Chapter 1
1 惡 きものの 謀略 にあゆまず つみびとの 途 にたたず 嘲 るものの 座 にすわらぬ 者 はさいはひなり
2 かかる 人 はヱホバの 法 をよろこびて 日 も 夜 もこれをおもふ
3 かかる 人 は 水流 のほとりにうゑし 樹 の 期 にいたりて 實 をむすび 葉 もまた 凋 まざるごとく その 作 ところ 皆 さかえん
4 あしき 人 はしからず 風 のふきさる 粃糠 のごとし
5 然 ばあしきものは 審判 にたへず 罪人 は 義 きものの 會 にたつことを 得 ざるなり
6 そはヱホバはただしきものの 途 をしりたまふ されど 惡 きものの 途 はほろびん
Chapter 2
1 何 なればもろもろの 國人 はさわぎたち 諸民 はむなしきことを 謀 るや
2 地 のもろもろの 王 はたちかまへ 群伯 はともに 議 り ヱホバとその 受膏者 とにさからひていふ
3 われらその 械 をこぼち その 繩 をすてんと
4 天 に 坐 するもの 笑 ひたまはん 主 かれらを 嘲 りたまふべし
5 かくて 主 は 忿恚 をもてものいひ 大 なる 怒 をもてかれらを 怖 まどはしめて 宣給 ふ
6 しかれども 我 わが 王 をわがきよきシオンの 山 にたてたりと
7 われ 詔命 をのべんヱホバわれに 宣 まへり なんぢはわが 子 なり 今日 われなんぢを 生 り
8 われに 求 めよ さらば 汝 にもろもろの 國 を 嗣業 としてあたへ 地 の 極 をなんぢの 有 としてあたへん
9 汝 くろがねの 杖 をもて 彼等 をうちやぶり 陶工 のうつはもののごとくに 打 碎 かんと
10 されば 汝等 もろもろの 王 よ さとかれ 地 の 審士 輩 をしへをうけよ
11 畏 をもてヱホバにつかへ 戰慄 をもてよろこべ
12 子 にくちつけせよ おそらくはかれ 怒 をはなちなんぢら 途 にほろびんその 忿恚 はすみやかに 燃 べければなり すべてかれに 依賴 むものは 福 ひなり
Chapter 3
1 ダビデその子アブサロムを避しときのうた ヱホバよ 我 にあたする 者 のいかに 蔓延 れるや 我 にさからひて 起 りたつもの 多 し
2 わが 霊魂 をあげつらひて かれは 神 にすくはるることなしといふ 者 ぞおほき セラ
3 されどヱホバよ なんぢは 我 をかこめる 盾 わが 榮 わが 首 をもたげ 給 ふものなり
4 われ 聲 をあげてヱホバによばはればその 聖山 より 我 にこたへたまふ セラ
5 われ 臥 していね また 目 さめたり ヱホバわれを 支 へたまへばなり
6 われをかこみて 立 かまへたる 千萬 の 人 をも 我 はおそれじ
7 ヱホバよねがはくは 起 たまへ わが 神 よわれを 救 ひたまへ なんぢ 曩 にわがすべての 仇 の 頬骨 をうち 惡 きものの 歯 ををりたまへり
8 救 はヱホバにあり ねがはくは 恩惠 なんぢの 民 のうへに 在 んことを セラ
Chapter 4
1 琴にあはせて伶長にうたはしめたるダビデの歌 わが 義 をまもりたまふ 神 よ ねがはくはわが 呼 るときに 答 へたまへ わがなやみたる 時 なんぢ 我 をくつろがせたまへり ねがはくは 我 をあはれみ わが 祈 をききたまへ
2 人 の 子 よなんぢらわが 榮 をはぢしめて 幾 何時 をへんとするか なんぢらむなしき 事 をこのみ 虚偽 をしたひていくそのときを 經 んとするか セラ
3 然 どなんぢら 知 れ ヱホバは 神 をうやまふ 人 をわかちて 己 につかしめたまひしことを われヱホバによばはらば 聽 たまはん
4 なんぢら 愼 みをののきて 罪 ををかすなかれ 臥床 にておのが 心 にかたりて 默 せ セラ
5 なんぢら 義 のそなへものを 献 てヱホバに 依賴 め
6 おほくの 人 はいふたれか 嘉事 をわれらに 見 するものあらんやと ヱホバよねがはくは 聖顔 の 光 をわれらの 上 にのぼらせたまへ
7 なんぢのわが 心 にあたへたまひし 歓喜 はかれらの 穀物 と 酒 との 豊 かなる 時 にまさりき
8 われ 安然 にして 臥 またねぶらん ヱホバよわれを 獨 にて 坦然 にをらしむるものは 汝 なり
Chapter 5
1 簫にあはせて伶長にうたはしめたるダビデのうた ヱホバよねがはくは 我 がことばに 耳 をかたむけ わが 思 にみこころを 注 たまへ
2 わが 王 よわが 神 よ わが 號呼 のこゑをききたまへ われ 汝 にいのればなり
3 ヱホバよ 朝 になんぢわが 聲 をききたまはん 我 あしたになんぢの 爲 にそなへして 俟 望 むべし
4 なんぢは 惡 きことをよろこびたまふ 神 にあらず 惡 人 はなんぢの 賓客 たるを 得 ざるなり
5 たかぶる 者 はなんぢの 目前 にたつをえず なんぢはすべて 邪曲 をおこなふものを 憎 みたまふ
6 なんぢは 虚偽 をいふ 者 をほろぼしたまふ 血 をながすものと 詭計 をなすものとは ヱホバ 憎 みたまふなり
7 然 どわれは 豊 かなる 仁慈 によりてなんぢの 家 にいらん われ 汝 をおそれつつ 聖 宮 にむかひて 拝 まん
8 ヱホバよ 願 くはわが 仇 のゆゑになんぢの 義 をもて 我 をみちびき なんぢの 途 をわが 前 になほくしたまへ
9 かれらの 口 には 眞實 なく その 衷 はよこしま その 喉 はあばける 墓 その 舌 はへつらひをいへばなり
10 神 よねがはくはかれらを 刑 なひ その 謀略 によりてみづから 仆 れしめ その 愆 のおほきによりて 之 をおひいだしたまへ かれらは 汝 にそむきたればなり
11 されど 凡 てなんぢに 依賴 む 者 をよろこばせ 永遠 によろこびよばはらせたまへ なんぢ 斯 る 人 をまもりたまふなり 名 をいつくしむ 者 にもなんぢによりて 歓喜 をえしめたまへ
12 ヱホバよなんぢに 義者 にさいはひし 盾 のごとく 恩惠 をもて 之 をかこみたまはん
Chapter 6
1 八音ある琴にあはせて伶長にうたはしめたるダビデのうた ヱホバよねがはくは 忿恚 をもて 我 をせめ 烈 しき 怒 をもて 我 をこらしめたまふなかれ
2 ヱホバよわれを 憐 みたまへ われ 萎 みおとろふなり ヱホバよ 我 を 醫 したまへ わが 骨 わななきふるふ
3 わが 霊魂 さへも 甚 くふるひわななく ヱホバよかくて 幾 何時 をへたまふや
4 ヱホバよ 歸 りたまへ わがたましひを 救 ひたまへ なんぢの 仁慈 の 故 をもて 我 をたすけたまへ
5 そは 死 にありては 汝 をおもひいづることなし 陰府 にありては 誰 かなんぢに 感謝 せん
6 われ 歎息 にてつかれたり 我 よなよな 床 をただよはせ 涙 をもてわが 衾 をひたせり
7 わが 目 うれへによりておとろへ もろもろの 仇 ゆゑに 老 ぬ
8 なんぢら 邪曲 をおこなふ 者 ことごとく 我 をはなれよ ヱホバはわが 泣 こゑをききたまひたり
9 ヱホバわが 懇求 をききたまへり ヱホバわが 祈 をうけたまはん
10 わがもろもろの 仇 ははぢて 大 におぢまどひ あわただしく 恥 てしりぞきぬ
Chapter 7
1 ベニヤミンの人クシの言につきダビデ、ヱホバに對ひてうたへるシガヨンの歌 わが 神 ヱホバよわれ 汝 によりたのむ 願 くはすべての 逐 せまるものより 我 をすくひ 我 をたすけたまへ
2 おそらくはかれ 獅 の 如 くわが 霊魂 をかきやぶり 援 るものなき 間 にさきてずたずたに 爲 ん
3 わが 神 ヱホバよ もしわれ 此事 をなししならんには わが 手 によこしまの 纏 りをらんには
4 故 なく 仇 ずるものをさへ 助 けしに 禍害 をもてわが 友 にむくいしならんには
5 よし 仇人 わがたましひを 逐 とらへ わが 生命 をつちにふみにじりわが 榮 を 塵 におくとも その 作 にまかせよ セラ
6 ヱホバよなんぢの 怒 をもて 起 わが 仇 のいきどほりにむかひて 立 たまへ わがために 目 をさましたまへ なんぢは 審判 をおほせ 出 したまへり
7 もろもろの 國人 の 會 がなんぢのまはりに 集 はしめ 其 上 なる 高座 にかへりたまへ
8 ヱホバはもろもろの 民 にさばきを 行 ひたまふ ヱホバよわが 正義 とわが 衷 なる 完全 とにしたがひて 我 をさばきたまへ
9 ねがはくは 惡 きものの 曲事 をたちて 義 しきものを 堅 くしたまへ ただしき 神 は 人 のこころと 腎 とをさぐり 知 たまふ
10 わが 盾 をとるものは 心 のなほきものをすくふ 神 なり
11 神 はただしき 審士 ひごとに 忿恚 をおこしたまふ 神 なり
12 人 もしかへらずば 神 はその 劍 をとぎ その 弓 をはりてかまへ
13 これに 死 の 器 をそなへ その 矢 に 火 をそへたまはん
14 視 よその 人 はよこしまを 產 んとしてくるしむ 殘害 をはらみ 虚偽 をうむなり
15 また 坑 をほりてふかくし 己 がつくれるその 溝 におちいれり
16 その 殘害 はおのが 首 にかへり その 強暴 はおのが 頭上 にくだらん
17 われその 義 によりてヱホバに 感謝 し いとたかきヱホバの 名 をほめうたはん
Chapter 8
1 ギデトの琴にあはせて伶長にうたはしめたるダビデの歌 われらの 主 ヱホバよなんぢの 名 は 地 にあまねくして 尊 きかな その 榮光 を 天 におきたまへり
2 なんぢは 嬰兒 ちのみごの 口 により 力 の 基 をおきて 敵 にそなへたまへり こは 仇人 とうらみを 報 るものを 鎭靜 めんがためなり
3 我 なんぢの 指 のわざなる 天 を 觀 なんぢの 設 けたまへる 月 と 星 とをみるに
4 世人 はいかなるものなればこれを 聖念 にとめたまふや 人 の 子 はいかなるものなればこれを 顧 みたまふや
5 只 すこしく 人 を 神 よりも 卑 つくりて 榮 と 尊貴 とをかうぶらせ
6 またこれに 手 のわざを 治 めしめ 萬物 をその 足下 におきたまへり
7 すべての 羊 うしまた 野 の 獣
8 そらの 鳥 うみの 魚 もろもろの 海路 をかよふものをまで 皆 しかなせり
9 われらの 主 ヱホバよなんぢの 名 は 地 にあまねくして 尊 きかな
Chapter 9
1 ムツラベン(調子の名)にあはせて伶長にうたはしめたるダビデのうた われ 心 をつくしてヱホバに 感謝 し そのもろもろの 奇 しき 事迹 をのべつたへん
2 われ 汝 によりてたのしみ 且 よろこばん 至上者 よなんぢの 名 をほめうたはん
3 わが 仇 しりぞくとき 躓 きたふれて 御前 にほろぶ
4 なんぢわが 義 とわが 訟 とをまもりたまへばなり なんぢはだしき 審判 をしつつ 寳座 にすわりたまへり
5 またもろもろの 國 をせめ 惡 きものをほろぼし 世々 かぎりなくかれらが 名 をけしたまへり
6 仇 はたえはてて 世々 あれすたれたり 汝 のくつがへしたまへるもろもろの 邑 はうせてその 跡 だにもなし
7 ヱホバはとこしへに 聖位 にすわりたまふ 審判 のためにその 寳座 をまうけたまひたり
8 ヱホバは 公義 をもて 世 をさばき 直 をもてもろもろの 民 に 審判 をおこなひたまはん
9 ヱホバは 虐 げらるるものの 城 また 難 みのときの 城 なり
10 聖名 をしるものはなんぢに 依賴 ん そはヱホバよなんぢを 尋 るものの 棄 られしこと 斷 てなければなり
11 シオンに 住 たまふヱホバに 對 ひてほめうたへ その 事迹 をもろもろの 民 のなかにのべつたへよ
12 血 を 問 糺 したまふものは 苦 しむものを 心 にとめてその 號呼 をわすれたまはず
13 ヱホバよ 我 をあはれみたまへ われを 死 の 門 よりすくひいだしたまへる 者 よ ねがはくは 仇人 のわれを 難 むるを 視 たまへ
14 さらば 我 なんぢのすべての 頌美 をのぶるを 得 またシオンのむすめの 門 にてなんぢの 救 をよろこばん
15 もろもろの 國民 はおのがつくれる 阱 におちいり そのかくしまうけたる 網 におのが 足 をとらへらる
16 ヱホバは 己 をしらしめ 審判 をおこなひたまへり あしき 人 はおのが 手 のわざなる 羂 にかかれり ヒガイオン セラ
17 あしき 人 は 陰府 にかへるべし 神 をわするるもろもろの 國民 もまたしからん
18 貧者 はつねに 忘 らるるにあらず 苦 しむものの 望 はとこしへに 滅 ぶるにあらず
19 ヱホバよ 起 たまへ ねがはくは 勝 を 人 にえしめたまふなかれ 御前 にてもろもろのくにびとに 審判 をうけしめたまヘ
20 ヱホバよ 願 くはかれらに 懼 をおこさしめたまへ もろもろの 國民 におのれただ 人 なることを 知 しめたまヘ セラ
Chapter 10
1 ああヱホバよ 何 ぞはるかに 立 たまふや なんぞ 患難 のときに 匿 れたまふや
2 あしき 人 はたかぶりて 苦 しむものを 甚 だしくせむ かれらをそのくはだての 謀略 にとらはれしめたまへ
3 あしきひとは 己 がこころの 欲望 をほこり 貪 るものを 祝 してヱホバをかろしむ
4 あしき 人 はほこりかにいふ 神 はさぐりもとむることをせざるなりと 凡 てそのおもひに 神 なしとせり
5 かれの 途 はつねに 堅 く なんぢの 審判 はその 眼 よりはなれてたかし 彼 はそのもろもろの 敵 をくちさきらにて 吹 く
6 かくて 己 がこころの 中 にいふ 我 うごかさるることなく 世々 われに 禍害 なかるべしと
7 その 口 にはのろひと 虚偽 としへたげとみち その 舌 のしたには 殘害 とよこしまとあり
8 かれは 村里 のかくれたる 處 にをり 隠 やかなるところにて 罪 なきものをころす その 眼 はひそかに 倚仗 なきものをうかがひ
9 窟 にをる 獅 のごとく 潜 みまち 苦 しむものをとらへんために 伏 ねらひ 貧 しきものをその 網 にひきいれてとらふ
10 また 身 をかがめて 蹲 まるその 強勁 によりて 依仗 なきものは 仆 る
11 かれ 心 のうちにいふ 神 はわすれたり 神 はその 面 をかくせり 神 はみることなかるべしと
12 ヱホバよ 起 たまへ 神 よ 手 をあげたまへ 苦 しむものを 忘 れたまふなかれ
13 いかなれば 惡 きもの 神 をいやしめて 心 中 になんぢ 探 求 むることをせじといふや
14 なんぢは 鍳 たまへりその 殘害 と 怨恨 とを 見 てこれに 手 をくだしたまへり 倚仗 なきものは 身 をなんぢに 委 ぬ なんぢは 昔 しより 孤子 をたすけたまふ 者 なり
15 ねがはくは 惡 きものの 臂 ををりたまへあしきものの 惡 事 を 一 つだにのこらぬまでに 探 究 したまへ
16 ヱホバはいやとほながに 王 なり もろもろの 國民 はほろびて 神 の 國 より 跡 をたちたり
17 ヱホバよ 汝 はくるしむものの 懇求 をききたまへり その 心 をかたくしたまはん なんぢは 耳 をかたぶけてきき
18 孤子 と 虐 げらる 者 とのために 審判 をなし 地 につける 人 にふたたび 恐嚇 をもちひざらしめ 給 はん
Chapter 11
1 うたのかみに謳はしめたるダビデのうた われヱホバに 依賴 めり なんぢら 何 ぞわが 霊魂 にむかひて 鳥 のごとくなんぢの 山 にのがれよといふや
2 視 よあしきものは 暗處 にかくれ 心 なほきものを 射 んとて 弓 をはり 絃 に 矢 をつがふ
3 基 みなやぶれたらんには 義者 なにをなさんや
4 ヱホバはその 聖宮 にいます ヱホバの 寳座 は 天 にありその 目 はひとのこを 鑒 その 眼瞼 はかれらをこころみたまふ
5 ヱホバは 義者 をこころむ そのみこころは 惡 きものと 強暴 をこのむ 者 とをにくみ
6 羂 をあしきもののうへに 降 したまはん 火 と 硫磺 ともゆる 風 とはかれらの 酒杯 にうくべきものなり
7 ヱホバはただしき 者 にして 義 きことを 愛 したまへばなり 直 きものはその 聖顔 をあふぎみん
Chapter 12
1 八音にあはせて伶長にうたはしめたるダビデのうた ああヱホバよ 助 けたまへ そは 神 をうやまふ 人 はたえ 誠 あるものは 人 の 子 のなかより 消失 るなり
2 人 はみな 虚偽 をもてその 隣 とあひかたり 滑 なるくちびると 貳心 とをもてものいふ
3 ヱホバはすべての 滑 なるくちびると 大 なる 言 をかたる 舌 とをほろぼし 給 はん
4 かれらはいふ われら 舌 をもて 勝 をえん この 口唇 はわがものなり 誰 かわれらに 主 たらんやと
5 ヱホバのたまはく 苦 しむもの 掠 められ 貧 しきもの 歎 くがゆゑに 我 いま 起 てこれをその 慕 ひもとむる 平安 におかん
6 ヱホバの 言 はきよきことばなり 地 にまうけたる 爐 にてねり 七次 きよめたる 白銀 のごとし
7 ヱホバよ 汝 はかれらをまもり 之 をたすけてとこしへにこの 類 より 免 れしめたまはん
8 人 の 子 のなかに 穢 しきことの 崇 めらるるときは 惡者 ここやかしこにあるくなり
Chapter 13
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた ああヱホバよ かくて 幾 何時 をへたまふや 汝 とこしへに 我 をわすれたまふや 聖顔 をかくしていくそのときを 歴 たまふや
2 われ 心 のうちに 終日 かなしみをいだき 籌 畫 をたましひに 用 ひて 幾 何時 をふべきか わが 仇 はわがうへに 崇 められて 幾 何時 をふべきか
3 わが 神 ヱホバよ 我 をかへりみて 答 をなしたまへ わが 目 をあきらかにしたまへ 恐 らくはわれ 死 の 睡 につかん
4 おそらくはわが 仇 いはん 我 かれに 勝 りと おそらくはわが 敵 わがうごかさるるによりて 喜 ばん
5 されど 我 はなんぢの 憐憫 によりたのみ わが 心 はなんぢの 救 によりてよろこばん
6 ヱホバはゆたかに 我 をあしらひたまひたれば われヱホバに 對 ひてうたはん
Chapter 14
1 うたのかみに謳はしめたるダビデのうた 愚 なるものは 心 のうちに 神 なしといへり かれらは 腐 れたり かれらは 憎 むべき 事 をなせり 善 をおこなふ 者 なし
2 ヱホバ 天 より 人 の 子 をのぞみみて 悟 るもの 神 をたづぬる 者 ありやと 見 たまひしに
3 みな 逆 きいでてことごとく 腐 れたり 善 をなすものなし 一人 だになし
4 不義 をおこなふ 者 はみな 智覺 なきか かれらは 物 くふごとくわが 民 をくらひ またヱホバをよぶことをせざるなり
5 視 よかかる 時 かれらは 大 におそれたり 神 はただしきものの 類 のなかに 在 せばなり
6 なんぢらは 苦 しめるものの 謀略 をあなどり 辱 かしむ されどヱホバはその 避所 なり
7 ねがはくはシオンよりイスラエルの 救 のいでんことを ヱホバその 民 のとらはれたるを 返 したまふときヤコブはよろこびイスラエルは 樂 まん
Chapter 15
1 ダビデのうた ヱホバよなんぢの 帷幄 のうちにやどらん 者 はたれぞ なんぢの 聖山 にすまはんものは 誰 ぞ
2 直 くあゆみ 義 をおこなひ そのこころに 眞實 をいふものぞその 人 なる
3 かかる 人 は 舌 をもてそしらず その 友 をそこなはず またその 隣 をはぢしむる 言 をあげもちひず
4 惡 にしづめるものを 見 ていとひかろしめ ヱホバをおそるるものをたふとび 誓 ひしことはおのれに 禍害 となるも 變 ることなし
5 貨 をかして 過 たる 利 をむさぼらず 賄賂 をいれて 無辜 をそこなはざるなり 斯 ることどもを 行 ふものは 永遠 にうごかさるることなかるべし
Chapter 16
1 ダビデがミクタムの歌 神 よねがはくは 我 を 護 りたまへ 我 なんぢに 依賴 む
2 われヱホバにいへらくなんぢはわが 主 なり なんぢのほかにわが 福祉 はなしと
3 地 にある 聖徒 はわが 極 めてよろこぶ 勝 れしものなり
4 ヱホバにかへて 他神 をとるものの 悲哀 はいやまさん 我 かれらがささぐる 血 の 御酒 をそそがず その 名 を 口 にとなふることをせじ
5 ヱホバはわが 嗣業 またわが 酒杯 にうくべき 有 なり なんぢはわが 所領 をまもりたまはん
6 準繩 はわがために 樂 しき 地 におちたり 宜 われよき 嗣業 をえたるかな
7 われは 訓諭 をさづけたまふヱホバをほめまつらん 夜 はわが 心 われををしふ
8 われ 常 にヱホバをわが 前 におけり ヱホバわが 右 にいませばわれ 動 かさるることなかるべし
9 このゆゑにわが 心 はたのしみ わが 榮 はよろこぶ わが 身 もまた 平安 にをらん
10 そは 汝 わがたましひを 陰府 にすておきたまはず なんぢの 聖者 を 墓 のなかに 朽 しめたまはざる 可 ればなり
11 なんぢ 生命 の 道 をわれに 示 したまはん なんぢの 前 には 充足 るよろこびあり なんぢの 右 にはもろもろの 快樂 とこしへにあり
Chapter 17
1 ダビデの祈祷 ああヱホバよ 公義 をききたまへ わが 哭 聲 にみこころをとめたまへ いつはりなき 口唇 よりいづる 我 がいのりに 耳 をかたぶけたまへ
2 ねがはくはわが 宣告 みまへよりいでてなんぢの 目 公平 をみたまはんことを
3 なんぢわが 心 をこころみ また 夜 われにのぞみたまへり 斯 てわれを 糺 したまへど 我 になにの 惡 念 あるをも 見 出 たまはざりき わが 口 はつみを 犯 すことなからん
4 人 の 行爲 のことをいはば 我 なんぢのくちびるの 言 によりて 暴 るものの 途 をさけたり
5 わが 歩 はかたくなんぢの 途 にたちわが 足 はよろめくことなかりき
6 神 よなんぢ 我 にこたへたまふ 我 なんぢをよべり ねがはくは 汝 の 耳 をかたぶけてわが 陳 るところをききたまへ
7 なんぢに 依賴 むものを 右 手 をもて 仇 するものより 救 ひたまふ 者 よ ねがはくはなんぢの 妙 なる 仁慈 をあらはしたまへ
8 願 くはわれを 瞳 のごとくにまもり 汝 のつばさの 蔭 にかくし
9 我 をなやむるあしき 者 また 我 をかこみてわが 命 をそこなはんとする 仇 よりのがれしめ 給 へ
10 かれらはおのが 心 をふさぎ その 口 をもて 誇 かにものいへり
11 いづこにまれ 往 ところにてわれらを 打 圍 み われらを 地 にたふさんと 目 をとむ
12 かれは 抓 裂 んといらだつ 獅 のごとく 隠 やかなるところに 潜 みまつ 壯 獅 のごとし
13 ヱホバよ 起 たまへ ねがはくはかれに 立 對 ひてこれをたふし 御劍 をもて 惡 きものよりわが 霊魂 をすくひたまへ
14 ヱホバよ 手 をもて 人 より 我 をたすけいだしたまへ おのがうくべき 有 をこの 世 にてうけ 汝 のたからにてその 腹 をみたさるる 世人 より 我 をたすけいだし 給 へ かれらはおほくの 子 にあきたり その 富 ををさなごに 遺 す
15 されどわれは 義 にありて 聖顔 をみ 目 さむるとき 容光 をもて 飽 足 ることをえん
Chapter 18
1 伶長にうたはしめたるヱホバの僕ダビデの歌、このうたの詞はもろもろの仇およびサウルの手より救れしときヱホバに對ひてうたへるなり 云く ヱホバわれの 力 よ われ 切 になんぢを 愛 しむ
2 ヱホバはわが 巌 わが 城 われをすくふ 者 わがよりたのむ 神 わが 堅固 なるいはほ わが 盾 わがすくひの 角 わがたかき 櫓 なり
3 われ 讃 稱 ふべきヱホバをよびて 仇人 よりすくはるることをえん
4 死 のつな 我 をめぐり 惡 のみなぎる 流 われをおそれしめたり
5 陰間 のなは 我 をかこみ 死 のわな 我 にたちむかへり
6 われ 窮苦 のうちにありてヱホバをよび 又 わが 神 にさけびたり ヱホバはその 宮 よりわが 聲 をききたまふ その 前 にてわがよびし 聲 はその 耳 にいれり
7 このときヱホバ 怒 りたまひたれば 地 はふるひうごき 山 の 基 はゆるぎうごきたり
8 烟 その 鼻 よりたち 火 その 口 よりいでてやきつくし 炭 はこれがために 燃 あがれり
9 ヱホバは 天 をたれて 臨 りたまふ その 足 の 下 はくらきこと 甚 だし
10 かくてケルブに 乗 りてとび 風 のつばさにて 翔 り
11 闇 をおほひとなし 水 のくらきとそらの 密雲 とをそのまはりの 幕 となしたまへり
12 そのみまへの 光輝 よりくろくもをへて 雹 ともえたる 炭 とふりきたれり
13 ヱホバは 天 に 雷鳴 をとどろかせたまへり 至上者 のこゑいでて 雹 ともえたる 炭 とふりきたり
14 ヱホバ 矢 をとばせてかれらを 打 ちらし 數 しげき 電光 をはなちてかれらをうち 敗 りたまへり
15 ヱホバよ 斯 るときになんぢの 叱咤 となんぢの 鼻 のいぶきとによりて 水 の底みえ 地 の 基 あらはれいでたり
16 ヱホバはたかきより 手 をのべ 我 をとりて 大水 よりひきあげ
17 わがつよき 仇 とわれを 憎 むものとより 我 をたすけいだしたまへり かれらは 我 にまさりて 最 強 かりき
18 かれらはわが 災害 の 日 にせまりきたれり 然 どヱホバはわが支柱となりたまひき
19 ヱホバはわれを 悦 びたまふがゆゑにわれをたづさへ 廣 處 にだして 助 けたまへり
20 ヱホバはわが 正義 にしたがひて 恩賜 をたまひ わが 手 のきよきにしたがひて 報賞 をたれたまへり
21 われヱホバの 道 をまもり 惡 をなしてわが 神 よりはなれしことなければなり
22 そのすべての 審判 はわがまへにありて われその 律法 をすてしことなければなり
23 われ 神 にむかひて 缺 るところなく 己 をまもりて 不義 をはなれたり
24 この 故 にヱホバはわがただしきとその 目前 にわが 手 のきよきとにしたがひて 我 にむくいをなし 給 へり
25 なんぢ 憐憫 あるものには 憐 みあるものとなり 完全 ものには 全 きものとなり
26 きよきものには 潔 きものとなり 僻 むものにはひがむ 者 となりたまふ
27 そは 汝 くるしめる 民 をすくひたまへど 高 ぶる 目 をひくくしたまふ 可 ればなり
28 なんぢわが 燈火 をともし 給 ふべければなり わが 神 ヱホバわが 暗 をてらしたまはん
29 我 なんぢによりて 軍 の 中 をはせとほり わが 神 によりて 垣 ををどりこゆ
30 神 はしもその 途 またくヱホバの 言 はきよし ヱホバはすべて 依賴 むものの 盾 なり
31 そはヱホバのほかに 神 はたれぞや われらの 神 のほかに 巌 はたれぞや
32 神 はちからをわれに 帶 しめ わが 途 を 全 きものとなしたまふ
33 神 はわが 足 を 麀 のあしのごとくし 我 をわが 高處 にたたせたまふ
34 神 はわが 手 をたたかひにならはせてわが 臂 に 銅弓 をひくことを 得 しめたまふ
35 又 なんぢの 救 の 盾 をわれにあたへたまへり なんぢの 右手 われをささへなんぢの 謙卑 われを 大 ならしめたまへり
36 なんぢわが 歩 むところを 寛濶 ならしめたまひたれば わが 足 ふるはざりき
37 われ 仇 をおひてこれに 追及 かれらのほろぶるまでは 歸 ることをせじ
38 われかれらを 撃 てたつことを 得 ざらしめん かれらはわが 足 の 下 にたふるべし
39 そはなんぢ 戰爭 のために 力 をわれに 帶 しめ われにさからひておこりたつ 者 をわが 下 にかがませたまひたればなり
40 我 をにくむ 者 をわが 滅 しえんがために 汝 またわが 仇 の 背 をわれにむけしめ 給 へり
41 かれら 叫 びたれども 救 ふものなく ヱホバに 對 ひてさけびたれども 答 へたまはざりき
42 我 かれらを 風 のまへの 塵 のごとくに 搗 碎 き ちまたの 坭 のごとくに 打 棄 たり
43 なんぢわれを 民 のあらそひより 助 けいだし 我 をたててもろもろの 國 の 長 となしたまへり わがしらざる 民 われにつかへん
44 かれらわが 事 をききて 立刻 われにしたがひ 異邦人 はきたりて 佞 りつかへん
45 ことくにびとは 衰 へてその 城 よりをののきいでん
46 ヱホバは 活 ていませり わが 磐 はほむべきかな わがすくひの 神 はあがむべきかな
47 わがために 讎 をむくい 異邦人 をわれに 服 はせたまふはこの 神 なり
48 神 はわれを 仇 よりすくひたまふ 實 になんぢは 我 にさからひて 起 りたつ 者 のうへに 我 をあげ あらぶる 人 より 我 をたすけいだし 給 ふ
49 この 故 にヱホバよ われもろもろの 國人 のなかにてなんぢに 感謝 し なんぢの 名 をほめうたはん
50 ヱホバはおほいなる 救 をその 王 にあたへ その 受膏者 ダビデとその 裔 とに 世々 かぎりなく 憐憫 をたれたまふ
Chapter 19
1 うたのかみに謳はしめたるダビデのうた もろもろの 天 は 神 のえいくわうをあらはし 穹蒼 はその 手 のわざをしめす
2 この 日 ことばをかの 日 につたへこのよ 知識 をかの 夜 におくる
3 語 らずいはずその 聲 きこえざるに
4 そのひびきは 全地 にあまねく そのことばは 地 のはてにまでおよぶ 神 はかしこに 帷幄 を 日 のためにまうけたまへり
5 日 は 新婿 がいはひの 殿 をいづるごとく 勇士 がきそひはしるをよろこぶに 似 たり
6 そのいでたつや 天 の 涯 よりし その 運 りゆくや 天 のはてにいたる 物 としてその 和喣 をかうぶらざるはなし
7 ヱホバの 法 はまたくして 霊魂 をいきかへらしめ ヱホバの 證詞 はかたくして 愚 なるものを 智 からしむ
8 ヱホバの 訓諭 はなほくして 心 をよろこばしめ ヱホバの 誡命 はきよくして 眼 をあきらかならしむ
9 ヱホバを 惶 みおそるる 道 はきよくして 世々 にたゆることなく ヱホバのさばきは 眞實 にしてことごとく 正 し
10 これを 黄金 にくらぶるもおほくの 純精金 にくらぶるも 彌増 りてしたふべく これを 蜜 にくらぶるも 蜂 のすの 滴瀝 にくらぶるもいやまさりて 甘 し
11 なんぢの 僕 はこれらによりて 儆戒 をうく これらをまもらば 大 なる 報賞 あらん
12 たれかおのれの 過失 をしりえんや ねがはくは 我 をかくれたる 愆 より 解放 ちたまへ
13 願 くはなんぢの 僕 をひきとめて 故意 なる 罪 ををかさしめず それをわが 主 たらしめ 給 ふなかれ さればわれ 玷 なきものとなりて 大 なる 愆 をまぬかるるをえん
14 ヱホバわが 磐 わが 贖主 よ わがくちの 言 わがこころの 思念 なんぢのまへに 悦 ばるることを 得 しめたまへ
Chapter 20
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた ねがはくはヱホバなやみの 日 になんぢにこたヘヤユブのかみの 名 なんぢを 高 にあげ
2 聖所 より 援助 をなんぢにおくりシオンより 能力 をなんぢにあたへ
3 汝 のもろもろの 献 物 をみこころにとめ なんぢの 燔祭 をうけたまはんことを セラ
4 ねがはくはなんちがこころの 願望 をゆるし なんぢの 謀略 をことごとく 遂 しめたまはんことを
5 我儕 なんぢの 救 によりて 歓 びうたひ われらの 神 の 名 によりて 旗 をたてん ねがはくはヱホバ 汝 のもろもろの 求 をとげしめたまはんことを
6 われ 今 ヱホバその 受膏者 をすくひたまふを 知 る ヱホバそのきよき 天 より 右手 なるすくひの 力 にてかれに 應 へたまはん
7 あるひは 車 をたのみあるひは 馬 をたのみとする 者 あり されどわれらはわが 神 ヱホバの 名 をとなへん
8 かれらは 屈 みまた 仆 るわれらは 起 てかたくたてり
9 ヱホバよ 王 をすくひたまへ われらがよぶとき 應 へたまへ
Chapter 21
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた ヱホバよ 王 はなんぢの 力 によりてたのしみ 汝 のすくひによりて 奈何 におほいなる 歓喜 をなさん
2 なんぢ 彼 がこころの 願望 をゆるし そのくちびるの 求 をいなみ 給 はざりき セラ
3 そはよきたまものの 惠 をもてかれを 迎 へ まじりなきこがねの 冕弁 をもてかれの 首 にいただかせ 給 ひたり
4 かれ 生命 をもとめしに 汝 これをあたへてその 齢 の 日 を 世々 かぎりなからしめ 給 へり
5 なんぢの 救 によりてその 榮光 おほいなり なんぢは 尊貴 と 稜威 とをかれに 衣 せたまふ
6 そは 之 をとこしへに 福 ひなるものとなし 聖顔 のまへの 歓喜 をもて 樂 しませたまへばなり
7 王 はヱホバに 依賴 み いとたかき 者 のいつくしみを 蒙 るがゆゑに 動 かさるることなからん
8 なんぢの 手 はそのもろもろの 仇 をたづねいだし 汝 のみぎの 手 はおのれを 憎 むものを 探 ねいだすべし
9 なんぢ 怒 るときは 彼等 をもゆる 爐 のごとくにせんヱホバはげしき 怒 によりてかれらを 呑 たまはん 火 はかれらを 食 つくさん
10 汝 かれらの 裔 を 地 よりほろぼし かれらの 種 を 人 の 子 のなかよりほろぼさん
11 かれらは 汝 にむかひて 惡 事 をくはだて 遂 がたき 謀略 をおもひまはせばなり
12 汝 かれらをして 背 をむけしめ その 面 にむかひて 弓絃 をひかん
13 ヱホバよ 能力 をあらはしてみづからを 高 くしたまへ 我儕 はなんぢの 稜威 をうたひ 且 ほめたたへん
