Chapter 1
1 さて、ヤコブと 共 に、おのおのその 家族 を 伴 って、エジプトへ 行 ったイスラエルの 子 らの 名 は 次 のとおりである。
2 すなわちルベン、シメオン、レビ、ユダ、
3 イッサカル、ゼブルン、ベニヤミン、
4 ダン、ナフタリ、ガド、アセルであった。
5 ヤコブの 腰 から 出 たものは、合 わせて七十 人。ヨセフはすでにエジプトにいた。
6 そして、ヨセフは 死 に、兄弟 たちも、その 時代 の 人々 もみな 死 んだ。
7 けれどもイスラエルの 子孫 は 多 くの 子 を 生 み、ますますふえ、はなはだ 強 くなって、国 に 満 ちるようになった。
8 ここに、ヨセフのことを 知 らない 新 しい 王 が、エジプトに 起 った。
9 彼 はその 民 に 言 った、「見 よ、イスラエルびとなるこの 民 は、われわれにとって、あまりにも 多 く、また 強 すぎる。
10 さあ、われわれは、抜 かりなく 彼 らを 取 り 扱 おう。彼 らが 多 くなり、戦 いの 起 るとき、敵 に 味方 して、われわれと 戦 い、ついにこの 国 から 逃 げ 去 ることのないようにしよう」。
11 そこでエジプトびとは 彼 らの 上 に 監督 をおき、重 い 労役 をもって 彼 らを 苦 しめた。彼 らはパロのために 倉庫 の 町 ピトムとラメセスを 建 てた。
12 しかしイスラエルの 人々 が 苦 しめられるにしたがって、いよいよふえひろがるので、彼 らはイスラエルの 人々 のゆえに 恐 れをなした。
13 エジプトびとはイスラエルの 人々 をきびしく 使 い、
14 つらい 務 をもってその 生活 を 苦 しめた。すなわち、しっくいこね、れんが 作 り、および 田畑 のあらゆる 務 に 当 らせたが、そのすべての 労役 はきびしかった。
15 またエジプトの 王 は、ヘブルの 女 のために 取上 げをする 助産婦 でひとりは 名 をシフラといい、他 のひとりは 名 をプアという 者 にさとして、
16 言 った、「ヘブルの 女 のために 助産 をするとき、産 み 台 の 上 を 見 て、もし 男 の 子 ならばそれを 殺 し、女 の 子 ならば 生 かしておきなさい」。
17 しかし 助産婦 たちは 神 をおそれ、エジプトの 王 が 彼 らに 命 じたようにはせず、男 の 子 を 生 かしておいた。
18 エジプトの 王 は 助産婦 たちを 召 して 言 った、「あなたがたはなぜこのようなことをして、男 の 子 を 生 かしておいたのか」。
19 助産婦 たちはパロに 言 った、「ヘブルの 女 はエジプトの 女 とは 違 い、彼女 たちは 健 やかで 助産婦 が 行 く 前 に 産 んでしまいます」。
20 それで 神 は 助産婦 たちに 恵 みをほどこされた。そして 民 はふえ、非常 に 強 くなった。
21 助産婦 たちは 神 をおそれたので、神 は 彼女 たちの 家 を 栄 えさせられた。
22 そこでパロはそのすべての 民 に 命 じて 言 った、「ヘブルびとに 男 の 子 が 生 れたならば、みなナイル 川 に 投 げこめ。しかし 女 の 子 はみな 生 かしておけ」。
Chapter 2
1 さて、レビの 家 のひとりの 人 が 行 ってレビの 娘 をめとった。
2 女 はみごもって、男 の 子 を 産 んだが、その 麗 しいのを 見 て、三 月 のあいだ 隠 していた。
3 しかし、もう 隠 しきれなくなったので、パピルスで 編 んだかごを 取 り、それにアスファルトと 樹脂 とを 塗 って、子 をその 中 に 入 れ、これをナイル 川 の 岸 の 葦 の 中 においた。
4 その 姉 は、彼 がどうされるかを 知 ろうと、遠 く 離 れて 立 っていた。
5 ときにパロの 娘 が 身 を 洗 おうと、川 に 降 りてきた。侍女 たちは 川 べを 歩 いていたが、彼女 は、葦 の 中 にかごのあるのを 見 て、つかえめをやり、それを 取 ってこさせ、
6 あけて 見 ると 子供 がいた。見 よ、幼 な 子 は 泣 いていた。彼女 はかわいそうに 思 って 言 った、「これはヘブルびとの 子供 です」。
7 そのとき 幼 な 子 の 姉 はパロの 娘 に 言 った、「わたしが 行 ってヘブルの 女 のうちから、あなたのために、この 子 に 乳 を 飲 ませるうばを 呼 んでまいりましょうか」。
8 パロの 娘 が「行 ってきてください」と 言 うと、少女 は 行 ってその 子 の 母 を 呼 んできた。
9 パロの 娘 は 彼女 に 言 った、「この 子 を 連 れて 行 って、わたしに 代 り、乳 を 飲 ませてください。わたしはその 報酬 をさしあげます」。女 はその 子 を 引 き 取 って、これに 乳 を 与 えた。
10 その 子 が 成長 したので、彼女 はこれをパロの 娘 のところに 連 れて 行 った。そして 彼 はその 子 となった。彼女 はその 名 をモーセと 名 づけて 言 った、「水 の 中 からわたしが 引 き 出 したからです」。
11 モーセが 成長 して 後、ある 日 のこと、同胞 の 所 に 出 て 行 って、そのはげしい 労役 を 見 た。彼 はひとりのエジプトびとが、同胞 のひとりであるヘブルびとを 打 つのを 見 たので、
12 左右 を 見 まわし、人 のいないのを 見 て、そのエジプトびとを 打 ち 殺 し、これを 砂 の 中 に 隠 した。
13 次 の 日 また 出 て 行 って、ふたりのヘブルびとが 互 に 争 っているのを 見、悪 い 方 の 男 に 言 った、「あなたはなぜ、あなたの 友 を 打 つのですか」。
14 彼 は 言 った、「だれがあなたを 立 てて、われわれのつかさ、また 裁判人 としたのですか。エジプトびとを 殺 したように、あなたはわたしを 殺 そうと 思 うのですか」。モーセは 恐 れた。そしてあの 事 がきっと 知 れたのだと 思 った。
15 パロはこの 事 を 聞 いて、モーセを 殺 そうとした。しかしモーセはパロの 前 をのがれて、ミデヤンの 地 に 行 き、井戸 のかたわらに 座 していた。
16 さて、ミデヤンの 祭司 に七 人 の 娘 があった。彼女 たちはきて 水 をくみ、水槽 にみたして 父 の 羊 の 群 れに 飲 ませようとしたが、
17 羊飼 たちがきて 彼女 らを 追 い 払 ったので、モーセは 立 ち 上 がって 彼女 たちを 助 け、その 羊 の 群 れに 水 を 飲 ませた。
18 彼女 たちが 父 リウエルのところに 帰 った 時、父 は 言 った、「きょうは、どうして、こんなに 早 く 帰 ってきたのか」。
19 彼女 たちは 言 った、「ひとりのエジプトびとが、わたしたちを 羊飼 たちの 手 から 助 け 出 し、そのうえ、水 をたくさんくんで、羊 の 群 れに 飲 ませてくれたのです」。
20 彼 は 娘 たちに 言 った、「そのかたはどこにおられるか。なぜ、そのかたをおいてきたのか。呼 んできて、食事 をさしあげなさい」。
21 モーセがこの 人 と 共 におることを 好 んだので、彼 は 娘 のチッポラを 妻 としてモーセに 与 えた。
22 彼女 が 男 の 子 を 産 んだので、モーセはその 名 をゲルショムと 名 づけた。「わたしは 外国 に 寄留者 となっている」と 言 ったからである。
23 多 くの 日 を 経 て、エジプトの 王 は 死 んだ。イスラエルの 人々 は、その 苦役 の 務 のゆえにうめき、また 叫 んだが、その 苦役 のゆえの 叫 びは 神 に 届 いた。
24 神 は 彼 らのうめきを 聞 き、神 はアブラハム、イサク、ヤコブとの 契約 を 覚 え、
25 神 はイスラエルの 人々 を 顧 み、神 は 彼 らをしろしめされた。
Chapter 3
1 モーセは 妻 の 父、ミデヤンの 祭司 エテロの 羊 の 群 れを 飼 っていたが、その 群 れを 荒野 の 奥 に 導 いて、神 の 山 ホレブにきた。
2 ときに 主 の 使 は、しばの 中 の 炎 のうちに 彼 に 現 れた。彼 が 見 ると、しばは 火 に 燃 えているのに、そのしばはなくならなかった。
3 モーセは 言 った、「行 ってこの 大 きな 見 ものを 見、なぜしばが 燃 えてしまわないかを 知 ろう」。
4 主 は 彼 がきて 見定 ようとするのを 見、神 はしばの 中 から 彼 を 呼 んで、「モーセよ、モーセよ」と 言 われた。彼 は「ここにいます」と 言 った。
5 神 は 言 われた、「ここに 近 づいてはいけない。足 からくつを 脱 ぎなさい。あなたが 立 っているその 場所 は 聖 なる 地 だからである」。
6 また 言 われた、「わたしは、あなたの 先祖 の 神、アブラハムの 神、イサクの 神、ヤコブの 神 である」。モーセは 神 を 見 ることを 恐 れたので 顔 を 隠 した。
7 主 はまた 言 われた、「わたしは、エジプトにいるわたしの 民 の 悩 みを、つぶさに 見、また 追 い 使 う 者 のゆえに 彼 らの 叫 ぶのを 聞 いた。わたしは 彼 らの 苦 しみを 知 っている。
8 わたしは 下 って、彼 らをエジプトびとの 手 から 救 い 出 し、これをかの 地 から 導 き 上 って、良 い 広 い 地、乳 と 蜜 の 流 れる 地、すなわちカナンびと、ヘテびと、アモリびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとのおる 所 に 至 らせようとしている。
9 いまイスラエルの 人々 の 叫 びがわたしに 届 いた。わたしはまたエジプトびとが 彼 らをしえたげる、そのしえたげを 見 た。
10 さあ、わたしは、あなたをパロにつかわして、わたしの 民、イスラエルの 人々 をエジプトから 導 き 出 させよう」。
11 モーセは 神 に 言 った、「わたしは、いったい 何者 でしょう。わたしがパロのところへ 行 って、イスラエルの 人々 をエジプトから 導 き 出 すのでしょうか」。
12 神 は 言 われた、「わたしは 必 ずあなたと 共 にいる。これが、わたしのあなたをつかわしたしるしである。あなたが 民 をエジプトから 導 き 出 したとき、あなたがたはこの 山 で 神 に 仕 えるであろう」。
13 モーセは 神 に 言 った、「わたしがイスラエルの 人々 のところへ 行 って、彼 らに『あなたがたの 先祖 の 神 が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と 言 うとき、彼 らが『その 名 はなんというのですか』とわたしに 聞 くならば、なんと 答 えましょうか」。
14 神 はモーセに 言 われた、「わたしは、有 って 有 る 者」。また 言 われた、「イスラエルの 人々 にこう 言 いなさい、『「わたしは 有 る」というかたが、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と」。
15 神 はまたモーセに 言 われた、「イスラエルの 人々 にこう 言 いなさい『あなたがたの 先祖 の 神、アブラハムの 神、イサクの 神、ヤコブの 神 である 主 が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と。これは 永遠 にわたしの 名、これは 世々 のわたしの 呼 び 名 である。
16 あなたは 行 って、イスラエルの 長老 たちを 集 めて 言 いなさい、『あなたがたの 先祖 の 神、アブラハム、イサク、ヤコブの 神 である 主 は、わたしに 現 れて 言 われました、「わたしはあなたがたを 顧 み、あなたがたがエジプトでされている 事 を 確 かに 見 た。
17 それでわたしはあなたがたを、エジプトの 悩 みから 導 き 出 して、カナンびと、ヘテびと、アモリびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとの 地、乳 と 蜜 の 流 れる 地 へ 携 え 上 ろうと 決心 した」と』。
18 彼 らはあなたの 声 に 聞 き 従 うであろう。あなたはイスラエルの 長老 たちと 一緒 にエジプトの 王 のところへ 行 って 言 いなさい、『ヘブルびとの 神、主 がわたしたちに 現 れられました。それで、わたしたちを、三 日 の 道 のりほど 荒野 に 行 かせて、わたしたちの 神、主 に 犠牲 をささげることを 許 してください』と。
19 しかし、エジプトの 王 は 強 い 手 をもって 迫 らなければ、あなたがたを 行 かせないのをわたしは 知 っている。
20 それで、わたしは 手 を 伸 べて、エジプトのうちに 行 おうとする、さまざまの 不思議 をもってエジプトを 打 とう。その 後 に 彼 はあなたがたを 去 らせるであろう。
21 わたしはこの 民 にエジプトびとの 好意 を 得 させる。あなたがたは 去 るときに、むなし 手 で 去 ってはならない。
22 女 はみな、その 隣 の 女 と、家 に 宿 っている 女 に、銀 の 飾 り、金 の 飾 り、また 衣服 を 求 めなさい。そしてこれらを、あなたがたのむすこ、娘 に 着 けさせなさい。このようにエジプトびとのものを 奪 い 取 りなさい」。
Chapter 4
1 モーセは 言 った、「しかし、彼 らはわたしを 信 ぜず、またわたしの 声 に 聞 き 従 わないで 言 うでしょう、『主 はあなたに 現 れなかった』と」。
2 主 は 彼 に 言 われた、「あなたの 手 にあるそれは 何 か」。彼 は 言 った、「つえです」。
3 また 言 われた、「それを 地 に 投 げなさい」。彼 がそれを 地 に 投 げると、へびになったので、モーセはその 前 から 身 を 避 けた。
4 主 はモーセに 言 われた、「あなたの 手 を 伸 ばして、その 尾 を 取 りなさい。――そこで 手 を 伸 ばしてそれを 取 ると、手 のなかでつえとなった。――
5 これは、彼 らの 先祖 たちの 神、アブラハムの 神、イサクの 神、ヤコブの 神 である 主 が、あなたに 現 れたのを、彼 らに 信 じさせるためである」。
6 主 はまた 彼 に 言 われた、「あなたの 手 をふところに 入 れなさい」。彼 が 手 をふところに 入 れ、それを 出 すと、手 は、らい 病 にかかって、雪 のように 白 くなっていた。
7 主 は 言 われた、「手 をふところにもどしなさい」。彼 は 手 をふところにもどし、それをふところから 出 して 見 ると、回復 して、もとの 肉 のようになっていた。
8 主 は 言 われた、「彼 らがもしあなたを 信 ぜず、また 初 めのしるしを 認 めないならば、後 のしるしは 信 じるであろう。
9 彼 らがもしこの二つのしるしをも 信 ぜず、あなたの 声 に 聞 き 従 わないならば、あなたはナイル 川 の 水 を 取 って、かわいた 地 に 注 ぎなさい。あなたがナイル 川 から 取 った 水 は、かわいた 地 で 血 となるであろう」。
10 モーセは 主 に 言 った、「ああ 主 よ、わたしは 以前 にも、またあなたが、しもべに 語 られてから 後 も、言葉 の 人 ではありません。わたしは 口 も 重 く、舌 も 重 いのです」。
11 主 は 彼 に 言 われた、「だれが 人 に 口 を 授 けたのか。おし、耳 しい、目 あき、目 しいにだれがするのか。主 なるわたしではないか。
12 それゆえ 行 きなさい。わたしはあなたの 口 と 共 にあって、あなたの 言 うべきことを 教 えるであろう」。
13 モーセは 言 った、「ああ、主 よ、どうか、ほかの 適当 な 人 をおつかわしください」。
14 そこで、主 はモーセにむかって 怒 りを 発 して 言 われた、「あなたの 兄弟 レビびとアロンがいるではないか。わたしは 彼 が 言葉 にすぐれているのを 知 っている。見 よ、彼 はあなたに 会 おうとして 出 てきている。彼 はあなたを 見 て 心 に 喜 ぶであろう。
15 あなたは 彼 に 語 って 言葉 をその 口 に 授 けなさい。わたしはあなたの 口 と 共 にあり、彼 の 口 と 共 にあって、あなたがたのなすべきことを 教 え、
16 彼 はあなたに 代 って 民 に 語 るであろう。彼 はあなたの 口 となり、あなたは 彼 のために、神 に 代 るであろう。
17 あなたはそのつえを 手 に 執 り、それをもって、しるしを 行 いなさい」。
18 モーセは 妻 の 父 エテロのところに 帰 って 彼 に 言 った、「どうかわたしを、エジプトにいる 身 うちの 者 のところに 帰 らせ、彼 らがまだ 生 きながらえているか、どうかを 見 させてください」。エテロはモーセに 言 った、「安 んじて 行 きなさい」。
19 主 はミデヤンでモーセに 言 われた、「エジプトに 帰 って 行 きなさい。あなたの 命 を 求 めた 人々 はみな 死 んだ」。
20 そこでモーセは 妻 と 子供 たちをとり、ろばに 乗 せて、エジプトの 地 に 帰 った。モーセは 手 に 神 のつえを 執 った。
21 主 はモーセに 言 われた、「あなたがエジプトに 帰 ったとき、わたしがあなたの 手 に 授 けた 不思議 を、みなパロの 前 で 行 いなさい。しかし、わたしが 彼 の 心 をかたくなにするので、彼 は 民 を 去 らせないであろう。
22 あなたはパロに 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられる。イスラエルはわたしの 子、わたしの 長子 である。
23 わたしはあなたに 言 う。わたしの 子 を 去 らせて、わたしに 仕 えさせなさい。もし 彼 を 去 らせるのを 拒 むならば、わたしはあなたの 子、あなたの 長子 を 殺 すであろう』と」。
24 さてモーセが 途中 で 宿 っている 時、主 は 彼 に 会 って 彼 を 殺 そうとされた。
25 その 時 チッポラは 火打 ち 石 の 小刀 を 取 って、その 男 の 子 の 前 の 皮 を 切 り、それをモーセの 足 につけて 言 った、「あなたはまことに、わたしにとって 血 の 花婿 です」。
26 そこで、主 はモーセをゆるされた。この 時「血 の 花婿 です」とチッポラが 言 ったのは 割礼 のゆえである。
27 主 はアロンに 言 われた、「荒野 に 行 ってモーセに 会 いなさい」。彼 は 行 って 神 の 山 でモーセに 会 い、これに 口 づけした。
28 モーセは 自分 をつかわされた 主 のすべての 言葉 と、命 じられたすべてのしるしをアロンに 告 げた。
29 そこでモーセとアロンは 行 ってイスラエルの 人々 の 長老 たちをみな 集 めた。
30 そしてアロンは 主 がモーセに 語 られた 言葉 を、ことごとく 告 げた。また 彼 は 民 の 前 でしるしを 行 ったので、
31 民 は 信 じた。彼 らは 主 がイスラエルの 人々 を 顧 み、その 苦 しみを 見 られたのを 聞 き、伏 して 礼拝 した。
Chapter 5
1 その 後、モーセとアロンは 行 ってパロに 言 った、「イスラエルの 神、主 はこう 言 われる、『わたしの 民 を 去 らせ、荒野 で、わたしのために 祭 をさせなさい』と」。
2 パロは 言 った、「主 とはいったい 何者 か。わたしがその 声 に 聞 き 従 ってイスラエルを 去 らせなければならないのか。わたしは 主 を 知 らない。またイスラエルを 去 らせはしない」。
3 彼 らは 言 った、「ヘブルびとの 神 がわたしたちに 現 れました。どうか、わたしたちを三 日 の 道 のりほど 荒野 に 行 かせ、わたしたちの 神、主 に 犠牲 をささげさせてください。そうしなければ 主 は 疫病 か、つるぎをもって、わたしたちを 悩 まされるからです」。
4 エジプトの 王 は 彼 らに 言 った、「モーセとアロンよ、あなたがたは、なぜ 民 に 働 きをやめさせようとするのか。自分 の 労役 につくがよい」。
5 パロはまた 言 った、「見 よ、今 や 土民 の 数 は 多 い。しかも、あなたがたは 彼 らに 労役 を 休 ませようとするのか」。
6 その 日、パロは 民 を 追 い 使 う 者 と、民 のかしらたちに 命 じて 言 った、
7 「あなたがたは、れんがを 作 るためのわらを、もはや、今 までのように、この 民 に 与 えてはならない。彼 らに 自分 で 行 って、わらを 集 めさせなさい。
8 また 前 に 作 っていた、れんがの 数 どおりに 彼 らに 作 らせ、それを 減 らしてはならない。彼 らはなまけ 者 だ。それだから、彼 らは 叫 んで、『行 ってわたしたちの 神 に 犠牲 をささげさせよ』と 言 うのだ。
9 この 人々 の 労役 を 重 くして、働 かせ、偽 りの 言葉 に 心 を 寄 せさせぬようにしなさい」。
10 そこで 民 を 追 い 使 う 者 たちと、民 のかしらたちは 出 て 行 って、民 に 言 った、「パロはこう 仰 せられる、『あなたがたに、わらは 与 えない。
11 自分 で 行 って、見 つかる 所 から、わらを 取 って 来 るがよい。しかし 働 きは 少 しも 減 らしてはならない』と」。
12 そこで 民 はエジプトの 全 地 に 散 って、わらのかわりに、刈 り 株 を 集 めた。
13 追 い 使 う 者 たちは、彼 らをせき 立 てて 言 った、「わらがあった 時 と 同 じように、あなたがたの 働 きの、日 ごとの 分 を 仕上 げなければならない」。
14 パロの 追 い 使 う 者 たちがイスラエルの 人々 の 上 に 立 てたかしらたちは、打 たれて、「なぜ、あなたがたは、れんが 作 りの 仕事 を、きょうも、前 のように 仕上 げないのか」と 言 われた。
15 そこで、イスラエルの 人々 のかしらたちはパロのところに 行 き、叫 んで 言 った、「あなたはなぜ、しもべどもにこんなことをなさるのですか。
16 しもべどもは、わらを 与 えられず、しかも 彼 らはわたしたちに、『れんがは 作 れ』と 言 うのです。その 上、しもべどもは 打 たれています。罪 はあなたの 民 にあるのです」。
17 パロは 言 った、「あなたがたは、なまけ 者 だ、なまけ 者 だ。それだから、『行 って、主 に 犠牲 をささげさせよ』と 言 うのだ。
18 さあ、行 って 働 きなさい。わらは 与 えないが、なおあなたがたは 定 めた 数 のれんがを 納 めなければならない」。
19 イスラエルの 人々 のかしらたちは、「れんがの 日 ごとの 分 を 減 らしてはならない」と 言 われたので、悪 い 事態 になったことを 知 った。
20 彼 らがパロを 離 れて 出 てきた 時、彼 らに 会 おうとして 立 っていたモーセとアロンに 会 ったので、
21 彼 らに 言 った、「主 があなたがたをごらんになって、さばかれますように。あなたがたは、わたしたちをパロとその 家来 たちにきらわせ、つるぎを 彼 らの 手 に 渡 して、殺 させようとしておられるのです」。
22 モーセは 主 のもとに 帰 って 言 った、「主 よ、あなたは、なぜこの 民 をひどい 目 にあわされるのですか。なんのためにわたしをつかわされたのですか。
23 わたしがパロのもとに 行 って、あなたの 名 によって 語 ってからこのかた、彼 はこの 民 をひどい 目 にあわせるばかりです。また、あなたは、すこしもあなたの 民 を 救 おうとなさいません」。
Chapter 6
1 主 はモーセに 言 われた、「今、あなたは、わたしがパロに 何 をしようとしているかを 見 るであろう。すなわちパロは 強 い 手 にしいられて、彼 らを 去 らせるであろう。否、彼 は 強 い 手 にしいられて、彼 らを 国 から 追 い 出 すであろう」。
2 神 はモーセに 言 われた、「わたしは 主 である。
3 わたしはアブラハム、イサク、ヤコブには 全能 の 神 として 現 れたが、主 という 名 では、自分 を 彼 らに 知 らせなかった。
4 わたしはまたカナンの 地、すなわち 彼 らが 寄留 したその 寄留 の 地 を、彼 らに 与 えるという 契約 を 彼 らと 立 てた。
5 わたしはまた、エジプトびとが 奴隷 としているイスラエルの 人々 のうめきを 聞 いて、わたしの 契約 を 思 い 出 した。
6 それゆえ、イスラエルの 人々 に 言 いなさい、『わたしは 主 である。わたしはあなたがたをエジプトびとの 労役 の 下 から 導 き 出 し、奴隷 の 務 から 救 い、また 伸 べた 腕 と 大 いなるさばきをもって、あなたがたをあがなうであろう。
7 わたしはあなたがたを 取 ってわたしの 民 とし、わたしはあなたがたの 神 となる。わたしがエジプトびとの 労役 の 下 からあなたがたを 導 き 出 すあなたがたの 神、主 であることを、あなたがたは 知 るであろう。
8 わたしはアブラハム、イサク、ヤコブに 与 えると 手 を 挙 げて 誓 ったその 地 にあなたがたをはいらせ、それを 所有 として、与 えるであろう。わたしは 主 である』と」。
9 モーセはこのようにイスラエルの 人々 に 語 ったが、彼 らは 心 の 痛 みと、きびしい 奴隷 の 務 のゆえに、モーセに 聞 き 従 わなかった。
10 さて 主 はモーセに 言 われた、
11 「エジプトの 王 パロのところに 行 って、彼 がイスラエルの 人々 をその 国 から 去 らせるように 話 しなさい」。
12 モーセは 主 にむかって 言 った、「イスラエルの 人々 でさえ、わたしの 言 うことを 聞 かなかったのに、どうして、くちびるに 割礼 のないわたしの 言 うことを、パロが 聞 き 入 れましょうか」。
13 しかし、主 はモーセとアロンに 語 って、イスラエルの 人々 と、エジプトの 王 パロのもとに 行 かせ、イスラエルの 人々 をエジプトの 地 から 導 き 出 せと 命 じられた。
14 彼 らの 先祖 の 家 の 首長 たちは 次 のとおりである。すなわちイスラエルの 長子 ルベンの 子 らはハノク、パル、ヘヅロン、カルミで、これらはルベンの 一族 である。
15 シメオンの 子 らはエムエル、ヤミン、オハデ、ヤキン、ゾハル、およびカナンの 女 から 生 れたシャウルで、これらはシメオンの 一族 である。
16 レビの 子 らの 名 は、その 世代 に 従 えば、ゲルション、コハテ、メラリで、レビの 一生 は百三十七 年 であった。
17 ゲルションの 子 らの 一族 はリブニとシメイである。
18 コハテの 子 らはアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエルで、コハテの 一生 は百三十三 年 であった。
19 メラリの 子 らはマヘリとムシである。これらはその 世代 によるレビの 一族 である。
20 アムラムは 父 の 妹 ヨケベデを 妻 としたが、彼女 はアロンとモーセを 彼 に 産 んだ。アムラムの 一生 は百三十七 年 であった。
21 イヅハルの 子 らはコラ、ネペグ、ジクリである。
22 ウジエルの 子 らはミサエル、エルザパン、シテリである。
