Chapter 1
1 第 三十 年 四 月 の 五日 に 我 ケバル 河 の 邊 にてかの 擄 うつされたる 者 の 中 にをりしに 天 ひらけて 我 神 の 異象 を 見 たり
2 是 ヱコニヤ 王 の 擄 ゆかれしより 第五年 のその 月 の 五日 なりき
3 時 にカルデヤ 人 の 地 に 於 てケバル 河 の 邊 にてヱホバの 言 祭司 ブシの 子 エゼキエルに 臨 めりヱホバの 手 かしこにて 彼 の 上 にあり
4 我 見 しに 視 よ 烈 き 風 大 なる 雲 および 燃 る 火 の 團塊 北 より 出 きたる 又 雲 の 周圍 に 輝光 ありその 中 よりして 火 の 中 より 熱 たる 金族 のごときもの 出 づ
5 其 火 の 中 に 四箇 の 生物 にて 成 る 一箇 の 形 あり 其 狀 は 是 のごとし 即 ち 人 の 象 あり
6 各 四 の 面 あり 各 四 の 翼 あり
7 その 足 は 直 なる 足 その 足 の 跖 は 犢牛 の 足 の 跖 のごとくにして 磨 ける 銅 のごとくに 光 れり
8 その 生物 の 四方 に 翼 の 下 に 人 の 手 ありこの 四箇 の 物 皆 面 と 翼 あり
9 その 翼 はたがひに 相 つらなれりその 往 ときに 回轉 ずして 各 その 面 の 向 ふところに 行 く
10 その 面 の 形 は 人 の 面 のごとし 四箇 の 者 右 には 獅子 の 面 あり 四箇 の 者 左 には 牛 の 面 あり 又 四箇 の 者 鷲 の 面 あり
11 その 面 とその 翼 は 上 にて 分 るその 各箇 の 翼 二箇 は 彼 と 此 と 相 つらなり 二箇 はその 身 を 覆 ふ
12 各箇 その 面 の 向 ふところへ 行 き 靈 のゆかんとする 方 に 行 く 又 行 にまはることなし
13 その 生物 の 形 は 爇 る 炭 の 火 のごとく 松明 のごとし 火 生物 の 中 に 此彼 に 行 き 火 輝 きてその 火 の 中 より 電光 いづ
14 その 生物 奔 りて 電光 の 如 くに 往來 す
15 我 生物 を 觀 しに 生物 の 近邊 にあたりてその 四箇 の 面 の 前 に 地 の 上 に 輪 あり
16 其 輪 の 形 と 作 は 黄金色 の 玉 のごとしその 四箇 の 形 は 皆 同 じその 形 と 作 は 輪 の 中 に 輪 のあるがごとくなり
17 その 行 く 時 は 四方 に 行 く 行 にまはることなし
18 その 輪輞 は 高 くして 畏懼 かり 輪輞 は 四箇 ともに 皆 遍 く 目 あり
19 生物 の 行 く 時 は 輪 その 傍 に 行 き 生物 地 をはなれて 上 る 時 は 輪 もまた 上 る
20 凡 て 靈 のゆかんとする 所 には 生物 その 靈 のゆかんとする 方 に 往 く 輪 またその 傍 に 上 る 是 生物 の 靈 輪 の 中 にあればなり
21 此 の 行 く 時 は 彼 もゆき 此 の 止 る 時 は 彼 も 止 り 此 地 をはなれて 上 る 時 は 輪 も 共 にあがる 是 生物 の 靈 輪 の 中 にあればなり
22 生物 の 首 の 上 に 畏 しき 水晶 のごとき 穹蒼 ありてその 首 の 上 に 展開 る
23 穹蒼 の 下 に 其 翼 直 く 開 きて 此 と 彼 とあひ 連 る 又 各 二箇 の 翼 ありその 各 の 二箇 の 翼 此方 彼方 にありて 身 をおほふ
24 我 その 行 く 時 の 羽聲 を 聞 に 大水 の 聲 のごとく 全能者 の 聲 のごとし 其 聲音 の 響 は 軍勢 の 聲 のごとしその 立 どまる 時 は 翼 を 垂 る
25 その 首 の 上 なる 穹蒼 の 上 より 聲 ありその 立 どまる 時 は 翼 を 垂 る
26 首 の 上 なる 穹蒼 の 上 に 靑玉 のごとき 寶位 の 狀式 ありその 寶位 の 狀式 の 上 に 人 のごとき 者 在 す、
27 又 われその 中 と 周圍 に 磨 きたる 銅 のごとく 火 のごとくなる 者 を 見 る 其 人 の 腰 より 上 も 腰 より 下 も 火 のごとくに 見 ゆ 其 周圍 に 輝光 あり
28 その 周圍 の 輝光 は 雨 の 日 に 雲 にあらはるる 虹 のごとしヱホバの 榮光 かくのごとく 見 ゆ 我 これを 見 て 俯伏 したるに 語 る 者 の 聲 あるを 聞 く
Chapter 2
1 彼 われに 言 たまひけるは 人 の 子 よ 起 あがれ 我 なんぢに 語 はんと
2 斯 われに 言 給 ひし 時 靈 われにきたりて 我 を 立 あがらしむ 爰 に 我 その 我 に 語 りたまふを 聞 くに
3 われに 言 たまひけるは 人 の 子 よ 我 なんぢをイスラエルの 子孫 に 遣 すすなはち 我 に 叛 ける 叛逆 の 民 につかはさん 彼等 とその 先祖 我 に 悖 りて 今日 にいたる
4 その 子女等 は 厚顏 にして 心 の 剛愎 なる 者 なり 我 汝 をかれらに 遣 す 汝 かれらに 主 ヱホバかくいふと 告 べし
5 彼等 は 悖逆 る 族 なり 彼等 は 之 を 聽 も 之 を 拒 むも 預言者 の 己等 の 中 にありしを 知 ん
6 汝 人 の 子 よたとひ 薊 と 棘 汝 の 周圍 にあるとも 亦 汝 蠍 の 中 に 住 ともこれを 懼 るるなかれその 言 をおそるるなかれ 夫 かれらは 悖逆 る 族 なり 汝 その 言 をおそるるなかれ 其 面 に 慄 くなかれ
7 彼等 は 悖逆 る 族 なり 彼 らこれを 聽 もこれを 拒 むも 汝 吾 言 をかれらに 告 よ
8 人 の 子 よわが 汝 に 言 ところを 聽 け 汝 かの 悖逆 る 族 のごとく 悖 るなかれ 汝 の 口 を 開 きてわが 汝 にあたふる 者 をくらふべし
9 時 に 我 見 に 吾 方 に 伸 たる 手 ありて 其 中 に 卷物 あり
10 彼 これをわが 前 に 開 けり 卷物 は 裏 と 表 に 文字 ありて 上 に 嗟嘆 と 悲哀 と 憂患 とを 錄 す
Chapter 3
1 彼 また 我 に 言 たまひけるは 人 の 子 よ 汝 獲 るところの 者 を 食 へ 此 卷物 を 食 ひ 往 てイスラエルの 家 に 告 よ
2 是 に 於 て 我 口 をひらけばその 卷物 を 我 に 食 はしめて
3 我 にいひ 給 ひけるは 人 の 子 よわが 汝 にあたふる 此 卷物 をもて 腹 をやしなへ 膓 にみたせよと 我 すなはち 之 をくらふに 其 わが 口 に 甘 きこと 蜜 のごとくなりき
4 彼 また 我 にいひたまひけるは 人 の 子 よイスラエルの 家 にゆきて 吾 言 を 之 につげよ
5 我 なんぢを 唇 の 深 き 舌 の 重 き 民 につかはすにあらずイスラエルの 家 につかはすなり
6 汝 がその 言語 をしらざる 唇 の 深 き 舌 の 重 き 多 くの 國人 に 汝 をつかはすにあらず 我 もし 汝 を 彼 らに 遣 さば 彼等 汝 に 聽 べし
7 然 どイスラエルの 家 は 我 に 聽 ことを 好 まざれば 汝 に 聽 ことをせざるべしイスラエルの 全家 は 厚顏 にして 心 の 剛愎 なる 者 なればなり
8 視 よ 我 かれらの 面 のごとく 汝 の 面 をかたくしかれらの 額 のごとく 汝 の 額 を 堅 くせり
9 我 なんぢの 額 を 金剛石 のごとくし 磐 よりも 堅 くせり 彼 らは 背逆 る 族 なり 汝 かれらを 懼 るるなかれ 彼 らの 面 に 戰慄 くなかれ
10 又 われに 言 たまひけるは 人 の 子 よわが 汝 にいふところの 凡 の 言 を 汝 の 心 にをさめ 汝 の 耳 にきけよ
11 往 てかの 擄 へ 移 されたる 汝 の 民 の 子孫 にいたりこれに 語 りて 主 ヱホバかく 言 たまふと 言 へ 彼 ら 聽 も 拒 むも 汝 然 すべし
12 時 に 靈 われを 上 に 擧 しが 我 わが 後 に 大 なる 響 の 音 ありてヱホバの 榮光 のその 處 より 出 る 者 は 讚 べきかなと 云 ふを 聞 けり
13 また 生物 の 互 にあひ 連 る 翼 の 聲 とその 傍 にある 輪 の 聲 および 大 なる 響 の 音 を 聞 く
14 靈 われを 上 にあげて 携 へゆけば 我 苦々 しく 思 ひ 心 を 熱 くして 往 くヱホバの 手 強 くわが 上 にあり
15 爰 に 我 ケバル 河 の 邊 にてテラアビブに 居 るかの 擄移 れたる 者 に 至 り 驚 きあきれてその 坐 する 所 に 七日 俱 に 坐 せり
16 七日 すぎし 後 ヱホバの 言 われにのぞみて 言 ふ
17 人 の 子 よ 我 なんぢを 立 てイスラエルの 家 の 爲 に 守望者 となす 汝 わが 口 より 言 を 聽 き 我 にかはりてこれを 警 むべし
18 我 惡人 に 汝 かならず 死 べしと 言 んに 汝 かれを 警 めず 彼 をいましめ 語 りその 惡 き 道 を 離 れしめて 之 が 生命 を 救 はずばその 惡人 はおのが 惡 のために 死 んされど 其 血 をば 我 汝 の 手 に 要 むべし
19 然 ど 汝 惡人 を 警 めんに 彼 その 惡 とその 惡 き 道 を 離 れずば 彼 はその 惡 の 爲 に 死 ん 汝 はおのれの 靈魂 を 救 ふなり
20 又 義人 その 義事 をすてて 惡 を 行 はんに 我 躓礙 をその 前 におかば 彼 は 死 べし 汝 かれを 警 めざれば 彼 はその 罪 のために 死 てそのおこなひし 義 き 事 を 記 ゆる 者 なきにいたらん 然 ば 我 その 血 を 汝 の 手 に 要 むべし
21 然 ど 汝 もし 義 き 人 をいましめ 義 き 人 に 罪 ををかさしめずして 彼 罪 を 犯 すことをせずば 彼 は 警戒 をうけたるがためにかならずその 生命 をたもたん 汝 はおのれの 靈魂 を 救 ふなり
22 茲 にヱホバの 手 かしこにてわが 上 にあり 彼 われに 言 たまひけるは 起 て 平原 にいでよ 我 そこにて 汝 にかたらん
23 我 すなはち 起 て 平原 に 往 にヱホバの 榮光 わがケバル 河 の 邊 にて 見 し 榮光 のごとく 其處 に 立 ければ 俯伏 たり
24 時 に 靈 われの 中 にいりて 我 を 立 あがらせ 我 にかたりていふ 往 て 汝 の 家 にこもれ
25 人 の 子 よ 彼等 汝 に 繩 をうちかけ 其 をもて 汝 を 縛 らん 汝 はかれらの 中 に 出 ゆくことを 得 ざるべし
26 我 なんぢの 舌 を 上咢 に 堅 く 着 しめて 汝 を 啞 となし 彼等 を 警 めざらしむべし 彼等 は 悖逆 る 族 なればなり
27 然 ど 我 汝 に 語 る 時 は 汝 の 口 をひらかん 汝 彼 らにいふべし 主 ヱホバかく 言 たまふ 聽 者 は 聽 べし 拒 む 者 は 拒 むべし 彼等 は 悖逆 る 族 なり
Chapter 4
1 人 の 子 よ 汝 磚瓦 をとりて 汝 の 前 に 置 きその 上 にヱルサレムの 邑 を 畵 け
2 而 して 之 を 取圍 み 之 にむかひて 雲梯 を 建 て 壘 を 築 き 陣營 を 張 り 邑 の 周圍 に 破城槌 を 備 へて 之 を 攻 めよ
3 汝 また 鐵 の 鍋 を 取 り 汝 と 邑 の 間 に 置 て 鐵 の 石垣 となし 汝 の 面 を 之 に 向 よ 斯 この 邑 圍 まる 汝 之 を 圍 むべし 是 すなはちイスラエルの 家 にあたふる 徴 なり
4 又 汝 左側 を 下 にして 臥 しイスラエルの 家 の 罪 を 其 上 に 置 よ 汝 が 斯 臥 ところの 日 の 數 は 是 なんぢがその 罪 を 負 ふ 者 なり
5 我 かれらが 罪 を 犯 せる 年 を 算 へて 汝 のために 日 の 數 となす 即 ち三 百 九十 日 の 間 汝 イスラエルの 家 の 罪 を 負 ふべし
6 汝 これを 終 なば 復 右側 を 下 にして 臥 し四十 日 の 間 ユダの 家 の 罪 を 負 ふべし 我 汝 のために一 日 を一 年 と 算 ふ
7 汝 ヱルサレムの 圍 に 面 を 向 け 腕 を 袒 して 其 の 事 を 預言 すべし
8 視 よ 我 索 を 汝 にかけて 汝 の 圍 の 日 の 終 るまで 右左 に 動 くことを 得 ざらしめん
9 汝 小麥 大麥 豆 扁豆 粟 および 裸麥 を 取 て 之 を 一箇 の 器 にいれ 汝 が 横 はる 日 の 數 にしたがひてこれを 食 とせよ 即 ち三 百 九十 日 の 間 これを 食 ふべし
10 汝 食 を 權 りて一 日 に二十シケルを 食 へ 時々 これを 食 ふべし
11 又 汝 水 を 量 りて一ヒンの六 分 一を 飮 め 時々 これを 飮 むべし
12 汝 大麥 のパンの 如 くにして 之 を 食 へ 即 ち 彼等 の 目 のまへにて 人 の 糞 をもて 之 を 烘 べし
13 ヱホバいひ 給 ふ 是 のごとくイスラエルの 民 はわが 追 やらんところの 國々 においてその 汚穢 たるパンを 食 ふべし
14 是 において 我 いふ 嗚呼 主 ヱホバよわが 魂 は 絕 て 汚 れし 事 なし 我 は 幼少時 より 今 にいたるまで 自 ら 死 し 者 や 裂殺 れし 者 を 食 ひし 事 なし 又 絕 て 汚 れたる 肉 わが 口 にいりしことなし
15 ヱホバ 我 にいひ 給 ふ 我 牛 の 糞 をもて 人 の 糞 にかふることを 汝 にゆるす 其 をもて 汝 のパンを 調 ふべし
16 又 われに 言 たまふ 人 の 子 よ 視 よ 我 ヱルサレムに 於 て 人 の 杖 とするパンを 打碎 かん 彼等 は 食 をはかりて 惜 みて 食 ひ 水 をはかりて 驚 きて 飮 まん
17 斯 食 と 水 と 乏 しくなりて 彼 ら 互 に 面 を 見 あはせて 駭 きその 罪 に 亡 びん
Chapter 5
1 人 の 子 よ 汝 利 き 刀 を 執 り 之 を 剃刀 となして 汝 の 頭 と 頷 をそり 權衡 をとりてその 毛 を 分 てよ
2 而 して 圍城 の 日 の 終 る 時 邑 の 中 にて 火 をもて 其 三 分 の一を 燒 き 又 三 分 の一を 取 り 刀 をもて 邑 の 周圍 を 撃 ち三 分 の一を 風 に 散 すべし 我 刀 をぬきて 其 後 を 追 ん
3 汝 その 毛 を 少 く 取 りて 裾 に 包 み
4 又 その 中 を 取 りてこれを 火 の 中 になげいれ 火 をもて 之 をやくべし 火 その 中 より 出 てイスラエルの 全家 におよばん
5 主 ヱホバかくいひ 給 ふ 我 このヱルサレムを 萬國 の 中 におき 列邦 をその 四圍 に 置 けり
6 ヱルサレムは 異邦 よりも 惡 くわが 律法 に 悖 り 其 四圍 の 國々 よりもわが 法憲 に 悖 る 即 ち 彼等 はわが 律法 を 蔑如 にしわが 法憲 に 歩行 まざるなり
7 故 に 主 ヱホバかくいひたまふ 汝等 はその 周圍 の 異邦人 よりも 甚 だしく 噪 ぎたち 吾 憲 にあゆまず 吾 法 をおこなはず 又 汝 らの 周圍 なる 異邦人 の 法 のごとくに 行 ふことすらもせざるなり
8 是 故 に 主 ヱホバかくいひ 給 ふ 視 よ 我 われは 汝 を 攻 め 異邦人 の 目 の 前 にて 汝 の 中 に 鞫 をおこなはん
9 なんぢの 爲 せし 諸 の 惡 むべき 事 のために 我 わが 未 だ 爲 ざりしところの 事 此 後 ふたたび 其 ごとく 爲 ざるべきところの 事 を 汝 になさん
10 是 がために 汝 の 中 にて 父 たる 者 はその 子 を 食 ひ 子 たる 者 はその 父 を 食 はん 我 汝 の 中 に 鞫 をおこなひ 汝 の 中 の 餘 れる 者 を 盡 く 四方 の 風 に 散 さん
11 是 故 に 主 ヱホバいひ 給 ふ 我 は 活 く 汝 その 忌 むべき 物 とその 憎 むべきところの 事 とをもてわが 聖所 を 穢 したれば 我 かならず 汝 を 減 さん 我 目 なんぢを 惜 み 見 ず 我 なんぢを 憐 まざるべし
12 汝 の三 分 の一は 汝 の 中 において 疫病 にて 死 に 饑饉 にて 滅 びん 又 三 分 の一は 汝 の 四周 にて 刀 に 仆 れん 又 三 分 の一をば 我 四方 の 風 に 散 し 刀 をぬきて 其 後 をおはん
13 斯 我 怒 を 洩 し 盡 しわが 憤 を 彼 らの 上 にかうむらせて 心 を 安 んぜん 我 わが 憤 を 彼 らの 上 に 洩 し 盡 す 時 は 彼 ら 我 ヱホバの 熱心 をもてかたりたる 事 をしるに 至 らん
14 我 汝 を 荒地 となし 汝 の 周圍 の 國々 の 中 に 汝 を 笑柄 となし 凡 て 往來 の 人 の 目 に 斯 あらしむべし
15 我 怒 と 憤 と 重 き 責 をもて 鞫 を 汝 に 行 ふ 時 は 汝 はその 周圍 の 邦々 の 笑柄 となり 嘲 となり 警戒 となり 驚懼 とならん 我 ヱホバこれを 言 ふ
16 即 ち 我 饑饉 の 惡 き 矢 を 彼等 に 放 たん 是 は 滅亡 すための 者 なり 我 汝 らを 滅 さんために 之 を 放 つべし 我 なんぢらの 上 に 饑饉 を 増 しくはへ 汝 らが 杖 とするところのパンを 打碎 かん
17 我 饑饉 と 惡 き 獸 を 汝等 におくらん 是 汝 をして 子 なき 者 とならしめん 又 疫病 と 血 なんぢの 間 に 行 わたらん 我 刀 を 汝 にのぞましむべし 我 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 6
1 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 の 面 をイスラエルの 山々 にむけて 預言 して 言 ふべし
3 イスラエルの 山 よ 主 ヱホバの 言 を 聽 け 主 ヱホバ 山 と 岡 と 谷 と 平原 にむかひて 斯 いひたまふ 視 よ 我 劍 を 汝等 に 遣 り 汝 らの 崇邱 を 滅 ぼす
4 汝等 の 壇 は 荒 され 日 の 像 は 毀 たれん 我 汝 らの 中 の 殺 さるる 者 をして 汝 らの 偶像 の 前 に 仆 れしむべし
5 我 イスラエルの 子孫 の 尸骸 をその 偶像 の 前 に 置 ん 汝 らの 骨 をその 壇 の 周圍 に 散 さん
6 凡 て 汝 らの 住 ところにて 邑々 は 滅 され 崇邱 は 荒 されん 斯 して 汝 らの 壇 は 壞 れて 荒 れ 汝 らの 偶像 は 毀 たれて 滅 び 汝等 の 日 の 像 は 斫 たふされ 汝等 の 作 りし 者 は 絕 されん
7 又 殺 さるる 者 なんぢらの 中 に 仆 れん 汝等 これに 由 て 吾 ヱホバなるを 知 るにいたらん
8 我 或者 を 汝 らにのこす 即 ち 劍 をのがれて 異邦 の 中 にをる 者 國々 の 中 にちらさるる 者 是 なり
9 汝等 の 中 の 逃 れたる 者 はその 擄 ゆかれし 國々 において 我 を 記念 ふに 至 らん 是 は 我 かれらの 我 をはなれたるその 姦淫 をなすの 心 を 挫 き 且 かれらの 姦淫 を 好 みてその 偶像 を 慕 ふところの 目 を 挫 くに 由 てなり 而 して 彼等 はその 諸 の 憎 むべき 者 をもて 爲 たるところの 惡 のために 自 ら 恨 むべし
10 斯 彼等 はわがヱホバなるを 知 るにいたらん 吾 がこの 災害 をかれらになさんと 語 しことは 徒然 にならざるなり
11 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 手 をもて 撃 ち 足 を 踏 ならして 言 へ 嗚呼 凡 てイスラエルの 家 の 惡 き 憎 むべき 者 は 禍 なるかな 皆 刀 と 饑饉 と 疫病 に 仆 るべし
12 遠方 にある 者 は 疫病 にて 死 に 近方 にある 者 は 刀 に 仆 れん 又 生存 りて 身 を 全 うする 者 は 饑饉 に 死 ぬべし 斯 我 わが 憤怒 を 彼等 に 洩 しつくすべし
13 彼等 の 殺 さるる 者 その 偶像 の 中 にありその 壇 の 周圍 にあり 諸 の 高岡 にあり 諸 の 山 の 頂 にあり 諸 の 靑樹 の 下 にあり 諸 の 茂 れる 橡樹 の 下 にあり 彼等 が 馨 しき 香 をその 諸 の 偶像 にささげたる 處 にあらん 其 時 汝等 はわがヱホバなるを 知 るべし
14 我 手 をかれらの 上 に 伸 べ 凡 てかれらの 住居 ところにて 其 地 を 荒 してデブラの 野 にもまさる 荒地 となすべし 是 によりて 彼 らはわがヱホバなるを 知 るにいたらん
Chapter 7
1 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
2 汝 人 の 子 よ 主 ヱホバかくいふイスラエルの 地 の 末期 いたる 此 國 の 四方 の 境 の 末期 來 れり
3 今 汝 の 末期 いたる 我 わが 忿怒 を 汝 に 洩 らし 汝 の 行 にしたがひて 汝 を 鞫 き 汝 の 諸 の 憎 むべき 物 のために 汝 を 罰 せん
4 わが 目 は 汝 を 惜 み 見 ず 我 なんぢを 憫 まず 汝 の 行 の 爲 に 汝 を 罰 せん 汝 のなせし 憎 むべき 事 の 報 汝 の 中 にあるべし 是 によりて 汝等 はわがヱホバなるを 知 らん
5 主 ヱホバかくいひ 給 ふ 視 よ 災禍 あり 非常 災禍 きたる
6 末期 きたる 其 末期 きたる 是 起 りて 汝 に 臨 む 視 よ 來 る
7 此 地 の 人 よ 汝 の 命數 いたる 時 いたる 日 ちかし 山々 には 擾亂 のみありて 喜樂 の 聲 なし
8 今 我 すみやかに 吾 憤恨 を 汝 に 蒙 らせわが 怒氣 を 汝 に 洩 しつくし 汝 の 行爲 にしたがひて 汝 を 鞫 き 汝 の 諸 の 憎 むべきところの 事 のために 汝 を 罰 せん
9 わが 目 は 汝 を 惜 み 見 ず 我 汝 をあはれまず 汝 の 行 のために 汝 を 罰 せん 汝 の 爲 し 憎 むべき 事 の 果報 汝 の 中 にあるべし 是 によりて 汝等 は 我 ヱホバの 汝 を 撃 なるを 知 ん
10 視 よ 日 きたる 視 よ 來 れり 命數 いたりのぞむ 杖 花 咲 き 驕傲 茁 す
11 暴逆 おこりて 惡 の 杖 と 成 る 彼等 もその 群衆 もその 驕奢 も 皆 失 んかれらの 中 には 何 も 殘 る 者 なきにいたるべし
12 時 きたる 日 ちかづけり 買 者 は 喜 ぶなかれ 賣 者 は 思 ひわづらふなかれ 怒 その 群衆 におよぶべければなり
13 賣 者 は 假令 その 生命 ながらふるともその 賣 たる 者 に 歸 ることあたはじ 此 地 の 全 の 群衆 をさすところの 預言 は 廢 らざるべければなり 其 惡 の 中 にありて 生命 を 全 うする 者 なかるべし
14 人衆 ラツパを 吹 て 凡 て 預備 をなせども 戰 にいづる 者 なし 其 はわが 怒 その 全 の 群衆 におよべばなり
15 外 には 劍 あり 内 には 疫病 と 饑饉 あり 田野 にをる 者 は 劍 に 死 なん 邑 の 中 にをる 者 は 饑饉 と 疫病 これをほろぼすべし
16 その 中 の 逃 るる 者 は 逃 れて 谷 の 鴿 のごとくに 山 の 上 にをりて 皆 その 罪 のために 悲 しまん
17 手 みな 弱 くなり 膝 みな 水 となるべし
18 彼等 は 麻 の 衣 を 身 にまとはん 恐懼 かれらを 蒙 まん 諸 の 面 には 羞 あらはれ 諸 の 首 は 髮 をそりおとされん
19 彼等 その 銀 を 街 にすてん 其 金 はかれらに 塵芥 のごとくなるべしヱホバの 怒 の 日 にはその 金銀 もかれらを 救 ふことあたはざるなり 是等 はその 心魂 を 滿足 せしめず 其 腹 を 充 さず 唯 彼等 をつまづかせて 惡 におとしいるる 者 なり
20 彼 の 美 しき 飾物 を 彼等 驕傲 のために 用 ひ 又 これをもてその 憎 べき 偶像 その 憎 むべき 物 をつくれり 是 をもて 我 これを 彼 らに 芥 とならしむ
21 我 これを 外國人 にわたして 奪 はしめ 地 の 惡人 にわたして 掠 めしめん 彼等 すなはちこれを 汚 すべし
22 我 かれらにわが 面 を 背 くべければ 彼等 わが 密 たる 所 を 汚 さん 強暴人 其處 にいりてこれを 汚 すべし
23 汝 鏈索 を 作 れよ 死 にあたる 罪 國 に 滿 ち 暴逆 邑 に 充 たり
24 我 國々 の 中 の 惡 き 者等 を 招 きて 彼 らの 家 を 奪 しめん 我 強者 の 驕傲 を 止 めんその 聖所 は 汚 さるべし
25 滅亡 きたれり 彼等 平安 を 求 むれども 得 ざるなり
26 災害 に 災害 くははり 注進 に 注進 くははる 彼等 預言者 に 默示 を 求 めん 律法 は 祭司 の 中 に 絕 え 謀略 は 長老 の 中 に 絕 べし
27 王 は 哀 き 牧伯 は 驚惶 を 身 に 纏 ひ 國 の 民 の 手 は 慄 へん 我 その 行爲 に 循 ひて 彼 らを 處置 ひその 審判 に 循 ひて 彼 らを 罰 せん 彼等 は 我 ヱホバなるを 知 にいたるべし
Chapter 8
1 爰 に六 年 の六 月 五日 に 我 わが 家 に 坐 しをりユダの 長老等 わがまへに 坐 りゐし 時 主 ヱホバの 手 われの 上 に 降 れり
2 我 すなはち 視 しに 火 のごとくに 見 ゆる 形象 あり 腰 より 下 は 火 のごとく 見 ゆ 腰 より 上 は 光輝 て 見 え 燒 たる 金屬 の 色 のごとし
3 彼 手 のごとき 者 を 伸 て 吾 が 頭髮 を 執 りしかば 靈 われを 地 と 天 の 間 に 曳 あげ 神 の 異象 の 中 に 我 をヱルサレムに 携 へゆき 北 にむかへる 内 の 門 の 口 にいたらしむ 其處 に 嫉妬 をおこすところの 嫉妬 の 像 たてり
4 彼處 にイスラエルの 神 の 榮光 あらはる 吾 が 平原 にて 見 たる 異象 のごとし
5 彼 われに 言 たまふ 人 の 子 よ 目 をあげて 北 の 方 をのぞめと 我 すなはち 目 をあげて 北 の 方 を 望 むに 視 よ 壇 の 門 の 北 にあたりてその 入口 に 此 嫉妬 の 像 あり
6 彼 また 我 にいひたまふ 人 の 子 よ 汝 かれらが 爲 ところ 即 ちイスラエルの 家 が 此 にてなすところの 大 なる 憎 むべき 事 を 見 るや 我 これがために 吾 が 聖所 をはなれて 遠 くさるべし 汝 身 を 轉 らせ 復 大 なる 憎 むべき 事等 を 見 ん
7 斯 て 彼 われを 領 て 庭 の 門 にいたりたまふ 我 見 しに 其 壁 に 一 の 穴 あり
8 彼 われに 言 たまふ 人 の 子 よ 壁 を 穿 てよと 我 すなはち 壁 を 鑿 つに 一箇 の 戸 あるを 視 る
9 茲 に 彼 われにいひ 給 ひけるは 入 て 彼等 が 此 になすところの 惡 き 憎 むべき 事等 を 見 よと
10 便 ち 入 りて 見 るに 諸 の 爬蟲 と 憎 むべき 獸畜 の 形 およびイスラエルの 家 の 諸 の 偶像 その 周圍 の 壁 に 畵 きてあり
11 イスラエルの 家 の 長老 七十 人 その 前 に 立 てりシヤパンの 子 ヤザニヤもかれらの 中 に 立 ちてあり 各 手 に 香爐 を 執 るその 香 の 煙 雲 のごとくにのぼれり
12 彼 われに 言 たまひけるは 人 の 子 よ 汝 イスラエルの 家 の 長老 等 が 暗 におこなふ 事 即 ちかれらが 各人 その 偶像 の 間 におこなふ 事 を 見 るや 彼等 いふヱホバは 我儕 を 見 ずヱホバこの 地 を 棄 てたりと
13 また 我 に 言 たまはく 汝 身 を 轉 らせ 復 かれらが 爲 すところの 大 なる 憎 むべき 事等 を 見 ん
14 斯 て 彼 我 を 携 てヱホバの 家 の 北 の 門 の 入口 にいたるに 其處 に 婦女等 坐 してタンムズのために 哭 をる
15 彼 われに 言 たまふ 人 の 子 よ 汝 これを 見 るや 又 身 を 轉 らせよ 汝 これよりも 大 なる 憎 むべき 事等 を 見 ん
16 彼 また 我 を 携 てヱホバの 家 の 内庭 にいたるにヱホバの 宮 の 入口 にて 廊 と 壇 の 間 に二十五 人 ばかりの 人 その 後 をヱホバの 宮 にむけ 面 を 東 にむけ 東 にむかひて 日 の 前 に 身 を 鞠 めをる
17 彼 われに 言 たまふ 人 の 子 よ 汝 これを 見 るやユダの 家 はその 此 におこなふところの 憎 むべき 事等 をもて 瑣細 き 事 となすにや 亦 暴逆 を 國 に 充 して 大 に 我 を 怒 らす 彼等 は 枝 をその 鼻 につくるなり
18 然 ば 我 また 怒 をもて 事 をなさん 吾 目 はかれらを 惜 み 見 ず 我 かれらを 憫 まじ 彼等 大聲 にわが 耳 に 呼 はるとも 我 かれらに 聽 じ
Chapter 9
