Chapter 1
1 ダビデの 子 ソロモンはその 国 に 自分 の 地位 を 確立 した。その 神、主 が 共 にいまして 彼 を 非常 に 大 いなる 者 にされた。
2 ソロモンはすべてのイスラエルびと、すなわち千 人 の 長、百 人 の 長、さばきびとおよびイスラエルの 全 地 のすべてのつかさ、氏族 のかしらたちに 告 げた。
3 そしてソロモンとイスラエルの 全 会衆 はともにギベオンにある 高 き 所 へ 行 った。主 のしもべモーセが 荒野 で 造 った 神 の 会見 の 幕屋 がそこにあったからである。
4 (しかし 神 の 箱 はダビデがすでにキリアテ・ヤリムから、これのために 備 えた 所 に 運 び 上 らせてあった。ダビデはさきに、エルサレムでこれのために 天幕 を 張 って 置 いたからである。)
5 またホルの 子 であるウリの 子 ベザレルが 造 った 青銅 の 祭壇 がその 所 の 主 の 幕屋 の 前 にあり、ソロモンおよび 会衆 は 主 に 求 めた。
6 ソロモンはそこに 上 って 行 って、会見 の 幕屋 のうちにある 主 の 前 の 青銅 の 祭壇 に 燔祭 一千をささげた。
7 その 夜、神 はソロモンに 現 れて 言 われた、「あなたに 何 を 与 えようか、求 めなさい」。
8 ソロモンは 神 に 言 った、「あなたはわたしの 父 ダビデに 大 いなるいつくしみを 示 し、またわたしを 彼 に 代 って 王 とされました。
9 主 なる 神 よ、どうぞわが 父 ダビデに 約束 された 事 を 果 してください。あなたは 地 のちりのような 多 くの 民 の 上 にわたしを 立 てて 王 とされたからです。
10 この 民 の 前 に 出入 りすることのできるように 今 わたしに 知恵 と 知識 とを 与 えてください。だれがこのような 大 いなるあなたの 民 をさばくことができましょうか」。
11 神 はソロモンに 言 われた、「この 事 があなたの 心 にあって、富 をも、宝 をも、誉 をも、またあなたを 憎 む 者 の 命 をも 求 めず、また 長命 をも 求 めず、ただわたしがあなたを 立 てて 王 としたわたしの 民 をさばくために 知恵 と 知識 とを 自分 のために 求 めたので、
12 知恵 と 知識 とはあなたに 与 えられている。わたしはまたあなたの 前 の 王 たちの、まだ 得 たことのないほどの 富 と 宝 と 誉 とをあなたに 与 えよう。あなたの 後 の 者 も、このようなものを 得 ないでしょう」。
13 それからソロモンはギベオンの 高 き 所 を 去 り、会見 の 幕屋 の 前 を 去 って、エルサレムに 帰 り、イスラエルを 治 めた。
14 ソロモンは 戦車 と 騎兵 とを 集 めたが、戦車 一千四百 両、騎兵 一万二千 人 あった。ソロモンはこれを 戦車 の 町々 と、エルサレムの 王 のもととに 置 いた。
15 王 は 銀 と 金 を 石 のようにエルサレムに 多 くし、香柏 を 平野 のいちじく 桑 のように 多 くした。
16 ソロモンが 馬 を 輸入 したのはエジプトとクエからであった。すなわち 王 の 貿易 商人 がクエから 代価 を 払 って 受 け 取 って 来 た。
17 彼 らはエジプトから 戦車 一 両 を 銀 六百シケルで 輸入 し、馬 一 頭 を 銀 百五十で 輸入 した。同 じようにこれらのものが 彼 らによってヘテびとのすべての 王 たち、およびスリヤの 王 たちにも 輸出 された。
Chapter 2
1 さてソロモンは 主 の 名 のために一つの 宮 を 建 て、また 自分 のために一つの 王宮 を 建 てようと 思 った。
2 そしてソロモンは 荷 を 負 う 者 七万 人、山 で 石 を 切 り 出 す 者 八万 人、これらを 監督 する 者 三千六百 人 を 数 え 出 した。
3 ソロモンはまずツロのヒラムに 人 をつかわして 言 わせた、「あなたはわたしの 父 ダビデに、その 住 むべき 家 を 建 てるために 香柏 を 送 られました。どうぞ 彼 にされたように、わたしにもして 下 さい。
4 見 よ、わたしはわが 神、主 の 名 のために一つの 家 を 建 て、これを 聖別 して 彼 にささげ、彼 の 前 にこうばしい 香 をたき、常供 のパンを 供 え、また 燔祭 を 安息日、新月、およびわれらの 神、主 の 定 めの 祭 に 朝夕 ささげ、これをイスラエルのながく 守 るべき 定 めにしようとしています。
5 またわたしの 建 てる 家 は 大 きな 家 です。われらの 神 はすべての 神 よりも 大 いなる 神 だからです。
6 しかし、天 も、諸 天 の 天 も 彼 を 入 れることができないのに、だれが 彼 のために 家 を 建 てることができましょうか。わたしは 何者 ですか、彼 のために 家 を 建 てるというのも、ただ 彼 の 前 に 香 をたく 所 に、ほかならないのです。
7 それで、どうぞ 金、銀、青銅、鉄 の 細工 および 紫 糸、緋 糸、青 糸 の 織物 にくわしく、また 彫刻 の 術 に 巧 みな 工人 ひとりをわたしに 送 って、父 ダビデが 備 えておいたユダとエルサレムのわたしの 工人 たちと 一緒 に 働 かせてください。
8 またどうぞレバノンから 香柏、いとすぎ、びゃくだんを 送 ってください。わたしはあなたのしもべたちがレバノンで 木 を 切 ることをよくわきまえているのを 知 っています。わたしのしもべたちも、あなたのしもべたちと 一緒 に 働 かせ、
9 わたしのためにたくさんの 材木 を 備 えさせてください。わたしの 建 てる 家 は 非常 に 広大 なものですから。
10 わたしは 木 を 切 るあなたのしもべたちに 砕 いた 小麦 二万コル、大麦 二万コル、ぶどう 酒 二万バテ、油 二万バテを 与 えます」。
11 そこでツロの 王 ヒラムは 手紙 をソロモンに 送 って 答 えた、「主 はその 民 を 愛 するゆえに、あなたを 彼 らの 王 とされました」。
12 ヒラムはまた 言 った、「天地 を 造 られたイスラエルの 神、主 はほむべきかな。彼 はダビデ 王 に 賢 い 子 を 与 え、これに 分別 と 知恵 を 授 けて、主 のために 宮 を 建 て、また 自分 のために、王宮 を 建 てることをさせられた。
13 いまわたしは 達人 ヒラムという 知恵 のある 工人 をつかわします。
14 彼 はダンの 子孫 である 女 を 母 とし、ツロの 人 を 父 とし、金銀、青銅、鉄、石、木 の 細工 および 紫 糸、青 糸、亜麻 糸、緋 糸 の 織物 にくわしく、またよくもろもろの 彫刻 をし、意匠 を 凝 らしてもろもろの 工作 をします。彼 を 用 いてあなたの 工人 およびあなたの 父、わが 主 ダビデの 工人 と 一緒 に 働 かせなさい。
15 それでいまわが 主 の 言 われた 小麦、大麦、油 およびぶどう 酒 をそのしもべどもに 送 ってください。
16 あなたの 求 められる 材木 はレバノンから 切 りだし、いかだに 組 んで、海 からヨッパに 送 ります。あなたはそれをエルサレムに 運 び 上 げなさい」。
17 そこでソロモンはその 父 ダビデが 数 えたようにイスラエルの 国 にいるすべての 他国 人 を 数 えたが、合 わせて十五万三千六百 人 あった。
18 彼 はその七万 人 を 荷 を 負 う 者 とし、八万 人 を 山 で 木 や 石 を 切 る 者 とし、三千六百 人 を 民 を 働 かせる 監督 者 とした。
Chapter 3
1 ソロモンはエルサレムのモリアの 山 に 主 の 宮 を 建 てることを 始 めた。そこは 父 ダビデに 主 が 現 れられた 所、すなわちエブスびとオルナンの 打 ち 場 にダビデが 備 えた 所 である。
2 ソロモンが 宮 を 建 て 始 めたのは、その 治世 の四 年 の二 月 であった。
3 ソロモンの 建 てた 神 の 宮 の 基 の 寸法 は 次 のとおりである。すなわち 昔 の 尺度 によれば 長 さ六十キュビト、幅 二十キュビト、
4 宮 の 前 の 廊 は 宮 の 幅 に 従 って 長 さ二十キュビト 高 さ百二十キュビトで、その 内部 は 純金 でおおった。
5 またその 拝殿 はいとすぎの 板 で 張 り、精 金 をもってこれをおおい、その 上 にしゅろと 鎖 の 形 を 施 した。
6 また 宝石 をはめ 込 んで 宮 を 飾 った。その 金 はパルワイムの 金 であった。
7 彼 はまた 金 をもってその 宮、すなわち、梁、敷居、壁 および 戸 をおおい、壁 の 上 にケルビムを 彫 りつけた。
8 彼 はまた 至聖所 を 造 った。その 長 さは 宮 の 長 さにしたがって二十キュビト、幅 も二十キュビトである。彼 は 精 金 六百タラントをもってこれをおおった。
9 その 釘 の 金 の 重 さは五十シケルであった。彼 はまた 階上 の 室 も 金 でおおった。
10 彼 は 至聖所 に 木 を 刻 んだケルビムの 像 を二つ 造 り、これを 金 でおおった。
11 ケルビムの 翼 の 長 さは 合 わせて二十キュビトあった。すなわち一つのケルブの一つの 翼 は五キュビトで、宮 の 壁 に 届 き、ほかの 翼 も五キュビトで、他 のケルブの 翼 に 届 き、
12 他 のケルブの一つの 翼 も五キュビトで、宮 の 壁 に 届 き、ほかの 翼 も五キュビトで、先 のケルブの 翼 に 接 していた。
13 これらのケルビムの 翼 は 広 げると二十キュビトあった。かれらは 共 に 足 で 立 ち、その 顔 は 拝殿 に 向 かっていた。
14 ソロモンはまた 青 糸、紫 糸、緋 糸 および 亜麻 糸 で 垂幕 を 造 り、その 上 にケルビムの 縫 い 取 りを 施 した。
15 彼 は 宮 の 前 に 柱 を二 本 造 った。その 高 さは三十五キュビト、おのおのの 柱 の 頂 に五キュビトの 柱頭 を 造 った。
16 彼 は 首 飾 のような 鎖 を 造 って、柱 の 頂 につけ、ざくろ百を 造 ってその 鎖 の 上 につけた。
17 彼 はこの 柱 を 神殿 の 前 に、一 本 を 南 の 方 に、一 本 を 北 の 方 に 立 て、南 の 方 のをヤキンと 名 づけ、北 の 方 のをボアズと 名 づけた。
Chapter 4
1 ソロモンはまた 青銅 の 祭壇 を 造 った。その 長 さ二十キュビト、幅 二十キュビト、高 さ十キュビトである。
2 彼 はまた 海 を 鋳 て 造 った。縁 から 縁 まで十キュビトであって、周囲 は 円形 をなし、高 さ五キュビトで、その 周囲 は 綱 をもって 測 ると三十キュビトあった。
3 海 の 下 には三十キュビトの 周囲 をめぐるひさごの 形 があって、海 の 周囲 を 囲 んでいた。そのひさごは二 並 びで、海 を 鋳 る 時 に 鋳 たものである。
4 その 海 は十二の 牛 の 上 に 置 かれ、その三つは 北 に 向 かい、三つは 西 に 向 かい、三つは 南 に 向 かい、三つは 東 に 向 かっていた。海 はその 上 に 置 かれ、牛 のうしろはみな 内 に 向 かっていた。
5 海 の 厚 さは 手 の 幅 で、その 縁 は 杯 の 縁 のように、ゆりの 花 に 似 せて 造 られた。海 には 水 を三千バテ 入 れることができた。
6 彼 はまた 物 を 洗 うために 洗盤 十 個 を 造 って、五 個 を 南側 に、五 個 を 北側 に 置 いた。その 中 で 燔祭 に 用 いるものを 洗 った。しかし 海 は 祭司 がその 中 で 身 を 洗 うためであった。
7 彼 はまた 金 の 燭台 十 個 をその 定 めに 従 って 造 り、拝殿 の 中 の 南側 に五 個、北側 に五 個 を 置 き、
8 また 机 十 個 を 造 り、神殿 の 中 の 南側 に五 個、北側 に五 個 を 置 き、また 金 の 鉢 百を 造 った。
9 彼 はまた 祭司 の 庭 と 大庭 および 庭 の 戸 を 造 り、その 戸 を 青銅 でおおった。
10 彼 は 海 を 宮 の 東南 のすみにすえた。
11 ヒラムはまたつぼと 十能 と 鉢 とを 造 った。こうしてヒラムはソロモン 王 のため、神 の 宮 の 工事 を 終 えた。
12 すなわち二 本 の 柱 と 玉 と、柱 の 頂 にある二つの 柱頭 と、柱 の 頂 にある 柱頭 の二つの 玉 をおおう二つの 網 細工 と、
13 その二つの 網 細工 のためのざくろ四百、このざくろはおのおの 網 細工 に二 並 びにつけて、柱 の 頂 にある 柱頭 の二つの 玉 を 巻 いていた。
14 彼 はまた 台 と 台 の 上 の 洗盤 と、
15 一つの 海 とその 下 の十二の 牛 を 造 った。
16 つぼ、十能、肉 さしなどすべてこれらの 器物 を、達人 ヒラムはソロモン 王 のため、主 の 宮 のために、光 のある 青銅 で 造 った。
17 王 はヨルダンの 低地 で、スコテとゼレダの 間 の 粘土 の 地 でこれを 鋳 た。
18 このようにソロモンはこれらのすべての 器物 を 非常 に 多 く 造 ったので、その 青銅 の 重量 は、量 ることができなかった。
19 こうしてソロモンは 神 の 宮 のすべての 器物 を 造 った。すなわち 金 の 祭壇 と、供 えのパンを 載 せる 机、
20 また 定 めのように 本殿 の 前 で 火 をともす 純金 の 燭台 と、そのともしび 皿 を 造 った。
21 その 花、ともしび 皿、心 かきは 精 金 であった。
22 また 心切 りばさみ、鉢、香 の 杯、心取 り 皿 は 純金 であった。また 宮 の 戸、すなわち 至聖所 の 内部 の 戸 および 拝殿 の 戸 のひじつぼは 金 であった。
Chapter 5
1 こうしてソロモンは 主 の 宮 のためにしたすべての 工事 を 終 った。そしてソロモンは 父 ダビデがささげた 物、すなわち 金銀 およびもろもろの 器物 を 携 えて 行 って 神 の 宮 の 宝蔵 に 納 めた。
2 ソロモンは 主 の 契約 の 箱 をダビデの 町 シオンからかつぎ 上 ろうとして、イスラエルの 長老 たちと、すべての 部族 のかしらたちと、イスラエルの 人々 の 氏族 の 長 たちをエルサレムに 召 し 集 めた。
3 イスラエルの 人々 は 皆 七 月 の 祭 に 王 のもとに 集 まった。
4 イスラエルの 長老 たちが 皆 きたので、レビびとたちは 箱 を 取 り 上 げた。
5 彼 らは 箱 と、会見 の 幕屋 と、幕屋 にあるすべて 聖 なる 器 をかつぎ 上 った。すなわち 祭司 とレビびとがこれらの 物 をかつぎ 上 った。
6 ソロモン 王 および 彼 のもとに 集 まったイスラエルの 会衆 は 皆 箱 の 前 で 羊 と 牛 をささげたが、その 数 が 多 くて、調 べることも 数 えることもできなかった。
7 こうして 祭司 たちは 主 の 契約 の 箱 をその 場所 にかつぎ 入 れ、宮 の 本殿 である 至聖所 のうちのケルビムの 翼 の 下 に 置 いた。
8 ケルビムは 翼 を 箱 の 所 の 上 に 伸 べていたので、ケルビムは 上 から 箱 とそのさおをおおった。
9 さおは 長 かったので、さおの 端 が 本殿 の 前 の 聖所 から 見 えた。しかし 外部 には 見 えなかった。さおは 今日 までそこにある。
10 箱 の 内 には二 枚 の 板 のほか 何 もなかった。これはイスラエルの 人々 がエジプトから 出 て 来 たとき、主 が 彼 らと 契約 を 結 ばれ、モーセがホレブでそれを 納 めたものである。
11 そして 祭司 たちが 聖所 から 出 たとき(ここにいた 祭司 たちは 皆、その 組 の 順 にかかわらず 身 を 清 めた。
12 またレビびとの 歌 うたう 者、すなわちアサフ、ヘマン、エドトンおよび 彼 らの 子 たちと 兄弟 たちはみな 亜麻 布 を 着、シンバルと、立琴 と、琴 をとって 祭壇 の 東 に 立 ち、百二十 人 の 祭司 は 彼 らと 一緒 に 立 ってラッパを 吹 いた。
13 ラッパ 吹 く 者 と 歌 うたう 者 とは、ひとりのように 声 を 合 わせて 主 をほめ、感謝 した)、そして 彼 らがラッパと、シンバルとその 他 の 楽器 をもって 声 をふりあげ、主 をほめて「主 は 恵 みあり、そのあわれみはとこしえに 絶 えることがない」と 言 ったとき、雲 はその 宮 すなわち 主 の 宮 に 満 ちた。
14 祭司 たちは 雲 のゆえに 立 って 勤 めをすることができなかった。主 の 栄光 が 神 の 宮 に 満 ちたからである。
Chapter 6
1 そこでソロモンは 言 った、「主 はみずから 濃 き 雲 の 中 に 住 まおうと 言 われた。
2 しかしわたしはあなたのために 高 き 家、とこしえのみすまいを 建 てた」。
3 そして 王 は 顔 をふり 向 けてイスラエルの 全 会衆 を 祝福 した。その 時 イスラエルの 全 会衆 は 立 っていた。
4 彼 は 言 った、「イスラエルの 神、主 はほむべきかな。主 は 口 をもってわが 父 ダビデに 約束 されたことを、その 手 をもってなし 遂 げられた。すなわち 主 は 言 われた、
5 『わが 民 をエジプトの 地 から 導 き 出 した 日 から、わたしはわが 名 を 置 くべき 家 を 建 てるために、イスラエルのもろもろの 部族 のうちから、どの 町 をも 選 んだことがなく、また 他 のだれをもわが 民 イスラエルの 君 として 選 んだことがない。
6 わが 名 を 置 くために、ただエルサレムだけを 選 び、またわが 民 イスラエルを 治 めさせるために、ただダビデだけを 選 んだ』。
7 イスラエルの 神、主 の 名 のために 家 を 建 てることは、父 ダビデの 心 にあった。
8 しかし 主 は 父 ダビデに 言 われた、『わたしの 名 のために 家 を 建 てることはあなたの 心 にあった。あなたの 心 にこの 事 のあったのは 結構 である。
9 しかしあなたはその 家 を 建 ててはならない。あなたの 腰 から 出 るあなたの 子 がわたしの 名 のために 家 を 建 てるであろう』。
10 そして 主 はそう 言 われた 言葉 を 行 われた。すなわちわたしは 父 ダビデに 代 って 立 ち、主 が 言 われたように、イスラエルの 位 に 座 し、イスラエルの 神、主 の 名 のために 家 を 建 てた。
11 わたしはまた、主 がイスラエルの 人々 と 結 ばれた 主 の 契約 を 入 れた 箱 をそこに 納 めた」。
12 ソロモンはイスラエルの 全 会衆 の 前、主 の 祭壇 の 前 に 立 って、手 を 伸 べた。
13 ソロモンはさきに 長 さ五キュビト、幅 五キュビト、高 さ三キュビトの 青銅 の 台 を 造 って、庭 のまん 中 にすえて 置 いたので、彼 はその 上 に 立 ち、イスラエルの 全 会衆 の 前 でひざをかがめ、その 手 を 天 に 伸 べて、
14 言 った、「イスラエルの 神、主 よ、天 にも 地 にも、あなたのような 神 はありません。あなたは 契約 を 守 られ、心 をつくしてあなたの 前 に 歩 むあなたのしもべらに、いつくしみを 施 し、
15 あなたのしもべ、わたしの 父 ダビデに 約束 されたことを 守 られました。あなたが 口 をもって 約束 されたことを、手 をもってなし 遂 げられたことは、今日 見 るとおりであります。
16 それゆえ、イスラエルの 神、主 よ、あなたのしもべ、わたしの 父 ダビデに、あなたが 約束 して、『おまえがわたしの 前 に 歩 んだように、おまえの 子孫 がその 道 を 慎 んで、わたしのおきてに 歩 むならば、おまえにはイスラエルの 位 に 座 する 人 がわたしの 前 に 欠 けることはない』と 言 われたことを、ダビデのためにお 守 りください。
17 それゆえ、イスラエルの 神、主 よ、どうぞ、あなたのしもべダビデに 言 われた 言葉 を 確認 してください。
18 しかし 神 は、はたして 人 と 共 に 地上 に 住 まわれるでしょうか。見 よ、天 も、いと 高 き 天 もあなたをいれることはできません。わたしの 建 てたこの 家 などなおさらです。
19 しかしわが 神、主 よ、しもべの 祈 と 願 いを 顧 みて、しもべがあなたの 前 にささげる 叫 びと 祈 をお 聞 きください。
20 どうぞ、あなたの 目 を 昼 も 夜 もこの 家 に、すなわち、あなたの 名 をそこに 置 くと 言 われた 所 に 向 かってお 開 きください。どうぞ、しもべがこの 所 に 向 かってささげる 祈 をお 聞 きください。
21 どうぞ、しもべと、あなたの 民 イスラエルがこの 所 に 向 かって 祈 る 時 に、その 願 いをお 聞 きください。あなたのすみかである 天 から 聞 き、聞 いておゆるしください。
22 もし 人 がその 隣 り 人 に 対 して 罪 を 犯 し、誓 いをすることを 求 められるとき、来 てこの 宮 で、あなたの 祭壇 の 前 に 誓 うならば、