23 アロンはナションの 姉妹、アミナダブの 娘 エリセバを 妻 とした。エリセバは 彼 にナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルを 産 んだ。
24 コラの 子 らはアッシル、エルカナ、アビアサフで、これらはコラびとの 一族 である。
25 アロンの 子 エレアザルはプテエルの 娘 のひとりを 妻 とした。彼女 はピネハスを 彼 に 産 んだ。これらは、その 一族 によるレビびとの 先祖 の 家 の 首長 たちである。
26 主 が、「イスラエルの 人々 をその 軍団 に 従 って、エジプトの 地 から 導 き 出 しなさい」と 言 われたのは、このアロンとモーセである。
27 彼 らはイスラエルの 人々 をエジプトから 導 き 出 すことについて、エジプトの 王 パロに 語 ったもので、すなわちこのモーセとアロンである。
28 主 がエジプトの 地 でモーセに 語 られた 日 に、
29 主 はモーセに 言 われた、「わたしは 主 である。わたしがあなたに 語 ることは、みなエジプトの 王 パロに 語 りなさい」。
30 しかしモーセは 主 にむかって 言 った、「ごらんのとおり、わたしは、くちびるに 割礼 のない 者 です。パロがどうしてわたしの 言 うことを 聞 きいれましょうか」。
Chapter 7
1 主 はモーセに 言 われた、「見 よ、わたしはあなたをパロに 対 して 神 のごときものとする。あなたの 兄弟 アロンはあなたの 預言者 となるであろう。
2 あなたはわたしが 命 じることを、ことごとく 彼 に 告 げなければならない。そしてあなたの 兄弟 アロンはパロに 告 げて、イスラエルの 人々 をその 国 から 去 らせるようにさせなければならない。
3 しかし、わたしはパロの 心 をかたくなにするので、わたしのしるしと 不思議 をエジプトの 国 に 多 く 行 っても、
4 パロはあなたがたの 言 うことを 聞 かないであろう。それでわたしは 手 をエジプトの 上 に 加 え、大 いなるさばきをくだして、わたしの 軍団、わたしの 民 イスラエルの 人々 を、エジプトの 国 から 導 き 出 すであろう。
5 わたしが 手 をエジプトの 上 にさし 伸 べて、イスラエルの 人々 を 彼 らのうちから 導 き 出 す 時、エジプトびとはわたしが 主 であることを 知 るようになるであろう」。
6 モーセとアロンはそのように 行 った。すなわち 主 が 彼 らに 命 じられたように 行 った。
7 彼 らがパロと 語 った 時、モーセは八十 歳、アロンは八十三 歳 であった。
8 主 はモーセとアロンに 言 われた、
9 「パロがあなたがたに、『不思議 をおこなって 証拠 を 示 せ』と 言 う 時、あなたはアロンに 言 いなさい、『あなたのつえを 取 って、パロの 前 に 投 げなさい』と。するとそれはへびになるであろう」。
10 それで、モーセとアロンはパロのところに 行 き、主 の 命 じられたとおりにおこなった。すなわちアロンはそのつえを、パロとその 家来 たちの 前 に 投 げると、それはへびになった。
11 そこでパロもまた 知者 と 魔法使 を 召 し 寄 せた。これらのエジプトの 魔術 師 らもまた、その 秘術 をもって 同 じように 行 った。
12 すなわち 彼 らは、おのおのそのつえを 投 げたが、それらはへびになった。しかし、アロンのつえは 彼 らのつえを、のみつくした。
13 けれども、パロの 心 はかたくなになって、主 の 言 われたように、彼 らの 言 うことを 聞 かなかった。
14 主 はモーセに 言 われた、「パロの 心 はかたくなで、彼 は 民 を 去 らせることを 拒 んでいる。
15 あなたは、あすの 朝、パロのところに 行 きなさい。見 よ、彼 は 水 のところに 出 ている。あなたは、へびに 変 ったあのつえを 手 に 執 り、ナイル 川 の 岸 に 立 って 彼 に 会 い、
16 そして 彼 に 言 いなさい、『ヘブルびとの 神、主 がわたしをあなたにつかわして 言 われます、「わたしの 民 を 去 らせ、荒野 で、わたしに 仕 えるようにさせよ」と。しかし 今 もなお、あなたが 聞 きいれようとされないので、
17 主 はこう 仰 せられます、「これによってわたしが 主 であることを、あなたは 知 るでしょう。見 よ、わたしが 手 にあるつえでナイル 川 の 水 を 打 つと、それは 血 に 変 るであろう。
18 そして 川 の 魚 は 死 に、川 は 臭 くなり、エジプトびとは 川 の 水 を 飲 むことをいとうであろう」』と」。
19 主 はまたモーセに 言 われた、「あなたはアロンに 言 いなさい、『あなたのつえを 執 って、手 をエジプトの 水 の 上、川 の 上、流 れの 上、池 の 上、またそのすべての 水 たまりの 上 にさし 伸 べて、それを 血 にならせなさい。エジプト 全国 にわたって、木 の 器、石 の 器 にも、血 があるようになるでしょう』と」。
20 モーセとアロンは 主 の 命 じられたようにおこなった。すなわち、彼 はパロとその 家来 たちの 目 の 前 で、つえをあげてナイル 川 の 水 を 打 つと、川 の 水 は、ことごとく 血 に 変 った。
21 それで 川 の 魚 は 死 に、川 は 臭 くなり、エジプトびとは 川 の 水 を 飲 むことができなくなった。そしてエジプト 全国 にわたって 血 があった。
22 エジプトの 魔術 師 らも 秘術 をもって 同 じようにおこなった。しかし、主 の 言 われたように、パロの 心 はかたくなになり、彼 らの 言 うことを 聞 かなかった。
23 パロは 身 をめぐらして 家 に 入 り、またこのことをも 心 に 留 めなかった。
24 すべてのエジプトびとはナイル 川 の 水 が 飲 めなかったので、飲 む 水 を 得 ようと、川 のまわりを 掘 った。
25 主 がナイル 川 を 打 たれてのち 七日 を 経 た。
Chapter 8
1 主 はモーセに 言 われた、「あなたはパロのところに 行 って 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられます、「わたしの 民 を 去 らせて、わたしに 仕 えさせなさい。
2 しかし、去 らせることを 拒 むならば、見 よ、わたしは、かえるをもって、あなたの 領土 を、ことごとく 撃 つであろう。
3 ナイル 川 にかえるが 群 がり、のぼって、あなたの 家、あなたの 寝室 にはいり、寝台 にのぼり、あなたの 家来 と 民 の 家 にはいり、またあなたのかまどや、こね 鉢 にはいり、
4 あなたと、あなたの 民 と、すべての 家来 のからだに、はい 上 がるであろう」と』」。
5 主 はモーセに 言 われた、「あなたはアロンに 言 いなさい、『つえを 持 って、手 を 川 の 上、流 れの 上、、池 の 上 にさし 伸 べ、かえるをエジプトの 地 にのぼらせなさい』と」。
6 アロンが 手 をエジプトの 水 の 上 にさし 伸 べたので、かえるはのぼってエジプトの 地 をおおった。
7 魔術 師 らも 秘術 をもって 同 じように 行 い、かえるをエジプトの 地 にのぼらせた。
8 パロはモーセとアロンを 召 して 言 った、「かえるをわたしと、わたしの 民 から 取 り 去 るように 主 に 願 ってください。そのときわたしはこの 民 を 去 らせて、主 に 犠牲 をささげさせるでしょう」。
9 モーセはパロに 言 った、「あなたと、あなたの 家来 と、あなたの 民 のために、わたしがいつ 願 って、このかえるを、あなたとあなたの 家 から 断 って、ナイル 川 だけにとどまらせるべきか、きめてください」。
10 パロは 言 った、「明日」。モーセは 言 った、「仰 せのとおりになって、わたしたちの 神、主 に 並 ぶもののないことを、あなたが 知 られますように。
11 そして、かえるはあなたと、あなたの 家 と、あなたの 家来 と、あなたの 民 を 離 れてナイル 川 にだけとどまるでしょう」。
12 こうしてモーセとアロンはパロを 離 れて 出 た。モーセは 主 がパロにつかわされたかえるの 事 について、主 に 呼 び 求 めたので、
13 主 はモーセのことばのようにされ、かえるは 家 から、庭 から、また 畑 から 死 に 絶 えた。
14 これをひと 山 ひと 山 に 積 んだので、地 は 臭 くなった。
15 ところがパロは 息 つくひまのできたのを 見 て、主 が 言 われたように、その 心 をかたくなにして 彼 らの 言 うことを 聞 かなかった。
16 主 はモーセに 言 われた、「あなたはアロンに 言 いなさい、『あなたのつえをさし 伸 べて 地 のちりを 打 ち、それをエジプトの 全国 にわたって、ぶよとならせなさい』と」。
17 彼 らはそのように 行 った。すなわちアロンはそのつえをとって 手 をさし 伸 べ、地 のちりを 打 ったので、ぶよは 人 と 家畜 についた。すなわち、地 のちりはみなエジプトの 全国 にわたって、ぶよとなった。
18 魔術 師 らも 秘術 をもって 同 じように 行 い、ぶよを 出 そうとしたが、彼 らにはできなかった。ぶよが 人 と 家畜 についたので、
19 魔術 師 らはパロに 言 った、「これは 神 の 指 です」。しかし 主 の 言 われたように、パロの 心 はかたくなになって、彼 らのいうことを 聞 かなかった。
20 主 はモーセに 言 われた、「あなたは 朝 早 く 起 きてパロの 前 に 立 ちなさい。ちょうど 彼 は 水 のところに 出 ているから 彼 に 言 いなさい、『主 はこう 仰 せられる、「わたしの 民 を 去 らせて、わたしに 仕 えさせなさい。
21 あなたがわたしの 民 を 去 らせないならば、わたしは、あなたとあなたの 家来 と、あなたの 民 とあなたの 家 とに、あぶの 群 れをつかわすであろう。エジプトびとの 家々 は、あぶの 群 れで 満 ち、彼 らの 踏 む 地 もまた、そうなるであろう。
22 その 日 わたしは、わたしの 民 の 住 むゴセンの 地 を 区 別 して、そこにあぶの 群 れを 入 れないであろう。国 の 中 でわたしが 主 であることをあなたが 知 るためである。
23 わたしはわたしの 民 とあなたの 民 の 間 に 区別 をおく。このしるしは、あす 起 るであろう」と』」。
24 主 はそのようにされたので、おびただしいあぶが、パロの 家 と、その 家来 の 家 と、エジプトの 全国 にはいってきて、地 はあぶの 群 れのために 害 をうけた。
25 そこで、パロはモーセとアロンを 召 して 言 った、「あなたがたは 行 ってこの 国 の 内 で、あなたがたの 神 に 犠牲 をささげなさい」。
26 モーセは 言 った、「そうすることはできません。わたしたちはエジプトびとの 忌 むものを 犠牲 として、わたしたちの 神、主 にささげるからです。もし、エジプトびとの 目 の 前 で、彼 らの 忌 むものを 犠牲 にささげるならば、彼 らはわたしたちを 石 で 打 たないでしょうか。
27 わたしたちは三 日 の 道 のりほど、荒野 にはいって、わたしたちの 神、主 に 犠牲 をささげ、主 がわたしたちに 命 じられるようにしなければなりません」。
28 パロは 言 った、「わたしはあなたがたを 去 らせ、荒野 で、あなたがたの 神、主 に 犠牲 をささげさせよう。ただあまり 遠 くへ 行 ってはならない。わたしのために 祈願 しなさい」。
29 モーセは 言 った、「わたしはあなたのもとから 出 て 行 って 主 に 祈願 しましょう。あすあぶの 群 れがパロと、その 家来 と、その 民 から 離 れるでしょう。ただパロはまた 欺 いて、民 が 主 に 犠牲 をささげに 行 くのをとめないようにしてください」。
30 こうしてモーセはパロのもとを 出 て、主 に 祈願 したので、
31 主 はモーセの 言葉 のようにされた。すなわち、あぶの 群 れをパロと、その 家来 と、その 民 から 取 り 去 られたので、一つも 残 らなかった。
32 しかしパロはこんどもまた、その 心 をかたくなにして 民 を 去 らせなかった。
Chapter 9
1 主 はモーセに 言 われた、「パロのもとに 行 って、彼 に 言 いなさい、『ヘブルびとの 神、主 はこう 仰 せられる、「わたしの 民 を 去 らせて、わたしに 仕 えさせなさい。
2 あなたがもし 彼 らを 去 らせることを 拒 んで、なお 彼 らを 留 めおくならば、
3 主 の 手 は 最 も 激 しい 疫病 をもって、野 にいるあなたの 家畜、すなわち 馬、ろば、らくだ、牛、羊 の 上 に 臨 むであろう。
4 しかし、主 はイスラエルの 家畜 と、エジプトの 家畜 を 区別 され、すべてイスラエルの 人々 に 属 するものには一 頭 も 死 ぬものがないであろう」と』」。
5 主 は、また、時 を 定 めて 仰 せられた、「あす、主 はこのことを 国 に 行 うであろう」。
6 あくる 日、主 はこのことを 行 われたので、エジプトびとの 家畜 はみな 死 んだ。しかし、イスラエルの 人々 の 家畜 は一 頭 も 死 ななかった。
7 パロは 人 をつかわして 見 させたが、イスラエルの 家畜 は一 頭 も 死 んでいなかった。それでもパロの 心 はかたくなで、民 を 去 らせなかった。
8 主 はモーセとアロンに 言 われた、「あなたがたは、かまどのすすを 両 手 いっぱい 取 り、それをモーセはパロの 目 の 前 で 天 にむかって、まき 散 らしなさい。
9 それはエジプトの 全国 にわたって、細 かいちりとなり、エジプト 全国 で 人 と 獣 に 付 いて、うみの 出 るはれものとなるであろう」。
10 そこで 彼 らは、かまどのすすを 取 ってパロの 前 に 立 ち、モーセは 天 にむかってこれをまき 散 らしたので、人 と 獣 に 付 いて、うみの 出 るはれものとなった。
11 魔術 師 らは、はれもののためにモーセの 前 に 立 つことができなかった。はれものが 魔術 師 らと、すべてのエジプトびとに 生 じたからである。
12 しかし、主 はパロの 心 をかたくなにされたので、彼 は 主 がモーセに 語 られたように、彼 らの 言 うことを 聞 かなかった。
13 主 はまたモーセに 言 われた、「朝 早 く 起 き、パロの 前 に 立 って、彼 に 言 いなさい、『ヘブルびとの 神、主 はこう 仰 せられる、「わたしの 民 を 去 らせて、わたしに 仕 えさせなさい。
14 わたしは、こんどは、もろもろの 災 を、あなたと、あなたの 家来 と、あなたの 民 にくだし、わたしに 並 ぶものが 全 地 にないことを 知 らせるであろう。
15 わたしがもし、手 をさし 伸 べ、疫病 をもって、あなたと、あなたの 民 を 打 っていたならば、あなたは 地 から 断 ち 滅 ぼされていたであろう。
16 しかし、わたしがあなたをながらえさせたのは、あなたにわたしの 力 を 見 させるため、そして、わたしの 名 が 全 地 に 宣 べ 伝 えられるためにほかならない。
17 それに、あなたはなお、わたしの 民 にむかって、おのれを 高 くし、彼 らを 去 らせようとしない。
18 ゆえに、あすの 今 ごろ、わたしは 恐 ろしく 大 きな 雹 を 降 らせるであろう。それはエジプトの 国 が 始 まった 日 から 今 まで、かつてなかったほどのものである。
19 それゆえ、いま、人 をやって、あなたの 家畜 と、あなたが 野 にもっているすべてのものを、のがれさせなさい。人 も 獣 も、すべて 野 にあって 家 に 帰 らないものは 降 る 雹 に 打 たれて 死 ぬであろう」と』」。
20 パロの 家来 のうち、主 の 言葉 をおそれる 者 は、そのしもべと 家畜 を 家 にのがれさせたが、
21 主 の 言葉 を 意 にとめないものは、そのしもべと 家畜 を 野 に 残 しておいた。
22 主 はモーセに 言 われた、「あなたの 手 を 天 にむかってさし 伸 べ、エジプトの 全国 にわたって、エジプトの 地 にいる 人 と 獣 と 畑 のすべての 青物 の 上 に 雹 を 降 らせなさい」。
23 モーセが 天 にむかってつえをさし 伸 べると、主 は 雷 と 雹 をおくられ、火 は 地 にむかって、はせ 下 った。こうして 主 は、雹 をエジプトの 地 に 降 らされた。
24 そして 雹 が 降 り、雹 の 間 に 火 がひらめき 渡 った。雹 は 恐 ろしく 大 きく、エジプト 全国 には、国 をなしてこのかた、かつてないものであった。
25 雹 はエジプト 全国 にわたって、すべて 畑 にいる 人 と 獣 を 打 った。雹 はまた 畑 のすべての 青物 を 打 ち、野 のもろもろの 木 を 折 り 砕 いた。
26 ただイスラエルの 人々 のいたゴセンの 地 には、雹 が 降 らなかった。
27 そこで、パロは 人 をつかわし、モーセとアロンを 召 して 言 った、「わたしはこんどは 罪 を 犯 した。主 は 正 しく、わたしと、わたしの 民 は 悪 い。
28 主 に 祈願 してください。この 雷 と 雹 はもうじゅうぶんです。わたしはあなたがたを 去 らせます。もはやとどまらなくてもよろしい」。
29 モーセは 彼 に 言 った、「わたしは 町 を 出 ると、すぐ、主 にむかってわたしの 手 を 伸 べひろげます。すると 雷 はやみ、雹 はもはや 降 らなくなり、あなたは、地 が 主 のものであることを 知 られましょう。
30 しかし、あなたとあなたの 家来 たちは、なお、神 なる 主 を 恐 れないことを、わたしは 知 っています」。
31 ――亜麻 と 大麦 は 打 ち 倒 された。大麦 は 穂 を 出 し、亜麻 は 花 が 咲 いていたからである。
32 小麦 とスペルタ 麦 はおくてであるため 打 ち 倒 されなかった。――
33 モーセはパロのもとを 去 り、町 を 出 て、主 にむかって 手 を 伸 べひろげたので、雷 と 雹 はやみ、雨 は 地 に 降 らなくなった。
34 ところがパロは 雨 と 雹 と 雷 がやんだのを 見 て、またも 罪 を 犯 し、心 をかたくなにした。彼 も 家来 も、そうであった。
35 すなわちパロは 心 をかたくなにし、主 がモーセによって 語 られたように、イスラエルの 人々 を 去 らせなかった。
Chapter 10
1 そこで、主 はモーセに 言 われた、「パロのもとに 行 きなさい。わたしは 彼 の 心 とその 家来 たちの 心 をかたくなにした。これは、わたしがこれらのしるしを、彼 らの 中 に 行 うためである。
2 また、わたしがエジプトびとをあしらったこと、また 彼 らの 中 にわたしが 行 ったしるしを、あなたがたが、子 や 孫 の 耳 に 語 り 伝 えるためである。そしてあなたがたは、わたしが 主 であることを 知 るであろう」。
3 モーセとアロンはパロのもとに 行 って 彼 に 言 った、「ヘブルびとの 神、主 はこう 仰 せられる、『いつまで、あなたは、わたしに 屈伏 することを 拒 むのですか。民 を 去 らせて、わたしに 仕 えさせなさい。
4 もし、わたしの 民 を 去 らせることを 拒 むならば、見 よ、あす、わたしはいなごを、あなたの 領土 にはいらせるであろう。
5 それは 地 のおもてをおおい、人 が 地 を 見 ることもできないほどになるであろう。そして 雹 を 免 れて、残 されているものを 食 い 尽 し、野 にはえているあなたがたの 木 をみな 食 い 尽 すであろう。
6 またそれはあなたの 家 とあなたのすべての 家来 の 家、および、すべてのエジプトびとの 家 に 満 ちるであろう。このようなことは、あなたの 父 たちも、また、祖父 たちも、彼 らが 地上 にあった 日 から 今日 に 至 るまで、かつて 見 たことのないものである』と」。そして 彼 は 身 をめぐらして、パロのもとを 出 て 行 った。
7 パロの 家来 たちは 王 に 言 った、「いつまで、この 人 はわれわれのわなとなるのでしょう。この 人々 を 去 らせ、彼 らの 神 なる 主 に 仕 えさせては、どうでしょう。エジプトが 滅 びてしまうことに、まだ 気 づかれないのですか」。
8 そこで、モーセとアロンは、また、パロのもとに 召 し 出 された。パロは 彼 らに 言 った、「行 って、あなたがたの 神、主 に 仕 えなさい。しかし、行 くものはだれだれか」。
9 モーセは 言 った、「わたしたちは 幼 い 者 も、老 いた 者 も 行 きます。むすこも 娘 も 携 え、羊 も 牛 も 連 れて 行 きます。わたしたちは 主 の 祭 を 執 り 行 わなければならないのですから」。
10 パロは 彼 らに 言 った、「万一、わたしが、あなたがたに 子供 を 連 れてまで 去 らせるようなことがあれば、主 があなたがたと 共 にいますがよい。あなたがたは 悪 いたくらみをしている。
11 それはいけない。あなたがたは 男 だけ 行 って 主 に 仕 えるがよい。それが、あなたがたの 要求 であった」。彼 らは、ついにパロの 前 から 追 い 出 された。
12 主 はモーセに 言 われた、「あなたの 手 をエジプトの 地 の 上 にさし 伸 べて、エジプトの 地 にいなごをのぼらせ、地 のすべての 青物、すなわち、雹 が 打 ち 残 したものを、ことごとく 食 べさせなさい」。
13 そこでモーセはエジプトの 地 の 上 に、つえをさし 伸 べたので、主 は 終日、終夜、東風 を 地 に 吹 かせられた。朝 となって、東風 は、いなごを 運 んできた。
14 いなごはエジプト 全国 にのぞみ、エジプトの 全 領土 にとどまり、その 数 がはなはだ 多 く、このようないなごは 前 にもなく、また 後 にもないであろう。
15 いなごは 地 の 全面 をおおったので、地 は 暗 くなった。そして 地 のすべての 青物 と、雹 の 打 ち 残 した 木 の 実 を、ことごとく 食 べたので、エジプト 全国 にわたって、木 にも 畑 の 青物 にも、緑 の 物 とては 何 も 残 らなかった。
16 そこで、パロは、急 いでモーセとアロンを 召 して 言 った、「わたしは、あなたがたの 神、主 に 対 し、また、あなたがたに 対 して 罪 を 犯 しました。
17 それで、どうか、もう一 度 だけ、わたしの 罪 をゆるしてください。そしてあなたがたの 神、主 に 祈願 して、ただ、この 死 をわたしから 離 れさせてください」。
18 そこで 彼 はパロのところから 出 て、主 に 祈願 したので、
19 主 は、はなはだ 強 い 西風 に 変 らせ、いなごを 吹 き 上 げて、これを 紅海 に 追 いやられたので、エジプト 全土 には一つのいなごも 残 らなかった。
20 しかし、主 がパロの 心 をかたくなにされたので、彼 はイスラエルの 人々 を 去 らせなかった。
21 主 はまたモーセに 言 われた、「天 にむかってあなたの 手 をさし 伸 べ、エジプトの 国 に、くらやみをこさせなさい。そのくらやみは、さわれるほどである」。
22 モーセが 天 にむかって 手 をさし 伸 べたので、濃 いくらやみは、エジプト 全国 に 臨 み三 日 に 及 んだ。
23 三 日 の 間、人々 は 互 に 見 ることもできず、まただれもその 所 から 立 つ 者 もなかった。しかし、イスラエルの 人々 には、みな、その 住 む 所 に 光 があった。
24 そこでパロはモーセを 召 して 言 った、「あなたがたは 行 って 主 に 仕 えなさい。あなたがたの 子供 も 連 れて 行 ってもよろしい。ただ、あなたがたの 羊 と 牛 は 残 して 置 きなさい」。
25 しかし、モーセは 言 った、「あなたは、また、わたしたちの 神、主 にささげる 犠牲 と 燔祭 の 物 をも、わたしたちにくださらなければなりません。
26 わたしたちは 家畜 も 連 れて 行 きます。ひずめ一つも 残 しません。わたしたちは、そのうちから 取 って、わたしたちの 神、主 に 仕 えねばなりません。またわたしたちは、その 場所 に 行 くまでは、何 をもって、主 に 仕 えるべきかを 知 らないからです」。
27 けれども、主 がパロの 心 をかたくなにされたので、パロは 彼 らを 去 らせようとしなかった。
28 それでパロはモーセに 言 った、「わたしの 所 から 去 りなさい。心 して、わたしの 顔 は二 度 と 見 てはならない。わたしの 顔 を 見 る 日 には、あなたの 命 はないであろう」。
29 モーセは 言 った、「よくぞ 仰 せられました。わたしは、二 度 と、あなたの 顔 を 見 ないでしょう」。
Chapter 11
1 主 はモーセに 言 われた、「わたしは、なお一つの 災 を、パロとエジプトの 上 にくだし、その 後、彼 はあなたがたをここから 去 らせるであろう。彼 が 去 らせるとき、彼 はあなたがたを、ことごとくここから 追 い 出 すであろう。
2 あなたは 民 の 耳 に 語 って、男 は 隣 の 男 から、女 は 隣 の 女 から、それぞれ 銀 の 飾 り、金 の 飾 りを 請 い 求 めさせなさい」。
3 主 は 民 にエジプトびとの 好意 を 得 させられた。またモーセその 人 は、エジプトの 国 で、パロの 家来 たちの 目 と 民 の 目 とに、はなはだ 大 いなるものと 見 えた。
4 モーセは 言 った、「主 はこう 仰 せられる、『真夜中 ごろ、わたしはエジプトの 中 へ 出 て 行 くであろう。
5 エジプトの 国 のうちのういごは、位 に 座 するパロのういごをはじめ、ひきうすの 後 にいる、はしためのういごに 至 るまで、みな 死 に、また 家畜 のういごもみな 死 ぬであろう。
6 そしてエジプト 全国 に 大 いなる 叫 びが 起 るであろう。このようなことはかつてなく、また、ふたたびないであろう』と。
7 しかし、すべて、イスラエルの 人々 にむかっては、人 にむかっても、獣 にむかっても、犬 さえその 舌 を 鳴 らさないであろう。これによって 主 がエジプトびととイスラエルびととの 間 の 区別 をされるのを、あなたがたは 知 るであろう。
8 これらのあなたの 家来 たちは、みな、わたしのもとに 下 ってきて、ひれ 伏 して 言 うであろう、『あなたもあなたに 従 う 民 もみな 出 て 行 ってください』と。その 後、わたしは 出 て 行 きます」。彼 は 激 しく 怒 ってパロのもとから 出 て 行 った。
9 主 はモーセに 言 われた、「パロはあなたがたの 言 うことを 聞 かないであろう。それゆえ、わたしはエジプトの 国 に 不思議 を 増 し 加 えるであろう」。
10 モーセとアロンは、すべてこれらの 不思議 をパロの 前 に 行 ったが、主 がパロの 心 をかたくなにされたので、彼 はイスラエルの 人々 をその 国 から 去 らせなかった。
Chapter 12
1 主 はエジプトの 国 で、モーセとアロンに 告 げて 言 われた、
2 「この 月 をあなたがたの 初 めの 月 とし、これを 年 の 正月 としなさい。
