、精錬 はいたずらに 進 む。悪 しき 者 がまだ 除 かれないからである。
30 主 が 彼 らを 捨 てられたので、彼 らは 捨 てられた 銀 と 呼 ばれる」。
Chapter 7
1 主 からエレミヤに 臨 んだ 言葉 はこうである。
2 「主 の 家 の 門 に 立 ち、その 所 で、この 言葉 をのべて 言 え、主 を 拝 むために、この 門 をはいるユダのすべての 人 よ、主 の 言葉 を 聞 け。
3 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、あなたがたの 道 とあなたがたの 行 いを 改 めるならば、わたしはあなたがたをこの 所 に 住 まわせる。
4 あなたがたは、『これは 主 の 神殿 だ、主 の 神殿 だ、主 の 神殿 だ』という 偽 りの 言葉 を 頼 みとしてはならない。
5 もしあなたがたが、まことに、その 道 と 行 いを 改 めて、互 に 公正 を 行 い、
6 寄留 の 他国 人 と、みなしごと、やもめをしえたげることなく、罪 のない 人 の 血 をこの 所 に 流 すことなく、また、ほかの 神々 に 従 って 自 ら 害 をまねくことをしないならば、
7 わたしはあなたがたを、わたしが 昔 あなたがたの 先祖 に 与 えたこの 地 に 永遠 に 住 まわせる。
8 見 よ、あなたがたは 偽 りの 言葉 を 頼 みとしているが、それはむだである。
9 あなたがたは 盗 み、殺 し、姦淫 し、偽 って 誓 い、バアルに 香 をたき、あなたがたが 以前 には 知 らなかった 他 の 神々 に 従 いながら、
10 わたしの 名 をもって、となえられるこの 家 に 来 てわたしの 前 に 立 ち、『われわれは 救 われた』と 言 い、しかもすべてこれら 憎 むべきことを 行 うのは、どうしたことか。
11 わたしの 名 をもって、となえられるこの 家 が、あなたがたの 目 には 盗賊 の 巣 と 見 えるのか。わたし 自身、そう 見 たと 主 は 言 われる。
12 わたしが 初 めにわたしの 名 を 置 いた 場所 シロへ 行 き、わが 民 イスラエルの 悪 のために、わたしがその 場所 に 対 して 行 ったことを 見 よ。
13 主 は 言 われる、今 あなたがたはこれらのすべてのことを 行 っている。またわたしはあなたがたに、しきりに 語 ったけれども、あなたがたは 聞 かず、あなたがたを 呼 んだけれども 答 えなかった。
14 それゆえわたしはシロに 対 して 行 ったように、わたしの 名 をもって、となえられるこの 家 にも 行 う。すなわちあなたがたが 頼 みとする 所、わたしがあなたがたと、あなたがたの 先祖 に 与 えたこの 所 に 行 う。
15 そしてわたしは、あなたがたのすべての 兄弟、すなわちエフライムのすべての 子孫 を 捨 てたように、わたしの 前 からあなたがたをも 捨 てる。
16 あなたはこの 民 のために 祈 ってはならない。彼 らのために 嘆 き、祈 ってはならない。またわたしに、とりなしをしてはならない。わたしはあなたの 求 めを 聞 かない。
17 あなたは 彼 らがユダの 町々 と、エルサレムのちまたでしていることを 見 ないのか。
18 子 どもらは、たきぎを 集 め、父 たちは 火 をたき、女 は 粉 をこね、パンを 造 ってこれを 天后 に 供 える。また 彼 らは 他 の 神々 の 前 に 酒 を 注 いで、わたしを 怒 らせる。
19 主 は 言 われる、彼 らが 怒 らせるのはわたしなのか。自分 たち 自身 ではないのか。そして 自 らうろたえている。
20 それゆえ 主 なる 神 はこう 言 われる、見 よ、わたしの 怒 りと 憤 りを、この 所 と、人 と 獣 と、畑 の 木 と、地 の 産物 とに 注 ぐ。怒 りは 燃 えて 消 えることがない」。
21 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、「あなたがたの 犠牲 に 燔祭 の 物 を 合 わせて 肉 を 食 べるがよい。
22 それはあなたがたの 先祖 をエジプトの 地 から 導 き 出 した 日 に、わたしは 燔祭 と 犠牲 とについて 彼 らに 語 ったこともなく、また 命 じたこともないからである。
23 ただわたしはこの 戒 めを 彼 らに 与 えて 言 った、『わたしの 声 に 聞 きしたがいなさい。そうすれば、わたしはあなたがたの 神 となり、あなたがたはわたしの 民 となる。わたしがあなたがたに 命 じるすべての 道 を 歩 んで 幸 を 得 なさい』と。
24 しかし 彼 らは 聞 き 従 わず、耳 を 傾 けず、自分 の 悪 い 心 の 計 りごとと 強情 にしたがって 歩 み、悪 くなるばかりで、よくはならなかった。
25 あなたがたの 先祖 がエジプトの 地 を 出 た 日 から 今日 まで、わたしはわたしのしもべである 預言者 たちを 日々 彼 らにつかわした。
26 しかし 彼 らはわたしに 聞 かず、耳 を 傾 けないで 強情 になり、先祖 たちにもまさって 悪 を 行 った。
27 たといあなたが 彼 らにこのすべての 言葉 を 語 っても 彼 らは 聞 かない。また 彼 らを 呼 んでもあなたに 答 えない。
28 それゆえ、あなたはこう 彼 らに 言 わなければならない、『これはその 神、主 の 声 に 聞 き 従 わず、その 戒 めを 受 けいれなかった 国民 である。真実 はうせ、彼 らの 口 から 絶 えた。
29 あなたの 髪 の 毛 を 切 って 捨 てよ、裸 の 山 の 上 に 嘆 きの 声 をあげよ。主 が、お 怒 りになっている 世 の 人 を 退 け 捨 てられたからだ』。
30 主 は 言 われる、ユダの 民 はわたしの 前 に 悪 を 行 い、わたしの 名 をもってとなえられる 家 に、憎 むべき 者 を 置 いてそこを 汚 した。
31 またベンヒンノムの 谷 にあるトペテの 高 き 所 を 築 いて、むすこ 娘 を 火 に 焼 いた。わたしはそれを 命 じたことはなく、またそのようなことを 考 えたこともなかった。
32 主 は 言 われる、それゆえに 見 よ、その 所 をトペテ、またはベンヒンノムの 谷 と 呼 ばないで、ほふりの 谷 と 呼 ぶ 日 が 来 る。それはほかに 場所 がないので、トペテに 葬 るからである。
33 この 民 の 死体 は 空 の 鳥 と 地 の 獣 の 食物 となり、これを 追 い 払 う 者 もない。
34 そのときわたしはユダの 町々 とエルサレムのちまたに、喜 びの 声、楽 しみの 声、花婿 の 声、花嫁 の 声 を 絶 やす。この 地 は 荒 れ 果 てるからである。
Chapter 8
1 主 は 言 われる、その 時 ユダの 王 たちの 骨 と、そのつかさたちの 骨 と、祭司 たちの 骨 と、預言者 たちの 骨 と、エルサレムに 住 む 人々 の 骨 は 墓 より 掘 り 出 されて、
2 彼 らの 愛 し、仕 え、従 い、求 め、また 拝 んだ、日 と 月 と 天 の 衆 群 の 前 にさらされる。その 骨 は 集 める 者 も 葬 る 者 もなく、地 のおもてに 糞土 のようになる。
3 この 悪 しき 民 のうちの 残 っている 残 りの 者 はみな、わたしが 追 いやった 場所 で、生 きることよりも 死 ぬことを 願 うようになると、万軍 の 主 は 言 われる。
4 あなたは 彼 らに 言 わなければならない。主 はこう 仰 せられる、人 は 倒 れたならば、また 起 きあがらないであろうか。離 れていったならば、帰 ってこないであろうか。
5 それにどうしてこの 民 は、常 にそむいて 離 れていくのか。彼 らは 偽 りを 固 くとらえて、帰 ってくることを 拒 んでいる。
6 わたしは 気 をつけて 聞 いたが、彼 らは 正 しくは 語 らなかった。その 悪 を 悔 いて、『わたしのした 事 は 何 か』という 者 はひとりもない。彼 らはみな 戦場 に、はせ 入 る 馬 のように、自分 のすきな 道 に 向 かう。
7 空 のこうのとりでもその 時 を 知 り、山 ばとと、つばめと、つるはその 来 る 時 を 守 る。しかしわが 民 は 主 のおきてを 知 らない。
8 どうしてあなたがたは、『われわれには 知恵 がある、主 のおきてがある』と 言 うことができようか。見 よ、まことに 書記 の 偽 りの 筆 がこれを 偽 りにしたのだ。
9 知恵 ある 者 は、はずかしめられ、あわてふためき、捕 えられる。見 よ、彼 らは 主 の 言葉 を 捨 てた、彼 らになんの 知恵 があろうか。
10 それゆえ、わたしは 彼 らの 妻 を 他人 に 与 え、その 畑 を 征服 者 に 与 える。それは 彼 らが 小 さい 者 から 大 きい 者 にいたるまで、みな 不正 な 利 をむさぼり、預言者 から 祭司 にいたるまで、みな 偽 りを 行 っているからである。
11 彼 らは 手軽 に、わたしの 民 の 傷 をいやし、平安 がないのに、『平安、平安』と 言 っている。
12 彼 らは 憎 むべきことをして、恥 じたであろうか。すこしも 恥 ずかしいとは 思 わず、また 恥 じることを 知 らなかった。それゆえ 彼 らは 倒 れる 者 と 共 に 倒 れる。わたしが 彼 らを 罰 するとき、彼 らは 倒 れると、主 は 言 われる。
13 主 は 言 われる、わたしが 集 めようと 思 うとき、ぶどうの 木 にぶどうはなく、いちじくの 木 に、いちじくはなく、葉 さえ、しぼんでいる。わたしが 彼 らに 与 えたものも、彼 らを 離 れて、うせ 去 った」。
14 どうしてわれわれはなす 事 もなく 座 しているのか。集 まって、堅固 な 町 にはいり、そこでわれわれは 滅 びよう。われわれが 主 に 罪 を 犯 したので、われわれの 神、主 がわれわれを 滅 ぼそうとして、毒 の 水 を 飲 ませられるのだ。
15 われわれは 平安 を 望 んだが、良 い 事 はこなかった。いやされる 時 を 望 んだが、かえって 恐怖 が 来 た。
16 「彼 らの 馬 のいななきはダンから 聞 えてくる。彼 らの 強 い 馬 の 声 によって 全 地 は 震 う。彼 らは 来 て、この 地 と、ここにあるすべてのもの、町 と、そのうちに 住 む 者 とを 食 い 滅 ぼす。
17 見 よ、魔法 をもってならすことのできない、へびや、まむしをあなたがたのうちにつかわす。それはあなたがたをかむ」と 主 は 言 われる。
18 わが 嘆 きはいやしがたく、わが 心 はうちに 悩 む。
19 聞 け、地 の 全面 から、わが 民 の 娘 の 声 があがるのを。「主 はシオンにおられないのか、シオンの 王 はそのうちにおられないのか」。「なぜ 彼 らはその 彫像 と、異邦 の 偶像 とをもって、わたしを 怒 らせたのか」。
20 「刈入 れの 時 は 過 ぎ、夏 もはや 終 った、しかしわれわれはまだ 救 われない」。
21 わが 民 の 娘 の 傷 によって、わが 心 は 痛 む。わたしは 嘆 き、うろたえる。
22 ギレアデに 乳香 があるではないか。その 所 に 医者 がいるではないか。それにどうしてわが 民 の 娘 はいやされることがないのか。
Chapter 9
1 ああ、わたしの 頭 が 水 となり、わたしの 目 が 涙 の 泉 となればよいのに。そうすれば、わたしは 民 の 娘 の 殺 された 者 のために 昼 も 夜 も 嘆 くことができる。
2 ああ、わたしが 荒野 に、隊商 の 宿 を 得 ることができればよいのに。そうすれば、わたしは 民 を 離 れて 去 って 行 くことができる。彼 らはみな 姦淫 する 者、不信 のともがらだからである。
3 彼 らは 弓 をひくように、その 舌 を 曲 げる。真実 ではなく、偽 りがこの 地 に 強 くなった。彼 らは 悪 より 悪 に 進 み、またわたしを 知 らないと、主 は 言 われる。
4 あなたがたはおのおの 隣 り 人 に 気 をつけよ。どの 兄弟 をも 信 じてはならない。兄弟 はみな、押 しのける 者 であり、隣 り 人 はみな、ののしって 歩 く 者 だからである。
5 人 はみな、その 隣 り 人 を 欺 き、真実 を 言 う 者 はない。彼 らは 自分 の 舌 に 偽 りを 言 うことを 教 え、悪 を 行 い、疲 れて 悔 い 改 めるいとまもなく、
6 しえたげに、しえたげを 積 み 重 ね、偽 りに 偽 りを 積 み 重 ね、わたしを 知 ることを 拒 んでいると、主 は 言 われる。
7 それゆえ 万軍 の 主 はこう 言 われる、「見 よ、わたしは 彼 らを 溶 かし、試 みる。このほか、わが 民 をどうすることができよう。
8 彼 らの 舌 は 殺 す 矢 のようだ、それは 偽 りを 言 う。その 口 ではおのおの 隣 り 人 におだやかに 語 るが、その 心 では 彼 を 待 ち 伏 せる 計 りごとを 立 てる。
9 主 は 言 われる、これらのことのために、わたしが 彼 らを 罰 しないだろうか。わたしがこのような 民 にあだを 返 さないだろうか。
10 山 のために 泣 き 叫 び、野 の 牧場 のために 悲 しめ。これらは 荒 れすたれて、通 り 過 ぎる 人 もない。ここには 牛、羊 の 鳴 く 声 も 聞 えず、空 の 鳥 も 獣 も 皆 逃 げ 去 った。
11 わたしはエルサレムを 荒塚 とし、山犬 の 巣 とする。またユダの 町々 を 荒 して、住 む 人 もない 所 とする」。
12 知恵 があって、これを 悟 ることのできる 人 はだれか。主 の 口 の 言葉 をうけて、それを 示 す 人 はだれか。この 地 が 滅 ぼされて 荒野 のようになり、通 り 過 ぎる 人 もなくなったのはどういうわけか。
13 主 は 言 われる、「それは 彼 らの 前 にわたしが 立 てたおきてを 彼 らが 捨 てて、わたしの 声 に 聞 き 従 わず、そのとおりに 歩 かなかったからである。
14 彼 らは 強情 に 自分 の 心 に 従 い、また 先祖 の 教 えたようにバアルに 従 った。
15 それゆえ 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、見 よ、わたしはこの 民 に、にがよもぎを 食 べさせ、毒 の 水 を 飲 ませ、
16 彼 らも、その 先祖 たちも 知 らなかった 国 びとのうちに 彼 らを 散 らし、また 彼 らを 滅 ぼし 尽 すまで、そのうしろに、つるぎをつかわす」。
17 万軍 の 主 はこう 言 われる、「よく 考 えて、泣 き 女 を 呼 べ。また 人 をつかわして 巧 みな 女 を 招 け。
18 彼 らに 急 いでこさせ、われわれのために 泣 き 悲 しませて、われわれの 目 に 涙 をこぼさせ、まぶたから 水 をあふれさせよ。
19 シオンから 悲 しみの 声 が 聞 える。それは 言 う、『ああ、われわれは 滅 ぼされ、いたく、はずかしめられている。われわれはその 地 を 去 り、彼 らがわれわれのすみかをこわしたからだ』」。
20 女 たちよ、主 の 言葉 を 聞 け。あなたがたの 耳 に、その 口 の 言葉 をいれよ。あなたがたの 娘 に 悲 しみの 歌 を 教 え、おのおのその 隣 り 人 に 哀悼 の 歌 を 教 えよ。
21 死 がわれわれの 窓 に 上 って 来、われわれの 邸宅 の 中 にはいり、ちまたにいる 子 どもらを 絶 やし、広場 にいる 若 い 人 たちを 殺 そうとしているからだ。
22 あなたはこう 言 いなさい、「主 は 言 われる、『人 の 死体 が 糞土 のように、野 に 倒 れているようになり、また 刈入 れする 人 のうしろに 残 って、だれも 集 めることをしない 束 のようになる』」。
23 主 はこう 言 われる、「知恵 ある 人 はその 知恵 を 誇 ってはならない。力 ある 人 はその 力 を 誇 ってはならない。富 める 者 はその 富 を 誇 ってはならない。
24 誇 る 者 はこれを 誇 とせよ。すなわち、さとくあって、わたしを 知 っていること、わたしが 主 であって、地 に、いつくしみと 公平 と 正義 を 行 っている 者 であることを 知 ることがそれである。わたしはこれらの 事 を 喜 ぶと、主 は 言 われる」。
25 主 は 言 われる、「見 よ、このような 日 が 来 る。その 日 には、割礼 をうけても、心 に 割礼 をうけていないすべての 人 をわたしは 罰 する。
26 エジプト、ユダ、エドム、アンモンの 人々、モアブ、および 野 にいて、髪 の 毛 のすみずみをそる 人々 はそれである。これらの 国 びとはみな 割礼 をうけていない 者 であり、イスラエルの 全家 もみな 心 に 割礼 をうけていない 者 である」。
Chapter 10
1 イスラエルの 家 よ、主 のあなたがたに 語 られる 言葉 を 聞 け。
2 主 はこう 言 われる、「異邦 の 人 の 道 に 習 ってはならない。また 異邦 の 人 が 天 に 現 れるしるしを 恐 れても、あなたがたはそれを 恐 れてはならない。
3 異邦 の 民 のならわしはむなしいからだ。彼 らの 崇拝 するものは、林 から 切 りだした 木 で、木工 の 手 で、おのをもって 造 ったものだ。
4 人々 は 銀 や 金 をもって、それを 飾 り、くぎと 鎚 をもって 動 かないようにそれをとめる。
5 その 偶像 は、きゅうり 畑 のかかしのようで、ものを 言 うことができない。歩 くこともできないから、人 に 運 んでもらわなければならない。それを 恐 れるに 及 ばない。それは 災 をくだすことができず、また 幸 をくだす 力 もないからだ」。
6 主 よ、あなたに 並 びうる 者 はありません。あなたは 大 いなる 者 であり、あなたの 名 もその 力 のために 大 いなるものであります。
7 万国 の 王 であるあなたを、恐 れない 者 がありましょうか。あなたを 恐 れるのは 当然 のことであります。万国 のすべての 知恵 ある 者 のうちにも、その 国々 のうちにも、あなたに 並 びうる 者 はありません。
8 彼 らは 皆、愚 かで 鈍 く、偶像 の 教 は、ただ 木 にすぎない。
9 銀 ぱくはタルシシから 渡来 し、金 はウパズから 携 えてくる。これらは 工人 と 金 細工人 の 工作 である。彼 らの 着物 はすみれ 色 と 紫色 である。これらはみな 巧 みな 細工人 の 作 った 物 である。
10 しかし 主 はまことの 神 である。生 きた 神 であり、永遠 の 王 である。その 怒 りによって 地 は 震 いうごき、万国 はその 憤 りに 当 ることができない。
11 あなたがたは 彼 らに、こう 言 わなければならない、「天地 を 造 らなかった 神々 は 地 の 上、天 の 下 から 滅 び 去 る」と。
12 主 はその 力 をもって 地 を 造 り、その 知恵 をもって 世界 を 建 て、その 悟 りをもって 天 をのべられた。
13 彼 が 声 を 出 されると、天 に 多 くの 水 のざわめきがあり、また 地 の 果 から 霧 を 立 ちあがらせられる。彼 は 雨 のために、いなびかりをおこし、その 倉 から 風 を 取 り 出 される。
14 すべての 人 は 愚 かで 知恵 がなく、すべての 金 細工人 はその 造 った 偶像 のために 恥 をこうむる。その 偶像 は 偽 り 物 で、そのうちに 息 がないからだ。
15 これらは、むなしいもので、迷 いのわざである。罰 せられる 時 に 滅 びるものである。
16 ヤコブの 分 である 彼 はこのようなものではない。彼 は 万物 の 造 り 主 だからである。イスラエルは 彼 の 嗣 業 としての 部族 である。彼 の 名 を 万軍 の 主 という。
17 囲 みの 中 におる 者 よ、あなたの 包 を 地 から 取 り 上 げよ。
18 主 がこう 言 われるからだ、「見 よ、わたしはこのたび、この 地 に 住 む 者 を 投 げ 捨 てる。かつ 彼 らをせめなやまして、思 い 知 らせる」。
19 わたしはいたでをうけた、ああ、わざわいなるかな、わたしの 傷 は 重 い。しかしわたしは 言 った、「まことに、これは 悩 みである。わたしはこれを 忍 ばなければならない」と。
20 わたしの 天幕 は 破 れ、綱 はことごとく 切 れ、子 どもたちはわたしを 捨 てて 行 って、いなくなった。もはやわたしの 天幕 を 張 る 者 はなく、幕 を 掛 ける 者 もない。
21 牧者 は 愚 かであって、主 に 問 うことをしないからである。それゆえ 彼 らは 栄 えることもなく、その 群 れはみな 散 り 去 っている。
22 聞 けよ、うわさのあるのを。見 よ、北 の 国 から 大 いなる 騒 ぎが 来 る。これはユダの 町々 を 荒 して 山犬 の 巣 とする。
23 主 よ、わたしは 知 っています、人 の 道 は 自身 によるのではなく、歩 む 人 が、その 歩 みを 自分 で 決 めることのできないことを。
24 主 よ、わたしを 懲 らしてください。正 しい 道 にしたがって、怒 らずに 懲 らしてください。さもないと、わたしは 無 に 帰 してしまうでしょう。
25 あなたを 知 らない 国民 と、あなたの 名 をとなえない 人々 にあなたの 怒 りを 注 いでください。彼 らはヤコブを 食 い 尽 しこれを 食 い 尽 して 滅 ぼし、そのすみかを 荒 したからです。
Chapter 11
1 主 からエレミヤに 臨 んだ 言葉 は 言 う、
2 「この 契約 の 言葉 を 聞 き、ユダの 人々 とエルサレムに 住 む 者 に 告 げよ。
3 彼 らに 言 え、イスラエルの 神、主 はこう 仰 せられる、この 契約 の 言葉 に 従 わない 人 は、のろわれる。
4 この 契約 は、わたしがあなたがたの 先祖 をエジプトの 地、鉄 のかまどの 中 から 導 き 出 した 時 に、彼 らに 命 じたところのものである。すなわち、その 時 わたしは 彼 らに 言 った、わたしの 声 を 聞 き、あなたがたに 命 じるすべてのことを 行 うならば、あなたがたはわたしの 民 となり、わたしはあなたがたの 神 となる。
5 そして、わたしがあなたがたの 先祖 に、乳 と 蜜 との 流 れる 地 を 与 えると 誓 ったことを、なし 遂 げると。すなわち 今日 のとおりである」。その 時 わたしは、「主 よ、仰 せのとおりです」と 答 えた。
6 主 はわたしに 言 われた、「このすべての 言葉 を、ユダの 町々 と、エルサレムのちまたに 告 げ 示 し、この 契約 の 言葉 を 聞 き、これを 行 え、と 言 いなさい。
7 わたしは、あなたがたの 先祖 をエジプトの 地 から 導 き 出 した 時 から 今日 にいたるまで、おごそかに 彼 らを 戒 め、絶 えず 戒 めて、わたしの 声 に 聞 き 従 うようにと 言 った。
8 しかし 彼 らは 従 わず、その 耳 を 傾 けず、おのおの 自分 の 悪 い 強情 な 心 に 従 って 歩 んだ。それゆえ、わたしはこの 契約 の 言葉 をもって 彼 らを 責 めた。これはわたしが 彼 らに 行 えと 命 じたが、行 わなかったものである」。
9 主 はまたわたしに 言 われた、「ユダの 人々 とエルサレムに 住 む 者 のうちに 反逆 の 事 がある。
10 彼 らは、わたしの 言葉 を 聞 くことを 拒 んだその 先祖 たちの 罪 に 立 ち 返 り、またほかの 神々 に 従 ってそれに 仕 えた。イスラエルの 家 とユダの 家 とは、わたしがその 先祖 たちと 結 んだ 契約 を 破 った。
11 それゆえ 主 はこう 言 われる、見 よ、わたしは 災 を 彼 らの 上 に 下 す。彼 らはそれを 免 れることはできない。彼 らがわたしを 呼 んでも、わたしは 聞 かない。
12 ユダの 町々 とエルサレムに 住 む 者 は、行 って、自分 たちがそれに 香 をたいている 神々 に 呼 び 求 めるが、これらは、彼 らの 災 の 時 にも 決 して 彼 らを 救 うことはできない。
13 ユダよ、あなたの 神々 は、あなたの 町 の 数 ほど 多 くなった。またあなたがたはエルサレムのちまたの 数 ほどの 祭壇 を 恥 ずべき 者 のために 立 てた。すなわちバアルに 香 をたくための 祭壇 である。
14 それゆえ、この 民 のために 祈 ってはならない。また 彼 らのために 泣 き、あるいは 祈 り 求 めてはならない。彼 らがその 災 の 時 に、わたしに 呼 ばわっても、わたしは 彼 らに 聞 くことをしないからだ。
15 わが 愛 する 者 は、わたしの 家 で 何 をするのか。すでにこれは 悪事 を 行 った。誓願 と 犠牲 の 肉 とがあなたに 災 を 免 れさせることができるであろうか。それであなたは 喜 ぶことができるであろうか。
16 主 はあなたを、かつては『良 い 実 のなる 美 しい 青々 としたオリブの 木』と 呼 ばれたが、激 しい 暴風 のとどろきと 共 に、主 はそれに 火 をかけ、その 枝 を 焼 き 払 われるのである。
17 あなたを 植 えた 万軍 の 主 は、あなたに 向 かって 災 を 言 い 渡 された。これはイスラエルの 家 とユダの 家 とが 悪 を 行 い、バアルに 香 をたいて、わたしを 怒 らせたからである」。
18 主 が 知 らせてくださったので、わたしはそれを 知 った。その 時、あなたは 彼 らの 悪 しきわざをわたしに 示 された。
19 しかしわたしは、ほふられに 行 く、おとなしい 小羊 のようで、彼 らがわたしを 害 しようと、計 りごとをめぐらしているのを 知 らなかった。彼 らは 言 う、「さあ、木 とその 実 を 共 に 滅 ぼそう。生 ける 者 の 地 から 彼 を 絶 って、その 名 を 人 に 忘 れさせよう」。
20 正 しいさばきをし、人 の 心 と 思 いを 探 られる 万軍 の 主 よ、わたしは 自分 の 訴 えをあなたにお 任 せしました。あなたが 彼 らにあだをかえされるのを 見 させてください。
21 それゆえ 主 はアナトテの 人々 についてこう 言 われる、彼 らはあなたの 命 を 取 ろうと 求 めて 言 う、「主 の 名 によって 預言 してはならない。それをするならば、あなたはわれわれの 手 にかかって 死 ぬであろう」。
22 それで 万軍 の 主 はこう 言 われる、「見 よ、わたしは 彼 らを 罰 する。若 い 人 はつるぎで 死 に、彼 らのむすこ 娘 は、ききんで 死 に、
23 だれも 残 る 者 はない。わたしがアナトテの 人々 に 災 を 下 し、彼 らを 罰 する 年 をこさせるからである」。
Chapter 12
1 主 よ、わたしがあなたと 論 じ 争 う 時、あなたは 常 に 正 しい。しかしなお、わたしはあなたの 前 に、さばきのことを 論 じてみたい。悪人 の 道 がさかえ、不信実 な 者 がみな 繁栄 するのはなにゆえですか。
2 あなたが 彼 らを 植 えられたので、彼 らは 根 づき、育 って、実 を 結 びます。彼 らは 口 ではあなたに 近 づきますが、心 はあなたから 遠 ざかっています。
3 主 よ、あなたはわたしを 知 り、わたしを 見、わたしの 心 があなたに 対 していかにあるかを 試 みられます。ほふるために 羊 を 引 き 出 すように、彼 らを 引 き 出 し、殺 す 日 にそなえて、彼 らを 残 しておいてください。
4 いつまで、この 地 は 嘆 き、どの 畑 の 野菜 も 枯 れていてよいでしょうか。この 地 に 住 む 者 の 悪 によって、獣 と 鳥 は 滅 びうせます。人々 は 言 いました、「彼 はわれわれの 終 りを 見 ることはない」と。
5 「もしあなたが、徒歩 の 人 と 競争 して 疲 れるなら、どうして 騎馬 の 人 と 競 うことができようか。もし 安全 な 地 で、あなたが 倒 れるなら、ヨルダンの 密林 では、どうするつもりか。
6 あなたの 兄弟 たち、あなたの 父 の 家 のものさえ、あなたを 欺 き、大声 をあげて、あなたを 追 っている。彼 らが 親 しげにあなたに 語 ることがあっても、彼 らを 信 じてはならない」。
7 「わたしはわが 家 を 離 れ、わが 嗣 業 を 捨 て、わが 魂 の 愛 する 者 を 敵 の 手 に 渡 した。
8 わたしの 嗣 業 は、わたしにとって 林 の 中 のししのようになった。これはわたしに 向 かってその 声 をあげる。それゆえわたしはこれを 憎 む。
9 わたしの 嗣 業 は、わたしにとって、斑点 のある 猛禽 のようではないか。他 の 猛禽 がこれを 囲 んでいるではないか。行 って、野 の 獣 をみな 集 め、連 れてきてこれを 食 べさせよ。
10 多 くの 牧者 たちはわたしのぶどう 畑 を 滅 ぼし、わたしの 地 を 踏 み 荒 した。わたしの 麗 しい 地 を 荒 れた 野 にした。
11 彼 らはこれを 荒 れ 地 としてしまった。その 荒 れ 地 がわたしに 向 かって 嘆 くのだ。全 地 は 荒 れ 地 にされた。しかし、ひとりもこれを 心 に 留 める 者 はない。
12 滅 ぼす 者 どもが 荒野 のすべての、はげ 山 の 上 にきた。主 のつるぎが、地 の、この 果 から、かの 果 までを 滅 ぼすのだ。命 あるものは 安 らかであることができない。
13 彼 らは 麦 をまいて、いばらを 刈 り 取 る。苦労 してもなんの 利益 もない。彼 らはその 収穫 を 恥 じるようになる。主 の 激 しい 怒 りによってである」。
14 わたしがわが 民 イスラエルにつがせた 嗣 業 に 手 を 触 れるすべての 悪 い 隣 り 人 について、主 はこう 言 われる、「見 よ、わたしは 彼 らをその 地 から 抜 き 出 し、ユダの 家 を 彼 らのうちから 抜 き 出 す。
15 わたしは、彼 らを 抜 き 出 したのちに、また 彼 らをあわれんで、それぞれその 嗣 業 に 導 き 返 し、おのおのを、その 地 に 帰 らせる。
16 もし 彼 らがわたしの 民 の 道 を 学 び、わたしの 名 によって、『主 は 生 きておられる』と 言 って 誓 うことが、かつて 彼 らがわたしの 民 に 教 えてバアルをさして 誓 わせたようになるならば、彼 らはわたしの 民 のうちに 建 てられる。
17 しかし 耳 をかさない 民 があるときは、わたしはその 民 を 抜 き 出 して 滅 ぼすと、主 は 言 われる」。
Chapter 13
1 主 はわたしにこう 言 われた、「行 って、亜麻 布 の 帯 を 買 い、腰 に 結 べ。水 につけてはならない」。
2 そこで、わたしは 主 の 言葉 に 従 い、帯 を 買 って 腰 に 結 んだ。
3 主 の 言葉 は、再 びわたしに 臨 んで 言 った、
4 「あなたが 買 って 腰 に 結 んでいる 帯 を 手 に 取 り、立 ってユフラテの 川 へ 行 き、その 所 の 岩 の 裂 け 目 にこれを 隠 せ」。
5 わたしは 主 が 命 じられたように、行 って、これをユフラテの 川 のほとりに 隠 した。
6 多 くの 日 を 経 てのち、主 はわたしに 言 われた、「立 って、ユフラテの 川 へ 行 き、あなたに 命 じて、そこに 隠 させた 帯 をその 所 から 取 ってきなさい」。