23 あなたは 天 から 聞 いて、行 い、あなたのしもべらをさばき、悪人 に 報 いをなして、その 行 いの 報 いをそのこうべに 帰 し、義人 を 義 として、その 義 にしたがってその 人 に 報 いてください。
24 もしあなたの 民 イスラエルが、あなたに 対 して 罪 を 犯 したために、敵 の 前 に 敗 れた 時、あなたに 立 ち 返 って、あなたの 名 をあがめ、この 宮 であなたの 前 に 祈 り 願 うならば、
25 あなたは 天 から 聞 き、あなたの 民 イスラエルの 罪 をゆるして、あなたが 彼 らとその 先祖 に 与 えられた 地 に 彼 らを 帰 らせてください。
26 もし 彼 らがあなたに 罪 を 犯 したために、天 が 閉 ざされて、雨 がなく、あなたが 彼 らを 苦 しめられるとき、彼 らがこの 所 に 向 かって 祈 り、あなたの 名 をあがめ、その 罪 を 離 れるならば、
27 あなたは 天 にあって 聞 き、あなたのしもべ、あなたの 民 イスラエルの 罪 をゆるして、彼 らに 歩 むべき 良 い 道 を 教 え、あなたの 民 に 嗣 業 として 賜 わった 地 に 雨 を 降 らせてください。
28 もし 国 にききんがあるか、もしくは 疫病、立 ち 枯 れ、腐 り 穂、いなご、青虫 があるか、または 敵 のために 町 の 門 の 中 に 攻 め 囲 まれることがあるか、どんな 災害、どんな 病気 があっても、
29 もし、ひとりか、あるいはあなたの 民 イスラエルが 皆 おのおのその 心 の 悩 みを 知 って、この 宮 に 向 かい、手 を 伸 べるならば、どんな 祈、どんな 願 いでも、
30 あなたはそのすみかである 天 から 聞 いてゆるし、おのおのの 人 に、その 心 を 知 っておられるゆえ、そのすべての 道 にしたがって 報 いてください。ただあなただけがすべての 人 の 心 を 知 っておられるからです。
31 あなたがわれわれの 先祖 たちに 賜 わった 地 に、彼 らの 生 きながらえる 日 の 間、常 にあなたを 恐 れさせ、あなたの 道 に 歩 ませてください。
32 またあなたの 民 イスラエルの 者 でなく、他国 人 で、あなたの 大 いなる 名 と、強 い 手 と、伸 べた 腕 のために 遠 い 国 から 来 て、この 宮 に 向 かって 祈 るならば、
33 あなたは、あなたのすみかである 天 から 聞 き、すべて 他国 人 があなたに 呼 び 求 めるようにしてください。そうすれば 地 のすべての 民 はあなたの 民 イスラエルのように、あなたの 名 を 知 り、あなたを 恐 れ、またわたしが 建 てたこの 宮 が、あなたの 名 によって 呼 ばれることを 知 るにいたるでしょう。
34 あなたの 民 が 敵 と 戦 うために、あなたがつかわされる 道 によって 出 るとき、もし 彼 らがあなたの 選 ばれたこの 町 と、わたしがあなたの 名 のために 建 てたこの 宮 に 向 かってあなたに 祈 るならば、
35 あなたは 天 から 彼 らの 祈 と 願 いとを 聞 いて 彼 らをお 助 けください。
36 彼 らがあなたに 対 して 罪 を 犯 すことがあって、――罪 を 犯 さない 人 はないゆえ、――あなたが 彼 らを 怒 って、敵 にわたし、敵 が 彼 らを 捕虜 として 遠 い 地 あるいは 近 い 地 に 引 いて 行 くとき、
37 もし、彼 らが 捕 われて 行 った 地 で、みずから 省 みて 悔 い、その 捕 われの 地 であなたに 願 い、『われわれは 罪 を 犯 し、よこしまな 事 をし、悪 を 行 いました』と 言 い、
38 その 捕 われの 地 で 心 をつくし、精神 をつくしてあなたに 立 ち 返 り、あなたが 彼 らの 先祖 に 与 えられた 地、あなたが 選 ばれた 町、わたしがあなたの 名 のために 建 てたこの 宮 に 向 かって 祈 るならば、
39 あなたのすみかである 天 から、彼 らの 祈 と 願 いとを 聞 いて 彼 らを 助 け、あなたに 向 かって 罪 を 犯 したあなたの 民 をおゆるしください。
40 わが 神 よ、どうぞ、この 所 でささげる 祈 にあなたの 目 を 開 き、あなたの 耳 を 傾 けてください。
41 主 なる 神 よ、今 あなたと、あなたの 力 の 箱 が 立 って、あなたの 安息所 におはいりください。主 なる 神 よ、どうぞあなたの 祭司 たちに 救 の 衣 を 着 せ、あなたの 聖徒 たちに 恵 みを 喜 ばせてください。
42 主 なる 神 よ、どうぞあなたの 油 そそがれた 者 の 顔 を 退 けないでください。あなたのしもべダビデに 示 されたいつくしみを 覚 えて 下 さい」。
Chapter 7
1 ソロモンが 祈 り 終 ったとき、天 から 火 が 下 って 燔祭 と 犠牲 を 焼 き、主 の 栄光 が 宮 に 満 ちた。
2 主 の 栄光 が 主 の 宮 に 満 ちたので、祭司 たちは 主 の 宮 に、はいることができなかった。
3 イスラエルの 人々 はみな 火 が 下 ったのを 見、また 主 の 栄光 が 宮 に 臨 んだのを 見 て、敷石 の 上 で 地 にひれ 伏 して 拝 し、主 に 感謝 して 言 った、「主 は 恵 みふかく、そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない」。
4 そして 王 と 民 は 皆 主 の 前 に 犠牲 をささげた。
5 ソロモン 王 のささげた 犠牲 は、牛 二万二千 頭、羊 十二万 頭 であった。こうして 王 と 民 は 皆 神 の 宮 をささげた。
6 祭司 はその 持 ち 場 に 立 ち、レビびとも 主 の 楽器 をとって 立 った。その 楽器 はダビデ 王 が 主 に 感謝 するために 造 ったもので、ダビデが 彼 らの 手 によってさんびをささげるとき、「そのいつくしみは、とこしえに 絶 えることがない」ととなえさせたものである。祭司 は 彼 らの 前 でラッパを 吹 き、すべてのイスラエルびとは 立 っていた。
7 ソロモンはまた 主 の 宮 の 前 にある 庭 の 中 を 聖別 し、その 所 で、燔祭 と 酬恩祭 のあぶらをささげた。これはソロモンが 造 った 青銅 の 祭壇 が、その 燔祭 と 素祭 とあぶらとを 載 せるに 足 りなかったからである。
8 その 時 ソロモンは 七日 の 間 祭 を 行 った。ハマテの 入口 からエジプトの 川 に 至 るまでのすべてのイスラエルびとが 彼 と 共 にあり、非常 に 大 きな 会衆 であった。
9 そして八 日 目 に 聖 会 を 開 いた。彼 らは 七日 の 間、祭壇 奉献 の 礼 を 行 い、七日 の 間 祭 を 行 ったが、
10 七 月 二十三 日 に 至 ってソロモンは 民 をその 天幕 に 帰 らせた。皆 主 がダビデ、ソロモンおよびその 民 イスラエルに 施 された 恵 みのために 喜 び、かつ 心 に 楽 しんで 去 った。
11 こうしてソロモンは 主 の 家 と 王 の 家 とを 造 り 終 えた。すなわち 彼 は 主 の 家 と 自分 の 家 について、しようと 計画 したすべての 事 を 首尾 よくなし 遂 げた。
12 時 に 主 は 夜 ソロモンに 現 れて 言 われた、「わたしはあなたの 祈 を 聞 き、この 所 をわたしのために 選 んで、犠牲 をささげる 家 とした。
13 わたしが 天 を 閉 じて 雨 をなくし、またはわたしがいなごに 命 じて 地 の 物 を 食 わせ、または 疫病 を 民 の 中 に 送 るとき、
14 わたしの 名 をもってとなえられるわたしの 民 が、もしへりくだり、祈 って、わたしの 顔 を 求 め、その 悪 い 道 を 離 れるならば、わたしは 天 から 聞 いて、その 罪 をゆるし、その 地 をいやす。
15 今 この 所 にささげられる 祈 にわたしの 目 を 開 き、耳 を 傾 ける。
16 今 わたしはわたしの 名 をながくここにとどめるために、この 宮 を 選 び、かつ 聖別 した。わたしの 目 とわたしの 心 は 常 にここにある。
17 あなたがもし 父 ダビデの 歩 んだようにわたしの 前 に 歩 み、わたしが 命 じたとおりにすべて 行 って、わたしの 定 めとおきてとを 守 るならば、
18 わたしはあなたの 父 ダビデに 契約 して『イスラエルを 治 める 人 はあなたに 欠 けることがない』と 言 ったとおりに、あなたの 王 の 位 を 堅 くする。
19 しかし、あなたがたがもし 翻 って、わたしがあなたがたの 前 に 置 いた 定 めと 戒 めとを 捨 て、行 って 他 の 神々 に 仕 え、それを 拝 むならば、
20 わたしはあなたがたをわたしの 与 えた 地 から 抜 き 去 り、またわたしの 名 のために 聖別 したこの 宮 をわたしの 前 から 投 げ 捨 てて、もろもろの 民 のうちにことわざとし、笑 い 草 とする。
21 またこの 宮 は 高 いけれども、ついには、そのかたわらを 過 ぎる 者 は 皆 驚 いて、『何 ゆえ 主 はこの 地 と、この 宮 とにこのようにされたのか』と 言 うであろう。
22 その 時、人々 は 答 えて『彼 らはその 先祖 たちをエジプトの 地 から 導 き 出 した 彼 らの 神、主 を 捨 てて、他 の 神々 につき 従 い、それを 拝 み、それに 仕 えたために、主 はこのすべての 災 を 彼 らの 上 に 下 したのである』と 言 うであろう」。
Chapter 8
1 ソロモンは二十 年 を 経 て、主 の 家 と 自分 の 家 とを 建 て 終 った。
2 またソロモンはヒラムから 送 られた 町々 を 建 て 直 して、そこにイスラエルの 人々 を 住 ませた。
3 ソロモンはまたハマテ・ゾバを 攻 めて、これを 取 った。
4 彼 はまた 荒野 にタデモルを 建 て、もろもろの 倉 の 町 をハマテに 建 てた。
5 また 城壁、門、貫 の 木 のある 堅固 な 町、上 ベテホロンと 下 ベテホロンを 建 てた。
6 ソロモンはまたバアラテと 自分 のもっていたすべての 倉 の 町 と、すべての 戦車 の 町 と、騎兵 の 町、ならびにエルサレム、レバノンおよび 自分 の 治 める 全 地方 に 建 てようと 望 んだものを、ことごとく 建 てた。
7 すべてイスラエルの 子孫 でないヘテびと、アモリびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとの 残 った 民、
8 その 地 にあって 彼 らのあとに 残 ったその 子孫、すなわちイスラエルの 子孫 が 滅 ぼし 尽 さなかった 民 に、ソロモンは 強制 徴募 をおこなって 今日 に 及 んでいる。
9 しかし、イスラエルの 人々 をソロモンはその 工事 のためには、ひとりも 奴隷 としなかった。彼 らは 兵士 となり、将校 となり、戦車 と、騎兵 の 長 となった。
10 これらはソロモン 王 のおもな 官吏 で、二百五十 人 あり、民 を 治 めた。
11 ソロモンはパロの 娘 をダビデの 町 から 連 れ 上 って、彼女 のために 建 てた 家 に 入 れて 言 った、「主 の 箱 を 迎 えた 所 は 神聖 であるから、わたしの 妻 はイスラエルの 王 ダビデの 家 に 住 んではならない」。
12 ソロモンは 廊 の 前 に 築 いておいた 主 の 祭壇 の 上 で 主 に 燔祭 をささげた。
13 すなわちモーセの 命令 に 従 って、毎日 定 めのようにささげ、安息日、新月 および 年 に三 度 の 祭、すなわち 種 入 れぬパンの 祭、七 週 の 祭、仮庵 の 祭 にこれをささげた。
14 ソロモンは、その 父 ダビデのおきてに 従 って、祭司 の 組 を 定 めてその 職 に 任 じ、またレビびとをその 勤 めに 任 じて、毎日 定 めのように 祭司 の 前 でさんびと 奉仕 をさせ、また 門 を 守 る 者 に、その 組 にしたがって、もろもろの 門 を 守 らせた。これは 神 の 人 ダビデがこのように 命 じたからである。
15 祭司 とレビびとはすべての 事 につき、また 倉 の 事 について、王 の 命令 にそむかなかった。
16 このようにソロモンは、主 の 宮 の 基 をすえた 日 からこれをなし 終 えたときまで、その 工事 の 準備 をことごとくなしたので、主 の 宮 は 完成 した。
17 それからソロモンはエドムの 地 の 海 べにあるエジオン・ゲベルおよびエロテへ 行 った。
18 時 にヒラムはそのしもべどもの 手 によって 船団 を 彼 に 送 り、また 海 の 事 になれたしもべどもをつかわしたので、彼 らはソロモンのしもべらと 共 にオフルへ 行 き、そこから 金 四百五十タラントを 取 って、これをソロモン 王 のもとに 携 えてきた。
Chapter 9
1 シバの 女王 はソロモンの 名声 を 聞 いたので、難問 をもってソロモンを 試 みようと、非常 に 多 くの 従者 を 連 れ、香料 と 非常 にたくさんの 金 と 宝石 とをらくだに 負 わせて、エルサレムのソロモンのもとに 来 て、その 心 にあることをことごとく 彼 に 告 げた。
2 ソロモンは 彼女 のすべての 問 に 答 えた。ソロモンが 知 らないで 彼女 に 説明 のできないことは一つもなかった。
3 シバの 女王 はソロモンの 知恵 と、彼 が 建 てた 家 を 見、
4 またその 食卓 の 食物 と、列座 の 家来 たちと、その 侍臣 たちの 伺候 振 りと 彼 らの 服装、および 彼 の 給仕 たちとその 服装、ならびに 彼 が 主 の 宮 でささげる 燔祭 を 見 て、全 く 気 を 奪 われてしまった。
5 彼女 は 王 に 言 った、「わたしが 国 であなたの 事 と、あなたの 知恵 について 聞 いたうわさは 真実 でした。
6 しかしわたしは 来 て 目 に 見 るまでは、そのうわさを 信 じませんでしたが、今見 ると、あなたの 知恵 の 大 いなることはその 半分 もわたしに 知 らされませんでした。あなたはわたしの 聞 いたうわさにまさっています。
7 あなたの 奥方 たちはさいわいです。常 にあなたの 前 に 立 って、あなたの 知恵 を 聞 くこのあなたの 家来 たちはさいわいです。
8 あなたの 神、主 はほむべきかな。主 はあなたを 喜 び、あなたをその 位 につかせ、あなたの 神、主 のために 王 とされました。あなたの 神 はイスラエルを 愛 して、とこしえにこれを 堅 くするために、あなたをその 王 とされ、公道 と 正義 を 行 われるのです」。
9 そして 彼女 は 金 百二十タラント、および 非常 に 多 くの 香料 と 宝石 とを 王 に 贈 った。シバの 女王 がソロモンに 贈 ったような 香料 は、いまだかつてなかった。
10 オフルから 金 を 携 えて 来 たヒラムのしもべたちとソロモンのしもべたちはまた、びゃくだんの 木 と 宝石 をも 携 えて 来 た。
11 王 はそのびゃくだんの 木 で、主 の 宮 と 王 の 家 とに 階段 を 造 り、また 歌 うたう 者 のために 琴 と 立琴 を 造 った。このようなものはかつてユダの 地 で 見 たことがなかった。
12 ソロモン 王 は、シバの 女王 が 贈 った 物 に 報 いたほかに、彼女 の 望 みにまかせて、すべてその 求 めるものを 贈 った。そして 彼女 はその 家来 たちと 共 に 自分 の 国 へ 帰 って 行 った。
13 さて一 年 の 間 にソロモンの 所 にはいって 来 た 金 の 目方 は六百六十六タラントであった。
14 このほかに 貿易 商 および 商人 の 携 えて 来 たものがあった。またアラビヤのすべての 王 たちおよび 国 の 代官 たちも 金銀 をソロモンに 携 えてきた。
15 ソロモン 王 は 延金 の 大盾 二百を 造 った。その 大盾 にはおのおの六百シケルの 延金 を 用 いた。
16 また 延金 の 小盾 三百を 造 った。小盾 にはおのおの三百シケルの 金 を 用 いた。王 はこれらをレバノンの 森 の 家 に 置 いた。
17 王 はまた 大 きな 象牙 の 玉座 を 造 り、純金 でこれをおおった。
18 その 玉座 には六つの 段 があり、また 金 の 足 台 があって 共 に 玉座 につらなり、その 座 する 所 の 両方 に、ひじかけがあって、ひじかけのわきに二つのししが 立 っていた。
19 また十二のししが六つの 段 のおのおのの 両側 に 立 っていた。このような 物 はどこの 国 でも 造 られたことがなかった。
20 ソロモン 王 が 飲 むときに 用 いた 器 はみな 金 であった。またレバノンの 森 の 家 の 器 もみな 純金 であって、銀 はソロモンの 世 には 尊 ばれなかった。
21 これは 王 の 船 がヒラムのしもべたちを 乗 せてタルシシへ 行 き、三 年 ごとに一 度、そのタルシシの 船 が 金、銀、象牙、さる、くじゃくを 載 せて 来 たからである。
22 このようにソロモン 王 は 富 と 知恵 において、地 のすべての 王 にまさっていたので、
23 地 のすべての 王 は 神 がソロモンの 心 に 授 けられた 知恵 を 聞 こうとしてソロモンに 謁見 を 求 めた。
24 人々 はおのおの 贈 り 物 を 携 えてきた。すなわち 銀 の 器、金 の 器、衣服、没薬、香料、馬、騾馬 など 年々 定 まっていた。
25 ソロモンは 馬 と 戦車 のために 馬屋 四千と 騎兵 一万二千を 持 ち、これを 戦車 の 町 に 置 き、またエルサレムの 王 のもとに 置 いた。
26 彼 はユフラテ 川 からペリシテびとの 地 と、エジプトの 境 に 至 るまでのすべての 王 を 治 めた。
27 王 はまた 銀 を 石 のようにエルサレムに 多 くし、香柏 を 平野 のいちじく 桑 のように 多 くした。
28 また 人々 はエジプトおよび 諸国 から 馬 をソロモンのために 輸入 した。
29 ソロモンのそのほかの 始終 の 行為 は、預言者 ナタンの 書 と、シロびとアヒヤの 預言 と、先見者 イドがネバテの 子 ヤラベアムについて 述 べた 黙示 のなかに、しるされているではないか。
30 ソロモンはエルサレムで四十 年 の 間 イスラエルの 全 地 を 治 めた。
31 ソロモンはその 先祖 たちと 共 に 眠 って、父 ダビデの 町 に 葬 られ、その 子 レハベアムが 代 って 王 となった。
Chapter 10
1 レハベアムはシケムへ 行 った。すべてのイスラエルびとが 彼 を 王 にしようとシケムへ 行 ったからである。
2 ネバテの 子 ヤラベアムは、ソロモンを 避 けてエジプトにのがれていたが、これを 聞 いてエジプトから 帰 ったので、
3 人々 は 人 をつかわして 彼 を 招 いた。そこでヤラベアムとすべてのイスラエルは 来 て、レハベアムに 言 った、
4 「あなたの 父 は、われわれのくびきを 重 くしましたが、今 あなたの 父 のきびしい 使役 と、あなたの 父 が、われわれに 負 わせた 重 いくびきを 軽 くしてください。そうすればわたしたちはあなたに 仕 えましょう」。
5 レハベアムは 彼 らに 答 えた、「三 日 の 後、またわたしの 所 に 来 なさい」。それで 民 は 去 った。
6 レハベアム 王 は 父 ソロモンの 存命 中 ソロモンに 仕 えた 長老 たちに 相談 して 言 った、「あなたがたはこの 民 にどう 返答 すればよいと 思 いますか」。
7 彼 らはレハベアムに 言 った、「あなたがもしこの 民 を 親切 にあつかい、彼 らを 喜 ばせ、ねんごろに 語 られるならば 彼 らは 長 くあなたのしもべとなるでしょう」。
8 しかし 彼 は 長老 たちが 与 えた 勧 めをすてて、自分 と 一緒 に 大 きくなって 自分 に 仕 えている 若者 たちに 相談 して、
9 彼 らに 言 った、「あなたがたは、この 民 がわたしに 向 かって、『あなたの 父上 が、われわれに 負 わせたくびきを 軽 くしてください』と 言 うのに、われわれはなんと 返答 すればよいと 思 いますか」。
10 彼 と 一緒 に 大 きくなった 若者 たちは 彼 に 言 った、「あなたに 向 かって、『あなたの 父 は、われわれのくびきを 重 くしたが、あなたは、それをわれわれのために 軽 くしてください』と 言 ったこの 民 に、こう 言 いなさい、『わたしの 小指 は 父 の 腰 よりも 太 い、
11 父 はあなたがたに 重 いくびきを 負 わせたが、わたしはさらに、あなたがたのくびきを 重 くしよう。父 はむちであなたがたを 懲 らしたが、わたしはさそりであなたがたを 懲 らそう』」。
12 さてヤラベアムと 民 は 皆、王 が「三 日 目 にわたしのところに 来 なさい」と 言 ったとおりに、三 日 目 にレハベアムのところへ 行 った。
13 王 は 荒々 しく 彼 らに 答 えた。すなわちレハベアム 王 は 長老 たちの 勧 めをすて、
14 若者 たちの 勧 めに 従 い、彼 らに 告 げて 言 った、「父 はあなたがたのくびきを 重 くしたが、わたしは 更 にこれを 重 くしよう。父 はむちであなたがたを 懲 らしたが、わたしはさそりであなたがたを 懲 らそう」。