3 あなたがたはイスラエルの 全 会衆 に 言 いなさい、『この 月 の十 日 におのおの、その 父 の 家 ごとに 小羊 を 取 らなければならない。すなわち、一 家族 に 小羊 一 頭 を 取 らなければならない。
4 もし 家族 が 少 なくて一 頭 の 小羊 を 食 べきれないときは、家 のすぐ 隣 の 人 と 共 に、人数 に 従 って一 頭 を 取 り、おのおの 食 べるところに 応 じて、小羊 を 見計 らわなければならない。
5 小羊 は 傷 のないもので、一 歳 の 雄 でなければならない。羊 またはやぎのうちから、これを 取 らなければならない。
6 そしてこの 月 の十四 日 まで、これを 守 って 置 き、イスラエルの 会衆 はみな、夕暮 にこれをほふり、
7 その 血 を 取 り、小羊 を 食 する 家 の 入口 の二つの 柱 と、かもいにそれを 塗 らなければならない。
8 そしてその 夜、その 肉 を 火 に 焼 いて 食 べ、種 入 れぬパンと 苦 菜 を 添 えて 食 べなければならない。
9 生 でも、水 で 煮 ても、食 べてはならない。火 に 焼 いて、その 頭 を 足 と 内臓 と 共 に 食 べなければならない。
10 朝 までそれを 残 しておいてはならない。朝 まで 残 るものは 火 で 焼 きつくさなければならない。
11 あなたがたは、こうして、それを 食 べなければならない。すなわち 腰 を 引 きからげ、足 にくつをはき、手 につえを 取 って、急 いでそれを 食 べなければならない。これは 主 の 過越 である。
12 その 夜 わたしはエジプトの 国 を 巡 って、エジプトの 国 におる 人 と 獣 との、すべてのういごを 打 ち、またエジプトのすべての 神々 に 審判 を 行 うであろう。わたしは 主 である。
13 その 血 はあなたがたのおる 家々 で、あなたがたのために、しるしとなり、わたしはその 血 を 見 て、あなたがたの 所 を 過 ぎ 越 すであろう。わたしがエジプトの 国 を 撃 つ 時、災 が 臨 んで、あなたがたを 滅 ぼすことはないであろう。
14 この 日 はあなたがたに 記念 となり、あなたがたは 主 の 祭 としてこれを 守 り、代々、永久 の 定 めとしてこれを 守 らなければならない。
15 七日 の 間 あなたがたは 種 入 れぬパンを 食 べなければならない。その 初 めの 日 に 家 からパン 種 を 取 り 除 かなければならない。第 一 日 から 第 七 日 までに、種 を 入 れたパンを 食 べる 人 はみなイスラエルから 断 たれるであろう。
16 かつ、あなたがたは 第 一 日 に 聖 会 を、また 第 七 日 に 聖 会 を 開 かなければならない。これらの 日 には、なんの 仕事 もしてはならない。ただ、おのおのの 食 べものだけは 作 ることができる。
17 あなたがたは、種 入 れぬパンの 祭 を 守 らなければならない。ちょうど、この 日、わたしがあなたがたの 軍勢 をエジプトの 国 から 導 き 出 したからである。それゆえ、あなたがたは 代々、永久 の 定 めとして、その 日 を 守 らなければならない。
18 正月 に、その 月 の十四 日 の 夕方 に、あなたがたは 種 入 れぬパンを 食 べ、その 月 の二十一 日 の 夕方 まで 続 けなければならない。
19 七日 の 間、家 にパン 種 を 置 いてはならない。種 を 入 れたものを 食 べる 者 は、寄留 の 他国 人 であれ、国 に 生 れた 者 であれ、すべて、イスラエルの 会衆 から 断 たれるであろう。
20 あなたがたは 種 を 入 れたものは 何 も 食 べてはならない。すべてあなたがたのすまいにおいて 種 入 れぬパンを 食 べなければならない』」。
21 そこでモーセはイスラエルの 長老 をみな 呼 び 寄 せて 言 った、「あなたがたは 急 いで 家族 ごとに一つの 小羊 を 取 り、その 過越 の 獣 をほふらなければならない。
22 また一 束 のヒソプを 取 って 鉢 の 血 に 浸 し、鉢 の 血 を、かもいと 入口 の二つの 柱 につけなければならない。朝 まであなたがたは、ひとりも 家 の 戸 の 外 に 出 てはならない。
23 主 が 行 き 巡 ってエジプトびとを 撃 たれるとき、かもいと 入口 の二つの 柱 にある 血 を 見 て、主 はその 入口 を 過 ぎ 越 し、滅 ぼす 者 が、あなたがたの 家 にはいって、撃 つのを 許 されないであろう。
24 あなたがたはこの 事 を、あなたと 子孫 のための 定 めとして、永久 に 守 らなければならない。
25 あなたがたは、主 が 約束 されたように、あなたがたに 賜 る 地 に 至 るとき、この 儀式 を 守 らなければならない。
26 もし、あなたがたの 子供 たちが『この 儀式 はどんな 意味 ですか』と 問 うならば、
27 あなたがたは 言 いなさい、『これは 主 の 過越 の 犠牲 である。エジプトびとを 撃 たれたとき、エジプトにいたイスラエルの 人々 の 家 を 過 ぎ 越 して、われわれの 家 を 救 われたのである』」。民 はこのとき、伏 して 礼拝 した。
28 イスラエルの 人々 は 行 ってそのようにした。すなわち 主 がモーセとアロンに 命 じられたようにした。
29 夜中 になって 主 はエジプトの 国 の、すべてのういご、すなわち 位 に 座 するパロのういごから、地下 のひとやにおる 捕虜 のういごにいたるまで、また、すべての 家畜 のういごを 撃 たれた。
30 それでパロとその 家来 およびエジプトびとはみな 夜 のうちに 起 きあがり、エジプトに 大 いなる 叫 びがあった。死人 のない 家 がなかったからである。
31 そこでパロは 夜 のうちにモーセとアロンを 呼 び 寄 せて 言 った、「あなたがたとイスラエルの 人々 は 立 って、わたしの 民 の 中 から 出 て 行 くがよい。そしてあなたがたの 言 うように、行 って 主 に 仕 えなさい。
32 あなたがたの 言 うように 羊 と 牛 とを 取 って 行 きなさい。また、わたしを 祝福 しなさい」。
33 こうしてエジプトびとは 民 をせき 立 てて、すみやかに 国 を 去 らせようとした。彼 らは「われわれはみな 死 ぬ」と 思 ったからである。
34 民 はまだパン 種 を 入 れない 練 り 粉 を、こばちのまま 着物 に 包 んで 肩 に 負 った。
35 そしてイスラエルの 人々 はモーセの 言葉 のようにして、エジプトびとから 銀 の 飾 り、金 の 飾 り、また 衣服 を 請 い 求 めた。
36 主 は 民 にエジプトびとの 情 を 得 させ、彼 らの 請 い 求 めたものを 与 えさせられた。こうして 彼 らはエジプトびとのものを 奪 い 取 った。
37 さて、イスラエルの 人々 はラメセスを 出立 してスコテに 向 かった。女 と 子供 を 除 いて 徒歩 の 男子 は 約 六十万 人 であった。
38 また 多 くの 入 り 混 じった 群衆 および 羊、牛 など 非常 に 多 くの 家畜 も 彼 らと 共 に 上 った。
39 そして 彼 らはエジプトから 携 えて 出 た 練 り 粉 をもって、種 入 れぬパンの 菓子 を 焼 いた。まだパン 種 を 入 れていなかったからである。それは 彼 らがエジプトから 追 い 出 されて 滞 ることができず、また、何 の 食料 をも 整 えていなかったからである。
40 イスラエルの 人々 がエジプトに 住 んでいた 間 は、四百三十 年 であった。
41 四百三十 年 の 終 りとなって、ちょうどその 日 に、主 の 全 軍 はエジプトの 国 を 出 た。
42 これは 彼 らをエジプトの 国 から 導 き 出 すために 主 が 寝 ずの 番 をされた 夜 であった。ゆえにこの 夜、すべてのイスラエルの 人々 は 代々、主 のために 寝 ずの 番 をしなければならない。
43 主 はモーセとアロンとに 言 われた、「過越 の 祭 の 定 めは 次 のとおりである。すなわち、異邦人 はだれもこれを 食 べてはならない。
44 しかし、おのおのが 金 で 買 ったしもべは、これに 割礼 を 行 ってのち、これを 食 べさせることができる。
45 仮 ずまいの 者 と、雇人 とは、これを 食 べてはならない。
46 ひとつの 家 でこれを 食 べなければならない。その 肉 を 少 しも 家 の 外 に 持 ち 出 してはならない。また、その 骨 を 折 ってはならない。
47 イスラエルの 全 会衆 はこれを 守 らなければならない。
48 寄留 の 外国 人 があなたのもとにとどまっていて、主 に 過越 の 祭 を 守 ろうとするときは、その 男子 はみな 割礼 を 受 けてのち、近 づいてこれを 守 ることができる。そうすれば 彼 は 国 に 生 れた 者 のようになるであろう。しかし、無 割礼 の 者 はだれもこれを 食 べてはならない。
49 この 律法 は 国 に 生 れたものにも、あなたがたのうちに 寄留 している 外国 人 にも 同一 である」。
50 イスラエルの 人々 は、みなこのようにし、主 がモーセとアロンに 命 じられたようにした。
51 ちょうどその 日 に、主 はイスラエルの 人々 を、その 軍団 に 従 ってエジプトの 国 から 導 き 出 された。
Chapter 13
1 主 はモーセに 言 われた、
2 「イスラエルの 人々 のうちで、すべてのういご、すなわちすべて 初 めに 胎 を 開 いたものを、人 であれ、獣 であれ、みな、わたしのために 聖別 しなければならない。それはわたしのものである」。
3 モーセは 民 に 言 った、「あなたがたは、エジプトから、奴隷 の 家 から 出 るこの 日 を 覚 えなさい。主 が 強 い 手 をもって、あなたがたをここから 導 き 出 されるからである。種 を 入 れたパンを 食 べてはならない。
4 あなたがたはアビブの 月 のこの 日 に 出 るのである。
5 主 があなたに 与 えると、あなたの 先祖 たちに 誓 われたカナンびと、ヘテびと、アモリびと、ヒビびと、エブスびとの 地、乳 と 蜜 との 流 れる 地 に、導 き 入 れられる 時、あなたはこの 月 にこの 儀式 を 守 らなければならない。
6 七日 のあいだ 種 入 れぬパンを 食 べ、七日 目 には 主 に 祭 をしなければならない。
7 種 入 れぬパンを 七日 のあいだ 食 べなければならない。種 を 入 れたパンをあなたの 所 に 置 いてはならない。また、あなたの 地区 のどこでも、あなたの 所 にパン 種 を 置 いてはならない。
8 その 日、あなたの 子 に 告 げて 言 いなさい、『これはわたしがエジプトから 出 るときに、主 がわたしになされたことのためである』。
9 そして、これを、手 につけて、しるしとし、目 の 間 に 置 いて 記念 とし、主 の 律法 をあなたの 口 に 置 かなければならない。主 が 強 い 手 をもって、あなたをエジプトから 導 き 出 されるからである。
10 それゆえ、あなたはこの 定 めを 年々 その 期節 に 守 らなければならない。
11 主 があなたとあなたの 先祖 たちに 誓 われたように、あなたをカナンびとの 地 に 導 いて、それをあなたに 賜 わる 時、
12 あなたは、すべて 初 めに 胎 を 開 いた 者、およびあなたの 家畜 の 産 むういごは、ことごとく 主 にささげなければならない。すなわち、それらの 男性 のものは 主 に 帰 せしめなければならない。
13 また、すべて、ろばの、初 めて 胎 を 開 いたものは、小羊 をもって、あがなわなければならない。もし、あがなわないならば、その 首 を 折 らなければならない。あなたの 子 らのうち、すべて、男 のういごは、あがなわなければならない。
14 後 になって、あなたの 子 が『これはどんな 意味 ですか』と 問 うならば、これに 言 わなければならない、『主 が 強 い 手 をもって、われわれをエジプトから、奴隷 の 家 から 導 き 出 された。
15 そのときパロが、かたくなで、われわれを 去 らせなかったため、主 はエジプトの 国 のういごを、人 のういごも 家畜 のういごも、ことごとく 殺 された。それゆえ、初 めて 胎 を 開 く 男性 のものはみな、主 に 犠牲 としてささげるが、わたしの 子供 のうちのういごは、すべてあがなうのである』。
16 そして、これを 手 につけて、しるしとし、目 の 間 に 置 いて 覚 えとしなければならない。主 が 強 い 手 をもって、われわれをエジプトから 導 き 出 されたからである」。
17 さて、パロが 民 を 去 らせた 時、ペリシテびとの 国 の 道 は 近 かったが、神 は 彼 らをそれに 導 かれなかった。民 が 戦 いを 見 れば 悔 いてエジプトに 帰 るであろうと、神 は 思 われたからである。
18 神 は 紅海 に 沿 う 荒野 の 道 に、民 を 回 らされた。イスラエルの 人々 は 武装 してエジプトの 国 を 出 て、上 った。
19 そのときモーセはヨセフの 遺骸 を 携 えていた。ヨセフが、「神 は 必 ずあなたがたを 顧 みられるであろう。そのとき、あなたがたは、わたしの 遺骸 を 携 えて、ここから 上 って 行 かなければならない」と 言 って、イスラエルの 人々 に 固 く 誓 わせたからである。
20 こうして 彼 らは 更 にスコテから 進 んで、荒野 の 端 にあるエタムに 宿営 した。
21 主 は 彼 らの 前 に 行 かれ、昼 は 雲 の 柱 をもって 彼 らを 導 き、夜 は 火 の 柱 をもって 彼 らを 照 し、昼 も 夜 も 彼 らを 進 み 行 かせられた。
22 昼 は 雲 の 柱、夜 は 火 の 柱 が、民 の 前 から 離 れなかった。
Chapter 14
1 主 はモーセに 言 われた、
2 「イスラエルの 人々 に 告 げ、引 き 返 して、ミグドルと 海 との 間 にあるピハヒロテの 前、バアルゼポンの 前 に 宿営 させなさい。あなたがたはそれにむかって、海 のかたわらに 宿営 しなければならない。
3 パロはイスラエルの 人々 について、『彼 らはその 地 で 迷 っている。荒野 は 彼 らを 閉 じ 込 めてしまった』と 言 うであろう。
4 わたしがパロの 心 をかたくなにするから、パロは 彼 らのあとを 追 うであろう。わたしはパロとそのすべての 軍勢 を 破 って 誉 を 得、エジプトびとにわたしが 主 であることを 知 らせるであろう」。彼 らはそのようにした。
5 民 の 逃 げ 去 ったことが、エジプトの 王 に 伝 えられたので、パロとその 家来 たちとは、民 に 対 する 考 えを 変 えて 言 った、「われわれはなぜこのようにイスラエルを 去 らせて、われわれに 仕 えさせないようにしたのであろう」。
6 それでパロは 戦車 を 整 え、みずからその 民 を 率 い、
7 また、えり 抜 きの 戦車 六百と、エジプトのすべての 戦車 およびすべての 指揮者 たちを 率 いた。
8 主 がエジプトの 王 パロの 心 をかたくなにされたので、彼 はイスラエルの 人々 のあとを 追 った。イスラエルの 人々 は 意気揚々 と 出 たのである。
9 エジプトびとは 彼 らのあとを 追 い、パロのすべての 馬 と 戦車 およびその 騎兵 と 軍勢 とは、バアルゼポンの 前 にあるピハヒロテのあたりで、海 のかたわらに 宿営 している 彼 らに 追 いついた。
10 パロが 近寄 った 時、イスラエルの 人々 は 目 を 上 げてエジプトびとが 彼 らのあとに 進 んできているのを 見 て、非常 に 恐 れた。そしてイスラエルの 人々 は 主 にむかって 叫 び、
11 かつモーセに 言 った、「エジプトに 墓 がないので、荒野 で 死 なせるために、わたしたちを 携 え 出 したのですか。なぜわたしたちをエジプトから 導 き 出 して、こんなにするのですか。
12 わたしたちがエジプトであなたに 告 げて、『わたしたちを 捨 てておいて、エジプトびとに 仕 えさせてください』と 言 ったのは、このことではありませんか。荒野 で 死 ぬよりもエジプトびとに 仕 える 方 が、わたしたちにはよかったのです」。
13 モーセは 民 に 言 った、「あなたがたは 恐 れてはならない。かたく 立 って、主 がきょう、あなたがたのためになされる 救 を 見 なさい。きょう、あなたがたはエジプトびとを 見 るが、もはや 永久 に、二 度 と 彼 らを 見 ないであろう。
14 主 があなたがたのために 戦 われるから、あなたがたは 黙 していなさい」。
15 主 はモーセに 言 われた、「あなたは、なぜわたしにむかって 叫 ぶのか。イスラエルの 人々 に 語 って 彼 らを 進 み 行 かせなさい。
16 あなたはつえを 上 げ、手 を 海 の 上 にさし 伸 べてそれを 分 け、イスラエルの 人々 に 海 の 中 のかわいた 地 を 行 かせなさい。
17 わたしがエジプトびとの 心 をかたくなにするから、彼 らはそのあとを 追 ってはいるであろう。こうしてわたしはパロとそのすべての 軍勢 および 戦車 と 騎兵 とを 打 ち 破 って 誉 を 得 よう。
18 わたしがパロとその 戦車 とその 騎兵 とを 打 ち 破 って 誉 を 得 るとき、エジプトびとはわたしが 主 であることを 知 るであろう」。
19 このとき、イスラエルの 部隊 の 前 に 行 く 神 の 使 は 移 って 彼 らのうしろに 行 った。雲 の 柱 も 彼 らの 前 から 移 って 彼 らのうしろに 立 ち、
20 エジプトびとの 部隊 とイスラエルびとの 部隊 との 間 にきたので、そこに 雲 とやみがあり 夜 もすがら、かれとこれと 近 づくことなく、夜 がすぎた。
21 モーセが 手 を 海 の 上 にさし 伸 べたので、主 は 夜 もすがら 強 い 東風 をもって 海 を 退 かせ、海 を 陸地 とされ、水 は 分 かれた。
22 イスラエルの 人々 は 海 の 中 のかわいた 地 を 行 ったが、水 は 彼 らの 右 と 左 に、かきとなった。
23 エジプトびとは 追 ってきて、パロのすべての 馬 と 戦車 と 騎兵 とは、彼 らのあとについて 海 の 中 にはいった。
24 暁 の 更 に、主 は 火 と 雲 の 柱 のうちからエジプトびとの 軍勢 を 見 おろして、エジプトびとの 軍勢 を 乱 し、
25 その 戦車 の 輪 をきしらせて、進 むのに 重 くされたので、エジプトびとは 言 った、「われわれはイスラエルを 離 れて 逃 げよう。主 が 彼 らのためにエジプトびとと 戦 う」。
26 そのとき 主 はモーセに 言 われた、「あなたの 手 を 海 の 上 にさし 伸 べて、水 をエジプトびとと、その 戦車 と 騎兵 との 上 に 流 れ 返 らせなさい」。
27 モーセが 手 を 海 の 上 にさし 伸 べると、夜明 けになって 海 はいつもの 流 れに 返 り、エジプトびとはこれにむかって 逃 げたが、主 はエジプトびとを 海 の 中 に 投 げ 込 まれた。
28 水 は 流 れ 返 り、イスラエルのあとを 追 って 海 にはいった 戦車 と 騎兵 およびパロのすべての 軍勢 をおおい、ひとりも 残 らなかった。
29 しかし、イスラエルの 人々 は 海 の 中 のかわいた 地 を 行 ったが、水 は 彼 らの 右 と 左 に、かきとなった。
30 このように、主 はこの 日 イスラエルをエジプトびとの 手 から 救 われた。イスラエルはエジプトびとが 海 べに 死 んでいるのを 見 た。
31 イスラエルはまた、主 がエジプトびとに 行 われた 大 いなるみわざを 見 た。それで 民 は 主 を 恐 れ、主 とそのしもべモーセとを 信 じた。
Chapter 15
1 そこでモーセとイスラエルの 人々 は、この 歌 を 主 にむかって 歌 った。彼 らは 歌 って 言 った、「主 にむかってわたしは 歌 おう、彼 は 輝 かしくも 勝 ちを 得 られた、彼 は 馬 と 乗 り 手 を 海 に 投 げ 込 まれた。
2 主 はわたしの 力 また 歌、わたしの 救 となられた、彼 こそわたしの 神、わたしは 彼 をたたえる、彼 はわたしの 父 の 神、わたしは 彼 をあがめる。
3 主 はいくさびと、その 名 は 主。
4 彼 はパロの 戦車 とその 軍勢 とを 海 に 投 げ 込 まれた、そのすぐれた 指揮者 たちは 紅海 に 沈 んだ。
5 大水 は 彼 らをおおい、彼 らは 石 のように 淵 に 下 った。
6 主 よ、あなたの 右 の 手 は 力 をもって 栄光 にかがやく、主 よ、あなたの 右 の 手 は 敵 を 打 ち 砕 く。
7 あなたは 大 いなる 威光 をもって、あなたに 立 ちむかう 者 を 打 ち 破 られた。あなたが 怒 りを 発 せられると、彼 らは、わらのように 焼 きつくされた。
8 あなたの 鼻 の 息 によって 水 は 積 みかさなり、流 れは 堤 となって 立 ち、大水 は 海 のもなかに 凝 り 固 まった。
9 敵 は 言 った、『わたしは 追 い 行 き、追 い 着 いて、分 捕物 を 分 かち 取 ろう、わたしの 欲望 を 彼 らによって 満 たそう、つるぎを 抜 こう、わたしの 手 は 彼 らを 滅 ぼそう』。
10 あなたが 息 を 吹 かれると、海 は 彼 らをおおい、彼 らは 鉛 のように、大水 の 中 に 沈 んだ。
11 主 よ、神々 のうち、だれがあなたに 比 べられようか、だれがあなたのように、聖 にして 栄 えあるもの、ほむべくして 恐 るべきもの、くすしきわざを 行 うものであろうか。
12 あなたが 右 の 手 を 伸 べられると、地 は 彼 らをのんだ。
13 あなたは、あがなわれた 民 を 恵 みをもって 導 き、み 力 をもって、あなたの 聖 なるすまいに 伴 われた。
14 もろもろの 民 は 聞 いて 震 え、ペリシテの 住民 は 苦 しみに 襲 われた。
15 エドムの 族長 らは、おどろき、モアブの 首長 らは、わななき、カナンの 住民 は、みな 溶 け 去 った。
16 恐 れと、おののきとは 彼 らに 臨 み、み 腕 の 大 いなるゆえに、彼 らは 石 のように 黙 した、主 よ、あなたの 民 の 通 りすぎるまで、あなたが 買 いとられた 民 の 通 りすぎるまで。
17 あなたは 彼 らを 導 いて、あなたの 嗣 業 の 山 に 植 えられる。主 よ、これこそあなたのすまいとして、みずから 造 られた 所、主 よ、み 手 によって 建 てられた 聖所。
18 主 は 永遠 に 統 べ 治 められる」。
19 パロの 馬 が、その 戦車 および 騎兵 と 共 に 海 にはいると、主 は 海 の 水 を 彼 らの 上 に 流 れ 返 らされたが、イスラエルの 人々 は 海 の 中 のかわいた 地 を 行 った。
20 そのとき、アロンの 姉、女 預言者 ミリアムはタンバリンを 手 に 取 り、女 たちも 皆 タンバリンを 取 って、踊 りながら、そのあとに 従 って 出 てきた。
21 そこでミリアムは 彼 らに 和 して 歌 った、「主 にむかって 歌 え、彼 は 輝 かしくも 勝 ちを 得 られた、彼 は 馬 と 乗 り 手 を 海 に 投 げ 込 まれた」。
22 さて、モーセはイスラエルを 紅海 から 旅立 たせた。彼 らはシュルの 荒野 に 入 り、三 日 のあいだ 荒野 を 歩 いたが、水 を 得 なかった。
23 彼 らはメラに 着 いたが、メラの 水 は 苦 くて 飲 むことができなかった。それで、その 所 の 名 はメラと 呼 ばれた。
24 ときに、民 はモーセにつぶやいて 言 った、「わたしたちは 何 を 飲 むのですか」。
25 モーセは 主 に 叫 んだ。主 は 彼 に一 本 の 木 を 示 されたので、それを 水 に 投 げ 入 れると、水 は 甘 くなった。その 所 で 主 は 民 のために 定 めと、おきてを 立 てられ、彼 らを 試 みて、
26 言 われた、「あなたが、もしあなたの 神、主 の 声 に 良 く 聞 き 従 い、その 目 に 正 しいと 見 られることを 行 い、その 戒 めに 耳 を 傾 け、すべての 定 めを 守 るならば、わたしは、かつてエジプトびとに 下 した 病 を一つもあなたに 下 さないであろう。わたしは 主 であって、あなたをいやすものである」。
27 こうして 彼 らはエリムに 着 いた。そこには 水 の 泉 十二と、なつめやしの 木 七十 本 があった。その 所 で 彼 らは 水 のほとりに 宿営 した。
Chapter 16
1 イスラエルの 人々 の 全 会衆 はエリムを 出発 し、エジプトの 地 を 出 て二か 月 目 の十五 日 に、エリムとシナイとの 間 にあるシンの 荒野 にきたが、
2 その 荒野 でイスラエルの 人々 の 全 会衆 は、モーセとアロンにつぶやいた。
3 イスラエルの 人々 は 彼 らに 言 った、「われわれはエジプトの 地 で、肉 のなべのかたわらに 座 し、飽 きるほどパンを 食 べていた 時 に、主 の 手 にかかって 死 んでいたら 良 かった。あなたがたは、われわれをこの 荒野 に 導 き 出 して、全 会衆 を 餓死 させようとしている」。
4 そのとき 主 はモーセに 言 われた、「見 よ、わたしはあなたがたのために、天 からパンを 降 らせよう。民 は 出 て 日々 の 分 を 日 ごとに 集 めなければならない。こうして 彼 らがわたしの 律法 に 従 うかどうかを 試 みよう。
5 六 日 目 には、彼 らが 取 り 入 れたものを 調理 すると、それは 日 ごとに 集 めるものの二 倍 あるであろう」。
6 モーセとアロンは、イスラエルのすべての 人々 に 言 った、「夕暮 には、あなたがたは、エジプトの 地 からあなたがたを 導 き 出 されたのが、主 であることを 知 るであろう。
7 また、朝 には、あなたがたは 主 の 栄光 を 見 るであろう。主 はあなたがたが 主 にむかってつぶやくのを 聞 かれたからである。あなたがたは、いったいわれわれを 何者 として、われわれにむかってつぶやくのか」。
8 モーセはまた 言 った、「主 は 夕暮 にはあなたがたに 肉 を 与 えて 食 べさせ、朝 にはパンを 与 えて 飽 き 足 らせられるであろう。主 はあなたがたが、主 にむかってつぶやくつぶやきを 聞 かれたからである。いったいわれわれは 何者 なのか。あなたがたのつぶやくのは、われわれにむかってでなく、主 にむかってである」。
9 モーセはアロンに 言 った、「イスラエルの 人々 の 全 会衆 に 言 いなさい、『あなたがたは 主 の 前 に 近 づきなさい。主 があなたがたのつぶやきを 聞 かれたからである』と」。
10 それでアロンがイスラエルの 人々 の 全 会衆 に 語 ったとき、彼 らが 荒野 の 方 を 望 むと、見 よ、主 の 栄光 が 雲 のうちに 現 れていた。
11 主 はモーセに 言 われた、
12 「わたしはイスラエルの 人々 のつぶやきを 聞 いた。彼 らに 言 いなさい、『あなたがたは 夕 には 肉 を 食 べ、朝 にはパンに 飽 き 足 りるであろう。そうしてわたしがあなたがたの 神、主 であることを 知 るであろう』と」。
