Chapter 1
1 神 の 御旨 によりキリスト・イエスの 使徒 となったパウロと、兄弟 テモテとから、コリントにある 神 の 教会、ならびにアカヤ 全土 にいるすべての 聖徒 たちへ。
2 わたしたちの 父 なる 神 と 主 イエス・キリストから、恵 みと 平安 とが、あなたがたにあるように。
3 ほむべきかな、わたしたちの 主 イエス・キリストの 父 なる 神、あわれみ 深 き 父、慰 めに 満 ちたる 神。
4 神 は、いかなる 患難 の 中 にいる 時 でもわたしたちを 慰 めて 下 さり、また、わたしたち 自身 も、神 に 慰 めていただくその 慰 めをもって、あらゆる 患難 の 中 にある 人々 を 慰 めることができるようにして 下 さるのである。
5 それは、キリストの 苦難 がわたしたちに 満 ちあふれているように、わたしたちの 受 ける 慰 めもまた、キリストによって 満 ちあふれているからである。
6 わたしたちが 患難 に 会 うなら、それはあなたがたの 慰 めと 救 とのためであり、慰 めを 受 けるなら、それはあなたがたの 慰 めのためであって、その 慰 めは、わたしたちが 受 けているのと 同 じ 苦難 に 耐 えさせる 力 となるのである。
7 だから、あなたがたに 対 していだいているわたしたちの 望 みは、動 くことがない。あなたがたが、わたしたちと 共 に 苦難 にあずかっているように、慰 めにも 共 にあずかっていることを 知 っているからである。
8 兄弟 たちよ。わたしたちがアジヤで 会 った 患難 を、知 らずにいてもらいたくない。わたしたちは 極度 に、耐 えられないほど 圧迫 されて、生 きる 望 みをさえ 失 ってしまい、
9 心 のうちで 死 を 覚悟 し、自分 自身 を 頼 みとしないで、死人 をよみがえらせて 下 さる 神 を 頼 みとするに 至 った。
10 神 はこのような 死 の 危険 から、わたしたちを 救 い 出 して 下 さった、また 救 い 出 して 下 さるであろう。わたしたちは、神 が 今後 も 救 い 出 して 下 さることを 望 んでいる。
11 そして、あなたがたもまた 祈 をもって、ともどもに、わたしたちを 助 けてくれるであろう。これは 多 くの 人々 の 願 いによりわたしたちに 賜 わった 恵 みについて、多 くの 人 が 感謝 をささげるようになるためである。
12 さて、わたしたちがこの 世 で、ことにあなたがたに 対 し、人間 の 知恵 によってではなく 神 の 恵 みによって、神 の 神聖 と 真実 とによって 行動 してきたことは、実 にわたしたちの 誇 であって、良心 のあかしするところである。
13 わたしたちが 書 いていることは、あなたがたが 読 んで 理解 できないことではない。それを 完全 に 理解 してくれるように、わたしは 希望 する。
14 すでにある 程度 わたしたちを 理解 してくれているとおり、わたしたちの 主 イエスの 日 には、あなたがたがわたしたちの 誇 であるように、わたしたちもあなたがたの 誇 なのである。
15 この 確信 をもって、わたしたちはもう 一度 恵 みを 得 させたいので、まずあなたがたの 所 に 行 き、
16 それからそちらを 通 ってマケドニヤにおもむき、そして 再 びマケドニヤからあなたがたの 所 に 帰 り、あなたがたの 見送 りを 受 けてユダヤに 行 く 計画 を 立 てたのである。
17 この 計画 を 立 てたのは、軽率 なことであったであろうか。それとも、自分 の 計画 を 肉 の 思 いによって 計画 したため、わたしの「しかり、しかり」が 同時 に「否、否」であったのだろうか。
18 神 の 真実 にかけて 言 うが、あなたがたに 対 するわたしの 言葉 は、「しかり」と 同時 に「否」というようなものではない。
19 なぜなら、わたしたち、すなわち、わたしとシルワノとテモテとが、あなたがたに 宣 べ 伝 えた 神 の 子 キリスト・イエスは、「しかり」となると 同時 に「否」となったのではない。そうではなく、「しかり」がイエスにおいて 実現 されたのである。
20 なぜなら、神 の 約束 はことごとく、彼 において「しかり」となったからである。だから、わたしたちは、彼 によって「アァメン」と 唱 えて、神 に 栄光 を 帰 するのである。
21 あなたがたと 共 にわたしたちを、キリストのうちに 堅 くささえ、油 をそそいで 下 さったのは、神 である。
22 神 はまた、わたしたちに 証印 をおし、その 保証 として、わたしたちの 心 に 御霊 を 賜 わったのである。
23 わたしは 自分 の 魂 をかけ、神 を 証人 に 呼 び 求 めて 言 うが、わたしがコリントに 行 かないでいるのは、あなたがたに 対 して 寛大 でありたいためである。
24 わたしたちは、あなたがたの 信仰 を 支配 する 者 ではなく、あなたがたの 喜 びのために 共 に 働 いている 者 にすぎない。あなたがたは、信仰 に 堅 く 立 っているからである。
Chapter 2
1 そこでわたしは、あなたがたの 所 に 再 び 悲 しみをもって 行 くことはすまいと、決心 したのである。
2 もしあなたがたを 悲 しませるとすれば、わたしが 悲 しませているその 人 以外 に、だれがわたしを 喜 ばせてくれるのか。
3 このような 事 を 書 いたのは、わたしが 行 く 時、わたしを 喜 ばせてくれるはずの 人々 から、悲 しい 思 いをさせられたくないためである。わたし 自身 の 喜 びはあなたがた 全体 の 喜 びであることを、あなたがたすべてについて 確信 しているからである。
4 わたしは 大 きな 患難 と 心 の 憂 いの 中 から、多 くの 涙 をもってあなたがたに 書 きおくった。それは、あなたがたを 悲 しませるためではなく、あなたがたに 対 してあふれるばかりにいだいているわたしの 愛 を、知 ってもらうためであった。
5 しかし、もしだれかが 人 を 悲 しませたとすれば、それはわたしを 悲 しませたのではなく、控 え 目 に 言 うが、ある 程度、あなたがた 一同 を 悲 しませたのである。
6 その 人 にとっては、多数 の 者 から 受 けたあの 処罰 でもう 十分 なのだから、