15 このように 王 は 民 の 言 うことを 聞 きいれなかった。これは 主 が、かつてシロびとアヒヤによって、ネバテの 子 ヤラベアムに 言 われた 言葉 を 成就 するために、神 がなされたのであった。
16 イスラエルの 人々 は 皆、王 が 自分 たちの 言 うことを 聞 きいれないのを 見 たので、民 は 王 に 答 えて 言 った、「われわれはダビデのうちに 何 の 分 があろうか。われわれはエッサイの 子 のうちに 嗣 業 がない。イスラエルよ、めいめいの 天幕 に 帰 れ。ダビデよ、今 あなたの 家 を 見 よ」。そしてイスラエルは 皆 彼 らの 天幕 へ 去 って 行 った。
17 しかしレハベアムはユダの 町々 に 住 んでいるイスラエルの 人々 を 治 めた。
18 レハベアム 王 は 徴募 人 の 監督 であったアドラムをつかわしたが、イスラエルの 人々 が 石 で 彼 を 撃 ち 殺 したので、レハベアム 王 は 急 いで 車 に 乗 り、エルサレムに 逃 げた。
19 こうしてイスラエルはダビデの 家 にそむいて 今日 に 至 った。
Chapter 11
1 レハベアムはエルサレムに 来 て、ユダとベニヤミンの 家 の 者、すなわち、えり 抜 きの 軍人 十八万 人 を 集 め、国 を 取 りもどすためにイスラエルと 戦 おうとしたが、
2 主 の 言葉 が 神 の 人 シマヤに 臨 んで 言 った、
3 「ソロモンの 子、ユダの 王 レハベアムおよびユダとベニヤミンにいるすべてのイスラエルの 人々 に 言 いなさい、
4 『主 はこう 仰 せられる、あなたがたは 上 ってはならない。あなたがたの 兄弟 と 戦 ってはならない。おのおの 自分 の 家 に 帰 りなさい。この 事 はわたしから 出 たのである』」。それで 人々 は 主 の 言葉 を 聞 き、ヤラベアムを 攻 めに 行 くのをやめて 帰 った。
5 レハベアムはエルサレムに 住 んで、ユダに 防衛 の 町々 を 建 てた。
6 すなわちベツレヘム、エタム、テコア、
7 ベテズル、ソコ、アドラム、
8 ガテ、マレシャ、ジフ、
9 アドライム、ラキシ、アゼカ、
10 ゾラ、アヤロン、およびヘブロン。これらはユダとベニヤミンにあって 要害 の 町々 である。
11 彼 はその 要害 を 堅固 にし、これに 軍 長 を 置 き、糧食 と 油 とぶどう 酒 をたくわえ、
12 またそのすべての 町 に 盾 とやりを 備 えて、これを 非常 に 強化 し、そしてユダとベニヤミンを 確保 した。
13 イスラエルの 全 地 の 祭司 とレビびとは 四方 の 境 から 来 てレハベアムに 身 を 寄 せた。
14 すなわちレビびとは 自分 の 放牧 地 と 領地 を 離 れてユダとエルサレムに 来 た。これはヤラベアムとその 子 らが 彼 らを 排斥 して、主 の 前 に 祭司 の 務 をさせなかったためである。
15 ヤラベアムは 高 き 所 と、みだらな 神 と、自分 で 造 った 子 牛 のために 自分 の 祭司 を 立 てた。
16 またイスラエルのすべての 部族 のうちで、すべてその 心 を 傾 けて、イスラエルの 神、主 を 求 める 者 は 先祖 の 神、主 に 犠牲 をささげるために、レビびとに 従 ってエルサレムに 来 た。
17 このように 彼 らはユダの 国 を 堅 くし、ソロモンの 子 レハベアムを三 年 の 間 強 くした。彼 らは三 年 の 間 ダビデとソロモンの 道 に 歩 んだからである。
18 レハベアムはダビデの 子 エレモテの 娘 マハラテを 妻 にめとった。マハラテはエッサイの 子 エリアブの 娘 アビハイルが 産 んだ 者 である。
19 彼女 はエウシ、シマリヤおよびザハムの三 子 を 産 んだ。
20 彼 はまた 彼女 の 後 にアブサロムの 娘 マアカをめとった。マアカはアビヤ、アッタイ、ジザおよびシロミテを 産 んだ。
21 レハベアムはアブサロムの 娘 マアカをすべての 妻 とそばめにまさって 愛 した。彼 は 妻 十八 人、そばめ六十 人 をめとって、男 の 子 二十八 人 と 女 の 子 六十 人 をもうけた。
22 レハベアムはマアカの 子 アビヤを 立 ててかしらとし、その 兄弟 の 長 とした。彼 はアビヤを 王 にしようと 思 ったからである。
23 それで 王 は 賢 くとり 行 い、そのむすこたちをことごとく、ユダとベニヤミンの 全 地方 にあるすべての 要害 の 町 に 散在 させ、彼 らに 糧食 を 多 く 与 え、また 多 くの 妻 を 得 させた。
Chapter 12
1 レハベアムはその 国 が 堅 く 立 ち、強 くなるに 及 んで、主 のおきてを 捨 てた。イスラエルも 皆 彼 にならった。
2 彼 らがこのように 主 に 向 かって 罪 を 犯 したので、レハベアム 王 の五 年 にエジプトの 王 シシャクがエルサレムに 攻 め 上 ってきた。
3 その 戦車 は一千二百、騎兵 は六万、また 彼 に 従 ってエジプトから 来 た 民、すなわちリビアびと、スキびと、エチオピヤびとは 無数 であった。
4 シシャクはユダの 要害 の 町々 を 取 り、エルサレムに 迫 って 来 た。
5 そこで 預言者 シマヤは、レハベアムおよびシシャクのゆえに、エルサレムに 集 まったユダのつかさたちのもとにきて 言 った、「主 はこう 仰 せられる、『あなたがたはわたしを 捨 てたので、わたしもあなたがたを 捨 ててシシャクにわたした』と」。
6 そこでイスラエルのつかさたち、および 王 はへりくだって、「主 は 正 しい」と 言 った。
7 主 は 彼 らのへりくだるのを 見 られたので、主 の 言葉 がシマヤにのぞんで 言 った、「彼 らがへりくだったから、わたしは 彼 らを 滅 ぼさないで、間 もなく 救 を 施 す。わたしはシシャクの 手 によって、怒 りをエルサレムに 注 ぐことをしない。
8 しかし 彼 らはシシャクのしもべになる。これは 彼 らがわたしに 仕 えることと、国々 の 王 たちに 仕 えることとの 相違 を 知 るためである」。
9 エジプトの 王 シシャクはエルサレムに 攻 めのぼって、主 の 宮 の 宝物 と、王 の 家 の 宝物 とを 奪 い 去 った。すなわちそれらをことごとく 奪 い 去 り、またソロモンの 造 った 金 の 盾 をも 奪 い 去 った。
10 それでレハベアム 王 は、その 代 りに 青銅 の 盾 を 造 って、王 の 家 の 門 を 守 る 侍衛 長 たちの 手 に 渡 した。
11 王 が 主 の 宮 にはいるごとに 侍衛 は 来 て、これを 負 い、またこれを 侍衛 のへやへ 持 って 帰 った。
12 レハベアムがへりくだったので 主 の 怒 りは 彼 を 離 れ、彼 をことごとく 滅 ぼそうとはされなかった。またユダの 事情 もよくなった。
13 レハベアム 王 はエルサレムで 自分 の 地位 を 確立 し、世 を 治 めた。すなわちレハベアムは四十一 歳 のとき 位 につき、十七 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。エルサレムは 主 がその 名 を 置 くためにイスラエルのすべての 部族 のうちから 選 ばれた 町 である。彼 の 母 はアンモンの 女 で、名 をナアマといった。
14 レハベアムは 主 を 求 めることに 心 を 傾 けないで、悪 い 事 を 行 った。
15 レハベアムの 始終 の 行為 は、預言者 シマヤおよび 先見者 イドの 書 にしるされているではないか。レハベアムとヤラベアムとの 間 には 絶 えず 戦争 があった。
16 レハベアムはその 先祖 たちと 共 に 眠 って、ダビデの 町 に 葬 られ、その 子 アビヤが 彼 に 代 って 王 となった。
Chapter 13
1 ヤラベアム 王 の 第 十八 年 にアビヤがユダの 王 となった。
2 彼 は三 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。彼 の 母 はギベアのウリエルの 娘 で、名 をミカヤといった。
3 ここにアビヤとヤラベアムとの 間 に 戦争 が 起 り、アビヤは四十万の 精兵 から 成 る 勇敢 な 軍勢 をもって 戦 いにいで、ヤラベアムも 大 勇士 から 成 る八十万の 精兵 をもって、これに 向 かって 戦 いの 備 えをした。
4 時 にアビヤはエフライムの 山地 にあるゼマライム 山 の 上 に 立 って 言 った、「ヤラベアムおよびイスラエルの 人々 よ 皆 聞 け。
5 あなたがたはイスラエルの 神、主 が 塩 の 契約 をもってイスラエルの 国 をながくダビデとその 子孫 に 賜 わったことを 知 らないのか。
6 ところがダビデの 子 ソロモンの 家来 であるネバテの 子 ヤラベアムが 起 って、その 主君 にそむき、
7 また 卑 しい 無頼 のともがらが 集 まって 彼 にくみし、ソロモンの 子 レハベアムに 敵 したが、レハベアムは 若 く、かつ 意志 が 弱 くてこれに 当 ることができなかった。
8 今 また、あなたがたは 大軍 をたのみ、またヤラベアムが 造 って、あなたがたの 神 とした 金 の 子 牛 をたのんで、ダビデの 子孫 の 手 にある 主 の 国 に 敵対 しようとしている。
9 またあなたがたはアロンの 子孫 である 主 の 祭司 とレビびととを 追 いだして、他 の 国々 の 民 がするように 祭司 を 立 てたではないか。すなわちだれでも 若 い 雄牛 一 頭、雄羊 七 頭 を 携 えてきて、自分 を 聖別 する 者 は 皆 あの 神 でない 者 の 祭司 とすることができた。
10 しかしわれわれにおいては、主 がわれわれの 神 であって、われわれは 彼 を 捨 てない。また 主 に 仕 える 祭司 はアロンの 子孫 であり、働 きをなす 者 はレビびとである。
11 彼 らは 朝 ごと 夕 ごとに 主 に 燔祭 と、こうばしい 香 をささげ、供 えのパンを 純金 の 机 の 上 に 供 え、また 金 の 燭台 とそのともしび 皿 を 整 えて、夕 ごとにともすのである。このようにわれわれはわれわれの 神、主 の 務 を 守 っているが、あなたがたは 彼 を 捨 てた。
12 見 よ、神 はみずからわれわれと 共 におられて、われわれのかしらとなられ、また、その 祭司 たちはラッパを 吹 きならして、あなたがたを 攻 める。イスラエルの 人々 よ、あなたがたの 先祖 の 神、主 に 敵 して 戦 ってはならない。あなたがたは 成功 しない」。
13 ヤラベアムは 伏兵 を 彼 らのうしろに 回 らせたので、彼 の 軍隊 はユダの 前 にあり、伏兵 は 彼 らのうしろにあった。
14 ユダはうしろを 見 ると、敵 が 前 とうしろとにあったので、主 に 向 かって 呼 ばわり、祭司 たちはラッパを 吹 いた。
15 そこでユダの 人々 はときの 声 をあげた。ユダの 人々 がときの 声 をあげると、神 はヤラベアムとイスラエルの 人々 をアビヤとユダの 前 に 打 ち 敗 られたので、
16 イスラエルの 人々 はユダの 前 から 逃 げた。神 が 彼 らをユダの 手 に 渡 されたので、
17 アビヤとその 民 は、彼 らをおびただしく 撃 ち 殺 した。イスラエルの 殺 されて 倒 れた 者 は五十万 人、皆 精兵 であった。
18 このように、この 時 イスラエルの 人々 は 打 ち 負 かされ、ユダの 人々 は 勝 を 得 た。彼 らがその 先祖 の 神、主 を 頼 んだからである。
19 アビヤはヤラベアムを 追撃 して 数個 の 町 を 彼 から 取 った。すなわちベテルとその 村里、エシャナとその 村里、エフロンとその 村里 である。
20 ヤラベアムは、アビヤの 世 には 再 び 力 を 得 ることができず、主 に 撃 たれて 死 んだ。
21 しかしアビヤは 強 くなり、妻 十四 人 をめとり、むすこ二十二 人、むすめ十六 人 をもうけた。
22 アビヤのその 他 の 行為 すなわちその 行動 と 言葉 は、預言者 イドの 注釈 にしるされている。
Chapter 14
1 アビヤはその 先祖 たちと 共 に 眠 って、ダビデの 町 に 葬 られ、その 子 アサが 代 って 王 となった。アサの 治世 に 国 は十 年 の 間、穏 やかであった。
2 アサはその 神、主 の 目 に 良 しと 見 え、また 正 しと 見 えることを 行 った。
3 彼 は 異 なる 祭壇 と、もろもろの 高 き 所 を 取 り 除 き、石柱 をこわし、アシラ 像 を 切 り 倒 し、
4 ユダに 命 じてその 先祖 たちの 神、主 を 求 めさせ、おきてと 戒 めとを 行 わせ、
5 ユダのすべての 町々 から、高 き 所 と 香 の 祭壇 とを 取 り 除 いた。そして 国 は 彼 のもとに 穏 やかであった。
6 彼 は 国 が 穏 やかであったので、要害 の 町 数個 をユダに 建 てた。また 主 が 彼 に 平安 を 賜 わったので、この 年 ごろ 戦争 がなかった。
7 彼 はユダに 言 った、「われわれはこれらの 町 を 建 て、その 周囲 に 石 がきを 築 き、やぐらを 建 て、門 と 貫 の 木 を 設 けよう。われわれがわれわれの 神、主 を 求 めたので、この 国 はなおわれわれのものであり、われわれが 彼 を 求 めたので、四方 において、われわれに 平安 を 賜 わった」。こうして 彼 らは 滞 りなく 建 て 終 った。
8 アサの 軍隊 はユダから 出 た 者 三十万 人 あって、盾 とやりをとり、ベニヤミンから 出 た 者 二十八万 人 あって、小盾 をとり、弓 を 引 いた。これはみな 大 勇士 であった。
9 エチオピヤびとゼラが、百万の 軍隊 と三百の 戦車 を 率 いて、マレシャまで 攻 めてきた。
10 アサは 出 て、これを 迎 え、マレシャのゼパタの 谷 に 戦 いの 備 えをした。
11 時 にアサはその 神、主 に 向 かって 呼 ばわって 言 った、「主 よ、力 のある 者 を 助 けることも、力 のない 者 を 助 けることも、あなたにおいては 異 なることはありません。われわれの 神、主 よ、われわれをお 助 けください。われわれはあなたに 寄 り 頼 み、あなたの 名 によってこの 大軍 に 当 ります。主 よ、あなたはわれわれの 神 です。どうぞ 人 をあなたに 勝 たせないでください」。
12 そこで 主 はアサの 前 とユダの 前 でエチオピヤびとを 撃 ち 敗 られたので、エチオピヤびとは 逃 げ 去 った。
13 アサと 彼 に 従 う 民 は 彼 らをゲラルまで 追撃 したので、エチオピヤびとは 倒 れて、生 き 残 った 者 はひとりもなかった。主 と 主 の 軍勢 の 前 に 撃 ち 破 られたからである。ユダの 人々 の 得 たぶんどり 物 は 非常 に 多 かった。
14 彼 らはまた、ゲラルの 周囲 の 町々 をことごとく 撃 ち 破 った。主 の 恐 れが 彼 らの 上 に 臨 んだからである。そして 彼 らはそのすべての 町 をかすめ 奪 った。その 内 に 多 くの 物 があったからである。
15 また 家畜 をもっている 者 の 天幕 を 襲 い、多 くの 羊 とらくだを 奪 い 取 って、エルサレムに 帰 った。
Chapter 15
1 時 に 神 の 霊 がオデデの 子 アザリヤに 臨 んだので、
2 彼 は 出 ていってアサを 迎 え、これに 言 った、「アサおよびユダとベニヤミンの 人々 よ、わたしに 聞 きなさい。あなたがたが 主 と 共 におる 間 は、主 もあなたがたと 共 におられます。あなたがたが、もし 彼 を 求 めるならば、彼 に 会 うでしょう。しかし、彼 を 捨 てるならば、彼 もあなたがたを 捨 てられるでしょう。
3 そもそも、イスラエルには 長 い 間、まことの 神 がなく、教 をなす 祭司 もなく、律法 もなかった。
4 しかし、悩 みの 時、彼 らがイスラエルの 神、主 に 立 ち 返 り、彼 を 求 めたので 彼 に 会 った。
5 そのころは、出 る 者 にも 入 る 者 にも、平安 がなく、大 いなる 騒乱 が 国々 のすべての 住民 を 悩 ました。
6 国 は 国 に、町 は 町 に 撃 ち 砕 かれた。神 がもろもろの 悩 みをもって 彼 らを 苦 しめられたからです。
7 しかしあなたがたは 勇気 を 出 しなさい。手 を 弱 くしてはならない。あなたがたのわざには 報 いがあるからです」。
8 アサはこれらの 言葉 すなわちオデデの 子 アザリヤの 預言 を 聞 いて 勇気 を 得、憎 むべき 偶像 をユダとベニヤミンの 全 地 から 除 き、また 彼 がエフライムの 山地 で 得 た 町々 から 除 き、主 の 宮 の 廊 の 前 にあった 主 の 祭壇 を 再興 した。
9 彼 はまたユダとベニヤミンの 人々 およびエフライム、マナセ、シメオンから 来 て、彼 らの 間 に 寄留 していた 者 を 集 めた。その 神、主 がアサと 共 におられるのを 見 て、イスラエルからアサのもとに 下 った 者 が 多 くあったからである。
10 彼 らはアサの 治世 の十五 年 の三 月 にエルサレムに 集 まり、
11 携 えてきたぶんどり 物 のうちから 牛 七百 頭、羊 七千 頭 をその 日 主 にささげた。
12 そして 彼 らは 契約 を 結 び、心 をつくし、精神 をつくして 先祖 の 神、主 を 求 めることと、
13 すべてイスラエルの 神、主 を 求 めない 者 は 老幼 男女 の 別 なく 殺 さるべきことを 約 した。
14 そして 彼 らは 大声 をあげて 叫 び、ラッパを 吹 き、角笛 を 鳴 らして、主 に 誓 いを 立 てた。
15 ユダは 皆 その 誓 いを 喜 んだ。彼 らは 心 をつくして 誓 いを 立 て、精神 をつくして 主 を 求 めたので、主 は 彼 らに 会 い、四方 で 彼 らに 安息 を 賜 わった。
16 アサ 王 の 母 マアカがアシラのために 憎 むべき 像 を 造 ったので、アサは 彼女 をおとして 太后 とせず、その 憎 むべき 像 を 切 り 倒 して 粉々 に 砕 き、キデロン 川 でそれを 焼 いた。
17 ただし 高 き 所 はイスラエルから 除 かなかったが、アサの 心 は 一生 の 間、正 しかった。
18 彼 はまた、その 父 のささげた 物 および 自分 のささげた 物、すなわち 銀、金 並 びに 器物 などを 主 の 宮 に 携 え 入 れた。
19 そしてアサの 治世 の三十五 年 までは 再 び 戦争 がなかった。
Chapter 16
1 アサの 治世 の三十六 年 にイスラエルの 王 バアシャはユダに 攻 め 上 り、ユダの 王 アサの 所 にだれをも 出入 りさせないためにラマを 築 いた。
2 そこでアサは 主 の 宮 と 王 の 家 の 宝蔵 から 金銀 を 取 り 出 し、ダマスコに 住 んでいるスリヤの 王 ベネハダデに 贈 って 言 った、
3 「わたしの 父 とあなたの 父 の 間 のように、わたしとあなたの 間 に 同盟 を 結 びましょう。わたしはあなたに 金銀 を 贈 ります。行 って、あなたとイスラエルの 王 バアシャとの 同盟 を 破 り、彼 をわたしから 撤退 させてください」。
4 ベネハダデはアサ 王 の 言 うことを 聞 き、自分 の 軍勢 の 長 たちをつかわしてイスラエルの 町々 を 攻 め、イヨンとダンとアベル・マイムおよびナフタリのすべての 倉 の 町 を 撃 った。
5 バアシャはこれを 聞 いて、ラマを 築 くことをやめ、その 工事 を 廃 した。
6 そこでアサ 王 はユダの 全国 の 人々 を 引 き 連 れ、バアシャがラマを 建 てるために 用 いた 石 と 木材 を 運 んでこさせ、それをもってゲバとミヅパを 建 てた。
7 そのころ 先見者 ハナニがユダの 王 アサのもとに 来 て 言 った、「あなたがスリヤの 王 に 寄 り 頼 んで、あなたの 神、主 に 寄 り 頼 まなかったので、スリヤ 王 の 軍勢 はあなたの 手 からのがれてしまった。
8 かのエチオピヤびとと、リビアびとは 大軍 で、その 戦車 と 騎兵 は、はなはだ 多 かったではないか。しかしあなたが 主 に 寄 り 頼 んだので、主 は 彼 らをあなたの 手 に 渡 された。
9 主 の 目 はあまねく 全 地 を 行 きめぐり、自分 に 向 かって 心 を 全 うする 者 のために 力 をあらわされる。今度 の 事 では、あなたは 愚 かな 事 をした。ゆえにこの 後、あなたに 戦争 が 臨 むであろう」。
10 するとアサはその 先見者 を 怒 って、獄屋 に 入 れた。この 事 のために 激 しく 彼 を 怒 ったからである。アサはまたそのころ 民 のある 者 をしえたげた。
11 見 よ、アサの 始終 の 行為 は、ユダとイスラエルの 列 王 の 書 にしるされている。
12 アサはその 治世 の三十九 年 に 足 を 病 み、その 病 は 激 しくなったが、その 病 の 時 にも、主 を 求 めないで 医者 を 求 めた。