1 斯 て 彼 大聲 に 吾 耳 に 呼 はりて 言 たまふ 邑 を 主 どる 者等 各々 剪滅 の 器具 を 手 にとりて 前 み 來 れと
2 即 ち 北 にむかへる 上 の 門 の 路 より六 人 の 者 おのおの 打壞 る 器具 を 手 にとりて 來 る 其 中 に 一人 布 の 衣 を 着 筆記人 の 墨盂 を 腰 におぶる 者 あり 彼等 來 りて 銅 の 壇 の 傍 に 立 てり
3 爰 にイスラエルの 神 の 榮光 その 居 るところのケルブの 上 より 起 あがりて 家 の 閾 にいたり 彼 の 布 の 衣 を 着 て 腰 に 筆記人 の 墨盂 をおぶる 者 を 呼 ぶ
4 時 にヱホバかれに 言 たまひけるは 邑 の 中 ヱルサレムの 中 を 巡 れ 而 して 邑 の 中 に 行 はるるところの 諸 の 憎 むべき 事 のために 歎 き 哀 しむ 人々 の 額 に 記號 をつけよと
5 我 聞 に 彼 またその 他 の 者等 にいひたまふ 彼 にしたがひて 邑 を 巡 りて 撃 てよ 汝等 の 目 人 を 惜 み 見 るべからず 憐 れむべからず
6 老人 も 少者 も 童女 も 孩子 も 婦人 も 悉 く 殺 すべし 然 ど 身 に 記號 ある 者 には 觸 べからず 先 わが 聖所 より 始 めよと 彼等 すなはち 家 の 前 にをりし 老人 より 始 む
7 彼 またかれらに 言 たまふ 家 を 汚 し 死人 をもて 庭 に 充 せよ 汝等 往 けよと 彼等 すなはち 出 ゆきて 邑 の 中 に 人 を 撃 つ
8 彼等 人 を 撃 ちける 時 我 遺 されたれば 俯伏 て 叫 び 言 ふ 嗚呼 主 ヱホバよ 汝 怒 をヱルサレムにもらしてイスラエルの 殘餘者 を 悉 くほろぼしたまふや
9 彼 われに 言 たまひけるはイスラエルとユダの 家 の 罪 甚 だ 大 なり 國 には 血 盈 ち 邑 には 邪曲 充 つ 即 ち 彼等 いふヱホバは 此 地 を 棄 てたりヱホバは 見 ざるなりと
10 然 ば 亦 わが 目 かれらを 惜 み 見 ず 我 かれらを 憐 まじ 彼 らの 行 ふところを 彼等 の 首 に 報 いん
11 時 にかの 布 の 衣 を 着 て 腰 に 筆記人 の 墨盂 をおぶる 人 復命 まをして 言 ふ 汝 が 我 に 命 じたまひしごとく 爲 たりと
Chapter 10
1 茲 に 我 見 しにケルビムの 首 の 上 なる 穹蒼 に 靑玉 のごとき 者 ありて 寶位 の 形 に 見 ゆ 彼 そのケルビムの 上 にあらはれたまひて
2 かの 布 の 衣 を 着 たる 人 に 告 て 言 たまひけるはケルビムの 下 なる 輪 の 間 に 入 りて 汝 の 手 にケルビムの 間 の 炭火 を 盈 し 之 を 邑 に 散 すべしとすなはち 吾 目 の 前 にて 其處 に 入 しが
3 其 人 の 入 る 時 ケルビムは 家 の 右 に 立 をり 雲 その 内庭 に 盈 り
4 茲 にヱホバの 榮光 ケルブの 上 より 昇 りて 家 の 閾 にいたる 又 家 には 雲 滿 ちその 庭 にはヱホバの 榮光 の 輝光 盈 てり
5 時 にケルビムの 羽音 外庭 に 聞 ゆ 全能 の 神 の 言語 たまふ 聲 のごとし
6 彼 布 の 衣 を 着 たる 人 に 命 じて 輪 の 間 ケルビムの 間 より 火 を 取 れと 言 たまひければ 即 ち 入 りて 輪 の 傍 に 立 ちけるに
7 一 のケルブその 手 をケルビムの 間 より 伸 てケルビムの 間 の 火 を 取 り 之 をかの 布 の 衣 を 着 たる 人 の 手 に 置 れたれば 彼 これを 取 りて 出 づ
8 ケルビムに 人 の 手 の 形 の 者 ありて 其 翼 の 下 に 見 ゆ
9 我 見 しにケルビムの 側 に 四箇 の 輪 あり 此 ケルブにも 一箇 の 輪 あり 彼 ケルブにも 一箇 の 輪 あり 輪 の 式 は 黄金色 の 玉 のごとくに 見 ゆ
10 その 式 は 四箇 みな 同 じ 形 にして 輪 の 中 に 輪 のあるがごとし
11 その 行 ときは 四方 に 行 く 行 にまはることなし 首 の 向 ふところに 從 ひ 行 く 行 にまはることなし
12 その 全身 その 脊 その 手 その 翼 および 輪 には 四周 に 徧 く 目 ありその 四箇 みな 輪 あり
13 我 聞 に 轉回 れと 輪 にむかひてよばはるあり
14 其 は 各々 四 の 面 あり 第 一の 面 はケルブの 面 第 二の 面 は 人 の 面 第 三のは 獅子 の 面 第 四のは 鷲 の 面 なり
15 ケルビムすなはち 昇 れり 是 わがケバル 河 の 邊 にて 見 たるところの 生物 なり
16 ケルビムの 行 く 時 は 輪 もその 傍 に 行 きケルビム 翼 をあげて 地 より 飛上 る 時 は 輪 またその 傍 を 離 れず
17 その 立 つときは 立 ちその 上 る 時 は 俱 に 上 れりその 生物 の 靈 は 其等 の 中 にあり
18 時 にヱホバの 榮光 家 の 閾 より 出 ゆきてケルビムの 上 に 立 ちければ
19 ケルビムすなはちその 翼 をあげ 出 ゆきてわが 目 の 前 にて 地 より 飛 のぼれり 輪 はその 傍 にあり 而 して 遂 にヱホバの 家 の 東 の 門 の 入口 にいたりて 止 るイスラエルの 神 の 榮光 その 上 にあり
20 是 すなはち 吾 がケバル 河 の 邊 にてイスラエルの 神 の 下 に 見 たるところの 生物 なり 吾 そのケルビムなるを 知 れり
21 是等 には 各々 四宛 の 面 あり 各箇 四 の 翼 あり 又 人 の 手 のごとき 物 その 翼 の 下 にあり
22 その 面 の 形 は 吾 がケバル 河 の 邊 にて 見 たるところの 面 なりその 姿 も 身 も 然 り 各箇 その 面 にしたがひて 行 けり
Chapter 11
1 茲 に 靈 我 を 擧 げてヱホバの 室 の 東 の 門 に 我 を 携 へゆけり 門 は 東 に 向 ふ 視 るにその 門 の 入口 に二十五 人 の 人 あり 我 その 中 にアズルの 子 ヤザニヤおよびベナヤの 子 ペラテヤ 即 ち 民 の 牧伯等 を 見 る
2 彼 われに 言 たまひけるは 人 の 子 よ 此 邑 において 惡 き 事 を 考 へ 惡 き 計謀 をめぐらす 者 は 此 人々 なり
3 彼等 いふ 家 を 建 ることは 近 からず 此 邑 は 鍋 にして 我儕 は 肉 なりと
4 是故 にかれらに 預言 せよ 人 の 子 よ 預言 すべし
5 時 にヱホバの 靈 わが 上 に 降 りて 我 にいひ 給 ひけるはヱホバかく 言 ふと 言 べしイスラエルの 家 よ 汝等 は 斯 いへり 汝等 の 心 におこる 所 の 事 は 我 これを 知 るなり
6 汝等 は 此 邑 に 殺 さるる 者 を 増 し 死人 をもて 街衢 に 充 せり
7 是故 に 主 ヱホバ 斯 いふ 汝等 が 邑 の 中 に 置 くところのその 殺 されし 者 はすなはち 肉 にして 邑 は 鍋 なり 然 ど 人 邑 の 中 より 汝等 を 曳 いだすべし
8 汝等 は 刀劍 を 懼 る 我 劍 を 汝等 にのぞましめんと 主 ヱホバいひたまふ
9 我 なんぢらを 其 中 よりひき 出 し 外國人 の 手 に 付 して 汝等 に 罰 をかうむらすべし
10 汝等 は 劍 に 踣 れん 我 イスラエルの 境 にて 汝等 を 罰 すべし 汝等 は 是 によりてわがヱホバなるを 知 るにいたらん
11 是 は 汝 らの 鍋 とならず 汝 らはその 中 の 肉 たることを 得 ざるなりイスラエルの 境 にて 我 汝 らに 罰 をかうむらすべし
12 汝 ら 即 ちわがヱホバなるを 知 にいたらん 汝 らはわが 憲法 に 遵 はずわが 律法 を 行 はずしてその 周圍 の 外國人 の 慣例 のごとくに 事 をなせり
13 斯 てわが 預言 しをる 時 にベナヤの 子 ペラテヤ 死 たれば 我 俯向 に 伏 て 大聲 に 叫 び 嗚呼 主 ヱホバよイスラエルの 遺餘者 を 盡 く 滅 ぼさんとしたまふやといふに
14 ヱホバの 言 われに 臨 みていふ
15 人 の 子 よ 汝 の 兄弟 汝 の 兄弟 たる 者 は 汝 の 親族 の 人々 にして 即 ちイスラエルの 全家 全躰 なりヱルサレムに 居 る 人々 は 是 にむかひて 汝等 は 遠 くヱホバをはなれて 居 れ 此 地 はわれらの 所有 としてあたへらると 言 ふ
16 是故 に 汝 言 ふべしヱホバかく 言 ひたまふ 我 かれらを 遠 く 逐 やりて 國々 に 散 したればその 往 る 國々 に 於 て 暫時 の 間 かれらの 聖所 となると
17 是 故 に 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 なんぢらを 諸 の 民 の 中 より 集 へ 汝等 をその 散 されたる 國々 より 聚 めてイスラエルの 地 を 汝 らに 與 へん
18 彼等 は 彼處 に 到 りその 諸 の 汚 たる 者 とその 諸 の 憎 むべき 者 を 彼處 より 取除 かん
19 我 かれらに 唯一 の 心 を 與 へ 新 しき 靈 を 汝 らの 衷 に 賦 けん 我 かれらの 身 の 中 より 石 の 心 を 取 さりて 肉 の 心 を 與 ヘ
20 彼 らをしてわが 憲法 に 遵 はしめ 吾 律法 を 守 りて 之 を 行 はしむべし 彼 らはわが 民 となり 我 はかれらの 神 とならん
21 然 どその 汚 れたる 者 とその 憎 むべき 者 の 心 をもておのれの 心 となす 者等 は 我 これが 行 ふところをその 首 に 報 ゆべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
22 茲 にケルビムその 翼 をあぐ 輪 その 傍 にありイスラエルの 神 の 榮光 その 上 に 在 す
23 ヱホバの 榮光 つひに 邑 の 中 より 昇 りて 邑 の 東 の 山 に 立 てり
24 時 に 靈 われを 擧 げ 神 の 靈 に 由 りて 異象 の 中 に 我 をカルデヤに 携 へゆきて 俘囚者 の 所 にいたらしむ 吾 見 たる 異象 すなはちわれを 離 れて 昇 れり
25 かくて 我 ヱホバの 我 にしめしたまひし 言 を 盡 く 俘囚者 に 告 たり
Chapter 12
1 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 云 ふ
2 人 の 子 よ 汝 は 背戻 る 家 の 中 に 居 る 彼等 は 見 る 目 あれども 見 ず 聞 く 耳 あれども 聞 ず 背戻 る 家 なり
3 然 ば 人 の 子 よ 移住 の 器具 を 備 へかれらの 目 の 前 にて 晝 の 中 に 移 れ 彼 らの 目 の 前 にて 汝 の 處 より 他 の 處 に 移 るべし 彼等 は 背戻 る 家 なれども 或 は 見 て 考 ふることあらん
4 汝 移住 の 器具 のごとき 器具 を 彼等 の 目 の 前 にて 晝 の 中 に 持 いだせ 而 して 移住者 の 出 ゆくがごとく 彼等 の 目 の 前 にて 宵 の 中 に 出 ゆくべし
5 即 ちかれらの 目 の 前 にて 壁 をやぶりて 之 を 其處 より 持 いだせ
6 彼 らの 目 の 前 にてこれを 肩 に 負 ひ 黑暗 の 中 にこれを 持 いだすべし 汝 の 面 を 掩 へ 地 を 見 るなかれ 我 汝 を 豫兆 となしてイスラエルの 家 に 示 すなり
7 我 すなはち 命 ぜられしごとく 爲 し 移住 の 器具 のごとき 器具 を 晝 の 中 に 持 いだし 又 宵 に 手 をもて 壁 をやぶり 黑暗 の 中 にこれを 持 いだし 彼 らの 目 の 前 にてこれを 肩 に 負 り
8 明旦 におよびてヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
9 人 の 子 よ 背戻 る 家 なるイスラエルの 家 汝 にむかひて 汝 なにを 爲 やと 言 しにあらずや
10 汝 かれらに 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 たまふこの 負荷 はヱルサレムの 君主 および 彼等 の 中 なるイスラエルの 全家 に 當 るなり
11 汝 また 言 ふべし 我 は 汝等 の 豫兆 なりわが 爲 るごとく 彼等 然 なるべし 彼等 は 擄 へうつされん
12 彼 らの 中 の 君主 たる 者 黑暗 のうちに 物 を 肩 に 載 て 出 ゆかん 彼等 壁 をやぶりて 其處 より 物 を 持 いだすべし 彼 はその 面 を 覆 ひて 土地 を 目 に 見 ざらん
13 我 わが 網 を 彼 の 上 に 打 かけん 彼 はわが 羅 にかかるべし 我 かれをカルデヤ 人 の 地 に 曳 ゆきてバビロンにいたらしめん 然 れども 彼 はこれを 見 ずして 其處 に 死 べし
14 凡 て 彼 の 四周 にありて 彼 を 助 くる 者 およびその 軍兵 は 皆 我 これを 四方 に 散 し 刀刃 をぬきて 其 後 をおふべし
15 吾 がかれらを 諸 の 民 の 中 に 散 し 國々 に 撒布 さん 時 にいたりて 彼 らは 我 のヱホバなるをしるべし
16 但 し 我 かれらの 中 に 僅少 の 人 を 遺 して 劍 と 饑饉 と 疫病 を 免 れしめ 彼 らをしてそのおこなひし 諸 の 憎 むべき 事 をその 到 るところの 民 の 中 に 述 しめん 彼等 はわがヱホバなるを 知 るにいたらん
17 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
18 人 の 子 よ 汝 發震 て 食物 を 食 ひ 戰慄 と 恐懼 をもて 水 を 飮 め
19 而 してこの 地 の 民 に 言 べし 主 ヱホバ、ヱルサレムの 民 のイスラエルにをる 者 に 斯 いひたまふ 彼等 は 懼 れて 食物 を 食 ひ 驚 きて 水 を 飮 にいたるべし 是 はその 地 凡 てその 中 に 住 る 者 の 暴逆 のために 富饒 をうしなひて 荒地 となるが 故 なり
20 人 の 住 る 邑々 は 荒 はて 國 は 滅亡 ぶべし 汝等 すなはち 我 がヱホバなるを 知 ん
21 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
22 人 の 子 よイスラエルの 國 の 中 に 汝等 いふ 日 は 延 び 默示 はみな 空 しくなれりと 是 何 の 言 ぞや
23 是 故 に 汝 彼等 に 言 べし 主 ヱホバかくいひ 給 ふ 我 この 言 を 止 め 彼等 をして 再 びこれをイスラエルの 中 に 言 ことなからしめん 即 ち 汝 かれらに 言 へ 其 日 とその 諸 の 默示 の 言 は 近 づけりと
24 イスラエルの 家 には 此 後 重 ねて 空浮 き 默示 と 虛僞 の 占卜 あらざるべし
25 夫 我 はヱホバなり 我 わが 言 をいださん 吾 いふところは 必 ず 成 んかさねて 延 ることあらじ 背戻 る 家 よ 汝等 が 世 にある 日 に 我 言 を 發 して 之 を 成 すべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
26 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
27 人 の 子 よ 視 よイスラエルの 家 言 ふ 彼 が 見 たる 默示 は 許多 の 日 の 後 の 事 にして 彼 は 遙 後 の 事 を 預言 するのみと
28 是 故 にかれらに 言 ふべし 主 ヱホバかくいひたまふ 我 言 はみな 重 ねて 延 ず 吾 がいへる 言 は 成 べしと 主 ヱホバこれを 言 ふなり
Chapter 13
1 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 預言 を 事 とするイスラエルの 預言者 にむかひて 預言 せよ 彼 のおのれの 心 のままに 預言 する 者等 に 言 ふべし 汝 らヱホバの 言 を 聽 け
3 主 ヱホバかくいひ 給 ふ 彼 の 何 をも 見 ずして 己 の 心 のままに 行 ふところの 愚 なる 預言者 は 禍 なるかな
4 イスラエルよ 汝 の 預言者 は 荒墟 にをる 狐 のごとくなり
5 汝等 は 破壞口 を 守 らずまたイスラエルの 家 の 四周 に 石垣 を 築 きてヱホバの 日 に 防 ぎ 戰 はんともせざるなり
6 彼 らは 虛浮者 および 虛妄 の 占卜 を 見 る 彼等 はヱホバいひたまふと 言 ふといへどもヱホバはかれらを 遣 さざるなり 然 るに 彼 らその 言 の 成 らんことを 望 む
7 汝 らは 空 しき 異象 を 見 虛妄 の 占卜 を 宣 べ 吾 が 言 ふことあらざるにヱホバいひ 給 ふと 言 ふにあらずや
8 是 故 に 主 ヱホバかくいひたまふ 汝等 空虛 き 事 を 言 ひ 虛僞 の 物 を 見 るによりて 我 なんぢらを 罰 せん 主 ヱホバこれをいふ
9 我 手 はかの 虛浮 き 事 を 見 虛僞 の 事 を 卜 ひいふところの 預言者 等 に 加 はるべし 彼等 はわが 民 の 會 にをらずなりイスラエルの 家 の 籍 にしるされずイスラエルの 地 にいることをえざるべし 汝等 すなはち 吾 のヱホバなるをしるにいたらん
10 かれらは 吾 民 を 惑 し 平安 あらざるに 平安 といふ 又 わが 民 の 屏 を 築 くにあたりて 彼等 灰砂 をもて 之 を 圬 る
11 是故 にその 灰砂 を 圬 る 者 に 是 は 圮 るべしと 言 へ 大雨 くだらん 雹 よ 降 れ 大風 よ 吹 べし
12 視 よ 屏 は 圮 る 然 ば 人々 汝等 が 用 ひて 圬 たる 灰砂 は 何處 にあるやと 汝等 に 言 ざらんや
13 即 ち 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 憤恨 をもて 大風 を 吹 せ 忿怒 をもて 大雨 を 注 がせ 憤恨 をもて 雹 を 降 せてこれを 毀 つべし
14 我 なんぢらが 灰砂 をもて 圬 たる 屏 を 毀 ちてこれを 地 に 倒 しその 基礎 を 露 にすべし 是 すなはち 圮 れん 汝等 はその 中 にほろびて 吾 のヱホバなるを 知 にいたらん
15 斯 われその 屏 とこれを 灰砂 にてぬれる 者 とにむかひてわが 憤恨 を 洩 しつくして 汝等 にいふべし 屏 はあらずなり 又 灰砂 にてこれを 圬 る 者 もあらずなれりと
16 是 すなはちイスラエルの 預言者 等 なり 彼等 はヱルサレムにむかひて 預言 をなし 其處 に 平安 のあらざるに 平安 の 默示 を 見 たりといへり 主 ヱホバこれをいふ
17 人 の 子 よ 汝 の 民 の 女等 の 其 心 のままに 預言 する 者 に 汝 の 面 をむけ 之 にむかひて 預言 し
18 言 べし 主 ヱホバかくいひたまふ 吾 手 の 節々 の 上 に 小枕 を 縫 つけ 諸 の 大 さの 頭 に 帽子 を 造 り 蒙 せて 靈魂 を 獵 んとする 者 は 禍 なるかな 汝等 はわが 民 の 靈魂 を 獵 て 己 の 靈魂 を 生 しめんとするなり
19 汝等 小許 の 麥 のため 小許 のパンのために 吾 民 の 前 にて 我 を 汚 しかの 僞言 を 聽 いるる 吾 民 に 僞言 を 陳 て 死 べからざる 者 を 死 しめ 生 べからざる 者 を 生 しむ
20 是 故 に 主 ヱホバかくいひたまふ 我 汝等 が 用 ひて 靈魂 を 獵 ところの 小枕 を 奪 ひ 靈魂 を 飛 さらしめん 我 なんぢらの 臀 より 小枕 を 裂 とりて 汝 らが 獵 ところの 靈魂 を 釋 ち 其 靈魂 を 飛 さらしむべし
21 我 なんぢらの 帽子 を 裂 き 吾 民 を 汝 らの 手 より 救 ひいださん 彼等 はふたたび 汝等 の 手 に 陷 りて 獵 れざるべし 汝 らは 吾 ヱホバなるを 知 にいたらん
22 汝等 虛僞 をもて 義者 の 心 を 憂 へしむ 我 はこれを 憂 へしめざるなり 又 汝等 惡者 の 手 を 強 くし 之 をしてその 惡 き 道 を 離 れかへりて 生命 を 保 つことをなさしめず
23 是 故 に 汝等 は 重 ねて 虛浮 き 物 を 見 ることを 得 ず 占卜 をなすことを 得 ざるに 至 るべし 我 わが 民 を 汝 らの 手 より 救 ひいださん 汝等 すなはちわがヱホバなるを 知 にいたるべし
Chapter 14
1 爰 にイスラエルの 長老 の 中 の 人々 我 にきたりて 吾 前 に 坐 しけるに
2 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
3 人 の 子 よこの 人々 はその 偶像 を 心 の 中 に 立 しめ 罪 に 陷 いるるところの 障礙 をその 面 の 前 に 置 なり 我 あに 是等 の 者 の 求 を 容 べけんや
4 然 ば 汝 かれらに 告 げて 言 ふべし 主 ヱホバかくいひたまふ 凡 そイスラエルの 家 の 人 のその 心 の 中 に 偶像 を 立 しめその 面 のまへに 罪 に 陷 いるるところの 障礙 を 置 きて 預言者 に 來 る 者 には 我 ヱホバその 偶像 の 多衆 にしたがひて 應 をなすべし
5 斯 して 我 イスラエルの 家 の 人 の 心 を 執 へん 是 かれら 皆 その 偶像 のために 我 を 離 れたればなり
6 是 故 にイスラエルの 家 に 言 ふべし 主 ヱホバかくいひたまふ 汝等 悔 い 汝 らの 偶像 を 棄 てはなるべし 汝等 面 を 回 らしてその 諸 の 憎 むべき 物 を 離 れよ
7 凡 てイスラエルの 家 およびイスラエルに 寓 るところの 外國人 若 われを 離 れてその 偶像 を 心 の 中 に 立 しめ 其 面 の 前 に 罪 に 陷 るるところの 障礙 をおきて 預言者 に 來 りその 心 のままに 我 に 求 むる 時 は 我 ヱホバわが 心 のままにこれに 應 ふべし
8 即 ち 我 面 をその 人 にむけこれを 滅 して 兆象 となし 諺語 となし 之 をわが 民 の 中 より 絕 さるべし 汝等 これによりて 我 がヱホバなるを 知 るにいたらん
9 もし 預言者 欺 かれて 言 を 出 すことあらば 我 ヱホバその 預言者 を 欺 けるなり 我 かれの 上 にわが 手 を 伸 べ 吾 民 イスラエルの 中 より 彼 を 絕 さらん
10 彼等 その 罪 を 負 ふべしその 預言者 の 罪 はかの 問 求 むる 者 の 罪 のごとくなるべし
11 是 イスラエルの 民 をして 重 ねて 我 を 離 れて 迷 はざらしめ 重 ねてその 諸 の 愆 に 汚 れざらしめんため 又 かれらの 吾 民 となり 我 の 彼 らの 神 とならんためなり 主 ヱホバこれをいふ
12 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
13 人 の 子 よ 國 もし 悖 れる 事 をおこなひて 我 に 罪 を 犯 すことあり 我 手 をその 上 に 伸 て 其 杖 とたのむところのパンを 打碎 き 饑饉 を 之 におくりて 人 と 畜 とをその 中 より 絕 ことある 時 には
14 其處 にかのノア、ダニエル、ヨブの 三人 あるも 只 其 義 によりて 己 の 生命 を 救 ふことをうるのみなり 主 ヱホバこれをいふ
15 我 もし 惡 き 獸 を 國 に 行 めぐらしめて 之 を 子 なき 處 となし 荒野 となして 其 獸 のために 其處 を 通 る 者 なきに 至 らん 時 には
16 主 ヱホバ 言 ふ 我 は 活 く 此 三 人 そこにをるもその 子女 を 救 ふことをえず 只 その 身 を 救 ふことを 得 るのみ 國 は 荒野 となるべし
17 又 は 我 劍 を 國 に 臨 ませて 劍 よ 國 を 行 めぐるべしと 言 ひ 人 と 畜 をそこより 絕 さらん 時 には
18 主 ヱホバいふ 我 は 活 く 此 三 人 そこにをるもその 子女 をすくふことをえず 只 その 身 をすくふことを 得 るのみ
19 又 われ 疫病 を 國 におくり 血 をもてわが 怒 をその 上 にそそぎ 人 と 畜 をそこより 絕 さらん 時 には
20 主 ヱホバいふ 我 は 活 くノア、ダニエル、ヨブそこにをるもその 子女 を 救 ふことをえず 只 その 義 によりて 己 の 生命 を 救 ふことを 得 るのみ
21 主 ヱホバかくいひたまふ 然 ばわが 四箇 の 嚴 しき 罰 すなはち 劍 と 饑饉 と 惡 き 獸 と 疫病 をヱルサレムにおくりて 人 と 畜 をそこより 絕 さらんとする 時 は 如何 にぞや
22 其 中 に 逃 れて 遺 るところの 男子 女子 あり 彼等 携 へ 去 らるべし 彼 ら 出 ゆきて 汝等 の 所 にいたらん 汝 らかれらの 行爲 と 擧動 を 見 ば 吾 がヱルサレムに 災 をくだせし 事 につきて 心 をやすむるにいたるべし
23 汝 ら 彼 らの 行爲 と 擧動 を 見 ばこれがためにその 心 をやすむるにいたりわがこれに 爲 たる 事 は 皆 故 なくして 爲 たるにあらざるなるをしるにいたらん 主 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 15
1 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 葡萄 の 樹 森 の 中 にあるところの 葡萄 の 枝 なんぞ 他 の 樹 に 勝 るところあらんや
3 其 木 物 をつくるに 用 ふべけんや 又 人 これを 用 ひて 器 をかくる 木 釘 を 造 らんや
4 視 よ 是 は 火 に 投 いれられて 燃 ゆ 火 もしその 兩 の 端 を 燒 くあり 又 その 中間 焦 たらば 爭 でか 物 をつくるに 勝 べけんや
5 是 はその 全 かる 時 すらも 物 を 造 るに 用 ふべからざれば 况 て 火 のこれを 焚焦 したる 時 には 爭 で 物 をつくるに 用 ふべけんや
6 是故 に 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 森 の 樹 の 中 なる 葡萄 の 樹 を 火 になげいれて 焚 く 如 くにヱルサレムの 民 をも 然 するなり
7 我 面 をかれらに 向 けて 攻 む 彼 らは 火 の 中 より 出 たれども 火 なほこれを 燒 つくすべし 我 面 をかれらにむけて 攻 むる 時 に 汝 らは 我 のヱホバなるをしらん
8 彼等 悖逆 る 事 をおこなひしに 由 て 我 かの 地 を 荒地 となすべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 16
1 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よヱルサレムに 其 憎 むべき 事 等 を 示 して
3 言 ふべし 主 ヱホバ、ヱルサレムに 斯 いひたまふ 汝 の 起本 汝 の 誕生 はカナンの 地 なり 汝 の 父 はアモリ 人 汝 の 母 はヘテ 人 なり
4 汝 の 誕生 を 言 んに 汝 の 生 れし 日 に 汝 の 臍帶 を 斷 ことなく 又 水 にて 汝 を 洗 ひ 潔 むることなく 鹽 をもて 汝 を 擦 ることなく 又 布 に 裹 むことなかりき
5 一人 も 汝 を 憐 み 見 憫 をもて 是等 の 事 の 一 をも 汝 になせし 者 なし 汝 の 生 れたる 日 に 人 汝 の 生命 を 忌 て 汝 を 野原 に 棄 たり
6 我 汝 のかたはらを 通 りし 時 汝 が 血 の 中 にをりて 踐 るるを 見 汝 が 血 の 中 にある 時 汝 に 生 よと 言 り 即 ち 我 なんぢが 血 の 中 にある 時 に 汝 に 生 よといへり
7 我 野 の 百卉 のごとくに 汝 を 増 して 千萬 となせり 汝 は 生長 て 大 きくなり 美 しき 姿 となるにいたり 乳 は 堅 くなり 髮 は 長 たりしが 衣 なくして 裸 なりき
8 茲 に 我 汝 の 傍 を 通 りて 汝 を 見 に 今 は 汝 の 時 汝 の 愛 せらるべき 時 なりければ 我 衣服 の 裾 をもて 汝 を 覆 ひ 汝 の 恥 るところを 蔽 し 而 して 汝 に 誓 ひ 汝 に 契約 をたてたり 汝 すなはち 吾 所屬 となれり 主 ヱホバこれを 言 ふ
9 斯 て 我 水 をもてなんぢを 洗 ひ 汝 の 血 を 滌 ぎおとして 膏 を 汝 にぬり
10 文繡 あるものを 着 せ 皮 の 鞋 を 穿 たしめ 細布 を 蒙 らせ 絹 をもて 汝 の 身 を 罩 めり
11 而 して 飾物 をもて 汝 をかざり 腕環 をなんぢの 手 にはめ 金索 を 汝 の 項 にかけしめ
12 鼻 には 鼻環 耳 には 耳環 首 には 華美 なる 冠冕 をほどこせり