7 あなたがたはむしろ 彼 をゆるし、また 慰 めてやるべきである。そうしないと、その 人 はますます 深 い 悲 しみに 沈 むかも 知 れない。
8 そこでわたしは、彼 に 対 して 愛 を 示 すように、あなたがたに 勧 める。
9 わたしが 書 きおくったのも、あなたがたがすべての 事 について 従順 であるかどうかを、ためすためにほかならなかった。
10 もしあなたがたが、何 かのことについて 人 をゆるすなら、わたしもまたゆるそう。そして、もしわたしが 何 かのことでゆるしたとすれば、それは、あなたがたのためにキリストのみまえでゆるしたのである。
11 そうするのは、サタンに 欺 かれることのないためである。わたしたちは、彼 の 策略 を 知 らないわけではない。
12 さて、キリストの 福音 のためにトロアスに 行 ったとき、わたしのために 主 の 門 が 開 かれたにもかかわらず、
13 兄弟 テトスに 会 えなかったので、わたしは 気 が 気 でなく、人々 に 別 れて、マケドニヤに 出 かけて 行 った。
14 しかるに、神 は 感謝 すべきかな。神 はいつもわたしたちをキリストの 凱旋 に 伴 い 行 き、わたしたちをとおしてキリストを 知 る 知識 のかおりを、至 る 所 に 放 って 下 さるのである。
15 わたしたちは、救 われる 者 にとっても 滅 びる 者 にとっても、神 に 対 するキリストのかおりである。
16 後者 にとっては、死 から 死 に 至 らせるかおりであり、前者 にとっては、いのちからいのちに 至 らせるかおりである。いったい、このような 任務 に、だれが 耐 え 得 ようか。
17 しかし、わたしたちは、多 くの 人 のように 神 の 言 を 売物 にせず、真心 をこめて、神 につかわされた 者 として 神 のみまえで、キリストにあって 語 るのである。
Chapter 3
1 わたしたちは、またもや、自己 推薦 をし 始 めているのだろうか。それとも、ある 人々 のように、あなたがたにあてた、あるいは、あなたがたからの 推薦 状 が 必要 なのだろうか。
2 わたしたちの 推薦 状 は、あなたがたなのである。それは、わたしたちの 心 にしるされていて、すべての 人 に 知 られ、かつ 読 まれている。
3 そして、あなたがたは 自分 自身 が、わたしたちから 送 られたキリストの 手紙 であって、墨 によらず 生 ける 神 の 霊 によって 書 かれ、石 の 板 にではなく 人 の 心 の 板 に 書 かれたものであることを、はっきりとあらわしている。
4 こうした 確信 を、わたしたちはキリストにより 神 に 対 していだいている。
5 もちろん、自分 自身 で 事 を 定 める 力 が 自分 にある、と 言 うのではない。わたしたちのこうした 力 は、神 からきている。
6 神 はわたしたちに 力 を 与 えて、新 しい 契約 に 仕 える 者 とされたのである。それは、文字 に 仕 える 者 ではなく、霊 に 仕 える 者 である。文字 は 人 を 殺 し、霊 は 人 を 生 かす。
7 もし 石 に 彫 りつけた 文字 による 死 の 務 が 栄光 のうちに 行 われ、そのためイスラエルの 子 らは、モーセの 顔 の 消 え 去 るべき 栄光 のゆえに、その 顔 を 見 つめることができなかったとすれば、
8 まして 霊 の 務 は、はるかに 栄光 あるものではなかろうか。
9 もし 罪 を 宣告 する 務 が 栄光 あるものだとすれば、義 を 宣告 する 務 は、はるかに 栄光 に 満 ちたものである。
10 そして、すでに 栄光 を 受 けたものも、この 場合、はるかにまさった 栄光 のまえに、その 栄光 を 失 ったのである。
11 もし 消 え 去 るべきものが 栄光 をもって 現 れたのなら、まして 永存 すべきものは、もっと 栄光 のあるべきものである。
12 こうした 望 みをいだいているので、わたしたちは 思 いきって 大胆 に 語 り、
13 そしてモーセが、消 え 去 っていくものの 最後 をイスラエルの 子 らに 見 られまいとして、顔 におおいをかけたようなことはしない。
14 実際、彼 らの 思 いは 鈍 くなっていた。今日 に 至 るまで、彼 らが 古 い 契約 を 朗読 する 場合、その 同 じおおいが 取 り 去 られないままで 残 っている。それは、キリストにあってはじめて 取 り 除 かれるのである。
15 今日 に 至 るもなお、モーセの 書 が 朗読 されるたびに、おおいが 彼 らの 心 にかかっている。
16 しかし 主 に 向 く 時 には、そのおおいは 取 り 除 かれる。
17 主 は 霊 である。そして、主 の 霊 のあるところには、自由 がある。
18 わたしたちはみな、顔 おおいなしに、主 の 栄光 を 鏡 に 映 すように 見 つつ、栄光 から 栄光 へと、主 と 同 じ 姿 に 変 えられていく。これは 霊 なる 主 の 働 きによるのである。
Chapter 4
1 このようにわたしたちは、あわれみを 受 けてこの 務 についているのだから、落胆 せずに、
2 恥 ずべき 隠 れたことを 捨 て 去 り、悪巧 みによって 歩 かず、神 の 言 を 曲 げず、真理 を 明 らかにし、神 のみまえに、すべての 人 の 良心 に 自分 を 推薦 するのである。
3 もしわたしたちの 福音 がおおわれているなら、滅 びる 者 どもにとっておおわれているのである。
4 彼 らの 場合、この 世 の 神 が 不信 の 者 たちの 思 いをくらませて、神 のかたちであるキリストの 栄光 の 福音 の 輝 きを、見 えなくしているのである。
5 しかし、わたしたちは 自分 自身 を 宣 べ 伝 えるのではなく、主 なるキリスト・イエスを 宣 べ 伝 える。わたしたち 自身 は、ただイエスのために 働 くあなたがたの 僕 にすぎない。
6 「やみの 中 から 光 が 照 りいでよ」と 仰 せになった 神 は、キリストの 顔 に 輝 く 神 の 栄光 の 知識 を 明 らかにするために、わたしたちの 心 を 照 して 下 さったのである。