Chapter 22
1 あけぼのの鹿の調にあはせて伶長にうたはしめたるダビデの歌 わが 神 わが 神 なんぞ 我 をすてたまふや 何 なれば 遠 くはなれて 我 をすくはず わが 歎 きのこゑをきき 給 はざるか
2 ああわが 神 われ 晝 よばはれども 汝 こたへたまはず 夜 よばはれどもわれ 平安 をえず
3 然 はあれイスラエルの 讃美 のなかに 住 たまふものよ 汝 はきよし
4 われらの 列祖 はなんぢに 依賴 めり かれら 依賴 みたればこれを 助 けたまへり
5 かれら 汝 をよびて 援 をえ 汝 によりたのみて 恥 をおへることなかりき
6 然 はあれどわれは 蟲 にして 人 にあらず 世 にそしられ 民 にいやしめらる
7 すべてわれを 見 るものはわれをあざみわらひ 口唇 をそらし 首 をふりていふ
8 かれはヱホバによりたのめりヱホバ 助 くべし ヱホバかれを 悦 びたまふが 故 にたすくべしと
9 されど 汝 はわれを 胎内 よりいだし 給 へるものなり わが 母 のふところにありしとき 旣 になんぢに 依賴 ましめたまへり
10 我 うまれいでしより 汝 にゆだねられたり わが 母 われを 生 しときより 汝 はわが 神 なり
11 われに 遠 ざかりたまふなかれ 患難 ちかづき 又 すくふものなければなり
12 おほくの 牡牛 われをめぐりバサンの 力 つよき 牡牛 われをかこめり
13 かれらは 口 をあけて 我 にむかひ 物 をかきさき 吼 うだく 獅 のごとし
14 われ 水 のごとくそそぎいだされ わがもろもろの 骨 ははづれ わが 心 は 蝋 のごとくなりて 腹 のうちに 鎔 たり
15 わが 力 はかわきて 陶器 のくだけのごとく わが 舌 は 齶 にひたつけり なんぢわれを 死 の 塵 にふさせたまへり
16 そは 犬 われをめぐり 惡 きものの 群 われをかこみてわが 手 およびわが 足 をさしつらぬけり
17 わが 骨 はことごとく 數 ふるばかりになりぬ 惡 きものの 目 をとめて 我 をみる
18 かれらたがひにわが 衣 をわかち 我 がしたぎを 鬮 にす
19 ヱホバよ 遠 くはなれ 居 たまふなかれ わが 力 よねがはくは 速 きたりてわれを 授 けたまへ
20 わがたましひを 劍 より 助 けいだし わが 生命 を 犬 のたけきいきほひより 脱 れしめたまへ
21 われを 獅 の 口 また 野 牛 のつのより 救 ひいだしたまへ なんぢ 我 にこたへたまへり
22 われなんぢの 名 をわが 兄弟 にのべつたへ なんぢを 會 のなかにて 讃 たたへん
23 ヱホバを 懼 るるものよヱホバをほめたたへよ ヤコブのもろもろの 裔 よヱホバをあがめよ イスラエルのもろもろのすゑよヱホバを 畏 め
24 ヱホバはなやむものの 辛苦 をかろしめ 棄 たまはず これに 聖顔 をおほふことなくしてその 叫 ぶときにききたまへばなり
25 大 なる 會 のなかにてわが 汝 をほめたたふるは 汝 よりいづるなり わが 誓 ひしことはヱホバをおそるる 者 のまへにてことごとく 償 はん
26 謙遜者 はくらひて 飽 ことをえ ヱホバをたづねもとむるものはヱホバをほめたたへん 願 くはなんぢらの 心 とこしへに 生 んことを
27 地 のはては 皆 おもひいだしてヱホバに 歸 りもろもろの 國 の 族 はみな 前 にふしをがむべし
28 國 はヱホバのものなればなり ヱホバはもろもろの 國人 をすべをさめたまふ
29 地 のこえたるものは 皆 くらひてヱホバををがみ 塵 にくだるものと 己 がたましひを 存 ふること 能 はざるものと 皆 そのみまへに 拝跪 かん
30 たみの 裔 のうちにヱホバにつかる 者 あらん 主 のことは 代々 にかたりつたへらるべし
31 かれら 來 りて 此 はヱホバの 行爲 なりとてその 義 を 後 にうまるる 民 にのべつたへん
Chapter 23
1 ダビデのうた ヱホバは 我 が 牧者 なり われ 乏 しきことあらじ
2 ヱホバは 我 をみどりの 野 にふさせ いこひの 水濱 にともなひたまふ
3 ヱホバはわが 霊魂 をいかし 名 のゆゑをもて 我 をただしき 路 にみちびき 給 ふ
4 たとひわれ 死 のかげの 谷 をあゆむとも 禍害 をおそれじ なんぢ 我 とともに 在 せばなり なんぢの 笞 なんぢの 杖 われを 慰 む
5 なんぢわが 仇 のまへに 我 がために 筵 をまうけ わが 首 にあぶらをそそぎたまふ わが 酒杯 はあふるるなり
6 わが 世 にあらん 限 りはかならず 恩惠 と 憐憫 とわれにそひきたらん 我 はとこしへにヱホバの 宮 にすまん
Chapter 24
1 ダビデのうた 地 とそれに 充 るもの 世界 とその 中 にすむものとは 皆 ヱホバのものなり
2 ヱホバはそのもとゐを 大海 のうへに 置 これを 大川 のうへに 定 めたまへり
3 ヱホバの 山 にのぼるべきものは 誰 ぞ その 聖所 にたつべき 者 はたれぞ
4 手 きよく 心 いさぎよき 者 そのたましひ 虚 きことを 仰 ぎのぞまず 偽 りの 誓 をせざるものぞ その 人 なる
5 かかる 人 はヱホバより 福祉 をうけ そのすくひの 神 より 義 をうけん
6 斯 のごとき 者 は 神 をしたふものの 族類 なり ヤコブの 神 よなんぢの 聖顔 をもとむる 者 なり セラ
7 門 よなんぢらの 首 をあげよ とこしへの 戸 よあがれ 榮光 の 王 いりたまはん
8 えいくわうの 王 はたれなるか ちからをもちたまふ 猛 きヱホバなり 戰闘 にたけきヱホバなり
9 門 よなんぢらの 首 をあげよ とこしへの 戸 よあがれ 榮光 の 王 いりたまはん
10 この 榮光 の 王 はたれなるか 萬軍 のヱホバ 是 ぞえいくわうの 王 なる セラ
Chapter 25
1 ダビデのうた ああヱホバよ わがたましひは 汝 をあふぎ 望 む
2 わが 神 よわれなんぢに 依賴 めり ねがはくはわれに 愧 をおはしめたまふなかれ わが 仇 のわれに 勝誇 ることなからしめたまへ
3 實 になんぢを 俟望 むものははぢしめられず 故 なくして 信 をうしなふものは 愧 をうけん
4 ヱホバよなんぢの 大路 をわれにしめし なんぢの 徑 をわれにをしへたまへ
5 我 をなんぢの 眞理 にみちびき 我 ををしへたまへ 汝 はわがすくひの 神 なり われ 終日 なんぢを 俟望 む
6 なんぢのあはれみと 仁慈 とはいにしへより 絶 ずあり ヱホバよこれを 思 ひいだしたまへ
7 わがわかきときの 罪 とわが 愆 とはおもひいでたまふなかれ ヱホバよ 汝 のめぐみの 故 になんぢの 仁慈 にしたがひて 我 をおもひいでたまへ
8 ヱホバはめぐみ 深 くして 直 くましませり 斯 るがゆゑに 道 をつみびとにをしへ
9 謙 だるものを 正義 にみちびきたまはん その 道 をへりくだる 者 にしめしたまはん
10 ヱホバのもろもろの 道 はそのけいやくと 證詞 とをまもるものには 仁慈 なり 眞理 なり
11 わが 不義 はおほいなり ヱホバよ 名 のために 之 をゆるしたまへ
12 ヱホバをおそるる 者 はたれなるか 之 にそのえらぶべき 道 をしめしたまはん
13 かかる 人 のたましひは 平安 にすまひ その 裔 はくにをつぐべし
14 ヱホバの 親愛 はヱホバをおそるる 者 とともにあり ヱホバはその 契約 をかれらに 示 したまはん
15 わが 目 はつねにヱホバにむかふ ヱホバわがあしを 網 よりとりいだしたまふ 可 ればなり
16 ねがはくは 歸 りきたりて 我 をあはれみたまへ われ 獨 わびしくまた 苦 しみをるなり
17 願 くはわが 心 のうれへをゆるめ 我 をわざはひより 脱 かれしめたまへ
18 わが 患難 わが 辛苦 をかへりみ わがすべての 罪 をゆるしたまへ
19 わが 仇 をみたまへ かれらの 數 はおほし 情 なき 憾 をもてわれをにくめり
20 わがたましひをまもり 我 をたすけたまへ われに 愧 をおはしめたまふなかれ 我 なんぢに 依賴 めばなり
21 われなんぢを 挨望 むねがはくは 完全 と 正直 とわれをまもれかし
22 神 よすべての 憂 よりイスラエルを 贖 ひいだしたまへ
Chapter 26
1 ダビデの歌 ヱホバよねがはくはわれを 鞫 きたまへわれわが 完全 によりてあゆみたり 然 のみならず 我 たゆたはずヱホバに 依賴 めり
2 ヱホバよわれを 糺 しまた 試 みたまへ わが 腎 とこころとを 錬 きよめたまへ
3 そは 汝 のいつくしみわが 眼前 にあり 我 はなんぢの 眞理 によりてあゆめり
4 われは 虚 しき 人 とともに 座 らざりき 惡 をいつはりかざる 者 とともにはゆかじ
5 惡 をなすものの 會 をにくみ 惡者 とともにすわることをせじ
6 われ 手 をあらひて 罪 なきをあらはす ヱホバよ 斯 てなんぢの 祭壇 をめぐり
7 感謝 のこゑを 聞 えしめ すべてなんぢの 奇 しき 事 をのべつたへん
8 ヱホバよ 我 なんぢのまします 家 となんぢが 榮光 のとどまる 處 とをいつくしむ
9 願 くはわがたましひを 罪人 とともに わが 生命 を 血 をながす 者 とともに 取 收 めたまふなかれ
10 かかる 人 の 手 にはあしきくはだてあり その 右 の 手 は 賄賂 にてみつ
11 されどわれはわが 完全 によりてあゆまん 願 くはわれをあがなひ 我 をあはれみたまへ
12 わがあしは 平坦 なるところにたつ われもろもろの 會 のなかにてヱホバを 讃 まつらん
Chapter 27
1 ダビデの歌 ヱホバはわが 光 わが 救 なり われ 誰 をかおそれん ヱホバはわが 生命 のちからなり わが 懼 るべきものはたれぞや
2 われの 敵 われの 仇 なるあしきもの 襲 ひきたりてわが 肉 をくらはんとせしが 蹶 きかつ 仆 れたり
3 縦 ひいくさびと 營 をつらねて 我 をせむるともわが 心 おそれじ たとひ 戰 ひおこりて 我 をせむるとも 我 になほ 恃 あり
4 われ 一事 をヱホバにこへり 我 これをもとむ われヱホバの 美 しきを 仰 ぎその 宮 をみんがためにわが 世 にあらん 限 りはヱホバの 家 にすまんとこそ 願 ふなれ
5 ヱホバはなやみの 日 にその 行宮 のうちに 我 をひそませその 幕屋 のおくにわれをかくし 巌 のうへに 我 をたかく 置 たまふべければなり
6 今 わが 首 はわれをめぐれる 仇 のうへに 高 くあげらるべし この 故 にわれヱホバのまくやにて 歓喜 のそなへものを 献 ん われうたひてヱホバをほめたたへん
7 わが 聲 をあげてさけぶときヱホバよきき 給 へ また 憐 みてわれに 應 へたまへ
8 なんぢらわが 面 をたづねもとめよと(斯 る 聖言 のありしとき)わが 心 なんぢにむかひてヱホバよ 我 なんぢの 聖顔 をたづねんといへり
9 ねがはくは 聖顔 をかくしたまふなかれ 怒 りてなんぢの 僕 をとほざけたまふなかれ 汝 はわれの 助 なり 噫 わがすくひの 神 よ われをおひいだし 我 をすてたまふなかれ
10 わが 父母 われをすつるともヱホバわれを 迎 へたまはん
11 ヱホバよなんぢの 途 をわれにをしへ わが 仇 のゆゑに 我 をたひらかなる 途 にみちびきたまへ
12 いつはりの 證 をなすもの 暴厲 を 吐 もの 我 にさからひて 起 りたてり 願 くはわれを 仇 にわたしてその 心 のままに 爲 しめたまふなかれ
13 われもしヱホバの 恩寵 をいけるものの 地 にて 見 るの 侍 なからましかば 奈何 ぞや
14 ヱホバを 俟 望 ぞめ 雄々 しかれ 汝 のこころを 堅 うせよ 必 ずやヱホバをまちのぞめ
Chapter 28
1 ダビデの歌 ああヱホバよわれ 汝 をよばん わが 磐 よねがはくは 我 にむかひて 暗唖 となりたまふなかれ なんぢ 默 したまはば 恐 らくはわれ 墓 にいるものとひとしからん
2 われ 汝 にむかひてさけび 聖所 の 奧 にむかひて 手 をあぐるときわが 懇求 のこゑをききたまへ
3 あしき 人 また 邪曲 をおこなふ 者 とともに 我 をとらへてひきゆき 給 ふなかれ かれらはその 隣 にやはらぎをかたれども 心 には 殘害 をいだけり
4 その 事 にしたがひそのなす 惡 にしたがひて 彼等 にあたへ その 手 の 行爲 にしたがひて 與 へこれにその 受 べきものを 報 いたまへ
5 かれらはヱホバのもろもろの 事 とその 手 のなしわざとをかへりみず この 故 にヱホバかれらを 毀 ちて 建 たまふことなからん
6 ヱホバは 讃 べきかな わが 祈 のこゑをききたまひたり
7 ヱホバはわが 力 わが 盾 なり わがこころこれに 依賴 みたれば 我 たすけをえたり 然 るゆゑにわが 心 いたくよろこぶ われ 歌 をもてほめまつらん
8 ヱホバはその 民 のちからなり その 受膏者 のすくひの 城 なり
9 なんぢの 民 をすくひなんぢの 嗣業 をさきはひ 且 これをやしなひ 之 をとこしなへに 懐 きたすけたまへ
Chapter 29
1 ダビデの歌 なんぢら 神 の 子 らよ ヱホバに 獻 げまつれ 榮 と 能 とをヱホバにささげまつれ
2 その 名 にふさはしき 榮光 をヱホバにささげ 奉 れ きよき 衣 をつけてヱホバを 拝 みまつれ
3 ヱホバのみこゑは 水 のうへにあり えいくわうの 神 は 雷 をとどろかせたまふ ヱホバは 大水 のうへにいませり
4 ヱホバの 聲 はちからあり ヱホバのみこゑは 稜威 あり
5 ヱホバのみこゑは 香柏 ををりくだく ヱホバ、レバノンのかうはくを 折 くだきたまふ
6 これを 犢 のごとくをどらせレバノンとシリオンとをわかき 野 牛 のごとくをどらせたまふ
7 ヱホバのみこゑは 火焔 をわかつ
8 ヱホバのみこゑは 野 をふるはせヱホバはカデシの 野 をふるはせたまふ
9 ヱホバのみこゑは 鹿 に 子 をうませ また 林木 をはだかにす その 宮 にあるすべてのもの 呼 はりて 榮光 なるかなといふ
10 ヱホバは 洪水 のうへに 坐 したまへり ヱホバは 寳座 にざして 永遠 に 王 なり
11 ヱホバはその 民 にちからをあたへたまふ 平安 をもてその 民 をさきはひたまはん
Chapter 30
1 殿をささぐるときに謳へるダビデのうた ヱホバよわれ 汝 をあがめん なんぢ 我 をおこしてわが 仇 のわがことによりて 喜 ぶをゆるし 給 はざればなり
2 わが 神 ヱホバよわれ 汝 によばはれば 汝 我 をいやしたまへり
3 ヱホバよ 汝 わがたましひを 陰府 よりあげ 我 をながらへしめて 墓 にくだらせたまはざりき
4 ヱホバの 聖徒 よ ヱホバをほめうたへ 奉 れ きよき 名 に 感謝 せよ
5 その 怒 はただしばしにてその 惠 はいのちとともにながし 夜 はよもすがら 泣 かなしむとも 朝 にはよろこびうたはん
6 われ 安 けかりしときに 謂 く とこしへに 動 かさるることなからんと
7 ヱホバよなんぢ 惠 をもてわが 山 をかたく 立 せたまひき 然 はあれどなんぢ 面 をかくしたまひたれば 我 おぢまどひたり
8 ヱホバよわれ 汝 によばはれり 我 ひたすらヱホバにねがへり
9 われ 墓 にくだらばわが 血 なにの 益 あらん 塵 はなんぢを 讃 たたへんや なんぢの 眞理 をのべつたへんや
10 ヱホバよ 聽 たまへ われを 憐 みたまへ ヱホバよ 願 くはわが 助 となりたまへ
11 なんぢ 踴躍 をもてわが 哀哭 にかへわが 麁服 をとき 歓喜 をもてわが 帶 としたまへり
12 われ 榮 をもてほめうたひつつ 默 すことなからんためなり わが 神 ヱホバよわれ 永遠 になんぢに 感謝 せん
Chapter 31
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた ヱホバよわれ 汝 によりたのむ 願 くはいづれの 日 までも 愧 をおはしめたまふなかれ なんぢの 義 をもてわれを 助 けたまへ
2 なんぢの 耳 をかたぶけて 速 かにわれをすくひたまへ 願 くはわがためにかたき 磐 となり 我 をすくふ 保障 の 家 となりたまへ
3 なんぢはわが 磐 わが 城 なり されば 名 のゆゑをもてわれを 引 われを 導 きたまへ
4 なんぢ 我 をかれらが 密 かにまうけたる 網 よりひきいだしたまへ なんぢはわが 保砦 なり
5 われ 霊魂 をなんぢの 手 にゆだぬ ヱホバまことの 神 よなんぢはわれを 贖 ひたまへり
6 われはいつはりの 虚 きことに 心 をよする 者 をにくむ われは 獨 ヱホバによりたのむなり
7 我 はなんぢの 憐憫 をよろこびたのしまん なんぢわが 艱難 をかへりみ わがたましひの 禍害 をしり
8 われを 仇 の 手 にとぢこめしめたまはず わが 足 をひろきところに 立 たまへばなり
9 われ 迫 りくるしめり ヱホバよ 我 をあはれみたまへ わが 目 はうれひによりておとろふ 霊魂 も 身 もまた 衰 へぬ
10 わが 生命 はかなしみによりて 消 えゆき わが 年華 はなげきによりて 消 ゆけばなり わが 力 はわが 不義 によりておとろへ わが 骨 はかれはてたり
11 われもろもろの 仇 ゆゑにそしらる わが 隣 にはわけて 甚 だし 相 識 ものには 忌憚 られ 衢 にてわれを 見 るもの 避 てのがる
12 われは 死 たるもののごとく 忘 られて 人 のこころに 置 れず われはやぶれたる 器 もののごとくなれり
13 そは 我 おほくの 人 のそしりをきい 到 るところに 懼 あり かれら 我 にさからひて 互 にはかりしが わが 生命 をさへとらんと 企 てたり
14 されどヱホバよわれ 汝 によりたのめり また 汝 はわが 神 なりといへり
15 わが 時 はすべてなんぢの 手 にあり ねがはくはわれを 仇 の 手 よりたすけ われに 追 迫 るものより 助 けいだしたまへ
16 なんぢの 僕 のうへに 聖顔 をかがやかせ なんぢの 仁慈 をもて 我 をすくひたまへ
17 ヱホバよわれに 愧 をおはしめ 給 ふなかれ そは 我 なんぢをよべばなり 願 くはあしきものに 恥 をうけしめ 陰府 にありて 口 をつぐましめ 給 へ
18 傲慢 と 軽侮 とをもて 義 きものにむかひ 妄 りにののしるいつはりの 口唇 をつぐましめたまへ
19 汝 をおそるる 者 のためにたくはへ なんぢに 依賴 むもののために 人 の 子 のまへにてほどこしたまへる 汝 のいつくしみは 大 なるかな
20 汝 かれらを 御前 なるひそかなる 所 にかくして 人 の 謀略 よりまぬかれしめ また 行宮 のうちにひそませて 舌 のあらそひをさけしめたまはん
21 讃 べきかなヱホバは 堅固 なる 城 のなかにて 奇 しまるるばかりの 仁慈 をわれに 顯 したまへり
22 われ 驚 きあわてていへらく なんぢの 目 のまへより 絶 れたりと 然 どわれ 汝 によびもとめしとき 汝 わがねがひの 聲 をききたまへり
23 なんぢらもろもろの 聖徒 よヱホバをいつくしめ ヱホバは 眞實 あるものをまもり 傲慢 者 におもく 報 をほどこしたまふ
24 すべてヱホバを 俟望 むものよ 雄々 しかれ なんぢら 心 をかたうせよ
Chapter 32
1 ダビデの訓諭のうた その 愆 をゆるされその 罪 をおほはれしものは 福 ひなり
2 不義 をヱホバに 負 せられざるもの 心 にいつはりなき 者 はさいはひなり
3 我 いひあらはさざりしときは 終日 かなしみさけびたるが 故 にわが 骨 ふるびおとろへたり
4 なんぢの 手 はよるも 晝 もわがうへにありて 重 し わが 身 の 潤澤 はかはりて 夏 の 旱 のごとくなれり セラ
5 斯 てわれなんぢの 前 にわが 罪 をあらはしわが 不義 をおほはざりき 我 いへらくわが 愆 をヱホバにいひあらはさんと 斯 るときしも 汝 わがつみの 邪曲 をゆるしたまへり セラ
6 されば 神 をうやまふ 者 はなんぢに 遇 ことをうべき 間 になんぢに 祈 らん 大水 あふれ 流 るるともかならずその 身 におよばじ
7 汝 はわがかくるべき 所 なり なんぢ 患難 をふせぎて 我 をまもり 救 のうたをもて 我 をかこみたまはん セラ
8 われ 汝 ををしへ 汝 をあゆむべき 途 にみちびき わが 目 をなんぢに 注 てさとさん
9 汝等 わきまへなき 馬 のごとく 驢馬 のごとくなるなかれ かれらは 鑣 たづなのごとき 具 をもてひきとめずば 近 づききたることなし
10 惡者 はかなしみ 多 かれどヱホバに 依賴 むものは 憐憫 にてかこまれん
11 ただしき 者 よヱホバを 喜 びたのしめ 凡 てこころの 直 きものよ 喜 びよばふべし
Chapter 33
1 ただしき 者 よヱホバによりてよろこべ 讃美 はなほきものに 適 はしきなり
2 琴 をもてヱホバに 感謝 せよ 十絃 のことをもてヱホバをほめうたへ
3 あたらしき 歌 をヱホバにむかひてうたひ 歓喜 の 聲 をあげてたくみに 琴 をかきならせ
4 ヱホバのことばは 直 く そのすべて 行 ひたまふところ 眞實 なればなり
5 ヱホバは 義 と 公平 とをこのみたまふ その 仁慈 はあまねく 地 にみつ
6 もろもろの 天 はヱホバのみことばによりて 成 り てんの 萬軍 はヱホバの 口 の 氣 によりてつくられたり
7 ヱホバはうみの 水 をあつめてうづだかくし 深 淵 を 庫 にをさめたまふ
8 全地 はヱホバをおそれ 世 にすめるもろもろの 人 はヱホバをおぢかしこむべし
9 そはヱホバ 言 たまへば 成 り おほせたまへば 立 るがゆゑなり
10 ヱホバはもろもろの 國 のはかりごとを 虚 くし もろもろの 民 のおもひを 徒勞 にしたまふ
11 ヱホバの 謀略 はとこしへに 立 ち そのみこころのおもひは 世々 にたつ
12 ヱホバをおのが 神 とする 國 はさいはひなり ヱホバ 嗣業 にせんとて 撰 びたまへるその 民 はさいはひなり
13 ヱホバ 天 よりうかがひてすべての 人 の 子 を 見
14 その 在 すところより 地 にすむもろもろの 人 をみたまふ
15 ヱホバはすべてかれらの 心 をつくり その 作 ところをことごとく 鑒 みたまふ
16 王 者 いくさびと 多 をもて 救 をえず 勇士 ちから 大 なるをもて 助 をえざるなり
17 馬 はすくひに 益 なく その 大 なるちからも 人 をたすくることなからん
18 視 よヱホバの 目 はヱホバをおそるるもの 並 その 憐憫 をのぞむもののうへにあり
19 此 はかれらのたましひを 死 よりすくひ 饑饉 たるときにも 世 にながらへしめんがためなり
20 われらのたましひはヱホバを 侯望 めり ヱホバはわれらの 援 われらの 盾 なり
21 われらはきよき 名 にりたのめり 斯 てぞわれらの 心 はヱホバにありてよろこばん
22 ヱホバよわれら 汝 をまちのぞめり これに 循 ひて 憐憫 をわれらのうへに 垂 たまへ
Chapter 34
1 ダビデ、アビメレクのまへにて狂へる状をなし逐れていでさりしときに作れるうた われつねにヱホバを 祝 ひまつらんその 頌詞 はわが 口 にたえじ
2 わがたましひはヱホバによりて 誇 らん 謙 だるものは 之 をききてよろこばん
3 われとともにヱホバを 崇 めよ われらともにその 名 をあげたたへん
4 われヱホバを 尋 ねたればヱホバわれにこたへ 我 をもろもろの 畏懼 よりたすけいだしたまへり
5 かれらヱホバを 仰 ぎのぞみて 光 をかうぶれり かれらの 面 ははぢあからむことなし
6 この 苦 しむもの 叫 びたればヱホバこれをきき そのすべての 患難 よりすくひいだしたまへり
7 ヱホバの 使者 はヱホバをおそるる 者 のまはりに 營 をつらねてこれを 援 く
8 なんぢらヱホバの 恩惠 ふかきを 嘗 ひしれ ヱホバによりたのむ 者 はさいはひなり
9 ヱホバの 聖徒 よヱホバを 畏 れよヱホバをおそるるものには 乏 しきことなければなり
10 わかき 獅 はともしくして 饑 ることあり されどヱホバをたづぬるものは 嘉物 にかくることあらじ
11 子 よきたりて 我 にきけ われヱホバを 畏 るべきことを 汝等 にをしへん
12 福祉 をみんがために 生命 をしたひ 存 へんことをこのむ 者 はたれぞや
13 なんぢの 舌 をおさへて 惡 につかしめず なんぢの 口唇 をおさへて 虚偽 をいはざらしめよ
14 惡 をはなれて 善 をおこなひ 和睦 をもとめて 切 にこのことを 勉 めよ
15 ヱホバの 目 はただしきものをかへりみ その 耳 はかれらの 號呼 にかたぶく
16 ヱホバの 聖顔 はあくをなす 者 にむかひてその 跡 を 地 より 斷 滅 したまふ
17 義者 さけびたればヱホバ 之 をききてそのすべての 患難 よりたすけいだしたまへり
18 ヱホバは 心 のいたみかなしめる 者 にちかく 在 してたましひの 悔 頽 れたるものをすくひたまふ
19 ただしきものは 患難 おほし されどヱホバはみなその 中 よりたすけいだしたまふ
20 ヱホバはかれがすべての 骨 をまもりたまふ その 一 つだに 折 らるることなし
21 惡 はあしきものをころさん 義人 をにくむものは 刑 なはるべし
22 ヱホバはその 僕 等 のたましひを 贖 ひたまふ ヱホバに 依賴 むものは 一人 だにつみなはるることなからん
Chapter 35
1 ダビデのうた ヱホバよねがはくは 我 にあらそふ 者 とあらそひ 我 とたたかふものと 戰 ひたまへ
2 干 と 大盾 とをとりてわが 援 にたちいでたまへ
3 戟 をぬきいだしたまひて 我 におひせまるものの 途 をふさぎ 且 わが 霊魂 にわれはなんぢの 救 なりといひたまへ
4 願 くはわが 霊魂 をたづぬるものの 恥 をえていやしめられ 我 をそこなはんと 謀 るものの 退 けられて 惶 てふためかんことを
5 ねがはくはかれらが 風 のまへなる 粃糠 のごとくなりヱホバの 使者 におひやられんことを
6 願 くはかれらの 途 をくらくし 滑 らかにしヱホバの 使者 にかれらを 追 ゆかしめたまはんことを
7 かれらは 故 なく 我 をとらへんとて 網 をあなにふせ 故 なくわが 霊魂 をそこなはんとて 阱 をうがちたればなり
8 願 くはかれらが 思 ひよらぬ 間 にほろびきたり 己 がふせたる 網 にとらへられ 自 らその 滅 におちいらんことを
9 然 ときわが 霊魂 はヱホバによりてよろこび その 救 をもて 樂 しまん
10 わがすべての 骨 はいはん ヱホバよ 汝 はくるしむものを 之 にまさりて 力 つよきものより 並 くるしむもの 貧 しきものを 掠 めうばふ 者 よりたすけいだし 給 ふ 誰 かなんぢに 比 ふべき 者 あらんと
11 こころあしき 證 人 おこりてわが 知 ざることを 詰 りとふ
12 かれらは 惡 をもてわが 善 にむくい 我 がたましひを 依仗 なきものとせり
13 然 どわれかれらが 病 しときには 麁服 をつけ 糧 をたちてわが 霊魂 をくるしめたり わが 祈 はふところにかへれり
14 わがかれに 作 ることはわが 友 わが 兄弟 にことならず 母 の 喪 にありて 痛哭 がごとく 哀 しみうなたれたり
15 然 どかれらはわが 倒 れんとせしとき 喜 びつどひわが 知 ざりしとき 匪類 あつまりきたりて 我 をせめ われを 裂 てやめざりき
16 かれらは 洒宴 にて 穢 きことをのぶる 嘲笑者 のごとく 我 にむかひて 歯 をかみならせり
17 主 よいたづらに 見 るのみにして 幾 何時 をへたまふや 願 くはわがたましひの 彼等 にほろぼさるるを 脱 れしめ わが 生命 をわかき 獅 よりまぬかれしめたまへ
18 われ 大 なる 會 にありてなんぢに 感謝 し おほくの 民 のなかにて 汝 をほめたたへん
19 虚偽 をもてわれに 仇 するもののわが 故 によろこぶことを 容 したまなかれ 故 なくして 我 をにくむ 者 のたがひに 眴 せすることなからしめたまへ
20 かれらは 平安 をかたらず あざむきの 言 をつくりまうけて 國内 におだやかにすまふ 者 をそこなはんと 謀 る
21 然 のみならず 我 にむかひて 口 をあけひろげ ああ 視 よや 視 よやわれらの 眼 これをみたりといへり
22 ヱホバよ 汝 すでにこれを 視 たまへり ねがはくは 默 したまふなかれ 主 よわれに 遠 ざかりたまふなかれ
23 わが 神 よわが 主 よ おきたまへ 醒 たまへ ねがはくはわがために 審判 をなしわが 訟 ををさめたまへ
24 わが 神 ヱホバよなんぢの 義 にしたがひて 我 をさばきたまへ わが 事 によりてかれらに 歓喜 をえしめたまふなかれ
25 かれらにその 心裡 にて ああここちよきかな 觀 よこれわが 願 ひしところなりといはしめたまふなかれ 又 われらかれを 呑 つくせりといはしめたまふなかれ
26 願 くはわが 害 なはるるを 喜 ぶもの 皆 はぢて 惶 てふためき 我 にむかひてはこりかに 高 ぶるものの 愧 とはづかしめとを 衣 んことを
27 わが 義 をよみする 者 をばよろこび 謳 はしめ 大 なるかなヱホバその 僕 のさいはひを 悦 びたまふと 恒 にいはしめたまへ
28 わが 舌 は 終日 なんぢの 義 となんぢの 譽 とをかたらん
Chapter 36
1 伶長にうたはしめたるヱホバの僕ダビデのうた あしきものの 愆 はわが 心 のうちにかたりて その 目 のまへに 神 をおそるるの 畏 あることなしといふ
2 かれはおのが 邪曲 のあらはるることなく 憎 まるることなからんとて 自 からその 目 にて 謟 る
3 その 口 のことばは 邪曲 と 虚偽 となり 智 をこばみ 善 をおこなふことを 息 たり
4 かつその 寝床 にてよこしまなる 事 をはかり よからぬ 途 にたちとまりて 惡 をきらはず
5 ヱホバよなんぢの 仁慈 は 天 にあり なんぢの 眞實 は 雲 にまでおよぶ
6 汝 のただしきは 神 の 山 のごとく なんぢの 審判 はおほいなる 淵 なり ヱホバよなんぢは 人 とけものとを 護 りたまふ
7 神 よなんぢの 仁慈 はたふときかな 人 の 子 はなんぢの 翼 の 蔭 にさけどころを 得
8 なんぢの 屋 のゆたかなるによりてことごとく 飽 ことをえん なんぢはその 歓樂 のかはの 水 をかれらに 飮 しめたまはん
9 そはいのちの 泉 はなんぢに 在 り われらはなんぢの 光 によりて 光 をみん
10 ねがはくはなんぢを 知 るものにたえず 憐憫 をほどこし 心 なほき 者 にたえず 正義 をほどこしたまへ
11 たかぶるものの 足 われをふみ 惡 きものの 手 われを 逐 去 ふをゆるし 給 ふなかれ
12 邪曲 をおこなふ 者 はかしこに 仆 れたり かれら 打 伏 られてまた 起 ことあたはざるべし
Chapter 37
1 ダビデのうた 惡 をなすものの 故 をもて 心 をなやめ 不義 をおこなふ 者 にむかひて 嫉 をおこすなかれ
2 かれらはやがて 草 のごとくかりとられ 靑菜 のごとく 打 萎 るべければなり
3 ヱホバによりたのみて 善 をおこなへ この 國 にとどまり 眞實 をもて 糧 とせよ
4 ヱホバによりて 歓喜 をなせ ヱホバはなんぢが 心 のねがひを 汝 にあたへたまはん
5 なんぢの 途 をヱホバにゆだねよ 彼 によりたのまば 之 をなしとげ
6 光 のごとくなんぢの 義 をあきらかにし 午日 のごとくなんぢの 訟 をあきらかにしたまはん
7 なんぢヱホバのまへに 口 をつぐみ 忍 びてこれを 俟 望 め おのが 途 をあゆみて 榮 るものの 故 をもて あしき 謀略 をとぐる 人 の 故 をもて 心 をなやむるなかれ
8 怒 をやめ 忿恚 をすてよ 心 をなやむるなかれ これ 惡 をおこなふ 方 にうつらん
9 そは 惡 をおこなふものは 斷 滅 され ヱホバを 俟 望 むものは 國 をつぐべければなり
10 あしきものは 久 しからずしてうせん なんぢ 細密 にその 處 をおもひみるともあることなからん
11 されど 謙 だるものは 國 をつぎ また 平安 のゆたかなるを 樂 まん
12 惡 きものは 義 きものにさからはんとて 謀略 をめぐらし 之 にむかひて 切歯 す
13 主 はあしきものを 笑 ひたまはん かれが 日 のきたるを 見 たまへばなり
14 あしきものは 劍 をぬき 弓 をはりて 苦 しむものと 貧 しきものとをたふし 行 ひなほきものを 殺 さんとせり
15 されどその 劍 はおのが 胸 をさしその 弓 はをらるべし
16 義人 のもてるもののすくなきは 多 くの 惡 きものの 豊 かなるにまされり
17 そは 惡 きものの 臂 はをらるれどヱホバは 義 きものを 扶 持 たまへばなり
18 ヱホバは 完全 もののもろもろの 日 をしりたまふ かれらの 嗣業 はかぎりなく 久 しからん
19 かれらは 禍害 にあふとき 愧 をおはず 饑饉 の 日 にもあくことを 得 ん
20 あしき 者 ははろびヱホバのあたは 牧場 のさかえの 枯 るがごとくうせ 烟 のごとく 消 ゆかん
21 あしき 者 はものかりて 償 はず 義 きものは 惠 ありて 施 しあたふ
22 神 のことほぎたまふ 人 は 國 をつぎ 神 ののろひたまふ 人 は 斷 滅 さるべし
23 人 のあゆみはヱホバによりて 定 めらる そのゆく 途 をヱホバよろこびたまへり
24 縦 ひその 人 たふるることありとも 全 くうちふせらるることなし ヱホバかれが 手 をたすけ 支 へたまへばなり
25 われむかし 年 わかくして 今 おいたれど 義者 のすてられ 或 はその 裔 の 糧 こひありくを 見 しことなし