13 汝 すなはち 金銀 をもて 身 を 飾 り 細布 と 絹 および 文繡 をその 衣服 となし 麥粉 と 蜜 と 油 とを 食 へり 汝 は 甚 だ 美 しくして 遂 に 榮 えて 王 の 權勢 に 進 みいたる
14 汝 の 美貌 のために 汝 の 名 は 國々 にひろまれり 是 わが 汝 にほどこせしわれの 飾物 によりて 汝 の 美麗 極 りたればなり 主 ヱホバこれを 言 ふ
15 然 るに 汝 その 美麗 を 恃 み 汝 の 名 によりて 姦淫 をおこなひ 凡 て 其 傍 を 過 る 者 と 縱恣 に 姦淫 をなしたり 是 その 人 の 所屬 となる
16 汝 おのれの 衣服 をとりて 崇邱 を 彩 り 作 りその 上 に 姦淫 をおこなへり 是 爲 べからず 有 べからざる 事 なり
17 汝 はわが 汝 にあたへし 金銀 の 飾 の 品 を 取 り 男 の 像 を 造 りて 之 と 姦淫 をおこなひ
18 汝 の 繡衣 を 取 りて 之 に 纒 ひ 吾 の 膏 と 香 をその 前 に 陳 へ
19 亦 わが 汝 にあたへし 我 の 食物 我 が 用 ひて 汝 をやしなふところの 麥粉 油 および 蜜 を 其 前 に 陳 へて 馨 しき 香氣 となせり 是 事 ありしと 主 ヱホバいひ 給 ふ
20 汝 またおのれの 我 に 生 たる 男子 女子 をとりてこれをその 像 にそなへて 食 はしむ 汝 が 姦淫 なほ 小 き 事 なるや
21 汝 わが 子等 を 殺 し 亦 火 の 中 を 通 らしめてこれに 献 ぐ
22 汝 その 諸 の 憎 むべき 事 とその 姦淫 とをおこなふに 當 りて 汝 が 若 かりし 日 に 衣 なくして 裸 なりしことおよび 汝 が 血 のうちにをりて 蹈 れしことを 想 はざるなり
23 主 ヱホバまた 言 たまふ 汝 は 禍 なるかな 禍 なるかな
24 汝 その 諸 の 惡 をおこなひし 後 街衢 街衢 に 樓 をしつらひ 臺 を 造 り
25 また 路 の 辻々 に 臺 をつくりて 汝 の 美麗 を 汚辱 むることを 爲 し 凡 て 傍 を 過 るところの 者 に 足 をひらきて 大 に 姦淫 をおこなふ
26 汝 かの 肉 の 大 なる 汝 の 隣人 エジプトの 人々 と 姦淫 をおこなひ 大 に 姦淫 をなして 我 を 怒 らせたれば
27 我 手 を 汝 の 上 にのべて 汝 のたまはる 分 を 減 し 彼 の 汝 を 惡 み 汝 の 淫 なる 行爲 を 羞 るところのペリシテ 人 の 女等 の 心 に 汝 をまかせたり
28 然 るに 汝 は 厭 ことなければ 亦 アツスリヤの 人々 と 姦淫 をおこなひしが 之 と 姦淫 をおこなひたるも 尚 厭 ことなかりき
29 汝 また 大 に 姦淫 をおこなひてカナンの 國 カルデヤに 迄 およびしが 是 にても 尚 厭 ことなし
30 主 ヱホバいひたまふ 汝 の 心 如何 に 戀煩 ふにや 汝 この 諸 の 事 を 爲 り 是 氣隨 なる 遊女 の 行爲 なり
31 汝 道 の 辻々 に 樓 をしつらひ 衢々 に 臺 を 造 りしが 金錢 を 輕 んじたれば 娼妓 のごとくならざりき
32 夫 淫婦 はその 夫 のほかに 他人 と 通 ずるなり
33 人 は 凡 て 娼妓 に 物 を 贈 るなるに 汝 はその 諸 の 戀人 に 物 をおくり 且 汝 と 姦淫 せんとて 四方 より 汝 に 來 る 者 に 報金 を 與 ふ
34 汝 は 姦淫 をおこなふに 當 りて 他 の 婦 と 反 す 即 ち 人 汝 を 戀求 むるにあらざるなり 汝 金錢 を 人 にあたへて 人 金錢 を 汝 にあたへざるは 是 その 相 反 するところなり
35 然 ば 娼妓 よヱホバの 言 を 聽 け
36 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 金銀 を 撒散 し 且 汝 の 戀人 と 姦淫 して 汝 の 恥處 を 露 したるに 由 り 又 汝 の 憎 むべき 諸 の 偶像 と 汝 が 之 にささげたる 汝 の 子等 の 血 の 故 により
37 視 よ 我 汝 が 交 れる 諸 の 戀人 および 凡 て 汝 が 戀 たる 者 並 に 凡 て 汝 が 惡 みたる 者 を 集 め 四方 よりかれらを 汝 の 所 に 集 め 汝 の 恥處 を 彼 らに 現 さん 彼 ら 汝 の 恥處 を 悉 く 見 るべし
38 我 姦淫 を 爲 せる 婦 および 血 をながせる 婦 を 鞫 くがごとくに 汝 を 鞫 き 汝 をして 忿怒 と 嫉妬 の 血 とならしむべし
39 我 汝 を 彼等 の 手 に 付 せば 彼等 汝 の 樓 を 毀 ち 汝 の 臺 を 倒 しなんぢの 衣服 を 褫取 り 汝 の 美 しき 飾 を 奪 ひ 汝 をして 衣服 なからしめ 裸 にならしむべし
40 彼等 群衆 をひきゐて 汝 の 所 にのぼり 石 をもて 汝 を 撃 ち 劍 をもて 汝 を 切 さき
41 火 をもて 汝 の 家 を 焚 き 多 くの 婦女 の 目 の 前 にて 汝 を 鞫 かん 斯 われ 汝 をして 姦淫 を 止 しむべし 汝 は 亦 ふたたび 金錢 をあたふることなからん
42 我 ここに 於 て 汝 に 對 するわが 怒 を 息 め 汝 にかかはるわが 嫉妬 を 去 り 心 をやすんじて 復 怒 らざらん
43 主 ヱホバいひたまふ 汝 その 若 かりし 日 の 事 を 記憶 えずしてこの 諸 の 事 をもて 我 を 怒 らせたれば 視 よ 我 も 汝 の 行 ふところを 汝 の 首 に 報 ゆべし 汝 その 諸 の 憎 むべき 事 の 上 に 此 惡事 をなしたるにあらざるなり
44 視 よ 諺語 をもちふる 者 みな 汝 を 指 てこの 諺 を 用 ひ 言 ん 母 のごとくに 女 も 然 りと
45 汝 の 母 はその 夫 と 子女 を 棄 たり 汝 はその 女 なり 汝 の 姉妹 はその 夫 と 子女 を 棄 たり 汝 はその 姉妹 なり 汝 の 母 はヘテ 人 汝 の 父 はアモリ 人 なり
46 汝 の 姉 はサマリヤなり 彼 その 女子 等 とともに 汝 の 左 に 住 む 汝 の 妹 はソドムなり 彼 その 女子 等 とともに 汝 の 右 に 住 む
47 汝 は 只 少 しく 彼 らの 道 に 歩 み 彼 らの 憎 むべきところの 事等 を 行 ひしのみにあらず 汝 の 爲 る 事 は 皆 かれらのよりも 惡 かりき
48 主 ヱホバ 言 たまふ 我 は 活 く 汝 の 妹 ソドムと 其 女子 らが 爲 しところは 汝 とその 女子 らが 爲 しところの 如 くはあらざりき
49 汝 の 妹 ソドムの 罪 は 是 なり 彼 は 傲 り 食物 に 飽 きその 女子 らとともに 安泰 にをり 而 して 難 める 者 と 貧 しき 者 を 助 けざりき
50 かれらは 傲 りわが 前 に 憎 むべき 事 をなしたれば 我 見 てかれらを 掃 ひ 除 けり
51 サマリヤは 汝 の 罪 の 半分 ほども 罪 を 犯 さざりき 汝 は 憎 むべき 事等 を 彼 らよりも 多 く 行 ひ 増 し 汝 の 爲 たる 諸 の 憎 むべき 事 のために 汝 の 姉妹 等 をして 義 きが 如 くならしめたり
52 然 ば 汝 が 曾 てその 姉妹 等 の 蒙 るべき 者 と 定 めたるところの 恥辱 を 汝 もまた 蒙 れよ 汝 が 彼等 よりも 多 くの 憎 むべき 事 をなしたるその 罪 の 爲 に 彼等 は 汝 よりも 義 くなれり 然 ば 汝 も 辱 を 受 け 恥 を 蒙 れ 是 は 汝 その 姉妹 等 を 義 き 者 となしたればなり
53 我 ソドムとその 女等 の 俘囚 をかへしサマリヤとその 女等 の 俘囚 をかへさん 時 に 其 と 同 じ 擄 はれたる 汝 の 俘囚人 を 歸 し
54 汝 をして 恥 を 蒙 らしめ 汝 が 凡 て 爲 たるところの 事 を 羞 しむべし 汝 かく 彼 らの 慰 とならん
55 汝 の 姉妹 ソドムとその 女子 等 は 舊 の 樣 に 歸 りサマリヤとその 女子 等 は 舊 の 樣 に 歸 らん 又 汝 と 汝 の 女子 等 も 舊 の 樣 にかへるべし
56 汝 はその 驕傲 れる 日 には 汝 の 姉妹 ソドムの 事 を 口 に 述 ざりき
57 汝 の 惡 の 露 れし 時 まで 即 ちスリアの 女子 等 と 凡 て 汝 の 周圍 の 者 ペリシテ 人 の 女 等 が 四方 より 汝 を 嬲 りて 辱 しめし 時 まで 汝 は 是 のごとくなりき
58 ヱホバいひたまふ 汝 の 淫 なる 行爲 と 汝 のもろもろの 憎 むべき 事 とは 汝 みづからこれを 身 に 負 ふなり
59 主 ヱホバかく 言 たまふ 誓言 を 輕 んじて 契約 をやぶりたるところの 汝 には 我 汝 の 爲 るところにしたがひて 爲 べし
60 我 汝 の 若 かりし 日 に 汝 になせし 契約 を 記憶 え 汝 と 限 りなき 契約 をたてん
61 汝 その 姉妹 の 汝 より 大 なる 者 と 小 き 者 とを 得 る 時 にはおのれの 行爲 をおぼえて 羞 ん 彼等 は 汝 の 契約 に 屬 する 者 にあらざれども 我 かれらを 汝 にあたへて 女 となさしむべし
62 我 汝 と 契約 をたてん 汝 すなはち 吾 のヱホバなるを 知 にいたらん
63 我 なんぢの 凡 て 行 ひしところの 事 を 赦 す 時 には 汝 憶 えて 羞 ぢその 恥辱 のために 再 び 口 を 開 くことなかるべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 17
1 爰 にヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 イスラエルの 家 に 謎 をかけ 譬言 を 語 りて
3 言 べし 主 ヱホバかく 言 たまふ 大 なる 翼 長 き 羽 ありて 種々 の 色 の 毛 の 滿 たる 大鷲 レバノンに 來 りて 香柏 の 梢 を 採 り
4 其 芽 の 巓 を 摘 みカナンの 地 にこれを 持 きたりて 商人 の 邑 に 置 きけるが
5 又 その 地 の 種 をとりて 之 を 種田 に 播 けりすなはち 之 を 水 の 多 き 處 にもちゆきて 柳 のごとくにこれを 樹 しに
6 成長 ちて 丈 卑 き 垂 さがりたる 葡萄樹 となり 其 枝 は 鷲 にむかひその 根 は 鷲 の 下 にあり 遂 に 葡萄樹 となりて 芽 をふき 葉 を 出 す
7 此 に 又 大 なる 翼 多 くの 羽 ある 一箇 の 大鷲 ありしがその 葡萄樹 根 をこれにむかひて 張 り 枝 をこれにむかひて 伸 べ 之 をしてその 植 りたる 地 の 外 より 水 を 灌 がしめんとす
8 抑 是 を 善 き 圃 に 多 くの 水 の 旁 に 植 たるは 根 を 張 り 實 をむすびて 盛 なる 葡萄樹 とならしめんためなりき
9 なんぢ 主 ヱホバかく 言 ふといふべし 是 旺盛 になるや 鷲 その 根 を 拔 きその 果 を 絕 ちて 之 を 枯 しめざらんや 其 芽 の 若葉 は 皆 枯 ん 之 を 根 より 擧 るには 強 き 腕 と 多 くの 人 を 用 ふるにおよばざるなり
10 是 は 樹 られたれども 旺盛 にならんや 東風 これに 當 らば 枯果 ざらんや 是 その 生 たるところの 地 に 枯 べし
11 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
12 背 ける 家 に 言 ふべし 汝等 此 の 何 たるを 知 ざるかと 又 言 へ 視 よバビロンの 王 ヱルサレムに 來 りその 王 とその 牧伯等 を 執 へてこれをバビロンに 曳 ゆけり
13 彼 また 王 の 族 の 一人 を 取 てこれと 契約 を 立 て 誓言 をなさしめ 又 國 の 強 き 者等 を 執 へゆけり
14 是 この 國 を 卑 くして 自 ら 立 つことを 得 ざらしめその 人 をして 契約 を 守 りてこれを 堅 うせしめんがためなりき
15 然 るに 彼 これに 背 きて 使者 をエジプトに 遣 し 馬 と 多 くの 人 を 己 におくらしめんとせり 彼 旺盛 にならんや 是 を 爲 る 者 逃 るることをえんや 彼 その 契約 をやぶりたり 爭 で 逃 るることを 得 んや
16 主 ヱホバいひたまふ 我 は 活 く 必 ず 彼 は 己 を 王 となしたる 彼 王 の 處 に 偕 にをりてバビロンに 死 べし 彼 その 王 の 誓言 を 輕 んじ 其 契約 を 破 りたるなり
17 夫 壘 を 築 き 雲梯 を 建 てて 衆多 の 人 を 殺 さんとする 時 にはパロ 大 なる 軍勢 と 衆多 の 人 をもて 彼 のために 戰爭 をなさじ
18 彼 は 誓言 を 輕 んじて 契約 を 破 る 彼 手 を 與 へて 却 て 此等 の 事 をなしたれば 逃 るることを 得 ざるべし
19 故 に 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 は 活 く 彼 が 我 の 誓言 を 輕 んじ 我 の 契約 をやぶりたる 事 を 必 ずかれの 首 にむくいん
20 我 わが 網 をかれの 上 にうちかけ 彼 をわが 羅 にとらへてバビロンに 曳 ゆき 彼 が 我 にむかひて 爲 しところの 叛逆 につきて 彼 を 鞫 くべし
21 彼 の 諸 の 軍隊 の 逃脱者 は 皆 刀 に 仆 れ 生殘 れる 者 は 八方 に 散 さるべし 汝等 は 我 ヱホバがこれを 言 しなるを 知 にいたらん
22 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 高 き 香柏 の 梢 の 一 を 取 てこれを 樹 ゑその 芽 の 巓 より 若芽 を 摘 みとりて 之 を 高 き 勝 れたる 山 に 樹 べし
23 イスラエルの 高山 に 我 これを 植 ん 是 は 枝 を 生 じ 果 をむすびて 榮華 なる 香柏 となり 諸 の 類 の 鳥 皆 その 下 に 棲 ひその 枝 の 蔭 に 住 はん
24 是 に 於 て 野 の 樹 みな 我 ヱホバが 高 き 樹 を 卑 くし 卑 き 樹 を 高 くし 綠 なる 樹 を 枯 しめ 枯木 を 綠 ならしめしことを 知 ん 我 ヱホバこれを 言 ひ 之 を 爲 なり
Chapter 18
1 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
2 汝等 なんぞイスラエルの 地 に 於 て 此 諺語 を 用 ひ 父 等 酸 き 葡萄 を 食 ひたれば 子等 の 齒 齼 くと 言 ふや
3 主 ヱホバいふ 我 は 生 く 汝等 ふたたびイスラエルに 於 てこの 諺語 をもちふることなかるべし
4 夫 凡 の 靈魂 は 我 に 屬 す 父 の 靈魂 も 子 の 靈魂 も 我 に 屬 するなり 罪 を 犯 せる 靈魂 は 死 べし
5 若 人 正義 して 公道 と 公義 を 行 ひ
6 山 の 上 に 食 をなさず 目 をあげてイスラエルの 家 の 偶像 を 仰 がず 人 の 妻 を 犯 さず 穢 れたる 婦女 に 近 づかず
7 何人 をも 虐 げず 質物 を 還 し 物 を 奪 はずその 食物 を 饑 る 者 に 與 へ 裸 なる 者 に 衣 を 着 せ
8 利 を 取 て 貸 さず 息 を 取 ず 手 をひきて 惡 を 行 はず 眞實 の 判斷 を 人 と 人 の 間 になし
9 わが 法憲 にあゆみ 又 吾 が 律例 を 守 りて 眞實 をおこなはば 是 義者 なり 彼 は 生 べし 主 ヱホバこれを 言 ふ
10 然 ど 彼 子 を 生 んにその 子 暴 き 者 にして 人 の 血 をながし 是 の 如 き 事 の 一箇 を 行 ひ
11 是 をば 凡 て 行 はずして 山 の 上 に 食 をなし 人 の 妻 を 犯 し
12 惱 める 者 と 貧 しき 者 を 虐 げ 物 を 奪 ひ 質物 を 還 さず 目 をあげて 偶像 を 仰 ぎ 憎 むべき 事 をおこなひ
13 利 をとりて 貸 し 息 を 取 ば 彼 は 生 べきや 彼 は 生 べからず 彼 この 諸 の 憎 むべき 事 をなしたれば 必 ず 死 べしその 血 はかれに 歸 せん
14 又 子 生 れんに 其 子 父 のなせる 諸 の 罪 を 視 しかども 視 て 斯有 ことを 行 はず
15 山 の 上 に 食 をなさず 目 をあげてイスラエルの 家 の 偶像 を 仰 がず 人 の 妻 を 犯 さず
16 何人 をも 虐 げず 質物 を 存留 めず 物 を 奪 はず 饑 る 者 にその 食物 を 與 へ 裸 なる 者 に 衣 を 着 せ
17 その 手 をひきて 惱 める 者 を 苦 めず 利 と 息 を 取 ずわが 律法 を 行 ひわが 法度 に 歩 まば 彼 はその 父 の 惡 のために 死 ことあらじ 必 ず 生 べし
18 その 父 は 甚 だしく 人 を 掠 めその 兄弟 を 痛 く 虐 げその 民 の 中 に 善 らぬ 事 をなしたるに 由 てその 惡 のために 死 べし
19 しかるに 汝等 は 子 なんぞ 父 の 惡 を 負 ざるやと 言 ふ 夫 子 は 律法 と 公義 を 行 ひわが 凡 ての 法度 を 守 りてこれを 行 ひたれば 必 ず 生 べし
20 罪 を 犯 せる 靈魂 は 死 べし 子 は 父 の 惡 を 負 ず 父 は 子 の 惡 を 負 ざるなり 義人 の 義 はその 人 に 歸 し 惡人 の 惡 はその 人 に 歸 すべし
21 然 ど 惡人 もしその 凡 て 行 ひしところの 惡 を 離 れわが 諸 の 法度 を 守 り 律法 と 公義 を 行 ひなばかならず 生 ん 死 ざるべし
22 その 爲 しところの 咎 は 皆 記念 られざるべしその 爲 し 義 き 事 のために 彼 は 生 べし
23 主 ヱホバ 言 たまふ 我 爭 で 惡人 の 死 を 好 まんや 寧 彼 がその 道 を 離 れて 生 んことを 好 まざらんや
24 若 義人 その 義 をはなれて 惡 を 行 ひ 惡人 の 爲 る 諸 の 憎 むべき 事 をなさば 生 べきや 其 なせし 義 き 事 は 皆 記念 られざるべし 彼 はその 爲 る 咎 とその 犯 せる 罪 とのために 死 べし
25 然 るに 汝等 主 の 道 は 正 しからずと 言 ふ 然 ばイスラエルの 家 よ 聽 け 吾 道 正 しからざるやその 正 しからざる 者 は 汝 らの 道 にあらずや
26 若 義人 その 義 をはなれて 惡 を 爲 し 其 がために 死 ることあらば 是 その 爲 る 惡 のために 死 るなり
27 若 惡人 その 爲 る 惡 をはなれて 律法 と 公義 を 行 はばその 靈魂 を 生 しむることをえん
28 彼 もし 視 てその 行 ひし 諸 の 咎 を 離 れなば 必 ず 生 ん 死 ざるべし
29 然 るにイスラエルの 家 は 主 の 道 は 正 しからずといふイスラエルの 家 よわが 道 正 しからざるやその 正 しからざる 者 は 汝 らの 道 にあらずや
30 主 ヱホバいひ 給 ふ 是 故 に 我 汝 らをば 各 その 道 にしたがひて 審 くべし 汝 らその 諸 の 咎 を 悔改 めよ 然 らば 惡 汝 らを 躓 かせて 滅 ぼすことなかるべし
31 汝等 その 行 ひし 諸 の 罪 を 棄去 り 新 しき 心 と 新 しき 靈魂 を 起 すべしイスラエルの 家 よ 汝 らなんぞ 死 べけんや
32 我 は 死者 の 死 を 好 まざるなり 然 ば 汝 ら 悔 て 生 よ 主 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 19
1 汝 イスラエルの 君等 のために 哀 の 詞 をのべて
2 言 ふべし 汝 の 母 なる 牝獅 は 何故 に 牡獅 の 中 に 伏 し 小獅 の 中 にその 子 を 養 ふや
3 彼 その 一 の 子 を 育 てたれば 小獅 となりて 食 を 攫 ことを 學 ひ 遂 に 人 を 食 へり
4 國々 の 人 これの 事 を 聞 きこれを 陷阱 にて 執 へ 鼻環 をほどこしてこれをエジプトの 地 にひきいたれり
5 牝獅 姑 く 待 しがその 望 を 失 ひしを 見 たれば 又 一個 の 子 を 取 てこれを 小獅 とならしむ
6 是 すなはち 牝獅 の 中 に 歩 みて 小獅 となり 食 を 攫 ことを 學 ひしが 亦 人 を 食 ひ
7 其 寡婦 をしりその 邑々 を 滅 せりその 咆哮 聲 によりてその 地 とその 中 に 盈 る 者 荒 たり
8 是 をもて 四方 の 國人 その 國々 より 攻來 り 網 をこれにうちかけ 陷阱 にてこれを 執 へ
9 鼻環 をほどこして 籠 にいれ 之 をバビロンの 王 の 許 に 曳 いたりて 城 の 中 に 携 へ 入 れ 其 聲 を 再 びイスラエルの 山々 に 聞 えざらしむ
10 汝 の 母 は 汝 の 血 にして 水 の 側 に 植 たる 葡萄樹 のごとし 水 の 多 きがために 結實 多 く 蔓 はびこれり
11 是 に 強 き 枝 ありて 君王 等 の 杖 となすべし 是 の 長 は 雲 に 至 りその 衆多 の 枝 のために 高 く 聳 えて 見 へたり
12 然 るに 是 怒 をもて 拔 れて 地 に 擲 たる 東風 その 實 を 吹乾 かしその 強 き 枝 は 折 れて 枯 れ 火 に 焚 る
13 今 これは 荒野 にて 乾 ける 水 なき 地 に 植 りてあり
14 その 枝 の 芽 より 火 いでてその 果 を 燒 けば 復 強 き 枝 の 君王 等 の 杖 となるべき 者 其 になし 是 哀 の 詞 なり 哀 の 詞 となるべし
Chapter 20
1 七 年 の五 月 十日 にイスラエルの 長老 の 中 の 人々 ヱホバに 問 んとて 來 りてわが 前 に 坐 しけるに
2 ヱホバの 言 我 にのぞみて 云 ふ
3 人 の 子 よイスラエルの 長老 等 に 告 て 之 にいふべし 主 ヱホバかく 言 ふ 汝等 我 に 問 んとて 來 れるや 主 ヱホバいふ 我 は 活 く 我 汝 らの 問 を 容 じと
4 汝 かれらを 鞫 かんとするや 人 の 子 よ 汝 かれらを 鞫 かんとするや 彼等 の 先祖 等 のなしたる 憎 むべき 事等 をかれらに 知 しめて
5 言 べし 主 ヱホバかくいふ 我 イスラエルを 選 みヤコブの 家 の 裔 にむかひてわが 手 をあげエジプトの 地 にて 我 をかれらに 知 せかれらにむかひて 吾 手 をあげて 我 は 汝 らの 神 ヱホバなりと 言 し 日
6 その 日 に 我 かれらにむかひて 吾 手 をあげエジプトの 地 よりかれらをいだし 吾 がかれらのために 求 め 得 たるその 乳 と 蜜 の 流 るる 地 に 導 かんとせり 是 諸 の 地 の 中 の 美 しき 者 なり
7 而 して 我 かれらに 言 けらく 各人 その 目 にあるところの 憎 むべき 事等 を 棄 てよエジプトの 偶像 をもてその 身 を 汚 すなかれ 我 は 汝 らの 神 ヱホバなりと
8 然 るに 彼 らは 我 に 背 きて 我 に 聽 したがふことを 好 まざりき 彼等 一人 もその 目 にあるところの 憎 むべき 者 を 棄 てずエジプトの 偶像 を 棄 てざりしかば 我 エジプトの 地 の 中 において 吾 憤恨 をかれらに 注 ぎわが 忿怒 をかれらに 洩 さんと 言 り
9 然 れども 我 わが 名 のために 事 をなして 彼 らをエジプトの 地 より 導 きいだせり 是 吾 名 の 異邦人 等 の 前 に 汚 されざらんためなりその 異邦人 等 の 中 に 彼等 居 り 又 その 前 にて 我 おのれを 彼等 に 知 せたり
10 すなはち 我 エジプトの 地 より 彼等 を 導 き 出 して 曠野 に 携 ゆき
11 わが 法憲 をこれに 授 けわが 律法 をこれに 示 せり 是 は 人 の 行 ひて 之 に 由 て 生 べき 者 なり
12 我 また 彼 らに 安息日 を 與 へて 我 と 彼 らの 間 の 徴 となしかれらをして 吾 ヱホバが 彼 らを 聖別 しを 知 しめんとせり
13 然 るにイスラエルの 家 は 曠野 にて 我 に 背 き 人 の 行 ひて 之 によりて 生 べき 者 なるわが 法度 にあゆまず 吾 が 律法 を 輕 んじ 大 に 吾 が 安息日 を 汚 したれば 曠野 にてわが 憤恨 をかれらに 注 ぎてこれを 滅 さんと 言 ひたりしが
14 我 わが 名 のために 事 をなせり 是 わが 彼 らを 導 きいだして 見 せしところの 異邦人 等 の 目 のまへにわが 名 を 汚 されざらしめんためなりき
15 但 し 我 曠野 にて 彼 らにむかひて 吾 手 をあげ 彼 らをわが 與 へしその 乳 と 蜜 の 流 るる 地 に 導 かじと 誓 へり 是 は 諸 の 地 の 中 の 美 しき 者 なり
16 是 かれら 心 にその 偶像 を 慕 ひてわが 律法 を 輕 んじ 棄 てわが 法憲 にあゆまずわが 安息日 を 汚 したればなり
17 然 りといへども 吾 かれらを 惜 み 見 てかれらを 滅 ぼさず 曠野 にて 彼 らを 絕 さざりき
18 我 曠野 にてかれらの 子等 に 言 り 汝 らの 父 の 法度 にあゆむなかれ 汝 らの 律法 を 守 るなかれ 汝 らの 偶像 をもて 汝 らの 身 を 汚 すなかれ
19 我 は 汝 らの 神 ヱホバなり 吾 法度 にあゆみ 吾 律法 を 守 りてこれを 行 ひ
20 わが 安息日 を 聖 くせよ 是 は 我 と 汝 らの 間 の 徴 となりて 汝 らをして 我 が 汝 らの 神 ヱホバなるを 知 しめんと
21 然 るにその 子等 我 にそむき 人 の 行 ひてこれによりて 活 べき 者 なるわが 法度 にあゆまず 吾 律法 をまもりて 之 をおこなはずわが 安息日 を 汚 したれば 我 わが 憤恨 を 彼 らにそそぎ 曠野 にてわが 忿怒 をかれらに 洩 さんと 言 たりしが
22 吾 手 を 翻 してわが 名 のために 事 をなせり 是 わが 彼 らを 導 き 出 して 見 せしところの 異邦人 等 の 目 のまへにわが 名 を 汚 されざらしめんためなりき
23 但 し 我 汝 らを 國々 に 散 し 處々 に 撒 んと 曠野 にてかれらにむかひて 我 手 を 擧 たり
24 是 かれらわが 律法 を 行 はずわが 法度 を 輕 じわが 安息日 をけがしその 父 の 偶像 を 目 に 慕 ひたればなり
25 我 かれらに 善 らぬ 法度 を 與 へかれらが 由 て 活 べからざる 律法 を 與 へ
26 彼 らをしてその 禮物 によりて 己 の 身 を 汚 さしむ 即 ちかれらその 長子 をして 火 の 中 を 通過 しめたり 是 は 我 彼 らを 滅 し 彼 らをして 我 のヱホバなるを 知 しめんためなり
27 然 ば 人 の 子 よイスラエルの 家 につげて 之 にいふべし 主 ヱホバかくいひたまふ 彼 らの 父等 は 更 にまた 不忠 の 罪 ををかし 我 を 瀆 せり
28 我 わが 彼 らに 與 へんと 手 をあげし 此 地 にかれらを 導 きいれしに 彼 ら 諸 の 高丘 と 諸 の 茂樹 を 尋 ね 得 てその 犠牲 を 其處 に 供 へその 憤 らしき 禮物 をそこに 獻 げその 馨 しき 佳氣 をそこに 奉 つりその 神酒 をそこに 灌 げり
29 我 かれらに 言 り 汝 らが 往 ところの 崇 き 處 は 何 なるやと 其 名 は 今日 にいたるまでバマと 言 ふなり
30 この 故 にイスラエルの 家 に 言 ふべし 主 ヱホバかくいひたまふ 汝 らの 先祖 の 途 をもて 汝 らはその 身 を 汚 し 彼等 の 憎 むべき 物 をしたひてこれと 姦淫 を 行 ふにあらずや
31 汝等 はその 禮物 を 獻 げその 子女 に 火 の 中 を 通 らしめて 今日 にいたるまで 汝 らの 諸 の 偶像 をもてその 身 を 汚 すなり 然 ばイスラエルの 家 よ 我 なんぢらの 問 を 容 るべけんや 主 ヱホバいふ 我 は 活 く 我 は 汝 らの 問 を 容 ざるなり
32 汝 ら 我儕 は 木 と 石 に 事 へて 異邦人 の 如 くなり 國々 の 宗族 のごとくならんと 言 ば 汝 らの 心 に 起 るところの 事 は 必 ず 成 ざるべし
33 主 ヱホバいふ 我 は 生 く 我 かならず 強 き 手 と 伸 たる 腕 をもて 怒 を 注 ぎて 汝 らを 治 めん
34 我 強 き 手 と 伸 たる 腕 をもて 怒 を 注 ぎて 汝 らを 國々 より 曳 いだし 汝 らが 散 れたる 處々 より 汝 らを 集 め
35 國々 の 曠野 に 汝 らを 導 き 其處 にて 面 をあはせて 汝 らを 鞫 かん
36 主 ヱホバいふ 我 エジプトの 曠野 にて 汝 らの 先祖 等 を 鞫 きしごとくに 汝 らを 鞫 くべし
37 我 なんぢらをして 杖 の 下 を 通 らしめ 契約 の 索 に 汝 らを 入 しめ
