Chapter 1
1 アモツの 子 イザヤがユダの 王 ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤのときに 示 されたるユダとヱルサレムとに 係 る 異象
2 天 よきけ 地 よ 耳 をかたぶけよ ヱホバの 語 りたまふ 言 あり 曰 く われ 子 をやしなひ 育 てしにかれらは 我 にそむけり
3 牛 はその 主 をしり 驢馬 はそのあるじの 厩 をしる 然 どイスラエルは 識 ず わが 民 はさとらず
4 ああ 罪 ををかせる 國人 よこしまを 負 ふたみ 惡 をなす 者 のすゑ 壞 りそこなふ 種族 かれらはヱホバをすてイスラエルの 聖者 をあなどり 之 をうとみて 退 きたり
5 なんぢら 何 ぞかさねがさね 悖 りて 猶 撻 れんとするか その 頭 はやまざる 所 なくその 心 はつかれはてたり
6 足 のうらより 頭 にいたるまで 全 きところなくただ 創痍 と 打傷 と 腫物 とのみなり 而 してこれを 合 すものなく 包 むものなく 亦 あぶらにて 軟 らぐる 者 もなし
7 なんぢらの 國 はあれすたれなんぢらの 諸邑 は 火 にてやかれなんぢらの 田畑 はその 前 にて 外人 にのまれ 旣 にあだし 人 にくつがへされて 荒廢 れたり
8 シオンの 女 はぶだうぞのの 廬 のごとく 瓜田 の 假舎 のごとくまた 圍 をうけたる 城 のごとく 唯 ひとり 遺 れり
9 萬軍 のヱホバわれらに 少 しの 遺 をとどめ 給 ふことなくば 我儕 はソドムのごとく 又 ゴモラに 同 じかりしならん
10 なんぢらソドムの 有司 よヱホバの 言 をきけ なんぢらゴモラの 民 よ われらの 神 の 律法 に 耳 をかたぶけよ
11 ヱホバ 言 たまはくなんぢらが 獻 ぐるおほくの 犠牲 はわれに 何 の 益 あらんや 我 はをひつじの 燔祭 とこえたるけものの 膏 とにあけり われは 牡牛 あるひは 小羊 あるひは 牡山羊 の 血 をよろこばず
12 なんぢらは 我 に 見 えんとてきたる このことを 誰 がなんぢらに 要 めしや 徒 らにわが 庭 をふむのみなり
13 むなしき 祭物 をふたたび 携 ふることなかれ 燻物 はわがにくむところ 新月 および 安息日 また 會衆 をよびあつむることも 我 がにくむところなり なんぢらは 聖會 に 惡 を 兼 ぬ われ 容 すにたへず
14 わが 心 はなんぢらの 新月 と 節會 とをきらふ 是 わが 重荷 なり われ 負 にうみたり
15 我 なんぢらが 手 をのぶるとき 目 をおほひ 汝等 がおほくの 祈禱 をなすときも 聞 ことをせじ なんぢらの 手 には 血 みちたり
16 なんぢら 己 をあらひ 己 をきよくしわが 眼前 よりその 惡業 をさり 惡 をおこなふことを 止 め
17 善 をおこなふことをならひ 公平 をもとめ 虐 げらるる 者 をたすけ 孤子 に 公平 をおこなひ 寡婦 の 訟 をあげつらへ
18 ヱホバいひたまはく 率 われらともに 論 らはん なんぢらの 罪 は 緋 のごとくなるも 雪 のごとく 白 くなり 紅 のごとく 赤 くとも 羊 の 毛 のごとくにならん
19 若 なんぢら 肯 ひしたがはば 地 の 美產 をくらふことを 得 べし
20 もし 汝等 こばみそむかば 劍 にのまるべし 此 はヱホバその 御口 よりかたりたまへるなり
21 忠信 なりし 邑 いかにして 妓女 とはなれる 昔 しは 公平 にてみち 正義 その 中 にやどりしに 今 は 人 をころす 者 ばかりとなりぬ
22 なんぢの 白銀 は 滓 となり なんぢの 葡萄酒 は 水 をまじへ
23 なんぢの 長輩 はそむきて 盗人 の 伴侶 となり おのおの 賄賂 をよろこび 贓財 をおひもとめ 孤子 に 公平 をおこなはず 寡婦 の 訟 はかれらの 前 にいづること 能 はず
24 このゆゑに 主 萬軍 のヱホバ、イスラエルの 全能者 のたまはく 唉 われ 敵 にむかひて 念 をはらし 仇 にむかひて 報 をすべし
25 我 また 手 をなんぢの 上 にそへ なんぢの 滓 をことごとく 淨 くし なんぢの 鉛 をすべて 取去 り
26 なんぢの 審士 を 舊 のごとく なんぢの 議官 を 始 のごとくに 復 すべし 然 るのちなんぢは 正義 の 邑 忠信 の 邑 ととなへられん
27 シオンは 公平 をもてあがなはれ 歸來 るものも 正義 をもて 贖 はるべし
28 されど 愆 ををかすものと 罪人 とはともに 敗 れ ヱホバをすつる 者 もまた 亡 びうせん
29 なんぢらはその 喜 びたる 橿樹 によりて 恥 をいだき そのえらびたる 園 によりて 慙 赧 むべし
30 なんぢらは 葉 のかるる 橿樹 のごとく 水 なき 園 のごとくならん
31 權勢 あるものは 麻 のごとく その 工 は 火花 のごとく 二 つのもの 一同 もえてこれを 撲滅 すものなし
Chapter 2
1 アモツの 子 イザヤが 示 されたるユダとヱルサレムとにかかる 言
2 すゑの 日 にヱホバの 家 の 山 はもろもろの 山 のいただきに 堅 立 ち もろもろの 嶺 よりもたかく 擧 り すべての 國 は 流 のごとく 之 につかん
3 おほくの 民 ゆきて 相 語 いはん 率 われらヱホバの 山 にのぼりヤコブの 神 の 家 にゆかん 神 われらにその 道 ををしへ 給 はん われらその 路 をあゆむべしと そは 律法 はシオンよりいでヱホバの 言 はヱルサレムより 出 べければなり
4 ヱホバはもろもろの 國 のあひだを 鞫 き おほくの 民 をせめたまはん 斯 てかれらはその 劒 をうちかへて 鋤 となし その 鎗 をうちかへて 鎌 となし 國 は 國 にむかひて 劍 をあげず 戰鬪 のことを 再 びまなばざるべし
5 ヤコブの 家 よきたれ 我儕 ヱホバの 光 にあゆまん
6 主 よなんぢはその 民 ヤコブの 家 をすてたまへり 此 はかれらのなかに 東 のかたの 風俗 みち 皆 ペリシテ 人 のごとく 陰陽師 となり 異邦人 のともがらと 手 をうちて 盟 をたてしが 故 なり
7 かれらの 國 には 黄金 白銀 みちて 財寶 の 數 かぎりなし かれらの 國 には 馬 みちて 戰車 のかず 限 りなし
8 かれらの 國 には 偶像 みち 皆 おのが 手 の 工 その 指 のつくれる 者 ををがめり
9 賤 しきものは 屈 められ 尊 きものは 卑 せらる かれらを 容 したまふなかれ
10 なんぢ 岩間 にいり また 土 にかくれて ヱホバの 畏 るべき 容貌 とその 稜威 の 光輝 とをさくべし
11 この 日 には 目 をあげて 高 ぶるもの 卑 せられ 驕 る 人 かがめられ 唯 ヱホバのみ 高 くあげられ 給 はん
12 そは 萬軍 のヱホバの 一 の 日 あり すべて 高 ぶる 者 おごる 者 みづからを 崇 るものの 上 にのぞみて 之 をひくくし
13 またレバノンのたかく 聳 たるすべての 香柏 バシヤンのすべての 橿樹
14 もろもろの 高山 もろもろの 聳 えたる 嶺
15 すべてのたかき 櫓 すべての 堅固 なる 石垣
16 およびタルシシのすべての 舟 すべての 慕 ふべき 美 はしきものに 臨 むべし
17 この 日 には 高 ぶる 者 はかがめられ 驕 る 人 はひくくせられ 唯 ヱホバのみ 高 くあげられ 給 はん
18 かくて 偶像 はことごとく 亡 びうすべし
19 ヱホバたちて 地 を 震動 したまふとき 人々 そのおそるべき 容貌 とその 稜威 の 光輝 とをさけて 巖 の 洞 と 地 の 穴 とにいらん
20 その 日 人々 おのが 拜 せんとて 造 れる 白銀 のぐうざうと 黄金 のぐうざうとを 鼹鼠 のあな 蝙蝠 の 穴 になげすて
21 岩々 の 隙 けはしき 山峽 にいり ヱホバの 起 て 地 をふるひうごかしたまふその 畏 るべき 容貌 と 稜威 のかがやきとを 避 ん
22 なんぢら 鼻 より 息 のいでいりする 人 に 倚 ることをやめよ 斯 るものは 何 ぞかぞふるに 足 らん
Chapter 3
1 みよ 主 ばんぐんのヱホバ、ヱルサレムおよびユダの 賴 むところ 倚 ところなる 凡 てその 賴 むところの 糧 すべてその 賴 むところの 水
2 勇士 戰士 審士 預言者 卜筮者 長老
3 五十人 の 首 貴顯者 議官 藝 に 長 たる 者 および 言語 たくみなるものを 除去 りたまはん
4 われ 童子 をもてかれらの 君 とし 嬰兒 にかれらを 治 めしめん
5 民 たがひに 相 虐 げ 人 おのおのその 隣 をしへたげ 童子 は 老 たる 者 にむかひて 高 ぶり 賤 しきものは 貴 きものに 對 ひてたかぶらん
6 そのとき 人 ちちの 家 にて 兄弟 にすがりていはん 汝 なほ 衣 あり われらの 有司 となりてこの 荒敗 をその 手 にてをさめよと
7 その 日 かれ 聲 をあげていはん 我 なんぢらを 愈 すものとなるを 得 じ わが 家 に 糧 なくまた 衣 なし 我 をたてて 民 の 有司 とすることなかれと
8 是 かれらの 舌 と 行爲 とはみなヱホバにそむきてその 榮光 の 目 ををかししが 故 に ヱルサレムは 敗 れユダは 仆 れたればなり
9 かれらの 面色 はその 惡 きことの 證 をなし ソドムのごとくその 罪 をあらはして 隱 すことをせざるなり かれらの 靈魂 はわざはひなるかな 自 らその 惡 の 報 をとれり
10 なんぢら 義人 にいへ かならず 福祉 をうけんと 彼等 はそのおこなひの 實 をくらふべければなり
11 惡者 はわざはひなる 哉 かならず 災禍 をうけん その 手 の 報 きたるべければなり
12 わが 民 はをさなごに 虐 げられ 婦女 にをさめらる 唉 わが 民 よなんぢを 導 くものは 反 てなんぢを 迷 はせ 汝 のゆくべき 途 を 絶 つ
13 ヱホバ 立 いでて 公理 をのべ 起 てもろもろの 民 を 審判 し 給 ふ
14 ヱホバ 來 りておのが 民 の 長老 ともろもろの 君 とをさばきて 言 給 はん なんぢらは 葡萄園 をくひあらせり 貧 きものより 掠 めとりたる 物 はなんぢらの 家 にあり
15 いかなれば 汝等 わが 民 をふみにじり 貧 きものの 面 をすりくだくやと これ 主 萬軍 のヱホバのみことばなり
16 ヱホバまた 言 給 はくシォンの 女輩 はおごり 項 をのばしてあるき 眼 にて 媚 をおくり 徐々 としてあゆみゆくその 足 にはりんりんと 音 あり
17 このゆゑに 主 シオンのむすめらの 頭 をかぶろにしヱホバ 彼 らの 醜所 をあらはし 給 はん
18 その 日 主 かれらが 足 にかざれる 美 はしき 釧 をとり 瓔珞 半月飾
19 耳環 手釧 面帕
20 華冠 脛飾 紳 香盒 符嚢
21 指環 鼻環
22 公服 上衣 外帔 金嚢
23 鏡 細布 の 衣 首帕 被衣 などを 取除 きたまはん
24 而 して 馨 はしき 香 はかはりて 臭穣 となり 紳 はかはりて 繩 となり 美 はしく 編 たる 髮 はかぶろとなり 華 かなる 衣 はかはりて 麁布 のころもとなり 麗顔 はかはりて 烙鐵 せられたる 痕 とならん
25 なんぢの 男 はつるぎにたふれ なんぢの 勇士 はたたかひに 仆 るべし
26 その 門 はなげきかなしみ シオンは 荒廢 れて 地 にすわらん
Chapter 4
1 その 日 七人 のをんな 一人 の 男 にすがりていはん 我儕 おのれの 糧 をくらひ 己 のころもを 着 るべし ただ 我儕 になんぢの 名 をとなふることを 許 してわれらの 恥 をとりのぞけと
2 その 日 ヱホバの 枝 はさかえて 輝 かん 地 よりなりいづるものの 實 はすぐれ 並 うるはしくして 逃 れのこれるイスラエルの 益 となるべし
3 而 してシオンに 遣 れるもの ヱルサレムにとどまれる 者 すべて 此等 のヱルサレムに 存 ふる 者 のなかに 録 されたるものは 聖 ととなへられん
4 そは 主 さばきするみたまと 燒 つくす 靈 とをもてシオンのむすめらの 汚 をあらひ ヱルサレムの 血 をその 中 よりのぞきたまふ 期 きたるべければなり
5 爰 にヱホバはシオンの 山 のすべての 住所 と もろもろの 聚會 とのうへに 晝 は 雲 と 煙 とをつくり 夜 はほのほの 光 をつくり 給 はん あまねく 榮 のうへに 覆庇 あるべし
6 また 一 つの 假廬 ありて 晝 はあつさをふせぐ 陰 となり 暴風 と 雨 とをさけてかくるる 所 となるべし
Chapter 5
1 われわが 愛 する 者 のために 歌 をつくり 我 があいするものの 葡萄園 のことをうたはん わが 愛 するものは 土 肥 たる 山 にひとつの 葡萄園 をもてり
2 彼 その 園 をすきかへし 石 をのぞきて 嘉 ぶだうをうゑ そのなかに 望樓 をたて 酒榨 をほりて 嘉 葡萄 のむすぶを 望 みまてり 然 るに 結 びたるものは 野葡萄 なりき
3 さればヱルサレムに 住 るものとユダの 人 よ 請 なんぢら 我 とわがぶだうぞのとの 間 をさばけ
4 わが 葡萄園 にわれの 作 たるほか 何 のなすべき 事 ありや 我 はよきぶだうの 結 ぶをのぞみまちしに 何 なれば 野葡萄 をむすびしや
5 然 ばわれわが 葡萄園 になさんとすることを 汝等 につげん 我 はぶだうぞのの 籬芭 をとりさりてその 食 あらさるるにまかせ その 垣 をこぼちてその 踐 あらさるるにまかせん
6 我 これを 荒 してふたたび 剪 ことをせず 耕 すことをせず 棘 と 荊 とをはえいでしめん また 雲 に 命 せてそのうへに 雨 ふることなからしめん
7 それ 萬軍 のヱホバの 葡萄園 はイスラエルの 家 なり その 喜 びたまふところの 植物 はユダの 人 なり これに 公平 をのぞみたまひしに 反 りて 血 をながし これに 正義 をのぞみ 給 ひしにかへりて 號呼 あり
8 禍 ひなるかな 彼 らは 家 に 家 をたてつらね 田圃 に 田圃 をましくはへて 餘地 をあまさず 己 ひとり 國 のうちに 住 んとす
9 萬軍 のヱホバ 我 耳 につげて 宣 はく 實 におほくの 家 はあれすたれ 大 にして 美 しき 家 は 人 のすむことなきにいたらん
10 十段 のぶだうぞの 僅 かに 一 バテをみのり 一 ホメルの 穀種 はわづかに 一 エパを 實 るべし
11 禍 ひなるかなかれらは 朝 つとにおきて 濃酒 をおひもとめ 夜 のふくるまで 止 まりてのみ 酒 にその 身 をやかるるなり
12 かれらの 酒宴 には 琴 あり 瑟 あり 鼓 あり 笛 あり 葡萄酒 あり されどヱホバの 作爲 をかへりみずその 手 のなしたまふところに 目 をとめず
13 斯 るが 故 にわが 民 は 無知 にして 虜 にせられ その 貴顯者 はうゑ そのもろもろの 民 は 渇 によりて 疲 れはてん
14 また 陰府 はその 欲望 をひろくし その 度 られざる 口 をはる かれらの 榮華 かれらの 群衆 かれらの 饒富 および 喜 びたのしめる 人 みなその 中 におつべし
15 賤 しき 者 はかがめられ 貴 きものは 卑 くせられ 目 をあげて 高 ぶる 者 はひくくせらるべし
16 されど 萬軍 のヱホバは 公平 によりてあがめられ 聖 なる 神 は 正義 によりて 聖 とせられ 給 ふべし
17 而 して 小羊 おのが 牧場 にあるごとくに 草 をはみ 豐 かなるものの 田 はあれて 旅客 にくらはれん
18 禍 ひなるかな 彼等 はいつはりを 繩 となして 惡 をひき 索 にて 車 をひくごとく 罪 をひけり
19 かれらは 云 その 成 んとする 事 をいそぎて 速 かになせ 我儕 これを 見 ん イスラエルの 聖者 のさだむることを 逼來 らせよ われらこれを 知 んと
20 禍 ひなるかな かれらは 惡 をよびて 善 とし 善 をよびて 惡 とし 暗 をもて 光 とし 光 をもて 暗 とし 苦 をもて 甘 とし 甘 をもて 苦 とする 者 なり
21 わざはひなる 哉 かれらは 己 をみて 智 しとし 自 らかへりみて 聰 とする 者 なり
22 禍 ひなるかな かれらは 葡萄酒 をのむに 丈夫 なり 濃酒 を 和 するに 勇者 なり
23 かれらは 賄賂 によりて 惡 きものを 義 となし 義人 よりその 義 をうばふ
24 此 によりて 火舌 の 刈株 をくらふがごとく また 枯草 の 火焰 のなかにおつるがごとく その 根 はくちはてその 花 は 塵 のごとくに 飛 さらん かれらは 萬軍 のヱホバの 律法 をすててイスラエルの 聖者 のことばを 蔑 したればなり
25 この 故 にヱホバその 民 にむかひて 怒 をはなち 手 をのべてかれらを 撃 たまへり 山 はふるひうごきかれらの 屍 は 衢 のなかにて 糞土 のごとくなれり 然 はあれどヱホバの 怒 やまずして 尚 その 手 を 伸 したまふ
26 かくて 旗 をたててとほき 國々 をまねき 彼等 をよびて 地 の 極 より 來 らしめたまはん 視 よかれら 趨 りて 速 かにきたるべし
27 その 中 には 疲 れたふるるものなく 眠 りまたは 寢 るものなし その 腰 の 帶 はとけずその 履 の 紐 はきれず
28 その 矢 は 鋭 その 弓 はことごとく 張 り その 馬 のひづめは 石 のごとくその 車 の 輪 は 疾風 のごとしと 稱 へられん
29 その 嘷 ること 獅 のごとく また 小獅 のごとく 嘷 うなりつつ 獲物 をつかみて 掠去 れども 之 をすくふ 者 なし
30 その 日 かれらが 嘯響 めくこと 海 のなりどよめくがごとし もし 地 をのぞまば 暗 と 難 とありて 光 は 黑雲 のなかにくらくなりたるを 見 ん
Chapter 6
1 ウジヤ 王 のしにたる 年 われ 高 くあがれる 御座 にヱホバの 坐 し 給 ふを 見 しにその 衣裾 は 殿 にみちたり
2 セラピムその 上 にたつ おのおの 六 の 翼 あり その 二 をもて 面 をおほひ その 二 をもて 足 をおほひ 其 二 をもて 飛翔 り
3 たがひに 呼 いひけるは 聖 なるかな 聖 なるかな 聖 なるかな 萬軍 のヱホバ その 榮光 は 全地 にみつ
4 斯 よばはる 者 の 聲 によりて 閾 のもとゐ 搖 うごき 家 のうちに 煙 みちたり
5 このとき 我 いへり 禍 ひなるかな 我 ほろびなん 我 はけがれたる 唇 の 民 のなかにすみて 穢 たるくちびるの 者 なるに わが 眼 ばんぐんのヱホバにまします 王 を 見 まつればなりと
6 爰 にかのセラピムのひとり 鉗 をもて 壇 の 上 よりとりたる 熱炭 を 手 にたづさへて 我 にとびきたり
7 わが 口 に 觸 ていひけるは 視 よこの 火 なんぢの 唇 にふれたれば 旣 になんぢの 惡 はのぞかれ なんぢの 罪 はきよめられたりと
8 我 またヱホバの 聲 をきく 曰 く われ 誰 をつかはさん 誰 かわれらのために 往 べきかと そのとき 我 いひけるはわれ 此 にあり 我 をつかはしたまへ
9 ヱホバいひたまはく 往 てこの 民 にかくのごとく 告 よ なんぢら 聞 てきけよ 然 どさとらざるべし 見 てみよ 然 どしらざるべしと
10 なんぢこの 民 のこころを 鈍 くしその 耳 をものうくし その 眼 をおほへ 恐 らくは 彼 らその 眼 にて 見 その 耳 にてきき その 心 にてさとり 翻 へりて 醫 さるることあらん
11 ここに 我 いひけるは 主 よいつまで 如此 あらんか 主 こたへたまはく 邑 はあれすたれて 住 むものなく 家 に 人 なく 邦 ことごとく 荒土 となり
12 人々 ヱホバに 遠方 までうつされ 廢 りたるところ 國中 におほくならん 時 まで 如此 あるべし
13 そのなかに 十分 の 一 のこる 者 あれども 此 もまた 呑 つくされん されど 聖裔 のこりてこの 地 の 根 となるべし 彼 のテレビントまたは 橿樹 がきらるることありともその 根 ののこるがごとし
Chapter 7
1 ウジヤの 子 ヨタムその 子 ユダヤ 王 アハズのとき アラムの 王 レヂンとレマリヤの 子 イスラエル 王 ペカと 上 りきたりてヱルサレムを 攻 しがつひに 勝 ことあたはざりき
2 ここにアラムとエフライムと 結合 なりたりとダビデの 家 につぐる 者 ありければ 王 のこころと 民 の 心 とは 林木 の 風 にうごかさるるが 如 くに 動 けり
3 その 時 ヱホバ、イザヤに 言 たまひけるは 今 なんぢと 汝 の 子 シヤルヤシユブと 共 にいでて 布 をさらす 野 の 大路 のかたはらなる 上池 の 樋口 にゆきてアハズを 迎 へ
4 これに 告 べし なんぢ 謹 みて 靜 かなれ アラムのレヂン 及 びレマリヤの 子 はげしく 怒 るとも 二 の 燼餘 りたる 煙 れる 片柴 のごとし 懼 るるなかれ 心 をよわくするなかれ
5 アラム、エフライム 及 びレマリヤの 子 なんぢにむかひて 惡 き 謀 ごとを 企 てていふ
6 われらユダに 攻上 りて 之 をおびやかし 我儕 のためにこれを 破 りとり タビエルの 子 をその 中 にたてて 王 とせんと
7 されど 主 ヱホバいひたまはく この 事 おこなはれずまた 成 ことなし
8 アラムの 首 はダマスコ、ダマスコの 首 はレヂンなり エフライムは 六十五年 のうちに 敗 れて 國 をなさざるべし
9 またエフライムの 首 はサマリヤ、サマリヤの 首 はレマリヤの 子 なり 若 なんぢら 信 ぜずばかならず 立 ことを 得 じと
10 ヱホバ 再 びアハズに 告 ていひたまはく
11 なんぢの 神 ヱホバに 一 の 豫兆 をもとめよ 或 はふかき 處 あるひは 上 のたかき 處 にもとめよ
12 アハズいひけるは 我 これを 求 めじ 我 はヱホバを 試 むることをせざるべし
13 イザヤいひけるは ダビデのいへよ 請 なんぢら 聞 なんぢら 人 をわづらはしこれを 小事 として 亦 わが 神 をも 煩 はさんとするか
14 この 故 に 主 みづから 一 の 豫兆 をなんぢらに 賜 ふべし 視 よをとめ 孕 みて 子 をうまん その 名 をインマヌエルと 稱 ふべし
15 かれ 惡 をすて 善 をえらぶことを 知 ころほひにいたりて 乳酥 と 蜂蜜 とをくらはん
16 そはこの 子 いまだ 惡 をすて 善 をえらぶことを 知 ざるさきになんぢが 忌 きらふ 兩 の 王 の 地 はすてらるべし
17 ヱホバはエフライムがユダを 離 れし 時 よりこのかた 臨 みしことなき 日 を 汝 となんぢの 民 となんぢの 父 の 家 とにのぞませ 給 はん 是 アツスリヤの 王 なり
18 其日 ヱホバ、エジプトなる 河々 のほとりの 蠅 をまねきアツスリヤの 地 の 蜂 をよびたまはん
19 皆 きたりて 荒 たるたに 岩穴 すべての 荊棘 すべての 牧場 のうへに 止 まるべし
20 その 日 主 はかはの 外 ふより 雇 へるアツスリヤの 王 を 剃刀 として 首 と 足 の 毛 とを 剃 たまはん また 髯 をも 除 きたまふべし
21 その 日 人 わかき 牝犢 ひとつと 羊 ふたつとを 飼 をらん
22 その 出 すところの 乳 おほきによりて 乳酥 をくらふことを 得 ん すべて 國 のうちに 遺 れるものは 乳酥 と 蜂蜜 とをくらふべし
23 その 日 千株 に 銀 一千 の 價 をえたる 葡萄 ありし 處 もことごとく 荊 と 棘 はえいづべし
24 荊 とおどろと 地 にあまねきがゆゑに 人々 矢 と 弓 とをもて 彼處 にゆくなり
25 鋤 をもて 掘 たがへしたる 山々 もいばらと 棘 のために 人 おそれてその 中 にゆくことを 得 じ その 地 はただ 牛 をはなち 羊 にふましむる 處 とならん
Chapter 8
1 ヱホバ 我 にいひたまひけるは 一 の 大 なる 牌 をとり そのうへに 平常 の 文字 にてマヘル シャラル ハシ バズと 録 せ
2 われ 信實 の 證者 なる 祭司 ウリヤおよびエベレキヤの 子 ゼカリヤをもてその 證 をなさしむ
3 われ 預言者 の 妻 にちかづきしとき 彼 はらみて 子 をうみければ ヱホバ 我 にいひたまはく その 名 をマヘル シャラル ハシ バズと 稱 へよ
4 そはこの 子 いまだ 我 が 父 わが 母 とよぶことを 知 らざるうちに ダマスコの 富 とサマリヤの 財寳 はうばはれてアツスリヤ 王 のまへに 到 るべければなり
5 ヱホバまた 重 て 我 につげたまへり 云 く
6 この 民 はゆるやかに 流 るるシロアの 水 をすててレヂンとレマリヤの 子 とをよろこぶ
7 此 によりて 主 はいきほひ 猛 くみなぎりわたる 大河 の 水 をかれらのうへに 堰入 たまはん 是 はアツスリヤ 王 とそのもろもろの 威勢 とにして 百 の 支流 にはびこり もろもろの 岸 をこえ
8 ユダにながれいり 溢 れひろごりてその 項 にまで 及 ばん インマヌエルよ そののぶる 翼 はあまねくなんぢの 地 にみちわたらん
9 もろもろの 民 よ さばめき 騒 げなんぢら 摧 かるべし 遠 きくにぐにの 者 よ きけ 腰 におびせよ 汝等 くだかるべし 腰 に 帶 せよ なんぢら 摧 かるべし
10 なんぢら 互 にはかれ つひに 徒勞 ならん なんぢら 言 をいだせ 遂 におこなはれじ そは 神 われらとともに 在 せばなり
11 ヱホバつよき 手 をもて 此如 われに 示 し この 民 の 路 にあゆまざらんことを 我 にさとして 言給 はく
12 此民 のすべて 叛逆 ととなふるところの 者 をなんぢら 叛逆 ととなふるなかれ 彼等 のおそるるところを 汝等 おそるるなかれ 慴 くなかれ
13 なんぢらはただ 萬軍 のヱホバを 聖 としてこれを 畏 みこれを 恐 るべし
14 然 らばヱホバはきよき 避所 となりたまはん 然 どイスラエルの 兩 の 家 には 躓 く 石 となり 妨 ぐる 磐 とならん ヱルサレムの 民 には 網罟 となり 機濫 とならん
15 おほくの 人々 これによりて 蹶 きかつ 仆 れやぶれ 網 せられまた 捕 へらるべし
16 證詞 をつかね 律法 をわが 弟子 のうちに 封 べし
17 いま 面 をおほひてヤコブの 家 をかへりみ 給 はずといへども 我 そのヱホバを 待 そのヱホバを 望 みまつらん
18 視 よわれとヱホバが 我 にたまひたる 子輩 とはイスラエルのうちの 豫兆 なり 奇 しき 標 なり 此 はシオンの 山 にいます 萬軍 のヱホバの 與 へたまふ 所 なり
19 もし 人 なんぢらにつげて 巫女 および 魔術者 のさえづるがごとく 細語 がごとき 者 にもとめよといはば 民 はおのれの 神 にもとむべきにあらずや いかで 活者 のために 死者 にもとむることを 爲 んといへ
20 ただ 律法 と 證詞 とを 求 むべし 彼等 のいふところ 此言 にかなはずば 晨光 あらじ
21 かれら 國 をへあるきて 苦 みうゑん その 饑 るとき 怒 をはなち 己 が 王 おのが 神 をさして 誼 ひかつその 面 をうへに 向 ん
22 また 地 をみれば 艱難 と 幽暗 とくるしみの 闇 とあり かれらは 昏黑 におひやられん
Chapter 9
1 今 くるしみを 受 れども 後 には 闇 なかるべし 昔 しはゼブルンの 地 ナフタリの 地 をあなどられしめ 給 ひしかど 後 には 海 にそひたる 地 ヨルダンの 外 の 地 ことくに 人 のガリラヤに 榮 をうけしめ 給 へり
2 幽暗 をあゆめる 民 は 大 なる 光 をみ 死蔭 の 地 にすめる 者 のうへに 光 てらせり
3 なんぢ 民 をましその 歡喜 を 大 にしたまひければ かれらは 收穫時 によろこぶがごとく 掠物 をわかつときに 樂 むがごとく 汝 の 前 によろこべり
4 そは 汝 かれらがおへる 軛 とその 肩 の 笞 と 虐 ぐるものの 杖 とを 折 り これを 折 りてミデアンの 日 のごとくなし 給 ひたればなり