7 そこでわたしはユフラテの 川 へ 行 き、地 を 掘 って、隠 した 所 から 帯 を 取 り 出 したが、その 帯 はそこなわれて、役 に 立 たなくなっていた。
8 その 時、主 の 言葉 がわたしに 臨 んだ、
9 「主 はこう 仰 せられる、これと 同 じように、わたしはユダの 高 ぶりとエルサレムの 大 いなる 高 ぶりを、破 るのである。
10 この 悪 しき 民 はわたしの 言葉 を 聞 くことを 拒 み、自分 の 心 を 強情 にして 歩 み、また 他 の 神々 に 従 ってこれに 仕 え、これを 拝 んでいる。彼 らはこの 帯 のように、なんの 役 にも 立 たなくなる」。
11 主 は 言 われる、「帯 が 人 の 腰 に 着 くように、イスラエルのすべての 家 とユダのすべての 家 とをわたしに 着 かせ、これをわたしの 民 とし、名 とし、誉 とし、栄 えとしようとした。しかし 彼 らは 聞 き 従 おうともしなかった」。
12 「あなたはこの 言葉 を 彼 らに 語 らなければならない、『イスラエルの 神 はこう 言 われる、酒 つぼには、みな 酒 が 満 ちる』と。彼 らはあなたに 言 うであろう、『酒 つぼに、みな 酒 が 満 ちることをわれわれが 知 らないことがあろうか』と。
13 その 時、あなたは 彼 らに 言 わなければならない、『主 はこう 言 われる、見 よ、わたしはこの 地 に 住 むすべての 者 と、ダビデの 位 に 座 す 王 たちと、祭司 と 預言者 およびエルサレムに 住 むすべての 者 に 酔 いを 満 たし、
14 彼 らを 互 に 打 ち 当 てて 砕 く。父 と 子 をもそのようにすると、主 は 言 われる。わたしは 彼 らをあわれまず、惜 しまず、かわいそうとも 思 わずに 滅 ぼす』と」。
15 耳 を 傾 けて 聞 け、高 ぶってはならない、主 がお 語 りになるからである。
16 主 がまだやみを 起 されないうちに、またあなたがたの 足 が 薄暗 がりの 山 につまずかないうちに、あなたがたの 神、主 に 栄光 を 帰 せよ。さもないと、あなたがたが 光 を 望 んでいる 間 に、主 はそれを 暗黒 に 変 え、それを 暗 やみとされるからである。
17 もしあなたがたが 聞 かないならば、わたしの 魂 はひそかな 所 で、あなたがたの 高 ぶりのために 悲 しむ。また 主 の 群 れが、かすめられたために、わたしの 目 はいたく 泣 いて、涙 を 流 すのである。
18 王 と 太后 とに 告 げよ、「あなたがたは 低 い 座 にすわりなさい。麗 しい 冠 はすでにあなたがたの 頭 から 落 ちてしまったからです」。
19 ネゲブの 町々 は 閉 ざされて、これを 開 く 人 がない。ユダはみな 捕 え 移 される、ことごとく 捕 え 移 される。
20 「目 をあげて、北 の 方 からくる 者 を 見 よ、あなたに 賜 わった 群 れ、あなたの 麗 しい 群 れはどこにいるのか。
21 彼 らがあなたの 親 しみ 慣 れた 人 たちを、あなたの 上 に 立 ててかしらとするとき、あなたは 何 を 言 おうとするのか。あなたの 苦 しみは、子 を 産 む 女 の 苦 しみのようでないであろうか。
22 あなたが 心 のうちに、『どうしてこのようなことがわたしに 起 ったのか』というならば、あなたの 罪 が 重 いゆえに、あなたの 着物 のすそはあげられ、はずかしめを 受 けるのだ。
23 エチオピヤびとはその 皮膚 を 変 えることができようか。ひょうはその 斑点 を 変 えることができようか。もしそれができるならば、悪 に 慣 れたあなたがたも、善 を 行 うことができる。
24 わたしはあなたがたを 散 らし、野 の 風 に 吹 き 散 らされるもみがらのようにする。
25 主 は 言 われる、これがあなたに 授 けられた 定 め、わたしが 量 ってあなたに 与 える 分 である。あなたがわたしを 忘 れて、偽 りを 頼 みとしたからだ。
26 わたしはまたあなたの 着物 のすそを 顔 まであげて、あなたの 恥 をあらわす。
27 わたしはあなたの 憎 むべき 行 い、あなたの 姦淫 と、いななき、野 の 丘 の 上 で 行 ったあなたのみだらな 行 いを 見 た。エルサレムよ、あなたはわざわいだ、あなたの 清 められるのはいつのことであろうか」。
Chapter 14
1 ひでりの 事 についてエレミヤに 臨 んだ 主 の 言葉。
2 「ユダは 悲 しみ、その 町々 の 門 は 傾 き、民 は 地 に 座 して 嘆 き、エルサレムの 叫 びはあがる。
3 その 君 たちは、しもべをつかわして 水 をくませる。彼 らが 井戸 の 所 にきても、水 は 見 つからず、むなしい 器 をもって 帰 り、恥 じ、かつ 当惑 して、その 頭 をおおう。
4 地 に 雨 が 降 らず、土 が、かわいて 割 れたため、農夫 は 恥 じて、その 頭 をおおう。
5 野 にいる 雌 じかでさえも 子 を 産 んで、これを 捨 てる。草 がないからである。
6 野 ろばは、はげ 山 の 上 に 立 って、山犬 のようにあえぎ、草 のないために、その 目 はくらむ。
7 主 よ、われわれの 罪 がわれわれを 訴 えて 不利 な 証言 をしても、あなたの 名 のために、事 をなしてください。われわれの 背信 の 数 は 多 く、あなたに 向 かって 罪 を 犯 しました。
8 イスラエルの 望 みなる 主 よ、悩 みの 時 の 救主 よ、なぜ、あなたはこの 地 に 住 む 異邦 の 人 のようにし、また 一夜 の 宿 りのために 立 ち 寄 る 旅 びとのようになさらねばならないのですか。
9 なぜ、あなたは、うろたえている 人 のようにし、また 人 を 救 いえない 勇士 のようになさらねばならないのですか。主 よ、あなたはわれわれのうちにいらせられます。われわれは、み 名 によって 呼 ばれている 者 です。われわれを 見捨 てないでください」。
10 この 民 について 主 はこう 言 われる、「彼 らはこのように 好 んで、さまよい、その 足 をとどめることをしなかったので、主 は 彼 らを 喜 ばず、いまそのとがを 覚 え、その 罪 を 罰 するのだ」。
11 主 はわたしに 言 われた、「この 民 のために 恵 みを 祈 ってはならない。
12 彼 らが 断食 しても、わたしは 彼 らの 呼 ぶのを 聞 かない。燔祭 と 素祭 をささげても、わたしはそれを 受 けない。かえって、つるぎと、ききん、および 疫病 をもって、彼 らを 滅 ぼしてしまう」。
13 わたしは 言 った、「ああ、主 なる 神 よ、預言者 たちはこの 民 に 向 かい、『あなたがたは、つるぎを 見 ることはない。ききんもこない。わたしはこの 所 に 確 かな 平安 をあなたがたに 与 える』と 言 っています」。
14 主 はわたしに 言 われた、「預言者 らはわたしの 名 によって 偽 りの 預言 をしている。わたしは 彼 らをつかわさなかった。また 彼 らに 命 じたこともなく、話 したこともない。彼 らは 偽 りの 黙示 と、役 に 立 たない 占 い、および 自分 の 心 でつくりあげた 欺 きをあなたがたに 預言 しているのだ。
15 それゆえ、わたしがつかわさないのに、わたしの 名 によって 預言 して、『つるぎとききんは、この 地 にこない』と 言 っているあの 預言者 について、主 はこう 仰 せられる、この 預言者 らは、つるぎとききんに 滅 ぼされる。
16 また 彼 らの 預言 を 聞 く 民 は、ききんとつるぎとによって、エルサレムのちまたに 投 げ 捨 てられる。だれもこれを 葬 る 者 はない。彼 らとその 妻、およびそのむすこ 娘 も 同様 である。わたしが 彼 らの 悪 をその 上 に 注 ぐからである。
17 この 言葉 を 彼 らに 語 れ、『わたしの 目 は 夜 も 昼 も 絶 えず 涙 を 流 す。わが 民 の 娘 であるおとめが 大 きな 傷 と 重 い 打撃 によって 滅 ぼされるからである。
18 わたしが 出 て 畑 に 行 くと、つるぎで 殺 された 者 がある。町 にはいると、ききんで 病 んでいる 者 がある。預言者 も 祭司 も 共 にその 地 にさまよって、知 るところがない』」。
19 あなたはまったくユダを 捨 てられたのですか。あなたの 心 はシオンをきらわれるのですか。あなたはわれわれを 撃 ったのに、どうしていやしてはくださらないのですか。われわれは 平安 を 望 んだが、良 い 事 はこなかった。いやされる 時 を 望 んだが、かえって 恐怖 が 来 た。
20 主 よ、われわれは 自分 の 悪 と、先祖 のとがとを 認 めています。われわれはあなたに 罪 を 犯 しました。
21 み 名 のために、われわれを 捨 てないでください。あなたの 栄 えあるみ 位 をはずかしめないでください。あなたがわれわれにお 立 てになった 契約 を 覚 えて、それを 破 らないでください。
22 異邦 の 偽 りの 神々 のうちに、雨 を 降 らせうる 者 があるであろうか。天 が 自分 で 夕立 ちを 降 らすことができようか。われわれの 神、主 よ、あなたこそ、これをなさる 方 ではありませんか。われわれの 待 ち 望 むのはあなたです。あなたがこれらすべてのことをなさるからです。
Chapter 15
1 主 はわたしに 言 われた、「たといモーセとサムエルとがわたしの 前 に 立 っても、わたしの 心 はこの 民 を 顧 みない。彼 らをわたしの 前 から 追 い 出 し、ここを 去 らせよ。
2 もし 彼 らが、『われわれはどこに 行 けばよいのか』とあなたに 尋 ねるならば、彼 らに 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられる、疫病 に 定 められた 者 は 疫病 に、つるぎに 定 められた 者 はつるぎに、ききんに 定 められた 者 はききんに、とりこに 定 められた 者 はとりこに 行 く』。
3 主 は 仰 せられる、わたしは四つの 物 をもって 彼 らを 罰 する。すなわち、つるぎをもって 殺 し、犬 をもってかませ、空 の 鳥 と 地 の 獣 をもって 食 い 滅 ぼさせる。
4 またユダの 王 ヒゼキヤの 子 マナセが、エルサレムでした 行 いのゆえに、わたしは 彼 らを 地 のすべての 国 が 見 て 恐 れおののくものとする。
5 エルサレムよ、だれがあなたをあわれむであろうか。だれがあなたのために 嘆 くであろうか。だれがふり 返 って、あなたの 安否 を 問 うであろうか。
6 主 は 言 われる、あなたはわたしを 捨 てた。そしてますます 退 いて 行 く。それゆえ、わたしは 手 を 伸 べてあなたを 滅 ぼした。わたしはあわれむことには 飽 きた。
7 わたしはこの 地 の 門 で、箕 で 彼 らをあおぎ 分 けた。彼 らがその 道 を 離 れなかったので、わたしは 彼 らの 子 を 奪 い、わが 民 を 滅 ぼした。
8 わたしは 彼 らの 寡婦 の 数 を 浜 べの 砂 よりも 多 くした。わたしは 真昼 に、滅 ぼす 者 を 連 れてきて、若者 らの 母 たちをせめ、驚 きと 恐 れを、にわかに 母 たちにおこした。
9 七 人 の 子 を 産 んだ 女 は、弱 り 衰 えて、息 絶 え、まだ 昼 であったが、彼女 の 日 は 没 した。彼女 は 恥 じ、うろたえた。その 残 りの 者 は、これを 敵 のつるぎに 渡 すと 主 は 言 われる」。
10 ああ、わたしはわざわいだ。わが 母 よ、あなたは、なぜ、わたしを 産 んだのか。全国 の 人 はわたしと 争 い、わたしを 攻 める。わたしは 人 に 貸 したこともなく、人 に 借 りたこともないのに、皆 わたしをのろう。
11 主 よ、もしわたしが 彼 らの 幸福 をあなたに 祈 り 求 めず、また 敵 のため、その 悩 みのときと、災 のときに、わたしがあなたにとりなしをしなかったのであれば、彼 らののろいも、やむをえないでしょう。
12 人 は 鉄 を、北 からくる 鉄 や 青銅 を 砕 くことができましょうか。
13 「わたしはあなたの 富 と 宝 を、ぶんどり 物 として 他 に 与 える。代価 を 受 けることはできない。それはあなたのすべての 罪 によるので、領域 内 のいたる 所 にこのことが 起 る。
14 わたしはあなたの 知 らない 地 で、あなたの 敵 に 仕 えさせる。わたしの 怒 りによって 火 は 点 じられ、いつまでも 燃 え 続 けるからである」。
15 主 よ、あなたは 知 っておられます。わたしを 覚 え、わたしを 顧 みてください。わたしを 迫害 する 者 に、あだを 返 し、あなたの 寛容 によって、わたしを 取 り 去 らないでください。わたしがあなたのために、はずかしめを 受 けるのを 知 ってください。
16 わたしはみ 言葉 を 与 えられて、それを 食 べました。み 言葉 は、わたしに 喜 びとなり、心 の 楽 しみとなりました。万軍 の 神、主 よ、わたしは、あなたの 名 をもってとなえられている 者 です。
17 わたしは 笑 いさざめく 人 のつどいにすわることなく、また 喜 ぶことをせず、ただひとりですわっていました。あなたの 手 がわたしの 上 にあり、あなたが 憤 りをもってわたしを 満 たされたからです。
18 どうしてわたしの 痛 みは 止 まらず、傷 は 重 くて、なおらないのですか。あなたはわたしにとって、水 がなくて 人 を 欺 く 谷川 のようになられるのですか。
19 それゆえ 主 はこう 仰 せられる、「もしあなたが 帰 ってくるならば、もとのようにして、わたしの 前 に 立 たせよう。もしあなたが、つまらないことを 言 うのをやめて、貴重 なことを 言 うならば、わたしの 口 のようになる。彼 らはあなたの 所 に 帰 ってくる。しかしあなたが 彼 らの 所 に 帰 るのではない。
20 わたしはあなたをこの 民 の 前 に、堅固 な 青銅 の 城壁 にする。彼 らがあなたを 攻 めても、あなたに 勝 つことはできない。わたしがあなたと 共 にいて、あなたを 助 け、あなたを 救 うからであると、主 は 言 われる。
21 わたしはあなたを 悪人 の 手 から 救 い、無慈悲 な 人 の 手 からあがなう」。
Chapter 16
1 主 の 言葉 はまたわたしに 臨 んだ、
2 「あなたはこの 所 で 妻 をめとってはならない。またむすこ 娘 を 持 ってはならない。
3 この 所 で 生 れるむすこ 娘 と、この 地 でこれを 産 む 母 たちと、これを 生 む 父 たちとについて 主 はこう 言 われる、
4 彼 らは 死 の 病 にかかって 死 に、哀悼 する 者 もなく、埋葬 する 者 もなく、地 のおもてに、糞土 のようになる。またつるぎと、ききんに 滅 ぼされて、その 死体 は 空 の 鳥 と 地 の 獣 の 食 い 物 となる。
5 主 はこう 言 われる、喪 のある 家 に、はいってはならない。また 行 って、それを 悲 しみ 嘆 いてはならない。わたしがこの 民 からわたしの 平安 と、いつくしみと、あわれみとを 取 り 去 ったからであると、主 は 言 われる。
6 大 いなる 者 も 小 さき 者 も、この 地 に 死 ぬ。彼 らは 葬 られず、また 彼 らのために 悲 しむ 者 もなく、自分 の 身 を 傷 つける 者 もなく、髪 をそる 者 もない。
7 悲 しむ 者 のためにパンをさいて、死者 のためにこれを 慰 める 者 はなく、また 父 あるいは 母 のために 慰 めの 杯 をこれに 与 えて 飲 ませる 者 もない。
8 またあなたは 宴会 をする 家 にはいって、人々 と 共 にすわって 食 い 飲 みしてはならない。
9 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、見 よ、あなたの 目 の 前 で、あなたのなおこの 世 にいる 間 に、わたしは 喜 びの 声 と 楽 しみの 声、花婿 の 声 と 花嫁 の 声 とをこの 所 に 絶 やしてしまう。
10 あなたがこのすべての 言葉 をこの 民 に 告 げるとき、彼 らがあなたに 尋 ねて、『主 がわれわれにこの 大 きな 災 を 宣告 されるのはどうしてですか。われわれにどんな 悪 い 所 があるのですか。われわれの 神、主 にそむいて、われわれが 犯 した 罪 とはなんですか』と 言 うならば、
11 あなたは 彼 らに 答 えなければならない、『主 は 仰 せられる、それはあなたがたの 先祖 がわたしを 捨 てて 他 の 神々 に 従 い、これに 仕 え、これを 拝 し、またわたしを 捨 て、わたしの 律法 を 守 らなかったからである。
12 あなたがたは、あなたがたの 先祖 よりも、いっそう 悪 いことをした。見 よ、あなたがたはおのおの 自分 の 悪 い 強情 な 心 に 従 い、わたしに 聞 き 従 うことはしない。
13 それゆえ、わたしはあなたがたをこの 地 より 追 い 出 し、あなたがたも、あなたがたの 先祖 も 知 らない 地 に 行 かせる。その 所 であなたがたは 昼夜、ほかの 神々 に 仕 えるようになる。これはわたしがあなたがたにあわれみを 示 さないからである』と。
14 主 は 言 われる、それゆえ、見 よ、こののち『イスラエルの 民 をエジプトの 地 から 導 き 出 した 主 は 生 きておられる』とは 言 わないで、
15 『イスラエルの 民 を 北 の 国 と、そのすべて 追 いやられた 国々 から 導 き 出 した 主 は 生 きておられる』という 日 がくる。わたしが 彼 らを、その 先祖 に 与 えた 彼 らの 地 に 導 きかえすからである。
16 主 は 言 われる、見 よ、わたしは 多 くの 漁夫 を 呼 んできて、彼 らをすなどらせ、また、そののち 多 くの 猟師 を 呼 んできて、もろもろの 山、もろもろの 丘、および 岩 の 裂 け 目 から 彼 らをかり 出 させる。
17 わたしの 目 は 彼 らのすべての 道 を 見 ているからである。みなわたしに 隠 れてはいない。またその 悪 はわたしの 目 に 隠 れることはない。
18 わたしはその 悪 とその 罪 の 報 いを二 倍 にする。彼 らがその 忌 むべき 偶像 の 死体 をもって、わたしの 地 を 汚 し、その 憎 むべきものをもって、わたしの 嗣 業 を 満 たしたからである」。
19 主、わが 力、わが 城、悩 みの 時 の、のがれ 場 よ、万国 の 民 は 地 の 果 からあなたのもとにきて 申 します、「われわれの 先祖 が 受 け 嗣 いだのは、ただ 偽 りと、役 に 立 たないつまらない 事 ばかりです。
20 人 が 自分 で 神々 を 造 ることができましょうか。そういうものは 神 ではありません」。
21 「それゆえ、見 よ、わたしは 彼 らに 知 らせよう。すなわち、この 際 わたしの 力 と、わたしの 勢 いとを 知 らせよう。彼 らはわたしの 名 が、主 であることを 知 るようになる」。
Chapter 17
1 「ユダの 罪 は、鉄 の 筆、金剛石 のとがりをもってしるされ、彼 らの 心 の 碑 と、祭壇 の 角 に 彫 りつけられている。
2 彼 らの 子供 たちは 青 木 の 下 と、高 い 丘 の 上、野 の 山 の 上 にある 祭壇 とアシラのことを 覚 えている。
3 わたしはあなたの 富 とすべての 宝 とを、あなたの 全 領域 の 内 で 犯 した 罪 の 代価 として、ぶんどり 物 とならせる。
4 わたしがあなたに 与 えた 嗣 業 からあなたは 手 をはなすようになる。またわたしは、あなたの 知 らない 地 で、あなたの 敵 に 仕 えさせる。わたしの 怒 りによって、火 は 点 じられ、いつまでも 燃 え 続 けるからである」。
5 主 はこう 言 われる、「おおよそ 人 を 頼 みとし 肉 なる 者 を 自分 の 腕 とし、その 心 が 主 を 離 れている 人 は、のろわれる。
6 彼 は 荒野 に 育 つ 小 さい 木 のように、何 も 良 いことの 来 るのを 見 ない。荒野 の、干上 がった 所 に 住 み、人 の 住 まない 塩 地 にいる。
7 おおよそ 主 にたより、主 を 頼 みとする 人 はさいわいである。
8 彼 は 水 のほとりに 植 えた 木 のようで、その 根 を 川 にのばし、暑 さにあっても 恐 れることはない。その 葉 は 常 に 青 く、ひでりの 年 にも 憂 えることなく、絶 えず 実 を 結 ぶ」。
9 心 はよろずの 物 よりも 偽 るもので、はなはだしく 悪 に 染 まっている。だれがこれを、よく 知 ることができようか。
10 「主 であるわたしは 心 を 探 り、思 いを 試 みる。おのおのに、その 道 にしたがい、その 行 いの 実 によって 報 いをするためである」。
11 しゃこが 自分 が 産 んだのではない 卵 を 抱 くように、不正 な 財産 を 得 る 者 がある。その 人 は 一生 の 半 ばにそれから 離 れて、その 終 りには 愚 かな 者 となる。
12 初 めから 高 くあげられた 栄 えあるみ 座 は、われわれの 聖所 のある 所 である。
13 またイスラエルの 望 みである 主 よ、あなたを 捨 てる 者 はみな 恥 をかき、あなたを 離 れる 者 は 土 に 名 をしるされます。それは 生 ける 水 の 源 である 主 を 捨 てたからです。
14 主 よ、わたしをいやしてください、そうすれば、わたしはいえます。わたしをお 救 いください、そうすれば、わたしは 救 われます。あなたはわたしのほめたたえる 者 だからです。
15 彼 らはわたしに 言 います、「主 の 言葉 はどこにあるのか。今、それを 出 して 見 せよ」と。
16 悪 をつかわされるようにとは、わたしはたって 求 めませんでした。また 災 の 日 を 願 わなかったのを、あなたはごぞんじです。わたしのくちびるから 出 たことは、み 前 にあります。
17 どうか、わたしを 恐 れさせないでください。災 のときに、あなたはわたしののがれ 場 です。
18 わたしを 攻 め 悩 ます 者 をはずかしめてください。しかしわたしをはずかしめないでください。彼 らを 恐 れさせてください。しかしわたしを 恐 れさせないでください。災 の 日 を 彼 らにきたらせ、滅 びを 倍 にして 彼 らを 滅 ぼしてください。
19 主 はわたしにこう 言 われた、「行 って、ユダの 王 たちの 出入 りするベニヤミンの 門、およびエルサレムのすべての 門 に 立 って、
20 言 いなさい、『これらの 門 からはいるユダの 王 たち、およびユダのすべての 民 とエルサレムに 住 むすべての 者 よ、主 の 言葉 を 聞 きなさい。
21 主 はこう 言 われる、命 が 惜 しいならば 気 をつけるがよい。安息日 に 荷 をたずさえ、またはそれを 持 ってエルサレムの 門 にはいってはならない。
22 また 安息日 にあなたがたの 家 から 荷 を 運 び 出 してはならない。なんのわざをもしてはならない。わたしがあなたがたの 先祖 に 命 じたように 安息日 を 聖別 して 守 りなさい。
23 しかし 彼 らは 従 わず 耳 を 傾 けず、聞 くことも、戒 めをうけることをも 強情 に 拒 んだ。
24 主 は 言 われる、もしあなたがたがわたしに 聞 き 従 い、安息日 に 荷 をたずさえてこの 町 の 門 にはいらず、安息日 を 聖別 して、なんのわざをもしないならば、
25 ダビデの 位 に 座 する 王 たち、つかさたち、ユダの 人々、エルサレムに 住 む 者 は、車 と 馬 に 乗 ってこの 町 の 門 からはいることができる。そしてこの 町 には 長 く 人 が 住 むようになる。
26 また 人々 はユダの 町々 やエルサレムの 周囲、ベニヤミンの 地、平地 と 山地 およびネゲブから 来 て 燔祭、犠牲、素祭、乳香、感謝祭 をたずさえて 主 の 家 にはいる。
27 しかし、もしあなたがたがわたしに 聞 き 従 わないで、安息日 を 聖別 して 守 ることをせず、安息日 に 荷 をたずさえてエルサレムの 門 にはいるならば、わたしは 火 をその 門 の 中 に 燃 やして、エルサレムのもろもろの 宮殿 を 焼 き 滅 ぼす。その 火 は 消 えることがない』」。
Chapter 18
1 主 からエレミヤに 臨 んだ 言葉。
2 「立 って、陶器 師 の 家 に 下 って 行 きなさい。その 所 でわたしはあなたにわたしの 言葉 を 聞 かせよう」。
3 わたしは 陶器 師 の 家 へ 下 って 行 った。見 ると 彼 は、ろくろで 仕事 をしていたが、
4 粘土 で 造 っていた 器 が、その 人 の 手 の 中 で 仕損 じたので、彼 は 自分 の 意 のままに、それをもってほかの 器 を 造 った。
5 その 時、主 の 言葉 がわたしに 臨 んだ、
6 「主 は 仰 せられる、イスラエルの 家 よ、この 陶器 師 がしたように、わたしもあなたがたにできないのだろうか。イスラエルの 家 よ、陶器 師 の 手 に 粘土 があるように、あなたがたはわたしの 手 のうちにある。
7 ある 時 には、わたしが 民 または 国 を 抜 く、破 る、滅 ぼすということがあるが、
8 もしわたしの 言 った 国 がその 悪 を 離 れるならば、わたしはこれに 災 を 下 そうとしたことを 思 いかえす。
9 またある 時 には、わたしが 民 または 国 を 建 てる、植 えるということがあるが、
10 もしその 国 がわたしの 目 に 悪 と 見 えることを 行 い、わたしの 声 に 聞 き 従 わないなら、わたしはこれに 幸 を 与 えようとしたことを 思 いかえす。
11 それゆえ、ユダの 人々 とエルサレムに 住 む 者 に 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしはあなたがたに 災 を 下 そうと 工夫 し、あなたがたを 攻 める 計 りごとを 立 てている。あなたがたはおのおのその 悪 しき 道 を 離 れ、その 道 と 行 いを 改 めなさい』と。
12 しかし 彼 らは 言 う、『それはむだです。われわれは 自分 の 図 るところに 従 い、おのおのその 悪 い 強情 な 心 にしたがって 行動 します』と。
13 それゆえ 主 はこう 言 われる、異邦 の 民 のうちのある 者 に 尋 ねてみよ、このような 事 を 聞 いた 者 があろうか。おとめイスラエルは 恐 ろしい 事 をした。
14 レバノンの 雪 が、どうしてシリオンの 岩 を 離 れようか。山 の 水、冷 たい 川 の 流 れが、どうしてかわいてしまおうか。
15 それなのにわが 民 はわたしを 忘 れて、偽 りの 神々 に 香 をたいている。彼 らはその 道、古 い 道 につまずき、また 小道 に 入 り、大路 からはなれた。
16 自分 の 地 を 荒 れすたれさせて、いつまでも 人 に 舌打 ちされるものとした。そこを 通 る 人 はみな 身震 いして、首 を 振 る。
17 わたしは 東風 のように、彼 らをその 敵 の 前 に 散 らす。その 滅 びの 日 には、わたしは 彼 らに 背 を 向 け、顔 を 向 けない」。
18 彼 らは 言 った、「さあ、計略 をめぐらして、エレミヤを 倒 そう。祭司 には 律法 があり、知恵 ある 者 には 計 りごとがあり、預言者 には 言葉 があって、これらのものが 滅 びてしまうことはない。さあ、われわれは 舌 をもって 彼 を 撃 とう。彼 のすべての 言葉 に、心 を 留 めないことにしよう」。
19 主 よ、どうぞわたしにみ 心 を 留 め、わたしの 訴 えをお 聞 きください。
20 悪 をもって 善 に 報 いるべきでしょうか。しかもなお 彼 らはわたしの 命 を 取 ろうとして 穴 を 掘 りました。わたしがあなたの 前 に 立 って、彼 らのことを 良 く 言 い、あなたの 憤 りを 止 めようとしたのを 覚 えてください。
21 それゆえ、彼 らの 子 どもたちをききんに 渡 し、彼 らをつるぎの 刃 に 渡 してください。彼 らの 妻 は 子 を 失 い、また 寡婦 となり、男 は 疫病 にかかって 死 に、若 い 者 は、戦争 でつるぎに 殺 されますように。
22 あなたが 敵 をにわかに 彼 らに 臨 ませられるとき、彼 らの 家 から 叫 び 声 が 聞 えますように。彼 らは 穴 を 掘 って、わたしを 捕 えようとし、わなをつくって、わたしの 足 を 捕 えようとしたからです。
23 主 よ、あなたは 彼 らがわたしを 殺 すためにめぐらしている 計略 を 皆 ごぞんじです。その 悪 をゆるすことなく、その 罪 をあなたの 前 から 消 し 去 らないでください。彼 らをあなたの 前 に 倒 れさせてください。あなたのお 怒 りになる 時 に 彼 らを 罰 してください。
Chapter 19
1 主 はこう 言 われる、「行 って、陶器 師 のびんを 買 い、民 の 長老 と 年長 の 祭司 のうちの 数人 を 伴 って、
2 瀬戸 かけの 門 の 入口 にあるベンヒンノムの 谷 へ 行 き、その 所 で、わたしがあなたに 語 る 言葉 をのべて、
3 言 いなさい、『ユダの 王 たち、およびエルサレムに 住 む 者 よ、主 の 言葉 を 聞 きなさい。万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしは 災 をこの 所 に 下 す。おおよそ、その 災 のことを 聞 くものの 耳 は 両方 とも 鳴 る。
4 彼 らがわたしを 捨 て、この 所 を 汚 し、この 所 で、自分 も 先祖 たちもユダの 王 たちも 知 らなかった 他 の 神々 に 香 をたき、かつ 罪 のない 者 の 血 を、この 所 に 満 たしたからである。
5 また 彼 らはバアルのために 高 き 所 を 築 き、火 をもって 自分 の 子 どもたちを 焼 き、燔祭 としてバアルにささげた。これはわたしの 命 じたことではなく、定 めたことでもなく、また 思 いもしなかったことである。
6 主 は 言 われる、それゆえ、見 よ、この 所 をトペテまたはベンヒンノムの 谷 と 呼 ばないで、虐殺 の 谷 と 呼 ぶ 日 がくる。
7 またわたしはこの 所 でユダとエルサレムの 計 りごとを 打 ち 破 り、つるぎをもって、彼 らをその 敵 の 前 と、そのいのちを 求 める 者 の 手 に 倒 れさせ、またその 死体 を 空 の 鳥 と 地 の 獣 の 食 い 物 とし、
8 かつ、この 町 を 荒 れすたれさせて、人 に 舌打 ちされるものとする。そこを 通 る 人 は 皆 そのもろもろの 災 を 見 て 身震 いし、舌打 ちする。
9 また 彼 らがその 敵 とその 命 を 求 める 者 とに 囲 まれて 苦 しみ 悩 む 時、わたしは 彼 らに 自分 のむすこの 肉、娘 の 肉 を 食 べさせる。彼 らはまた 互 にその 友 の 肉 を 食 べるようになる』。
10 そこで、あなたは、一緒 に 行 く 人々 の 目 の 前 で、そのびんを 砕 き、