7 しかしわたしたちは、この 宝 を 土 の 器 の 中 に 持 っている。その 測 り 知 れない 力 は 神 のものであって、わたしたちから 出 たものでないことが、あらわれるためである。
8 わたしたちは、四方 から 患難 を 受 けても 窮 しない。途方 にくれても 行 き 詰 まらない。
9 迫害 に 会 っても 見捨 てられない。倒 されても 滅 びない。
10 いつもイエスの 死 をこの 身 に 負 うている。それはまた、イエスのいのちが、この 身 に 現 れるためである。
11 わたしたち 生 きている 者 は、イエスのために 絶 えず 死 に 渡 されているのである。それはイエスのいのちが、わたしたちの 死 ぬべき 肉体 に 現 れるためである。
12 こうして、死 はわたしたちのうちに 働 き、いのちはあなたがたのうちに 働 くのである。
13 「わたしは 信 じた。それゆえに 語 った」としるしてあるとおり、それと 同 じ 信仰 の 霊 を 持 っているので、わたしたちも 信 じている。それゆえに 語 るのである。
14 それは、主 イエスをよみがえらせたかたが、わたしたちをもイエスと 共 によみがえらせ、そして、あなたがたと 共 にみまえに 立 たせて 下 さることを、知 っているからである。
15 すべてのことは、あなたがたの 益 であって、恵 みがますます 多 くの 人 に 増 し 加 わるにつれ、感謝 が 満 ちあふれて、神 の 栄光 となるのである。
16 だから、わたしたちは 落胆 しない。たといわたしたちの 外 なる 人 は 滅 びても、内 なる 人 は 日 ごとに 新 しくされていく。
17 なぜなら、このしばらくの 軽 い 患難 は 働 いて、永遠 の 重 い 栄光 を、あふれるばかりにわたしたちに 得 させるからである。
18 わたしたちは、見 えるものにではなく、見 えないものに 目 を 注 ぐ。見 えるものは 一時 的 であり、見 えないものは 永遠 につづくのである。
Chapter 5
1 わたしたちの 住 んでいる 地上 の 幕屋 がこわれると、神 からいただく 建物、すなわち 天 にある、人 の 手 によらない 永遠 の 家 が 備 えてあることを、わたしたちは 知 っている。
2 そして、天 から 賜 わるそのすみかを、上 に 着 ようと 切 に 望 みながら、この 幕屋 の 中 で 苦 しみもだえている。
3 それを 着 たなら、裸 のままではいないことになろう。
4 この 幕屋 の 中 にいるわたしたちは、重荷 を 負 って 苦 しみもだえている。それを 脱 ごうと 願 うからではなく、その 上 に 着 ようと 願 うからであり、それによって、死 ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。
5 わたしたちを、この 事 にかなう 者 にして 下 さったのは、神 である。そして、神 はその 保証 として 御霊 をわたしたちに 賜 わったのである。
6 だから、わたしたちはいつも 心 強 い。そして、肉体 を 宿 としている 間 は 主 から 離 れていることを、よく 知 っている。
7 わたしたちは、見 えるものによらないで、信仰 によって 歩 いているのである。
8 それで、わたしたちは 心 強 い。そして、むしろ 肉体 から 離 れて 主 と 共 に 住 むことが、願 わしいと 思 っている。
9 そういうわけだから、肉体 を 宿 としているにしても、それから 離 れているにしても、ただ 主 に 喜 ばれる 者 となるのが、心 からの 願 いである。
10 なぜなら、わたしたちは 皆、キリストのさばきの 座 の 前 にあらわれ、善 であれ 悪 であれ、自分 の 行 ったことに 応 じて、それぞれ 報 いを 受 けねばならないからである。
11 このようにわたしたちは、主 の 恐 るべきことを 知 っているので、人々 に 説 き 勧 める。わたしたちのことは、神 のみまえには 明 らかになっている。さらに、あなたがたの 良心 にも 明 らかになるようにと 望 む。
12 わたしたちは、あなたがたに 対 して、またもや 自己 推薦 をしようとするのではない。ただわたしたちを 誇 る 機会 を、あなたがたに 持 たせ、心 を 誇 るのではなくうわべだけを 誇 る 人々 に 答 えうるようにさせたいのである。
13 もしわたしたちが、気 が 狂 っているのなら、それは 神 のためであり、気 が 確 かであるのなら、それはあなたがたのためである。
14 なぜなら、キリストの 愛 がわたしたちに 強 く 迫 っているからである。わたしたちはこう 考 えている。ひとりの 人 がすべての 人 のために 死 んだ 以上、すべての 人 が 死 んだのである。
15 そして、彼 がすべての 人 のために 死 んだのは、生 きている 者 がもはや 自分 のためにではなく、自分 のために 死 んでよみがえったかたのために、生 きるためである。
16 それだから、わたしたちは 今後、だれをも 肉 によって 知 ることはすまい。かつてはキリストを 肉 によって 知 っていたとしても、今 はもうそのような 知 り 方 をすまい。
17 だれでもキリストにあるならば、その 人 は 新 しく 造 られた 者 である。古 いものは 過 ぎ 去 った、見 よ、すべてが 新 しくなったのである。
18 しかし、すべてこれらの 事 は、神 から 出 ている。神 はキリストによって、わたしたちをご 自分 に 和解 させ、かつ 和解 の 務 をわたしたちに 授 けて 下 さった。
19 すなわち、神 はキリストにおいて 世 をご 自分 に 和解 させ、その 罪過 の 責任 をこれに 負 わせることをしないで、わたしたちに 和解 の 福音 をゆだねられたのである。
20 神 がわたしたちをとおして 勧 めをなさるのであるから、わたしたちはキリストの 使者 なのである。そこで、キリストに 代 って 願 う、神 の 和解 を 受 けなさい。
21 神 はわたしたちの 罪 のために、罪 を 知 らないかたを 罪 とされた。それは、わたしたちが、彼 にあって 神 の 義 となるためなのである。
Chapter 6
1 わたしたちはまた、神 と 共 に 働 く 者 として、あなたがたに 勧 める。神 の 恵 みをいたずらに 受 けてはならない。