38 汝 らの 中 より 背 ける 者 および 我 に 悖 れる 者 を 別 たんその 寓 れる 地 より 我 かれらをいだすべし 彼 らはイスラエルの 地 に 來 らざるべし 汝 らすなはち 我 のヱホバなるを 知 ん
39 然 ばイスラエルの 家 よ 主 ヱホバかくいふ 汝等 おのおの 往 てその 偶像 に 事 へよ 然 ど 後 には 汝 らかならず 我 に 聽 て 重 てその 禮物 と 偶像 をもてわが 名 を 汚 さざるべし
40 主 ヱホバいふ 吾 が 聖山 の 上 イスラエルの 高山 の 上 にてイスラエルの 全家 その 地 の 者 皆 我 に 事 へん 其處 にて 我 かれらを 悦 びて 受納 ん 其處 にて 我 なんぢらの 獻物 および 初成 の 禮物 すべて 汝 らが 聖別 たる 者 を 求 むべし
41 我 汝 らを 國々 より 導 き 出 し 汝 らが 散 されたる 處々 より 汝 らを 集 むる 時 馨 しき 香氣 のごとくに 汝 らを 悦 びて 受納 れ 汝 らによりて 異邦人 等 の 目 のまへに 我 の 聖 ことをあらはすべし
42 我 が 汝 らをイスラエルの 地 すなはちわが 汝 らの 先祖 等 にあたへんと 手 をあげしところの 地 にいたらしめん 時 に 汝等 は 我 のヱホバなるを 知 るにいたらん
43 汝 らは 其 身 を 汚 したるところの 汝 らの 途 と 汝 らのもろもろの 行爲 を 彼處 にて 憶 え 其 なしたる 諸 の 惡 き 作爲 のために 自 ら 恨 み 視 ん
44 イスラエルの 家 よ 我 汝 らの 惡 き 途 によらず 汝 らの 邪 なる 作爲 によらずして 吾 名 のために 汝等 を 待 はん 時 に 汝 らは 我 のヱホバなるを 知 るにいたらん 主 ヱホバこれを 言 ふなり
45 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
46 人 の 子 よ 汝 の 面 を 南方 に 向 け 南 にむかひて 言 を 垂 れ 南 の 野 の 森 の 事 を 預言 せよ
47 すなはち 南 の 森 に 言 ふべしヱホバの 言 を 聽 け 主 ヱホバかく 言 ふ 視 よ 我 なんぢの 中 に 火 を 燃 さん 是 なんぢの 中 の 諸 の 靑樹 と 諸 の 枯木 を 焚 べしその 烈 しき 火焰 消 ることなし 南 より 北 まで 諸 の 面 これがために 燒 ん
48 肉 ある 者 みな 我 ヱホバのこれを 燒 しなるを 見 ん 是 は 消 ざるべし
49 我 是 において 言 り 嗚呼 主 ヱホバよ 人 われを 指 て 言 ふ 彼 は 譬言 をもて 語 るにあらずやと
Chapter 21
1 ヱホバの 言 われにのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 の 面 をヱルサレムに 向 け 聖 き 處々 にむかひて 言 を 垂 れイスラエルの 地 にむかひて 預言 し
3 イスラエルの 地 に 言 ふべしヱホバかく 言 ふ 視 よ 我 汝 を 責 め 吾 刀 を 鞘 より 拔 はなし 義者 と 惡者 とを 汝 の 中 より 絕 ん
4 我 義者 と 惡者 とを 汝 の 中 より 絕 んとすればわが 刀 鞘 より 脱出 て 南 より 北 までの 凡 て 肉 ある 者 を 責 ん
5 肉 ある 者 みな 我 ヱホバのその 刀 を 鞘 より 拔 はなちしを 知 らん 是 は 歸 りをさまらざるべし
6 人 の 子 よ 腰 の 碎 くるまでに 歎 き 彼 らの 目 のまへにて 痛 く 歎 け
7 人 汝 に 何 て 歎 くやと 言 ば 汝 言 べし 來 るところの 風聞 のためなり 心 みな 鎔 け 手 みな 痿 え 魂 みな 弱 り 膝 みな 水 とならん 視 よ 事 いたれりかならず 成 ん 主 ヱホバこれを 言 ふ
8 ヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
9 人 の 子 よ 預言 して 言 ふべしヱホバかく 言 ふ 劍 あり 研 ぎ 且 磨 きたる 劍 あり
10 是 は 大 に 殺 す 事 をなさんがために 研 てあり 光 り 閃 かんがために 磨 きてあり 我 子 の 杖 は 萬 の 樹 を 藐視 ずとて 我等 喜 ぶべけんや
11 是 を 手 に 執 んために 與 へて 磨 かしむ 是 劍 は 殺 す 者 の 手 に 付 さんために 之 を 研 かつ 磨 かしむるなり
12 人 の 子 よ 叫 び 哭 け 其 は 是 わが 民 の 上 に 臨 みイスラエルの 諸 の 牧伯等 の 上 に 臨 めばなり 彼 らはわが 民 とともに 劍 に 仆 る 故 に 汝 腿 を 撃 べし
13 その 試 すでに 成 る 若 かの 藐視 ずるところの 杖 きたらずば 如何 ぞや 主 ヱホバこれを 言 ふ
14 人 の 子 よ 汝 預言 し 手 を 拍 べし 劍 人 を 刺透 すところの 劍 三倍 に 働 かん 是 は 人 を 刺透 し 大 なる 者 を 殺 すところの 劍 にして 彼 らを 責 る 者 なり
15 彼 らの 心 を 鎔 し 礙 く 物 を 増 んがために 我 拔身 の 劍 をその 諸 の 門 に 立 つ 嗚呼 是 は 光 ひらめき 脱 いでて 人 を 殺 さんとす
16 汝 合 して 右 に 向 へ 進 んで 左 に 向 へ 汝 の 刃 の 向 ふところに 隨 ヘ
17 我 また 吾 手 を 拍 ちわが 怒 を 靜 めん 我 ヱホバこれを 言 ふなり
18 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
19 人 の 子 よバビロンの 王 の 劍 の 由 て 來 るべき 二 の 途 を 設 けよ 其 二 の 途 を 一 の 國 より 出 しめて 道標 の 記號 を 畵 き 邑 の 途 の 首處 にこれを 畵 くべし
20 汝 またアンモンの 子孫 のラバとユダの 堅 き 城 の 邑 ヱルサレムとに 劍 のきたるべき 途 を 設 けよ
21 バビロンの 王 その 道 の 首處 その 途 の 岐處 に 止 りて 占卜 をなし 箭 を 搖 りテラピムに 問 ひ 肝 を 察 べをるなり
22 彼 の 右 にヱルサレムといふ 占卜 いづ 云 く 破城槌 を 備 へ 口 をひらきて 喊 き 殺 し 聲 をあげて 吶喊 を 作 り 門 にむかひて 破城槌 を 備 へ 壘 をきづき 雲梯 を 建 べしと
23 是 はかれらの 目 には 虛僞 の 占考 と 見 ゆ 聖 き 誓言 かれらに 在 ばなり 然 れども 彼 罪 を 憶 ひおこさしむ 即 ちかれらは 取 るべし
24 是故 に 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 ら 旣 にその 罪 を 憶 おこさしめて 汝 らの 愆 著明 になりたれば 汝 らの 罪 その 諸 の 行爲 に 顯 る 汝 ら 旣 に 憶 いださるれば 必 ず 手 に 執 へらるべし
25 汝 刺透 さるる 者 罪人 イスラエルの 君主 よ 汝 の 罪 その 終 を 來 らしめて 汝 の 罰 せらるる 日 至 る
26 主 ヱホバかく 言 ふ 冕旒 を 去 り 冠冕 を 除 り 離 せ 是 は 是 ならざるべし 卑 き 者 は 高 くせられ 高 き 者 は 卑 くせられん
27 我 顚覆 をなし 顚覆 をなし 顚覆 を 爲 ん 權威 を 持 べき 者 の 來 る 時 まで 是 は 有 ことなし 彼 に 我 之 を 與 ふ
28 人 の 子 よ 汝 預言 して 言 べし 主 ヱホバ、アンモンの 子孫 とその 嘲笑 につきて 斯 言 ふと 即 ち 汝 言 べし 劍 あり 劍 あり 是 殺 すことのために 拔 てあり 滅 すことのために 磨 きありて 光 ひらめくなり
29 人 なんぢに 虛淨 を 預言 し 汝 に 假僞 の 占考 を 示 して 汝 をその 殺 さるる 惡人 の 頸 の 上 に 置 んとす 彼 らの 罪 その 終 を 來 らしめて 彼 らの 罰 せらるる 日 いたる
30 これをその 鞘 にかへし 納 めよ 汝 の 造 られし 處 なんぢの 生 れし 地 にて 我 汝 を 鞫 き
31 わが 怒 を 汝 に 斟 ぎ 吾 憤恨 の 火 を 汝 にむかひて 燃 し 狂暴人 滅 すことに 巧 なる 者 の 手 に 汝 を 付 すべし
32 汝 は 火 の 薪 となり 汝 の 血 は 國 の 中 にあらん 汝 は 重 ねて 憶 えらるることなかるべし 我 ヱホバこれを 言 ばなり
Chapter 22
1 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 鞫 かんとするや 此 血 を 流 すところの 邑 を 鞫 かんとするや 汝 これにその 諸 の 憎 むべき 事 を 示 して
3 言 へ 主 ヱホバかく 言 ふ 己 の 中 に 血 を 流 してその 罰 せらるる 時 を 來 らせ 己 の 中 に 偶像 を 作 りてその 身 を 汚 すところの 邑 よ
4 汝 はその 流 せる 血 によりて 罪 を 得 その 作 れる 偶像 をもて 身 を 汚 し 汝 の 日 を 近 づかせすでに 汝 の 年 にいたれり 是 故 に 我 汝 を 國々 の 嘲 とならしめ 萬國 の 笑 とならしむべし
5 汝 に 近 き 者 も 遠 き 者 も 汝 が 名 の 汚 れたると 混亂 の 多 きとを 笑 はん
6 視 よイスラエルの 君等 各 その 力 にしたがひて 血 を 流 さんと 汝 の 中 にをる
7 彼 ら 汝 の 中 にて 父母 を 賤 め 汝 の 中 にて 他國 の 人 を 虐 げ 汝 の 中 にて 孤兒 と 寡婦 を 惱 ますなり
8 汝 わが 聖 き 物 を 賤 めわが 安息日 を 汚 す
9 人 を 譖 づる 者 血 を 流 さんと 汝 の 中 にあり 人 汝 の 中 にて 山 の 上 に 食 をなし 汝 の 中 にて 邪淫 をおこなひ
10 汝 の 中 にてその 父 の 妻 に 交 り 汝 の 中 にて 月經 のさはりに 穢 れたる 婦女 を 犯 す
11 又 汝 の 中 にその 鄰 の 妻 と 憎 むべき 事 をおこなふものあり 邪淫 をおこなひてその 嫁 を 犯 すものありその 父 の 女 なる 己 の 姊妹 を 犯 すものあり
12 人 汝 の 中 にて 賄賂 をうけて 血 を 流 すことをなすなり 汝 は 利 と 息 を 取 り 汝 の 隣 の 物 を 掠 め 取 り 又 我 を 忘 る 主 ヱホバこれを 言 ふ
13 見 よ 我 汝 が 掠 めとる 事 をなし 且 血 を 汝 の 中 に 流 すによりて 我 手 を 拍 つ
14 我 が 汝 を 攻 る 日 には 汝 の 心 堅 く 立 ち 汝 の 手 強 くあることを 得 んや 我 ヱホバこれを 言 ひこれをなすなり
15 我 汝 を 異邦 の 中 に 散 し 國々 の 中 に 播 き 全 く 汝 の 汚穢 を 取 のぞくべし
16 汝 は 己 の 故 によりて 異邦人 の 目 に 汚 れたる 者 と 見 えん 而 して 汝 我 のヱホバなるを 知 べし
17 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
18 人 の 子 よイスラエルの 家 は 我 に 渣滓 のごとくなれり 彼等 は 凡 て 爐 の 中 の 銅 錫 鐵 鉛 のごとし 彼 らは 銀 の 渣滓 のごとく 成 れり
19 此故 に 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 らは 皆 渣滓 となりたれば 視 よ 我 なんぢらをヱルサレムの 中 に 集 む
20 人 の 銀 銅 鐵 鉛 錫 を 爐 の 中 に 集 め 火 を 吹 かけて 鎔 すが 如 く 我 怒 と 憤 をもて 汝 らを 集 め 入 て 鎔 すべし
21 即 ち 我 汝 らを 集 め 吾 怒 の 火 を 汝 らに 吹 かけん 汝 らはその 中 に 鎔 ん
22 銀 の 爐 の 中 に 鎔 るがごとくに 汝 らはその 中 に 鎔 け 我 ヱホバが 怒 を 汝 らに 斟 ぎしを 知 にいたらん
23 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
24 人 の 子 よ 是 に 言 ふべし 汝 は 怒 の 日 に 日 も 照 らず 雨 もふらざる 地 なり
25 預言者 等 の 徒黨 その 中 にありその 食 を 撕 くところの 吼 ゆる 獅子 のごとくに 彼 らは 靈魂 を 呑 み 財寶 と 貴 き 物 を 取 り 寡婦 をその 中 に 多 くす
26 その 祭司 等 はわが 法 を 犯 しわが 聖 き 物 を 汚 し 聖 きと 聖 からざるとの 區別 をなさず 潔 きと 穢 たるとの 差別 を 敎 へずその 目 を 掩 ひてわが 安息日 を 顧 みず 我 はかれらの 中 に 汚 さる
27 その 中 にある 公伯 等 は 食 を 撕 くところの 豺狼 のごとくにして 血 をながし 靈魂 を 滅 し 物 を 掠 めとらんとす
28 その 預言者 等 は 灰砂 をもて 是等 を 塗 り 虛浮物 を 見 僞 の 占卜 を 人 になしヱホバの 告 あらざるに 主 ヱホバかく 言 たまふと 言 ふなり
29 國 の 民 は 暴虐 をおこなひ 奪 ふ 事 をなし 難 める 者 と 貧 き 者 を 掠 め 道 に 反 きて 他國 の 人 を 虐 ぐ
30 我 一箇 の 人 の 國 のために 石垣 を 築 き 我 前 にあたりてその 破壞處 に 立 ち 我 をして 之 を 滅 さしめざるべき 者 を 彼等 の 中 に 尋 れども 得 ざるなり
31 主 ヱホバいふ 是故 に 我 わが 怒 を 彼 らに 斟 ぎわが 憤 の 火 をもて 彼 らを 滅 し 彼 らの 行爲 をその 首 に 報 ゆ
Chapter 23
1 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 爰 に 二人 の 婦女 あり 一人 の 母 の 女子 なり
3 彼等 エジプトにおいて 淫 を 行 ひその 少 き 時 に 淫 を 行 へり 即 ち 彼處 において 人 かれらの 乳 を 拈 り 彼處 においてその 處女 の 乳房 に 觸 る
4 その 名 は 姊 はアホラ 妹 はアホリバと 云 ふ 彼 ら 我 に 歸 して 男子 女子 を 生 り 彼 らの 本名 はアホラはサマリヤと 言 ひアホリバはヱルサレムと 云 ふなり
5 アホラは 我有 たる 間 に 淫 を 行 ひてその 戀人 等 に 焦 れたり 是 すなはちその 隣 なるアツスリヤ 人 にして
6 紫 の 衣 を 着 る 者 牧伯 たる 者 督宰 たる 者 なり 是等 は 皆 美麗 き 秀 でたる 人 馬 に 乗 る 者 なり
7 彼 凡 てアツスリヤの 秀 でたる 者 と 淫 を 行 ひ 且 その 焦 れたる 諸 の 者 すなはちその 諸 の 偶像 をもてその 身 を 汚 せり
8 彼 またエジプトよりの 淫行 を 捨 ざりき 即 ち 彼 の 少 き 時 に 彼 ら 彼 と 寢 ねその 處女 の 乳房 にさはりその 淫慾 を 彼 の 身 の 上 に 洩 せり
9 是 故 に 我 彼 をその 戀人 の 手 に 付 しその 焦 れたるアツスリヤの 子孫 の 手 に 付 せり
10 是 に 於 て 彼等 かれの 陰所 を 露 しその 子女 を 奪 ひ 劍 をもて 彼 を 殺 して 婦人 の 中 にその 名 を 聞 えしめその 身 の 上 に 鞫 を 行 へり
11 彼 の 妹 アホリバこれを 見 彼 よりも 甚 だしくその 慾 を 縱恣 にしその 姊 の 淫行 よりもましたる 淫行 をなし
12 その 隣 なるアツスリヤの 人々 に 戀焦 れたり 彼 らはすなはち 牧伯 たる 者 督宰 たる 者 華美 に 粧 ひたる 者 馬 に 騎 る 者 にして 皆 美 しき 秀 でたる 者 なり
13 我 かれがその 身 を 汚 せしを 見 たり 彼 らは 共 に 一 の 途 をあゆめり
14 彼 その 淫行 を 増 り 彼 壁 に 彫 つけたる 人々 を 見 たり 是 すなはち 朱 をもて 壁 に 彫 つけたるカルデヤ 人 の 像 にして
15 腰 には 帶 を 結 び 首 には 垂 さがれる 帓巾 を 戴 けり 是等 は 皆 君王 たる 者 の 形 ありてその 生 れたる 國 なるカルデヤのバビロン 人 に 似 たり
16 彼 その 目 に 是等 を 見 てこれに 戀焦 れ 使者 をカルデヤにおくりて 之 にいたらしむ
17 是 に 於 てバビロンの 人々 彼 の 許 にきたりて 戀 の 床 に 就 きその 淫行 をもて 彼 を 汚 したりしが 彼 らにその 身 を 汚 さるるにおよびて 彼 その 心 にかれらを 疎 んず
18 彼 その 淫行 を 露 しその 陰所 を 顯 したれば 我 心 彼 を 疎 んず 吾 心 かれの 姊 を 疎 んじたるがごとし
19 彼 その 淫行 を 増 しその 少 き 日 にエジプトに 於 て 淫 をおこなひし 事 を 憶 え
20 彼 らの 戀人 に 焦 るその 人 の 肉 は 驢馬 の 肉 のごとく 其 精 は 馬 の 精 のごとし
21 汝 は 己 の 少 き 時 にエジプト 人 が 汝 の 處女 の 乳房 のために 汝 の 乳 にさはりたる 時 の 淫行 を 顧 みるなり
22 この 故 に 主 ヱホバかく 言 ふアホリバよ 我 汝 が 心 に 疎 んずるに 至 りしところの 戀人 等 を 激 して 汝 を 攻 しめ 彼 らをして 四方 より 汝 に 攻 きたらしむべし
23 即 ちバビロンの 人々 およびカルデヤの 諸 の 人々 ペコデ、シヨワ、コア 並 にアツスリヤの 諸 の 人々 美 しき 秀 でたる 人々 牧伯 等 および 督宰 等 大君 および 名高 き 人 凡 て 馬 に 騎 る 者
24 鋒車 および 輪 を 持 ち 衆多 の 民 をひきゐて 汝 に 攻 め 來 り 大楯 小楯 および 兜 をそなへて 四方 より 汝 に 攻 かからん 我 裁判 をかれらに 委 ぬべし 彼 らすなはち 其 律法 によりて 汝 を 鞫 かん
25 我 汝 にむかひてわが 嫉妬 を 發 すれば 彼 ら 怒 をもて 汝 を 待 ひ 汝 の 鼻 と 耳 を 切 とるべし 汝 のうちの 存 れる 者 は 劍 に 仆 れん 彼 ら 汝 の 子女 を 奪 ふべし 汝 の 中 の 殘 れる 者 は 火 に 燒 ん
26 彼 ら 汝 の 衣 を 剝脱 り 汝 の 美 しき 妝飾 を 取 べし
27 我 汝 の 淫行 を 除 き 汝 がエジプトの 地 より 行 ひ 來 れるところの 邪淫 を 除 き 汝 をして 重 て 彼 らに 目 をつけざらしめ 再 びエジプトの 事 を 憶 はざらしめん
28 主 ヱホバかく 言 ふ 視 よ 我 汝 が 惡 む 者 の 手 汝 が 心 に 疎 ずる 者 の 手 に 汝 を 付 せば
29 彼 ら 怨憎 をもて 汝 を 待 ひ 汝 の 得 たる 物 を 盡 く 取 り 汝 を 赤裸 に 成 おくべし 是 をもて 汝 が 淫 をおこなヘる 陰所 露 にならん 汝 の 淫行 と 邪淫 もしかり
30 汝 異邦人 を 慕 ひて 淫 をおこなひ 彼 らの 偶像 をもて 身 を 汚 したるに 由 て 是等 の 事 汝 におよぶなり
31 汝 その 姊 の 途 に 歩 みたれば 我 かれの 杯 を 汝 の 手 に 交 す
32 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 その 姊 の 深 き 大 なる 杯 を 飮 べし 是 は 笑 と 嘲 を 充 す 者 なり
33 醉 と 憂 汝 に 滿 ちん 汝 の 姊 サマリヤの 杯 は 駭異 と 滅亡 の 杯 なり
34 汝 これを 飮 み 乾 しこれを 吸 つくしその 碎片 を 咬 み 汝 の 乳房 を 摘去 ん 我 これを 言 ふと 主 ヱホバ 言 ふ
35 然 ば 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 我 を 忘 れ 我 を 後 に 棄 たれば 汝 またその 淫行 と 邪淫 の 罪 を 負 べし
36 斯 てヱホバ 我 にいひたまふ 人 の 子 よ 汝 アホラとアホリバを 鞫 かんとするや 然 らば 彼 らにその 憎 むべき 事 等 を 示 せ
37 夫 彼 らは 姦淫 をおこなへり 又 血 その 手 にあり 彼 らその 偶像 と 姦淫 をおこなひ 又 その 我 に 生 たる 男子 等 に 火 の 中 をとほらしめてこれを 燒 り
38 加之 また 是 をなせり 即 ち 彼 ら 同日 にわが 聖處 を 汚 しわが 安息日 を 犯 せり
39 彼 らその 偶像 のために 男子等 を 宰 りしその 日 にわが 聖處 に 來 りてこれを 汚 し 斯 わが 家 の 中 に 事 をなせり
40 且 又 彼 らは 使者 をやりて 遠方 より 人 を 招 きて 至 らしむ 其 人々 のために 汝 身 を 洗 ひ 目 を 畵 き 妝飾 を 着 け
41 華美 なる 床 に 坐 し 臺盤 をその 前 に 備 へその 上 にわが 香 とわが 膏 を 置 り
42 斯 て 群衆 の 喧噪 その 中 に 靜 りしがその 多衆 の 人々 の 上 にまた 曠野 よりサバ 人 を 招 き 寄 たり 彼 らは 手 に 腕環 をはめ 首 に 美 しき 冠 を 戴 けり
43 我 かの 姦淫 のために 衰弱 たる 女 の 事 を 云 り 今 は 早 彼 の 姦淫 その 姦淫 をなしをはらんかと
44 彼 らは 遊女 の 所 にいるごとくに 彼 の 所 に 入 たり 斯 かれらすなはち 淫婦 アホラとアホリバの 所 に 入 ぬ
45 義人 等 姦婦 の 律法 に 照 し 故殺 の 律法 に 照 して 彼 らを 鞫 かん 彼 らは 姦婦 にしてまたその 手 に 血 あればなり
46 主 ヱホバかく 言 ふ 我 群衆 を 彼等 に 攻 きたらしめ 彼 らを 是 に 付 して 虐 と 掠 にあはしめん
47 群衆 かれらを 石 にて 撃 ち 劍 をもて 斬 りその 子女 を 殺 し 火 をもてその 家 を 燒 べし
48 斯 我 この 地 に 邪淫 を 絕 さん 婦女 みな 自 ら 警 めて 汝 らのごとくに 邪淫 をおこなはざるべし
49 彼 ら 汝 らの 邪淫 の 罪 を 汝 らに 報 いん 汝 らはその 偶像 の 罪 を 負 ひ 而 して 我 の 主 ヱホバなるを 知 にいたるべし
Chapter 24
1 九 年 の十 月 十日 にヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 此 日 すなはち 今日 の 名 を 書 せバビロンの 王 今日 ヱルサレムを 攻 をるなり
3 汝 背 ける 家 に 譬喩 をかたりて 之 に 言 へ 主 ヱホバかく 言 たまふ 釜 を 居 ゑ 居 ゑてこれに 水 を 斟 いれ
4 其 肉 の 凡 て 佳 き 所 を 集 めて 股 と 肩 とを 之 に 入 れ 佳 き 骨 をこれに 充 し
5 羊 の 選擇者 を 取 れ 亦 薪 一束 を 取 り 下 に 入 れて 骨 を 煮 釜 を 善 く 煮 たて 亦 その 中 の 骨 を 煮 よ
6 是 故 に 主 ヱホバかく 言 ふ 禍 なるかな 血 の 流 るる 邑 銹 のつきたる 釜 その 銹 これを 離 れざるなり 肉 を 一箇 一箇 に 取 いだせ 之 がために 籤 を 掣 べからず
7 彼 の 血 はその 中 にあり 彼 乾 ける 磐 の 上 にこれを 置 りこれを 土 にそそぎて 塵 に 覆 はれしめず
8 我 怒 を 來 らせ 仇 を 復 さんがためにその 血 を 乾 ける 磐 の 上 に 置 て 塵 に 覆 はれざらしめたり
9 是 故 に 主 ヱホバかく 言 ふ 禍 なるかな 血 の 流 るる 邑 我 またその 薪 の 束 を 大 にすべし
10 薪 を 積 かさね 火 を 燃 し 肉 を 善 く 煮 てこれを 煮 つくしその 骨 をも 燒 しむべし
11 而 して 釜 を 空 にして 炭火 の 上 に 置 きその 銅 をして 熱 くなりて 燒 しめ 其 汚穢 をして 中 に 鎔 しめその 銹 を 去 しむべし
12 旣 に 手 を 盡 したれどもその 大 なる 銹 さらざればその 銹 を 火 に 投棄 べし
13 汝 の 汚穢 の 中 に 淫行 あり 我 汝 を 淨 めんとしたれども 汝 淨 まらざりしに 因 てわが 怒 を 汝 に 洩 しつくすまでは 汝 その 汚穢 をはなれて 淨 まることあらじ
14 我 ヱホバこれを 言 り 是 至 る 我 これを 爲 べし 止 ず 惜 まず 悔 ざるなり 汝 の 道 にしたがひ 汝 の 行爲 にしたがひて 彼 ら 汝 を 鞫 かん 主 ヱホバこれを 言 ふ
15 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
16 人 の 子 よ 我 頓死 をもて 汝 の 目 の 喜 ぶ 者 を 取去 ん 汝 哀 かず 泣 ず 涙 をながすべからず
17 聲 をたてずして 哀 け 死人 のために 哀哭 をなすなかれ 冠物 を 戴 き 足 に 鞋 を 穿 べし 鬚 を 掩 ふなかれ 人 のおくれる 食物 を 食 ふべからず
18 朝 に 我 人々 に 語 りしが 夕 にわが 妻 死 ねり 明朝 におよびて 我 命 ぜられしごとくなせり
19 茲 に 人々 我 に 言 けるは 此 汝 がなすところの 事 は 何 の 意 なるや 我 らに 告 ざるや
20 我 かれらに 言 けるはヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
21 イスラエルの 家 にいふべし 主 ヱホバかく 言 ふ 視 よ 我 汝 らの 勢力 の 榮 汝 らの 目 の 喜愛 汝 らの 心 の 望 なるわが 聖所 を 汚 さん 汝 らが 遺 すところの 子女 等 は 劍 に 仆 れん
22 汝 らもわが 爲 るごとくなし 鬚 を 覆 はず 人 のおくれる 食物 を 食 はず
23 首 に 冠物 を 戴 き 足 に 履 を 穿 き 哀 かず 泣 ずその 罪 の 中 に 痩衰 へて 互 に 呻 かん
24 斯 エゼキエル 汝 らに 兆 とならん 彼 がなしたるごとく 汝 ら 爲 ん 是 事 の 至 らん 時 に 汝 ら 我 の 主 ヱホバなるを 知 べし
25 人 の 子 よわが 彼 らの 力 かれらの 樂 むところの 榮 その 目 の 喜愛 その 心 の 望 その 子女 を 取去 る 日
26 その 日 に 逃亡者 汝 の 許 に 來 り 汝 の 耳 に 告 ることあらん
27 その 日 に 汝 逃亡者 にむかひて 口 を 啓 き 語 りて 再 び 默 せざらん 斯 汝 かれらに 兆 となるべし 彼 らは 遂 に 我 のヱホバなるを 知 ん
Chapter 25
1 ヱホバの 言 我 に 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 の 面 をアンモンの 人々 に 向 けこれに 向 ひて 預言 し
3 アンモンの 人々 に 言 べし 汝 ら 主 ヱホバの 言 を 聽 け 主 ヱホバかく 言 ひたまふ 汝 わが 聖處 の 汚 さるる 事 につきイスラエルの 地 の 荒 さるる 事 につき 又 ユダの 家 の 擄 へ 移 さるることにつきて 嗚呼 心地 善 しと 言 り
4 是 故 に 視 よ 我 汝 を 東方 の 人々 に 付 して 所有 と 爲 さしめん 彼等 汝 の 中 に 畜圈 を 設 け 汝 の 中 にその 住宅 を 建 て 汝 の 作物 を 食 ひ 汝 の 乳 を 飮 ん
5 ラバをば 我 駱駝 を 豢 ふ 地 となしアンモンの 人々 の 地 をば 羊 の 臥 す 所 となすべし 汝 ら 我 のヱホバなるを 知 にいたらん
6 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 イスラエルの 地 の 事 を 見 て 手 を 拍 ち 足 を 蹈 み 傲慢 を 極 めて 心 に 喜 べり
7 是 故 に 視 よ 我 わが 手 を 汝 に 伸 べ 汝 を 國々 に 付 して 掠奪 に 遭 しめ 汝 を 國民 の 中 より 絕 ち 諸國 に 斷 し 滅 すべし 汝 我 のヱホバなるを 知 るにいたらん
8 主 ヱホバかく 言 たまふモアブとセイル 言 ふユダの 家 は 他 の 諸 の 國 と 同 じと
9 是 故 に 我 モアブの 肩 を 闢 くべし 即 ちその 邑々 その 最遠 の 邑 にして 國 の 莊嚴 なるベテエシモテ、バアルメオンおよびキリヤタイムよりこれを 闢 き
10 之 をアンモンの 人々 に 添 て 東方 の 人々 に 與 へその 所有 となさしめアンモンの 人々 をして 國々 の 中 に 記憶 らるること 无 しめん
11 我 モアブに 鞫 を 行 ふべし 彼 ら 我 のヱホバなるを 知 にいたらん