13 夕 べになると、うずらが 飛 んできて 宿営 をおおった。また、朝 になると、宿営 の 周囲 に 露 が 降 りた。
14 その 降 りた 露 がかわくと、荒野 の 面 には、薄 いうろこのようなものがあり、ちょうど 地 に 結 ぶ 薄 い 霜 のようであった。
15 イスラエルの 人々 はそれを 見 て 互 に 言 った、「これはなんであろう」。彼 らはそれがなんであるのか 知 らなかったからである。モーセは 彼 らに 言 った、「これは 主 があなたがたの 食物 として 賜 わるパンである。
16 主 が 命 じられるのはこうである、『あなたがたは、おのおのその 食 べるところに 従 ってそれを 集 め、あなたがたの 人数 に 従 って、ひとり一オメルずつ、おのおのその 天幕 におるもののためにそれを 取 りなさい』と」。
17 イスラエルの 人々 はそのようにして、ある 者 は 多 く、ある 者 は 少 なく 集 めた。
18 しかし、オメルでそれを 計 ってみると、多 く 集 めた 者 にも 余 らず、少 なく 集 めた 者 にも 不足 しなかった。おのおのその 食 べるところに 従 って 集 めていた。
19 モーセは 彼 らに 言 った、「だれも 朝 までそれを 残 しておいてはならない」。
20 しかし 彼 らはモーセに 聞 き 従 わないで、ある 者 は 朝 までそれを 残 しておいたが、虫 がついて 臭 くなった。モーセは 彼 らにむかって 怒 った。
21 彼 らは、おのおのその 食 べるところに 従 って、朝 ごとにそれを 集 めたが、日 が 熱 くなるとそれは 溶 けた。
22 六 日 目 には、彼 らは二 倍 のパン、すなわちひとりに二オメルを 集 めた。そこで、会衆 の 長 たちは 皆 きて、モーセに 告 げたが、
23 モーセは 彼 らに 言 った、「主 の 語 られたのはこうである、『あすは 主 の 聖 安息日 で 休 みである。きょう、焼 こうとするものを 焼 き、煮 ようとするものを 煮 なさい。残 ったものはみな 朝 までたくわえて 保存 しなさい』と」。
24 彼 らはモーセの 命 じたように、それを 朝 まで 保存 したが、臭 くならず、また 虫 もつかなかった。
25 モーセは 言 った、「きょう、それを 食 べなさい。きょうは 主 の 安息日 であるから、きょうは 野 でそれを 獲 られないであろう。
26 六 日 の 間 はそれを 集 めなければならない。七日 目 は 安息日 であるから、その 日 には 無 いであろう」。
27 ところが 民 のうちには、七日 目 に 出 て 集 めようとした 者 があったが、獲 られなかった。
28 そこで 主 はモーセに 言 われた、「あなたがたは、いつまでわたしの 戒 めと、律法 とを 守 ることを 拒 むのか。
29 見 よ、主 はあなたがたに 安息日 を 与 えられた。ゆえに六 日 目 には、ふつか 分 のパンをあなたがたに 賜 わるのである。おのおのその 所 にとどまり、七日 目 にはその 所 から 出 てはならない」。
30 こうして 民 は 七日 目 に 休 んだ。
31 イスラエルの 家 はその 物 の 名 をマナと 呼 んだ。それはコエンドロの 実 のようで 白 く、その 味 は 蜜 を 入 れたせんべいのようであった。
32 モーセは 言 った、「主 の 命 じられることはこうである、『それを一オメルあなたがたの 子孫 のためにたくわえておきなさい。それはわたしが、あなたがたをエジプトの 地 から 導 き 出 した 時、荒野 であなたがたに 食 べさせたパンを 彼 らに 見 させるためである』と」。
33 そしてモーセはアロンに 言 った「一つのつぼを 取 り、マナ一オメルをその 中 に 入 れ、それを 主 の 前 に 置 いて、子孫 のためにたくわえなさい」。
34 そこで 主 がモーセに 命 じられたように、アロンはそれをあかしの 箱 の 前 に 置 いてたくわえた。
35 イスラエルの 人々 は 人 の 住 む 地 に 着 くまで四十 年 の 間 マナを 食 べた。すなわち、彼 らはカナンの 地 の 境 に 至 るまでマナを 食 べた。
36 一オメルは一エパの十 分 の一である。
Chapter 17
1 イスラエルの 人々 の 全 会衆 は、主 の 命 に 従 って、シンの 荒野 を 出発 し、旅路 を 重 ねて、レピデムに 宿営 したが、そこには 民 の 飲 む 水 がなかった。
2 それで、民 はモーセと 争 って 言 った、「わたしたちに 飲 む 水 をください」。モーセは 彼 らに 言 った、「あなたがたはなぜわたしと 争 うのか、なぜ 主 を 試 みるのか」。
3 民 はその 所 で 水 にかわき、モーセにつぶやいて 言 った、「あなたはなぜわたしたちをエジプトから 導 き 出 して、わたしたちを、子供 や 家畜 と 一緒 に、かわきによって 死 なせようとするのですか」。
4 このときモーセは 主 に 叫 んで 言 った、「わたしはこの 民 をどうすればよいのでしょう。彼 らは、今 にも、わたしを 石 で 打 ち 殺 そうとしています」。
5 主 はモーセに 言 われた、「あなたは 民 の 前 に 進 み 行 き、イスラエルの 長老 たちを 伴 い、あなたがナイル 川 を 打 った、つえを 手 に 取 って 行 きなさい。
6 見 よ、わたしはホレブの 岩 の 上 であなたの 前 に 立 つであろう。あなたは 岩 を 打 ちなさい。水 がそれから 出 て、民 はそれを 飲 むことができる」。モーセはイスラエルの 長老 たちの 目 の 前 で、そのように 行 った。
7 そして 彼 はその 所 の 名 をマッサ、またメリバと 呼 んだ。これはイスラエルの 人々 が 争 ったゆえ、また 彼 らが「主 はわたしたちのうちにおられるかどうか」と 言 って 主 を 試 みたからである。
8 ときにアマレクがきて、イスラエルとレピデムで 戦 った。
9 モーセはヨシュアに 言 った、「われわれのために 人 を 選 び、出 てアマレクと 戦 いなさい。わたしはあす 神 のつえを 手 に 取 って、丘 の 頂 に 立 つであろう」。
10 ヨシュアはモーセが 彼 に 言 ったようにし、アマレクと 戦 った。モーセとアロンおよびホルは 丘 の 頂 に 登 った。
11 モーセが 手 を 上 げているとイスラエルは 勝 ち、手 を 下 げるとアマレクが 勝 った。
12 しかしモーセの 手 が 重 くなったので、アロンとホルが 石 を 取 って、モーセの 足 もとに 置 くと、彼 はその 上 に 座 した。そしてひとりはこちらに、ひとりはあちらにいて、モーセの 手 をささえたので、彼 の 手 は 日没 までさがらなかった。
13 ヨシュアは、つるぎにかけてアマレクとその 民 を 打 ち 敗 った。
14 主 はモーセに 言 われた、「これを 書物 にしるして 記念 とし、それをヨシュアの 耳 に 入 れなさい。わたしは 天 が 下 からアマレクの 記憶 を 完全 に 消 し 去 るであろう」。
15 モーセは一つの 祭壇 を 築 いてその 名 を「主 はわが 旗」と 呼 んだ。
16 そしてモーセは 言 った、「主 の 旗 にむかって 手 を 上 げる、主 は 世々 アマレクと 戦 われる」。
Chapter 18
1 さて、モーセのしゅうと、ミデアンの 祭司 エテロは、神 がモーセと、み 民 イスラエルとにされたすべての 事、主 がイスラエルをエジプトから 導 き 出 されたことを 聞 いた。
2 それでモーセのしゅうと、エテロは、さきに 送 り 返 されていたモーセの 妻 チッポラと、
3 そのふたりの 子 とを 連 れてきた。そのひとりの 名 はゲルショムといった。モーセが、「わたしは 外国 で 寄留者 となっている」と 言 ったからである。
4 ほかのひとりの 名 はエリエゼルといった。「わたしの 父 の 神 はわたしの 助 けであって、パロのつるぎからわたしを 救 われた」と 言 ったからである。
5 こうしてモーセのしゅうと、エテロは、モーセの 妻子 を 伴 って、荒野 に 行 き、神 の 山 に 宿営 しているモーセの 所 にきた。
6 その 時、ある 人 がモーセに 言 った、「ごらんなさい。あなたのしゅうと、エテロは、あなたの 妻 とそのふたりの 子 を 連 れて、あなたの 所 にこられます」。
7 そこでモーセはしゅうとを 出迎 えて、身 をかがめ、彼 に 口 づけして、互 に 安否 を 問 い、共 に 天幕 にはいった。
8 そしてモーセは、主 がイスラエルのために、パロとエジプトびととにされたすべての 事、道 で 出会 ったすべての 苦 しみ、また 主 が 彼 らを 救 われたことを、しゅうとに 物語 ったので、
9 エテロは 主 がイスラエルをエジプトびとの 手 から 救 い 出 して、もろもろの 恵 みを 賜 わったことを 喜 んだ。
10 そしてエテロは 言 った、「主 はほむべきかな。主 はあなたがたをエジプトびとの 手 と、パロの 手 から 救 い 出 し、民 をエジプトびとの 手 の 下 から 救 い 出 された。
11 今 こそわたしは 知 った。実 に 彼 らはイスラエルびとにむかって 高慢 にふるまったが、主 はあらゆる 神々 にまさって 大 いにいますことを」。
12 そしてモーセのしゅうとエテロは 燔祭 と 犠牲 を 神 に 供 え、アロンとイスラエルの 長老 たちもみなきて、モーセのしゅうとと 共 に 神 の 前 で 食事 をした。
13 あくる 日 モーセは 座 して 民 をさばいたが、民 は 朝 から 晩 まで、モーセのまわりに 立 っていた。
14 モーセのしゅうとは、彼 がすべて 民 にしていることを 見 て、言 った、「あなたが 民 にしているこのことはなんですか。あなたひとりが 座 し、民 はみな 朝 から 晩 まで、あなたのまわりに 立 っているのはなぜですか」。
15 モーセはしゅうとに 言 った、「民 が 神 に 伺 おうとして、わたしの 所 に 来 るからです。
16 彼 らは 事 があれば、わたしの 所 にきます。わたしは 相互 の 間 をさばいて、神 の 定 めと 判決 を 知 らせるのです」。
17 モーセのしゅうとは 彼 に 言 った、「あなたのしていることは 良 くない。
18 あなたも、あなたと 一緒 にいるこの 民 も、必 ず 疲 れ 果 てるであろう。このことはあなたに 重 過 ぎるから、ひとりですることができない。
19 今 わたしの 言 うことを 聞 きなさい。わたしはあなたに 助言 する。どうか 神 があなたと 共 にいますように。あなたは 民 のために 神 の 前 にいて、事件 を 神 に 述 べなさい。
20 あなたは 彼 らに 定 めと 判決 を 教 え、彼 らの 歩 むべき 道 と、なすべき 事 を 彼 らに 知 らせなさい。
21 また、すべての 民 のうちから、有能 な 人 で、神 を 恐 れ、誠実 で 不義 の 利 を 憎 む 人 を 選 び、それを 民 の 上 に 立 てて、千 人 の 長、百 人 の 長、五十 人 の 長、十 人 の 長 としなさい。
22 平素 は 彼 らに 民 をさばかせ、大事 件はすべてあなたの 所 に 持 ってこさせ、小 事件 はすべて 彼 らにさばかせなさい。こうしてあなたを 身軽 にし、あなたと 共 に 彼 らに、荷 を 負 わせなさい。
23 あなたが、もしこの 事 を 行 い、神 もまたあなたに 命 じられるならば、あなたは 耐 えることができ、この 民 もまた、みな 安 んじてその 所 に 帰 ることができよう」。
24 モーセはしゅうとの 言葉 に 従 い、すべて 言 われたようにした。
25 すなわち、モーセはすべてのイスラエルのうちから 有能 な 人 を 選 んで、民 の 上 に 長 として 立 て、千 人 の 長、百 人 の 長、五十 人 の 長、十 人 の 長 とした。
26 平素 は 彼 らが 民 をさばき、むずかしい 事件 はモーセに 持 ってきたが、小 さい 事件 はすべて 彼 らみずからさばいた。
27 こうしてモーセはしゅうとを 送 り 返 したので、その 国 に 帰 って 行 った。
Chapter 19
1 イスラエルの 人々 は、エジプトの 地 を 出 て 後 三 月 目 のその 日 に、シナイの 荒野 にはいった。
2 すなわち 彼 らはレピデムを 出立 してシナイの 荒野 に 入 り、荒野 に 宿営 した。イスラエルはその 所 で 山 の 前 に 宿営 した。
3 さて、モーセが 神 のもとに 登 ると、主 は 山 から 彼 を 呼 んで 言 われた、「このように、ヤコブの 家 に 言 い、イスラエルの 人々 に 告 げなさい、
4 『あなたがたは、わたしがエジプトびとにした 事 と、あなたがたを 鷲 の 翼 に 載 せてわたしの 所 にこさせたことを 見 た。
5 それで、もしあなたがたが、まことにわたしの 声 に 聞 き 従 い、わたしの 契約 を 守 るならば、あなたがたはすべての 民 にまさって、わたしの 宝 となるであろう。全 地 はわたしの 所有 だからである。
6 あなたがたはわたしに 対 して 祭司 の 国 となり、また 聖 なる 民 となるであろう』。これがあなたのイスラエルの 人々 に 語 るべき 言葉 である」。
7 それでモーセは 行 って 民 の 長老 たちを 呼 び、主 が 命 じられたこれらの 言葉 を、すべてその 前 に 述 べたので、
8 民 はみな 共 に 答 えて 言 った、「われわれは 主 が 言 われたことを、みな 行 います」。モーセは 民 の 言葉 を 主 に 告 げた。
9 主 はモーセに 言 われた、「見 よ、わたしは 濃 い 雲 のうちにあって、あなたに 臨 むであろう。それはわたしがあなたと 語 るのを 民 に 聞 かせて、彼 らに 長 くあなたを 信 じさせるためである」。モーセは 民 の 言葉 を 主 に 告 げた。
10 主 はモーセに 言 われた、「あなたは 民 のところに 行 って、きょうとあす、彼 らをきよめ、彼 らにその 衣服 を 洗 わせ、
11 三 日 目 までに 備 えさせなさい。三 日 目 に 主 が、すべての 民 の 目 の 前 で、シナイ 山 に 下 るからである。
12 あなたは 民 のために、周囲 に 境 を 設 けて 言 いなさい、『あなたがたは 注意 して、山 に 上 らず、また、その 境界 に 触 れないようにしなさい。山 に 触 れる 者 は 必 ず 殺 されるであろう。
13 手 をそれに 触 れてはならない。触 れる 者 は 必 ず 石 で 打 ち 殺 されるか、射殺 されるであろう。獣 でも 人 でも 生 きることはできない』。ラッパが 長 く 響 いた 時、彼 らは 山 に 登 ることができる」と。
14 そこでモーセは 山 から 民 のところに 下 り、民 をきよめた。彼 らはその 衣服 を 洗 った。
15 モーセは 民 に 言 った、「三 日 目 までに 備 えをしなさい。女 に 近 づいてはならない」。
16 三 日 目 の 朝 となって、かみなりと、いなずまと 厚 い 雲 とが、山 の 上 にあり、ラッパの 音 が、はなはだ 高 く 響 いたので、宿営 におる 民 はみな 震 えた。
17 モーセが 民 を 神 に 会 わせるために、宿営 から 導 き 出 したので、彼 らは 山 のふもとに 立 った。
18 シナイ 山 は 全 山 煙 った。主 が 火 のなかにあって、その 上 に 下 られたからである。その 煙 は、かまどの 煙 のように 立 ち 上 り、全 山 はげしく 震 えた。
19 ラッパの 音 が、いよいよ 高 くなったとき、モーセは 語 り、神 は、かみなりをもって、彼 に 答 えられた。
20 主 はシナイ 山 の 頂 に 下 られた。そして 主 がモーセを 山 の 頂 に 召 されたので、モーセは 登 った。
21 主 はモーセに 言 われた、「下 って 行 って 民 を 戒 めなさい。民 が 押 し 破 って、主 のところにきて、見 ようとし、多 くのものが 死 ぬことのないようにするためである。
22 主 に 近 づく 祭司 たちにもまた、その 身 をきよめさせなさい。主 が 彼 らを 打 つことのないようにするためである」。
23 モーセは 主 に 言 った、「民 はシナイ 山 に 登 ることはできないでしょう。あなたがわたしたちを 戒 めて『山 のまわりに 境 を 設 け、それをきよめよ』と 言 われたからです」。
24 主 は 彼 に 言 われた、「行 け、下 れ。そしてあなたはアロンと 共 に 登 ってきなさい。ただし、祭司 たちと 民 とが、押 し 破 って 主 のところに 登 ることのないようにしなさい。主 が 彼 らを 打 つことのないようにするためである」。
25 モーセは 民 の 所 に 下 って 行 って 彼 らに 告 げた。
Chapter 20
1 神 はこのすべての 言葉 を 語 って 言 われた。
2 「わたしはあなたの 神、主 であって、あなたをエジプトの 地、奴隷 の 家 から 導 き 出 した 者 である。
3 あなたはわたしのほかに、なにものをも 神 としてはならない。
4 あなたは 自分 のために、刻 んだ 像 を 造 ってはならない。上 は 天 にあるもの、下 は 地 にあるもの、また 地 の 下 の 水 のなかにあるものの、どんな 形 をも 造 ってはならない。
5 それにひれ 伏 してはならない。それに 仕 えてはならない。あなたの 神、主 であるわたしは、ねたむ 神 であるから、わたしを 憎 むものは、父 の 罪 を 子 に 報 いて、三四 代 に 及 ぼし、
6 わたしを 愛 し、わたしの 戒 めを 守 るものには、恵 みを 施 して、千 代 に 至 るであろう。
7 あなたは、あなたの 神、主 の 名 を、みだりに 唱 えてはならない。主 は、み 名 をみだりに 唱 えるものを、罰 しないでは 置 かないであろう。
8 安息日 を 覚 えて、これを 聖 とせよ。
9 六 日 のあいだ 働 いてあなたのすべてのわざをせよ。
10 七日 目 はあなたの 神、主 の 安息 であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの 門 のうちにいる 他国 の 人 もそうである。
11 主 は六 日 のうちに、天 と 地 と 海 と、その 中 のすべてのものを 造 って、七日 目 に 休 まれたからである。それで 主 は 安息日 を 祝福 して 聖 とされた。
12 あなたの 父 と 母 を 敬 え。これは、あなたの 神、主 が 賜 わる 地 で、あなたが 長 く 生 きるためである。
13 あなたは 殺 してはならない。
14 あなたは 姦淫 してはならない。
15 あなたは 盗 んではならない。
16 あなたは 隣人 について、偽証 してはならない。
17 あなたは 隣人 の 家 をむさぼってはならない。隣人 の 妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて 隣人 のものをむさぼってはならない」。
18 民 は 皆、かみなりと、いなずまと、ラッパの 音 と、山 の 煙 っているのとを 見 た。民 は 恐 れおののき、遠 く 離 れて 立 った。
19 彼 らはモーセに 言 った、「あなたがわたしたちに 語 ってください。わたしたちは 聞 き 従 います。神 がわたしたちに 語 られぬようにしてください。それでなければ、わたしたちは 死 ぬでしょう」。
20 モーセは 民 に 言 った、「恐 れてはならない。神 はあなたがたを 試 みるため、またその 恐 れをあなたがたの 目 の 前 において、あなたがたが 罪 を 犯 さないようにするために 臨 まれたのである」。
21 そこで、民 は 遠 く 離 れて 立 ったが、モーセは 神 のおられる 濃 い 雲 に 近 づいて 行 った。
22 主 はモーセに 言 われた、「あなたはイスラエルの 人々 にこう 言 いなさい、『あなたがたは、わたしが 天 からあなたがたと 語 るのを 見 た。
23 あなたがたはわたしと 並 べて、何 をも 造 ってはならない。銀 の 神々 も、金 の 神々 も、あなたがたのために、造 ってはならない。
24 あなたはわたしのために 土 の 祭壇 を 築 き、その 上 にあなたの 燔祭、酬恩祭、羊、牛 をささげなければならない。わたしの 名 を 覚 えさせるすべての 所 で、わたしはあなたに 臨 んで、あなたを 祝福 するであろう。
25 あなたがもしわたしに 石 の 祭壇 を 造 るならば、切 り 石 で 築 いてはならない。あなたがもし、のみをそれに 当 てるならば、それをけがすからである。
26 あなたは 階段 によって、わたしの 祭壇 に 登 ってはならない。あなたの 隠 し 所 が、その 上 にあらわれることのないようにするためである』。
Chapter 21
1 これはあなたが 彼 らの 前 に 示 すべきおきてである。
2 あなたがヘブルびとである 奴隷 を 買 う 時 は、六 年 のあいだ 仕 えさせ、七 年 目 には 無償 で 自由 の 身 として 去 らせなければならない。
3 彼 がもし 独身 できたならば、独身 で 去 らなければならない。もし 妻 を 持 っていたならば、その 妻 は 彼 と 共 に 去 らなければならない。
4 もしその 主人 が 彼 に 妻 を 与 えて、彼 に 男 の 子 また 女 の 子 を 産 んだならば、妻 とその 子 供 は 主人 のものとなり、彼 は 独身 で 去 らなければならない。
5 奴隷 がもし『わたしは、わたしの 主人 と、わたしの 妻 と 子供 を 愛 します。わたしは 自由 の 身 となって 去 ることを 好 みません』と 明言 するならば、
6 その 主人 は 彼 を 神 のもとに 連 れて 行 き、戸 あるいは 柱 のところに 連 れて 行 って、主人 は、きりで 彼 の 耳 を 刺 し 通 さなければならない。そうすれば 彼 はいつまでもこれに 仕 えるであろう。
7 もし 人 がその 娘 を 女 奴隷 として 売 るならば、その 娘 は 男 奴隷 が 去 るように 去 ってはならない。
8 彼女 がもし 彼女 を 自分 のものと 定 めた 主人 の 気 にいらない 時 は、その 主人 は 彼女 が、あがなわれることを、これに 許 さなければならない。彼 はこれを 欺 いたのであるから、これを 他国 の 民 に 売 る 権利 はない。
9 彼 がもし 彼女 を 自分 の 子 のものと 定 めるならば、これを 娘 のように 扱 わなければならない。
10 彼 が、たとい、ほかに 女 をめとることがあっても、前 の 女 に 食物 と 衣服 を 与 えることと、その 夫婦 の 道 とを 絶 えさせてはならない。
11 彼 がもしこの三つを 行 わないならば、彼女 は 金 を 償 わずに 去 ることができる。
12 人 を 撃 って 死 なせた 者 は、必 ず 殺 されなければならない。
13 しかし、人 がたくむことをしないのに、神 が 彼 の 手 に 人 をわたされることのある 時 は、わたしはあなたのために一つの 所 を 定 めよう。彼 はその 所 へのがれることができる。
14 しかし 人 がもし、ことさらにその 隣人 を 欺 いて 殺 す 時 は、その 者 をわたしの 祭壇 からでも、捕 えて 行 って 殺 さなければならない。
15 自分 の 父 または 母 を 撃 つ 者 は、必 ず 殺 されなければならない。
16 人 をかどわかした 者 は、これを 売 っていても、なお 彼 の 手 にあっても、必 ず 殺 されなければならない。
17 自分 の 父 または 母 をのろう 者 は、必 ず 殺 されなければならない。
18 人 が 互 に 争 い、そのひとりが 石 または、こぶしで 相手 を 撃 った 時、これが 死 なないで 床 につき、
19 再 び 起 きあがって、つえにすがり、外 を 歩 くようになるならば、これを 撃 った 者 は、ゆるされるであろう。ただその 仕事 を 休 んだ 損失 を 償 い、かつこれにじゅうぶん 治療 させなければならない。
20 もし 人 がつえをもって、自分 の 男 奴隷 または 女 奴隷 を 撃 ち、その 手 の 下 に 死 ぬならば、必 ず 罰 せられなければならない。
21 しかし、彼 がもし一 日 か、ふつか 生 き 延 びるならば、その 人 は 罰 せられない。奴隷 は 彼 の 財産 だからである。
22 もし 人 が 互 に 争 って、身 ごもった 女 を 撃 ち、これに 流産 させるならば、ほかの 害 がなくとも、彼 は 必 ずその 女 の 夫 の 求 める 罰金 を 課 せられ、裁判人 の 定 めるとおりに 支払 わなければならない。
23 しかし、ほかの 害 がある 時 は、命 には 命、
24 目 には 目、歯 には 歯、手 には 手、足 には 足、
25 焼 き 傷 には 焼 き 傷、傷 には 傷、打 ち 傷 には 打 ち 傷 をもって 償 わなければならない。
26 もし 人 が 自分 の 男 奴隷 の 片目、または 女 奴隷 の 片目 を 撃 ち、これをつぶすならば、その 目 のためにこれを 自由 の 身 として 去 らせなければならない。
27 また、もしその 男 奴隷 の一 本 の 歯、またはその 女 奴隷 の一 本 の 歯 を 撃 ち 落 すならば、その 歯 のためにこれを 自由 の 身 として 去 らせなければならない。
28 もし 牛 が 男 または 女 を 突 いて 殺 すならば、その 牛 は 必 ず 石 で 撃 ち 殺 されなければならない。その 肉 は 食 べてはならない。しかし、その 牛 の 持 ち 主 は 罪 がない。
29 牛 がもし 以前 から 突 く 癖 があって、その 持 ち 主 が 注意 されても、これを 守 りおかなかったために、男 または 女 を 殺 したならば、その 牛 は 石 で 撃 ち 殺 され、その 持 ち 主 もまた 殺 されなければならない。
30 彼 がもし、あがないの 金 を 課 せられたならば、すべて 課 せられたほどのものを、命 の 償 いに 支払 わなければならない。
31 男 の 子 を 突 いても、女 の 子 を 突 いても、この 定 めに 従 って 処置 されなければならない。
32 牛 がもし 男 奴隷 または 女 奴隷 を 突 くならば、その 主人 に 銀 三十シケルを 支払 わなければならない。またその 牛 は 石 で 撃 ち 殺 されなければならない。
33 もし 人 が 穴 をあけたままに 置 き、あるいは 穴 を 掘 ってこれにおおいをしないために、牛 または、ろばがこれに 落 ち 込 むことがあれば、
34 穴 の 持 ち 主 はこれを 償 い、金 をその 持 ち 主 に 支払 わなければならない。しかし、その 死 んだ 獣 は 彼 のものとなるであろう。
35 ある 人 の 牛 が、もし 他人 の 牛 を 突 いて 殺 すならば、彼 らはその 生 きている 牛 を 売 って、その 価 を 分 け、またその 死 んだものをも 分 けなければならない。