5 すべて 亂 れたたかふ 兵士 のよろひと 血 にまみれたる 衣 とはみな 火 のもえくさとなりて 焚 るべし
6 ひとりの 嬰兒 われらのために 生 れたり 我儕 はひとりの 子 をあたへられたり 政事 はその 肩 にあり その 名 は 奇妙 また 議士 また 大能 の 神 とこしへのちち 平和 の 君 ととなへられん
7 その 政事 と 平和 とはましくははりて 窮 りなし 且 ダビデの 位 にすわりてその 國 ををさめ 今 よりのちとこしへに 公平 と 正義 とをもてこれを 立 これを 保 ちたまはん 萬軍 のヱホバの 熱心 これを 成 たまふべし
8 主 一言 をヤコブにおくり 之 をイスラエルの 上 にのぞませ 給 へり
9 すべてのこの 民 エフライムとサマリヤに 居 るものとは 知 ならん かれらは 高 ぶり 誇 る 心 をもていふ
10 瓦 くづるるともわれら 斫石 をもて 建 くはの 木 きらるるともわれら 香柏 をもて 之 にかへんと
11 この 故 にヱホバ、レヂンの 敵 をあげもちゐてイスラエルを 攻 しめ その 仇 をたけび 勇 しめたまはん
12 前 にアラム 人 あり 後 にペシリテ 人 あり 口 をはりてイスラエルを 呑 んとす 然 はあれどヱホバの 怒 やまずして 尚 その 手 をのばしたまふ
13 然 どこの 民 はおのれをうつものに 歸 らず 萬軍 のヱホバを 求 めず
14 斯 るゆゑにヱホバ 一日 のうちに 首 と 尾 と 椶櫚 のえだと 葦 とをイスラエルより 斷切 たまはん
15 その 首 とは 老 たるもの 尊 きもの その 尾 とは 謊言 をのぶる 預言者 をいふなり
16 この 民 をみちびく 者 はこれを 迷 はせその 引導 をうくる 者 はほろぶるなり
17 このゆゑに 主 はその 少壯者 をよろこびたまはず その 孤兒 と 寡婦 とを 憐 みたまはざるべし 是 その 民 はことごとく 邪 まなり 惡 をおこなふ 者 なり おのおのの 口 は 愚 かなる 言 をかたればなり 然 はあれどヱホバの 怒 やまずして 尚 その 手 をのばしたまふ
18 惡 は 火 のごとくもえ 棘 と 荊 とを 食 つくし 茂 りあふ 林 をやくべければみな 煙 となりむらがりて 上騰 らん
19 萬軍 のヱホバの 怒 によりて 地 はくろく 燒 その 民 は 火 のもえくさとなり 人々 たがひに 相憐 むことなし
20 人 みぎに 攫 めどもなほ 饑 ひだりに 食 へども 尚 あかず おのおのその 腕 の 肉 をくらふべし
21 マナセはエフライムを エフライムはマナセをくらひ 又 かれら 相合 てユダを 攻 めん 然 はあれどヱホバの 怒 やまずして 尚 その 手 をのばしたまふ
Chapter 10
1 不義 のおきてをさだめ 暴虐 のことばを 録 すものは 禍 ひなるかな
2 かれらは 乏 きものの 訴 をうけず わが 民 のなかの 貧 しきものの 權利 をはぎ 寡婦 の 資產 をうばひ 孤兒 のものを 掠 む
3 なんぢら 懲 しめらるる 日 きたらば 何 をなさんとするか 敗壞 とほきより 來 らんとき 何 をなさんとするか なんぢら 逃 れゆきて 誰 にすくひを 求 めんとするか また 何處 になんぢらの 榮 をのこさんとするか
4 ただ 縛 められたるものの 下 にかがみ 殺 されたるもののしたに 伏仆 れんのみ 然 はあれどヱホバのいかり 止 ずして 尚 ほその 手 をのばしたまふ
5 咄 アツスリヤ 人 なんぢはわが 怒 の 杖 なり その 手 の 笞 はわが 忿恚 なり
6 われ 彼 をつかはして 邪曲 なる 國 をせめ 我 かれに 命 じて 我 がいかれる 民 をせめてその 所有 をかすめその 財寶 をうばはしめ かれらを 街 の 泥 のごとくに 蹂躪 らしめん
7 されどアツスリヤ 人 のこころざしは 斯 のごとくならず その 心 の 念 もまた 斯 のごとくならず そのこころは 敗壞 をこのみ あまたの 國 をほろぼし 絶 ん
8 かれ 云 わが 諸侯 はみな 王 にあらずや
9 カルノはカルケミシの 如 く ハマテはアルパデの 如 く サマリヤはダマスコの 如 きにあらずや
10 わが 手 は 偶像 につかふる 國々 を 得 たり その 彫 たる 像 はヱルサレムおよびサマリヤのものに 勝 れたり
11 われ 旣 にサマリヤとその 偶像 とに 行 へるごとく 亦 ヱルサレムとその 偶像 とにおこなはざる 可 んやと
12 このゆゑに 主 いひたまふ 我 シオンの 山 とヱルサレムとに 爲 んとする 事 をことごとく 遂 をはらんとき 我 アツスリヤ 王 のおごれる 心 の 實 とその 高 ぶり 仰 ぎたる 眼 とを 罰 すべし
13 そは 彼 いへらく われ 手 の 力 と 智慧 とによりて 之 をなせり 我 はかしこし 國々 の 境 をのぞき その 獲 たるものをうばひ 又 われは 丈夫 にしてかの 位 に 坐 するものを 下 したり
14 わが 手 もろもろの 民 のたからを 得 たりしは 巣 をとるが 如 く また 天 が 下 を 取收 めたりしは 遺 しすてたる 卵 をとりあつむるが 如 くなりき あるひは 翼 をうごかし あるひは 口 をひらき あるひは 喃々 する 者 もなかりしなりと
15 斧 はこれをもちゐて 伐 ものにむかひて 己 みづから 誇 ることをせんや 鋸 は これを 動 かす 者 にむかひて 己 みづから 高 ぶることをせんや 此 はあだかも 笞 がおのれを 擧 るものを 動 かし 杖 みづから 木 にあらざるものを 擧 んとするにひとし
16 このゆゑに 主 萬軍 のヱホバは 肥 たるものを 瘠 しめ 且 その 榮光 のしたに 火 のもゆるが 如 き 火焰 をおこし 給 はん
17 イスラエルの 光 は 火 のごとく その 聖者 はほのほの 如 くならん 斯 て 一日 のうちに 荊 とおどろとを 燒 ほろぼし
18 又 かの 林 と 土 肥 たる 田圃 の 榮 をうせしめ 靈魂 をも 身 をもうせしめて 病 るものの 衰 へたるが 如 くなさん
19 かつ 林 のうちに 殘 れる 木 わづかにして 童子 も 算 へうるが 如 くになるべし
20 その 日 イスラエルの 遺 れる 者 とヤコブの 家 ののがれたる 者 とは 再 びおのれを 撃 し 者 にたよらず 誠意 をもてイスラエルの 聖者 ヱホバにたよらん
21 その 遺 れるものヤコブの 遺 れるものは 大能 の 神 にかへるべし
22 ああイスラエルよ なんぢの 民 は 海 の 沙 のごとしといへども 遺 りて 歸 りきたる 者 はただ 僅少 ならん そは 敗壞 すでにさだまり 義 にて 溢 るべければなり
23 主 萬軍 のヱホバの 定 めたまへる 敗壞 はこれを 徧 く 國内 におこなひ 給 ふべし
24 このゆゑに 主 萬軍 のヱホバいひたまはく シオンに 住 るわが 民 よアツスリヤ 人 エジプトの 例 にならひ 笞 をもて 汝 をうち 杖 をあげて 汝 をせむるとも 懼 るるなかれ
25 ただ 頃刻 にして 忿恚 はやまん 我 がいかりは 彼等 をほろぼして 息 ん
26 萬軍 のヱホバむかしミデアン 人 をオレブの 巖 のあたりにて 撃 たまひしごとくに 禍害 をおこして 之 をせめ 又 その 杖 を 海 のうへに 伸 しエジプトの 例 にしたがひてこれを 擧 たまはん
27 その 日 かれの 重荷 はなんぢの 肩 より 下 かれの 軛 はなんぢの 頸 よりはなれ その 軛 はあぶらの 故 をもて 壞 れん
28 かれアイにきたりミグロンを 過 ミクマシにてその 輜重 をとどめ
29 渡口 をすぎてゲバに 宿 る ここに 於 てラマはをののきサウルギべア 人 は 逃 れはしれり
30 ガリムの 女 よなんぢ 聲 をあげて 叫 べ ライシよ 耳 をかたぶけて 聽 け アナトテよなんぢも 聲 をあげよ
31 マデメナはさすらひゲビムの 民 はのがれ 走 れり
32 この 日 かれノブに 立 とどまり シオンのむすめの 山 ヱルサレムの 岡 にむかひて 手 をふりたり
33 主 ばんぐんのヱホバは 雄々 しくたけびてその 枝 を 斷 たまはん 丈 高 きものは 伐 おとされ 聳 えたる 者 はひくくせらるべし
34 また 銕 をもて 茂 りあふ 林 をきり 給 はん レバノンは 能力 あるものに 倒 さるべし
Chapter 11
1 ヱツサイの 株 より 一 つの 芽 いで その 根 より 一 つの 枝 はえて 實 をむすばん
2 その 上 にヱホバの 靈 とどまらん これ 智慧 聰明 の 靈 謀略 才能 の 靈 知識 の 靈 ヱホバをおそるるの 靈 なり
3 かれはヱホバを 畏 るるをもて 歡樂 とし また 目 みるところによりて 審判 をなさず 耳 きくところによりて 斷定 をなさず
4 正義 をもて 貧 しき 者 をさばき 公平 をもて 國 のうちの 卑 しき 者 のために 斷定 をなし その 口 の 杖 をもて 國 をうちその 口唇 の 氣息 をもて 惡人 をころすべし
5 正義 はその 腰 の 帶 となり 忠信 はその 身 のおびとならん
6 おほかみは 小羊 とともにやどり 豹 は 小山羊 とともにふし 犢 をじし 肥 たる 家畜 ともに 居 てちひさき 童子 にみちびかれ
7 牝牛 と 熊 とはくひものを 同 にし 熊 の 子 と 牛 の 子 とともにふし 獅 はうしのごとく 藁 をくらひ
8 乳兒 は 毒蛇 のほらにたはふれ 乳 ばなれの 兒 は 手 をまむしの 穴 にいれん
9 斯 てわが 聖山 のいづこにても 害 ふことなく 傷 ることなからん そは 水 の 海 をおほへるごとくヱホバをしるの 知識 地 にみつべければなり
10 その 日 ヱツサイの 根 たちてもろもろの 民 の 旂 となり もろもろの 邦人 はこれに 服 ひきたり 榮光 はそのとどまる 所 にあらん
11 その 日 主 はまたふたたび 手 をのべてその 民 ののこれる 僅 かのものをアツスリヤ、エジプト、パテロス、エテオピア、エラム、シナル、ハマテおよび 海 のしまじまより 贖 ひたまふべし
12 ヱホバは 國々 の 爲 に 旂 をたててイスラエルの 逐 やられたる 者 をあつめ 地 の 四極 よりユダの 散失 たるものを 集 へたまはん
13 またエフライムの 猜 はうせ ユダを 惱 ますものは 斷 れ エフライムはユダをそねまず ユダはエフライムを 惱 ますことなかるべし
14 かれらは 西 なるペリシテ 人 の 境 にとびゆき 相共 にひがしの 子輩 をかすめ その 手 をエドムおよびモアブにのべアンモンの 子孫 をおのれに 服 はしめん
15 ヱホバ、エジプトの 海汊 をからし 河 のうへに 手 をふりて 熱風 をふかせ その 河 をうちて 七 の 小流 となし 履 をはきて 渉 らしめたまはん
16 斯 てその 民 ののこれる 僅 かのものの 爲 にアツスリヤより 來 るべき 一 つの 大路 あり 昔 しイスラエルがエジプトの 地 よりいでし 時 のごとくなるべし
Chapter 12
1 その 日 なんぢ 言 ん ヱホバよ 我 なんぢに 感謝 すべし 汝 さきに 我 をいかり 給 ひしかどその 怒 はやみて 我 をなぐさめたまへり
2 視 よ 神 はわが 救 なり われ 依賴 ておそるるところなし 主 ヱホバはわが 力 わが 歌 なり ヱホバは 亦 わが 救 となりたまへりと
3 此故 になんぢら 欣喜 をもて 救 の 井 より 水 をくむべし
4 その 日 なんぢらいはん ヱホバに 感謝 せよ その 名 をよべ その 行爲 をもろもろの 民 の 中 につたへよ その 名 のあがむべきことを 語 りつげよと
5 ヱホバを 頌 うたへ そのみわざは 高 くすぐれたればなり これを 全地 につたへよ
6 シオンに 住 るものよ 聲 をあげてよばはれ イスラエルの 聖者 はなんぢの 中 にて 大 なればなり
Chapter 13
1 アモツの 子 イザヤが 示 されたるバビロンにかかる 重負 の 預言
2 なんぢらかぶろの 山 に 旂 をたて 聲 をあげ 手 をふり 彼等 をまねきて 貴族 の 門 にいらしめよ
3 われ 旣 にきよめ 別 ちたるものに 命 じ わが 丈夫 ほこりかにいさめる 者 をよびて わが 怒 をもらさしむ
4 山 におほくの 人 の 聲 きこゆ 大 なる 民 あるがごとし もろもろの 國民 のよりつどひて 喧 めく 聲 きこゆ これ 萬軍 のヱホバたたかひの 軍兵 を 召 したまふなり
5 かれらはとほき 國 より 天 の 極 よりきたる これヱホバとその 忿恚 をもらす 器 とともに 全國 をほろぼさんとて 來 るなり
6 なんぢら 泣號 ぶべしヱホバの 日 ちかづき 全能者 よりいづる 敗亡 きたるべければなり
7 この 故 にすべての 手 はたれ 凡 の 人 のこころは 消 ゆかん
8 かれら 慴 きおそれ 艱難 と 憂 とにせまられ 子 をうまんとする 婦 のごとく 苦 しみ 互 におどろき 相 みあひてその 面 は 燄 のごとくならん
9 視 よヱホバの 日 苛 くして 忿恚 とはげしき 怒 とをもて 來 り この 國 をあらしその 中 よりつみびとを 絶滅 さん
10 天 のもろもろの 星 とほしの 宿 は 光 をはなたず 日 はいでてくらく 月 は その 光 をかがやかさざるべし
11 われ 惡 ことのために 世 をつみし 不義 のために 惡 きものをばつし 驕 れるものの 誇 をとどめ 暴 ぶるものの 傲慢 をひくくせん
12 われ 人 をして 精金 よりもすくなくオフルの 黄金 よりも 少 なからしめん
13 かくて 亦 われ 萬軍 のヱホバの 忿恚 のとき 烈 しき 怒 りの 日 に 天 をふるはせ 地 をうごかしてその 處 をうしなはしむべし
14 かれらは 逐 るる 鹿 のごとく 集 むるものなき 羊 のごとくなりて 各自 おのれの 民 にかへりおのれの 國 にのがれゆかん
15 すべて 其處 にあるもの 見出 さるれば 刺 れ 拘留 らるるものは 劍 にたふされ
16 彼等 の 嬰兒 はその 目前 にてなげくだかれ その 家財 はかすめうばはれ その 妻 はけがさるべし
17 視 よわれ 白銀 をもかへりみず 黄金 をもよろこばざるメデア 人 をおこして 之 にむかはしめん
18 かれらは 弓 をもて 若 きものを 射 くだき 腹 の 實 をあはれむことなく 小子 をみてをしむことなし
19 すべての 國 の 中 にてうるはしくカルデヤ 人 がほこり 飾 となせるバビロンはむかし 神 にほろぼされたるソドム、ゴモラのごとくならん
20 ここに 住 むもの 永 くたえ 世々 にいたるまで 居 ものなく アラビヤ 人 もかしこに 幕屋 をはらず 牧人 もまたかしこにはその 群 をふさすることなく
21 ただ 猛獸 かしこにふし 吼 るものその 家 にみち 鴕鳥 かしこにすみ 牡山羊 かしこに 躍 らん
22 豺狼 その 城 のなかになき 野犬 えいぐわの 宮 にさけばん その 時 のいたるは 近 きにあり その 日 は 延 ることなかるべし
Chapter 14
1 ヱホバ、ヤコブを 憐 みイスラエルをふたたび 撰 びて 之 をおのれの 地 におきたまはん 異邦人 これに 加 りてヤコブの 家 にむすびつらなるべし
2 もろもろの 民 はかれらをその 處 にたづさへいたらん 而 してイスラエルの 家 はヱホバの 地 にてこれを 奴婢 となし 曩 におのれを 虜 にしたるものを 虜 にし おのれを 虐 げたるものを 治 めん
3 ヱホバなんぢの 憂 と 艱難 とをのぞき 亦 なんぢが 勤 むるからき 役 をのぞきて 安息 をたまふの 日
4 なんぢこの 歌 をとなへバビロン 王 をせめていはん 虐 ぐる 者 いかにして 息 みしや 金 をはたる 者 いかにして 息 みしやと
5 ヱホバあしきものの 笞 ともろもろの 有司 の 杖 とををりたまへり
6 かれらは 怒 をもてもろもろの 民 をたえず 撃 てはうち 忿恚 をもてもろもろの 國 ををさむれど その 暴虐 をとどむる 者 なかりき
7 今 は 全地 やすみを 得 おだやかを 得 ことごとく 聲 をあげてうたふ
8 實 にまつの 樹 およびレバノンの 香柏 さへもなんぢの 故 により 歡 びていふ 汝 すでに 仆 たれば 樵夫 のぼりきたりてわれらを 攻 ることなしと
9 下 の 陰府 はなんぢの 故 により 動 きて 汝 のきたるをむかへ 世 のもろもろの 英雄 の 亡靈 をおこし 國々 のもろもろの 王 をその 位 より 起 おこらしむ
10 かれらは 皆 なんぢに 告 ていはん 汝 もわれらのごとく 弱 くなりしや 汝 もわれらと 同 じくなりしやと
11 なんぢの 榮華 となんぢの 琴 の 音 はすでに 陰府 におちたり 蛆 なんぢの 下 にしかれ 蚯蚓 なんぢをおほふ
12 あしたの 子 明星 よいかにして 天 より 隕 しや もろもろの 國 をたふしし 者 よいかにして 斫 れて 地 にたふれしや
13 汝 さきに 心中 におもへらく われ 天 にのぼり 我 くらゐを 神 の 星 のうへにあげ 北 の 極 なる 集會 の 山 にざし
14 たかき 雲漢 にのぼり 至上者 のごとくなるべしと
15 然 どなんぢは 陰府 におとされ 坑 の 最下 にいれられん
16 なんぢを 見 るものは 熟々 なんぢを 視 なんぢに 目 をとめていはん この 人 は 地 をふるはせ 列國 をうごかし
17 世 を 荒野 のごとくし もろもろの 邑 をこぼち 捕 へたるものをその 家 にときかへさざりしものなるかと
18 もろもろの 國 の 王 たちはことごとく 皆 たふとき 狀 にておのおのその 家 にねぶる
19 然 どなんぢは 忌 きらふべき 枝 のごとく おのが 墓 のそとにすてられその 周圍 には 劍 にて 刺 ころされ 坑 におろされ 石 におほはれたる 者 ありて 踐 つけらるる 屍 にことならず
20 汝 おのれの 國 をほろぼし おのれの 民 をころししが 故 に かれらとおなじく 葬 らるることあたはず それ 惡 をおこなふものの 裔 はとこしへに 名 をよばるることなかるべし
21 先祖 のよこしまの 故 をもて その 子孫 のために 戮場 をそなへ 彼等 をしてたちて 地 をとり 世界 のおもてに 邑 をみたすことなからしめよ
22 萬軍 のヱホバのたまはく 我 立 てかれらを 攻 めバビロンよりその 名 と 遺 りたるものとを 絶滅 し その 子 その 孫 をたちほろぼさんと これヱホバの 聖言 なり
23 われバビロンを 刺蝟 のすみかとし 沼 とし 且 ほろびの 箒 をもてこれを 掃除 かんと これ 萬軍 のヱホバのみことばなり
24 萬軍 のヱホバ 誓 をたてて 言 給 はくわがおもひし 事 はかならず 成 わがさだめし 事 はかならず 立 ん
25 われアツスリヤ 人 をわが 地 にてうちやぶり わが 山々 にてふみにじらん ここにおいて 彼 がおきし 軛 はイスラエル 人 よりはなれ 彼 がおはせし 重負 はイスラエル 人 の 肩 よりはなるべし
26 これは 全地 のことにつきて 定 めたる 謀略 なり 是 はもろもろの 國 のうへに 伸 したる 手 なり
27 萬軍 のヱホバさだめたまへり 誰 かこれを 破 ることを 得 んや その 手 をのばしたまへり 誰 かこれを 押返 すことを 得 んや
28 アハズ 王 の 死 たる 年 おもにの 預言 ありき
29 曰 く ペリシテの 全地 よなんぢをうちし 杖 をれたればとて 喜 ぶなかれ 蛇 の 根 より 蝮 いでその 果 はとびかける 巨蛇 となるべければなり
30 いと 貧 しきものはものくひ 乏 しきものは 安然 にふさん われ 饑饉 をもてなんぢの 根 をしなせ 汝 がのこれる 者 をころすべし
31 門 よなげけ 邑 よさけべ ペリシテよなんぢの 全地 きえうせたり そはけぶり 北 よりいできたり その 軍兵 の 列 におくるるものなし
32 その 國 の 使者 たちに 何 とこたふべきや 答 へていはん ヱホバ、シオンの 基 をおきたまへり その 民 のなかの 苦 しむものは 避所 をこの 中 にえん
Chapter 15
1 モアブにかかる 重負 のよげん 曰 く/モアブのアルは 一夜 の 間 にあらされて 亡 びうせ モアブのキルは 一夜 のまに 荒 されてほろびうせん
2 かれバイテおよびデボンの 高所 にのぼりて 哭 き モアブはネボ 及 びメデバの 上 にてなげきさけぶ おのおのその 頭 を 禿 にしその 鬚 をことごとく 剃 たり
3 かれら 麁服 をきてその 衢 にあり 屋蓋 または 廣 きところにて 皆 なきさけび 悲 しむこと 甚 だし
4 ヘシボンとエレアレと 叫 びてその 聲 ヤハズにまで 聞 ゆ この 故 にモアブの 軍兵 こゑをあげ その 靈魂 うちに 在 てをののけり
5 わが 心 モアブのために 叫 びよばはれり その 貴族 はゾアルおよびヱグラテシリシヤにのがれ 哭 つつルヒテの 坂 をのぼり ホロナイムの 途 にて 敗亡 の 聲 をあぐ
6 ニムリムの 水 はかわき 草 はかれ 苗 はつきて 緑蔬 あらず
7 このゆゑに 彼等 はその 獲 たる 富 とその 藏 めたる 物 をたづさへて 柳 の 河 をわたらん
8 その 泣號 のこゑはモアブの 境 をめぐり 悲歎 のこゑはエグライムにいたり なげきの 聲 はべエルエリムにいたる
9 デモンの 水 は 血 にて 充 われデモンの 上 にひとしほ 禍害 をくはへ モアブの 遁 れたる 者 とこの 地 の 遺 りたるものとに 獅 をおくらん
Chapter 16
1 なんぢら 荒野 のセラより 羔羊 をシオンの 女 の 山 におくりて 國 の 首 にをさむべし
2 モアブの 女輩 はアルノンの 津 にありてさまよふ 鳥 のごとく 巣 をおはれたる 雛 のごとくなるべし
3 相謀 りて 審判 をおこなひ 亭午 にもなんぢの 蔭 を 夜 のごとくならしめ 驅逐人 をかくし 遁 れきたるものを 顯 はすなかれ
4 わが 驅逐人 をなんぢとともに 居 しめ 汝 モアブの 避所 となりて 之 をそこなふ 者 のまへより 脱 れしめよ 勒索者 はうせ 害 ふものはたえ 暴虐者 は 地 より 絶 れん
5 ひとつの 位 あはれみをもて 堅 くたち 眞實 をおこなふ 者 そのうへに 坐 せん 彼 ダビデの 幕屋 にをりて 審判 をなし 公平 をもとめて 義 をおこなふに 速 し
6 われらモアブの 傲慢 をきけり その 高 ぶること 甚 だし われらその 誇 とたかぶりと 忿恚 とをきけり その 大言 はむなし
7 この 故 にモアブはモアブの 爲 になきさけび 民 みな 哭 さけぶべし なんぢら 必 らず 甚 だしく 心 をいためてキルハレステの 乾葡萄 のためになげくべし
8 そはヘシボンの 畑 とシブマのぶだうの 樹 とは 凋 みおとろへたり その 枝 さきにはヤゼルにまでいたりて 荒野 にはびこりのびて 海 をわたりしが 國々 のもろもろの 主 その 美 はしき 枝 ををりたり
9 この 故 にわれヤゼルの 哭 とひとしくシブマの 葡萄 の 樹 のためになかん ヘシボンよエレアレよわが 涙 なんぢをひたさん そは 鬨聲 なんぢが 果物 なんぢが 收穫 の 實 のうへにおちきたればなり
10 欣喜 とたのしみとは 土 肥 たる 畑 より 取 さられ 葡萄園 には 謳 ふことなく 歡呼 ばふことなく 酒榨 にはふみて 酒 をしぼるものなし 我 そのよろこびたつる 聲 をやめしめたり
11 このゆゑにわが 心腸 はモアブの 故 をもて 琴 のごとく 鳴 ひびき キルハレスの 故 をもてわが 衷 もまた 然 り
12 モアブは 高處 にいでて 倦 つかれその 聖所 にきたりて 祈 るべけれど 驗 あらじ
13 こはヱホバが 曩 にモアブに 就 てかたりたまへる 聖言 なり
14 されど 今 ヱホバかたりて 言 たまはくモアブの 榮 はその 大 なる 群衆 とともに 傭人 の 期 にひとしく 三年 のうちに 恥 かしめをうけ 遺 れる 者 はなはだ 少 なくして 力 なからん
Chapter 17
1 ダマスコにかかはる 重負 の 預言 いはく/視 よダマスコは 邑 のすがたをうしなひて 荒墟 となるべし
2 アロエルの 諸邑 はすてられん 獸畜 のむれそこにすみてその 伏 やすめるをおびやかす 者 もなからん
3 エフライムの 城 はすたりダマスコの 政治 はやみ スリアの 遺 れる 者 はイスラエルの 子輩 のさかえのごとく 消 うせん 是 は 萬軍 のヱホバの 聖言 なり
4 その 日 ヤコブの 榮 はおとろへその 肥 たる 肉 はやせて
5 あだかも 收穫人 の 麥 をかりあつめ 腕 をもて 穂 をかりたる 後 のごとくレパイムの 谷 に 穂 をひろひたるあとの 如 くならん
6 されど 橄欖樹 をうつとき 二 つ 三 の 核 を 杪 にのこし あるひは 四 つ 五 をみのりおほき 樹 の 外面 のえだに 遺 せるが 如 く 採 のこさるるものあるべし 是 イスラエルの 神 ヱホバの 聖言 なり
7 その 日 人 おのれを 造 れるものを 仰 ぎのぞみイスラエルの 聖者 に 目 をとめん
8 斯 ておのれの 手 の 工 なる 祭壇 をあふぎ 望 まず おのれの 指 のつくりたるアシラの 像 と 日 の 像 とに 目 をとめじ
9 その 日 かれが 堅固 なるまちまちは 昔 イスラエルの 子輩 をさけてすてさりたる 森 のなか 嶺 のうへに 今 のこれる 荒跡 のごとく 荒地 となるべし
10 そは 汝 おのがすくひの 神 をわすれ 己 がちからとなるべき 磐 を 心 にとめざりしによる このゆゑになんぢ 美 くしき 植物 をうゑ 異 やうの 枝 をさし
11 かつ 植 たる 日 に 籬 をまはし 朝 に 芽 をいださしむれども 患難 の 日 といたましき 憂 の 日 ときたりて 收穫 の 果 はとびさらん
12 唉 おほくの 民 はなりどよめけり 海 のなりどよめく 如 くかれらも 鳴動 めけり もろもろの 國 はなりひびけり 大水 のなりひびくが 如 くかれらも 鳴響 けり
13 もろもろの 國 はおほくの 水 のなりひびくがごとく 鳴響 かん されど 神 かれらを 攻 たまふべし かれら 遠 くのがれて 風 にふきさらるる 山 のうへの 粃糠 のごとく また 旋風 にふきさらるる 塵 のごとくならん
14 視 よゆふぐれに 恐怖 あり いまだ 黎明 にいたらずして 彼等 は 亡 たり これ 我儕 をかすむる 者 のうくべき 報 われらを 奪 ふもののひくべき 鬮 なり
Chapter 18
1 唉 エテオピアの 河 の 彼方 なるさやさやと 羽音 のきこゆる 地
2 この 地 蒹 のふねを 水 にうかべ 海路 より 使者 をつかはさんとてその 使者 にいへらく 疾走 る 使 よなんぢら 河々 の 流 のわかるる 國 にゆけ 丈 たかく 肌 なめらかなる 始 めより 今 にいたるまで 懼 るべく 繩 もてはかり 人 を 踐 にじる 民 にゆけ
3 すべて 世 にをるもの 地 にすむものよ 山 のうへに 旗 のたつとき 汝等 これを 見 ラッパの 鳴響 くときなんぢら 之 をきけ
4 そはヱホバわれに 如此 いひ 給 へりいはく 空 はれわたり 日 てり 收穫 の 熱 むしてつゆけき 雲 のたるる 間 われわが 居所 にしづかに 居 てながめん
5 收穫 のまへにその 芽 またく 生 その 花 ぶだうとなりて 熟 せんとするとき かれ 鎌 をもて 蔓 をかり 枝 をきり 去 ん
6 斯 てみな 山 のたけきとりと 地 の 獸 とになげあたへらるべし 猛鳥 そのうへにて 夏 をすごし 地 のけものその 上 にて 冬 をわたらん
7 そのとき 河々 の 流 のわかるる 國 の 丈 たかく 肌 なめらかなる 始 めより 今 にいたるまで 懼 るべく 繩 もてはかり 人 をふみにじる 民 より 萬軍 のヱホバにささぐる 禮物 をたづさへて 萬軍 のヱホバの 聖名 のところシオンの 山 にきたるべし