12 主 ヱホバかく 言 たまふエドムは 怨恨 をふくんでユダの 家 に 事 をなし 且 これに 怨 を 復 して 大 に 罪 を 得 たり
13 是 故 に 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 エドムの 上 にわが 手 を 伸 して 其 中 より 人 と 畜 を 絕去 り 之 をテマンより 荒地 となすべしデダンの 者 は 劍 に 仆 れん
14 我 わが 民 イスラエルの 手 をもてエドムにわが 仇 を 報 いん 彼 らわが 怒 にしたがひわが 憤 にしたがひてエドムに 行 ふべしエドム 人 すなはち 我 が 仇 を 復 すなるを 知 ん 主 ヱホバこれを 言 ふ
15 主 ヱホバかく 言 たまふペリシテ 人 は 怨 を 含 みて 事 をなし 心 に 傲 りて 仇 を 復 し 舊 き 恨 を 懷 きて 滅 すことをなせり
16 是 故 に 主 ヱホバかく 言 たまふ 視 よ 我 ペリシテ 人 の 上 に 手 を 伸 べケレテ 人 を 絕 ち 海邊 に 遺 れる 者 を 滅 すべし
17 我 怒 の 罰 をもて 大 なる 復仇 を 彼 らに 爲 ん 我 仇 を 彼 らに 復 す 時 に 彼 らは 我 のヱホバなるを 知 べし
Chapter 26
1 十一 年 の 月 の 首 の 日 にヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よツロはヱルサレムの 事 につきて 言 り 嗚呼 心地 よし 諸 の 國民 の 門 破 る 是 我 に 移 るならん 我 は 豐滿 になるべし 彼 は 荒 はてたりと
3 是 故 に 主 ヱホバかく 言 たまふツロよ 我 汝 を 攻 め 海 のその 波濤 を 起 すが 如 く 多 くの 國人 を 汝 に 攻 きたらしむべし
4 彼 らツロの 石墻 を 毀 ちその 櫓 を 倒 さん 我 その 塵 を 拂 ひ 去 りて 是 を 乾 ける 磐 と 爲 べし
5 是 は 海 の 中 の 網 を 張 る 處 とならん 我 これを 言 ばなりと 主 ヱホバいひたまふ 是 は 諸 の 國人 に 掠 めらるべし
6 その 野 にをる 女子 等 は 劍 に 殺 されん 彼 らすなはち 我 のヱホバなるを 知 べし
7 主 ヱホバかく 言 たまふ 視 よ 我 王 の 王 なるバビロンの 王 ネブカデネザルをして 馬車 騎兵 群衆 および 多 くの 民 を 率 て 北 よりツロに 攻 きたらしむべし
8 野 にをる 汝 の 女子等 をば 彼 劍 にかけて 殺 し 又 汝 にむかひて 雲梯 を 建 て 汝 にむかひて 壘 を 築 き 汝 にむかひて 干 を 備 へ
9 破城槌 を 汝 の 石垣 に 向 けその 斧 をもて 汝 の 櫓 を 打碎 かん
10 その 衆多 の 馬 の 煙塵 汝 を 覆 はん 彼等 敝 れたる 城 に 入 るごとくに 汝 の 門々 に 入來 らん 時 その 騎兵 と 輪 と 車 の 聲 のために 汝 の 石垣 震動 べし
11 彼 その 馬 の 蹄 をもて 汝 の 諸 の 衢 を 踏 あらし 劍 をもて 汝 の 民 を 殺 さん 汝 の 榮光 の 柱 地 に 仆 るべし
12 彼 ら 汝 の 財寶 を 奪 ひ 汝 の 商貨 を 掠 め 汝 の 石垣 を 打崩 し 汝 の 樂 き 舘 を 毀 ち 汝 の 石 と 木 と 土 を 水 に 沈 めん
13 我 汝 の 歌 の 聲 を 止 めん 汝 の 琴 の 音 は 復 聞 えざるべし
14 我 汝 を 乾 ける 磐 となさん 汝 は 網 を 張 る 處 となり 再 び 建 ことなかるべし 我 ヱホバこれを 言 ふと 主 ヱホバ 言 たまふ
15 主 ヱホバ、ツロにかく 言 たまふ 島々 汝 の 仆 るる 聲 手負 の 呻吟 および 汝 の 中 の 殺戮 によりて 震動 ざらんや
16 海 の 君主 等 皆 その 座 を 下 り 朝服 を 脱 ぎ 繡 ある 衣 を 去 り 恐懼 を 身 に 纏 ひ 地 に 坐 し 時 となく 怖 れ 汝 の 事 を 驚 かん
17 彼 ら 汝 の 爲 に 哀 の 詞 を 擧 て 汝 に 言 ふべし 汝 海 より 出 たる 住處 名 の 高 き 邑 自己 もその 居民 も 共 に 海 に 於 て 勢力 ある 者 その 凡 の 居民 に 己 を 恐 れしむる 者 よ 汝 如何 にして 亡 びたるや
18 それ 島々 は 汝 の 仆 るる 日 に 震 ひ 海 の 島々 は 汝 の 亡 ぶるに 驚 くなり
19 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 汝 を 荒 たる 邑 となし 人 の 住 はざる 邑々 のごとく 爲 し 洋海 を 沸 あがらしめて 大水 に 汝 を 掩沒 しめん 時
20 汝 を 墓 に 往 る 者等 の 所 昔時 の 民 の 所 に 下 し 汝 をして 下 の 國 に 住 しめ 古昔 よりの 墟址 に 於 て 彼 の 墓 に 下 れる 者等 とともに 居 しめ 汝 の 中 に 復 人 の 住 こと 无 らしむべし 而 して 我 活 る 人 の 地 に 榮 を 創造 いださん
21 我 汝 をもて 人 の 戒懼 となすべし 汝 は 復 有 ることなし 人 汝 を 尋 るも 終 に 汝 を 看 ざるべし 主 ヱホバこれを 言 ふなり
Chapter 27
1 ヱホバの 言 また 我 に 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 ツロのために 哀 の 詞 を 宣 べ
3 ツロに 言 べし 汝 海 の 口 に 居 りて 諸 の 國人 の 商人 となり 多衆 の 島々 に 通 ふ 者 よ 主 ヱホバかく 言 たまふツロよ 汝 言 ふ 我 の 美 は 極 れりと
4 汝 の 國 は 海 の 中 にあり 汝 を 建 る 者 汝 の 美 を 盡 せり
5 人 セニルの 樅 をもて 船板 を 作 りレバノンより 香柏 を 取 て 汝 のために 檣 を 作 り
6 バシヤンの 樫 をもて 汝 の 漿 を 作 りキッテムの 島 より 至 れる 黄楊 に 象牙 を 嵌 て 汝 の 坐板 を 作 れり
7 汝 の 帆 はエジプトより 至 れる 文布 にして 旗 に 用 ふべし 汝 の 天遮 はエリシヤの 島 より 至 れる 藍 と 紫 の 布 なり
8 汝 の 水手 はシドンとアルワデの 人 なりツロよ 汝 の 中 にある 賢 き 者 汝 の 舵師 となる
9 ゲバルの 老人 等 およびその 賢 き 者 汝 の 中 にをりて 汝 の 漏 を 繕 ひ 海 の 諸 の 船 およびその 舟子 汝 の 中 にありて 汝 の 貨物 を 交易 す
10 ペルシヤ 人 ルデ 人 フテ 人 汝 の 軍 にありて 汝 の 戰士 となる 彼等 汝 の 中 に 干 と 兜 を 懸 け 汝 に 光輝 を 與 ふ
11 アルワデの 人々 および 汝 の 軍勢 汝 の 四周 の 石垣 の 上 にあり 勇士 等 汝 の 櫓 にあり 彼等 汝 の 四周 の 石垣 にその 楯 をかけ 汝 の 美 を 盡 せり
12 その 諸 の 貨物 に 富 るがためにタルシシ 汝 と 商 をなし 銀 鐵 錫 および 鉛 をもて 汝 と 交易 を 爲 り
13 ヤワン、トバルおよびメセクは 汝 の 商賈 にして 人 の 身 と 銅 の 器 をもて 汝 と 貿易 を 行 ふ
14 トガルマの 族 馬 と 騎馬 および 騾 をもて 汝 と 交易 し
15 デダンの 人々 汝 と 商 をなせり 衆 の 島々 汝 の 手 にありて 交易 し 象牙 と 黑檀 をもて 汝 と 貿易 せり
16 汝 の 製造品 の 多 がためにスリア 汝 と 商 をなし 赤玉 紫貨 繡貨 細布 珊瑚 および 瑪瑙 をもて 汝 と 交易 す
17 ユダとイスラエルの 地 汝 に 商 をなしミンニテの 麥 と 菓子 と 蜜 と 油 と 乳香 をもて 汝 と 交易 す
18 汝 の 製造物 の 多 がため 諸 の 貨物 の 多 きがためにダマスコ、ヘルボンの 酒 と 曝毛 をもて 汝 と 交易 せり
19 ウザルのベダンとヤワン 熟鐵 をもて 汝 と 交易 す 肉桂 と 菖蒲 汝 の 市 にあり
20 デダン 車 の 毛氈 を 汝 に 商 へり
21 アラビヤとケダルの 君等 とは 汝 の 手 に 在 りて 商 をなし 羔羊 と 牡羊 と 牡山羊 をもて 汝 と 交易 す
22 シバとラアマの 商人 汝 と 商 をなし 諸 の 貴 き 香料 と 諸 の 寶石 と 金 をもて 汝 と 交易 せり
23 ハランとカンネとエデンとシバの 商賈 とアツスリヤとキルマデ 汝 と 商 をなし
24 華美 なる 物 と 紫色 なる 繡 の 衣服 と 香柏 の 箱 の 綾 を 盛 て 紐 にて 結 たる 者 とをもて 汝 の 市 にあり
25 タルシシの 船 汝 のために 往來 して 商賣 を 爲 す 汝 は 海 の 中 にありて 豐滿 にして 榮 あり
26 水手 汝 を 蕩 て 大水 の 中 にいたるに 海 の 中 にて 東風 汝 を 打 破 る
27 汝 の 財寶 汝 の 商貨物 汝 の 交易 の 物 汝 の 舟子 汝 の 舵師 汝 の 漏 を 繕 ふ 者 汝 の 貨物 を 商 ふ 者 汝 の 中 にあるところの 凡 ての 軍人 並 に 汝 の 中 の 乗者 みな 汝 の 壞 るる 日 に 海 の 中 に 陷 るべし
28 汝 の 舵師 等 の 叫號 の 聲 にその 處々 震 ふ
29 凡 て 棹 を 執 る 者 舟子 および 凡 て 海 の 舵師 その 船 より 下 りて 陸 に 立 ち
30 汝 のために 聲 を 擧 げて 痛 く 哭 き 塵 を 首 に 蒙 り 灰 の 中 に 輾轉 び
31 汝 のために 髮 を 剃 り 麻布 を 纏 ひ 汝 のために 心 を 痛 めて 泣 き 甚 く 哭 くべし
32 彼等 悲 みて 汝 のために 哀 の 詞 を 宣 べ 汝 を 弔 ひて 言 ふ 孰 かツロの 如 くなる 海 の 中 に 滅 びたる 者 の 如 くなると
33 汝 の 商貨 の 海 より 出 し 時 は 汝 衆多 の 國民 を 厭 しめ 汝 の 衆多 の 財寶 と 貨物 をもて 世 の 王 等 を 富 しめたりしが
34 汝 海 に 壞 れて 深 き 水 にあらん 時 は 汝 の 貨物 汝 の 乗人 みな 陷 らん
35 島々 に 住 る 者 皆 汝 に 駭 かんその 君等 大 に 恐 れてその 面 を 振 はすべし
36 國々 の 商賈 汝 のために 嘶 かん 汝 は 人 の 戒懼 となり 限 りなく 失果 ん
Chapter 28
1 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よツロの 君 に 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 心 に 高 ぶりて 言 ふ 我 は 神 なり 神 の 座 に 坐 りて 海 の 中 にありと 汝 は 人 にして 神 にあらず 而 して 神 の 心 のごとき 心 を 懷 くなり
3 夫 汝 はダニエルよりも 賢 かり 隱 れたる 事 として 汝 に 明 ならざるは 无 し
4 汝 の 智慧 と 明哲 によりて 汝 富 を 獲 金銀 を 汝 の 庫 に 收 め
5 汝 の 大 なる 智慧 と 汝 の 貿易 をもて 汝 の 富有 を 増 しその 富有 のために 心 に 高 ぶれり
6 是 故 に 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 神 の 心 のごとき 心 を 懷 くに 因 り
7 視 よ 我 異國人 を 汝 に 攻 きたらしめん 是 國々 の 暴 き 人々 なり 彼 ら 劍 を 拔 きて 汝 が 智慧 をもて 得 たるところの 美 しき 者 に 向 ひ 汝 の 美 を 汚 し
8 汝 を 穴 に 投 いれん 汝 は 海 の 中 にて 殺 さるる 者 のごとき 死 を 遂 べし
9 汝 は 人 にして 神 にあらず 汝 を 殺 す 者 の 手 にあるも 尚 その 己 を 殺 す 者 の 前 に 我 は 神 なりと 言 んとするや
10 汝 は 割禮 をうけざる 者 の 死 を 異國人 の 手 に 遂 べし 我 これを 言 ばなりとヱホバ 言 たまふ
11 ヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
12 人 の 子 よツロの 王 のために 哀 の 詞 を 述 べこれに 言 べし 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 は 全 く 整 へたる 者 の 印 智慧 の 充 ち 美 の 極 れる 者 なり
13 汝 神 の 園 エデンに 在 りき 諸 の 寶石 赤玉 黄玉 金剛石 黄綠玉 葱垳 碧玉 靑玉 紅玉 瑪瑙 および 金 汝 を 覆 へり 汝 の 立 らるる 日 に 手鼓 と 笛 汝 のために 備 へらる
14 汝 は 膏 そそがれしケルブにして 掩 ふことを 爲 り 我 汝 を 斯 なせしなり 汝 神 の 聖山 に 在 り 又 火 の 石 の 間 に 歩 めり
15 汝 はその 立 られし 日 より 終 に 汝 の 中 に 惡 の 見 ゆるにいたるまでは 其 行 全 かりき
16 汝 の 交易 の 多 きがために 汝 の 中 には 暴逆 滿 ちて 汝 罪 を 犯 せり 是故 に 掩 ふことを 爲 ところのケルブよ 我 神 の 山 より 汝 を 汚 し 出 し 火 の 石 の 間 より 汝 を 滅 し 去 べし
17 汝 その 美麗 のために 心 に 高 ぶり 其 榮耀 のために 汝 の 智慧 を 汚 したれば 我 汝 を 地 に 擲 ち 汝 を 王等 の 前 に 置 て 觀物 とならしむべし
18 汝 正 しからざる 交易 をなして 犯 したる 多 くの 罪 を 以 て 汝 の 聖所 を 汚 したれば 我 なんぢの 中 より 火 を 出 して 汝 を 燒 き 凡 て 汝 を 見 る 者 の 目 の 前 にて 汝 を 地 に 灰 となさん
19 國々 の 中 にて 汝 を 知 る 者 は 皆 汝 に 驚 かん 汝 は 人 の 戒懼 となり 限 なく 失果 てん
20 ヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
21 人 の 子 よ 汝 の 面 をシドンに 向 けこれに 向 ひて 預言 し
22 言 べし 主 ヱホバかく 言 たまふシドンよ 視 よ 我 汝 の 敵 となる 我 汝 の 中 において 榮耀 を 得 ん 我 彼 らを 鞫 き 我 の 聖 き 事 を 彼 らに 顯 す 時 彼 ら 我 のヱホバなるを 知 ん
23 われ 疫病 を 是 におくりその 衢 に 血 あらしめんその 四方 より 是 に 來 るところの 劍 に 殺 さるる 者 その 中 に 仆 るべし 彼 らすなはち 我 のヱホバなるを 知 ん
24 イスラエルの 家 にはその 周圍 にありて 之 を 賤 むる 者 の 所 より 重 て 惡 き 荊棘 苦 き 芒薊 來 ることなし 彼 らは 我 の 主 ヱホバなるを 知 にいたらん
25 主 ヱホバかく 言 ふ 我 イスラエルの 家 をその 散 されたる 國々 より 集 めん 時 彼 らに 由 りて 我 の 聖 き 事 を 異國人 の 目 の 前 にあらはさん 彼 らはわが 僕 ヤコブに 與 へたるその 地 に 住 ん
26 彼 ら 彼處 に 安然 に 住 み 家 を 建 て 葡萄園 を 作 らん 彼 らの 周圍 にありて 彼 らを 藐視 る 者 を 悉 く 我 が 鞫 かん 時 彼 らは 安然 に 住 み 我 ヱホバの 己 の 神 なるを 知 らん
Chapter 29
1 十 年 の十 月 の十二 日 にヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 の 面 をエジプトの 王 パロにむけ 彼 とエジプト 全國 にむかひて 預言 し
3 語 りて 言 べし 主 ヱホバかく 言 たまふエジプトの 王 パロよ 視 よ 我 汝 の 敵 となる 汝 その 河 に 臥 すところの 鱷 よ 汝 いふ 河 は 我 の 所有 なり 我 自己 のためにこれを 造 れりと
4 我 鉤 を 汝 の 腮 に 鉤 け 汝 の 河 の 魚 をして 汝 の 鱗 に 附 しめ 汝 および 汝 の 鱗 に 附 る 諸 の 魚 を 汝 の 河 より 曳 いだし
5 汝 と 汝 の 河 の 諸 の 魚 を 曠野 に 投 すてん 汝 は 野 の 面 に 仆 れん 汝 を 取 あぐる 者 なく 集 むる 者 なかるべし 我 汝 を 地 の 獸 と 天 の 鳥 の 餌 に 與 へん
6 エジプトの 人々 皆 我 のヱホバなるを 知 ん 彼等 のイスラエルの 家 におけるは 葦 の 杖 のごとくなりき
7 イスラエル 汝 の 手 を 執 ば 汝 折 れてその 肩 を 盡 く 裂 き 又 汝 に 倚 ば 汝 破 れてその 腰 を 盡 く 振 へしむ
8 是 故 に 主 ヱホバかく 言 ふ 視 よ 我 劍 を 汝 に 持 きたり 人 と 畜 を 汝 の 中 より 絕 ん
9 エジプトの 地 は 荒 て 空曠 なるべし 彼 らすなはち 我 のヱホバなるを 知 ん 彼 河 は 我 の 有 なり 我 これを 作 れりと 言 ふ
10 是 故 に 我 汝 と 汝 の 河々 を 罰 しエジプトの 地 をミグドルよりスエネに 至 りエテオピアの 境 に 至 るまで 盡 く 荒 して 空曠 くせん
11 人 の 足 此 を 渉 らず 獸 の 足 此 を 渉 らじ四十 年 の 間 此 に 人 の 住 ことなかるべし
12 我 エジプトの 地 を 荒 して 荒 たる 國々 の 中 にあらしめんその 邑々 は 荒 て四十 年 の 間 荒 たる 邑々 の 中 にあるべし 我 エジプト 人 を 諸 の 民 の 中 に 散 し 諸 の 國 に 散 さん
13 但 し 主 ヱホバかく 言 たまふ四十 年 の 後 我 エジプト 人 をその 散 されたる 諸 の 民 の 中 より 集 めん
14 即 ちエジプトの 俘囚人 を 歸 しその 生 れし 國 なるバテロスの 地 にかへらしむべし 彼 らは 其處 に 卑 き 國 を 成 ん
15 是 は 諸 の 國 よりも 卑 くして 再 び 國々 の 上 にいづることなかるべし 我 かれらを 小 くすれば 彼 らは 重 て 國々 を 治 むることなし
16 彼 らは 再 びイスラエルの 家 の 恃 とならじイスラエルはこれに 心 をよせてその 罪 をおもひ 出 さしむることなかるべし 彼 らすなはち 我 の 主 ヱホバなるを 知 ん
17 茲 に二十七 年 の一 月 の 一日 にヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
18 人 の 子 よバビロンの 王 ネブカデネザルその 軍勢 をしてツロにむかひて 大 に 働 かしむ 皆 首 禿 げ 皆 肩 破 る 然 るに 彼 もその 軍勢 もその 爲 るところの 事業 のためにツロよりその 報 を 得 ず
19 是 故 に 主 ヱホバかくいふ 視 よ 我 バビロンの 王 ネブカデネザルにエジプトの 地 を 與 へん 彼 その 衆多 の 財寳 を 取 り 物 を 掠 め 物 を 奪 はん 是 その 軍勢 の 報 たらん
20 彼 の 勞動 る 値 として 我 エジプトの 地 をかれに 與 ふ 彼 わがために 之 をなしたればなり 主 ヱホバこれを 言 ふ
21 當日 に 我 イスラエルの 家 に 一 の 角 を 生 ぜしめ 汝 をして 彼 らの 中 に 口 を 啓 くことを 得 せしめん 彼等 すなはち 我 がヱホバなるを 知 べし
Chapter 30
1 ヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よ 預言 して 言 へ 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 ら 叫 べ 其 日 は 禍 なるかな
3 その 日 近 しヱホバの 日 近 し 是 雲 の 日 これ 異邦人 の 時 なり
4 劍 エジプトに 臨 まん 殺 さるる 者 のエジプトに 仆 るる 時 エテオピアに 痛苦 あるべし 敵 その 財寶 を 奪 はんその 基址 は 毀 たるべし
5 エテオピア 人 フテ 人 ルデ 人 凡 て 加勢 の 兵 およびクブ 人 ならびに 同盟 の 國 の 人々 彼 らとともに 劍 にたふれん
6 ヱホバかく 言 ふエジプトを 扶 くる 者 は 仆 れ 其 驕 るところの 勢力 は 失 せんミグドルよりスエネにいたるまで 人 劍 によりて 己 の 中 に 仆 るべし 主 ヱホバこれを 言 なり
7 其 は 荒 て 荒地 の 中 にあり 其 邑々 は 荒 たる 邑 の 中 にあるべし
8 我 火 をエジプトに 降 さん 時 又 是 を 助 くる 者 の 皆 ほろびん 時 は 彼等 我 のヱホバなるを 知 ん
9 その 日 には 使者 船 にて 我 より 出 てかの 心強 きエテオピア 人 を 懼 れしめんエジプトの 日 にありし 如 く 彼等 の 中 に 苦痛 あるべし 視 よ 是 は 至 る
10 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 バビロンの 王 ネブカデネザルをもてエジプトの 喧噪 を 止 むべし
11 彼 および 彼 にしたがふ 民 即 ち 國民 の 中 の 暴 き 者 を 召來 りてその 國 を 滅 さん 彼 ら 劍 をぬきてエジプトを 攻 めその 殺 せる 者 を 國 に 滿 すべし
12 我 その 河々 を 涸 し 國 を 惡 き 人 の 手 に 賣 り 外國人 の 手 をもて 國 とその 中 の 物 を 荒 すべし 我 ヱホバこれを 言 り
13 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 偶像 を 毀 ち 神々 をノフに 絕 さんエジプトの 國 よりは 再 び 君 のいづることなかるべし 我 エジプトの 國 に 畏怖 を 蒙 らしめん
14 我 バテロスを 荒 しゾアンに 火 を 擧 げノに 鞫 を 行 ひ
15 わが 怒 をエジプトの 要害 なるシンに 洩 しノの 群衆 を 絕 つべし
16 我 火 をエジプトに 降 さんシンは 苦痛 に 悶 えノは 打破 られノフは 日中 敵 をうけん
17 アベンとピベセテの 少者 は 劍 に 仆 れ 其 中 の 人々 は 擄 ゆかれん
18 テバネスに 於 ては 吾 がエジプトの 軛 を 其處 に 摧 く 時 に 日 暗 くならんその 誇 るところの 勢力 は 失 せん 雲 これを 覆 はんその 女子等 は 擄 へゆかれん
19 かく 我 エジプトに 鞫 をおこなはん 彼等 すなはち 我 のヱホバなるを 知 べし
20 十一 年 の一 月 の 七日 にヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
21 人 の 子 よ 我 エジプトの 王 パロの 腕 を 折 れり 是 は 再 び 束 へて 藥 を 施 し 裹布 を 卷 て 之 を 裹 み 強 く 爲 して 劍 を 執 にたへしむること 能 はざるなり
22 是 故 に 主 ヱホバかく 言 たまふ 視 よ 我 エジプトの 王 パロを 罰 し 其 強 き 腕 と 折 たる 腕 とを 俱 に 折 り 劍 をその 手 より 落 しむべし
23 我 エジプト 人 を 諸 の 民 の 中 に 散 し 諸 の 國 に 散 さん
24 而 してバビロンの 王 の 腕 を 強 くして 我 劍 をこれに 授 けん 然 ど 我 パロの 腕 を 折 れば 彼 は 刺透 されたる 者 の 呻 くが 如 くにその 前 に 呻 かん
25 我 バビロンの 王 の 腕 を 強 くせんパロの 腕 は 弱 くならん 我 わが 劍 をバビロンの 王 の 手 に 授 けて 彼 をしてエジプトにむかひて 之 を 伸 しむる 時 は 人衆 我 のヱホバなるを 知 ん
26 我 エジプト 人 を 諸 の 民 の 中 に 散 し 諸 の 國 に 散 さん 彼 らすなはち 我 のヱホバなるを 知 るべし
Chapter 31
1 十一 年 の三 月 の 一日 にヱホバの 言 我 に 臨 みて 云 ふ
2 人 の 子 よエジプトの 王 パロとその 群衆 に 言 へ 汝 はその 大 なること 誰 に 似 たるや
3 アツスリヤはレバノンの 香柏 のごとし 其 枝 美 しくして 生茂 りその 丈 高 くして 其 巓 雲 に 至 る
4 水 これを 大 ならしめ 大水 これを 高 からしむ 其 川々 その 植 れる 處 を 環 りその 流 を 野 の 諸 の 樹 に 及 ぼせり
5 是 によりてその 長 野 の 諸 の 樹 よりも 高 くなりその 生長 にあたりて 多 の 水 のために 枝葉 茂 りその 枝 長 く 伸 たり
6 その 枝葉 に 空 の 諸 の 鳥 巢 をくひ 其 枝 の 下 に 野 の 諸 の 獸 子 を 生 みその 蔭 に 諸 の 國民 住 ふ
7 是 はその 大 なるとその 枝 の 長 きとに 由 て 美 しかりき 其 根 多 くの 水 の 傍 にありたればなり
8 神 の 園 の 香柏 これを 蔽 ふことあたはず 樅 もその 枝葉 に 及 ばず 槻 もその 枝 に 如 ず 神 の 園 の 樹 の 中 その 美 しき 事 これに 如 ものあらざりき
9 我 これが 枝 を 多 してこれを 美 しくなせりエデンの 樹 の 神 の 園 にある 者 皆 これを 羨 めり
10 是 故 に 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 その 長 高 くなれり 是 は 其 巓 雲 に 至 りその 心 高 く 驕 れば
11 我 これを 萬國 の 君 たる 者 の 手 に 付 さん 彼 これを 處置 せん 其 惡 のために 我 これを 打棄 たり
12 他國人 國々 の 暴 き 者 これを 截倒 して 棄 つ 其 枝葉 は 山々 に 谷々 に 墮 ち 其 枝 は 碎 けて 地 の 諸 の 谷川 にあり 地 の 萬民 その 蔭 を 離 れてこれを 遺 つ
13 その 倒 れたる 上 に 空 の 諸 の 鳥 止 まり 其 枝 の 上 に 野 の 諸 の 獸 居 る
14 是 水 の 邊 の 樹 その 高 のために 誇 ることなくその 巓 を 雲 に 至 らしむることなからんためまた 水 に 濕 ふ 者 の 高 らかに 自 ら 立 ことなからんためなり 夫 是等 は 皆 死 に 付 されて 下 の 國 に 入 り 他 の 人々 の 中 にあり 墓 に 下 る 者等 と 偕 なるべし
15 主 ヱホバかく 言 たまふ 彼 が 下 の 國 に 下 れる 日 に 我 哀哭 あらしめ 之 がために 大水 を 蓋 ひその 川々 をせきとめたれば 大水 止 まれり 我 レバノンをして 彼 のために 哭 かしめ 野 の 諸 の 樹 をして 彼 のために 痩衰 へしむ
16 我 かれを 陰府 に 投 くだして 墓 に 下 る 者 と 共 ならしむる 時 に 國々 をしてその 墮 る 響 に 震動 しめたり 又 エデンの 諸 の 樹 レバノンの 勝 れたる 最 美 しき 者 凡 て 水 に 濕 ふ 者 皆 下 の 國 に 於 て 慰 を 得 たり
17 彼等 も 彼 とともに 陰府 に 下 り 劍 に 刺 れたる 者 の 處 にいたる 是 すなはちその 助者 となりてその 蔭 に 坐 し 萬國民 の 中 にをりし 者 なり
18 エデンの 樹 の 中 にありて 汝 は 其 榮 とその 大 なること 孰 に 似 たるや 汝 は 斯 エデンの 樹 とともに 下 の 國 に 投下 され 劍 に 刺透 されたる 者 とともに 割禮 を 受 ざる 者 の 中 にあるべしパロとその 群衆 は 是 のごとし 主 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 32
1 茲 にまた十二 年 の十二 月 の 一日 にヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よエジプトの 王 パロのために 哀 の 詞 を 述 て 彼 に 言 ふべし 汝 は 自 ら 萬國 の 中 の 獅子 に 擬 へたるが 汝 は 海 の 鱷 の 如 くなり 汝 河 の 中 に 跳起 き 足 をもて 水 を 濁 しその 河々 を 蹈 みだす
3 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 衆多 の 國民 の 中 にてわが 網 を 汝 に 打掛 け 彼 らをしてわが 網 にて 汝 を 引 あげしめん
4 而 して 我 汝 を 地上 に 投 すて 汝 を 野 の 面 に 擲 ち 空 の 諸 の 鳥 をして 汝 の 上 に 止 らしめ 全地 の 獸 をして 汝 に 飽 しむべし
5 我 汝 の 肉 を 山々 に 遺 て 汝 の 屍 を 堆 くして 谷々 を 埋 むべし