2 神 はこう 言 われる、「わたしは、恵 みの 時 にあなたの 願 いを 聞 きいれ、救 の 日 にあなたを 助 けた」。見 よ、今 は 恵 みの 時、見 よ、今 は 救 の 日 である。
3 この 務 がそしりを 招 かないために、わたしたちはどんな 事 にも、人 につまずきを 与 えないようにし、
4 かえって、あらゆる 場合 に、神 の 僕 として、自分 を 人々 にあらわしている。すなわち、極度 の 忍苦 にも、患難 にも、危機 にも、行 き 詰 まりにも、
5 むち 打 たれることにも、入獄 にも、騒乱 にも、労苦 にも、徹夜 にも、飢餓 にも、
6 真実 と 知識 と 寛容 と、慈愛 と 聖霊 と 偽 りのない 愛 と、
7 真理 の 言葉 と 神 の 力 とにより、左右 に 持 っている 義 の 武器 により、
8 ほめられても、そしられても、悪評 を 受 けても、好評 を 博 しても、神 の 僕 として 自分 をあらわしている。わたしたちは、人 を 惑 わしているようであるが、しかも 真実 であり、
9 人 に 知 られていないようであるが、認 められ、死 にかかっているようであるが、見 よ、生 きており、懲 らしめられているようであるが、殺 されず、
10 悲 しんでいるようであるが、常 に 喜 んでおり、貧 しいようであるが、多 くの 人 を 富 ませ、何 も 持 たないようであるが、すべての 物 を 持 っている。
11 コリントの 人々 よ。あなたがたに 向 かってわたしたちの 口 は 開 かれており、わたしたちの 心 は 広 くなっている。
12 あなたがたは、わたしたちに 心 をせばめられていたのではなく、自分 で 心 をせばめていたのだ。
13 わたしは 子供 たちに 対 するように 言 うが、どうかあなたがたの 方 でも 心 を 広 くして、わたしに 応 じてほしい。
14 不信者 と、つり 合 わないくびきを 共 にするな。義 と 不義 となんの 係 わりがあるか。光 とやみとなんの 交 わりがあるか。
15 キリストとベリアルとなんの 調和 があるか。信仰 と 不 信仰 となんの 関係 があるか。
16 神 の 宮 と 偶像 となんの 一致 があるか。わたしたちは、生 ける 神 の 宮 である。神 がこう 仰 せになっている、「わたしは 彼 らの 間 に 住 み、かつ 出入 りをするであろう。そして、わたしは 彼 らの 神 となり、彼 らはわたしの 民 となるであろう」。
17 だから、「彼 らの 間 から 出 て 行 き、彼 らと 分離 せよ、と 主 は 言 われる。そして、汚 れたものに 触 てはならない。触 なければ、わたしはあなたがたを 受 けいれよう。
18 そしてわたしは、あなたがたの 父 となり、あなたがたは、わたしのむすこ、むすめとなるであろう。全能 の 主 が、こう 言 われる」。
Chapter 7
1 愛 する 者 たちよ。わたしたちは、このような 約束 を 与 えられているのだから、肉 と 霊 とのいっさいの 汚 れから 自分 をきよめ、神 をおそれて 全 く 清 くなろうではないか。
2 どうか、わたしたちに 心 を 開 いてほしい。わたしたちは、だれにも 不義 をしたことがなく、だれをも 破滅 におとしいれたことがなく、だれからもだまし 取 ったことがない。
3 わたしは、責 めるつもりでこう 言 うのではない。前 にも 言 ったように、あなたがたはわたしの 心 のうちにいて、わたしたちと 生 死 を 共 にしているのである。
4 わたしはあなたがたを 大 いに 信頼 し、大 いに 誇 っている。また、あふれるばかり 慰 めを 受 け、あらゆる 患難 の 中 にあって 喜 びに 満 ちあふれている。
5 さて、マケドニヤに 着 いたとき、わたしたちの 身 に 少 しの 休 みもなく、さまざまの 患難 に 会 い、外 には 戦 い、内 には 恐 れがあった。
6 しかるに、うちしおれている 者 を 慰 める 神 は、テトスの 到来 によって、わたしたちを 慰 めて 下 さった。
7 ただ 彼 の 到来 によるばかりではなく、彼 があなたがたから 受 けたその 慰 めをもって、慰 めて 下 さった。すなわち、あなたがたがわたしを 慕 っていること、嘆 いていること、またわたしに 対 して 熱心 であることを 知 らせてくれたので、わたしの 喜 びはいよいよ 増 し 加 わったのである。
8 そこで、たとい、あの 手紙 であなたがたを 悲 しませたとしても、わたしはそれを 悔 いていない。あの 手紙 がしばらくの 間 ではあるが、あなたがたを 悲 しませたのを 見 て 悔 いたとしても、
9 今 は 喜 んでいる。それは、あなたがたが 悲 しんだからではなく、悲 しんで 悔 い 改 めるに 至 ったからである。あなたがたがそのように 悲 しんだのは、神 のみこころに 添 うたことであって、わたしたちからはなんの 損 害 も 受 けなかったのである。
10 神 のみこころに 添 うた 悲 しみは、悔 いのない 救 を 得 させる 悔改 めに 導 き、この 世 の 悲 しみは 死 をきたらせる。
11 見 よ、神 のみこころに 添 うたその 悲 しみが、どんなにか 熱 情 をあなたがたに 起 させたことか。また、弁明、義憤、恐 れ、愛慕、熱意、それから 処罰 に 至 らせたことか。あなたがたはあの 問題 については、すべての 点 において 潔白 であることを 証明 したのである。
12 だから、わたしがあなたがたに 書 きおくったのは、不義 をした 人 のためでも、不義 を 受 けた 人 のためでもなく、わたしたちに 対 するあなたがたの 熱 情 が、神 の 前 にあなたがたの 間 で 明 らかになるためである。
13 こういうわけで、わたしたちは 慰 められたのである。これらの 慰 めの 上 にテトスの 喜 びが 加 わって、わたしたちはなおいっそう 喜 んだ。彼 があなたがた 一同 によって 安心 させられたからである。
14 そして、わたしは 彼 に 対 してあなたがたのことを 少 しく 誇 ったが、それはわたしの 恥 にならないですんだ。あなたがたにいっさいのことを 真実 に 語 ったように、テトスに 対 して 誇 ったことも 真実 となってきたのである。