11 そして 彼 らに 言 いなさい、『万軍 の 主 はこう 仰 せられる、陶器 師 の 器 をひとたび 砕 くならば、もはやもとのようにすることはできない。このようにわたしはこの 民 とこの 町 とを 砕 く。人々 はほかに 葬 るべき 場所 がないために、トペテに 葬 るであろう。
12 主 は 仰 せられる、わたしはこの 所 と、ここに 住 む 者 とにこのようにし、この 町 をトペテのようにする。
13 エルサレムの 家 とユダの 王 たちの 家、すなわち 彼 らがその 屋上 で 天 の 衆 群 に 香 をたき、ほかの 神々 に 酒 を 注 いだ 家 は、皆 トペテの 所 のように 汚 される』」。
14 エレミヤは 主 が 彼 をつかわして 預言 させられたトペテから 帰 ってきて、主 の 家 の 庭 に 立 ち、すべての 民 に 言 った、
15 「万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしは、この 町 とそのすべての 村々 に、わたしの 言 ったもろもろの 災 を 下 す。彼 らが 強情 で、わたしの 言葉 に 聞 き 従 おうとしないからである」。
Chapter 20
1 さて 祭司 インメルの 子 で、主 の 宮 のつかさの 長 であったパシュルは、エレミヤがこれらの 事 を 預言 するのを 聞 いた。
2 そしてパシュルは 預言者 エレミヤを 打 ち、主 の 宮 にある 上 のベニヤミンの 門 の 足 かせにつないだ。
3 その 翌日 パシュルがエレミヤを 足 かせから 解 き 放 した 時、エレミヤは 彼 に 言 った、「主 はあなたの 名 をパシュルとは 呼 ばないで、『恐 れが 周囲 にある』と 呼 ばれる。
4 主 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしはあなたを、あなた 自身 とあなたのすべての 友 だちに 恐 れを 起 させる 者 とする。彼 らはあなたが 見 ている 目 の 前 で 敵 のつるぎに 倒 れる。わたしはまたユダのすべての 民 をバビロン 王 の 手 に 渡 す。彼 は 彼 らを 捕 えてバビロンに 移 し、つるぎをもって 殺 す。
5 わたしはまたこの 町 のすべての 富 と、その 獲 たすべての 物 と、そのすべての 貴重 な 物 と、ユダの 王 たちのすべての 宝物 をその 敵 の 手 に 渡 す。彼 らはこれをかすめ、民 を 捕 えてバビロンに 移 す。
6 パシュルよ、あなたと、あなたの 家 に 住 む 者 とはみな 捕 え 移 される。あなたはバビロンに 行 って、その 所 で 死 に、その 所 に 葬 られる。あなたも、あなたが 偽 って 預言 した 言葉 に 聞 き 従 った 友 もみなそのようになる」。
7 主 よ、あなたがわたしを 欺 かれたので、わたしはその 欺 きに 従 いました。あなたはわたしよりも 強 いので、わたしを 説 き 伏 せられたのです。わたしは 一日 中、物笑 いとなり、人 はみなわたしをあざけります。
8 それは、わたしが 語 り、呼 ばわるごとに、「暴虐、滅亡」と 叫 ぶからです。主 の 言葉 が 一日 中、わが 身 のはずかしめと、あざけりになるからです。
9 もしわたしが、「主 のことは、重 ねて 言 わない、このうえその 名 によって 語 る 事 はしない」と 言 えば、主 の 言葉 がわたしの 心 にあって、燃 える 火 のわが 骨 のうちに 閉 じこめられているようで、それを 押 えるのに 疲 れはてて、耐 えることができません。
10 多 くの 人 のささやくのを 聞 くからです。恐 れが 四方 にあります。「告発 せよ。さあ、彼 を 告発 しよう」と 言 って、わが 親 しい 友 は 皆 わたしのつまずくのを、うかがっています。また、「彼 は 欺 かれるだろう。そのとき、われわれは 彼 に 勝 って、あだを 返 すことができる」と 言 います。
11 しかし 主 は 強 い 勇士 のようにわたしと 共 におられる。それゆえ、わたしに 迫 りくる 者 はつまずき、わたしに 打 ち 勝 つことはできない。彼 らは、なし 遂 げることができなくて、大 いに 恥 をかく。その 恥 は、いつまでも 忘 れられることはない。
12 正 しき 者 を 試 み、人 の 心 と 思 いを 見 られる 万軍 の 主 よ、あなたが 彼 らに、あだを 返 されるのを 見 せてください。わたしはあなたに、わたしの 訴 えをお 任 せしたからです。
13 主 に 向 かって 歌 い、主 をほめたたえよ。主 は 貧 しい 者 の 命 を、悪人 の 手 から 救 われたからである。
14 わたしの 生 れた 日 はのろわれよ。母 がわたしを 産 んだ 日 は 祝福 を 受 けるな。
15 わたしの 父 に「男 の 子 が、生 れました」と 告 げて、彼 を 大 いに 喜 ばせた 人 は、のろわれよ。
16 その 人 は、主 のあわれみを 受 けることなく、滅 ぼされた 町 のようになれ。朝 には、彼 に 叫 びを 聞 かせ、昼 には 戦 いの 声 を 聞 かせよ。
17 彼 がわたしを 胎内 で 殺 さず、わが 母 をわたしの 墓場 となさず、その 胎 をいつまでも 大 きくしなかったからである。
18 なにゆえにわたしは 胎内 を 出 てきて、悩 みと 悲 しみに 会 い、恥 を 受 けて 一生 を 過 ごすのか。
Chapter 21
1 ゼデキヤ 王 は、マルキヤの 子 パシュルと 祭司 マアセヤの 子 ゼパニヤを、エレミヤのもとにつかわし、
2 「バビロンの 王 ネブカデレザルがわれわれを 攻 めようとしているゆえ、われわれのために 主 に 尋 ねてほしい。主 はそのもろもろの 不思議 なわざをもって、われわれを 助 け、バビロンの 王 をわれわれから 退 かせられるかも 知 れない」と 言 わせた。その 時、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ。
3 エレミヤは 彼 らに 答 えて 言 った、「あなたがたはゼデキヤにこのように 言 いなさい、
4 『イスラエルの 神、主 はこう 仰 せられる、見 よ、あなたがたが、この 城壁 の 外 にあって、あなたがたを 攻 め 囲 むバビロンの 王 およびカルデヤびとと 戦 うとき、わたしはあなたがたの 手 に 持 っている 武器 をとりあげ、これを 町 の 中 に 集 めさせる。
5 わたしは 手 を 伸 べ、強 い 腕 をもって、怒 り、憤 り、激 しく 怒 って、あなたがたを 攻 める。
6 わたしはまたこの 町 に 住 む 人 と 獣 とを 撃 つ。彼 らはみな 重 い 疫病 にかかって 死 ぬ。
7 主 は 言 われる、この 後、わたしはユダの 王 ゼデキヤとその 家来 たち、および 疫病 と、つるぎと、ききんを 免 れて、この 町 に 残 っている 民 を、バビロンの 王 ネブカデレザルの 手 と、その 敵 の 手、およびその 命 を 求 める 者 の 手 に 渡 す。バビロンの 王 はつるぎの 刃 にかけて 彼 らを 撃 ち、彼 らを 惜 しまず、顧 みず、またあわれむこともしない』。
8 あなたはまたこの 民 に 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしは 命 の 道 と 死 の 道 とをあなたがたの 前 に 置 く。
9 この 町 にとどまる 者 は、つるぎと、ききんと、疫病 とで 死 ぬ。しかし、出 て 行 って、あなたがたを 攻 め 囲 んでいるカルデヤびとに 降伏 する 者 は 死 を 免 れ、その 命 は 自分 のぶんどり 物 となる。
10 主 は 言 われる、わたしがこの 町 に 顔 を 向 けたのは 幸 を 与 えるためではなく、災 を 与 えるためである。この 町 はバビロンの 王 の 手 に 渡 される。彼 は 火 をもって、これを 焼 き 払 う』。
11 またユダの 王 の 家 に 言 いなさい、『主 の 言葉 を 聞 きなさい。
12 ダビデの 家 よ、主 はこう 仰 せられる、朝 ごとに、正 しいさばきを 行 い、物 を 奪 われた 人 をしえたげる 者 の 手 から 救 え。そうしないと、あなたがたの 悪 い 行 いのために、わたしの 怒 りは 火 のように 燃 えて、それを 消 すことはできない』」。
13 「主 は 言 われる、谷 に 住 む 者 よ、平原 の 岩 よ、見 よ、わたしはあなたに 敵 する。あなたがたは 言 う、『だれが 下 ってきて、われわれを 攻 めるものか、だれがわれわれのいる 所 に、はいるものか』と。
14 わたしはあなたがたを、その 行 いの 実 によって 罰 する。またその 林 に 火 をつけて、その 周囲 のものをみな 焼 き 尽 すと、主 は 言 われる」。
Chapter 22
1 主 はこう 言 われる、「ユダの 王 の 家 に 下 り、その 所 にこの 言葉 をのべて、
2 言 いなさい、『ダビデの 位 にすわるユダの 王 よ、あなたと、あなたの 家臣、および、この 門 からはいるあなたの 民 は 主 の 言葉 を 聞 きなさい。
3 主 はこう 言 われる、公平 と 正義 を 行 い、物 を 奪 われた 人 を、しえたげる 者 の 手 から 救 い、異邦 の 人、孤児、寡婦 を 悩 まし、しえたげてはならない。またこの 所 に、罪 なき 者 の 血 を 流 してはならない。
4 もしあなたがたがこの 言葉 を 真実 に 行 うならば、ダビデの 位 にすわる 王 とその 家臣、およびその 民 は、車 と 馬 に 乗 って、この 家 の 門 にはいることができる。
5 しかしあなたがたがこの 言葉 を 聞 かないならば、わたしは 自身 をさして 誓 うが、この 家 は 荒 れ 地 となると、主 は 言 われる。
6 主 はユダの 王 の 家 についてこう 言 われる、あなたはわたしに 対 してギレアデのようであり、レバノンの 頂 のようである。しかし、わたしは 必 ずあなたを 荒 れ 地 にし、人 の 住 まない 町 にする。
7 わたしは 滅 ぼす 者 を 設 けて、あなたを 攻 めさせる、彼 らはおのおのその 武器 をとり、あなたの 麗 しい 香柏 を 切 り 倒 し、火 に 投 げ 入 れる。
8 多 くの 国 の 人 はこの 町 を 過 ぎ、互 に 語 って、「なぜ 主 はこの 大 いなる 町 をこのようにされたのか」と 言 うとき、
9 人 は 答 えて、「これは 彼 らがその 神、主 の 契約 を 捨 てて 他 の 神々 を 拝 し、これに 仕 えたからである」と 言 うであろう』」。
10 死 んだ 者 のために 泣 くことなく、またそのために 嘆 いてはならない。捕 え 移 されてゆく 者 のために、激 しく 泣 け。彼 はふたたび 帰 ってきて、その 故郷 を 見 ることがないからである。
11 ユダの 王 ヨシヤの 子 シャルムは 父 ヨシヤについで 王 となったが、ついにこの 所 から 出 て 行 った。主 は 彼 についてこう 言 われる、「彼 は 再 びここに 帰 らない。
12 彼 はその 捕 え 行 かれた 所 で 死 に、再 びこの 地 を 見 ない」。
13 「不義 をもってその 家 を 建 て、不法 をもってその 高殿 を 造 り、隣 り 人 を 雇 って 何 をも 与 えず、その 賃金 を 払 わない 者 はわざわいである。
14 彼 は 言 う、『わたしは 自分 のために 大 きな 家 を 建 て、広 い 高殿 を 造 ろう』と。そしてこれがために 窓 を 造 り、香柏 の 鏡板 でおおい、それを 朱 で 塗 る。
15 あなたは 競 って 香柏 を 用 いることによって、王 であると 思 うのか。あなたの 父 は 食 い 飲 みし、公平 と 正義 を 行 って、幸 を 得 たのではないか。
16 彼 は 貧 しい 人 と 乏 しい 人 の 訴 えをただして、さいわいを 得 た。こうすることがわたしを 知 ることではないかと 主 は 言 われる。
17 しかし、あなたは 目 も 心 も、不正 な 利益 のためにのみ 用 い、罪 なき 者 の 血 を 流 そうとし、圧制 と 暴虐 を 行 おうとする」。
18 それゆえ、主 はユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムについてこう 言 われる、「人々 は『悲 しいかな、わが 兄』、『悲 しいかな、わが 姉』と 言 って、彼 のために 嘆 かない。また『悲 しいかな、主君 よ』、『悲 しいかな、陛下 よ』と 言 って 嘆 かない。
19 ろばが 埋 められるように、彼 は 葬 られる。引 かれて 行 って、エルサレムの 門 の 外 に 投 げ 捨 てられる」。
20 「レバノンに 登 って 呼 ばわり、バシャンにあなたの 声 をあげ、アバリムから 呼 ばわれ。あなたの 愛 する 者 がみな 滅 ぼされるからだ。
21 あなたの 栄 えていた 時、わたしはあなたに 語 ったが『聞 きたくはない』と 言 った。あなたがわたしの 声 に 聞 き 従 わないことは、あなたの 幼 い 時 からの、ならわしであった。
22 あなたの 牧者 はみな、風 に 追 い 立 てられ、あなたの 愛 する 者 は 捕 え 移 される。その 時、あなたは 自分 のもろもろの 悪 のために、恥 じ、うろたえる。
23 レバノンに 住 み、香柏 の 中 に 巣 をつくっている 者 よ、子 を 産 む 女 に 臨 む 苦 しみのような 苦痛 があなたに 臨 むとき、あなたはどんなに 嘆 くことであろうか」。
24 「主 は 言 われる、わたしは 生 きている。ユダの 王 エホヤキムの 子 コニヤが、わたしの 右手 の 指輪 であっても、わたしはあなたを 抜 き 取 る。
25 あなたの 命 を 求 める 者 の 手、あなたがその 顔 を 恐 れる 者 の 手、すなわちバビロンの 王 ネブカデレザルの 手 と、カルデヤびとの 手 にあなたを 渡 す。
26 わたしは、あなたと、あなたを 産 んだ 母 を、あなたがたの 生 れた 国 でない 他 の 国 に 追 いやる。あなたがたはそこで 死 ぬ。
27 彼 らが 帰 りたいとせつに 願 う 国 に、彼 らは 再 び 帰 ることができない」。
28 この 人 コニヤは 卑 しむべき、こわれたつぼであろうか、だれも 心 に 留 めない 器 であろうか。なぜ 彼 とその 子孫 は 追 いやられて、知 らない 地 に 投 げやられるのか。
29 ああ、地 よ、地 よ、地 よ、主 の 言葉 を 聞 けよ。
30 主 はこう 言 われる、「この 人 を、子 なき 人 として、またその 一生 のうち、栄 えることのない 人 として 記録 せよ。その 子孫 のうち、ひとりも 栄 えて、ダビデの 位 にすわり、ユダを 治 めるものが 再 び 起 らないからである」。
Chapter 23
1 主 は 言 われる、「わが 牧場 の 羊 を 滅 ぼし 散 らす 牧者 はわざわいである」。
2 それゆえイスラエルの 神、主 はわが 民 を 養 う 牧者 についてこう 言 われる、「あなたがたはわたしの 群 れを 散 らし、これを 追 いやって 顧 みなかった。見 よ、わたしはあなたがたの 悪 しき 行 いによってあなたがたに 報 いると、主 は 言 われる。
3 わたしの 群 れの 残 った 者 を、追 いやったすべての 地 から 集 め、再 びこれをそのおりに 帰 らせよう。彼 らは 子 を 産 んでその 数 が 多 くなる。
4 わたしはこれを 養 う 牧者 をその 上 に 立 てる、彼 らは 再 び 恐 れることなく、またおののくことなく、いなくなることもないと、主 は 言 われる。
5 主 は 仰 せられる、見 よ、わたしがダビデのために一つの 正 しい 枝 を 起 す 日 がくる。彼 は 王 となって 世 を 治 め、栄 えて、公平 と 正義 を 世 に 行 う。
6 その 日 ユダは 救 を 得、イスラエルは 安 らかにおる。その 名 は『主 はわれわれの 正義』ととなえられる。
7 主 は 言 われる、それゆえ 見 よ、人々 は『イスラエルの 民 をエジプトの 地 から 導 き 出 された 主 は 生 きておられる』とまた 言 わないで、
8 『イスラエルの 家 の 子孫 を 北 の 地 と、そのすべて 追 いやられた 地 から 導 き 出 された 神 は 生 きておられる』という 日 がくる。その 時、彼 らは 自分 の 地 に 住 んでいる」。
9 預言者 たちについて。わが 心 はわたしのうちに 破 れ、わが 骨 はみな 震 う。主 とその 聖 なる 言葉 のために、わたしは 酔 っている 人 のよう、酒 に 打 ち 負 かされた 人 のようである。
10 この 地 に 姦淫 を 行 うものが 満 ちているからだ。のろいによって 地 は 嘆 き、荒野 の 牧場 はかわく。彼 らの 道 は 悪 く、その 力 は 正 しくない。
11 「預言者 と 祭司 とは 共 に 神 を 汚 す 者 である。わたしの 家 においてすら 彼 らの 悪 を 見 たと、主 は 言 われる。
12 それゆえ、彼 らの 道 は、おのずから 暗黒 の 中 にあるなめらかな 道 のようになり、彼 らは 押 されてその 道 に 倒 れる。わたしが 彼 らの 罰 せられる 年 に、災 をその 上 に 臨 ませるからであると、主 は 言 われる。
13 わたしはサマリヤの 預言者 のうちに 不快 な 事 のあるのを 見 た。彼 らはバアルによって 預言 し、わが 民 イスラエルを 惑 わした。
14 しかしエルサレムの 預言者 のうちには、恐 ろしい 事 のあるのを 見 た。彼 らは 姦淫 を 行 い、偽 りに 歩 み、悪人 の 手 を 強 くし、人 をその 悪 から 離 れさせない。彼 らはみなわたしにはソドムのようであり、その 民 はゴモラのようである」。
15 それゆえ 万軍 の 主 は 預言者 についてこう 言 われる、「見 よ、わたしは 彼 らに、にがよもぎを 食 べさせ、毒 の 水 を 飲 ませる。神 を 汚 すことがエルサレムの 預言者 から 出 て、全 地 に 及 んでいるからである」。
16 万軍 の 主 はこう 言 われる、「あなたがたに 預言 する 預言者 の 言葉 を 聞 いてはならない。彼 らはあなたがたに、むなしい 望 みをいだかせ、主 の 口 から 出 たのでない、自分 の 心 の 黙示 を 語 るのである。
17 彼 らは 主 の 言葉 を 軽 んじる 者 に 向 かって 絶 えず、『あなたがたは 平安 を 得 る』と 言 い、また 自分 の 強情 な 心 にしたがって 歩 むすべての 人 に 向 かって、『あなたがたに 災 はこない』と 言 う」。
18 彼 らのうちだれか 主 の 議会 に 立 って、その 言葉 を 見聞 きした 者 があろうか。だれか 耳 を 傾 けてその 言葉 を 聞 いた 者 があろうか。
19 見 よ、主 の 暴風 がくる。憤 りと、つむじ 風 が 出 て、悪人 のこうべをうつ。
20 主 の 怒 りは、み 心 に 思 い 定 められたことをなし 遂 げられるまで 退 くことはない。末 の 日 にあなたがたはそれを 明 らかに 悟 る。
21 預言者 たちはわたしがつかわさなかったのに、彼 らは 走 った。わたしが、彼 らに 告 げなかったのに、彼 らは 預言 した。
22 もし 彼 らがわたしの 議会 に 立 ったのであれば、わたしの 民 にわが 言葉 を 告 げ 示 して、その 悪 い 道 と 悪 い 行 いから、離 れさせたであろうに。
23 「主 は 言 われる、わたしはただ 近 くの 神 であって、遠 くの 神 ではないのであるか。
24 主 は 言 われる、人 は、ひそかな 所 に 身 を 隠 して、わたしに 見 られないようにすることができようか。主 は 言 われる、わたしは 天 と 地 とに 満 ちているではないか。
25 わが 名 によって 偽 りを 預言 する 預言者 たちが、『わたしは 夢 を 見 た、わたしは 夢 を 見 た』と 言 うのを 聞 いた。
26 偽 りを 預言 する 預言者 たちの 心 に、いつまで 偽 りがあるのであるか。彼 らはその 心 の 欺 きを 預言 する。
27 彼 らはその 先祖 がバアルに 従 ってわが 名 を 忘 れたように、互 に 夢 を 語 って、わたしの 民 にわが 名 を 忘 れさせようとする。
28 夢 をみた 預言者 は 夢 を 語 るがよい。しかし、わたしの 言葉 を 受 けた 者 は 誠実 にわたしの 言葉 を 語 らなければならない。わらと 麦 とをくらべることができようかと、主 は 言 われる。
29 主 は 仰 せられる、わたしの 言葉 は 火 のようではないか。また 岩 を 打 ち 砕 く 鎚 のようではないか。
30 それゆえ 見 よ、わたしはわたしの 言葉 を 互 に 盗 む 預言者 の 敵 となると、主 は 言 われる。
31 見 よ、わたしは、『主 は 言 いたもう』と 舌 をもって 語 る 預言者 の 敵 となると、主 は 言 われる。
32 主 は 仰 せられる、見 よ、わたしは 偽 りの 夢 を 預言 する 者 の 敵 となる。彼 らはそれを 語 り、またその 偽 りと 大言 をもってわたしの 民 を 惑 わす。わたしが 彼 らをつかわしたのではなく、また 彼 らに 命 じたのでもない。それで 彼 らはこの 民 にすこしも 益 にならないと、主 は 言 われる。
33 この 民 のひとり、または 預言者、または 祭司 があなたに、『主 の 重荷 はなんですか』と 問 うならば、彼 らに 答 えなさい、『あなたがたがその 重荷 です。そして 主 は、あなたがたを 捨 てると 言 っておられます』と。
34 そして、『主 の 重荷』と 言 うその 預言者、祭司、または 民 のひとりを、その 家族 と 共 にわたしは 罰 する。
35 あなたがたは、みな 互 に、隣 り 人 に、また 兄弟 に、こう 言 わなければならない、『主 はなんと 答 えられましたか』、『主 はなんと 言 われましたか』と。
36 しかし 重 ねて『主 の 重荷』と 言 ってはならない。重荷 は 人 おのおのの 自分 の 言葉 だからである。あなたがたは 生 ける 神、万軍 の 主 なるわれわれの 神 の 言葉 を 曲 げる 者 である。
37 あなたは 預言者 にこう 言 わなければならない、『主 はあなたになんと 答 えられましたか』、『主 はなんと 言 われましたか』と。
38 もしあなたがたが『主 の 重荷』と 言 うならば、主 はこう 仰 せられる、『わたしが 人 をあなたがたにつかわして、あなたがたは「主 の 重荷」と 言 ってはならないと 言 わせたのに、あなたがたは「主 の 重荷」という 言葉 を 言 ったので、
39 わたしは 必 ずあなたがたを 捕 え 移 させ、あなたがたとあなたがたの 先祖 とに 与 えたこの 町 と、あなたがたとを、わたしの 前 から 捨 て 去 る。
40 そして、忘 れられることのない 永遠 のはずかしめと 永遠 の 恥 を、あなたがたにこうむらせる』」。
Chapter 24
1 バビロンの 王 ネブカデレザルがユダの 王 エホヤキムの 子 エコニヤおよびユダの 君 たちと 工匠 と 鍛冶 をエルサレムからバビロンに 移 して 後、主 はわたしにこの 幻 をお 示 しになった。見 よ、主 の 宮 の 前 に 置 かれているいちじくを 盛 った二つのかごがあった。
2 その一つのかごには、はじめて 熟 したような 非常 に 良 いいちじくがあり、ほかのかごには 非常 に 悪 くて 食 べられないほどの 悪 いいちじくが 入 れてあった。
3 主 はわたしに、「エレミヤよ、何 を 見 るか」と 言 われた。わたしは、「いちじくです。その 良 いいちじくは 非常 によく、悪 いほうのいちじくは 非常 に 悪 くて、食 べられません」と 答 えた。
4 主 の 言葉 がまたわたしに 臨 んだ、
5 「イスラエルの 神、主 はこう 仰 せられる、この 所 からカルデヤびとの 地 に 追 いやったユダの 捕 われ 人 を、わたしはこの 良 いいちじくのように 顧 みて 恵 もう。
6 わたしは 彼 らに 目 をかけてこれを 恵 み、彼 らをこの 地 に 返 し、彼 らを 建 てて 倒 さず、植 えて 抜 かない。
7 わたしは 彼 らにわたしが 主 であることを 知 る 心 を 与 えよう。彼 らはわたしの 民 となり、わたしは 彼 らの 神 となる。彼 らは 一心 にわたしのもとに 帰 ってくる。
8 主 はこう 仰 せられる、わたしはユダの 王 ゼデキヤとそのつかさたち、およびエルサレムの 人 の 残 ってこの 地 にいる 者、ならびにエジプトの 地 に 住 んでいる 者 を、この 悪 くて 食 べられない 悪 いいちじくのようにしよう。
9 わたしは 彼 らを 地 のもろもろの 国 で、忌 みきらわれるものとし、またわたしの 追 いやるすべての 所 で、はずかしめに 会 わせ、ことわざとなり、あざけりと、のろいに 会 わせる。
10 わたしはつるぎと、ききんと、疫病 を 彼 らのうちに 送 って、ついに 彼 らをわたしが 彼 らとその 先祖 とに 与 えた 地 から 絶 えさせる」。
Chapter 25
1 ユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムの四 年(バビロンの 王 ネブカデレザルの 元年)にユダのすべての 民 についての 言葉 がエレミヤに 臨 んだ。
2 預言者 エレミヤはこの 言葉 をユダのすべての 民 とエルサレムに 住 むすべての 人 に 告 げて 言 った、
3 「ユダの 王 アモンの 子 ヨシヤの十三 年 から 今日 にいたるまで二十三 年 の 間、主 の 言葉 がわたしに 臨 んだ。わたしはたゆまずにそれをあなたがたに 語 ってきたが、あなたがたは 聞 かなかった。
4 主 はたゆまず、そのしもべである 預言者 を、あなたがたにつかわされたが、あなたがたは 聞 かずまた 耳 を 傾 けて 聞 こうともしなかった。
5 彼 らは 言 った、『あなたがたはおのおの 今 その 悪 の 道 と 悪 い 行 いを 捨 てなさい。そうすれば 主 が 昔 からあなたがたと 先祖 たちとに 与 えられた 地 に 永遠 に 住 むことができる。
6 あなたがたは、ほかの 神 に 従 って、それに 仕 え、それを 拝 んではならない。あなたがたの 手 で 作 ったものをもって、わたしを 怒 らせてはならない。このようなことをしないなら、わたしはあなたがたをそこなうことはない』と。
7 しかしあなたがたはわたしに 聞 き 従 わず、あなたがたの 手 で 作 った 物 をもって、わたしを 怒 らせて 自 ら 害 を 招 いたと、主 は 言 われる。
8 それゆえ 万軍 の 主 はこう 仰 せられる、あなたがたがわたしの 言葉 に 聞 き 従 わないゆえ、
9 見 よ、わたしは 北 の 方 のすべての 種族 と、わたしのしもべであるバビロンの 王 ネブカデレザルを 呼 び 寄 せて、この 地 とその 民 と、そのまわりの 国々 を 攻 め 滅 ぼさせ、これを 忌 みきらわれるものとし、人 の 笑 いものとし、永遠 のはずかしめとすると、主 は 言 われる。
10 またわたしは 喜 びの 声、楽 しみの 声、花婿 の 声、花嫁 の 声、ひきうすの 音、ともしびの 光 を 彼 らの 中 に 絶 えさせる。
11 この 地 はみな 滅 ぼされて 荒 れ 地 となる。そしてその 国々 は七十 年 の 間 バビロンの 王 に 仕 える。
12 主 は 言 われる、七十 年 の 終 った 後 に、わたしはバビロンの 王 と、その 民 と、カルデヤびとの 地 を、その 罪 のために 罰 し、永遠 の 荒 れ 地 とする。
13 わたしはあの 地 について、わたしが 語 ったすべての 言葉 をその 上 に 臨 ませる。これはエレミヤが、万国 のことについて 預言 したものであって、みなこの 書 にしるされている。
14 多 くの 国々 と 偉大 な 王 たちとは、彼 らをさえ 奴隷 として 仕 えさせる。わたしは 彼 らの 行 いと、その 手 のわざに 従 って 報 いる」。
15 イスラエルの 神、主 はわたしにこう 仰 せられた、「わたしの 手 から、この 怒 りの 杯 を 受 けて、わたしがあなたをつかわす 国々 の 民 に 飲 ませなさい。
16 彼 らは 飲 んで、よろめき 狂 う。これはわたしが 彼 らのうちに、つるぎをつかわそうとしているからである」。
17 こうしてわたしは 主 の 手 から 杯 を 受 け、主 がわたしをつかわされた 国々 の 民 に 飲 ませた。
18 すなわちエルサレムとユダのすべての 町 と、その 王 たちおよびそのつかさたちに 飲 ませて、それらを 滅 ぼし、荒 れ 地 とし、人 の 笑 いものとし、のろわれるものとした。今日 のとおりである。
19 またエジプトの 王 パロとその 家来 たち、その 君 たち、そのすべての 民 と、
20 もろもろの 寄留 の 異邦人、およびウズの 地 のすべての 王 たち、およびペリシテびとの 地 のすべての 王 たち、(アシケロン、ガザ、エクロン、アシドドの 残 りの 者)、
21 エドム、モアブ、アンモンの 子孫、
22 ツロのすべての 王 たち、シドンのすべての 王 たち、海 のかなたの 海沿 いの 地 の 王 たち、
23 デダン、テマ、ブズおよびすべて 髪 の 毛 のすみずみをそる 者、
24 アラビヤのすべての 王 たち、荒野 の 雑種 の 民 のすべての 王 たち、
25 ジムリのすべての 王 たち、エラムのすべての 王 たち、メデアのすべての 王 たち、
26 北 のすべての 王 たちの 遠 き 者、近 き 者 もつぎつぎに、またすべて 地 のおもてにある 世 の 国々 の 王 たちもこの 杯 を 飲 む。そして 彼 らの 次 にバビロンの 王 もこれを 飲 む。
27 「それであなたは 彼 らに 言 いなさい、『万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、飲 め、酔 って 吐 け、倒 れて 再 び 立 つな、わたしがあなたがたのうちに、つるぎをつかわすからである』」。
28 「もし 彼 らがあなたの 手 から 杯 を 受 けて 飲 むことをしないならば、あなたは 彼 らに 言 いなさい、『万軍 の 主 はこう 仰 せられる、あなたがたは 必 ず 飲 まなければならない。
29 見 よ、わたしの 名 をもって 呼 ばれるこの 町 にさえ 災 を 下 すのだ。どうしてあなたがたが 罰 を 免 れることができようか。あなたがたは 罰 を 免 れることはできない。わたしがつるぎを 呼 び 寄 せて、地 に 住 むすべての 者 を 攻 めるからであると、万軍 の 主 は 仰 せられる』。
30 それゆえ、あなたは 彼 らにこのすべての 言葉 を 預言 して 言 いなさい、『主 は 高 い 所 から 呼 ばわり、その 聖 なるすまいから 声 を 出 し、自分 のすみかに 向 かって 大 いに 呼 ばわり、地 に 住 むすべての 者 に 向 かってぶどうを 踏 む 者 のように 叫 ばれる。
31 叫 びは 地 の 果 にまで 響 きわたる。主 が 国々 と 争 い、すべての 肉 なる 者 をさばき、悪人 をつるぎに 渡 すからであると、主 は 言 われる』。