26 ただしきものは 終日 めぐみありて 貸 あたふ その 裔 はさいはひなり
27 惡 をはなれて 善 をなせ 然 ばなんぢの 住居 とこしへならん
28 ヱホバは 公平 をこのみ その 聖徒 をすてたまはざればなり かれらは 永遠 にまもりたすけらるれど 惡 きもののすゑは 斷 滅 さるべし
29 ただしきものは 國 をつぎ その 中 にすまひてとこしへに 及 ばん
30 ただしきものの 口 は 智慧 をかたり その 舌 は 公平 をのぶ
31 かれが 神 の 法 はそのこころにあり そのあゆみは 一 歩 だにすべることあらじ
32 あしきものは 義者 をひそみうかがひて 之 をころさんとはかる
33 ヱホバは 義者 をあしきものの 手 にのこしおきたまはず 審判 のときに 罰 ひたまふことなし
34 ヱホバを 俟 望 みてその 途 をまもれ さらば 汝 をあげて 國 をつがせたまはん なんぢ 惡者 のたちほろぼさるる 時 にこれをみん
35 我 あしきものの 猛 くしてはびこれるを 見 るに 生 立 たる 地 にさかえしげれる 樹 のごとし
36 然 れどもかれは 逝 ゆけり 視 よたちまちに 無 なりぬ われ 之 をたづねしかど 邁 ことをえざりき
37 完 人 に 目 をそそぎ 直 人 をみよ 和平 なる 人 には 後 あれど
38 罪 ををかすものらは 共 にほろぼされ 惡 きものの 後 はかならず 斷 るべければなり
39 ただしきものの 救 はヱホバよりいづ ヱホバはかれらが 辛苦 のときの 保砦 なり
40 ヱホバはかれらを 助 け かれらを 解 脱 ちたまふ ヱホバはかれらを 惡者 よりときはなちて 救 ひたまふ かれらはヱホバをその 避所 とすればなり
Chapter 38
1 記念のためにつくれるダビデのうた ヱホバよねがはくは 忿恚 をもて 我 をせめ はげしき 怒 をもて 我 をこらしめ 給 ふなかれ
2 なんぢの 矢 われにあたり なんぢの 手 わがうへを 壓 へたり
3 なんぢの 怒 によりてわが 肉 には 全 きところなく わが 罪 によりてわが 骨 には 健 かなるところなし
4 わが 不義 は 首 をすぎてたかく 重荷 のごとく 負 がたければなり
5 われ 愚 なるによりてわが 傷 あしき 臭 をはなちて 腐 れただれたり
6 われ 折 屈 みていたくなげきうなたれたり われ 終日 かなしみありく
7 わが 腰 はことごとく 燒 るがごとく 肉 に 全 きところなければなり
8 我 おとろへはて 甚 くきずつけられわが 心 のやすからざるによりて 欷歔 さけべり
9 ああ 主 よわがすべての 願望 はなんぢの 前 にあり わが 嘆息 はなんぢに 隠 るることなし
10 わが 胸 をどりわが 力 おとろへ わが 眼 のひかりも 亦 われをはなれたり
11 わが 友 わが 親 めるものはわが 痍 をみて 遥 にたち わが 隣 もまた 遠 かりてたてり
12 わが 生命 をたづぬるものは 羂 をまうけ 我 をそこなはんとするものは 惡 言 をいひ また 終日 たばかりを 謀 る
13 然 はあれどわれは 聾者 のごとくきかず われは 口 をひらかぬ 唖者 のごとし
14 如此 われはきかざる 人 のごとく 口 にことあげせぬ 人 のごときなり
15 ヱホバよ 我 なんぢを 俟 望 めり 主 わが 神 よなんぢかならず 答 へたまふべければなり
16 われ 曩 にいふ おそらくはかれらわが 事 によりて 喜 び わが 足 のすべらんとき 我 にむかひて 誇 りかにたかぶらんと
17 われ 仆 るるばかりになりぬ わが 悲哀 はたえずわが 前 にあり
18 そは 我 みづから 不義 をいひあらはし わが 罪 のためにかなしめばなり
19 わが 仇 はいきはたらきてたけく 故 なくして 我 をうらむるものおほし
20 惡 をもて 善 にむくゆるものはわれ 善事 にしたがふが 故 にわが 仇 となれり
21 ヱホバよねがはくは 我 をはなれたたまふなかれ わが 神 よわれに 遠 かりたまふなかれ
22 主 わがすくひよ 速 きたりて 我 をたすけたまへ
Chapter 39
1 伶長エドトンにうたはしめたるダビデのうた われ 曩 にいへり われ 舌 をもて 罪 ををかさざらんために 我 すべての 途 をつつしみ 惡者 のわがまへに 在 るあひだはわが 口 に 衝 をかけんと
2 われ 默 して 唖 となり 善言 すらことばにいださず わが 憂 なほおこれり
3 わが 心 わがうちに 熱 し おもひつづくるほどに 火 もえぬればわれ 舌 をもていへらく
4 ヱホバよ 願 くはわが 終 とわが 日 の 數 のいくばくなるとを 知 しめたまへ わが 無常 をしらしめたまへ
5 觀 よなんぢわがすべての 日 を 一掌 にすぎさらしめたまふ わがかいのち 主前 にてはなきにことならず 實 にすべての 人 は 皆 その 盛 時 だにもむなしからざるはなし セラ
6 人 の 世 にあるは 影 にことならず その 思 ひなやむことはむなしからざるなし その 積蓄 ふるものはたが 手 にをさまるをしらず
7 主 よわれ 今 なにをかまたん わが 望 はなんぢにあり
8 ねがはくは 我 ぞすべて 愆 より 助 けいだしたまへ 愚 なるものに 誹 らるることなからしめたまへ
9 われは 默 して 口 をひらかず 此 はなんぢの 成 したまふ 者 なればなり
10 願 くはなんぢの 責 をわれよりはなちたまへ 我 なんぢの 手 にうちこらさるるによりて 亡 ぶるばかりになりぬ
11 なんぢ 罪 をせめて 人 をこらし その 慕 ひよろこぶところのものを 蠧 のくらふがごとく 消 うせしめたまふ 實 にもろもろの 人 はむなしからざるなし セラ
12 ああヱホバよねがはくはわが 祈 をきき わが 號呼 に 耳 をかたぶけたまへ わが 涙 をみて 默 したまふなかれ われはなんぢに 寄 る 旅客 すべてわが 列祖 のごとく 宿 れるものなり
13 我 ここを 去 てうせざる 先 になんぢ 面 をそむけてわれを 爽快 ならしめたまへ
Chapter 40
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた 我 たへしのびてヱホバを 俟 望 みたり ヱホバ 我 にむかひてわが 號呼 をききたまへり
2 また 我 をほろびの 阱 より 泥 のなかよりとりいだしてわが 足 を 磐 のうへにおきわが 歩 をかたくしたまへり
3 ヱホバはあたらしき 歌 をわが 口 にいれたまへり 此 はわれらの 神 にささぐる 讃美 なり おほくの 人 はこれを 見 ておそれ かつヱホバによりたのまん
4 ヱホバをおのが 賴 となし 高 るものによらず 虚偽 にかたぶく 者 によらざる 人 はさいはひなり
5 わが 神 ヱホバよなんぢの 作 たまへる 奇 しき 迹 と われらにむかふ 念 とは 甚 おほくして 汝 のみまへにつらねいふことあたはず 我 これをいひのべんとすれどその 數 かぞふることあたはず
6 なんぢ 犠牲 と 祭物 とをよろこびたまはず 汝 わが 耳 をひらきたまへり なんぢ 燔祭 と 罪祭 とをもとめたまはず
7 そのとき 我 いへらく 觀 よわれきたらんわがことを 書 の 巻 にしるしたり
8 わが 神 よわれは 聖意 にしたがふことを 樂 む なんぢの 法 はわが 心 のうちにありと
9 われ 大 なる 會 にて 義 をつげしめせり 視 よわれ 口唇 をとぢず ヱホバよなんぢ 之 をしりたまふ
10 われなんぢの 義 をわが 心 のうちにひめおかず なんぢの 眞實 となんぢの 拯救 とをのべつたへたり 我 なんぢの 仁慈 となんぢの 眞理 とをおほいなる 會 にかくさざりき
11 ヱホバよなんぢ 憐憫 をわれにをしみたまふなかれ 仁慈 と 眞理 とをもて 恒 にわれをまもりたまへ
12 そはかぞへがたき 禍害 われをかこみ わが 不義 われに 追及 てあふぎみること 能 はぬまでになりぬ その 多 きことわが 首 の 髮 にもまさり わが 心 きえうするばかりなればなり
13 ヱホバよ 願 くはわれをすくひたまへ ヱホバよ 急 ぎきたりて 我 をたすけたまへ
14 願 くはわが 霊魂 をたづねほろぼさんとするものの 皆 はぢあわてんことを わが 害 はるるをよろこぶもののみな 後 にしりぞきて 恥 をおはんことを
15 われにむかひて ああ 視 よや 視 よやといふ 者 おのが 恥 によりておどろきおそれんことを
16 願 くはなんぢを 尋 求 むるものの 皆 なんぢによりて 樂 みよろこばんことを なんぢの 救 をしたふものの 恒 にヱホバは 大 なるかなととなへんことを
17 われはくるしみ 且 ともし 主 われをねんごろに 念 ひたまふ なんぢはわが 助 なり われをすくひたまふ 者 なり ああわが 神 よねがはくはためらひたまふなかれ
Chapter 41
1 うたのかみに謳はしめたるダビデのうた よわき 人 をかへりみる 者 はさいはひなり ヱホバ 斯 るものを 禍 ひの 日 にたすけたまはん
2 ヱホバ 之 をまもり 之 をながらへしめたまはん かれはこの 地 にありて 福祉 をえん なんぢ 彼 をその 仇 ののぞみにまかせて 付 したまふなかれ
3 ヱホバは 彼 がわづらひの 床 にあるをたすけ 給 はん なんぢかれが 病 るときその 衾裯 をしきかへたまはん
4 我 いへらくヱホバよわれを 憐 みわがたましひを 醫 したまへ われ 汝 にむかひて 罪 ををかしたりと
5 わが 仇 われをそしりていへり 彼 いづれのときに 死 いづれのときにその 名 ほろびんと
6 かれ 又 われを 見 んとてきたるときは 虚偽 をかたり 邪曲 をその 心 にあつめ 外 にいでてはこれを 述 ぶ
7 すべてわれをにくむもの 互 ひにささやき 我 をそこなはんとて 相 謀 る
8 かつ 云 かれに 一 のわざはひつきまとひたれば 仆 れふしてふたたび 起 ることなからんと
9 わが 恃 みしところ わが 糧 をくらひしところのわが 親 しき 友 さへも 我 にそむきてその 踵 をあげたり
10 然 はあれどヱホバよ 汝 ねがはくは 我 をあはれみ 我 をたすけて 起 したまへ されば 我 かれらに 報 ることをえん
11 わが 仇 われに 打 勝 てよろこぶこと 能 はざるをもて 汝 がわれを 愛 いつくしみたまふを 我 しりぬ
12 わが 事 をいはば なんぢ 我 をわが 完全 うちにてたもち 我 をとこしへに 面 のまへに 置 たまふ
13 イスラエルの 神 ヱホバはとこしへより 永遠 までほむべきかな アーメン アーメン
Chapter 42
1 伶長にうたはしめたるコラの子のをしへの歌 ああ 神 よしかの 渓水 をしたひ 喘 ぐがごとく わが 霊魂 もなんぢをしたひあへぐなり
2 わがたましひは 渇 けるごとくに 神 をしたふ 活 神 をぞしたふ 何 れのときにか 我 ゆきて 神 のみまへにいでん
3 かれらが 終日 われにむかひて なんぢの 神 はいづくにありやとののしる 間 はただわが 涙 のみ 晝夜 そそぎてわが 糧 なりき
4 われむかし 群 をなして 祭日 をまもる 衆人 とともにゆき 歓喜 と 讃美 のこゑをあげてかれらを 神 の 家 にともなへり 今 これらのことを 追想 してわが 衷 よりたましひを 注 ぎいだすなり
5 ああわが 霊魂 よ なんぢ 何 ぞうなたるるや なんぞわが 衷 におもひみだるるや なんぢ 神 をまちのぞめ われに 聖顔 のたすけありて 我 なほわが 神 をほめたたふべければなり
6 わが 神 よわがたましひはわが 衷 にうなたる 然 ばわれヨルダンの 地 よりヘルモンよりミザルの 山 より 汝 をおもひいづ
7 なんぢの 大瀑 のひびきによりて 淵々 よびこたへ なんぢの 波 なんぢの 猛浪 ことごとくわが 上 をこえゆけり
8 然 はあれど 晝 はヱホバその 憐憫 をほどこしたまふ 夜 はその 歌 われとともにあり 此 うたはわがいのちの 神 にささぐる 祈 なり
9 われわが 磐 なる 神 にいはん なんぞわれを 忘 れたまひしや なんぞわれは 仇 のしへたげによりて 悲 しみありくや
10 わが 骨 もくだくるばかりにわがてきはひねもす 我 にむかひて なんぢの 神 はいづくにありやといひののしりつつ 我 をそしれり
11 ああわがたましひよ 汝 なんぞうなたるるや 何 ぞわがうちに 思 ひみだるるや なんぢ 神 をまちのぞめ われ 尚 わがかほの 助 なるわが 神 をほめたたふべければなり
Chapter 43
1 神 よねがはくは 我 をさばき 情 しらぬ 民 にむかひてわが 訟 をあげつらひ 詭計 おほきよこしまなる 人 より 我 をたすけいだし 給 へ
2 なんぢはわが 力 の 神 なり なんぞ 我 をすてたまひしや 何 ぞわれは 仇 の 暴虐 によりてかなしみありくや
3 願 くはなんぢの 光 となんぢの 眞理 とをはなち 我 をみちびきてその 聖山 とその 帷幄 とにゆかしめたまへ
4 さらばわれ 神 の 祭壇 にゆき 又 わがよろこびよろこぶ 神 にゆかん ああ 神 よわが 神 よわれ 琴 をもてなんぢを 讃 たたへん
5 ああわが 霊魂 よなんぢなんぞうなたるるや なんぞわが 衷 におもひみだるるや なんぢ 神 によりて 望 をいだけ 我 なほわが 面 のたすけなるわが 神 をほめたたふべければなり
Chapter 44
1 伶長にうたはしめたるコラの子のをしへの歌 ああ 神 よむかしわれらの 列祖 の 日 になんぢがなしたまひし 事迹 をわれら 耳 にきけり 列祖 われらに 語 れり
2 なんぢ 手 をもてもろもろの 國人 をおひしりぞけ われらの 列祖 をうゑ 並 もろもろの 民 をなやましてわれらの 列祖 をはびこらせたまひき
3 かれらはおのが 劍 によりて 國 をえしにあらず おのが 臂 によりて 勝 をえしにあらず 只 なんぢの 右 の 手 なんぢの 臂 なんぢの 面 のひかりによれり 汝 かれらを 惠 みたまひたればなり
4 神 よなんぢはわが 王 なり ねがはくはヤコブのために 救 をほどこしたまへ
5 われらは 汝 によりて 敵 をたふし また 我儕 にさからひて 起 りたつものをなんぢの 名 によりて 踐 壓 ふべし
6 そはわれわが 弓 によりたのまず わが 劍 もまた 我 をすくふことあたはざればなり
7 なんぢわれらを 敵 よりすくひ またわれらを 惡 むものを 辱 かしめたまへり
8 われらはひねもす 神 によりてほこり われらは 永遠 になんぢの 名 に 感謝 せん セラ
9 しかるに 今 はわれらをすてて 恥 をおはせたまへり われらの 軍人 とともに 出 ゆきたまはず
10 われらを 敵 のまへより 退 かしめたまへり われらを 惡 むものその 任意 にわれらを 掠 めうばへり
11 なんぢわれらを 食 にそなへらるる 羊 のごとくにあたへ 斯 てわれらをもろもろの 國人 のなかにちらし
12 得 るところなくしてなんぢの 民 をうり その 價 によりてなんぢの 富 をましたまはざりき
13 汝 われらを 隣人 にそしらしめ われらを 環 るものにあなどらしめ 嘲 けらしめたまへり
14 又 もろもろの 國 のなかにわれらを 談柄 となし もろもろの 民 のなかにわれらを 頭 ふらるる 者 となしたまへり
15 わが 凌辱 ひねもす 我 がまへにあり わがかほの 恥 われをおほへり
16 こは 我 をそしり 我 をののしるものの 聲 により 我 にあだし 我 にうらみを 報 るものの 故 によるなり
17 これらのこと 皆 われらに 臨 みきつれどわれらなほ 汝 をわすれず なんぢの 契約 をいつはりまもらざりき
18 われらの 心 しりぞかずわれらの 歩履 なんぢの 道 をはなれず
19 然 どなんぢは 野 犬 のすみかにてわれらをきずつけ 死蔭 をもてわれらをおほひ 給 へり
20 われらもしおのれの 神 の 名 をわすれ 或 はわれらの 手 を 異神 にのべしことあらんには
21 神 はこれを 糺 したまはざらんや 神 はこころの 隠 れたることをも 知 たまふ
22 われらは 終日 なんぢのために 死 にわたされ 屠 られんとする 羊 の 如 くせられたり
23 主 よさめたまへ 何 なればねぶりたまふや 起 たまへ われらをとこしへに 棄 たまふなかれ
24 いかなれば 聖顔 をかくしてわれらがうくる 苦難 と 虐待 とをわすれたまふや
25 われらのたましひはかがみて 塵 にふし われらの 腹 は 土 につきたり
26 ねがはくは 起 てわれらをたすけたまへ なんぢの 仁慈 のゆゑをもてわれらを 贖 ひたまへ
Chapter 45
1 百合花のしらべにあはせて伶長にうたはしめたるコラの子のをしへのうた 愛のうた わが 心 はうるはしき 事 にてあふる われは 王 のために 詠 たるものをいひいでん わが 舌 はすみやけく 寫字人 の 筆 なり
2 なんぢは 人 の 子輩 にまさりて 美 しく 文雅 そのくちびるにそそがる このゆゑに 神 はとこしへに 汝 をさいはひしたまへり
3 英雄 よなんぢその 劍 その 榮 その 威 をこしに 佩 べし
4 なんぢ 眞理 と 柔和 とただしきとのために 威 をたくましくし 勝 をえて 乗 すすめ なんぢの 右手 なんぢに 畏 るべきことををしへん
5 なんぢの 矢 は 鋭 して 王 のあたの 胸 をつらぬき もろもろの 民 はなんぢの 下 にたふる
6 神 よなんぢの 寳座 はいやとほ 永 くなんぢの 國 のつゑは 公平 のつゑなり
7 なんぢは 義 をいつくしみ 惡 をにくむ このゆゑに 神 なんぢの 神 はよろこびの 膏 をなんぢの 侶 よりまさりて 汝 にそそぎたまへり
8 なんぢの 衣 はみな 沒薬 蘆薈 肉桂 のかをりあり 琴瑟 の 音 ざうげの 諸殿 よりいでて 汝 をよろこばしめたり
9 なんぢがたふとき 婦 のなかにはもろもろの 王 のむすめあり 皇后 はオフルの 金 をかざりてなんぢの 右 にたつ
10 女 よきけ 目 をそそげ なんぢの 耳 をかたぶけよ なんぢの 民 となんぢが 父 の 家 とをわすれよ
11 さらば 王 はなんぢの 美麗 をしたはん 王 はなんぢの 主 なりこれを 伏 拝 め
12 ツロの 女 は 贈物 をもてきたり 民 間 のとめるものも 亦 なんぢの 惠 をこひもとめん
13 王 のむすめは 殿 のうちにていとど 榮 えかがやき そのころもは 金 をもて 織 なせり
14 かれは 鍼繍 せる 衣 をきて 王 のもとにいざなはる 之 にともなへる 處女 もそのあとにしたがひて 汝 のもとにみちびかれゆかん
15 かれらは 歓喜 と 快樂 とをもていざなはれ 斯 して 王 の 殿 にいらん
16 なんぢの 子 らは 列祖 にかはりてたち なんぢはこれを 全地 に 君 となさん
17 我 なんぢの 名 をよろづ 代 にしらしめん この 故 にもろもろの 民 はいやとほ 永 くなんぢに 感謝 すべし
Chapter 46
1 女音のしらべにしたがひて伶長にうたはしめたるコラの子のうた 神 はわれらの 避所 また 力 なり なやめるときの 最 ちかき 助 なり
2 さればたとひ 地 はかはり 山 はうみの 中央 にうつるとも 我儕 はおそれじ
3 よしその 水 はなりとどろきてさわぐとも その 溢 れきたるによりて 山 はゆるぐとも 何 かあらん セラ
4 河 ありそのながれは 神 のみやこをよろこばしめ 至上者 のすみたまふ 聖所 をよろこばしむ
5 神 そのなかにいませば 都 はうごかじ 神 は 朝 つとにこれを 助 けたまはん
6 もろもろの 民 はさわぎたち もろもろの 國 はうごきたり 神 その 聲 をいだしたまへば 地 はやがてとけぬ
7 萬軍 のヱホバはわれらとともなり ヤコブの 神 はわれらのたかき 櫓 なり セラ
8 きたりてヱホバの 事跡 をみよ ヱホバはおほくの 懼 るべきことを 地 になしたまへり
9 ヱホバは 地 のはてまでも 戰闘 をやめしめ 弓 ををり 戈 をたち 戰車 を 火 にてやきたまふ
10 汝等 しづまりて 我 の 神 たるをしれ われはもろもろの 國 のうちに 崇 められ 全地 にあがめらるべし
11 萬軍 のヱホバはわれらと 偕 なり ヤコブの 神 はわれらの 高 きやぐらなり セラ
Chapter 47
1 伶長にうたはしめたるコラの子のうた もろもろのたみよ 手 をうち 歓喜 のこゑをあげ 神 にむかひてさけべ
2 いとたかきヱホバはおそるべく また 地 をあまねく 治 しめす 大 なる 王 にてましませばなり
3 ヱホバはもろもろの 民 をわれらに 服 はせ もろもろの 國 をわれらの 足下 にまつろはせたまふ
4 又 そのいつくしみたまふヤコブが 譽 とする 嗣業 をわれらのために 選 びたまはん セラ
5 神 はよろこびさけぶ 聲 とともにのぼり ヱホバはラッパの 聲 とともにのぼりたまへり
6 ほめうたへ 神 をほめうたへ 頌歌 へわれらの 王 をほめうたへ
7 かみは 地 にあまねく 王 なればなり 敎訓 のうたをうたひてほめよ
8 神 はもろもろの 國 をすべをさめたまふ 神 はそのきよき 寳座 にすわりたまふ
9 もろもろのたみの 諸侯 はつどひきたりてアブラハムの 神 の 民 となれり 地 のもろもろの 盾 は 神 のものなり 神 はいとたふとし
Chapter 48
1 コラの子のうたなり讃美なり ヱホバは 大 なり われらの 神 の 都 そのきよき 山 のうへにて 甚 くほめたたへられたまふべし
2 シオンの 山 はきたの 端 たかくしてうるはしく 喜悦 を 地 にあまねくあたふ ここは 大 なる 王 のみやこなり
3 そのもろもろの 殿 のうちに 神 はおのれをたかき 櫓 としてあらはしたまへり
4 みよ 王等 はつどひあつまりて 偕 にすぎゆきぬ
5 かれらは 都 をみてあやしみ 且 おそれて 忽 ちのがれされり
6 戰慄 はかれらにのぞみ その 苦痛 は 子 をうまんとする 婦 のごとし
7 なんぢは 東風 をおこしてタルシシの 舟 をやぶりたまふ
8 曩 にわれらが 聞 しごとく 今 われらは 萬軍 のヱホバの 都 われらの 神 のみやこにて 之 をみることをえたり 神 はこの 都 をとこしへまで 固 くしたまはん セラ
9 神 よ 我 らはなんぢの 宮 のうちにて 仁慈 をおもへり
10 神 よなんぢの 譽 はその 名 のごとく 地 の 極 にまでおよべり なんぢの 右手 はただしきにて 充 り
11 なんぢのもろもろの 審判 によりてシオンの 山 はよろこびユダの 女 輩 はたのしむべし
12 シオンの 周圍 をありき 徧 くめぐりてその 櫓 をかぞへよ
13 その 石垣 に 目 をとめよ そのもろもろの 殿 をみよ なんぢらこれを 後代 にかたりつたへんが 爲 なり
14 そはこの 神 はいや 遠長 にわれらの 神 にましましてわれらを 死 るまでみちびきたまはん
Chapter 49
1 伶長にうたはしめたるコラの子のうた もろもろの 民 よきけ 賤 きも 貴 きも 富 るも 貧 きもすべて 地 にすめる 者 よ なんぢらともに 耳 をそばだてよ
2 伶長にうたはしめたるコラの子のうた もろもろの 民 よきけ 賤 きも 貴 きも 富 るも 貧 きもすべて 地 にすめる 者 よ なんぢらともに 耳 をそばだてよ
3 わが 口 はかしこきことをかたり わが 心 はさときことを 思 はん
4 われ 耳 を 喩言 にかたぶけ 琴 をならしてわが 幽玄 なる 語 をときあらはさん
5 わが 踵 にちかかる 不義 のわれを 打 圍 むわざはひの 日 もいかで 懼 るることあらんや
6 おのが 富 をたのみ 財 おほきを 誇 るもの
7 たれ 一人 おのが 兄弟 をあがなふことあたはず 之 がために 贖價 を 神 にささげ
8 之 をとこしへに 生存 へしめて 朽 ざらしむることあたはず(霊魂 をあがなふには 費 いとおほくして 此事 をとこしへに 捨置 ざるを 得 ざればなり)
9 之 をとこしへに 生存 へしめて 朽 ざらしむることあたはず(霊魂 をあがなふには 費 いとおほくして 此事 をとこしへに 捨置 ざるを 得 ざればなり)
10 そは 智 きものも 死 おろかものも 獣心者 もひとしくほろびてその 富 を 他人 にのこすことは 常 にみるところなり
11 かれら 竊 におもふ わが 家 はとこしへに 存 りわがすまひは 世々 にいたらんと かれらはその 地 におのが 名 をおはせたり
12 されど 人 は 譽 のなかに 永 くとどまらず 亡 びうする 獣 のごとし
13 斯 のごときは 愚 かなるものの 途 なり 然 はあれど 後 人 はその 言 をよしとせん セラ
14 かれらは 羊 のむれのごとくに 陰府 のものと 定 めらる 死 これが 牧者 とならん 直 きもの 朝 にかれらををさめん その 美容 は 陰府 にほろぼされて 宿 るところなかるべし
15 されど 神 われを 接 たまふべければわが 霊魂 をあがなひて 陰府 のちからより 脱 かれしめたまはん セラ
16 人 のとみてその 家 のさかえくははらんとき 汝 おそるるなかれ
17 かれの 死 るときは 何 一 つたづさへゆくことあたはず その 榮 はこれにしたがひて 下 ることをせざればなり
18 かかる 人 はいきながらふるほどに 己 がたましひを 祝 するとも みづからを 厚 うするがゆゑに 人々 なんぢをほむるとも
19 なんぢ 列祖 の 世 にゆかん かれらはたえて 光 をみざるべし
20 尊貴 なかにありて 暁 らざる 人 はほろびうする 獣 のごとし
Chapter 50
1 アサフのうた ぜんのうの 神 ヱホバ 詔命 して 日 のいづるところより 日 のいるところまであまねく 地 をよびたまへり
2 かみは 美麗 の 極 なるシオンより 光 をはなちたまへり
3 われらの 神 はきたりて 默 したまはじ 火 その 前 にものをやきつくし 暴風 その 四周 にふきあれん
4 神 はその 民 をさばかんとて 上 なる 天 および 地 をよびたまへり
5 いはく 祭物 をもて 我 とけいやくをたてしわが 聖徒 をわがもとに 集 めよと
6 もろもろの 天 は 神 の 義 をあらはせり 神 はみづから 審士 たればなり セラ
7 わが 民 よきけ 我 ものいはんイスラエルよきけ 我 なんぢにむかひて 證 をなさん われは 神 なんぢの 神 なり
8 わがなんぢを 責 るは 祭物 のゆゑにあらず なんぢの 燔祭 はつねにわが 前 にあり
9 我 はなんぢの 家 より 牡牛 をとらず なんぢの 牢 より 牡山羊 をとらず
10 林 のもろもろのけもの 山 のうへの 千々 の 牲畜 はみなわが 有 なり
11 われは 山 のすべての 鳥 をしる 野 のたけき 獣 はみなわがものなり
12 世界 とそのなかに 充 るものとはわが 有 なれば 縦 ひわれ 饑 るともなんぢに 告 じ
13 われいかで 牡牛 の 肉 をくらひ 牡山羊 の 血 をのまんや
14 感謝 のそなへものを 神 にささげよ なんぢのちかひを 至上者 につくのへ
15 なやみの 日 にわれをよべ 我 なんぢを 援 けん 而 してなんぢ 我 をあがむべし
16 然 はあれど 神 あしきものに 言 給 く なんぢは 敎 をにくみ わが 言 をその 後 にすつるものなるに 何 のかかはりありてわが 律法 をのべ わがけいやくを 口 にとりしや
17 然 はあれど 神 あしきものに 言 給 く なんぢは 敎 をにくみ わが 言 をその 後 にすつるものなるに 何 のかかはりありてわが 律法 をのべ わがけいやくを 口 にとりしや
18 なんぢ 盗人 をみれば 之 をよしとし 姦淫 をおこなふものの 伴侶 となれり
19 なんぢその 口 を 惡 にわたす なんぢの 舌 は 詭計 をくみなせり
20 なんぢ 坐 りて 兄弟 をそしり 己 がははの 子 を 誣 ののしれり
21 汝 これらの 事 をなししをわれ 默 しぬれば なんぢ 我 をおのれに 恰 にたるものとおもへり されど 我 なんぢを 責 めてその 罪 をなんぢの 目前 につらぬべし
22 神 をわするるものよ 今 このことを 念 へ おそらくは 我 なんぢを 抓 さかんとき 助 るものあらじ
23 感謝 のそなへものを 献 るものは 我 をあがむ おのれの 行爲 をつつしむ 者 にはわれ 神 の 救 をあらはさん
Chapter 51
1 ダビデがバテセバにかよひしのち預言者ナタンの來れるときよみて伶長にうたはしめたる歌 ああ 神 よねがはくはなんぢの 仁慈 によりて 我 をあはれみ なんぢの 憐憫 のおほきによりてわがもろもろの 愆 をけしたまへ
2 わが 不義 をことごとくあらひさり 我 をわが 罪 よりきよめたまへ
3 われはわが 愆 をしる わが 罪 はつねにわが 前 にあり
4 我 はなんぢにむかひて 獨 なんぢに 罪 ををかし 聖前 にあしきことを 行 へり されば 汝 ものいふときは 義 とせられ なんぢ 鞫 くときは 咎 めなしとせられ 給 ふ
5 視 よわれ 邪曲 のなかにうまれ 罪 ありてわが 母 われをはらみたりき
6 なんぢ 眞實 をこころの 衷 にまでのぞみ わが 隠 れたるところに 智慧 をしらしめ 給 はん
7 なんぢヒソブをもて 我 をきよめたまへ さらばわれ 淨 まらん 我 をあらひたまへ さらばわれ 雪 よりも 白 からん
8 なんぢ 我 によろこびと 快樂 とをきかせ なんぢが 碎 きし 骨 をよろこばせたまへ
9 ねがはくは 聖顔 をわがすべての 罪 よりそむけ わがすべての 不義 をけしたまへ
10 ああ 神 よわがために 清 心 をつくり わが 衷 になほき 霊 をあらたにおこしたまへ
11 われを 聖前 より 棄 たまふなかれ 汝 のきよき 霊 をわれより 取 りたまふなかれ
12 なんぢの 救 のよろこびを 我 にかへし 自由 の 霊 をあたへて 我 をたもちたまへ
13 さらばわれ 愆 ををかせる 者 になんぢの 途 ををしへん 罪人 はなんぢに 歸 りきたるべし
14 神 よわが 救 のかみよ 血 をながしし 罪 より 我 をたすけいだしたまへ わが 舌 は 聲 たからかになんぢの 義 をうたはん
15 主 よわが 口唇 をひらきたまへ 然 ばわが 口 なんぢの 頌美 をあらはさん
16 なんぢは 祭物 をこのみたまはず もし 然 らずば 我 これをささげん なんぢまた 燔祭 をも 悦 びたまはず
17 神 のもとめたまふ 祭物 はくだけたる 霊魂 なり 神 よなんぢは 碎 けたる 悔 しこころを 藐 しめたまふまじ
18 ねがはくは 聖意 にしたがひてシオンにさいはひし ヱルサレムの 石垣 をきづきたまへ
19 その 時 なんぢ 義 のそなへものと 燔祭 と 全 きはんさいとを 悦 びたまはん かくて 人々 なんぢの 祭壇 に 牡牛 をささぐべし
Chapter 52
1 エドム人ドエグ、サウルにきたりてダビデはアビメレクの家にきぬと告しときダビデがよみて伶長にうたはしめたる敎訓のうた 猛者 よなんぢ 何 なればあしき 企圖 をもて 自 らほこるや 神 のあはれみは 恒 にたえざるなり
2 なんぢの 舌 はあしきことをはかり 利 き 剃刀 のごとくいつはりをおこなふ
3 なんぢは 善 よりも 惡 をこのみ 正義 をいふよりも 虚偽 をいふをこのむ セラ
4 たばかりの 舌 よなんぢはすべての 物 をくひほろぼす 言 をこのむ
5 されば 神 とこしへまでも 汝 をくだき また 汝 をとらへてその 幕屋 よりぬきいだし 生 るものの 地 よりなんぢの 根 をたやしたまはん セラ
6 義者 はこれを 見 ておそれ 彼 をわらひていはん
7 神 をおのが 力 となさず その 富 のゆたかなるをたのみ その 惡 をもて 己 をかたくせんとする 人 をみよと
8 然 はあれどわれは 神 の 家 にあるあをき 橄欖 の 樹 のごとし 我 はいやとほながに 神 のあはれみに 依賴 まん
9 なんぢこの 事 をおこなひ 給 ひしによりて 我 とこしへになんぢに 感謝 し なんぢの 聖徒 のまへにて 聖名 をまちのぞまん こは 宜 しきことなればなり
Chapter 53
1 マハラツ(樂器の名、あるひはいふ調べの名)にあはせて伶長にうたはしめたるダビデの敎訓のうた 愚 かなるものは 心 のうちに 神 なしといへり かれらは 腐 れたりかれらは 憎 むべき 不義 をおこなへり 善 をおこなふ 者 なし
2 神 は 天 より 人 の 子 をのぞみて 悟 るものと 神 をたづぬる 者 とありやなしやを 見 たまひしに
3 みな退ぞきてことごとく 汚 れたり 善 をなすものなし 一人 だになし
4 不義 をおこなふものは 知覺 なきか かれらは 物 くふごとくわが 民 をくらひ また 神 をよばふことをせざるなり
5 かれらは 懼 るべきことのなきときに 大 におそれたり 神 はなんぢにむかひて 營 をつらぬるものの 骨 をちらしたまへばなり 神 かれらを 棄 たまひしによりて 汝 かれらを 辱 かしめたり
6 願 くはシオンよりイスラエルの 救 のいでんことを 神 その 民 のとらはれたるを 返 したまふときヤコブはよろこびイスラエルは 樂 まん
Chapter 54
1 ジフ人のサウルにきたりてダビデはわれらの處にかくれをるにあらずやといひたりしとき ダビデうたのかみに琴にてうたはしめたる敎訓のうた 神 よねがはくは 汝 の 名 によりて 我 をすくひ なんぢの 力 をもて 我 をさばきたまへ
2 神 よわが 祈 をききたまへ わが 口 のことばに 耳 をかたぶけたまへ
3 そは 外人 はわれにさからひて 起 りたち 強暴人 はわがたましひを 索 むるなり かれらは 神 をおのが 前 におかざりき セラ