15 また 彼 は、あなたがた 一同 が 従順 であって、おそれおののきつつ 自分 を 迎 えてくれたことを 思 い 出 して、ますます 心 をあなたがたの 方 に 寄 せている。
16 わたしは、あなたがたに 全 く 信頼 することができて、喜 んでいる。
Chapter 8
1 兄弟 たちよ。わたしたちはここで、マケドニヤの 諸 教会 に 与 えられた 神 の 恵 みを、あなたがたに 知 らせよう。
2 すなわち、彼 らは、患難 のために 激 しい 試錬 をうけたが、その 満 ちあふれる 喜 びは、極度 の 貧 しさにもかかわらず、あふれ 出 て 惜 しみなく 施 す 富 となったのである。
3 わたしはあかしするが、彼 らは 力 に 応 じて、否、力 以上 に 施 しをした。すなわち、自 ら 進 んで、
4 聖徒 たちへの 奉仕 に 加 わる 恵 みにあずかりたいと、わたしたちに 熱心 に 願 い 出 て、
5 わたしたちの 希望 どおりにしたばかりか、自分 自身 をまず、神 のみこころにしたがって、主 にささげ、また、わたしたちにもささげたのである。
6 そこで、この 募金 をテトスがあなたがたの 所 で、すでに 始 めた 以上、またそれを 完成 するようにと、わたしたちは 彼 に 勧 めたのである。
7 さて、あなたがたがあらゆる 事 がらについて 富 んでいるように、すなわち、信仰 にも 言葉 にも 知識 にも、あらゆる 熱 情 にも、また、あなたがたに 対 するわたしたちの 愛 にも 富 んでいるように、この 恵 みのわざにも 富 んでほしい。
8 こう 言 っても、わたしは 命令 するのではない。ただ、他 の 人 たちの 熱 情 によって、あなたがたの 愛 の 純真 さをためそうとするのである。
9 あなたがたは、わたしたちの 主 イエス・キリストの 恵 みを 知 っている。すなわち、主 は 富 んでおられたのに、あなたがたのために 貧 しくなられた。それは、あなたがたが、彼 の 貧 しさによって 富 む 者 になるためである。
10 そこで、わたしは、この 恵 みのわざについて 意見 を 述 べよう。それがあなたがたの 益 になるからである。あなたがたはこの 事 を、昨年 以来、他 に 先 んじて 実行 したばかりではなく、それを 願 っていた。
11 だから 今、それをやりとげなさい。あなたがたが 心 から 願 っているように、持 っているところに 応 じて、それをやりとげなさい。
12 もし 心 から 願 ってそうするなら、持 たないところによらず、持 っているところによって、神 に 受 けいれられるのである。
13 それは、ほかの 人々 に 楽 をさせて、あなたがたに 苦労 をさせようとするのではなく、持 ち 物 を 等 しくするためである。
14 すなわち、今 の 場合 は、あなたがたの 余裕 があの 人 たちの 欠乏 を 補 い、後 には、彼 らの 余裕 があなたがたの 欠乏 を 補 い、こうして 等 しくなるようにするのである。
15 それは「多 く 得 た 者 も 余 ることがなく、少 ししか 得 なかった 者 も 足 りないことはなかった」と 書 いてあるとおりである。
16 わたしがあなたがたに 対 して 持 っている 同 じ 熱 情 を、テトスの 心 にも 与 えて 下 さった 神 に 感謝 する。
17 彼 はわたしの 勧 めを 受 けいれ、そして 更 に 熱心 になって、自分 から 進 んであなたがたのところに 行 った。
18 わたしたちはまた、テトスと 一緒 に、ひとりの 兄弟 を 送 る。この 兄弟 が 福音 宣伝 の 上 で 得 たほまれは、すべての 教会 に 聞 えているが、
19 そのうえ、彼 は、主 ご 自身 の 栄光 があらわれるため、また、わたしたちの 好意 を 示 すために、骨 を 折 って 贈 り 物 を 集 めているわたしたちの 同伴者 として、諸 教会 から 選 ばれたのである。
20 そうしたのは、わたしたちが 集 めているこの 寄附 金 のことについて、人 にかれこれ 言 われるのを 避 けるためである。
21 わたしたちは、主 のみまえばかりではなく、人 の 前 でも 公正 であるように、気 を 配 っているのである。
22 また、もうひとりの 兄弟 を 彼 らと 一緒 に 送 る。わたしたちは、多 くの 事 について 彼 が 熱心 であったことを、たびたび 認 めた。彼 は 今、あなたがたを 非常 に 信頼 して、ますます 熱心 になっている。
23 テトスについて 言 えば、彼 はわたしの 仲間 であり、あなたがたに 対 するわたしの 協力者 である。この 兄弟 たちについて 言 えば、彼 らは 諸 教会 の 使者、キリストの 栄光 である。
24 だから、あなたがたの 愛 と、また、あなたがたについてわたしたちがいだいている 誇 とが、真実 であることを、諸 教会 の 前 で 彼 らにあかししていただきたい。
Chapter 9
1 聖徒 たちに 対 する 援助 については、いまさら、あなたがたに 書 きおくる 必要 はない。
2 わたしは、あなたがたの 好意 を 知 っており、そのために、あなたがたのことをマケドニヤの 人々 に 誇 って、アカヤでは 昨年 以来、すでに 準備 をしているのだと 言 った。そして、あなたがたの 熱心 は、多 くの 人 を 奮起 させたのである。
3 わたしが 兄弟 たちを 送 ることにしたのは、あなたがたについてわたしたちの 誇 ったことが、この 場合 むなしくならないで、わたしが 言 ったとおり 準備 していてもらいたいからである。
4 そうでないと、万一 マケドニヤ 人 がわたしと 一緒 に 行 って、準備 ができていないのを 見 たら、あなたがたはもちろん、わたしたちも、かように 信 じきっていただけに、恥 をかくことになろう。
5 だから、わたしは 兄弟 たちを 促 して、あなたがたの 所 へ 先 に 行 かせ、以前 あなたがたが 約束 していた 贈 り 物 の 準備 をさせておくことが 必要 だと 思 った。それをしぶりながらではなく、心 をこめて 用意 していてほしい。
6 わたしの 考 えはこうである。少 ししかまかない 者 は、少 ししか 刈 り 取 らず、豊 かにまく 者 は、豊 かに 刈 り 取 ることになる。