Chapter 19
1 エジプトにかかる 重負 のよげん いはく/ヱホバははやき 雲 にのりてエジプトに 來 りたまふ エジプトのもろもろの 偶像 はその 前 にふるひをののき エジプト 人 のこころはその 衷 にて 消 ゆかん
2 我 エジプト 人 をたけび 勇 ましめてエジプト 人 を 攻 しめん 斯 てかれら 各自 その 兄弟 をせめおのおのその 鄰 をせめ 邑 は 邑 をせめ 國 はくにを 攻 べし
3 エジプト 人 の 靈魂 うせてその 中 むなしくならん われその 謀略 をほろぼすべし かれらは 偶像 および 呪文 をとなふるもの 巫女 魔術者 にもとむることを 爲 ん
4 われエジプト 人 を 苛酷 なる 主人 の 手 にわたさん あらあらしき 王 かれらを 治 むべし 是 主 萬軍 のヱホバの 聖言 なり
5 海 の 水 はつき 河 もまた 涸 てかわかん
6 また 河々 はくさき 臭 をはなちエジプトの 堭 はみな 漸次 にへりてかわき 葦 と 蘆 とかれはてん
7 ナイルのほとりの 草原 ナイルの 岸 にほどちかき 所 すべてナイルの 最寄 にまきたる 者 はことごとく 枯 てちりうせん
8 漁者 もまた 歎 き すべてナイルに 釣 をたるる 者 はかなしみ 網 を 水 のうへに 施 ものはおとろふべし
9 練 たる 麻 にて 物 つくるもの 白布 を 織 ものは 恥 あわて
10 その 柱 はくだけ 一切 のやとはれたる 者 のこころ 憂 ひかなしまん
11 誠 やゾアンの 諸侯 は 愚 なりパロの 最 もかしこき 議官 のはかりごとは 癡鈍 べし 然 ばなんぢら 何 でパロにむかひて 我 はかしこきものの 子 われは 古 への 王 の 子 なりといふを 得 んや
12 なんぢの 智者 いづくにありや 彼 らもし 萬軍 のヱホバの 定 めたまひしエジプトに 係 はることを 暁 得 ばこれをなんぢに 告 るこそよけれ
13 ゾアンのもろもろの 諸侯 は 愚 かなり ノフの 諸侯 は 惑 ひたり かれらはエジプトのもろもろの 支派 の 隅石 なるに 却 てエジプトをあやまらせたり
14 ヱホバ 曲 れる 心 をその 中 にまじへ 給 ひしにより 彼等 はエジプトのすべて 作 ところを 謬 らせ 恰 かも 酔 る 人 の 哇吐 ときによろめくが 如 くならしめたり
15 エジプトにて 或 は 首 あるひは 尾 あるひは 椶櫚 のえだまたは 葦 すべてその 作 ところの 工 なかるべし
16 その 日 エジプトは 婦女 のごとくならん 萬軍 のヱホバの 動 かしたまふ 手 のその 上 にうごくが 故 におそれをののくべし
17 ユダの 地 はエジプトに 懼 れらる この 事 をかたりつぐれば 聽 くもの 皆 おそる これ 萬軍 のヱホバ、エジプトに 對 ひて 定 めたまへる 謀略 の 故 によるなり
18 その 日 エジプトの 地 に 五 の 邑 あり カナンの 方言 をかたりまた 萬軍 のヱホバに 誓 ひをたてん その 中 のひとつは 日邑 ととなへらるべし
19 その 日 エジプトの 地 の 中 にヱホバをまつる 一 つの 祭壇 あり その 境 にヱホバをまつる 一 柱 あらん
20 これエジプトの 地 にて 萬軍 のヱホバの 徴 となり 證 となるなり かれら 暴虐者 の 故 によりてヱホバに 號求 むべければ ヱホバは 救 ふもの 護 るものを 遣 してこれを 助 けたまはん
21 ヱホバおのれをエジプトに 知 せたまはん その 日 エジプト 人 はヱホバをしり 犠牲 と 祭物 とをもて 之 につかへん 誓願 をヱホバにたてて 成 とぐべし
22 ヱホバ、エジプトを 撃 たまはん ヱホバこれを 撃 これを 醫 したまふ この 故 にかれらヱホバに 歸 らん ヱホバその 懇求 をいれて 之 をいやし 給 はん
23 その 日 エジプトよりアツスリヤにかよふ 大路 ありて アツスリヤ 人 はエジプトにきたり エジプト 人 はアツスリヤにゆき エジプト 人 とアツスリヤ 人 と 相共 につかふることをせん
24 その 日 イスラエルはエジプトとアツスリヤとを 共 にし 三 あひならび 地 のうへにて 福祉 をうくる 者 となるべし
25 萬軍 のヱホバこれを 祝 して 言 たまはく わが 民 なるエジプトわが 手 の 工 なるアツスリヤわが 產業 なるイスラエルは 福 ひなるかな
Chapter 20
1 アツスリヤのサルゴン 王 タルタンを 遣 してアシドドにゆかしむ 彼 がアシドドを 攻 てとりし 年 にあたり
2 この 時 ヱホバ、アモツの 子 イザヤに 托 てかたりたまはく 往 なんぢの 腰 よりあらたへの 衣 をとき 汝 の 足 より 履 をぬげ ここに 於 てかれその 如 くなし 赤裸 跣足 にて 歩 めり
3 ヱホバ 言 給 く わが 僕 イザヤは三 年 の 間 はだかはだしにてあゆみ エジプトとエテオピアとの 豫兆 となり 奇 しき 標 となりたり
4 斯 のごとくエジプトの 虜 とエテオピアの 俘囚 とはアツスリヤの 王 にひきゆかれ その 若 きも 老 たるもみな 赤裸 跣足 にて 臀 までもあらはしエジプトの 恥 をしめすべし
5 かれらはその 恃 とせるエテオピアその 誇 とせるエジプトのゆゑをもて 懼 れはぢん
6 その 日 この 濱邊 の 民 いはん 視 よ われらの 恃 とせる 國 われらが 遁 れゆきて 助 をもとめアツスリヤ 王 の 手 より 救出 されんとせし 國 すでに 斯 のごとし 我儕 はいかにして 脱 かるるを 得 んやと
Chapter 21
1 うみべの 荒野 にかかる 重負 のよげん いはく/荒野 よりおそるべき 地 より 南 のかたの 暴風 のふきすぐるが 如 くきたれり
2 われ 苛 き 默示 をしめされたり 欺騙者 はあざむき 荒 すものはあらすべし エラムよ 上 れメデアよかこめ 我 すでにすべての 歎息 をやめしめたり
3 この 故 にわが 腰 は 甚 だしくいたみ 產 にのぞめる 婦人 の 如 き 苦 しみ 我 にせまれり われ 悶 へ 苦 しみて 聞 ことあたはず 我 をののきて 見 ことあたはず
4 わが 心 みだれまどひて 慴 き 怖 ること 甚 だし わが 樂 しめる 夕 はかはりて 懼 れとなりぬ
5 彼 らは 席 をまうけ 筵 をしきてくひのみす もろもろの 君 よたちて 盾 にあぶらぬれ
6 ヱホバかく 我 にいひ 給 へり 汝 ゆきて 斥候 をおきその 見 るところを 告 しめよ
7 かれ 馬 にのりて 二列 にならび 來 るものを 見 また 驢馬 にのりたると 駱駝 にのりたるとをみば 耳 をかたぶけて 詳細 にきくことをせしめよと
8 かれ 獅 の 如 く 呼 はりて 曰 けるは わが 主 よわれ 終日 やぐらに 立 よもすがら 斥候 の 地 にたつ
9 馬 にのりて 二列 にならびたる 者 きたれり 彼 こたへていはくバビロンは 倒 れたり 倒 れたりそのもろもろの 神 の 像 はくだけて 地 にふしたり
10 蹂躙 らるるわが 民 よわが 打場 のたなつものよ 我 イスラエルの 神 萬軍 のヱホバに 聞 るところのものを 汝 につげたり
11 ドマに 係 るおもにの 預言 いはく/人 ありセイルより 我 をよびていふ 斥候 よ 夜 はなにのときぞ 斥候 よ 夜 はなにの 時 ぞ
12 ものみ 答 へていふ 朝 きたり 夜 またきたる 汝 もしとはんとおもはば 問 なんぢら 歸 りきたるべし
13 アラビヤにかかる 重負 のよげん 曰 く/デダンの 客商 よなんぢらはアラビヤの 林 にやどらん
14 テマの 地 のたみよ 水 をたづさへて 渇 ける 者 をむかへ 糧 をもて 逃遁 れたるものを 迎 へよ
15 かれらは 刃 をさけ 旣 にぬきたる 劍 すでに 張 たる 弓 およびたたかひの 艱難 をさけて 逃 きたれり
16 そは 主 われにいひたまはく 傭人 の 期 にひとしく 一年 のうちにケダルのすべての 榮華 はつきはてん
17 そののこれる 弓士 のかずとケダルの 子孫 のますらをとは 少 なかるべし 此 はイスラエルの 神 ヱホバのかたり 給 へるなり
Chapter 22
1 異象 の 谷 にかかる 重負 のよげん 曰 く/なんぢら 何故 にみな 屋蓋 にのぼれるか
2 汝 はさわがしく 喧 すしき 邑 ほこりたのしむ 邑 なんぢのうちの 殺 されたるものは 劍 をもて 殺 されしにあらず 亦 たたかひにて 死 しにもあらず
3 なんぢの 有司 はみな 共 にのがれゆきしかど 弓士 にいましめられ 汝 の 民 はとほくにげゆきしかど 見出 されて 皆 ともに 縛 められたり
4 この 故 にわれいふ 回顧 てわれを 見 るなかれ 我 いたく 哭 かなしまん わが 民 のむすめの 害 はれたるによりて 我 をなぐさめんと 勉 むるなかれ
5 そは 主 萬軍 のヱホバ 異象 のたにに 騒亂 ふみにじり 惶惑 の 日 をきたらせたまふ 垣 はくづれ 號呼 のこゑは 山々 にきこゆ
6 エラムは 箙 をおひたり 歩兵 と 騎兵 とありキルは 盾 をあらはせり
7 かくて 戰車 はなんぢの 美 しき 谷 にみち 騎兵 はその 門 にむかひてつらなれり
8 ユダの 庇護 はのぞかる その 日 なんぢは 林 のいへの 武具 をあふぎのぞめり
9 なんぢらダビデのまちの 壞 おほきを 見 る なんぢら 下 のいけの 水 をあつめ
10 またヱルサレムの 家 をかぞへ 且 その 家 をこぼちて 垣 をかたくし
11 一 つの 水坑 をかきとかきとの 間 につくりて 古池 の 水 をひけりされどこの 事 をなし 給 へるものを 仰望 まず この 事 をむかしより 營 みたまへる 者 をかへりみざりき
12 その 日 主 萬軍 のヱホバ 命 じて 哭 かなしみ 首 をかぶろにし 麁服 をまとへと 仰 せたまひしかど
13 なんぢらは 喜 びたのしみ 牛 をほふり 羊 をころし 肉 をくらひ 酒 をのみていふ 我儕 くらひ 且 のむべし 明日 はしぬべければなりと
14 萬軍 のヱホバ 默示 をわが 耳 にきかしめたまはく まことにこの 邪曲 はなんぢらが 死 にいたるまで 除 き 清 めらるるを 得 ずと これ 主 萬軍 のヱホバのみことばなり
15 主 ばんぐんのヱホバ 如此 のたまふ ゆけ 宮 ををさめ 庫 をつかさどるセブナにゆきていへ
16 なんぢここに 何 のかかはりありや また 茲 にいかなる 人 のありとして 己 がために 墓 をほりしや 彼 はたかきところに 墓 をほり 磐 をうがちて 己 がために 住所 をつくれり
17 視 よヱホバはつよき 人 のなげうつ 如 くに 汝 をなげうち 給 はん
18 なんぢを 包 みかためふりまはして 闊 かなる 地 に 球 のごとくなげいだしたまはん 主人 のいへの 恥 となるものよ 汝 そこにて 死 そのえいぐわの 車 もそこにあらん
19 我 なんぢをその 職 よりおひその 位 よりひきおとさん
20 その 日 われわが 僕 ヒルキヤの 子 エリアキムを 召 て
21 なんぢの 衣 をきせ 汝 の 帶 をもて 固 め なんぢの 政權 をその 手 にゆだぬべし 斯 て 彼 ヱルサレムの 民 とユダの 家 とに 父 とならん
22 我 またダビデのいへの 鑰 をその 肩 におかん 彼 あくればとづるものなく 彼 とづればあくるものなし
23 我 かれをたてて 堅處 にうちし 釘 のごとくすべし 而 してかれはその 父 の 家 のさかえの 位 とならん
24 その 父 の 家 のもろもろの 榮 は 彼 がうへに 懸 る その 子 その 孫 およびすべての 器 のちひさきもの 皿 より 瓶子 にいたるまでも 然 らざるなし
25 萬軍 のヱホバのたまはくその 日 かたき 處 にうちたる 釘 はぬけいで 斫 れておちん そのうへにかかれる 負 もまた 絶 るべし こはヱホバ 語 り 給 へるなり
Chapter 23
1 ツロに 係 るおもにの 預言 いはく/タルシシのもろもろの 舟 よなきさけべ ツロは 荒廢 れて 屋 なく 入 べきところなければなり かれら 此事 をキツテムの 地 にて 告 しらせらる
2 うみべの 民 よもだせ 曩 には 海 をゆきかふシドンの 商賣 くさぐさの 物 をかしこに 充 せたり
3 ツロは 大 なる 水 をわたりくるシホルの 種物 とナイルがはの 穀物 とによりて 収納 をえたり ツロはもろもろの 國 のつどふ 市 なりき
4 シドンよはづべし そは 海 すなはち 海城 かくいへり 曰 く われ 苦 しまずうまず 壯男 をやしなはず 處女 をそだてざりきと
5 この 音信 のエジプトにいたるとき 彼等 ツロのおとづれによりて 甚 くうれふべし
6 なんぢらタルシシにわたれ 海邊 のたみよ 汝等 なきさけぶべし
7 これは 上 れる 世 いにしへよりありし 邑 おのが 足 にてうつり 遠 くたびずまひせる 邑 なんぢらの 樂 しみの 邑 なりしや
8 斯 のごとくツロに 對 ひてはかりしは 誰 なるか ツロは 冕 をさづけし 邑 その 中 のあきうどは 君 その 中 の 貿易 するものは 地 のたふとき 者 なりき
9 これ 萬軍 のヱホバの 定 め 給 ふところにして すべて 華美 にかざれる 驕奢 をけがし 地 のもろもろの 貴者 をひくくしたまはんが 爲 なり
10 タルシシの 女 よナイルのごとく 己 が 地 にあふれよ なんぢを 結 びかたむる 帶 ふたたびなかるべし
11 ヱホバその 手 を 海 の 上 にのべて 國々 をふるひうごかし 給 へり ヱホバ、カナンにつきて 詔命 をいだしその 保砦 をこぼたしめたまふ
12 彼 いひたまはく 虐 げられたる 處女 シドンのむすめよ 汝 ふたたびよろこぶことなかるべし 起 てキツテムにわたれ 彼處 にてなんぢまた 安息 をえじ
13 カルデヤ 人 のくにを 視 よ この 民 はふたたびあることなし アツスリヤ 人 この 國 を 野 のけものの 居所 にさだめたり かれら 櫓 をたてもろもろの 殿 をこぼちて 荒墟 となせり
14 タルシシのもろもろの 舟 よなきさけべ なんぢの 保砦 はくだかれたり
15 その 日 ツロは七十 年 のあひだ 忘 れらるべし ひとりの 王 のながらふる 日 のかずなり七十 年 終 りてのちツロは 妓女 のうたの 如 くならん
16 さきに 忘 れられたるうかれめよ 琴 をとりて 城市 をへめぐり 巧 に 弾 じておほくの 歌 をうたひ 人 にふたたび 記念 らるべし
17 七十 年 をはりてヱホバまたツロを 顧 みたまはん ツロはふたたびその 利潤 をえて 地 のおもてにあるもろもろの 國 と 淫 をおこなふべし
18 その 貿易 とその 獲 たる 利潤 とはきよめてヱホバに 獻 ぐべければ 之 をたくはへず 積 ことをせざるなり その 貿易 はヱホバの 前 にをるものの 用 となり 飽 くらふ 料 となり 華美 なるころもの 料 とならん
Chapter 24
1 視 よヱホバこの 地 をむなしからしめ 荒廢 れしめこれを 覆 へしてその 民 をちらしたまふ
2 かくて 民 も 祭司 もひとしく 僕 も 主 もひとしく 下婢 も 主婦 もひとしく 買 ものも 賣 ものもひとしく 貸 ものも 借 ものもひとしく 利 をはたるものも 利 をいだす 者 もひとしくこの 事 にあふべし
3 地 はことごとく 空 しくことごとく 掠 められん こはヱホバの 言 たまへるなり
4 地 はうれへおとろへ 世 は 萎 おとろへ 地 のたふときものも 萎 はてたり
5 民 おきてにそむき 法 ををかし とこしへの 契約 をやぶりたるがゆゑに 地 はその 下 にけがされたり
6 このゆゑに 呪詛 は 地 をのみつくしそこに 住 るものは 罪 をうけまた 地 の 民 はやかれて 僅 かばかり 遺 れり
7 あたらしき 酒 はうれへ 葡萄 はなえ 心 たのしめるものはみな 歎息 せざるはなし
8 鼓 のおとは 寂 まり 歡 ぶものの 聲 はやみ 琴 の 音 もまたしづまれり
9 彼等 はふたたび 歌 うたひ 酒 のまず 濃酒 はこれをのむものに 苦 くなるべし
10 騒 ぎみだれたる 邑 はすでにやぶられ 毎家 はことごとく 閉 て 人 のいるなし
11 街頭 には 酒 の 故 によりて 叫 ぶこゑあり すべての 歡喜 はくらくなり 地 のたのしみは 去 ゆけり
12 邑 はあれすたれたる 所 のみのこり その 門 もこぼたれて 破 れぬ
13 地 のうちにてもろもろの 民 のなかにて 遺 るものは 橄欖 の 樹 のうたれしのちの 果 の 如 く 葡萄 の 収穫 はてしのちの 實 のごとし
14 これらのもの 聲 をあげてよばはん ヱホバの 稜威 のゆゑをもて 海 より 歡 びよばはん
15 この 故 になんぢら 東 にてヱホバをあがめ 海 のしまじまにてイスラエルの 神 ヱホバの 名 をあがむべし
16 われら 地 の 極 より 歌 をきけり いはく 榮光 はただしきものに 歸 すと/われ 云 らく 我 やせおとろへたり 我 やせおとろへたり 我 はわざはひなるかな 欺騙者 はあざむき 欺騙者 はいつはりをもて 欺 むけり
17 地 にすむものよ 恐怖 と 陷阱 と 罟 とはなんぢに 臨 めり
18 おそれの 聲 をのがるる 者 はおとしあなに 陷 り おとしあなの 中 よりいづるものは 罟 にかかるべし そは 高處 の 窓 ひらけ 地 の 基 ふるひうごけばなり
19 地 は 碎 けにくだけ 地 はやぶれにやぶれ 地 は 搖 にゆれ
20 地 はゑへる 者 のごとく 蹌 きによろめき 假廬 のごとくふりうごく その 罪 はそのうへにおもく 遂 にたふれて 再 びおくることなし
21 その 日 ヱホバはたかき 處 にて 高 きところの 軍兵 を 征 め 地 にて 地 のもろもろの 王 を 征 めたまはん
22 かれらは 囚人 が 阱 にあつめらるるごとく 集 められて 獄中 にとざされ 多 くの 日 をへてのち 刑 せらるべし
23 かくて 萬軍 のヱホバ、シオンの 山 およびヱルサレムにて 統治 め かつその 長老 たちのまへに 榮光 あるべければ 月 は 面 あからみ 日 ははぢて 色 かはるべし
Chapter 25
1 ヱホバよ 汝 はわが 神 なり 我 なんぢを 崇 めなんぢの 名 をほめたたへん 汝 さきに 妙 なる 事 をおこなひ 古時 より 定 めたることを 眞實 をもて 成 たまひたればなり
2 なんぢ 邑 をかへて 石堆 となし 堅固 なる 城 を 荒墟 となし 外人 の 京都 を 邑 とならしめず 永遠 にたつることを 得 ざらしめたまへり
3 この 故 につよき 民 はなんぢをあがめ 暴 びたる 國々 の 城 はなんぢをおそるべし
4 そはなんぢ 弱 きものの 保砦 となり 乏 しきものの 難 のときの 保砦 となり 雨風 のふききたりて 垣 をうつごとく 暴 ぶるものの 荒 きたるときの 避所 となり 熱 をさくる 蔭 となりたまへり
5 なんぢ 外人 の 喧嘩 をおさへて 旱 ける 地 より 熱 をとりのぞく 如 くならしめ 暴 ぶるものの 凱歌 をとどめて 雪 の 陰 をもて 熱 をとどむる 如 くならしめたまはん
6 萬軍 のヱホバこの 山 にてもろもろの 民 のために 肥 たるものをもて 宴 をまうけ 久 しくたくはへたる 葡萄酒 をもて 宴 をまうく 膸 おほき 肥 たるもの 久 しくたくはへたる 清 るぶだう 酒 の 宴 なり
7 又 この 山 にてもろもろの 民 のかぶれる 面帕 と もろもろの 國 のおほへる 外帔 をとりのぞき
8 とこしへまで 死 を 呑 たまはん 主 ヱホバはすべての 面 より 涙 をぬぐひ 全地 のうへよりその 民 の 凌辱 をのぞき 給 はん これはヱホバの 語 りたまへるなり
9 その 日 此如 いはん これはわれらの 神 なり われら 俟望 めり 彼 われらを 救 ひたまはん 是 ヱホバなり われらまちのぞめり 我儕 そのすくひを 歡 びたのしむべしと
10 ヱホバの 手 はこの 山 にとどまり モアブはその 處 にてあくたの 水 のなかにふまるる 藁 のごとく 蹂躙 られん
11 彼 そのなかにて 游者 のおよがんとして 手 をのばすが 如 く 己 が 手 をのばさん 然 どヱホバその 手 の 脆計 とともにその 傲慢 を 伏 たまはん
12 なんぢの 垣 たかき 堅固 なる 城 はヱホバかたぶけたふし 地 におとして 塵 にまじへたまはん
Chapter 26
1 その 日 ユダの 國 にてこの 歌 をうたはん われらに 堅固 なる 邑 あり 神 すくひをもてその 垣 その 藩 となしたまふべし
2 なんぢら 門 をひらきて 忠信 を 守 るただしき 國民 をいれよ
3 なんぢは 平康 にやすきをもて 心志 かたき 者 をまもりたまふ 彼 はなんぢに 依賴 めばなり
4 なんぢら 常盤 にヱホバによりたのめ 主 ヱホバはとこしへの 巌 なり
5 たかきに 居 るものを 仆 し そびえたる 城 をふせしめ 地 にふせしめて 塵 にまじへ 給 へり
6 かくて 足 これをふまん 苦 しむものは 足 にて 之 をふみ 貧 しき 者 はその 上 をあゆまん
7 義 きものの 道 は 直 からざるなし なんぢ 義 きものの 途 を 直 く 平 らかにし 給 ふ
8 ヱホバよ 審判 をおこなひたまふ 道 にてわれら 汝 をまちのぞめり われらの 心 はなんぢの 名 となんぢの 記念 の 名 とをしたふなり
9 わがこころ 夜 なんぢを 慕 ひたり わがうちなる 靈 あしたに 汝 をもとめん そは 汝 のさばき 地 におこなはるるとき 世 にすめるもの 正義 をまなぶべし
10 惡者 はめぐまるれども 公義 をまなばず 直 き 地 にありてなほ 不義 をおこなひヱホバの 稜威 を 見 ることをこのまず
11 ヱホバよなんぢの 手 たかく 擧 れどもかれら 顧 みず 然 どなんぢが 民 をすくひたまふ 熱心 を 見 ばはぢをいだかん 火 なんぢの 敵 をやきつくすべし
12 ヱホバよ 汝 はわれらのために 平和 をまうけたまはん 我儕 のおこなひしことは 皆 なんぢの 成 たまへるなり
13 ヱホバわれらの 神 よなんぢにあらぬ 他 の 主 ども 曩 にわれらを 治 めたり 然 どわれらはただ 汝 によりて 汝 の 名 をかたりつげん
14 かれら 死 たればまたいきず 亡靈 となりたればまた 復 らず なんぢかれらを 糺 してこれを 滅 ぼし その 記念 の 名 をさへ 悉 くうせしめたまへり
15 ヱホバよなんぢこの 國民 をましたまへり 此 くにびとを 増 たまへり なんぢは 尊 ばれたまふ なんぢ 地 の 界 をことごとく 擴 めたまへり
16 ヱホバよかれら 苦難 のときに 汝 をあふぎのぞめり 彼等 なんぢの 懲罰 にあへるとき 切 になんぢに 禱告 せり
17 ヱホバよわれらは 孕 める 婦 のうむとき 近 づきてくるしみ その 痛 みによりて 叫 ぶがごとく 汝 のまへに 然 ありき
18 われらは 孕 みまた 苦 しみたれどその 產 るところは 風 ににたり われら 救 を 地 にほどこさず 世 にすむ 者 うまれいでざりき
19 なんぢの 死者 はいきわが 民 の 屍 はおきん 塵 にふすものよ 醒 てうたうたふべし なんぢの 露 は 草木 をうるほす 露 のごとく 地 はなきたまをいださん
20 わが 民 よゆけ なんぢの 室 にいり 汝 のうしろの 戸 をとぢて 忿恚 のすぎゆくまで 暫時 かくるべし
21 視 よヱホバはその 處 をいでて 地 にすむものの 不義 をただしたまはん 地 はその 上 なる 血 をあらはにして 殺 されたるものをまた 掩 はざるべし
Chapter 27
1 その 日 ヱホバは 硬 く 大 いなるつよき 劍 をもて 疾走 るへびレビヤタン 曲 りうねる 蛇 レビヤタンを 罰 しまた 海 にある 鱷 をころし 給 ふべし
2 その 日 如此 うたはん うるはしき 葡萄園 あり 之 をうたへよ
3 われヱホバこれを 護 り をりをり 水 そそぎ 夜 も 晝 もまもりて 害 ふものあらざらしめん
4 我 にいきどほりなし 願 はくは 荊棘 のわれと 戰 はんことを 然 ばわれすすみ 迎 へて 皆 もろともに 焚盡 さん
5 寧 ろわが 力 にたよりて 我 とやはらぎを 結 べ われと 平和 をむすぶべし
6 後 にいたらばヤコブは 根 をはりイスラエルは 芽 をいだして 花 さきその 實 せかいの 面 にみちん
7 ヤコブ 主 にうたるるといへども 彼 をうちしものの 主 にうたるるが 如 きことあらんや ヤコブの 殺 さるるは 彼 をころししものの 殺 さるるが 如 きことあらんや
8 汝 がヤコブを 逐 たまへる 懲罰 は 度 にかなひぬ 東風 のふきし 日 なんぢあらき 風 をもてこれをうつし 給 へり
9 斯 るがゆゑにヤコブの 不義 はこれによりて 潔 められん これに 因 てむすぶ 果 は 罪 をのぞくことをせん 彼 は 祭壇 のもろもろの 石 を 碎 けたる 石灰 のごとくになし アシラの 像 と 日 の 像 とをふたたび 建 ることなからしめん
10 堅固 なる 邑 はあれてすさまじく 棄去 れたる 家 のごとく また 荒野 のごとし 犢 このところにて 草 をはみ 此所 にてふし 且 そこなる 樹 のえだをくらはん
11 その 枝 かるるとき 折 とらる 婦人 きたりてこれを 燒 ん これは 無知 の 民 なるが 故 に 之 をつくれる 者 あはれまず これを 形 づくれるもの 惠 まざるべし
12 その 日 なんぢらイスラエルの 子輩 よ ヱホバは 打落 したる 果 をあつむるごとく 大河 の 流 よりエジプトの 川 にいたるまでなんぢらを 一 つ 一 つにあつめたまふべし
13 その 日 大 なるラッパ 鳴 ひびきアツスリヤの 地 にさすらひたる 者 エジプトの 地 におひやられたる 者 きたりてヱルサレムの 聖山 にてヱホバを 拜 むべし
Chapter 28
1 酔 るものなるエフライム 人 よなんぢらの 誇 の 冠 はわざはひなるかな 酒 におぼるるものよ 肥 たる 谷 の 首 にある 凋 んとする 花 のうるはしき 飾 はわざはひなるかな
2 みよ 主 はひとりの 力 ある 强剛者 をもち 給 へり それは 雹 をまじへたる 暴風 のごとく 壞 りそこなふ 狂風 のごとく 大水 のあぶれ 漲 るごとく 烈 しくかれを 地 になげうつべし
3 酔 るものなるエフライム 人 のほこりの 冠 は 足 にて 踐 にじられん
4 肥 たる 谷 のかしらにある 凋 んとする 花 のうるはしきかざりは 夏 こぬに 熟 したる 初結 の 無花果 のごとし 見 るものこれをみて 取 る 手 おそしと 呑 いるるなり
5 その 日 萬軍 のヱホバその 民 ののこれる 者 のために 榮 のかんむりとなり 美 しき 冠 となり 給 はん
6 さばきの 席 にざするものには 審判 の 靈 をあたへ 軍 を 門 よりおひかへす 者 には 力 をあたへ 給 ふべし
7 然 どかれらも 酒 によりてよろめき 濃酒 によりてよろぼひたり 祭司 と 預言者 とは 濃酒 によりてよろめき 酒 にのまれ 濃酒 によりてよろぼひ 而 して 默示 をみるときにもよろめき 審判 をおこなふときにも 躓 けり
8 すべて 膳 には 吐 たるものと 穢 とみちて 潔 きところなし
9 かれは 誰 にをしへて 知識 をあたへんとするか 誰 にしめして 音信 を 暁 らせんとするか 乳 をたち 懷 をはなれたる 者 にするならんか
10 そは 誡命 にいましめをくはへ 誡命 にいましめをくはへ 度 にのりをくはへ 度 にのりをくはへ 此 にもすこしく 彼 にもすこしく 敎 ふ
11 このゆゑに 神 あだし 唇 と 異 なる 舌 とをもてこの 民 にかたりたまはん
12 曩 にかれらに 言 たまひけるは 此 は 安息 なり 疲困者 にやすみをあたへよ 此 は 安慰 なりと されど 彼 らは 聞 ことをせざりき