4 みよ 神 はわれをたすくるものなり 主 はわがたましひを 保 つものとともに 在 せり
5 主 はわが 仇 にそのあしきことの 報 をなしたまはん 願 くはなんぢの 眞實 によりて 彼等 をほろぼしたまへ
6 我 よろこびて 祭物 をなんぢに 献 ん ヱホバよ 我 なんぢの 名 にむかひて 感謝 せん こは 宜 しきことなればなり
7 そはヱホバはすべての 患難 より 我 をすくひたまへり わが 目 はわが 仇 につきての 願望 をみたり
Chapter 55
1 ダビデうたのかみに琴にてうたはしめたる敎訓のうた 神 よねがはくは 耳 をわが 祈 にかたぶけたまへ わが 懇求 をさけて 身 をかくしたまふなかれ
2 われに 聖意 をとめ 我 にこたへたまへ われ 歎息 によりてやすからず 悲 みうめくなり
3 これ 仇 のこゑと 惡 きものの 暴虐 とのゆゑなり そはかれら 不義 をわれに 負 せ いきどほりて 我 におひせまるなり
4 わが 心 わがうちに 憂 ひいたみ 死 のもろもろの 恐懼 わがうへにおちたり
5 おそれと 戰慄 とわれにのぞみ 甚 だしき 恐懼 われをおほへり
6 われ 云 ねがはくは 鴿 のごとく 羽翼 のあらんことを さらば 我 とびさりて 平安 をえん
7 みよ 我 はるかにのがれさりて 野 にすまん セラ
8 われ 速 かにのがれて 暴風 と 狂風 とをはなれん
9 われ 都 のうちに 強暴 とあらそひとをみたり 主 よねがはくは 彼等 をほろぼしたまへ かれらの 舌 をわかれしめたまへ
10 彼等 はひるもよるも 石垣 のうへをあるきて 邑 をめぐる 邑 のうちには 邪曲 とあしき 企圖 とあり
11 また 惡 きこと 邑 のうちにあり しへたげと 欺詐 とはその 街衢 をはなるることなし
12 われを 謗 れるものは 仇 たりしものにあらず もし 然 りしならば 尚 しのばれしなるべし 我 にむかひて 己 をたかくせし 者 はわれを 恨 たりしものにあらず 若 しかりしならば 身 をかくして 彼 をさけしなるべし
13 されどこれ 汝 なり われとおなじきもの わが 友 われと 親 しきものなり
14 われら 互 にしたしき 語 らひをなし また 會衆 のなかに 在 てともに 神 の 家 にのぼりたりき
15 死 は 忽然 かれらにのぞみ その 生 るままにて 陰府 にくだらんことを そは 惡 事 その 住處 にありその 中 にあればなり
16 されど 我 はただ 神 をよばんヱホバわれを 救 ひたまふべし
17 夕 にあしたに 晝 にわれなげき 且 かなしみうめかん ヱホバわが 聲 をききたまふべし
18 ヱホバは 我 をせむる 戰闘 よりわが 霊魂 をあがなひいだして 平安 をえしめたまへり そはわれを 攻 るもの 多 かりければなり
19 太古 よりいます 者 なる 神 はわが 聲 をききてかれらを 惱 めたまべし セラ かれらには 變 ることなく 神 をおそるることなし
20 かの 人 はおのれと 睦 みをりしものに 手 をのべてその 契約 をけがしたり
21 その 口 はなめらかにして 乳 酥 のごとくなれどもその 心 はたたかひなり その 言 はあぶらに 勝 りてやはらかなれどもぬきたる 劍 にことならず
22 なんぢの 荷 をヱホバにゆだねよさらば 汝 をささへたまはん ただしき 人 のうごかさるることを 常 にゆるしたまふまじ
23 かくて 神 よなんぢはかれらを 亡 の 坑 におとしいれたまはん 血 をながすものと 詭計 おほきものとは 生 ておのが 日 の 半 にもいたらざるべし 然 はあれどわれは 汝 によりたのまん
Chapter 56
1 ダビデがガテにてペリシテ人にとらへられしとき詠て「遠きところにをる音をたてぬ鴿」のしらべにあはせて伶長にうたはしめたるミクタムの歌 ああ 神 よねがはくは 我 をあはれみたまへ 人 いきまきて 我 をのまんとし 終日 たたかひて 我 をしへたぐ
2 わが 仇 ひねもす 急喘 てわれをのまんとす 誇 りたかぶりて 我 とたたかふものおほし
3 われおそるるときは 汝 によりたのまん
4 われ 神 によりてその 聖言 をほめまつらん われ 神 に 依賴 みたればおそるることあらじ 肉體 われになにをなし 得 んや
5 かれらは 終日 わがことばを 曲 るなり その 思念 はことごとくわれにわざはひをなす
6 かれらは 群 つどひて 身 をひそめ わが 歩 に 目 をとめてわが 霊魂 をうかがひもとむ
7 かれらは 不義 をもてのがれんとおもへり 神 よねがはくは 憤 ほりてもろもろの 民 をたふしたまへ
8 汝 わがあまた 土 の 流離 をかぞへたまへり なんぢの 革嚢 にわが 涙 をたくはへたまへ こは 皆 なんぢの 冊 にしるしあるにあらずや
9 わがよびもとむる 日 にはわが 仇 しりぞかん われ 神 のわれを 守 りたまふことを 知 る
10 われ 神 によりてその 聖言 をはめまつらん 我 ヱホバによりてそのみことばを 讃 まつらん
11 われ 神 によりたのみたれば 懼 るることあらじ 人 はわれに 何 をなしえんや
12 神 よわがなんぢにたてし 誓 はわれをまとへり われ 感謝 のささげものを 汝 にささげん
13 汝 わがたましひを 死 よりすくひたまへばなり なんぢ 我 をたふさじとわが 足 をまもり 生命 の 光 のうちにて 神 のまへに 我 をあゆませ 給 ひしにあらずや
Chapter 57
1 ダビデが洞にいりてサウルの手をのがれしとき詠て「ほろぼすなかれ」にといふ調にあはせて伶長にうたはしめたるミクタムのうた 我 をあはれみたまへ 神 よわれをあはれみたまへ わが 霊魂 はなんぢを 避所 とす われ 禍害 のすぎさるまではなんぢの 翼 のかげを 避所 とせん
2 我 はいとたかき 神 によばはん わがために 百事 をなしをへたまふ 神 によばはん
3 神 はたすけを 天 よりおくりて 我 をのまんとする 者 のそしるときに 我 を 救 ひたまはん セラ 神 はその 憐憫 その 眞實 をおくりたまはん
4 わがたましひは 群 ゐる 獅 のなかにあり 火 のごとくもゆる 者 その 歯 は 戈 のごとく 矢 のごとくその 舌 はとき 劍 のごとき 人 の 子 のなかに 我 ふしぬ
5 神 よねがはくはみづからを 天 よりも 高 くしみさかえを 全地 のうへに 擧 たまへ
6 かれらはわが 足 をとらへんとて 網 をまうく わが 霊魂 はうなたる かれらはわがまへに 阱 をほりたり 而 してみづからその 中 におちいれり セラ
7 わが 心 さだまれり 神 よわがこころ 定 まれり われ 謳 ひまつらん 頌 まつらん
8 わが 榮 よさめよ 筝 よ 琴 よさめよ われ 黎明 をよびさまさん
9 主 よわれもろもろの 民 のなかにてなんぢに 感謝 し もろもろの 國 のなかにて 汝 をほめうたはん
10 そは 汝 のあはれみは 大 にして 天 にまでいたり なんぢの 眞實 は 雲 にまでいたる
11 神 よねがはくは 自 からを 天 よりも 高 くし 光榮 をあまねく 地 のうへに 擧 たまへ
Chapter 58
1 ダビデがよみて「ほろぼすなかれ」といふ調にあはせて伶長にうたはしめたるミクタムのうた なんぢら 默 しゐて 義 をのべうるか 人 の 子 よなんぢらなほき 審判 をおこなふや
2 否 なんぢらは 心 のうちに 惡 事 をおこなひ その 手 の 強暴 をこの 地 にはかりいだすなり
3 あしきものは 胎 をはなるるより 背 きとほざかり 生 れいづるより 迷 ひていつはりをいふ
4 かれらの 毒 は 蛇 のどくのごとし かれらは 蠱術 をおこなふものの 甚 たくみにまじなふその 聲 をだにきかざる 耳 ふさぐ 聾 ひの 蝮 のごとし
5 かれらの 毒 は 蛇 のどくのごとし かれらは 蠱術 をおこなふものの 甚 たくみにまじなふその 聲 をだにきかざる 耳 ふさぐ 聾 ひの 蝮 のごとし
6 神 よかれらの 口 の 歯 ををりたまヘ ヱホバよ 壯獅 の 牙 をぬきくだきたまへ
7 願 くはかれらを 流 れゆく 水 のごとくに 消失 しめ その 矢 をはなつときは 折 れたるごとくなし 給 はんことを
8 また 融 てきえゆく 蝸牛 のごとく 婦 のときならず 產 たる 目 をみぬ 嬰 のごとくならしめ 給 へ
9 なんぢらの 釜 いまだ 荊蕀 の 火 をうけざるさきに 靑 をも 燃 たるをもともに 狂風 にて 吹 さりたまはん
10 義者 はかれらが 讎 かへさるるを 見 てよろこび その 足 をあしきものの 血 のなかにてあらはん
11 かくて 人 はいふべし 實 にただしきものに 報賞 あり 實 にさばきをほどこしたまふ 神 はましますなりと
Chapter 59
1 サウル、ダビデを殺さんとし人をおくりてその家をうかがはしめし時ダビデがよみて「ほろぼすなかれ」といふ調にあはせて伶長にうたはしめたるミクタムの歌 わが 神 よねがはくは 我 をわが 仇 よりたすけいだし われを 高處 におきて 我 にさからひ 起 立 つものより 脱 かれしめたまへ
2 邪曲 をおこなふものより 我 をたすけいだし 血 をながす 人 より 我 をすくひたまへ
3 視 よかれらは 潜 みかくれてわが 霊魂 をうかがひ 猛者 むれつどひて 我 をせむ ヱホバよ 此 はわれに 愆 あるにあらず われに 罪 あるにあらず
4 かれら 趨 りまはりて 過失 なきに 我 をそこなはんとて 備 をなす ねがはくは 我 をたすくるために 目 をさまして 見 たまへ
5 なんぢヱホバ 萬軍 の 神 イスラエルの 神 よ ねがはくは 目 をさましてもろもろの 國 にのぞみたまへ あしき 罪人 にあはれみを 加 へたまふなかれ セラ
6 かれらは 夕 にかへりきたり 犬 のごとくほえて 邑 をへありく
7 視 よかれらは 口 より 惡 をはく そのくちびるに 劍 あり かれらおもへらく 誰 ありてこの 言 をきかんやと
8 されどヱホバよ 汝 はかれらをわらひ もろもろの 國 をあざわらひたまはん
9 わが 力 よわれ 汝 をまちのぞまん 神 はわがたかき 櫓 なり
10 憐憫 をたまふ 神 はわれを 迎 へたまはん 神 はわが 仇 につきての 願望 をわれに 見 させたまはん
11 願 くはかれらを 殺 したまふなかれ わが 民 つひに 忘 れやはせん 主 われらの 盾 よ 大能 をもてかれらを 散 し また 卑 したまへ
12 かれらがくちびるの 言 はその 口 のつみなり かれらは 詛 と 虚偽 とをいひいづるによりてその 傲慢 のためにとらへられしめたまへ
13 忿恚 をもてかれらをほろぼしたまへ 再 びながらふることなきまでに 彼等 をほろぼしたまへ ヤコブのなかに 神 いまして 統治 めたまふことをかれらに 知 しめて 地 の 極 にまでおよぼしたまへ セラ
14 かれらは 夕 にかへりきたり 犬 のごとくほえて 邑 をへありくべし
15 かれらはゆききして 食物 をあさり もし 飽 ことなくば 終夜 とどまれり
16 されど 我 はなんぢの 大能 をうたひ 清晨 にこゑをあげてなんぢの 憐憫 をうたひまつらん なんぢわが 迫 りくるしみたる 日 にたかき 櫓 となり わが 避所 となりたまひたればなり
17 わがちからよ 我 なんぢにむかひて 頌辭 をうたひまつらん 神 はわがたかき 櫓 われにあはれみをたまふ 神 なればなり
Chapter 60
1 ダビデ、ナハライムのアラムおよびゾバのアラムとたたかひをりしがヨアブかへりゆき鹽谷にてエドム人一萬二千をころししとき敎訓をなさんとてダビデがよみて「證詞の百合花」といふ調にあはせて伶長にうたはしめたるミクタムの歌 神 よなんぢわれらを 棄 われらをちらし 給 へり なんぢは 憤 ほりたまへり ねがはくは 再 びわれらを 歸 したまへ
2 なんぢ 國 をふるはせてこれを 裂 たまへり ねがはくはその 多 くの 隙 をおぎなひたまへ そは 國 ゆりうごくなり
3 なんぢはその 民 にたへがたきことをしめし 人 をよろめかする 酒 をわれらに 飮 しめ 給 へり
4 なんぢ 眞理 のために 擧 しめんとて 汝 をおそるるものに 一 つの 旗 をあたへたまへり セラ
5 ねがはくは 右 の 手 をもて 救 をほどこし われらに 答 をなして 愛 しみたまふものに 助 をえしめたまへ
6 神 はその 聖 をもていひたまへり われ 甚 くよろこばん われシケムをわかちスコテの 谷 をはからん
7 ギレアデはわがもの マナセはわが 有 なり エフライムも 亦 わが 首 のまもりなり ユダはわが 杖
8 モアブはわが 足盥 なり エドムにはわが 履 をなげん ベリシテよわが 故 によりて 聲 をあげよと
9 たれかわれを 堅固 なる 邑 にすすましめんや 誰 かわれをみちびきてエドムにゆきたるか
10 神 よなんぢはわれらを 棄 たまひしにあらずや 神 よなんぢはわれらの 軍 とともにいでゆきたまはず
11 ねがはくは 助 をわれにあたへて 敵 にむかはしめたまへ 人 のたすけは 空 しければなり
12 われらは 神 によりて 勇 しくはたらかん われらの 敵 をみたまふものは 神 なればなり
Chapter 61
1 琴にあはせて伶長にうたはしめたるダビデのうた ああ 神 よねがはくはわが 哭 聲 をききたまへ わが 祈 にみこころをとめたまへ
2 わが 心 くづほるるとき 地 のはてより 汝 をよばん なんぢ 我 をみちびきてわが 及 びがたきほどの 高 き 磐 にのぼらせたまへ
3 なんぢはわが 避所 われを 仇 よりのがれしむる 堅固 なる 櫓 なればなり
4 われ 永遠 になんぢの 帷幄 にすまはん 我 なんぢの 翼 の 下 にのがれん セラ
5 神 よなんぢはわがもろもろの 誓 をきき 名 をおそるるものにたまふ 嗣業 をわれにあたへたまへり
6 なんぢは 王 の 生命 をのばし その 年 を 幾代 にもいたらせたまはん
7 王 はとこしへに 神 のみまへにとどまらん ねがはくは 仁慈 と 眞實 とをそなへて 彼 をまもりたまへ
8 さらば 我 とこしへに 名 をほめうたひて 日 ごとにわがもろもろの 誓 をつくのひ 果 さん
Chapter 62
1 エドトンの體にしたがひて伶長にうたはしめたるダビデのうた わがたましひは 默 してただ 神 をまつ わがすくひは 神 よりいづるなり
2 神 こそはわが 磐 わがすくひなれ またわが 高 き 櫓 にしあれば 我 いたくは 動 かされじ
3 なんぢらは 何 のときまで 人 におしせまるや なんぢら 相 共 にかたぶける 石垣 のごとく 搖 ぎうごける 籬 のごとくに 人 をたふさんとするか
4 かれらは 人 をたふとき 位 よりおとさんとのみ 謀 り いつはりをよろこびまたその 口 にてはいはひその 心 にてはのろふ セラ
5 わがたましひよ 默 してただ 神 をまて そはわがのぞみは 神 よりいづ
6 神 こそはわが 磐 わがすくひなれ 又 わがたかき 櫓 にしあれば 我 はうごかされじ
7 わが 救 とわが 榮 とは 神 にあり わがちからの 磐 わがさけどころは 神 にあり
8 民 よいかなる 時 にも 神 によりたのめ その 前 になんぢらの 心 をそそぎいだせ 神 はわれらの 避所 なり セラ
9 實 にひくき 人 はむなしくたかき 人 はいつはりなり すべてかれらを 權衡 におかば 上 にあがりて 虚 しきものよりも 軽 きなり
10 暴虐 をもて 恃 とするなかれ 掠奪 ふをもてほこるなかれ 富 のましくははる 時 はこれに 心 をかくるなかれ
11 ちからは 神 にあり 神 ひとたび 之 をのたまへり われ 二次 これをきけり
12 ああ 主 よあはれみも 亦 なんぢにあり なんぢは 人 おのおのの 作 にしたがひて 報 をなしたまへばなり
Chapter 63
1 ユダの野にありしときに詠るダビデのうた ああ 神 よなんぢはわが 神 なり われ 切 になんぢをたづねもとむ 水 なき 燥 きおとろへたる 地 にあるごとくわが 霊魂 はかわきて 汝 をのぞみ わが 肉體 はなんぢを 戀 したふ
2 曩 にも 我 かくのごとく 大權 と 榮光 とをみんことをねがひ 聖所 にありて 目 をなんぢより 離 れしめざりき
3 なんぢの 仁慈 はいのちにも 勝 れるゆゑにわが 口唇 はなんぢを 讃 まつらん
4 斯 われはわが 生 るあひだ 汝 をいはひ 名 によりてわが 手 をあげん
5 われ 床 にありて 汝 をおもひいで 夜 の 更 るままになんぢを 深 くおもはん 時 わがたましひは 髓 と 脂 とにて 饗 さるるごとく 飽 ことをえ わが 口 はよろこびの 口唇 をもてなんぢを 讃 たたへん
6 われ 床 にありて 汝 をおもひいで 夜 の 更 るままになんぢを 深 くおもはん 時 わがたましひは 髓 と 脂 とにて 饗 さるるごとく 飽 ことをえ わが 口 はよろこびの 口唇 をもてなんぢを 讃 たたへん
7 そはなんぢわが 助 となりたまひたれば 我 なんぢの 翼 のかげに 入 てよろこびたのしまん
8 わがたましひはなんぢを 慕追 ふ みぎの 手 はわれを 支 ふるなり
9 然 どわがたましひを 滅 さんとて 尋 ねもとむるものは 地 のふかきところにゆき
10 又 つるぎの 刃 にわたされ 野 犬 の 獲 るところとなるべし
11 しかれども 王 は 神 をよろこばん 神 によりて 誓 をたつるものはみな 誇 ることをえん 虚偽 をいふものの 口 はふさがるべければなり
Chapter 64
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた 神 よわがなげくときわが 聲 をききたまへ わが 生命 をまもりて 仇 のおそれより 脱 かれしめたまへ
2 ねがはくは 汝 われをかくして 惡 をなすものの 陰 かなる 謀略 よりまぬかれしめ 不義 をおこなふものの 喧嘩 よりまぬかれしめ 給 へ
3 かれらは 劍 のごとくおのが 舌 をとぎ その 弓 をはり 矢 をつがへるごとく 苦 言 をはなち
4 隠 れたるところにて 全 者 を 射 んとす 俄 かにこれを 射 ておそるることなし
5 また 彼此 にあしき 企圖 をはげまし 共 にはかりてひそかに 羂 をまうく 斯 ていふ 誰 かわれらを 見 んと
6 かれらはさまざまの 不義 をたづねいだして 云 われらは 懇 ろにたづね 終 れりと おのおのの 衷 のおもひと 心 とはふかし
7 然 はあれど 神 は 矢 にてかれらを 射 たまふべし かれらは 俄 かに 傷 をうけん
8 斯 てかれらの 舌 は 其 身 にさからふがゆゑに 遂 にかれらは 蹟 かん これを 見 るものみな 逃 れさるべし
9 もろもろの 人 はおそれん 而 して 神 のみわざをのべつたへ その 作 たまへることを 考 ふべし
10 義者 はヱホバをよろこびて 之 によりたのまん すべて 心 のなほきものは 皆 ほこることを 得 ん
Chapter 65
1 伶長にうたはしめたる歌ダビデの讃美なり ああ 神 よさんびはシオンにて 汝 をまつ 人 はみまへにて 誓 をはたさん
2 祈 をききたまふものよ 諸人 こぞりて 汝 にきたらん
3 不義 のことば 我 にかてり なんぢ 我儕 のもろもろの 愆 をきよめたまはん
4 汝 にえらばれ 汝 にちかづけられて 大 庭 にすまふ 者 はさいはひなり われらはなんぢの 家 なんぢの 宮 のきよき 處 のめぐみにて 飽 ことをえん
5 われらが 救 のかみよ 地 と 海 とのもろもろの 極 なるきはめて 遠 ものの 恃 とするなんぢは 公義 によりて 畏 るべきことをもて 我儕 にこたへたまはん
6 かみは 大能 をおび その 權力 によりてもろもろの 山 をかたくたたしめ
7 海 のひびき 狂瀾 のひびき もろもろの 民 のかしがましきを 鎮 めたまへり
8 されば 極遠 にすめる 人々 もなんぢのくさぐさの 豫兆 をみておそる なんぢ 朝夕 のいづる 處 をよろこび 謳 はしめたまふ
9 なんぢ 地 にのぞみて 漑 そぎおほいに 之 をゆたかにしたまへり 神 のかはに 水 みちたり なんぢ 如此 そなへをなして 穀 物 をかれらにあたへたまへり
10 なんぢ 畎 をおほいにうるほし 畝 をたひらにし 白雨 にてこれをやはらかにし その 萌芽 るを 祝 し
11 また 恩惠 をもて 年 の 冕弁 としたまへり なんぢの 途 には 膏 したたれり
12 その 恩滴 は 野 の 牧場 をうるほし 小 山 はみな 歓 びにかこまる
13 牧場 はみな 羊 のむれを 衣 もろもろの 谷 は 穀物 におほはれたり かれらは 皆 よろこびてよばはりまた 謳 ふ
Chapter 66
1 伶長にうたはしめたる讃美なり 歌なり 全地 よ 神 にむかひて 歓 びよばはれ
2 その 名 の 榮光 をうたへその 頌美 をさかえしめよ
3 かみに 告 まつれ 汝 のもろもろの 功用 はおそるべきかな 大 なる 力 によりてなんぢの 仇 はなんぢに 畏 れしたがひ
4 全地 はなんぢを 拝 みてうたひ 名 をほめうたはんと セラ
5 來 りて 神 のみわざをみよ 人 の 子輩 にむかひて 作 たまふことはおそるべきかな
6 神 はうみをかへて 乾 ける 地 となしたまへり ひとびと 歩行 にて 河 をわたりき その 處 にてわれらは 神 をよろこべり
7 神 はその 大能 をもてとこしへに 統治 め その 目 は 諸國 をみたまふ そむく 者 みづからを 崇 むべからず セラ
8 もろもろの 民 よ われらの 神 をほめまつれ 神 をほめたたふる 聲 をきこえしめよ
9 神 はわれらの 霊魂 をながらへしめ われらの 足 のうごかさるることをゆるしたまはず
10 神 よなんぢはわれらを 試 みて 白銀 をねるごとくにわれらを 錬 たまひたればなり
11 汝 われらを 網 にひきいれ われらの 腰 におもき 荷 をおき
12 人々 をわれらの 首 のうへに 騎 こえしめたまひき われらは 火 のなか 水 のなかをすぎゆけり されど 汝 その 中 よりわれらをひきいたし 豊盛 なる 處 にいたらしめたまへり
13 われ 燔祭 をもてなんぢの 家 にゆかん 迫 りくるしみたるときにわが 口唇 のいひいでわが 口 ののべし 誓 をなんぢに 償 はん
14 われ 燔祭 をもてなんぢの 家 にゆかん 迫 りくるしみたるときにわが 口唇 のいひいでわが 口 ののべし 誓 をなんぢに 償 はん
15 われ 肥 たるものを 燔祭 とし 牡羊 を 馨香 として 汝 にささげ 牡牛 と 牡山羊 とをそなへまつらん セラ
16 神 をおそるる 人 よ みな 來 りてきけ われ 神 のわがたましひのために 作 たまへることをのべん
17 われわが 口 をもて 神 によばはり また 舌 をもてあがむ
18 然 るにわが 心 にしれる 不義 あらば 主 はわれにききたまふまじ
19 されどまことに 神 はききたまへり 聖意 をわがいのりの 聲 にとめたまへり
20 神 はほむべきかな わが 祈 をしりぞけず その 憐憫 をわれよりとりのぞきたまはざりき
Chapter 67
1 琴にあはせて伶長にうたはしめたる歌なり 讃美なり ねがはくは 神 われらをあはれみ われらをさきはひてその 聖顔 をわれらのうへに 照 したまはんことを セラ
2 此 はなんぢの 途 のあまねく 地 にしられ なんぢの 救 のもろもろの 國 のうちに 知 れんがためなり
3 かみよ 庶民 はなんぢに 感謝 し もろもろの 民 はみな 汝 をほめたたへん
4 もろもろの 國 はたのしみ 又 よろこびうたふべし なんぢ 直 をもて 庶民 をさばき 地 のうへなる 萬 の 國 ををさめたまべければなり セラ
5 神 よたみらはなんぢに 感謝 し もろもろの 民 はみな 汝 をほめたたへん
6 地 は 產物 をいだせり 神 わが 神 はわれらを 福 ひたまはん
7 神 われらをさきはひたまふべし かくて 地 のもろもろの 極 ことごとく 神 をおそれん
Chapter 68
1 伶長にうたはしめたるダビデのうたなり 讃美なり ねがはくは 神 おきたまへ その 仇 はことごとくちり 神 をにくむものは 前 よりにげさらんことを
2 烟 のおひやらるるごとくかれらを 驅逐 たまへ 惡 きものは 火 のまへに 蝋 のとくるごとく 神 のみまへにてほろぶべし
3 されど 義 きものには 歓喜 あり かれら 神 の 前 にてよろこびをどらん 實 にたのしみて 喜 ばん
4 神 のみまへにうたへ その 名 をほめたたへよ 乗 て 野 をすぐる 者 のために 大道 をきづけ かれの 名 をヤハとよぶ その 前 によろこびをどれ
5 きよき 住居 にまします 神 はみなしごの 父 やもめの 審士 なり
6 神 はよるべなきものを 家族 の 中 にをらしめ 囚人 をとき 福祉 にみちびきたまふ されど 悖逆 者 はうるほひなき 地 にすめり
7 神 よなんぢは 民 にさきだちいでて 野 をすすみゆきたまひき セラ
8 そのとき 地 ふるひ 天 かみのみまへに 漏 る シナイの 山 すら 神 イスラエルの 神 の 前 にふるひうごけり
9 神 よなんぢの 嗣業 の 地 のつかれおとろへたるとき 豊 かなる 雨 をふらせて 之 をかたくしたまへり
10 曩 になんぢの 公會 はその 中 にとどまれり 神 よなんぢは 惠 をもて 貧 きもののために 預備 をなしたまひき
11 主 みことばを 賜 ふ その 佳音 をのぶる 婦女 はおほくして 群 をなせり
12 もろもろの 軍旅 の 王 たちはにげさる 逃 去 りたれば 家 なる 婦女 はその 掠物 をわかつ
13 なんぢら 羊 の 牢 のうちにふすときは 鴿 のつばさの 白銀 におほはれその 毛 の 黄金 におほはるるがごとし
14 全能者 かしこにて 列王 をちらし 給 へるときはサルモンの 山 に 雪 ふりたるがごとくなりき
15 バシャンのやまは 神 の 山 なりバシャンのやまは 峰 かさなれる 山 なり
16 峰 かさなれるもろもろの 山 よ なんぢら 何 なれば 神 の 住所 にえらびたまへる 山 をねたみ 見 るや 然 れヱホバは 永遠 にこの 山 にすみたまはん
17 神 の 戰車 はよろづに 萬 をかさね 千 にちぢをくはふ 主 その 中 にいませり 聖所 にいますがごとくシナイの 山 にいまししがごとし
18 なんぢ 高處 にのぼり 虜者 をとりこにしてひきゐ 禮物 を 人 のなかよりも 叛逆者 のなかよりも 受 たまへり ヤハの 神 ここに 住 たまはんが 爲 なり
19 日々 にわれらの 荷 をおひたまふ 主 われらのすくひの 神 はほむべきかな セラ
20 神 はしばしばわれらを 助 けたまへる 神 なり 死 よりのがれうるは 主 ヱホバに 由 る
21 神 はその 仇 のかうべを 撃 やぶりたまはん 愆 のなかにとどまるものの 髮 おほき 顱頂 をうちやぶりたまはん
22 主 いへらく 我 バシャンよりかれらを 携 へかへり 海 のふかき 所 よりたづさへ 歸 らん
23 斯 てなんぢの 足 をそのあたの 血 にひたし 之 をなんぢの 犬 の 舌 になめしめん
24 神 よすべての 人 はなんぢの 進 行 きたまふをみたり わが 神 わが 王 の 聖所 にすすみゆきたまふを 見 たり
25 鼗 うつ 童女 のなかにありて 謳 ふものは 前 にゆき 琴 ひくものは 後 にしたがへり
26 なんぢらすべての 會 にて 神 をほめよイスラエルのみなもとより 出 るなんぢらよ 主 をほめまつれ
27 彼處 にかれらを 統 るとしわかきベニヤミンあり ユダの 諸侯 とその 群衆 とありまたゼブルンのきみたちナフタリの 諸侯 あり
28 なんぢの 神 はなんぢの 力 をたてたまへり 神 よなんぢ 我儕 のためになしたまひし 事 をかたくしたまヘ
29 ヱルサレムなるなんぢの 宮 のために 列王 なんぢに 禮物 をささげん
30 ねがはくは 葦 間 の 獣 むらがれる 牯 犢 のごときもろもろの 民 をいましめてかれらに 白銀 をたづさへきたり みづから 服 ふことを 爲 しめたまへ 神 はたたかひを 好 むもろもろの 民 をちらしたまへり
31 諸侯 はエジプトよりきたり エテオピアはあわただしく 神 にむかひて 手 をのべん
32 地 のもろもろのくによ 神 のまへにうたへ 主 をほめうたへ セラ
33 上古 よりの 天 の 天 にのりたま 者 にむかひてうたへ みよ 主 はみこゑを 發 したまふ 勢力 ある 聲 をいだしたまふ
34 なんぢらちからを 神 に 歸 せよその 稜威 はイスラエルの 上 にとどまり その 大能 は 雲 のなかにあり
35 神 のおそるべき 状 はきよき 所 よりあらはる イスラエルの 神 はその 民 にちからと 勢力 とをあたへたまふ 神 はほむべきかな
Chapter 69
1 百合花にあはせて伶長にうたはしめたるダビデのうた 神 よねがはくは 我 をすくひたまへ 大水 ながれきたりて 我 がたましひにまでおよべり
2 われ 立 止 なきふかき 泥 の 中 にしづめり われ 深 水 におちいるおほみづわが 上 をあふれすぐ
3 われ 歎息 によりてつかれたり わが 喉 はかわき わが 目 はわが 神 をまちわびておとろへぬ
4 故 なくしてわれをにくむ 者 わがかしらの 髮 よりもおほく 謂 なくしてわが 仇 となり 我 をほろぼさんとするものの 勢力 つよし われ 掠 めざりしものをも 償 はせらる
5 神 よなんぢはわが 愚 なるをしりたまふ わがもろもろの 罪 はなんぢにかくれざるなり
6 萬軍 のヱホバ 主 よ ねがはくは 汝 をまちのぞむ 者 をわが 故 によりて 辱 かしめらるることなからしめたまへ イスラエルの 神 よねがはくはなんぢを 求 むる 者 をわが 故 によりて 恥 をおはしめらるることなからしめたまへ
7 我 はなんぢのために 謗 をおひ 恥 はわが 面 をおほひたればなり
8 われわが 兄弟 には 旅人 のごとく わが 母 の 子 には 外人 のごとくなれり
9 そはなんぢの 家 をおもふ 熱心 われをくらひ 汝 をそしるものの 謗 われにおよべり
10 われ 涙 をながして 食 をたち わが 霊魂 をなげかすれば 反 てこれによりて 謗 をうく
11 われ 麁布 をころもとなししにかれらが 諺語 となりぬ
12 門 にすわる 者 はわがうへをかたる われは 酔 狂 たるものに 謳 ひはやされたり
13 然 はあれどヱホバよわれは 惠 のときに 汝 にいのる ねがはくは 神 よなんぢの 憐憫 のおほきによりて 汝 のすくひの 眞實 をもて 我 にこたへたまへ
14 ねがはくは 泥 のなかより 我 をたすけいだして 沈 ざらしめたまへ 我 をにくむものより 深 水 よりたすけいだしたまへ
15 大水 われを 淹 ふことなく 淵 われをのむことなく 坑 その 口 をわがうへに 閉 ることなからしめたまへ
16 ヱホバよねがはくは 我 にこたへたまへ なんぢの 仁慈 うるはしければなり なんぢの 憐憫 はおほしわれに 歸 りきたりたまへ
17 面 をなんぢの 僕 にかくしたまふなかれ われ 迫 りくるしめり ねがはくは 速 かに 我 にこたへたまへ
18 わがたましひに 近 くよりて 之 をあがなひわが 仇 のゆゑに 我 をすくひたまへ
19 汝 はわがうくる 謗 とはぢと 侮辱 とをしりたまへり わが 敵 はみな 汝 のみまへにあり
20 譭謗 わが 心 をくだきぬれば 我 いたくわづらへり われ 憐憫 をあたふる 者 をまちたれど 一人 だになく 慰 むるものを 俟 たれど 一人 をもみざりき
21 かれら 苦 草 をわがくひものにあたへ わが 渇 けるときに 醋 をのませたり
22 ねがはくは 彼等 のまへなる 筵 は 網 となり そのたのむ 安逸 はつひに 羂 となれ
23 その 目 をくらくして 見 しめず その 腰 をつねにふるはしめたまへ
24 願 くはなんぢの 忿恚 をかれらのうへにそそぎ 汝 のいかりの 猛烈 をかれらに 追及 せたまへ
25 かれらの 屋 をむなしくせよ その 幕屋 に 人 をすまはするなかれ
26 かれらはなんぢが 撃 たまひたる 者 をせめ なんぢが 傷 けたまひたるものの 痛 をかたりふるればなり
27 ねがはくはれらの 不義 に 不義 をくはへてなんぢの 義 にあづからせ 給 ふなかれ
28 かれらを 生命 の 册 よりけして 義 きものとともに 記 さるることなからしめたまへ
29 斯 てわれはくるしみ 且 うれひあり 神 よねがはくはなんぢの 救 われを 高處 におかんことを
30 われ 歌 をもて 神 の 名 をほめたたへ 感謝 をもて 神 をあがめまつらん
31 此 はをうしまたは 角 と 蹄 とある 力 つよき 牡牛 にまさりてヱホバよろこびたまはん
32 謙遜者 はこれを 見 てよろこべり 神 をしたふ 者 よなんぢらの 心 はいくべし
33 ヱホバは 乏 しきものの 聲 をきき その 俘囚 をかろしめたまはざればなり
34 天地 はヱホバをほめ 蒼海 とその 中 にうごくあらゆるものとはヱホバを 讃 まつるべし
35 神 はシオンをすくひユダのもろもろの 邑 を 建 たまふべければなり かれらは 其處 にすみ 且 これをおのが 有 とせん
36 その 僕 のすゑも 亦 これを 嗣 その 名 をいつくしむ 者 その 中 にすまん
Chapter 70
1 伶長にうたはしめたるダビデが記念のうた 神 よねがはくは 我 をすくひたまヘ ヱホバよ 速 きたりて 我 をたすけたまへ
2 わが 霊魂 をたづぬるものの 恥 あわてんことを わが 害 はるるをよろこぶものの 後 にしりぞきて 恥 をおはんことを
3 ああ 視 よや 視 よやといふもののおのが 恥 によりて 後 にしりぞかんことを