36 あるいはその 牛 が 以前 から 突 く 癖 のあることが 知 られているのに、その 持 ち 主 がこれを 守 りおかなかったならば、その 人 は 必 ずその 牛 のために 牛 をもって 償 わなければならない。しかし、その 死 んだ 獣 は 彼 のものとなるであろう。
Chapter 22
1 もし 人 が 牛 または 羊 を 盗 んで、これを 殺 し、あるいはこれを 売 るならば、彼 は一 頭 の 牛 のために五 頭 の 牛 をもって、一 頭 の 羊 のために四 頭 の 羊 をもって 償 わなければならない。
2 もし 盗 びとが 穴 をあけてはいるのを 見 て、これを 撃 って 殺 したときは、その 人 には 血 を 流 した 罪 はない。
3 彼 は 必 ず 償 わなければならない。もし 彼 に 何 もない 時 は、彼 はその 盗 んだ 物 のために 身 を 売 られるであろう。 しかし 日 がのぼって 後 ならば、その 人 に 血 を 流 した 罪 がある。
4 もしその 盗 んだ 物 がなお 生 きて、彼 の 手 もとにあれば、それは 牛、ろば、羊 のいずれにせよ、これを二 倍 にして 償 わなければならない。
5 もし 人 が 畑 またはぶどう 畑 のものを 食 わせ、その 家畜 を 放 って 他人 の 畑 のものを 食 わせた 時 は、自分 の 畑 の 最 も 良 い 物 と、ぶどう 畑 の 最 も 良 い 物 をもって、これを 償 わなければならない。
6 もし 火 が 出 て、いばらに 移 り、積 みあげた 麦 束、または 立 穂、または 畑 を 焼 いたならば、その 火 を 燃 やした 者 は、必 ずこれを 償 わなければならない。
7 もし 人 が 金銭 または 物品 の 保管 を 隣人 に 託 し、それが 隣人 の 家 から 盗 まれた 時、その 盗 びとが 見 つけられたならば、これを二 倍 にして 償 わせなければならない。
8 もし 盗 びとが 見 つけられなければ、家 の 主人 を 神 の 前 に 連 れてきて、彼 が 隣人 の 持 ち 物 に 手 をかけたかどうかを、確 かめなければならない。
9 牛 であれ、ろばであれ、羊 であれ、衣服 であれ、あるいはどんな 失 った 物 であれ、それについて 言 い 争 いが 起 り『これがそれです』と 言 う 者 があれば、その 双方 の 言 い 分 を、神 の 前 に 持 ち 出 さなければならない。そして 神 が 有罪 と 定 められる 者 は、それを二 倍 にしてその 相手 に 償 わなければならない。
10 もし 人 が、ろば、または 牛、または 羊、またはどんな 家畜 でも、それを 隣人 に 預 けて、それが 死 ぬか、傷 つくか、あるいは 奪 い 去 られても、それを 見 た 者 がなければ、
11 双方 の 間 に、隣人 の 持 ち 物 に 手 をかけなかったという 誓 いが、主 の 前 になされなければならない。そうすれば、持 ち 主 はこれを 受 け 入 れ、隣人 は 償 うに 及 ばない。
12 けれども、それがまさしく 自分 の 所 から 盗 まれた 時 は、その 持 ち 主 に 償 わなければならない。
13 もしそれが 裂 き 殺 された 時 は、それを 証拠 として 持 って 来 るならば、その 裂 き 殺 されたものは 償 うに 及 ばない。
14 もし 人 が 隣人 から 家畜 を 借 りて、それが 傷 つき、または 死 ぬ 場合、その 持 ち 主 がそれと 共 にいない 時 は、必 ずこれを 償 わなければならない。
15 もしその 持 ち 主 がそれと 共 におれば、それを 償 うに 及 ばない。もしそれが 賃借 りしたものならば、その 借 賃 をそれに 当 てなければならない。
16 もし 人 がまだ 婚約 しない 処女 を 誘 って、これと 寝 たならば、彼 は 必 ずこれに 花嫁 料 を 払 って、妻 としなければならない。
17 もしその 父 がこれをその 人 に 与 えることをかたく 拒 むならば、彼 は 処女 の 花嫁 料 に 当 るほどの 金 を 払 わなければならない。
18 魔法使 の 女 は、これを 生 かしておいてはならない。
19 すべて 獣 を 犯 す 者 は、必 ず 殺 されなければならない。
20 主 のほか、他 の 神々 に 犠牲 をささげる 者 は、断 ち 滅 ぼされなければならない。
21 あなたは 寄留 の 他国 人 を 苦 しめてはならない。また、これをしえたげてはならない。あなたがたも、かつてエジプトの 国 で、寄留 の 他国 人 であったからである。
22 あなたがたはすべて 寡婦、または 孤児 を 悩 ましてはならない。
23 もしあなたが 彼 らを 悩 まして、彼 らがわたしにむかって 叫 ぶならば、わたしは 必 ずその 叫 びを 聞 くであろう。
24 そしてわたしの 怒 りは 燃 えたち、つるぎをもってあなたがたを 殺 すであろう。あなたがたの 妻 は 寡婦 となり、あなたがたの 子供 たちは 孤児 となるであろう。
25 あなたが、共 におるわたしの 民 の 貧 しい 者 に 金 を 貸 す 時 は、これに 対 して 金貸 しのようになってはならない。これから 利子 を 取 ってはならない。
26 もし 隣人 の 上着 を 質 に 取 るならば、日 の 入 るまでにそれを 返 さなければならない。
27 これは 彼 の 身 をおおう、ただ一つの 物、彼 の 膚 のための 着物 だからである。彼 は 何 を 着 て 寝 ることができよう。彼 がわたしにむかって 叫 ぶならば、わたしはこれに 聞 くであろう。わたしはあわれみ 深 いからである。
28 あなたは 神 をののしってはならない。また 民 の 司 をのろってはならない。
29 あなたの 豊 かな 穀物 と、あふれる 酒 とをささげるに、ためらってはならない。あなたのういごを、わたしにささげなければならない。
30 あなたはまた、あなたの 牛 と 羊 をも 同様 にしなければならない。七日 の 間 その 母 と 共 に 置 いて、八 日 目 にそれをわたしに、ささげなければならない。
31 あなたがたは、わたしに 対 して 聖 なる 民 とならなければならない。あなたがたは、野 で 裂 き 殺 されたものの 肉 を 食 べてはならない。それは 犬 に 投 げ 与 えなければならない。
Chapter 23
1 あなたは 偽 りのうわさを 言 いふらしてはならない。あなたは 悪人 と 手 を 携 えて、悪意 のある 証人 になってはならない。
2 あなたは 多数 に 従 って 悪 をおこなってはならない。あなたは 訴訟 において、多数 に 従 って 片寄 り、正義 を 曲 げるような 証言 をしてはならない。
3 また 貧 しい 人 をその 訴訟 において、曲 げてかばってはならない。
4 もし、あなたが 敵 の 牛 または、ろばの 迷 っているのに 会 う 時 は、必 ずこれを 彼 の 所 に 連 れて 行 って、帰 さなければならない。
5 もしあなたを 憎 む 者 のろばが、その 荷物 の 下 に 倒 れ 伏 しているのを 見 る 時 は、これを 見捨 てて 置 かないように 気 をつけ、必 ずその 人 に 手 を 貸 して、これを 起 さなければならない。
6 あなたは 貧 しい 者 の 訴訟 において、裁判 を 曲 げてはならない。
7 あなたは 偽 り 事 に 遠 ざからなければならない。あなたは 罪 のない 者 と 正 しい 者 とを 殺 してはならない。わたしは 悪人 を 義 とすることはないからである。
8 あなたは 賄賂 を 取 ってはならない。賄賂 は 人 の 目 をくらまし、正 しい 者 の 事件 をも 曲 げさせるからである。
9 あなたは 寄留 の 他国 人 をしえたげてはならない。あなたがたはエジプトの 国 で 寄留 の 他国 人 であったので、寄留 の 他国 人 の 心 を 知 っているからである。
10 あなたは六 年 のあいだ、地 に 種 をまき、その 産物 を 取 り 入 れることができる。
11 しかし、七 年 目 には、これを 休 ませて、耕 さずに 置 かなければならない。そうすれば、あなたの 民 の 貧 しい 者 がこれを 食 べ、その 残 りは 野 の 獣 が 食 べることができる。あなたのぶどう 畑 も、オリブ 畑 も 同様 にしなければならない。
12 あなたは六 日 のあいだ、仕事 をし、七日 目 には 休 まなければならない。これはあなたの 牛 および、ろばが 休 みを 得、またあなたのはしための 子 および 寄留 の 他国 人 を 休 ませるためである。
13 わたしが、あなたがたに 言 ったすべての 事 に 心 を 留 めなさい。他 の 神々 の 名 を 唱 えてはならない。また、これをあなたのくちびるから 聞 えさせてはならない。
14 あなたは 年 に三 度、わたしのために 祭 を 行 わなければならない。
15 あなたは 種 入 れぬパンの 祭 を 守 らなければならない。わたしが、あなたに 命 じたように、アビブの 月 の 定 めの 時 に 七日 のあいだ、種 入 れぬパンを 食 べなければならない。それはその 月 にあなたがエジプトから 出 たからである。だれも、むなし 手 でわたしの 前 に 出 てはならない。
16 また、あなたが 畑 にまいて 獲 た 物 の 勤労 の 初穂 をささげる 刈入 れの 祭 と、あなたの 勤労 の 実 を 畑 から 取 り 入 れる 年 の 終 りに、取入 れの 祭 を 行 わなければならない。
17 男子 はみな、年 に三 度、主 なる 神 の 前 に 出 なければならない。
18 あなたはわたしの 犠牲 の 血 を、種 を 入 れたパンと 共 にささげてはならない。また、わたしの 祭 の 脂肪 を 翌朝 まで 残 して 置 いてはならない。
19 あなたの 土地 の 初穂 の 最 も 良 い 物 を、あなたの 神、主 の 家 に 携 えてこなければならない。あなたは 子 やぎを、その 母 の 乳 で 煮 てはならない。
20 見 よ、わたしは 使 をあなたの 前 につかわし、あなたを 道 で 守 らせ、わたしが 備 えた 所 に 導 かせるであろう。
21 あなたはその 前 に 慎 み、その 言葉 に 聞 き 従 い、彼 にそむいてはならない。わたしの 名 が 彼 のうちにあるゆえに、彼 はあなたがたのとがをゆるさないであろう。
22 しかし、もしあなたが 彼 の 声 によく 聞 き 従 い、すべてわたしが 語 ることを 行 うならば、わたしはあなたの 敵 を 敵 とし、あなたのあだをあだとするであろう。
23 わたしの 使 はあなたの 前 に 行 って、あなたをアモリびと、ヘテびと、ペリジびと、カナンびと、ヒビびと、およびエブスびとの 所 に 導 き、わたしは 彼 らを 滅 ぼすであろう。
24 あなたは 彼 らの 神々 を 拝 んではならない。これに 仕 えてはならない。また 彼 らのおこないにならってはならない。あなたは 彼 らを 全 く 打 ち 倒 し、その 石 の 柱 を 打 ち 砕 かなければならない。
25 あなたがたの 神、主 に 仕 えなければならない。そうすれば、わたしはあなたがたのパンと 水 を 祝 し、あなたがたのうちから 病 を 除 き 去 るであろう。
26 あなたの 国 のうちには 流産 する 女 もなく、不妊 の 女 もなく、わたしはあなたの 日 の 数 を 満 ち 足 らせるであろう。
27 わたしはあなたの 先 に、わたしの 恐 れをつかわし、あなたが 行 く 所 の 民 を、ことごとく 打 ち 敗 り、すべての 敵 に、その 背 をあなたの 方 へ 向 けさせるであろう。
28 わたしはまた、くまばちをあなたの 先 につかわすであろう。これはヒビびと、カナンびと、およびヘテびとをあなたの 前 から 追 い 払 うであろう。
29 しかし、わたしは 彼 らを一 年 のうちには、あなたの 前 から 追 い 払 わないであろう。土地 が 荒 れすたれ、野 の 獣 が 増 して、あなたを 害 することのないためである。
30 わたしは 徐々 に 彼 らをあなたの 前 から 追 い 払 うであろう。あなたは、ついにふえひろがって、この 地 を 継 ぐようになるであろう。
31 わたしは 紅海 からペリシテびとの 海 に 至 るまでと、荒野 からユフラテ 川 に 至 るまでを、あなたの 領域 とし、この 地 に 住 んでいる 者 をあなたの 手 にわたすであろう。あなたは 彼 らをあなたの 前 から 追 い 払 うであろう。
32 あなたは 彼 ら、および 彼 らの 神々 と 契約 を 結 んではならない。
33 彼 らはあなたの 国 に 住 んではならない。彼 らがあなたをいざなって、わたしに 対 して 罪 を 犯 させることのないためである。もし、あなたが 彼 らの 神 に 仕 えるならば、それは 必 ずあなたのわなとなるであろう」。
Chapter 24
1 また、モーセに 言 われた、「あなたはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十 人 の 長老 たちと 共 に、主 のもとにのぼってきなさい。そしてあなたがたは 遠 く 離 れて 礼拝 しなさい。
2 ただモーセひとりが 主 に 近 づき、他 の 者 は 近 づいてはならない。また、民 も 彼 と 共 にのぼってはならない」。
3 モーセはきて、主 のすべての 言葉 と、すべてのおきてとを 民 に 告 げた。民 はみな 同 音 に 答 えて 言 った、「わたしたちは 主 の 仰 せられた 言葉 を 皆、行 います」。
4 そしてモーセは 主 の 言葉 を、ことごとく 書 きしるし、朝 はやく 起 きて 山 のふもとに 祭壇 を 築 き、イスラエルの十二 部族 に 従 って十二の 柱 を 建 て、
5 イスラエルの 人々 のうちの 若者 たちをつかわして、主 に 燔祭 をささげさせ、また 酬恩祭 として 雄牛 をささげさせた。
6 その 時 モーセはその 血 の 半 ばを 取 って、鉢 に 入 れ、また、その 血 の 半 ばを 祭壇 に 注 ぎかけた。
7 そして 契約 の 書 を 取 って、これを 民 に 読 み 聞 かせた。すると、彼 らは 答 えて 言 った、「わたしたちは 主 が 仰 せられたことを 皆、従順 に 行 います」。
8 そこでモーセはその 血 を 取 って、民 に 注 ぎかけ、そして 言 った、「見 よ、これは 主 がこれらのすべての 言葉 に 基 いて、あなたがたと 結 ばれる 契約 の 血 である」。
9 こうしてモーセはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十 人 の 長老 たちと 共 にのぼって 行 った。
10 そして、彼 らがイスラエルの 神 を 見 ると、その 足 の 下 にはサファイアの 敷石 のごとき 物 があり、澄 み 渡 るおおぞらのようであった。
11 神 はイスラエルの 人々 の 指導者 たちを 手 にかけられなかったので、彼 らは 神 を 見 て、飲 み 食 いした。
12 ときに 主 はモーセに 言 われた、「山 に 登 り、わたしの 所 にきて、そこにいなさい。彼 らを 教 えるために、わたしが 律法 と 戒 めとを 書 きしるした 石 の 板 をあなたに 授 けるであろう」。
13 そこでモーセは 従者 ヨシュアと 共 に 立 ちあがり、モーセは 神 の 山 に 登 った。
14 彼 は 長老 たちに 言 った、「わたしたちがあなたがたの 所 に 帰 って 来 るまで、ここで 待 っていなさい。見 よ、アロンとホルとが、あなたがたと 共 にいるから、事 ある 者 は、だれでも 彼 らの 所 へ 行 きなさい」。
15 こうしてモーセは 山 に 登 ったが、雲 は 山 をおおっていた。
16 主 の 栄光 がシナイ 山 の 上 にとどまり、雲 は六 日 のあいだ、山 をおおっていたが、七日 目 に 主 は 雲 の 中 からモーセを 呼 ばれた。
17 主 の 栄光 は 山 の 頂 で、燃 える 火 のようにイスラエルの 人々 の 目 に 見 えたが、
18 モーセは 雲 の 中 にはいって、山 に 登 った。そしてモーセは四十 日 四十 夜、山 にいた。
Chapter 25
1 主 はモーセに 言 われた、
2 「イスラエルの 人々 に 告 げて、わたしのためにささげ 物 を 携 えてこさせなさい。すべて、心 から 喜 んでする 者 から、わたしにささげる 物 を 受 け 取 りなさい。
3 あなたがたが 彼 らから 受 け 取 るべきささげ 物 はこれである。すなわち 金、銀、青銅、
4 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸、やぎの 毛糸、
5 あかね 染 の 雄羊 の 皮、じゅごんの 皮、アカシヤ 材、
6 ともし 油、注 ぎ 油 と 香 ばしい 薫香 のための 香料、
7 縞 めのう、エポデと 胸当 にはめる 宝石。
8 また、彼 らにわたしのために 聖所 を 造 らせなさい。わたしが 彼 らのうちに 住 むためである。
9 すべてあなたに 示 す 幕屋 の 型 および、そのもろもろの 器 の 型 に 従 って、これを 造 らなければならない。
10 彼 らはアカシヤ 材 で 箱 を 造 らなければならない。長 さは二キュビト 半、幅 は一キュビト 半、高 さは一キュビト 半。
11 あなたは 純金 でこれをおおわなければならない。すなわち 内外 ともにこれをおおい、その 上 の 周囲 に 金 の 飾 り 縁 を 造 らなければならない。
12 また 金 の 環 四つを 鋳 て、その四すみに 取 り 付 けなければならない。すなわち二つの 環 をこちら 側 に、二つの 環 をあちら 側 に 付 けなければならない。
13 またアカシヤ 材 のさおを 造 り、金 でこれをおおわなければならない。
14 そしてそのさおを 箱 の 側面 の 環 に 通 し、それで 箱 をかつがなければならない。
15 さおは 箱 の 環 に 差 して 置 き、それを 抜 き 放 してはならない。
16 そしてその 箱 に、わたしがあなたに 与 えるあかしの 板 を 納 めなければならない。
17 また 純金 の 贖罪所 を 造 らなければならない。長 さは二キュビト 半、幅 は一キュビト 半。
18 また二つの 金 のケルビムを 造 らなければならない。これを 打物 造 りとし、贖罪所 の 両端 に 置 かなければならない。
19 一つのケルブをこの 端 に、一つのケルブをかの 端 に 造 り、ケルビムを 贖罪所 の 一部 としてその 両端 に 造 らなければならない。
20 ケルビムは 翼 を 高 く 伸 べ、その 翼 をもって 贖罪所 をおおい、顔 は 互 にむかい 合 い、ケルビムの 顔 は 贖罪所 にむかわなければならない。
21 あなたは 贖罪所 を 箱 の 上 に 置 き、箱 の 中 にはわたしが 授 けるあかしの 板 を 納 めなければならない。
22 その 所 でわたしはあなたに 会 い、贖罪所 の 上 から、あかしの 箱 の 上 にある二つのケルビムの 間 から、イスラエルの 人々 のために、わたしが 命 じようとするもろもろの 事 を、あなたに 語 るであろう。
23 あなたはまたアカシヤ 材 の 机 を 造 らなければならない。長 さは二キュビト、幅 は一キュビト、高 さは一キュビト 半。
24 純金 でこれをおおい、周囲 に 金 の 飾 り 縁 を 造 り、
25 またその 周囲 に 手 幅 の 棧 を 造 り、その 棧 の 周囲 に 金 の 飾 り 縁 を 造 らなければならない。
26 また、そのために 金 の 環 四つを 造 り、その四つの 足 のすみ四か 所 にその 環 を 取 り 付 けなければならない。
27 環 は 棧 のわきに 付 けて、机 をかつぐさおを 入 れる 所 としなければならない。
28 またアカシヤ 材 のさおを 造 り、金 でこれをおおい、それをもって、机 をかつがなければならない。
29 また、その 皿、乳香 を 盛 る 杯 および 灌祭 を 注 ぐための 瓶 と 鉢 を 造 り、これらは 純金 で 造 らなければならない。
30 そして 机 の 上 には 供 えのパンを 置 いて、常 にわたしの 前 にあるようにしなければならない。
31 また 純金 の 燭台 を 造 らなければならない。燭台 は 打物 造 りとし、その 台、幹、萼、節、花 を一つに 連 ならせなければならない。
32 また六つの 枝 をそのわきから 出 させ、燭台 の三つの 枝 をこの 側 から、燭台 の三つの 枝 をかの 側 から 出 させなければならない。
33 あめんどうの 花 の 形 をした三つの 萼 が、それぞれ 節 と 花 をもって一つの 枝 にあり、また、あめんどうの 花 の 形 をした三つの 萼 が、それぞれ 節 と 花 をもってほかの 枝 にあるようにし、燭台 から 出 る六つの 枝 を、みなそのようにしなければならない。
34 また、燭台 の 幹 には、あめんどうの 花 の 形 をした四つの 萼 を 付 け、その 萼 にはそれぞれ 節 と 花 をもたせなさい。
35 すなわち二つの 枝 の 下 に一つの 節 を 取 り 付 け、次 の二つの 枝 の 下 に一つの 節 を 取 り 付 け、更 に 次 の二つの 枝 の 下 に一つの 節 を 取 り 付 け、燭台 の 幹 から 出 る六つの 枝 に、みなそのようにしなければならない。
36 それらの 節 と 枝 を一つに 連 ね、ことごとく 純金 の 打物 造 りにしなければならない。
37 また、それのともしび 皿 を七つ 造 り、そのともしび 皿 に 火 をともして、その 前方 を 照 させなければならない。
38 その 芯 切 りばさみと、芯 取 り 皿 は 純金 で 造 らなければならない。
39 すなわち 純金 一タラントで 燭台 と、これらのもろもろの 器 とが 造 られなければならない。
40 そしてあなたが 山 で 示 された 型 に 従 い、注意 してこれを 造 らなければならない。
Chapter 26
1 あなたはまた十 枚 の 幕 をもって 幕屋 を 造 らなければならない。すなわち 亜麻 の 撚糸、青 糸、紫 糸、緋 糸 で 幕 を 作 り、巧 みなわざをもって、それにケルビムを 織 り 出 さなければならない。
2 幕 の 長 さは、おのおの二十八キュビト、幕 の 幅 は、おのおの四キュビトで、幕 は 皆 同 じ 寸法 でなければならない。
3 その 幕 五 枚 を 互 に 連 ね 合 わせ、また 他 の五 枚 の 幕 をも 互 に 連 ね 合 わせなければならない。
4 その 一連 の 端 にある 幕 の 縁 に 青色 の 乳 をつけ、また 他 の 一連 の 端 にある 幕 の 縁 にもそのようにしなければならない。
5 あなたは、その一 枚 の 幕 に 乳 五十をつけ、また 他 の 一連 の 幕 の 端 にも 乳 五十をつけ、その 乳 を 互 に 相 向 かわせなければならない。
6 あなたはまた 金 の 輪 五十を 作 り、その 輪 で 幕 を 互 に 連 ね 合 わせて一つの 幕屋 にしなければならない。
7 また 幕屋 をおおう 天幕 のためにやぎの 毛糸 で 幕 を 作 らなければならない。すなわち 幕 十一 枚 を 作 り、
8 その一 枚 の 幕 の 長 さは三十キュビト、その一 枚 の 幕 の 幅 は四キュビトで、その十一 枚 の 幕 は 同 じ 寸法 でなければならない。
9 そして、その 幕 五 枚 を一つに 連 ね 合 わせ、またその 幕 六 枚 を一つに 連 ね 合 わせて、その六 枚 目 の 幕 を 天幕 の 前 で 折 り 重 ねなければならない。
10 またその 一連 の 端 にある 幕 の 縁 に 乳 五十をつけ、他 の 一連 の 幕 の 縁 にも 乳 五十をつけなさい。
11 そして 青銅 の 輪 五十を 作 り、その 輪 を 乳 に 掛 け、その 天幕 を 連 ね 合 わせて一つにし、
12 その 天幕 の 幕 の 残 りの 垂 れる 部分、すなわちその 残 りの 半 幕 を 幕屋 のうしろに 垂 れさせなければならない。
13 そして 天幕 の 幕 のたけで 余 るものの、こちらのキュビトと、あちらのキュビトとは、幕屋 をおおうように、その 両側 のこちらとあちらとに 垂 れさせなければならない。
14 また、あかね 染 めの 雄羊 の 皮 で 天幕 のおおいと、じゅごんの 皮 でその 上 にかけるおおいとを 造 らなければならない。
15 あなたは 幕屋 のために、アカシヤ 材 で 立 枠 を 造 らなければならない。
16 枠 の 長 さを十キュビト、枠 の 幅 を一キュビト 半 とし、
17 枠 ごとに二つの 柄 を 造 って、かれとこれとを 食 い 合 わさせ、幕屋 のすべての 枠 にこのようにしなければならない。
18 あなたは 幕屋 のために 枠 を 造 り、南側 のために 枠 二十とし、
19 その二十の 枠 の 下 に 銀 の 座 四十を 造 って、この 枠 の 下 に、その二つの 柄 のために二つの 座 を 置 き、かの 枠 の 下 にもその二つの 柄 のために二つの 座 を 置 かなければならない。
20 また 幕屋 の 他 の 側、すなわち 北側 のためにも 枠 二十を 造 り、
21 その 銀 の 座 四十を 造 って、この 枠 の 下 に、二つの 座 を 置 き、かの 枠 の 下 にも二つの 座 を 置 かなければならない。
22 また 幕屋 のうしろ、すなわち 西側 のために 枠 六つを 造 り、
23 幕屋 のうしろの二つのすみのために 枠 二つを 造 らなければならない。
24 これらは 下 で 重 なり 合 い、同 じくその 頂 でも 第 一の 環 まで 重 なり 合 うようにし、その二つともそのようにしなければならない。それらは二つのすみのために 設 けるものである。
25 こうしてその 枠 は八つ、その 銀 の 座 は十六、この 枠 の 下 に二つの 座、かの 枠 の 下 にも二つの 座 を 置 かなければならない。
26 またアカシヤ 材 で 横木 を 造 らなければならない。すなわち 幕屋 のこの 側 の 枠 のために五つ、
27 また 幕屋 のかの 側 の 枠 のために 横木 五つ、幕屋 のうしろの 西側 の 枠 のために 横木 五つを 造 り、
28 枠 のまん 中 にある 中央 の 横木 は 端 から 端 まで 通 るようにしなければならない。
29 そしてその 枠 を 金 でおおい、また 横木 を 通 すその 環 を 金 で 造 り、また、その 横木 を 金 でおおわなければならない。
30 こうしてあなたは 山 で 示 された 様式 に 従 って 幕屋 を 建 てなければならない。
31 また 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で 垂幕 を 作 り、巧 みなわざをもって、それにケルビムを 織 り 出 さなければならない。
32 そして 金 でおおった四つのアカシヤ 材 の 柱 の 金 の 鉤 にこれを 掛 け、その 柱 は四つの 銀 の 座 の 上 にすえなければならない。
33 その 垂幕 の 輪 を 鉤 に 掛 け、その 垂幕 の 内 にあかしの 箱 を 納 めなさい。その 垂幕 はあなたがたのために 聖所 と 至聖所 とを 隔 て 分 けるであろう。