13 斯 るがゆゑにヱホバの 言 かれらにくだりて 誡命 にいましめをくはへ 誡命 にいましめをくはへ 度 にのりをくはへ 度 にのりをくはへ 此 にもすこしく 彼 にも 少 しくをしへん 之 によりて 彼等 すすみてうしろに 仆 れそこなはれ 罟 にかかりて 捕 へらるべし
14 なんぢら 此 ヱルサレムにある 民 ををさむるところの 輕慢者 よヱホバの 言 をきけ
15 なんぢらは 云 り 我 ら 死 と 契約 をたて 陰府 とちぎりをむすべり 漲 りあふるる 禍害 のすぐるときわれらに 來 らじ そはわれら 虛僞 をもて 避所 となし 欺詐 をもて 身 をかくしたればなりと
16 このゆゑに 神 ヱホバかくいひ 給 ふ 視 よわれシオンに 一 つの 石 をすゑてその 基 となせり これは 試 をへたる 石 たふとき 隅石 かたくすゑたる 石 なり これに 依賴 むものはあわつることなし
17 われ 公平 を 準繩 とし 正義 を 錘 とす 斯 て 雹 はいつはりにてつくれる 避所 をのぞきさり 水 はその 匿 れたるところに 漲 りあふれん
18 汝 らが 死 とたてし 契約 はきえうせ 陰府 とむすべるちぎりは 成 ことなし されば 漲 り 溢 るるわざはひのすぐるとき 汝等 はこれに 踐 たふさるべし
19 その 過 るごとになんぢらを 捕 へん 朝々 にすぎ 晝 も 夜 もすぐ この 音信 をきき わきまふるのみにても 慴 きをるなり
20 その 狀 は 床 みじかくして 身 をのぶることあたはず 衾 せまくして 身 をおほふこと 能 はざるが 如 し
21 そはヱホバ 往昔 ペラヂムの 山 にて 起 たまひしがごとくにたち ギベオンの 谷 にて 忿恚 をはなちたまひしが 如 くにいきどほり 而 してその 所爲 をおこなひ 給 はん 奇 しき 所爲 なり その 工 を 成 たまはん 異 なる 工 なり
22 この 故 になんぢら 侮 るなかれ 恐 くはなんぢらの 縲絏 きびしくならん 我 すでに 全地 のうへにさだまれる 敗亡 あるよしを 主 萬軍 のヱホバより 聞 たればなり
23 なんぢら 耳 をかたぶけてわが 聲 をきけ 懇 ろにわが 言 をきくべし
24 農夫 たねをまかんに 何 で 日々 たがへし 日々 その 地 をすき その 土塊 をくだくことのみを 爲 んや
25 もし 地 の 面 をたひらかにせばいかで 罌粟 をまき 馬芹 の 種 をおろし 小麥 をうねにうゑ 大麥 をさだめたる 處 にうゑ 粗麥 を 畔 にうゑざらんや
26 斯 のごときはかれの 神 これに 智慧 をあたへて 敎 へたまへるなり
27 けしは 連耞 にてうたず 馬芹 はそのうへに 車輪 をきしらせず 罌栗 をうつには 杖 をもちひ 馬芹 をうつには 棒 をもちふ
28 麥 をくだくか 否 くるまにきしらせ 馬 にふませて 落 すことはすれども 斷 ずしかするにあらず これを 碎 くことをせざるべし
29 此 もまた 萬軍 のヱホバよりいづ その 謀略 はくすしくその 智慧 はすぐれたり
Chapter 29
1 ああアリエルよアリエルよ ああダビデの 營 をかまへたる 邑 よ としに 年 をくはへ 節會 まはりきたらば
2 われアリエルをなやまし 之 にかなしみと 歎息 とあらしめん 彼 をアリエルのごとき 者 となすべし
3 われ 汝 のまはりに 營 をかまへ 保砦 をきづきて 汝 をかこみ 櫓 をたててなんぢを 攻 べし
4 かくてなんぢは 卑 くせられ 地 にふしてものいひ 塵 のなかより 低聲 をいだしてかたらん 汝 のこゑは 巫女 のこゑのごとく 地 よりいで 汝 のことばは 塵 のなかより 囀 づるがごとし
5 然 どなんぢのあだの 群衆 はこまやかなる 塵 の 如 く あらぶるものの 群衆 はふきさらるる 粃糠 の 如 くならん 俄 にまたたく 間 にこの 事 あるべし
6 萬軍 のヱホバはいかづち 地震 おほごゑ 暴風 つむじかぜ 及 びやきつくす 火 の 燄 をもて 臨 みたまふべし
7 斯 てアリエルを 攻 てたたかふ 國々 のもろもろ アリエルとその 城 とをせめたたかひて 難 ますものは みな 夢 のごとく 夜 のまぼろしの 如 くならん
8 饑 たるものの 食 ふことを 夢 みて 醒 きたればその 心 なほ 空 しきがごとく 渇 けるものの 飮 ことを 夢 みて 醒 きたれば 疲 れかつ 頻 にのまんことを 欲 するがごとく シオンの 山 をせめて 戰 ふくにぐにの 群衆 もまた 然 あらん
9 なんぢらためらへ 而 しておどろかん なんぢら 放肆 にせよ 而 して 目 くらまん かれらは 酔 りされど 酒 のゆゑにあらず かれらはよろめけりされど 濃酒 のゆゑにあらず
10 そはヱホバ 酣睡 の 靈 をなんぢらの 上 にそそぎ 而 してなんぢらの 目 をとぢ なんぢらの 面 をおほひたまへり その 目 は 預言者 そのかほは 先知者 なり
11 かかるが 故 にすべての 默示 はなんぢらには 封 じたる 書 のことばのごとくなり 文字 しれる 人 にわたして 請 これを 讀 といはんに 答 へて 封 じたるがゆゑによむこと 能 はずといはん
12 また 文字 しらぬ 人 にわたして 請 これをよめといはんにこたへて 文字 しらざるなりといはん
13 主 いひ 給 はく この 民 は 口 をもて 我 にちかづき 口唇 をもてわれを 敬 へども その 心 はわれに 遠 かれり そのわれを 畏 みおそるるは 人 の 誡命 によりてをしへられしのみ
14 この 故 にわれこの 民 のなかにて 再 びくすしき 事 をおこなはん そのわざは 奇 しくしていとあやし かれらの 中 なる 智者 のちゑはうせ 聰明者 のさときはかくれん
15 己 がはかりごとをヱホバに 深 くかくさんとする 者 はわざはひなるかな 暗中 にありて 事 をおこなひていふ 誰 かわれを 見 んや たれか 我 をしらんやと
16 なんぢらは 曲 れり いかで 陶工 をみて 土塊 のごとくおもふ 可 んや 造 られし 者 おのれを 作 れるものをさして 我 をつくれるにあらずといふをえんや 形 づくられたる 器 はかたちづくりし 者 をさして 智慧 なしといふを 得 んや
17 暫 くしてレバノンはかはりて 良田 となり 良田 は 林 のごとく 見 ゆるとききたるならずや
18 その 日 聾者 はこの 書 のことばをきき 盲者 の 目 はくらきより 闇 よりみることを 得 べし
19 謙 だるものはヱホバによりてその 歡喜 をまし 人 のなかの 貧 きものはイスラエルの 聖者 によりて 快樂 をうべし
20 暴 るものはたえ 侮慢者 はうせ 邪曲 の 機 をうかがふ 者 はことごとく 斷滅 さるべければなり
21 かれらは 訟 をきく 時 まげて 人 をつみし 邑門 にていさむるものを 謀略 におとしいれ 虛 しき 語 をかまへて 義人 をしりぞく
22 この 故 にむかしアブラハムを 贖 ひたまひしヱホバはヤコブの 家 につきて 如此 いひたまふ ヤコブは 今 より 恥 をかうむらず その 面 はいまより 色 をうしなはず
23 かれの 子孫 はその 中 にわがおこなふ 手 のわざをみん その 時 わが 名 を 聖 としヤコブの 聖者 を 聖 としてイスラエルの 神 をおそるべし
24 心 あやまれるものも 知識 をえ つぶやけるものも 敎誨 をまなばん
Chapter 30
1 ヱホバのたまはく 悖 るる 子輩 はわざはひなるかな かれら 謀略 をすれども 我 によりてせず 盟 をむすべどもわが 靈 にしたがはず ますます 罪 につみをくはへん
2 かれらわが 口 にとはずしてエジプトに 下 りゆきパロの 力 をかりておのれを 强 くしエジプトの 蔭 によらん
3 パロのちからは 反 てなんぢらの 恥 となり エジプトの 蔭 によるは 反 てなんぢらの 辱 かしめとなるべし
4 かれの 君 たちはゾアンにあり かれの 使者 たちはハネスにきたれり
5 かれらは 皆 おのれを 益 することあたはざる 民 によりて 恥 をいだく かの 民 はたすけとならず 益 とならず かへりて 恥 となり 謗 となれり
6 南 のかたの 牲畜 にかかる 重負 のよげん 曰 く/かれらその 財貨 を 若 き 驢馬 のかたにおはせ その 寳物 を 駱駝 の 背 におはせて 牝獅 牡獅 まむし 及 びとびかける 蛇 のいづる 苦 しみと 艱難 との 國 をすぎて 己 をえきすること 能 はざる 民 にゆかん
7 そのエジプトの 助 はいたづらにして 虛 し このゆゑに 我 はこれを 休 みをるラハブとよべり
8 いま 往 てこれをその 前 にて 牌 にしるし 書 にのせ 後 の 世 に 傳 へてとこしへに 證 とすべし
9 これは 悖 れる 民 いつはりをいふ 子輩 ヱホバの 律法 をきくことをせざる 子輩 なり
10 かれら 見 るものに 對 ひていふ 見 るなかれと 默示 をうる 者 にむかひていふ 直 きことを 示 すなかれ 滑 かなることをかたれ 虛僞 をしめせ
11 なんぢら 大道 をさり 逕 をはなれ われらが 前 にイスラエルの 聖者 をあらしむるなかれと
12 此 によりてイスラエルの 聖者 かくいひ 給 ふ なんぢらこの 言 をあなどり 暴虐 と 邪曲 とをたのみて 之 にたよれり
13 斯 るがゆゑにこの 不義 なんぢらには 凸出 ておちんとするたかき 垣 のさけたるところのごとく その 破壞 にはかに 暫 しが 間 にきたらんと
14 主 これを 破 りあだかも 陶工 の 瓶 をくだきやぶるがごとくして 惜 みたまはず その 碎 のなかに 爐 より 火 をとり 池 より 水 をくむほどの 一片 だに 見出 すことなからん
15 主 ヱホバ、イスラエルの 聖者 かくいひたまへり なんぢら 立 かへりて 靜 かにせば 救 をえ 平穩 にして 依賴 まば 力 をうべしと 然 どなんぢらこの 事 をこのまざりき
16 なんぢら 反 ていへり 否 われら 馬 にのりて 逃走 らんと この 故 になんぢら 逃走 らん 又 いへりわれら 疾 きものに 乗 んと この 故 になんぢらを 追 もの 疾 かるべし
17 ひとり 叱咤 すれば 千人 にげはしり 五人 しつたすればなんぢら 逃走 りて その 遺 るものは 僅 かに 山嶺 にある 杆 のごとく 岡 のうへにある 旗 のごとくならん
18 ヱホバこれにより 俟 てのち 恩惠 を 汝等 にほどこし これにより 上 りてのちなんぢらを 憐 れみたまはん ヱホバは 公平 の 神 にましませり 凡 てこれを 俟望 むものは 福 ひなり
19 シオンにをりヱルサレムにをる 民 よ なんぢは 再 びなくことあらじ そのよばはる 聲 に 應 じて 必 ずなんぢに 惠 をほどこしたまはん 主 ききたまふとき 直 にこたへたまふべし
20 主 はなんぢらになやみの 糧 とくるしみの 水 とをあたへ 給 はん なんぢを 敎 るもの 再 びかくれじ 汝 の 目 はその 敎 るものを 恒 にみるべし
21 なんぢ 右 にゆくも 左 にゆくもその 耳 に これは 道 なりこれを 歩 むべしと 後邊 にてかたるをきかん
22 又 なんぢら 白銀 をおほひし 刻 める 像 こがねをはりし 鑄 たる 像 をけがれとし 穢物 のごとく 打棄 ていはん 去 れと
23 なんぢが 地 にまく 種 に 主 は 雨 をあたへ また 地 になりいづる 糧 をたまふ その 土產 こえて 豐 かならん その 日 なんぢの 家畜 はひろき 牧場 に 草 をはむべし
24 地 をたがへす 牛 と 驢馬 とは 團扇 にてあふぎ 箕 にてとほし 鹽 をくはへたる 飼料 をくらはん
25 大 なる 殺戮 の 日 やぐらのたふるる 時 もろもろのたかき 山 もろもろのそびえたる 嶺 に 河 とみづの 流 とあるべし
26 かくてヱホバその 民 のきずをつつみ そのうたれたる 創痍 をいやしたまふ 日 には 月 のひかりは 日 の 光 のごとく 日 のひかりは 七倍 をくはへて 七 の 日 のひかりの 如 くならん
27 視 よヱホバの 名 はとほき 所 よりきたり そのはげしき 怒 はもえあがる 焰 のごとく その 唇 はいきどほりにてみち その 舌 はやきつくす 火 のごとく
28 その 氣息 はみなぎりて 項 にまでいたる 流 のごとし 且 ほろびの 篩 にてもろもろの 國 をふるひ 又 まどはす 韁 をもろもろの 民 の 口 におきたまはん
29 なんぢらは 歌 うたはん 節會 をまもる 夜 のごとし なんぢらは 心 によろこばん 笛 をならしヱホバの 山 にきたりイスラエルの 磐 につくときの 如 し
30 ヱホバはその 稜威 のこゑをきかしめ 烈 しき 怒 をはなちて 燒 つくす 火 のほのほと 暴風 と 大雨 と 雹 とをもて その 臂 のくだることを 示 したまはん
31 ヱホバのこゑによりてアツスリヤ 人 はくじけん 主 はこれを 笞 にてうち 給 ふべし
32 ヱホバの 豫 じめさだめたまへる 杖 をアツスリヤのうへにくはへたまふごとに 鼓 をならし 琴 をひかん 主 はうごきふるふ 戰闘 をもてかれらとたたかひ 給 ふべし
33 トペテは 往古 よりまうけられ また 王 のために 備 へられたり これを 深 くしこれを 廣 くしここに 火 とおほくの 薪 とをつみおきたり ヱホバの 氣息 これを 硫黄 のながれのごとくに 燃 さん
Chapter 31
1 助 をえんとてエジプトにくだり 馬 によりたのむものは 禍 ひなるかな 戰車 おほきが 故 にこれにたのみ 騎兵 はなはだ 强 きがゆゑに 之 にたのむ されどイスラエルの 聖者 をあふがずヱホバを 求 ることをせざるなり
2 然 はあれどもヱホバもまた 智慧 あるべし かならず 禍害 をくだしてその 言 をひるがへしたまはず 起 てあしきものの 家 をせめ また 不義 を 行 ふ 者 の 助 をせめ 給 はん
3 かのエジプト 人 は 人 にして 神 にあらずその 馬 は 肉 にして 靈 にあらず ヱホバその 手 をのばしたまはば 助 くるものも 蹟 き たすけらるる 者 もたふれてみなひとしく 亡 びん
4 ヱホバ 如此 われにいひたまふ 獅 のほえ 壯獅 の 獲物 をつかみてほえたけれるとき 許多 のひつじかひ 相呼 つどひてむかひゆくとも その 聲 によりて 挫 けずその 喧譁 しきによりて 臆 せざるごとく 萬軍 のヱホバくだりてシオンの 山 およびその 岡 にて 戰 ひ 給 ふべし
5 鳥 の 雛 をまもるがごとく 萬軍 のヱホバはヱルサレムをまもりたまはん これを 護 りてこれをすくひ 踰越 てこれを 援 けたまはん
6 イスラエルの 子輩 よなんぢらさきには 甚 だしく 主 にそむけり 今 たちかへるべし
7 なんぢらおのが 手 につくりて 罪 ををかしし 白銀 のぐうざう 黄金 の 偶像 をその 日 おのおのなげすてん
8 爰 にアツスリヤびとは 劍 にてたふれん されど 人 のつるぎにあらず 劍 かれらをほろぼさん されど 世 の 人 のつるぎにあらず かれら 劍 のまへより 逃 はしりその 壯 きものは 役丁 とならん
9 かれらの 磐 はおそれによりて 逝去 り その 君 たちは 旗 をみてくじけん こはヱホバの 御言 なり ヱホバの 火 はシオンにありヱホバの 爐 はヱルサレムにあり
Chapter 32
1 茲 にひとりの 王 あり 正義 をもて 統治 め その 君 たちは 公平 をもて 宰 さどらん
2 また 人 ありて 風 のさけどころ 暴雨 ののがれどころとなり 旱 ける 地 にある 水 のながれのごとく 倦 つかれたる 地 にある 大 なる 岩陰 の 如 くならん
3 見 るものの 目 はくらまず 聞 ものの 耳 はかたぶけきくをうべし
4 躁 がしきものの 心 はさとりて 知識 をえ 吃者 の 舌 はすみやけくあざやかに 語 るをうべし
5 愚 かなる 者 はふたたび 尊貴 とよばるることなく 狡猾 なる 者 はふたたび 大人 とよばるることなかるべし
6 そは 愚 なるものは 愚 なることをかたり その 心 に 不義 をかもし 邪曲 をおこなひ ヱホバにむかひて 妄 なることをかたり 饑 たる 者 のこころを 空 しくし 渇 けるものの 飮料 をつきはてしむ
7 狡猾 なるものの 用 ゐる 器 はあしし 彼 あしき 企圖 をまうけ 虛僞 のことばをもて 苦 しむ 者 をそこなひ 乏 しき 者 のかたること 正理 なるも 尚 これを 害 へり
8 たふとき 人 はたふとき 謀略 をまうけ 恒 にたふとき 事 をおこなふ
9 安逸 にをる 婦等 よおきてわが 聲 をきけ 思煩 ひなき 女等 よわが 言 に 耳 を 傾 けよ
10 思煩 ひなきをんなたちよ 一年 あまりの 日 をすぎて 摺 きあわてん そは 葡萄 の 収穫 むなしく 果 ををさむる 期 きたるまじければなり
11 やすらかにをる 婦等 よふるひおそれよ おもひわづらひなき 者 よをののきあわてよ 衣 をぬぎ 裸體 になりて 腰 に 麁服 をまとへ
12 かれら 良田 のため 實 りゆたかなる 葡萄 の 樹 のために 胸 をうたん
13 棘 と 荊 わが 民 の 地 にはえ 樂 みの 邑 なるよろこびの 家々 にもはえん
14 そは 殿 はすてられ にぎはひたる 邑 はあれすたれ オペルと 櫓 とはとこしへに 洞穴 となり 野 の 驢馬 のたのしむところ 羊 のむれの 草 はむところとなるべし
15 されど 遂 には 靈 うへより 我儕 にそそぎて 荒野 はよき 田 となり 良田 は 林 のごとく 見 ゆるとききたらん
16 そのとき 公平 はあれのにすみ 正義 はよき 田 にをらん
17 かくて 正義 のいさをは 平和 せいぎのむすぶ 果 はとこしへの 平隱 とやすきなり
18 わが 民 はへいわの 家 にをり 思 ひわづらひなき 住所 にをり 安 らかなる 休息所 にをらん
19 されどまづ 雹 ふりて 林 くだけ 邑 もことごとくたふるべし
20 なんぢらもろもろの 水 のほとりに 種 をおろし 牛 および 驢馬 の 足 をはなちおく 者 はさいはひなり
Chapter 33
1 禍 ひなるかななんぢ 害 はれざるに 人 をそこなひ 欺 かれざるに 人 をあざむけり なんぢが 害 ふこと 終 らば 汝 そこなはれ なんぢが 欺 くことはてなば 汝 あざむかるべし
2 ヱホバよわれらを 惠 み 給 へわれらなんぢを 俟望 めり なんぢ 朝 ごとにわれらの 臂 となり また 患難 のときにわれらの 救 となりたまへ
3 なりとどろく 聲 によりてもろもろの 民 にげはしり なんぢの 起 たまふによりてもろもろの 國 はちりうせぬ
4 蟊賊 のものをはみつくすがごとく 人 なんぢらの 財 をとり 盡 さん また 蝗 のとびつどふがごとく 人 なんぢらの 財 にとびつどふべし
5 ヱホバは 最 たかし 高處 にすみたまふなり ヱホバはシオンに 公正 と 正義 とを 充 せたまひたり
6 なんぢの 代 はかたくたち 救 と 智惠 と 知識 とはゆたかにあらん ヱホバをおそるるは 國 の 寳 なり
7 視 よかれらの 勇士 は 外 にありてさけび 和 をもとむる 使者 はいたく 哭 く
8 大路 あれすたれて 旅客 たえ 敵 は 契約 をやぶり 諸邑 をなみし 人 をもののかずとせず
9 地 はうれへおとろへ レバノンは 恥 らひて 枯 れ シヤロンはアラバの 如 くなり バシヤンとカルメルとはその 葉 をおとす
10 ヱホバ 言 給 はく われ 今 おきん 今 たたん 今 みづからを 高 くせん
11 なんぢらの 孕 むところは 枇糠 のごとく なんぢらの 生 ところは 藁 のごとし なんぢらの 氣息 は 火 となりてなんぢらを 食 ひつくさん
12 もろもろの 民 はやかれて 灰 のごとくなり 荊 のきられて 火 にもやされたるが 如 くならん
13 なんぢら 遠 にあるものよ わが 行 ひしことをきけ なんぢら 近 にあるものよ わが 能力 をしれ
14 シオンの 罪人 はおそる 戰慄 はよこしまなる 者 にのぞめり われらの 中 たれか 燒 つくす 火 に 止 ることを 得 んや 我儕 のうち 誰 かとこしへに 燒 るなかに 止 るをえんや
15 義 をおこなふもの 直 をかたるもの 虐 げてえたる 利 をいとひすつるもの 手 をふりて 賄賂 をとらざるもの 耳 をふさぎて 血 をながす 謀略 をきかざるもの 目 をとぢて 惡 をみざる 者
16 かかる 人 はたかき 處 にすみ かたき 磐 はその 櫓 となり その 糧 はあたへられその 水 はともしきことなからん
17 なんぢの 目 はうるはしき 狀 なる 王 を 見 とほくひろき 國 をみるべし
18 汝 の 心 はかの 懼 しかりしことどもを 思 ひいでん 會計 せし 者 はいづくにありや 貢 をはかりし 者 はいづくにありや 櫓 をかぞへし 者 はいづくにありや
19 汝 ふたたび 暴民 をみざるべし かの 民 の 言語 はふかくして 悟 りがたくその 舌 は 異 にして 解 がたし
20 われらの 節會 の 邑 シオンを 見 よ なんぢの 目 はやすらかなる 居所 となれるヱルサレムを 見 ん ヱルサレムはうつさるることなき 幕屋 にして その 杙 はとこしへにぬかれず その 繩 は 一 すぢだに 斷 れざるなり
21 ヱホバ 我 らとともに 彼處 にいまして 稜威 をあらはし 給 はん 斯 てそのところはひろき 川 ひろき 流 あるところとなりて その 中 には 漕舟 もいらず 巨艦 もすぐることなかるべし
22 ヱホバはわれらを 鞫 きたまふもの ヱホバはわれらに 律法 をたてたまひし 者 ヱホバはわれらの 王 にましまして 我儕 をすくひ 給 ふべければなり
23 なんぢの 船纜 はとけたり その 桅杆 のもとを 結 びかたむることあたはず 帆 をあぐることあたはず その 時 おほくの 財 をわかち 跛者 までも 掠物 あらん
24 かしこに 住 るものの 中 われ 病 りといふ 者 なし 彼處 にをる 民 の 咎 はゆるされん
Chapter 34
1 もろもろの 國 よちかづきてきけ もろもろの 民 よ 耳 をかたぶけよ 地 と 地 にみつるもの 世界 とせかいより 出 るすべての 者 きけ
2 ヱホバはよろづの 國 にむかひて 怒 り そのよろづの 軍 にむかひて 忿恚 り かれらをことごとく 滅 し かれらを 屠 らしめたまふ
3 かれらは 殺 されて 抛棄 られ その 屍 の 臭氣 たちのぼり 山 はその 血 にて 融 されん
4 天 の 萬象 はきえうせ もろもろの 天 は 書巻 のごとくにまかれん その 萬象 のおつるは 葡萄 の 葉 のおつるがごとく 無花果 のかれたる 葉 のおつるが 如 くならん
5 わが 劍 は 天 にてうるほひたり 視 よエドムの 上 にくだり 滅亡 に 定 めたる 民 のうへにくだりて 之 をさばかん
6 ヱホバの 劍 は 血 にてみち 脂 にてこえ 小羊 と 山羊 との 血 牡羊 の 腎 のあぶらにて 肥 ゆ ヱホバはボズラにて 牲 のけものをころしエドムの 地 にて 大 にほふることをなし 給 へり
7 その 屠場 には 野牛 こうし 牡牛 もともに 下 る そのくには 血 にてうるほされ その 塵 はあぶらにて 肥 さるべし
8 こはヱホバの 仇 をかへしたまふ 日 にしてシオンの 訟 のために 報 をなしたまふ 年 なり
9 エドムのもろもろの 河 はかはりて 樹脂 となり その 塵 はかはりて 硫磺 となり その 土 はかはりてもゆる 樹脂 となり
10 晝 も 夜 もきえずその 烟 つくる 期 なく 上騰 らん かくて 世々 あれすたれ 永遠 までもその 所 をすぐる 者 なかるべし
11 鵜 と 刺猬 とそこを 己 がものとなし 鷺 と 鴉 とそこにすまん ヱホバそのうへに 亂 をおこす 繩 をはり 空虛 をきたらする 錘 をさげ 給 ふべし
12 國 をつぐべき 者 をたてんとて 貴者 ふたたび 呼集 ることをせじ もろもろの 諸侯 はみな 失 てなくなるべし
13 その 殿 にはことごとく 荊 はえ 城 にはことごとく 刺草 と 薊 とはえ 野犬 のすみか 駝鳥 の 場 とならん
14 野 のけものと 豺狼 とここにあひ 牡山羊 その 友 をよび 鴟鴞 もまた 宿 りてここを 安所 とせん
15 蛇 ここに 穴 をつくり 卵 をうみてこれを 孚 しおのれの 影 の 下 に 子 をあつむ 鳶 もまたその 偶 とともに 此處 にあつまらん
16 なんぢらヱホバの 書 をつまびらかにたづねて 讀 べし これらのもの 一 つも 缺 ることなく 又 ひとつもその 偶 をかくものあらじ そはヱホバの 口 このことを 命 じ その 靈 これらを 集 めたまふべければなり
17 ヱホバこれらのものに 鬮 をひかせ 手 づから 繩 をもて 量 り この 地 をわけあたへて 永 くかれらに 保 たしめ 世々 にいたるまでここに 住 しめたまはん
Chapter 35
1 荒野 とうるほひなき 地 とはたのしみ 沙漠 はよろこびて 番紅 の 花 のごとくに 咲 かがやかん
2 盛 に 咲 かがやきてよろこび 且 よろこび 且 うたひ レバノンの 榮 をえカルメルおよびシヤロンの 美 しきを 得 ん かれらはヱホバのさかえを 見 われらの 神 のうるはしきを 見 るべし
3 なんぢら 萎 たる 手 をつよくし 弱 りたる 膝 をすこやかにせよ
4 心 さわがしきものに 對 ていへ なんぢら 雄々 しかれ 懼 るるなかれ なんぢらの 神 をみよ 刑罰 きたり 神 の 報 きたらん 神 きたりてなんぢらを 救 ひたまふべし
5 そのとき 瞽者 の 目 はひらけ 聾者 の 耳 はあくことを 得 べし
6 そのとき 跛者 は 鹿 の 如 くにとびはしり 唖者 の 舌 はうたうたはん そは 荒野 に 水 わきいで 沙漠 に 川 ながるべければなり
7 やけたる 沙 は 池 となり うるほひなき 地 はみづの 源 となり 野犬 のふしたるすみかは 蘆葦 のしげりあふ 所 となるべし
8 かしこに 大路 あり そのみちは 聖道 ととなへられん 穢 れたるものはこれを 過 ることあたはず ただ 主 の 民 のために 備 へらる これを 歩 むものはおろかなりとも 迷 ふことなし
9 かしこに 獅 をらず あらき 獸 もその 路 にのぼることなし 然 ばそこにて 之 にあふ 事 なかるべし ただ 贖 はれたる 者 のみそこを 歩 まん
10 ヱホバに 贖 ひすくはれし 者 うたうたひつつ 歸 てシオンにきたり その 首 にとこしへの 歡喜 をいただき 樂 とよろこびとをえん 而 して 悲哀 となげきとは 逃 さるべし
Chapter 36
1 ヒゼキヤ 王 の十四 年 にアツスリヤの 王 セナケリブ 上 りきたりてユダのもろもろの 堅固 なる 邑 をせめとれり
2 アツスリヤ 王 ラキシよりラブシヤケをヱルサレムに 遣 はし 大軍 をひきゐてヒゼキヤ 王 のもとに 往 しむ ラブシヤケ 漂工 の 野 のおほぢの 傍 なる 上 の 池 の 樋 にそひてたてり
3 この 時 ヒゼキヤの 子 なる 家司 エリアキム 書記 セブナ、アサフの 子 なる 史官 ヨア 出 てこれを 迎 ふ
4 ラブシヤケかれらにいひけるは なんぢら 今 ヒゼキヤにいへ 大王 アツスリヤの 王 かくいへり なんぢの 恃 とするその 恃 むところは 何 なるか
5 我 いふ なんぢが 説 ところの 軍 のはかりごととその 能力 とはただ 口唇 のことばのみ 今 なんぢ 誰 によりたのみて 我 にさかふことをなすや
6 視 よなんぢエジプトに 依賴 めり これ 傷 める 葦 の 杖 によりたのめるがごとし もし 人 これに 倚 もたれなばその 手 をつきさされん エジプト 王 パロがすべて 己 によりたのむものに 對 するは 斯 のごとし
7 汝 われらはわれらの 神 ヱホバに 依賴 めりと 我 にいはんかそは 曩 にヒゼキヤが 高 きところと 祭壇 とをみな 取去 てユダとヱルサレムとにむかひ 汝等 ここなる 一 つの 祭壇 のまへにて 拜 すべしといへる 夫 ならずや