6 我 汝 の 溢 るる 血 をもて 地 を 濕 し 山 にまで 及 ぼさん 谷川 には 汝 盈 べし
7 我 汝 を 滅 する 時 は 空 を 蔽 ひその 星 を 暗 くし 雲 をもて 日 を 掩 はん 月 はその 光 を 發 たざるべし
8 我 空 の 照 る 光明 を 盡 く 汝 の 上 に 暗 くし 汝 の 地 を 黑暗 となすべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
9 我 なんぢの 滅亡 を 諸 の 民 汝 の 知 ざる 國々 の 中 に 知 しめて 衆多 の 民 をして 心 を 傷 ましめん
10 我 衆多 の 民 をして 汝 に 驚 かしめんその 王等 はわが 其 前 にわれの 劍 を 振 ふ 時 に 戰慄 かん 汝 の 仆 るる 日 には 彼 ら 各人 その 生命 のために 絕 ず 發振 ん
11 即 ち 主 ヱホバかく 言 たまふバビロンの 王 の 劍 汝 に 臨 まん
12 我 汝 の 群衆 をして 勇士 の 劍 に 仆 れしめん 彼等 は 皆 國々 の 暴 き 者 なり 彼 らエジプトの 驕傲 を 絕 さん 其 の 群衆 は 皆 ほろぼさるべし
13 我 その 家畜 を 盡 く 多 の 水 の 傍 より 絕去 ん 人 の 足 再 び 之 を 濁 すことなく 家畜 の 蹄 これを 濁 すことなかるべし
14 我 すなはちその 水 を 淸 しめ 其 河々 をして 油 のごとく 流 れしめん 主 ヱホバこれを 云 ふ
15 我 エジプトの 國 を 荒地 となしてその 國 荒 てこれが 富 を 失 ふ 時 また 我 その 中 に 住 る 者 を 盡 く 撃 つ 時 人々 我 のヱホバなるを 知 ん
16 是 哀 の 詞 なり 人 悲 みてこれを 唱 へん 國々 の 女 等 悲 みて 之 を 唱 ふべし 即 ち 彼等 エジプトとその 諸 の 群衆 のために 悲 みて 之 を 唱 へん 主 ヱホバこれを 言 ふ
17 十二 年 の 月 の十五 日 にヱホバの 言 また 我 に 臨 みて 言 ふ
18 人 の 子 よエジプトの 群衆 のために 哀 き 是 と 大 なる 國々 の 女等 とを 下 の 國 に 投 くだし 墓 にくだる 者 と 共 ならしめよ
19 汝 美 しき 事 誰 に 勝 るや 下 りて 割禮 なき 者 とともに 臥 せよ
20 彼 らは 劍 に 殺 さるる 者 の 中 に 仆 るべし 劍 已 に 付 してあり 是 とその 諸 の 群衆 を 曳下 すべし
21 勇士 の 強 き 者 陰府 の 中 より 彼 にその 助者 と 共 に 言 ふ 割禮 を 受 ざる 者 劍 に 殺 されたる 者 彼等 下 りて 臥 す
22 彼處 にアツスリアとその 凡 の 群衆 をりその 周圍 に 之 が 墓 あり 彼 らは 皆 殺 され 劍 に 仆 れたる 者 なり
23 かれの 墓 は 穴 の 奧 に 設 けてありその 群衆 墓 の 四周 にあり 是 皆 殺 されて 劍 に 仆 れたる 者 生者 の 地 に 畏怖 をおこせし 者 なり
24 彼處 にエラムありその 凡 の 群衆 その 墓 の 周圍 にあり 是 皆 ころされて 劍 に 仆 れ 割禮 を 受 ずして 下 の 國 に 下 りし 者 生者 の 地 に 畏怖 をおこせし 者 にて 夫 穴 に 下 れる 者 等 とともに 恥辱 を 蒙 るなり
25 殺 されたる 者 の 中 にその 床 を 置 きてその 凡 の 群衆 と 共 にすその 墓 周圍 にあり 彼等 は 皆 割禮 を 受 ざる 者 にして 劍 に 殺 さる 彼 ら 生者 の 地 に 畏怖 をおこしたれば 穴 に 下 れる 者 とともに 恥辱 を 蒙 るなり 彼 は 殺 されし 者 の 中 に 置 る
26 彼處 にメセクとトバルおよびその 凡 の 群衆 ありその 墓 周圍 にあり 彼 らは 皆 割禮 を 受 ざる 者 にして 劍 に 殺 さる 是 生者 の 地 に 畏怖 をおこしたればなり
27 彼 らは 割禮 を 受 ずして 仆 れたる 勇士 とともに 臥 さず 是等 はその 武器 を 持 て 陰府 に 下 りその 劍 を 枕 にすその 罪 は 骨 にあり 是 生者 の 地 に 於 て 勇士 を 畏 れしめたればなり
28 汝 は 割禮 を 受 ざる 者 の 中 に 打 碎 け 劍 に 殺 されたる 者 とともに 臥 ん
29 彼處 にエドムとその 王等 とその 諸 の 君等 あり 彼 らは 勇力 をもちながら 劍 に 殺 さるる 者 の 中 に 入 り 割禮 なき 者 および 穴 に 下 れる 者 とともに 臥 すべし
30 彼處 に 北 の 君等 皆 あり 又 シドン 人 皆 あり 彼 らは 殺 されし 者 等 とともに 下 り 人 を 怖 れしむる 勇力 をもちて 羞辱 を 受 く 彼處 に 彼 らは 割禮 を 受 ずして 劍 に 殺 されたる 者 とともに 臥 し 穴 に 下 れる 者 とともに 恥辱 を 蒙 る
31 パロかれらを 見 その 諸 の 群衆 の 事 につきて 心 を 安 めんパロとその 軍勢 皆 劍 に 殺 さる 主 ヱホバこれを 言 ふ
32 我 かれをして 生者 の 地 に 畏怖 をおこさしめたりパロとその 諸 の 群衆 は 割禮 をうけざる 者 の 中 にありて 劍 に 殺 されし 者 とともに 臥 す 主 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 33
1 爰 にヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 の 民 の 人々 に 告 て 之 に 言 へ 我 劍 を 一 の 國 に 臨 ましめん 時 その 國 の 民 おのれの 國人 の 中 より 一人 を 選 みて 之 を 守望人 となさんに
3 かれ 國 に 劍 の 臨 むを 見 ラッパを 吹 てその 民 を 警 むることあらん
4 然 るに 人 ラッパの 音 を 聞 て 自 ら 警 めず 劍 つひに 臨 みて 其 人 を 失 ふにいたらばその 血 はその 人 の 首 に 歸 すべし
5 彼 ラッパの 音 を 聞 て 自 ら 警 むることを 爲 ざればその 血 は 己 に 歸 すべし 然 どもし 自 ら 警 むることを 爲 ばその 生命 を 保 つことを 得 ん
6 然 れども 守望者 劍 の 臨 むを 見 てラッパを 吹 ず 民 警戒 をうけざるあらんに 劍 のぞみて 其 中 の 一人 を 失 はば 其 人 は 己 の 罪 に 死 るなれど 我 その 血 を 守望者 の 手 に 討問 めん
7 然 ば 人 の 子 よ 我 汝 を 立 てイスラエルの 家 の 守望者 となす 汝 わが 口 より 言 を 聞 き 我 にかはりて 彼等 を 警 むべし
8 我 惡人 に 向 ひて 惡人 よ 汝 死 ざるべからずと 言 んに 汝 その 惡人 を 警 めてその 途 を 離 るるやうに 語 らずば 惡人 はその 罪 に 死 んなれどその 血 をば 我 汝 の 手 に 討問 むべし
9 然 ど 汝 もし 惡人 を 警 めて 翻 りてその 途 を 離 れしめんとしたるに 彼 その 途 を 離 れずば 彼 はその 罪 に 死 ん 而 して 汝 はおのれの 生命 を 保 つことを 得 ん
10 然 ば 人 の 子 よイスラエルの 家 に 言 へ 汝 らは 斯 語 りて 言 ふ 我 らの 愆 と 罪 は 我 らの 身 の 上 にあり 我儕 はその 中 にありて 消失 ん 爭 でか 生 ることを 得 んと
11 汝 かれらに 言 べし 主 ヱホバ 言 たまふ 我 は 活 く 我 惡人 の 死 るを 悦 ばず 惡人 のその 途 を 離 れて 生 るを 悦 ぶなり 汝 ら 翻 へり 翻 へりてその 惡 き 道 を 離 れよイスラエルの 家 よ 汝等 なんぞ 死 べけんや
12 人 の 子 よ 汝 の 民 の 人々 に 言 べし 義人 の 義 はその 人 の 罪 を 犯 せる 日 にはその 人 を 救 ふことあたはず 惡人 はその 惡 を 離 れたる 日 にはその 惡 のために 仆 るることあらじ 義人 はその 罪 を 犯 せる 日 にはその 義 のために 生 ることを 得 じ
13 我 義人 に 汝 かならず 生 べしと 言 んに 彼 その 義 を 恃 みて 罪 ををかさばその 義 は 悉 く 忘 らるべし 其 をかせる 罪 のために 彼 は 死 べし
14 我 惡人 に 汝 かならず 死 べしと 言 んに 彼 その 惡 を 離 れ 公道 と 公義 を 行 ふことあらん
15 即 ち 惡人 質物 を 歸 しその 奪 ひし 者 を 還 し 惡 をなさずして 生命 の 憲法 にあゆみなば 必 ず 生 ん 死 ざるべし
16 その 犯 したる 各種 の 罪 は 記憶 らるることなかるべし 彼 すでに 公道 と 公義 を 行 ひたれば 必 ず 生 べし
17 汝 の 民 の 人々 は 主 の 道 正 しからずと 言 ふ 然 ど 實 は 彼等 の 道 の 正 しからざるなり
18 義人 もしその 義 を 離 れて 罪 ををかさば 是 がために 死 べし
19 惡人 もしその 惡 を 離 れて 公道 と 公義 を 行 ひなば 是 がために 生 べし
20 然 るに 汝 らは 主 の 道 正 しからずといふイスラエルの 家 よ 我 各人 の 行爲 にしたがひて 汝等 を 鞫 くべし
21 我 らが 擄 へうつされし 後 すなはち十二 年 の十 月 の 五日 にヱルサレムより 脱逃者 きたりて 邑 は 撃敗 られたりと 言 ふ
22 その 逃亡者 の 來 る 前 の 夜 ヱホバの 手 我 に 臨 み 彼 が 朝 におよびて 我 に 來 るまでに 我 口 を 開 けり 斯 わが 口 開 けたれば 我 また 默 せざりき
23 即 ちヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
24 人 の 子 よイスラエルの 地 の 彼 の 墟址 に 住 る 者 語 りて 云 ふアブラハムは 一人 にして 此 地 を 有 てり 我等 は 衆多 し 此 地 はわれらの 所有 に 授 かると
25 是 故 に 汝 かれらに 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 らは 血 のままに 食 ひ 汝 らの 偶像 を 仰 ぎ 且 血 を 流 すなれば 尚 此 地 を 有 つべけんや
26 汝等 は 劍 を 恃 み 憎 むべき 事 を 行 ひ 各々 人 の 妻 を 汚 すなれば 此 地 を 有 つべけんや
27 汝 かれらに 斯 言 べし 主 ヱホバかく 言 ふ 我 は 活 くかの 荒場 に 居 る 者 は 劍 に 仆 れん 野 の 表 にをる 者 をば 我 獸 にあたへて 噬 はしめん 要害 と 洞穴 とにをる 者 は 疫病 に 死 ん
28 我 この 國 を 全 く 荒 さん 其 誇 るところの 權勢 は 終 に 至 らんイスラエルの 山々 は 荒 て 通 る 者 なかるべし
29 彼 らが 行 ひたる 諸 の 憎 むべき 事 のために 我 その 國 を 全 く 荒 さん 時 に 彼 ら 我 のヱホバなるを 知 ん
30 人 の 子 よ 汝 の 民 の 人々 垣 の 下 家 の 門 にて 汝 の 事 を 論 じ 互 に 語 りあひ 各々 その 兄弟 に 言 ふ 去來 われら 如何 なる 言 のヱホバより 出 るかを 聽 んと
31 彼 ら 民 の 集會 のごとくに 汝 に 來 り 吾 民 のごとくに 汝 の 前 に 坐 して 汝 の 言 を 聞 ん 然 ども 之 を 行 はじ 彼 らは 口 に 悦 ばしきところの 事 をなし 其心 は 利 にしたがふなり
32 彼等 には 汝 悦 ばしき 歌 美 しき 聲 美 く 奏 る 者 のごとし 彼 ら 汝 の 言 を 聞 ん 然 ど 之 をおこなはじ
33 視 よその 事 至 る 其 事 のいたる 時 には 彼 らおのれの 中 に 預言者 あるを 知 べし
Chapter 34
1 ヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 イスラエルの 牧者 の 事 を 預言 せよ 預言 して 彼 ら 牧者 に 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 ふ 己 を 牧 ふところのイスラエルの 牧者 は 禍 なるかな 牧者 は 群 を 牧 ふべき 者 ならずや
3 汝 らは 脂 を 食 ひ 毛 を 纏 ひ 肥 たる 物 を 屠 りその 群 をば 牧 はざるなり
4 汝 ら 其 弱 き 者 を 強 くせずその 病 る 者 を 醫 さずその 傷 ける 者 を 裹 まず 散 されたる 者 をひきかへらず 失 たる 者 を 尋 ねず 手荒 に 嚴刻 く 之 を 治 む
5 是 は 牧者 なきに 因 て 散 り 失 せ 野 の 諸 の 獸 の 餌 となりて 散失 するなり
6 我 羊 は 諸 の 山々 に 諸 の 高丘 に 迷 ふ 我 羊 全地 の 表 に 散 りをれど 之 を 索 す 者 なく 尋 ぬる 者 なし
7 是 故 に 牧者 よ 汝 らヱホバの 言 を 聽 け
8 主 ヱホバ 言 たまふ 我 は 活 く 我 羊 掠 められわが 羊 野 の 諸 の 獸 の 餌 となる 又 牧者 あらず 我 牧者 わが 羊 を 尋 ねず 牧者 己 を 牧 ふてわが 羊 を 牧 はず
9 是 故 に 牧者 よ 汝 らヱホバの 言 を 聞 け
10 主 ヱホバ 斯 言 たまふ 視 よ 我 牧者 等 を 罰 し 吾 羊 を 彼 らの 手 に 討問 め 彼等 をしてわが 群 を 牧 ふことを 止 しめて 再 び 己 を 牧 ふことなからしめ 又 わが 羊 をかれらの 口 より 救 とりてかれらの 食 とならざらしむべし
11 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 みづからわが 群 を 索 して 之 を 守 らん
12 牧者 がその 散 たる 羊 の 中 にある 日 にその 群 を 守 るごとく 我 わが 群 を 守 り 之 がその 雲深 き 暗 き 日 に 散 たる 諸 の 處 よりこれを 救 ひとるべし
13 我 かれらを 諸 の 民 の 中 より 導 き 出 し 諸 の 國 より 集 めてその 國 に 携 へいりイスラエルの 山 の 上 と 谷 の 中 および 國 の 凡 の 住居處 にて 彼 らを 養 はん
14 善 き 牧場 にて 我 かれらを 牧 はんその 休息處 はイスラエルの 高山 にあるべし 彼處 にて 彼 らは 善 き 休息所 に 臥 しイスラエルの 山々 の 上 にて 肥 たる 牧場 に 草 を 食 はん
15 主 ヱホバいひたまふ 我 みづから 我 群 を 牧 ひ 之 を 偃 しむべし
16 亡 たる 者 は 我 これを 尋 ね 逐 はなたれたる 者 はこれを 引返 り 傷 けられたる 者 はこれを 裹 み 病 る 者 はこれを 強 くせん 然 ど 肥 たる 者 と 強 き 者 は 我 これを 滅 さん 我 公道 をもて 之 を 牧 ふべし
17 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝等 わが 群 よ 我 羊 と 羊 の 間 および 牡羊 と 牡山羊 の 間 の 審判 をなさん
18 汝等 は 善 き 牧場 に 草 食 ひ 足 をもてその 殘 れる 草 を 蹈 あらし 又 淸 たる 水 を 飮 み 足 をもてその 殘餘 を 濁 す 是 汝等 にとりて 小 き 事 ならんや
19 わが 群 汝等 が 足 にて 蹈 あらしたる 者 を 食 ひ 汝等 が 足 にて 濁 したる 者 を 飮 べけんや
20 是 をもて 主 ヱホバ 斯 かれらに 言 たまふ 視 よ 我 肥 たる 羊 と 痩 たる 羊 の 間 を 審判 くべし
21 汝等 は 脅 と 肩 とをもて 擠 し 角 をもて 弱 き 者 を 盡 く 衝 て 遂 に 之 を 外 に 逐散 せり
22 是 によりて 我 わが 群 を 助 けて 再 び 掠 められざらしめ 又 羊 と 羊 の 間 をさばくべし
23 我 かれらの 上 に 一人 の 牧者 をたてん 其人 かれらを 牧 ふべし 是 わが 僕 ダビデなり 彼 はかれらを 牧 ひ 彼 らの 牧者 となるべし
24 我 ヱホバかれらの 神 とならん 吾 僕 ダビデかれらの 中 に 君 たるべし 我 ヱホバこれを 言 ふ
25 我 かれらと 平和 の 契約 を 結 び 國 の 中 より 惡 き 獸 を 滅 し 絕 つべし 彼 らすなはち 安 かに 野 に 住 み 森 に 眠 らん
26 我 彼 らおよび 吾 山 の 周圍 の 處々 に 福祉 を 下 し 時 に 隨 ひて 雨 を 降 しめん 是 すなはち 福祉 の 雨 なるべし
27 野 の 樹 はその 實 を 結 び 地 はその 產物 を 出 さん 彼等 は 安然 にその 國 にあるべし 我 がかれらの 軛 を 碎 き 彼 らをその 僕 となせる 人 の 手 より 救 ひいだす 時 に 彼等 は 我 のヱホバなるを 知 べし
28 彼等 は 重 ねて 國々 の 民 に 掠 めらるる 事 なく 野 の 獸 かれらを 食 ふことなかるべし 彼等 は 安然 に 住 はん 彼等 を 懼 れしむる 者 なかるべし
29 我 かれらのために 一 の 栽植處 を 起 してその 名 を 聞 えしめん 彼等 は 重 ねて 國 の 饑饉 に 滅 ぶることなく 再 び 外邦人 の 凌辱 を 蒙 ることなかるべし
30 彼 らはその 神 なる 我 ヱホバが 己 と 共 にあるを 知 り 自己 イスラエルの 家 はわが 民 なることを 知 るべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
31 汝等 はわが 羊 わが 牧場 の 群 なり 汝等 は 人 なり 我 は 汝 らの 神 なりと 主 ヱホバ 言 たまふ
Chapter 35
1 爰 にヱホバの 言 われに 臨 みて 言 ふ
2 人 の 子 よ 汝 の 面 をセイル 山 にむけ 之 にむかひて 預言 し
3 之 にいふべし 主 ヱホバかく 言 ふセイル 山 よ 視 よ 我 汝 を 罰 し 汝 にむかひてわが 手 を 伸 べ 汝 を 全 く 荒 し
4 汝 の 邑々 を 滅 すべし 汝 は 荒 はてん 而 して 我 のヱホバなるを 知 にいたらん
5 汝 果 しなき 恨 を 懷 きてイスラエルの 人々 をその 艱難 の 時 その 終 の 罪 の 時 に 劍 の 手 に 付 せり
6 是 故 に 主 ヱホバ 言 ふ 我 は 活 く 我 汝 を 血 になさん 血 汝 を 追 べし 汝 血 を 嫌 はざれば 血 汝 を 追 ん
7 我 セイル 山 を 全 く 荒 し 其處 に 往來 する 者 を 絕 ち
8 殺 されし 者 をその 山々 に 滿 すべし 劍 に 殺 されし 者 汝 の 岡々 谷々 および 窪地 窪地 に 仆 れん
9 我 汝 を 長 に 荒地 となさん 汝 の 邑々 には 人 の 住 むことあらじ 汝等 すなはち 我 のヱホバなるを 知 にいたらん
10 汝 言 ふこの 二箇 の 民 二箇 の 國 は 我 が 所有 なり 我等 これを 獲 んとヱホバ 其處 に 居 せしなり
11 是故 に 主 ヱホバいふ 我 は 活 く 汝 が 恨 をもて 彼 らに 示 したる 忿怒 と 嫉惡 に 循 ひて 我 汝 に 事 をなさん 我 汝 を 鞫 くことを 以 て 我 を 彼等 に 示 すべし
12 汝 は 我 ヱホバの 汝 がイスラエルの 山々 にむかひて 是 は 荒 はて 我儕 の 食 に 授 かるといひて 吐 たるところの 諸 の 謗讟 を 聞 たることを 知 にいたらん
13 汝等 口 をもて 我 にむかひて 誇 り 我 にむかひて 汝等 の 言 を 多 くせり 我 これを 聞 く
14 主 ヱホバ 斯 いひたまふ 全地 の 歡 ぶ 時 に 我 汝 を 荒地 となさん
15 汝 イスラエルの 家 の 產業 の 荒 るを 喜 びたれば 我 汝 をも 然 なすべしセイル 山 よ 汝 荒地 とならんエドムも 都 て 然 るべし 人衆 すなはち 我 のヱホバなるを 知 にいたらん
Chapter 36
1 人 の 子 よ 汝 イスラエルの 山々 に 預言 して 言 べしイスラエルの 山々 よヱホバの 言 を 聽 け
2 主 ヱホバかく 言 たまふ 敵 汝等 の 事 につきて 言 ふ 嗚呼 是等 の 舊 き 高處 我儕 の 所有 となると
3 是 故 に 汝 預言 して 言 へ 主 ヱホバかく 言 ふ 彼等 汝 らを 荒 し 四方 より 汝 らを 呑 り 是 をもて 汝等 は 國民 の 中 の 殘餘者 の 所有 となり 亦 人 の 口齒 にかかりて 噂 せらる
4 然 ばイスラエルの 山々 よ 主 ヱホバの 言 を 聞 け 主 ヱホバ 山 と 岡 と 窪地 と 谷 と 滅 びたる 荒跡 と 人 の 棄 たる 邑々 即 ちその 周圍 に 殘 れる 國民 に 掠 められ 嘲 けらるる 者 にかく 言 たまふ
5 即 ち 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 まことに 吾 が 嫉妬 の 火焰 をもやして 國民 の 殘餘者 とエドム 全國 の 事 を 言 り 是等 は 心 に 歡樂 を 極 め 心 に 誇 りて 吾地 をおのれの 所有 となし 之 を 奪 ひ 掠 めし 者 なり
6 然 ばイスラエルの 國 の 事 を 預言 し 山 と 岡 と 窪地 と 谷 とに 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝等 諸 の 國民 の 羞辱 を 蒙 りしに 因 て 我 わが 嫉妬 と 忿怒 を 發 して 語 れり
7 是 をもて 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 わが 手 を 擧 ぐ 汝 の 周圍 の 諸 の 國民 は 必 ず 自身 羞辱 を 蒙 るべし
8 然 どイスラエルの 山々 よ 汝等 は 枝 を 生 じわが 民 イスラエルのために 實 を 結 ばん 此事 遠 からず 成 ん
9 視 よ 我 汝 らに 臨 み 汝 らを 眷 みん 汝 らは 耕 されて 種 をまかるべし
10 我 汝等 の 上 に 人 を 殖 さん 是 皆 悉 くイスラエルの 家 の 者 なるべし 邑々 には 人 住 み 墟址 は 建直 さるべし
11 我 なんぢらの 上 に 人 と 牲畜 を 殖 さん 是等 は 殖 て 多 く 子 を 生 ん 我 汝 らの 上 に 昔時 のごとくに 人 を 住 しめ 汝 らの 初 の 時 よりもまされる 恩惠 を 汝等 に 施 すべし 汝等 は 我 がヱホバなるを 知 にいたらん
12 我 わが 民 イスラエルの 人 を 汝 らの 上 に 歩 ましめん 彼等 汝 を 有 つべし 汝 はかれらの 產業 となり 重 ねて 彼等 に 子 なからしむることあらじ
13 主 ヱホバかく 言 ひたまふ 彼等 汝 らに 向 ひ 汝 は 人 を 食 ひなんぢの 民 をして 子 なからしめたりと 言 ふ
14 是 故 に 主 ヱホバ 言 たまふ 汝 ふたたび 人 を 食 ふべからず 再 び 汝 の 民 を 躓 かしむべからず
15 我 汝 をして 重 ねて 國々 の 民 の 嘲笑 を 聞 しめじ 汝 は 重 ねて 國々 の 民 の 羞辱 を 蒙 ることあらず 汝 の 民 を 躓 かしむることあらじ 主 ヱホバこれを 言 ふ
16 ヱホバの 言 また 我 にのぞみて 言 ふ
17 人 の 子 よ 昔 イスラエルの 家 その 國 に 住 み 己 の 途 と 行爲 とをもて 之 を 汚 せりその 途 は 月穢 ある 婦 の 穢 のごとくに 我 に 見 えたり
18 彼等 國 に 血 を 流 し 且 その 偶像 をもて 國 を 汚 したるに 因 て 我 わが 怒 を 彼等 に 斟 ぎ
19 彼 らを 諸 の 國 の 民 の 中 に 散 したれば 則 ち 諸 の 國 に 散 ぬ 我 かれらの 道 と 行爲 とにしたがひて 彼等 を 鞫 けり
20 彼等 その 往 ところの 國々 に 至 りしが 遂 にわが 聖 き 名 を 汚 せり 即 ち 人 かれらを 見 てこれはヱホバの 民 にしてかれの 國 より 出來 れる 者 なりと 言 り
21 是 をもて 我 イスラエルの 家 がその 至 れる 國々 にて 瀆 せしわが 聖 き 名 を 惜 めり
22 此 故 に 汝 イスラエルの 家 に 言 べし 主 ヱホバかく 言 たまふイスラエルの 家 よ 我 汝 らのために 之 をなすにあらず 汝 らがその 至 れる 國々 にて 汚 せしわが 聖 き 名 のためになすなり
23 我 國々 の 民 の 中 に 汚 されたるわが 大 なる 名 即 ち 汝 らがかれらの 中 にありて 汚 したるところの 者 を 聖 くせん 國々 の 民 はわが 汝 らに 由 て 我 の 聖 き 事 をその 目 の 前 にあらはさん 時 我 がヱホバなるを 知 ん
24 我 汝等 を 諸 の 民 の 中 より 導 き 出 し 諸 の 國 より 集 めて 汝 らの 國 に 携 いたり
25 淸 き 水 を 汝等 に 灑 ぎて 汝等 を 淸 くならしめ 汝等 の 諸 の 汚穢 と 諸 の 偶像 を 除 きて 汝 らを 淸 むべし
26 我 新 しき 心 を 汝等 に 賜 ひ 新 しき 靈魂 を 汝 らの 衷 に 賦 け 汝等 の 肉 より 石 の 心 を 除 きて 肉 の 心 を 汝 らに 與 へ
27 吾 靈 を 汝 らの 衷 に 置 き 汝 らをして 我 が 法度 に 歩 ましめ 吾 律 を 守 りて 之 を 行 はしむべし
28 汝等 はわが 汝 らの 先祖 等 に 與 へし 地 に 住 て 吾 民 とならん 我 は 汝 らの 神 となるべし
29 我 汝 らを 救 ひてその 諸 の 汚穢 を 離 れしめ 穀物 を 召 て 之 を 増 し 饑饉 を 汝 らに 臨 ませず
30 樹 の 果 と 田野 の 作物 を 多 くせん 是 をもて 汝 らは 重 て 饑饉 の 羞 を 國々 の 民 の 中 に 蒙 ることあらじ
31 汝 らはその 惡 き 途 とその 善 らぬ 行爲 を 憶 えてその 罪 とその 憎 むべき 事 のために 自 ら 恨 みん
32 主 ヱホバ 言 たまふ 我 が 之 を 爲 は 汝 らのためにあらず 汝 らこれを 知 れよイスラエルの 家 よ 汝 らの 途 を 愧 て 悔 むべし
33 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 汝 らの 諸 の 罪 を 淸 むる 日 に 邑々 に 人 を 住 しめ 墟址 を 再興 しめん
34 荒 たる 地 は 前 に 往來 の 人々 の 目 に 荒地 と 見 たるに 引 かへて 耕 さるるに 至 るべし
35 人 すなはち 言 ん 此 荒 たりし 地 はエデンの 園 のごとくに 成 り 荒滅 び 圮 れたりし 邑々 は 堅固 なりて 人 の 住 に 至 れりと
36 汝 らの 周圍 に 殘 れる 國々 の 民 はすなはち 我 ヱホバが 圮 れし 者 を 再興 し 荒 たるところに 栽植 することを 知 にいたらん 我 ヱホバこれを 言 ふ 之 を 爲 ん
37 主 ヱホバかく 言 たまふイスラエルの 家 我 が 是 を 彼 らのために 爲 んことをまた 我 に 求 むべきなり 我 群 のごとくに 彼 ら 人々 を 殖 さん
38 荒 たる 邑々 には 聖 き 群 のごとくヱルサレムの 節日 の 群 のごとくに 人 の 群 滿 ん 人々 すなはち 我 がヱホバなるを 知 べし
Chapter 37
1 爰 にヱホバの 手 我 に 臨 みヱホバ 我 をして 靈 にて 出行 しめ 谷 の 中 に 我 を 放賜 ふ 其處 には 骨 充 てり
2 彼 その 周圍 に 我 をひきめぐりたまふに 谷 の 表 には 骨 はなはだ 多 くあり 皆 はなはだ 枯 たり
3 彼 われに 言 たまひけるは 人 の 子 よ 是等 の 骨 は 生 るや 我 言 ふ 主 ヱホバよ 汝 知 たまふ
4 彼 我 に 言 たまふ 是等 の 骨 に 預言 し 之 に 言 べし 枯 たる 骨 よヱホバの 言 を 聞 け
5 主 ヱホバ 是 らの 骨 に 斯 言 たまふ 視 よ 我 汝 らの 中 に 氣息 を 入 しめて 汝等 を 生 しめん
6 我 筋 を 汝 らの 上 に 作 り 肉 を 汝 らの 上 に 生 ぜしめ 皮 をもて 汝 らを 蔽 ひ 氣息 を 汝 らの 中 に 與 へて 汝 らを 生 しめん 汝 ら 我 がヱホバなるを 知 ん
7 我 命 ぜられしごとく 預言 しけるが 我 が 預言 する 時 に 音 あり 骨 うごきて 骨 と 骨 あひ 聯 る
8 我 見 しに 筋 その 上 に 出 きたり 肉 生 じ 皮 上 よりこれを 蔽 ひしが 氣息 その 中 にあらず
9 彼 また 我 に 言 たまひけるは 人 の 子 よ 氣息 に 預言 せよ 人 の 子 よ 預言 して 氣息 に 言 へ 主 ヱホバかく 言 たまふ 氣息 よ 汝 四方 の 風 より 來 り 此 殺 されし 者等 の 上 に 呼吸 きて 是 を 生 しめよ