4 すべて 汝 をたづねもとむる 者 のなんぢによりて 樂 みよろこばんことを なんぢの 救 をしたふもののつねに 神 は 大 なるかなととなへんことを
5 われは 苦 しみ 且 ともし 神 よいそぎて 我 にきたりたまへ 汝 はわが 助 われを 救 ふものなり ヱホバよねがはくは 猶豫 たまふなかれ
Chapter 71
1 ヱホバよ 我 なんぢに 依賴 む ねがはくは 何 の 日 までも 恥 うくることなからしめ 給 へ
2 なんぢの 義 をもて 我 をたすけ 我 をまぬかれしめたまへ なんぢの 耳 をわれに 傾 けて 我 をすくひたまへ
3 ねがはくは 汝 わがすまひの 磐 となりたまへ われ 恒 にそのところに 往 ことを 得 ん なんぢ 我 をすくはんとて 勅命 をいだしたまへり そは 汝 はわが 磐 わが 城 なり
4 わが 神 よあしきものの 手 より 不義 殘忍 なる 人 のてより 我 をまぬかれしめたまへ
5 主 ヱホバよなんぢはわが 望 なり わが 幼少 よりの 恃 なり
6 われ 胎 をはなるるより 汝 にまもられ 母 の 腹 にありしときより 汝 にめぐまれたり 我 つねに 汝 をほめたたへん
7 我 おほくの 人 にあやしまるるごとき 者 となれり 然 どなんぢはわが 堅固 なる 避所 なり
8 なんぢの 頌 辭 となんぢの 頌美 とは 終日 わが 口 にみちん
9 わが 年 老 ぬるとき 我 をすてたまふなかれ わが 力 おとろふるとき 我 をはなれたまなかれ
10 わが 仇 はわがことを 論 ひ ひわが 霊魂 をうかがふ 者 はたがひに 議 ていふ
11 神 かれを 離 れたり 彼 をたすくる 者 なし かれを 追 てとらへよと
12 神 よわれに 遠 ざかりたまふなかれ わが 神 よとく 來 りて 我 をたすけたまへ
13 わがたましひの 敵 ははぢ 且 おとろへ 我 をそこなはんとするものは 謗 と 辱 とにおほはれよ
14 されど 我 はたえず 望 をいだきていやますます 汝 をほめたたへん
15 わが 口 はひねもす 汝 の 義 となんぢの 救 とをかたらん われその 數 をしらざればなり
16 われは 主 ヱホバの 大能 の 事跡 をたづさへゆかん われは 只 なんぢの 義 のみをかたらん
17 神 よなんぢわれを 幼少 より 敎 へたまへり われ 今 にいたるまで 汝 のくすしき 事跡 をのべつたへたり
18 神 よねがはくはわれ 老 て 頭髮 しろくなるとも 我 がなんぢの 力 を 次代 にのべつたへ なんぢの 大能 を 世 にうまれいづる 凡 のものに 宣 傳 ふるまで 我 をはなれ 給 ふなかれ
19 神 よなんぢの 義 もまた 甚 たかし なんぢは 大 なることをなしたまへり 神 よたれか 汝 にひとしき 者 あらんや
20 汝 われらを 多 のおもき 苦難 にあはせたまへり なんぢ 再 びわれらを 活 しわれらを 地 の 深 所 よりあげたまはん
21 ねがはくは 我 をいよいよ 大 ならしめ 歸 りきたりて 我 をなぐさめ 給 へ
22 わが 神 よさらばわれ 筝 をもて 汝 をほめ なんぢの 眞實 をほめたたへん イスラエルの 聖者 よわれ 琴 をもてなんぢを 讃 うたはん
23 われ 聖前 にうたときわが 口唇 よろこびなんぢの 贖 ひたまへるわが 霊魂 おほいに 喜 ばん
24 わが 舌 もまた 終日 なんぢの 義 をかたらん われを 害 はんとするもの 愧 惶 つればなり
Chapter 72
1 ソロモンのうた 神 よねがはくは 汝 のもろもろの 審判 を 王 にあたへ なんぢの 義 をわうの 子 にあたへたまへ
2 かれは 義 をもてなんぢの 民 をさばき 公平 をもて 苦 しむものを 鞫 かん
3 義 によりて 山 と 岡 とは 民 に 平康 をあたふべし
4 かれは 民 のくるしむ 者 のために 審判 をなし 乏 しきものの 子輩 をすくひ 虐 ぐるものを 壞 きたまはん
5 かれらは 日 と 月 とのあらんかぎり 世々 おしなべて 汝 をおそるべし
6 かれは 苅 とれる 牧 にふる 雨 のごとく 地 をうるほす 白雨 のごとくのぞまん
7 かれの 世 にただしき 者 はさかえ 平和 は 月 のうするまで 豊 かならん
8 またその 政治 は 海 より 海 にいたり 河 より 地 のはてにおよぶべし
9 野 にをる 者 はそのまへに 屈 み そり 仇 は 塵 をなめん
10 タルシシおよび 島々 の 王 たちは 貢 ををさめ シバとセバの 王 たちは 禮物 をささげん
11 もろもろの 王 はそのまへに 俯伏 し もろもろの 國 はかれにつかへん
12 かれは 乏 しき 者 をその 叫 ぶときにすくひ 助 けなき 苦 しむ 者 をたすけ
13 弱 きものと 乏 しき 者 とをあはれみ 乏 しきものの 霊魂 をすくひ
14 かれらのたましひを 暴虐 と 強暴 とよりあがなひたまふ その 血 はみまへに 貴 かるべし
15 かれらは 存 ふべし 人 はシバの 黄金 をささげてかれのために 恒 にいのり 終日 かれをいははん
16 國 のうち 五穀 ゆたかにしてその 實 はレバノンのごとく 山 のいただきにそよぎ 邑 の 人々 は 地 の 草 のごとく 榮 ゆべし
17 かれの 名 はつねにたえず かれの 名 は 日 の 久 しきごとくに 絶 ることなし 人 はかれによりて 福祉 をえん もろもろの 國 はかれをさいはひなる 者 ととなへん
18 ただイスラエルの 神 のみ 奇 しき 事跡 をなしたまへり 神 ヱホバはほむべきかな
19 その 榮光 の 名 はよよにほむべきかな 全地 はその 榮光 にて 滿 べしアーメン アーメン
20 ヱッサイの 子 ダビデの 祈 はをはりぬ
Chapter 73
1 アサフのうた 神 はイスラエルにむかひ 心 のきよきものに 對 ひてまことに 惠 あり
2 然 はあれどわれはわが 足 つまづくばかりわが 歩 すべるばかりにてありき
3 こはわれ 惡 きものの 榮 ゆるを 見 てその 誇 れる 者 をねたみしによる
4 かれらは 死 るに 苦 しみなくそのちからは 反 てかたし
5 かれらは 人 のごとく 憂 にをらず 人 のごとく 患難 にあふことなし
6 このゆゑに 傲慢 は 妝飾 のごとくその 頸 をめぐり 強暴 はころものごとく 彼等 をおほへり
7 かれら 肥 ふとりてその 目 とびいで 心 の 欲 にまさりて 物 をうるなり
8 また 嘲笑 をなし 惡 をもて 暴虐 のことばをいだし 高 ぶりてものいふ
9 その 口 を 天 におきその 舌 を 地 にあまねく 往 しむ
10 このゆゑにかれの 民 はここにかへり 水 のみちたる 杯 をしぼりいだして
11 いへらく 神 いかで 知 たまはんや 至上者 に 知識 あらんやと
12 視 よかれらは 惡 きものなるに 常 にやすらかにしてその 富 ましくははれり
13 誠 に 我 はいたづらに 心 をきよめ 罪 ををかさずして 手 をあらひたり
14 そはわれ 終日 なやみにあひ 朝 ごとに 責 をうけしなり
15 われもし 斯 ることを 述 んといひしならば 我 なんぢが 子輩 の 代 をあやまらせしならん
16 われこれらの 道理 をしらんとして 思 ひめぐらししにわが 眼 いたく 痛 たり
17 われ 神 の 聖所 にゆきてかれらの 結局 をふかく 思 へるまでは 然 りき
18 誠 になんぢはかれらを 滑 かなるところにおきかれらを 滅亡 におとしいれ 給 ふ
19 かれらは 瞬 間 にやぶれたるかな 彼等 は 恐怖 をもてことごとく 滅 びたり
20 主 よなんぢ 目 をさましてかれらが 像 をかろしめたまはんときは 夢 みし 人 の 目 さめたるがごとし
21 わが 心 はうれへ わが 腎 はさされたり
22 われおろかにして 知覺 なし 聖前 にありて 獣 にひとしかりき
23 されど 我 つねになんぢとともにあり 汝 わが 右手 をたもちたまへり
24 なんぢその 訓諭 をもて 我 をみちびき 後 またわれをうけて 榮光 のうちに 入 たまはん
25 汝 のほかに 我 たれをか 天 にもたん 地 にはなんぢの 他 にわが 慕 ふものなし
26 わが 身 とわが 心 とはおとろふ されど 神 はわがこころの 磐 わがとこしへの 嗣業 なり
27 視 よなんぢに 遠 きものは 滅 びん 汝 をはなれて 姦淫 をおこなふ 者 はみななんぢ 之 をほろぼしたまひたり
28 神 にちかづき 奉 るは 我 によきことなり われは 主 ヱホバを 避所 としてそのもろもろの 事跡 をのべつたへん
Chapter 74
1 アサフの敎訓のうた 神 よいかなれば 汝 われらをかぎりなく 棄 たまひしや 奈何 ばなんぢの 草苑 の 羊 にみかいかりの 煙 あがれるや
2 ねがはくは 往昔 なんぢが 買 求 めたまへる 公會 ゆづりの 支派 となさんとて 贖 ひたまへるものを 思 ひいでたまへ 又 なんぢが 住 たまふシオンの 山 をおもひいで 給 へ
3 とこしへの 滅亡 の 跡 にみあしを 向 たまへ 仇 は 聖所 にてもろもろの 惡 きわざをおこなへり
4 なんぢの 敵 はなんぢの 集 のなかに 吼 たけびおのが 旗 をたてて 誌 とせり
5 かれらは 林 のしげみにて 斧 をあぐる 人 の 状 にみゆ
6 いま 鉞 と 鎚 とをもて 聖所 のなかなる 彫刻 めるものをことごとく 毀 ちおとせり
7 かれらはなんぢの 聖所 に 火 をかけ 名 の 居所 をけがして 地 におとしたり
8 かれら 心 のうちにいふ われらことごとく 之 をこぼちあらさんと かくて 國内 なる 神 のもろもろの 會堂 をやきつくせり
9 われらの 誌 はみえず 預言者 も 今 はなし 斯 ていくその 時 をかふべき われらのうちに 知 るものなし
10 神 よ 敵 はいくその 時 をふるまでそしるや 仇 はなんぢの 名 をとこしへに 汚 すならんか
11 いかなれば 汝 その 手 みぎの 手 をひきたまふや ねがはくは 手 をふところよりいだしてかれらを 滅 したまへ
12 神 はいにしへよりわが 王 なり すくひを 世 の 中 におこなひたまへり
13 なんぢその 力 をもて 海 をわかち 水 のなかなる 龍 の 首 をくだき
14 鰐 のかうべをうちくだき 野 にすめる 民 にあたへて 食 となしたまへり
15 なんぢは 泉 と 水流 とをひらき 又 もろもろの 大河 をからしたまへり
16 晝 はなんぢのもの 夜 も 又 汝 のものなり なんぢは 光 と 日 とをそなへ
17 あまねく 地 のもろもろの 界 をたて 夏 と 冬 とをつくりたまへり
18 ヱホバよ 仇 はなんぢをそしり 愚 かなる 民 はなんぢの 名 をけがせり この 事 をおもひいでたまへ
19 願 くはなんぢの 鴿 のたましひを 野 のあらき 獣 にわたしたまふなかれ 苦 しむものに 命 をとこしへに 忘 れたまふなかれ
20 契約 をかへりみたまへ 地 のくらきところは 強暴 の 宅 にて 充 たればなり
21 ねがはくは 虐 げらるるものを 慚 退 かしめ 給 ふなかれ 惱 るものと 苦 しむものとに 聖名 をほめたたへしめたまへ
22 神 よおきてなんぢの 訟 をあげつらひ 愚 かなるものの 終日 なんぢを 謗 れるをみこころに 記 たまへ
23 なんぢの 敵 の 聲 をわすれたまふなかれ 汝 にさからひて 起 りたつ 者 のかしがましき 聲 はたえずあがれり
Chapter 75
1 「滅すなかれ」といふ調にあはせて伶長にうたはしめたるアサフの歌なり讃美なり 神 よわれら 汝 にかんしやす われら 感謝 すなんぢの 名 はちかく 坐 せばなり もろもろの 人 はなんぢの 奇 しき 事跡 をかたりあへり
2 定 りたる 期 いたらば 我 なほき 審判 をなさん
3 地 とすべての 之 にすむものと 消 去 しとき 我 そのもろもろの 柱 をたてたり セラ
4 われ 誇 れるものに 誇 りかにおこなふなかれといひ 惡 きものに 角 をあぐるなかれといへり
5 なんぢらの 角 をたかく 擧 るなかれ 頸 をかたくして 高 りいふなかれ
6 擧 ることは 東 よりにあらず 西 よりにあらずまた 南 よりにもあらざるなり
7 ただ 神 のみ 審士 にましませば 此 をさげ 彼 をあげたまふ
8 ヱホバの 手 にさかづきありて 酒 あわだてり その 中 にものまじりてみつ 神 これをそそぎいだせり 誠 にその 滓 は 地 のすべてのあしき 者 しぼりて 飮 むべし
9 されど 我 はヤコブの 神 をのべつたへん とこしへに 讃 うたはん
10 われ 惡 きもののすべての 角 をきりはなたん 義 きものの 角 はあげらるべし
Chapter 76
1 琴にあはせて伶長にうたはしめたるアサフの歌なり讃美なり 神 はユダにしられたまへり その 名 はイスラエルに 大 なり
2 またサレムの 中 にその 幕屋 あり その 居所 はシオンにあり
3 彼所 にてかれは 弓 の 火 矢 ををり 盾 と 劍 と 戰陣 とをやぶりたまひき セラ
4 なんぢ 榮光 あり 掠 めうばふ 山 よりもたふとし
5 心 のつよきものは 掠 めらる かれらは 睡 にしづみ 勇 ましきものは 皆 その 手 を 見 うしなへり
6 ヤコブの 神 よなんぢの 叱咤 によりて 戰車 と 馬 とともに 深 睡 につけり
7 神 よなんぢこそ 懼 るべきものなれ 一 たび 怒 りたまふときは 誰 かみまへに 立 えんや
8 なんぢ 天 より 宣告 をのりたまへり 地 のへりくだる 者 をみなすくはんとて 神 のさばきに 立 たまへるとき 地 はおそれて 默 したり セラ
9 なんぢ 天 より 宣告 をのりたまへり 地 のへりくだる 者 をみなすくはんとて 神 のさばきに 立 たまへるとき 地 はおそれて 默 したり セラ
10 實 に 人 のいかりは 汝 をほむべし 怒 のあまりは 汝 おのれの 帶 としたまはん
11 なんぢの 神 ヱホバにちかひをたてて 償 へ そのまはりなるすべての 者 はおそるべきヱホバに 禮物 をささぐべし
12 ヱホバはもろもろの 諸侯 のたましひを 絶 たまはん ヱホバは 地 の 王 たちのおそるべき 者 なり
Chapter 77
1 エドトンの體にしたがひて伶長にうたはしめたるアサフのうた 我 わがこゑをあげて 神 によばはん われ 聲 を 神 にあげなばその 耳 をわれにかたぶけたまはん
2 わがなやみの 日 にわれ 主 をたづねまつれり 夜 わが 手 をのべてゆるむることなかりき わがたましひは 慰 めらるるをいなみたり
3 われ 神 をおもひいでて 打 なやむ われ 思 ひなげきてわが 霊魂 おとろへぬ セラ
4 なんぢはわが 眼 をささへて 閉 がしめたまはず 我 はものいふこと 能 はぬほどに 惱 みたり
5 われむかしの 日 いにしへの 年 をおもへり
6 われ 夜 わが 歌 をむもひいづ 我 わが 心 にてふかくおもひわが 霊魂 はねもころに 尋 ねもとむ
7 主 はとこしへに 棄 たまふや 再 びめぐみを 垂 たまはざるや
8 その 憐憫 はのこりなく 永遠 にさり そのちかひは 世々 ながく 廢 れたるや
9 神 は 恩 をほどこすことを 忘 れたまふや 怒 をもてそのあはれみを 絨 たまふや セラ
10 斯 るときに 我 いへらく 此 はただわが 弱 きがゆゑのみいで 至上者 のみぎの 手 のもろもろの 年 をおもひいでん
11 われヤハの 作爲 をのべとなへん われ 往古 よりありし 汝 がくすしきみわざを 思 ひいたさん
12 また 我 なんぢのすべての 作爲 をおもひいで 汝 のなしたまへることを 深 くおもはん
13 神 よなんぢの 途 はいときよし 神 のごとく 大 なる 神 はたれぞや
14 なんぢは 奇 きみわざをなしたまへる 神 なり もろもろの 民 のあひだにその 大能 をしめし
15 その 臂 をもてヤコブ、ヨセフの 子輩 なんぢの 民 をあがなひたまへり セラ
16 かみよ 大水 なんぢを 見 たり おほみづ 汝 をみてをののき 淵 もまたふるへり
17 雲 はみづをそそぎいだし 空 はひびきをいだし なんぢの 矢 ははしりいでたり
18 なんぢの 雷鳴 のこゑは 暴風 のうちにありき 電光 は 世 をてらし 地 はふるひうごけり
19 なんぢの 大道 は 海 のなかにあり なんぢの 徑 はおほみづの 中 にあり なんぢの 蹤跡 はたづねがたかりき
20 なんぢその 民 をモーセとアロンとの 手 によりて 羊 の 群 のごとくみちびきたまへり
Chapter 78
1 アサフの敎訓のうた わが 民 よわが 敎訓 をきき、わが 口 のことばになんぢらの 耳 をかたぶけよ
2 われ 口 をひらきて 譬喩 をまうけ いにしへの 玄幽 なる 語 をかたりいでん
3 是 われらが 曩 にききしところ 知 しところ 又 われらが 列祖 のかたりつたへし 所 なり
4 われら 之 をその 子孫 にかくさずヱホバのもろもろの 頌美 と 能力 とそのなしたまへる 奇 しき 事跡 とをきたらんとする 世 につげん
5 そはヱホバ 證詞 をヤコブのうちにたて 律法 をイスラエルのうちに 定 めてその 子孫 にしらすべきことをわれらの 列祖 におほせたまひたればなり
6 これ 來 らんとする 代 のちに 生 るる 子孫 がこれを 知 みづから 起 りてそのまた 子孫 につたへ
7 かれらをして 神 によりたのみ 神 のみわざを 忘 れずその 誡命 をまもらしめん 爲 なり
8 またその 列祖 のごとく 頑固 にしてそむくものの 類 となり そのこころ 修 まらず そのたましひ 神 に 忠 ならざる 類 とならざらん 爲 なり
9 エフライムのこらは 武具 ととのへ 弓 をたづさへしに 戰 ひの 日 にうしろをそむけたり
10 かれら 神 のちかひをまもらず そのおきてを 履 ことをいなみ
11 ヱホバのなしたまへることとかれらに 示 したまへる 奇 しき 事跡 とをわすれたり
12 神 はエジプトの 國 にてゾアンの 野 にて 妙 なる 事 をかれらの 列祖 のまへになしたまへり
13 すなはち 海 をさきてかれらを 過 ぎしめ 水 をつみて 堆 かくしたまへり
14 ひるは 雲 をもてかれらをみちびき 夜 はよもすがら 火 の 光 をもてこれを 導 きたまへり
15 神 はあれのにて 磐 をさき 大 なる 淵 より 汲 がごとくにかれらに 飮 しめ
16 また 磐 より 流 をひきて 河 のごとくに 水 をながれしめたまへり
17 然 るにかれら 尚 たえまなく 罪 ををかして 神 にさからひ 荒野 にて 至上者 にそむき
18 またおのが 慾 のために 食 をもとめてその 心 のうちに 神 をこころみたり
19 然 のみならずかれらは 神 にさからひていへり 神 は 荒野 にて 筵 をまうけたまふを 得 んや
20 みよ 神 いはを 撃 たまへば 水 ほどばしりいで 流 あぶれたり 糧 をもあたへたまふを 得 んや 神 はその 民 のために 肉 をそなへたまはんやと
21 この 故 にヱホバこれを 聞 ていきどほりたまひき 火 はヤコブにむかひてもえあがり 怒 はイスラエルにむかひて 立 騰 れり
22 こはかれら 神 を 信 ぜずその 救 にたのまざりし 故 なり
23 されどなほ 神 はうへなる 雲 に 命 じて 天 の 戸 をひらき
24 彼等 のうへにマナをふらせて 食 はしめ 天 の 穀物 をあたへたまへり
25 人 みな 勇士 の 糧 をくらへり 神 はかれらに 食物 をおくりて 飽 足 らしめたまふ
26 神 は 天 に 東風 をふかせ 大能 もて 南 の 風 をみちびきたまへり
27 神 はかれらのうへに 塵 のごとく 肉 をふらせ 海 の 沙 のごとく 翼 ある 鳥 をふらせて
28 その 營 のなかその 住所 のまはりに 落 したまへり
29 斯 てかれらは 食 ひて 飽 たりぬ 神 はこれにその 欲 みしものを 與 へたまへり
30 かれらが 未 だその 慾 をはなれず 食物 のなほ 口 のうちにあるほどに
31 神 のいかり 旣 にかれらに 對 ひてたちのぼり 彼等 のうちにて 最 もこえたる 者 をころしイスラエルのわかき 男 をうちたふしたまへり
32 これらの 事 ありしかど 彼等 はなほ 罪 ををかしてその 奇 しきみわざを 信 ぜざりしかば
33 神 はかれらの 日 を 空 しくすぐさせ その 年 をおそれつつ 過 させたまへり
34 神 かれらを 殺 したまへる 時 かれら 神 をたづね 歸 りきたりて 懇 ろに 神 をもとめたり
35 かくて 神 はおのれの 磐 いとたかき 神 はおのれの 贖主 なることをおもひいでたり
36 然 はあれど 彼等 はただその 口 をもて 神 にへつらひその 舌 をもて 神 にいつはりをいひたりしのみ
37 そはかれらのこころは 神 にむかひて 堅 からず その 契約 をまもるに 忠信 ならざりき
38 されど 神 はあはれみに 充 たまへばかれらの 不義 をゆるして 亡 したまはず 屡 ばそのみいかりを 轉 してことごとくは 忿恚 をふりおこし 給 はざりき
39 又 かれがただ 肉 にして 過去 ばふたたび 歸 りこぬ 風 なるをおもひいで 給 へり
40 かれらは 野 にて 神 にそむき 荒野 にて 神 をうれへしめしこと 幾次 ぞや
41 かれらかへすがへす 神 をこころみイスラエルの 聖者 をはづかしめたり
42 かれらは 神 の 手 をも 敵 より 贖 ひたまひし 日 をもおもひいでざりき
43 神 はそのもろもろの 豫兆 をエジプトにあらはしその 奇 しき 事 をゾアンの 野 にあらはし
44 かれらの 河 を 血 にかはらせてその 流 を 飮 あたはざらしめ
45 また 蝿 の 群 をおくりてかれらをくはしめ 蛙 をおくりてかれらを 亡 させたまへり
46 神 はかれらの 田產 を 蟊賊 にわたし かれらの 勤勞 を 蝗 にあたへたまへり
47 神 は 雹 をもてかれらの 葡萄 の 樹 をからし 霜 をもてかれらの 桑 の 樹 をからし
48 その 家畜 をへうにわたしその 群 をもゆる 閃電 にわたし
49 かれらの 上 にはげしき 怒 といきどほりと 怨恨 となやみと 禍害 のつかひの 群 とをなげいだし 給 へり
50 神 はその 怒 をもらす 道 をまうけ かれらのたましひを 死 よりまぬかれしめず そのいのちを 疫癘 にわたし
51 エジプトにてすべての 初子 をうちハムの 幕屋 にてかれらの 力 の 始 をうちたまへり
52 されどおのれの 民 を 羊 のごとくに 引 いだし かれらを 曠野 にてけだものの 群 のごとくにみちびき
53 かれらをともなひておそれなく 安 けからしめ 給 へり されど 海 はかれらの 仇 をおほへり
54 神 はその 聖所 のさかひ その 右 の 手 にて 購 たまへるこの 山 に 彼 らを 携 へたまへり
55 又 かれらの 前 にてもろもろの 國人 をおもひいだし 準縄 をもちゐ その 地 をわかちて 嗣業 となし イスラエルの 族 をかれらの 幕屋 にすまはせたまへり
56 然 はあれど 彼等 はいとたかき 神 をこころみ 之 にそむきてそのもろもろの 證詞 をまもらず
57 叛 きしりぞきてその 列祖 の 如 く 眞實 をうしなひ くるへる 弓 のごとくひるがへりて 逸 ゆけり
58 高處 をまうけて 神 のいきどほりをひき 刻 める 像 にて 神 の 嫉妬 をおこしたり
59 神 ききたまひて 甚 だしくいかり 大 にイスラエルを 憎 みたまひしかば
60 人々 の 間 におきたまひし 幕屋 なるシロのあげばりを 棄 さり
61 その 力 をとりことならしめ その 榮光 を 敵 の 手 にわたし
62 その 民 を 劍 にあたへ その 嗣業 にむかひて 甚 だしく 怒 りたまへり
63 火 はかれらのわかき 男 をやきつくし かれらの 處女 はその 婚姻 の 歌 によりて 譽 らるることなく
64 かれらの 祭司 はつるぎにて 仆 れ かれらの 寡婦 は 喪 のなげきだにせざりき
65 斯 るときに 主 はねぶりし 者 のさめしごとく 勇士 の 酒 によりてさけぶがごとく 目 さめたまひて
66 その 敵 をうちしりぞけ とこしへの 辱 をかれらに 負 せたまへり
67 またヨセフの 幕屋 をいなみエフライムの 族 をえらばず
68 ユダの 族 そのいつくしみたまふシオンの 山 をえらびたまへり
69 その 聖所 を 山 のごとく 永遠 にさだめたまへる 地 のごとくに 立 たまへり
70 またその 僕 ダビデをえらびて 羊 の 牢 のなかよりとり
71 乳 をあたふる 牝 羊 にしたがひゆく 勤 のうちより 携 へきたりてその 民 ヤコブその 嗣業 イスラエルを 牧 はせたまへり
72 斯 てダビデはそのこころの 完全 にしたがひてかれらを 牧 ひ その 手 のたくみをもて 之 をみちびけり
Chapter 79
1 アサフのうた ああ 神 よもろもろの 異邦人 はなんぢの 嗣業 の 地 ををかし なんぢの 聖宮 をけがしヱルサレムをこぼちて 礫堆 となし
2 なんぢの 僕 のしかばねをそらの 鳥 に 與 へて 餌 となし なんぢの 聖徒 の 肉 を 地 のけものにあたへ
3 その 血 をヱルサレムのめぐりに 水 のごとく 流 したりされど 之 をはうむる 人 なし
4 われらは 隣人 にそしられ 四周 のひとびとに 侮 られ 嘲 けらるるものとなれり
5 ヱホバよ 斯 て 幾 何時 をへたまふや 汝 とこしへに 怒 たまふや なんぢのねたみは 火 のごとく 燃 るか
6 願 くはなんぢを 識 ざることくにびと 聖名 をよばざるもろもろの 國 のうへに 烈怒 をそそぎたまへ
7 かれらはヤコブを 呑 その 住處 をあらしたればなり
8 われらにむかひて 先祖 のよこしまなるわざを 記念 したまふなかれ 願 くはなんぢの 憐憫 をもて 速 かにわれらを 迎 へたまへ われらは 貶 されて 甚 だしく 卑 くなりたればなり
9 われらのすくひの 神 よ 名 のえいくわうのために 我儕 をたすけ 名 のためにわれらを 救 ひ われらの 罪 をのぞきたまへ
10 いかなれば 異邦人 はいふ かれらの 神 はいづくにありやと 願 くはなんぢの 僕 等 がながされし 血 の 報 をわれらの 目前 になして 異邦人 にしらしめたまへ
11 ねがはくは 汝 のみまへにとらはれびとの 嘆息 のとどかんことを なんぢの 大 なる 能力 により 死 にさだめられし 者 をまもりて 存 へしめたまへ
12 主 よわれらの 隣人 のなんぢをそしりたる 謗 を 七倍 ましてその 懐 にむくいかへしたまへ
13 然 ばわれらなんぢの 民 なんぢの 草苑 のひつじは 永遠 になんぢに 感謝 しその 頌辭 を 世々 あらはさん
Chapter 80
1 證詞の百合花といへる調にあはせて伶長にうたはしめたるアサフの歌 イスラエルの 牧者 よひつじの 群 のごとくヨセフを 導 きたまものよ 耳 をかたぶけたまへ ケルビムのうへに 坐 したまふものよ 光 をはなちたまへ
2 エフライム、ベニヤミン、マナセの 前 になんぢの 力 をふりおこし 來 りてわれらを 救 ひたまへ
3 神 よふたたびわれらを 復 し なんぢの 聖顔 のひかりをてらしたまへ 然 ばわれら 救 をえん
4 ばんぐんの 神 ヱホバよなんぢその 民 の 祈 にむかひて 何 のときまで 怒 りたまふや
5 汝 かれらになみだの 糧 をくらはせ 涙 を 量器 にみちみつるほどあたへて 飮 しめ 給 へり
6 汝 われらを 隣人 のあひあらそふ 種料 となしたまふ われらの 仇 はたがひにあざわらへり
7 萬軍 の 神 よふたたびわれらを 復 したまへ 汝 のみかほの 光 をてらしたまへ さらばわれら 救 をえん
8 なんぢ 葡萄 の 樹 をエジプトより 携 へいだしもろもろの 國人 をおひしりぞけて 之 をうゑたまへり
9 汝 そのまへに 地 をまうけたまひしかば 深 く 根 して 國 にはびこれり
10 その 影 はもろもろの 山 をおほひ そのえだは 神 の 香柏 のごとくにてありき
11 その 樹 はえだを 海 にまでのべ その 若枝 を 河 にまでのべたり
12 汝 いかなればその 垣 をくづして 路 ゆくすべての 人 に 嫡 取 らせたまふや
13 はやしの 猪 はこれをあらし 野 のあらき 獣 はこれをくらふ
14 ああ 萬軍 の 神 よねがはくは 歸 りたまへ 天 より 俯 視 てこの 葡萄 の 樹 をかへりみ
15 なんぢが 右 の 手 にてうゑたまへるもの 自己 のために 強 くなしたまへる 枝 をまもりたまへ
16 その 樹 は 火 にて 燒 れまた 斫 たふさる かれらは 聖顔 のいかりにて 亡 ぶ
17 ねがはくはなんぢの 手 をその 右 の 手 の 人 のうへにおき 自己 のためにつよくなしたまへる 人 の 子 のうへにおきたまへ
18 さらばわれら 汝 をしりぞき 離 るることなからん 願 くはわれらを 活 したまへ われら 名 をよばん
19 ああ 萬軍 の 神 ヱホバよふたたび 我儕 をかへしたまへ なんぢの 聖顔 のひかりを 照 したまへ 然 ばわれら 救 をえん
Chapter 81
1 ギテトの琴にあはせて伶長にうたはしめたるアサフのうた われらの 力 なる 神 にむかひて 高 らかにうたひヤコブの 神 にむかひてよろこびの 聲 をあげよ
2 歌 をうたひ 鼓 とよき 音 のことと 筝 とをもちきたれ
3 新月 と 滿月 とわれらの 節會 の 日 とにラッパをふきならせ
4 これイスラエルの 律法 ヤコブのかみの 格 なり
5 神 さきにエジプトを 攻 たまひしときヨセフのなかに 之 をたてて 證 となしたまへり 我 かしこにて 未 だしらざりし 方言 をきけり
6 われかれの 肩 より 重荷 をのぞき かれの 手 を 籃 よりまぬかれしめたり
7 汝 なやめるとき 呼 しかば 我 なんぢをすくへり われ 雷鳴 のかくれたるところにて 汝 にこたへメリバの 水 のほとりにて 汝 をこころみたり セラ
8 わが 民 よきけ 我 なんぢに 證 せん イスラエルよ 汝 がわれに 從 はんことをもとむ
9 汝 のうちに 他神 あるべからず なんぢ 他神 ををがむべからず
10 われはエジプトの 國 よりなんぢを 携 へいでたる 汝 の 神 ヱホバなり なんぢの 口 をひろくあけよ われ 物 をみたしめん
11 されどわが 民 はわか 聲 にしたがはず イスラエルは 我 をこのまず
12 このゆゑに 我 かれらが 心 のかたくななるにまかせ 彼等 がその 任意 にゆくにまかせたり
13 われはわが 民 のわれに 從 ひイスフルのわが 道 にあゆまんことを 求 む
14 さらば 我 すみやかにかれらの 仇 をしたがへ わが 手 をかれらの 敵 にむけん
15 斯 てヱホバをにくみし 者 もかれらに 從 ひ かれらの 時 はとこしへにつづかん
16 神 はむぎの 最 嘉 をもてかれらをやしなひ 磐 よりいでたる 蜜 をもて 汝 をあかしむべし
Chapter 82
1 アサフのうた かみは 神 のつどひの 中 にたちたまふ 神 はもろもろの 神 のなかに 審判 をなしたまふ
2 なんぢらは 正 からざる 審判 をなし あしきものの 身 をかたよりみて 幾 何時 をへんとするや セラ
3 よわきものと 孤兒 とのためにさばき 苦 しむものと 乏 しきものとのために 公平 をほどこせ
4 弱 きものと 貧 しきものとをすくひ 彼等 をあしきものの 手 よりたすけいだせ
5 かれらは 知 ることなく 悟 ることなくして 暗中 をゆきめぐりぬ 地 のもろもろの 基 はうごきたり
6 我 いへらく なんぢらは 神 なりなんぢらはみな 至上者 の 子 なりと
7 然 どなんぢらは 人 のごとくに 死 もろもろの 侯 のなかの 一人 のごとく 仆 れん
8 神 よおきて 全地 をさばきたまへ 汝 もろもろの 國 を 嗣 たまふべければなり
Chapter 83
1 アサフの歌なり讃美なり 神 よもだしたまふなかれ 神 よものいはで 寂靜 たまふなかれ
2 視 よなんぢの 仇 はかしがきしき 聲 をあげ 汝 をにくむものは 首 をあげたり
3 かれらはたくみなる 謀略 をもてなんぢの 民 にむかひ 相 共 にはかりて 汝 のかくれたる 者 にむかふ
4 かれらいひたりき 來 かれらを 斷 滅 してふたたび 國 をたつることを 得 ざらしめイスラエルの 名 をふたたび 人 にしられざらしめんと
5 かれらは 心 を 一 つにしてともにはかり 互 にちかひをなしてなんぢに 逆 ふ
6 こはエドムの 幕屋 にすめる 人 イシマエル 人 モアブ、ハガル 人
7 ゲバル、アンモン、アマレク、ペリシテおよびツロの 民 などなり
8 アッスリヤも 亦 かれらにくみせり 斯 てロトの 子輩 のたすけをなせり セラ
9 なんぢ 曩 にミデアンになしたまへる 如 くキションの 河 にてシセラとヤビンとに 作 たまへるごとく 彼等 にもなしたまへ
10 かれらはエンドルにてほろび 地 のために 肥料 となれり
11 かれらの 貴人 をオレブ、ゼエブのごとくそのもろもろの 侯 をゼバ、ザルムンナのごとくなしたまへ
12 かれらはいへり われら 神 の 草苑 をえてわが 有 とすべしと
13 わが 神 よかれらをまきあげらるる 塵 のごとく 風 のまへの 藁 のごとくならしめたまへ
14 林 をやく 火 のごとく 山 をもやす 熖 のごとく
15 なんぢの 暴風 をもてかれらを 追 ひなんぢの 旋風 をもてかれらを 怖 れしめたまへ
16 かれらの 面 に 恥 をみたしめたまへ ヱホバよ 然 ばかれらなんぢの 名 をもとめん
17 かれらをとこしへに 恥 おそれしめ 惶 てまどひて 亡 びうせしめたまへ
18 然 ばかれらはヱホバてふ 名 をもちたまふ 汝 のみ 全地 をしろしめす 至上者 なることを 知 るべし