8 いま 請 わが 君 アツスリヤ 王 に 賭 をせよ われ 汝 に 二千 の 馬 を 與 ふべければ 汝 よりこれに 乗 ものをいだせ 果 して 出 しうべしや
9 然 ばいかで 我君 のいとちひさき 僕 の 長 一人 をだに 退 くることを 得 んや なんぞエジプトによりたのみて 戰車 と 騎兵 とをえんとするや
10 いま 我 のぼりきたりてこの 國 をせめほろぼすはヱホバの 旨 にあらざるべけんや ヱホバわれにいひたまはく のぼりゆきてこの 國 をせめぼろぼせと
11 爰 にエリアキムとセブナとヨアと 共 にラブシヤケにいひけるは 請 スリアの 方言 にて 僕輩 にかたれ 我儕 これをさとりうるなり 石垣 のうへなる 民 のきくところにてはユダヤの 方言 をもてわれらに 語 るなかれ
12 ラブシヤケいひけるは わが 君 はこれらのことをなんぢの 君 となんぢとにのみ 語 らんために 我 をつかはししならんや なんぢらと 共 におのが 糞 をくらひおのが 溺 をのまんとする 石垣 のうへに 坐 する 人々 にも 我 をつかはししならずや
13 斯 てラブシヤケたちてユダヤの 方言 もて 大聲 によばはりいひけるは なんぢら 大王 アツスリヤ 王 のことばをきくべし
14 王 かくのたまへり なんぢらヒゼキヤに 惑 はさるるなかれ 彼 なんぢらを 救 ふことあたはず
15 ヒゼキヤがなんぢらをヱホバに 賴 しめんとする 言 にしたがふなかれ 彼 いへらく ヱホバかならず 我儕 をすくひこの 邑 はアツスリヤ 王 の 手 にわたさるることなしと
16 ヒゼキヤに 聽從 ふなかれ アツスリヤ 王 かくのたまへり なんぢらわれと 親和 をなし 出 できたりて 我 にくだれ おのおのその 葡萄 とその 無花果 とをくらひ かのおのその 井 の 水 をのむことを 得 べし
17 遂 には 我 きたりて 汝等 をほかの 國 にたづさへゆかん その 國 はなんぢの 國 のごとき 國 にして 穀物 ぶだう 酒 パンおよび 葡萄園 あり
18 おそらくはをヒゼキヤなんぢらに 説 てヱホバわれらを 救 ふべしといはん 然 どももろもろの 國 の 神等 のなかにその 國 をアツスリヤ 王 の 手 より 救 へる 者 ありしや
19 ハマテ、アルバデの 神等 いづこにありや セバルワイムの 神等 いづこにありや 又 わが 手 よりサマリヤを 救出 しし 神 ありや
20 これらの 國 のもろもろの 神 のなかに 誰 かその 國 をわが 手 よりすくひいだしし 者 ありや さればヱホバも 何 でわが 手 よりヱルサレムを 救 ひいだし 得 んと
21 如此 ありければ 民 は 默 して 一言 をもこたへざりき そは 之 にこたふるなかれとの 王 のおほせありつればなり
22 そのときヒルキヤの 子 なる 家司 エリアキム 書記 セブナおよびアサフの 子 なる 史官 ヨアころもを 裂 てヒゼキヤにゆき 之 にラブシヤケの 言 をつげたり
Chapter 37
1 ヒゼキヤ 王 これをききてその 衣 をさき 麁衣 をまとひてヱホバの 家 にゆき
2 家司 エリアキム 書記 セブナおよび 祭司 のなかの 長老等 をして 皆 あらたへをまとはせてアモツの 子 預言者 イザヤのもとにゆかしむ
3 かれらイザヤにいひけるは ヒゼキヤ 如此 いへり けふは 患難 と 責 と 辱 かしめの 日 なり そは 子 うまれんとして 之 をうみいだすの 力 なし
4 なんぢの 神 ヱホバあるひはラブシヤケがもろもろの 言 をききたまはん 彼 はその 君 アツスリヤ 王 につかはされて 活 る 神 をそしれり なんぢの 神 ヱホバその 言 をききて 或 はせめたまふならん されば 請 なんぢこの 遺 れるもののために 祈禱 をささげよと
5 かくてヒゼキヤ 王 の 諸僕 イザヤにいたる
6 イザヤかれらに 言 けるは なんぢらの 君 につげよ ヱホバ 斯 いひたまへり 曰 く アツスリヤ 王 のしもべら 我 をののしりけがせり なんぢらその 聞 しことばによりて 懼 るるなかれ
7 視 よわれかれが 意 をうごかすべければ 一 つの 風聲 をききておのが 國 にかへらん かれをその 國 にて 劍 にたふれしむべし
8 爰 にラブシヤケはアツスリヤ 王 がラキシを 離 れさりしとききて 歸 りけるとき 際 しも 王 はリブナを 攻 をれり
9 このときエテオピアの 王 テルハカの 事 についてきけり 云 く かれいでて 汝 とたたかふべしと このことをききて 使者 をヒゼキヤに 遣 していふ
10 なんぢらユダの 王 ヒゼキヤにつげて 如此 いへ なんぢが 賴 める 神 なんぢを 欺 きてヱルサレムはアツスリヤ 王 の 手 にわたされじといふを 聽 ことなかれ
11 視 よアツスリヤの 王等 もろもろの 國 にいかなることをおこなひ 如何 してこれを 悉 くほろぼししかを 汝 ききしならん されば 汝 すくはるることを 得 んや
12 わが 先祖 たちの 滅 ぼししゴザン、ハラン、レゼフおよびテラサルなるエデンの 族 など 此等 のくにぐにの 神 はその 國 をすくひたりしや
13 ハマテの 王 アルバデの 王 セバルワイムの 都 の 王 ヘナの 王 およびイワの 王 はいづこにありやと
14 ヒゼキヤつかひの 手 より 書 をうけて 之 を 讀 り しかしてヒゼキヤ、ヱホバの 宮 にのぼりゆきヱホバの 前 にこのふみを 展 ぶ
15 ヒゼキヤ、ヱホバに 祈 ていひけるは
16 ケルビムの 上 に 坐 したまふ 萬軍 のヱホバ、イスラエルの 神 よ ただ 汝 のみ 地 のうへなるよろづの 國 の 神 なり なんぢは 天地 をつくりたまへり
17 ヱホバよ 耳 をかたむけて 聽 たまへ ヱホバよ 目 をひらきて 視 たまへ セナケリブ 使者 して 活 る 神 をそしらしめし 言 をことごとくききたまへ
18 ヱホバよ 實 にアツスリヤの 王等 はもろもろの 國民 とその 地 とをあらし 毀 ち
19 かれらの 神 たちを 火 になげいれたり これらのものは 神 にあらず 人 の 手 の 工 にして あるひは 木 あるひは 石 なり 斯 るがゆゑに 滅 ぼされたり
20 さればわれらの 神 ヱホバよ 今 われらをアツスリヤ 王 の 手 より 救 ひいだして 地 のもろもろの 國 にただ 汝 のみヱホバなることを 知 しめたまへ
21 ここにアモツの 子 イザヤ 人 をつかはしてヒゼキヤにいはせけるは イスラエルの 神 ヱホバかくいひたまふ 汝 はアツスリヤ 王 セナケリブのことにつきて 我 にいのれり
22 ヱホバが 彼 のことにつきて 語 り 給 へるみことばは 是 なり いはくシオンの 處女 はなんぢを 侮 りなんぢをあざけり ヱルサレムの 女子 はなんぢの 背後 より 頭 をふれり
23 汝 がそしりかつ 罵 れるものは 誰 ぞ なんぢが 聲 をあげ 目 をたかく 向 てさからひたるものはたれぞ イスラエルの 聖者 ならずや
24 なんぢその 使者 によりて 主 をそしりていふ 我 はおほくの 戰車 をひきゐて 山々 のいただきに 登 りレバノンの 奧 にまでいりぬ 我 はたけたかき 香柏 とうるはしき 松樹 とをきり またその 境 なるたかき 處 にゆき 腴 たる 地 の 林 にゆかん
25 我 は 井 をほりて 水 をのみたり われは 足跖 をもてエジプトの 河々 をからさんと
26 なんぢ 聞 ずや これらのことはわが 昔 よりなす 所 いにしへの 日 よりさだめし 所 なり 今 なんぢがこの 堅城 をこぼちあらして 石堆 となすも 亦 わがきたらしし 所 なり
27 そのなかの 民 はちから 弱 くをののきて 恥 をいだき 野草 のごとく 靑 き 菜 のごとく 屋蓋 の 草 のごとく 未 だそだたざる 苗 のごとし
28 我 なんぢが 居 ること 出入 すること 又 われにむかひて 怒 りさけべることをしる
29 なんぢが 我 にむかひて 怒 りさけべると 汝 がほこれる 言 とわが 耳 にいりたれば 我 なんぢの 鼻 に 環 をはめ 汝 のくちびるに 鑣 をつけて 汝 がきたれる 路 よりかへらしめん
30 ヒゼキヤよ 我 がなんぢにたまふ 徴 はこれなり なんぢら 今年 は 落穂 より 生 たるものを 食 ひ 明年 は 糵生 より 出 たるものを 食 はん 三年 にあたりては 種 ことをなし 收 ことをなし 葡萄 ぞのを 作 りてその 果 を 食 ふべし
31 ユダの 家 ののがれて 遺 れる 者 はふたたび 下 は 根 をはり 上 は 果 を 結 ぶべし
32 そは 遺 るものはヱルサレムよりいで 脱 るるものはシオンの 山 よりいづるなり 萬軍 のヱホバの 熱心 これを 成 たまふべし
33 この 故 にヱホバ、アツスリヤの 王 については 如此 いひたまふ 彼 はこの 城 にいらず ここに 箭 をはなたず 盾 を 城 のまへにならべず 壘 をきづきて 攻 ることなし
34 かれはそのきたりし 道 よりかへりてこの 城 にいらず
35 我 おのれの 故 によりて 僕 ダビデの 故 によりて この 城 をまもり この 城 をすくはん これヱホバ 宣給 るなり
36 ヱホバの 使者 いできたりアツスリヤの 陣營 のなかにて十八 萬 五 千人 をうちころせり 早晨 におきいでて 見 ればみな 死 てかばねとなれり
37 アツスリヤ 王 セナケリブ 起 てかへりゆきニネベにとどまる
38 一日 おのが 神 ニスロクのみやにて 禮拜 をなし 居 しにその 子 アデランメレクとシヤレゼルと 劍 をもて 彼 をころし 而 してアララテの 地 ににげゆけり かれが 子 エサルハドンつぎて 王 となりぬ
Chapter 38
1 そのころヒゼキヤやみて 死 んとせしにアモツの 子 預言者 イザヤきたりて 彼 にいふ ヱホバ 如此 いひたまはく なんぢ 家 に 遺言 をとどめよ 汝 しにて 活 ることあたはざればなり
2 爰 にヒゼキヤ 面 を 壁 にむけてヱホバに 祈 りいひけるは
3 ああヱホバよ 願 くはわがなんぢの 前 に 眞實 をもて 一心 をもてあゆみ なんぢの 目 によきことを 行 ひたるをおもひいでたまへ 斯 てヒゼキヤ 甚 くなきぬ
4 ヱホバの 言 イザヤにのぞみて 曰 く
5 なんぢ 往 てヒゼキヤにいへ なんぢの 祖 ダビデの 神 ヱホバかくいひ 給 はく 我 なんぢの 禱告 をききなんぢの 涙 をみたり 我 なんぢの 齢 を十五 年 ましくはへ
6 且 なんぢとこの 城 とを 救 ひてアツスリヤわうの 手 をのがれしめん 又 われこの 城 をまもるべし
7 ヱホバ 語 りたまひたる 此事 を 成 たまふ 證 にこの 徴 をなんぢに 賜 ふ
8 視 よわれアハズの 日晷 にすすみたる 日影 を十 度 しりぞかしめんといひければ 乃 ちひばかりにすすみたる 日影 十 度 しりぞきぬ
9 ユダの 王 ヒゼキヤ 病 にかかりてその 病 のいえしのち 記 しし 書 は 左 のごとし
10 我 いへり わが 齢 ひの 全盛 のとき 陰府 の 門 にいりわが 餘年 をうしなはんと
11 我 いへり われ 再 びヱホバを 見 奉 ることあらじ 再 びいけるものの 地 にてヱホバを 見 奉 ることあらじ われは 無 ものの 中 にいりてふたたび 人 を 見 ることあらじ
12 わが 住所 はうつされて 牧人 の 幕屋 をとりさるごとくに 我 をはなる わがいのちは 織工 の 布 をまきをはりて 機 より 翦 はなすごとくならん なんぢ 朝夕 のあひだに 我 をたえしめたまはん
13 われは 天明 におよぶまで 己 をおさへてしづめたり 主 は 獅 のごとくに 我 もろもろの 骨 を 碎 きたまふ なんぢ 朝夕 の 間 にわれを 絶 しめたまはん
14 われは 燕 のごとく 鶴 のごとくに 哀 みなき 鳩 のごとくにうめき わが 眼 はうへを 視 ておとろふ ヱホバよわれは 迫 りくるしめらる 願 くはわが 中保 となりたまへ
15 主 はわれとものいひ 且 そのごとくみづから 成 たまへり われ 何 をいふべきか わが 世 にある 間 わが 靈魂 の 苦 しめる 故 によりて 愼 みてゆかん
16 主 よこれらの 事 によりて 人 は 活 るなり わが 靈魂 のいのちも 全 くこれらの 事 によるなり 願 くはわれを 醫 しわれを 活 したまへ
17 視 よわれに 甚 しき 艱苦 をあたへたまへるは 我 に 平安 をえしめんがためなり 汝 わがたましひを 愛 して 滅亡 の 穴 をまぬかれしめ 給 へり そはわが 罪 をことごとく 背後 にすてたまへり
18 陰府 はなんぢに 感謝 せず 死 はなんぢを 讃美 せず 墓 にくだる 者 はなんぢの 誠實 をのぞまず
19 唯 いけるもののみ 活 るものこそ 汝 にかんしやするなれ わが 今日 かんしやするが 如 し 父 はなんぢの 誠實 をその 子 にしらしめん
20 ヱホバ 我 を 救 ひたまはん われら 世 にあらんかぎりヱホバのいへにて 琴 をひきわが 歌 をうたはん
21 イザヤいへらく 無花果 の 一團 をとりきたりて 腫物 のうへにつけよ 王 かならずいえん
22 ヒゼキヤも 亦 いへらく わがヱホバの 家 にのぼることにつきては 何 の 兆 あらんか
Chapter 39
1 そのころバラダンの 子 バビロン 王 メロダクバラダン、ヒゼキヤが 病 をうれへて 愈 しことをききければ 書 と 禮物 とをおくれり
2 ヒゼキヤその 使者 のきたるによりて 喜 びこれに 財物 金銀 香料 たふとき 油 ををさめたる 家 およびすべての 軍器 ををさめたる 家 また 庫 のなかなる 物 をことごとく 見 す おほよそヒゼキヤのいへの 裏 にあるものと 全國 のうちにあるものと 見 せざるものは 一 もあらざりき
3 ここに 預言者 イザヤ、ヒゼキヤ 王 のもとに 來 りていひけるは この 人々 はなにをいひしや 何處 よりなんぢのもとに 來 りしや ヒゼキヤ 曰 けるは かれらはとほき 國 よりバビロンより 我 にきたれり
4 イザヤいふ 彼等 はなんぢの 家 にてなにを 見 たりしや ヒゼキヤ 答 ふ かれらはわが 家 にあるものを 皆 みたり 又 わが 庫 のなかにあるものは 一 つをもかれらに 見 せざるものなかりき
5 イザヤ、ヒゼキヤにいふ なんぢ 萬軍 のヱホバの 言 をきけ
6 みよ 日 きたらん なんぢの 家 のものなんぢの 列祖 がけふまで 蓄 へたるものは 皆 バビロンにたづさへゆかれて 遺 るもの 一 もなかるべし 是 はヱホバのみことばなり
7 なんぢの 身 より 生 れいでん 者 もとらはれ 寺人 とせられてバビロン 王 の 宮 のうちにあらん
8 ヒゼキヤ、イザヤにいひけるは 汝 がかたるヱホバのみことばは 善 し また 云 わが 世 にあるほどは 太平 と 眞理 とあるべしと
Chapter 40
1 なんぢらの 神 いひたまはく なぐさめよ 汝等 わが 民 をなぐさめよ
2 懇 ろにヱルサレムに 語 り 之 によばはり 告 よ その 服役 の 期 すでに 終 り その 咎 すでに 赦 されたり そのもろもろの 罪 によりてヱホバの 手 よりうけしところは 倍 したりと
3 よばはるものの 聲 きこゆ 云 く なんぢら 野 にてヱホバの 途 をそなへ 沙漠 にわれらの 神 の 大路 をなほくせよと
4 もろもろの 谷 はたかくもろもろの 山 と 岡 とはひくくせられ 曲 りたるはなほく 崎嶇 はたひらかにせらるべし
5 斯 てヱホバの 榮光 あらはれ 人 みな 共 にこれを 見 ん こはヱホバの 口 より 語 りたまへるなり
6 聲 きこゆ 云 く よばはれ 答 へていふ 何 とよばはるべきか いはく 人 はみな 草 なり その 榮華 はすべて 野 の 花 のごとし
7 草 はかれ 花 はしぼむ ヱホバの 息 そのうへに 吹 ければなり 實 に 民 はくさなり
8 草 はかれ 花 はしぼむ 然 どわれらの 神 のことばは 永遠 にたたん
9 よき 音信 をシオンにつたふる 者 よ なんぢ 高山 にのぼれ 嘉 おとづれをヱルサレムにつたふる 者 よ なんぢ 強 く 聲 をあげよ こゑを 揚 ておそるるなかれ ユダのもろもろの 邑 につけよ なんぢらの 神 きたり 給 へりと
10 みよ 主 ヱホバ 能力 をもちて 來 りたまはん その 臂 は 統治 めたまはん 賞賜 はその 手 にあり はたらきの 値 はその 前 にあり
11 主 は 牧者 のごとくその 群 をやしなひ その 臂 にて 小羊 をいだき 之 をその 懷中 にいれてたづさへ 乳 をふくまする 者 をやはらかに 導 きたまはん
12 たれか 掌心 をもてもろもろの 水 をはかり 指 をのばして 天 をはかり また 地 の 塵 を 量器 にもり 天秤 をもてもろもろの 山 をはかり 權衡 をもてもろもろの 岡 をはかりしや
13 誰 かヱホバの 靈 をみちびきその 議士 となりて 敎 しや
14 ヱホバは 誰 とともに 議 りたまひしや たれかヱホバを 聰 くしこれに 公平 の 道 をまなばせ 知識 をあたへ 明通 のみちを 示 したりしや
15 視 よもろもろの 國民 は 桶 のひとしづくのごとく 權衡 のちりのごとくに 思 ひたまふ 島々 はたちのぼる 塵埃 のごとし
16 レバノンは 柴 にたらずそのなかの 獸 は 燔祭 にたらず
17 ヱホバの 前 にはもろもろの 國民 みななきにひとし ヱホバはかれらを 無 もののごとく 空 きもののごとく 思 ひたまふ
18 然 ばなんぢら 誰 をもて 神 にくらべ いかなる 肖像 をもて 神 にたぐふか
19 偶像 はたくみ 鑄 てつくり 金工 こがねをもて 之 をおほひ 白銀 をもて 之 がために 鏈 をつくれり
20 かかる 寳物 をそなへえざる 貧 しきものは 朽 まじき 木 をえらみ 良匠 をもとめてうごくことなき 像 をたたしむ
21 なんぢら 知 ざるか なんぢら 聞 ざるか 始 よりなんぢらに 傳 へざりしか なんぢらは 地 の 基 をおきしときより 悟 らざりしか
22 ヱホバは 地 のはるか 上 にすわり 地 にすむものを 蝗 のごとく 視 たまふ おほぞらを 薄絹 のごとく 布 き これを 住 ふべき 幕屋 のごとくはり 給 ふ
23 又 もろもろの 君 をなくならしめ 地 の 審士 をむなしくせしむ
24 かれらは 僅 かに 植 られ 僅 かに 播 れ その 幹 わづかに 地 に 根 ざししに 神 そのうへを 吹 たまへば 即 ちかれて 藁 のごとく 暴風 にまきさらるべし
25 聖者 いひ 給 はく さらばなんぢら 誰 をもて 我 にくらべ 我 にたぐふか
26 なんぢら 眼 をあげて 高 をみよ たれか 此等 のものを 創造 せしやをおもへ 主 は 數 をしらべてその 萬象 をひきいだしおのおのの 名 をよびたまふ 主 のいきほひ 大 なり その 力 のつよきがゆゑに 一 も 缺 ることなし
27 ヤコブよなんぢ 何故 にわが 途 はヱホバにかくれたりといふや イスラエルよ 汝 なにゆゑにわが 訟 はわが 神 の 前 をすぎされりとかたるや
28 汝 しらざるか 聞 ざるかヱホバはとこしへの 神 地 のはての 創造者 にして 倦 たまふことなく また 疲 れたまふことなく その 聰明 こと 測 りがたし
29 疲 れたるものには 力 をあたへ 勢力 なきものには 強 きをまし 加 へたまふ
30 年少 きものもつかれてうみ 壯 んなるものも 衰 へおとろふ
31 然 はあれどヱホバを 俟望 むものは 新 なる 力 をえん また 鷲 のごとく 翼 をはりてのぼらん 走 れどもつかれず 歩 めども 倦 ざるべし
Chapter 41
1 もろもろの 島 よわがまへに 默 せ もろもろの 民 よあらたなる 力 をえて 近 づききたれ 而 して 語 れ われら 寄集 ひて 諭 らはん
2 たれか 東 より 人 をおこししや われは 公義 をもて 之 をわが 足下 に 召 し その 前 にもろもろの 國 を 服 せしめ また 之 にもろもろの 王 ををさめしめ かれらの 劍 をちりのごとくかれらの 弓 をふきさらるる 藁 のごとくならしむ
3 斯 て 彼 はこれらのものを 追 その 足 いまだ 行 ざる 道 をやすらかに 過 ゆけり
4 このことは 誰 がおこなひしや たが 成 しや たが 太初 より 世々 の 人 をよびいだししや われヱホバなり 我 ははじめなり 終 なり
5 もろもろの 島 はこれを 見 ておそれ 地 の 極 はをののきて 寄集 ひきたれり
6 かれら 互 にその 隣 をたすけ その 兄弟 にいひけるは なんぢ 雄々 しかれ
7 木匠 は 鐵工 をはげまし 鎚 をもて 平 らぐるものは 鐵碪 をうつものを 勵 ましていふ 接合 せいとよしと また 釘 をもて 堅 うして 搖 くことなからしむ
8 然 どわが 僕 イスラエルよ わが 選 めるヤコブわが 友 アブラハムの 裔 よ
9 われ 地 のはてより 汝 をたづさへきたり 地 のはしよりなんぢを 召 かくて 汝 にいへり 汝 はわが 僕 われ 汝 をえらみて 棄 ざりきと
10 おそるるなかれ 我 なんぢとともにあり 驚 くなかれ 我 なんぢの 神 なり われなんぢを 強 くせん 誠 になんぢを 助 けん 誠 にわがただしき 右手 なんぢを 支 へん
11 視 よなんぢにむかひて 怒 るものはみな 恥 をえて 惶 てふためかん なんぢと 爭 ふものは 無 もののごとくなりて 滅亡 せん
12 なんぢ 尋 ぬるとも 汝 とたたかふ 人々 にあはざるべし 汝 といくさする 者 はなきものの 如 くなりて 虚 しくなるべし
13 そは 我 ヱホバなんぢの 神 はなんぢの 右手 をとりて 汝 にいふ 懼 るるなかれ 我 なんぢを 助 けんと
14 またヱホバ 宣給 ふ なんぢ 虫 にひとしきヤコブよイスラエルの 人 よ おそるるなかれ 我 なんぢをたすけん 汝 をあがなふものはイスラエルの 聖者 なり
15 視 よわれ 汝 をおほくの 鋭歯 ある 新 しき 打麥 の 器 となさん なんぢ 山 をうちて 細微 にし 岡 を 粃糠 のごとくにすべし
16 なんぢ 簸 げば 風 これを 巻 さり 狂風 これを 吹 ちらさん 汝 はヱホバによりて 喜 びイスラエルの 聖者 によりて 誇 らん
17 貧 しきものと 乏 しきものと 水 を 求 めて 水 なくその 舌 かわきて 衰 ふるとき われヱホバ 聽 てこたへん 我 イスラエルの 神 かれらを 棄 ざるなり
18 われ 河 をかぶろの 山 にひらき 泉 を 谷 のなかにいだし また 荒野 を 池 となし 乾 ける 地 を 水 の 源 と 變 ん
19 我 あれのに 香柏 合歎樹 もちの 樹 および 油 の 樹 をうゑ 沙漠 に 松 杉 及 び 黄楊 をともに 置 ん
20 かくて 彼等 これを 見 てヱホバの 手 の 作 たまふところイスラエルの 聖者 の 造 り 給 ふ 所 なるをしり 且 こころをとめ 且 ともどもにさとらん
21 ヱホバ 言 給 く なんぢらの 道理 をとり 出 せ ヤコブの 王 いひたまはく 汝等 のかたき 證 をもちきたれ
22 これを 持來 りてわれらに 後 ならんとする 事 をしめせ そのいやさきに 成 るべきことを 示 せ われら 心 をとめてその 終 をしらん 或 はきたらんとする 事 をわれらに 聞 すべし
23 なんぢら 後 ならんとすることをしめせ 我儕 なんぢらが 神 なることを 知 らん なんぢら 或 はさいはひし 或 はわざはひせよ 我儕 ともに 見 ておどろかん
24 視 よなんぢらは 無 もののごとし なんぢらの 事 はむなし なんぢらを 撰 ぶものは 憎 むべきものなり
25 われ 一人 を 起 して 北 よりきたらせ 我 が 名 をよぶものを 東 よりきたらしむ 彼 きたりもろもろの 長 をふみて 泥 のごとくにし 陶工 のつちくれを 踐 がごとくにせん
26 たれか 初 よりこれらの 事 をわれらに 告 てしらしめたりや たれか 上古 よりわれらに 告 てこは 是 なりといはしめたりや 一人 だに 告 るものなし 一人 だに 聞 するものなし 一人 だになんぢらの 言 をきくものなし
27 われ 豫 じめシオンにいはん なんぢ 視 よ かれらを 見 よと われ 又 よきおとづれを 告 るものをヱルサレムに 予 へん
28 われ 見 るに 一人 だになし かれらのなかに 謀略 をまうくるもの 一人 だになし 我 かれらに 問 どこたふるもの 一人 だになし
29 かれらの 爲 はみな 徒然 にして 無 もののごとし その 偶像 は 風 なりまた 空 しきなり
Chapter 42
1 わが 扶 くるわが 僕 わが 心 よろこぶわが 撰人 をみよ 我 わが 靈 をかれにあたへたり かれ 異邦人 に 道 をしめすべし
2 かれは 叫 ぶことなく 聲 をあぐることなくその 聲 を 街頭 にきこえしめず
3 また 傷 める 蘆 ををることなくほのくらき 燈火 をけすことなく 眞理 をもて 道 をしめさん
4 かれは 衰 へず 喪膽 せずして 道 を 地 にたてをはらん もろもろの 島 はその 法言 をまちのぞむべし
5 天 をつくりてこれをのべ 地 とそのうへの 產物 とをひらき そのうへの 民 に 息 をあたへ その 中 をあゆむものに 靈 をあたへたまふ 神 ヱホバかく 言 給 ふ
6 云 くわれヱホバ 公義 をもてなんぢを 召 たり われなんぢの 手 をとり 汝 をまもり なんぢを 民 の 契約 とし 異邦人 のひかりとなし
7 而 して 瞽 の 目 を 開 き 俘囚 を 獄 よりいだし 暗 にすめるものを 檻 のうちより 出 さしめん
8 われはヱホバなり 是 わが 名 なり 我 はわが 榮光 をほかの 者 にあたへず わがほまれを 偶像 にあたへざるなり
9 さきに 預言 せるところはや 成 れり 我 また 新 しきことをつげん 事 いまだ 兆 さざるさきに 我 まづなんぢらに 聞 せんと
10 海 にうかぶもの 海 のなかに 充 るもの もろもろの 島 およびその 民 よ ヱホバにむかひて 新 しき 歌 をうたひ 地 の 極 よりその 頌美 をたたへまつれ
11 荒野 とその 中 のもろもろの 邑 とケダル 人 のすめるもろもろの 村里 はこゑをあげよ セラの 民 はうたひて 山 のいただきよりよばはれ
12 榮光 をヱホバにかうぶらせ その 頌美 をもろもろの 島 にて 語 りつげよ
13 ヱホバ 勇士 のごとく 出 たまふ また 戰士 のごとく 熱心 をおこし 聲 をあげてよばはり 大能 をあらはして 仇 をせめ 給 はん
14 われ 久 しく 聲 をいださず 默 して 己 をおさへたり 今 われ 子 をうまんとする 婦人 のごとく 叫 ばん 我 いきづかしくかつ 喘 がん
15 われ 山 と 岡 とをあらし 且 すべてその 上 の 木草 をからし もろもろの 河 を 島 としもろもろの 池 を 涸 さん
16 われ 瞽者 をその 未 だしらざる 大路 にゆかしめ その 未 だしらざる 徑 をふましめ 暗 をその 前 に 光 となし 曲 れるをその 前 になほくすべし 我 これらの 事 をおこなひて 彼 らをすてじ
17 刻 みたる 偶像 にたのみ 鑄 たる 偶像 にむかひて 汝等 はわれらの 神 なりといふものは 退 けられて 大 に 恥 をうけん
18 聾者 よきけ 瞽者 よ 眼 をそそぎてみよ
19 瞽者 はたれぞ わが 僕 にあらずや 誰 かわがつかはせる 使者 の 如 き 瞽者 あらんや 誰 かわが 友 の 如 きめしひあらんや 誰 かヱホバの 僕 のごときめしひあらんや
20 汝 おほくのことを 見 れども 顧 みず 耳 をひらけども 聞 ざるなり
21 ヱホバおのれ 義 なるがゆゑに 大 にしてたふとき 律法 をたまふをよろこび 給 へり
22 然 るにこの 民 はかすめられ 奪 はれて みな 穴中 にとらはれ 獄 のなかに 閉 こめらる 斯 てその 掠 めらるるを 助 くる 者 なく その 奪 はれたるを 償 へといふ 者 なし