13 アサは 先祖 たちと 共 に 眠 り、その 治世 の四十一 年 に 死 んだ。
14 人々 は 彼 が 自分 のためにダビデの 町 に 掘 っておいた 墓 に 葬 り、製 香 の 術 をもって 造 った 様々 の 香料 を 満 たした 床 に 横 たえ、彼 のためにおびただしく 香 をたいた。
Chapter 17
1 アサの 子 ヨシャパテがアサに 代 って 王 となり、イスラエルに 向 かって 自分 を 強 くし、
2 ユダのすべての 堅固 な 町々 に 軍隊 を 置 き、またユダの 地 およびその 父 アサが 取 ったエフライムの 町々 に 守備 隊 を 置 いた。
3 主 はヨシャパテと 共 におられた。彼 がその 父 ダビデの 最初 の 道 に 歩 んで、バアルに 求 めず、
4 その 父 の 神 に 求 めて、その 戒 めに 歩 み、イスラエルの 行 いにならわなかったからである。
5 それゆえ、主 は 国 を 彼 の 手 に 堅 く 立 てられ、またユダの 人々 は 皆 ヨシャパテに 贈 り 物 を 持 ってきた。彼 は 大 いなる 富 と 誉 とを 得 た。
6 そこで 彼 は 主 の 道 に 心 を 励 まし、さらに 高 き 所 とアシラ 像 とをユダから 除 いた。
7 彼 はまたその 治世 の三 年 に、つかさたちベネハイル、オバデヤ、ゼカリヤ、ネタンエルおよびミカヤをつかわしてユダの 町々 で 教 えさせ、
8 また 彼 らと 共 にレビびとのうちからシマヤ、ネタニヤ、ゼバデヤ、アサヘル、セミラモテ、ヨナタン、アドニヤ、トビヤ、トバドニヤをつかわし、またこれらのレビびとと 共 に 祭司 エリシャマとヨラムをもつかわした。
9 彼 らは 主 の 律法 の 書 を 携 えて、ユダで 教 をなし、またユダの 町々 をことごとく 巡回 して、民 の 間 に 教 をなした。
10 そこでユダの 周囲 の 国々 は 皆 主 を 恐 れ、ヨシャパテと 戦 うことをしなかった。
11 また、ペリシテびとのうちで 贈 り 物 や、みつぎの 銀 をヨシャパテの 所 に 持 ってくる 者 があり、またアラビヤびとは 雄羊 七千七百 頭、雄 やぎ七千七百 頭 を 彼 に 持 ってきた。
12 こうしてヨシャパテはますます 大 いになり、ユダに 要害 および 倉 の 町 を 建 て、
13 ユダの 町々 に 多 くの 軍需 品 を 持 ち、またエルサレムに 大 勇士 である 軍人 たちを 持 っていた。
14 彼 らをその 氏族 によって 数 えれば 次 のとおりである。すなわちユダから 出 た千 人 の 長 のうちでは、アデナという 軍 長 と 彼 に 従 う 大 勇士 三十万 人、
15 その 次 は 軍 長 ヨハナンと 彼 に 従 う 者 二十八 万 人、
16 その 次 は 喜 んでその 身 を 主 にささげた 者 ジクリの 子 アマジヤと 彼 に 従 う 大 勇士 二十万 人。
17 ベニヤミンから 出 た 者 のうちでは、エリアダという 大 勇士 と 彼 に 従 う 弓 および 盾 を 持 つ 者 二十万 人、
18 その 次 はヨザバデと 彼 に 従 う 戦 いの 備 えある 者 十八 万 人 である。
19 これらは 皆 王 に 仕 える 者 たちで、このほかにまたユダ 全国 の 堅固 な 町々 に、王 が 駐在 させた 者 があった。
Chapter 18
1 ヨシャパテは 大 いなる 富 と 誉 とをもち、アハブと 縁 を 結 んだ。
2 彼 は 数年 の 後、サマリヤに 下 って、アハブをおとずれた。アハブは 彼 と 彼 に 従 ってきた 民 のために 羊 と 牛 を 多 くほふり、ラモテ・ギレアデに 一緒 に 攻 め 上 ることを 彼 にすすめた。
3 イスラエルの 王 アハブはユダの 王 ヨシャパテに 言 った、「あなたはわたしと 一緒 にラモテ・ギレアデに 攻 めて 行 きますか」。ヨシャパテは 答 えた、「わたしはあなたと一つです、わたしの 民 はあなたの 民 と一つです。わたしはあなたと 一緒 に 戦 いに 臨 みましょう」。
4 ヨシャパテはまたイスラエルの 王 に 言 った、「まず 主 の 言葉 を 求 めなさい」。
5 そこでイスラエルの 王 は 預言者 四百 人 を 集 めて 彼 らに 言 った、「われわれはラモテ・ギレアデに、戦 いに 行 くべきか、あるいは 控 えるべきか」。彼 らは 言 った、「上 って 行 きなさい。神 はそれを 王 の 手 にわたされるでしょう」。
6 ヨシャパテは 言 った、「ほかにわれわれが 問 うべき 主 の 預言者 はここにいませんか」。
7 イスラエルの 王 はヨシャパテに 言 った、「ほかになおひとりいます。われわれはこの 人 によって 主 に 問 うことができますが、彼 はわたしについて 良 い 事 を 預言 したことがなく、常 に 悪 いことだけを 預言 するので、わたしは 彼 を 憎 みます。その 者 はイムラの 子 ミカヤです」。ヨシャパテは 言 った、「王 よ、そうは 言 わないでください」。
8 そこでイスラエルの 王 はひとりの 役人 を 呼 んで、「イムラの 子 ミカヤを 急 いで 連 れてきなさい」と 言 った。
9 さてイスラエルの 王 およびユダの 王 ヨシャパテは 王 の 衣 を 着 て、サマリヤの 門 の 入口 の 広場 におのおのその 玉座 に 座 し、預言者 たちは 皆 その 前 で 預言 していた。
10 ケナアナの 子 ゼデキヤは 鉄 の 角 を 造 って 言 った、「主 はこう 仰 せられます、『あなたはこれらの 角 をもってスリヤびとを 突 いて 滅 ぼし 尽 しなさい』」。
11 預言者 たちは 皆 そのように 預言 して 言 った、「ラモテ・ギレアデに 上 っていって 勝利 を 得 なさい。主 はそれを 王 の 手 にわたされるでしょう」。
12 さてミカヤを 呼 びに 行 った 使者 は 彼 に 言 った、「預言者 たちは 一致 して 王 に 良 い 事 を 言 いました。どうぞ、あなたの 言葉 も、彼 らのひとりの 言葉 のようにし、良 い 事 を 言 ってください」。
13 ミカヤは 言 った、「主 は 生 きておられる。わが 神 の 言 われることをわたしは 申 します」。
14 彼 が 王 の 所 へ 行 くと、王 は 彼 に 言 った、「ミカヤよ、われわれはラモテ・ギレアデに 戦 いに 行 くべきか、あるいは 控 えるべきか」。彼 は 言 った、「上 って 行 って 勝利 を 得 なさい。彼 らはあなたの 手 にわたされるでしょう」。
15 しかし 王 は 彼 に 言 った、「幾 たびあなたを 誓 わせたら、あなたは 主 の 名 をもって、ただ 真実 のみをわたしに 告 げるだろうか」。
16 彼 は 言 った、「わたしはイスラエルが 皆 牧者 のない 羊 のように 山 に 散 っているのを 見 ました。すると 主 は『これらの 者 は 主人 をもっていない。彼 らをそれぞれ 安 らかに、その 家 に 帰 らせよ』と 言 われました」。
17 イスラエルの 王 はヨシャパテに 言 った、「わたしはあなたに、彼 はわたしについて 良 い 事 を 預言 せず、ただ 悪 い 事 だけを 預言 すると 告 げたではありませんか」。
18 ミカヤは 言 った、「それだから 主 の 言葉 を 聞 きなさい。わたしは 主 がその 玉座 に 座 し、天 の 万軍 がその 右左 に 立 っているのを 見 たが、
19 主 は、『だれがイスラエルの 王 アハブをいざなって、ラモテ・ギレアデに 上 らせ、彼 を 倒 れさせるであろうか』と 言 われた。するとひとりは、こうしようと 言 い、ひとりは、ああしようと 言 った。
20 その 時 一つの 霊 が 進 み 出 て、主 の 前 に 立 ち、『わたしが 彼 をいざないましょう』と 言 ったので、主 は 彼 に『何 をもってするか』と 言 われた。
21 彼 は『わたしが 出 て 行 って、偽 りを 言 う 霊 となって、すべての 預言者 の 口 に 宿 りましょう』と 言 った。そこで 主 は『おまえは 彼 をいざなって、それをなし 遂 げるであろう。出 て 行 って、そうしなさい』と 言 われた。
22 それゆえ、主 は 偽 りを 言 う 霊 をこの 預言者 たちの 口 に 入 れ、また 主 はあなたについて 災 を 告 げられたのです」。
23 するとケナアナの 子 ゼデキヤが 近寄 ってミカヤのほおを 打 って 言 った、「主 の 霊 がどの 道 からわたしを 離 れて 行 って、あなたに 語 りましたか」。
24 ミカヤは 言 った、「あなたが 奥 の 間 にはいって 身 を 隠 す 日 に 見 るでしょう」。
25 イスラエルの 王 は 言 った、「ミカヤを 捕 え、町 のつかさアモンと 王 の 子 ヨアシの 所 へ 引 いて 行 って、
26 言 いなさい、『王 はこう 言 う、この 者 を 獄屋 に 入 れ、少 しばかりのパンと 水 をもって 彼 を 養 い、わたしが 勝利 を 得 て 帰 ってくるのを 待 て』と」。
27 ミカヤは 言 った、「あなたがもし 勝利 を 得 て 帰 るならば、主 はわたしによって 語 られなかったのです」。また 彼 は 言 った、「あなたがたすべての 民 よ、聞 きなさい」。
28 こうしてイスラエルの 王 とユダの 王 ヨシャパテは、ラモテ・ギレアデに 上 った。
29 イスラエルの 王 はヨシャパテに 言 った、「わたしは 姿 を 変 えて 戦 いに 行 きましょう。しかしあなたは 王 の 衣 を 着 けなさい」。イスラエルの 王 は 姿 を 変 えて 戦 いに 行 った。
30 さて、スリヤの 王 は、その 戦車 隊長 たちに 命 じて 言 った、「あなたがたは 小 さい 者 とも、大 きい 者 とも 戦 ってはならない。ただイスラエルの 王 とのみ 戦 いなさい」。
31 戦車 隊長 らはヨシャパテを 見 たとき、これはきっとイスラエルの 王 だと 思 ったので、身 を 巡 らしてこれと 戦 おうとした。しかしヨシャパテが 呼 ばわったので、主 はこれを 助 けられた。すなわち 神 は 敵 を 彼 から 離 れさせられた。
32 戦車 隊長 らは 彼 がイスラエルの 王 でないのを 見 たので、彼 を 追 うことをやめて 引 き 返 した。
33 しかし、ひとりの 人 が、なにごころなく 弓 を 引 いて、イスラエルの 王 の 胸当 と、くさずりの 間 を 射 たので、彼 はその 車 の 御者 に 言 った、「わたしは 傷 を 受 けたから、車 をめぐらして、わたしを 軍中 から 運 び 出 せ」。
34 その 日 戦 いは 激 しくなった。イスラエルの 王 は 車 の 中 に 自分 をささえて 立 ち、夕暮 までスリヤびとに 向 かっていたが、日 の 入 るころになって 死 んだ。
Chapter 19
1 ユダの 王 ヨシャパテは、つつがなくエルサレムの 自分 の 家 に 帰 った。
2 そのとき、先見者 ハナニの 子 エヒウが 出 てヨシャパテを 迎 えて 言 った、「あなたは 悪人 を 助 け、主 を 憎 む 者 を 愛 してよいのですか。それゆえ 怒 りが 主 の 前 から 出 て、あなたの 上 に 臨 みます。
3 しかしあなたには、なお 良 い 事 もあります。あなたはアシラ 像 を 国 の 中 から 除 き、心 を 傾 けて 神 を 求 められました」。
4 ヨシャパテはエルサレムに 住 んでいたが、また 出 て、ベエルシバからエフライムの 山地 まで 民 の 中 を 巡 り、先祖 たちの 神、主 に 彼 らを 導 き 返 した。
5 彼 はまたユダの 国中、すべての 堅固 な 町 ごとに 裁判人 を 置 いた。
6 そして 裁判人 たちに 言 った、「あなたがたは 自分 のする 事 に 気 をつけなさい。あなたがたは 人 のために 裁判 するのではなく、主 のためにするのです。あなたがたが 裁判 する 時 には、主 はあなたがたと 共 におられます。
7 だからあなたがたは 主 を 恐 れ、慎 んで 行 いなさい。われわれの 神、主 には 不義 がなく、人 をかたより 見 ることなく、まいないを 取 ることもないからです」。
8 ヨシャパテはまたレビびと、祭司、およびイスラエルの 氏族 の 長 たちを 選 んでエルサレムに 置 き、主 のために 裁判 を 行 い、争議 の 解決 に 当 らせた。彼 らはエルサレムに 居住 した。
9 ヨシャパテは 彼 らに 命 じて 言 った、「あなたがたは 主 を 恐 れ、真実 と 真心 とをもって 行 わなければならない。
10 すべてその 町々 に 住 んでいるあなたがたの 兄弟 たちから、血 を 流 した 事 または 律法 と 戒 め、定 めとおきてなどの 事 について 訴 えてきたならば、彼 らをさとして、主 の 前 に 罪 を 犯 させず、怒 りがあなたがたと、あなたがたの 兄弟 たちに 臨 まないようにしなさい。そのようにすれば、あなたがたは 罪 を 犯 すことがないでしょう。
11 見 よ、祭司 長 アマリヤは、あなたがたの 上 にいて、主 の 事 をすべてつかさどり、イシマエルの 子、ユダの 家 のつかさゼバデヤは 王 の 事 をすべてつかさどり、またレビびとはあなたがたの 前 にあって 役人 となります。雄々 しく 行動 しなさい。主 は 正直 な 人 と 共 におられます」。
Chapter 20
1 この 後 モアブびと、アンモンびとおよびメウニびとらがヨシャパテと 戦 おうと 攻 めてきた。
2 その 時 ある 人 がきて、ヨシャパテに 告 げて 言 った、「海 のかなたのエドムから 大軍 があなたに 攻 めて 来 ます。見 よ、彼 らはハザゾン・タマル(すなわちエンゲデ)にいます」。
3 そこでヨシャパテは 恐 れ、主 に 顔 を 向 けて 助 けを 求 め、ユダ 全国 に 断食 をふれさせた。
4 それでユダはこぞって 集 まり、主 の 助 けを 求 めた。すなわちユダのすべての 町 から 人々 が 来 て 主 を 求 めた。
5 そこでヨシャパテは 主 の 宮 の 新 しい 庭 の 前 で、ユダとエルサレムの 会衆 の 中 に 立 って、
6 言 った、「われわれの 先祖 の 神、主 よ、あなたは 天 にいます 神 ではありませんか。異邦人 のすべての 国 を 治 められるではありませんか。あなたの 手 には 力 があり、勢 いがあって、あなたに 逆 らいうる 者 はありません。
7 われわれの 神 よ、あなたはこの 国 の 民 をあなたの 民 イスラエルの 前 から 追 い 払 って、あなたの 友 アブラハムの 子孫 に、これを 永遠 に 与 えられたではありませんか。
8 彼 らはここに 住 み、あなたの 名 のためにここに 聖所 を 建 てて 言 いました、
9 『つるぎ、審判、疫病、ききんなどの 災 がわれわれに 臨 む 時、われわれはこの 宮 の 前 に 立 って、あなたの 前 におり、その 悩 みの 中 であなたに 呼 ばわります。すると、あなたは 聞 いて 助 けられます。あなたの 名 はこの 宮 にあるからです』と。
10 今 アンモン、モアブ、およびセイル 山 の 人々 をごらんなさい。昔 イスラエルがエジプトの 国 から 出 てきた 時、あなたはイスラエルに 彼 らを 侵 すことをゆるされなかったので、イスラエルは 彼 らを 離 れて、滅 ぼしませんでした。
11 彼 らがわれわれに 報 いるところをごらんください。彼 らは 来 て、あなたがわれわれに 賜 わったあなたの 領地 からわれわれを 追 い 払 おうとしています。
12 われわれの 神 よ、あなたは 彼 らをさばかれないのですか。われわれはこのように 攻 めて 来 る 大軍 に 当 る 力 がなく、またいかになすべきかを 知 りません。ただ、あなたを 仰 ぎ 望 むのみです」。
13 ユダの 人々 はその 幼 な 子、その 妻、および 子供 たちと 共 に 皆 主 の 前 に 立 っていた。
14 その 時 主 の 霊 が 会衆 の 中 でアサフの 子孫 であるレビびとヤハジエルに 臨 んだ。ヤハジエルはゼカリヤの 子、ゼカリヤはベナヤの 子、ベナヤはエイエルの 子、エイエルはマッタニヤの 子 である。
15 ヤハジエルは 言 った、「ユダの 人々、エルサレムの 住民、およびヨシャパテ 王 よ、聞 きなさい。主 はあなたがたにこう 仰 せられる、『この 大軍 のために 恐 れてはならない。おののいてはならない。これはあなたがたの 戦 いではなく、主 の 戦 いだからである。
16 あす、彼 らの 所 へ 攻 め 下 りなさい。見 よ、彼 らはヂヅの 坂 から 上 って 来 る。あなたがたはエルエルの 野 の 東、谷 の 端 でこれに 会 うであろう。
17 この 戦 いには、あなたがたは 戦 うに 及 ばない。ユダおよびエルサレムよ、あなたがたは 進 み 出 て 立 ち、あなたがたと 共 におられる 主 の 勝利 を 見 なさい。恐 れてはならない。おののいてはならない。あす、彼 らの 所 に 攻 めて 行 きなさい。主 はあなたがたと 共 におられるからである』」。
18 ヨシャパテは 地 にひれ 伏 した。ユダの 人々 およびエルサレムの 民 も 主 の 前 に 伏 して、主 を 拝 した。
19 その 時 コハテびとの 子孫、およびコラびとの 子孫 であるレビびとが 立 ち 上 がり、大声 をあげてイスラエルの 神、主 をさんびした。
20 彼 らは 朝 早 く 起 きてテコアの 野 に 出 て 行 った。その 出 て 行 くとき、ヨシャパテは 立 って 言 った、「ユダの 人々 およびエルサレムの 民 よ、わたしに 聞 きなさい。あなたがたの 神、主 を 信 じなさい。そうすればあなたがたは 堅 く 立 つことができる。主 の 預言者 を 信 じなさい。そうすればあなたがたは 成功 するでしょう」。
21 彼 はまた 民 と 相談 して 人々 を 任命 し、聖 なる 飾 りを 着 けて 軍勢 の 前 に 進 ませ、主 に 向 かって 歌 をうたい、かつさんびさせ、「主 に 感謝 せよ、そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない」と 言 わせた。
22 そして 彼 らが 歌 をうたい、さんびし 始 めた 時、主 は 伏兵 を 設 け、かのユダに 攻 めてきたアンモン、モアブ、セイル 山 の 人々 に 向 かわせられたので、彼 らは 打 ち 敗 られた。
23 すなわちアンモンとモアブの 人々 は 立 ち 上 がって、セイル 山 の 民 に 敵 し、彼 らを 殺 して 全 く 滅 ぼしたが、セイルの 民 を 殺 し 尽 すに 及 んで、彼 らもおのおの 互 に 助 けて 滅 ぼしあった。
24 ユダの 人々 は 野 の 物見 やぐらへ 行 って、かの 群衆 を 見 たが、地 に 倒 れた 死体 だけであって、ひとりものがれた 者 はなかった。
25 それでヨシャパテとその 民 は 彼 らの 物 を 奪 うために 来 て 見 ると、多数 の 家畜、財宝、衣服 および 宝石 などおびただしくあったので、おのおのそれをはぎ 取 ったが、運 びきれないほどたくさんで、かすめ 取 るに三 日 もかかった。それほど 物 が 多 かったのである。
26 四 日 目 に 彼 らはベラカの 谷 に 集 まり、その 所 で 主 を 祝福 した。それでその 所 の 名 を 今日 までベラカの 谷 と 呼 んでいる。
27 そしてユダとエルサレムの 人々 は 皆 ヨシャパテを 先 に 立 て、喜 んでエルサレムに 帰 ってきた。主 が 彼 らにその 敵 のことによって 喜 びを 与 えられたからである。
28 すなわち 彼 らは 立琴、琴 およびラッパをもってエルサレムの 主 の 宮 に 来 た。
29 そしてもろもろの 国 の 民 は 主 がイスラエルの 敵 と 戦 われたことを 聞 いて 神 を 恐 れた。
30 こうして 神 が 四方 に 安息 を 賜 わったので、ヨシャパテの 国 は 穏 やかであった。
31 このようにヨシャパテはユダを 治 めた。彼 は三十五 歳 の 時、王 となり、二十五 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。彼 の 母 の 名 はアズバといってシルヒの 娘 である。
32 ヨシャパテは 父 アサの 道 を 歩 んでそれを 離 れず、主 の 目 に 正 しいと 見 られることを 行 った。
33 しかし 高 き 所 は 除 かず、また 民 はその 先祖 の 神 に 心 を 傾 けなかった。
34 ヨシャパテのその 他 の 始終 の 行為 は、ハナニの 子 エヒウの 書 にしるされ、イスラエルの 列 王 の 書 に 載 せられてある。
35 この 後 ユダの 王 ヨシャパテはイスラエルの 王 アハジヤと 相 結 んだ。アハジヤは 悪 を 行 った。
36 ヨシャパテはタルシシへ 行 く 船 を 造 るためにアハジヤと 相 結 び、エジオン・ゲベルで 一緒 に 船 数隻 を 造 った。