32 万軍 の 主 はこう 仰 せられる、見 よ、国 から 国 へ 災 が 出 て 行 く。大 きなあらしが 地 の 果 からおこる。
33 その 日、主 に 殺 される 人々 は、地 のこの 果 から、かの 果 に 及 ぶ。彼 らは 悲 しまれず、集 められず、また 葬 られずに、地 のおもてに 糞土 となる。
34 牧者 よ、嘆 き 叫 べ、群 れのかしらたちよ、灰 の 中 にまろべ。あなたがたのほふられる 日、散 らされる 日 が 来 たからだ。あなたがたは 選 び 分 けられた 雄羊 のように 倒 れる。
35 牧者 には、のがれ 場 なく、群 れのかしらたちは 逃 げる 所 がない。
36 牧者 の 叫 び 声 と、群 れのかしらたちの 嘆 きの 声 が 聞 える。主 が 彼 らの 牧場 を 滅 ぼしておられるからだ。
37 主 の 激 しい 怒 りによって、平和 な 牧場 は 荒 れていく。
38 ししのように 彼 はその 巣 を 出 た。主 のつるぎと、その 激 しい 怒 りによって、彼 らの 地 は 荒 れ 地 となった」。
Chapter 26
1 ユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムが 世 を 治 めた 初 めのころ、主 からこの 言葉 があった、
2 「主 はこう 仰 せられる、主 の 宮 の 庭 に 立 ち、わたしがあなたに 命 じて 言 わせるすべての 言葉 を、主 の 宮 で 礼 拝 するために 来 ているユダの 町々 の 人々 に 告 げなさい。ひと 言 をも 言 い 残 しておいてはならない。
3 彼 らが 聞 いて、おのおのその 悪 い 道 を 離 れることがあるかも 知 れない。そのとき、わたしは 彼 らの 行 いの 悪 いために、災 を 彼 らに 下 そうとしたのを 思 いなおす。
4 あなたは 彼 らに 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられる、もしあなたがたがわたしに 聞 き 従 わず、わたしがあなたがたの 前 に 定 めおいた 律法 を 行 わず、
5 わたしがあなたがたに、しきりにつかわすわたしのしもべである 預言者 の 言葉 に 聞 き 従 わないならば、(あなたがたは 聞 き 従 わなかったが、)
6 わたしはこの 宮 をシロのようにし、またこの 町 を 地 の 万国 にのろわれるものとする』」。
7 祭司 と 預言者 およびすべての 民 は、エレミヤが 主 の 宮 でこれらの 言葉 を 語 るのを 聞 いた。
8 エレミヤが 主 に 命 じられたすべての 言葉 を 民 に 告 げ 終 った 時、祭司 と 預言者 および 民 はみな 彼 を 捕 えて 言 った、「あなたは 死 ななければならない。
9 なぜあなたは 主 の 名 によって 預言 し、この 宮 はシロのようになり、この 町 は 荒 されて 住 む 人 もなくなるであろうと 言 ったのか」と。民 はみな 主 の 宮 に 集 まってエレミヤを 取 り 囲 んだ。
10 ユダのつかさたちはこの 事 を 聞 いて 王 の 宮殿 を 出 て 主 の 宮 に 上 り、主 の 宮 の「新 しい 門」の 入口 に 座 した。
11 祭司 と 預言者 らは、つかさたちとすべての 民 に 訴 えて 言 った、「この 人 は 死刑 に 処 すべき 者 です。あなたがたが 自分 の 耳 で 聞 かれたように、この 町 に 逆 らう 預言 をしたのです」。
12 その 時 エレミヤは、つかさたちとすべての 民 に 言 った、「主 はわたしをつかわし、この 宮 とこの 町 にむかって、預言 をさせられたので、そのすべての 言葉 をあなたがたは 聞 いた。
13 それで、あなたがたは 今、あなたがたの 道 と 行 いを 改 め、あなたがたの 神、主 の 声 に 聞 き 従 いなさい。そうするならば 主 はあなたがたに 災 を 下 そうとしたことを 思 いなおされる。
14 見 よ、わたしはあなたがたの 手 の 中 にある。あなたがたの 目 に、良 いと 見 え、正 しいと 思 うことをわたしに 行 うがよい。
15 ただ 明 らかにこのことを 知 っておきなさい。もしあなたがたがわたしを 殺 すならば、罪 なき 者 の 血 はあなたがたの 身 と、この 町 と、その 住民 とに 帰 する。まことに 主 がわたしをつかわして、このすべての 言葉 をあなたがたの 耳 に、告 げさせられたからである」。
16 つかさたちと、すべての 民 とは、祭司 と 預言者 に 言 った、「この 人 は 死刑 に 処 すべき 者 ではない。われわれの 神、主 の 名 によってわれわれに 語 ったのである」。
17 その 時 この 地 の 長老 たち 数人 が 立 って、そこに 集 まっているすべての 者 に 告 げて 言 った、
18 「ユダの 王 ヒゼキヤの 世 に、モレシテびとミカはユダのすべての 民 に 預言 して 言 った、『万軍 の 主 はこう 仰 せられる、シオンは 畑 のように 耕 され、エルサレムは 石塚 となり、宮 の 山 は 木 のおい 茂 る 高 い 所 となる』。
19 ユダの 王 ヒゼキヤと、すべてのユダの 人 は 彼 を 殺 そうとしたことがあろうか。ヒゼキヤは 主 を 恐 れ、主 の 恵 みを 求 めたので、主 は 彼 らに 災 を 下 すとお 告 げになったのを 思 いなおされたではないか。しかし、われわれは、自分 の 身 に 大 きな 災 を 招 こうとしている」。
20 主 の 名 によって 預言 した 人 がほかにもあった。すなわちキリアテ・ヤリムのシマヤの 子 ウリヤである。彼 はエレミヤとおなじような 言葉 をもって、この 町 とこの 地 にむかって 預言 した。
21 エホヤキム 王 と、そのすべての 勇士 と、すべてのつかさたちはその 言葉 を 聞 いた。そして 王 は 彼 を 殺 そうと 思 ったが、ウリヤはこれを 聞 いて 恐 れ、エジプトに 逃 げて 行 ったので、
22 エホヤキム 王 は 人 をエジプトにつかわした。すなわちアクボルの 子 エルナタンと 他 の 数 名 の 人 を、エジプトにつかわした。
23 彼 らはウリヤをエジプトから 引 き 出 し、エホヤキム 王 のもとに 連 れてきたので、王 はつるぎをもって 彼 を 殺 し、その 死体 を 共同 墓地 に 捨 てさせた。
24 しかしシャパンの 子 アヒカムはエレミヤを 助 け、民 の 手 に 渡 されて 殺 されることのないようにした。
Chapter 27
1 ユダの 王 ヨシヤの 子 ゼデキヤが 世 を 治 め 始 めたころ、この 言葉 が 主 からエレミヤに 臨 んだ。
2 すなわち 主 はこうわたしに 仰 せられた、「綱 と、くびきとを 作 って、それをあなたの 首 につけ、
3 エルサレムにいるユダの 王 ゼデキヤの 所 に 来 た 使者 たちによって、エドムの 王、モアブの 王、アンモンびとの 王、ツロの 王、シドンの 王 に 言 いおくりなさい。
4 彼 らの 主君 にこの 命 を 伝 えさせなさい、『万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、あなたがたは 主君 にこのように 告 げなければならない。
5 わたしは 大 いなる 力 と 伸 べた 腕 とをもって、地 と 地 の 上 にいる 人 と 獣 とをつくった 者 である。そして 心 のままに 地 を 人 に 与 える。
6 いまわたしはこのすべての 国 を、わたしのしもべであるバビロンの 王 ネブカデネザルの 手 に 与 え、また 野 の 獣 をも 彼 に 与 えて 彼 に 仕 えさせた。
7 彼 の 地 に 時 がくるまで、万国民 は 彼 とその 子 とその 孫 に 仕 える。その 時 がくるならば、多 くの 国 と 大 いなる 王 たちとが 彼 を 自分 の 奴隷 にする。
8 バビロンの 王 ネブカデネザルに 仕 えず、バビロンの 王 のくびきを 自分 の 首 に 負 わない 民 と 国 とは、わたしがつるぎと、ききんと、疫病 をもって 罰 し、ついには 彼 の 手 によってことごとく 滅 ぼすと 主 は 言 われる。
9 それで、あなたがたの 預言者、占 い 師、夢 みる 者、法 術 師、魔法使 が、「あなたがたはバビロンの 王 に 仕 えることはない」と 言 っても、聞 いてはならない。
10 彼 らはあなたがたに 偽 りを 預言 して、あなたがたを 自分 の 国 から 遠 く 離 れさせ、わたしに、あなたがたを 追 い 出 してあなたがたを 滅 ぼさせるのである。
11 しかしバビロンの 王 のくびきを 首 に 負 って、彼 に 仕 える 国民 を、わたしはその 故国 に 残 らせ、それを 耕 して、そこに 住 まわせると 主 は 言 われる』」。
12 わたしはユダの 王 ゼデキヤにも 同 じように 言 った、「あなたがたは、バビロンの 王 のくびきを 自分 の 首 に 負 って、彼 とその 民 とに 仕 え、そして 生 きなさい。
13 どうしてあなたと、あなたの 民 とが、主 がバビロンの 王 に 仕 えない 国民 について 言 われたように、つるぎと、ききんと、疫病 に 死 んでよかろうか。
14 あなたがたはバビロンの 王 に 仕 えることはないとあなたがたに 告 げる 預言者 の 言葉 を 聞 いてはならない。彼 らがあなたがたに 預言 していることは 偽 りであるからだ。
15 主 は 言 われる、わたしが 彼 らをつかわしたのではないのに、彼 らはわたしの 名 によって 偽 って 預言 している。そのために、わたしはあなたがたを 追 い 払 い、あなたがたと、あなたがたに 預言 する 預言者 たちを 滅 ぼすようになるのだ」。
16 わたしはまた 祭司 とこのすべての 民 とに 語 って 言 った、「主 はこう 仰 せられる、『見 よ、主 の 宮 の 器 は 今、すみやかに、バビロンから 返 されてくる』とあなたがたに 預言 する 預言者 の 言葉 を 聞 いてはならない。それは、彼 らがあなたがたに 預言 していることは 偽 りであるからだ。
17 彼 らのいうことを 聞 いてはならない。バビロンの 王 に 仕 え、そして 生 きなさい。どうしてこの 町 が 荒 れ 地 となってよかろうか。
18 もし 彼 らが 預言者 であって、主 の 言葉 が 彼 らのうちにあるのであれば、主 の 宮 とユダの 王 の 宮殿 とエルサレムとに 残 されている 器 が、バビロンに 移 されないように、万軍 の 主 に、とりなしを 願 うべきだ。
19 万軍 の 主 は 柱 と 海 と 台、その 他 この 町 に 残 っている 器 について、こう 仰 せられる。
20 これはバビロンの 王 ネブカデネザルが、ユダの 王 エホヤキムの 子 エコニヤ、およびユダとエルサレムのすべての 身分 の 尊 い 人々 を 捕 えてエルサレムからバビロンに 移 したときに、持 ち 去 らなかった 器 である。――
21 すなわち 万軍 の 主、イスラエルの 神 は、主 の 宮 とユダの 王 の 宮殿 とエルサレムとに 残 されている 器 について、こう 仰 せられる。
22 これらはバビロンに 携 え 行 かれ、わたしが 顧 みる 日 までそこにおかれている。その 後、わたしはこれらのものを、この 所 に 携 え 帰 らせると 主 は 言 われる」。
Chapter 28
1 その 年、すなわちユダの 王 ゼデキヤの 治世 の 初 め、その 第 四 年 の五 月、ギベオン 出身 の 預言者 であって、アズルの 子 であるハナニヤは、主 の 宮 で 祭司 とすべての 民 の 前 でわたしに 語 って 言 った、
2 「万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、わたしはバビロンの 王 のくびきを 砕 いた。
3 二 年 の 内 に、バビロンの 王 ネブカデネザルが、この 所 から 取 ってバビロンに 携 えて 行 った 主 の 宮 の 器 を、皆 この 所 に 帰 らせる。
4 わたしはまたユダの 王 エホヤキムの 子 エコニヤと、バビロンに 行 ったユダのすべての 捕 われ 人 をこの 所 に 帰 らせる。それは、わたしがバビロンの 王 のくびきを、砕 くからであると 主 は 言 われる」。
5 そこで 預言者 エレミヤは 主 の 宮 のうちに 立 っている 祭司 とすべての 民 の 前 で、預言者 ハナニヤに 言 った。
6 すなわち 預言者 エレミヤは 言 った、「アァメン。どうか 主 がこのようにしてくださるように。どうかあなたの 預言 した 言葉 が 成就 して、バビロンに 携 えて 行 った 主 の 宮 の 器 とすべての 捕 われ 人 を、主 がバビロンから 再 びこの 所 に 帰 らせてくださるように。
7 ただし、今 わたしがあなたとすべての 民 の 聞 いている 所 で 語 るこの 言葉 を 聞 きなさい。
8 わたしと、あなたの 先 に 出 た 預言者 は、むかしから、多 くの 地 と 大 きな 国 について、戦 いと、ききんと、疫病 の 事 を 預言 した。
9 平和 を 預言 する 預言者 は、その 預言者 の 言葉 が 成就 するとき、真実 に 主 がその 預言者 をつかわされたのであることが 知 られるのだ」。
10 そこで 預言者 ハナニヤは 預言者 エレミヤの 首 から、くびきを 取 って、それを 砕 いた。
11 そしてハナニヤは、すべての 民 の 前 で 語 り、「主 はこう 仰 せられる、『わたしは二 年 のうちに、このように、万国民 の 首 からバビロンの 王 ネブカデネザルのくびきを 離 して 砕 く』」と 言 った。預言者 エレミヤは 去 って 行 った。
12 預言者 ハナニヤが 預言者 エレミヤの 首 から、くびきを 離 して 砕 いた 後、しばらくして 主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ、
13 「行 って、ハナニヤに 告 げなさい、『主 はこう 仰 せられる、あなたは 木 のくびきを 砕 いたが、わたしはそれに 替 えて 鉄 のくびきを 作 ろう。
14 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、わたしは 鉄 のくびきをこの 万国民 の 首 に 置 いて、バビロンの 王 ネブカデネザルに 仕 えさせる。彼 らはこれに 仕 える。わたしは 野 の 獣 をも 彼 に 与 えた』」。
15 預言者 エレミヤはまた 預言者 ハナニヤに 言 った、「ハナニヤよ、聞 きなさい。主 があなたをつかわされたのではない。あなたはこの 民 に 偽 りを 信 じさせた。
16 それゆえ 主 は 仰 せられる、『わたしはあなたを 地 のおもてから 除 く。あなたは 主 に 対 する 反逆 を 語 ったので、今 年 のうちに 死 ぬのだ』と」。
17 預言者 ハナニヤはその 年 の七 月 に 死 んだ。
Chapter 29
1 これは 預言者 エレミヤがエルサレムから、かの 捕 え 移 された 長老 たち、およびネブカデネザルによってエルサレムからバビロンに 捕 え 移 された 祭司 と 預言者 ならびにすべての 民 に 送 った 手紙 に 書 きしるした 言葉 である。
2 それはエコニヤ 王 と 太后 と 宦官 およびユダとエルサレムのつかさたち、および 工匠 と 鍛冶 とがエルサレムを 去 ってのちに 書 かれたものであって、
3 エレミヤはその 手紙 をシャパンの 子 エラサおよびヒルキヤの 子 ゲマリヤの 手 によって 送 った。この 人々 はユダの 王 ゼデキヤがバビロンに 行 かせ、バビロンの 王 ネブカデネザルのもとにつかわしたものであった。その 手紙 には 次 のように 書 いてあった。
4 「万軍 の 主、イスラエルの 神 は、すべて 捕 え 移 された 者、すなわち、わたしがエルサレムから、バビロンに 捕 え 移 させた 者 に、こう 言 う、
5 あなたがたは 家 を 建 てて、それに 住 み、畑 を 作 ってその 産物 を 食 べよ。
6 妻 をめとって、むすこ 娘 を 産 み、また、そのむすこに 嫁 をめとり、娘 をとつがせて、むすこ 娘 を 産 むようにせよ。その 所 であなたがたの 数 を 増 し、減 ってはならない。
7 わたしがあなたがたを 捕 え 移 させたところの 町 の 平安 を 求 め、そのために 主 に 祈 るがよい。その 町 が 平安 であれば、あなたがたも 平安 を 得 るからである。
8 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、あなたがたのうちにいる 預言者 と 占 い 師 に 惑 わされてはならない。また 彼 らの 見 る 夢 に 聞 き 従 ってはならない。
9 それは、彼 らがわたしの 名 によってあなたがたに 偽 りを 預言 しているからである。わたしが 彼 らをつかわしたのではないと 主 は 言 われる。
10 主 はこう 言 われる、バビロンで七十 年 が 満 ちるならば、わたしはあなたがたを 顧 み、わたしの 約束 を 果 し、あなたがたをこの 所 に 導 き 帰 る。
11 主 は 言 われる、わたしがあなたがたに 対 していだいている 計画 はわたしが 知 っている。それは 災 を 与 えようというのではなく、平安 を 与 えようとするものであり、あなたがたに 将来 を 与 え、希望 を 与 えようとするものである。
12 その 時、あなたがたはわたしに 呼 ばわり、来 て、わたしに 祈 る。わたしはあなたがたの 祈 を 聞 く。
13 あなたがたはわたしを 尋 ね 求 めて、わたしに 会 う。もしあなたがたが 一心 にわたしを 尋 ね 求 めるならば、
14 わたしはあなたがたに 会 うと 主 は 言 われる。わたしはあなたがたの 繁栄 を 回復 し、あなたがたを 万国 から、すべてわたしがあなたがたを 追 いやった 所 から 集 め、かつ、わたしがあなたがたを 捕 われ 離 れさせたそのもとの 所 に、あなたがたを 導 き 帰 ろうと 主 は 言 われる。
15 あなたがたは、『主 はバビロンでわれわれのために 預言者 たちを 起 された』と 言 ったが、――
16 主 はダビデの 位 に 座 している 王 と、この 町 に 住 むすべての 民 で、あなたがたと 共 に 捕 え 移 されなかった 兄弟 たちについて、こう 言 われる、
17 『万軍 の 主 はこう 言 われる、見 よ、わたしは、つるぎと、ききんと、疫病 を 彼 らに 送 り、彼 らを 悪 くて 食 べられない 腐 ったいちじくのようにしてしまう。
18 わたしはつるぎと、ききんと、疫病 をもって 彼 らのあとを 追 い、また 彼 らを 地 の 万国 に 忌 みきらわれるものとなし、わたしが 彼 らを 追 いやる 国々 で、のろいとなり、恐 れとなり、物笑 いとなり、はずかしめとならせる。
19 それは 彼 らがわたしの 言葉 に 聞 き 従 わなかったからであると 主 は 言 われる。わたしはこの 言葉 を、わたしのしもべである 預言者 たちによって、しきりに 送 ったが、あなたがたは 聞 こうともしなかったと 主 は 言 われる』。――
20 わたしがエルサレムからバビロンに 送 ったあなたがたすべての 捕 われ 人 よ、主 の 言葉 を 聞 きなさい、
21 『わたしの 名 によって、あなたがたに 偽 りを 預言 しているコラヤの 子 アハブと、マアセヤの 子 ゼデキヤについて 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしは 彼 らをバビロンの 王 ネブカデレザルの 手 に 渡 す。王 はあなたがたの 目 の 前 で 彼 らを 殺 す。
22 バビロンにいるユダの 捕 われ 人 は 皆、彼 らの 名 を、のろいの 言葉 に 用 いて、「主 があなたをバビロンの 王 が 火 で 焼 いたゼデキヤとアハブのようにされるように」という。
23 それは、彼 らがイスラエルのうちで 愚 かな 事 をし、隣 の 妻 と 不義 を 行 い、わたしが 命 じたのでない 偽 りの 言葉 を、わたしの 名 によって 語 ったことによるのである。わたしはそれを 知 っており、またその 証人 であると 主 は 言 われる』」。
24 ネヘラムびとシマヤにあなたは 言 いなさい、
25 「万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、あなたは 自分 の 名 でエルサレムにいるすべての 民 と、マアセヤの 子 祭司 ゼパニヤおよびすべての 祭司 に 手紙 を 送 って 言 う、
26 『主 は 祭司 エホヤダに 代 ってあなたを 祭司 とし、主 の 宮 をつかさどらせ、すべて 狂 い、かつ 預言 する 者 を 足 かせと 首 かせにつながせられる。
27 そうであるのに、どうしてあなたは、あなたがたに 預言 しているアナトテのエレミヤを 戒 めないのか。
28 彼 はバビロンにいるわれわれの 所 に 手紙 を 送 って、捕 われの 時 はなお 長 いゆえ、あなたがたは 家 を 建 ててそこに 住 み、畑 を 作 ってその 産物 を 食 べよと 言 ってきた』」。
29 祭司 ゼパニヤはこの 手紙 を 預言者 エレミヤに 読 み 聞 かせた。
30 その 時、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ、
31 「すべての 捕 われ 人 に 書 き 送 って 言 いなさい、ネヘラムびとシマヤの 事 について 主 はこう 仰 せられる、わたしはシマヤをつかわさなかったのに、彼 があなたがたに 預言 して 偽 りを 信 じさせたので、
32 主 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしはネヘラムびとシマヤとその 子孫 を 罰 する。彼 は 主 に 対 する 反逆 を 語 ったゆえ、彼 に 属 する 者 で、この 民 のうちに 住 み、わたしが 自分 の 民 に 行 おうとしている 良 い 事 を 見 るものはひとりもいない」。
Chapter 30
1 主 からエレミヤに 臨 んだ 言葉。
2 「イスラエルの 神、主 はこう 仰 せられる、わたしがあなたに 語 った 言葉 を、ことごとく 書物 にしるしなさい。
3 主 は 言 われる、見 よ、わたしがわが 民 イスラエルとユダの 繁栄 を 回復 する 日 が 来 る。主 がこれを 言 われる。わたしは 彼 らを、その 先祖 に 与 えた 地 に 帰 らせ、彼 らにこれを 保 たせる」。
4 これは 主 がイスラエルとユダについて 言 われた 言葉 である。
5 「主 はこう 仰 せられる、われわれはおののきの 声 を 聞 いた。恐 れがあり、平安 はない。
6 子 を 産 む 男 があるか、尋 ねてみよ。どうして 男 がみな 子 を 産 む 女 のように 手 を 腰 におくのをわたしは 見 るのか。なぜ、どの 人 の 顔色 も 青 く 変 っているのか。
7 悲 しいかな、その 日 は 大 いなる 日 であって、それに 比 べるべき 日 はない。それはヤコブの 悩 みの 時 である。しかし 彼 はそれから 救 い 出 される。
8 万軍 の 主 は 仰 せられる、その 日 わたしは 彼 らの 首 からそのくびきを 砕 き 離 し、彼 らの 束縛 を 解 く。異邦 の 人 はもはや、彼 らを 使役 することをしない。
9 彼 らはその 神、主 と、わたしが 彼 らのために 立 てるその 王 ダビデに 仕 える。
10 主 は 仰 せられる、わがしもべヤコブよ、恐 れることはない、イスラエルよ、驚 くことはない。見 よ、わたしがあなたを 救 って、遠 くからかえし、あなたの 子孫 を 救 って、その 捕 え 移 された 地 からかえすからだ。ヤコブは 帰 ってきて、穏 やかに 安 らかにおり、彼 を 恐 れさせる 者 はない。
11 主 は 言 われる、わたしはあなたと 共 にいて、あなたを 救 う。わたしはあなたを 散 らした 国々 をことごとく 滅 ぼし 尽 す。しかし、あなたを 滅 ぼし 尽 すことはしない。わたしは 正 しい 道 に 従 ってあなたを 懲 らしめる。決 して 罰 しないではおかない。
12 主 はこう 仰 せられる、あなたの 痛 みはいえず、あなたの 傷 は 重 い。
13 あなたの 訴 えを 支持 する 者 はなく、あなたの 傷 をつつむ 薬 はなく、あなたをいやすものもない。
14 あなたの 愛 する 者 は 皆 あなたを 忘 れてあなたの 事 を 心 に 留 めない。それは、あなたのとがが 多 く、あなたの 罪 がはなはだしいので、わたしがあだを 撃 つようにあなたを 撃 ち、残忍 な 敵 のように 懲 らしたからだ。
15 なぜ、あなたの 傷 のために 叫 ぶのか、あなたの 悩 みはいえることはない。あなたのとがが 多 く、あなたの 罪 がはなはだしいので、これらの 事 をわたしはあなたにしたのである。
16 しかし、すべてあなたを 食 い 滅 ぼす 者 は 食 い 滅 ぼされ、あなたをしえたげる 者 は、ひとり 残 らず、捕 え 移 され、あなたをかすめる 者 は、かすめられ、すべてあなたの 物 を 奪 う 者 は 奪 われる 者 となる。
17 主 は 言 われる、わたしはあなたの 健康 を 回復 させ、あなたの 傷 をいやす。それは、人 があなたを 捨 てられた 者 とよび、『だれも 心 に 留 めないシオン』というからである。
18 主 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしはヤコブの 天幕 を 再 び 栄 えさせ、そのすまいにあわれみを 施 す。町 は、その 丘 に 建 てなおされ、宮殿 はもと 立 っていた 所 に 立 つ。
19 感謝 の 歌 と 喜 ぶ 者 の 声 とが、その 中 から 出 る。わたしが 彼 らを 増 すゆえ、彼 らは 少 なくはなく、また 彼 らを 尊 ばれしめるゆえ、卑 しめられることはない。
20 その 子 らは、いにしえのようになり、その 会衆 はわたしの 前 に 堅 く 立 つ。すべて 彼 らをしえたげる 者 をわたしは 罰 する。
21 その 君 は 彼 ら 自身 のうちのひとりであり、そのつかさは、そのうちから 出 る。わたしは 彼 をわたしに 近 づけ、彼 はわたしに 近 づく。だれか 自分 の 命 をかけてわたしに 近 づく 者 があろうかと 主 は 言 われる。
22 あなたがたは、わたしの 民 となり、わたしはあなたがたの 神 となる」。
23 見 よ、主 の 暴風 がくる。憤 りと、つむじ 風 が 出 て、悪人 のこうべをうつ。
24 主 の 激 しい 怒 りは、み 心 に 思 い 定 められたことを 行 って、これを 遂 げるまで、退 くことはない。末 の 日 にあなたがたはこれを 悟 るのである。
Chapter 31
1 「主 は 言 われる、その 時 わたしはイスラエルの 全部 族 の 神 となり、彼 らはわたしの 民 となる」。
2 主 はこう 言 われる、「つるぎをのがれて 生 き 残 った 民 は、荒野 で 恵 みを 得 た。イスラエルが 安息 を 求 めた 時、
3 主 は 遠 くから 彼 に 現 れた。わたしは 限 りなき 愛 をもってあなたを 愛 している。それゆえ、わたしは 絶 えずあなたに 真実 をつくしてきた。
4 イスラエルのおとめよ、再 びわたしはあなたを 建 てる、あなたは 建 てられる。あなたは 再 び 鼓 をもって 身 を 飾 り、出 て 行 って、喜 び 楽 しむ 者 と 共 に 踊 る。
5 またあなたはぶどうの 木 をサマリヤの 山 に 植 える。植 える 者 は、植 えてその 実 を 食 べることができる。
6 見守 る 者 がエフライムの 山 の 上 に 立 って 呼 ばわる 日 が 来 る。『立 って、シオンに 上 り、われわれの 神、主 に、もうでよう』と」。
7 主 はこう 仰 せられる、「ヤコブのために 喜 んで 声 高 く 歌 い、万国 のかしらのために 叫 び 声 をあげよ。告 げ 示 し、ほめたたえて 言 え、『主 はその 民 イスラエルの 残 りの 者 を 救 われた』と。
8 見 よ、わたしは 彼 らを 北 の 国 から 連 れ 帰 り、彼 らを 地 の 果 から 集 める。彼 らのうちには、盲人 やあしなえ、妊婦、産婦 も 共 にいる。彼 らは 大 きな 群 れとなって、ここに 帰 ってくる。
9 彼 らは 泣 き 悲 しんで 帰 ってくる。わたしは 慰 めながら 彼 らを 導 き 帰 る。彼 らがつまずかないように、まっすぐな 道 により、水 の 流 れのそばを 通 らせる。それは、わたしがイスラエルの 父 であり、エフライムはわたしの 長子 だからである。
10 万国 の 民 よ、あなたがたは 主 の 言葉 を 聞 き、これを 遠 い、海沿 いの 地 に 示 して 言 いなさい、『イスラエルを 散 らした 者 がこれを 集 められる。牧者 がその 群 れを 守 るようにこれを 守 られる』と。
11 すなわち 主 はヤコブをあがない、彼 らよりも 強 い 者 の 手 から 彼 を 救 いだされた。
12 彼 らは 来 てシオンの 山 で 声 高 く 歌 い、主 から 賜 わった 良 い 物 のために、穀物 と 酒 と 油 および 若 き 羊 と 牛 のために、喜 びに 輝 く。その 魂 は 潤 う 園 のようになり、彼 らは 重 ねて 憂 えることがない。
13 その 時 おとめたちは 舞 って 楽 しみ、若 い 者 も 老 いた 者 も 共 に 楽 しむ。わたしは 彼 らの 悲 しみを 喜 びにかえ、彼 らを 慰 め、憂 いの 代 りに 喜 びを 与 える。
14 わたしは 多 くのささげ 物 で、祭司 の 心 を 飽 かせ、わたしの 良 き 物 で、わたしの 民 を 満 ち 足 らせると 主 は 言 われる」。
15 主 はこう 仰 せられる、「嘆 き 悲 しみ、いたく 泣 く 声 がラマで 聞 える。ラケルがその 子 らのために 嘆 くのである。子 らがもはやいないので、彼女 はその 子 らのことで 慰 められるのを 願 わない」。
16 主 はこう 仰 せられる、「あなたは 泣 く 声 をとどめ、目 から 涙 をながすことをやめよ。あなたのわざに 報 いがある。彼 らは 敵 の 地 から 帰 ってくると 主 は 言 われる。
17 あなたの 将来 には 希望 があり、あなたの 子供 たちは 自分 の 国 に 帰 ってくると 主 は 言 われる。
18 わたしは 確 かに、エフライムがこう 言 って 嘆 くの 聞 いた、『あなたはわたしを 懲 しめられた、わたしはくびきに 慣 れない 子 牛 のように 懲 しめをうけた。主 よ、あなたはわたしの 神、主 でいらせられる、わたしを 連 れ 帰 って、もとにかえしてください。
19 わたしはそむき 去 った 後、悔 い、教 をうけた 後、ももを 打 った。若 い 時 のはずかしめが 身 にあるので、わたしは 恥 じ、 うろたえた』。
20 主 は 言 われる、エフライムはわたしの 愛 する 子、わたしの 喜 ぶ 子 であろうか。わたしは 彼 について 語 るごとに、なお 彼 を 忘 れることができない。それゆえ、わたしの 心 は 彼 をしたっている。わたしは 必 ず 彼 をあわれむ。