23 なんぢらのうち 誰 かこのことに 耳 をかたぶけん たれか 心 をもちゐて 後 のために 之 をきかん
24 ヤコブを 奪 はせしものは 誰 ぞ かすむる 者 にイスラエルをわたしし 者 はたれぞ 是 ヱホバにあらずや われらヱホバに 罪 ををかし その 道 をあゆまず その 律法 にしたがふことを 好 まざりき
25 この 故 にヱホバ 烈 しき 怒 をかたぶけ 猛 きいくさをきたらせ その 烈 しきこと 火 の 如 く 四圍 にもゆれども 彼 しらず その 身 に 焚 せまれども 心 におかざりき
Chapter 43
1 ヤコブよなんぢを 創造 せるヱホバいま 如此 いひ 給 ふ イスラエルよ 汝 をつくれるもの 今 かく 言 給 ふ おそるるなかれ 我 なんぢを 贖 へり 我 なんぢの 名 をよべり 汝 はわが 有 なり
2 なんぢ 水中 をすぐるときは 我 ともにあらん 河 のなかを 過 るときは 水 なんぢの 上 にあふれじ なんぢ 火中 をゆくとき 焚 るることなく 火焰 もまた 燃 つかじ
3 我 はヱホバなんぢの 神 イスラエルの 聖者 なんぢの 救 主 なり われエジプトを 予 えてなんぢの 贖 代 となし エテオピアとセバとをなんぢに 代 ふ
4 われ 看 てなんぢを 寶 とし 尊 きものとして 亦 なんぢを 愛 す この 故 にわれ 人 をもてなんぢにかへ 民 をなんぢの 命 にかへん
5 懼 るるなかれ 我 なんぢとともにあり 我 なんぢの 裔 を 東 よりきたらせ 西 より 汝 をあつむべし
6 われ 北 にむかひて 釋 せといひ 南 にむかひて 留 るなかれといはん わが 子 輩 を 遠 きよりきたらせ わが 女 らを 地 の 極 よりきたらせよ
7 すべてわが 名 をもて 稱 へらるる 者 をきたらせよ 我 かれらをわが 榮光 のために 創造 せり われ 曩 にこれを 造 りかつ 成 をはれり
8 目 あれども 瞽者 のごとく 耳 あれど 聾者 のごとき 民 をたづさへ 出 よ
9 國々 はみな 相 集 ひもろもろの 民 はあつまるべし 彼等 のうち 誰 かいやさきに 成 るべきことをつげ 之 をわれらに 聞 することを 得 んや その 證人 をいだして 己 の 是 なるをあらはすべし 彼等 ききて 此 はまことなりといはん
10 ヱホバ 宣給 くなんぢらはわが 證人 わがえらみし 僕 なり 然 ばなんぢら 知 てわれを 信 じわが 主 なるをさとりうべし 我 よりまへにつくられし 神 なく 我 よりのちにもあることなからん
11 ただ 我 のみ 我 はヱホバなり われの 外 にすくふ 者 あることなし
12 われ 前 につげまた 救 をほどこし また 此 事 をきかせたり 汝等 のうちには 他神 なかりき なんぢらはわが 證 人 なり 我 は 神 なり これヱホバ 宣 給 るなり
13 今 よりわれは 主 なりわが 手 より 救 ひいだし 得 るものなし われ 行 はば 誰 かとどむることを 得 んや
14 なんぢらを 贖 ふものイスラエルの 聖者 ヱホバかく 言 たまふ なんぢらの 爲 にわれ 人 をバビロンにつかはし 彼處 にあるカルデヤ 人 をことごとく 下 らせ その 宴樂 の 船 にのりてのがれしむ
15 われはヱホバなんぢらの 聖者 イスラエルを 創造 せしもの 又 なんぢらの 王 なり
16 ヱホバは 海 のなかに 大路 をまうけ 大 なる 水 のなかに 徑 をつくり
17 戰車 および 馬 軍兵 武士 をいできたらせ ことごとく 仆 れて 起 ることあたはず 皆 ほろびて 燈火 のきえうするが 如 くならしめ 給 へり
18 ヱホバ 言 給 く なんぢら 往昔 のことを 思 ひいづるなかれ また 上古 のことをかんがふるなかれ
19 視 よわれ 新 しき 事 をなさん 頓 ておこるべし なんぢら 知 ざるべけんや われ 荒野 に 道 をまうけ 沙漠 に 河 をつくらん
20 野 の 獸 われを 崇 むべし 野犬 および 駝鳥 もまた 然 り われ 水 を 荒野 にいだし 河 を 沙漠 にまうけてわが 民 わがえらびたる 者 にのましむべければなり
21 この 民 はわが 頌美 をのべしめんとて 我 おのれのために 造 れるなり
22 然 るにヤコブよ 汝 われを 呼 たのまざりき イスラエルよ 汝 われを 厭 ひたり
23 なんぢ 燔祭 のひつじを 我 にもちきたらず 犠牲 をもて 我 をあがめざりき われ 汝 にそなへものの 荷 をおはせざりき また 乳香 をもて 汝 をわづらはせざりき
24 なんぢは 銀貨 をもて 我 がために 菖蒲 をかはず 犠牲 のあぶらをもて 我 をあかしめず 反 てなんぢの 罪 の 荷 をわれに 負 せ なんぢの 邪曲 にて 我 をわづらはせたり
25 われこそ 我 みづからの 故 によりてなんぢの 咎 をけし 汝 のつみを 心 にとめざるなれ
26 なんぢその 是 なるをあらはさんがために 己 が 事 をのべて 我 に 記念 せしめよ われら 相共 にあげつらふべし
27 なんぢの 遠祖 つみををかし 汝 のをしへの 師 われにそむけり
28 この 故 にわれ 聖所 の 長 たちを 汚 さしめヤコブを 詛 はしめイスラエルをののしらしめん
Chapter 44
1 されどわが 僕 ヤコブよわが 撰 みたるイスラエルよ 今 きけ
2 なんぢを 創造 し なんぢを 胎内 につくり 又 なんぢを 助 くるヱホバ 如此 いひたまふ わがしもベヤコブよわが 撰 みたるヱシュルンよおそるるなかれ
3 われ 渇 けるものに 水 をそそぎ 乾 たる 地 に 流 をそそぎ わが 靈 をなんぢの 子輩 にそそぎ わが 恩惠 をなんぢの 裔 にあたふべければなり
4 斯 てかれらは 草 のなかにて 川 のほとりの 柳 のごとく 生 そだつべし
5 ある 人 はいふ 我 はヱホバのものなりと ある 人 はヤコブの 名 をとなへん ある 人 はヱホバの 有 なりと 手 にしるしてイスラエルの 名 をなのらん
6 ヱホバ、イスラエルの 王 イスラエルをあがなふもの 萬軍 のヱホバ 如此 いひたまふ われは 始 なりわれは 終 なり われの 外 に 神 あることなし
7 我 いにしへの 民 をまうけしより 以來 たれかわれのごとく 後事 をしめし 又 つげ 又 わが 前 にいひつらねんや 試 みに 成 んとすること 來 らんとすることを 告 よ
8 なんぢら 懼 るるなかれ 慴 くなかれ 我 いにしへより 聞 せたるにあらずや 告 しにあらずや なんぢらはわが 證人 なり われのほか 神 あらんや 我 のほかには 磐 あらず われその 一 つだに 知 ことなし
9 偶像 をつくる 者 はみな 空 しく かれらが 慕 ふところのものは 益 なし その 證 を 見 るものは 見 ことなく 知 ことなし 斯 るがゆゑに 恥 をうくべし
10 たれか 神 をつくり 又 えきなき 偶像 を 鑄 たりしや
11 視 よその 伴侶 はみなはぢん その 匠工 らは 人 なり かれら 皆 あつまりて 立 ときはおそれてもろともに 恥 るなるべし
12 鐵匠 は 斧 をつくるに 炭 の 火 をもてこれをやき 鎚 もてこれを 鍛 へつよき 碗 をもてこれをうちかたむ 饑 れば 力 おとろへ 水 をのまざればつかれはつべし
13 木匠 はすみなはをひきはり 朱 にてゑがき 鐁 にてけづり 文回 をもて 畫 き 之 を 人 の 形 にかたどり 人 の 美 しき 容 にしたがひて 造 り 而 して 家 のうちに 安置 す
14 あるひは 香柏 をきりあるひは 槲 をとり あるひは 橿 をとり 或 ははやしの 樹 のなかにて 一 をえらび あるひは 杉 をうゑ 雨 をえて 長 たしむ
15 而 して 人 これを 薪 となし 之 をもておのが 身 をあたため 又 これを 燃 してパンをやき 又 これを 神 につくりてをがみ 偶像 につくりてその 前 にひれふす
16 その 半 は 火 にもやしその 半 は 肉 をにて 食 ひ あるひは 肉 をあぶりてくひあき また 身 をあたためていふ ああ 我 あたたまれり われ 熱 きをおぼゆ
17 斯 てその 餘 をもて 神 につくり 偶像 につくりてその 前 にひれふし 之 ををがみ 之 にいのりていふ なんぢは 吾神 なり 我 をすくへと
18 これらの 人 は 知 ことなく 悟 ることなし その 眼 ふさがりて 見 えず その 心 とぢてあきらかならず
19 心 のうちに 思 ふことをせず 智識 なく 明悟 なきがゆゑに 我 そのなかばを 火 にもやしその 炭火 のうへにパンをやき 肉 をあぶりて 食 ひ その 木 のあまりをもて 我 いかで 憎 むべきものを 作 るべけんや 我 いかで 木 のはしくれに 俯伏 すことをせんやといふ 者 もなし
20 かかる 人 は 灰 をくらひ 迷 へる 心 にまどはされて 己 がたましひを 救 ふあたはず またわが 右手 にいつはりあるにあらずやとおもはざるなり
21 ヤコブよ イスラエルよ 此等 のことを 心 にとめよ 汝 はわが 僕 なり 我 なんぢを 造 れり なんぢわが 僕 なり イスラエルよ 我 はなんぢを 忘 れじ
22 我 なんぢの 愆 を 雲 のごとくに 消 し なんぢの 罪 を 霧 のごとくにちらせり なんぢ 我 にかへれ 我 なんぢを 贖 ひたればなり
23 天 よ うたうたへヱホバこのことを 成 たまへり 下 なる 地 よよばはれ もろもろの 山 よ 林 およびその 中 のもろもろの 木 よ こゑを 發 ちてうたふべし ヱホバはヤコブを 贖 へり イスラエルのうちに 榮光 をあらはし 給 はん
24 なんぢを 贖 ひなんぢを 胎内 につくれるヱホバかく 言 たまふ 我 はヱホバなり 我 よろづのものを 創造 し ただ 我 のみ 天 をのべ みづから 地 をひらき
25 いつはるものの 豫兆 をむなしくし 卜者 をくるはせ 智者 をうしろに 退 けてその 知識 をおろかならしむ
26 われわが 僕 のことばを 遂 しめ わが 使者 のはかりごとを 成 しめ ヱルサレムについては 民 また 住 はんといひ ユダのもろもろの 邑 については 重 ねて 建 らるべし 我 その 荒廢 たるところを 舊 にかへさんといふ
27 また 淵 に 命 ず かわけ 我 なんぢのもろもろの 川 をほさんと
28 又 クロスについては 彼 はわが 牧者 すべてわが 好 むところを 成 しむる 者 なりといひ ヱルサレムについてはかさねて 建 られその 宮 の 基 すゑられんといふ
Chapter 45
1 われヱホバわが 受膏者 クロスの 右手 をとりてもろもろの 國 をそのまへに 降 らしめ もろもろの 王 の 腰 をとき 扉 をその 前 にひらかせて 門 をとづるものなからしめん
2 われ 汝 のまへにゆきて 崎嶇 をたひらかにし 銅 の 門 をこぼち くろがねの 關木 をたちきるべし
3 われなんぢに 暗 ところの 財貨 とひそかなるところに 藏 せるたからとを 予 へ なんぢに 我 はヱホバなんぢの 名 をよべるイスラエルの 神 なるを 知 しめん
4 わが 僕 ヤコブわが 撰 みたるイスラエルのために 我 なんぢの 名 をよべり 汝 われを 知 ずといへどわれ 名 をなんぢに 賜 ひたり
5 われはヱホバなり 我 のほかに 神 なし 一人 もなし 汝 われをしらずといへども 我 なんぢを 固 うせん
6 而 して 日 のいづるところより 西 のかたまで 人々 我 のほかに 神 なしと 知 べし 我 はヱホバなり 他 にひとりもなし
7 われは 光 をつくり 又 くらきを 創造 す われは 平和 をつくりまた 禍害 をさうざうす 我 はヱホバなり 我 すべてこれらの 事 をなすなり
8 天 ようへより 滴 らすべし 雲 よ 義 をふらすべし 地 はひらけて 救 を 生 じ 義 をもともに 萌 いだすべし われヱホバ 之 を 創造 せり
9 世人 はすゑものの 中 のひとつの 陶器 なるに 己 をつくれる 者 とあらそふはわざはひなるかな 泥塊 はすゑものつくりにむかひて 汝 なにを 作 るかといふべけんや 又 なんぢの 造 りたる 者 なんぢを 手 なしといふべけんや
10 父 にむかひて 汝 なにゆゑに 生 むことをせしやといひ 婦 にむかひて 汝 なにゆゑに 產 のくるしみをなししやといふ 者 はわざはひなるかな
11 ヱホバ、イスラエルの 聖者 イスラエルを 造 れるもの 如此 いひたまふ 後 きたらんとすることを 我 にとへ またわが 子女 とわが 手 の 工 とにつきて 汝等 われに 言 せよ
12 われ 地 をつくりてそのうへに 人 を 創造 せり われ 自 らの 手 をもて 天 をのべ その 萬象 をさだめたり
13 われ 義 をもて 彼 のクロスを 起 せり われそのすべての 道 をなほくせん 彼 はわが 邑 をたてわが 俘囚 を 價 のためならず 報 のためならずして 釋 すべし これ 萬軍 のヱホバの 聖言 なり
14 ヱホバ 如此 いひたまふ エジプトがはたらきて 得 しものとエテオピアがあきなひて 得 しものとはなんぢの 有 とならん また 身 のたけ 高 きセバ 人 きたりくだりて 汝 にしたがひ 繩 につながれて 降 り なんぢのまへに 伏 しなんぢに 祈 りていはん まことに 神 はなんぢの 中 にいませり このほかに 神 なし 一人 もなしと
15 救 をほどこし 給 ふイスラエルの 神 よ まことに 汝 はかくれています 神 なり
16 偶像 をつくる 者 はみな 恥 をいだき 辱 かしめをうけ 諸共 にはぢあわてて 退 かん
17 されどイスラエルはヱホバにすくはれて 永遠 の 救 をえん なんぢらは 世々 かぎりなく 恥 をいだかず 辱 かしめをうけじ
18 ヱホバは 天 を 創造 したまへる 者 にしてすなはち 神 なり また 地 をもつくり 成 てこれを 堅 くし 徒然 にこれを 創造 し 給 はず これを 人 の 住所 につくり 給 へり ヱホバかく 宣給 ふ われはヱホバなり 我 のほかに 神 あることなしと
19 われは 隱 れたるところ 地 のくらき 所 にてかたらず 我 はヤコブの 裔 になんぢらが 我 をたづぬるは 徒然 なりといはず 我 ヱホバはただしき 事 をかたり 直 きことを 告 ぐ
20 汝等 もろもろの 國 より 脱 れきたれる 者 よ つどひあつまり 共 にすすみききたれ 木 の 像 をになひ 救 ふことあたはざる 神 にいのりするものは 無智 なるなり
21 なんぢらその 道理 をもちきたりて 述 よ また 共 にはかれ 此事 をたれか 上古 より 示 したりや 誰 かむかしより 告 たりしや 此 はわれヱホバならずや 我 のほかに 神 あることなし われは 義 をおこなひ 救 をほどこす 神 にして 我 のほかに 神 あることなし
22 地 の 極 なるもろもろの 人 よ なんぢら 我 をあふぎのぞめ 然 ばすくはれん われは 神 にして 他 に 神 なければなり
23 われは 己 をさして 誓 ひたり この 言 はただしき 口 よりいでたれば 反 ることなし すべての 膝 はわがまへに 屈 み すべての 舌 はわれに 誓 をたてん
24 人 われに 就 ていはん 正義 と 力 とはヱホバにのみありと 人々 ヱホバにきたらん すべてヱホバにむかひて 怒 るものは 恥 をいだくべし
25 イスラエルの 裔 はヱホバによりて 義 とせられ 且 ほこらん
Chapter 46
1 ベルは 伏 しネボは 屈 む かれらの 像 はけものと 家畜 とのうへにあり なんぢらが 擡 げあるきしものは 荷 となりて 疲 れおとろへたるけものの 負 ところとなりぬ
2 かれらは 屈 みかれらは 共 にふし その 荷 となれる 者 をすくふこと 能 はずして 己 とらはれゆく
3 ヤコブの 家 よイスラエルのいへの 遺 れるものよ 腹 をいでしより 我 におはれ 胎 をいでしより 我 にもたげられしものよ 皆 われにきくべし
4 なんぢらの 年老 るまで 我 はかはらず 白髮 となるまで 我 なんぢらを 負 ん 我 つくりたれば 擡 ぐべし 我 また 負 ひかつ 救 はん
5 なんぢら 我 をたれに 比 べ たれに 配 ひ たれに 擬 らへ かつ 相 くらぶべきか
6 人々 ふくろより 黄金 をかたぶけいだし 權衡 をもて 白銀 をはかり 金工 をやとひてこれを 神 につくらせ 之 にひれふして 拜 む
7 彼等 はこれをもたげて 肩 にのせ 負 ひゆきてその 處 に 安置 す すなはち 立 てその 處 をはなれず 人 これにむかひて 呼 はれども 答 ふること 能 はず 又 これをすくひて 苦難 のうちより 出 すことあたはず
8 なんぢら 此事 をおもひいでて 堅 くたつべし 悖逆者 よこのことを 心 にとめよ
9 汝等 いにしへより 以來 のことをおもひいでよ われは 神 なり 我 のほかに 神 なし われは 神 なり 我 のごとき 者 なし
10 われは 終 のことを 始 よりつげ いまだ 成 ざることを 昔 よりつげ わが 謀畧 はかならず 立 つといひ すべて 我 がよろこぶことを 成 んといへり
11 われ 東 より 鷲 をまねき 遠國 よりわが 定 めおける 人 をまねかん 我 このことを 語 りたれば 必 らず 來 らすべし 我 このことを 謀 りたればかならず 成 すべし
12 なんぢら 心 かたくなにして 義 にとほざかるものよ 我 にきけ
13 われわが 義 をちかづかしむ 可 ればその 來 ること 遠 からず わが 救 おそからず 我 すくひをシオンにあたへ わが 榮光 をイスラエルにあたへん
Chapter 47
1 バビロンの 處女 よ くだりて 塵 のなかにすわれ カルデヤ 人 のむすめよ 座 にすわらずして 地 にすわれ 汝 ふたたび 婀娜 にして 嬌 なりととなへらるることなからん
2 礱 をとりて 粉 をひけ 面帕 をとりさり 袿 をぬぎ 髓 をあらはして 河 をわたれ
3 なんぢの 肌 はあらはれなんぢの 恥 はみゆべし われ 仇 をむくいて 人 をかへりみず
4 われらを 贖 ひたまふ 者 はその 名 を 萬軍 のヱホバ、イスラエルの 聖者 といふ
5 カルデヤ 人 のむすめよ なんぢ 口 をつぐみてすわれ 又 くらき 所 にいりてをれ 汝 ふたたびもろもろの 國 の 主母 ととなへらるることなからん
6 われわが 民 をいきどほりわが 產業 をけがして 之 をなんぢの 手 にあたへたり 汝 これに 憐憫 をほどこさず 年老 たるもののうへに 甚 だおもき 軛 をおきたり
7 汝 いへらく 我 とこしへに 主母 たらんと 斯 てこれらのことを 心 にとめず 亦 その 終 をおもはざりき
8 なんぢ 歡樂 にふけり 安 らかにをり 心 のうちにただ 我 のみにして 我 のほかに 誰 もなく 我 はやもめとなりてをらず また 子 をうしなふことを 知 まじとおもへる 者 よなんぢ 今 きけ
9 子 をうしなひ 寡婦 となるこの 二 つのこと 一日 のうちに 俄 になんぢに 來 らん 汝 おほく 魔術 をおこなひひろく 呪詛 をほどこすと 雖 もみちみちて 汝 にきたるべし
10 汝 おのれの 惡 によりたのみていふ 我 をみるものなしと なんぢの 智慧 となんぢの 聰明 とはなんぢを 惑 せたり なんぢ 心 のうちにおもへらくただ 我 のみにして 我 のほかに 誰 もなしと
11 この 故 にわざはひ 汝 にきたらん なんぢ 呪 ひてこれを 除 くことをしらず 艱難 なんぢに 落 きたらん 汝 これをはらふこと 能 はず なんぢの 思 ひよらざる 荒廢 にはかに 汝 にきたるべし
12 今 なんぢわかきときより 勤 めおこなひたる 呪詛 とおほくの 魔術 とをもて 立 むかふべしあるひは 益 をうることあらん あるひは 敵 をおそれしむることあらん
13 なんぢは 謀畧 おほきによりて 倦 つかれたり かの 天 をうらなふもの 星 をみるもの 新月 をうらなふ 者 もし 能 はば いざたちて 汝 をきたらんとする 事 よりまぬかれしむることをせよ
14 彼 らは 藁 のごとくなりて 火 にやかれん おのれの 身 をほのほの 勢力 よりすくひいだすこと 能 はず その 火 は 身 をあたたむべき 炭火 にあらず 又 その 前 にすわるべき 火 にもあらず
15 汝 がつとめて 行 ひたる 事 は 終 にかくのごとくならん 汝 のわかきときより 汝 とうりかひしたる 者 おのおのその 所 にさすらひゆきて 一人 だになんぢを 救 ふものなかるべし
Chapter 48
1 ヤコブの 家 よなんぢら 之 をきけ 汝 らはイスラエルの 名 をもて 稱 へられ ユダの 根源 よりいでヱホバの 名 によりて 誓 ひイスラエルの 神 をかたりつぐれども 眞實 をもてせず 正義 をもてせざるなり
2 かれらはみづから 聖京 のものととなへイスラエルの 神 によりたのめり その 名 は 萬軍 のヱホバといふ
3 われ 今 よりさきに 成 しことを 旣 にいにしへより 告 たり われ 口 よりいだして 旣 にのべつたへたり 我 にはかにこの 事 をおこなひ 而 して 成 ぬ
4 われ 汝 がかたくなにして 項 の 筋 はくろがねその 額 はあかがねなるを 知 れり
5 このゆゑに 我 はやくよりかの 事 をなんぢにつげ その 成 ざるさきに 之 をなんぢに 聞 しめたり 恐 くはなんぢ 云 ん わが 偶像 これを 成 せり 刻 みたるざう 鑄 たる 像 これを 命 じたりと
6 なんぢ 旣 にきけり 凡 てこれを 視 よ 汝 ら 之 をのべつたへざるか われ 今 より 新 なる 事 なんぢが 未 だしらざりし 秘事 をなんぢに 示 さん
7 これらの 事 はいま 創造 せられしにて 上古 よりありしにあらず この 日 よりさきに 汝 これを 聞 ざりき 然 らずば 汝 いはん 視 よわれこれを 知 れりと
8 汝 これを 聞 こともなく 知 こともなく なんぢの 耳 はいにしへより 開 けざりき 我 なんぢが 欺 きあざむきて 生 れながら 悖逆者 ととなへられしを 知 ればなり
9 わが 名 のゆゑによりて 我 いかりを 遲 くせん わが 頌美 のゆゑにより 我 しのびてなんぢを 絶滅 すことをせじ
10 視 よわれなんぢを 煉 たり されど 白銀 の 如 くせずして 患難 の 爐 をもてこころみたり
11 われ 己 のため 我 おのれの 爲 にこれを 成 ん われ 何 でわが 名 をけがさしむべき 我 わが 榮光 をほかの 者 にあたることをせじ
12 ヤコブよわが 召 たるイスラエルよ われにきけ われは 是 なり われは 始 また 終 なり
13 わが 手 は 地 のもとゐを 置 わが 右 の 手 は 天 をのべたり 我 よべば 彼等 はもろともに 立 なり
14 汝 ら 皆 あつまりてきけ ヱホバの 愛 するものヱホバの 好 みたまふ 所 をバビロンに 成 し その 腎 はカルデヤ 人 のうへにのぞまん 彼等 のうち 誰 かこれらの 事 をのべつげしや
15 ただ 我 のみ 我 かたれり 我 かれをめし 我 かれをきたらせたり その 道 さかゆべし
16 なんぢら 我 にちかよりて 之 をきけ 我 はじめより 之 をひそかに 語 りしにあらず その 成 しときより 我 はかしこに 在 り いま 主 ヱホバわれとその 靈 とをつかはしたまへり
17 なんぢの 贖主 イスラエルの 聖者 ヱホバかく 言給 く われはなんぢの 神 ヱホバなり 我 なんぢに 益 することを 敎 へ なんぢを 導 きてそのゆくべき 道 にゆかしむ
18 願 くはなんぢわが 命令 にききしたがはんことを もし 然 らばなんぢの 平安 は 河 のごとく 汝 の 義 はうみの 波 のごとく
19 なんぢの 裔 はすなのごとく 汝 の 體 よりいづる 者 は 細沙 のごとくになりて その 名 はわがまへより 絶 るることなく 亡 さるることなからん
20 なんぢらバビロンより 出 てカルデヤ 人 よりのがれよ なんらぢ 歡 の 聲 をもてのべきかせ 地 のはてにいたるまで 語 りつたへ ヱホバはその 僕 ヤコブをあがなひ 給 へりといへ
21 ヱホバかれらをして 沙漠 をゆかしめ 給 へるとき 彼等 はかわきたることなかりき ヱホバ 彼等 のために 磐 より 水 をながれしめ また 磐 をさきたまへば 水 ほどばしりいでたり
22 ヱホバいひたまはく 惡 きものには 平安 あることなし
Chapter 49
1 もろもろの 島 よ 我 にきけ 遠 きところのもろもろの 民 よ 耳 をかたむけよ 我 うまれいづるよりヱホバ 我 を 召 し われ 母 の 胎 をいづるよりヱホバわが 名 をかたりつげたまへり
2 ヱホバわが 口 を 利劍 となし 我 をその 手 のかげにかくし 我 をとぎすましたる 矢 となして 箙 にをさめ 給 へり
3 また 我 にいひ 給 はく 汝 はわが 僕 なり わが 榮光 のあらはるべきイスラエルなりと
4 されど 我 いへり われは 徒然 にはたらき 益 なくむなしく 力 をつひやしぬと 然 はあれど 誠 にわが 審判 はヱホバにあり わが 報 はわが 神 にあり
5 ヤコブをふたたび 己 にかへらしめイスラエルを 己 のもとにあつまらせんとて 我 をうまれいでしより 立 ておのれの 僕 となし 給 へるヱホバいひ 給 ふ(我 はヱホバの 前 にたふとくせらる 又 わが 神 はわが 力 となりたまへり)
6 その 聖言 にいはく なんぢわが 僕 となりてヤコブのもろもろの 支派 をおこし イスラエルのうちののこりて 全 うせしものを 歸 らしむることはいと 輕 し 我 また 汝 をたてて 異邦人 の 光 となし 我 がすくひを 地 のはてにまで 到 らしむ
7 ヱホバ、イスラエルの 贖主 イスラエルの 聖者 は 人 にあなどらるるもの 民 にいみきらはるるもの 長 たちに 役 せらるる 者 にむかひて 如此 いひたまふ もろもろの 王 は 見 てたちもろもろの 君 はみて 拜 すべし これ 信實 あるヱホバ、イスラエルの 聖者 なんぢを 選 びたまへるが 故 なり
8 ヱホバ 如此 いひたまふ われ 惠 のときに 汝 にこたへ 救 の 日 になんぢを 助 けたり われ 汝 をまもりて 民 の 契約 とし 國 をおこし 荒 すたれたる 地 をまた 產業 としてかれらにつがしめん
9 われ 縛 しめられたる 者 にいでよといひ 暗 にをるものに 顯 れよといはん かれら 途 すがら 食 ふことをなし もろもろの 禿 なる 山 にも 牧草 をうべし
10 かれらは 饑 ずかわかず 又 やけたる 砂 もあつき 日 もうつことなし 彼等 をあはれむもの 之 をみちびきて 泉 のほとりに 和 かにみちびき 給 ければなり
11 我 わがもろもろの 山 を 路 とし わが 大路 をたかくせん
12 視 よ 人々 あるひは 遠 きよりきたり あるひは 北 また 西 よりきたらん 或 はまたシニムの 地 よりきたるべし
13 天 ようたへ 地 よよろこべ もろもろの 山 よ 聲 をはなちてうたへ ヱホバはその 民 をなぐさめその 苦 むものを 憐 みたまへばなり
14 然 どシオンはいへりヱホバ 我 をすて 主 われをわすれたまへりと
15 婦 その 乳兒 をわすれて 己 がはらの 子 をあはれまざることあらんや 縦 ひかれら 忘 るることありとも 我 はなんぢを 忘 るることなし
16 われ 掌 になんぢを 彫刻 めり なんぢの 石垣 はつねにわが 前 にあり
17 なんぢの 子輩 はいそぎ 來 り なんぢを 毀 つもの 汝 をあらす 者 は 汝 より 出 さらん
18 なんぢ 目 をあげて 環視 せよ これらのもの 皆 あひあつまりて 汝 がもとに 來 るべし ヱホバ 宣給 く われは 活 なんぢ 此等 をみな 身 によそほひて 飾 となし 新婦 の 帶 のごとくに 之 をまとふべし
19 なんぢの 荒 かつ 廢 れたるところ 毀 たれたる 地 は こののち 住 ふもの 多 くして 狹 きをおぼえん なんぢを 呑 つくししもの 遙 にはなれ 去 るべし