7 各自 は 惜 しむ 心 からでなく、また、しいられてでもなく、自 ら 心 で 決 めたとおりにすべきである。神 は 喜 んで 施 す 人 を 愛 して 下 さるのである。
8 神 はあなたがたにあらゆる 恵 みを 豊 かに 与 え、あなたがたを 常 にすべてのことに 満 ち 足 らせ、すべての 良 いわざに 富 ませる 力 のあるかたなのである。
9 「彼 は 貧 しい 人 たちに 散 らして 与 えた。その 義 は 永遠 に 続 くであろう」と 書 いてあるとおりである。
10 種 まく 人 に 種 と 食 べるためのパンとを 備 えて 下 さるかたは、あなたがたにも 種 を 備 え、それをふやし、そしてあなたがたの 義 の 実 を 増 して 下 さるのである。
11 こうして、あなたがたはすべてのことに 豊 かになって、惜 しみなく 施 し、その 施 しはわたしたちの 手 によって 行 われ、神 に 感謝 するに 至 るのである。
12 なぜなら、この 援助 の 働 きは、聖徒 たちの 欠乏 を 補 えだけではなく、神 に 対 する 多 くの 感謝 によってますます 豊 かになるからである。
13 すなわち、この 援助 を 行 った 結果 として、あなたがたがキリストの 福音 の 告白 に 対 して 従順 であることや、彼 らにも、すべての 人 にも、惜 しみなく 施 しをしていることがわかってきて、彼 らは 神 に 栄光 を 帰 し、
14 そして、あなたがたに 賜 わったきわめて 豊 かな 神 の 恵 みのゆえに、あなたがたを 慕 い、あなたがたのために 祈 るのである。
15 言 いつくせない 賜物 のゆえに、神 に 感謝 する。
Chapter 10
1 さて、「あなたがたの 間 にいて 面 と 向 かってはおとなしいが、離 れていると、気 が 強 くなる」このパウロが、キリストの 優 しさ、寛大 さをもって、あなたがたに 勧 める。
2 わたしたちを 肉 に 従 って 歩 いているかのように 思 っている 人々 に 対 しては、わたしは 勇敢 に 行動 するつもりであるが、あなたがたの 所 では、どうか、そのような 思 いきったことをしないですむようでありたい。
3 わたしたちは、肉 にあって 歩 いてはいるが、肉 に 従 って 戦 っているのではない。
4 わたしたちの 戦 いの 武器 は、肉 のものではなく、神 のためには 要塞 をも 破壊 するほどの 力 あるものである。わたしたちはさまざまな 議論 を 破 り、
5 神 の 知恵 に 逆 らって 立 てられたあらゆる 障害物 を 打 ちこわし、すべての 思 いをとりこにしてキリストに 服従 させ、
6 そして、あなたがたが 完全 に 服従 した 時、すべて 不 従順 な 者 を 処罰 しようと、用意 しているのである。
7 あなたがたは、うわべの 事 だけを 見 ている。もしある 人 が、キリストに 属 する 者 だと 自任 しているなら、その 人 はもう 一度 よく 反省 すべきである。その 人 がキリストに 属 する 者 であるように、わたしたちもそうである。
8 たとい、あなたがたを 倒 すためではなく 高 めるために 主 からわたしたちに 賜 わった 権威 について、わたしがやや 誇 りすぎたとしても、恥 にはなるまい。
9 ただ、わたしは、手紙 であなたがたをおどしているのだと、思 われたくはない。
10 人 は 言 う、「彼 の 手紙 は 重味 があって 力強 いが、会 って 見 ると 外見 は 弱 々しく、話 はつまらない」。
11 そういう 人 は 心得 ているがよい。わたしたちは、離 れていて 書 きおくる 手紙 の 言葉 どおりに、一緒 にいる 時 でも 同 じようにふるまうのである。
12 わたしたちは、自己 推薦 をするような 人々 と 自分 を 同 列 においたり 比較 したりはしない。彼 らは 仲間 同志 で 互 にはかり 合 ったり、互 に 比 べ 合 ったりしているが、知恵 のないしわざである。
13 しかし、わたしたちは 限度 をこえて 誇 るようなことはしない。むしろ、神 が 割 り 当 てて 下 さった 地域 の 限度内 で 誇 るにすぎない。わたしはその 限度 にしたがって、あなたがたの 所 まで 行 ったのである。
14 わたしたちは、あなたがたの 所 まで 行 けない 者 であるかのように、むりに 手 を 延 ばしているのではない。事実、わたしたちが 最初 にキリストの 福音 を 携 えて、あなたがたの 所 までも 行 ったのである。
15 わたしたちは 限度 をこえて、他人 の 働 きを 誇 るようなことはしない。ただ、あなたがたの 信仰 が 成長 するにつれて、わたしたちの 働 きの 範囲 があなたがたの 中 でますます 大 きくなることを 望 んでいる。
16 こうして、わたしたちはほかの 人 の 地域 ですでになされていることを 誇 ることはせずに、あなたがたを 越 えたさきざきにまで、福音 を 宣 べ 伝 えたい。
17 誇 る 者 は 主 を 誇 るべきである。
18 自分 で 自分 を 推薦 する 人 ではなく、主 に 推薦 される 人 こそ、確 かな 人 なのである。
Chapter 11
1 わたしが 少 しばかり 愚 かなことを 言 うのを、どうか、忍 んでほしい。もちろん 忍 んでくれるのだ。
2 わたしは 神 の 熱 情 をもって、あなたがたを 熱愛 している。あなたがたを、きよいおとめとして、ただひとりの 男子 キリストにささげるために、婚約 させたのである。
3 ただ 恐 れるのは、エバがへびの 悪巧 みで 誘惑 されたように、あなたがたの 思 いが 汚 されて、キリストに 対 する 純情 と 貞操 とを 失 いはしないかということである。
4 というのは、もしある 人 がきて、わたしたちが 宣 べ 伝 えもしなかったような 異 なるイエスを 宣 べ 伝 え、あるいは、あなたがたが 受 けたことのない 違 った 霊 を 受 け、あるいは、受 けいれたことのない 違 った 福音 を 聞 く 場合 に、あなたがたはよくもそれを 忍 んでいる。
5 事実、わたしは、あの 大使徒 たちにいささかも 劣 ってはいないと 思 う。