10 我 命 ぜられしごとく 預言 せしかば 氣息 これに 入 て 皆 生 きその 足 に 立 ち 甚 だ 多 くの 群衆 となれり
11 斯 て 彼 われに 言 たまふ 人 の 子 よ 是等 の 骨 はイスラエルの 全家 なり 彼 ら 言 ふ 我 らの 骨 は 枯 れ 我 らの 望 は 竭 く 我儕 絕 はつるなりと
12 是 故 に 預言 して 彼 らに 言 へ 主 ヱホバかく 言 たまふ 吾 民 よ 我 汝等 の 墓 を 啓 き 汝 らをその 墓 より 出 きたらしめてイスラエルの 地 に 至 らしむべし
13 わが 民 よ 我 汝 らの 墓 を 開 きて 汝 らを 其 墓 より 出 きたらしむる 時 汝 らは 我 のヱホバなるを 知 ん
14 我 わが 靈 を 汝 らの 中 におきて 汝 らを 生 しめ 汝 らをその 地 に 安 んぜしめん 汝等 すなはち 我 ヱホバがこれを 言 ひ 之 を 爲 たることを 知 にいたるべし
15 ヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
16 人 の 子 よ 汝 一片 の 木 を 取 てその 上 にユダおよびその 侶 なるイスラエルの 子孫 と 書 き 又 一片 の 木 をとりてその 上 にヨセフおよびその 侶 なるイスラエルの 全家 と 書 べし 是 はエフライムの 木 なり
17 而 して 汝 これを 俱 にあはせて 一 の 木 となせ 是 汝 の 手 の 中 にて 相聯 らん
18 汝 の 民 の 人々 汝 に 是 は 何 の 意 なるか 我儕 に 示 さざるやと 言 ふ 時 は
19 これに 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 エフライムの 手 にあるヨセフとその 侶 なるイスラエルの 支派 の 木 を 取 り 之 をユダの 木 に 合 せて 一 の 木 となしわが 手 にて 一 とならしめん
20 汝 が 書 つけたるところの 木 を 彼 らの 目 のまへにて 汝 の 手 にあらしめ
21 かれらに 言 ふべし 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 イスラエルの 子孫 をその 往 るところの 國々 より 出 し 四方 よりかれを 集 めてその 地 に 導 き
22 その 地 に 於 て 汝 らを 一 の 民 となしてイスラエルの 山々 にをらしめん 一人 の 王 彼等 全體 の 王 たるべし 彼等 は 重 て 二 の 民 となることあらず 再 び 二 の 國 に 分 れざるべし
23 彼等 またその 偶像 とその 憎 むべき 事 等 およびその 諸 の 愆 をもて 身 を 汚 すことあらじ 我 かれらをその 罪 を 犯 せし 諸 の 住處 より 救 ひ 出 してこれを 淸 むべし 而 して 彼 らはわが 民 となり 我 は 彼 らの 神 とならん
24 わが 僕 ダビデかれらの 王 とならん 彼 ら 全體 の 者 の 牧者 は 一人 なるべし 彼 らはわが 律法 にあゆみ 吾 法度 をまもりてこれを 行 はん
25 彼 らは 我 僕 ヤコブに 我 が 賜 ひし 地 に 住 ん 是 其 先祖 等 が 住 ひし 所 なり 彼處 に 彼 らとその 子 及 びその 子 の 子 とこしなへに 住 はん 吾 僕 ダビデ 長久 にかれらの 君 たるべし
26 我 かれらと 和平 の 契約 を 立 ん 是 は 彼 らに 永遠 の 契約 となるべし 我 かれらを 堅 うし 彼 らを 殖 しわが 聖所 を 長久 にかれらの 中 におかん
27 我 が 住所 は 彼 らの 上 にあるべし 我 かれらの 神 となり 彼 らわが 民 とならん
28 わが 聖所 長久 にかれらの 中 にあるにいたらば 國々 の 民 は 我 のヱホバにしてイスラエルを 淸 むる 者 なるを 知 ん
Chapter 38
1 ヱホバの 言 我 にのぞみて 言 ふ
2 人 の 子 よロシ、メセクおよびトバルの 君 たるマゴグの 地 の 王 ゴグに 汝 の 面 をむけ 之 にむかひて 預言 し
3 言 べし 主 ヱホバかく 言 たまふロシ、メセク、トバルの 君 ゴグよ 視 よ 我 なんぢを 罰 せん
4 我 汝 をひきもどし 汝 の 腮 に 鉤 をほどこして 汝 および 汝 の 諸 の 軍勢 と 馬 とその 騎者 を 曳 いだすべし 是 みな 其 服粧 に 美 を 極 め 大楯 小楯 をもち 凡 て 劍 を 執 る 者 にして 大軍 なり
5 ペルシヤ、エテオピアおよびフテこれとともにあり 皆 楯 と 盔 をもつ
6 ゴメルとその 諸 の 軍隊 北 の 極 のトガルマの 族 とその 諸 の 軍隊 など 衆多 の 民 汝 とともにあり
7 汝 準備 をなせ 汝 と 汝 にあつまれるところの 軍隊 みな 備 をせよ 而 して 汝 かれらの 保護 となれ
8 衆多 の 日 の 後 なんぢ 罰 せられん 末 の 年 に 汝 かの 劍 をのがれてかへり 衆多 の 民 の 中 より 集 りきたれる 者 の 地 にいたり 久 しく 荒 ゐたるイスラエルの 山々 にいたらん 是 は 國々 より 導 きいだされて 皆 安然 に 住 ふなり
9 汝 その 諸 の 軍隊 および 衆多 の 民 をひきゐて 上 り 暴風 のごとく 至 り 雲 のごとく 地 を 覆 はん
10 主 ヱホバかくいひたまふ 其日 に 汝 の 心 に 思想 おこり 惡 き 謀計 をくはだてて
11 言 ん 我 平原 の 邑々 にのぼり 穩 にして 安然 に 住 る 者等 にいたらん 是 みな 石垣 なくして 居 り 關 も 門 もあらざる 者 なりと
12 斯 して 汝 物 を 奪 ひ 物 を 掠 め 汝 の 手 をかへして 彼 の 人 の 住 むにいたれる 墟址 を 攻 め 又 かの 國々 より 集 りきたりて 地 の 墺區 にすみて 群 と 財寶 をもつところの 民 をせめんとす
13 シバ、デダン、タルシシの 商賈 およびその 諸 の 小獅子 汝 に 言 ん 汝 物 を 奪 はんとて 來 れるや 汝 物 を 掠 めんために 軍隊 をあつめしや 金銀 をもちさり 群 と 財寶 を 取 り 多 くの 物 を 奪 はんとするやと
14 是故 に 人 の 子 よ 汝 預言 してゴグに 言 へ 主 ヱホバかくいひたまふ 其日 に 汝 わが 民 イスラエルの 安然 に 住 むを 知 ざらんや
15 汝 すなはち 北 の 極 なる 汝 の 處 より 來 らん 衆多 の 民 汝 とともにあり 皆 馬 に 乗 る 其 軍隊 は 大 にしてその 軍勢 は 夥多 し
16 而 して 汝 わが 民 イスラエルに 攻 きたり 雲 のごとくに 地 を 覆 はんゴグよ 末 の 日 にこの 事 あらんすなはち 我 汝 をわが 地 に 攻 きたらしめ 汝 をもて 我 の 聖 き 事 を 國々 の 民 の 目 のまへにあらはして 彼 らに 我 をしらしむべし
17 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 の 昔日 わが 僕 なるイスラエルの 預言者 等 をもて 語 りし 者 は 汝 ならずや 即 ち 彼 ら 其 頃 年 ひさしく 預言 して 我 汝 を 彼 らに 攻 きたらしめんと 言 り
18 主 ヱホバいひたまふ 其日 すなはちゴグがイスラエルの 地 に 攻來 らん 日 にわが 怒 面 にあらはるべし
19 我 嫉妬 と 燃 たつ 怒 をもて 言 ふ 其日 には 必 ずイスラエルの 地 に 大 なる 震動 あらん
20 海 の 魚 空 の 鳥 野 の 獣 凡 て 地 に 匍 ふところの 昆蟲 凡 て 地 にある 人 わが 前 に 震 へん 又 山々 崩 れ 嶄巌 たふれ 石垣 みな 地 に 仆 れん
21 主 ヱホバいひたまふ 我 劍 をわが 諸 の 山 に 召 きたりて 彼 をせめしめん 人々 の 劍 その 兄弟 を 撃 べし
22 我 疫病 と 血 をもて 彼 の 罪 をたださん 我 漲 ぎる 雨 と 雹 と 火 と 硫磺 を 彼 とその 軍勢 および 彼 とともなる 多 の 民 の 上 に 降 すべし
23 而 して 我 わが 大 なることと 聖 きことを 明 かにし 衆多 の 國民 の 目 のまへに 我 を 示 さん 彼 らはすなはち 我 のヱホバなることをしるべし
Chapter 39
1 人 の 子 よゴグにむかひ 預言 して 言 へ 主 ヱホバかく 言 たまふロシ、メセク、トバルの 君 ゴグよ 視 よ 我 汝 を 罰 せん
2 我 汝 をひきもどし 汝 をみちびき 汝 をして 北 の 極 より 上 りてイスラエルの 山々 にいたらしめ
3 汝 の 左 の 手 より 弓 をうち 落 し 右 の 手 より 矢 を 落 しむべし
4 汝 と 汝 の 諸 の 軍勢 および 汝 とともなる 民 はイスラエルの 山々 に 仆 れん 我 汝 を 諸 の 類 の 鷙鳥 と 野 の 獣 にあたへて 食 しむべし
5 汝 は 野 の 表面 に 仆 れん 我 これを 言 ばなりと 主 ヱホバ 言 たまふ
6 我 マゴグと 島々 に 安然 に 住 る 者 とに 火 をおくり 彼 らをして 我 のヱホバなるを 知 しめん
7 我 わが 聖 き 名 をわが 民 イスラエルの 中 に 知 しめ 重 てわが 聖 き 名 を 汚 さしめじ 國々 の 民 すなはち 我 がヱホバにしてイスラエルにありて 聖者 なることを 知 るにいたらん
8 主 ヱホバいひたまふ 視 よ 是 は 來 れり 成 れり 是 わが 言 る 日 なり
9 茲 にイスラエルの 邑々 に 住 る 者 出 きたり 甲冑 大楯 小楯 弓 矢 手鎗 手矛 および 槍 を 燃 し 焚 き 之 をもて七 年 のあひだ 火 を 燃 さん
10 彼 ら 野 より 木 をとりきたること 無 く 林 より 木 をきりとらずして 甲冑 をもて 火 を 燃 しまた 己 を 掠 めし 者 をかすめ 己 の 物 を 奪 ひし 者 の 物 を 奪 はん 主 ヱホバこれを 言 ふ
11 其日 に 我 イスラエルにおいて 墓地 をゴグに 與 へん 是 往來 の 人 の 谷 にして 海 の 東 にあり 是 往來 の 人 を 礙 げん 其處 に 人 ゴグとその 群衆 を 埋 めこれをゴグの 群衆 の 谷 となづけん
12 イスラエルの 家 之 を 埋 めて 地 を 淸 むるに 七月 を 費 さん
13 國 の 民 みなこれを 埋 め 之 によりて 名 をえん 是 我 が 榮光 をあらはす 日 なり
14 彼等 定 れる 人 を 選 む 其 人 國 の 中 をゆきめぐりて 往來 の 人 とともにかの 地 の 面 に 遺 れる 者 を 埋 めてこれを 淸 む 七月 の 終 れる 後 かれら 尋 ぬることをなさん
15 國 を 行巡 る 者 往來 し 人 の 骨 あるを 見 るときはその 傍 に 標 をたつれば 死人 を 埋 むる 者 これをゴグの 群衆 の 谷 に 埋 む
16 邑 の 名 もまた 群衆 ととなへられん 斯 かれら 國 を 淸 めん
17 人 の 子 よ 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 諸 の 類 の 鳥 と 野 の 諸 の 獸 に 言 べし 汝等 集 ひ 來 り 我 が 汝 らのために 殺 せるところの 犧牲 に 四方 より 聚 れ 即 ちイスラエルの 山々 の 上 なる 大 なる 犠牲 に 臨 み 肉 を 食 ひ 血 を 飮 め
18 汝 ら 勇士 の 肉 を 食 ひ 地 の 君等 の 血 を 飮 め 牡羊 羔羊 牡山羊 牡牛 など 凡 てバシヤンの 肥 たる 畜 を 食 ヘ
19 汝 らわが 汝 らのために 殺 せるところの 犠牲 につきて 飽 まで 脂 を 食 ひ 醉 まで 血 を 飮 べし
20 汝 らわが 席 につきて 馬 と 騎者 と 勇士 と 諸 の 軍人 に 黶 べしと 主 ヱホバいひたまふ
21 我 わが 榮光 を 國々 の 民 にしめさん 國々 の 民 みな 我 がおこなふ 審判 を 見 我 がかれらの 上 に 加 ふる 手 を 見 るべし
22 是 日 より 後 イスラエルの 家 我 ヱホバの 己 の 神 なることを 知 ん
23 又 國々 の 民 イスラエルの 家 の 擄 へうつされしは 其 惡 によりしなるを 知 べし 彼等 われに 背 きたるに 因 て 我 わが 面 を 彼 らに 隱 し 彼 らをその 敵 の 手 に 付 したれば 皆 劍 に 仆 れたり
24 我 かれらの 汚穢 と 愆惡 とにしたがひて 彼 らを 待 ひわが 面 を 彼等 に 隱 せり
25 然 ば 主 ヱホバかく 言 たまふ 我 今 ヤコブの 俘擄人 を 歸 しイスラエルの 全家 を 憐 れみ 吾 聖 き 名 のために 熱中 せん
26 彼 らその 地 に 安然 に 住 ひて 誰 も 之 を 怖 れしむる 者 なきに 至 る 時 はその 我 にむかひて 爲 たるところの 諸 の 悖 れる 行爲 のために 愧 べし
27 我 かれらを 國々 より 導 きかへりその 敵 の 國々 より 集 め 彼 らをもて 我 の 聖 き 事 を 衆多 の 國民 にしめす 時
28 彼等 すなはち 我 ヱホバの 己 の 神 なるを 知 ん 是 は 我 かれらを 國々 に 移 し 又 その 地 にひき 歸 りて 一人 をも 其處 にのこさざればなり
29 我 わが 靈 をイスラエルの 家 にそそぎたれば 重 て 吾 面 を 彼 らに 隱 さじ 主 ヱホバこれを 言 ふ
Chapter 40
1 我 らの 擄 へ 移 されてより二十五 年 邑 の 撃破 られて 後 十四 年 その 年 の 初 の 月 の 十日 其 日 にヱホバの 手 われに 臨 み 我 を 彼處 に 携 へ 往 く
2 即 ち 神 異象 の 中 に 我 をイスラエルの 地 にたづさへゆきて 甚 だ 高 き 山 の 上 におろしたまふ 其處 に 南 の 方 にあたりて 邑 のごとき 者 建 てり
3 彼 我 をひきて 彼處 にいたり 給 ふに 一箇 の 人 あるを 見 るその 面容 は 銅 のごとくにして 手 に 麻 の 繩 と 間竿 を 執 り 門 に 立 てり
4 其 人 われに 言 けるは 人 の 子 よ 汝 目 をもて 視 耳 をもて 聞 き 我 が 汝 にしめす 諸 の 事 に 心 をとめよ 汝 を 此 にたづさへしはこれを 汝 にしめさんためなり 汝 が 見 るところの 事 を 盡 くイスラエルの 家 に 告 よと
5 斯 ありて 視 るに 家 の 外 の 四周 に 墻垣 ありその 人 の 手 に六キユビトの 間竿 ありそのキユビトは 各 一キユビトと 一 手濶 なり 彼 その 墻 の 厚 を 量 るに 一 竿 ありその 高 もまた 一 竿 あり
6 彼 東向 の 門 にいたりその 階 をのぼりて 門 の 閾 を 量 るに 其 濶 一 竿 あり 即 ち 第 一の 閾 の 濶 一 竿 なり
7 守房 は 長 一 竿 廣 一 竿 守房 と 守房 の 間 は五キユビトあり 内 の 門 の 廊 の 傍 なる 門 の 閾 も 一 竿 あり
8 内 の 門 の 廊 を 量 るに 一 竿 あり
9 又 門 の 廊 を 量 るに八キユビトありその 柱 は二キユビトなりその 門 の 廊 は 内 にあり
10 東向 の 門 の 守房 は 此旁 に 三箇 彼處 に 三箇 あり 此 三 みな 其 寸尺 おなじ 柱 もまた 此處 彼處 ともにその 寸尺 おなじ
11 門 の 入口 の 廣 をはかるに十キユビトあり 門 の 長 は十三キユビトなり
12 守房 の 前 に一キユビトの 界 あり 彼旁 の 界 も一キユビトなり 守房 は 此旁 彼旁 ともに六キユビトなり
13 彼 また 此 守房 の 屋背 より 彼 屋背 まで 門 をはかるに 入口 より 入口 まで二十五キユビトあり
14 柱 は六十キユビトに 作 れる 者 なり 門 のまはりに 庭 ありて 柱 にまでおよぶ
15 入口 の 門 の 前 より 内 の 門 の 廊 の 前 にいたるまで五十キユビトあり
16 守房 と 門 の 内面 の 周圍 の 柱 とに 閉窓 あり 墻垣 の 差出 たる 處 にもしかり 内面 の 周圍 には 窓 あり 柱 には 棕櫚 あり
17 彼 また 我 を 外庭 に 携 ゆくに 庭 の 周圍 に 設 けたる 室 と 鋪石 あり 鋪石 の 上 に三十の 室 あり
18 鋪石 は 門 の 側 にありて 門 の 長 におなじ 是 下鋪石 なり
19 彼 下 の 門 の 前 より 内庭 の 外 の 前 までの 廣 を 量 るに 東 と 北 とに百キユビトあり
20 又 外庭 なる 北向 の 門 の 長 と 寛 をはかれり
21 守房 その 此旁 に 三箇 彼旁 に 三箇 あり 柱 および 差出 たる 處 もあり 是 は 前 の 門 の 寸尺 のごとく 長 五十キユビト 濶 二十五キユビトなり
22 その 窓 と 差出 たる 處 と 棕櫚 は 東向 の 門 にある 者 の 寸尺 と 同 じ七 段 の 階級 を 經 て 上 るに 差出 たる 處 その 前 にあり
23 内庭 の 門 は 北 と 東 の 門 に 向 ふ 彼 門 より 門 までを 量 るに 百 キユビトあり
24 彼 また 我 を 南 に 携 ゆくに 南向 の 門 ありその 柱 と 差出 たる 處 をはかるに 前 の 寸尺 の 如 し
25 是 とその 差出 たる 處 の 周圍 に 窓 あり 彼 窓 のごとしその 門 は 長 五十キユビト 濶 二十五キユビトなり
26 七 段 の 階級 をへて 登 るべし 差出 たる 處 その 前 にありその 柱 の 上 には 此旁 に 一箇 彼旁 に 一箇 の 棕櫚 あり
27 内庭 に 南向 の 門 あり 門 より 門 まで 南 の 方 をはかるに 百 キユビトあり
28 彼 我 を 携 へて 南 の 門 より 内庭 に 至 る 彼 南 の 門 をはかるにその 寸尺 前 のごとし
29 その 守房 と 柱 と 差出 たる 處 は 前 の 寸尺 のごとしその 門 と 差出 たる 處 の 周圍 とに 窓 あり 門 の 長 五十キユビト 濶 二十五キユビトなり
30 差出 たる 處 周圍 にありその 長 二十五キユビト 濶 五キユビト
31 其 差出 たる 處 は 外庭 に 出 づその 柱 の 上 に 棕櫚 あり八 段 の 階級 をへて 升 るべし
32 彼 また 内庭 の 東 の 方 に 我 をたづさへゆきて 門 をはかるに 前 の 寸尺 の 如 し
33 その 守房 と 柱 および 差出 たる 處 は 寸尺 前 のごとしその 門 と 差出 たる 處 の 周圍 とに 窓 あり 門 の 長 五十キユビト 濶 二十五キユビト
34 その 差出 たる 處 は 外庭 にいづ 柱 の 上 には 此旁 彼旁 に 棕櫚 あり八 段 の 階級 をへて 升 るべし
35 彼 われを 北 の 門 にたづさへゆきてこれを 量 るに 寸尺 おなじ
36 その 守房 と 柱 と 差出 たる 處 ありその 周園 に 窓 あり 門 の 長 五十キユビト 濶 二十五キユビト
37 その 柱 は 外庭 に 出 づ 柱 の 上 に 此旁 彼旁 に 棕櫚 あり八 段 の 階 をへて 升 るべし
38 門 の 柱 の 傍 に 戸 のある 室 あり 其處 は 燔祭 の 牲 を 洗 ふところなり
39 門 の 廊 に 此旁 に 二 の 臺 彼旁 に 二 の 臺 あり 其 上 に 燔祭 罪祭 愆祭 の 牲畜 を 屠 るべし
40 北 の 門 の 入口 に 升 るに 外面 に 於 て 門 の 廊 の 傍 に 二 の 臺 あり 亦 他 の 旁 にも 二 の 臺 あり
41 門 の 側 に 此旁 に 四 の 臺 彼旁 に 四 の 臺 ありて 八 なり 其 上 に 屠 ることを 爲 す
42 升口 に 琢石 の 四 の 臺 あり 長 一キユビト 半 廣 一キユビト 半 高 一キユビトなり 燔祭 および 犠牲 を 宰 るところの 器具 をその 上 に 置 く
43 内 の 周圍 に 一 手寛 の 曲釘 うちてあり 犠牲 の 肉 は 臺 の 上 におかる
44 内 の 門 の 外 において 内庭 に 謳歌人 の 室 あり 一 は 北 の 門 の 側 にありて 南 にむかひ 一 は 南 の 門 の 側 にありて 北 にむかふ
45 彼 われに 言 ふ 此 南 にむかへる 室 は 殿 をまもる 祭司 のための 者
46 北 にむかへる 室 は 壇 をまもる 祭司 のための 者 なり 彼等 はレビの 子孫 の 中 なるザドクの 後裔 にしてヱホバに 近 よりて 之 に 事 ふるなり
47 而 して 彼 庭 をはかるに 長 百 キユビト 寛 百 キユビトにして四 角 なり 殿 の 前 に 壇 あり
48 彼 殿 の 廊 に 我 をひきゆきて 廊 の 柱 を 量 るに 此旁 も五キユビト 彼方 も五キユビトあり 門 の 廣 は 此旁 三キユビト 彼旁 三キユビトなり
49 廊 の 長 は二十キユビト 寛 は十一キユビト 階級 によりて 升 るべし 柱 にそふて 柱 あり 此旁 に 一箇 彼旁 に 一箇
Chapter 41
1 彼 殿 に 我 をひきゆきて 柱 を 量 るに 此旁 の 寛 六キユビト 彼旁 の 寛 六キユビト 幕屋 の 寛 なり
2 戸 の 寛 は十キユビト 戸 の 側柱 は 此旁 も五キユビト 彼旁 も五キユビト 彼 量 るに 其 長 四十キユビト 廣 二十キユビトあり
3 内 にいりて 戸 の 柱 を 量 るに二キユビトあり 戸 は六キユビト 戸 の 濶 は七キユビト
4 彼 量 るに 其 長 二十キユビト 廣 二十キユビトにして 殿 に 向 ふ 彼 我 に 言 けるは 是 至聖所 なり
5 彼 室 の 壁 を 量 るに六キユビトあり 室 の 周圍 の 連接屋 の 寛 は四キユビトなり
6 連接屋 は三 階 にして 各 三十の 間 あり 室 の 壁 周圍 の 連接屋 の 側 にありて 連接屋 は 之 に 連 りて 堅 く 立 つ 然 れども 室 の 壁 に 挿入 て 堅 く 立 るにあらず
7 連接屋 は 上 にいたるに 隨 ひて 廣 くなり 行 く 即 ち 家 の 圍牆 家 の 四周 に 高 くのぼれば 家 は 上 廣 くして 下 のより 上 のにのぼる 樣 は 中 の 割合 にしたがふなり
8 我 室 に 高 き 處 あるを 見 る 連接屋 の 基 は 一 竿 に 足 てその 連接 る 處 まで六キユビトなり
9 連接屋 にある 外 の 壁 の 厚 は五キユビト 室 の 連接屋 の 傍 の 隙 もまた 然 り
10 室 の 間 にあたりて 家 の 四周 に 廣 二十キユビトの 處 あり
11 連接屋 の 戸 は 皆 かの 隙 にむかふ 一 の 戸 は 北 にむかひ 一 の 戸 は 南 にむかふ 其 隙 たる 處 は 四周 にありて 廣 五キユビトなり
12 西 の 方 にあたる 離處 の 前 の 建物 は 廣 七十キユビトその 建物 の 周圍 の 壁 は 厚 五キユビト 長 九十キユビト
13 彼 殿 をはかるにその 長 百 キユビトあり 離處 とその 建物 とその 壁 は 長 百 キユビト
14 殿 の 面 および 離處 の 東面 は 廣 百 キユビトなり
15 彼 後 なる 離處 の 前 の 建物 の 長 を 量 れり 其 此旁 彼旁 の 廊下 は 百 キユビトありまた 内殿 と 庭 の 廊 を 量 り
16 彼 の 三 にある 處 の 閾 と 閉窓 と 周圍 の 廊下 を 量 れり 閾 の 對面 に 當 りて 周圍 に 嵌板 あり 窓 まで 地 を 量 りしが 窓 は 皆 蔽 ふてあり
17 戸 の 上 なる 處 内室 と 外 の 處 および 内外 の 周圍 の 諸 の 壁 まで 量 ることをなせり
18 ケルビムと 棕櫚 と 造 りてあり 二 のケルビムの 間 毎 に 一本 の 棕櫚 ありケルブには 二 の 面 あり
19 此旁 には 人 の 面 ありて 棕櫚 にむかひ 彼旁 には 獅子 の 面 ありて 棕櫚 にむかふ 家 の 周圍 に 凡 て 是 のごとく 造 りてあり
20 地 より 戸 の 上 までケルビムと 棕櫚 の 設 あり 殿 の 壁 も 然 り
21 殿 には 四角 の 戸柱 あり 聖所 の 前 にも 同形 の 者 あり
22 壇 は 木 にして 高 三キユビト 長 二キユビトなり 是 に 隅木 ありその 臺 と 其 周圍 も 木 なり 彼 われに 言 けるは 是 はヱホバの 前 の 壇 なり
23 殿 と 聖所 とには 二 の 戸 あり
24 その 戸 に 二 の 扉 あり 是 二 の 開扉 なり 此 戸 に 二箇 彼 戸 に 二箇 の 扉 あり
25 殿 の 戸 にケルビムと 棕櫚 つくりてあり 壁 におけるがごとし 外 の 廊 の 前 に 木 の 段 あり
26 廊 の 横壁 と 家 の 連接屋 と 段 には 此旁 彼旁 に 閉窓 と 棕櫚 あり
Chapter 42
1 彼 われを 携 へ 出 して 北 におもむく 路 よりして 外庭 にいたり 我 を 室 に 導 く 是 は 北 の 方 にありて 離處 に 對 ひ 建物 に 對 ひをる
2 その 百 キユビトの 長 ある 所 の 前 に 至 るに 戸 は 北 の 方 にあり 寛 は五十キユビト
3 内庭 の二十キユビトなる 處 に 對 ひ 外庭 の 鋪石 に 對 ふ 廊下 の 上 に 廊下 ありて 三 なり
4 室 の 前 に 寛 十キユビトの 路 あり 又 内庭 にいたるところの 百 キユビトの 路 あり 室 の 戸 は 北 にむかふ
5 その 建物 の 上 の 室 は 下 のと 中 のとに 比 れば 狹 し 是 は 廊下 の 爲 に 其 場 を 削 らるればなり
6 是等 は三 階 にして 庭 の 柱 の 如 くは 柱 あらず 是 をもて 上 のは 下 のと 中 のよりもその 場 狹 し
7 室 の 前 にあたりて 外 に 垣 あり 室 にそひて 外庭 にいたる 其 長 五十キユビト
8 外庭 の 室 の 長 は五十キユビトにして 殿 に 對 ふ 所 は 百 キユビトあり
9 その 下 の 方 より 是等 の 室 いづ 外庭 よりこれに 往 ときは 其 入口 東 にあり
10 南 の 庭 垣 の 廣 き 方 にあたり 離處 とその 建物 にむかひて 室 あり
11 北 の 方 なる 室 のごとく 其 前 に 路 ありその 長 寛 およびその 出口 その 建築 みな 同 じ
12 その 入口 のごとく 南 の 方 なる 室 の 入口 も 然 り 路 の 頭 に 入口 あり 是 は 垣 に 連 るところの 路 にて 東 より 來 る 路 なり
13 彼 われに 言 けるは 離處 の 前 なる 北 の 室 と 南 の 室 は 聖 き 室 にしてヱホバに 近 くところの 祭司 の 至聖 き 物 を 食 ふべき 所 なり 其處 にかれら 最 聖 き 物 素祭 罪祭 愆祭 の 物 を 置 べし 其 處 は 聖 ければなり
14 祭司 は 入 たるときは 聖所 より 外庭 に 出 べからず 彼等 職掌 を 行 ふところの 衣服 を 其處 に 置 べし 是 聖 ければなり 而 して 他 の 衣 を 着 て 民 に 屬 するの 處 に 近 くべし
15 彼 内室 を 量 ることを 終 て 東向 の 門 の 路 より 我 を 携 へ 出 して 四方 を 量 れり
16 彼 間竿 をもて 東面 を 量 るにその 周圍 間竿 五 百 竿 あり
17 又 北面 をはかるにその 周圍 間竿 五 百 竿 あり
18 また 南面 をはかるに 間竿 五 百 竿 あり
19 また 西面 にまはりて 量 るに 間竿 五 百 竿 あり
20 斯 四方 を 量 れり 周圍 に 牆 ありその 長 五 百 竿 寛 五 百 竿 聖所 と 俗所 とを 區別 つなり
Chapter 43
1 彼 われを 携 へて 門 にいたる 其 門 は 東 に 向 ふ
2 時 にイスラエルの 神 の 榮光 東 よりきたりしがその 聲 大水 の 音 のごとくにして 地 その 榮光 に 照 さる
3 其 狀 を 見 るに 我 がこの 邑 を 滅 しに 來 りし 時 に 見 たるところの 狀 の 如 くに 見 ゆ 又 ケバル 河 の 邊 にて 我 が 見 しところの 形 のごとき 形 の 者 あり 我 すなはち 俯伏 す
4 ヱホバの 榮光 東向 の 門 よりきたりて 室 に 入 る
5 靈 われを 引 あげて 内庭 にたづさへいるにヱホバの 榮光 室 に 充 をる
6 我 聽 に 室 より 我 に 語 ふ 者 あり 又 人 ありてわが 傍 に 立 つ
7 彼 われに 言 たまひけるは 人 の 子 よ 吾 位 のある 所 我 脚 の 跖 のふむ 所 此 にて 我 長久 にイスラエルの 子孫 の 中 に 居 んイスラエルの 家 とその 王等 再 びその 姦淫 とその 王等 の 屍骸 およびその 崇邱 をもてわが 聖 き 名 を 汚 すことなかるべし
8 彼 らその 閾 をわが 閾 の 側 に 設 け 其 門柱 をわが 門柱 の 傍 に 設 けたれば 我 と 其等 との 間 には 只 壁 一重 ありしのみ 而 して 彼 ら 憎 むべき 事等 をおこなひて 吾 が 聖名 を 汚 したるが 故 に 我 怒 りてかれらを 滅 したり