Chapter 84
1 ギテトの琴にあはせて伶長にうたはしめたるコラの子のうた 萬軍 のヱホバよなんぢの 帷幄 はいかに 愛 すべきかな
2 わが 霊魂 はたえいるばかりにヱホバの 大 庭 をしたひ わが 心 わが 身 はいける 神 にむかひて 呼 ふ
3 誠 やすずめは 窩 をえ 燕子 はその 雛 をいるる 巣 をえたり 萬軍 のヱホバわが 王 わが 神 よ これなんぢの 祭壇 なり
4 なんぢの 家 にすむものは 福 ひなり かかるひとはつねに 汝 をたたへまつらん セラ
5 その 力 なんぢにあり その 心 シオンの 大路 にある 者 はさいはひなり
6 かれらは 涙 の 谷 をすぐれども 其處 をおほくの 泉 あるところとなす また 前 の 雨 はもろもろの 惠 をもて 之 をおほへり
7 かれらは 力 より 力 にすすみ 遂 におのおのシオンにいたりて 神 にまみゆ
8 ばんぐんの 神 ヱホバよわが 祈 をききたまへ ヤコブの 神 よ 耳 をかたぶけたまへ セラ
9 われらの 盾 なる 神 よ みそなはして なんぢの 受膏者 の 顔 をかへりみたまへ
10 なんぢの 大 庭 にすまふ 一日 は 千日 にもまされり われ 惡 の 幕屋 にをらんよりは 寧 ろわが 神 のいへの 門守 とならんことを 欲 ふなり
11 そは 神 ヱホバは 日 なり 盾 なり ヱホバは 恩 とえいくわうとをあたへ 直 くあゆむものに 善 物 をこばみたまふことなし
12 萬軍 のヱホバよなんぢに 依賴 むものはさいはひなり
Chapter 85
1 伶長にうたはしめたるコラの子のうた ヱホバよなんぢは 御國 にめぐみをそそぎたまへり なんぢヤコブの 俘囚 をかへしたまひき
2 なんぢおのが 民 の 不義 をゆるしそのもろもろの 罪 をおほひたまひき セラ
3 汝 すべての 怒 をすてその 烈 しきいきどほりを 遠 けたまへり
4 われらのすくひの 神 よかへりきたり 我儕 にむかひて 忿怒 をやめたまへ
5 なんぢ 永遠 にわれらをいかり 萬世 にみいかりをひきのべたまふや
6 汝 によりてなんぢの 民 の 喜悦 をえんが 爲 に 我儕 を 活 したまはざるか
7 ヱホバよなんぢの 憐憫 をわれらにしめし 汝 のすくひを 我儕 にあたへたまへ
8 わが 神 ヱホバのいたりたまふ 事 をきかん ヱホバはその 民 その 聖徒 に 平和 をかたりたまへばなり さればかれらは 愚 かなる 行爲 にふたたび 歸 るなかれ
9 實 にそのすくひは 神 をおそるる 者 にちかし かくて 榮光 はわれらの 國 にとどまらん
10 あはれみと 眞實 とともにあひ 義 と 平和 とたがひに 接吻 せり
11 まことは 地 よりはえ 義 は 天 よりみおろせり
12 ヱホバ 善 物 をあたへたまへばわれらの 國 は 物產 をいださん
13 義 はヱホバのまへにゆきヱホバのあゆみたまふ 跡 をわれに 踏 しめん
Chapter 86
1 ダビデの祈祷 ヱホバよなんぢ 耳 をかたぶけて 我 にこたへたまへ 我 はくるしみかつ 乏 しければなり
2 ねがはくはわが 霊魂 をまもりたまへ われ 神 をうやまふ 者 なればなり わが 神 よなんぢに 依賴 める 汝 のしもべを 救 ひ 給 へ
3 主 よわれを 憐 みたまへ われ 終日 なんぢによばふ
4 なんぢの 僕 のたましひを 悦 ばせたまへ 主 よわが 霊魂 はなんぢを 仰 ぎのぞむ
5 主 よなんぢは 惠 ふかくまた 赦 をこのみたまふ 汝 によばふ 凡 てのものを 豊 かにあはれみたまふ
6 ヱホバよわがいのりに 耳 をかたぶけ わが 懇求 のこゑをききたまへ
7 われわが 患難 の 日 になんぢに 呼 はん なんぢは 我 にこたへたまふべし
8 主 よもろもろの 神 のなかに 汝 にひとしきものはなく 汝 のみわざに 侔 しきものはなし
9 主 よなんぢの 造 れるもろもろの 國 はなんぢの 前 にきたりて 伏 拝 まん かれらは 聖名 をあがむべし
10 なんぢは 大 なり 奇 しき 事跡 をなしたまふ 唯 なんぢのみ 神 にましませり
11 ヱホバよなんぢの 道 をわれに 敎 へたまへ 我 なんぢの 眞理 をあゆまん ねがはくは 我 をして 心 ひとつに 聖名 をおそれしめたまへ
12 主 わが 神 よ 我 心 をつくして 汝 をほめたたへ とこしへに 聖名 をあがめまつらん
13 そはなんぢの 憐憫 はわれに 大 なり わがたましひを 陰府 のふかき 處 より 助 けいだしたまへり
14 神 よたかぶれるものは 我 にさからひて 起 りたち 暴 ぶる 人 の 會 はわがたましひをもとめ 斯 てなんぢを 己 がまへに 置 ざりき
15 されど 主 よなんぢは 憐憫 とめぐみとにとみ 怒 をおそくし 愛 しみと 眞實 とにゆたかなる 神 にましませり
16 我 をかへりみ 我 をあはれみたまへ ねがはくは 汝 のしもべに 能力 を 與 へ 汝 のはしための 子 をすくひたまへ
17 我 にめぐみの 憑據 をあらはしたまへ 然 ばわれをにくむ 者 これをみて 恥 をいだかん そはヱホバよなんぢ 我 をたすけ 我 をなぐさめたまへばなり
Chapter 87
1 コラの子のうたなり讃美なり ヱホバの 基 はきよき 山 にあり
2 ヱホバはヤコブのすべての 住居 にまさりてシオンのもろもろの 門 を 愛 したまふ
3 神 の 都 よなんぢにつきておほくの 榮光 のことを 語 りはやせり セラ
4 われはラハブ、バビロンをも 我 をしるものの 中 にあげん ペリシテ、ツロ、エテオピアを 視 よこの 人 はかしこに 生 れたりといはん
5 シオンにつきては 如此 いはん 此 もの 彼 ものその 中 にうまれたり 至上者 みづからシオンを 立 たまはんと
6 ヱホバもろもろの 民 をしるしたまふ 時 このものは 彼處 にうまれたりと 算 へあげたまはん セラ
7 うたふもの 踊 るもの 皆 いはん わがもろもろの 泉 はなんぢの 中 にありと
Chapter 88
1 マハラテ、レアノテの調にあはせて伶長にうたはしめたるコラの子のうたなり 讃美なり、エズフ人ヘマンのをしへの歌なり わがすくひの 神 ヱホバよわれ 晝 も 夜 もなんぢの 前 にさけべり
2 願 くはわが 祈 をみまへにいたらせ 汝 のみみをわが 號呼 のこゑにかたぶけたまへ
3 わがたましひは 患難 にてみち 我 がいのちは 陰府 にちかづけり
4 われは 穴 にいるものとともにかぞへられ 依仗 なき 人 のごとくなれり
5 われ 墓 のうちなる 殺 されしもののごとく 死 者 のうちにすてらる 汝 かれらを 再 びこころに 記 たまはず かれらは 御手 より 斷 滅 されしものなり
6 なんぢ 我 をいとふかき 穴 くらき 處 ふかき 淵 におきたまひき
7 なんぢの 怒 はいたくわれにせまれり なんぢそのもろもろの 浪 をもて 我 をくるしめ 給 へり セラ
8 わが 相 識 ものを 我 よりとほざけ 我 をかれらに 憎 ませたまへり われは 錮 閉 されていづることあたはず
9 わが 眼 はなやみの 故 をもておとろへぬ われ 日 ごとに 汝 をよべり ヱホバよなんぢに 向 ひてわが 兩手 をのべたり
10 なんぢ 死 者 にくすしき 事跡 をあらはしたまはんや 亡 にしもの 立 てなんぢを 讃 たたへんや セラ
11 汝 のいつくしみは 墓 のうちに 汝 のまことは 滅亡 のなかに 宣傳 へられんや
12 汝 のくすしきみわざは 幽暗 になんぢの 義 は 忘失 のくにに 知 るることあらんや
13 されどヱホバよ 我 なんぢに 向 ひてさけべり わがいのりは 朝 にみまへに 達 らん
14 ヱホバよなんぢ 何 なればわが 霊魂 をすてたまふや 何 なればわれに 面 をかくしたまふや
15 われ 幼稚 よりなやみて 死 るばかりなり 我 なんぢの 恐嚇 にあひてくるしみまどへり
16 汝 のはげしき 怒 わがうへをすぐ 汝 のおびやかし 我 をほろぼせり
17 これらの 事 ひねもす 大水 のごとく 我 をめぐり ことごとく 來 りて 我 をかこみふさげり
18 なんぢ 我 をいつくしむ 者 とわが 友 とをとほざけ わが 相 識 るものを 幽暗 にいれたまへり
Chapter 89
1 エズラ人エタンのをしへの歌 われヱホバの 憐憫 をとこしへにうたはん われ 口 もてヱホバの 眞實 をよろづ 代 につげしらせん
2 われいふ あはれみは 永遠 にたてらる 汝 はその 眞實 をかたく 天 にさだめたまはんと
3 われわが 撰 びたるものと 契約 をむすびわが 僕 ダビデにちかひたり
4 われなんぢの 裔 をとこしへに 固 うしなんぢの 座位 をたてて 代々 におよばしめん セラ
5 ヱホバよもろもろの 天 はなんぢの 奇 しき 事跡 をほめん なんぢの 眞實 もまた 潔 きものの 會 にてほめらるべし
6 蒼天 にてたれかヱホバに 類 ふものあらんや 神 の 子 のなかに 誰 かヱホバのごとき 者 あらんや
7 神 はきよきものの 公會 のなかにて 畏 むべきものなり その 四周 にあるすべての 者 にまさりて 懼 るべきものなり
8 萬軍 の 神 ヱホバよヤハよ 汝 のごとく 大能 あるものは 誰 ぞや なんぢの 眞實 はなんぢをめぐりたり
9 なんぢ 海 のあるるををさめ その 浪 のたちあがらんときは 之 をしづめたまふなり
10 なんぢラハブを 殺 されしもののごとく 撃 碎 きおのれの 仇 どもを 力 ある 腕 をもて 打 散 したまへり
11 もろもろの 天 はなんぢのもの 地 もまた 汝 のものなり 世界 とその 中 にみつるものとはなんぢの 基 したまへるなり
12 北 と 南 はなんぢ 造 りたまへり タボル、ヘルモンはなんぢの 名 によりて 歓 びよばふ
13 なんぢは 大能 のみうでをもちたまふ なんぢの 手 はつよく 汝 のみぎの 手 はたかし
14 義 と 公平 はなんぢの 寳座 のもとゐなり あはれみと 眞實 とは 聖顔 のまへにあらはれゆく
15 よろこびの 音 をしる 民 はさいはひなり ヱホバよかれらはみかほの 光 のなかをあゆめり
16 かれらは 名 によりて 終日 よろこび 汝 の 義 によりて 高 くあげられたり
17 かれらの 力 の 榮光 はなんぢなり 汝 の 惠 によりてわれらの 角 はたかくあげられん
18 そはわれらの 盾 はヱホバに 屬 われらの 王 はイスラエルの 聖者 につけり
19 そのとき 異象 をもてなんぢの 聖徒 につげたまはく われ 佑助 をちからあるものに 委 ねたり わが 民 のなかより 一人 をえらびて 高 くあげたり
20 われわが 僕 ダビデをえて 之 にわが 聖 膏 をそそげり
21 わが 手 はかれとともに 堅 くわが 臂 はかれを 強 くせん
22 仇 かれをしへたぐることなし 惡 の 子 かれを 苦 しむることなからん
23 われかれの 前 にそのもろもろの 敵 をたふし 彼 をにくめるものを 撃 ん
24 されどわが 眞實 とわが 憐憫 とはダビデとともに 居 り わが 名 によりてその 角 はたかくあげられん
25 われ 亦 かれの 手 を 海 のうへにおき そのみぎの 手 を 河 のうへにおかん
26 ダビデ 我 にむかひて 汝 はわが 父 わが 神 わがすくひの 岩 なりとよばん
27 われまた 彼 をわが 初子 となし 地 の 王 たちのうち 最 もたかき 者 となさん
28 われとこしへに 憐憫 をかれがためにたもち 之 とたてし 契約 はかはることなかるべし
29 われまたその 裔 をとこしへに 存 へ そのくらゐを 天 の 日 數 のごとくながらへしめん
30 もしその 子 わが 法 をはなれ わが 審判 にしたがひて 歩 まず
31 わが 律法 をやぶりわが 誡命 をまもらずば
32 われ 杖 をもてかれらの 愆 をただし 鞭 をもてその 邪曲 をただすべし
33 されど 彼 よりわが 憐憫 をことごとくはとりさらず わが 眞實 をおとろへしむることなからん
34 われおのれの 契約 をやぶらず 己 のくちびるより 出 しことをかへじ
35 われ 曩 にわが 聖 をさして 誓 へり われダビデに 虚偽 をいはじ
36 その 裔 はとこしへにつづきその 座位 は 日 のごとく 恒 にわが 前 にあらん
37 また 月 のごとく 永遠 にたてられん 空 にある 證 人 はまことなり セラ
38 されどその 受膏者 をとほざけて 棄 たまへり なんぢ 之 をいきどほりたまへり
39 なんぢ 己 がしもべの 契約 をいみ 其 かんむりをけがして 地 にまでおとし 給 へり
40 またその 垣 をことごとく 倒 し その 保砦 をあれすたれしめたまへり
41 その 道 をすぐるすべての 者 にかすめられ 隣人 にののしらる
42 なんぢかれが 敵 のみぎの 手 をたかく 擧 そのもろもろの 仇 をよろこばしめたまへり
43 なんぢかれの 劍 の 刃 をふりかへして 戰闘 にたつに 堪 へざらしめたまひき
44 またその 光輝 をけしその 座位 を 地 になげおとし
45 その 年 若 き 日 をちぢめ 恥 をそのうへに 覆 たまへり セラ
46 ヱホバよかくて 幾 何時 をへたまふや 自己 をとこしへに 隠 したまふや 忿怒 は 火 のもゆるごとくなるべきか
47 ねがはくはわが 時 のいかに 短 かきかを 思 ひたまへ 汝 いたづらにすべての 人 の 子 をつくりたまはんや
48 誰 かいきて 死 をみず 又 おのがたましひを 陰府 より 救 ひうるものあらんや セラ
49 主 よなんぢが 眞實 をもてダビデに 誓 ひたまへる 昔日 のあはれみはいづこにありや
50 主 よねがはくはなんぢの 僕 のうくる 謗 をみこころにとめたまへ ヱホバよ 汝 のもろもろの 仇 はわれをそしりなんぢの 受膏者 のあしあとをそしれり 我 もろもろの 民 のそしりをわが 懐中 にいだく
51 主 よねがはくはなんぢの 僕 のうくる 謗 をみこころにとめたまへ ヱホバよ 汝 のもろもろの 仇 はわれをそしりなんぢの 受膏者 のあしあとをそしれり 我 もろもろの 民 のそしりをわが 懐中 にいだく
52 ヱホバは 永遠 にほむべきかな アーメン アーメン
Chapter 90
1 神の人モーセの祈祷 主 よなんぢは 往古 より 世々 われらの 居所 にてましませり
2 山 いまだ 生 いでず 汝 いまだ 地 と 世界 とをつくりたまはざりしとき 永遠 よりとこしへまでなんぢは 神 なり
3 なんぢ 人 を 塵 にかへらしめて 宣 はく 人 の 子 よなんぢら 歸 れと
4 なんぢの 目前 には 千年 もすでにすぐる 昨日 のごとく また 夜間 のひとときにおなじ
5 なんぢこれらを 大水 のごとく 流 去 らしめたまふ かれらは 一夜 の 寝 のごとく 朝 にはえいづる 靑 草 のごとし
6 朝 にはえいでてさかえ 夕 にはかられて 枯 るなり
7 われらはなんぢの 怒 によりて 消 うせ 汝 のいきどほりによりて 怖 まどふ
8 汝 われらの 不義 をみまへに 置 われらの 隠 れたるつみを 聖顔 のひかりのなかにおきたまへり
9 われらのもろもろの 日 はなんぢの 怒 によりて 過去 り われらがすべての 年 のつくるは 一息 のごとし
10 われらが 年 をふる 日 は 七十歳 にすぎず あるひは 壯 やかにして 八十歳 にいたらん されどその 誇 るところはただ 勤勞 とかなしみとのみ その 去 ゆくこと 速 かにしてわれらもまた 飛 去 れり
11 誰 かなんぢの 怒 のちからを 知 らんや たれか 汝 をおそるる 畏 にたくらべて 汝 のいきどほりをしらんや
12 願 くはわれらにおのが 日 をかぞふることををしへて 智慧 のこころを 得 しめたまへ
13 ヱホバよ 歸 りたまへ 斯 ていくそのときを 歴 たまふや ねがはくは 汝 のしもべらに 係 れるみこころを 變 へたまへ
14 ねがはくは 朝 にわれらを 汝 のあはれみにてあきたらしめ 世 をはるまで 喜 びたのしませたまへ
15 汝 がわれらを 苦 しめたまへるもろもろの 日 と われらが 禍害 にかかれるもろもろの 年 とにたくらべて 我儕 をたのしませたまへ
16 なんぢの 作爲 をなんぢの 僕 等 に なんぢの 榮光 をその 子等 にあらはしたまへ
17 斯 てわれらの 神 ヱホバの 佳美 をわれらのうへにのぞましめ われらの 手 のわざをわれらのうへに 確 からしめたまへ 願 くはわれらの 手 のわざを 確 からしめたまへ
Chapter 91
1 至上者 のもとなる 隠 れたるところにすまふその 人 は 全能者 の 蔭 にやどらん
2 われヱホバのことを 宣 て ヱホバはわが 避所 わが 城 わがよりたのむ 神 なりといはん
3 そは 神 なんぢを 狩人 のわなと 毒 をながす 疫癘 よりたすけいだしたまふべければなり
4 かれその 翮 をもてなんぢを 庇 ひたまはん なんぢその 翼 の 下 にかくれん その 眞實 は 盾 なり 干 なり
5 夜 はおどろくべきことあり 晝 はとびきたる 矢 あり
6 幽暗 にはあゆむ 疫癘 あり 日午 にはそこなふ 勵 しき 疾 あり されどなんぢ 畏 るることあらじ
7 千 人 はなんぢの 左 にたふれ 萬 人 はなんぢの 右 にたふる されどその 災害 はなんぢに 近 づくことなからん
8 なんぢの 眼 はただこの 事 をみるのみ なんぢ 惡者 のむくいを 見 ん
9 なんぢ 曩 にいへりヱホバはわが 避所 なりと なんぢ 至上者 をその 住居 となしたれば
10 災害 なんぢにいたらず 苦難 なんぢの 幕屋 に 近 づかじ
11 そは 至上者 なんぢのためにその 使者 輩 におほせて 汝 があゆむもろもろの 道 になんぢを 守 らせ 給 へばなり
12 彼 ら 手 にてなんぢの 足 の 石 にふれざらんために 汝 をささへん
13 なんぢは 獅 と 蝮 とをふみ 壯獅 と 蛇 とを 足 の 下 にふみにじらん
14 彼 その 愛 をわれにそそげるがゆゑに 我 これを 助 けん かれわが 名 をしるがゆゑに 我 これを 高處 におかん
15 かれ 我 をよはば 我 こたへん 我 その 苦難 のときに 偕 にをりて 之 をたすけ 之 をあがめん
16 われ 長 寿 をもてかれを 足 はしめ 且 わが 救 をしめさん
Chapter 92
1 安息日にもちゐる歌なり 讃美なり いとたかき 者 よヱホバにかんしやし 聖名 をほめたたふるは 善 かな
2 あしたに 汝 のいつくしみをあらはし 夜々 なんぢの 眞實 をあらはすに
3 十絃 のなりものと 筝 とをもちゐ 琴 の 妙 なる 音 をもちゐるはいと 善 かな
4 そはヱホバよ なんぢその 作爲 をもて 我 をたのしませたまへり 我 なんぢの 手 のわざをよろこびほこらん
5 ヱホバよ 汝 のみわざは 大 なるかな 汝 のもろもろの 思念 はいとふかし
6 無知者 はしることなく 愚 なるものは 之 をさとらず
7 惡 きものは 草 のごとくもえいで 不義 をおこなふ 衆庶 はさかゆるとも 遂 にはとこしへにほろびん
8 されどヱホバよ 汝 はとこしへに 高處 にましませり
9 ヱホバよ 吁 なんぢの 仇 ああなんぢの 仇 はほろびん 不義 をおこなふ 者 はことごとく 散 されん
10 されど 汝 わが 角 をたかくあげて 野 の 牛 のつののごとくならしめたまへり 我 はあたらしき 膏 をそそがれたり
11 又 わが 目 はわが 仇 につきて 願 へることを 見 わが 耳 はわれにさからひておこりたつ 惡 をなすものにつきて 願 へることをききたり
12 義 しきものは 棕櫚 の 樹 のごとく 榮 え レバノンの 香柏 のごとくそだつべし
13 ヱホバの 宮 にうゑられしものはわれらの 神 の 大 庭 にさかえん
14 かれらは 年 老 てなほ 果 をむすび 豊 かにうるほひ 緑 の 色 みちみちて
15 ヱホバの 直 きものなることを 示 すべし ヱホバはわが 巌 なりヱホバには 不義 なし
Chapter 93
1 ヱホバは 統治 たまふ ヱホバは 稜威 をきたまへり ヱホバは 能力 をころもとなし 帶 となしたまへり さればまた 世界 もかたくたちて 動 かさるることなし
2 なんぢの 寳座 はいにしへより 堅 くたちぬ 汝 はとこしへより 在 せり
3 大水 はこゑをあげたり ヱホバよおほみづは 聲 をあげたり おほみづは 浪 をあぐ
4 ヱホバは 高處 にいましてその 威力 はおほくの 水 のこゑ 海 のさかまくにまさりて 盛 んなり
5 なんぢの 證詞 はいとかたし ヱホバよ 聖潔 はなんぢの 家 にとこしへまでも 適應 なり
Chapter 94
1 ヱホバよ 仇 をかへすは 汝 にあり 神 よあたを 報 すはなんぢにあり ねがはくは 光 をはなちたまへ
2 世 をさばきたまふものよ 願 くは 起 てたかぶる 者 にそのうくべき 報 をなしたまへ
3 ヱホバよ 惡 きもの 幾何 のときを 經 んとするや あしきもの 勝誇 りていくそのとしを 經 るや
4 かれらはみだりに 言 をいだして 誇 りものいふ すべて 不義 をおこなふ 者 はみづから 高 ぶれり
5 ヱホバよ 彼等 はなんぢの 民 をうちくだき なんぢの 業 をそこなふ
6 かれらは 嫠婦 と 旅人 との 生命 をうしなひ 孤子 をころす
7 かれらはいふ ヤハは 見 ずヤコブの 神 はさとらざるべしと
8 民 のなかなる 無知 よ なんぢらさとれ 愚 かなる 者 よ いづれのときにか 智 からん
9 みみを 植 るものきくことをせざらんや 目 をつくれるもの 見 ることをせざらんや
10 もろもろの 國 ををしふる 者 ただすことを 爲 ざらんや 人 に 知識 をあたふる 者 しることなからんや
11 ヱホバは 人 の 思念 のむなしきを 知 りたまふ
12 ヤハよなんぢの 懲 めたまふ 人 なんぢの 法 ををしへらるる 人 は さいはひなるかな
13 かかる 人 をわざはひの 日 よりのがれしめ 惡 きもののために 坑 のほらるるまで これに 平安 をあたへたまはん
14 そはヱホバその 民 をすてたまはず その 嗣業 をはなれたまはざるなり
15 審判 はただしきにかへり 心 のなほき 者 はみなその 後 にしたがはん
16 誰 かわがために 起 りたちて 惡 きものを 責 んや 誰 か 我 がために 立 て 不義 をおこなふ 者 をせめんや
17 もしヱホバ 我 をたすけたまはざりせば わが 霊魂 はとくに 幽寂 ところに 住 ひしならん
18 されどわが 足 すべりぬといひしとき ヱホバよなんぢの 憐憫 われをささへたまへり
19 わがうちに 憂 慮 のみつる 時 なんぢの 安慰 わがたましひを 喜 ばせたまふ
20 律法 をもて 害 ふことをはかる 惡 の 位 はなんぢに 親 むことを 得 んや
21 彼等 はあひかたらひて 義人 のたましひをせめ 罪 なき 血 をつみに 定 む
22 然 はあれどヱホバはわがたかき 櫓 わが 神 はわが 避所 の 磐 なりき
23 神 はかれらの 邪曲 をその 身 におはしめ かれらをその 惡 き 事 のなかに 滅 したまはん われらの 神 ヱホバはこれを 滅 したまはん
Chapter 95
1 率 われらヱホバにむかひてうたひ すくひの 磐 にむかひてよろこばしき 聲 をあげん
2 われら 感謝 をもてその 前 にゆき ヱホバにむかひ 歌 をもて 歓 ばしきこゑをあげん
3 そはヱホバは 大 なる 神 なり もろもろの 神 にまされる 大 なる 王 なり
4 地 のふかき 處 みなその 手 にあり 山 のいただきもまた 神 のものなり
5 うみは 神 のものその 造 りたまふところ 旱 ける 地 もまたその 手 にて 造 りたまへり
6 いざわれら 拝 みひれふし 我儕 をつくれる 主 ヱホバのみまへに 曲跪 くべし
7 彼 はわれらの 神 なり われらはその 草苑 の 民 その 手 のひつじなり 今日 なんぢらがその 聲 をきかんことをのぞむ
8 なんぢらメリバに 在 りしときのごとく 野 なるマサにありし 日 の 如 く その 心 をかたくなにするなかれ
9 その 時 なんぢらの 列祖 われをこころみ 我 をためし 又 わがわざをみたり
10 われその 代 のためにうれへて 四十 年 を 歴 われいへり かれらは 心 あやまれる 民 わが 道 を 知 ざりきと
11 このゆゑに 我 いきどほりて 彼等 はわが 安息 にいるべからずと 誓 ひたり
Chapter 96
1 あたらしき 歌 をヱホバにむかひてうたへ 全地 よヱホバにむかひて 謳 ふべし
2 ヱホバに 向 ひてうたひその 名 をほめよ 日 ごとにその 救 をのべつたへよ
3 もろもろの 國 のなかにその 榮光 をあらはし もろもろの 民 のなかにその 奇 しきみわざを 顯 すべし
4 そはヱホバはおほいなり 大 にほめたたふべきものなり もろもろの 神 にまさりて 畏 るべきものなり
5 もろもろの 民 のすべての 神 はことごとく 虚 し されどヱホバはもろもろの 天 をつくりたまへり
6 尊貴 と 稜威 とはその 前 にあり 能 と 善美 とはその 聖所 にあり
7 もろもろの 民 のやからよ 榮光 とちからとをヱホバにあたへよヱホバにあたへよ
8 その 聖名 にかなふ 榮光 をもてヱホバにあたへ 献 物 をたづさへてその 大 庭 にきたれ
9 きよき 美 しきものをもてヱホバををがめ 全地 よその 前 にをののけ
10 もろもろの 國 のなかにいへ ヱホバは 統治 たまふ 世界 もかたくたちて 動 かさるることなし ヱホバは 正直 をもてすべての 民 をさばきたまはんと
11 天 はよろこび 地 はたのしみ 海 とそのなかに 盈 るものとはなりどよみ
12 田畑 とその 中 のすべての 物 とはよろこぶべし かくて 林 のもろもろの 樹 もまたヱホバの 前 によろこびうたはん
13 ヱホバ 來 りたまふ 地 をさばかんとて 來 りたまふ 義 をもて 世界 をさばきその 眞實 をもてもろもろの 民 をさばきたまはん
Chapter 97
1 ヱホバは 統治 たまふ 全地 はたのしみ 多 くの 島々 はよろこぶべし
2 雲 とくらきとはそり 周環 にあり 義 と 公平 とはその 寳座 のもとゐなり
3 火 ありそのみまへにすすみ その 四周 の 敵 をやきつくす
4 ヱホバのいなびかりは 世界 をてらす 地 これを 見 てふるへり
5 もろもろの 山 はヱホバのみまへ 全地 の 主 のみまへにて 蝋 のごとくとけぬ
6 もろもろの 天 はその 義 をあらはし よろづの 民 はその 榮光 をみたり
7 すべてきざめる 像 につかへ 虚 しきものによりてみづから 誇 るものは 恥辱 をうくべし もろもろの 神 よみなヱホバをふしをがめ
8 ヱホバよなんぢの 審判 のゆゑによりシオンはききてよろこびユダの 女 輩 はみな 樂 しめり
9 ヱホバよなんぢ 全地 のうへにましまして 至高 く なんぢもろもろの 神 のうへにましまして 至 貴 とし
10 ヱホバを 愛 しむものよ 惡 をにくめ ヱホバはその 聖徒 のたましひをまもり 之 をあしきものの 手 より 助 けいだしたまふ
11 光 はただしき 人 のためにまかれ 欣喜 はこころ 直 きもののために 播 れたり
12 義人 よヱホバにより 喜 べ そのきよき 名 に 感謝 せよ
Chapter 98
1 歌なり あたらしき 歌 をヱホバにむかひてうたへ そは 妙 なる 事 をおこなひその 右 の 手 そのきよき 臂 をもて 己 のために 救 をなし 畢 たまへり
2 ヱホバはそのすくひを 知 しめ その 義 をもろもろの 國人 の 目 のまへにあらはし 給 へり
3 又 その 憐憫 と 眞實 とをイスラエルの 家 にむかひて 記念 したまふ 地 の 極 もことごとくわが 神 のすくひを 見 たり
4 全地 よヱホバにむかひて 歓 ばしき 聲 をあげよ 聲 をはなちてよろこびうたへ 讃 うたへ
5 琴 をもてヱホバをほめうたへ 琴 の 音 と 歌 のこゑとをもてせよ
6 ラッパと 角 笛 をふきならし 王 ヱホバのみまへによろこばしき 聲 をあげよ
7 海 とそのなかに 盈 るもの 世界 とせかいにすむものと 鳴 響 むべし
8 大水 はその 手 をうち もろもろの 山 はあひともにヱホバの 前 によろこびうたふべし
9 ヱホバ 地 をさばかんために 來 りたまへばなり ヱホバ 義 をもて 世界 をさばき 公平 をもてもろもろの 民 をさばきたまはん
Chapter 99
1 ヱホバは 統治 たまふ もろもろの 民 はをののくべし ヱホバはケルビムの 間 にいます 地 ふるはん
2 ヱホバはシオンにましまして 大 なり もろもろの 民 にすぐれてたふとし
3 かれらは 汝 のおほいなる 畏 るべき 名 をほめたたふべし ヱホバは 聖 なるかな
4 王 のちからは 審判 をこのみたまふ 汝 はかたく 公平 をたてヤコブのなかに 審判 と 公義 とをおこなひたまふ
5 われらの 神 ヱホバをあがめ その 承足 のもとにて 拝 みまつれ ヱホバは 聖 なるかな
6 その 祭司 のなかにモーセとアロンとあり その 名 をよぶ 者 のなかにサムエルあり かれらヱホバをよびしに 應 へたまへり
7 ヱホバ 雲 の 柱 のうちにましましてかれらに 語 りたまへり かれらはその 證詞 とその 賜 はりたる 律法 とを 守 りたりき
8 われらの 神 ヱホバよなんぢ 彼等 にこたへたまへり かれらのなしし 事 にむくいたまひたれど また 赦免 をあたへたまへる 神 にてましませり
9 われらの 神 ヱホバを 崇 めそのきよき 山 にてをがみまつれ そはわれらの 神 ヱホバは 聖 なるなり
Chapter 100
1 感謝のうた 全地 よヱホバにむかひて 歡 ばしき 聲 をあげよ
2 欣喜 をいだきてヱホバに 事 へ うたひつつその 前 にきたれ
3 知 れヱホバこそ 神 にますなれ われらを 造 りたまへるものはヱホバにましませば 我儕 はその 屬 なり われらはその 民 その 草苑 のひつじなり
4 感謝 しつつその 門 にいり ほめたたへつつその 大 庭 にいれ 感謝 してその 名 をほめたたへよ
5 ヱホバはめぐみふかくその 憐憫 かぎりなく その 眞實 よろづ 世 におよぶべければなり
Chapter 101
1 ダビデのうた われ 憐憫 と 審判 とをうたはん ヱホバよ 我 なんぢを 讃 うたはん
2 われ 心 をさとくして 全 き 道 をまもらん なんぢいづれの 時 われにきたりたまふや 我 なほき 心 をもてわが 家 のうちをありかん
3 われわが 眼前 にいやしき 事 をおかず われ 叛 くものの 業 をにくむ そのわざは 我 につかじ
4 僻 めるこころは 我 よりはなれん 惡 きものを 知 ることをこのまず
5 隠 にその 友 をそしるものは 我 これをほろぼさん 高 ぶる 眼 また 驕 れる 心 のものは 我 これをしのばじ
6 わが 眼 は 國 のうちの 忠 なる 者 をみて 之 をわれとともに 住 はせん 全 き 道 をあゆむ 人 はわれに 事 へん
7 欺 くことをなす 者 はわが 家 のうちに 住 むことをえず 虚偽 をいふものはわが 目前 にたつことを 得 じ
8 われ 朝 な 朝 なこの 國 のあしき 者 をことごとく 滅 し ヱホバの 邑 より 不義 をおこなふ 者 をことごとく 絶除 かん
Chapter 102
1 なやみたる者おもひくづほれてその歎息をヱホバの前にそそぎいだせるときの祈祷 ヱホバよわが 祈 をききたまへ 願 くはわが 號呼 のこゑの 御前 にいたらんことを
2 わが 窮苦 の 日 みかほを 蔽 ひたまふなかれ なんぢの 耳 をわれにかたぶけ 我 がよぶ 日 にすみやかに 我 にこたへたまへ
3 わがもろもろの 日 は 煙 のごとくきえ わが 骨 はたきぎのごとく 焚 るるなり
4 わがこころは 草 のごとく 撃 れてしほれたり われ 糧 をくらふを 忘 れしによる
5 わが 歎息 のこゑによりてわが 骨 はわが 肉 につく
6 われは 野 の 鸅鸕 のごとく 荒 たる 跡 のふくろふのごとくになりぬ
7 われ 醒 てねぶらず ただ 友 なくして 屋蓋 にをる 雀 のごとくなれり
8 わが 仇 はひねもす 我 をそしる 猖 狂 ひて 我 をせむるもの 我 をさして 誓 ふ
9 われは 糧 をくらふごとくに 灰 をくらひ わが 飮 ものには 涙 をまじへたり
10 こは 皆 なんぢの 怒 と 忿恚 とによりてなり なんぢ 我 をもたげてなげすて 給 へり
11 わが 齡 はかたぶける 日 影 のごとし またわれは 草 のごとく 萎 れたり
12 されどヱホバよなんぢは 永遠 にながらへ その 名 はよろづ 世 にながらへん
13 なんぢ 起 てシオンをあはれみたまはん そはシオンに 恩惠 をほどこしたまふときなり そのさだまれる 期 すでに 來 れり
14 なんぢの 僕 はシオンの 石 をもよろこび その 塵 をさへ 愛 しむ
15 もろもろの 國 はヱホバの 名 をおそれ 地 のもろもろの 王 はその 榮光 をおそれん
16 ヱホバはシオンをきづき 榮光 をもてあらはれたまへり
17 ヱホバは 乏 しきものの 祈 をかへりみ 彼等 のいのりを 藐 しめたまはざりき
18 來 らんとするのちの 世 のためにこの 事 をしるさん 新 しくつくられたる 民 はヤハをほめたたふべし
19 ヱホバその 聖所 のたかき 所 よりみおろし 天 より 地 をみたまへり
20 こは 俘囚 のなげきをきき 死 にさだまれる 者 をときはなち
21 人々 のシオンにてヱホバの 名 をあらはしヱルサレムにてその 頌美 をあらはさんが 爲 なり
22 かかる 時 にもろもろの 民 もろもろの 國 つどひあつまりてヱホバに 事 へまつらん