34 また 至聖所 にあるあかしの 箱 の 上 に 贖罪所 を 置 かなければならない。
35 そしてその 垂幕 の 外 に 机 を 置 き、幕屋 の 南側 に、机 に 向 かい 合 わせて 燭台 を 置 かなければならない。ただし 机 は 北側 に 置 かなければならない。
36 あなたはまた 天幕 の 入口 のために 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で、色 とりどりに 織 ったとばりを 作 らなければならない。
37 あなたはそのとばりのためにアカシヤ 材 の 柱 五つを 造 り、これを 金 でおおい、その 鉤 を 金 で 造 り、またその 柱 のために 青銅 の 座 五つを 鋳 て 造 らなければならない。
Chapter 27
1 あなたはまたアカシヤ 材 で 祭壇 を 造 らなければならない。長 さ五キュビト、幅 五キュビトの四 角 で、高 さは三キュビトである。
2 その四すみの 上 にその 一部 としてそれの 角 を 造 り、青銅 で 祭壇 をおおわなければならない。
3 また 灰 を 取 るつぼ、十能、鉢、肉 叉、火皿 を 造 り、その 器 はみな 青銅 で 造 らなければならない。
4 また 祭壇 のために 青銅 の 網 細工 の 格子 を 造 り、その四すみで、網 の 上 に 青銅 の 環 を四つ 取 り 付 けなければならない。
5 その 網 を 祭壇 の 出張 りの 下 に 取 り 付 け、これを 祭壇 の 高 さの 半 ばに 達 するようにしなければならない。
6 また 祭壇 のために、さおを 造 らなければならない。すなわちアカシヤ 材 で、さおを 造 り、青銅 で、これをおおわなければならない。
7 そのさおを 環 に 通 し、さおを 祭壇 の 両側 にして、これをかつがなければならない。
8 祭壇 は 板 で 空洞 に 造 り、山 で 示 されたように、これを 造 らなければならない。
9 あなたはまた 幕屋 の 庭 を 造 り、両側 では 庭 のために 長 さ百キュビトの 亜麻 の 撚糸 のあげばりを 設 け、その 一方 に 当 てなければならない。
10 その 柱 は二十、その 柱 の二十の 座 は 青銅 にし、その 柱 の 鉤 と 桁 とは 銀 にしなければならない。
11 また 同 じく 北側 のために、長 さ百キュビトのあげばりを 設 けなければならない。その 柱 は二十、その 柱 の二十の 座 は 青銅 にし、その 柱 の 鉤 と 桁 とは 銀 にしなければならない。
12 また 庭 の 西側 の 幅 のために五十キュビトのあげばりを 設 けなければならない。その 柱 は十、その 座 も十。
13 また 東側 でも 庭 の 幅 を五十キュビトにしなければならない。
14 そしてその 一方 に十五キュビトのあげばりを 設 けなければならない。その 柱 は三つ、その 座 も三つ。
15 また 他 の 一方 にも十五キュビトのあげばりを 設 けなければならない。その 柱 は三つ、その 座 も三つ。
16 庭 の 門 のために 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で、色 とりどりに 織 った 長 さ二十キュビトのとばりを 設 けなければならない。その 柱 は四つ、その 座 も四つ。
17 庭 の 周囲 の 柱 はみな 銀 の 桁 でつなぎ、その 鉤 は 銀、その 座 は 青銅 にしなければならない。
18 庭 の 長 さは百キュビト、その 幅 は五十キュビト、その 高 さは五キュビトで、亜麻 の 撚糸 の 布 を 掛 けめぐらし、その 座 を 青銅 にしなければならない。
19 すべて 幕屋 に 用 いるもろもろの 器、およびそのすべての 釘、また 庭 のすべての 釘 は 青銅 で 造 らなければならない。
20 あなたはまたイスラエルの 人々 に 命 じて、オリブをつぶして 採 った 純粋 の 油 を、ともし 火 のために 持 ってこさせ、絶 えずともし 火 をともさなければならない。
21 アロンとその 子 たちとは、会見 の 幕屋 の 中 のあかしの 箱 の 前 にある 垂幕 の 外 で、夕 から 朝 まで 主 の 前 に、そのともし 火 を 整 えなければならない。これはイスラエルの 人々 の 守 るべき 世々 変 らざる 定 めでなければならない。
Chapter 28
1 またイスラエルの 人々 のうちから、あなたの 兄弟 アロンとその 子 たち、すなわちアロンとアロンの 子 ナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルとをあなたのもとにこさせ、祭司 としてわたしに 仕 えさせ、
2 またあなたの 兄弟 アロンのために 聖 なる 衣服 を 作 って、彼 に 栄 えと 麗 しきをもたせなければならない。
3 あなたはすべて 心 に 知恵 ある 者、すなわち、わたしが 知恵 の 霊 を 満 たした 者 たちに 語 って、アロンの 衣服 を 作 らせ、アロンを 聖別 し、祭司 としてわたしに 仕 えさせなければならない。
4 彼 らの 作 るべき 衣服 は 次 のとおりである。すなわち 胸当、エポデ、衣、市松 模様 の 服、帽子、帯 である。彼 らはあなたの 兄弟 アロンとその 子 たちとのために 聖 なる 衣服 を 作 り、祭司 としてわたしに 仕 えさせなければならない。
5 彼 らは 金糸、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 を 受 け 取 らなければならない。
6 そして 彼 らは 金糸、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 を 用 い、巧 みなわざをもってエポデを 作 らなければならない。
7 これに二つの 肩 ひもを 付 け、その 両端 を、これに 付 けなければならない。
8 エポデの 上 で、これをつかねる 帯 は、同 じきれでエポデの 作 りのように、金糸、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で 作 らなければならない。
9 あなたは二つの 縞 めのうを 取 って、その 上 にイスラエルの 子 たちの 名 を 刻 まなければならない。
10 すなわち、その 名 六つを一つの 石 に、残 りの 名 六つを 他 の 石 に、彼 らの 生 れた 順 に 刻 まなければならない。
11 宝石 に 彫刻 する 人 が 印 を 彫刻 するように、イスラエルの 子 たちの 名 をその二つの 石 に 刻 み、それを 金 の 編 細工 にはめ、
12 この二つの 石 をエポデの 肩 ひもにつけて、イスラエルの 子 たちの 記念 の 石 としなければならない。こうしてアロンは 主 の 前 でその 両 肩 に 彼 らの 名 を 負 うて 記念 としなければならない。
13 あなたはまた 金 の 編 細工 を 作 らなければならない。
14 そして二つの 純金 の 鎖 を、ひも 細工 にねじて 作 り、そのひもの 鎖 をかの 編 細工 につけなければならない。
15 あなたはまたさばきの 胸当 を 巧 みなわざをもって 作 り、これをエポデの 作 りのように 作 らなければならない。すなわち 金糸、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で、これを 作 らなければならない。
16 これは二つに 折 って四 角 にし、長 さは一 指 当 り、幅 も一 指 当 りとしなければならない。
17 またその 中 に 宝石 を四 列 にはめ 込 まなければならない。すなわち 紅 玉髄、貴 かんらん 石、水晶 の 列 を 第 一 列 とし、
18 第 二 列 は、ざくろ 石、るり、赤 縞 めのう。
19 第 三 列 は 黄 水晶、めのう、紫 水晶。
20 第 四 列 は 黄 碧玉、縞 めのう、碧玉 であって、これらを 金 の 編 細工 の 中 にはめ 込 まなければならない。
21 その 宝石 はイスラエルの 子 らの 名 に 従 い、その 名 とひとしく十二とし、おのおの 印 の 彫刻 のように十二の 部族 のためにその 名 を 刻 まなければならない。
22 またひも 細工 にねじた 純金 の 鎖 を 胸当 につけなければならない。
23 また、胸当 のために 金 の 環 二つを 作 り、胸当 の 両端 にその二つの 環 をつけ、
24 かの 二 筋 の 金 のひもを 胸当 の 端 の二つの 環 につけなければならない。
25 ただし、その 二 筋 のひもの 他 の 両端 をかの二つの 編 細工 につけ、エポデの 肩 ひもにつけて、前 にくるようにしなければならない。
26 あなたはまた二つの 金 の 環 を 作 って、これを 胸当 の 両端 につけなければならない。すなわちエポデに 接 する 内側 の 縁 にこれをつけなければならない。
27 また二つの 金 の 環 を 作 って、これをエポデの二つの 肩 ひもの 下 の 部分 につけ、前 の 方 で、そのつなぎ 目 に 近 く、エポデの 帯 の 上 の 方 にあるようにしなければならない。
28 胸当 は 青 ひもをもって、その 環 をエポデの 環 に 結 びつけ、エポデの 帯 の 上 の 方 にあるようにしなければならない。こうして 胸当 がエポデから 離 れないようにしなければならない。
29 アロンが 聖所 にはいる 時 は、さばきの 胸当 にあるイスラエルの 子 たちの 名 をその 胸 に 置 き、主 の 前 に 常 に 覚 えとしなければならない。
30 あなたはさばきの 胸当 にウリムとトンミムを 入 れて、アロンが 主 の 前 にいたる 時、その 胸 の 上 にあるようにしなければならない。こうしてアロンは 主 の 前 に 常 にイスラエルの 子 たちのさばきを、その 胸 に 置 かなければならない。
31 あなたはまた、エポデに 属 する 上服 をすべて 青地 で 作 らなければならない。
32 頭 を 通 す 口 を、そのまん 中 に 設 け、その 口 の 周囲 には、よろいのえりのように 織物 の 縁 をつけて、ほころびないようにし、
33 そのすそには 青 糸、紫 糸、緋 糸 で、ざくろを 作 り、そのすその 周囲 につけ、また 周囲 に 金 の 鈴 をざくろの 間々 につけなければならない。
34 すなわち 金 の 鈴 にざくろ、また 金 の 鈴 にざくろと、上服 のすその 周囲 につけなければならない。
35 アロンは 務 の 時、これを 着 なければならない。彼 が 聖所 にはいって 主 の 前 にいたる 時、また 出 る 時、その 音 が 聞 えて、彼 は 死 を 免 れるであろう。
36 あなたはまた 純金 の 板 を 造 り、印 の 彫刻 のように、その 上 に『主 に 聖 なる 者』と 刻 み、
37 これを 青 ひもで 帽子 に 付 け、それが 帽子 の 前 の 方 に 来 るようにしなければならない。
38 これはアロンの 額 にあり、そしてアロンはイスラエルの 人々 がささげる 聖 なる 物、すなわち 彼 らのもろもろの 聖 なる 供 え 物 についての 罪 の 責 めを 負 うであろう。これは 主 の 前 にそれらの 受 けいれられるため、常 にアロンの 額 になければならない。
39 あなたは 亜麻 糸 で 市松 模様 に 下 服 を 織 り、亜麻 布 で、ずきんを 作 り、また、帯 を 色 とりどりに 織 って 作 らなければならない。
40 あなたはまたアロンの 子 たちのために 下 服 を 作 り、彼 らのために 帯 を 作 り、彼 らのために、ずきんを 作 って、彼 らに 栄 えと 麗 しきをもたせなければならない。
41 そしてあなたはこれをあなたの 兄弟 アロンおよび 彼 と 共 にいるその 子 たちに 着 せ、彼 らに 油 を 注 ぎ、彼 らを 職 に 任 じ、彼 らを 聖別 し、祭司 として、わたしに 仕 えさせなければならない。
42 また、彼 らのために、その 隠 し 所 をおおう 亜麻 布 のしたばきを 作 り、腰 からももに 届 くようにしなければならない。
43 アロンとその 子 たちは 会見 の 幕屋 にはいる 時、あるいは 聖所 で 務 をするために 祭壇 に 近 づく 時 に、これを 着 なければならない。そうすれば、彼 らは 罪 を 得 て 死 ぬことはないであろう。これは 彼 と 彼 の 後 の 子孫 とのための 永久 の 定 めでなければならない。
Chapter 29
1 あなたは 彼 らを 聖別 し、祭司 としてわたしに 仕 えさせるために、次 の 事 を 彼 らにしなければならない。すなわち 若 い 雄牛 一 頭 と、きずのない 雄羊 二 頭 とを 取 り、
2 また 種 入 れぬパンと、油 を 混 ぜた 種 入 れぬ 菓子 と、油 を 塗 った 種 入 れぬせんべいとを 取 りなさい。これらは 小麦粉 で 作 らなければならない。
3 そしてこれを一つのかごに 入 れ、そのかごに 入 れたまま、かの一 頭 の 雄牛 および二 頭 の 雄羊 と 共 に 携 えてこなければならない。
4 あなたはまたアロンとその 子 たちを 会見 の 幕屋 の 入口 に 連 れてきて、水 で 彼 らを 洗 い 清 め、
5 また 衣服 を 取 り、下 服 とエポデに 属 する 上服 と、エポデと 胸当 とをアロンに 着 せ、エポデの 帯 を 締 めさせなければならない。
6 そして 彼 の 頭 に 帽子 をかぶらせ、その 帽子 の 上 にかの 聖 なる 冠 をいただかせ、
7 注 ぎ 油 を 取 って 彼 の 頭 にかけ、彼 に 油 注 ぎをしなければならない。
8 あなたはまた 彼 の 子 たちを 連 れてきて 下 服 を 着 せ、
9 彼 ら、すなわちアロンとその 子 たちに 帯 を 締 めさせ、ずきんをかぶらせなければならない。祭司 の 職 は 永久 の 定 めによって 彼 らに 帰 するであろう。あなたはこうして、アロンとその 子 たちを 職 に 任 じなければならない。
10 あなたは 会見 の 幕屋 の 前 に 雄牛 を 引 いてきて、アロンとその 子 たちは、その 雄羊 の 頭 に 手 を 置 かなければならない。
11 そして 会見 の 幕屋 の 入口 で、主 の 前 にその 雄牛 をほふり、
12 その 雄牛 の 血 を 取 り、指 をもって、これを 祭壇 の 角 につけ、その 残 りの 血 を 祭壇 の 基 に 注 ぎかけなさい。
13 また、その 内臓 をおおうすべての 脂肪 と 肝臓 の 小葉 と、二つの 腎臓 と、その 上 の 脂肪 とを 取 って、これを 祭壇 の 上 で 焼 かなければならない。
14 ただし、その 雄牛 の 肉 と 皮 と 汚物 とは、宿営 の 外 で 火 で 焼 き 捨 てなければならない。これは 罪祭 である。
15 あなたはまた、かの 雄羊 の一 頭 を 取 り、そしてアロンとその 子 たちは、その 雄羊 の 頭 に 手 を 置 かなければならない。
16 あなたはその 雄羊 をほふり、その 血 を 取 って、祭壇 の四つの 側面 に 注 ぎかけなければならない。
17 またその 雄羊 を 切 り 裂 き、その 内臓 と、その 足 とを 洗 って、これをその 肉 の 切 れ、および 頭 と 共 に 置 き、
18 その 雄羊 をみな 祭壇 の 上 で 焼 かなければならない。これは 主 にささげる 燔祭 である。すなわち、これは 香 ばしいかおりであって、主 にささげる 火祭 である。
19 あなたはまた 雄羊 の 他 の一 頭 を 取 り、アロンとその 子 たちは、その 雄羊 の 頭 に 手 を 置 かなければならない。
20 そしてあなたはその 雄羊 をほふり、その 血 を 取 って、アロンの 右 の 耳 たぶと、その 子 たちの 右 の 耳 たぶとにつけ、また 彼 らの 右 の 手 の 親指 と、右 の 足 の 親指 とにつけ、その 残 りの 血 を 祭壇 の四つの 側面 に 注 ぎかけなければならない。
21 また 祭壇 の 上 の 血 および 注 ぎ 油 を 取 って、アロンとその 衣服、およびその 子 たちと、その 子 たちの 衣服 とに 注 がなければならない。彼 とその 衣服、およびその 子 らと、その 衣服 とは 聖別 されるであろう。
22 あなたはまた、その 雄羊 の 脂肪、脂 尾、内臓 をおおう 脂肪、肝臓 の 小葉、二つの 腎臓、その 上 の 脂肪、および 右 のももを 取 らなければならない。これは 任 職 の 雄羊 である。
23 また 主 の 前 にある 種 入 れぬパンのかごの 中 からパン一 個 と、油 菓子 一 個 と、せんべい一 個 とを 取 り、
24 これをみなアロンの 手 と、その 子 たちの 手 に 置 き、これを 主 の 前 に 揺 り 動 かして、揺祭 としなければならない。
25 そしてあなたはこれを 彼 らの 手 から 受 け 取 り、燔祭 に 加 えて 祭壇 の 上 で 焼 き、主 の 前 に 香 ばしいかおりとしなければならない。これは 主 にささげる 火祭 である。
26 あなたはまた、アロンの 任 職 の 雄羊 の 胸 を 取 り、これを 主 の 前 に 揺 り 動 かして、揺祭 としなければならない。これはあなたの 受 ける 分 となるであろう。
27 あなたはアロンとその 子 たちの 任 職 の 雄羊 の 胸 ともも、すなわち 揺 り 動 かした 揺祭 の 胸 と、ささげたももとを 聖別 しなければならない。
28 これはイスラエルの 人々 から 永久 に、アロンとその 子 たちの 受 くべきささげ 物 であって、イスラエルの 人々 の 酬恩祭 の 犠牲 の 中 から 受 くべきもの、すなわち 主 にささげるささげ 物 である。
29 アロンの 聖 なる 衣服 は 彼 の 後 の 子孫 に 帰 すべきである。彼 らはこれを 着 て、油 注 がれ、職 に 任 ぜられなければならない。
30 その 子 たちのうち、彼 に 代 って 祭司 となり、聖所 で 仕 えるために 会見 の 幕屋 にはいる 者 は、七日 の 間 これを 着 なければならない。
31 あなたは 任 職 の 雄羊 を 取 り、聖 なる 場所 でその 肉 を 煮 なければならない。
32 アロンとその 子 たちは 会見 の 幕屋 の 入口 で、その 雄羊 の 肉 と、かごの 中 のパンとを 食 べなければならない。
33 彼 らを 職 に 任 じ、聖別 するため、あがないに 用 いたこれらのものを、彼 らは 食 べなければならない。他 の 人 はこれを 食 べてはならない。これは 聖 なる 物 だからである。
34 もし 任 職 の 肉、あるいはパンのうち、朝 まで 残 るものがあれば、その 残 りは 火 で 焼 かなければならない。これは 聖 なる 物 だから 食 べてはならない。
35 あなたはわたしがすべて 命 じるように、アロンとその 子 たちにしなければならない。すなわち 彼 らのために 七日 のあいだ、任 職 の 式 を 行 わなければならない。
36 あなたは 毎日、あがないのために、罪祭 の 雄牛 一 頭 をささげなければならない。また 祭壇 のために、あがないをなす 時、そのために 罪祭 をささげ、また、これに 油 を 注 いで 聖別 しなさい。
37 あなたは 七日 の 間、祭壇 のために、あがないをして、これを 聖別 しなければならない。こうして 祭壇 は、いと 聖 なる 物 となり、すべて 祭壇 に 触 れる 者 は 聖 となるであろう。
38 あなたが 祭壇 の 上 にささぐべき 物 は 次 のとおりである。すなわち 当歳 の 小羊 二 頭 を 毎日 絶 やすことなくささげなければならない。
39 その一 頭 の 小羊 は 朝 にこれをささげ、他 の一 頭 の 小羊 は 夕 にこれをささげなければならない。
40 一 頭 の 小羊 には、つぶして 取 った 油 一ヒンの四 分 の一をまぜた 麦粉 十 分 の一エパを 添 え、また 灌祭 として、ぶどう 酒 一ヒンの四 分 の一を 添 えなければならない。
41 他 の一 頭 の 小羊 は 夕 にこれをささげ、朝 の 素祭 および 灌祭 と 同 じものをこれに 添 えてささげ、香 ばしいかおりのために 主 にささげる 火祭 としなければならない。
42 これはあなたがたが 代々 会見 の 幕屋 の 入口 で、主 の 前 に 絶 やすことなく、ささぐべき 燔祭 である。わたしはその 所 であなたに 会 い、あなたと 語 るであろう。
43 また、その 所 でわたしはイスラエルの 人々 に 会 うであろう。幕屋 はわたしの 栄光 によって 聖別 されるであろう。
44 わたしは 会見 の 幕屋 と 祭壇 とを 聖別 するであろう。またアロンとその 子 たちを 聖別 し、祭司 としてわたしに 仕 えさせるであろう。
45 わたしはイスラエルの 人々 のうちに 住 んで、彼 らの 神 となるであろう。
46 わたしが 彼 らのうちに 住 むために、彼 らをエジプトの 国 から 導 き 出 した 彼 らの 神、主 であることを 彼 らは 知 るであろう。わたしは 彼 らの 神、主 である。
Chapter 30
1 あなたはまた 香 をたく 祭壇 を 造 らなければならない。アカシヤ 材 でこれを 造 り、
2 長 さ一キュビト、幅 一キュビトの四 角 にし、高 さ二キュビトで、これにその 一部 として 角 をつけなければならない。
3 その 頂、その四つの 側面、およびその 角 を 純金 でおおい、その 周囲 に 金 の 飾 り 縁 を 造 り、
4 また、その 両側 に、飾 り 縁 の 下 に 金 の 環 二つをこれのために 造 らなければならない。すなわち、その二つの 側 にこれを 造 らなければならない。これはそれをかつぐさおを 通 すところである。
5 そのさおはアカシヤ 材 で 造 り、金 でおおわなければならない。
6 あなたはそれを、あかしの 箱 の 前 にある 垂幕 の 前 に 置 いて、わたしがあなたと 会 うあかしの 箱 の 上 にある 贖罪所 に 向 かわせなければならない。
7 アロンはその 上 で 香 ばしい 薫香 をたかなければならない。朝 ごとに、ともしびを 整 える 時、これをたかなければならない。
8 アロンはまた 夕 べにともしびをともす 時 にも、これをたかなければならない。これは 主 の 前 にあなたがたが 代々 に 絶 やすことなく、ささぐべき 薫香 である。
9 あなたがたはその 上 で 異 なる 香 をささげてはならない。燔祭 をも 素祭 をもその 上 でささげてはならない。また、その 上 に 灌祭 を 注 いではならない。
10 アロンは 年 に一 度 その 角 に 血 をつけてあがないをしなければならない。すなわち、あがないの 罪祭 の 血 をもって 代々 にわたり、年 に一 度 これがために、あがないをしなければならない。これは 主 に 最 も 聖 なるものである」。
11 主 はモーセに 言 われた、
12 「あなたがイスラエルの 人々 の 数 の 総計 をとるに 当 り、おのおのその 数 えられる 時、その 命 のあがないを 主 にささげなければならない。これは 数 えられる 時、彼 らのうちに 災 の 起 らないためである。
13 すべて 数 に 入 る 者 は 聖所 のシケルで、半 シケルを 払 わなければならない。一シケルは二十ゲラであって、おのおの 半 シケルを 主 にささげ 物 としなければならない。
14 すべて 数 に 入 る二十 歳 以上 の 者 は、主 にささげ 物 をしなければならない。
15 あなたがたの 命 をあがなうために、主 にささげ 物 をする 時、富 める 者 も 半 シケルより 多 く 出 してはならず、貧 しい 者 もそれより 少 なく 出 してはならない。
16 あなたはイスラエルの 人々 から、あがないの 銀 を 取 って、これを 会見 の 幕屋 の 用 に 当 てなければならない。これは 主 の 前 にイスラエルの 人々 のため 記念 となって、あなたがたの 命 をあがなうであろう」。
17 主 はモーセに 言 われた、
18 「あなたはまた 洗 うために 洗盤 と、その 台 を 青銅 で 造 り、それを 会見 の 幕屋 と 祭壇 との 間 に 置 いて、その 中 に 水 を 入 れ、
19 アロンとその 子 たちは、それで 手 と 足 とを 洗 わなければならない。
20 彼 らは 会見 の 幕屋 にはいる 時、水 で 洗 って、死 なないようにしなければならない。また 祭壇 に 近 づいて、その 務 をなし、火祭 を 主 にささげる 時 にも、そうしなければならない。
21 すなわち、その 手、その 足 を 洗 って、死 なないようにしなければならない。これは 彼 とその 子孫 の 代々 にわたる 永久 の 定 めでなければならない」。
22 主 はまたモーセに 言 われた、
23 「あなたはまた 最 も 良 い 香料 を 取 りなさい。すなわち 液体 の 没薬 五百シケル、香 ばしい 肉桂 をその 半 ば、すなわち二百五十シケル、におい 菖蒲 二百五十シケル、
24 桂 枝 五百シケルを 聖所 のシケルで 取 り、また、オリブの 油 一ヒンを 取 りなさい。
25 あなたはこれを 聖 なる 注 ぎ 油、すなわち 香油 を 造 るわざにしたがい、まぜ 合 わせて、におい 油 に 造 らなければならない。これは 聖 なる 注 ぎ 油 である。
26 あなたはこの 油 を 会見 の 幕屋 と、あかしの 箱 とに 注 ぎ、
27 机 と、そのもろもろの 器、燭台 と、そのもろもろの 器、香 の 祭壇、
28 燔祭 の 祭壇 と、そのもろもろの 器、洗盤 と、その 台 とに 油 を 注 ぎ、
29 これらをきよめて 最 も 聖 なる 物 としなければならない。すべてこれに 触 れる 者 は 聖 となるであろう。
30 あなたはアロンとその 子 たちに 油 を 注 いで、彼 らを 聖別 し、祭司 としてわたしに 仕 えさせなければならない。
31 そしてあなたはイスラエルの 人々 に 言 わなければならない、『これはあなたがたの 代々 にわたる、わたしの 聖 なる 注 ぎ 油 であって、
32 常 の 人 の 身 にこれを 注 いではならない。またこの 割合 をもって、これと 等 しいものを 造 ってはならない。これは 聖 なるものであるから、あなたがたにとっても 聖 なる 物 でなければならない。
33 すべてこれと 等 しい 物 を 造 る 者、あるいはこれを 祭司 以外 の 人 につける 者 は、民 のうちから 断 たれるであろう』」。
34 主 はまた、モーセに 言 われた、「あなたは 香料、すなわち 蘇 合 香、シケレテ 香、楓 子 香、純粋 の 乳香 の 香料 を 取 りなさい。おのおの 同 じ 量 でなければならない。
35 あなたはこれをもって 香、すなわち 香料 をつくるわざにしたがって 薫香 を 造 り、塩 を 加 え、純 にして 聖 なる 物 としなさい。
36 また、その 幾 ぶんを 細 かに 砕 き、わたしがあなたと 会 う 会見 の 幕屋 にある、あかしの 箱 の 前 にこれを 供 えなければならない。これはあなたがたに 最 も 聖 なるものである。