37 その 時 マレシャのドダワの 子 エリエゼルはヨシャパテに 向 かって 預言 し、「あなたはアハジヤと 相 結 んだので、主 はあなたの 造 った 物 をこわされます」と 言 ったが、その 船 は 難破 して、タルシシへ 行 くことができなかった。
Chapter 21
1 ヨシャパテは 先祖 たちと 共 に 眠 り、先祖 たちと 共 にダビデの 町 に 葬 られ、その 子 ヨラムが 代 って 王 となった。
2 ヨシャパテの 子 であるその 兄弟 たちはアザリヤ、エヒエル、ゼカリヤ、アザリヤ、ミカエルおよびシパテヤで、皆 ユダの 王 ヨシャパテの 子 たちであった。
3 その 父 は 彼 らに 金、銀、宝物 の 賜物 を 多 く 与 え、またユダの 要害 の 町々 を 与 えたが、ヨラムは 長子 なので、国 はヨラムに 与 えた。
4 ヨラムはその 父 の 位 に 登 って 強 くなった 時、その 兄弟 たちをことごとくつるぎにかけて 殺 し、またユダのつかさたち 数人 を 殺 した。
5 ヨラムは 位 についた 時 三十二 歳 で、エルサレムで八 年 の 間 世 を 治 めた。
6 彼 はアハブの 家 がしたようにイスラエルの 王 たちの 道 に 歩 んだ。アハブの 娘 を 妻 としたからである。このように 彼 は 主 の 目 の 前 に 悪 をおこなったが、
7 主 はさきにダビデと 結 ばれた 契約 のゆえに、また 彼 とその 子孫 とにながく、ともしびを 与 えると 約束 されたことによって、ダビデの 家 を 滅 ぼすことを 好 まれなかった。
8 ヨラムの 世 にエドムがそむいて、ユダの 支配 を 脱 し、みずから 王 を 立 てたので、
9 ヨラムはその 将校 たち、およびすべての 戦車 を 従 えて 渡 って 行 き、夜 のうちに 立 ち 上 がって、自分 を 包囲 しているエドムびととその 戦車 の 隊長 たちを 撃 った。
10 エドムはこのようにそむいてユダの 支配 を 脱 し、今日 に 至 っている。そのころリブナもまたそむいてユダの 支配 を 脱 した。ヨラムが 先祖 たちの 神、主 を 捨 てたからである。
11 彼 はまたユダの 山地 に 高 き 所 を 造 って、エルサレムの 民 に 姦淫 を 行 わせ、ユダを 惑 わした。
12 その 時 預言者 エリヤから 次 のような一 通 の 手紙 がヨラムのもとに 来 た、「あなたの 先祖 ダビデの 神、主 はこう 仰 せられる、『あなたは 父 ヨシャパテの 道 に 歩 まず、またユダの 王 アサの 道 に 歩 まないで、
13 イスラエルの 王 たちの 道 に 歩 み、ユダとエルサレムの 民 に、かのアハブの 家 がイスラエルに 姦淫 を 行 わせたように、姦淫 を 行 わせ、またあなたの 父 の 家 の 者 で、あなたにまさっているあなたの 兄弟 たちを 殺 したゆえ、
14 主 は 大 いなる 災 をもってあなたの 民 と 子供 と 妻 たちと、すべての 所有 を 撃 たれる。
15 あなたはまた 内臓 の 病気 にかかって 大病 になり、それが 日 に 日 に 重 くなって、ついに 内臓 が 出 るようになる』」。
16 その 時、主 はヨラムに 対 してエチオピヤびとの 近 くに 住 んでいるペリシテびととアラビヤびとの 霊 を 振 り 起 されたので、
17 彼 らはユダに 攻 め 上 って、これを 侵 し、王 の 家 にある 貨 財 をことごとく 奪 い 去 り、またヨラムの 子供 と 妻 たちをも 奪 い 去 ったので、末 の 子 エホアハズのほかには、ひとりも 残 った 者 がなかった。
18 このもろもろの 事 の 後、主 は 彼 を 撃 って 内臓 にいえがたい 病気 を 起 させられた。
19 時 がたって、二 年 の 終 りになり、その 内臓 が 病気 のために 出 て、重 い 病苦 によって 死 んだ。民 は 彼 の 先祖 のために 香 をたいたように、彼 のために 香 をたかなかった。
20 ヨラムはその 位 についた 時 三十二 歳 で、八 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 め、ついに 死 んだ。ひとりも 彼 を 惜 しむ 者 がなかった。人々 は 彼 をダビデの 町 に 葬 ったが、王 たちの 墓 にではなかった。
Chapter 22
1 エルサレムの 民 はヨラムの 末 の 子 アハジヤを 彼 の 代 りに 王 とした。かつてアラビヤびとと 一緒 に 陣営 に 攻 めてきた一 隊 の 者 が 上 の 子 たちをことごとく 殺 したので、ユダの 王 ヨラムの 子 アハジヤが 王 となったのである。
2 アハジヤは 王 となった 時 四十二 歳 で、エルサレムで一 年 の 間 世 を 治 めた。その 母 はオムリの 娘 で 名 をアタリヤといった。
3 アハジヤもまたアハブの 家 の 道 に 歩 んだ。その 母 が 彼 の 相談 相手 となって 悪 を 行 わせたからである。
4 彼 はまたアハブの 家 がしたように 主 の 目 の 前 に 悪 を 行 った。すなわちその 父 が 死 んだ 後、アハブの 家 の 者 がその 相談役 となったので、彼 はついに 自分 を 滅 ぼすに 至 った。
5 アハジヤはまた 彼 らの 勧 めに 従 って、イスラエルの 王 アハブの 子 ヨラムと 共 にラモテ・ギレアデへ 行 き、スリヤの 王 ハザエルと 戦 ったが、スリヤびとはヨラムに 傷 を 負 わせた。
6 そこでヨラムはスリヤの 王 ハザエルと 戦 った 時、ラマで 負 ったその 傷 をいやすためにエズレルに 帰 った。ユダの 王 ヨラムの 子 アハジヤはアハブの 子 ヨラムが 病気 なのでエズレルに 下 ってこれを 見舞 った。
7 アハジヤがヨラムを 見舞 に 行 ったことによって 滅 びに 至 ったのは 神 によって 定 められたことである。すなわち 彼 がそこに 着 いた 時、ヨラムと 一緒 に 出 て、ニムシの 子 エヒウを 迎 えた。エヒウは 主 がアハブの 家 を 断 ち 滅 ぼすために 油 を 注 がれた 者 である。
8 エヒウはアハブの 家 を 罰 するにあたって、ユダのつかさたち、およびアハジヤの 兄弟 たちの 子 らがアハジヤに 仕 えているのを 見 たので、彼 らをも 殺 した。
9 アハジヤはサマリヤに 隠 れていたが、エヒウが 彼 を 捜 し 求 めたので、人々 は 彼 を 捕 え、エヒウのもとに 引 いてきて、彼 を 殺 した。ただし「彼 は 心 をつくして 主 を 求 めたヨシャパテの 子 である」と 人々 は 言 ったのでこれを 葬 った。こうしてアハジヤの 家 には 国 を 統 べ 治 めうる 者 がなくなった。
10 アハジヤの 母 アタリヤは 自分 の 子 の 死 んだのを 見 て、立 ってユダの 家 の 王子 をことごとく 滅 ぼしたが、
11 王 の 娘 エホシバはアハジヤの 子 ヨアシを 王 の 子 たちの 殺 される 者 のうちから 盗 み 取 り、彼 とそのうばを 寝室 においた。こうしてエホシバがヨアシをアタリヤから 隠 したので、アタリヤはヨアシを 殺 さなかった。エホシバはヨラム 王 の 娘、またアハジヤの 妹 で、祭司 エホヤダの 妻 である。
12 こうしてヨアシは 神 の 宮 に 隠 れて 彼 らと 共 におること六 年、その 間 アタリヤが 国 を 治 めた。
Chapter 23
1 第 七 年 になって、エホヤダは 勇気 をだしてエロハムの 子 アザリヤ、ヨハナンの 子 イシマエル、オベデの 子 アザリヤ、アダヤの 子 マアセヤ、ジクリの 子 エリシャパテなどの百 人 の 長 たちを 招 いて 契約 を 結 ばせた。
2 そこで 彼 らはユダを 行 きめぐって、ユダのすべての 町 からレビびとを 集 め、またイスラエルの 氏族 の 長 たちを 集 めて、エルサレムに 来 た。
3 そしてその 会衆 は 皆 神 の 宮 で 王 と 契約 を 結 んだ。その 時 エホヤダは 彼 らに 言 った、「主 がダビデの 子孫 のことについて 言 われたように、王 の 子 が 位 につくべきです。
4 あなたがたのなすべき 事 はこれです。すなわちあなたがた 祭司 およびレビびとの 安息日 にはいって 来 る 者 の、三 分 の一は 門 を 守 る 者 となり、
5 三 分 の一は 王 の 家 におり、三 分 の一は 礎 の 門 におり、民 は 皆、主 の 宮 の 庭 にいなさい。
6 祭司 と、勤 めをするレビびとのほかは、だれも 主 の 宮 に、はいってはならない。彼 らは 聖 なる 者 であるから、はいることができる。民 は 皆、主 の 命令 を 守 らなければならない。
7 レビびとはめいめい 手 に 武器 をとって 王 のまわりに 立 たなければならない。宮 にはいる 者 をすべて 殺 しなさい。あなたがたは 王 がはいる 時 にも 出 る 時 にも、王 と 共 にいなさい」。
8 そこでレビびとおよびユダの 人々 は、祭司 エホヤダがすべて 命 じたように 行 い、めいめいその 組 の 者 で、安息日 にはいって 来 るべき 者 と、安息日 に 出 て 行 くべき 者 を 率 いていた。祭司 エホヤダが 組 の 者 を 去 らせなかったからである。
9 また 祭司 エホヤダは、神 の 宮 にあるダビデ 王 のやりおよび 大盾、小盾 を百 人 の 長 たちに 渡 し、
10 また 王 を 守 るために、すべての 民 にめいめい 手 に 武器 をとらせ、宮 の 南側 から 北側 にわたって、祭壇 と 宮 に 沿 って 立 たせた。
11 こうして 王 の 子 を 連 れ 出 して、これに 冠 をいただかせ、あかしの 書 を 渡 して 王 となし、エホヤダおよびその 子 たちが 彼 に 油 を 注 いだ。そして「王 万歳」と 言 った。
12 アタリヤは 民 の 走 りながら 王 をほめる 声 を 聞 いたので、主 の 宮 に 入 り、民 の 所 へ 行 って、
13 見 ると、王 は 入口 で 柱 のかたわらに 立 ち、王 のかたわらには 将軍 たちとラッパ 手 が 立 っており、また 国 の 民 は 皆 喜 んでラッパを 吹 き、歌 をうたう 者 は 楽器 をもってさんびしていたので、アタリヤは 衣 を 裂 いて「反逆 だ、反逆 だ」と 叫 んだ。
14 その 時 エホヤダは 軍勢 を 統率 する百 人 の 長 たちを 呼 び 出 し、「列 の 間 から 彼女 を 連 れ 出 せ、彼女 に 従 う 者 をつるぎで 殺 せ」と 言 った。祭司 が 彼女 を 主 の 宮 で 殺 してはならないと 言 ったからである。
15 そこで 人々 は 彼女 に 手 をかけ、王 の 家 の 馬 の 門 の 入口 まで 連 れて 行 き、その 所 で 彼女 を 殺 した。
16 エホヤダは 自分 とすべての 民 と 王 との 間 に、彼 らは 皆、主 の 民 となるとの 契約 を 結 んだ。
17 そこですべての 民 はバアルの 家 に 行 って、それをこわし、その 祭壇 とその 像 とを 打 ち 砕 き、バアルの 祭司 マッタンを 祭壇 の 前 で 殺 した。
18 エホヤダはまた 主 の 宮 の 守衛 を、祭司 とレビびとの 指揮 のもとに 置 いた。このレビびとは 昔 ダビデがモーセの 律法 にしるされているように、喜 びと 歌 とをもって 主 に 燔祭 をささげるために、主 の 宮 に 配置 したものであって、今 そのダビデの 例 にならったものである。
19 彼 はまた 主 の 宮 のもろもろの 門 に 門衛 を 置 き、汚 れた 者 は 何 によって 汚 れた 者 でも、はいらせないようにした。
20 こうしてエホヤダは百 人 の 長 たち、貴族 たち、民 のつかさたちおよび 国 のすべての 民 を 率 いて、主 の 宮 から 王 を 連 れ 下 り、上 の 門 から 王 の 家 に 進 み、王 を 国 の 位 につかせた。
21 国 の 民 は 皆 喜 んだ。町 はアタリヤがつるぎで 殺 された 後、穏 やかであった。
Chapter 24
1 ヨアシは 位 についた 時 七 歳 で、エルサレムで四十 年 の 間、世 を 治 めた。彼 の 母 はベエルシバから 出 た 者 で 名 をヂビアといった。
2 ヨアシは 祭司 エホヤダの 世 にある 日 の 間 は 常 に 主 の 良 しと 見 られることを 行 った。
3 エホヤダは 彼 のためにふたりの 妻 をめとり、彼 に 男子 と 女子 が 生 れた。
4 この 後 ヨアシは 主 の 宮 を 修繕 しようと 志 して、
5 祭司 とレビびとを 集 めて 言 った、「ユダの 町々 へ 行 って、あなたがたの 神 の 宮 を 年々 修繕 する 資金 をすべてのイスラエルびとから 集 めなさい。その 事 を 急 いでしなさい」。ところがレビびとはこれを 急 いでしなかった。
6 それで 王 はかしらであるエホヤダを 召 して 言 った、「あなたはなぜレビびとに 求 めて、主 のしもべモーセがあかしの 幕屋 のためにイスラエルの 会衆 に 課 した 税金 をユダとエルサレムから 取 り 立 てさせないのか」。
7 かの 悪 い 女 アタリヤの 子 らが 神 の 宮 に 侵入 して 主 の 宮 のもろもろの 奉納物 をとり、バアルのために 用 いたからである。
8 そこで 王 は 命 じて一 個 の 箱 を 造 らせ、これを 主 の 宮 の 門 の 外 に 置 き、
9 ユダとエルサレムにふれて、神 のしもべモーセが 荒野 でイスラエルに 課 した 税金 を 主 のために 持 ってこさせた。
10 すべてのつかさたちおよびすべての 民 は 皆 喜 んでその 税金 を 持 って 来 て、その 箱 に 投 げ 入 れたので、ついに 箱 はいっぱいになった。
11 レビびとはその 箱 に 金 が 多 くあるのを 見 て、王 の 役人 の 所 へ 持 って 行 くと、王 の 書記 と 祭司 長 の 下役 とが 来 て、その 箱 を 傾 け、これを 取 ってもとの 所 に 返 した。彼 らは 日々 このようにして 金 をおびただしく 集 めた。
12 王 とエホヤダはこれを 主 の 宮 の 工事 をなす 者 に 渡 し、石工 および 木工 を 雇 って、主 の 宮 を 修繕 させ、また 鉄工 および 青銅 工 を 雇 って、主 の 宮 を 修復 させた。
13 工人 たちは 働 いたので、修復 の 工事 は 彼 らの 手 によってはかどり、神 の 宮 を、もとの 状態 に 復 し、これを 堅固 にした。
14 それをなし 終 ったとき、余 った 金 を 王 とエホヤダの 前 に 持 って 来 たので、それをもって 主 の 宮 のために 器物 を 造 った。すなわち 勤 めの 器、燔祭 の 器、香 の 皿、および 金銀 の 器 を 造 った。エホヤダの 世 にある 日 の 間 は、絶 えず 主 の 宮 で 燔祭 をささげた。
15 しかしエホヤダは 年老 い、日 が 満 ちて 死 んだ。その 死 んだ 時 は百三十 歳 であった。
16 人々 は 彼 をダビデの 町 で 王 たちの 中 に 葬 った。彼 はイスラエルにおいて 神 とその 宮 とに 良 い 事 を 行 ったからである。
17 エホヤダの 死 んだ 後、ユダのつかさたちが 来 て、うやうやしく 王 に 敬意 を 表 した。王 は 彼 らに 聞 き 従 った。
18 彼 らはその 先祖 の 神、主 の 宮 を 捨 てて、アシラ 像 および 偶像 に 仕 えたので、そのとがのために、怒 りがユダとエルサレムに 臨 んだ。
19 主 は 彼 らをご 自分 に 引 き 返 そうとして、預言者 たちをつかわし、彼 らにむかってあかしをさせられたが、耳 を 傾 けなかった。
20 そこで 神 の 霊 が 祭司 エホヤダの 子 ゼカリヤに 臨 んだので、彼 は 民 の 前 に 立 ち 上 がって 言 った、「神 はこう 仰 せられる、『あなたがたが 主 の 戒 めを 犯 して、災 を 招 くのはどういうわけであるか。あなたがたが 主 を 捨 てたために、主 もあなたがたを 捨 てられたのである』」。
21 しかし 人々 は 彼 を 害 しようと 計 り、王 の 命 によって、石 をもって 彼 を 主 の 宮 の 庭 で 撃 ち 殺 した。
22 このようにヨアシ 王 はゼカリヤの 父 エホヤダが 自分 に 施 した 恵 みを 思 わず、その 子 を 殺 した。ゼカリヤは 死 ぬ 時、「どうぞ 主 がこれをみそなわして 罰 せられるように」と 言 った。
23 年 の 終 りになって、スリヤの 軍勢 はヨアシにむかって 攻 め 上 り、ユダとエルサレムに 来 て、民 のつかさたちをことごとく 民 のうちから 滅 ぼし、そのぶんどり 物 を 皆 ダマスコの 王 に 送 った。
24 この 時 スリヤの 軍勢 は 少数 で 来 たのであるが、主 は 大軍 を 彼 らの 手 に 渡 された。これは 彼 らがその 先祖 の 神、主 を 捨 てたためである。このように 彼 らはヨアシを 罰 した。
25 スリヤ 軍 はヨアシに 大 傷 を 負 わせて 捨 て 去 ったが、ヨアシの 家来 たちは 祭司 エホヤダの 子 の 血 のために、党 を 結 んで 彼 にそむき、彼 を 床 の 上 に 殺 して、死 なせた。人々 は 彼 をダビデの 町 に 葬 ったが、王 の 墓 には 葬 らなかった。
26 党 を 結 んで 彼 にそむいた 者 は、アンモンの 女 シメアテの 子 ザバデおよびモアブの 女 シムリテの 子 ヨザバデであった。
27 ヨアシの 子 らのこと、ヨアシに 対 する 多 くの 預言 および 神 の 宮 の 修理 の 事 などは、列 王 の 書 の 注釈 にしるされている。ヨアシの 子 アマジヤが 彼 に 代 って 王 となった。
Chapter 25
1 アマジヤは 王 となった 時 二十五 歳 で、二十九 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。その 母 はエルサレムの 者 で、名 をエホアダンといった。
2 アマジヤは 主 の 良 しと 見 られることを 行 ったが、全 き 心 をもってではなかった。
3 彼 は、国 が 彼 の 手 のうちに 強 くなったとき、父 ヨアシ 王 を 殺害 した 家来 たちを 殺 した。
4 しかしその 子 供 たちは 殺 さなかった。これはモーセの 律法 の 書 にしるされている 所 に 従 ったのであって、そこに 主 は 命 じて、「父 は 子 のゆえに 殺 されるべきではない。子 は 父 のゆえに 殺 されるべきではない。おのおの 自分 の 罪 のゆえに 殺 されるべきである」と 言 われている。
5 アマジヤはユダの 人々 を 集 め、その 氏族 に 従 って、千 人 の 長 に 付属 させ、または百 人 の 長 に 付属 させた。ユダとベニヤミンのすべてに 行 った。そして二十 歳 以上 の 者 を 数 えたところ、やりと 盾 をとって 戦 いに 臨 みうる 精兵 三十万 人 を 得 た。
6 彼 はまた 銀 百タラントをもってイスラエルから 大 勇士 十万 人 を 雇 った。
7 その 時、神 の 人 が 彼 の 所 に 来 て 言 った、「王 よ、イスラエルの 軍勢 をあなたと 共 に 行 かせてはいけません。主 はイスラエルびと、すなわちエフライムのすべての 人々 とは 共 におられないからです。
8 もしあなたがこのような 方法 で 戦 いに 強 くなろうと 思 うならば、神 はあなたを 敵 の 前 に 倒 されるでしょう。神 には 助 ける 力 があり、また 倒 す 力 があるからです」。
9 アマジヤは 神 の 人 に 言 った、「それではわたしがイスラエルの 軍隊 に 与 えた百タラントをどうしましょうか」。神 の 人 は 答 えた、「主 はそれよりも 多 いものをあなたにお 与 えになることができます」。
10 そこでアマジヤはエフライムから 来 て 自分 に 加 わった 軍隊 を 分離 して 帰 らせたので、彼 らはユダに 対 して 激 しい 怒 りを 発 し、火 のように 怒 って 自分 の 所 に 帰 った。
11 しかしアマジヤは 勇気 を 出 し、その 民 を 率 いて 塩 の 谷 へ 行 き、セイルびと一万 人 を 撃 ち 殺 した。
12 またユダの 人々 はこのほかに一万 人 をいけどり、岩 の 頂 に 引 いて 行 って 岩 の 頂 から 彼 らを 投 げ 落 したので、皆 こなごなに 砕 けた。
13 ところがアマジヤが 自分 と 共 に 戦 いに 行 かせないで 帰 してやった 兵卒 らが、サマリヤからベテホロンまでの、ユダの 町々 を 襲 って三千 人 を 殺 し、多 くの 物 を 奪 い 取 った。
14 アマジヤはエドムびとを 殺 して 帰 った 時、セイルびとの 神々 を 携 えてきて、これを 安置 して 自分 の 神 とし、これを 礼拝 し、これにささげ 物 をなした。
15 それゆえ、主 はアマジヤに 向 かって 怒 りを 発 し、預言者 を 彼 につかわして 言 わせられた、「かの 民 の 神々 は 自分 の 民 をあなたの 手 から 救 うことができなかったのに、あなたはどうしてそれを 求 めたのか」。