23 ヱホバはわがちからを 途 にておとろへしめ わが 齢 をみじかからしめ 給 へり
24 我 いへりねがはくはわが 神 よわがすべての 日 のなかばにて 我 をとりさりたまふなかれ 汝 のよはひは 世々 かぎりなし
25 汝 いにしへ 地 の 基 をすゑたまへり 天 もまたなんぢの 手 の 工 なり
26 これらは 亡 びん されど 汝 はつねに 存 らへたまはん これらはみな 衣 のごとくふるびん 汝 これらを 袍 のごとく 更 たまはん されば 彼等 はかはらん
27 然 れども 汝 はかはることなし なんぢの 齢 はをはらざるなり
28 汝 のしもべの 子輩 はながらへん その 裔 はかたく 前 にたてらるべし
Chapter 103
1 ダビデのうた わが 霊魂 よヱホバをほめまつれ わが 衷 なるすべてのものよそのきよき 名 をほめまつれ
2 わがたましひよヱホバを 讃 まつれ そのすべての 恩惠 をわするるなかれ
3 ヱホバはなんぢがすべての 不義 をゆるし 汝 のすべての 疾 をいやし
4 なんぢの 生命 をほろびより 贖 ひいだし 仁慈 と 憐憫 とを 汝 にかうぶらせ
5 なんぢの 口 を 嘉物 にてあかしめたまふ 斯 てなんぢは 壯 ぎて 鷲 のごとく 新 になるなり
6 ヱホバはすべて 虐 げらるる 者 のために 公義 と 審判 とをおこなひたまふ
7 おのれの 途 をモーセにしらしめ おのれの 作爲 をイスラエルの 子輩 にしらしめ 給 へり
8 ヱホバはあはれみと 恩惠 にみちて 怒 りたまふことおそく 仁慈 ゆたかにましませり
9 恒 にせむることをせず 永遠 にいかりを 懐 きたまはざるなり
10 ヱホバはわれらの 罪 の 量 にしたがひて 我儕 をあしらひたまはず われらの 不義 のかさにしたがひて 報 いたまはざりき
11 ヱホバをおそるるものにヱホバの 賜 ふそのあはれみは 大 にして 天 の 地 よりも 高 きがごとし
12 そのわれらより 愆 をとほざけたまふことは 東 の 西 より 遠 きがごとし
13 ヱホバの 己 をおそるる 者 をあはれみたまふことは 父 がその 子 をあはれむが 如 し
14 ヱホバは 我儕 のつくられし 状 をしり われらの 塵 なることを 念 ひ 給 へばなり
15 人 のよはひは 草 のごとく その 榮 はのの 花 のごとし
16 風 すぐれば 失 てあとなくその 生 いでし 處 にとへど 尚 しらざるなり
17 然 はあれどヱホバの 憐憫 はとこしへより 永遠 まで ヱホバをおそるるものにいたり その 公義 は 子孫 のまた 子孫 にいたらん
18 その 契約 をまもりその 訓諭 を 心 にとめて 行 ふものぞその 人 なる
19 ヱホバはその 寳座 をもろもろの 天 にかたく 置 たまへり その 政權 はよろづのもののうへにあり
20 ヱホバにつかふる 使者 よ ヱホバの 聖言 のこゑをきき その 聖言 をおこなふ 勇士 よ ヱホバをほめまつれ
21 その 萬軍 よ その 聖旨 をおこなふ 僕 等 よ ヱホバをほめまつれ
22 その 造 りたまへる 萬物 よ ヱホバの 政權 の 下 なるすべての 處 にてヱホバをほめよ わがたましひよヱホバを 讃 まつれ
Chapter 104
1 わが 霊魂 よヱホパをほめまつれ わが 神 ヱホバよなんぢは 至 大 にして 尊貴 と 稜威 とを 衣 たまへり
2 なんぢ 光 をころものごとくにまとひ 天 を 幕 のごとくにはり
3 水 のなかにおのれの 殿 の 棟梁 をおき 雲 をおのれの 車 となし 風 の 翼 にのりあるき
4 かぜを 使者 となし 熖 のいづる 火 を 僕 となしたまふ
5 ヱホバは 地 を 基 のうへにおきて 永遠 にうごくことなからしめたまふ
6 衣 にておほふがごとく 大水 にて 地 をおほひたまへり 水 たたへて 山 のうへをこゆ
7 なんぢ 叱咤 すれば 水 しりぞき 汝 いかづちの 聲 をはなてば 水 たちまち 去 ぬ
8 あるひは 山 にのぼり 或 ひは 谷 にくだりて 汝 のさだめたまへる 所 にゆけり
9 なんぢ 界 をたてて 之 をこえしめず ふたたび 地 をおほふことなからしむ
10 ヱホバはいづみを 谷 にわきいだし 給 ふ その 流 は 山 のあひだにはしる
11 かくて 野 のもろもろの 獣 にのましむ 野 の 驢馬 もその 渇 をやむ
12 空 の 鳥 もそのほとりにすみ 樹梢 の 間 よりさえづりうたふ
13 ヱホバはその 殿 よりもろもろの 山 に 灌漑 たまふ 地 はなんぢのみわざの 實 によりて 飽 足 ぬ
14 ヱホバは 草 をはえしめて 家畜 にあたへ 田產 をはえしめて 人 の 使用 にそなへたまふ かく 地 より 食物 をいだしたまふ
15 人 のこころを 歓 ばしむる 葡萄 酒 ひとの 顔 をつややかならしむるあぶら 人 のこころを 強 からしむる 糧 どもなり
16 ヱホバの 樹 とその 植 たまへるレバノンの 香柏 とは 飽 足 ぬべし
17 鳥 はそのなかに 巣 をつくり 鶴 は 松 をその 棲 とせり
18 たかき 山 は 山羊 のすまひ 磐石 は 山 鼠 のかくるる 所 なり
19 ヱホバは 月 をつくりて 時 をつかさどらせたまへり 日 はその 西 にいることをしる
20 なんぢ 黑暗 をつくりたまへば 夜 あり そのとき 林 のけものは 皆 しのびしのびに 出 きたる
21 わかき 獅 ほえて 餌 をもとめ 神 にくひものをもとむ
22 日 いづれば 退 きてその 穴 にふす
23 人 はいでて 工 をとりその 勤勞 はゆふべにまでいたる
24 ヱホバよなんぢの 事跡 はいかに 多 なる これらは 皆 なんぢの 智慧 にてつくりたまへり 汝 のもろもろの 富 は 地 にみつ
25 かしこに 大 なるひろき 海 あり そのなかに 數 しられぬ 匍 ふもの 小 なる 大 なる 生 るものあり
26 舟 そのうへをはしり 汝 のつくりたまへる 鰐 そのうちにあそびたはぶる
27 彼 ら 皆 なんぢを 俟 望 む なんぢ 宜 時 にくひものを 之 にあたへたまふ
28 彼等 はなんぢの 予 へたまふ 物 をひろふ なんぢ 手 をひらきたまへばかれら 嘉物 にあきたりぬ
29 なんぢ 面 をおほひたまへば 彼等 はあわてふためく 汝 かれらの 氣息 をとりたまへばかれらは 死 て 塵 にかへる
30 なんぢ 霊 をいだしたまへば 百物 みな 造 らるなんぢ 地 のおもてを 新 にしたまふ
31 願 くはヱホバの 榮光 とこしへにあらんことを ヱホバそのみわざを 喜 びたまはんことを
32 ヱホバ 地 をみたまへば 地 ふるひ 山 にふれたまへば 山 は 煙 をいだす
33 生 るかぎりはヱホバに 向 ひてうたひ 我 ながらふるほどはわが 神 をほめうたはん
34 ヱホバをおもふわが 思念 はたのしみ 深 からん われヱホバによりて 喜 ぶべし
35 罪人 は 地 より 絶 滅 され あしきものは 復 あらざるべし わが 霊魂 よヱホバをほめまつれヱホバを 讃稱 へよ
Chapter 105
1 ヱホバに 感謝 してその 名 をよび そのなしたまへる 事 をもろもろの 民 輩 のなかにしらしめよ
2 ヱホバにむかひてうたへヱホバを 讃 うたへ そのもろもろの 妙 なる 事跡 をかたれ
3 そのきよき 名 をほこれ ヱホバをたづねもとむるものの 心 はよろこぶべし
4 ヱホバとその 能力 とをたづねもとめよ つねにその 聖顔 をたづねよ
5 その 僕 アブラムの 裔 よヤコブの 子輩 よ そのえらびたまひし 所 のものよ そのなしたまへる 妙 なるみわざと 奇 しき 事跡 とその 口 のさばきとを 心 にとむれ
6 その 僕 アブラムの 裔 よヤコブの 子輩 よ そのえらびたまひし 所 のものよ そのなしたまへる 妙 なるみわざと 奇 しき 事跡 とその 口 のさばきとを 心 にとむれ
7 彼 はわれらの 神 ヱホバなり そのみさばきは 全地 にあり
8 ヱホバはたえずその 契約 をみこころに 記 たまへり 此 はよろづ 代 に 命 じたまひし 聖言 なり
9 アブラハムとむすびたまひし 契約 イサクに 與 へたまひし 誓 なり
10 之 をかたくしヤコブのために 律法 となし イスラエルのためにとこしへの 契約 となして
11 言 たまひけるは 我 なんぢにカナンの 地 をたまひてなんぢらの 嗣業 の 分 となさん
12 この 時 かれらの 數 おほからず 甚 すくなくしてかしこにて 旅人 となり
13 この 國 よりかの 國 にゆき この 國 よりほかの 民 にゆけり
14 人 のかれらを 虐 ぐるをゆるし 給 はず かれらの 故 によりて 王 たちを 懲 しめて
15 宣給 くわが 受膏者 たちにふるるなかれ わが 預言者 たちをそこなふなかれ
16 ヱホバは 饑饉 たを 地 にまねき 人 の 杖 とする 糧 をことごとく 碎 きたまへり
17 又 かれらの 前 にひとりを 遣 したまへり ヨセフはうられて 僕 となりぬ
18 かれら 足械 をもてヨセフの 足 をそこなひ くろかねの 鏈 をもてその 霊魂 をつなげり
19 斯 てそのことばの 驗 をうるまでに 及 ぶ ヱホバのみことば 彼 をこころみたまへり
20 王 は 人 をつかはしてこれを 解 き もろもろの 民 の 長 はこれをゆるし
21 之 をその 家 司 となし その 財寶 をことごとく 司 どらせ
22 その 心 のままにかの 國 のきみたちを 縛 しめ 長老 たちに 智慧 ををしへしむ
23 イスラエルも 亦 エジプトにゆき ヤコブはハムの 地 にやどれり
24 ヱホバはその 民 を 大 にましくはへ 之 をその 敵 よりも 強 くしたまへり
25 また 敵 のこころをかへておのれの 民 をにくましめ おのれの 僕輩 をあざむき 待 さしめたまへり
26 又 そのしもべモーセとその 選 びたまへるアロンとを 遣 したまへり
27 かれらはヱホバの 預兆 をハムの 地 におこなひ またその 國 にくすしき 事 をおこなへり
28 ヱホバは 闇 をつかはして 暗 くしたまへり かれらその 聖言 にそむくことをせざりき
29 彼等 のすべての 水 を 血 にかへてその 魚 をころしたまへり
30 かれらの 國 は 蛙 むれいでて 王 の 殿 のうちにまでみちふさがりぬ
31 ヱホバいひたまへば 蝿 むらがり 蚤 そのすべての 境 にいりきたりぬ
32 また 雨 にかへて 霰 をかれらに 與 へもゆる 火 をかれらの 國 にふらし
33 かれらの 葡萄 の 樹 といちじくの 樹 とをうちその 境 のもろちろの 樹 ををりくだきたまへり
34 ヱホバいひたまへば 算 しられぬ 蝗 と 蟊賊 きたり
35 かれらの 國 のすべての 田產 をはみつくしその 地 のすべての 實 を 食 つくせり
36 ヱホバはかれらの 國 のすべての 首出者 をうち かれらのすべての 力 の 始 をうちたまへり
37 しろかね 黄金 をたづさへて 彼等 をいでゆかしめたまへり その 家族 のうちに 一人 のよわき 者 もなかりき
38 エジプトはかれらの 出 るをよろこべり かれらをおそるるの 念 そのうちにおこりたればなり
39 ヱホバは 雲 をしきて 蓋 となし 夜 は 火 をもて 照 したまへり
40 又 かれらの 求 によりて 鶉 をきたらしめ 天 の 餅 にてかれらを 飽 しめたまへり
41 磐 をひらきたまへば 水 ほどばしりいで 潤 ひなきところに 川 をなして 流 れいでたり
42 ヱホバそのきよき 聖言 とその 僕 アブラハムとをおもひいでたまひたればなり
43 その 民 をみちびきて 歓 びつついでしめ そのえらべる 民 をみちびきて 謳 ひつついでしめたまへり
44 もろもろの 國人 の 地 をかれらに 與 へたまひしかば 彼等 もろもろのたみの 勤勞 をおのが 有 とせり
45 こは 彼等 がその 律 にしたがひその 法 をまもらんが 爲 なり ヱホバをほめたたへよ
Chapter 106
1 ヱホバをほめたたへヱホバに 感謝 せよ そのめぐみはふかくその 憐憫 はかぎりなし
2 たれかヱホバの 力 ある 事跡 をかたり その 讃 べきことを 悉 とくいひあらはし 得 んや
3 審判 をまもる 人々 つねに 正義 をおこなふ 者 はさいはひなり
4 ヱホバよなんぢの 民 にたまふ 惠 をもて 我 をおぼえ なんぢの 救 をもてわれに 臨 みたまへ
5 さらば 我 なんぢの 撰 びたまへる 者 のさいはひを 見 なんぢの 國 の 歓喜 をよろこび なんぢの 嗣業 とともに 誇 ることをせん
6 われら 列祖 とともに 罪 ををかせり 我儕 よこしまをなし 惡 をおこなへり
7 われらの 列祖 はなんぢがエジプトにてなしたまへる 奇 しき 事跡 をさとらず 汝 のあはれみの 豊 かなるを 心 にとめず 海 のほとり 即 ち 紅海 のほとりにて 逆 きたり
8 されどヱホバはその 名 のゆゑをもて 彼等 をすくひたまへり こは 大 なる 能力 をしらしめんとてなり
9 また 紅海 を 叱咤 したまひたれば 乾 きたり かくて 民 をみちびきて 野 をゆくがごとくに 淵 をすぎしめ
10 恨 むるものの 手 よりかれらをすくひ 仇 の 手 よりかれらを 贖 ひたまへり
11 水 その 敵 をおほひたればその 一人 だにのこりし 者 なかりき
12 このとき 彼等 そのみことばを 信 じその 頌美 をうたへり
13 彼等 しばしがほどにその 事跡 をわすれその 訓誨 をまたず
14 野 にていたくむさぼり 荒野 にて 神 をこころみたりき
15 ヱホバはかれらの 願欲 をかなへたまひしかど その 霊魂 をやせしめたまへり
16 たみは 營 のうちにてモーセを 嫉 みヱホパの 聖者 アロンをねたみしかば
17 地 ひらけてダタンを 呑 みアビラムの 黨類 をおほひ
18 火 はこのともがらの 中 にもえおこり 熖 はあしき 者 をやきつくせり
19 かれらはホレブの 山 にて 犢 をつくり 鑄 たる 像 ををがみたり
20 かくの 如 くおのが 榮光 をかへて 草 をくらふ 牛 のかたちに 似 す
21 救主 なる 神 はエジプトにて 大 なるわざをなし
22 ハムの 地 にて 奇 しき 事跡 をなし 紅海 のほとりにて 懼 るべきことを 爲 たまへり かれは 斯 る 神 をわすれたり
23 この 故 にヱホバかれらを 亡 さんと 宣 まへり されど 神 のえらみたまへる 者 モーセやぶれの 間隙 にありてその 前 にたちその 烈怒 をひきかへして 滅亡 をまぬかれしめたり
24 かれら 美 しき 地 を 蔑 しそのみことばを 信 ぜず
25 剰 さへその 幕屋 にてつぶやきヱホバの 聲 をもきかざりき
26 この 故 に 手 をあげて 彼等 にむかひたまへり これ 野 にてかれらを 斃 れしめんとし
27 又 もろもろの 國 のうちにてその 裔 をたふれしめ もろもろの 地 にかれらを 散 さんとしたまへるなり
28 彼 らはバアルベオルにつきて 死 るものの 祭物 をくらひたり
29 斯 のごとくその 行爲 をもてヱホバの 烈怒 をひきいだしければえやみ 侵 しいりたり
30 そのときピネハスたちて 裁判 をなせり かくて 疫癘 はやみぬ
31 ピネハスは 萬 代 までとこしへにこのことを 義 とせられたり
32 民 メリバの 水 のほとりにてヱホバの 烈怒 をひきおこししかば かれらの 故 によりてモーセも 禍害 にあへり
33 かれら 神 の 霊 にそむきしかばモーセその 口唇 にて 妄 にものいひたればなり
34 かれらはヱホバの 命 じたまへる 事 にしたがはずしてもろもろの 民 をほろぼさず
35 反 てもろもろの 國人 とまじりをりてその 行爲 にならひ
36 おのが 羂 となりしその 偶像 につかへたり
37 かれらはその 子女 を 鬼 にささぐ
38 罪 なき 血 すなはちカナンの 偶像 にささげたる 己 がむすこむすめの 血 をながしぬ 斯 てくには 血 にてけがされたり
39 またそのわざは 自己 をけがし そのおこなふところは 姦淫 なり
40 このゆゑにヱホバの 怒 その 民 にむかひて 起 り その 嗣業 をにくみて
41 かれらをもろもろの 國 の 手 にわたしたまへり 彼等 はおのれを 恨 るものに 制 へられ
42 おのれの 仇 にしへたげられ その 手 の 下 にうちふせられたり
43 ヱホバはしばしば 助 けたまひしかどかれらは 謀略 をまうけて 逆 き そのよこしまに 卑 くせられたり
44 されどヱホバはかれらの 哭 聲 をききたまひしとき その 患難 をかへりみ
45 その 契約 をかれらの 爲 におもひいだし その 憐憫 のゆたかなるにより 聖意 をかへさせ 給 ひて
46 かれらを 己 がとりこにせられたる 者 どもに 憐 まるることを 得 しめたまへり
47 われらの 神 ヱホバよ われらをすくひて 列邦 のなかより 取 集 めたまへ われらは 聖名 に 謝 し なんぢのほむべき 事 をほこらん
48 イスラエルの 神 ヱホバはとこしへより 永遠 までほむべきかな すべての 民 はアーメンととなふべし ヱホバを 讃稱 へよ
Chapter 107
1 ヱホバに 感謝 せよ ヱホバは 惠 ふかくましましてその 憐憫 かぎりなし
2 ヱホバの 救贖 をかうぶる 者 はみな 然 いふべきなり
3 ヱホバは 敵 の 手 よりかれらを 贖 ひもろもろの 地 よ 東 西 北 南 よりとりあつめたまへり
4 かれら 野 にてあれはてたる 路 にさまよひその 住 ふべき 邑 にあはざりき
5 かれら 饑 また 渇 きそのうちの 霊魂 おとろへたり
6 斯 てその 困苦 のうちにてヱホバをよばはりたればヱホバこれを 患難 よりたすけいだし
7 住 ふべき 邑 にゆかしめんとて 直 き 路 にみちびきたまへり
8 願 くはすべての 人 はヱホバの 惠 により 人 の 子 になしたまへる 奇 しき 事跡 によりてヱホバを 讃稱 へんことを
9 ヱホバは 渇 きしたふ 霊魂 をたらはせ 饑 たるたましひを 嘉物 にてあかしめ 給 へばなり
10 くらきと 死 の 蔭 とに 居 るもの 患難 とくろがねとに 縛 しめらるるもの
11 神 の 言 にそむき 至高者 のをしへを 蔑 しめければ
12 勤勞 をもてその 心 をひくうしたまへり かれら 仆 れたれど 助 くるものもなかりき
13 斯 てその 困苦 のうちにてヱホバをよばはりたればヱホバこれを 患難 よりすくひ
14 くらきと 死 のかげより 彼等 をみちびき 出 してその 械 をこぼちたまへり
15 願 くはすべての 人 はヱホバの 惠 により 人 の 子 になしたまへる 奇 しき 事跡 によりてヱホバを 讃稱 へんことを
16 そはあかがねの 門 をこぼち くろがねの 關木 をたちきりたまへり
17 愚 かなる 者 はおのが 愆 の 道 により 己 がよこしまによりて 惱 めり
18 かれらの 霊魂 はすべての 食物 をきらひて 死 の 門 にちかづく
19 かくてその 困苦 のうちにてヱホバをよばふ ヱホバこれを 患難 よりすくひたまふ
20 その 聖言 をつかはして 之 をいやし 之 をその 滅亡 よりたすけいだしたまふ
21 願 くはすべての 人 ヱホバのめぐみにより 人 の 子 になしたまへる 奇 しき 事跡 によりてヱホバをほめたたへんことを
22 かれらは 感謝 のそなへものをささげ 喜 びうたひてその 事跡 をいひあらはすべし
23 舟 にて 海 にうかび 大洋 にて 事 をいとなむ 者 は
24 ヱホバのみわざを 見 また 淵 にてその 奇 しき 事跡 をみる
25 ヱホバ 命 じたまへばあらき 風 おこりてその 浪 をあぐ
26 かれら 天 にのぼりまた 淵 にくだり 患難 によりてその 霊魂 とけさり
27 左 た 右 たにかたぶき 酔 たる 者 のごとく 踉蹌 てなす 所 をしらず
28 かくてその 困苦 のうちにてヱホバをよばふ ヱホバこれを 患難 よりたづさへいで
29 狂風 をしづめて 浪 をおだやかになし 給 へり
30 かれらはおのが 靜 かなるをよろこぶ 斯 てヱホバはかれらをその 望 むところの 湊 にみちびきたまふ
31 願 くはすべての 人 ヱホバの 惠 により 人 の 子 になしたまへる 奇 しき 事跡 によりてヱホバをほめたたへんことを
32 かれら 民 の 會 にてこれをあがめ 長老 の 座 にてこれを 讃稱 ふべし
33 ヱホバは 河 を 野 にかはらせ 泉 をかわける 地 に 變 らせ
34 また 豊 かなる 地 にすめる 民 の 惡 によりてそこを 鹵 の 地 にかはらせ 給 ふ
35 野 を 池 にかはらせ 乾 ける 地 をいづみにかはらせ
36 ここに 餓 たるものを 住 はせたまふ されば 彼 らは 己 がすまひの 邑 をたて
37 畠 にたねをまき 葡萄園 をまうけてそのむすべる 實 をえたり
38 ヱホバはかれらの 甚 くふえひろごれるまでに 惠 をあたへ その 牲畜 のへることをも 許 したまはず
39 されどまた 虐待 くるしみ 悲哀 によりて 減 ゆき 且 うなたれたり
40 ヱホバもろもろの 君 に 侮辱 をそそぎ 道 なき 荒 地 にさまよはせたまふ
41 然 はあれど 貧 しきものを 患難 のうちより 擧 てその 家族 をひつじの 群 のごとくならしめたまふ
42 直 きものは 之 をみて 喜 びもろもろの 不義 はその 口 をふさがん
43 すべて 慧 者 はこれらのことに 心 をよせヱホバの 憐憫 をさとるべし
Chapter 108
1 ダビデの歌なり讃美なり 神 よわが 心 はさだまれり われ 謳 ひまつらん 稱 まつらん わが 榮 をもてたたへまつらん
2 筝 よ 琴 よさむべし われ 黎明 をよびさまさん
3 ヱホバよ 我 もろもろの 民 のなかにてなんぢに 感謝 し もろもろの 國 のなかにてなんぢをほめうたはん
4 そは 汝 のあはれみは 大 にして 天 のうへにあがり なんぢの 眞實 は 雲 にまでおよぶ
5 神 よねがはくはみづからを 天 よりもたかくし 榮光 を 全地 のうへに 擧 たまへ
6 ねがはくは 右 の 手 をもて 救 をほどこし われらに 答 をなして 愛 しみたまふものに 助 をえしめたまへ
7 神 はその 聖 をもていひたまへり われ 甚 くよろこばん 我 シケムをわかちスコテの 谷 をはからん
8 ギレアデはわがものマナセはわが 有 なりエフライムも 亦 わが 首 のまもりなりユダはわが 杖
9 モアブはわが 足盥 なりエドムにはわが 履 をなげんペリシテよわが 故 によりて 聲 をあげよと
10 誰 かわれを 堅固 なる 邑 にすすましめんや 誰 かわれをみちびきてエドムにゆきしや
11 神 よなんぢはわれらを 棄 たまひしにあらずや 神 よなんぢはわれらの 軍 とともに 出 ゆきたまはず
12 ねがはくは 助 をわれにあたへて 敵 にむかはしめたまへ 人 のたすけは 空 しければなり
13 われらは 神 によりて 勇 しくはたらかん われらの 敵 をふみたまふものは 神 なればなり
Chapter 109
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた わが 讃 たたふる 神 よもだしたまふなかれ
2 かれらは 惡 の 口 とあざむきの 口 とをあけて 我 にむかひ いつはりの 舌 をもて 我 にかたり
3 うらみの 言 をもて 我 をかこみ ゆゑなく 我 をせめて 闘 ふことあればなり
4 われ 愛 するにかれら 反 りてわが 敵 となる われただ 祈 るなり
5 かれらは 惡 をもてわが 善 にむくい 恨 をもてわが 愛 にむくいたり
6 ねがはくは 彼 のうへに 惡人 をたてその 右方 に 敵 をたたしめたまへ
7 かれが 鞫 かるるときはその 罪 をあらはにせられ 又 そのいのりは 罪 となり
8 その 日 はすくなく その 職 はほかの 人 にえられ
9 その 子輩 はみなしごとなり その妻はやもめとなり
10 その 子輩 はさすらひて 乞丐 そのあれたる 處 よりいできたりて 食 をもとむべし
11 彼 のもてるすべてのものは 債主 にうばはれ かれの 勤勞 は 外人 にかすめらるべし
12 かれに 惠 をあたふる 人 ひとりだになく かれの 孤子 をあはれむ 者 もなく
13 その 裔 はたえその 名 はつぎの 世 にきえうすべし
14 その 父等 のよこしまはヱホバのみこころに 記 され その 母 のつみはきえざるべし
15 かれらは 恒 にヱホバの 前 におかれ その 名 は 地 より 斷 るべし
16 かかる 人 はあはれみを 施 すことをおもはず 反 りて 貧 しきもの 乏 しきもの 心 のいためる 者 をころさんとして 攻 たりき
17 かかる 人 は 詛 ふことをこのむ この 故 にのろひ 己 にいたる 惠 むことをたのしまず この 故 にめぐみ 己 にとほざかれり
18 かかる 人 はころものごとくに 詛 をきる この 故 にのろひ 水 のごとくにおのれの 衷 にいり 油 のごとくにおのれの 骨 にいれり
19 ねがはくは 詛 をおのれのきたる 衣 のごとく 帶 のごとくなして 恒 にみづから 纏 はんことを
20 これらの 事 はわが 敵 とわが 霊魂 にさからひて 惡 言 をいふ 者 とにヱホバのあたへたまふ 報 なり
21 されど 主 ヱホバよなんぢの 名 のゆゑをもて 我 をかへりみたまへ なんぢの 憐憫 はいとふかし ねがはくは 我 をたすけたまへ
22 われは 貧 しくして 乏 し わが 心 うちにて 傷 をうく
23 わがゆく 状 はゆふ 日 の 影 のごとく また 蝗 のごとく 吹 さらるるなり
24 わが 膝 は 斷食 によりてよろめき わが 肉 はやせおとろふ
25 われは 彼等 にそしらるる 者 となれり かれら 我 をみるときは 首 をふる
26 わが 神 ヱホバよねがはくは 我 をたすけその 憐憫 にしたがひて 我 をすくひたまへ
27 ヱホバよこれらは 皆 なんぢの 手 よりいで 汝 のなしたまへることなるを 彼等 にしらしめたまへ
28 かれらは 詛 へども 汝 はめぐみたまふ かれらの 立 ときは 恥 かしめらるれどもなんぢの 僕 はよろこばん
29 わがもろもろの 敵 はあなどりを 衣 おのが 恥 を 外袍 のごとくにまとふべし
30 われはわが 口 をもて 大 にヱホバに 謝 し おほくの 人 のなかにて 讃 まつらむ
31 ヱホバはまづしきものの 右 にたちてその 霊魂 を 罪 せんとする 者 より 之 をすくひたまへり
Chapter 110
1 ダビデのうた ヱホバわが 主 にのたまふ 我 なんぢの 仇 をなんぢの 承足 とするまではわが 右 にざすべし
2 ヱホバはなんぢのちからの 杖 をシオンよりつきいださしめたまはん 汝 はもろもろの 仇 のなかに 王 となるべし
3 なんぢのいきほひの 日 になんぢの 民 は 聖 なるうるはしき 衣 をつけ 心 よりよろこびて 己 をささげん なんぢは 朝 の 胎 よりいづる 壯 きものの 露 をもてり
4 ヱホバ 誓 をたてて 聖意 をかへさせたまふことなし 汝 はメルキセデクの 状 にひとしくとこしへに 祭司 たり
5 主 はなんぢの 右 にありてそのいかりの 日 に 王等 をうちたまへり
6 主 はもろもろの 國 のなかにて 審判 をおこなひたまはん 此處 にも 彼處 にも 屍 をみたしめ 寛濶 なる 地 をすぶる 首領 をうちたまへり
7 かれ 道 のほとりの 川 より 汲 てのみ 斯 てかうべを 擧 ん
Chapter 111
1 ヱホバを 讃 たたへよ 我 はなほきものの 會 あるひは 公會 にて 心 をつくしてヱホバに 感謝 せん
2 ヱホバのみわざは 大 なりすべてその 事跡 をしたふものは 之 をかんがへ 究 む
3 その 行 ひたまふところは 榮光 ありまた 稜威 あり その 公義 はとこしへに 失 することなし
4 ヱホバはその 奇 しきみわざを 人 のこころに 記 しめたまへり ヱホバはめぐみと 憐憫 とにて 充 たまふ
5 ヱホバは 己 をおそるるものに 糧 をあたへたまへり またその 契約 をとこしへに 心 にとめたまはん
6 ヱホバはもろもろの 國 の 所領 をおのれの 民 にあたへてその 作爲 のちからを 之 にあらはしたまへり
7 その 手 のみわざは 眞實 なり 公義 なり そのもろもろの 訓諭 はかたし
8 これらは 世々 かぎりなく 堅 くたち 眞實 と 正直 とにてなれり
9 ヱホバはそのたみに 救贖 をほどこし その 契約 をとこしへに 立 たまへり ヱホバの 名 は 聖 にしてあがむべきなり
10 ヱホバをおそるるは 智慧 のはじめなり これらを 行 ふものは 皆 あきらかなる 聰 ある 人 なり ヱホバの 頌美 はとこしへに 失 ることなし
Chapter 112
1 ヱホバを 讃 まつれヱホバを 畏 れてそのもろもろの 誡命 をいたく 喜 ぶものはさいはひなり
2 かかる 人 のすゑは 地 にてつよく 直 きものの 類 はさいはひを 得 ん
3 富 と 財 とはその 家 にあり その 公義 はとこしへにうすることなし
4 直 き 者 のために 暗 きなかにも 光 あらはる 彼 は 惠 ゆたかに 憐憫 にみつる 義 しきものなり
5 惠 をほどこし 貸 ことをなす 者 はさいはひなり かかる 人 は 審判 をうくるときおのが 訴 をささへうべし
6 又 とこしへまで 動 かさるることなからん 義者 はながく 忘 れらるることなかるべし
7 彼 はあしき 音信 によりて 畏 れず その 心 ヱホバに 依賴 みてさだまれり
8 その 心 かたくたちて 懼 るることなく 敵 につきての 願望 をつひに 見 ん
9 彼 はちらして 貧者 にあたふ その 正義 はとこしへにうすることなし その 角 はあがめをうけて 擧 られん
10 惡者 はこれを 見 てうれへもだえ 切歯 しつつ 消 さらん また 惡 きものの 願望 はほろぶべし
Chapter 113
1 ヱホバをほめまつれ 汝等 ヱホバの 僕 よほめまつれヱホバの 名 をほめまつれ
2 今 より 永遠 にいたるまでヱホバの 名 はほむべきかな
3 日 のいづる 處 より 日 のいる 處 までヱホバの 名 はほめらるべし
4 ヱホバはもろもろの 國 の 上 にありてたかく その 榮光 は 天 よりもたかし
5 われらの 神 ヱホバにたぐふべき 者 はたれぞや 寳座 をその 高處 にすゑ 己 をひくくして 天 と 地 とをかへりみ 給 ふ
6 われらの 神 ヱホバにたぐふべき 者 はたれぞや 寳座 をその 高處 にすゑ 己 をひくくして 天 と 地 とをかへりみ 給 ふ
7 まづしきものを 塵 よりあげ 乏 しきものを 糞土 よりあげて
8 もろもろの 諸侯 とともにすわらせ その 民 のきみたちと 共 にすわらせたまはん
9 又 はらみなき 婦 に 家 をまもらせ おほくの 子女 のよろこばしき 母 たらしめたまふ ヱホバを 讃 まつれ
Chapter 114
1 イスラエルの 民 エジプトをいで ヤコブのいへ 異 言 の 民 をはなれしとき
2 ユダはヱホバの 聖所 となりイスラエルはヱホバの 所領 となれり
3 海 はこれを 見 てにげヨルダンは 後 にしりぞき
4 山 は 牡羊 のごとくをどり 小山 はこひつじのごとく 躍 れり
5 海 よなんぢ 何 とてにぐるやヨルダンよなんぢ 何 とて 後 にしりぞくや
6 山 よなにとて 牡羊 のごとくをどるや 小山 よなにとて 小 羊 のごとく 躍 るや
7 地 よ 主 のみまへヤコブの 神 の 前 にをののけ
8 主 はいはを 池 にかはらせ 石 をいづみに 變 らせたまへり
Chapter 115
1 ヱホバよ 榮光 をわれらに 歸 するなかれ われらに 歸 するなかれ なんぢのあはれみと 汝 のまこととの 故 によりてただ 名 にのみ 歸 したまへ
2 もろもろの 國人 はいかなればいふ 今 かれらの 神 はいづくにありやと
3 然 どわれらの 神 は 天 にいます 神 はみこころのままにすべての 事 をおこなひ 給 へり
4 かれらの 偶像 はしろかねと 金 にして 人 の 手 のわざなり
5 その 偶像 は 口 あれどいはず 目 あれどみず
6 耳 あれどきかず 鼻 あれどかがず
7 手 あれどとらず 脚 あれどあゆまず 喉 より 聲 をいだすことなし
8 此 をつくる 者 とこれに 依賴 むものとは 皆 これにひとしからん
9 イスラエルよなんぢヱホバに 依賴 め ヱホバはかれらの 助 かれらの 盾 なり
10 アロンの 家 よなんぢらヱホバによりたのめ ヱホバはかれらの 助 かれらの 盾 なり
11 ヱホバを 畏 るるものよヱホバに 依賴 め ヱホバはかれらの 助 かれらの 盾 なり
12 ヱホバは 我儕 をみこころに 記 たまへり われらを 惠 みイスラエルの 家 をめぐみアロンのいへをめぐみ
13 また 小 なるも 大 なるもヱホバをおそるる 者 をめぐみたまはん
14 願 くはヱホバなんぢらを 増 加 へ なんぢらとなんぢらの 子孫 とをましくはへ 給 はんことを
15 なんぢらは 天地 をつくりたまへるヱホバに 惠 まるる 者 なり
16 天 はヱホバの 天 なり されど 地 は 人 の 子 にあたへたまへり
17 死 人 も 幽寂 ところに 下 れるものもヤハを 讃稱 ふることなし
18 然 どわれらは 今 より 永遠 にいたるまでヱホバを 讃 まつらむ 汝等 ヱホバをほめたたへよ
Chapter 116
1 われヱホバを 愛 しむ そはわが 聲 とわが 願望 とをききたまへばなり
2 ヱホバみみを 我 にかたぶけたまひしが 故 に われ 世 にあらんかぎりヱホバを 呼 まつらむ