6 たとい 弁舌 はつたなくても、知識 はそうでない。わたしは、事 ごとに、いろいろの 場合 に、あなたがたに 対 してそれを 明 らかにした。
7 それとも、あなたがたを 高 めるために 自分 を 低 くして、神 の 福音 を 価 なしにあなたがたに 宣 べ 伝 えたことが、罪 になるのだろうか。
8 わたしは 他 の 諸 教会 をかすめたと 言 われながら 得 た 金 で、あなたがたに 奉仕 し、
9 あなたがたの 所 にいて 貧乏 をした 時 にも、だれにも 負担 をかけたことはなかった。わたしの 欠乏 は、マケドニヤからきた 兄弟 たちが、補 ってくれた。こうして、わたしはすべての 事 につき、あなたがたに 重荷 を 負 わせまいと 努 めてきたし、今後 も 努 めよう。
10 わたしの 内 にあるキリストの 真実 にかけて 言 う、この 誇 がアカヤ 地方 で 封 じられるようなことは、決 してない。
11 なぜであるか。わたしがあなたがたを 愛 していないからか。それは、神 がご 存 じである。
12 しかし、わたしは、現在 していることを 今後 もしていこう。それは、わたしたちと 同 じように 誇 りうる 立 ち 場 を 得 ようと 機会 をねらっている 者 どもから、その 機会 を 断 ち 切 ってしまうためである。
13 こういう 人々 はにせ 使徒、人 をだます 働 き 人 であって、キリストの 使徒 に 擬装 しているにすぎないからである。
14 しかし、驚 くには 及 ばない。サタンも 光 の 天使 に 擬装 するのだから。
15 だから、たといサタンの 手 下 どもが、義 の 奉仕者 のように 擬装 したとしても、不思議 ではない。彼 らの 最期 は、そのしわざに 合 ったものとなろう。
16 繰 り 返 して 言 うが、だれも、わたしを 愚 か 者 と 思 わないでほしい。もしそう 思 うなら、愚 か 者 あつかいにされてもよいから、わたしにも、少 し 誇 らせてほしい。
17 いま 言 うことは、主 によって 言 うのではなく、愚 か 者 のように、自分 の 誇 とするところを 信 じきって 言 うのである。
18 多 くの 人 が 肉 によって 誇 っているから、わたしも 誇 ろう。
19 あなたがたは 賢 い 人 たちなのだから、喜 んで 愚 か 者 を 忍 んでくれるだろう。
20 実際、あなたがたは 奴隷 にされても、食 い 倒 されても、略奪 されても、いばられても、顔 をたたかれても、それを 忍 んでいる。
21 言 うのも 恥 ずかしいことだが、わたしたちは 弱 すぎたのだ。もしある 人 があえて 誇 るなら、わたしは 愚 か 者 になって 言 うが、わたしもあえて 誇 ろう。
22 彼 らはヘブル 人 なのか。わたしもそうである。彼 らはイスラエル 人 なのか。わたしもそうである。彼 らはアブラハムの 子孫 なのか。わたしもそうである。
23 彼 らはキリストの 僕 なのか。わたしは 気 が 狂 ったようになって 言 う、わたしは 彼 ら 以上 にそうである。苦労 したことはもっと 多 く、投獄 されたことももっと 多 く、むち 打 たれたことは、はるかにおびただしく、死 に 面 したこともしばしばあった。
24 ユダヤ 人 から四十に一つ 足 りないむちを 受 けたことが五 度、
25 ローマ 人 にむちで 打 たれたことが三 度、石 で 打 たれたことが 一度、難船 したことが三 度、そして、一昼夜、海 の 上 を 漂 ったこともある。
26 幾 たびも 旅 をし、川 の 難、盗賊 の 難、同国民 の 難、異邦人 の 難、都会 の 難、荒野 の 難、海上 の 難、にせ 兄弟 の 難 に 会 い、
27 労 し 苦 しみ、たびたび 眠 られぬ 夜 を 過 ごし、飢 えかわき、しばしば 食物 がなく、寒 さに 凍 え、裸 でいたこともあった。
28 なおいろいろの 事 があった 外 に、日々 わたしに 迫 って 来 る 諸 教会 の 心配 ごとがある。
29 だれかが 弱 っているのに、わたしも 弱 らないでおれようか。だれかが 罪 を 犯 しているのに、わたしの 心 が 燃 えないでおれようか。
30 もし 誇 らねばならないのなら、わたしは 自分 の 弱 さを 誇 ろう。
31 永遠 にほむべき、主 イエス・キリストの 父 なる 神 は、わたしが 偽 りを 言 っていないことを、ご 存 じである。
32 ダマスコでアレタ 王 の 代 官 が、わたしを 捕 えるためにダマスコ 人 の 町 を 監視 したことがあったが、
33 その 時 わたしは 窓 から 町 の 城壁 づたいに、かごでつり 降 ろされて、彼 の 手 からのがれた。
Chapter 12
1 わたしは 誇 らざるを 得 ないので、無益 ではあろうが、主 のまぼろしと 啓示 とについて 語 ろう。
2 わたしはキリストにあるひとりの 人 を 知 っている。この 人 は十四 年 前 に 第 三の 天 にまで 引 き 上 げられた――それが、からだのままであったか、わたしは 知 らない。からだを 離 れてであったか、それも 知 らない。神 がご 存 じである。
3 この 人 が――それが、からだのままであったか、からだを 離 れてであったか、わたしは 知 らない。神 がご 存 じである――
4 パラダイスに 引 き 上 げられ、そして 口 に 言 い 表 わせない、人間 が 語 ってはならない 言葉 を 聞 いたのを、わたしは 知 っている。
5 わたしはこういう 人 について 誇 ろう。しかし、わたし 自身 については、自分 の 弱 さ 以外 には 誇 ることをすまい。
6 もっとも、わたしが 誇 ろうとすれば、ほんとうの 事 を 言 うのだから、愚 か 者 にはならないだろう。しかし、それはさし 控 えよう。わたしがすぐれた 啓示 を 受 けているので、わたしについて 見 たり 聞 いたりしている 以上 に、人 に 買 いかぶられるかも 知 れないから。
7 そこで、高慢 にならないように、わたしの 肉体 に一つのとげが 与 えられた。それは、高慢 にならないように、わたしを 打 つサタンの 使 なのである。
8 このことについて、わたしは 彼 を 離 れ 去 らせて 下 さるようにと、三 度 も 主 に 祈 った。