16 彼 がこう 王 に 語 ると、王 は 彼 に、「われわれはあなたを 王 の 顧問 にしたのですか。やめなさい。あなたはどうして 殺 されようとするのですか」と 言 ったので、預言者 はやめて 言 った、「あなたはこの 事 を 行 って、わたしのいさめを 聞 きいれないゆえ、神 はあなたを 滅 ぼそうと 定 められたことをわたしは 知 っています」。
17 そこでユダの 王 アマジヤは 協議 の 結果、人 をエヒウの 子 エホアハズの 子 であるイスラエルの 王 ヨアシにつかわし、「さあ、われわれは 互 に 顔 をあわせよう」と 言 わせたところ、
18 イスラエルの 王 ヨアシはユダの 王 アマジヤに 言 い 送 った、「レバノンのいばらが、かつてレバノンの 香柏 に、『あなたの 娘 をわたしのむすこの 妻 に 与 えよ』と 言 い 送 ったところが、レバノンの 野獣 が 通 りかかって、そのいばらを 踏 み 倒 した。
19 あなたは『見 よ、わたしはエドムを 撃 ち 破 った』と 言 って 心 に 誇 り 高 ぶっている。しかしあなたは 自分 の 家 にとどまっていなさい。どうしてあなたは 災 を 引 き 起 して、自分 もユダも 共 に 滅 びようとするのか」。
20 しかしアマジヤは 聞 きいれなかった。これは 神 から 出 たのであって、彼 らがエドムの 神々 を 求 めたので 神 は 彼 らを 敵 の 手 に 渡 されるためである。
21 そこでイスラエルの 王 ヨアシは 上 って 来 て、ユダのベテシメシでユダの 王 アマジヤと 顔 を 合 わせたが、
22 ユダはイスラエルに 撃 ち 破 られ、おのおのその 天幕 に 逃 げ 帰 った。
23 その 時 イスラエルの 王 ヨアシはエホアハズの 子 ヨアシの 子 であるユダの 王 アマジヤをベテシメシで 捕 えて、エルサレムに 引 いて 行 き、エルサレムの 城壁 をエフライム 門 から、隅 の 門 まで四百キュビトほどをこわし、
24 また 神 の 宮 のうちで、オベデエドムが 守 っていたすべての 金銀 およびもろもろの 器物 ならびに 王 の 家 の 財宝 を 奪 い、また 人質 をとって、サマリヤに 帰 った。
25 ユダの 王 ヨアシの 子 アマジヤはイスラエルの 王 エホアハズの 子 ヨアシが 死 んで 後 なお十五 年 生 きながらえた。
26 アマジヤのその 他 の 始終 の 行為 は、ユダとイスラエルの 列 王 の 書 にしるされているではないか。
27 アマジヤがそむいて、主 に 従 わなくなった 時 から、人々 はエルサレムにおいて 党 を 結 び、彼 に 敵 したので、彼 はラキシに 逃 げて 行 ったが、その 人々 はラキシに 人 をやって、彼 をその 所 で 殺 させた。
28 人々 はこれを 馬 に 負 わせて 持 ってきて、ユダの 町 でその 先祖 たちと 共 にこれを 葬 った。
Chapter 26
1 そこでユダの 民 は 皆 ウジヤをとって 王 となし、その 父 アマジヤに 代 らせた。時 に十六 歳 であった。
2 彼 はエラテを 建 てて、これをふたたびユダのものにした。これはかの 王 がその 先祖 たちと 共 に 眠 った 後 であった。
3 ウジヤは 王 となった 時 十六 歳 で、エルサレムで五十二 年 の 間 世 を 治 めた。その 母 はエルサレムの 者 で 名 をエコリヤといった。
4 ウジヤは 父 アマジヤがしたように、すべて 主 の 良 しと 見 られることを 行 った。
5 彼 は 神 を 恐 れることを 自分 に 教 えたゼカリヤの 世 にある 日 の 間、神 を 求 めることに 努 めた。彼 が 主 を 求 めた 間、神 は 彼 を 栄 えさせられた。
6 彼 は 出 てペリシテびとと 戦 い、ガテの 城壁、ヤブネの 城壁 およびアシドドの 城壁 をくずし、アシドドの 地 とペリシテびとのなかに 町 を 建 てた。
7 神 は 彼 を 助 けてペリシテびとと、グルバアルに 住 むアラビヤびとおよびメウニびとを 攻 め 撃 たせられた。
8 アンモンびとはウジヤにみつぎを 納 めた。ウジヤは 非常 に 強 くなったので、その 名 はエジプトの 入口 までも 広 まった。
9 ウジヤはまたエルサレムの 隅 の 門、谷 の 門 および 城壁 の 曲 りかどにやぐらを 建 てて、これを 堅固 にした。
10 彼 はまた 荒野 にやぐらを 建 て、また 多 くの 水 ためを 掘 った。彼 は 平野 にも 平地 にもたくさんの 家畜 をもっていたからである。彼 はまた 農事 を 好 んだので、山々 および 肥 えた 畑 には 農夫 とぶどうをつくる 者 をもっていた。
11 ウジヤはまたよく 戦 う一 軍団 を 持 っていた。彼 らは 書記 エイエルと、つかさマアセヤによって 調 べた 数 に 従 って 組 々に 分 れ、皆 王 の 軍 長 のひとりハナニヤの 指揮 下 にあった。
12 その 氏族 の 長 である 大 勇士 の 数 は 合 わせて二千六百 人 であった。
13 その 指揮 下 にある 軍勢 は三十万七千五百 人 で、皆 大 いなる 力 をもって 戦 い、王 を 助 けて 敵 に 当 った。
14 ウジヤはその 全 軍 のために 盾、やり、かぶと、よろい、弓 および 石 投 げの 石 を 備 えた。
15 彼 はまたエルサレムで 技術 者 の 考案 した 機械 を 造 って、これをやぐらおよび 城壁 のすみずみにすえ、これをもって 矢 および 大石 を 射出 した。こうして 彼 の 名声 は 遠 くまで 広 まった。彼 が 驚 くほど 神 の 助 けを 得 て 強 くなったからである。
16 ところが 彼 は 強 くなるに 及 んで、その 心 に 高 ぶり、ついに 自分 を 滅 ぼすに 至 った。すなわち 彼 はその 神、主 にむかって 罪 を 犯 し、主 の 宮 にはいって 香 の 祭壇 の 上 に 香 をたこうとした。
17 その 時、祭司 アザリヤは 主 の 祭司 である 勇士 八十 人 を 率 いて、彼 のあとに 従 ってはいり、
18 ウジヤ 王 を 引 き 止 めて 言 った、「ウジヤよ、主 に 香 をたくことはあなたのなすべきことではなく、ただアロンの 子孫 で、香 をたくために 清 められた 祭司 たちのすることです。すぐ 聖所 から 出 なさい。あなたは 罪 を 犯 しました。あなたは 主 なる 神 から 栄 えを 得 ることはできません」。
19 するとウジヤは 怒 りを 発 し、香炉 を 手 にとって 香 をたこうとしたが、彼 が 祭司 に 向 かって 怒 りを 発 している 間 に、らい 病 がその 額 に 起 った。時 に 彼 は 主 の 宮 で 祭司 たちの 前、香 の 祭壇 のかたわらにいた。
20 祭司 の 長 アザリヤおよびすべての 祭司 たちが 彼 を 見 ると、彼 の 額 にらい 病 が 生 じていたので、急 いで 彼 をそこから 追 い 出 した。彼 自身 もまた 主 に 撃 たれたことを 知 って、急 いで 出 て 行 った。
21 ウジヤ 王 は、死 ぬ 日 までらい 病人 であった。彼 はらい 病人 であったので、離 れ 殿 に 住 んだ。主 の 宮 から 断 たれたからである。その 子 ヨタムが 王 の 家 をつかさどり、国 の 民 を 治 めた。
22 ウジヤのその 他 の 始終 の 行為 は、アモツの 子 預言者 イザヤがこれを 書 きしるした。
23 ウジヤは 先祖 たちと 共 に 眠 ったので、人々 は「彼 はらい 病人 である」と 言 って、王 たちの 墓 に 連 なる 墓地 に、その 先祖 たちと 共 に 葬 った。その 子 ヨタムが 彼 に 代 って 王 となった。
Chapter 27
1 ヨタムは 王 となった 時 二十五 歳 で、十六 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。その 母 はザドクの 娘 で 名 をエルシャといった。
2 ヨタムはその 父 ウジヤがしたように 主 の 良 しと 見 られることをした。しかし 主 の 宮 には、はいらなかった。民 はなお 悪 を 行 った。
3 彼 は 主 の 宮 の 上 の 門 を 建 て、オペルの 石 がきを 多 く 築 き 増 し、
4 またユダの 山地 に 数個 の 町 を 建 て、林 の 間 に 城 とやぐらを 築 いた。
5 彼 はアンモンびとの 王 と 戦 ってこれに 勝 った。その 年 アンモンの 人々 は 銀 百タラント、小麦 一万コル、大麦 一万コルを 彼 に 贈 った。アンモンの 人々 は 第 二 年 にも 第 三 年 にも 同 じように 彼 に 納 めた。
6 ヨタムはその 神、主 の 前 にその 行 いを 堅 くしたので 力 ある 者 となった。
7 ヨタムのその 他 の 行為、そのすべての 戦 いおよびその 行 いなどは、イスラエルとユダの 列 王 の 書 にしるされている。
8 彼 は 王 となった 時、二十五 歳 で、十六 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。
9 ヨタムはその 先祖 と 共 に 眠 ったので、ダビデの 町 に 葬 られ、その 子 アハズが 彼 に 代 って 王 となった。
Chapter 28
1 アハズは 王 となった 時 二十 歳 で、十六 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めたが、その 父 ダビデとは 違 って、主 の 良 しと 見 られることを 行 わず、
2 イスラエルの 王 たちの 道 に 歩 み、またもろもろのバアルのために 鋳 た 像 を 造 り、
3 ベンヒンノムの 谷 で 香 をたき、その 子 らを 火 に 焼 いて 供 え 物 とするなど、主 がイスラエルの 人々 の 前 から 追 い 払 われた 異邦人 の 憎 むべき 行 いにならい、
4 また 高 き 所 の 上、丘 の 上、すべての 青 木 の 下 で 犠牲 をささげ、香 をたいた。
5 それゆえ、その 神、主 は 彼 をスリヤの 王 の 手 に 渡 されたので、スリヤびとは 彼 を 撃 ち 破 り、その 民 を 多 く 捕虜 として、ダマスコに 引 いて 行 った。彼 はまたイスラエルの 王 の 手 にも 渡 されたので、イスラエルの 王 も 彼 を 撃 ち 破 って 大 いに 殺 した。
6 すなわちレマリヤの 子 ペカはユダで一 日 のうちに十二万 人 を 殺 した。皆 勇士 であった。これは 彼 らがその 先祖 の 神、主 を 捨 てたためである。
7 その 時、エフライムの 勇士 ジクリという 者 が 王 の 子 マアセヤ、宮内 大臣 アズリカムおよび 王 に 次 ぐ 人 エルカナを 殺 した。
8 イスラエルの 人々 はついにその 兄弟 のうちから 婦人 ならびに 男子、女子 など二十万 人 を 捕虜 にし、また 多 くのぶんどり 物 をとり、そのぶんどり 物 をサマリヤに 持 って 行 った。
9 その 時 そこに 名 をオデデという 主 の 預言者 があって、サマリヤに 帰 って 来 た 軍勢 の 前 に 進 み 出 て 言 った、「見 よ、あなたがたの 先祖 の 神、主 はユダを 怒 って、これをあなたがたの 手 に 渡 されたが、あなたがたは 天 に 達 するほどの 怒 りをもってこれを 殺 した。
10 そればかりでなく、あなたがたは 今、ユダとエルサレムの 人々 を 従 わせて、自分 の 男女 の 奴隷 にしようと 思 っている。しかしあなたがた 自身 もまた、あなたがたの 神、主 に 罪 を 犯 しているではないか。
11 いまわたしに 聞 き、あなたがたがその 兄弟 のうちから 捕 えて 来 た 捕虜 を 放 ち 帰 らせなさい。主 の 激 しい 怒 りがあなたがたの 上 に 臨 んでいるからです」。
12 そこでエフライムびとのおもなる 人々、すなわちヨハナンの 子 アザリヤ、メシレモテの 子 ベレキヤ、シャルムの 子 ヒゼキヤ、ハデライの 子 アマサらもまた、戦争 から 帰 った 者 どもに 向 かって 立 ちあがり、
13 彼 らに 言 った、「捕虜 をここに 引 き 入 れてはならない。あなたがたはわたしどもに 主 に 対 するとがを 得 させて、さらにわれわれの 罪 とがを 増 し 加 えようとしている。われわれのとがは 大 きく、激 しい 怒 りがイスラエルの 上 に 臨 んでいるからです」。
14 そこで 兵卒 どもがその 捕虜 とぶんどり 物 をつかさたちと 全 会衆 の 前 に 捨 てておいたので、
15 前 に 名 をあげた 人々 が 立 って 捕虜 を 受 け 取 り、ぶんどり 物 のうちから 衣服 をとって、裸 の 者 に 着 せ、また、くつをはかせ、食 い 飲 みさせ、油 を 注 ぎなどし、その 弱 い 者 を 皆 ろばに 乗 せ、こうして 彼 らをしゅろの 町 エリコに 連 れて 行 って、その 兄弟 たちに 渡 し、そしてサマリヤに 帰 って 来 た。
16 その 時 アハズ 王 は 人 をアッスリヤの 王 につかわして 助 けを 求 めさせた。
17 エドムびとが 再 び 侵入 してユダを 撃 ち、民 を 捕 え 去 ったからである。
18 ペリシテびともまた 平野 の 町々 およびユダのネゲブの 町々 を 侵 して、ベテシメシ、アヤロン、ゲデロテおよびソコとその 村里、テムナとその 村里、ギムゾとその 村里 を 取 って、そこに 住 んだ。
19 これはイスラエルの 王 アハズのゆえに、主 がユダを 低 くされたのであって、彼 がユダのうちにみだらなことを 行 い、主 に 向 かって 大 いに 罪 を 犯 したからである。
20 アッスリヤの 王 テルガデ・ピルネセルは 彼 の 所 に 来 たが、彼 に 力 を 添 えないで、かえって 彼 を 悩 ました。
21 アハズは 主 の 宮 と 王 の 家、およびつかさたちの 家 の 物 を 取 ってアッスリヤの 王 に 与 えたが、それはアハズの 助 けにはならなかった。
22 このアハズ 王 はその 悩 みの 時 にあたって、ますます 主 に 罪 を 犯 した。
23 すなわち、彼 は 自分 を 撃 ったダマスコの 神々 に、犠牲 をささげて 言 った、「スリヤの 王 たちの 神々 はその 王 たちを 助 けるから、わたしもそれに 犠牲 をささげよう。そうすれば 彼 らはわたしを 助 けるであろう」と。しかし、彼 らはかえってアハズとイスラエル 全国 とを 倒 す 者 となった。
24 アハズは 神 の 宮 の 器物 を 集 めて、神 の 宮 の 器物 を 切 り 破 り、主 の 宮 の 戸 を 閉 じ、エルサレムのすべてのすみずみに 祭壇 を 造 り、
25 ユダのすべての 町々 に 高 き 所 を 造 って、他 の 神々 に 香 をたきなどして、先祖 の 神、主 の 怒 りを 引 き 起 した。
26 アハズのその 他 の 始終 の 行為 およびそのすべての 行動 は、ユダとイスラエルの 列 王 の 書 にしるされている。
27 アハズはその 先祖 たちと 共 に 眠 ったので、エルサレムの 町 にこれを 葬 った。しかし、イスラエルの 王 たちの 墓 には 持 って 行 かなかった。その 子 ヒゼキヤが 彼 に 代 って 王 となった。
Chapter 29
1 ヒゼキヤは 王 となった 時 二十五 歳 で、二十九 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。その 母 はアビヤと 言 って、ゼカリヤの 娘 である。
2 ヒゼキヤは 父 ダビデがすべてなしたように 主 の 良 しと 見 られることをした。
3 彼 はその 治世 の 第 一 年 の一 月 に 主 の 宮 の 戸 を 開 き、かつこれを 繕 った。
4 彼 は 祭司 とレビびとを 連 れていって、東 の 広場 に 集 め、
5 彼 らに 言 った、「レビびとよ、聞 きなさい。あなたがたは 今、身 を 清 めて、あなたがたの 先祖 の 神、主 の 宮 を 清 め、聖所 から 汚 れを 除 き 去 りなさい。
6 われわれの 先祖 は 罪 を 犯 し、われわれの 神、主 の 悪 と 見 られることを 行 って、主 を 捨 て、主 のすまいに 顔 をそむけ、うしろを 向 けた。
7 また 廊 の 戸 を 閉 じ、ともしびを 消 し、聖所 でイスラエルの 神 に 香 をたかず、燔祭 をささげなかった。
8 それゆえ、主 の 怒 りはユダとエルサレムに 臨 み、あなたがたが 目 に 見 るように、主 は 彼 らを 恐 れと 驚 きと 物笑 いにされた。
9 見 よ、われわれの 父 たちはつるぎにたおれ、われわれのむすこたち、むすめたち、妻 たちはこれがために 捕虜 となった。
10 今 わたしは、イスラエルの 神、主 と 契約 を 結 ぶ 志 をもっている。そうすればその 激 しい 怒 りは、われわれを 離 れるであろう。
11 わが 子 らよ、今 は 怠 ってはならない。主 はあなたがたを 選 んで、主 の 前 に 立 って 仕 えさせ、ご 自分 に 仕 える 者 となし、また 香 をたく 者 とされたからである」。
12 そこでレビびとは 立 ち 上 がった。すなわちコハテびとの 子孫 のうちでは、アマサイの 子 マハテおよびアザリヤの 子 ヨエル。メラリの 子孫 では、アブデの 子 キシおよびエハレレルの 子 アザリヤ。ゲルションびとのうちでは、ジンマの 子 ヨアおよびヨアの 子 エデン。
13 エリザパンの 子孫 のうちでは、シムリとエイエル。アサフの 子孫 のうちでは、ゼカリヤとマッタニヤ。
14 ヘマンの 子孫 のうちでは、エヒエルとシメイ。エドトンの 子孫 のうちでは、シマヤとウジエルである。
15 彼 らはその 兄弟 たちを 集 めて 身 を 清 め、主 の 言葉 による 王 の 命令 に 従 って、主 の 宮 を 清 めるためにはいって 来 た。
16 祭司 たちが 主 の 宮 の 奥 にはいってこれを 清 め、主 の 宮 にあった 汚 れた 物 をことごとく 主 の 宮 の 庭 に 運 び 出 すと、レビびとはそれを 受 けて 外 に 出 し、キデロン 川 に 持 って 行 った。
17 彼 らは 正月 の 元日 に 清 めることを 始 めて、その 月 の八 日 に 主 の 宮 の 廊 に 達 した。それから 主 の 宮 を 清 めるのに八 日 を 費 し、正月 の十六 日 にこれを 終 った。
18 そこで 彼 らはヒゼキヤ 王 の 所 へ 行 って 言 った、「われわれは 主 の 宮 をことごとく 清 め、また 燔祭 の 壇 とそのすべての 器物、および 供 えのパンの 机 とそのすべての 器物 とを 清 めました。
19 またアハズ 王 がその 治世 に 罪 を 犯 して 捨 てたすべての 器物 をも 整 えて 清 めました。それらは 主 の 祭壇 の 前 にあります」。
20 そこでヒゼキヤ 王 は 朝 早 く 起 きいで、町 のつかさたちを 集 めて、主 の 宮 に 上 って 行 き、
21 雄牛 七 頭、雄羊 七 頭、小羊 七 頭、雄 やぎ七 頭 を 引 いてこさせ、国 と 聖所 とユダのためにこれを 罪祭 とし、アロンの 子孫 である 祭司 たちに 命 じてこれを 主 の 祭壇 の 上 にささげさせた。
22 すなわち、雄牛 をほふると、祭司 たちはその 血 を 受 けて 祭壇 にふりかけ、また 雄羊 をほふると、その 血 を 祭壇 にふりかけ、また 小羊 をほふると、その 血 を 祭壇 にふりかけた。
23 そして 罪祭 の 雄 やぎを 王 と 会衆 の 前 に 引 いて 来 たので、彼 らはその 上 に 手 を 置 いた。
24 そして 祭司 たちはこれをほふり、その 血 を 罪祭 として 祭壇 の 上 にささげてイスラエル 全国 のためにあがないをした。これは 王 がイスラエル 全国 のために 燔祭 および 罪祭 をささげることを 命 じたためである。
25 王 はまたレビびとを 主 の 宮 に 置 き、ダビデおよび 王 の 先見者 ガドと 預言者 ナタンの 命令 に 従 って、これにシンバル、立琴 および 琴 をとらせた。これは 主 がその 預言者 によって 命 じられたところである。
26 こうしてレビびとはダビデの 楽器 をとり、祭司 はラッパをとって 立 った。
27 そこでヒゼキヤは 燔祭 を 祭壇 の 上 にささげることを 命 じた。燔祭 をささげ 始 めた 時、主 の 歌 をうたい、ラッパを 吹 き、イスラエルの 王 ダビデの 楽器 をならし 始 めた。
28 そして 会衆 は 皆 礼拝 し、歌 うたう 者 は 歌 をうたい、ラッパ 手 はラッパを 吹 き 鳴 らし、燔祭 が 終 るまですべてこのようであったが、
29 ささげる 事 が 終 ると、王 および 彼 と 共 にいた 者 はみな 身 をかがめて 礼拝 した。
30 またヒゼキヤ 王 およびつかさたちはレビびとに 命 じて、ダビデと 先見者 アサフの 言葉 をもって 主 をさんびさせた。彼 らは 喜 んでさんびし、頭 をさげて 礼拝 した。
31 その 時、ヒゼキヤは 言 った、「あなたがたはすでに 主 に 仕 えるために 身 を 清 めたのであるから、進 みよって、主 の 宮 に 犠牲 と 感謝 の 供 え 物 を 携 えて 来 なさい」と。そこで 会衆 は 犠牲 と 感謝 の 供 え 物 を 携 えて 来 た。また 志 ある 者 は 皆 燔祭 を 携 えて 来 た。