20 むかし 別 れたりしなんぢの 子輩 はのちの 日 なんぢの 耳 のあたりにて 語 りあはん 云 く ここは 我 がために 狹 し なんぢ 外 にゆきて 我 にすむべき 所 をえしめよと
21 その 時 なんぢ 心裏 にいはん 誰 かわがために 此等 のものを 生 しや われ 子 をうしなひて 獨 居 りかつ 俘 れ 且 さすらひたり 誰 かこれを 育 てしや 視 よわれ 一人 のこされたり 此等 はいづこに 居 しや
22 主 ヱホバいひたまはく 視 よわれ 手 をもろもろの 國 にむかひてあげ 旗 をもろもろの 民 にむかひてたてん 斯 てかれらはその 懷中 になんぢの 子輩 をたづさへ その 肩 になんぢの 女輩 をのせきたらん
23 もろもろの 王 はなんぢの 養父 となり その 后妃 はなんぢの 乳母 となり かれらはその 面 を 地 につけて 汝 にひれふし なんぢの 足 の 塵 をなめん 而 して 汝 わがヱホバなるをしり われを 俟望 むものの 恥 をかうぶることなきを 知 るならん
24 勇士 がうばひたる 掠物 をいかでとりかへし 強暴者 がかすめたる 虜 をいかで 救 いだすことを 得 んや
25 されどヱホバ 如此 いひたまふ 云 く ますらをが 掠 めたる 虜 もとりかへされ 強暴者 がうばひたる 掠物 もすくひいださるべし そは 我 なんぢを 攻 るものをせめてなんぢの 子輩 をすくふべければなり
26 我 なんぢを 虐 ぐるものにその 肉 をくらはせ またその 血 をあたらしき 酒 のごとくにのませて 酔 しめん 而 して 萬民 はわがヱホバにして 汝 をすくふ 者 なんぢを 贖 ふものヤコブの 全能者 なることを 知 るべし
Chapter 50
1 ヱホバかくいひ 給 ふ わがなんぢらの 母 をさりたる 離書 はいづこにありや 我 いづれの 債主 になんぢらを 賣 わたししや 視 よなんぢらはその 不義 のために 賣 られ なんぢらの 母 は 汝 らの 咎戻 のために 去 られたり
2 わがきたりし 時 なにゆゑ 一人 もをらざりしや 我 よびしとき 何故 ひとりも 答 ふるものなかりしや わが 手 みぢかくして 贖 ひえざるか われ 救 ふべき 力 なからんや 視 よわれ 叱咤 すれば 海 はかれ 河 はあれのとなりそのなかの 魚 は 水 なきによりかわき 死 て 臭氣 をいだすなり
3 われ 黑 きころもを 天 にきせ 麁布 をもて 蔽 となす
4 主 ヱホバは 敎 をうけしものの 舌 をわれにあたへ 言 をもて 疲 れたるものを 扶 支 ふることを 知 得 しめたまふ また 朝 ごとに 醒 しわが 耳 をさまして 敎 をうけし 者 のごとく 聞 ことを 得 しめたまふ
5 主 ヱホバわが 耳 をひらき 給 へり われは 逆 ふことをせず 退 くことをせざりき
6 われを 撻 つものにわが 背 をまかせわが 鬚 をぬくものにわが 頬 をまかせ 恥 と 唾 とをさくるために 面 をおほふことをせざりき
7 主 ヱホバわれを 助 けたまはん この 故 にわれ 恥 ることなかるべし 我 わが 面 を 石 の 如 くして 恥 しめらるることなきを 知 る
8 われを 義 とするもの 近 きにあり たれか 我 とあらそはんや われら 相共 にたつべし わが 仇 はたれぞや 近 づききたれ
9 主 ヱホバわれを 助 け 給 はん 誰 かわれを 罪 せんや 視 よかれらはみな 衣 のごとくふるび 蠧 のためにくひつくされん
10 汝等 のうちヱホバをおそれその 僕 の 聲 をきくものは 誰 ぞや 暗 をあゆみて 光 をえざるともヱホバの 名 をたのみおのれの 神 にたよれ
11 火 をおこし 火把 を 帶 るものよ 汝等 みなその 火 のほのほのなかをあゆめ 又 なんぢらの 燃 したる 火把 のなかをあゆめ なんぢら 斯 のごとき 事 をわが 手 よりうけて 悲 みのうちに 臥 べし
Chapter 51
1 義 をおひ 求 めヱホバを 尋 ねもとむるものよ 我 にきけ なんぢらが 斫出 されたる 磐 となんぢらの 掘出 されたる 穴 とをおもひ 見 よ
2 なんぢらの 父 アブラハム 及 びなんぢらを 生 たるサラをおもひ 見 よ われ 彼 をその 唯 一人 なりしときに 召 しこれを 祝 してその 子孫 をまし 加 へたり
3 そはヱホバ、シオンを 慰 め またその 凡 てあれたる 所 をなぐさめて その 荒野 をエデンのごとくその 沙漠 をヱホバの 園 のごとくなしたまへり 斯 てその 中 によろこびと 歡樂 とあり 感謝 とうたうたふ 聲 とありてきこゆ
4 わが 民 よわが 言 にこころをとめよ わが 國人 よわれに 耳 をかたぶけよ 律法 はわれより 出 づ われわが 途 をかたく 定 めてもろもろの 民 の 光 となさん
5 わが 義 はちかづきわが 救 はすでに 出 たり わが 臂 はもろもろの 民 をさばかん もろもろの 島 はわれを 俟望 み わがかひなに 依賴 ん
6 なんぢら 目 をあげて 天 を 觀 また 下 なる 地 をみよ 天 は 烟 のごとくきえ 地 は 衣 のごとくふるびその 中 にすむ 者 これとひとしく 死 ん されどわが 救 はとこしへにながらへ わが 義 はくだくることなし
7 義 をしるものよ 心 のうちにわが 律法 をたもつ 民 よ われにきけ 人 のそしりをおそるるなかれ 人 のののしりに 慴 くなかれ
8 そはかれら 衣 のごとく 蠧 にはまれ 羊 の 毛 のごとく 蟲 にはまれん されどわが 義 はとこしへに 存 らへ わがすくひ 萬代 におよぶべし
9 さめよ 醒 よヱホバの 臂 よちからを 着 よ さめて 古 への 時 むかしの 代 にありし 如 くなれ ラハブをきりころし 鱷 をさしつらぬきたるは 汝 にあらずや
10 海 をかわかし 大 なる 淵 の 水 をかわかし また 海 のふかきところを 贖 はれたる 人 のすぐべき 路 となししは 汝 にあらずや
11 ヱホバに 贖 ひすくはれしもの 歌 うたひつつ 歸 りてシオンにきたり その 首 にとこしへの 歡喜 をいただきて 快樂 とよろこびとをえん 而 してかなしみと 歎息 とはにげさるべし
12 我 こそ 我 なんぢらを 慰 むれ 汝 いかなる 者 なれば 死 べき 人 をおそれ 草 の 如 くなるべき 人 の 子 をおそるるか
13 いかなれば 天 をのべ 地 の 基 をすゑ 汝 をつくりたまへるヱホバを 忘 れしや 何 なれば 汝 をほろぼさんとて 豫備 する 虐 ぐるものの 憤 れるをみて 常 にひねもす 懼 るるか 虐 ぐるものの 忿恚 はいづこにありや
14 身 をかがめゐる 俘囚 はすみやかに 解 れて 死 ることなく 穴 にくだることなく その 食 はつくること 無 るべし
15 我 は 海 をふるはせ 波 をなりどよめかする 汝 の 神 ヱホバなり その 御名 を 萬軍 のヱホバといふ
16 我 わが 言 をなんぢの 口 におきわが 手 のかげにて 汝 をおほへり かくてわれ 天 をうゑ 地 の 基 をすゑ シオンにむかひて 汝 はわが 民 なりといはん
17 ヱルサレムよさめよさめよ 起 よ なんぢ 前 にヱホバの 手 よりその 忿恚 のさかづきをうけて 飮 み よろめかす 大杯 をのみ 且 すひほしたり
18 なんぢの 生 るもろもろの 子 のなかに 汝 をみちびく 者 なく 汝 のそだてたるもろもろの 子 の 中 にてなんぢの 手 をたづさふる 者 なし
19 この 二 のこと 汝 にのぞめり 誰 かなんぢのために 歎 んや 荒廢 の 饑饉 ほろびの 劍 なんぢに 及 べり 我 いかにして 汝 をなぐさめんや
20 なんぢの 子 らは 息 たえだえにして 網 にかかれる 羚羊 のごとくし 街衢 の 口 にふす ヱホバの 忿恚 となんぢの 神 のせめとはかれらに 滿 たり
21 このゆゑに 苦 しめるもの 酒 にあらで 酔 たるものよ 之 をきけ
22 なんぢの 主 ヱホバおのが 民 の 訟 をあげつらひ 給 ふ なんぢの 神 かくいひ 給 ふ 我 よろめかす 酒杯 をなんぢの 手 より 取除 き わがいきどほりの 大杯 をとりのぞきたり 汝 ふたたびこれを 飮 ことあらじ
23 我 これを 汝 をなやますものの 手 にわたさん 彼 らは 曩 になんぢの 靈魂 にむかひて 云 らく なんぢ 伏 せよわれら 越 ゆかんと 而 してなんぢその 背 を 地 のごとくし 衢 のごとくし 彼等 のこえゆくに 任 せたり
Chapter 52
1 シオンよ 醒 よさめよ 汝 の 力 を 衣 よ 聖都 ヱルサレムよなんぢの 美 しき 衣 をつけよ 今 より 割禮 をうけざる 者 および 潔 からざるものふたたび 汝 にいること 無 るべければなり
2 なんぢ 身 の 塵 をふりおとせ ヱルサレムよ 起 よすわれ 俘 れたるシオンのむすめよ 汝 がうなじの 繩 をときすてよ
3 そはヱホバかく 言 給 ふ なんぢらは 價 なくして 賣 られたり 金 なくして 贖 はるべし
4 主 ヱホバ 如此 いひ 給 ふ 曩 にわが 民 エジプトにくだりゆきて 彼處 にとどまれり アツスリヤ 人 ゆゑなくして 彼等 をしへたげたり
5 ヱホバ 宣給 く わが 民 はゆゑなくして 俘 れたり されば 我 ここに 何 をなさん ヱホバのたまはく 彼等 をつかさどる 者 さけびよばはり わが 名 はつねに 終日 けがさるるなり
6 この 故 にわが 民 はわが 名 をしらん このゆゑにその 日 には 彼 らこの 言 をかたるものの 我 なるをしらん 我 ここに 在 り
7 よろこびの 音信 をつたへ 平和 をつげ 善 おとづれをつたへ 救 をつげ シオンに 向 ひてなんぢの 神 はすべ 治 めたまふといふものの 足 は 山上 にありていかに 美 しきかな
8 なんぢが 斥候 の 聲 きこゆ かれらはヱホバのシオンに 歸 り 給 ふを 目 と 目 とあひあはせて 視 るが 故 にみな 聲 をあげてもろともにうたへり
9 ヱルサレムの 荒廢 れたるところよ 聲 をはなちて 共 にうたふべし ヱホバその 民 をなぐさめヱルサレムを 贖 ひたまひたればなり
10 ヱホバそのきよき 手 をもろもろの 國人 の 目 のまへにあらはしたまへり 地 のもろもろの 極 までもわれらの 神 のすくひを 見 ん
11 なんぢら 去 よされよ 彼處 をいでて 汚 れたるものに 觸 るなかれ その 中 をいでよ ヱホバの 器 をになふ 者 よ なんぢら 潔 くあれ
12 なんぢら 急 ぎいづるにあらず 趨 りゆくにあらず ヱホバはなんぢらの 前 にゆきイスラエルの 神 はなんぢらの 軍後 となり 給 ふべければなり
13 視 よわがしもべ 智慧 をもておこなはん 上 りのぼりて 甚 だたかくならん
14 曩 にはおほくの 人 かれを 見 ておどろきたり(その 面貌 はそこなはれて 人 と 異 なりその 形容 はおとろへて 人 の 子 とことなれり)
15 後 には 彼 おほく 國民 にそそがん 王 たち 彼 によりて 口 を 緘 まん そはかれら 未 だつたへられざることを 見 いまだ 聞 ざることを 悟 るべければなり
Chapter 53
1 われらが 宣 るところを 信 ぜしものは 誰 ぞや ヱホバの 手 はたれにあらはれしや
2 かれは 主 のまへに 芽 えのごとく 燥 きたる 土 よりいづる 樹株 のごとくそだちたり われらが 見 るべきうるはしき 容 なく うつくしき 貌 はなく われらがしたふべき 艶色 なし
3 かれは 侮 られて 人 にすてられ 悲哀 の 人 にして 病患 をしれり また 面 をおほひて 避 ることをせらるる 者 のごとく 侮 られたり われらも 彼 をたふとまざりき
4 まことに 彼 はわれらの 病患 をおひ 我儕 のかなしみを 擔 へり 然 るにわれら 思 へらく 彼 はせめられ 神 にうたれ 苦 しめらるるなりと
5 彼 はわれらの 愆 のために 傷 けられ われらの 不義 のために 碎 かれ みづから 懲罰 をうけてわれらに 平安 をあたふ そのうたれし 痍 によりてわれらは 癒 されたり
6 われらはみな 羊 のごとく 迷 ひておのおの 己 が 道 にむかひゆけり 然 るにヱホバはわれら 凡 てのものの 不義 をかれのうへに 置 たまへり
7 彼 はくるしめらるれどもみづから 謙 だりて 口 をひらかず 屠場 にひかるる 羔羊 の 如 く 毛 をきる 者 のまへにもだす 羊 の 如 くしてその 口 をひらかざりき
8 かれは 虐待 と 審判 とによりて 取去 れたり その 代 の 人 のうち 誰 か 彼 が 活 るものの 地 より 絶 れしことを 思 ひたりしや 彼 はわが 民 のとがの 爲 にうたれしなり
9 その 墓 はあしき 者 とともに 設 けられたれど 死 るときは 富 るものとともになれり かれは 暴 をおこなはずその 口 には 虚僞 なかりき
10 されどヱホバはかれを 碎 くことをよろこびて 之 をなやましたまへり 斯 てかれの 靈魂 とがの 献物 をなすにいたらば 彼 その 末 をみるを 得 その 日 は 永 からん かつヱホバの 悦 び 給 ふことは 彼 の 手 によりて 榮 ゆべし
11 かれは 己 がたましひの 煩勞 をみて 心 たらはん わが 義 しき 僕 はその 知識 によりておほくの 人 を 義 とし 又 かれらの 不義 をおはん
12 このゆゑに 我 かれをして 大 なるものとともに 物 をわかち 取 しめん かれは 強 きものとともに 掠物 をわかちとるべし 彼 はおのが 靈魂 をかたぶけて 死 にいたらしめ 愆 あるものとともに 數 へられたればなり 彼 はおほくの 人 の 罪 をおひ 愆 あるものの 爲 にとりなしをなせり
Chapter 54
1 なんぢ 孕 まず 子 をうまざるものよ 歌 うたふべし 產 のくるしみなきものよ 聲 をはなちて 謳 ひよばはれ 夫 なきものの 子 はとつげるものの 子 よりおほしと 此 はヱホバの 聖言 なり
2 汝 が 幕屋 のうちを 廣 くし なんぢが 住居 のまくをはりひろげて 吝 むなかれ 汝 の 綱 をながくしなんぢの 杙 をかたくせよ
3 そはなんぢが 右 に 左 にひろごり なんぢの 裔 はもろもろの 國 をえ 荒廢 れたる 邑 をもすむべき 所 となさしむべし
4 懼 るるなかれなんぢ 恥 ることなからん 惶 てためくことなかれ 汝 はぢしめらるることなからん 若 きときの 恥 をわすれ 寡婦 たりしときの 恥辱 をふたたび 覺 ることなからん
5 なんぢを 造 り 給 へる 者 はなんぢの 夫 なり その 名 は 萬軍 のヱホバ なんぢを 贖 ひ 給 ふものはイスラエルの 聖者 なり 全世界 の 神 ととなへられ 給 ふべし
6 ヱホバ 汝 をまねきたまふ 棄 られて 心 うれふる 妻 また 若 きとき 嫁 てさられたる 妻 をまねくがごとしと 此 はなんぢの 神 のみことばなり
7 我 しばし 汝 をすてたれど 大 なる 憐憫 をもて 汝 をあつめん
8 わが 忿恚 あふれて 暫 くわが 面 をなんぢに 隱 したれど 永遠 のめぐみをもて 汝 をあはれまんと 此 はなんぢをあがなひ 給 ふヱホバの 聖言 なり
9 このこと 我 にはノアの 洪水 のときのごとし 我 むかしノアの 洪水 をふたたび 地 にあふれ 流 るることなからしめんと 誓 ひしが そのごとく 我 ふたたび 汝 をいきどほらず 再 びなんぢを 責 じとちかひたり
10 山 はうつり 岡 はうごくとも わが 仁慈 はなんぢよりうつらず 平安 をあたふるわが 契約 はうごくことなからんと 此 はなんぢを 憐 みたまふヱホバのみことばなり
11 なんぢ 苦 しみをうけ 暴風 にひるがへされ 安慰 をえざるものよ 我 うるはしき 彩色 をなしてなんぢの 石 をすゑ 靑 き 玉 をもてなんぢの 基 をおき
12 くれなゐの 玉 をもてなんぢの 櫓 をつくり むらさきの 玉 をもてなんぢの 門 をつくり なんぢの 境内 はあまねく 寳石 にてつくるべし
13 又 なんぢの 子輩 はみなヱホバに 敎 をうけ なんぢの 子輩 のやすきは 大 ならん
14 なんぢ 義 をもて 堅 くたち 虐待 よりとほざかりて 慴 ることなく また 恐懼 よりとほざかるべし そは 恐懼 なんぢに 近 づくことなければなり
15 縦 ひかれら 群集 ふとも 我 によるにあらず 凡 てむれつどひて 汝 をせむる 者 はなんぢの 故 にたふるべし
16 みよ 炭火 をふきおこして 用 ゐべき 器 をいだす 鐵工 はわが 創造 するところ 又 あらし 滅 ぼす 者 もわが 創造 するところなり
17 すべてなんぢを 攻 んとてつくられしうつはものは 利 あることなし 興起 ちてなんぢとあらそひ 訴 ふる 舌 はなんぢに 罪 せらるべし これヱホバの 僕等 のうくる 產業 なり 是 かれらが 我 よりうくる 義 なりとヱホバのたまへり
Chapter 55
1 噫 なんぢら 渇 ける 者 ことごとく 水 にきたれ 金 なき 者 もきたるべし 汝等 きたりてかひ 求 めてくらへ きたれ 金 なく 價 なくして 葡萄酒 と 乳 とをかへ
2 なにゆゑ 糧 にもあらぬ 者 のために 金 をいだし 飽 ことを 得 ざるもののために 勞 するや われに 聽從 へ さらばなんぢら 美物 をくらふをえ 脂 をもてその 靈魂 をたのしまするを 得 ん
3 耳 をかたぶけ 我 にきたりてきけ 汝等 のたましひは 活 べし われ 亦 なんぢらととこしへの 契約 をなしてダビデに 約 せし 變 らざる 惠 をあたへん
4 視 よわれ 彼 をたててもろもろの 民 の 證 とし 又 もろもろの 民 の 君 となし 命令 する 者 となせり
5 なんぢは 知 ざる 國民 をまねかん 汝 をしらざる 國民 はなんぢのもとに 走 りきたらん 此 はなんぢの 神 ヱホバ、イスラエルの 聖者 のゆゑによりてなり ヱホバなんぢを 尊 くしたまへり
6 なんぢら 遇 ことをうる 間 にヱホバを 尋 ねよ 近 くゐたまふ 間 によびもとめよ
7 惡 きものはその 途 をすて よこしまなる 人 はその 思念 をすててヱホバに 反 れ さらば 憐憫 をほどこしたまはん 我等 の 神 にかへれ 豐 に 赦 をあたへ 給 はん
8 ヱホバ 宣給 くわが 思 はなんぢらの 思 とことなり わが 道 はなんぢらのみちと 異 なれり
9 天 の 地 よりたかきがごとく わが 道 はなんぢらの 道 よりも 高 く わが 思 はなんぢらの 思 よりもたかし
10 天 より 雨 くだり 雪 おちて 復 かへらず 地 をうるほして 物 をはえしめ 萌 をいださしめて 播 ものに 種 をあたへ 食 ふものに 糧 をあたふ
11 如此 わが 口 よりいづる 言 もむなしくは 我 にかへらず わが 喜 ぶところを 成 し わが 命 じ 遣 りし 事 をはたさん
12 なんぢらは 喜 びて 出 きたり 平穩 にみちびかれゆくべし 山 と 岡 とは 聲 をはなちて 前 にうたひ 野 にある 樹 はみな 手 をうたん
13 松樹 はいばらにかはりてはえ 岡拈樹 は 棘 にかはりてはゆべし 此 はヱホバの 頌美 となり 並 とこしへの 徴 となりて 絶 ることなからん
Chapter 56
1 ヱホバ 如此 いひ 給 ふ なんぢら 公平 をまもり 正義 をおこなふべし わが 救 のきたるはちかく わが 義 のあらはるるは 近 ければなり
2 安息日 をまもりて 汚 さず その 手 をおさへて 惡 きことをなさず 斯 おこなふ 人 かく 堅 くまもる 人 の 子 はさいはひなり
3 ヱホバにつらなれる 異邦人 はいふなかれ ヱホバ 必 ず 我 をその 民 より 分 ち 給 はんと 寺人 もまたいふなかれ われは 枯 たる 樹 なりと
4 ヱホバ 如此 いひたまふ わが 安息日 をまもり わが 悦 ぶことをえらみて 我 が 契約 を 堅 くまもる 寺人 には
5 我 わが 家 のうちにてわが 垣 のうちにて 子 にも 女 にもまさる 記念 のしるしと 名 とをあたへ 並 とこしへの 名 をたまふて 絶 ることなからしめん
6 またヱホバにつらなりこれに 事 へ ヱホバの 名 を 愛 しその 僕 となり 安息日 をまもりて 汚 すことなく 凡 てわが 契約 をかたくまもる 異邦人 は
7 我 これをわが 聖山 にきたらせ わが 祈 の 家 のうちにて 樂 ましめん かれらの 燔祭 と 犠牲 とはわが 祭壇 のうへに 納 めらるべし わが 家 はすべての 民 のいのりの 家 ととなへらるべければなり
8 イスラエルの 放逐 れたるものを 集 めたまふ 主 ヱホバのたまはく 我 さらに 人 をあつめて 旣 にあつめられたる 者 にくはへん
9 野獸 よみなきたりてくらへ 林 にをるけものよ 皆 きたりてくらへ
10 斥候 はみな 瞽者 にしてしることなし みな 唖 なる 犬 にして 吠 ることあたはず みな 夢 みるもの 臥 ゐるもの 眠 ることをこのむ 者 なり
11 この 犬 はむさぼること 甚 だしくして 飽 ことをしらず かれらは 悟 ることを 得 ざる 牧者 にして 皆 おのが 道 にむかひゆき 何 れにをる 者 もおのおの 己 の 利 をおもふ
12 かれら 互 にいふ 請 われ 酒 をたづさへきたらん われら 濃酒 にのみあかん かくて 明日 もなほ 今日 のごとく 大 にみち 足 はせんと
Chapter 57
1 義者 ほろぶれども 心 にとむる 人 なく 愛 しみ 深 き 人々 とりさらるれども 義 きものの 禍害 のまへより 取去 るるなるを 悟 るものなし
2 かれは 平安 にいり 直 きをおこなふ 者 はその 寐床 にやすめり
3 なんぢら 巫女 の 子 淫人 また 妓女 の 裔 よ 近 ききたれ
4 なんぢら 誰 にむかひて 戯 れをなすや 誰 にむかひて 口 をひらき 舌 をのばすや なんぢらは 悖逆 の 子輩 いつはりの 黨類 にあらずや
5 なんぢらは 橿樹 のあひだ 緑 りなる 木々 のしたに 心 をこがし 谷 のなか 岩 の 狹間 に 子 をころせり
6 なんぢは 谷 のなかの 滑 かなる 石 をうくべき 嗣業 とし これをなんぢが 所有 とす なんぢ 亦 これに 灌祭 をなし 之 にそなへものを 献 げたり われ 之 によりていかで 心 をなだむべしや
7 なんぢは 高 くそびえたる 山 の 上 になんぢの 床 をまうけ かつ 其處 にのぼりゆきて 犠牲 をささげたり
8 また 戸 および 柱 のうしろに 汝 の 記念 をおけり なんぢ 我 をはなれて 他人 に 身 をあらはし 登 りゆきてその 床 をひろくし かれらと 誓 をなし 又 かれらの 床 を 愛 し これがためにその 所 をえらびたり
9 なんぢ 香膏 とおほくの 薫物 とをたづさへて 王 にゆき 又 なんぢの 使者 をとほきにつかはし 陰府 にまで 己 をひくくせり
10 なんぢ 途 のながきに 疲 れたれどなほ 望 なしといはず なんぢ 力 をいきかへされしによりて 衰弱 ざりき
11 なんぢ 誰 をおそれ 誰 のゆゑに 慴 きていつはりをいひ 我 をおもはず 亦 そのことを 心 におかざりしや われ 久 しく 默 したれど 汝 かへりて 我 をおそれざりしにあらずや
12 我 なんぢの 義 をつげしめさん なんぢの 作 はなんぢに 益 せじ
13 なんぢ 呼 るときその 集 めおきたるもの 汝 をすくへ 風 はかれらを 悉 くあげさり 息 はかれらを 吹 さらん 然 どわれに 依賴 むものは 地 をつぎわが 聖山 をうべし
14 また 人 いはん 土 をもり 土 をもりて 途 をそなへよ わが 民 のみちより 躓礙 をとりされと
15 至高 く 至上 なる 永遠 にすめるもの 聖者 となづくるもの 如此 いひ 給 ふ 我 はたかき 所 きよき 所 にすみ 亦 こころ 碎 けてへりくだる 者 とともにすみ 謙 だるものの 靈 をいかし 碎 けたるものの 心 をいかす
16 われ 限 なくは 爭 はじ 我 たえずは 怒 らじ 然 らずば 人 のこころ 我 がまへにおとろへん わが 造 りたる 靈 はみな 然 らん
17 彼 のむさぼりの 罪 により 我 いかりて 之 をうちまた 面 をおほひて 怒 りたり 然 るになほ 悖 りて 己 がこころの 途 にゆけり
18 されど 我 その 途 をみたり 我 かれを 愈 すべし 又 かれを 導 きてふたたび 安慰 をかれとその 中 のかなしめる 者 とにかへすべし
19 我 くちびるの 果 をつくれり 遠 きものにも 近 きものにも 平安 あれ 平安 あれ 我 かれをいやさん 此 はヱホバのみことばなり
20 然 はあれど 惡者 はなみだつ 海 のごとし 靜 かなること 能 はずしてその 水 つねに 濁 と 泥 とをいだせり
21 わが 神 いひたまはく 惡 きものには 平安 あることなしと
Chapter 58
1 大 によばはりて 聲 ををしむなかれ 汝 のこゑをラッパのごとくあげ わが 民 にその 愆 をつげヤコブの 家 にその 罪 をつげしめせ
2 かれらは 日々 われを 尋求 めわが 途 をしらんことをこのむ 義 をおこなひ 神 の 法 をすてざる 國 のごとく 義 しき 法 をわれにもとめ 神 と 相近 づくことをこのめり
3 かれらはいふ われら 斷食 するになんぢ 見 たまはず われら 心 をくるしむるになんぢ 知 たまはざるは 何 ぞやと 視 よなんぢらの 斷食 の 日 にはおのがこのむ 作 をなし その 工人 をことごとく 惱 めつかふ
4 視 よなんぢら 斷食 するときは 相 あらそひ 相 きそひ 惡 の 拳 をもて 人 をうつ なんぢらの 今 のだんじきはその 聲 をうへに 聞 えしめんとにあらざるなり
5 斯 のごとき 斷食 はわが 悦 ぶところのものならんや かくのごときは 人 その 靈魂 をなやますの 日 ならんや その 首 を 葦 のごとくにふし 麁服 と 灰 とをその 下 にしくをもて 斷食 の 日 またヱホバに 納 らるる 日 ととなふべけんや
6 わが 悦 ぶところの 斷食 はあくの 繩 をほどき 軛 のつなをとき 虐 げらるるものを 放 ちさらしめ すべての 軛 ををるなどの 事 にあらずや
7 また 饑 たる 者 になんぢのパンを 分 ちあたへ さすらへる 貧民 をなんぢの 家 にいれ 裸 かなるものを 見 てこれに 衣 せ おのが 骨肉 に 身 をかくさざるなどの 事 にあらずや
8 しかる 時 はなんぢのひかり 暁 の 如 くにあらはれいで 汝 すみやかに 愈 さるることを 得 なんぢの 義 はなんぢの 前 にゆき ヱホバの 榮光 はなんぢの 軍後 となるべし
9 また 汝 よぶときはヱホバ 答 へたまはん なんぢ 叫 ぶときは 我 ここに 在 りといひ 給 はん/もし 汝 のなかより 軛 をのぞき 指點 をのぞき 惡 きことをかたるを 除 き
10 なんぢの 靈魂 の 欲 するものをも 饑 たる 者 にほどこし 苦 しむものの 心 を 滿足 しめば なんぢの 光 くらきにてりいで なんぢの 闇 は 晝 のごとくならん
11 ヱホバは 常 になんぢをみちびき 乾 けるところにても 汝 のこころを 滿足 しめ なんぢの 骨 をかたうし 給 はん なんぢは 潤 ひたる 園 のごとく 水 のたえざる 泉 のごとくなるべし
12 汝 よりいづる 者 はひさしく 荒廢 れたる 所 をおこし なんぢは 累代 やぶれたる 基 をたてん 人 なんぢをよびて 破隙 をおぎなふ 者 といひ 市街 をつくろひてすむべき 所 となす 者 といふべし
13 もし 安息日 になんぢの 歩行 をとどめ 我 聖日 になんぢの 好 むわざをおこなはず 安息日 をとなへて 樂日 となし ヱホバの 聖日 をとなへて 尊 むべき 日 となし 之 をたふとみて 己 が 道 をおこなはず おのが 好 むわざをなさず おのが 言 をかたらずば
14 その 時 なんぢヱホバを 樂 しむべし ヱホバなんぢを 地 のたかき 處 にのらしめ なんぢが 先祖 ヤコブの 產業 をもて 汝 をやしなひ 給 はん こはヱホバ 口 より 語 りたまへるなり