9 ところが、主 が 言 われた、「わたしの 恵 みはあなたに 対 して 十分 である。わたしの 力 は 弱 いところに 完全 にあらわれる」。それだから、キリストの 力 がわたしに 宿 るように、むしろ、喜 んで 自分 の 弱 さを 誇 ろう。
10 だから、わたしはキリストのためならば、弱 さと、侮辱 と、危機 と、迫害 と、行 き 詰 まりとに 甘 んじよう。なぜなら、わたしが 弱 い 時 にこそ、わたしは 強 いからである。
11 わたしは 愚 か 者 となった。あなたがたが、むりにわたしをそうしてしまったのだ。実際 は、あなたがたから 推薦 されるべきであった。というのは、たといわたしは 取 るに 足 りない 者 だとしても、あの 大使徒 たちにはなんら 劣 るところがないからである。
12 わたしは、使徒 たるの 実 を、しるしと 奇跡 と 力 あるわざとにより、忍耐 をつくして、あなたがたの 間 であらわしてきた。
13 いったい、あなたがたが 他 の 教会 よりも劣っている 点 は 何 か。ただ、このわたしがあなたがたに 負担 をかけなかったことだけではないか。この 不義 は、どうか、ゆるしてもらいたい。
14 さて、わたしは 今、三 度目 にあなたがたの 所 に 行 く 用意 をしている。しかし、負担 はかけないつもりである。わたしの 求 めているのは、あなたがたの 持 ち 物 ではなく、あなたがた 自身 なのだから。いったい、子供 は 親 のために財をたくわえて 置 く 必要 はなく、親 が 子供 のためにたくわえて 置 くべきである。
15 そこでわたしは、あなたがたの 魂 のためには、大 いに 喜 んで 費用 を 使 い、また、わたし 自身 をも 使 いつくそう。わたしがあなたがたを 愛 すれば 愛 するほど、あなたがたからますます 愛 されなくなるのであろうか。
16 わたしは、あなたがたに 重荷 を 負 わせなかったとしても、悪 がしこくて、あなたがたからだまし 取 ったのだと、人 は 言 う。
17 わたしは、あなたがたにつかわした 人 たちのうちのだれかをとおして、あなたがたからむさぼり 取 っただろうか。
18 わたしは、テトスに 勧 めてそちらに 行 かせ、また、かの 兄弟 を 同行 させた。テトスは、あなたがたからむさぼり 取 ったことがあろうか。わたしたちは、みな 同 じ 心 で 歩 いたではないか。同 じ 足 並 みで 歩 いたではないか。
19 あなたがたは、わたしたちがあなたがたに 対 して 弁明 をしているのだと、今 までずっと 思 ってきたであろう。しかし、わたしたちは、神 のみまえでキリストにあって 語 っているのである。愛 する 者 たちよ。これらすべてのことは、あなたがたの 徳 を 高 めるためなのである。
20 わたしは、こんな 心配 をしている。わたしが 行 ってみると、もしかしたら、あなたがたがわたしの 願 っているような 者 ではなく、わたしも、あなたがたの 願 っているような 者 でないことになりはすまいか。もしかしたら、争 い、ねたみ、怒 り、党派心、そしり、ざんげん、高慢、騒乱 などがありはすまいか。
21 わたしが 再 びそちらに 行 った 場合、わたしの 神 が、あなたがたの 前 でわたしに 恥 をかかせ、その 上、多 くの 人 が 前 に 罪 を 犯 していながら、その 汚 れと 不品行 と 好色 とを 悔 い 改 めていないので、わたしを 悲 しませることになりはすまいか。
Chapter 13
1 わたしは 今、三 度目 にあなたがたの 所 に 行 こうとしている。すべての 事 がらは、ふたりか三 人 の 証人 の 証言 によって 確定 する。
2 わたしは、前 に 罪 を 犯 した 者 たちやその 他 のすべての 人々 に、二 度目 に 滞在 していたとき 警告 しておいたが、離 れている 今 またあらかじめ 言 っておく。今度 行 った 時 には、決 して 容赦 はしない。
3 なぜなら、あなたがたが、キリストのわたしにあって 語 っておられるという 証拠 を 求 めているからである。キリストは、あなたがたに 対 して 弱 くはなく、あなたがたのうちにあって 強 い。
4 すなわち、キリストは 弱 さのゆえに 十字架 につけられたが、神 の 力 によって 生 きておられるのである。このように、わたしたちもキリストにあって 弱 い 者 であるが、あなたがたに 対 しては、神 の 力 によって、キリストと 共 に 生 きるのである。
5 あなたがたは、はたして 信仰 があるかどうか、自分 を 反省 し、自分 を 吟味 するがよい。それとも、イエス・キリストがあなたがたのうちにおられることを、悟 らないのか。もし 悟 らなければ、あなたがたは、にせものとして 見捨 てられる。
6 しかしわたしは、自分 たちが 見捨 てられた 者 ではないことを、知 っていてもらいたい。
7 わたしたちは、あなたがたがどんな 悪 をも 行 わないようにと、神 に 祈 る。それは、自分 たちがほんとうの 者 であることを 見 せるためではなく、たといわたしたちが 見捨 てられた 者 のようになっても、あなたがたに 良 い 行 いをしてもらいたいためである。
8 わたしたちは、真理 に 逆 らっては 何 をする 力 もなく、真理 にしたがえば 力 がある。
9 わたしたちは、自分 は 弱 くても、あなたがたが 強 ければ、それを 喜 ぶ。わたしたちが 特 に 祈 るのは、あなたがたが 完全 に 良 くなってくれることである。
10 こういうわけで、離 れていて 以上 のようなことを 書 いたのは、わたしがあなたがたの 所 に 行 ったとき、倒 すためではなく 高 めるために 主 が 授 けて 下 さった 権威 を 用 いて、きびしい 処置 をする 必要 がないようにしたいためである。
11 最後 に、兄弟 たちよ。いつも 喜 びなさい。全 き 者 となりなさい。互 に 励 まし 合 いなさい。思 いを一つにしなさい。平和 に 過 ごしなさい。そうすれば、愛 と 平和 の 神 があなたがたと 共 にいて 下 さるであろう。
12 きよい 接吻 をもって 互 にあいさつをかわしなさい。聖徒 たち 一同 が、あなたがたによろしく。
13 主 イエス・キリストの 恵 みと、神 の 愛 と、聖霊 の 交 わりとが、あなたがた 一同 と 共 にあるように。