21 みずからのために 道 しるべを 置 き、みずからのために 標柱 を 立 てよ。大路 に、あなたの 通 って 行 った 道 に 心 を 留 めよ。イスラエルのおとめよ、帰 れ、これらの、あなたの 町々 に 帰 れ。
22 不信 の 娘 よ、いつまでさまようのか。主 は 地 の 上 に 新 しい 事 を 創造 されたのだ、女 が 男 を 保護 する 事 である」。
23 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、「わたしが 彼 らを 再 び 栄 えさせる 時、人々 はまたユダの 地 とその 町々 でこの 言葉 を 言 う、『正義 のすみかよ、聖 なる 山 よ、どうか 主 がおまえを 祝福 してくださるように』。
24 ユダとそのすべての 町 の 人、および 農夫 と 群 れを 飼 って 歩 き 回 る 者 は 共 にそこに 住 む。
25 わたしが 疲 れた 魂 を 飽 き 足 らせ、すべて 悩 んでいる 魂 を 慰 めるからである」。
26 ここでわたしは 目 をさましたが、わたしの 眠 りは、ここちよかった。
27 「主 は 言 われる、見 よ、わたしが 人 の 種 と 獣 の 種 とをイスラエルの 家 とユダの 家 とにまく 日 が 来 る。
28 わたしは 彼 らを 抜 き、砕 き、倒 し、滅 ぼし、悩 まそうと 待 ちかまえていたように、また 彼 らを 建 て、植 えようと 待 ちかまえていると 主 は 言 われる。
29 その 時、彼 らはもはや、『父 がすっぱいぶどうを 食 べたので、子 どもの 歯 がうく』とは 言 わない。
30 人 はめいめい 自分 の 罪 によって 死 ぬ。すっぱいぶどうを 食 べる 人 はみな、その 歯 がうく。
31 主 は 言 われる、見 よ、わたしがイスラエルの 家 とユダの 家 とに 新 しい 契約 を 立 てる 日 が 来 る。
32 この 契約 はわたしが 彼 らの 先祖 をその 手 をとってエジプトの 地 から 導 き 出 した 日 に 立 てたようなものではない。わたしは 彼 らの 夫 であったのだが、彼 らはそのわたしの 契約 を 破 ったと 主 は 言 われる。
33 しかし、それらの 日 の 後 にわたしがイスラエルの 家 に 立 てる 契約 はこれである。すなわちわたしは、わたしの 律法 を 彼 らのうちに 置 き、その 心 にしるす。わたしは 彼 らの 神 となり、彼 らはわたしの 民 となると 主 は 言 われる。
34 人 はもはや、おのおのその 隣 とその 兄弟 に 教 えて、『あなたは 主 を 知 りなさい』とは 言 わない。それは、彼 らが 小 より 大 に 至 るまで 皆、わたしを 知 るようになるからであると 主 は 言 われる。わたしは 彼 らの 不義 をゆるし、もはやその 罪 を 思 わない」。
35 主 はこう 言 われる、すなわち 太陽 を 与 えて 昼 の 光 とし、月 と 星 とを 定 めて 夜 の 光 とし、海 をかき 立 てて、その 波 を 鳴 りとどろかせる 者――その 名 は 万軍 の 主 という。
36 主 は 言 われる、「もしこの 定 めがわたしの 前 ですたれてしまうなら、イスラエルの 子孫 もすたって、永久 にわたしの 前 で 民 であることはできない」。
37 主 はこう 言 われる、「もし 上 の 天 を 量 ることができ、下 の 地 の 基 を 探 ることができるなら、そのとき、わたしはイスラエルのすべての 子孫 をそのもろもろの 行 いのために 捨 て 去 ると 主 は 言 われる」。
38 主 は 言 われる、「見 よ、この 町 が、ハナネルの 塔 から 隅 の 門 まで、主 のために 再建 される 時 が 来 る。
39 測 りなわはそれよりも 遠 くまっすぐに 延 びて、ガレブの 丘 に 達 し、ゴアのほうに 向 かう。
40 死体 と 灰 との 谷 の 全部、またキデロンの 谷 に 行 くまでと、東 のほうの 馬 の 門 のすみに 行 くまでとのすべての 畑 はみな 主 の 聖 なる 所 となり、永遠 にわたって、ふたたび 抜 かれ、また 倒 されることはない」。
Chapter 32
1 ユダの 王 ゼデキヤの十 年、すなわちネブカデレザルの十八 年 に、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ。
2 その 時、バビロンの 王 の 軍勢 がエルサレムを 攻 め 囲 んでいて、預言者 エレミヤはユダの 王 の 宮殿 にある 監視 の 庭 のうちに 監禁 されていた。
3 ユダの 王 ゼデキヤが 彼 を 閉 じ 込 めたのであるが、王 は 言 った、「なぜあなたは 預言 して 言 うのか、『主 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしはこの 町 をバビロンの 王 の 手 に 渡 し、彼 はこれを 取 る。
4 またユダの 王 ゼデキヤはカルデヤびとの 手 をのがれることなく、かならずバビロンの 王 の 手 に 渡 され、顔 と 顔 を 合 わせて 彼 と 語 り、目 と 目 は 相 まみえる。
5 そして 彼 はゼデキヤをバビロンに 引 いていき、ゼデキヤは、わたしが 彼 を 顧 みる 時 まで、そこにいると 主 は 言 われる。あなたがたは、カルデヤびとと 戦 っても 勝 つことはできない』と」。
6 エレミヤは 言 った、「主 の 言葉 がわたしに 臨 んで 言 われる、
7 『見 よ、あなたのおじシャルムの 子 ハナメルがあなたの 所 に 来 て 言 う、「アナトテにあるわたしの 畑 を 買 いなさい。それは、これを 買 い 取 り、あがなう 権利 があなたにあるから」と』。
8 はたして 主 の 言葉 のように、わたしのいとこであるハナメルが 監視 の 庭 のうちにいるわたしの 所 に 来 て 言 った、『ベニヤミンの 地 のアナトテにあるわたしの 畑 を 買 ってください。所有 するのも、あがなうのも、あなたの 権利 なのです。買 い 取 ってあなたの 物 にしてください。これが 主 の 言葉 であるのをわたしは 知 っていました』。
9 そこでわたしは、いとこのハナメルからアナトテにある 畑 を 買 い 取 り、銀 十七シケルを 量 って 彼 に 支払 った。
10 すなわち、わたしはその 証書 をつくって、これに 記名 し、それを 封印 し、証人 を 立 て、はかりをもって 銀 を 量 って 与 えた。
11 そしてわたしはその 約定 をしるして 封印 した 買収 証書 と、封印 のない 写 しとを 取 り、
12 いとこのハナメルと、買収 証書 に 記名 した 証人 たち、および 監視 の 庭 にすわっているすべてのユダヤ 人 の 前 で、その 証書 をマアセヤの 子 であるネリヤの 子 バルクに 与 え、
13 彼 らの 前 で、わたしはバルクに 命 じて 言 った、
14 『万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、これらの 証書 すなわち、この 買収 証書 の 封印 したものと、封印 のない 写 しとを 取 り、これらを 土 の 器 に 入 れて、長 く 保存 せよ。
15 万軍 の 主、イスラエルの 神 がこう 言 われるからである、「この 地 で 人々 はまた 家 と 畑 とぶどう 畑 を 買 うようになる」と』。
16 わたしは 買収 証書 をネリヤの 子 バルクに 渡 したあとで 主 に 祈 って 言 った、
17 『ああ 主 なる 神 よ、あなたは 大 いなる 力 と、伸 べた 腕 をもって 天 と 地 をお 造 りになったのです。あなたのできないことは、ひとつもありません。
18 あなたはいつくしみを千万 人 に 施 し、また 父 の 罪 をそののちの 子孫 に 報 いられるのです。あなたは 大 いなる 全能 の 神 でいらせられ、その 名 は 万軍 の 主 と 申 されます。
19 あなたの 計 りごとは 大 きく、また、事 を 行 うのに 力 があり、あなたの 目 は 人々 の 歩 むすべての 道 を 見 て、おのおのの 道 にしたがい、その 行 いの 実 によってこれに 報 いられます。
20 あなたは、しるしと、不思議 なわざとをエジプトの 地 に 行 い、また 今日 に 至 るまでイスラエルと 全 人類 のうちに 行 い、そして 今日 のように 名 をあげられました。
21 あなたは、しるしと、不思議 なわざと、強 い 手 と、伸 べた 腕 と、大 いなる 恐 るべき 事 をもって、あなたの 民 イスラエルをエジプトの 地 から 導 き 出 し、
22 この 地 を 彼 らに 賜 わりました。これはあなたが 彼 らの 先祖 たちに 与 えようと 誓 われた 乳 と 蜜 の 流 れる 地 です。
23 こうして 彼 らは、はいってこれを 獲 たのですが、あなたの 声 に 聞 き 従 わず、あなたの 律法 を 行 わず、すべてあなたがせよと 命 じられたことをしなかったので、あなたはこの 災 を 彼 らの 上 にお 下 しになりました。
24 見 よ、塁 が 築 きあげられたのは、この 町 を 取 るためです。つるぎと、ききんと、疫病 のために、町 はこれを 攻 めているカルデヤびとの 手 に 渡 されます。あなたの 言 われたようになりましたのは、ごらんのとおりであります。
25 主 なる 神 よ、あなたはわたしに 言 われました、「銀 をもって 畑 を 買 い、証人 を 立 てよ」と。そうであるのに、町 はカルデヤびとの 手 に 渡 されています』」。
26 主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ、
27 「見 よ、わたしは 主 である、すべて 命 ある 者 の 神 である。わたしにできない 事 があろうか。
28 それゆえ、主 はこう 言 われる、見 よ、わたしはこの 町 をカルデヤびとと、バビロンの 王 ネブカデレザルの 手 に 渡 す。彼 はこれを 取 る。
29 この 町 を 攻 めているカルデヤびとがきて、この 町 に 火 をつけて 焼 き 払 う。屋根 の 上 で 人々 が、バアルに 香 をたき、ほかの 神々 に 酒 をそそいで、わたしを 怒 らせたその 家 をも 彼 らは 焼 く。
30 それは、イスラエルの 人々 とユダの 人々 とは、その 若 い 時 から、わたしの 前 に 悪 いことのみを 行 い、またイスラエルの 民 はその 手 のわざをもって、わたしを 怒 らせることばかりをしたからであると 主 は 言 われる。
31 この 町 はそれが 建 った 日 からきょうまで、わたしの 怒 りと 憤 りとをひき 起 してきたので、わたしの 前 からこれを 除 き 去 るのである。
32 それは、イスラエルの 民 とユダの 民 とが、もろもろの 悪 を 行 って、わたしを 怒 らせたことによるのである。――彼 らの 王 たちと、そのつかさたち、祭司 たち、預言者 たち、またユダの 人々 とエルサレムの 住民 たちが 皆 そうである。
33 彼 らはその 背中 をわたしに 向 けて 顔 をわたしに 向 けず、わたしがたゆまず 教 えたにもかかわらず、彼 らは 教 を 聞 かず、またうけないのである。
34 彼 らは 憎 むべき 物 を、わが 名 をもって 呼 ばれている 家 にすえつけて、そこを 汚 し、
35 またベンヒンノムの 谷 にバアルの 高 き 所 を 築 いて、むすこ 娘 をモレクにささげた。わたしは 彼 らにこのようなことを 命 じたことはなく、また 彼 らがこの 憎 むべきことを 行 って、ユダに 罪 を 犯 させようとは 考 えもしなかった。
36 それゆえ 今 イスラエルの 神、主 は、この 町、すなわちあなたがたが、『つるぎと、ききんと、疫病 のためにバビロンの 王 の 手 に 渡 される』といっている 町 についてこう 仰 せられる、
37 見 よ、わたしは、わたしの 怒 りと 憤 りと 大 いなる 怒 りをもって、彼 らを 追 いやったもろもろの 国 から 彼 らを 集 め、この 所 へ 導 きかえって、安 らかに 住 まわせる。
38 そして 彼 らはわたしの 民 となり、わたしは 彼 らの 神 となる。
39 わたしは 彼 らに一つの 心 と一つの 道 を 与 えて 常 にわたしを 恐 れさせる。これは 彼 らが 彼 ら 自身 とその 後 の 子孫 の 幸 を 得 るためである。
40 わたしは 彼 らと 永遠 の 契約 を 立 てて、彼 らを 見捨 てずに 恵 みを 施 すことを 誓 い、またわたしを 恐 れる 恐 れを 彼 らの 心 に 置 いて、わたしを 離 れることのないようにしよう。
41 わたしは 彼 らに 恵 みを 施 すことを 喜 びとし、心 をつくし、精神 をつくし、真実 をもって 彼 らをこの 地 に 植 える。
42 主 はこう 仰 せられる、わたしがこのもろもろの 大 きな 災 をこの 民 に 下 したように、わたしが 彼 らに 約束 するもろもろの 幸 を 彼 らの 上 に 下 す。
43 人々 はこの 地 に 畑 を 買 うようになる。あなたがたが、『それは 荒 れて 人 も 獣 もいなくなり、カルデヤびとの 手 に 渡 されてしまう』といっている 地 である。
44 人々 はベニヤミンの 地 と、エルサレムの 周囲 と、ユダの 町々 と、山地 の 町々 と、平地 の 町々 と、ネゲブの 町々 で、銀 をもって 畑 を 買 い、証書 をつくって、これに 記名 し 封印 し、また 証人 を 立 てる。それは、わたしが 彼 らを 再 び 栄 えさせるからであると 主 は 言 われる」。
Chapter 33
1 エレミヤがなお 監視 の 庭 に 閉 じ 込 められている 時、主 の 言葉 はふたたび 彼 に 臨 んだ、
2 「地 を 造 られた 主、それを 形 造 って 堅 く 立 たせられた 主、その 名 を 主 と 名 のっておられる 者 がこう 仰 せられる、
3 わたしに 呼 び 求 めよ、そうすれば、わたしはあなたに 答 える。そしてあなたの 知 らない 大 きな 隠 されている 事 を、あなたに 示 す。
4 イスラエルの 神、主 は 塁 と、つるぎとを 防 ぐために 破壊 されたこの 町 の 家 と、ユダの 王 の 家 についてこう 言 われる、
5 カルデヤびとは 来 て 戦 い、わたしが 怒 りと 憤 りをもって 殺 す 人々 の 死体 を、それに 満 たす。わたしは 人々 のもろもろの 悪 のために、この 町 にわたしの 顔 をおおい 隠 した。
6 見 よ、わたしは 健康 と、いやしとを、ここにもたらして 人々 をいやし、豊 かな 繁栄 と 安全 とを 彼 らに 示 す。
7 わたしはユダとイスラエルを 再 び 栄 えさせ、彼 らを 建 てて、もとのようにする。
8 わたしは 彼 らがわたしに 向 かって 犯 した 罪 のすべてのとがを 清 め、彼 らがわたしに 向 かって 犯 した 罪 と 反逆 のすべてのとがをゆるす。
9 この 町 は 地 のもろもろの 民 の 前 に、わたしのために 喜 びの 名 となり、誉 となり、栄 えとなる。彼 らはわたしがわたしの 民 に 施 すもろもろの 恵 みのことを 聞 く。そして、わたしがこの 町 に 施 すもろもろの 恵 みと、もろもろの 繁栄 のために 恐 れて 身 をふるわす。
10 主 はこう 言 われる、あなたがたが、『それは 荒 れて、人 もおらず 獣 もいない』というこの 所、すなわち、荒 れて、人 もおらず 住 む 者 もなく、獣 もいないユダの 町 とエルサレムのちまたに、
11 再 び 喜 びの 声、楽 しみの 声、花婿 の 声、花嫁 の 声、および『万軍 の 主 に 感謝 せよ、主 は 恵 みふかく、そのいつくしみは、いつまでも 絶 えることがない』といって、感謝 の 供 え 物 を 主 の 宮 に 携 えてくる 者 の 声 が 聞 える。それは、わたしがこの 地 を 再 び 栄 えさせて 初 めのようにするからであると 主 は 言 われる。
12 万軍 の 主 はこう 言 われる、荒 れて、人 もおらず 獣 もいないこの 所 と、そのすべての 町々 に 再 びその 群 れを 伏 させる 牧者 のすまいがあるようになる。
13 山地 の 町々 と、平地 の 町々 と、ネゲブの 町々 と、ベニヤミンの 地、エルサレムの 周囲 と、ユダの 町々 で、群 れは 再 びそれを 数 える 者 の 手 の 下 を 通 りすぎると 主 は 言 われる。
14 主 は 言 われる、見 よ、わたしがイスラエルの 家 とユダの 家 に 約束 したことをなし 遂 げる 日 が 来 る。
15 その 日、その 時 になるならば、わたしはダビデのために一つの 正 しい 枝 を 生 じさせよう。彼 は 公平 と 正義 を 地 に 行 う。
16 その 日、ユダは 救 を 得、エルサレムは 安 らかにおる。その 名 は『主 はわれわれの 正義』ととなえられる。
17 主 はこう 仰 せられる、イスラエルの 家 の 位 に 座 する 人 がダビデの 子孫 のうちに 欠 けることはない。
18 またわたしの 前 に 燔祭 をささげ、素祭 を 焼 き、つねに 犠牲 をささげる 人 が、レビびとである 祭司 のうちに 絶 えることはない」。
19 主 の 言葉 はエレミヤに 臨 んだ、
20 「主 はこう 仰 せられる、もしあなたがたが、昼 と 結 んだわたしの 契約 を 破 り、また 夜 と 結 んだわたしの 契約 を 破 り、昼 と 夜 が 定 められた 時 に 来 ないようにすることができるならば、
21 しもべダビデとわたしが 結 んだ 契約 もまた 破 れ、彼 はその 位 に 座 して 王 となる 子 を 与 えられない。またわたしがわたしに 仕 えるレビびとである 祭司 に 立 てた 契約 も 破 れる。
22 天 の 星 は 数 えることができず、浜 の 砂 は 量 ることができない。そのようにわたしは、しもべダビデの 子孫 と、わたしに 仕 えるレビびとである 祭司 の 数 を 増 そう」。
23 主 の 言葉 はエレミヤに 臨 んだ、
24 「あなたはこの 民 が、『主 は 自 ら 選 んだ二つのやからを 捨 てた』といっているのを 聞 かないか。彼 らはこのようにわたしの 民 を 侮 って、これを 国 とみなさないのである。
25 主 はこう 言 われる、もしわたしが 昼 と 夜 とに 契約 を 立 てず、また 天地 のおきてを 定 めなかったのであれば、
26 わたしは、ヤコブとわたしのしもべダビデとの 子孫 を 捨 てて、再 び 彼 の 子孫 のうちからアブラハム、イサク、ヤコブの 子孫 を 治 める 者 を 選 ばない。わたしは 彼 らを 再 び 栄 えさせ、彼 らにあわれみをたれよう」。
Chapter 34
1 バビロンの 王 ネブカデレザルがその 全 軍 と、彼 に 従 っている 地 のすべての 国 の 人々、およびもろもろの 民 を 率 いて、エルサレムとその 町々 を 攻 めて 戦 っていた 時 に、主 からエレミヤに 臨 んだ 言葉、
2 「イスラエルの 神、主 はこう 言 われる、行 ってユダの 王 ゼデキヤに 告 げて 言 いなさい、『主 はこう 言 われる、見 よ、わたしはこの 町 をバビロンの 王 の 手 に 渡 す。彼 は 火 でこれを 焼 く。
3 あなたはその 手 をのがれることはできない、必 ず 捕 えられてその 手 に 渡 される。あなたはまのあたりバビロンの 王 を 見、顔 と 顔 を 合 わせて 彼 と 語 る。それからバビロンへ 行 く』。
4 しかしユダの 王 ゼデキヤよ、主 の 言葉 を 聞 きなさい。主 はあなたの 事 についてこう 言 われる、『あなたはつるぎで 死 ぬことはない。
5 あなたは 安 らかに 死 ぬ。民 はあなたの 先祖 であるあなたの 先 の 王 たちのために 香 をたいたように、あなたのためにも 香 をたき、またあなたのために 嘆 いて「ああ、主君 よ」と 言 う』。わたしがこの 言葉 をいうのであると 主 は 言 われる」。
6 そこで 預言者 エレミヤはこの 言葉 をことごとくエルサレムでユダの 王 ゼデキヤに 告 げた。
7 その 時 バビロンの 王 の 軍勢 はエルサレム、および 残 っているユダのすべての 町、すなわちラキシとアゼカを 攻 めて 戦 っていた。それはユダの 町々 のうちに、これらの 堅固 な 町 がなお 残 っていたからである。
8 ゼデキヤ 王 がエルサレムにいるすべての 民 と 契約 を 立 てて、彼 らに 釈放 のことを 告 げ 示 した 後 に、主 からエレミヤに 臨 んだ 言葉。
9 その 契約 はすなわち 人 がおのおのそのヘブルびとである 男女 の 奴隷 を 解放 し、その 兄弟 であるユダヤ 人 を 奴隷 としないことを 定 めたものであった。
10 この 契約 をしたつかさたちと、すべての 民 は 人 がおのおのその 男女 の 奴隷 を 解放 し、再 びこれを 奴隷 としないということに 聞 き 従 って、これを 解放 したが、
11 後 に 心 を 翻 し、解放 した 男女 の 奴隷 をひきかえさせ、再 びこれを 従 わせて 奴隷 とした。
12 そこで 主 の 言葉 が 主 からエレミヤに 臨 んだ、
13 「イスラエルの 神、主 はこう 言 われる、わたしはあなたがたの 先祖 をエジプトの 地、その 奴隷 であった 家 から 導 き 出 した 時、彼 らと 契約 を 立 てて 言 った、
14 『あなたがたの 兄弟 であるヘブルびとで、あなたがたに 身 を 売 り、六 年 の 間 あなたがたに 仕 えた 者 は、六 年 の 終 りに、あなたがたおのおのがこれを 解放 しなければならない。あなたがたは 彼 を 解放 して、あなたがたに 仕 えることをやめさせなければならない』。ところがあなたがたの 先祖 たちはわたしに 聞 き 従 わず、またその 耳 を 傾 けなかった。
15 しかしあなたがたは 今日、心 を 改 め、おのおのその 隣 り 人 に 釈放 のことを 告 げ 示 して、わたしの 見 て 正 しいとすることを 行 い、かつわたしの 名 をもってとなえられる 家 で、わたしの 前 に 契約 を 立 てた。
16 ところがあなたがたは 再 び 心 を 翻 して、わたしの 名 を 汚 し、おのおの 男女 の 奴隷 をその 願 いのままに 解放 したのをひきかえさせ、再 びこれを 従 わせて、あなたがたの 奴隷 とした。
17 それゆえに、主 はこう 仰 せられる、あなたがたがわたしに 聞 き 従 わず、おのおのその 兄弟 とその 隣 に 釈放 のことを 告 げ 示 さなかったので、見 よ、わたしはあなたがたのために 釈放 を 告 げ 示 して、あなたがたをつるぎと、疫病 と、ききんとに 渡 すと 主 は 言 われる。わたしはあなたがたを 地 のもろもろの 国 に 忌 みきらわれるものとする。
18 わたしの 契約 を 破 り、わたしの 前 に 立 てた 契約 の 定 めに 従 わない 人々 を、わたしは 彼 らが二つに 裂 いて、その二つの 間 を 通 った 子 牛 のようにする。――
19 すなわち二つに 分 けた 子 牛 の 間 を 通 ったユダのつかさたち、エルサレムのつかさたちと 宦官 と 祭司 と、この 地 のすべての 民 を、
20 わたしはその 敵 の 手 と、その 命 を 求 める 者 の 手 に 渡 す。その 死体 は 空 の 鳥 と 野 の 獣 の 食物 となる。
21 わたしはまたユダの 王 ゼデキヤと、そのつかさたちをその 敵 の 手、その 命 を 求 める 者 の 手、あなたがたを 離 れて 去 ったバビロンの 王 の 軍勢 の 手 に 渡 す。
22 主 は 言 われる、見 よ、わたしは 彼 らに 命 じて、この 町 に 引 きかえしてこさせる。彼 らはこの 町 を 攻 めて 戦 い、これを 取 り、火 を 放 って 焼 き 払 う。わたしはユダの 町々 を 住 む 人 のない 荒 れ 地 とする」。
Chapter 35
1 ユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムの 時、主 からエレミヤに 臨 んだ 言葉。
2 「レカブびとの 家 に 行 って、彼 らと 語 り、彼 らを 主 の 宮 の 一室 に 連 れてきて、酒 を 飲 ませなさい」。
3 そこでわたしはハバジニヤの 子 エレミヤの 子 であるヤザニヤと、その 兄弟 と、そのむすこたち、およびレカブびとの 全家 を 連 れ、
4 これを 主 の 宮 にあるハナンの 子 たちの 室 に 連 れてきた。ハナンはイグダリヤの 子 であって 神 の 人 であった。その 室 は、つかさたちの 室 の 次 にあって、門 を 守 るシャルムの 子 マアセヤの 室 の 上 にあった。
5 わたしはレカブびとの 前 に 酒 を 満 たしたつぼと 杯 を 置 き、彼 らに、「酒 を 飲 みなさい」と 言 ったが、
6 彼 らは 答 えた、「われわれは 酒 を 飲 みません。それは、レカブの 子 であるわれわれの 先祖 ヨナダブがわれわれに 命 じて、『あなたがたとあなたがたの 子孫 はいつまでも 酒 を 飲 んではならない。
7 また 家 を 建 てず、種 をまかず、またぶどう 畑 を 植 えてはならない。またこれを 所有 してはならない。あなたがたは 生 きながらえる 間 は 幕屋 に 住 んでいなさい。そうするならば、あなたがたはその 宿 っている 地 に 長 く 生 きることができると 言 ったからです』。
8 こうしてわれわれは、レカブの 子 であるわれわれの 先祖 ヨナダブがすべて 命 じた 言葉 に 従 って、われわれも、妻 も、むすこ 娘 も 生 きながらえる 間、酒 を 飲 まず、
9 住 む 家 を 建 てず、ぶどう 畑 も 畑 も 種 も 持 たないで、
10 幕屋 に 住 み、すべてわれわれの 先祖 ヨナダブがわれわれに 命 じたところに 従 い、そのように 行 いました。
11 しかしバビロンの 王 ネブカデレザルがこの 地 に 上 ってきた 時、われわれは 言 いました、『さあ、われわれはエルサレムへ 行 こう。カルデヤびとの 軍勢 とスリヤびとの 軍勢 が 恐 ろしい』と。こうしてわれわれはエルサレムに 住 んでいるのです」。
12 その 時、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ、
13 「万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、行 って、ユダの 人々 とエルサレムに 住 む 者 とに 告 げよ。主 は 仰 せられる、あなたがたはわたしの 言葉 を 聞 いて 教 を 受 けないのか。
14 レカブの 子 ヨナダブがその 子孫 に 酒 を 飲 むなと 命 じた 言葉 は 守 られてきた。彼 らは 今日 に 至 るまで 酒 を 飲 まず、その 先祖 の 命 に 従 ってきた。ところがあなたがたはわたしがしきりに 語 ったけれども、わたしに 聞 き 従 わなかった。
15 わたしはまた、わたしのしもべである 預言者 たちを、しきりにあなたがたにつかわして 言 わせた、『あなたがたは 今 おのおのその 悪 い 道 を 離 れ、その 行 いを 改 めなさい。ほかの 神々 に 従 い 仕 えてはならない。そうすれば、あなたがたはわたしがあなたがたと、あなたがたの 先祖 に 与 えたこの 地 に 住 むことができる』と。しかしあなたがたは 耳 を 傾 けず、わたしに 聞 かなかった。
16 レカブの 子 ヨナダブの 子孫 は、その 先祖 が 彼 らに 命 じた 命令 を 守 っているのである。しかしこの 民 はわたしに 従 わなかった。
17 それゆえ 万軍 の 神、主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、見 よ、わたしはユダとエルサレムに 住 む 者 とに、わたしが 彼 らの 上 に 宣告 した 災 を 下 す。わたしが 彼 らに 語 っても 聞 かず、彼 らを 呼 んでも 答 えなかったからである」。
18 ところでエレミヤはレカブびとの 家 の 人々 に 言 った、「万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 仰 せられる、あなたがたは 先祖 ヨナダブの 命 に 従 い、そのすべての 戒 めを 守 り、彼 があなたがたに 命 じた 事 を 行 った。
19 それゆえ、万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、レカブの 子 ヨナダブには、わたしの 前 に 立 つ 人 がいつまでも 欠 けることはない」。
Chapter 36
1 ユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムの四 年 に 主 からこの 言葉 がエレミヤに 臨 んだ、
2 「あなたは 巻物 を 取 り、わたしがあなたに 語 った 日、すなわちヨシヤの 日 から 今日 に 至 るまで、イスラエルとユダと 万国 とに 関 してあなたに 語 ったすべての 言葉 を、それにしるしなさい。
3 ユダの 家 がわたしの 下 そうとしているすべての 災 を 聞 いて、おのおのその 悪 い 道 を 離 れて 帰 ることもあろう。そうすれば、わたしはそのとがとその 罪 をゆるすかも 知 れない」。
4 そこでエレミヤはネリヤの 子 バルクを 呼 んだ。バルクはエレミヤの 口述 にしたがって、主 が 彼 にお 告 げになった 言葉 をことごとく 巻物 に 書 きしるした。
5 そしてエレミヤはバルクに 命 じて 言 った、「わたしは 主 の 宮 に 行 くことを 妨 げられている。
6 それで、あなたが 行 って、断食 の 日 に 主 の 宮 で、すべての 民 が 聞 いているところで、あなたがわたしの 口述 にしたがって、巻物 に 筆記 した 主 の 言葉 を 読 みなさい。またユダの 人々 がその 町々 から 来 て 聞 いているところで、それを 読 みなさい。
7 彼 らは 主 の 前 に 祈願 をささげ、おのおのその 悪 い 道 を 離 れて 帰 ることもあろう。主 がこの 民 に 対 して 宣告 された 怒 りと 憤 りは 大 きいからである」。
8 こうしてネリヤの 子 バルクはすべて 預言者 エレミヤが 自分 に 命 じたように、主 の 宮 で、その 巻物 に 書 かれた 主 の 言葉 を 読 んだ。
9 ユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムの五 年 九 月、エルサレムのすべての 民 と、ユダの 町々 からエルサレムに 来 たすべての 民 とは、主 の 前 に 断食 を 行 うべきことを 告 げ 示 された。
10 バルクは 主 の 宮 の 上 の 庭 で、主 の 宮 の 新 しい 門 の 入口 のかたわらにある 書記 シャパンの 子 であるゲマリヤのへやで、巻物 に 書 かれたエレミヤの 言葉 をすべての 民 に 読 み 聞 かせた。
11 シャパンの 子 であるゲマリヤの 子 ミカヤはその 巻物 にある 主 の 言葉 をことごとく 聞 いて、