37 あなたが 造 る 香 の 同 じ 割合 をもって、それを 自分 のために 造 ってはならない。これはあなたにとって 主 に 聖 なるものでなければならない。
38 すべてこれと 等 しいものを 造 って、これをかぐ 者 は 民 のうちから 断 たれるであろう」。
Chapter 31
1 主 はモーセに 言 われた、
2 「見 よ、わたしはユダの 部族 に 属 するホルの 子 なるウリの 子 ベザレルを 名 ざして 召 し、
3 これに 神 の 霊 を 満 たして、知恵 と 悟 りと 知識 と 諸種 の 工作 に 長 ぜしめ、
4 工夫 を 凝 らして 金、銀、青銅 の 細工 をさせ、
5 また 宝石 を 切 りはめ、木 を 彫刻 するなど、諸種 の 工作 をさせるであろう。
6 見 よ、わたしはまたダンの 部族 に 属 するアヒサマクの 子 アホリアブを 彼 と 共 ならせ、そしてすべて 賢 い 者 の 心 に 知恵 を 授 け、わたしがあなたに 命 じたものを、ことごとく 彼 らに 造 らせるであろう。
7 すなわち 会見 の 幕屋、あかしの 箱、その 上 にある 贖罪所、幕屋 のもろもろの 器、
8 机 とその 器、純金 の 燭台 と、そのもろもろの 器、香 の 祭壇、
9 燔祭 の 祭壇 とそのもろもろの 器、洗盤 とその 台、
10 編物 の 服、すなわち 祭司 の 務 をするための 祭司 アロンの 聖 なる 服、およびその 子 たちの 服、
11 注 ぎ 油、聖所 のための 香 ばしい 香 などを、すべてわたしがあなたに 命 じたように 造 らせるであろう」。
12 主 はまたモーセに 言 われた、
13 「あなたはイスラエルの 人々 に 言 いなさい、『あなたがたは 必 ずわたしの 安息日 を 守 らなければならない。これはわたしとあなたがたとの 間 の、代々 にわたるしるしであって、わたしがあなたがたを 聖別 する 主 であることを、知 らせるためのものである。
14 それゆえ、あなたがたは 安息日 を 守 らなければならない。これはあなたがたに 聖 なる 日 である。すべてこれを 汚 す 者 は 必 ず 殺 され、すべてこの 日 に 仕事 をする 者 は、民 のうちから 断 たれるであろう。
15 六 日 のあいだは 仕事 をしなさい。七日 目 は 全 き 休 みの 安息日 で、主 のために 聖 である。すべて 安息日 に 仕事 をする 者 は 必 ず 殺 されるであろう。
16 ゆえに、イスラエルの 人々 は 安息日 を 覚 え、永遠 の 契約 として、代々 安息日 を 守 らなければならない。
17 これは 永遠 にわたしとイスラエルの 人々 との 間 のしるしである。それは 主 が六 日 のあいだに 天地 を 造 り、七日 目 に 休 み、かつ、いこわれたからである』」。
18 主 はシナイ 山 でモーセに 語 り 終 えられたとき、あかしの 板 二 枚、すなわち 神 が 指 をもって 書 かれた 石 の 板 をモーセに 授 けられた。
Chapter 32
1 民 はモーセが 山 を 下 ることのおそいのを 見 て、アロンのもとに 集 まって 彼 に 言 った、「さあ、わたしたちに 先立 って 行 く 神 を、わたしたちのために 造 ってください。わたしたちをエジプトの 国 から 導 きのぼった 人、あのモーセはどうなったのかわからないからです」。
2 アロンは 彼 らに 言 った、「あなたがたの 妻、むすこ、娘 らの 金 の 耳輪 をはずしてわたしに 持 ってきなさい」。
3 そこで 民 は 皆 その 金 の 耳輪 をはずしてアロンのもとに 持 ってきた。
4 アロンがこれを 彼 らの 手 から 受 け 取 り、工具 で 型 を 造 り、鋳 て 子 牛 としたので、彼 らは 言 った、「イスラエルよ、これはあなたをエジプトの 国 から 導 きのぼったあなたの 神 である」。
5 アロンはこれを 見 て、その 前 に 祭壇 を 築 いた。そしてアロンは 布告 して 言 った、「あすは 主 の 祭 である」。
6 そこで 人々 はあくる 朝 早 く 起 きて 燔祭 をささげ、酬恩祭 を 供 えた。民 は 座 して 食 い 飲 みし、立 って 戯 れた。
7 主 はモーセに 言 われた、「急 いで 下 りなさい。あなたがエジプトの 国 から 導 きのぼったあなたの 民 は 悪 いことをした。
8 彼 らは 早 くもわたしが 命 じた 道 を 離 れ、自分 のために 鋳物 の 子 牛 を 造 り、これを 拝 み、これに 犠牲 をささげて、『イスラエルよ、これはあなたをエジプトの 国 から 導 きのぼったあなたの 神 である』と 言 っている」。
9 主 はまたモーセに 言 われた、「わたしはこの 民 を 見 た。これはかたくなな 民 である。
10 それで、わたしをとめるな。わたしの 怒 りは 彼 らにむかって 燃 え、彼 らを 滅 ぼしつくすであろう。しかし、わたしはあなたを 大 いなる 国民 とするであろう」。
11 モーセはその 神、主 をなだめて 言 った、「主 よ、大 いなる 力 と 強 き 手 をもって、エジプトの 国 から 導 き 出 されたあなたの 民 にむかって、なぜあなたの 怒 りが 燃 えるのでしょうか。
12 どうしてエジプトびとに『彼 は 悪意 をもって 彼 らを 導 き 出 し、彼 らを 山地 で 殺 し、地 の 面 から 断 ち 滅 ぼすのだ』と 言 わせてよいでしょうか。どうかあなたの 激 しい 怒 りをやめ、あなたの 民 に 下 そうとされるこの 災 を 思 い 直 し、
13 あなたのしもべアブラハム、イサク、イスラエルに、あなたが 御 自身 をさして 誓 い、『わたしは 天 の 星 のように、あなたがたの 子孫 を 増 し、わたしが 約束 したこの 地 を 皆 あなたがたの 子孫 に 与 えて、長 くこれを 所有 させるであろう』と 彼 らに 仰 せられたことを 覚 えてください」。
14 それで、主 はその 民 に 下 すと 言 われた 災 について 思 い 直 された。
15 モーセは 身 を 転 じて 山 を 下 った。彼 の 手 には、かの二 枚 のあかしの 板 があった。板 はその 両面 に 文字 があった。すなわち、この 面 にも、かの 面 にも 文字 があった。
16 その 板 は 神 の 作、その 文字 は 神 の 文字 であって、板 に 彫 ったものである。
17 ヨシュアは 民 の 呼 ばわる 声 を 聞 いて、モーセに 言 った、「宿営 の 中 に 戦 いの 声 がします」。
18 しかし、モーセは 言 った、「勝 どきの 声 でなく、敗北 の 叫 び 声 でもない。わたしの 聞 くのは 歌 の 声 である」。
19 モーセが 宿営 に 近 づくと、子 牛 と 踊 りとを 見 たので、彼 は 怒 りに 燃 え、手 からかの 板 を 投 げうち、これを 山 のふもとで 砕 いた。
20 また 彼 らが 造 った 子 牛 を 取 って 火 に 焼 き、こなごなに 砕 き、これを 水 の 上 にまいて、イスラエルの 人々 に 飲 ませた。
21 モーセはアロンに 言 った、「この 民 があなたに 何 をしたので、あなたは 彼 らに 大 いなる 罪 を 犯 させたのですか」。
22 アロンは 言 った、「わが 主 よ、激 しく 怒 らないでください。この 民 の 悪 いのは、あなたがごぞんじです。
23 彼 らはわたしに 言 いました、『わたしたちに 先立 って 行 く 神 を、わたしたちのために 造 ってください。わたしたちをエジプトの 国 から 導 きのぼった 人、あのモーセは、どうなったのかわからないからです』。
24 そこでわたしは『だれでも、金 を 持 っている 者 は、それを 取 りはずしなさい』と 彼 らに 言 いました。彼 らがそれをわたしに 渡 したので、わたしがこれを 火 に 投 げ 入 れると、この 子 牛 が 出 てきたのです」。
25 モーセは 民 がほしいままにふるまったのを 見 た。アロンは 彼 らがほしいままにふるまうに 任 せ、敵 の 中 に 物笑 いとなったからである。
26 モーセは 宿営 の 門 に 立 って 言 った、「すべて 主 につく 者 はわたしのもとにきなさい」。レビの 子 たちはみな 彼 のもとに 集 まった。
27 そこでモーセは 彼 らに 言 った、「イスラエルの 神、主 はこう 言 われる、『あなたがたは、おのおの 腰 につるぎを 帯 び、宿営 の 中 を 門 から 門 へ 行 き 巡 って、おのおのその 兄弟、その 友、その 隣人 を 殺 せ』」。
28 レビの 子 たちはモーセの 言葉 どおりにしたので、その 日、民 のうち、おおよそ三千 人 が 倒 れた。
29 そこで、モーセは 言 った、「あなたがたは、おのおのその 子、その 兄弟 に 逆 らって、きょう、主 に 身 をささげた。それで 主 は、きょう、あなたがたに 祝福 を 与 えられるであろう」。
30 あくる 日、モーセは 民 に 言 った、「あなたがたは 大 いなる 罪 を 犯 した。それで 今、わたしは 主 のもとに 上 って 行 く。あなたがたの 罪 を 償 うことが、できるかも 知 れない」。
31 モーセは 主 のもとに 帰 って、そして 言 った、「ああ、この 民 は 大 いなる 罪 を 犯 し、自分 のために 金 の 神 を 造 りました。
32 今 もしあなたが、彼 らの 罪 をゆるされますならば――。しかし、もしかなわなければ、どうぞあなたが 書 きしるされたふみから、わたしの 名 を 消 し 去 ってください」。
33 主 はモーセに 言 われた、「すべてわたしに 罪 を 犯 した 者 は、これをわたしのふみから 消 し 去 るであろう。
34 しかし、今 あなたは 行 って、わたしがあなたに 告 げたところに 民 を 導 きなさい。見 よ、わたしの 使 はあなたに 先立 って 行 くであろう。ただし 刑罰 の 日 に、わたしは 彼 らの 罪 を 罰 するであろう」。
35 そして 主 は 民 を 撃 たれた。彼 らが 子 牛 を 造 ったからである。それはアロンが 造 ったのである。
Chapter 33
1 さて、主 はモーセに 言 われた、「あなたと、あなたがエジプトの 国 から 導 きのぼった 民 とは、ここを 立 ってわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに 誓 って、『これをあなたの 子孫 に 与 える』と 言 った 地 にのぼりなさい。
2 わたしはひとりの 使 をつかわしてあなたに 先立 たせ、カナンびと、アモリびと、ヘテびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとを 追 い 払 うであろう。
3 あなたがたは 乳 と 蜜 の 流 れる 地 にのぼりなさい。しかし、あなたがたは、かたくなな 民 であるから、わたしが 道 であなたがたを 滅 ぼすことのないように、あなたがたのうちにあって 一緒 にはのぼらないであろう」。
4 民 はこの 悪 い 知 らせを 聞 いて 憂 い、ひとりもその 飾 りを 身 に 着 ける 者 はなかった。
5 主 はモーセに 言 われた、「イスラエルの 人々 に 言 いなさい、『あなたがたは、かたくなな 民 である。もしわたしが 一刻 でも、あなたがたのうちにあって、一緒 にのぼって 行 くならば、あなたがたを 滅 ぼすであろう。ゆえに、今、あなたがたの 飾 りを 身 から 取 り 去 りなさい。そうすればわたしはあなたがたになすべきことを 知 るであろう』」。
6 それで、イスラエルの 人々 はホレブ 山 以来 その 飾 りを 取 り 除 いていた。
7 モーセは 幕屋 を 取 って、これを 宿営 の 外 に、宿営 を 離 れて 張 り、これを 会見 の 幕屋 と 名 づけた。すべて 主 に 伺 い 事 のある 者 は 出 て、宿営 の 外 にある 会見 の 幕屋 に 行 った。
8 モーセが 出 て、幕屋 に 行 く 時 には、民 はみな 立 ちあがり、モーセが 幕屋 にはいるまで、おのおのその 天幕 の 入口 に 立 って 彼 を 見送 った。
9 モーセが 幕屋 にはいると、雲 の 柱 が 下 って 幕屋 の 入口 に 立 った。そして 主 はモーセと 語 られた。
10 民 はみな 幕屋 の 入口 に 雲 の 柱 が 立 つのを 見 ると、立 っておのおの 自分 の 天幕 の 入口 で 礼拝 した。
11 人 がその 友 と 語 るように、主 はモーセと 顔 を 合 わせて 語 られた。こうしてモーセは 宿営 に 帰 ったが、その 従者 なる 若者、ヌンの 子 ヨシュアは 幕屋 を 離 れなかった。
12 モーセは 主 に 言 った、「ごらんください。あなたは『この 民 を 導 きのぼれ』とわたしに 言 いながら、わたしと 一緒 につかわされる 者 を 知 らせてくださいません。しかも、あなたはかつて『わたしはお 前 を 選 んだ。お 前 はまたわたしの 前 に 恵 みを 得 た』と 仰 せになりました。
13 それで 今、わたしがもし、あなたの 前 に 恵 みを 得 ますならば、どうか、あなたの 道 を 示 し、あなたをわたしに 知 らせ、あなたの 前 に 恵 みを 得 させてください。また、この 国民 があなたの 民 であることを 覚 えてください」。
14 主 は 言 われた「わたし 自身 が 一緒 に 行 くであろう。そしてあなたに 安息 を 与 えるであろう」。
15 モーセは 主 に 言 った「もしあなた 自身 が 一緒 に 行 かれないならば、わたしたちをここからのぼらせないでください。
16 わたしとあなたの 民 とが、あなたの 前 に 恵 みを 得 ることは、何 によって 知 られましょうか。それはあなたがわたしたちと 一緒 に 行 かれて、わたしとあなたの 民 とが、地 の 面 にある 諸民 と 異 なるものになるからではありませんか」。
17 主 はモーセに 言 われた、「あなたはわたしの 前 に 恵 みを 得、またわたしは 名 をもってあなたを 知 るから、あなたの 言 ったこの 事 をもするであろう」。
18 モーセは 言 った、「どうぞ、あなたの 栄光 をわたしにお 示 しください」。
19 主 は 言 われた、「わたしはわたしのもろもろの 善 をあなたの 前 に 通 らせ、主 の 名 をあなたの 前 にのべるであろう。わたしは 恵 もうとする 者 を 恵 み、あわれもうとする 者 をあわれむ」。
20 また 言 われた、「しかし、あなたはわたしの 顔 を 見 ることはできない。わたしを 見 て、なお 生 きている 人 はないからである」。
21 そして 主 は 言 われた、「見 よ、わたしのかたわらに一つの 所 がある。あなたは 岩 の 上 に 立 ちなさい。
22 わたしの 栄光 がそこを 通 り 過 ぎるとき、わたしはあなたを 岩 の 裂 け 目 に 入 れて、わたしが 通 り 過 ぎるまで、手 であなたをおおうであろう。
23 そしてわたしが 手 をのけるとき、あなたはわたしのうしろを 見 るが、わたしの 顔 は 見 ないであろう」。
Chapter 34
1 主 はモーセに 言 われた、「あなたは 前 のような 石 の 板 二 枚 を、切 って 造 りなさい。わたしはあなたが 砕 いた 初 めの 板 にあった 言葉 を、その 板 に 書 くであろう。
2 あなたは 朝 までに 備 えをし、朝 のうちにシナイ 山 に 登 って、山 の 頂 でわたしの 前 に 立 ちなさい。
3 だれもあなたと 共 に 登 ってはならない。また、だれも 山 の 中 にいてはならない。また 山 の 前 で 羊 や 牛 を 飼 っていてはならない」。
4 そこでモーセは 前 のような 石 の 板 二 枚 を、切 って 造 り、朝 早 く 起 きて、主 が 彼 に 命 じられたようにシナイ 山 に 登 った。彼 はその 手 に 石 の 板 二 枚 をとった。
5 ときに 主 は 雲 の 中 にあって 下 り、彼 と 共 にそこに 立 って 主 の 名 を 宣 べられた。
6 主 は 彼 の 前 を 過 ぎて 宣 べられた。「主、主、あわれみあり、恵 みあり、怒 ることおそく、いつくしみと、まこととの 豊 かなる 神、
7 いつくしみを千 代 までも 施 し、悪 と、とがと、罪 とをゆるす 者、しかし、罰 すべき 者 をば 決 してゆるさず、父 の 罪 を 子 に 報 い、子 の 子 に 報 いて、三、四 代 におよぼす 者」。
8 モーセは 急 ぎ 地 に 伏 して 拝 し、
9 そして 言 った、「ああ 主 よ、わたしがもし、あなたの 前 に 恵 みを 得 ますならば、かたくなな 民 ですけれども、どうか 主 がわたしたちのうちにあって 一緒 に 行 ってください。そしてわたしたちの 悪 と 罪 とをゆるし、わたしたちをあなたのものとしてください」。
10 主 は 言 われた、「見 よ、わたしは 契約 を 結 ぶ。わたしは 地 のいずこにも、いかなる 民 のうちにも、いまだ 行 われたことのない 不思議 を、あなたのすべての 民 の 前 に 行 うであろう。あなたが 共 に 住 む 民 はみな、主 のわざを 見 るであろう。わたしがあなたのためになそうとすることは、恐 るべきものだからである。
11 わたしが、きょう、あなたに 命 じることを 守 りなさい。見 よ、わたしはアモリびと、カナンびと、ヘテびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとを、あなたの 前 から 追 い 払 うであろう。
12 あなたが 行 く 国 に 住 んでいる 者 と、契約 を 結 ばないように、気 をつけなければならない。おそらく 彼 らはあなたのうちにあって、わなとなるであろう。
13 むしろあなたがたは、彼 らの 祭壇 を 倒 し、石 の 柱 を 砕 き、アシラ 像 を 切 り 倒 さなければならない。
14 あなたは 他 の 神 を 拝 んではならない。主 はその 名 を『ねたみ』と 言 って、ねたむ 神 だからである。
15 おそらくあなたはその 国 に 住 む 者 と 契約 を 結 び、彼 らの 神々 を 慕 って 姦淫 を 行 い、その 神々 に 犠牲 をささげ、招 かれて 彼 らの 犠牲 を 食 べ、
16 またその 娘 たちを、あなたのむすこたちにめとり、その 娘 たちが 自分 たちの 神々 を 慕 って 姦淫 を 行 い、また、あなたのむすこたちをして、彼 らの 神々 を 慕 わせ、姦淫 を 行 わせるに 至 るであろう。
17 あなたは 自分 のために 鋳物 の 神々 を 造 ってはならない。
18 あなたは 種 入 れぬパンの 祭 を 守 らなければならない。すなわち、わたしがあなたに 命 じたように、アビブの 月 の 定 めの 時 に、七日 のあいだ、種 入 れぬパンを 食 べなければならない。あなたがアビブの 月 にエジプトを 出 たからである。
19 すべて 初 めに 生 れる 者 は、わたしのものである。すべてあなたの 家畜 のういごの 雄 は、牛 も 羊 もそうである。
20 ただし、ろばのういごは 小羊 であがなわなければならない。もしあがなわないならば、その 首 を 折 らなければならない。あなたのむすこのうちのういごは、みなあがなわなければならない。むなし 手 でわたしの 前 に 出 てはならない。
21 あなたは六 日 のあいだ 働 き、七日 目 には 休 まなければならない。耕 し 時 にも、刈入 れ 時 にも 休 まなければならない。
22 あなたは七 週 の 祭、すなわち 小麦 刈 りの 初穂 の 祭 を 行 わなければならない。また 年 の 終 りに 取 り 入 れの 祭 を 行 わなければならない。
23 年 に三 度、男子 はみな 主 なる 神、イスラエルの 神 の 前 に 出 なければならない。
24 わたしは 国々 の 民 をあなたの 前 から 追 い 払 って、あなたの 境 を 広 くするであろう。あなたが 年 に三 度 のぼって、あなたの 神、主 の 前 に 出 る 時 には、だれもあなたの 国 を 侵 すことはないであろう。
25 あなたは 犠牲 の 血 を、種 を 入 れたパンと 共 に 供 えてはならない。また 過越 の 祭 の 犠牲 を、翌朝 まで 残 して 置 いてはならない。
26 あなたの 土地 の 初穂 の 最 も 良 いものを、あなたの 神、主 の 家 に 携 えてこなければならない。あなたは 子 やぎをその 母 の 乳 で 煮 てはならない」。
27 また 主 はモーセに 言 われた、「これらの 言葉 を 書 きしるしなさい。わたしはこれらの 言葉 に 基 いて、あなたおよびイスラエルと 契約 を 結 んだからである」。
28 モーセは 主 と 共 に、四十 日 四十 夜、そこにいたが、パンも 食 べず、水 も 飲 まなかった。そして 彼 は 契約 の 言葉、十誡 を 板 の 上 に 書 いた。
29 モーセはそのあかしの 板 二 枚 を 手 にして、シナイ 山 から 下 ったが、その 山 を 下 ったとき、モーセは、さきに 主 と 語 ったゆえに、顔 の 皮 が 光 を 放 っているのを 知 らなかった。
30 アロンとイスラエルの 人々 とがみな、モーセを 見 ると、彼 の 顔 の 皮 が 光 を 放 っていたので、彼 らは 恐 れてこれに 近 づかなかった。
31 モーセは 彼 らを 呼 んだ。アロンと 会衆 のかしらたちとがみな、モーセのもとに 帰 ってきたので、モーセは 彼 らと 語 った。
32 その 後、イスラエルの 人々 がみな 近 よったので、モーセは 主 がシナイ 山 で 彼 に 語 られたことを、ことごとく 彼 らにさとした。
33 モーセは 彼 らと 語 り 終 えた 時、顔 おおいを 顔 に 当 てた。
34 しかしモーセは 主 の 前 に 行 って 主 と 語 る 時 は、出 るまで 顔 おおいを 取 り 除 いていた。そして 出 て 来 ると、その 命 じられた 事 をイスラエルの 人 人 に 告 げた。
35 イスラエルの 人々 はモーセの 顔 を 見 ると、モーセの 顔 の 皮 が 光 を 放 っていた。モーセは 行 って 主 と 語 るまで、また 顔 おおいを 顔 に 当 てた。
Chapter 35
1 モーセはイスラエルの 人々 の 全 会衆 を 集 めて 言 った、「これは 主 が 行 えと 命 じられた 言葉 である。
2 六 日 の 間 は 仕事 をしなさい。七日 目 はあなたがたの 聖日 で、主 の 全 き 休 みの 安息日 であるから、この 日 に 仕事 をする 者 はだれでも 殺 されなければならない。
3 安息日 にはあなたがたのすまいのどこでも 火 をたいてはならない」。
4 モーセはイスラエルの 人々 の 全 会衆 に 言 った、「これは 主 が 命 じられたことである。
5 あなたがたの 持 ち 物 のうちから、主 にささげる 物 を 取 りなさい。すべて、心 から 喜 んでする 者 は、主 にささげる 物 を 持 ってきなさい。すなわち 金、銀、青銅。
6 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 糸、やぎの 毛糸。
7 あかね 染 めの 雄羊 の 皮、じゅごんの 皮、アカシヤ 材、
8 ともし 油、注 ぎ 油 と 香 ばしい 薫香 とのための 香料、
9 縞 めのう、エポデと 胸当 とにはめる 宝石。
10 すべてあなたがたのうち、心 に 知恵 ある 者 はきて、主 の 命 じられたものをみな 造 りなさい。
11 すなわち 幕屋、その 天幕 と、そのおおい、その 鉤 と、その 枠、その 横木、その 柱 と、その 座、
12 箱 と、そのさお、贖罪所、隔 ての 垂幕、
13 机 と、そのさお、およびそのもろもろの 器、供 えのパン、
14 また、ともしびのための 燭台 と、その 器、ともしび 皿 と、ともし 油、
15 香 の 祭壇 と、そのさお、注 ぎ 油、香 ばしい 薫香、幕屋 の 入口 のとばり、
16 燔祭 の 祭壇 およびその 青銅 の 網、そのさおと、そのもろもろの 器、洗盤 と、その 台、
17 庭 のあげばり、その 柱 とその 座、庭 の 門 のとばり、
18 幕屋 の 釘、庭 の 釘 およびそのひも、
19 聖所 における 務 のための 編物 の 服、すなわち 祭司 の 務 をなすための 祭司 アロンの 聖 なる 服 およびその 子 たちの 服」。
20 イスラエルの 人々 の 全 会衆 はモーセの 前 を 去 り、
21 すべて 心 に 感 じた 者、すべて 心 から 喜 んでする 者 は、会見 の 幕屋 の 作業 と、そのもろもろの 奉仕 と、聖 なる 服 とのために、主 にささげる 物 を 携 えてきた。
22 すなわち、すべて 心 から 喜 んでする 男女 は、鼻輪、耳輪、指輪、首飾 り、およびすべての 金 の 飾 りを 携 えてきた。すべて 金 のささげ 物 を 主 にささげる 者 はそのようにした。
23 すべて 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 糸、やぎの 毛糸、あかね 染 めの 雄羊 の 皮、じゅごんの 皮 を 持 っている 者 は、それを 携 えてきた。
24 すべて 銀、青銅 のささげ 物 をささげることのできる 者 は、それを 主 にささげる 物 として 携 えてきた。また、すべて 組立 ての 工事 に 用 いるアカシヤ 材 を 持 っている 者 は、それを 携 えてきた。
25 また、すべて 心 に 知恵 ある 女 たちは、その 手 をもって 紡 ぎ、その 紡 いだ 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 糸 を 携 えてきた。
26 すべて 知恵 があって、心 に 感 じた 女 たちは、やぎの 毛 を 紡 いだ。
27 また、かしらたちは 縞 めのう、およびエポデと 胸当 にはめる 宝石 を 携 えてきた。
28 また、ともしびと、注 ぎ 油 と、香 ばしい 薫香 のための 香料 と、油 とを 携 えてきた。
29 このようにイスラエルの 人々 は 自発 のささげ 物 を 主 に 携 えてきた。すなわち 主 がモーセによって、なせと 命 じられたすべての 工作 のために、物 を 携 えてこようと、心 から 喜 んでする 男女 はみな、そのようにした。
30 モーセはイスラエルの 人々 に 言 った、「見 よ、主 はユダの 部族 に 属 するホルの 子 なるウリの 子 ベザレルを 名 ざして 召 し、
31 彼 に 神 の 霊 を 満 たして、知恵 と 悟 りと 知識 と 諸種 の 工作 に 長 ぜしめ、
32 工夫 を 凝 らして 金、銀、青銅 の 細工 をさせ、
33 また 宝石 を 切 りはめ、木 を 彫刻 するなど、諸種 の 工作 をさせ、
34 また 人 を 教 えうる 力 を、彼 の 心 に 授 けられた。彼 とダンの 部族 に 属 するアヒサマクの 子 アホリアブとが、それである。
35 主 は 彼 らに 知恵 の 心 を 満 たして、諸種 の 工作 をさせられた。すなわち 彫刻、浮 き 織 および 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 糸 の 縫取 り、また 機 織 など 諸種 の 工作 をさせ、工夫 を 凝 らして 巧 みなわざをさせられた。