32 会衆 の 携 えて 来 た 燔祭 の 数 は 雄牛 七十 頭、雄羊 百 頭、小羊 二百 頭、これらは 皆 主 に 燔祭 としてささげるものであった。
33 また 奉納物 は 牛 六百 頭、小羊 三千 頭 であった。
34 ところが 祭司 が 少 なくてその 燔祭 の 物 の 皮 を、はぎつくすことができなかったので、その 兄弟 であるレビびとがこれを 助 けて、そのわざをなし 終 え、その 間 に 他 の 祭司 たちは 身 を 清 めた。これはレビびとが 祭司 たちよりも、身 を 清 めることに、きちょうめんであったからである。
35 このほかおびただしい 燔祭 があり、また、酬恩祭 の 脂肪 および 燔祭 の 灌祭 もあった。こうして、主 の 宮 の 勤 めは 回復 された。
36 この 事 は、にわかになされたけれども、神 がこのように 民 のために 備 えをされたので、ヒゼキヤおよびすべての 民 は 喜 んだ。
Chapter 30
1 ヒゼキヤはイスラエルとユダにあまねく 人 をつかわし、また 手紙 をエフライムとマナセに 書 き 送 り、エルサレムにある 主 の 宮 に 来 て、イスラエルの 神、主 に 過越 の 祭 を 行 うように 勧 めた。
2 王 はすでにつかさたちおよびエルサレムにおる 全 会衆 に 計 って、二 月 に 過越 の 祭 を 行 うことを 定 めた。
3 ――これは 身 を 清 めた 祭司 の 数 が 足 らず、民 もまた、エルサレムに 集 まらなかったので、正月 にこれを 行 うことができなかったからである――
4 この 事 が、王 にも 全 会衆 にも 良 かったので、
5 この 事 を 定 めて、ベエルシバからダンまでイスラエルにあまねくふれ 示 し、エルサレムに 来 て、イスラエルの 神、主 に 過越 の 祭 を 行 うことを 勧 めた。これはしるされているように、これを 行 う 者 が 多 くなかったゆえである。
6 そこで 飛脚 たちは、王 とそのつかさたちから 受 けた 手紙 をもって、イスラエルとユダをあまねく 行 き 巡 り、王 の 命 を 伝 えて 言 った、「イスラエルの 人々 よ、あなたがたはアブラハム、イサク、イスラエルの 神、主 に 立 ち 返 りなさい。そうすれば 主 は、アッスリヤの 王 たちの 手 からのがれた 残 りのあなたがたに、帰 られるでしょう。
7 あなたがたの 父 たちおよび 兄弟 たちのようになってはならない。彼 らはその 先祖 たちの 神、主 にむかって 罪 を 犯 したので、あなたがたの 見 るように 主 は 彼 らを 滅 びに 渡 されたのです。
8 あなたがたの 父 たちのように 強情 にならないで、主 に 帰服 し、主 がとこしえに 聖別 された 聖所 に 入 り、あなたがたの 神、主 に 仕 えなさい。そうすれば、その 激 しい 怒 りがあなたがたを 離 れるでしょう。
9 もしあなたがたが 主 に 立 ち 返 るならば、あなたがたの 兄弟 および 子供 は、これを 捕 えていった 者 の 前 にあわれみを 得 て、この 国 に 帰 ることができるでしょう。あなたがたの 神、主 は 恵 みあり、あわれみある 方 であられるゆえ、あなたがたが 彼 に 立 ち 返 るならば、顔 をあなたがたにそむけられることはありません」。
10 このように 飛脚 たちは、エフライムとマナセの 国 にはいって、町 から 町 に 行 き 巡 り、ついに、ゼブルンまで 行 ったが、人々 はこれをあざけり 笑 った。
11 ただしアセル、マナセ、ゼブルンのうちには 身 を 低 くして、エルサレムにきた 人々 もあった。
12 またユダにおいては 神 の 手 が 人々 に一つ 心 を 与 えて、王 とつかさたちが 主 の 言葉 によって 命 じたことを 行 わせた。
13 こうして二 月 になって、多 くの 民 は、種 入 れぬパンの 祭 を 行 うためエルサレムに 集 まったが、非常 に 大 きな 会衆 であった。
14 彼 らは 立 ってエルサレムにあるもろもろの 祭壇 を 取 り 除 き、またすべての 香 をたく 祭壇 を 取 り 除 いてキデロン 川 に 投 げすて、
15 二 月 の十四 日 に 過越 の 小羊 をほふった。そこで 祭司 たちおよびレビびとはみずから 恥 じ、身 を 清 めて 主 の 宮 に 燔祭 を 携 えて 来 た。
16 彼 らは 神 の 人 モーセの 律法 に 従 い、いつものようにその 所 に 立 ち、祭司 たちは、レビびとの 手 から 血 を 受 けて 注 いだ。
17 時 に、会衆 のうちにまだ 身 を 清 めていない 者 が 多 かったので、レビびとはその 清 くないすべての 人々 に 代 って 過越 の 小羊 をほふり、主 に 清 めてささげた。
18 多 くの 民 すなわちエフライム、マナセ、イッサカル、ゼブルンからきた 多 くの 者 はまだ 身 を 清 めていないのに、書 きしるされたとおりにしないで 過越 の 物 を 食 べた。それでヒゼキヤは、彼 らのために 祈 って 言 った、「恵 みふかき 主 よ、彼 らをゆるしてください。
19 彼 らは 聖所 の 清 めの 規定 どおりにしなかったけれども、その 心 を 傾 けて 神 を 求 め、その 先祖 の 神、主 を 求 めたのです」。
20 主 はヒゼキヤに 聞 いて、民 をいやされた。
21 そこでエルサレムに 来 ていたイスラエルの 人々 は 大 いなる 喜 びをいだいて、七日 のあいだ 種 入 れぬパンの 祭 を 行 った。またレビびとと 祭司 たちは 日々 に 主 をさんびし、力 をつくして 主 をたたえた。
22 そしてヒゼキヤは 主 の 勤 めによく 通 じているすべてのレビびとを 深 くねぎらった。こうして 人々 は 酬恩祭 の 犠牲 をささげ、その 先祖 の 神、主 に 感謝 して、七日 のあいだ 祭 の 供 え 物 を 食 べた。
23 なお 全 会衆 は 相 はかって、さらに 七日 のあいだ 祭 を 守 ることを 定 め、喜 びをもってまた 七日 のあいだ 守 った。
24 時 にユダの 王 ヒゼキヤは 雄牛 一千 頭、羊 七千 頭 を 会衆 に 贈 り、また、つかさたちは 雄牛 一千 頭、羊 一 万 頭 を 会衆 に 贈 った。祭司 もまた 多 く 身 を 清 めた。
25 ユダの 全 会衆 および 祭司、レビびと、ならびにイスラエルからきた 全 会衆、およびイスラエルの 地 からきた 他国 人 と、ユダに 住 む 他国 人 は 皆 喜 んだ。
26 このようにエルサレムに 大 いなる 喜 びがあった。イスラエルの 王 ダビデの 子 ソロモンの 時 からこのかた、このような 事 はエルサレムになかった。
27 このとき 祭司 たちとレビびとは 立 って、民 を 祝福 したが、その 声 は 聞 かれ、その 祈 は 主 の 聖 なるすみかである 天 に 達 した。
Chapter 31
1 この 事 がすべて 終 った 時、そこにいたイスラエルびとは 皆、ユダの 町々 に 出 て 行 って、石柱 を 砕 き、アシラ 像 を 切 り 倒 し、ユダとベニヤミンの 全 地、およびエフライムとマナセにある 高 き 所 と 祭壇 とを 取 りこわし、ついにこれをことごとく 破壊 した。そしてイスラエルの 人々 はおのおのその 町々、その 所領 に 帰 った。
2 ヒゼキヤは 祭司 およびレビびとの 班 を 定 め、班 ごとにおのおのその 勤 めに 従 って、祭司 とレビびとに 燔祭 と 酬恩祭 をささげさせ、主 の営の 門 で 勤 めをし、感謝 をし、さんびをさせた。
3 また 燔祭 のために 自分 の 財産 のうちから 王 の 分 を 出 した。すなわち 朝夕 の 燔祭 および 安息日、新月、定 めの 祭 などの 燔祭 のために 出 して、主 の 律法 にしるされているとおりにした。
4 またエルサレムに 住 む 民 に、祭司 とレビびとにその 分 を 与 えることを 命 じた。これは 彼 らをして 主 の 律法 に 身 をゆだねさせるためである。
5 その 命令 が 伝 わるやいなや、イスラエルの 人々 は 穀物、酒、油、蜜 ならびに 畑 のもろもろの 産物 の 初物 を 多 くささげ、またすべての 物 の十 分 の一をおびただしく 携 えて 来 た。
6 ユダの 町々 に 住 んでいたイスラエルとユダの 人々 もまた 牛、羊 の十 分 の一ならびにその 神、主 にささげられた 奉納物 を 携 えて 来 て、これを 積 み 重 ねた。
7 三 月 にこれを 積 み 重 ねることを 始 め、七 月 にこれを 終 った。
8 ヒゼキヤおよびつかさたちは 来 て、その 積 み 重 ねた 物 を 見、主 とその 民 イスラエルを 祝福 した。
9 そしてヒゼキヤがその 積 み 重 ねた 物 について 祭司 およびレビびとに 問 い 尋 ねた 時、
10 ザドクの 家 から 出 た 祭司 の 長 アザリヤは 彼 に 答 えて 言 った、「民 が 主 の 宮 に 供 え 物 を 携 えて 来 ることを 始 めてからこのかた、われわれは 飽 きるほど 食 べたが、たくさん 残 りました。主 がその 民 を 恵 まれたからです。それでわれわれは、このように 多 くの 残 った 物 をもっているのです」。
11 そこでヒゼキヤは 主 の 宮 のうちに 室 を 設 けることを 命 じたので、彼 らはこれを 設 け、
12 その 供 え 物 の十 分 の一および 奉納物 を 忠実 に 携 え 入 れた。これをつかさどる 者 のかしらはレビびとコナニヤで、その 兄弟 シメイは 彼 に 次 ぐ 者 となり、
13 エヒエル、アザジヤ、ナハテ、アサヘル、エレモテ、ヨザバデ、エリエル、イスマキヤ、マハテ、ベナヤらは、ヒゼキヤ 王 および 神 の 宮 のつかさアザリヤの 任命 によって、コナニヤおよびその 兄弟 シメイを 助 けて、その 監督 者 となった。
14 東 の 門 を 守 る 者 レビびとイムナの 子 コレは、神 にささげる 自発 のささげ 物 をつかさどり、主 の 供 え 物 および 最 も 聖 なる 物 を 分配 した。
15 彼 を 助 ける 者 はエデン、ミニヤミン、エシュア、シマヤ、アマリヤおよびシカニヤで、皆 祭司 の 町々 でその 兄弟 たちに、班 によって、老若 ひとしく 忠実 に 分配 した。
16 ただしすべて 登録 された三 歳 以上 の 男子 で 主 の 宮 に 入 り、その 班 に 従 って 日々 の 職分 をつくし、その 受持 の 勤 めをなす 者 は 除 かれた。
17 祭司 の 登録 はその 氏族 によってなされ、二十 歳 以上 のレビびとの 登録 はその 班 により、その 受持 にしたがってなされた。
18 また 祭司 はその 幼 な 子、その 妻、そのむすこ、その 娘、全 会衆 と 共 に 登録 した。彼 らは 忠実 に 身 を 聖 なる 事 にささげたからである。
19 また 町々 の 放牧 地 におるアロンの 子孫 である 祭司 たちのためには、町 ごとに 人 を 名 ざし 選 んで、祭司 のうちのすべての 男 およびレビびとのうちの 登録 されたすべての 者 に、その 分 を 与 えさせた。
20 ヒゼキヤはユダ 全国 にこのようにし、良 い 事、正 しい 事、忠実 な 事 をその 神、主 の 前 に 行 った。
21 彼 がその 神 を 求 めるために 神 の 宮 の 務 につき、律法 につき、戒 めについて 始 めたわざは、ことごとく 心 をつくして 行 い、これをなし 遂 げた。
Chapter 32
1 ヒゼキヤがこれらの 事 を 忠実 に 行 った 後、アッスリヤの 王 セナケリブが 来 てユダに 侵入 し、堅固 な 町々 に 向 かって 陣 を 張 り、これを 攻 め 取 ろうとした。
2 ヒゼキヤはセナケリブが 来 て、エルサレムを 攻 めようとするのを 見 たので、
3 そのつかさたちおよび 勇士 たちと 相談 して、町 の 外 にある 泉 の 水 を、ふさごうとした。彼 らはこれを 助 けた。
4 多 くの 民 は 集 まって、すべての 泉 および 国 の 中 を 流 れる 谷川 をふさいで 言 った、「アッスリヤの 王 たちがきて、多 くの 水 を 得 られるようなことをしておいていいだろうか」。
5 ヒゼキヤはまた 勇気 を 出 して、破 れた 城壁 をことごとく 築 き 直 して、その 上 にやぐらを 建 て、その 外 にまた 城壁 を 巡 らし、ダビデの 町 のミロを 堅固 にし、武器 および 盾 を 多 く 造 り、
6 軍 長 を 民 の 上 に 置 き、町 の 門 の 広場 に 民 を 集 めて、これを 励 まして 言 った、
7 「心 を 強 くし、勇 みたちなさい。アッスリヤの 王 をも、彼 と 共 にいるすべての 群衆 をも 恐 れてはならない。おののいてはならない。われわれと 共 におる 者 は 彼 らと 共 におる 者 よりも 大 いなる 者 だからである。
8 彼 と 共 におる 者 は 肉 の 腕 である。しかしわれわれと 共 におる 者 はわれわれの 神、主 であって、われわれを 助 け、われわれに 代 って 戦 われる」。民 はユダの 王 ヒゼキヤの 言葉 に 安心 した。
9 この 後 アッスリヤの 王 セナケリブはその 全 軍 をもってラキシを 囲 んでいたが、その 家来 をエルサレムにつかわして、ユダの 王 ヒゼキヤおよびエルサレムにいるすべてのユダの 人 に 告 げさせて 言 った、
10 「アッスリヤの 王 セナケリブはこう 言 います、『あなたがたは 何 を 頼 んでエルサレムにこもっているのか。
11 ヒゼキヤは「われわれの 神、主 がアッスリヤの 王 の 手 から、われわれを 救 ってくださる」と 言 って、あなたがたをそそのかし、飢 えと、かわきをもって、あなたがたを 死 なせようとしているのではないか。
12 このヒゼキヤは 主 のもろもろの 高 き 所 と 祭壇 を 取 り 除 き、ユダとエルサレムに 命 じて、「あなたがたはただ一つの 祭壇 の 前 で 礼拝 し、その 上 に 犠牲 をささげなければならない」と 言 った 者 ではないか。
13 あなたがたは、わたしおよびわたしの 先祖 たちが、他 の 国々 のすべての 民 にしたことを 知 らないのか。それらの 国々 の 民 の 神々 は、少 しでもその 国 を、わたしの 手 から 救 い 出 すことができたか。
14 わたしの 先祖 たちが 滅 ぼし 尽 したそれらの 国民 のもろもろの 神 のうち、だれか 自分 の 民 をわたしの 手 から 救 い 出 すことのできたものがあるか。それで、どうしてあなたがたの 神 が、あなたがたをわたしの 手 から 救 い 出 すことができよう。
15 それゆえ、あなたがたはヒゼキヤに 欺 かれてはならない。そそのかされてはならない。また 彼 を 信 じてはならない。いずれの 民、いずれの 国 の 神 もその 民 をわたしの 手、または、わたしの 先祖 の 手 から 救 いだすことができなかったのだから、ましてあなたがたの 神 が、どうしてわたしの 手 からあなたがたを 救 いだすことができようか』」。
16 セナケリブの 家来 は、このほかにも 多 く 主 なる 神、およびそのしもべヒゼキヤをそしった。
17 セナケリブはまた 手紙 を 書 き 送 って、イスラエルの 神、主 をあざけり、かつそしって 言 った、「諸国 の 民 の 神々 が、その 民 をわたしの 手 から 救 い 出 さなかったように、ヒゼキヤの 神 も、その 民 をわたしの 手 から 救 い 出 さないであろう」と。
18 そして 彼 らは 大声 をあげ、ユダヤの 言葉 をもって、城壁 の 上 にいるエルサレムの 民 に 向 かって 叫 び、これをおどし、かつおびやかした。彼 らは 町 を 取 るためである。
19 このように 彼 らがエルサレムの 神 について 語 ること、人 の 手 のわざである 地上 の 民 の 神々 について 語 るようであった。
20 そこでヒゼキヤ 王 およびアモツの 子 預言者 イザヤは 共 に 祈 って、天 に 呼 ばわったので、
21 主 はひとりのみ 使 をつかわして、アッスリヤ 王 の 陣営 にいるすべての 大 勇士 と 将官、軍 長 らを 滅 ぼされた。それで 王 は 赤面 して 自分 の 国 に 帰 ったが、その 神 の 家 にはいった 時、その 子 のひとりが、つるぎをもって 彼 をその 所 で 殺 した。
22 このように 主 は、ヒゼキヤとエルサレムの 住民 をアッスリヤの 王 セナケリブの 手 およびすべての 敵 の 手 から 救 い 出 し、いたる 所 で 彼 らを 守 られた。
23 そこで 多 くの 人々 はささげ 物 をエルサレムに 携 えてきて 主 にささげ、また 宝物 をユダの 王 ヒゼキヤに 贈 った。この 後 ヒゼキヤは 万国 の 民 に 尊 ばれた。
24 そのころ、ヒゼキヤは 病 んで 死 ぬばかりであったが、主 に 祈 ったので、主 はこれに 答 えて、しるしを 賜 わった。
25 しかしヒゼキヤはその 受 けた 恵 みに 報 いることをせず、その 心 が 高 ぶったので、怒 りが 彼 とユダおよびエルサレムに 臨 もうとしたが、
26 ヒゼキヤはその 心 の 高 ぶりを 悔 いてへりくだり、またエルサレムの 住民 も 同様 にしたので、主 の 怒 りは、ヒゼキヤの 世 には 彼 らに 臨 まなかった。
27 ヒゼキヤは 富 と 栄誉 をきわめ、宝蔵 を 造 って、金、銀、宝石、香料、盾 および 各種 の 尊 い 器物 をおさめ、
28 また 倉庫 を 造 って 穀物、酒、油 などの 産物 をおさめ、小屋 を 造 って 種々 の 家畜 を 置 き、おりを 造 って 羊 の 群 れを 置 き、
29 また 多数 の 町 を 設 け、かつ 羊 と 牛 をおびただしく 所有 した。神 が 非常 に 多 くの 貨 財 を 彼 に 賜 わったからである。
30 このヒゼキヤはまたギホンの 水 の 上 の 源 をふさいで、これをダビデの 町 の 西 の 方 にまっすぐに 引 き 下 した。このようにヒゼキヤはそのすべてのわざをなし 遂 げた。
31 しかしバビロンの 君 たちが 使者 をつかわして、この 国 にあった、しるしについて 尋 ねさせた 時 には、神 は 彼 を 試 みて、彼 の 心 にあることを、ことごとく 知 るために 彼 を 捨 て 置 かれた。
32 ヒゼキヤのその 他 の 行為 およびその 徳行 は、アモツの 子 預言者 イザヤの 黙示 とユダとイスラエルの 列 王 の 書 にしるされている。
33 ヒゼキヤはその 先祖 たちと 共 に 眠 ったので、ダビデの 子孫 の 墓 のうちの 高 い 所 に 葬 られた。ユダの 人々 およびエルサレムの 住民 は 皆 その 死 に 当 って 彼 に 敬意 を 表 した。その 子 マナセが 彼 に 代 って 王 となった。
Chapter 33
1 マナセは十二 歳 で 王 となり、五十五 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。
2 彼 は 主 がイスラエルの 人々 の 前 から 追 い 払 われた 国々 の 民 の 憎 むべき 行 いに 見 ならって、主 の 目 の 前 に 悪 を 行 った。
3 すなわち、その 父 ヒゼキヤがこわした 高 き 所 を 再 び 築 き、またもろもろのバアルのために 祭壇 を 設 け、アシラ 像 を 造 り、天 の 万象 を 拝 んで、これに 仕 え、
4 また 主 が「わが 名 は 永遠 にエルサレムにある」と 言 われた 主 の 宮 のうちに 数個 の 祭壇 を 築 き、
5 主 の 宮 の二つの 庭 に 天 の 万象 のために 祭壇 を 築 いた。
6 彼 はまたベンヒンノムの 谷 でその 子 供 を 火 に 焼 いて 供 え 物 とし、占 いをし、魔法 をつかい、まじないを 行 い、口寄 せと、占 い 師 を 任用 するなど、主 の 前 に 多 くの 悪 を 行 って、その 怒 りをひき 起 した。
7 彼 はまた 刻 んだ 偶像 を 造 って 神 の 宮 に 安置 した。神 はこの 宮 についてダビデとその 子 ソロモンに 言 われたことがある、「わたしはこの 宮 と、わたしがイスラエルのすべての 部族 のうちから 選 んだエルサレムとに、わたしの 名 を 永遠 に 置 く。
8 彼 らがもし、わたしがすべて 命 じた 事、すなわち、モーセが 伝 えたすべての 律法 と 定 めとおきてとを 慎 んで 行 うならば、わたしがあなたがたの 先祖 のために 定 めた 地 から、重 ねてイスラエルの 足 を 移 すことをしない」と。
9 マナセはこのようにユダとエルサレムの 住民 を 迷 わせ、主 がイスラエルの 人々 の 前 に 滅 ぼされた 国々 の 民 にもまさって 悪 を 行 わせた。
10 主 はマナセおよびその 民 に 告 げられたが、彼 らは 心 に 留 めなかった。
11 それゆえ、主 はアッスリヤの 王 の 軍勢 の 諸 将 をこれに 攻 めこさせられたので、彼 らはマナセをかぎで 捕 え、青銅 のかせにつないで、バビロンに 引 いて 行 った。