12 王 の 家 にある 書記 のへやに 下 って 行 くと、もろもろのつかさたち、すなわち 書記 エリシャマ、シマヤの 子 デラヤ、アカボルの 子 エルナタン、シャパンの 子 ゲマリヤ、ハナニヤの 子 ゼデキヤおよびすべてのつかさたちがそこに 座 していた。
13 ミカヤはバルクが 民 に 巻物 を 読 んで 聞 かせたとき、自分 の 聞 いたすべての 言葉 を 彼 らに 告 げたので、
14 つかさたちはクシの 子 セレミヤの 子 であるネタニヤの 子 エホデをバルクのもとにつかわして 言 わせた、「あなたが 民 に 読 み 聞 かせたその 巻物 を 手 に 取 って、来 てください」。そこでネリヤの 子 バルクは 巻物 を 手 に 取 って、彼 らのもとに 来 たので、
15 彼 らはバルクに 言 った、「座 してそれを 読 んでください」。バルクはそれを 彼 らに 読 みきかせた。
16 彼 らはそのすべての 言葉 を 聞 き、恐 れて 互 に 見 かわし、バルクに 言 った、「われわれはこのすべての 言葉 を、王 に 報告 しなければならない」。
17 そしてバルクに 尋 ねて 言 った、「このすべての 言葉 を、あなたがどのようにして 書 いたのか 話 してください。彼 の 口述 によるのですか」。
18 バルクは 彼 らに 答 えた、「彼 がわたしにこのすべての 言葉 を 口述 したので、わたしはそれを 墨汁 で 巻物 に 書 いたのです」。
19 つかさたちはバルクに 言 った、「行 って、エレミヤと 一緒 に 身 を 隠 しなさい。人 に 所在 を 知 られてはなりません」。
20 そこで 彼 らは 巻物 を 書記 エリシャマのへやに 置 いて 庭 にはいり、王 のもとへ 行 って、このすべての 言葉 を 王 に 告 げたので、
21 王 はその 巻物 を 持 ってこさせるためにエホデをつかわした。エホデは 書記 エリシャマのへやから 巻物 を 取 ってきて、それを 王 と 王 のかたわらに 立 っているすべてのつかさたちに 読 みきかせた。
22 時 は九 月 であって、王 は 冬 の 家 に 座 していた。その 前 に 炉 があって 火 が 燃 えていた。
23 エホデが三 段 か四 段 を 読 むと、王 は 小刀 をもってそれを 切 り 取 り、炉 の 火 に 投 げいれ、ついに 巻物 全部 を 炉 の 火 で 焼 きつくした。
24 王 とその 家来 たちはこのすべての 言葉 を 聞 いても 恐 れず、またその 着物 を 裂 くこともしなかった。
25 エルナタン、デラヤおよびゲマリヤが 王 にその 巻物 を 焼 かないようにと 願 ったときにも 彼 は 聞 きいれなかった。
26 そして 王 は 王子 エラメルとアヅリエルの 子 セラヤとアブデルの 子 セレミヤに、書記 バルクと 預言者 エレミヤを 捕 えるようにと 命 じたが、主 は 彼 らを 隠 された。
27 バルクがエレミヤの 口述 にしたがって 筆記 した 言葉 を 載 せた 巻物 を 王 が 焼 いた 後、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ、
28 「他 の 巻物 を 取 り、ユダの 王 エホヤキムが 焼 いた、前 の 巻物 のうちにある 言葉 を 皆 それに 書 きしるしなさい。
29 またユダの 王 エホヤキムについて 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられる、あなたはこの 巻物 を 焼 いて 言 った、「どうしてあなたはこの 巻物 に、バビロンの 王 が 必 ず 来 てこの 地 を 滅 ぼし、ここから 人 と 獣 とを 絶 やす、と 書 いたのか」と。
30 それゆえ 主 はユダの 王 エホヤキムについてこう 言 われる、彼 の 子孫 にはダビデの 位 にすわる 者 がなくなる。また 彼 の 死体 は 捨 てられて 昼 は 暑 さにあい、夜 は 霜 にあう。
31 わたしはまた 彼 とその 子孫 とその 家来 たちをその 罪 のために 罰 する。また 彼 らとエルサレムの 民 とユダの 人々 には 災 を 下 す。この 災 のことについては、すでに 語 ったけれども、彼 らは 聞 くことをしなかった』」。
32 そこでエレミヤは 他 の 巻物 を 取 り、ネリヤの 子 書記 バルクに 与 えたので、バルクはユダの 王 エホヤキムが 火 にくべて 焼 いた 巻物 のすべての 言葉 を、エレミヤの 口述 にしたがってそれに 書 きしるし、また 同 じような 言葉 を 多 くそれに 加 えた。
Chapter 37
1 ヨシヤの 子 ゼデキヤはエホヤキムの 子 コニヤに 代 って 王 となった。バビロンの 王 ネブカデレザルが 彼 をユダの 地 の 王 としたのである。
2 彼 もその 家来 たちも、その 地 の 人々 も、主 が 預言者 エレミヤによって 語 られた 言葉 に 聞 き 従 わなかった。
3 ゼデキヤ 王 はセレミヤの 子 ユカルと、マアセヤの 子 祭司 ゼパニヤを 預言者 エレミヤにつかわして、「われわれのために、われわれの 神、主 に 祈 ってください」と 言 わせた。
4 エレミヤは 民 の 中 に 出入 りしていた。まだ 獄屋 に 入 れられなかったからである。
5 パロの 軍勢 がエジプトから 出 て 来 たので、エルサレムを 攻 め 囲 んでいたカルデヤびとはその 情報 を 聞 いてエルサレムを 退 いた。
6 その 時、主 の 言葉 は 預言者 エレミヤに 臨 んだ、
7 「イスラエルの 神、主 はこう 言 われる、あなたがたをつかわしてわたしに 求 めたユダの 王 にこう 言 いなさい、『あなたがたを 救 うために 出 てきたパロの 軍勢 はその 国 エジプトに 帰 ろうとしている。
8 カルデヤびとが 再 び 来 てこの 町 を 攻 めて 戦 い、これを 取 って 火 で 焼 き 滅 ぼす。
9 主 はこう 言 われる、あなたがたは、「カルデヤびとはきっとわれわれを 離 れ 去 る」といって 自分 を 欺 いてはならない。彼 らは 去 ることはない。
10 たといあなたがたが 自分 を 攻 めて 戦 うカルデヤびとの 全 軍 を 撃 ち 破 って、その 天幕 のうちに 負傷 者 のみを 残 しても、彼 らは 立 ち 上 がって 火 でこの 町 を 焼 き 滅 ぼす』」。
11 さてカルデヤびとの 軍勢 がパロの 軍勢 の 来 るのを 聞 いてエルサレムを 退 いたとき、
12 エレミヤは、ベニヤミンの 地 で 民 のうちに 自分 の 分 け 前 を 受 け 取 るため、エルサレムを 立 ってその 地 へ 行 こうと、
13 ベニヤミンの 門 に 着 いたとき、そこにハナニヤの 子 セレミヤの 子 でイリヤという 名 の 番兵 がいて、預言者 エレミヤを 捕 え、「あなたはカルデヤびとの 側 に 脱走 しようとしている」と 言 った。
14 エレミヤは 言 った、「それはまちがいだ。わたしはカルデヤびとの 側 に 脱走 しようとしていない」。しかしイリヤは 聞 かず、エレミヤを 捕 えて、つかさたちのもとへ 引 いて 行 った。
15 つかさたちは 怒 って、エレミヤを 打 ちたたき、書記 ヨナタンの 家 の 獄屋 にいれた。この 家 が 獄屋 になっていたからである。
16 エレミヤが 地下 の 獄屋 にはいって、そこに 多 くの 日 を 送 ってのち、
17 ゼデキヤ 王 は 人 をつかわし、彼 を 連 れてこさせた。王 は 自分 の 家 でひそかに 彼 に 尋 ねて 言 った、「主 から 何 かお 言葉 があったか」。エレミヤはあったと 答 えた。そして 言 った、「あなたはバビロンの 王 の 手 に 引 き 渡 されます」。
18 エレミヤはまたゼデキヤ 王 に 言 った、「わたしが 獄屋 にいれられたのは、あなたに、またはあなたの 家来 に、あるいはこの 民 に、どのような 罪 を 犯 したからなのですか。
19 あなたがたに 預言 して、『バビロンの 王 はあなたがたをも、この 地 をも 攻 めにこない』と 言 っていたあなたがたの 預言者 は 今 どこにいるのですか。
20 王 なるわが 君 よ、どうぞ 今 お 聞 きください。わたしの 願 いをお 聞 きとどけください。わたしを 書記 ヨナタンの 家 へ 帰 らせないでください。そうでないと、わたしはそこで 殺 されるでしょう」。
21 そこでゼデキヤ 王 は 命 を 下 し、エレミヤを 監視 の 庭 に 入 れさせ、かつ、パンを 造 る 者 の 町 から 毎日 パン一 個 を 彼 に 与 えさせた。これは 町 にパンがなくなるまで 続 いた。こうしてエレミヤは 監視 の 庭 にいた。
Chapter 38
1 マッタンの 子 シパテヤ、パシュルの 子 ゲダリヤ、セレミヤの 子 ユカル、マルキヤの 子 パシュルはエレミヤがすべての 民 に 告 げていたその 言葉 を 聞 いた。
2 彼 は 言 った、「主 はこう 言 われる、この 町 にとどまる 者 は、つるぎや、ききんや、疫病 で 死 ぬ。しかし 出 てカルデヤびとにくだる 者 は 死 を 免 れる。すなわちその 命 を 自分 のぶんどり 物 として 生 きることができる。
3 主 はこう 言 われる、この 町 は 必 ずバビロンの 王 の 軍勢 の 手 に 渡 される。彼 はこれを 取 る」。
4 すると、つかさたちは 王 に 言 った、「この 人 を 殺 してください。このような 言葉 をのべて、この 町 に 残 っている 兵士 の 手 と、すべての 民 の 手 を 弱 くしているからです。この 人 は 民 の 安泰 を 求 めないで、その 災 を 求 めているのです」。
5 ゼデキヤ 王 は 言 った、「見 よ、彼 はあなたがたの 手 にある。王 はあなたがたに 逆 らって 何事 をもなし 得 ない」。
6 そこで 彼 らはエレミヤを 捕 え、監視 の 庭 にある 王子 マルキヤの 穴 に 投 げ 入 れた。すなわち、綱 をもってエレミヤをつり 降 ろしたが、その 穴 には 水 がなく、泥 だけであったので、エレミヤは 泥 の 中 に 沈 んだ。
7 王 の 家 の 宦官 エチオピヤびとエベデメレクは、彼 らがエレミヤを 穴 に 投 げ 入 れたことを 聞 いた。その 時、王 はベニヤミンの 門 に 座 していたので、
8 エベデメレクは 王 の 家 から 出 て 行 って 王 に 言 った、
9 「王 なるわが 君 よ、この 人々 が 預言者 エレミヤにしたことはみな 良 いことではありません。彼 を 穴 に 投 げ 入 れました。町 に 食物 がなくなりましたから、彼 はそこで 餓死 するでしょう」。
10 王 はエチオピヤびとエベデメレクに 命 じて 言 った、「ここから三 人 のひとを 連 れて 行 って、預言者 エレミヤを、死 なないうちに 穴 から 引 き 上 げなさい」。
11 そこでエベデメレクはその 人々 を 連 れて 王 の 家 の 倉 の 衣服 室 に 行 き、そこから 古 い 布 切 れや、着 ふるした 着物 を 取 り、これを 穴 の 中 にいるエレミヤのところへ、綱 をもってつり 降 ろした。
12 そしてエチオピヤびとエベデメレクは、「この 布 切 れや 着物 を、あなたのわきの 下 にはさんで、綱 に 当 てなさい」とエレミヤに 言 った。エレミヤはそのようにした。
13 すると 彼 らは 綱 をもってエレミヤを 穴 から 引 き 上 げた。そしてエレミヤは 監視 の 庭 にとどまった。
14 ゼデキヤ 王 は 人 をつかわして 預言者 エレミヤを 主 の 宮 の 第 三の 門 に 連 れてこさせ、王 はエレミヤに 言 った、「あなたに 尋 ねたいことがある。何事 もわたしに 隠 してはならない」。
15 エレミヤはゼデキヤに 言 った、「もしわたしがお 話 するなら、あなたは 必 ずわたしを 殺 されるではありませんか。たといわたしが 忠告 をしても、あなたはお 聞 きにならないでしょう」。
16 その 時 ゼデキヤ 王 は、ひそかにエレミヤに 誓 って 言 った、「われわれの 魂 を 造 られた 主 は 生 きておられる。わたしはあなたを 殺 さない、またあなたの 命 を 求 める 者 の 手 に、あなたを 渡 すこともしない」。
17 そこでエレミヤはゼデキヤに 言 った、「万軍 の 神、イスラエルの 神、主 はこう 仰 せられる、もしあなたがバビロンの 王 のつかさたちに 降伏 するならば、あなたの 命 は 助 かり、またこの 町 は 火 で 焼 かれることなく、あなたも、あなたの 家 の 者 も 生 きながらえることができる。
18 しかし、もしあなたが 出 てバビロンの 王 のつかさたちに 降伏 しないならば、この 町 はカルデヤびとの 手 に 渡 される。彼 らは 火 でこれを 焼 く。あなたはその 手 をのがれることができない」。
19 ゼデキヤ 王 はエレミヤに 言 った、「わたしはカルデヤびとに 脱走 したユダヤ 人 を 恐 れている。カルデヤびとはわたしを 彼 らの 手 に 渡 し、彼 らはわたしをはずかしめる」。
20 エレミヤは 言 った、「彼 らはあなたを 渡 さないでしょう。どうか、わたしがあなたに 告 げた 主 の 声 に 聞 き 従 ってください。そうすれば 幸 を 得、また 命 が 助 かります。
21 しかし 降伏 することを 拒 むならば、主 がわたしに 示 された 幻 を 申 しましょう。
22 すなわち、ユダの 王 の 家 に 残 っている 女 たちは、みなバビロンの 王 のつかさたちの 所 へ 引 いて 行 かれます。その 女 たちは 言 うのです、『あなたの 親 しい 友 だちがあなたを 欺 いた、そしてあなたに 勝 った。今 あなたの 足 は 泥 に 沈 んでいるので、彼 らはあなたを 捨 てて 去 る』。
23 あなたの 妻 たちと 子供 たちは 皆 カルデヤびとの 所 へひき 出 される。あなた 自身 もその 手 をのがれることができず、バビロンの 王 に 捕 えられる。そしてこの 町 は 火 で 焼 かれるでしょう」。
24 ゼデキヤはエレミヤに 言 った、「これらの 言葉 を 人 に 知 らせてはならない。そうすればあなたは 殺 されることはない。
25 わたしがあなたと 話 をしたことを、つかさたちが 聞 いて、彼 らがあなたの 所 に 来 て、『あなたが 王 に 話 したこと、王 があなたに 話 したことをわれわれに 告 げなさい。何事 も 隠 してはならない。われわれはあなたを 殺 しはしない』と 言 うならば、
26 あなたは 彼 らに、『わたしは 王 に 願 って、わたしをヨナタンの 家 に 送 り 返 さず、そこで 死 ぬことのないようにしてくださいと 言 った』と 答 えなさい」。
27 さて、つかさたちは 皆 エレミヤのところへ 来 て 尋 ねたが、王 が 彼 に 教 えたように 彼 らに 答 えたので、彼 らは 彼 と 話 すことをやめた。その 会話 を 聞 いた 者 がなかったからである。
28 エレミヤはエルサレムの 取 られる 日 まで 監視 の 庭 にとどまっていた。
Chapter 39
1 ユダの 王 ゼデキヤの九 年 十 月、バビロンの 王 ネブカデレザルはその 全 軍 を 率 い、エルサレムに 来 てこれを 攻 め 囲 んだが、
2 ゼデキヤの十一 年 四 月 九 日 になって 町 の 一角 が 破 れた。
3 エルサレムが 取 られたので、バビロンの 王 のつかさたち、すなわちネルガル・シャレゼル、サムガル・ネボ、ラブサリスのサルセキム、ラブマグのネルガル・シャレゼルおよびバビロンの 王 のその 他 のつかさたちは 皆 ともに 来 て 中 の 門 に 座 した。
4 ユダの 王 ゼデキヤとすべての 兵士 たちはこれを 見 て 逃 げ、夜 のうちに、王 の 庭園 の 道 を 通 って、二つの 城壁 の 間 の 門 から 町 を 出 て、アラバの 方 へ 行 ったが、
5 カルデヤびとの 軍勢 はこれを 追 って、エリコの 平地 でゼデキヤに 追 いつき、これを 捕 えて、ハマテの 地 リブラにいるバビロンの 王 ネブカデレザルのもとに 引 いて 行 ったので、王 はそこで 彼 の 罪 をさだめた。
6 バビロンの 王 はリブラで、ゼデキヤの 子 たちを 彼 の 目 の 前 で 殺 した。バビロンの 王 はまたユダのすべての 貴族 たちを 殺 した。
7 王 はまたゼデキヤの 目 をつぶさせ、彼 をバビロンに 引 いて 行 くために、鎖 につないだ。
8 またカルデヤびとは 王宮 と 民家 を 火 で 焼 き、エルサレムの 城壁 を 破壊 した。
9 そして 侍衛 の 長 ネブザラダンは 町 のうちに 残 っている 民 と、自分 に 降伏 した 者、およびその 他 の 残 っている 民 をバビロンに 捕 え 移 した。
10 しかし 侍衛 の 長 ネブザラダンは、民 の 貧 しい 無産 者 をユダの 地 に 残 し、同時 にぶどう 畑 と 田地 をこれに 与 えた。
11 さてバビロンの 王 ネブカデレザルはエレミヤの 事 について 侍衛 の 長 ネブザラダンに 命 じて 言 った、
12 「彼 をとり、よく 世話 をせよ。害 を 加 えることなく、彼 があなたに 言 うようにしてやりなさい」。
13 そこで 侍衛 の 長 ネブザラダン、ラブサリスのネブシャズバン、ラブマグのネルガル・シャレゼル、およびバビロンの 王 のつかさたちは、
14 人 をつかわして、エレミヤを 監視 の 庭 から 連 れてこさせ、シャパンの 子 アヒカムの 子 であるゲダリヤに 託 して、家 につれて 行 かせた。こうして 彼 は 民 のうちにいた。
15 エレミヤが 監視 の 庭 に 閉 じこめられていた 時、主 の 言葉 が 彼 に 臨 んだ、
16 「行 って、エチオピヤびとエベデメレクに 告 げなさい、『万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、わたしの 言 った 災 をわたしはこの 町 に 下 す、幸 をこれに 下 すのではない。その 日、この 事 があなたの 目 の 前 で 成就 する。
17 主 は 言 われる、その 日 わたしはあなたを 救 う。あなたは 自分 の 恐 れている 人々 の 手 に 渡 されることはない。
18 わたしが 必 ずあなたを 救 い、つるぎに 倒 れることのないようにするからである。あなたの 命 はあなたのぶんどり 物 となる。あなたがわたしに 寄 り 頼 んだからであると 主 は 言 われる』」。
Chapter 40
1 侍衛 の 長 ネブザラダンは、バビロンに 移 されるエルサレムとユダの 人々 のうちにエレミヤを 鎖 につないでおいて、これを 捕 えて 行 ったが、ついにラマで 彼 を 釈放 した。その 後、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ。
2 侍衛 の 長 はエレミヤを 召 して 彼 に 言 った、「あなたの 神、主 はこの 所 にこの 災 を 下 すと 告 げ 示 された。
3 主 はこれを 下 し、自 ら 言 われたとおりに 行 われた。あなたがたが 主 に 対 して 罪 を 犯 し、み 声 に 従 わなかったから、この 事 があなたがたの 上 に 臨 んだのだ。
4 見 よ、わたしはきょう、あなたの 手 の 鎖 を 解 いてあなたを 釈放 する。もしあなたがわたしと 一緒 にバビロンへ 行 くのが 良 いと 思 われるなら、おいでなさい。わたしは、じゅうぶんあなたの 世話 をします。もしあなたがわたしと 一緒 にバビロンには 行 きたくないなら、行 かなくてもよろしい。見 よ、この 地 はみなあなたの 前 にあります、あなたが 良 いと 思 い、正 しいと 思 う 所 に 行 きなさい。
5 あなたがとどまるならば、バビロンの 王 がユダの 町々 の 総督 として 立 てたシャパンの 子 アヒカムの 子 であるゲダリヤの 所 へ 帰 り、彼 と 共 に 民 のうちに 住 みなさい。あるいはまたあなたが 正 しいと 思 う 所 へ 行 きなさい」。こうして 侍衛 の 長 は 彼 に 糧食 と 贈 り 物 を 与 えて 去 らせた。
6 そこでエレミヤはミヅパへ 行 き、アヒカムの 子 ゲダリヤの 所 へ 行 って、彼 と 共 にその 地 に 残 っている 民 のうちに 住 んだ。
7 さて 野外 にいた 軍勢 の 長 たちと、その 配下 の 人々 は、バビロンの 王 がアヒカムの 子 ゲダリヤを 立 てて、その 地 の 総督 とし、男、女、子供、および 国 のうちのバビロンに 移 されない 貧 しい 者 を 彼 に 委託 した 事 を 聞 いたので、
8 ネタニヤの 子 イシマエルと、カレヤの 子 ヨハナンおよびタンホメテの 子 セラヤと、ネトパびとであるエパイの 子 たちと、マアカびとの 子 ヤザニヤおよびその 配下 の 人々 は、ミヅパにいるゲダリヤのもとへ 行 った。
9 シャパンの 子 であるアヒカムの 子 ゲダリヤは、彼 らとその 配下 の 人々 に 誓 って 言 った、「カルデヤびとに 仕 えることを 恐 れるに 及 ばない。この 地 に 住 んでバビロンの 王 に 仕 えるならば、あなたがたは 幸福 になる。
10 わたしはミヅパにいて、われわれの 所 に 来 るカルデヤびとの 前 に、あなたがたのために 立 ちましょう。あなたがたは、ぶどう 酒 や 夏 のくだもの、油 を 集 めて、それを 器 にたくわえ、あなたがたの 獲 た 町々 に 住 みなさい」。
11 同 じように、モアブとアンモンびとのうち、またエドムおよび 他 の 国々 にいるユダヤ 人 は、バビロンの 王 がユダに 人 を 残 したことと、シャパンの 子 であるアヒカムの 子 ゲダリヤを 立 ててその 総督 としたこととを 聞 いた。
12 そこでそのユダヤ 人 らはみなその 追 いやられたもろもろの 所 から 帰 ってきて、ユダの 地 のミヅパにいるゲダリヤのもとにきた。そして 多 くのぶどう 酒 と 夏 のくだものを 集 めた。
13 またカレヤの 子 ヨハナンと、野外 にいた 軍勢 の 長 たちはみなミヅパにいるゲダリヤのもとにきて、
14 彼 に 言 った、「アンモンびとの 王 バアリスがあなたを 殺 すためにネタニヤの 子 イシマエルをつかわしたことを 知 っていますか」。しかしアヒカムの 子 ゲダリヤは 彼 らの 言 うことを 信 じなかったので、
15 カレヤの 子 ヨハナンはミヅパでひそかにゲダリヤに 言 った、「わたしが 行 って、人 に 知 れないように、ネタニヤの 子 イシマエルを 殺 しましょう。どうして 彼 があなたを 殺 して、あなたの 周囲 に 集 まっているユダヤ 人 を 散 らし、ユダの 残 った 者 を 滅 ぼしてよいでしょう」。
16 しかしアヒカムの 子 ゲダリヤはカレヤの 子 ヨハナンに 言 った、「この 事 をしてはならない。あなたはイシマエルについて 偽 りを 言 っているのです」。
Chapter 41
1 七 月 のころ、王 家 のもので、エリシャマの 子 ネタニヤの 子 であり、また 王 の 高官 のひとりであるイシマエルは、王 の十 人 のつかさたちと 共 にミヅパにいたアヒカムの 子 ゲダリヤのもとにきて、ミヅパで 食 を 共 にしたが、
2 ネタニヤの 子 イシマエルおよび 共 にいた十 人 の 者 は 立 ち 上 がって、バビロンの 王 がこの 地 の 総督 としたシャパンの 子 アヒカムの 子 であるゲダリヤを 刀 で 殺 し、
3 イシマエルはまたミヅパでゲダリヤと 共 にいたすべてのユダヤ 人 と、たまたまそこにいたカルデヤびとの 兵士 たちを 殺 した。
4 ゲダリヤが 殺 された 次 の 日、まだだれもその 事 を 知 らないうちに、
5 八十 人 の 人々 がそのひげをそり、衣服 をさき、身 に 傷 をつけ、手 には 素祭 のささげ 物 と 香 を 携 え、シケム、シロ、サマリヤからきて、主 の 宮 にささげようとした。
6 ネタニヤの 子 イシマエルはミヅパから 泣 きながら 出 てきて 彼 らを 迎 え、彼 らに 会 って、「アヒカムの 子 ゲダリヤのもとにおいでなさい」と 言 った。
7 そして 彼 らが 町 の 中 にはいったとき、ネタニヤの 子 イシマエルは 自分 と 一緒 にいた 人々 と 共 に 彼 らを 殺 して、その 死体 を 穴 に 投 げ 入 れた。
8 しかしそのうちの十 人 はイシマエルに 向 かい、「わたしたちは 畑 に 小麦、大麦、油、および 蜜 を 隠 しています、わたしたちを 殺 さないでください」と 言 ったので、彼 らをその 仲間 と 共 に 殺 さないでしまった。
9 イシマエルが 自分 の 殺 した 人々 の 死体 を 投 げ 入 れた 穴 は、アサ 王 がイスラエルの 王 バアシャを 恐 れて 掘 った 穴 であった。ネタニヤの 子 イシマエルは 殺 した 人々 をこれに 満 たした。
10 次 いでイシマエルはミヅパに 残 っているすべての 民、すなわち 王 の 娘 たちと 侍衛 の 長 ネブザラダンがアヒカムの 子 ゲダリヤに 託 したミヅパに 残 っているすべての 民 とを 捕虜 とした。ネタニヤの 子 イシマエルは 彼 らを 捕虜 とし、アンモンびとのもとに 渡 り 行 こうとして 立 ち 去 った。
11 カレヤの 子 ヨハナンおよび 彼 と 共 にいる 軍勢 の 長 たちはネタニヤの 子 イシマエルの 行 った 悪事 をみな 聞 き、
12 その 兵士 たちを 率 いて、ネタニヤの 子 イシマエルと 戦 うために 出 て 行 き、ギベオンの 大池 のほとりで 彼 に 会 った。
13 イシマエルと 共 にいる 人々 は、カレヤの 子 ヨハナンおよび 彼 と 共 にいる 軍勢 の 長 たちを 見 て 喜 んだ。
14 そしてイシマエルがミヅパから 捕虜 にしてきた 人々 は 身 をめぐらしてカレヤの 子 ヨハナンのもとへ 行 った。
15 ネタニヤの 子 イシマエルは八 人 の 者 と 共 にヨハナンを 避 けて 逃 げ、アンモンびとの 所 へ 行 った。
16 そこでカレヤの 子 ヨハナンおよび 彼 と 共 にいる 軍勢 の 長 たちはネタニヤの 子 イシマエルがアヒカムの 子 ゲダリヤを 殺 して、ミヅパから 捕虜 として 連 れてきた、あの 残 っていた 民、すなわち 兵士 や 女、子供、宦官 をギベオンから 連 れ 帰 ったが、
17 彼 らはエジプトへ 行 こうとしてベツレヘムの 近 くにあるゲルテ・キムハムへ 行 って、そこにとどまった。
18 これは、ネタニヤの 子 イシマエルが、バビロンの 王 によってこの 地 の 総督 に 任 じられたアヒカムの 子 ゲダリヤを 殺 したことにより、カルデヤびとを 恐 れたからである。
Chapter 42
1 そのとき 軍勢 の 長 たち、およびカレヤの 子 ヨハナンと、ホシャヤの 子 アザリヤ、ならびに 民 の 最 も 小 さい 者 から 最 も 大 いなる 者 にいたるまで、
2 みな 預言者 エレミヤの 所 に 来 て 言 った、「どうかあなたの 前 にわれわれの 求 めが 受 けいれられますように。われわれのため、この 残 っている 者 すべてのために、あなたの 神、主 に 祈 ってください、(今 ごらんのとおり、われわれは 多 くのうち、わずかに 残 っている 者 です)
3 そうすれば、あなたの 神、主 は、われわれの 行 くべき 道 と、なすべき 事 をお 示 しになるでしょう」。
4 預言者 エレミヤは 彼 らに 言 った、「よくわかりました。あなたがたの 求 めにしたがって、あなたがたの 神、主 に 祈 りましょう。主 があなたがたに 答 えられることを、何事 も 隠 さないであなたがたに 言 いましょう」。
5 彼 らはエレミヤに 言 った、「もし、あなたの 神、主 があなたをつかわしてお 告 げになるすべての 言葉 を、われわれが 行 わないときは、どうか 主 がわれわれに 対 してまことの 真実 な 証人 となられるように。
6 われわれは 良 くても 悪 くても、われわれがあなたをつかわそうとするわれわれの 神、主 の 声 に 従 います。われわれの 神、主 の 声 に 従 うとき、われわれは 幸 を 得 るでしょう」。
7 十 日 の 後、主 の 言葉 がエレミヤに 臨 んだ。
8 エレミヤはカレヤの 子 ヨハナンおよび 彼 と 共 にいる 軍勢 の 長 たち、ならびに 民 の 最 も 小 さい 者 から 最 も 大 いなる 者 までことごとく 招 いて、
9 彼 らに 言 った、「あなたがたがわたしをつかわして、あなたの 祈願 をその 前 にのべさせたイスラエルの 神、主 はこう 言 われます、
10 もしあなたがたがこの 地 にとどまるならば、わたしはあなたがたを 建 てて 倒 すことなく、あなたがたを 植 えて 抜 くことはしない。わたしはあなたがたに 災 を 下 したことを 悔 いているからである。
11 主 は 言 われる、あなたが 恐 れているバビロンの 王 を 恐 れてはならない。彼 を 恐 れてはならない、わたしが 共 にいて、あなたがたを 救 い、彼 の 手 から 助 け 出 すからである。
12 わたしはあなたがたをあわれみ、また 彼 にあなたがたをあわれませ、あなたがたを 自分 の 地 にとどまらせる。
13 しかし、もしあなたがたが、『われわれはこの 地 にとどまらない』といって、あなたがたの 神、主 の 声 にしたがわず、
14 また、『いいえ、われわれはあの 戦争 を 見 ず、ラッパの 声 を 聞 かず、食物 も 乏 しくないエジプトの 地 へ 行 って、あそこに 住 まおう』と 言 うならば、
15 あなたがた、ユダの 残 っている 者 たちよ、主 の 言葉 を 聞 きなさい。万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、もしあなたがたがむりにエジプトへ 行 ってそこに 住 むならば、
16 あなたがたの 恐 れているつるぎはエジプトの 地 であなたがたに 追 いつき、あなたがたの 恐 れているききんは、すぐあとを 追 ってエジプトまで 行 き、その 所 であなたがたは 死 ぬ。
17 すべてむりにエジプトへ 行 ってそこに 住 む 者 は、つるぎと、ききんと、疫病 で 死 ぬ。わたしが 彼 らに 下 そうとしている 災 をのがれて 残 る 者 はそのうちにない。
18 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、わたしの 怒 りと 憤 りとをエルサレムの 住民 の 上 に 注 いだように、わたしの 憤 りは、あなたがたがエジプトへ 行 くとき、あなたがたの 上 に 注 ぐ。あなたがたは、のろいとなり、恐怖 となり、ののしりとなり、はずかしめとなる。あなたがたは 再 びこの 所 を 見 ることができない。
19 ユダの 残 っている 者 たちよ、『エジプトへ 行 ってはならない』と 主 はあなたがたに 言 われた。わたしがきょう 警告 したことを、あなたがたは 確 かに 知 らなければならない。
20 あなたがたはみずからそむき 去 って、命 を 失 った。なぜなら、あなたがたがわたしをあなたがたの 神、主 につかわし、『われわれの 神、主 に 祈 り、われわれの 神、主 の 言 われることをことごとく 示 してください。われわれはそれを 行 います』と 言 ったので、