Chapter 36
1 ベザレルとアホリアブおよびすべて 心 に 知恵 ある 者、すなわち 主 が 知恵 と 悟 りとを 授 けて、聖所 の 組立 ての 諸種 の 工事 を、いかになすかを 知 らせられた 者 は、すべて 主 が 命 じられたようにしなければならない」。
2 そこで、モーセはベザレルとアホリアブおよびすべて 心 に 知恵 ある 者、すなわち、その 心 に 主 が 知恵 を 授 けられた 者、またきて、その 工事 をなそうと 心 に 望 むすべての 者 を 召 し 寄 せた。
3 彼 らは 聖所 の 組立 ての 工事 をするために、イスラエルの 人々 が 携 えてきたもろもろのささげ 物 を、モーセから 受 け 取 ったが、民 はなおも 朝 ごとに、自発 のささげ 物 を 彼 のもとに 携 えてきた。
4 そこで 聖所 のもろもろの 工事 をする 賢 い 人々 はみな、おのおのしていた 工事 をやめて、
5 モーセに 言 った「民 があまりに 多 く 携 えて 来 るので、主 がせよと 命 じられた 組立 ての 工事 には 余 ります」。
6 モーセは 命令 を 発 し、宿営 中 にふれさせて 言 った、「男 も 女 も、もはや 聖所 のために、ささげ 物 をするに 及 ばない」。それで 民 は 携 えて 来 ることをやめた。
7 材料 はすべての 工事 をするのにじゅうぶんで、かつ 余 るからである。
8 すべて 工作 をする 者 のうちの 心 に 知恵 ある 者 は、十 枚 の 幕 で 幕屋 を 造 った。すなわち 亜麻 の 撚糸、青 糸、紫 糸、緋 糸 で 造 り、巧 みなわざをもって、それにケルビムを 織 り 出 した。
9 幕 の 長 さは、おのおの二十八キュビト、幕 の 幅 は、おのおの四キュビトで、幕 はみな 同 じ 寸法 である。
10 その 幕 五 枚 を 互 に 連 ね 合 わせ、また 他 の五 枚 の 幕 をも 互 に 連 ね 合 わせ、
11 その 一連 の 端 にある 幕 の 縁 に 青色 の 乳 をつけ、他 の 一連 の 端 にある 幕 の 縁 にも、そのようにした。
12 その一 枚 の 幕 に 乳 五十をつけ、他 の 一連 の 幕 の 端 にも、乳 五十をつけた。その 乳 を 互 に 相 向 かわせた。
13 そして 金 の 輪 五十を 作 り、その 輪 で、幕 を 互 に 連 ね 合 わせたので、一つの 幕屋 になった。
14 また、やぎの 毛糸 で 幕 を 作 り、幕屋 をおおう 天幕 にした。すなわち 幕 十一 枚 を 作 った。
15 おのおのの 幕 の 長 さは三十キュビト、おのおのの 幕 の 幅 は四キュビトで、その十一 枚 の 幕 は 同 じ 寸法 である。
16 そして、その 幕 五 枚 を一つに 連 ね 合 わせ、また、その 幕 六 枚 を一つに 連 ね 合 わせ、
17 その 一連 の 端 にある 幕 の 縁 に、乳 五十をつけ、他 の 一連 の 幕 の 縁 にも、乳 五十をつけた。
18 そして、青銅 の 輪 五十を 作 り、その 天幕 を 連 ね 合 わせて一つにした。
19 また、あかね 染 めの 雄羊 の 皮 で、天幕 のおおいと、じゅごんの 皮 で、その 上 にかけるおおいとを 作 った。
20 また 幕屋 のためにアカシヤ 材 をもって、立 枠 を 造 った。
21 枠 の 長 さは十キュビト、枠 の 幅 は、おのおの一キュビト 半 とし、
22 枠 ごとに二つの 柄 を 造 って、かれとこれとをくい 合 わせ、幕屋 のすべての 枠 にこのようにした。
23 幕屋 のために 枠 を 造 った。すなわち 南側 のために 枠 二十を 造 った。
24 その二十の 枠 の 下 に 銀 の 座 四十を 造 って、この 枠 の 下 に、その二つの 柄 のために二つの 座 を 置 き、かの 枠 の 下 にも、その二つの 柄 のために二つの 座 を 置 いた。
25 また 幕屋 の 他 の 側、すなわち 北側 のためにも 枠 二十を 造 った。
26 その 銀 の 座 四十を 造 って、この 枠 の 下 にも二つの 座 を 置 き、かの 枠 の 下 にも二つの 座 を 置 いた。
27 また 幕屋 のうしろ、西側 のために 枠 六つを 造 り、
28 幕屋 のうしろの二つのすみのために 枠 二つを 造 った。
29 これらは、下 で 重 なり 合 い、同 じくその 頂 でも 第 一の 環 まで 重 なり 合 うようにし、その二つとも二つのすみのために、そのように 造 った。
30 こうして、その 枠 は八つ、その 銀 の 座 は十六、おのおのの 枠 の 下 に、二つずつ 座 があった。
31 またアカシヤ 材 の 横木 を 造 った。すなわち 幕屋 のこの 側 の 枠 のために五つ、
32 また 幕屋 のかの 側 の 枠 のために 横木 五つ、幕屋 のうしろの 西側 の 枠 のために 横木 五つを 造 った。
33 枠 のまん 中 にある 中央 の 横木 は、端 から 端 まで 通 るようにした。
34 そして、その 枠 を 金 でおおい、また 横木 を 通 すその 環 を 金 で 造 り、またその 横木 を 金 でおおった。
35 また 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で、垂幕 を 作 り、巧 みなわざをもって、それにケルビムを 織 り 出 した。
36 また、これがためにアカシヤ 材 の 柱 四 本 を 作 り、金 でこれをおおい、その 鉤 を 金 にし、その 柱 のために 銀 の 座 四つを 鋳 た。
37 また 幕屋 の 入口 のために 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で、色 とりどりに 織 ったとばりを 作 った。
38 その 柱 五 本 と、その 鉤 とを 造 り、その 柱 の 頭 と 桁 とを 金 でおおった。ただし、その五つの 座 は 青銅 であった。
Chapter 37
1 ベザレルはアカシヤ 材 の 箱 を 造 った。長 さは二キュビト 半、幅 は一キュビト 半、高 さは一キュビト 半 である。
2 純金 で、内 そとをおおい、その 周囲 に 金 の 飾 り 縁 を 造 った。
3 また 金 の 環 四つを 鋳 て、その四すみに 取 りつけた。すなわち二つの 環 をこちら 側 に、二つの 環 をあちら 側 に 取 りつけた。
4 またアカシヤ 材 のさおを 造 り、金 でこれをおおい、
5 そのさおを 箱 の 側面 の 環 に 通 して、箱 をかつぐようにした。
6 また 純金 で 贖罪所 を 造 った。長 さは二キュビト 半、幅 は一キュビト 半 である。
7 また 金 で、二つのケルビムを 造 った。すなわち、これを 打物 造 りとし、贖罪所 の 両端 に 置 いた。
8 一つのケルブをこの 端 に、一つのケルブをかの 端 に 置 いた。すなわちケルビムを 贖罪所 の 一部 として、その 両端 に 造 った。
9 ケルビムは 翼 を 高 く 伸 べ、その 翼 で 贖罪所 をおおい、顔 は 互 に 向 かい 合 った。すなわちケルビムの 顔 は 贖罪所 に 向 かっていた。
10 またアカシヤ 材 で、机 を 造 った。長 さは二キュビト、幅 は一キュビト、高 さは一キュビト 半 である。
11 純金 でこれをおおい、その 周囲 に 金 の 飾 り 縁 を 造 った。
12 またその 周囲 に 手 幅 の 棧 を 造 り、その 周囲 の 棧 に 金 の 飾 り 縁 を 造 った。
13 またこれがために 金 の 環 四つを 鋳 て、その四つの 足 のすみ四か 所 にその 環 を 取 りつけた。
14 その 環 は 棧 のわきにあって、机 をかつぐさおを 入 れる 所 とした。
15 またアカシヤ 材 で、机 をかつぐさおを 造 り、金 でこれをおおった。
16 また 机 の 上 の 器、すなわちその 皿、乳香 を 盛 る 杯 および 灌祭 を 注 ぐための 鉢 と 瓶 とを 純金 で 造 った。
17 また 純金 の 燭台 を 造 った。すなわち 打物 造 りで 燭台 を 造 り、その 台、幹、萼、節、花 を一つに 連 ねた。
18 また六つの 枝 をそのわきから 出 させた。すなわち 燭台 の三つの 枝 をこの 側 から、燭台 の三つの 枝 をかの 側 から 出 させた。
19 あめんどうの 花 の 形 をした三つの 萼 が、節 と 花 とをもって、この 枝 にあり、また、あめんどうの 花 の 形 をした三つの 萼 が、節 と 花 とをもって、かの 枝 にあり、燭台 から 出 る六つの 枝 をみなそのようにした。
20 また 燭台 の 幹 には、あめんどうの 花 の 形 をした四つの 萼 を、その 節 と 花 とをもたせて 取 りつけた。
21 また二つの 枝 の 下 に一つの 節 を 取 りつけ、次 の二つの 枝 の 下 に一つの 節 を 取 りつけ、さらに 次 の二つの 枝 の 下 に一つの 節 を 取 りつけ、燭台 の 幹 から 出 る六つの 枝 に、みなそのようにした。
22 それらの 節 と 枝 を一つに 連 ね、ことごとく 純金 の 打物 造 りとした。
23 また、それのともしび 皿 七つと、その 芯 切 りばさみと、芯 取 り 皿 とを 純金 で 造 った。
24 すなわち 純金 一タラントをもって、燭台 とそのすべての 器 とを 造 った。
25 またアカシヤ 材 で 香 の 祭壇 を 造 った。長 さ一キュビト、幅 一キュビトの四 角 にし、高 さ二キュビトで、これにその 一部 として 角 をつけた。
26 そして、その 頂、その 周囲 の 側面、その 角 を 純金 でおおい、その 周囲 に 金 の 飾 り 縁 を 造 った。
27 また、その 両側 に、飾 り 縁 の 下 に 金 の 環 二つを、そのために 造 った。すなわちその二つの 側 にこれを 造 った。これはそれをかつぐさおを 通 す 所 である。
28 そのさおはアカシヤ 材 で 造 り、金 でこれをおおった。
29 また 香料 を 造 るわざにしたがって、聖 なる 注 ぎ 油 と 純粋 の 香料 の 薫香 とを 造 った。
Chapter 38
1 またアカシヤ 材 で 燔祭 の 祭壇 を 造 った。長 さ五キュビト、幅 五キュビトの四 角 で、高 さは三キュビトである。
2 その四すみの 上 に、その 一部 とし、それの 角 を 造 り、青銅 で 祭壇 をおおった。
3 また 祭壇 のもろもろの 器、すなわち、つぼ、十能、鉢、肉 叉、火皿 を 造 った。そのすべての 器 を 青銅 で 造 った。
4 また 祭壇 のために、青銅 の 網 細工 の 格子 を 造 り、これを 祭壇 の 出張 りの 下 に 取 りつけて、祭壇 の 高 さの 半 ばに 達 するようにした。
5 また 青銅 の 格子 の四すみのために、環 四つを 鋳 て、さおを 通 す 所 とした。
6 アカシヤ 材 で、そのさおを 造 り、青銅 でこれをおおい、
7 そのさおを 祭壇 の 両側 にある 環 に 通 して、それをかつぐようにした。祭壇 は 板 をもって、空洞 に 造 った。
8 また 洗盤 と、その 台 を 青銅 で 造 った。すなわち 会見 の 幕屋 の 入口 で 務 をなす 女 たちの 鏡 をもって 造 った。
9 また 庭 を 造 った。その 南側 のために百キュビトの 亜麻 の 撚糸 の 庭 のあげばりを 設 けた。
10 その 柱 は二十、その 柱 の二十の 座 は 青銅 で、その 柱 の 鉤 と 桁 は 銀 とした。
11 また 北側 のためにも百キュビトのあげばりを 設 けた。その 柱 二十、その 柱 の二十の 座 は 青銅 で、その 柱 の 鉤 と 桁 は 銀 とした。
12 また 西側 のために、五十キュビトのあげばりを 設 けた。その 柱 は十、その 座 も十で、その 柱 の 鉤 と 桁 は 銀 とした。
13 また 東側 のためにも、五十キュビトのあげばりを 設 けた。
14 その 一方 に十五キュビトのあげばりを 設 けた。その 柱 は三つ、その 座 も三つ。
15 また 他 の 一方 にも、同 じようにした。すなわち 庭 の 門 のこなたかなたともに、十五キュビトのあげばりを 設 けた。その 柱 は三つ、その 座 も三つ。
16 庭 の 周囲 のあげばりはみな 亜麻 の 撚糸 である。
17 柱 の 座 は 青銅、柱 の 鉤 と 桁 とは 銀、柱 の 頭 のおおいも 銀 である。庭 の 柱 はみな 銀 の 桁 で 連 ねた。
18 庭 の 門 のとばりは 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で、色 とりどりに 織 ったものであった。長 さは二十キュビト、幅 なる 高 さは五キュビトで、庭 のあげばりと 等 しかった。
19 その 柱 は四つ、その 座 も四つで、ともに 青銅。その 鉤 は 銀、柱 の 頭 のおおいと 桁 は 銀 である。
20 ただし、幕屋 および、その 周囲 の 庭 の 釘 はみな 青銅 であった。
21 幕屋、すなわちあかしの 幕屋 に 用 いた 物 の 総計 は 次 のとおりである。すなわちモーセの 命 に 従 い、祭司 アロンの 子 イタマルがレビびとを 用 いて 量 ったものである。
22 ユダの 部族 に 属 するホルの 子 なるウリの 子 ベザレルは、主 がモーセに 命 じられた 事 をことごとくした。
23 ダンの 部族 に 属 するアヒサマクの 子 アホリアブは 彼 と 共 にあって 彫刻、浮 き 織 をなし、また 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 糸 で、縫取 りをする 者 であった。
24 聖所 のもろもろの 工作 に 用 いたすべての 金、すなわち、ささげ 物 なる 金 は 聖所 のシケルで、二十九タラント七百三十シケルであった。
25 会衆 のうちの 数 えられた 者 のささげた 銀 は 聖所 のシケルで、百タラント千七百七十五シケルであった。
26 これはひとり 当 り一ベカ、すなわち 聖所 のシケルの 半 シケルであって、すべて二十 歳 以上 で 数 えられた 者 が六十万三千五百五十 人 であったからである。
27 聖所 の 座 と 垂幕 の 座 とを 鋳 るために 用 いた 銀 は百タラントであった。すなわち百 座 につき百タラント、一 座 につき一タラントである。
28 また千七百七十五シケルで 柱 の 鉤 を 造 り、また 柱 の 頭 をおおい、柱 のために 桁 を 造 った。
29 ささげ 物 なる 青銅 は七十タラント二千四百シケルであった。
30 これを 用 いて 会見 の 幕屋 の 入口 の 座、青銅 の 祭壇 と、それにつく 青銅 の 格子、および 祭壇 のもろもろの 器 を 造 った。
31 また 庭 の 周囲 の 座、庭 の 門 の 座、および 幕屋 のもろもろの 釘 と、庭 の 周囲 のもろもろの 釘 を 造 った。
Chapter 39
1 彼 らは 青 糸、紫 糸、緋 糸 で、聖所 の 務 のための 編物 の 服 を 作 った。またアロンのために 聖 なる 服 を 作 った。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
2 また 金糸、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 でエポデを 作 った。
3 また 金 を 打 ち 延 べて 板 とし、これを 切 って 糸 とし、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 に 交 えて、巧 みな 細工 とした。
4 また、これがために 肩 ひもを 作 ってこれにつけ、その 両端 でこれにつけた。
5 エポデの 上 で、これをつかねる 帯 は、同 じきれで、同 じように、金糸、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で 作 った。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
6 また、縞 めのうを 細工 して、金糸 の 編 細工 にはめ、これに 印 を 彫刻 するように、イスラエルの 子 たちの 名 を 刻 み、
7 これをエポデの 肩 ひもにつけて、イスラエルの 子 たちの 記念 の 石 とした。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
8 また 胸当 を 巧 みなわざをもって、エポデの 作 りのように 作 った。すなわち 金糸、青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で 作 った。
9 胸当 は二つに 折 って四 角 にした。すなわち二つに 折 って、長 さを一 指 当 りとし、幅 も一 指 当 りとした。
10 その 中 に 宝石 四 列 をはめた。すなわち、紅 玉髄、貴 かんらん 石、水晶 の 列 を 第 一 列 とし、
11 第 二 列 は、ざくろ 石、るり、赤 縞 めのう、
12 第 三 列 は 黄 水晶、めのう、紫 水晶、
13 第 四 列 は 黄 碧玉、縞 めのう、碧玉 であって、これらを 金 の 編 細工 の 中 にはめ 込 んだ。
14 その 宝石 はイスラエルの 子 たちの 名 にしたがい、その 名 と 等 しく十二とし、おのおの 印 の 彫刻 のように、十二 部族 のためにその 名 を 刻 んだ。
15 またひも 細工 にねじた 純金 のくさりを 胸当 につけた。
16 また 金 の二つの 編 細工 と、二つの 金 の 環 とを 作 り、その二つの 環 を 胸当 の 両端 につけた。
17 かの二 筋 の 金 のひもを 胸当 の 端 の二つの 環 につけた。
18 ただし、その二 筋 のひもの 他 の 両端 を、かの二つの 編 細工 につけ、エポデの 肩 ひもにつけて 前 にくるようにした。
19 また二つの 金 の 環 を 作 って、これを 胸当 の 両端 につけた。すなわちエポデに 接 する 内側 の 縁 にこれをつけた。
20 また 金 の 環 二つを 作 って、これをエポデの二つの 肩 ひもの 下 の 部分 につけ、前 の 方 で、そのつなぎ 目 に 近 く、エポデの 帯 の 上 の 方 にくるようにした。
21 胸当 は 青 ひもをもって、その 環 をエポデの 環 に 結 びつけ、エポデの 帯 の 上 の 方 にくるようにした。こうして、胸当 がエポデから 離 れないようにした。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
22 またエポデに 属 する 上服 は、すべて 青地 の 織物 で 作 った。
23 上服 の 口 はそのまん 中 にあって、その 口 の 周囲 には、よろいのえりのように 縁 をつけて、ほころびないようにした。
24 上服 のすそには 青 糸、紫 糸、緋 糸、亜麻 の 撚糸 で、ざくろを 作 りつけ、
25 また 純金 で 鈴 を 作 り、その 鈴 を 上服 のすその 周囲 の、ざくろとざくろとの 間 につけた。
26 すなわち 鈴 にざくろ、鈴 にざくろと、務 の 上服 のすその 周囲 につけた。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
27 またアロンとその 子 たちのために、亜麻 糸 で 織 った 下 服 を 作 り、
28 亜麻 布 で 帽子 を 作 り、亜麻 布 で 麗 しい 頭 布 を 作 り、亜麻 の 撚糸 の 布 で、下 ばきを 作 り、
29 亜麻 の 撚糸 および 青 糸、紫 糸、緋 糸 で、色 とりどりに 織 った 帯 を 作 った。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
30 また 純金 をもって、聖 なる 冠 の 前 板 を 作 り、印 の 彫刻 のように、その 上 に「主 に 聖 なる 者」という 文字 を 書 き、
31 これに 青 ひもをつけて、それを 帽子 の 上 に 結 びつけた。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
32 こうして 会見 の 天幕 なる 幕屋 の、もろもろの 工事 が 終 った。イスラエルの 人々 はすべて 主 がモーセに 命 じられたようにおこなった。
33 彼 らは 幕屋 と 天幕 およびそのもろもろの 器 をモーセのもとに 携 えてきた。すなわち、その 鉤、その 枠、その 横木、その 柱、その 座、
34 あかね 染 めの 雄羊 の 皮 のおおい、じゅごんの 皮 のおおい、隔 ての 垂幕、
35 あかしの 箱 と、そのさお、贖罪所、
36 机 と、そのもろもろの 器、供 えのパン、
37 純金 の 燭台 と、そのともしび 皿、すなわち 列 に 並 べるともしび 皿 と、そのもろもろの 器、およびそのともし 油、
38 金 の 祭壇、注 ぎ 油、香 ばしい 薫香、幕屋 の 入口 のとばり、
39 青銅 の 祭壇、その 青銅 の 格子 と、そのさお、およびそのもろもろの 器、洗盤 とその 台、
40 庭 のあげばり、その 柱 とその 座、庭 の 門 のとばり、そのひもとその 釘、また 会見 の 天幕 の 幕屋 に 用 いるもろもろの 器、
41 聖所 で 務 をなす 編物 の 服、すなわち 祭司 の 務 をなすための 祭司 アロンの 聖 なる 服 およびその 子 たちの 服。
42 イスラエルの 人々 は、すべて 主 がモーセに 命 じられたように、そのすべての 工事 をした。
43 モーセがそのすべての 工事 を 見 ると、彼 らは 主 が 命 じられたとおりに、それをなしとげていたので、モーセは 彼 らを 祝福 した。
Chapter 40
1 主 はモーセに 言 われた。
2 「正月 の 元日 にあなたは 会見 の 天幕 なる 幕屋 を 建 てなければならない。
3 そして、その 中 にあかしの 箱 を 置 き、垂幕 で、箱 を 隔 て 隠 し、
4 また、机 を 携 え 入 れ、それに 並 べるものを 並 べ、燭台 を 携 え 入 れて、そのともしびをともさなければならない。
5 あなたはまた 金 の 香 の 祭壇 を、あかしの 箱 の 前 にすえ、とばりを 幕屋 の 入口 にかけなければならない。
6 また 燔祭 の 祭壇 を 会見 の 天幕 なる 幕屋 の 入口 の 前 にすえ、
7 洗盤 を 会見 の 天幕 と 祭壇 との 間 にすえて、これに 水 を 入 れなければならない。
8 また 周囲 に 庭 を 設 け、庭 の 門 にとばりをかけなければならない。
9 そして 注 ぎ 油 をとって、幕屋 とその 中 のすべてのものに 注 ぎ、それとそのもろもろの 器 とを 聖別 しなければならない、こうして、それは 聖 となるであろう。
10 あなたはまた 燔祭 の 祭壇 と、そのすべての 器 に 油 を 注 いで、その 祭壇 を 聖別 しなければならない。こうして 祭壇 は、いと 聖 なるものとなるであろう。
11 また 洗盤 と、その 台 とに 油 を 注 いで、これを 聖別 し、
12 アロンとその 子 たちを 会見 の 幕屋 の 入口 に 連 れてきて、水 で 彼 らを 洗 い、
13 アロンに 聖 なる 服 を 着 せ、これに 油 を 注 いで 聖別 し、祭司 の 務 をさせなければならない。
14 また 彼 の 子 たちを 連 れてきて、これに 服 を 着 せ、
15 その 父 に 油 を 注 いだように、彼 らにも 油 を 注 いで、祭司 の 務 をさせなければならない。彼 らが 油 そそがれることは、代々 ながく 祭司 職 のためになすべきことである」。
16 モーセはそのように 行 った。すなわち 主 が 彼 に 命 じられたように 行 った。
17 第 二 年 の 正月 になって、その 月 の 元日 に 幕屋 は 建 った。
18 すなわちモーセは 幕屋 を 建 て、その 座 をすえ、その 枠 を 立 て、その 横木 をさし 込 み、その 柱 を 立 て、
19 幕屋 の 上 に 天幕 をひろげ、その 上 に 天幕 のおおいをかけた。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
20 彼 はまたあかしの 板 をとって 箱 に 納 め、さおを 箱 につけ、贖罪所 を 箱 の 上 に 置 き、
21 箱 を 幕屋 に 携 え 入 れ、隔 ての 垂幕 をかけて、あかしの 箱 を 隠 した。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
22 彼 はまた 会見 の 天幕 なる 幕屋 の 内部 の 北側、垂幕 の 外 に 机 をすえ、
23 その 上 にパンを 列 に 並 べて、主 の 前 に 供 えた。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
24 彼 はまた 会見 の 天幕 なる 幕屋 の 内部 の 南側 に、机 にむかい 合 わせて 燭台 をすえ、
25 主 の 前 にともしびをともした。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
26 彼 は 会見 の 幕屋 の 中、垂幕 の 前 に 金 の 祭壇 をすえ、
27 その 上 に 香 ばしい 薫香 をたいた。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
28 彼 はまた 幕屋 の 入口 にとばりをかけ、
29 燔祭 の 祭壇 を 会見 の 天幕 なる 幕屋 の 入口 にすえ、その 上 に 燔祭 と 素祭 をささげた。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
30 彼 はまた 会見 の 天幕 と 祭壇 との 間 に 洗盤 を 置 き、洗 うためにそれに 水 を 入 れた。
31 モーセとアロンおよびその 子 たちは、それで 手 と 足 を 洗 った。
32 すなわち 会見 の 天幕 にはいるとき、また 祭壇 に 近 づくとき、そこで 洗 った。主 がモーセに 命 じられたとおりである。
33 また 幕屋 と 祭壇 の 周囲 に 庭 を 設 け、庭 の 門 にとばりをかけた。このようにしてモーセはその 工事 を 終 えた。
34 そのとき、雲 は 会見 の 天幕 をおおい、主 の 栄光 が 幕屋 に 満 ちた。
35 モーセは 会見 の 幕屋 に、はいることができなかった。雲 がその 上 にとどまり、主 の 栄光 が 幕屋 に 満 ちていたからである。
36 雲 が 幕屋 の 上 からのぼる 時、イスラエルの 人々 は 道 に 進 んだ。彼 らはその 旅路 において 常 にそうした。
37 しかし、雲 がのぼらない 時 は、そののぼる 日 まで 道 に 進 まなかった。
38 すなわちイスラエルの 家 のすべての 者 の 前 に、昼 は 幕屋 の 上 に 主 の 雲 があり、夜 は 雲 の 中 に 火 があった。彼 らの 旅路 において 常 にそうであった。