Chapter 59
1 ヱホバの 手 はみぢかくして 救 ひえざるにあらず その 耳 はにぶくして 聞 えざるにあらず
2 惟 なんぢらの 邪曲 なる 業 なんぢらとなんぢらの 神 との 間 をへだてたり 又 なんぢらの 罪 その 面 をおほひて 聞 えざらしめたり
3 そはなんぢらの 手 は 血 にてけがれ なんぢらの 指 はよこしまにて 汚 れ なんぢらのくちびるは 虚僞 をかたり なんぢらの 舌 は 惡 をささやき
4 その 一人 だに 正義 をもてうつたへ 眞實 をもて 論 らふものなし 彼 らは 虚浮 をたのみ 虚僞 をかたり 惡 しきくはだてをはらみ 不義 をうむ
5 かれらは 蝮 の 卵 をかへし 蛛網 をおる その 卵 をくらふものは 死 るなり 卵 もし 踐 るればやぶれて 毒蛇 をいだす
6 その 織 るところは 衣 になすあたはず その 工 をもて 身 をおほふこと 能 はず かれらの 工 はよこしまの 工 なり かれらの 手 には 暴虐 のおこなひあり
7 かれらの 足 はあくにはしり 罪 なき 血 をながすに 速 し かれらの 思念 はよこしまの 思念 なり 殘害 と 滅亡 とその 路徑 にのこれり
8 彼 らは 平穩 なる 道 をしらず その 過 るところに 公平 なく 又 まがれる 小徑 をつくる 凡 てこれを 踐 ものは 平穩 をしらず
9 このゆゑに 公平 はとほくわれらをはなれ 正義 はわれらに 追及 ず われら 光 をのぞめど 暗 をみ 光輝 をのぞめど 闇 をゆく
10 われらは 瞽者 のごとく 牆 をさぐりゆき 目 なき 者 のごとく 模 りゆき 正午 にても 日暮 のごとくにつまづき 強壯 なる 者 のなかにありても 死 るもののごとし
11 我儕 はみな 熊 のごとくにほえ 鴿 のごとくに 甚 くうめき 審判 をのぞめどもあることなく 救 をのぞめども 遠 くわれらを 離 る
12 われらの 愆 はなんぢの 前 におほく われらのつみは 證 してわれらを 訟 へ われらのとがは 我 らとともに 在 り われらの 邪曲 なる 業 はわれら 自 らしれり
13 われら 罪 ををかしてヱホバを 棄 われらの 神 にはなれてしたがはず 暴虐 と 悖逆 とをかたり 虚僞 のことばを 心 にはらみて 説出 すなり
14 公平 はうしろに 退 けられ 正義 ははるかに 立 り そは 眞實 は 衢間 にたふれ 正直 はいることを 得 ざればなり
15 眞實 はかけてなく 惡 をはなるるものは 掠 めうばはる/ヱホバこれを 見 てその 公平 のなかりしを 悦 びたまはざりき
16 ヱホバは 人 なきをみ 中保 なきを 奇 しみたまへり 斯 てその 臂 をもてみづから 助 け その 義 をもてみづから 支 たまへり
17 ヱホバ 義 をまとひて 護胸 とし 救 をその 頭 にいただきて 兜 となし 仇 をまとひて 衣 となし 熱心 をきて 外服 となしたまへり
18 かれらの 作 にしたがひて 報 をなし 敵 にむかひていかり 仇 にむかひて 報 をなし また 島々 にむくいをなし 給 はん
19 西方 にてヱホバの 名 をおそれ 日 のいづる 所 にてその 榮光 をおそるべし ヱホバは 堰 ぎとめたる 河 のその 氣息 にふき 潰 えたるがごとくに 來 りたまふ 可 ればなり
20 ヱホバのたまはく 贖者 シオンにきたりヤコブのなかの 愆 をはなるる 者 につかんと
21 ヱホバいひ 給 く なんぢの 上 にあるわが 靈 なんぢの 口 におきたるわがことばは 今 よりのち 永遠 になんぢの 口 よりなんぢの 裔 の 口 より 汝 のすゑの 裔 の 口 よりはなれざるべし わがかれらにたつる 契約 はこれなりと 此 はヱホバのみことばなり
Chapter 60
1 起 よひかりを 發 て なんぢの 光 きたりヱホバの 榮光 なんぢのうへに 照出 たればなり
2 視 よくらきは 地 をおほひ 闇 はもろもろの 民 をおほはん されど 汝 の 上 にはヱホバ 照出 たまひてその 榮光 なんぢのうへに 顯 はるべし
3 もろもろの 國 はなんぢの 光 にゆき もろもろの 王 はてり 出 るなんぢが 光輝 にゆかん
4 なんぢの 目 をあげて 環視 せ かれらは 皆 つどひて 汝 にきたり 汝 の 子輩 はとほきより 來 り なんぢの 女輩 はいだかれて 來 らん
5 そのときなんぢ 視 てよろこびの 光 をあらはし なんぢの 心 おどろきあやしみ 且 ひろらかになるべし そは 海 の 富 はうつりて 汝 につき もろもろの 國 の 貨財 はなんぢに 來 るべければなり
6 おほくの 駱駝 ミデアンおよびエバのわかき 駱駝 なんぢの 中 にあまねくみち シバのもろもろの 人 こがね 乳香 をたづさへきたりてヱホバの 譽 をのべつたへん
7 ケダルのひつじの 群 はみな 汝 にあつまりきたり ネバヨテの 牡羊 はなんぢに 事 へ わが 祭壇 のうへにのぼりて 受納 られん 斯 てわれわが 榮光 の 家 をかがやかすべし
8 雲 のごとくにとび 鳩 のその 窠 にとびかへるが 如 くしてきたる 者 はたれぞ
9 もろもろの 島 はわれを 俟望 み タルシシのふねは 首先 になんぢの 子輩 をとほきより 載 きたり 並 かれらの 金銀 をともにのせきたりてなんぢの 神 ヱホバの 名 にささげ イスラエルの 聖者 にささげん ヱホバなんぢを 輝 かせたまひたればなり
10 異邦人 はなんぢの 石垣 をきづき かれらの 王等 はなんぢに 事 へん そは 我 いかりて 汝 をうちしかどまた 惠 をもて 汝 を 憐 みたればなり
11 なんぢの 門 はつねに 開 きて 夜 も 日 もとざすことなし こは 人 もろもろの 國 の 貨財 をなんぢに 携 へきたり その 王等 をひきゐ 來 らんがためなり
12 なんぢに 事 へざる 國 と 民 とはほろび そのくにぐには 全 くあれすたるべし
13 レバノンの 榮 はなんぢにきたり 松 杉 黄楊 はみな 共 にきたりて 我 が 聖所 をかがやかさん われ 亦 わが 足 をおく 所 をたふとくすべし
14 汝 を 苦 しめたるものの 子輩 はかがみて 汝 にきたり 汝 をさげしめたる 者 はことごとくなんぢの 足下 にふし 斯 て 汝 をヱホバの 都 イスラエルの 聖者 のシオンととなへん
15 なんぢ 前 にはすてられ 憎 まれてその 中 をすぐる 者 もなかりしが 今 はわれ 汝 をとこしへの 華美 よよの 歡喜 となさん
16 なんぢ 亦 もろもろの 國 の 乳 をすひ 王 たちの 乳房 をすひ 而 して 我 ヱホバなんぢの 救主 なんぢの 贖主 ヤコブの 全能者 なるを 知 るべし
17 われ 黄金 をたづさへきたりて 赤銅 にかへ 白銀 をたづさへきたりて 鐵 にかへ 赤銅 を 木 にかへ 鐵 を 石 にかへ なんぢの 施政者 をおだやかにし なんぢを 役 するものを 義 うせん
18 強暴 のこと 再 びなんぢの 地 にきこえず 殘害 と 敗壞 とはふたたびなんぢの 境 にきこえず 汝 その 石垣 をすくひととなへ その 門 を 譽 ととなへん
19 晝 は 日 ふたたびなんぢの 光 とならず 月 もまた 輝 きてなんぢを 照 さず ヱホバ 永遠 になんぢの 光 となり なんぢの 神 はなんぢの 榮 となり 給 はん
20 なんぢの 日 はふたたび 落 ず なんぢの 月 はかくることなかるべし そはヱホバ 永遠 になんぢの 光 となり 汝 のかなしみの 日 畢 るべければなり
21 汝 の 民 はことごとく 義者 となりてとこしへに 地 を 嗣 ん かれはわが 植 たる 樹株 わが 手 の 工 わが 榮光 をあらはす 者 となるべし
22 その 小 きものは 千 となり その 弱 きものは 強國 となるべし われヱホバその 時 いたらば 速 かにこの 事 をなさん
Chapter 61
1 主 ヱホバの 靈 われに 臨 めり こはヱホバわれに 膏 をそそぎて 貧 きものに 福音 をのべ 傳 ふることをゆだね 我 をつかはして 心 の 傷 める 者 をいやし 俘囚 にゆるしをつげ 縛 められたるものに 解放 をつげ
2 ヱホバのめぐみの 年 とわれらの 神 の 刑罰 の 日 とを 告 しめ 又 すべて 哀 むものをなぐさめ
3 灰 にかへ 冠 をたまひてシオンの 中 のかなしむ 者 にあたへ 悲哀 にかへて 歡喜 のあぶらを 予 へ うれひの 心 にかへて 讃美 の 衣 をかたへしめたまふなり かれらは 義 の 樹 ヱホバの 植 たまふ 者 その 榮光 をあらはす 者 ととなへられん
4 彼等 はひさしく 荒 たる 處 をつくろひ 上古 より 廢 れたる 處 をおこし 荒 たる 邑々 をかされて 新 にし 世々 すたれたる 處 をふたたび 建 べし
5 外人 はたちてなんぢらの 群 をかひ 異邦人 はなんぢらの 畑 をたがへす 者 となり 葡萄 をつくる 者 とならん
6 然 どなんぢらはヱホバの 祭司 ととなへられ われらの 神 の 役者 とよばれ もろもろの 國 の 富 をくらひ かれらの 榮 をえて 自 らほこるべし
7 曩 にうけし 恥 にかへ 倍 して 賞賜 をうけ 凌辱 にかへ 嗣業 をえて 樂 むべし 而 してその 地 にありて 倍 したる 賞賜 をたもち 永遠 によろこびを 得 ん
8 われヱホバは 公平 をこのみ 邪曲 なるかすめごとをにくみ 眞實 をもて 彼等 にむくいをあたへ 彼等 ととこしへの 契約 をたつべければなり
9 かれらの 裔 はもろもろの 國 のなかに 知 れ かれらの 子輩 はもろもろの 民 のなかに 知 れん すべてこれを 見 るものはそのヱホバの 祝 したまへる 裔 なるを 辨 ふべし
10 われヱホバを 大 によろこび わが 靈魂 はわが 神 をたのしまん そは 我 にすくひの 衣 をきせ 義 の 外服 をまとはせて 新郎 が 冠 をいただき 新婦 が 玉 こがねの 飾 をつくるが 如 くなしたまへばなり
11 地 は 芽 をいだし 畑 はまけるものを 生 ずるがごとく 主 ヱホバは 義 と 譽 とをもろもろの 國 のまへに 生 ぜしめ 給 ふべし
Chapter 62
1 われシオンの 義 あさ 日 の 光輝 のごとくにいで ヱルサレムの 救 もゆる 松火 のごとくになるまではシオンのために 默 さずヱルサレムのために 休 まざるべし
2 もろもろの 國 はなんぢの 義 を 見 もろもろの 王 はみななんぢの 榮 をみん 斯 てなんぢはヱホバの 口 にて 定 め 給 ふ 新 しき 名 をもて 稱 へらるべし
3 また 汝 はうるはしき 冠 のごとくヱホバの 手 にあり 王 の 冕 のごとくなんぢの 神 のたなごころにあらん
4 人 ふたたび 汝 をすてられたる 者 といはず 再 びなんぢの 地 をあれたる 者 といはじ 却 てなんぢをヘフジバ(わが 悦 ぶところ)ととなへ なんぢの 地 をベウラ(配偶)ととなふべし そはヱホバなんぢをよろこびたまふ なんぢの 地 は 配偶 をえん
5 わかきものの 處女 をめとる 如 くなんぢの 子輩 はなんぢを 娶 らん 新郎 の 新婦 をよろこぶごとくなんぢの 神 なんぢを 喜 びたまふべし
6 ヱルサレムよ 我 なんぢの 石垣 のうへに 斥候 をおきて 終日 終夜 たえず 默 すことなからしむ なんぢらヱホバに 記念 したまはんことを 求 むるものよ 自 らやすむなかれ
7 ヱホバ、ヱルサレムをたてて 全地 に 譽 をえしめ 給 ふまでは 息 め 奉 るなかれ
8 ヱホバその 右手 をさしその 大能 の 臂 をさし 誓 ひて 宣給 く われ 再 びなんぢの 五穀 をなんぢの 敵 にあたへて 食 はせず 異邦人 はなんぢが 勞 したる 酒 をのまざるべし
9 収穫 せしものは 之 をくらひてヱホバを 讃 たたへ 葡萄 をあつめし 者 はわが 聖所 の 庭 にて 之 をのむべし
10 門 よりすすみゆけ 進 みゆけ 民 の 途 をそなへ 土 をもり 土 をもりて 大路 をまうけよ 石 をとりのぞけ もろもろの 民 に 旗 をあげて 示 せ
11 ヱホバ 地 の 極 にまで 告 てのたまはく 汝等 シオンの 女 にいへ 視 よなんぢらの 救 きたる 視 よ 主 の 手 にその 恩賜 あり はたらきの 價 はその 前 にあり
12 而 してかれらはきよき 民 またヱホバにあがなはれたる 者 ととなへられん なんぢは 人 にもとめ 尋 らるるもの 棄 られざる 邑 ととなへらるべし
Chapter 63
1 このエドムよりきたり 緋衣 をきてボヅラよりきたる 者 はたれぞ その 服飾 はなやかに 大 なる 能力 をもて 嚴 しく 歩 みきたる 者 はたれぞ これは 義 をもてかたり 大 にすくひをほどこす 我 なり
2 なんぢの 服飾 はなにゆゑに 赤 くなんぢの 衣 はなにゆゑに 酒榨 をふむ 者 とひとしきや
3 我 はひとりにて 酒榨 をふめり もろもろの 民 のなかに 我 とともにする 者 なし われ 怒 によりて 彼等 をふみ 忿恚 によりてかれらを 蹈 にじりたれば かれらの 血 わが 衣 にそそぎわが 服飾 をことごとく 汚 したり
4 そは 刑罰 の 日 わが 心 の 中 にあり 救贖 の 歳 すでにきたれり
5 われ 見 てたすくる 者 なく 扶 る 者 なきを 奇 しめり この 故 にわが 臂 われをすくひ 我 いきどほり 我 をささへたり
6 われ 怒 によりてもろもろの 民 をふみおさへ 忿恚 によりてかれらを 酔 しめ かれらの 血 を 地 に 流 れしめたり
7 われはヱホバのわれらに 施 したまへる 各種 のめぐみとその 譽 とをかたりつげ 又 その 憐憫 にしたがひ 其 おほくの 恩惠 にしたがひてイスラエルの 家 にほどこし 給 ひたる 大 なる 恩寵 をかたり 告 ん
8 ヱホバいひたまへり 誠 にかれらはわが 民 なり 虚僞 をせざる 子輩 なりと 斯 てヱホバはかれらのために 救主 となりたまへり
9 かれらの 艱難 のときはヱホバもなやみ 給 ひてその 面前 の 使 をもて 彼等 をすくひ その 愛 とその 憐憫 とによりて 彼等 をあがなひ 彼等 をもたげ 昔時 の 日 つねに 彼等 をいだきたまへり
10 然 るにかれらは 悖 りてその 聖 靈 をうれへしめたる 故 にヱホバ 翻然 かれらの 仇 となりて 自 らこれを 攻 たまへり
11 爰 にその 民 いにしへのモーセの 日 をおもひいでて 曰 けるは かれらとその 群 の 牧者 とを 海 より 携 へあげし 者 はいづこにありや 彼等 のなかに 聖 靈 をおきしものは 何處 にありや
12 榮光 のかひなをモーセの 右 にゆかしめ 彼等 のまへに 水 をさきて 自 らとこしへの 名 をつくり
13 彼等 をみちびきて 馬 の 野 をはしるがごとく 躓 かで 淵 をすぎしめたりし 者 はいづこに 在 りや
14 谷 にくだる 家畜 の 如 くにヱホバの 靈 かれらをいこはせ 給 へり 主 よなんぢは 斯 おのれの 民 をみちびきて 榮光 の 名 をつくり 給 へり
15 ねがはくは 天 より 俯觀 なはし その 榮光 あるきよき 居所 より 見 たまへ なんぢの 熱心 となんぢの 大能 あるみわざとは 今 いづこにありや なんぢの 切 なる 仁慈 と 憐憫 とはおさへられて 我 にあらはれず
16 汝 はわれらの 父 なり アブラハムわれらを 知 ず イスラエルわれらを 認 めず されどヱホバよ 汝 はわれらの 父 なり 上古 よりなんぢの 名 をわれらの 贖主 といへり
17 ヱホバよ 何故 にわれらをなんぢの 道 より 離 れまどはしめ 我儕 のこころを 頑固 にして 汝 を 畏 れざらしめたまふや 願 くはなんぢの 僕等 のためになんぢの 產業 なる 支派 のために 歸 りたまへ
18 汝 のきよきたみ 地 をえて 久 しからざるにわれらの 敵 なんぢの 聖所 をふみにじれり
19 我儕 はなんぢに 上古 より 治 められざる 者 のごとく なんぢの 名 をもて 稱 られざる 者 のごとくなりぬ
Chapter 64
1 願 くはなんぢ 天 を 裂 てくだり 給 へ なんぢのみまへに 山々 ふるひ 動 かんことを
2 火 の 柴 をもやし 火 の 水 を 沸 すがごとくして 降 りたまへ かくて 名 をなんぢの 敵 にあらはし もろもろの 國 をなんぢのみまへに 戰慄 かしめたまへ
3 汝 われらが 逆料 あたはざる 懼 るべき 事 をおこなひ 給 ひしときに 降 りたまへり 山々 はその 前 にふるひうごけり
4 上古 よりこのかた 汝 のほかに 何 なる 神 ありて 俟望 みたる 者 にかかる 事 をおこなひしや いまだ 聽 ず いまだ 耳 にいらず いまだ 目 にみしことなし
5 汝 はよろこびて 義 をおこなひなんぢの 途 にありてなんぢを 紀念 するものを 迎 へたまふ 視 よなんぢ 怒 りたまへり われらは 罪 ををかせり かかる 狀 なること 旣 にひさし 我儕 いかで 救 はるるを 得 んや
6 我儕 はみな 潔 からざる 物 のごとくなり われらの 義 はことごとく 汚 れたる 衣 のごとし 我儕 はみな 木葉 のごとく 枯 れ われらのよこしまは 暴風 のごとく 我 らを 吹去 れり
7 なんぢの 名 をよぶ 者 なく みづから 勵 みて 汝 によりすがる 者 なし なんぢ 面 をおほひてわれらを 顧 みたまはず われらが 邪曲 をもてわれらを 消失 せしめたまへり
8 されどヱホバよ 汝 はわれらの 父 なり われらは 泥塊 にしてなんぢは 陶工 なり 我 らは 皆 なんぢの 御手 のわざなり
9 ヱホバよいたく 怒 りたまふなかれ 永 くよこしまを 記念 したまふなかれ 願 くは 顧 みたまへ 我儕 はみななんぢの 民 なり
10 汝 のきよき 諸邑 は 野 となりシオンは 野 となりヱルサレムは 荒廢 れたり
11 我 らの 先祖 が 汝 を 讃 たたへたる 榮光 ある 我儕 のきよき 宮 は 火 にやかれ 我儕 のしたひたる 處 はことごとく 荒 はてたり
12 ヱホバよこれらの 事 あれども 汝 なほみづから 制 へたまふや なんぢなほ 默 してわれらに 深 くくるしみを 受 しめたまふや
Chapter 65
1 我 はわれを 求 めざりしものに 問 もとめられ 我 をたづねざりしものに 見出 され わが 名 をよばざりし 國 にわれ 曰 らく われは 此 にあり 我 はここに 在 と
2 善 らぬ 途 をあゆみおのが 思念 にしたがふ 悖 れる 民 をひねもす 手 をのべて 招 けり
3 この 民 はまのあたり 恒 にわが 怒 をひき 園 のうちにて 犠牲 をささげ 瓦 の 壇 にて 香 をたき
4 墓 のあひだにすわり 隱密 なる 處 にやどり 猪 の 肉 をくらひ 憎 むべきものの 羹 をその 器皿 にもりて
5 人 にいふなんぢ 其處 にたちて 我 にちかづくなかれ そは 我 なんぢよりも 聖 しと 彼 らはわが 鼻 のけぶり 終日 もゆる 火 なり
6 視 よこの 事 わが 前 にしるされたり われ 默 さずして 報 いかへすべし 必 ずかれらの 懷中 に 報 いかへすべし
7 ヱホバいひ 給 く なんぢらの 邪曲 となんぢらが 列祖 のよこしまとはともに 報 いかへすべし かれらは 山上 にて 香 をたき 岡 のうへにて 我 を 汚 ししがゆゑに 我 まづその 作 をはかりてその 懷中 にかへすべし
8 ヱホバ 如此 いひたまふ 人 ぶだうのなかに 汁 あるを 見 ばいはん これを 壞 るなかれ 福祉 その 中 にあればなりと 我 わが 僕等 のために 如此 おこなひてことごとくは 壞 らじ
9 ヤコブより 一裔 をいだしユダよりわれ 山々 をうけつぐべき 者 をいださん わが 撰 みたる 者 はこれをうけつぎ 我 がしもべらは 彼處 にすむべし
10 シヤロンは 羊 のむれの 牧場 となりアコルの 谷 はうしの 群 のふす 所 となりて 我 をたづねもとめたるわが 民 の 有 とならん
11 然 どなんぢらヱホバを 棄 わがきよき 山 をわすれ 机 をガド(禍福 の 神)にそなへ 雜合 せたる 酒 をもりてメニ(運命 の 神)にささぐる 者 よ
12 われ 汝 らを 劍 にわたすべく 定 めたり なんぢらは 皆 かがみて 屠 らるべし 汝等 はわが 呼 しときこたへず わが 語 りしとききかず わが 目 にあしき 事 をおこなひ わが 好 まざりし 事 をえらみたればなり
13 このゆゑに 主 ヱホバかく 言 給 ふ わが 僕等 はくらへども 汝等 はうゑ わが 僕等 はのめども 汝等 はかわき 我 しもべらは 喜 べどもなんぢらははぢ
14 わが 僕等 はこころ 樂 きによりて 歌 うたへども 汝等 はこころ 哀 きによりて 叫 び また 靈魂 うれふるによりて 泣 嗁 ぶべし
15 なんぢらが 遺名 はわが 撰 みたるものの 呪詛 の 料 とならん 主 ヱホバなんぢらを 殺 したまはん 然 どおのれの 僕等 をほかの 名 をもて 呼 たまふべし
16 斯 るがゆゑに 地 にありて 己 のために 福祉 をねがふものは 眞實 の 神 にむかひて 福祉 をもとめ 地 にありて 誓 ふものは 眞實 の 神 をさして 誓 ふべし さきの 困難 は 忘 れられてわが 目 よりかくれ 失 たるに 因 る
17 視 よわれ 新 しき 天 とあたらしき 地 とを 創造 す 人 さきのものを 記念 することなく 之 をその 心 におもひ 出 ることなし
18 然 どなんぢらわが 創造 する 者 によりて 永遠 にたのしみよろこべ 視 よわれはヱルサレムを 造 りてよろこびとしその 民 を 快樂 とす
19 われヱルサレムを 喜 びわが 民 をたのしまん 而 して 泣聲 とさけぶ 聲 とはふたたびその 中 にきこえざるべし
20 日數 わづかにして 死 る 嬰兒 といのちの 日 をみたさざる 老人 とはその 中 にまたあることなかるべし 百歳 にて 死 るものも 尚 わかしとせられ 百歳 にて 死 るものを 詛 れたる 罪人 とすべし
21 かれら 家 をたてて 之 にすみ 葡萄園 をつくりてその 果 をくらふべし
22 かれらが 建 るところにほかの 人 すまず かれらが 造 るところの 果 はほかの 人 くらはず そはわが 民 のいのちは 樹 の 命 の 如 く 我 がえらみたる 者 はその 手 の 工 ふるびうするとも 存 ふべければなり
23 かれらの 勤勞 はむなしからず その 生 ところの 者 はわざはひにかからず 彼等 はヱホバの 福祉 をたまひしものの 裔 にしてその 子輩 もあひ 共 にをる 可 ればなり
24 かれらが 呼 ざるさきにわれこたへ 彼 らが 語 りをへざるに 我 きかん
25 豺狼 とこひつじと 食物 をともにし 獅 は 牛 のごとく 藁 をくらひ 蛇 はちりを 糧 とすべし 斯 てわが 聖山 のいづこにても 害 ふことなく 傷 ることなからん これヱホバの 聖言 なり
Chapter 66
1 ヱホバ 如此 いひたまふ 天 はわが 位 地 はわが 足臺 なり なんぢら 我 がために 如何 なる 家 をたてんとするか 又 いかなる 處 かわが 休憩 の 場 とならん
2 ヱホバ 宣給 く 我 手 はあらゆる 此等 のものを 造 りてこれらの 物 ことごとく 成 れり 我 はただ 苦 しみまた 心 をいため 我 がことばを 畏 れをののくものを 顧 みるなりと
3 牛 をほふるものは 人 をころす 者 のごとく 羔 を 犠牲 とするものは 狗 をくびりころす 者 のごとく 祭物 をささぐるものは 豕 の 血 をささぐる 者 のごとく 香 をたくものは 偶像 をほむる 者 のごとし 彼等 はおのが 途 をえらみその 心 ににくむべき 者 をたのしみとせり
4 我 もまた 災禍 をえらびて 彼等 にあたへ その 懼 るるところの 事 を 彼 らに 臨 ましめん そは 我 よびしとき 應 ふるものなく 我 かたりしとき 聽 ことをせざりき わが 目 にあしき 事 をおこなひわが 好 まざる 事 をえらみたればなり
5 なんぢらヱホバの 言 をおそれをののく 者 よヱホバの 言 をきけ なんぢらの 兄弟 なんぢらを 憎 みなんぢらをわが 名 のために 逐出 していふ 願 くはヱホバその 榮光 をあらはして 我儕 になんぢらの 歡喜 を 見 せしめよと 然 どかれらは 恥 をうけん
6 騒亂 るこゑ 邑 よりきこえ 聲 ありて 宮 よりきこゆ 此 はヱホバその 仇 にむくいをなしたまふ 聲 なり
7 シオンは 產 のなやみを 知 ざるさきに 生 その 劬勞 きたらざるさきに 男子 をうみいだせり
8 誰 がかかる 事 をききしや 誰 がかかる 類 をみしや 一 の 國 はただ 一日 のくるしみにて 成 べけんや 一 つの 國民 は 一時 にうまるべけんや 然 どシオンはくるしむ 間 もなく 直 にその 子輩 をうめり
9 ヱホバ 言 給 く われ 產 にのぞましめしに 何 でうまざらしめんや なんぢの 神 いひたまはく 我 はうましむる 者 なるにいかで 胎 をとざさんや
10 ヱルサレムを 愛 するものよ 皆 かれとともに 喜 べ かれの 故 をもてたのしめ 彼 のために 悲 めるものよ 皆 かれとともに 喜 びたのしめ
11 そはなんぢら 乳 をすふ 如 くヱルサレムの 安慰 をうけて 飽 ことを 得 ん また 乳 をしぼるごとくその 豐 なる 榮 をうけておのづから 心 さわやかならん
12 ヱホバ 如此 いひたまふ 視 よわれ 河 のごとく 彼 に 平康 をあたへ 漲 ぎる 流 のごとく 彼 にもろもろの 國 の 榮 をあたへん 而 して 汝等 これをすひ 背 におはれ 膝 におかれて 樂 しむべし
13 母 のその 子 をなぐさむるごとく 我 もなんぢらを 慰 めん なんぢらはヱルサレムにて 安慰 をうべし
14 なんぢら 見 て 心 よろこばん なんぢらの 骨 は 若草 のさかゆるごとくだるべし ヱホバの 手 はその 僕等 にあらはれ 又 その 仇 をはげしく 怒 りたまはん
15 視 よヱホバは 火中 にあらはれて 來 りたまふその 車輦 ははやちのごとし 烈 しき 威勢 をもてその 怒 をもらし 火 のほのほをもてその 譴 をほどこし 給 はん
16 ヱホバは 火 をもて 劍 をもてよろづの 人 を 刑 ひたまはん ヱホバに 刺殺 さるるもの 多 かるべし
17 ヱホバ 宣給 く みづからを 潔 くしみづからを 別 ちて 園 にゆき その 中 にある 木 の 像 にしたがひ 豕 の 肉 けがれたる 物 および 鼠 をくらふ 者 はみな 共 にたえうせん
18 我 かれらの 作爲 とかれらの 思念 とをしれり 時 きたらばもろもろの 國民 ともろもろの 族 とをあつめん 彼等 きたりてわが 榮光 をみるべし
19 我 かれらのなかに 一 つの 休徴 をたてて 逃 れたる 者 をもろもろの 國 すなはちタルシシよく 弓 をひくブル、ルデおよびトバル、ヤワン 又 わが 聲名 をきかずわが 榮光 をみざる 遙 かなる 諸島 につかはさん 彼等 はわが 榮光 をもろもろの 國 にのべつたふべし
20 ヱホバいひ 給 ふ かれらはイスラエルの 子輩 がきよき 器 にそなへものをもりてヱホバの 家 にたづさへきたるが 如 く なんぢらの 兄弟 をもろもろの 國 の 中 よりたづさへて 馬 車 轎 騾 駱駝 にのらしめ わが 聖山 ヱルサレムにきたらせてヱホバの 祭物 とすべし
21 ヱホバいひ 給 ふ 我 また 彼等 のうちより 人 をえらびて 祭司 としレビ 人 とせんと
22 ヱホバ 宣給 く わが 造 らんとする 新 しき 天 とあたらしき 地 とわが 前 にながくとどまる 如 く なんちの 裔 となんぢの 名 はながくとどまらん
23 ヱホバいひ 給 ふ 新月 ごとに 安息日 ごとによろづの 人 わが 前 にきたりて 崇拜 をなさん
24 かれら 出 てわれに 逆 きたる 人 の 屍 をみん その 蛆 しなずその 火 きえず よろづの 人 にいみきらはるべし