21 わたしはきょうそれを 示 したが、あなたがたはあなたがたの 神、主 の 声 を 聞 かず、主 がわたしをつかわして 命 じさせられた 事 には、すこしも 従 わなかったからである。
22 それゆえ、あなたがたが 行 って 住 まうことを 願 っているその 所 で、あなたがたはつるぎと、ききんと、疫病 で 死 ぬことを 確 かに 知 らなければならない」。
Chapter 43
1 エレミヤがすべての 民 にむかって、彼 らの 神、主 の 言葉 をことごとく 語 り、彼 らの 神、主 が 自分 をつかわして 言 わせられるその 言葉 をみな 告 げ 終 った 時、
2 ホシャヤの 子 アザリヤと、カレヤの 子 ヨハナンおよび 高慢 な 人々 はみなエレミヤに 言 った、「あなたは 偽 りを 言 っている。われわれの 神、主 が、『エジプトへ 行 ってそこに 住 むな』と 言 わせるためにあなたをつかわされたのではない。
3 ネリヤの 子 バルクがあなたをそそのかして、われわれに 逆 らわせ、われわれをカルデヤびとの 手 に 渡 して 殺 すか、あるいはバビロンに 捕 え 移 させるのだ」。
4 こうしてカレヤの 子 ヨハナンと 軍勢 の 長 たちおよび 民 らは 皆、主 の 声 にしたがわず、ユダの 地 にとどまろうとしなかった。
5 そしてカレヤの 子 ヨハナンと 軍勢 の 長 たちは、ユダに 残 っている 者 すなわち 追 いやられた 国々 からユダの 地 に 住 むために 帰 ってきた 者、――
6 男、女、子供、王 の 娘 たち、およびすべて 侍衛 の 長 ネブザラダンがシャパンの 子 であるアヒカムの 子 ゲダリヤに 渡 しておいた 者、ならびに 預言者 エレミヤとネリヤの 子 バルクをつれて、
7 エジプトの 地 へ 行 った。彼 らは 主 の 声 にしたがわなかったのである。そして 彼 らはついにタパネスに 行 った。
8 主 の 言葉 はタパネスでエレミヤに 臨 んだ、
9 「大 きな 石 を 手 に 取 り、ユダの 人々 の 目 の 前 で、これをタパネスにあるパロの 宮殿 の 入口 の 敷石 のしっくいの 中 に 隠 して、
10 彼 らに 言 いなさい、『万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、見 よ、わたしは 使者 をつかわして、わたしのしもべであるバビロンの 王 ネブカデレザルを 招 く。彼 はその 位 をこの 隠 した 石 の 上 にすえ、その 上 に 王 の 天蓋 を 張 る。
11 彼 は 来 てエジプトの 地 を 撃 ち、疫病 に 定 まっている 者 を 疫病 に 渡 し、とりこに 定 まっている 者 をとりこにし、つるぎに 定 まっている 者 をつるぎにかける。
12 彼 はエジプトの 神々 の 宮 に 火 をつけてこれを 焼 き、彼 らをとりこにする。そして 羊 を 飼 う 者 が 着物 の 虫 をはらいきよめるように、エジプトの 地 をきよめる。彼 は 安 らかにそこを 去 る。
13 彼 はエジプトの 地 にあるヘリオポリスのオベリスクをこわし、エジプトの 神々 の 宮 を 火 で 焼 く』」。
Chapter 44
1 エジプトの 地 に 住 んでいるユダヤ 人 すなわちミグドル、タパネス、メンピス、パテロスの 地 に 住 む 者 の 事 についてエレミヤに 臨 んだ 言葉、
2 「万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、あなたがたはわたしがエルサレムとユダの 町々 に 下 した 災 を 見 た。見 よ、これらは 今日、すでに 荒 れ 地 となって 住 む 人 もない。
3 これは 彼 らが 悪 を 行 って、わたしを 怒 らせたことによるのである。すなわち 彼 らは 自分 も、あなたがたも、あなたがたの 先祖 たちも 知 らなかった、ほかの 神々 に 行 って、香 をたき、これに 仕 えた。
4 わたしは 自分 のしもべであるすべての 預言者 たちを、しきりにあなたがたにつかわして、『どうか、わたしの 忌 みきらうこの 憎 むべき 事 をしないように』と 言 わせたけれども、
5 彼 らは 聞 かず、耳 を 傾 けず、ほかの 神々 に 香 をたいて、その 悪 を 離 れなかった。
6 それゆえ、わたしは 怒 りと 憤 りをユダの 町々 とエルサレムのちまたに 注 ぎ、それを 焼 いたので、それらは 今日 のように 荒 れ、滅 びてしまった。
7 万軍 の 神、イスラエルの 神、主 は 今 こう 言 われる、あなたがたはなぜ 大 いなる 悪 を 行 って 自分 自身 を 害 し、ユダのうちから、あなたがたの 男 と 女 と、子供 と 乳 のみ 子 を 断 って、ひとりも 残 らないようにしようとするのか。
8 なぜあなたがたはその 手 のわざをもってわたしを 怒 らせ、あなたがたが 行 って 住 まうエジプトの 地 で、ほかの 神々 に 香 をたいて 自分 の 身 を 滅 ぼし、地 の 万国 のうちに、のろいとなり、はずかしめとなろうとするのか。
9 ユダの 地 とエルサレムのちまたで 行 ったあなたがたの 先祖 たちの 悪、ユダの 王 たちの 悪、その 妻 たちの 悪、およびあなたがた 自身 の 悪、あなたがたの 妻 たちの 悪 をあなたがたは 忘 れたのか。
10 彼 らは 今日 に 至 るまで 悔 いず、また 恐 れず、あなたがたとあなたがたの 先祖 たちの 前 に 立 てた、わたしの 律法 とわたしの 定 めとに 従 って 歩 まないのである。
11 それゆえ 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、見 よ、わたしは 顔 をあなたがたに 向 けて 災 を 下 し、ユダの 人々 をことごとく 断 つ。
12 またわたしは、エジプトの 地 に 住 むために、むりに 行 ったあのユダの 残 りの 者 を 取 り 除 く。彼 らはみな 滅 ぼされてエジプトの 地 に 倒 れる。彼 らは、つるぎとききんに 滅 ぼされ、最 も 小 さい 者 から 最 も 大 いなる 者 まで、つるぎとききんによって 死 ぬ。そして、のろいとなり、恐怖 となり、ののしりとなり、はずかしめとなる。
13 わたしはエルサレムを 罰 したように、つるぎと、ききんと、疫病 をもってエジプトに 住 んでいる 者 を 罰 する。
14 それゆえ、エジプトの 地 へ 行 ってそこに 住 んでいるユダの 残 りの 者 のうち、のがれ、または 残 って、帰 り 住 まおうと 願 うユダの 地 へ 帰 る 者 はひとりもない。少数 ののがれる 者 のほかには、帰 ってくる 者 はない」。
15 その 時、自分 の 妻 がほかの 神々 に 香 をたいたことを 知 っている 人々、およびその 所 に 立 っている 女 たちの 大 いなる 群衆、ならびにエジプトの 地 のパテロスに 住 んでいる 民 はエレミヤに 答 えて 言 った、
16 「あなたが 主 の 名 によってわたしたちに 述 べられた 言葉 は、わたしたちは 聞 くことができません。
17 わたしたちは 誓 ったことをみな 行 い、わたしたちが、もと 行 っていたように 香 を 天后 にたき、また 酒 をその 前 に 注 ぎます。すなわち、ユダの 町々 とエルサレムのちまたで、わたしたちとわたしたちの 先祖 たちおよびわたしたちの 王 たちと、わたしたちのつかさたちが 行 ったようにいたします。その 時 には、わたしたちは 糧食 には 飽 き、しあわせで、災 に 会 いませんでした。
18 ところが、わたしたちが、天后 に 香 をたくことをやめ、酒 をその 前 に 注 がなくなった 時 から、すべての 物 に 乏 しくなり、つるぎとききんに 滅 ぼされました」。
19 また 女 たちは 言 った、「わたしたちが 天后 に 香 をたき、酒 をその 前 に 注 ぐに 当 って、これにかたどってパンを 造 り、酒 を 注 いだのは、わたしたちの 夫 が 許 したことではありませんか」。
20 そこでエレミヤは 男女 のすべての 人、およびこの 答 をしたすべての 民 に 言 った、
21 「ユダの 町々 とエルサレムのちまたで、あなたがたとあなたがたの 先祖 たち、およびあなたがたの 王 たちとあなたがたのつかさたち、およびその 地 の 民 が 香 をたいたことは、主 がこれを 忘 れず、また、心 にとどめておられることではないか。
22 主 はあなたがたの 悪 しきわざのため、あなたがたの 憎 むべき 行 いのために、もはや 忍 ぶことができなくなられた。それゆえ、あなたがたの 地 は 今日 のごとく 荒 れ 地 となり、驚 きとなり、のろいとなり、住 む 人 のない 地 となった。
23 あなたがたが 香 をたき、主 に 罪 を 犯 し、主 の 声 に 聞 き 従 わず、その 律法 と、定 めと、あかしに 従 って 歩 まなかったので、今日 のようにこの 災 があなたがたに 臨 んだのである」。
24 エレミヤはまたすべての 民 と 女 たちに 言 った、「あなたがたすべてエジプトの 地 にいるユダの 人々 よ、主 の 言葉 を 聞 きなさい。
25 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、あなたがたとあなたがたの 妻 たちは 口 で 言 い、手 で 行 い、『わたしたちは 天后 に 香 をたき、酒 を 注 いで 立 てた 誓 いを 必 ずなし 遂 げる』と 言 う。それならば、あなたがたの 誓 いをかため、あなたがたの 誓 いをなし 遂 げなさい。
26 それゆえ、あなたがたすべてエジプトの 地 にいるユダの 人々 よ、主 の 言葉 を 聞 きなさい。主 は 言 われる、わたしは 自分 の 大 いなる 名 をさして 誓 う、すなわちエジプトの 全 地 に、ユダの 人々 で、その 口 に、『主 なる 神 は 生 きておられる』と 言 って、わたしの 名 をとなえるものは、もはやひとりもないようになる。
27 見 よ、わたしは 彼 らを 見守 っている、それは 幸 を 与 えるためではなく、災 を 下 すためである。エジプトの 地 にいるユダの 人々 は、つるぎとききんによって 滅 び 絶 える。
28 しかし、つるぎをのがれるわずかの 者 はエジプトの 地 を 出 てユダの 地 に 帰 る。そしてユダの 残 っている 民 でエジプトに 来 て 住 んだ 者 は、わたしの 言葉 が 立 つか、彼 らの 言葉 が 立 つか、いずれであるかを 知 るようになる。
29 主 は 言 われる、わたしがこの 所 であなたがたを 罰 するしるしはこれである。わたしはこのようにしてわたしがあなたがたに 災 を 下 そうと 言 った 事 の 必 ず 立 つことを 知 らせよう。
30 すなわち 主 はこう 言 われる、見 よ、わたしはユダの 王 ゼデキヤを、その 命 を 求 める 敵 であるバビロンの 王 ネブカデレザルの 手 に 渡 したように、エジプトの 王 パロ・ホフラをその 敵 の 手、その 命 を 求 める 者 の 手 に 渡 す」。
Chapter 45
1 ユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムの四 年 に、ネリヤの 子 バルクがこれらの 言葉 をエレミヤの 口述 にしたがって 書 にしるした 時、預言者 エレミヤが 彼 に 語 った 言葉、
2 「バルクよ、イスラエルの 神、主 はあなたについてこう 言 われる、
3 あなたはかつて、『ああ、わたしはわざわいだ、主 がわたしの 苦 しみに 悲 しみをお 加 えになった。わたしは 嘆 き 疲 れて、安息 が 得 られない』と 言 った。
4 あなたはこう 彼 に 言 いなさい、主 はこう 言 われる、見 よ、わたしは 自分 で 建 てたものをこわし、自分 で 植 えたものを 抜 いている――それは、この 全 地 である。
5 あなたは 自分 のために 大 いなる 事 を 求 めるのか、これを 求 めてはならない。見 よ、わたしはすべての 人 に 災 を 下 そうとしている。しかしあなたの 命 はあなたの 行 くすべての 所 で、ぶんどり 物 としてあなたに 与 えると 主 は 言 われる」。
Chapter 46
1 もろもろの 国 の 事 について 預言者 エレミヤに 臨 んだ 主 の 言葉。
2 エジプトの 事、すなわちユフラテ 川 のほとりにあるカルケミシの 近 くにいるエジプトの 王 パロ・ネコの 軍勢 の 事 について。これはユダの 王 ヨシヤの 子 エホヤキムの四 年 に、バビロンの 王 ネブカデレザルが 撃 ち 破 ったものである。その 言葉 は 次 のとおりである、
3 「大盾 と 小盾 とを 備 え、進 んで 戦 え。
4 騎兵 よ、馬 を 戦車 につなぎ、馬 に 乗 れ。かぶとをかぶって 立 て。ほこをみがき、よろいを 着 よ。
5 わたしは 見 たが、何 ゆえか 彼 らは 恐 れて 退 き、その 勇士 たちは 打 ち 敗 られ、あわてて 逃 げて、うしろをふり 向 くこともしない、――恐 れが 彼 らの 周囲 にあると 主 は 言 われる。
6 足早 き 者 も 逃 げることができず、勇士 ものがれることができない。北 の 方、ユフラテ 川 のほとりで 彼 らはつまずき 倒 れた。
7 あのナイル 川 のようにわきあがり、川 々のように、その 水 のさかまく 者 はだれか。
8 エジプトはナイル 川 のようにわきあがり、その 水 は 川 々のようにさかまく。そしてこれは 言 う、わたしは 上 って、地 をおおい、町々 とそのうちに 住 む 者 を 滅 ぼそう。
9 馬 よ、進 め、車 よ、激 しく 走 れ。勇士 よ、盾 を 取 るエチオピヤびとと、プテびとよ、弓 を 巧 みに 引 くルデびとよ、進 み 出 よ。
10 その 日 は 万軍 の 神、主 の 日 であって、主 があだを 報 いられる 日、その 敵 にあだをかえされる 日 だ。つるぎは 食 べて 飽 き、彼 らの 血 に 酔 う。万軍 の 神、主 が、北 の 地 で、ユフラテ 川 のほとりで、ほふることをなされるからだ。
11 おとめなるエジプトの 娘 よ、ギレアデに 上 って 乳香 を 取 れ。あなたは 多 くの 薬 を 用 いても、むだだ。あなたは、いやされることはない。
12 あなたの 恥 は 国々 に 聞 えている、あなたの 叫 びは 地 に 満 ちている。勇士 が 勇士 につまずいて、共 に 倒 れたからである」。
13 バビロンの 王 ネブカデレザルが 来 て、エジプトの 地 を 撃 とうとする 事 について、主 が 預言者 エレミヤにお 告 げになった 言葉、
14 「エジプトで 宣 べ、ミグドルで 告 げ 示 し、またメンピスとタパネスに 告 げ 示 して 言 え、『堅 く 立 って、備 えせよ、つるぎがあなたの 周囲 を、滅 ぼし 尽 すからだ』。
15 なぜ、アピスはのがれたのか。あなたの 雄牛 は、なぜ 立 たなかったのか。それは 主 がこれを 倒 されたからだ。
16 あなたに 属 する 多 くの 兵 は、つまずいて 倒 れた。そして 互 に 言 った、『立 てよ、われわれは、しえたげる 者 のつるぎを 避 けて、われわれの 民 に 帰 り、故郷 の 地 へ 行 こう』と。
17 エジプトの 王 パロの 名 を、『好機 を 逸 する 騒 がしい 者』と 呼 べ。
18 万軍 の 主 という 名 の 王 は 言 われる、わたしは 生 きている、彼 は 山々 のうちのタボルのように、海 のほとりのカルメルのように 来 り 臨 む。
19 エジプトに 住 む 民 よ、捕 われのために 荷物 を 備 えよ。メンピスは 荒 れ 地 となり、廃虚 となって 住 む 人 もなくなる。
20 エジプトは 美 しい 雌 の 子 牛 だ、しかし 北 から、牛 ばえが 来 て、それにとまった。
21 そのうちにいる 雇 兵 でさえ、肥 えた 子 牛 のようだ。彼 らはふり 返 って 共 に 逃 げ、立 つことをしなかった。彼 らの 災難 の 日、その 罰 せられる 時 が 来 たからだ。
22 彼 は 逃 げ 去 るへびのような 音 をたてる。その 敵 が 軍勢 を 率 いて 彼 に 臨 み、きこりのように、おのをもって 来 るからだ。
23 彼 らは 彼 の 林 がいかに 入 り 込 みがたくとも、それを 切 り 倒 す。彼 らはいなごよりも 多 く、数 えがたいからであると、主 は 言 われる。
24 エジプトの 娘 ははずかしめを 受 け、北 からくる 民 の 手 に 渡 される」。
25 万軍 の 主、イスラエルの 神 は 言 われた、「見 よ、わたしはテーベのアモンと、パロと、エジプトとその 神々 とその 王 たち、すなわちパロと 彼 を 頼 む 者 とを 罰 する。
26 わたしは 彼 らを、その 命 を 求 める 者 の 手 と、バビロンの 王 ネブカデレザルの 手 と、その 家来 たちの 手 に 渡 す。その 後、エジプトは 昔 のように 人 の 住 む 所 となると、主 は 言 われる。
27 わたしのしもべヤコブよ、恐 れることはない、イスラエルよ、驚 くことはない。見 よ、わたしがあなたを 遠 くから 救 い、あなたの 子孫 をその 捕 え 移 された 地 から 救 うからだ。ヤコブは 帰 ってきて、おだやかに、安 らかになり、彼 を 恐 れさせる 者 はない。
28 主 は 言 われる、わたしのしもべヤコブよ、恐 れることはない、わたしが 共 にいるからだ。わたしはあなたを 追 いやった 国々 をことごとく 滅 ぼし 尽 す。しかしあなたを 滅 ぼし 尽 すことはしない。わたしは 正 しい 道 に 従 って、あなたを 懲 らしめる、決 して 罰 しないではおかない」。
Chapter 47
1 パロがまだガザを 撃 たなかったころ、ペリシテびとの 事 について 預言者 エレミヤに 臨 んだ 主 の 言葉。
2 「主 はこう 言 われる、見 よ、水 は 北 から 起 り、あふれ 流 れて、この 地 と、そこにあるすべての 物、その 町 と、その 中 に 住 む 者 とにあふれかかる。その 時、人々 は 叫 び、この 地 に 住 む 者 はみな 嘆 く。
3 そのたくましい 馬 のひずめの 踏 み 鳴 らす 音 のため、その 戦車 の 響 きのため、その 車輪 のとどろきのために、父 はその 手 が 弱 くなって、自分 の 子 をも 顧 みない。
4 これは、ペリシテびとを 滅 ぼし 尽 し、ツロとシドンに 残 って 助 けをなす 者 をことごとく 絶 やす 日 が 来 るからである。主 はカフトルの 海岸 に 残 っているペリシテびとを 滅 ぼされる。
5 ガザには 髪 をそることが 始 まっている。アシケロンは 滅 びた。アナクびとの 残 りの 民 よ、いつまで 自分 の 身 に 傷 つけるのか。
6 主 のつるぎよ、おまえはいつになれば 静 かになるのか。おまえのさやに 帰 り、休 んで 静 かにしておれ。
7 主 がこれに 命 を 下 されたのだ、どうして 静 かにしておれようか。アシケロンと 海岸 の 地 を 攻 めることを 定 められたのだ」。
Chapter 48
1 モアブの 事 について、万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、「ああ、ネボはわざわいだ、これは 滅 ぼされた。キリヤタイムははずかしめられて 取 られ、とりでは、はずかしめられてこわされた。
2 モアブの 誉 は、消 え 去 った。ヘシボンで 人々 はモアブの 害 を 図 り、『さあ、この 国 を 断 ち 滅 ぼそう』という。マデメンよ、おまえもまた 滅 ぼされる、つるぎがおまえを 追 う。
3 ホロナイムから 叫 び 声 が 聞 える、『荒廃 と 大 いなる 滅亡 だ』という。
4 モアブは 滅 ぼされ、叫 びはゾアルにまで 聞 える。
5 彼 らは 泣 きながらルヒテの 坂 を 登 る。彼 らはホロナイムの 下 り 坂 で、『滅亡』の 叫 びを 聞 いたからだ。
6 逃 げて、自分 の 身 を 救 え、荒野 の 野 ろばのようになれ。
7 おまえが、とりでと 財宝 とを 頼 みにしたので、おまえも 捕 えられるからだ。またケモシは、その 祭司 とつかさたちと 共 に、捕 えられて 行 く。
8 滅 ぼす 者 はすべての 町 に 来 る、一つの 町 ものがれることができない。谷 は 滅 び、平地 は 荒 される、主 の 言 われたとおりである。
9 モアブに 翼 を 与 えて、飛 び 去 らせよ。その 町々 は 荒 れて、住 む 者 はなくなる。
10 主 のわざを 行 うことを 怠 る 者 はのろわれる。またそのつるぎを 押 えて 血 を 流 さない 者 はのろわれる。
11 モアブはその 幼 い 時 から 安 らかで、酒 が、沈 んだおりの 上 にとどまって、器 から 器 に、くみ 移 されなかったように、捕 え 移 されなかったので、その 味 はなお 存 し、その 香気 も 変 ることがない。
12 主 は 言 われる、それゆえ 見 よ、わたしがこれを 傾 ける 者 どもをつかわす 日 が 来 る。彼 らはこれを 傾 け、その 器 をあけ、そのかめを 砕 く。
13 その 時 モアブはケモシのために 恥 をかく。ちょうどイスラエルの 家 がその 頼 みとしたベテルのために 恥 をかいたようになる。
14 あなたがたはどうして『われわれは 勇士 だ。強 い 戦士 だ』というのか。
15 モアブとその 町々 を 滅 ぼす 者 は 上 って 来、モアブのえり 抜 きの 若者 たちは 下 って 殺 されたと 万軍 の 主 と 名 のる 王 が 言 われる。
16 モアブの 災難 は 近 づいている、その 苦難 はすみやかに 来 る。
17 すべてその 周囲 にある 者 よ、またその 名 を 知 る 者 よ、彼 のために 嘆 いて、『ああ、強 き 笏、麗 しきつえは、ついに 折 れた』と 言 え。
18 デボンに 住 む 者 よ、あなたの 栄 えを 離 れて 下 り、かわいた 地 に 座 せよ。モアブを 滅 ぼす 者 があなたに 攻 めのぼって 来 て、あなたの 城 を 滅 ぼしたからだ。
19 アロエルに 住 む 者 よ、道 のかたわらに 立 って 見張 りし、逃 げてくる 男、のがれてくる 女 に 尋 ねて、『何 が 起 ったのか』と 言 え。
20 モアブは 敗 れて、恥 をこうむっている。嘆 き 呼 ばわれ。アルノン 川 のほとりで、モアブは 滅 ぼされたと 告 げよ。
21 さばきは 高原 の 地 に 臨 み、ホロン、ヤハズ、メパアテ、
22 デボン、ネボ、ベテ・デブラタイム、
23 キリヤタイム、ベテ・ガムル、ベテ・メオン、
24 ケリオテ、ボズラなどモアブの 地 のすべての 町 の、遠 いものにも 近 いものにも、臨 んだ。
25 モアブの 角 は 砕 け、その 腕 は 折 れたと 主 は 言 われる。
26 モアブを 酔 わせよ、彼 が 主 に 敵 して 自 ら 高 ぶったからである。モアブは 自分 の 吐 いた 物 の 中 にころがって、笑 い 草 となる。
27 イスラエルはあなたの 笑 い 草 ではなかったか。あなたが、彼 のことを 語 るごとに 首 を 振 ったのは、彼 が 盗賊 の 中 にいたとでもいうのか。
28 モアブに 住 む 者 よ、町 を 去 って 岩 の 間 に 住 め。谷 の 入口 のかたわらに 巣 を 作 る 山 ばとのようにせよ。
29 われわれはモアブの 高慢 な 事 を 聞 いた、その 高慢 は、はなはだしい。すなわち、その 尊大、高慢、横柄、およびその 心 の 高 ぶりのことを 聞 いた。
30 主 は 言 われる、わたしは 彼 の 横着 なのを 知 る、彼 の 自慢 は 偽 りで、その 行 いも 偽 りである。
31 それゆえ、わたしはモアブのために 嘆 き、モアブの 全 地 のために 呼 ばわる。キルヘレスの 人々 のためにわたしは 悲 しむ。
32 シブマのぶどうの 木 よ、わたしはヤゼルのために 泣 くのにまさっておまえのために 泣 く。おまえのつるは 延 びて 海 を 越 え、ヤゼルに 及 んだ。おまえの 夏 の 実 と、その 収穫 を 滅 ぼす 者 が 襲 ってきた。
33 喜 びと 楽 しみは、実 り 多 いモアブの 地 を 去 った。わたしは、ぶどうをしぼる 所 にも 酒 をなくした。楽 しく 呼 ばわって、ぶどうを 踏 む 者 もなくなった。呼 ばわっても、喜 んで 呼 ばわる 声 ではない。
34 ヘシボンとエレアレは 叫 ぶ。ヤハヅに 至 るまで、ゾアルからホロナイムとエグラテ・シリシヤに 至 るまで、彼 らはその 声 をあげる。ニムリムの 水 も 絶 えたからである。
35 主 は 言 われる、わたしは 犠牲 を 高 き 所 にささげ、香 をその 神 にたく 者 をモアブのうちに 滅 ぼす。
36 それゆえ、わたしの 心 はモアブのために 笛 のように 嘆 き、わたしの 心 はキルヘレスの 人々 のために 笛 のように 嘆 く。彼 らの 獲 た 富 が 消 えうせたからである。
37 人 はみな 髪 をそり、皆 ひげをそり、みな 手 に 傷 をつけ、腰 に 荒布 を 着 ける。
38 モアブではどこの 屋根 の 上 も、広場 も、ただ 悲 しみに 包 まれている。これは、わたしが、だれもほしがらない 器 のようにモアブを 砕 いたからであると 主 は 言 われる。
39 ああ、モアブはついに 滅 びた。人々 は 嘆 く。ああ、モアブは 恥 じて 顔 をそむけた。モアブはその 周囲 のすべての 者 の 笑 い 草 となり 恐 れとなった」。
40 主 はこう 言 われる、「見 よ、敵 はわしのように 速 く 飛 んできて、モアブに 向 かって 翼 をのべる。
41 町々 は 取 られ、城 は 奪 われる。その 日 モアブの 勇士 の 心 は 子 を 産 む 女 の 心 のようになる。
42 モアブは 滅 ぼされて、国 を 成 さないようになる。主 に 敵 して 自 ら 誇 ったからである。
43 主 は 言 われる、モアブに 住 む 者 よ、恐 れと、穴 と、わなとがあなたに 臨 んでいる。
44 恐 れをさけて 逃 げる 者 は 穴 におちいり、穴 をよじ 上 って 出 る 者 は、わなに 捕 えられる。わたしがモアブに、その 罰 せられる 年 に、これらのものを 臨 ませるからであると 主 は 言 われる。
45 逃 げた 者 はヘシボンの 陰 に、力 なく 立 ちどまる。ヘシボンから 火 が 出、シホンの 家 から 炎 が 出 て、モアブの 額、騒 ぐ 人々 の 頭 の 頂 を 焼 いたからだ。
46 モアブよ、おまえはわざわいだ。ケモシの 民 は 滅 びた。おまえのむすこらは 捕 え 移 され、おまえの 娘 らも 捕 え 行 かれたからである。
47 しかし 末 の 日 にわたしは 再 びモアブを 栄 えさせると 主 は 言 われる」。ここまではモアブのさばきの 事 をいったのである。
Chapter 49
1 アンモンびとについて、主 はこう 言 われる、「イスラエルには 子 がないのか、世継 ぎがないのか。どうしてミルコムがガドを 追 い 出 して、その 民 がその 町々 に 住 んでいるのか。
2 主 は 言 われる、それゆえ、見 よ、アンモンびとのラバを 攻 める 戦 いの 叫 びを、わたしが 聞 えさせる 日 が 来 る。ラバは 荒塚 となり、その 村々 は 火 で 焼 かれる。そのときイスラエルは 自分 を 追 い 出 した 者 どもを 追 い 出 すと 主 は 言 われる。
3 ヘシボンよ 嘆 け、アイは 滅 ぼされた。ラバの 娘 たちよ 呼 ばわれ。荒布 を 身 にまとい、悲 しんで、まがきのうちを 走 りまわれ。ミルコムとその 祭司 およびつかさが 共 に 捕 え 移 されるからだ。
4 不信 の 娘 よ、あなたはなぜ 自分 の 谷 の 事 を 誇 るのか。あなたは 自分 の 富 に 寄 り 頼 んで、『だれがわたしに 攻 めてくるものか』と 言 う。
5 主 なる 万軍 の 神 は 言 われる、見 よ、わたしはあなたの 上 に 恐 れを 臨 ませる、それはあなたの 周囲 の 者 から 来 る。あなたは 追 われて、おのおの 直 ちに 他人 に 続 き、逃 げる 者 を 集 める 人 もない。
6 しかし、のちになって、わたしはアンモンびとを 再 び 栄 えさせると、主 は 言 われる」。
7 エドムの 事 について、万軍 の 主 はこう 言 われる、「テマンには、もはや 知恵 がないのか。さとい 者 には 計 りごとがなくなったのか。その 知恵 は 消 えうせたのか。
8 デダンに 住 む 者 よ、逃 げよ、のがれよ、深 い 所 に 隠 れよ。わたしがエサウの 災難 を 彼 の 上 に 臨 ませ、彼 を 罰 する 時 をこさせるからだ。
9 ぶどうを 集 める 者 があなたの 所 に 来 たならば、すこしの 実 をも 残 さないであろうか。夜、盗 びとが 来 たならば、自分 たちの 満足 するだけ 滅 ぼさないであろうか。
10 しかしわたしはエサウを 裸 にし、その 隠 れる 所 を 現 したので、彼 はその 身 を 隠 すことができない。その 子 どもたちも、兄弟 も、隣 り 人 も 滅 ぼされる。そして 彼 は、いなくなる。
11 あなたのみなしごを 残 せ、わたしがそれを 生 きながらえさせる。あなたのやもめには、わたしに 寄 り 頼 ませよ」。
12 主 はこう 言 われる、「もし、杯 を 飲 むべきでない 者 もそれを 飲 まなければならなかったとすれば、あなたは 罰 を 免 れることができようか。あなたは 罰 を 免 れない。それを 飲 まなければならない。
13 主 は 言 われる、わたしは 自分 をさして 誓 った、ボズラは 驚 きとなり、ののしりとなり、荒 れ 地 となり、のろいとなる。その 町々 は 長 く 荒 れ 地 となる」。
14 わたしは 主 からのおとずれを 聞 いた。ひとりの 使者 がつかわされて 万国 に 行 き、そして 言 った、「あなたがたは 集 まり、行 って 彼 を 攻 め、立 って 戦 え。
15 見 よ、わたしはあなたを 万国 のうちに 小 さい 者 とし、人々 のうちに 卑 しめられる 者 とする。
16 岩 の 割 れ 目 に 住 み、山 の 高 みを 占 める 者 よ、あなたの 恐 ろしい 事 と、あなたの 心 の 高 ぶりが、あなたを 欺 いた。あなたは、わたしのように 巣 を 高 い 所 に 作 っているが、わたしはその 所 からあなたを 取 りおろすと 主 は 言 われる。
17 エドムは 恐 れとなる。そのかたわらを 通 り 過 ぎる 者 はみな 恐 れ、その 災 のために、舌打 ちする。
18 主 は 言 われる、ソドムとゴモラとその 隣 の 町々 がくつがえされた 時 のように、そこに 住 む 人 はなく、そこに 宿 る 人 もなくなる。
19 見 よ、ししがヨルダンの 密林 から 上 ってきて、じょうぶな 羊 のおりを 襲 うように、わたしは、たちまち 彼 らをそこから 逃 げ 走 らせ、わたしの 選 ぶ 者 をその 上 に 立 てる。だれかわたしのような 者 があるであろうか。だれがわたしを 呼 びつけることができようか。どの 牧者 がわたしの 前 に 立 つことができようか。
20 それゆえ、エドムに 対 して 主 が 立 てた 計 りごとと、テマンに 住 む 者 に 対 してしようとする 事 を 聞 くがよい。彼 らの 群 れのうちの 小 さいものまでも 皆、引 かれて 行 く。彼 らのおりのものもその 終 りを 見 て 恐 れる。