9 彼 ら 今 はその 姦淫 とその 王等 の 屍骸 をわが 前 より 除 き 去 ん 我 また 彼 らの 中 に 長久 に 居 べし
10 人 の 子 よ 汝 この 室 をイスラエルの 家 に 示 せ 彼 らその 惡 を 愧 ぢまたこの 式樣 を 量 らん
11 彼 らその 爲 たる 諸 の 事 を 愧 なば 彼 らに 此 室 の 製法 とその 式樣 その 出口 入口 その 一切 の 製法 その 一切 の 則 その 一切 の 製法 その 一切 の 法 をしらしめよ 是 をかれらの 目 の 前 に 書 て 彼 らにその 諸 の 製法 とその 一切 の 則 を 守 りてこれを 爲 しむべし
12 室 の 法 は 是 なり 山 の 頂 の 上 なるその 地 は 四方 みな 最 聖 し 是 室 の 法 なり
13 壇 の 寸尺 はキユビトをもて 言 ば 左 のごとしそのキユビトは一キユビトと 手寛 あり 壇 の 底 は一キユビト 寛 一キユビトその 周圍 の 邊 は 半 キユビト 是 壇 の 臺 なり
14 土 に 坐 れる 底座 より 下 の 層 まで二キユビト 寛 一キユビト 又 小 き 層 より 大 なる 層 まで四キユビト 寛 一キユビトなり
15 正壇 は四キユビト 壇 の 上 の 面 に 四 の 角 あり
16 壇 の 上 の 面 は 長 十二キユビト 寛 十二キユビトにしてその 四面 角 なり
17 その 層 は 四方 とも 長 十四キユビト 寛 十四キユビトその 四周 の 縁 は 半 キユビトその 底 は 四方 一キユビトその 階 は 東 に 向 ふ
18 彼 われに 言 けるは 人 の 子 よ 主 ヱホバかく 言 たまふ 壇 を 建 て 其 上 に 燔祭 を 献 げ 血 を 灑 ぐ 日 には 是 をその 則 とすべし
19 主 ヱホバかく 言 ふ 汝 レビの 支派 ザドクの 裔 にして 我 にちかづき 事 ふるところの 祭司 等 に 犢 なる 牡牛 を 罪祭 として 與 ふべし
20 又 その 血 を 取 てこれをその 四 の 角 と 層 の 四隅 と 四周 の 邊 に 抹 り 斯 して 之 を 淸 め 潔 ようすべし
21 汝 罪祭 の 牛 を 取 てこれを 聖所 の 外 にて 殿 の 中 の 定 まれる 處 に 焚 べし
22 第二日 に 汝 全 き 牡山羊 を 罪祭 に 献 ぐべし 即 ちかれら 牡牛 をもて 淸 めしごとく 之 をもて 壇 を 淸 むべし
23 汝 潔禮 を 終 たる 時 は 犢 なる 牡牛 の 全 き 者 および 群 の 全 き 牡羊 を 献 ぐべし
24 汝 これをヱホバの 前 に 持 きたるべし 祭司 等 これに 鹽 を 撒 かけ 燔祭 としてヱホバに 献 ぐべし
25 七日 の 間 汝 日々 に 牡山羊 を 罪祭 に 供 ふべしまた 彼 ら 犢 なる 牡牛 と 群 の 牡羊 との 全 き 者 を 供 ふべし
26 七日 の 間 かれら 壇 を 潔 ようしこれを 淸 めその 手 を 滿 すべし
27 是等 の 日 滿 て 八日 にいたりて 後 は 祭司 等 汝 らの 燔祭 と 酬恩祭 をその 壇 の 上 に 奉 へん 我 悦 びて 汝 らを 受納 べし 主 ヱホバこれを 言 たまふ
Chapter 44
1 斯 て 彼 我 を 引 て 聖所 の 東向 なる 外 の 門 の 路 にかへるに 門 は 閉 てあり
2 ヱホバすなはち 我 に 言 たまひけるは 此 門 は 閉 おくべし 開 くべからず 此 より 誰 も 入 るべからずイスラエルの 神 ヱホバ 此 より 入 たれば 是 は 閉 おくべきなり
3 その 君 は 君 たるが 故 にこの 内 に 坐 してヱホバの 前 に 食 をなさん 彼 は 門 の 廊 の 路 より 入 りまたその 路 より 出 ん
4 彼 また 我 をひきて 北 の 門 の 路 より 家 の 前 に 至 りしが 視 るにヱホバの 榮光 ヱホバの 家 に 滿 ゐたれば 我 俯伏 けるに
5 ヱホバわれに 言 たまふ 人 の 子 よヱホバの 家 の 諸 の 則 とその 諸 の 法 につきて 我 が 汝 に 告 るところの 諸 の 事 に 心 を 用 ひ 目 を 注 ぎ 耳 を 傾 け 又 殿 の 入口 と 聖所 の 諸 の 出口 に 心 を 用 ひよ
6 而 して 悖 れる 者 なるイスラエルの 家 に 言 べし 主 ヱホバ 斯 いふイスラエルの 家 よ 汝 らその 行 ひし 諸 の 憎 むべき 事 等 をもて 足 りとせよ
7 即 ち 汝 等 は 心 にも 割禮 をうけず 肉 にも 割禮 をうけざる 外國人 をひききたりて 吾 聖所 にあらしめてわが 家 を 汚 し 又 わが 食 なる 脂 と 血 を 獻 ぐることを 爲 り 斯 汝 らの 諸 の 憎 むべき 事 の 上 に 彼等 また 吾 契約 を 破 れり
8 汝 ら 我 が 聖物 を 守 る 職守 を 怠 り 彼 らをして 我 が 聖所 において 汝 らにかはりて 我 の 職守 を 守 らしめたり
9 主 ヱホバかく 言 たまふイスラエルの 子孫 の 中 に 居 るところの 諸 の 異邦人 の 中 凡 て 心 に 割禮 をうけず 肉 に 割禮 をうけざる 異邦人 はわが 聖所 に 入 るべからず
10 亦 レビ 人 も 迷 へるイスラエルがその 憎 むべき 偶像 をしたひて 我 を 棄 て 迷 ひし 時 に 我 を 棄 ゆきたる 者 はその 罪 を 蒙 るべし
11 即 ち 彼 らは 吾 が 聖所 にありて 下僕 となり 家 の 門 を 守 る 者 となり 家 にて 下僕 の 業 をなさん 又 彼 ら 民 のために 燔祭 および 犠牲 の 牲畜 を 殺 し 民 のまへに 立 てこれに 事 へん
12 彼等 その 偶像 の 前 にて 民 に 事 ヘイスラエルの 家 を 礙 かせて 罪 におちいらしめたるが 故 に 主 ヱホバ 言 ふ 我 手 をあげて 彼 らを 罰 し 彼 らをしてその 罪 を 蒙 らしめたり
13 彼 らは 我 に 近 づきて 祭司 の 職 をなすべからず 至聖所 にきたりわが 諸 の 聖 き 物 に 近 よるべからずその 恥 とその 行 ひし 諸 の 憎 むべき 事 等 の 報 を 蒙 るべし
14 我 かれらをして 宮守 の 職務 をおこなはしめ 宮 の 諸 の 業 および 其 中 に 行 ふべき 諸 の 事 を 爲 しむべし
15 然 どザドクの 裔 なるレビの 祭司 等 すなはちイスラエルの 子孫 が 我 を 棄 て 迷謬 し 時 にわが 聖所 の 職守 を 守 りたる 者 等 は 我 に 近 づきて 事 へ 我 まへに 立 ち 脂 と 血 をわれに 獻 げん 主 ヱホバこれを 言 ふなり
16 即 ち 彼等 わが 聖所 にいり 吾 が 臺 にちかづきて 我 に 事 へわが 職守 を 守 るべし
17 彼等 内庭 の 門 にいる 時 は 麻 の 衣 を 衣 べし 内庭 の 門 および 家 において 職 をなす 時 は 毛服 を 身 につくべからず
18 首 には 麻 の 冠 をいただき 腰 には 麻 の 袴 を 穿 つべし 汗 のいづるごとくに 身 をよそほふべからず
19 彼 ら 外庭 にいづる 時 すなはち 外庭 にいでて 民 に 就 く 時 はその 職 をなせるところの 衣服 を 脱 てこれを 聖 き 室 に 置 き 他 の 衣服 をつくべし 是 その 服 をもて 民 を 聖 くすること 無 らんためなり
20 彼 ら 頭 を 剃 べからず 又 髮 を 長 く 長 すべからずその 頭髮 を 剪 るべし
21 祭司 たる 者 は 内庭 に 入 ときに 酒 をのむべからず
22 又 寡婦 および 去 れたる 婦 を 妻 にめとるべからず 唯 イスラエルの 家 の 出 なる 處女 を 娶 るべし 又 は 祭司 の 妻 の 寡 となりし 者 を 娶 るべし
23 彼 らわが 民 を 敎 へ 聖 き 物 と 俗 の 物 の 區別 および 汚 れたる 物 と 潔 き 物 の 區別 を 之 に 知 しむべし
24 爭論 ある 時 は 彼 ら 起 ちて 判决 き 吾 定例 にしたがひて 斷决 をなさん 我 が 諸 の 節期 において 彼 らわが 法 と 憲 を 守 るべく 又 わが 安息日 を 聖 くすべし
25 死人 の 許 にいたりて 身 を 汚 すべからず 只 父 のため 母 のため 息子 のため 息女 のため 兄弟 のため 夫 なき 姉妹 のためには 身 を 汚 すも 宜 し
26 斯 る 人 にはその 潔齋 の 後 なほ 七日 を 數 へ 加 ふべし
27 彼 聖所 にいたり 内庭 にいり 聖所 にて 職 を 執行 ふ 日 には 罪祭 を 獻 ぐべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
28 彼 らの 產業 は 是 なり 即 ち 我 これが 產業 たり 汝 らイスラエルの 中 にて 彼 らに 所有 を 與 ふべからず 我 すなはちこれが 所有 たるなり
29 祭物 および 罪祭 愆祭 の 物 是等 を 彼等 食 ふべし 凡 てイスラエルの 中 の 奉納物 は 彼 らに 歸 す
30 諸 の 物 の 初實 の 初 および 凡 て 汝 らが 献 ぐる 諸 の 献物 みな 祭司 に 歸 すべし 汝等 その 諸 の 麥粉 の 初 を 祭司 に 與 ふべし 是 汝 の 家 に 幸福 あらしめんためなり
31 鳥 にもあれ 獸 にもあれ 凡 て 自 ら 死 にたる 者 又 は 裂 ころされし 者 をば 祭司 たる 者 食 ふべからず
Chapter 45
1 汝 ら 籤 をひき 地 をわかちて 產業 となす 時 は 地 の 一分 を 取 り 聖 き 者 となしてヱホバに 献 ぐべし 其 長 は二 萬 五 千 寛 は一 萬 なるべし 是 は 其 四方 周圍 凡 て 聖 し
2 此 中 聖所 に 屬 する 者 は 長 五 百 寛 五 百 にして 周圍 四角 なり 又 五十キユビトの 隙地 その 周圍 にあり
3 汝 この 量 りたる 處 より 長 二 萬 五 千 寛 一 萬 の 場 を 度 り 取 るべし 此 うちに 聖所 至聖所 を 設 くべし
4 是 は 地 の 聖場 なりヱホバに 近 づき 事 ふる 聖所 の 役者 なる 祭司 等 に 屬 すべし 是 かれらの 家 を 建 てまた 聖所 を 設 くる 聖地 なり
5 又 長 二 萬 五 千 寛 一 萬 の 處 家 に 事 ふるレビ 人 に 屬 し 其 所有 に二十の 室 あるべし
6 その 献 げたる 聖地 に 並 びて 汝 ら 寛 五 千 長 二 萬 五 千 の 處 を 分 ち 邑 の 所有 となすべし 是 はイスラエルの 全家 に 屬 す
7 又 君 たる 者 の 分 はかの 献 げたる 聖地 と 邑 の 所有 の 此處 彼處 にあり 献 げたる 聖地 に 沿 ひ 邑 の 所有 に 沿 ひ 西 は 西 にわたり 東 は 東 に 渉 るべし 西 の 極 より 東 の 極 まで 其 長 は 支派 の 分 の 一 と 等 し
8 イスラエルの 中 に 彼 が 有 ところの 者 は 地 にあり 吾 君 等 は 重 てわが 民 を 虐 ぐることなくイスラエルの 家 にその 支派 にしたがひて 地 を 與 へおかん
9 主 ヱホバかく 言 たまふイスラエルの 君等 よ 汝 ら 足 ことを 知 れ 虐 ぐることと 掠 むる 事 を 止 め 公道 と 公義 を 行 へ 我 民 を 逐放 すことを 止 よ 主 ヱホバこれを 言 ふ
10 汝 ら 公平 き 權衡 公平 きエパ 公平 きバテを 用 ふべし
11 エパとバテとはその 量 を 同 じうすべし 即 ちバテもホメルの十 分 一を 容 れエパもホメルの十 分 一を 容 るべしホメルに 準 じてその 度量 を 定 むべし
12 シケルは二十ゲラに 當 る二十シケル二十五シケル十五シケルを 汝等 マネとなすべし
13 汝 らが 献 ぐべき 献物 は 左 のごとし一ホメルの 小麥 の 中 よりエパの六 分 一を 献 げ一ホメルの 大麥 の 中 よりエパの六 分 一を 献 ぐべし
14 油 の 例 油 のバテは 是 のごとし一コルの 中 よりバテの十 分 一を 献 ぐべしコルは十バテを 容 る 者 にて 即 ちホメルなり十バテ一ホメルとなればなり
15 又 イスラエルの 腴 なる 地 より 群 二 百 ごとに 一箇 の 羊 を 出 して 素祭 および 燔祭 酬恩祭 の 物 に 供 へ 民 の 罪 を 贖 ふことに 用 ひしむべし 主 ヱホバこれを 言 ふ
16 國 の 民 みなこの 獻物 をイスラエルの 君 にもちきたるべし
17 又 君 たる 者 は 祭日 朔日 安息日 およびイスラエルの 家 の 諸 の 節期 に 燔祭 素祭 灌祭 を 奉 ぐべし 即 ち 彼 イスラエルの 家 の 贖罪 をなすために 罪祭 素祭 燔祭 酬恩祭 を 執行 なふべし
18 主 ヱホバかく 言 たまふ 正月 の 元日 に 汝 犢 なる 全 き 牡牛 を 取 り 聖所 を 淸 むべし
19 又 祭司 は 罪祭 の 牲 の 血 を 取 りて 殿 の 門柱 にぬり 壇 の 層 の 四隅 と 内庭 の 門 の 柱 に 塗 べし
20 月 の 七日 に 汝等 また 迷 ふ 人 および 拙 き 者 のために 斯 なして 殿 のために 贖 をなすべし
21 正月 の十四 日 に 汝 ら 逾越節 を 守 り 七日 の 間 祝 をなし 無酵 パンを 食 ふべし
22 その 日 に 君 は 己 のため 又 國 の 諸 の 民 のために 牡牛 を 備 へて 罪祭 となし
23 七日 の 節筵 の 間 七箇 の 牡牛 と 七箇 の 牡羊 の 全 き 者 を 日々 に 七日 の 間 備 へてヱホバに 燔祭 となし 又 牡山羊 を 日々 に 備 へて 罪祭 となすべし
24 彼 また 素祭 として一エパを 牡牛 のために一エパを 牡山羊 のために 備 へ 油 一ヒンをエパに 加 ふべし
25 七 月 の十五 日 の 節筵 に 彼 また 罪祭 燔祭 素祭 および 油 を 是 のごとく 七日 の 間 備 ふべし
Chapter 46
1 主 ヱホバかく 言 たまふ 内庭 の 東向 の 門 は 事務 をなすところの 六日 の 間 は 閉 ぢ 置 き 安息日 にこれを 開 き 又 月朔 にこれを 開 くべし
2 君 たる 者 は 外 より 門 の 廊 の 路 をとほりて 入 り 門 の 柱 の 傍 に 立 つべし 祭司 等 その 時 かれの 爲 に 燔祭 と 酬恩祭 を 備 ふべし 彼 は 門 の 閾 において 禮拜 をなして 出 べし 但 し 門 は 暮 まで 閉 べからず
3 國 の 民 は 安息日 と 月朔 とにその 門 の 入口 においてヱホバの 前 に 禮拜 をなすべし
4 君 が 安息日 にヱホバに 獻 ぐる 燔祭 には 六 の 全 き 羔羊 と 一 の 全 き 牡羊 を 用 ふべし
5 又 素祭 は 牡羊 のために一エパを 用 ふべし 羔羊 のために 用 ふる 素祭 はその 手 の 出 しうる 程 を 以 し一エパに 油 一ヒンを 加 ふべし
6 月朔 には 犢 なる 一頭 の 全 き 牡牛 および 六 の 羔羊 と 一 の 牡羊 の 全 き 者 を 用 ふべし
7 素祭 は 牛 のために一エパ 牡羊 のために一エパ 羔羊 のために 其 手 のおよぶ 程 を 備 へ一エパに 油 一ヒンを 加 ふべし
8 君 は 來 る 時 に 門 の 廊 の 路 より 入 りまたその 路 より 出 べし
9 國 の 民 祭日 にヱホバの 前 に 來 る 時 は 北 の 門 よりいりて 禮拜 をなせる 者 は 南 の 門 より 出 で 南 の 門 より 入 る 者 は 北 の 門 より 出 べし 其 入 りたる 門 より 歸 るべからず 眞直 に 進 みて 出 べし
10 君 彼 らの 中 にありてその 入 る 時 に 入 りその 出 る 時 に 出 べし
11 祭日 と 祝日 には 素祭 として 牛 のために一エパ 牡羊 のために一エパ 羔羊 のためにその 手 の 出 し 得 る 程 を 備 へ一エパに 油 一ヒンを 加 ふべし
12 君 もし 自 ら 好 んでヱホバに 燔祭 を 備 へんとし 又 は 自 ら 好 んで 酬恩祭 を 備 へんとせば 彼 のために 東向 の 門 を 開 くべし 彼 は 安息日 に 爲 ごとくその 燔祭 と 酬恩祭 を 備 ふべし 又 彼 が 出 たる 時 はその 出 たる 後 に 門 を 閉 べし
13 汝 日々 に 一歳 の 全 き 羔羊 一箇 を 燔祭 としてヱホバに 備 ふべし 即 ち 朝 ごとにこれを 備 ふべし
14 汝 朝 ごとに 素祭 をこれに 加 ふべし 即 ち一エパの六 分 一と 麥粉 を 濕 す 油 一ヒンの三 分 一とを 素祭 としてヱホバに 獻 ぐべし 是 は 長久 に 續 くところの 例典 なり
15 即 ち 朝 ごとに 羔羊 と 素祭 と 油 とを 燔祭 にそなへて 止 ことなかるべし
16 主 ヱホバかく 言 たまふ 君 もし 其 子 の 一人 に 讓物 をなす 時 は 是 その 人 の 產業 となりその 子孫 に 傳 はりて 之 が 所有 となるべし
17 然 ど 若 その 產業 の 中 をその 僕 の 一人 に 與 ふる 時 は 是 は 解放 の 年 までその 人 に 屬 し 居 て 遂 に 君 にかへるべし 彼 の 產業 は 只 その 子孫 にのみ 傳 はるべきなり
18 君 たる 者 は 民 の 產業 を 取 て 民 をその 所有 より 逐放 すべからず 只 己 の 所有 の 中 をその 子 等 に 傳 ふべし 是 わが 民 のその 所有 をはなれて 散 ことなからんためなり
19 斯 て 彼 門 の 傍 の 入口 より 我 をたづさへいりて 北向 なる 祭司 の 聖 き 室 にいたるに 西 の 奧 に 一箇 の 處 あり
20 彼 われに 言 けるは 是 は 祭司 が 愆祭 および 罪祭 の 物 を 烹 素祭 の 物 を 拷 ところなり 斯 するはこれを 外庭 に 携 へいでて 民 を 聖 くすることなからんためなり
21 彼 また 我 を 外庭 に 携 へいだして 庭 の 四隅 をとほらしむるに 庭 の 隅々 にまた 庭 あり
22 即 ち 庭 の 四隅 に 庭 の 設 ありてその 長 四十キユビト 廣 三十キユビトなり 四隅 の 處 その 寸尺 みな 同 じ
23 凡 てその 四 の 周圍 なるその 建物 の 下 に 烹飪 の 處 造 りてあり
24 彼 われに 云 けるは 是等 は 家 の 役者 等 が 民 の 犧牲 の 品 を 烹 る 厨房 なり
Chapter 47
1 斯 てかれ 我 を 室 の 門 に 携 へかへりしが 室 の 閾 の 下 より 水 の 東 の 方 に 流 れ 出 るあり 室 の 面 は 東 にむかひをりその 水 下 より 出 で 室 の 右 の 方 よりして 壇 の 南 より 流 れ 下 る
2 彼 北 の 門 の 路 より 我 を 携 へいだして 外面 をまはらしめ 東 にむかふ 外 の 門 にいたらしむるに 水 門 の 右 の 方 より 流 れ 出 づ
3 その 人 東 に 進 み 手 に 度繩 を 持 て一 千 キユビトを 度 り 我 に 水 をわたらしむるに 水 踝骨 にまでおよぶ
4 彼 また一 千 を 度 り 我 を 渉 らしむるに 水 膝 にまでおよぶ 而 してまた一 千 を 度 り 我 を 渉 らしむるに 水 腰 にまで 及 ぶ
5 彼 また一 千 を 度 るに 早 わが 渉 るあたはざる 河 となり 水 高 くして 泅 ぐほどの 水 となり 徒渉 すべからざる 河 とはなりぬ
6 彼 われに 言 けるは 人 の 子 よ 汝 これを 見 とめたるやと 乃 ち 河 の 岸 に 沿 て 我 を 將 かへれり
7 我 歸 るに 河 の 岸 の 此方 彼方 に 甚 だ 衆多 の 樹々 生 ひ 立 るあり
8 彼 われに 言 ふこの 水 東 の 境 に 流 れゆきアラバにおち 下 りて 海 に 入 る 是 海 に 入 ればその 水 すなはち 醫 ゆ
9 凡 そ 此 河 の 往 ところには 諸 の 動 くところの 生物 みな 生 ん 又 甚 だ 衆多 の 魚 あるべし 此 水 到 るところにて 醫 すことをなせばなり 此 河 のいたる 處 にては 物 みな 生 べきなり
10 漁者 その 傍 に 立 んエンゲデよりエネグライムまでは 網 を 張 る 處 となるべしその 魚 はその 類 にしたがひて 大海 の 魚 のごとく 甚 だ 多 からん
11 但 しその 澤地 と 濕地 とは 愈 ることあらずして 鹽地 となりをるべし
12 河 の 傍 その 岸 の 此旁 彼旁 に 食 はるる 果 を 結 ぶ 諸 の 樹 生 そだたんその 葉 は 枯 ずその 果 は 絕 ず 月々 新 しき 果 をむすぶべし 是 その 水 かの 聖所 より 流 れいづればなりその 果 は 食 となりその 葉 は 藥 とならん
13 主 ヱホバかく 言 たまふ 汝 らイスラエルの十二の 支派 の 中 に 地 を 分 ちてその 產業 となさしむるにはその 界 を 斯 さだむべしヨセフは二 分 を 得 べきなり
14 汝 ら 各々 均 しく 之 を 獲 て 產業 とすべし 是 は 我 が 手 をあげて 汝 らの 先祖 等 に 與 へし 者 なり 斯 この 地 汝 らに 歸 して 產業 とならん
15 地 の 界 は 左 のごとし 北 は 大海 よりヘテロンの 路 をへてゼダデの 方 にいたり
16 ハマテ、ベロクにいたりダマスコの 界 とハマテの 界 の 間 なるシブライムにいたりハウランの 界 なるハザルハテコンにいたる
17 海 よりの 界 はダマスコの 界 のハザルエノンにいたる 北 の 方 においてはハマテその 界 たり 北 の 方 は 是 のごとし
18 東 の 方 はハウラン、ダマスコ、ギレアデとイスラエルの 地 との 間 にヨルダンあり 汝 らかの 界 より 東 の 海 までを 量 るべし 東 の 方 は 斯 のごとし
19 南 の 方 はタマルよりメリボテカデシにおよび 河 に 沿 て 大海 にいたる 南 の 方 は 是 のごとし
20 西 の 方 は 大海 にしてこの 界 よりハマテにおよぶ 西 の 方 は 是 のごとし
21 汝 らイスラエルの 支派 にしたがひて 此 地 を 汝 らの 中 にわかつべし
22 汝 ら 籤 をもて 之 を 汝 らの 中 に 分 ち 又 汝 らの 中 にをりて 汝 らの 中 に 子等 を 擧 けたる 異邦人 の 中 に 分 ちて 產業 となすべし 斯 る 人 は 汝 らにおけることイスラエルの 子孫 の 中 に 生 れたる 本國人 のごとし 彼 らも 汝 らと 共 に 籤 をひきてイスラエルの 支派 の 中 に 產業 を 得 べし
23 異邦人 にはその 住 ところの 支派 の 中 にて 汝 ら 之 に 產業 を 與 ふべし 主 ヱホバこれを 言 たまふ
Chapter 48
1 支派 の 名 は 是 のごとしダンの一 分 は 北 の 極 よりヘテロンの 路 の 傍 にいたりハマテにいたり 北 におもむきてダマスコの 界 なるハザルエノンにいたりハマテの 傍 におよぶ 是 その 東 の 方 と 西 の 方 なり
2 アセルの一 分 はダンの 界 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
3 ナフタリの一 分 はアセルの 界 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
4 マナセの一 分 はナフタリの 界 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
5 エフライムの一 分 はマナセの 界 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
6 ルペンの一 分 はエフライムの 界 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
7 ユダの一 分 はルベンの 界 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
8 ユダの 界 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる 處 をもて 汝 らが 献 ぐるところの 献納地 となすべし 其 廣 二 萬 五 千 其 東 の 方 より 西 の 方 にわたる 長 は 他 の 一 の 分 のごとし 聖所 はその 中 にあるべし
9 即 ち 汝 らがヱホバに 献 ぐるところの 献納地 は 長 二 萬 五 千 廣 一 萬 なるべし
10 この 聖 き 献納地 は 祭司 に 屬 し 北 は二 萬 五 千 西 は 廣 一 萬 東 は 廣 一 萬 南 は 長 二 萬 五 千 ヱホバの 聖所 その 中 にあるべし
11 ザドクの 子孫 たる 者 すなはち 我 が 職守 をまもりイスラエルの 子孫 が 迷謬 し 時 にレビ 人 の 迷 ひしごとく 迷 はざりし 者 の 中 聖別 られて 祭司 となれる 者 に 是 は 屬 すべし
12 その 献 げたる 地 の 中 より一 分 の 至聖 き 献納地 かれらに 屬 してレビの 境界 に 沿 ふ
13 レビ 人 の 地 は 祭司 の 地 にならびて 其 長 二 萬 五 千 廣 一 萬 なり 即 ちその 都 の 長 二 萬 五 千 その 廣 一 萬 なり
14 彼 らこれを 賣 べからず 換 べからず 又 その 地 の 初實 は 人 にわたすべからず 是 ヱホバに 屬 する 聖物 なればなり
15 彼 二 萬 五 千 の 處 に 沿 て 殘 れる 廣 五 千 の 處 は 俗地 にして 邑 を 建 て 住家 を 設 くべし 又 郊地 となすべし 邑 その 中 にあるべし
16 その 廣狹 は 左 のごとし 北 の 方 四 千 五 百 南 の 方 四 千 五 百 東 の 方 四 千 五 百 西 の 方 四 千 五 百
17 邑 の 郊地 は 北 二 百 五十 南 二 百 五十 東 二 百 五十 西 二 百 五十
18 聖 き 献納地 にならびて 餘 れる 處 の 長 は 東 へ一 萬 西 へ一 萬 なり 是 は 聖 き 献納地 に 並 びその 產物 は 邑 の 役人 の 食物 となるべし
19 邑 の 役人 はイスラエルの 諸 の 支派 より 出 てその 職 をなすべし
20 その 献納地 の 惣體 は 堅 二 萬 五 千 横 二 萬 五 千 なりこの 聖 き 献納地 の四 分 の一にあたる 處 を 取 て 邑 の 所有 となすべし
21 聖 き 献納地 と 邑 の 所有 との 此旁 彼旁 に 餘 れる 處 は 君 に 屬 すべし 是 はすなはち 献納地 の二 萬 五 千 なる 所 に 沿 て 東 の 界 にいたり 西 はかの二 萬 五 千 なる 所 にそひて 西 の 界 に 至 りて 支派 の 分 と 相並 ぶ 是 君 に 屬 すべし 聖 き 献納地 と 室 の 聖所 とはその 中間 にあるべし
22 君 に 屬 する 所 の 中間 にあるレビ 人 の 所有 と 邑 の 所有 の 兩傍 ユダの 境 とベニヤミンの 境 の 間 にある 所 は 君 の 所有 たり
23 その 餘 の 支派 はベニヤミンの一 分 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
24 シメオンの一 分 はベニヤミンの 境 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
25 イッサカルの一 分 はシメオンの 境 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
26 ゼブルンの一 分 はイッサカルの 境 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
27 ガドの一 分 はゼブルンの 境 にそひて 東 の 方 より 西 の 方 にわたる
28 南 の 方 はその 界 ガドの 境界 にそひてタマルよりメリボテカデシにおよび 河 に 沿 て 大海 にいたる
29 是 は 汝 らが 籤 をもてイスラエルの 支派 の 中 にわかちて 產業 となすべき 地 なりその 分 は 斯 のごとし 主 ヱホバこれを 言 たまふ
30 邑 の 出口 は 斯 のごとしすなはち 北 の 方 の 廣 四 千 五 百 あり
31 邑 の 門 はイスラエルの 支流 の 名 にしたがひ 北 に 三 あり 即 ちルベンの 門 一 ユダの 門 一 レビの 門 一
32 東 の 方 も四 千 五 百 にして 三 の 門 あり 即 ちヨセフの 門 一 ベニヤミンの 門 一 ダンの 門 一
33 南 の 方 も四 千 五 百 にして 三 の 門 ありすなはちシメオンの 門 一 イツサカルの 門 一 ゼブルンの 門 一
34 西 の 方 も四 千 五 百 にしてその 門 三 あり 即 ちガドの 門 一 アセルの 門 一 ナフタリの 門 一
35 四周 は一 萬 八 千 あり 邑 の 名 は 此 日 よりヱホバ 此 に 在 すと 云 ふ