12 彼 は 悩 みにあうに 及 んで、その 神、主 に 願 い 求 め、その 先祖 の 神 の 前 に 大 いに 身 を 低 くして、
13 神 に 祈 ったので、神 はその 祈 を 受 けいれ、その 願 いを 聞 き、彼 をエルサレムに 連 れ 帰 って、再 び 国 に 臨 ませられた。これによってマナセは 主 こそ、まことに 神 にいますことを 知 った。
14 この 後、彼 はダビデの 町 の 外 の 石 がきをギホンの 西 の 方 の 谷 のうちに 築 き、魚 の 門 の 入口 にまで 及 ぼし、またオペルに 石 がきをめぐらして、非常 に 高 くこれを 築 き 上 げ、ユダのすべての 堅固 な 町 に 軍 長 を 置 き、
15 また 主 の 宮 から、異邦 の 神々 および 偶像 を 取 り 除 き、主 の 宮 の 山 とエルサレムに 自分 で 築 いたすべての 祭壇 を 取 り 除 いて、町 の 外 に 投 げ 捨 て、
16 主 の 祭壇 を 築 き 直 して、酬恩祭 および 感謝 の 犠牲 を、その 上 にささげ、ユダに 命 じてイスラエルの 神、主 に 仕 えさせた。
17 しかし 民 は、なお 高 き 所 で 犠牲 をささげた。ただしその 神、主 にのみささげた。
18 マナセのそのほかの 行為、その 神 にささげた 祈、およびイスラエルの 神、主 の 名 をもって 彼 に 告 げた 先見者 たちの 言葉 は、イスラエルの 列 王 の 記録 のうちにしるされている。
19 またその 祈 と、祈 の 聞 かれた 事、そのもろもろの 罪 と、とが、その 身 を 低 くする 前 に 高 き 所 を 築 いて、アシラ 像 および 刻 んだ 像 を 立 てた 場所 などは、先見者 の 記録 のうちにしるされている。
20 マナセはその 先祖 たちと 共 に 眠 ったので、その 家 に 葬 られた。その 子 アモンが 彼 に 代 って 王 となった。
21 アモンは 王 となった 時 二十二 歳 で、二 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。
22 彼 はその 父 マナセのしたように 主 の 前 に 悪 を 行 った。すなわちアモンはその 父 マナセが 造 ったもろもろの 刻 んだ 像 に 犠牲 をささげて、これに 仕 え、
23 その 父 マナセが 身 を 低 くしたように 主 の 前 に 身 を 低 くしなかった。かえってこのアモンは、いよいよそのとがを 増 した。
24 その 家来 たちは 党 を 結 んで 彼 にそむき、彼 をその 家 で 殺 した。
25 しかし 国 の 民 は、党 を 結 んでアモン 王 にそむいた 者 どもをことごとく 撃 ち 殺 した。そして 国 の 民 はその 子 ヨシヤを 王 となして、そのあとを 継 がせた。
Chapter 34
1 ヨシヤは八 歳 のとき 王 となり、エルサレムで三十一 年 の 間 世 を 治 めた。
2 彼 は 主 の 良 しと 見 られることをなし、その 父 ダビデの 道 を 歩 んで、右 にも 左 にも 曲 らなかった。
3 彼 はまだ 若 かったが、その 治世 の 第 八 年 に 父 ダビデの 神 を 求 めることを 始 め、その十二 年 には 高 き 所、アシラ 像、刻 んだ 像、鋳 た 像 などを 除 いて、ユダとエルサレムを 清 めることを 始 め、
4 もろもろのバアルの 祭壇 を、自分 の 前 で 打 ちこわさせ、その 上 に 立 っていた 香 の 祭壇 を 切 り 倒 し、アシラ 像、刻 んだ 像、鋳 た 像 を 打 ち 砕 いて 粉々 にし、これらの 像 に 犠牲 をささげた 者 どもの 墓 の 上 にそれをまき 散 らし、
5 祭司 らの 骨 をそのもろもろの 祭壇 の 上 で 焼 き、こうしてユダとエルサレムを 清 めた。
6 またマナセ、エフライム、シメオンおよびナフタリの 荒 れた 町々 にもこのようにし、
7 もろもろの 祭壇 をこわし、アシラ 像 およびもろもろの 刻 んだ 像 を 粉々 に 打 ち 砕 き、イスラエル 全国 の 香 の 祭壇 をことごとく 切 り 倒 して、エルサレムに 帰 った。
8 ヨシヤはその 治世 の十八 年 に、国 と 宮 とを 清 めた 時、その 神、主 の 宮 を 繕 わせようと、アザリヤの 子 シャパン、町 のつかさマアセヤおよびヨアハズの 子 史官 ヨアをつかわした。
9 彼 らは 大 祭司 ヒルキヤのもとへ 行 って、神 の 宮 にはいった 金 を 渡 した。これは 門 を 守 るレビびとがマナセ、エフライムおよびその 他 のすべてのイスラエル、ならびにユダとベニヤミンのすべての 人、およびエルサレムの 住民 の 手 から 集 めたものである。
10 彼 らはこれを 主 の 宮 を 監督 する 職工 らの 手 に 渡 したので、主 の 宮 で 働 く 職工 らは、これを 宮 を 繕 い 直 すために 支払 った。
11 すなわち、大工 および 建築者 にこれを 渡 して、ユダの 王 たちが 破 った 建物 のために、切 り 石 および 骨組 の 材木 を 買 わせ、梁 材 を 整 えさせた。
12 その 人々 は 忠実 に 仕事 をした。その 監督 者 はメラリの 子孫 であるレビびとヤハテとオバデヤ、およびコハテびとの 子孫 であるゼカリヤとメシュラムであって、工事 をつかさどった。また 楽器 に 巧 みなレビびとがこれに 伴 った。
13 彼 らはまた 荷 を 負 う 者 を 監督 し、様々 の 仕事 に 働 くすべての 者 をつかさどった。また 他 のレビびとは 書記 となり、役人 となり、また 門衛 となった。
14 さて 彼 らが 主 の 宮 にはいった 金 を 取 りだした 時、祭司 ヒルキヤはモーセの 伝 えた 主 の 律法 の 書 を 発見 した。
15 そこでヒルキヤは 書記官 シャパンに 言 った、「わたしは 主 の 宮 で 律法 の 書 を 発見 しました」と。そしてヒルキヤはその 書 をシャパンに 渡 した。
16 シャパンはその 書 を 王 のもとに 持 って 行 き、さらに 王 に 復命 して 言 った、「しもべらはゆだねられた 事 をことごとくなし、
17 主 の 宮 にあった 金 をあけて、監督 者 の 手 および 職工 の 手 に 渡 しました」。
18 書記官 シャパンはまた 王 に 告 げて、「祭司 ヒルキヤはわたしに一つの 書物 を 渡 しました」と 言 い、シャパンはそれを 王 の 前 で 読 んだ。
19 王 はその 律法 の 言葉 を 聞 いて 衣 を 裂 いた。
20 そして 王 はヒルキヤおよびシャパンの 子 アヒカムとミカの 子 アブドンと 書記官 シャパンと 王 の 家来 アサヤとに 命 じて 言 った、
21 「あなたがたは 行 って、この 発見 された 書物 の 言葉 についてわたしのために、またイスラエルとユダの 残 りの 者 のために 主 に 問 いなさい。われわれの 先祖 たちが 主 の 言葉 を 守 らず、すべてこの 書物 にしるされていることを 行 わなかったので、主 はわれわれに 大 いなる 怒 りを 注 がれるからです」。
22 そこでヒルキヤおよび 王 のつかわした 人々 は、シャルムの 妻 である 女 預言者 ホルダのもとへ 行 った。シャルムはハスラの 子 であるトクハテの 子 で、衣装 を 守 る 者 である。時 にホルダは、エルサレムの 第 二 区 に 住 んでいた。彼 らはホルダにその 趣意 を 語 ったので、
23 ホルダは 彼 らに 言 った、「イスラエルの 神、主 はこう 仰 せられます、『あなたがたをわたしにつかわした 人 に 告 げなさい。
24 主 はこう 仰 せられます。見 よ、わたしはユダの 王 の 前 で 読 んだ 書物 にしるされているもろもろののろい、すなわち 災 をこの 所 と、ここに 住 む 者 に 下 す。
25 彼 らはわたしを 捨 てて、他 の 神々 に 香 をたき、自分 の 手 で 造 ったもろもろの 物 をもって、わたしの 怒 りを 引 き 起 そうとしたからである。それゆえ、わたしの 怒 りは、この 所 に 注 がれて 消 えない。
26 しかしあなたがたをつかわして、主 に 問 わせるユダの 王 にはこう 言 いなさい。イスラエルの 神、主 はこう 仰 せられる。あなたが 聞 いた 言葉 については、
27 この 所 と、ここに 住 む 者 を 責 める 神 の 言葉 を、あなたが 聞 いた 時、心 に 悔 い、神 の 前 に 身 をひくくし、わたしの 前 にへりくだり、衣 を 裂 いて、わたしの 前 に 泣 いたので、わたしもまた、あなたに 聞 いた、と 主 は 言 われる。
28 見 よ、わたしはあなたを 先祖 たちのもとに 集 める。あなたは 安 らかにあなたの 墓 に 集 められる。あなたはわたしがこの 所 と、ここに 住 む 者 に 下 すもろもろの 災 を 目 に 見 ることがない』と」。彼 らは 王 に 復命 した。
29 そこで 王 は 人 をつかわしてユダとエルサレムの 長老 をことごとく 集 め、
30 そして 王 は 主 の 宮 に 上 って 行 った。ユダのすべての 人々、エルサレムの 住民、祭司、レビびと、およびすべての 民 は、老 いた 者 も 若 い 者 もことごとく 彼 に 従 った。そこで 王 は 主 の 宮 で 発見 した 契約 の 書 の 言葉 を、ことごとく 彼 らの 耳 に 読 み 聞 かせ、
31 そして 王 は 自分 の 所 に 立 って、主 の 前 に 契約 を 立 て、主 に 従 って 歩 み、心 をつくし、精神 をつくして、その 戒 めと、あかしと 定 めとをまもり、この 書 にしるされた 契約 の 言葉 を 行 おうと 言 い、
32 エルサレムおよびベニヤミンの 人々 を 皆 これに 加 わらせた。エルサレムの 住民 は 先祖 の 神 であるその 神 の 契約 にしたがって 行 った。
33 ヨシヤはイスラエルの 人々 に 属 するすべての 地 から、憎 むべきものをことごとく 取 り 除 き、イスラエルにいるすべての 人 をその 神、主 に 仕 えさせた。ヨシヤが 世 にある 日 の 間 は、彼 らは 先祖 の 神、主 に 従 って 離 れなかった。
Chapter 35
1 ヨシヤはエルサレムで 主 に 過越 の 祭 を 行 った。すなわち 正月 の十四 日 に 過越 の 小羊 をほふらせ、
2 祭司 にその 職務 をとり 行 わせ、彼 らを 励 まして 主 の 宮 の 務 をさせ、
3 また 主 の 聖 なる 者 となってすべてのイスラエルびとを 教 えるレビびとに 言 った、「あなたがたはイスラエルの 王 ダビデの 子 ソロモンの 建 てた 宮 に、聖 なる 箱 を 置 きなさい。再 びこれを 肩 にになうに 及 ばない。あなたがたの 神、主 およびその 民 イスラエルに 仕 えなさい。
4 あなたがたはイスラエルの 王 ダビデの 書、およびその 子 ソロモンの 書 に 基 いて 氏族 にしたがい、その 班 によって、みずから 備 えをなし、
5 あなたがたの 兄弟 である 民 の 人々 の 氏族 の 区分 にしたがって 聖所 に 立 ち、このためにレビびとの 氏族 の 分 が 欠 けることのないようにしなさい。
6 あなたがたは 過越 の 小羊 をほふり、身 を 清 め、あなたがたの 兄弟 のために 備 えをし、モーセが 伝 えた 主 の 言葉 にしたがって 行 いなさい」。
7 ヨシヤは、小羊 および 子 やぎを 民 の 人々 に 贈 った。これは 皆 その 所 にいるすべての 人 のための 過越 の 供 え 物 であって、その 数 三万、また 雄牛 三千を 贈 った。それらは 王 の 所有 から 出 したのである。
8 そのつかさたちも 民 と 祭司 とレビびとに真 心 から 贈 った。また 神 の 宮 のつかさたちヒルキヤ、ゼカリヤ、エヒエルも 小羊 と 子 やぎ二千六百 頭、牛 三百 頭 を 祭司 に 与 えて 過越 の 供 え 物 とした。
9 またレビびとの 長 である 人々 すなわちコナニヤおよびその 兄弟 シマヤ、ネタンエルならびにハシャビヤ、エイエル、ヨザバデなども 小羊 と 子 やぎ五千 頭、牛 五百 頭 をレビびとに 贈 って 過越 の 供 え 物 とした。
10 このように 勤 めのことが 備 わったので、王 の 命 に 従 って 祭司 たちはその 持 ち 場 に 立 ち、レビびとはその 班 に 従 って 仕 え、
11 やがて 過越 の 小羊 がほふられたので、祭司 はその 血 を 受 け 取 って 注 いだ。レビびとはその 皮 をはいだ。
12 それから 燔祭 の 物 をとり 分 け、それを 民 の 人々 の 氏族 の 区分 に 従 って 渡 し、主 にささげさせた。これはモーセの 書 にしるされたとおりである。また 牛 をもこのようにした。
13 そして 定 めに 従 って 過越 の 小羊 を 火 であぶり、その 他 の 聖 なる 供 え 物 を 深 なべ、かま、浅 なべなどに 煮 て、急 いですべての 民 の 人々 にくばった。
14 その 後、彼 らは 自分 のためと、祭司 たちのために 備 えをした。アロンの 子孫 である 祭司 たちは、燔祭 と 脂肪 をささげるのに 忙 しくて、夜 になったからである。それでレビびとは 自分 たちのためと、アロンの 子孫 である 祭司 たちのために 備 えたのである。
15 アサフの 子孫 である 歌 うたう 者 たちは、ダビデ、アサフ、ヘマンおよび 王 の 先見者 エドトンの 命 に 従 ってその 持 ち 場 におり、門衛 たちはおのおの 門 にいて、その 職務 を 離 れるに 及 ばなかった。兄弟 であるレビびとが 彼 らのために 備 えたからである。
16 このようにその 日、主 の 勤 めの 事 がことごとく 備 わったので、ヨシヤ 王 の 命 に 従 って 過越 の 祭 を 行 い、主 の 祭壇 に 燔祭 をささげた。
17 ここに 来 ていたイスラエルの 人々 は、そのとき 過越 の 祭 を 行 い、また 七日 の 間、種 入 れぬパンの 祭 を 行 った。
18 預言者 サムエルの 日 からこのかた、イスラエルでこのような 過越 の 祭 を 行 ったことはなかった。またイスラエルの 諸王 のうちには、ヨシヤが、祭司、レビびと、ならびにそこに 来 たユダとイスラエルのすべての 人々、およびエルサレムの 住民 と 共 に 行 ったような 過越 の 祭 を 行 った 者 はひとりもなかった。
19 この 過越 の 祭 はヨシヤの 治世 の 第 十八 年 に 行 われた。
20 このようにヨシヤが 宮 を 整 えた 後、エジプトの 王 ネコはユフラテ 川 のほとりにあるカルケミシで 戦 うために 上 ってきたので、ヨシヤはこれを 防 ごうと 出 て 行 った。
21 しかしネコは 彼 に 使者 をつかわして 言 った、「ユダの 王 よ、われわれはお 互 に 何 のあずかるところがありますか。わたしはきょう、あなたを 攻 めようとして 来 たのではありません。わたしの 敵 の 家 を 攻 めようとして 来 たのです。神 がわたしに 命 じて 急 がせています。わたしと 共 におられる 神 に 逆 らうことをやめなさい。そうしないと、神 はあなたを 滅 ぼされるでしょう」。
22 しかしヨシヤは 引 き 返 すことを 好 まず、かえって 彼 と 戦 うために、姿 を 変 え、神 の 口 から 出 たネコの 言葉 を 聞 きいれず、行 ってメギドの 谷 で 戦 ったが、
23 射手 の 者 どもがヨシヤを 射 あてたので、王 はその 家来 たちに、「わたしを 助 け 出 せ。わたしはひどく 傷 ついた」と 言 った。
24 そこで 家来 たちは 彼 を 車 から 助 け 出 し、王 のもっていた 第 二の 車 に 乗 せてエルサレムにつれて 行 ったが、ついに 死 んだので、その 先祖 の 墓 にこれを 葬 った。そしてユダとエルサレムは 皆 ヨシヤのために 悲 しんだ。
25 時 にエレミヤはヨシヤのために 哀歌 を 作 った。歌 うたう 男、歌 うたう 女 は 今日 に 至 るまで、その 哀歌 のうちにヨシヤのことを 述 べ、イスラエルのうちにこれを 例 とした。これは 哀歌 のうちにしるされている。
26 ヨシヤのその 他 の 行為、主 の 律法 にしるされた 所 に 従 って 行 った 徳行、
27 およびその 始終 の 行 いなどは、イスラエルとユダの 列 王 の 書 にしるされている。
Chapter 36
1 国 の 民 はヨシヤの 子 エホアハズを 立 て、エルサレムでその 父 に 代 って 王 とならせた。
2 エホアハズは 王 となった 時 二十三 歳 で、エルサレムで三 月 の 間、世 を 治 めたが、
3 エジプトの 王 はエルサレムで 彼 を 廃 し、かつ 銀 百タラント、金 一タラントの 罰金 を 国 に 課 した。
4 そしてエジプト 王 は 彼 の 兄弟 エリアキムをユダとエルサレムの 王 とし、その 名 をエホヤキムと 改 め、その 兄弟 エホアハズを 捕 えてエジプトへ 引 いて 行 った。
5 エホヤキムは 王 となった 時 二十五 歳 で、十一 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。彼 はその 神、主 の 前 に 悪 を 行 った。
6 時 に、バビロンの 王 ネブカデネザルが 彼 の 所 に 攻 め 上 り、彼 をバビロンに 引 いて 行 こうとして、かせにつないだ。
7 ネブカデネザルはまた 主 の 宮 の 器物 をバビロンに 運 んで 行 って、バビロンにあるその 宮殿 にそれをおさめた。
8 エホヤキムのその 他 の 行為、その 行 った 憎 むべき 事 および 彼 がひそかに 行 った 事 などは、イスラエルとユダの 列 王 の 書 にしるされている。その 子 エホヤキンが 彼 に 代 って 王 となった。
9 エホヤキンは 王 となった 時 八 歳 で、エルサレムで三 月 と十 日 の 間、世 を 治 め、主 の 前 に 悪 を 行 った。
10 年 が 改 まり 春 になって、ネブカデネザル 王 は 人 をつかわして、彼 を 主 の 宮 の 尊 い 器物 と 共 にバビロンに 連 れて 行 かせ、その 兄弟 ゼデキヤをユダとエルサレムの 王 とした。
11 ゼデキヤは 王 となった 時 二十一 歳 で、十一 年 の 間 エルサレムで 世 を 治 めた。
12 彼 はその 神、主 の 前 に 悪 を 行 い、主 の 言葉 を 伝 える 預言者 エレミヤの 前 に、身 をひくくしなかった。
13 彼 はまた、彼 に 神 をさして 誓 わせたネブカデネザル 王 にもそむいた。彼 は 強情 で、その 心 をかたくなにして、イスラエルの 神、主 に 立 ち 返 らなかった。
14 祭司 のかしらたちおよび 民 らもまた、すべて 異邦人 のもろもろの 憎 むべき 行為 にならって、はなはだしく 罪 を 犯 し、主 がエルサレムに 聖別 しておかれた 主 の 宮 を 汚 した。
15 その 先祖 の 神、主 はその 民 と、すみかをあわれむがゆえに、しきりに、その 使者 を 彼 らにつかわされたが、
16 彼 らが 神 の 使者 たちをあざけり、その 言葉 を 軽 んじ、その 預言者 たちをののしったので、主 の 怒 りがその 民 に 向 かって 起 り、ついに 救 うことができないようになった。
17 そこで 主 はカルデヤびとの 王 を 彼 らに 攻 めこさせられたので、彼 はその 聖所 の 家 でつるぎをもって 若者 たちを 殺 し、若者 をも、処女 をも、老人 をも、しらがの 者 をもあわれまなかった。主 は 彼 らをことごとく 彼 の 手 に 渡 された。
18 彼 は 神 の 宮 のもろもろの 大小 の 器物、主 の 宮 の 貨 財、王 とそのつかさたちの 貨 財 など、すべてこれをバビロンに 携 えて 行 き、
19 神 の 宮 を 焼 き、エルサレムの 城壁 をくずし、そのうちの 宮殿 をことごとく 火 で 焼 き、そのうちの 尊 い 器物 をことごとくこわした。
20 彼 はまたつるぎをのがれた 者 どもを、バビロンに 捕 えて 行 って、彼 とその 子 らの 家来 となし、ペルシャの 国 の 興 るまで、そうして 置 いた。
21 これはエレミヤの 口 によって 伝 えられた 主 の 言葉 の 成就 するためであった。こうして 国 はついにその 安息 をうけた。すなわちこれはその 荒 れている 間、安息 して、ついに七十 年 が 満 ちた。
22 ペルシャ 王 クロスの 元年 に 当 り、主 はエレミヤの 口 によって 伝 えた 主 の 言葉 を 成就 するため、ペルシャ 王 クロスの 霊 を 感動 されたので、王 はあまねく 国中 にふれ 示 し、またそれを 書 き 示 して 言 った、
23 「ペルシャの 王 クロスはこう 言 う、『天 の 神、主 は 地上 の 国々 をことごとくわたしに 賜 わって、主 の 宮 をユダにあるエルサレムに 建 てることをわたしに 命 じられた。あなたがたのうち、その 民 である 者 は 皆、その 神、主 の 助 けを 得 て 上 って 行 きなさい』」。