21 その 倒 れる 音 を 聞 いて、地 は 震 い、彼 らの 叫 び 声 は 紅海 にも 聞 える。
22 見 よ、敵 はわしのように 上 り、すみやかに 飛 びかけり、その 翼 をボズラの 上 に 張 り 広 げる。その 日 エドムの 勇士 の 心 は 子 を 産 む 女 の 心 のようになる」。
23 ダマスコの 事 について、「ハマテとアルパデは、うろたえている、彼 らは 悪 いおとずれを 聞 いたからだ。彼 らは 勇気 を 失 い、穏 やかになることのできない 海 のように 悩 む。
24 ダマスコは 弱 り、身 をめぐらして 逃 げた、恐怖 に 襲 われている。子 を 産 む 女 に 臨 むように 痛 みと 悲 しみと 彼 に 臨 む。
25 ああ、名 ある 町、楽 しい 町 は 捨 てられる。
26 それゆえ、その 日 に、若 い 者 は、広場 に 倒 れ、兵士 はことごとく 滅 ぼされると 万軍 の 主 は 言 われる。
27 わたしはダマスコの 城壁 の 上 に 火 を 燃 やし、ベネハダデの 宮殿 を 焼 き 尽 す」。
28 バビロンの 王 ネブカデレザルが 攻 め 撃 ったケダルとハゾルの 諸国 の 事 について、主 はこう 言 われる、「立 って、ケダルに 向 かって 進 み、東 の 人々 を 滅 ぼせ。
29 彼 らの 天幕 と、その 羊 の 群 れとは 取 られ、その 垂幕 とそのもろもろの 器 と、らくだとは 彼 らの 所 から 運 び 去 られ、人々 は 彼 らに 向 かって 叫 ぶ、『恐 ろしいことが 四方 にある』と。
30 主 は 言 われる、ハゾルに 住 む 者 よ、逃 げよ、遠 くさまよい 行 き、深 い 所 に 隠 れよ。バビロンの 王 ネブカデレザルがあなたがたを 攻 める 計 りごとをめぐらし、あなたがたを 攻 める、てだてを 設 けたからだ。
31 主 は 言 われる、立 って 進 み、安全 な 所 に 住 むきらくな 民 を 攻 めよ、彼 らは 門 もなく、貫 の 木 もなく、ひとり 離 れて 住 む。
32 彼 らのらくだは、ぶんどり 物 となり、家畜 の 群 れは 奪 われる。わたしは、かの 髪 の 毛 のすみずみを 切 る 者 を 四方 に 散 らし、その 災難 を 八方 からこさせると 主 は 言 われる。
33 ハゾルは 山犬 のすまいとなり、いつまでも 荒 れ 地 となっている。だれもそこに 住 む 人 はなく、そこに 宿 る 人 もない」。
34 ユダの 王 ゼデキヤの 治世 の 初 めのころに、エラムの 事 について 預言者 エレミヤに 臨 んだ 主 の 言葉。
35 万軍 の 主 はこう 言 われる、「見 よ、わたしはエラムが 力 として 頼 んでいる 弓 を 折 る。
36 わたしは 天 の 四方 から、四方 の 風 をエラムにこさせ、彼 らを 四方 の 風 に 散 らす。エラムから 追 い 出 される 者 の 行 かない 国 はない。
37 主 は 言 われる、わたしはエラムをしてその 敵 の 前、またその 命 を 求 める 者 の 前 に 恐 れさせる。わたしは 災 をくだし、激 しい 怒 りをその 上 にくだす。彼 らのうしろに、つるぎを 送 って 滅 ぼし 尽 す。
38 そしてわたしの 位 をエラムにすえ、王 とつかさたちとを 滅 ぼすと 主 は 言 われる。
39 しかし 末 の 日 に、わたしはエラムを 再 び 栄 えさせると、主 は 言 われる」。
Chapter 50
1 主 が 預言者 エレミヤによって 語 られたバビロンとカルデヤびとの 地 の 事 についての 言葉。
2 「国々 のうちに 告 げ、また 触 れ 示 せよ、旗 を 立 てて、隠 すことなく 触 れ 示 して 言 え、『バビロンは 取 られ、ベルははずかしめられ、メロダクは 砕 かれ、その 像 ははずかしめられ、その 偶像 は 砕 かれる』と。
3 それは、北 の 方 から一つの 国民 がきて、これを 攻 め、その 地 を 荒 して、住 む 人 もないようにするからである。人 も 獣 もみな 逃 げ 去 ってしまう。
4 主 は 言 われる、その 日 その 時、イスラエルの 民 とユダの 民 は 共 に 帰 ってくる。彼 らは 嘆 きながら 帰 ってくる。そしてその 神、主 を 求 める。
5 彼 らは 顔 をシオンに 向 けて、その 道 を 問 い、『さあ、われわれは、永遠 に 忘 れられることのない 契約 を 結 んで 主 に 連 なろう』と 言 う。
6 わたしの 民 は 迷 える 羊 の 群 れである、その 牧者 がこれをいざなって、山 に 踏 み 迷 わせたので、山 から 丘 へと 行 きめぐり、その 休 む 所 を 忘 れた。
7 これに 会 う 者 はみなこれを 食 べた。その 敵 は 言 った、『われわれに 罪 はない。彼 らがそのまことのすみかである 主、先祖 たちの 希望 であった 主 に 対 して 罪 を 犯 したのだ』と。
8 バビロンのうちから 逃 げよ。カルデヤびとの 地 から 出 よ。群 れの 前 に 行 く 雄 やぎのようにせよ。
9 見 よ、わたしは 大 きい 国々 を 起 し 集 めて、北 の 地 からバビロンに 攻 めこさせる。彼 らはこれに 向 かって 勢 ぞろいをし、これをその 所 から 取 る。彼 らの 矢 はむなしく 帰 らない 老練 な 勇士 のようである。
10 カルデヤは 人 にかすめられる。これをかすめる 者 はみな 飽 くことができると、主 は 言 われる。
11 わたしの 嗣 業 をかすめる 者 どもよ、あなたがたは 喜 び 楽 しみ、雌 の 子 牛 のように 草 に 戯 れ、雄 馬 のように、いなないているが、
12 あなたがたの 母 はいたくはずかしめられ、あなたがたを 産 んだ 者 は 恥 をこうむる。見 よ、彼女 は 国々 のうちの 最 もあとなるものとなり、かわいた 砂原 の 荒野 となる。
13 主 の 怒 りによって、ここに 住 む 者 はなく、完全 に 荒 れ 地 となる。バビロンのかたわらを 通 る 者 は、みなその 傷 を 見 て 驚 き、かつあざ 笑 う。
14 あなたがたすべて 弓 を 張 る 者 よ、バビロンの 周囲 に 勢 ぞろいして、これを 攻 め、矢 を 惜 しまずに、これを 射 よ、彼女 が 主 に 罪 を 犯 したからだ。
15 その 周囲 に 叫 び 声 をあげよ、彼女 は 降伏 した。そのとりでは 倒 れ、その 城壁 はくずれた、主 があだをかえされたからだ。彼女 に 報復 せよ、彼女 がおこなったように、これに 行 え。
16 種 まく 者 と、刈入 れどきに、かまを 取 る 者 をバビロンに 絶 やせ。滅 ぼす 者 のつるぎを 恐 れて、人 はおのおの 自分 の 民 の 所 に 帰 り、そのふるさとに 逃 げて 行 く。
17 イスラエルは、ししに 追 われて 散 った 羊 である。初 めにアッスリヤの 王 がこれを 食 い、そして 今 はついにバビロンの 王 ネブカデレザルがその 骨 をかじった。
18 それゆえ 万軍 の 主、イスラエルの 神 は、こう 言 われる、見 よ、わたしはアッスリヤの 王 を 罰 したように、バビロンの 王 とその 国 に 罰 を 下 す。
19 わたしはイスラエルを 再 びその 牧場 に 帰 らせる。彼 はカルメルとバシャンで 草 を 食 べる。またエフライムの 山 とギレアデでその 望 みが 満 たされる。
20 主 は 言 われる、その 日 その 時 には、イスラエルのとがを 探 しても 見当 らず、ユダの 罪 を 探 してもない。それはわたしが 残 しておく 人々 を、ゆるすからである。
21 主 は 言 われる、上 って 行 って、メラタイムの 地 を 攻 め、ペコデの 民 を 攻 め、彼 らを 殺 して 全 く 滅 ぼし、わたしがあなたがたに 命 じたことを 皆、行 いなさい。
22 その 地 に、いくさの 叫 びと、大 いなる 滅 びがある。
23 ああ、全 地 を 砕 いた 鎚 はついに 折 れ 砕 ける。ああ、バビロンはついに 国々 のうちの 恐 るべき 見 ものとなる。
24 バビロンよ、わたしは、おまえを 捕 えるためにわなをかけたが、おまえはそれにかかった。そしておまえはそれを 知 らなかった。おまえは 主 に 敵 したので、尋 ね 出 され、捕 えられた。
25 主 は 武器 の 倉 を 開 いてその 怒 りの 武器 を 取 り 出 された。主 なる 万軍 の 神 が、カルデヤびとの 地 に 事 を 行 われるからである。
26 あらゆる 方面 からきて、これを 攻 め、その 穀倉 を 開 き、これを 穀物 の 山 のように 積 み 上 げ、完全 に 滅 ぼし 尽 し、そこに 残 る 者 のないようにせよ。
27 その 雄牛 をことごとく 殺 せ、それを、ほふり 場 に 下 らせよ。それらのものはわざわいだ、その 日、その 罰 を 受 ける 時 がきたからだ。
28 聞 けよ、バビロンの 地 から 逃 げ、のがれてきた 者 の 声 がする。われわれの 神、主 の 報復、その 宮 の 報復 の 事 をシオンに 告 げ 示 す。
29 弓 を 張 る 射手 をことごとく 呼 び 集 めて、バビロンを 攻 めよ。その 周囲 に 陣 を 敷 け。ひとりも 逃が すな。そのしわざにしたがってバビロンに 報 い、これがおこなった 所 にしたがってこれに 行 え。彼 がイスラエルの 聖者 である 主 に 向 かって 高慢 にふるまったからだ。
30 それゆえ、その 日、若 い 者 は、広場 に 倒 れ、兵士 はみな 絶 やされると 主 は 言 われる。
31 主 なる 万軍 の 神 は 言 われる、高 ぶる 者 よ、見 よ、わたしはおまえの 敵 となる、あなたの 日、わたしがおまえを 罰 する 時 が 来 た。
32 高 ぶる 者 はつまずき 倒 れる、これを 助 け 起 すものはない。わたしはその 町々 に 火 を 燃 やして、その 周囲 の 者 をことごとく 焼 き 尽 す。
33 万軍 の 主 はこう 言 われる、イスラエルの 民 とユダの 民 は 共 にしえたげられている。彼 らをとりこにした 者 はみな 彼 らを 固 く 守 って 釈放 することを 拒 む。
34 彼 らをあがなう 者 は 強 く、その 名 は 万軍 の 主 といわれる。彼 は 必 ず 彼 らの 訴 えをただし、この 地 に 安 きを 与 えるが、バビロンに 住 む 者 には 不安 を 与 えられる。
35 主 は 言 われる、カルデヤびとの 上 とバビロンに 住 む 者 の 上、そのつかさたち、その 知者 たちの 上 につるぎが 臨 む。
36 占 い 師 の 上 につるぎが 臨 み、彼 らは 愚 か 者 となる。その 勇士 の 上 につるぎが 臨 み、彼 らは 滅 ぼされる。
37 その 馬 の 上 と、その 車 の 上 につるぎが 臨 み、またそのうちにあるすべての 雇 兵 の 上 に 臨 み、彼 らは 女 のようになる。その 財宝 の 上 につるぎが 臨 み、それはかすめられる。
38 その 水 の 上 に、ひでりが 来 て、それはかわく。それは、この 地 が 偶像 の 地 であって、人々 が 偶像 に 心 が 狂 っているからだ。
39 それゆえ、野 の 獣 と 山犬 とは 共 にバビロンにおり、だちょうもそこに 住 む。しかし、いつまでもその 地 に 住 む 人 はなく、世々 ここに 住 む 人 はない。
40 主 は 言 われる、神 がソドムとゴモラと、その 隣 の 町々 を 滅 ぼされたように、そこに 住 む 人 はなく、そこに 宿 る 人 の 子 はない。
41 見 よ、一つの 民 が 北 の 方 から 来 る。大 いなる 国 と 多 くの 王 が 地 の 果 から 立 ち 上 がっている。
42 彼 らは 弓 と、やりを 取 る。残忍 で、あわれみがなく、その 響 きは 海 の 鳴 りとどろくようである。バビロンの 娘 よ、彼 らは 馬 に 乗 り、いくさびとのように 身 をよろって、あなたを 攻 める。
43 バビロンの 王 はそのうわさを 聞 いて、その 手 は 弱 り、子 を 産 む 女 に 臨 むような 痛 みと 苦 しみに 迫 られた。
44 見 よ、ししがヨルダンの 密林 から 上 ってきて、じょうぶな 羊 のおりを 襲 うように、わたしは、たちまち 彼 らをそこから 逃 げ 去 らせる。そしてわたしの 選 ぶ 者 をその 上 に 立 てる。だれかわたしのような 者 があるであろうか。だれがわたしを 呼 びつけることができようか。どの 牧者 がわたしの 前 に 立 つことができようか。
45 それゆえ、バビロンに 対 して 主 が 立 てた 計 りごとと、カルデヤびとの 地 に 対 してしようとする 事 を 聞 くがよい。彼 らの 群 れのうちの 小 さい 者 は、かならず 引 かれて 行 く。彼 らのおりのものも 必 ずその 終 りを 見 て 恐 れる。
46 バビロンが 取 られたとの 声 によって 地 は 震 い、その 叫 びは 国々 のうちに 聞 える」。
Chapter 51
1 主 はこう 言 われる、「見 よ、わたしは、滅 ぼす 者 の 心 を 奮 い 起 して、バビロンを 攻 め、カルデヤに 住 む 者 を 攻 めさせる。
2 わたしはバビロンに、あおぎ 分 ける 者 をつかわす。彼 らは、その 災 の 日 に、四方 からこれを 攻 め、それをあおぎ 分 けて、その 地 をむなしくする。
3 射手 にはその 弓 を 張 らせることなく、よろいを 着 て 立 ち 上 がらせるな。その 若 き 者 をあわれむことなく、その 軍勢 をことごとく 滅 ぼせ。
4 彼 らはカルデヤびとの 地 に 殺 されて 倒 れ、そのちまたに 傷 ついて 倒 れる。
5 イスラエルとユダはその 神、万軍 の 主 に 捨 てられてはいないが、しかしカルデヤびとの 地 にはイスラエルの 聖者 に 向 かって 犯 した 罪 が 満 ちている。
6 バビロンのうちからのがれ 出 て、おのおのその 命 を 救 え。その 罰 にまきこまれて 断 ち 滅 ぼされてはならない。今 は 主 があだを 返 される 時 だから、それに 報復 をされるのである。
7 バビロンは 主 の 手 のうちにある 金 の 杯 であって、すべての 地 を 酔 わせた。国々 はその 酒 を 飲 んだので、国々 は 狂 った。
8 バビロンはたちまち 倒 れて 破 れた。これがために 嘆 け。その 傷 のために 乳香 を 取 れ。あるいは、いえるかも 知 れない。
9 われわれはバビロンをいやそうとしたが、これはいえなかった。われわれはこれを 捨 てて、おのおの 自分 の 国 に 帰 ろう。その 罰 が 天 に 達 し、雲 にまで 及 んでいるからだ。
10 主 はわれわれの 正 しいことを 明 らかにされた。さあ、われわれはシオンで、われわれの 神、主 のみわざを 告 げ 示 そう。
11 矢 をとぎ、盾 を 取 れ。主 はメデアびとの 王 たちの 心 を 引 き 立 てられる。主 のバビロンに 思 い 図 ることは、これを 滅 ぼすことであり、主 があだを 返 し、その 宮 のあだを 返 されるのである。
12 バビロンの 城壁 に 向 かって 旗 を 立 て、見張 りを 強固 にし、番兵 を 置 き、伏兵 を 備 えよ。主 がバビロンに 住 む 者 を 攻 めようと 図 り、その 言 われたことを、いま 行 われるからだ。
13 多 くの 水 のほとりに 住 み、多 くの 財宝 を 持 つ 者 よ、あなたの 終 りが 来 て、その 命 の 糸 は 断 たれる。
14 万軍 の 主 はみずからをさして 誓 い、言 われる、わたしは 必 ずあなたのうちに、人 をいなごのように 満 たす。彼 らはあなたに 向 かって、かちどきの 声 をあげる。
15 主 はその 力 をもって 地 を 造 り、その 知恵 をもって 世界 を 建 て、その 悟 りをもって 天 をのべられた。
16 彼 が 声 を 出 されると、天 に 多 くの 水 のざわめきがあり、また 地 の 果 から 霧 を 立 ちあがらせられる。彼 は 雨 のためにいなびかりをおこし、その 倉 から 風 を 取 り 出 される。
17 すべての 人 は 愚 かで 知恵 がなく、すべての 金 細工人 はその 造 った 偶像 のために 恥 をこうむる。その 偶像 は 偽 り 物 で、そのうちに 息 がないからだ。
18 それらは、むなしいもの、迷 いのわざである。罰 せられる 時 になれば 滅 びるものである。
19 ヤコブの 分 である 彼 はこのようなものではない、彼 は 万物 の 造 り 主 だからである。イスラエルは 彼 の 嗣 業 としての 部族 である。彼 の 名 は 万軍 の 主 という。
20 おまえはわたしの 鎚 であり、戦 いの 武器 である。わたしはおまえをもってすべての 国 を 砕 き、おまえをもって 万国 を 滅 ぼす。
21 おまえをもってわたしは 馬 と、その 騎手 とを 砕 き、おまえをもって 戦車 とそれに 乗 る 者 とを 砕 く。
22 わたしはおまえをもって 男 と 女 とを 砕 き、おまえをもって 老 いた 者 と 幼 い 者 とを 砕 き、おまえをもって 若 い 者 と、おとめとを 砕 く。
23 わたしはおまえをもって、羊飼 と、その 群 れとを 砕 き、おまえをもって 農夫 と、くびきを 負 う 家畜 とを 砕 き、おまえをもっておさたちと、つかさたちとを 砕 く。
24 わたしはバビロンとカルデヤに 住 むすべての 者 とに、彼 らがシオンで 行 ったもろもろの 悪 しき 事 のために、あなたがたの 目 の 前 で 報 いをすると、主 は 言 われる。
25 主 は 言 われる、全 地 を 滅 ぼし 尽 す 滅 ぼしの 山 よ、見 よ、わたしはおまえの 敵 となる、わたしは 手 をおまえの 上 に 伸 べて、おまえを 岩 からころばし、おまえを 焼 け 山 にする。
26 主 は 言 われる、人 がおまえから 石 を 取 って、隅 の 石 とすることなく、また 礎 とすることもない。おまえはいつまでも 荒 れ 地 となっている。
27 地 に 旗 を 立 て、国々 のうちにラッパを 吹 き、国々 の 民 を 集 めてそれを 攻 め、アララテ、ミンニ、アシケナズの 国々 をまねいてそれを 攻 め、軍 の 長 を 立 ててそれを 攻 め、群 がるいなごのように 馬 を 上 り 行 かせよ。
28 国々 の 民 を 集 めてそれを 攻 め、メデアびとの 王 たちと、そのおさたち、つかさたち、およびすべての 領地 の 人々 を 集 めてこれを 攻 めよ。
29 その 地 は 震 い、かつもだえ 苦 しむ、主 がその 思 い 図 ることをバビロンにおこない、バビロンの 地 を、住 む 人 なき 荒 れ 地 とされるからだ。
30 バビロンの 勇士 たちは 戦 いをやめて、その 城 にこもり、力 はうせて、女 のようになる。その 家 は 焼 け、その 貫 の 木 は 砕 かれる。
31 飛脚 は 走 って 飛脚 に 会 い、使者 は 走 って 使者 に 会 い、バビロンの 王 に 告 げて、町 はことごとく 取 られ、
32 渡 し 場 は 奪 われ、とりでは 火 で 焼 かれ、兵士 はおびえていると 言 う。
33 万軍 の 主、イスラエルの 神 はこう 言 われる、バビロンの 娘 は、打 ち 場 のようだ、その 踏 まれる 時 が 来 たのだ。しばらくしてその 刈 り 取 られる 時 が 来 る」。
34 「バビロンの 王 ネブカデレザルはわたしを 食 い 尽 し、わたしを 滅 ぼし、わたしを、からの 器 のようにし、龍 のようにわたしを 飲 み、わたしのうまい 物 でその 腹 を 満 たし、わたしを 洗 いざらいにした。
35 わたしとわたしの 肉親 におこなった 暴虐 は、バビロンにふりかかる」とシオンに 住 む 者 は 言 わなければならない。「わたしの 血 はカルデヤに 住 む 者 にふりかかる」とエルサレムは 言 わなければならない。
36 それゆえ 主 はこう 言 われる、「見 よ、わたしはあなたの 訴 えをただし、あなたのためにあだを 返 す。わたしはバビロンの 海 をかわかし、その 泉 をかわかす。
37 バビロンは 荒塚 となり、山犬 のすまいとなり、驚 きとなり、笑 いとなり、住 む 人 のない 所 となる。
38 彼 らはししのように 共 にほえ、若 いししのようにほえる。
39 彼 らの 欲 の 燃 えている 時、わたしは 宴 を 設 けて 彼 らを 酔 わせ、彼 らがついに 気 を 失 って、ながい 眠 りにいり、もはや 目 をさますことのないようにしようと 主 は 言 われる。
40 わたしは 彼 らを 小羊 のように、また 雄羊 や 雄 やぎのように、ほふり 場 に 下 らせよう。
41 ああ、バビロンはついに 取 られた、全 地 の 人 の、ほめたたえた 者 は 捕 えられた。ああ、バビロンはついに 国々 のうちに 驚 きとなった。
42 海 はバビロンにあふれかかり、どよめく 波 におおわれた。
43 その 町々 は 荒 れて、かわいた 地 となり、砂原 となり、住 む 人 のない 地 となる。人 の 子 はひとりとしてそこを 過 ぎることはない。
44 わたしはバビロンでベルを 罰 し、そののみこんだものを 口 から 取 り 出 す。国々 が 川 のように 彼 に 流 れ 入 ることはなくなる。バビロンの 城壁 は 倒 れた。
45 わが 民 よ、あなたがたはその 中 から 出 て、おのおの 主 の 激 しい 怒 りを 免 れ、その 命 を 救 え。
46 心 を 弱 くしてはならない、この 地 で 聞 くうわさを 恐 れてはならない。うわさはこの 年 にもくれば、また 次 の 年 にもくる。この 地 に 暴虐 があり、つかさとつかさとが 攻 めあうことがある。
47 それゆえ 見 よ、わたしがバビロンの 偶像 を 罰 する 日 が 来 る。その 全 地 ははずかしめられ、その 殺 される 者 はみなその 中 に 倒 れる。
48 天 と 地 とそのうちにあるすべてのものはバビロンの 事 で 喜 び 歌 う。滅 ぼす 者 が 北 の 方 からここに 来 るからであると 主 は 言 われる。
49 イスラエルの 殺 された 者 たちのために、バビロンは 倒 れなければならない、バビロンのために 全 地 の 殺 された 者 は 倒 れたのだ。
50 つるぎをのがれてきたあなたがたは、行 け、立 ちとどまってはならない。遠 くから 主 を 覚 え、エルサレムを 心 にとめよ。
51 『われわれはののしりを 聞 いたので、恥 じている。異邦人 が 主 の 宮 の 聖所 にはいったので、恥 がわれわれの 顔 をおおった』。
52 主 は 言 われる、それゆえ 見 よ、わたしがその 偶像 を 罰 する 日 が 来 る、傷 つけられた 者 が、その 全国 にうめくようになる。
53 たといバビロンが 天 に 上 っても、その 城 を 高 くして 固 めても、滅 ぼす 者 はわたしから 出 て、これに 臨 むと 主 は 言 われる。
54 聞 け、バビロンの 叫 びを、カルデヤびとの 地 に 起 る 大 いなる 滅 びの 騒 ぎ 声 を。
55 主 がバビロンを 滅 ぼし、その 大 いなる 声 を 絶 やされるのだ。その 波 は 大水 のように 鳴 りとどろき、その 声 はひびき 渡 る。
56 滅 ぼす 者 がこれに 臨 み、バビロンに 来 た。その 勇士 たちは 捕 えられ、その 弓 は 折 られる。主 は 報 いをする 神 であるから 必 ず 報 いられるのだ。
57 わたしはその 君 たちと 知者 たち、おさたち、つかさたち、および 勇士 たちを 酔 わせる。彼 らは、ながい 眠 りにいり、目 をさますことはない。万軍 の 主 と 呼 ばれる 王 がこれを 言 わせる。
58 万軍 の 主 はこう 言 われる、バビロンの 広 い 城壁 は 地 にくずされ、その 高 い 門 は 火 に 焼 かれる。こうして 民 の 労苦 はむなしくなり、国民 はただ 火 のために 疲 れる」。
59 マアセヤの 子 であるネリヤの 子 セラヤが、ユダの 王 ゼデキヤと 共 に、その 治世 の四 年 にバビロンへ 行 くとき、預言者 エレミヤがセラヤに 命 じた 言葉。セラヤは 宿営 の 長 であった。
60 エレミヤはバビロンに 臨 もうとするすべての 災 を 巻物 にしるした。これはすなわちバビロンの 事 についてしるしたすべての 言葉 である。
61 エレミヤはセラヤに 言 った、「あなたはバビロンへ 行 ったならば、忘 れることなくこのすべての 言葉 を 読 み、
62 そして 言 いなさい、『主 よ、あなたはこの 所 を 滅 ぼし、人 と 獣 とを 問 わず、すべてここに 住 む 者 のないようにし、永久 にここを 荒 れ 地 としようと、この 所 について 語 られました』と。
63 あなたがこの 巻物 を 読 み 終 ったならば、これに 石 をむすびつけてユフラテ 川 の 中 に 投 げこみ、
64 そして 言 いなさい、『バビロンはこのように 沈 んで、二 度 と 上 がってこない。わたしがこれに 災 を 下 すからである』と」。ここまではエレミヤの 言葉 である。
Chapter 52
1 ゼデキヤは 王 となったとき二十一 歳 であったが、エルサレムで十一 年 世 を 治 めた。母 の 名 はハムタルといい、リブナのエレミヤの 娘 である。
2 ゼデキヤはエホヤキムがすべて 行 ったように、主 の 目 の 前 に 悪事 を 行 った。
3 たしかに、主 の 怒 りによって、エルサレムとユダとは、そのみ 前 から 捨 て 去 られるようなことになった。そしてゼデキヤはバビロンの 王 にそむいた。
4 そこで 彼 の 治世 の九 年 十 月 十 日 に、バビロンの 王 ネブカデレザルはその 軍勢 を 率 い、エルサレムにきて、これを 包囲 し、周囲 に 塁 を 築 いてこれを 攻 めた。
5 こうしてこの 町 は 攻 め 囲 まれて、ゼデキヤ 王 の十一 年 にまで 及 んだが、
6 その四 月 九 日 になって、町 の 中 の 食糧 は、はなはだしく 欠乏 し、その 地 の 民 は 食物 を 得 ることができなくなった。
7 そして 町 の 城壁 はついに 打 ち 破 られたので、兵士 たちはみな 逃 げ、夜 のうちに、王 の 園 の 近 くの、二つの 城壁 の 間 の 門 から 町 をのがれ 出 て、カルデヤびとが、町 を 攻 め 囲 んでいるうちに、アラバの 方 へ 落 ちて 行 った。
8 しかしカルデヤびとの 軍勢 は 王 を 追 って 行 って、エリコの 平地 でゼデキヤに 追 いついたが、彼 の 軍勢 がみな 散 って 彼 のそばを 離 れたので、
9 カルデヤびとは 王 を 捕 え、ハマテの 地 のリブラにいるバビロンの 王 のもとに 引 いていったので、王 は 彼 の 罪 を 定 めた。
10 すなわちバビロンの 王 はゼデキヤの 子 たちをその 目 の 前 で 殺 させ、ユダのつかさたちをことごとくリブラで 殺 させ、
11 またゼデキヤの 目 をつぶさせた。そしてバビロンの 王 は 彼 を 鎖 につないでバビロンへ 連 れて 行 き、その 死 ぬ 日 まで 獄屋 に 入 れて 置 いた。
12 五 月 十 日 に、――それはバビロンの 王 ネブカデレザルの 世 の十九 年 であった――バビロンの 王 に 仕 える 侍衛 の 長 ネブザラダンはエルサレムに、はいって、
13 主 の 宮 と 王 の 宮殿 を 焼 き、エルサレムのすべての 家 を 焼 いた。彼 は 大 きな 家 をみな 焼 きはらった。
14 また 侍衛 の 長 と 共 にいたカルデヤびとの 軍勢 は、エルサレムの 周囲 の 城壁 をみな 取 りこわした。
15 そして 侍衛 の 長 ネブザラダンは 民 のうちの 最 も 貧 しい 者 若干、そのほか 町 のうちに 残 った 者、およびバビロンの 王 にくだった 人、その 他 工匠 たちを 捕 え 移 した。
16 しかし 侍衛 の 長 ネブザラダンはその 地 の 最 も 貧 しい 者 若干 を 残 して、ぶどうを 作 る 者 とし、農夫 とした。
17 カルデヤびとはまた 主 の 宮 の 青銅 の 柱 と、洗盤 の 台 と、青銅 の 海 を 砕 いて、その 青銅 をことごとくバビロンへ 運 び、
18 また、つぼと、十能 と、心切 りばさみと、鉢 と、香 を 盛 る 皿 および 宮 の 勤 めに 用 いる 青銅 の 器 をことごとく 取 って 行 った。
19 また 彼 らは 小鉢 と、心取 り 皿 と、鉢 と、つぼと、燭台 と、香 を 盛 る 皿 と、灌祭 の 鉢 を 取 った。金 で 作 った 物 は 金 として、銀 で 作 った 物 は 銀 として、侍衛 の 長 は 運 び 去 った。
20 ソロモン 王 が 主 の 宮 に 造 った二 本 の 柱 と、一つの 海 と、海 の 下 の十二の 青銅 の 牛 と、台 など、このすべての 物 の 青銅 の 重 さは 量 ることもできなかった。
21 この一 本 の 柱 の 高 さは十八キュビト、周囲 は十二キュビトで、指 四 本 の 厚 さがあり、中 は、うつろであった。
22 その 上 に 青銅 の 柱頭 があり、柱頭 の 高 さは五キュビト、柱頭 の 周囲 は 網 細工 と、ざくろとで 飾 り、これらもみな 青銅 であった。他 の 柱 もそのざくろも、これと 同 じであった。
23 その 四方 に九十六 個 のざくろがあり、周囲 の 網 細工 の 上 にあるざくろの 数 は百 個 であった。
24 侍衛 の 長 は 祭司 長 セラヤと 次席 の 祭司 ゼパニヤと三 人 の 門 を 守 る 者 を 捕 え、
25 また 兵士 をつかさどるひとりの 役人 と、町 にいた 王 の 側近 の 者 七 人 と、その 地 の 民 を 募 る 軍勢 の 長 の 書記官 と、町 の 中 にいた六十 人 の 者 を 町 から 捕 え 去 った。
26 侍衛 の 長 ネブザラダンは、これらの 人 を 捕 えて、リブラにいるバビロンの 王 のもとに 連 れて 行 った。
27 バビロンの 王 は、ハマテの 地 のリブラで 彼 らを 撃 ち 殺 した。こうして、ユダは 自分 の 地 から 捕 え 移 された。
28 ネブカデレザルが 捕 え 移 した 民 の 数 は 次 のとおりである。第 七 年 にはユダヤ 人 三千二十三 人。
29 またネブカデレザルはその 第 十八 年 にエルサレムから八百三十二 人 を 捕 え 移 した。
30 ネブカデレザルの二十三 年 に 侍衛 の 長 ネブザラダンは、ユダヤ 人 七百四十五 人 を 捕 え 移 した。この 総数 は四千六百 人 であった。
31 ユダの 王 エホヤキンが 捕 え 移 されて 後 三十七 年 の十二 月 二十五 日 に、バビロンの 王 エビルメロダクはその 即位 の 年 に、ユダの 王 エホヤキンを 獄屋 から 出 し、そのこうべを 挙 げさせ、
32 親切 に 彼 を 慰 め、その 位 を、バビロンで 共 にいる 王 たちの 位 よりも 高 くした。
33 こうしてエホヤキンは 獄屋 の 服 を 脱 いだ。そして 生 きている 間 は 毎日 王 の 食卓 で 食事 し、
34 彼 の 給与 としては、その 死 ぬ 日 まで 一生 の 間、たえず 日々 の 必要 にしたがって、バビロンの 王 から 給与 を 賜 わった。