3 死 の 繩 われをまとひ 陰府 のくるしみ 我 にのぞめり われは 患難 とうれへとにあへり
4 その 時 われヱホバの 名 をよべり ヱホバよ 願 くはわが 霊魂 をすくひたまへと
5 ヱホバは 恩惠 ゆたかにして 公義 ましませり われらの 神 はあはれみ 深 し
6 ヱホバは 愚 かなるものを 護 りたまふ われ 卑 くせられしがヱホバ 我 をすくひたまへり
7 わが 霊魂 よなんぢの 平安 にかへれ ヱホバは 豊 かになんぢを 待 ひたまへばなり
8 汝 はわがたましひを 死 より わが 目 をなみだより わが 足 を 顛蹶 よりたすけいだしたまひき
9 われは 活 るものの 國 にてヱホバの 前 にあゆまん
10 われ 大 になやめりといひつつもなほ 信 じたり
11 われ 惶 てしときに 云 らく すべての 人 はいつはりなりと
12 我 いかにしてその 賜 へるもろもろの 恩惠 をヱホバにむくいんや
13 われ 救 のさかづきをとりてヱホバの 名 をよびまつらむ
14 我 すべての 民 のまへにてヱホバにわが 誓 をつくのはん
15 ヱホバの 聖徒 の 死 はそのみまへにて 貴 とし
16 ヱホバよ 誠 にわれはなんぢの 僕 なり われはなんぢの 婢女 の 子 にして 汝 のしもべなり なんぢわが 縲絏 をときたまへり
17 われ 感謝 をそなへものとして 汝 にささげん われヱホバの 名 をよばん
18 我 すべての 民 のまへにてヱホバにわがちかひを 償 はん
19 ヱルサレムよ 汝 のなかにてヱホバのいへの 大庭 のなかにて 此 をつくのふべし ヱホバを 讃 まつれ
Chapter 117
1 もろもろの 國 よなんぢらヱホバを 讃 まつれ もろもろの 民 よなんぢらヱホバを 稱 へまつれ
2 そはわれらに 賜 ふその 憐憫 はおほいなり ヱホバの 眞實 はとこしへに 絶 ることなし ヱホバをほめまつれ
Chapter 118
1 ヱホバに 感謝 せよヱホバは 恩惠 ふかくその 憐憫 とこしへに 絶 ることなし
2 イスラエルは 率 いふべし その 憐憫 はとこしへにたゆることなしと
3 アロンの 家 はいざ 言 ふべし そのあはれみは 永遠 にたゆることなしと
4 ヱホバを 畏 るるものは 率 いふべし その 憐憫 はとこしへにたゆることなしと
5 われ 患難 のなかよりヱホバをよべば ヱホバこたへて 我 をひろき 處 におきたまへり
6 ヱホバわが 方 にいませばわれにおそれなし 人 われに 何 をなしえんや
7 ヱホバはわれを 助 くるものとともに 我 がかたに 坐 す この 故 にわれを 憎 むものにつきての 願望 をわれ 見 ることをえん
8 ヱホバに 依賴 むは 人 にたよるよりも 勝 りてよし
9 ヱホバによりたのむはもろもろの 侯 にたよるよりも 勝 りてよし
10 もろもろの 國 はわれを 圍 めり われヱホバの 名 によりて 彼等 をほろぼさん
11 かれらは 我 をかこめり 我 をかこめりヱホバの 名 によりて 彼等 をほろぼさん
12 かれらは 蜂 のごとく 我 をかこめり かれらは 荊 の 火 のごとく 消 たり われはヱホバの 名 によりてかれらを 滅 さん
13 汝 われを 倒 さんとしていたく 剌 つれど ヱホバわれを 助 けたまへり
14 ヱホバはわが 力 わが 歌 にしてわが 救 となりたまへり
15 歓喜 とすくひとの 聲 はただしきものの 幕屋 にあり ヱホバのみぎの 手 はいさましき 動作 をなしたまふ
16 ヱホバのみぎの 手 はたかくあがりヱホバの 右 の 手 はいさましき 動作 をなしたまふ
17 われは 死 ることなからん 存 へてヤハの 事跡 をいひあらはさん
18 ヤハはいたく 我 をこらしたまひしかど 死 には 付 したまはざりき
19 わがために 義 の 門 をひらけ 我 そのうちにいりてヤハに 感謝 せん
20 こはヱホバの 門 なりただしきものはその 内 にいるべし
21 われ 汝 に 感謝 せん なんぢ 我 にこたへてわが 救 となりたまへばなり
22 工師 のすてたる 石 はすみの 首石 となれり
23 これヱホバの 成 たまへる 事 にしてわれらの 目 にあやしとする 所 なり
24 これヱホバの 設 けたまへる 日 なり われらはこの 日 によろこびたのしまん
25 ヱホバよねがはくはわれらを 今 すくひたまへ ヱホバよねがはくは 我儕 をいま 榮 えしめたまヘ
26 ヱホバの 名 によりて 來 るものは 福 ひなり われらヱホバの 家 よりなんぢらを 祝 せり
27 ヱホバは 神 なり われらに 光 をあたへたまへり 繩 をもて 祭壇 の 角 にいけにへをつなげ
28 なんぢはわが 神 なり 我 なんぢに 感謝 せん なんぢはわが 神 なり 我 なんぢを 崇 めまつらん
29 ヱホバにかんしやせよ ヱホバは 恩惠 ふかくその 憐憫 とこしへに 絶 ることなし
Chapter 119
1 アレフ おのが 道 をなほくしてヱホバの 律法 をあゆむ 者 はさいはひなり
2 ヱホバのもろもろの 證詞 をまもり 心 をつくしてヱホバを 尋 求 むるものは 福 ひなり
3 かかる 人 は 不義 をおこなはずしてヱホバの 道 をあゆむなり
4 ヱホバよなんぢ 訓諭 をわれらに 命 じてねんごろに 守 らせたまふ
5 なんぢわが 道 をかたくたててその 律法 をまもらせたまはんことを
6 われ 汝 のもろもろの 誡命 にこころをとむるときは 恥 ることあらじ
7 われ 汝 のただしき 審判 をまなばば 直 き 心 をもてなんぢに 感謝 せん
8 われは 律法 をまもらん われを 棄 はてたまふなかれ
9 ○ベテ わかき 人 はなにによりてかその 道 をきよめん 聖言 にしたがひて 愼 むのほかぞなき
10 われ 心 をつくして 汝 をたづねもとめたり 願 くはなんぢの 誡命 より 迷 ひいださしめ 給 ふなかれ
11 われ 汝 にむかひて 罪 ををかすまじき 爲 になんぢの 言 をわが 心 のうちに 蔵 へたり
12 讃 べきかなヱホバよねがはくは 律法 をわれに 敎 へたまへ
13 われわが 口唇 をもてなんぢの 口 よりいでしもろもろの 審判 をのべつたへたり
14 我 もろもろの 財貨 をよろこぶごとくに 汝 のあかしの 道 をよろこべり
15 我 なんぢの 訓諭 をおもひ 汝 のみちに 心 をとめん
16 われは 律法 をよろこび 聖言 をわするることなからん
17 ○ギメル ねがはくは 汝 のしもべを 豊 にあしらひて 存 へしめたまへ さらばわれ 聖言 をまもらん
18 なんぢわが 眼 をひらき なんぢの 法 のうちなる 奇 しきことを 我 にみせたまへ
19 われは 世 にある 旅客 なり 我 になんぢの 誡命 をかくしたまふなかれ
20 斷 るときなくなんぢの 審判 をしたふが 故 にわが 霊魂 はくだくるなり
21 汝 はたかぶる 者 をせめたまへり なんぢの 誡命 よりまよひづる 者 はのろはる
22 我 なんぢの 證詞 をまもりたり 我 より 謗 とあなどりとを 取 去 たまへ
23 又 もろもろの 侯 は 坐 して 相 語 りわれをそこなはんとせり 然 はあれど 汝 のしもべは 律法 をふかく 思 へり
24 汝 のもろもろの 證詞 はわれをよろこばせわれをさとす 者 なり
25 ○ダレテ わが 霊魂 は 塵 につきぬ なんぢの 言 にしたがひて 我 をいかしたまへ
26 我 わがふめる 道 をあらはししかば 汝 こたへを 我 になしたまへり なんぢの 律法 をわれに 敎 へたまへ
27 なんぢの 訓諭 のみちを 我 にわきまへしめたまへ われ 汝 のくすしき 事跡 をふかく 思 はん
28 わがたましひ 痛 めるによりてとけゆく ねがはくは 聖言 にしたがひて 我 にちからを 予 へたまへ
29 願 くはいつはりの 道 をわれより 遠 ざけ なんぢの 法 をもて 我 をめぐみたまへ
30 われは 眞實 のみちをえらび 恒 になんぢのもろもろの 審判 をわが 前 におけり
31 我 なんぢの 證詞 をしたひて 離 れず ヱホバよねがはくは 我 をはづかしめ 給 ふなかれ
32 われ 汝 のいましめの 道 をはしらん その 時 なんぢわが 心 をひろく 爲 たまふべし
33 ○へ ヱホバよ 願 くはなんぢの 律法 のみちを 我 にをしへたまへ われ 終 にいたるまで 之 をまもらん
34 われに 智慧 をあたへ 給 へ さらば 我 なんぢの 法 をまもり 心 をつくして 之 にしたがはん
35 われに 汝 のいましめの 道 をふましめたまへ われその 道 をたのしめばなり
36 わが 心 をなんぢの 證詞 にかたぶかしめて 貪利 にかたぶかしめ 給 ふなかれ
37 わが 眼 をほかにむけて 虚 しきことを 見 ざらしめ 我 をなんぢの 途 にて 活 し 給 へ
38 ひたすらに 汝 をおそるる 汝 のしもべに 聖言 をかたくしたまへ
39 わがおそるる 謗 をのぞきたまへ そはなんぢの 審判 はきはめて 善 し
40 我 なんぢの 訓諭 をしたへり 願 くはなんぢの 義 をもて 我 をいかしたまへ
41 ○ワウ ヱホバよ 聖言 にしたがひてなんぢの 憐憫 なんぢの 拯救 を 我 にのぞませたまへ
42 さらば 我 われを 謗 るものに 答 ふることをえん われ 聖言 によりたのめばなり
43 又 わが 口 より 眞理 のことばをことごとく 除 き 給 ふなかれ われなんぢの 審判 をのぞみたればなり
44 われたえずいや 永久 になんぢの 法 をまもらん
45 われなんぢの 訓諭 をもとめたるにより 障 なくしてあゆまん
46 われまた 王 たちの 前 になんぢの 證詞 をかたりて 恥 ることあらじ
47 我 わが 愛 するなんぢの 誡命 をもて 己 をたのしましめん
48 われ 手 をわがあいする 汝 のいましめに 擧 げ なんぢの 律法 をふかく 思 はん
49 ○ザイン ねがはくは 汝 のしもべに 宣 ひたる 聖言 をおもひいだしたまへ 汝 われに 之 をのぞましめ 給 へり
50 なんぢの 聖言 はわれを 活 ししがゆゑに 今 もなほわが 艱難 のときの 安慰 なり
51 高 ぶる 者 おほいに 我 をあざわらへり されど 我 なんぢの 法 をはなれざりき
52 ヱホバよわれ 汝 がふるき 往昔 よりの 審判 をおもひいだして 自 から 慰 めたり
53 なんぢの 法 をすつる 惡者 のゆゑによりて 我 はげしき 怒 をおこしたり
54 なんぢの 律法 はわが 旅 の 家 にてわが 歌 となれり
55 ヱホバよわれ 夜間 になんぢの 名 をおもひいだして なんぢの 法 をまもれり
56 われ 汝 のさとしを 守 りしによりてこの 事 をえたるなり
57 ○ヘテ ヱホバはわがうくべき 有 なり われ 汝 のもろもろの 言 をまもらんといへり
58 われ 心 をつくして 汝 のめぐみを 請 求 めたり ねがはくは 聖言 にしたがひて 我 をあはれみたまへ
59 我 わがすべての 途 をおもひ 足 をかへしてなんぢの 證詞 にむけたり
60 我 なんぢの 誡命 をまもるに 速 けくしてたゆたはざりき
61 惡 きものの 繩 われに 纏 ひたれども 我 なんぢの 法 をわすれざりき
62 我 なんぢのただしき 審判 のゆゑに 夜半 におきてなんぢに 感謝 せん
63 われは 汝 をおそるる 者 またなんぢの 訓諭 をまもるものの 侶 なり
64 ヱホバよ 汝 のあはれみは 地 にみちたり 願 くはなんぢの 律法 をわれにをしへたまへ
65 ○テテ ヱホバよなんぢ 聖言 にしたがひ 惠 をもてその 僕 をあしらひたまへり
66 われ 汝 のいましめを 信 ず ねがはくはわれに 聡明 と 智識 とををしへたまへ
67 われ 苦 しまざる 前 にはまよひいでぬ されど 今 はわれ 聖言 をまもる
68 なんぢは 善 にして 善 をおこなひたまふ ねがはくは 汝 のおきてを 我 にをしへたまへ
69 高 ぶるもの 虚偽 をくはだてて 我 にさからへり われ 心 をつくしてなんぢの 訓諭 をまもらん
70 かれらの 心 はこえふとりて 脂 のごとし されど 我 はなんぢの 法 をたのしむ
71 困苦 にあひたりしは 我 によきことなり 此 によりて 我 なんぢの 律法 をまなびえたり
72 なんぢの 口 の 法 はわがためには 千々 のこがね 白銀 にもまされり
73 ○ヨーデ なんぢの 手 はわれを 造 りわれを 形 づくれり ねがはくは 智慧 をあたへて 我 になんぢの 誡命 をまなばしめたまへ
74 なんぢを 畏 るるものは 我 をみて 喜 ばん われ 聖言 によりて 望 をいたきたればなり
75 ヱホバよ 我 はなんぢの 審判 のただしく 又 なんぢが 眞實 をもて 我 をくるしめたまひしを 知 る
76 ねがはくは 汝 のしもべに 宣 ひたる 聖言 にしたがひて 汝 の 仁慈 をわが 安慰 となしたまへ
77 なんぢの 憐憫 をわれに 臨 ませたまへ さらばわれ 生 ん なんぢの 法 はわが 樂 しめるところなり
78 高 ぶるものに 恥 をかうぷらせたまへ かれらは 虚偽 をもて 我 をくつがへしたればなり されど 我 なんぢの 訓諭 をふかくおもはん
79 汝 をおそるる 者 となんぢの 證詞 をしるものとを 我 にかへらしめたまへ
80 わがこころを 全 くして 汝 のおきてを 守 らしめたまへ さらばわれ 恥 をかうぶらじ
81 ○カフ わが 霊魂 はなんぢの 救 をしたひてたえいるばかりなり 然 どわれなほ 聖言 によりて 望 をいだく
82 なんぢ 何 のとき 我 をなぐさむるやといひつつ 我 みことばを 慕 ふによりて 眼 おとろふ
83 我 は 煙 のなかの 革嚢 のごとくなりぬれども 尚 なんぢの 律法 をわすれず
84 汝 のしもべの 日 は 幾何 ありや 汝 いづれのとき 我 をせむるものに 審判 をおこなひたまふや
85 たかぶる 者 われを 害 はんとて 阱 をほれり かれらはなんぢの 法 にしたがはず
86 なんぢの 誡命 はみな 眞實 なり かれらは 虚偽 をもて 我 をせむ ねがはくは 我 をたすけたまへ
87 かれらは 地 にてほとんど 我 をほろぼせり されど 我 はなんぢの 訓諭 をすてざりき
88 願 くはなんぢの 仁慈 にしたがひて 我 をいかしたまへ 然 ばわれ 御口 よりいづる 證詞 をまもらん
89 ○ラメテ ヱホバよみことばは 天 にてとこしえに 定 まり
90 なんぢの 眞實 はよろづ 世 におよぶ なんぢ 地 をかたく 立 たまへば 地 はつねにあり
91 これらのものはなんぢの 命令 にしたがひ 恒 にありて 今日 にいたる 萬 のものは 皆 なんぢの 僕 なればなり
92 なんぢの 法 わがたのしみとならざりしならば 我 はつひに 患難 のうちに 滅 びたるならん
93 われ 恒 になんぢの 訓諭 をわすれじ 汝 これをもて 我 をいかしたまへばなり
94 我 はなんぢの 有 なりねがはくは 我 をすくひたまへ われ 汝 のさとしを 求 めたり
95 惡 きものは 我 をほろぼさんとして 窺 ひぬ われは 唯 なんぢのもろもろの 證詞 をおもはん
96 我 もろもろの 純全 に 限 あるをみたり されど 汝 のいましめはいと 廣 し
97 ○メム われなんぢの 法 をいつくしむこといかばかりぞや われ 終日 これを 深 くおもふ
98 なんぢの 誡命 はつねに 我 とともにありて 我 をわが 仇 にまさりて 慧 からしむ
99 我 はなんぢの 證詞 をふかくおもふが 故 に わがすべての 師 にまさりて 智慧 おほし
100 我 はなんぢの 訓諭 をまもるがゆゑに 老 たる 者 にまさりて 事 をわきまふるなり
101 われ 聖言 をまもらんために わが 足 をとどめてもろもろのあしき 途 にゆかしめず
102 なんぢ 我 ををしへたまひしによりて 我 なんぢの 審判 をはなれざりき
103 みことばの 滋味 はわが 腭 にあまきこといかばかりぞや 蜜 のわが 口 に 甘 きにまされり
104 我 なんぢの 訓諭 によりて 智慧 をえたり このゆゑに 虚偽 のすべての 途 をにくむ
105 ○ヌン なんぢの 聖言 はわがあしの 燈火 わが 路 のひかりなり
106 われなんぢのただしき 審判 をまもらんことをちかひ 且 かたくせり
107 われ 甚 いたく 苦 しめり ヱホバよねがはくは 聖言 にしたがひて 我 をいかしたまヘ
108 ヱホバよねがはくは 誠意 よりするわが 口 の 献 物 をうけて なんぢの 審判 ををしへたまへ
109 わが 霊魂 はつねに 危険 ををかす されど 我 なんぢの 法 をわすれず
110 あしき 者 わがために 羂 をまうけたり されどわれ 汝 のさとしより 迷 ひいでざりき
111 われ 汝 のもろもろの 證詞 をとこしへにわが 嗣業 とせり これらの 證詞 はわが 心 をよろこばしむ
112 われ 汝 のおきてを 終 までとこしへに 守 らんとて 之 にこころを 傾 けたり
113 ○サメク われ 二心 のものをにくみ 汝 のおきてを 愛 しむ
114 なんぢはわが 匿 るべき 所 わが 盾 なり われ 聖言 によりて 望 をいだく
115 惡 きをなすものよ 我 をはなれされ われわが 神 のいましめを 守 らん
116 聖言 にしたがひ 我 をささへて 生存 しめたまへ わが 望 につきて 恥 なからしめたまへ
117 われを 支 へたまへ さらばわれ 安 けかるべし われ 恒 になんぢの 律法 にこころをそそがん
118 すべて 律法 よりまよひいづるものを 汝 かろしめたまへり かれらの 欺詐 はむなしければなり
119 なんぢは 地 のすべての 惡 きものを 渣滓 のごとく 除 きさりたまふ この 故 にわれ 汝 のあかしを 愛 す
120 わが 肉體 なんぢを 懼 るるによりてふるふ 我 はなんぢの 審判 をおそる
121 ○アイン われは 審判 と 公義 とをおこなふ 我 をすてて 虐 ぐるものに 委 ねたまふなかれ
122 汝 のしもべの 中保 となりて 福祉 をえしめたまへ 高 ぶるものの 我 をしへたぐるを 容 したまふなかれ
123 わが 眼 はなんぢの 救 となんぢのただしき 聖言 とをしたふによりておとろふ
124 ねがはくはなんぢの 憐憫 にしたがひてなんぢの 僕 をあしらひ 我 になんぢの 律法 ををしへたまへ
125 我 はなんぢの 僕 なり われに 智慧 をあたへてなんぢの 證詞 をしらしめたまへ
126 彼等 はなんぢの 法 をすてたり 今 はヱホバのはたらきたまふべき 時 なり
127 この 故 にわれ 金 よりもまじりなき 金 よりもまさりて 汝 のいましめを 愛 す
128 この 故 にもろもろのことに 係 るなんぢの 一切 のさとしを 正 しとおもふ 我 すべてのいつはりの 途 をにくむ
129 ○べ 汝 のあかしは 妙 なり かかるが 故 にわが 霊魂 これをまもる
130 聖言 うちひらくれば 光 をはなちて 愚 かなるものをさとからしむ
131 我 なんぢの 誡命 をしたふが 故 に わが 口 をひろくあけて 喘 ぎもとめたり
132 ねがはくは 聖名 を 愛 するものに 恒 になしたまふごとく 身 をかへして 我 をあはれみたまへ
133 聖言 をもてわが 歩履 をととのへ もろもろの 邪曲 をわれに 主 たらしめたまふなかれ
134 われを 人 のしへたげより 贖 ひたまへ さらばわれ 訓諭 をまもらん
135 ねがはくは 聖顔 をなんぢの 僕 のうへにてらし 汝 のおきてを 我 にをしへ 給 へ
136 人 なんぢの 法 をまもらざるによりて わが 眼 のなみだ 河 のごとくに 流 る
137 ○ツァデー ヱホバよなんぢは 義 しくなんぢの 審判 はなほし
138 汝 ただしきと 此上 なき 眞實 とをもて その 證詞 を 命 じ 給 へり
139 わが 敵 なんぢの 聖言 をわすれたるをもて わが 熱心 われをほろぼせり
140 なんぢの 聖言 はいときよし 此故 になんぢの 僕 はこれを 愛 す
141 われは 微 なるものにて 人 にあなどらるれども 汝 のさとしを 忘 れず
142 なんぢの 義 はとこしへの 義 なり 汝 ののりは 眞理 なり
143 われ 患難 と 憂 とにかかれども 汝 のいましめはわが 喜樂 なり
144 なんぢの 證詞 はとこしへに 義 し ねがはくはわれに 智慧 をたまへ 我 ながらふることを 得 ん
145 ○コフ われ 心 をつくしてよばはれり ヱホバよ 我 にこたへたまへ 我 なんぢの 律法 をまもらん
146 われ 汝 をよばはれり ねがはくはわれを 救 ひ 給 へ 我 なんぢの 證詞 をまもらん
147 われ 詰朝 おきいでて 呼 はれり われ 聖言 によりて 望 をいだけり
148 夜 の 更 のきたらぬに 先 だち わが 眼 はさめて 汝 のみことばを 深 くおもふ
149 ねがはくはなんぢの 仁慈 にしたがひてわが 聲 をききたまへ ヱホバよなんぢの 審判 にしたがひて 我 をいかしたまへ
150 惡 をおひもとむるものは 我 にちかづけり 彼等 はなんぢの 法 にとほくはなる
151 ヱホバよ 汝 はわれに 近 くましませり なんぢのすべての 誡命 はまことなり
152 われ 早 くよりなんぢの 證詞 によりて 汝 がこれを 永遠 にたてたまへることを 知 れり
153 ○レシ ねがはくはわが 患難 をみて 我 をすくひたまへ 我 なんぢの 法 をわすれざればなり
154 ねがはくはわが 訟 をあげつらひて 我 をあがなひ 聖言 にしたがひて 我 をいかしたまへ
155 すくひは 惡 きものより 遠 くはなる かれらはなんぢの 律法 をもとめざればなり
156 ヱホバよなんぢの 憐憫 はおほいなり 願 くはなんぢの 審判 にしたがひて 我 をいかしたまへ
157 我 をせむる 者 われに 敵 するものおほし 我 なんぢの 證詞 をはなるることなかりき
158 虚偽 をおこなふもの 汝 のみことばを 守 らざるにより 我 かれらを 見 てうれへたり
159 ねがはくはわが 汝 のさとしを 愛 すること 幾何 なるをかへりみたまへ ヱホバよなんぢの 仁慈 にしたがひて 我 をいかしたまへ
160 なんぢのみことばの 總計 はまことなり 汝 のただしき 審判 はとこしへにいたるまで 皆 たゆることなし
161 ○シン もろもろの 侯 はゆゑなくして 我 をせむ 然 どわが 心 はただ 汝 のみことばを 畏 る
162 われ 人 のおほいなる 掠物 をえたるごとくに 汝 のみことばをよろこぶ
163 われ 虚偽 をにくみ 之 をいみきらへども 汝 ののりを 愛 す
164 われ 汝 のただしき 審判 のゆゑをもて 一日 に 七次 なんぢを 讃稱 ふ
165 なんぢの 法 をあいするものには 大 なる 平安 あり かれらには 躓礙 をあたふる 者 なし
166 ヱホバよ 我 なんぢの 救 をのぞみ 汝 のいましめをおこなへり
167 わが 霊魂 はなんぢの 證詞 をまもれり 我 はいたく 之 をあいす
168 われなんぢの 訓諭 となんぢの 證詞 とをまもりぬ わがすべての 道 はみまへにあればなり
169 ○タウ ヱホバよ 願 くはわがよぶ 聲 をみまへにちかづけ 聖言 にしたがひて 我 にちゑをあたへたまへ
170 わが 願 をみまへにいたらせ 聖言 にしたがひて 我 をたすけたまへ
171 わがくちびるは 讃美 をいだすべし 汝 われに 律法 ををしへ 給 へばなり
172 わが 舌 はみことばを 謳 ふべし なんぢの 一切 のいましめは 義 なればなり
173 なんぢの 手 をつねにわが 助 となしたまへ われなんぢの 訓諭 をえらび 用 ゐたればなり
174 ヱホバよ 我 なんぢの 救 をしたへり なんぢの 法 はわがたのしみなり
175 願 くはわが 霊魂 をながらへしめたまへ さらば 汝 をほめたたへん 汝 のさばきの 我 をたすけんことを
176 われは 亡 はれたる 羊 のごとく 迷 ひいでぬ なんぢの 僕 をたづねたまへ われ 汝 のいましめを 忘 れざればなり
Chapter 120
1 京詣のうた われ 困苦 にあひてヱホバをよびしかば 我 にこたへたまへり
2 ヱホバよねがはくは 虚偽 のくちびる 欺詐 の 舌 よりわが 霊魂 をたすけいだしたまへ
3 あざむきの 舌 よなんぢに 何 をあたへられ 何 をくはへらるべきか
4 ますらをの 利 き 箭 と 金萑花 のあつき 炭 となり
5 わざはひなるかな 我 はメセクにやどりケダルの 幕屋 のかたはらに 住 めり
6 わがたましひは 平安 をにくむものと 偕 にすめり
7 われは 平安 をねがふ されど 我 ものいふときにかれら 戰爭 をこのむ
Chapter 121
1 京まうでの歌 われ 山 にむかひて 目 をあぐ わが 扶助 はいづこよりきたるや
2 わがたすけは 天地 をつくりたまへるヱホバよりきたる
3 ヱホバはなんぢの 足 のうごかさるるを 容 したまはず 汝 をまもるものは 微睡 たまふことなし
4 視 よイスラエルを 守 りたまふものは 微睡 こともなく 寝 ることもなからん
5 ヱホバは 汝 をまもる 者 なり ヱホバはなんぢの 右手 をおほふ 蔭 なり
6 ひるは 日 なんぢをうたず 夜 は 月 なんぢを 傷 じ
7 ヱホバはなんぢを 守 りてもろもろの 禍害 をまぬかれしめ 並 なんぢの 霊魂 をまもりたまはん
8 ヱホバは 今 よりとこしへにいたるまで 汝 のいづると 入 るとをまもりたまはん
Chapter 122
1 ダビデがよめる京まうでの歌 人 われにむかひて 率 ヱホバのいへにゆかんといへるとき 我 よろこべり
2 ヱルサレムよわれらの 足 はなんぢの 門 のうちにたてり
3 ヱルサレムよなんぢは 稠 くつらなりたる 邑 のごとく 固 くたてり
4 もろもろのやから 即 ちヤハの 支派 かしこに 上 りきたり イスラエルにむかひて 證詞 をなし またヱホバの 名 にかんしやをなす
5 彼處 にさばきの 寳座 まうけらる これダビデの 家 のみくらなり
6 ヱルサレムのために 平安 をいのれ ヱルサレムを 愛 するものは 榮 ゆべし
7 ねがはくはなんぢの 石垣 のうちに 平安 あり なんぢの 諸殿 のうちに 福祉 あらんことを
8 わが 兄弟 のためわが 侶 のために われ 今 なんぢのなかに 平安 あれといはん
9 われらの 神 ヱホバのいへのために 我 なんぢの 福祉 をもとめん
Chapter 123
1 京まうでの歌 天 にいますものよ 我 なんぢにむかひて 目 をあぐ
2 みよ 僕 その 主 の 手 に 目 をそそぎ 婢女 その 主母 の 手 に 目 をそそぐがごとく われらはわが 神 ヱホバに 目 をそそぎて そのわれを 憐 みたまはんことをまつ
3 ねがはくはわれらを 憐 みたまヘ ヱホバよわれらを 憐 みたまへ そはわれらに 軽侮 はみちあふれぬ
4 おもひわづらひなきものの 凌辱 と たかぶるものの 軽侮 とはわれらの 霊魂 にみちあふれぬ
Chapter 124
1 ダビデのよめる京まうでの歌 今 イスラエルはいふべし ヱホバもしわれらの 方 にいまさず
2 人々 われらにさからひて 起 りたつとき ヱホバもし 我儕 のかたに 在 さざりしならんには
3 かれらの 怒 のわれらにむかひておこりし 時 われらを 生 るままにて 呑 しならん
4 また 水 はわれらをおほひ 流 はわれらの 霊魂 をうちこえ
5 高 ぶる 水 はわれらの 霊魂 をうちこえしならん
6 ヱホバはほむべきかな 我儕 をかれらの 歯 にわたして 噛 くらはせたまはざりき
7 我儕 のたましひは 捕鳥者 のわなをのがるる 鳥 のごとくにのがれたり 羅 はやぶれてわれらはのがれたり
8 われらの 助 は 天地 をつくりたまへるヱホバの 名 にあり
Chapter 125
1 みやこ詣のうた ヱホバに 依賴 むものはシオンの 山 のうごかさるることなくして 永遠 にあるがごとし
2 ヱルサレムを 山 のかこめるごとくヱホバも 今 よりとこしへにその 民 をかこみたまはん
3 惡 の 杖 はただしきものの 所領 にとどまることなかるべし 斯 てただしきものはその 手 を 不義 にのぶることあらじ
4 ヱホバよねがはくは 善 人 とこころ 直 きものとに 福祉 をほどこしたまへ
5 されどヱホバは 轉 へりておのが 曲 れる 道 にいるものを 惡 きわざをなすものとともに 去 しめたまはん 平安 はイスラエルのうへにあれ
Chapter 126
1 京まうでの歌 ヱホバ、シオンの 俘囚 をかへしたまひし 時 われらは 夢 みるもののごとくなりき
2 そのとき 笑 はわれらの 口 にみち 歌 はわれらの 舌 にみてり ヱホバかれらのために 大 なることを 作 たまへりといへる 者 もろもろの 國 のなかにありき
3 ヱホバわれらのために 大 なることをなしたまひたれば 我儕 はたのしめり
4 ヱホバよ 願 くはわれらの 俘囚 をみなみの 川 のごとくに 歸 したまへ
5 涙 とともに 播 くものは 歡喜 とともに 穫 らん
6 その 人 は 種 をたづさへ 涙 をながしていでゆけど 禾束 をたづさへ 喜 びてかへりきたらん
Chapter 127
1 ソロモンがよめる京まうでのうた ヱホバ 家 をたてたまふにあらずば 建 るものの 勤勞 はむなしく ヱホバ 城 をまもりたまふにあらずば 衛士 のさめをるは 徒勞 なり
2 なんぢら 早 くおき 遅 くいねて 辛苦 の 糧 をくらふはむなしきなり 斯 てヱホバその 愛 しみたまふものに 寝 をあたへたまふ
3 みよ 子輩 はヱホバのあたへたまふ 嗣業 にして 胎 の 實 はその 報 のたまものなり
4 年 壯 きころほひの 子 はますらをの 手 にある 矢 のごとし
5 矢 のみちたる 箙 をもつ 人 はさいはひなり かれら 門 にありて 仇 とものいふとき 恥 ることあらじ
Chapter 128
1 京まうでの歌 ヱホバをおそれその 道 をあゆむものは 皆 さいはひなり
2 そはなんぢおのが 手 の 勤勞 をくらふべければなり なんぢは 福祉 をえまた 安處 にをるべし
3 なんぢの 妻 はいへの 奧 にをりておほくの 實 をむすぶ 葡萄 の 樹 のごとく 汝 の 子輩 はなんぢの 筵 に 円居 してかんらんの 若樹 のごとし
4 見 よヱホバをおそるる 者 はかく 福祉 をえん
5 ヱホバはシオンより 惠 をなんぢに 賜 はん なんぢ 世 にあらんかぎりヱルサレムの 福祉 をみん
6 なんぢおのが 子輩 の 子 をみるべし 平安 はイスラエルの 上 にあり
Chapter 129
1 京まうでのうた 今 イスラエルはいふべし 彼等 はしばしば 我 をわかきときより 惱 めたり
2 かれらはしばしば 我 をわかきときより 惱 めたり されどわれに 勝 ことを 得 ざりき
3 耕 すものはわが 背 をたがへしてその 畎 をながくせり
4 ヱホバは 義 し あしきものの 繩 をたちたまへり
5 シオンをにくむ 者 はみな 恥 をおびてしりぞかせらるべし
6 かれらは 長 たざるさきにかるる 屋上 の 草 のごとし
7 これを 刈 るものはその 手 にみたず 之 をつかぬるものはその 束 ふところに 盈 ざるなり
8 かたはらを 過 るものはヱホバの 惠 なんぢの 上 にあれといはず われらヱホバの 名 によりてなんぢらを 祝 すといはず
Chapter 130
1 京まうでの歌 ああヱホバよわれふかき 淵 より 汝 をよべり
2 主 よねがはくはわが 聲 をきき 汝 のみみをわが 懇求 のこゑにかたぶけたまへ
3 ヤハよ 主 よなんぢ 若 もろもろの 不義 に 目 をとめたまはば 誰 たれかよく 立 ことをえんや
4 されどなんぢに 赦 あれば 人 におそれかしこまれ 給 ふべし
5 我 ヱホバを 俟 望 む わが 霊魂 はまちのぞむ われはその 聖言 によりて 望 をいだく
6 わがたましひは 衛士 があしたを 待 にまさり 誠 にゑじが 旦 をまつにまさりて 主 をまてり
7 イスラエルよヱホバによりて 望 をいだけ そはヱホバにあはれみあり またゆたかなる 救贖 あり
8 ヱホバはイスラエルをそのもろもろの 邪曲 よりあがなひたまはん
Chapter 131
1 ダビデのよめる京まうでのうた ヱホバよわが 心 おごらずわが 目 たかぶらず われは 大 なることと 我 におよばぬ 奇 しき 事 とをつとめざりき
2 われはわが 霊魂 をもださしめまた 安 からしめたり 乳 をたちし 嬰兒 のその 母 にたよるごとく 我 がたましひは 乳 をたちし 嬰兒 のごとくわれに 恃 れり
3 イスラエルよ 今 よりとこしへにヱホバにたよりて 望 をいだけ
Chapter 132
1 京まうでの歌 ヱホバよねがはくはダビデの 爲 にそのもろもろの 憂 をこころに 記 たまへ
2 ダビデ、ヱホバにちかひヤコブの 全能者 にうけひていふ
3 われヱホバのために 處 をたづねいだし ヤコブの 全能者 のために 居所 をもとめうるまでは 我 家 の 幕屋 にいらず わが 臥床 にのぼらず わが 目 をねぶらしめず わが 眼瞼 をとぢしめざるべしと
4 われヱホバのために 處 をたづねいだし ヤコブの 全能者 のために 居所 をもとめうるまでは 我 家 の 幕屋 にいらず わが 臥床 にのぼらず わが 目 をねぶらしめず わが 眼瞼 をとぢしめざるべしと
5 われヱホバのために 處 をたづねいだし ヤコブの 全能者 のために 居所 をもとめうるまでは 我 家 の 幕屋 にいらず わが 臥床 にのぼらず わが 目 をねぶらしめず わが 眼瞼 をとぢしめざるべしと
6 われらエフラタにて 之 をききヤアルの 野 にて 見 とめたり
7 われらはその 居所 にゆきて その 承足 のまへに 俯伏 さん
8 ヱホバよねがはくは 起 きて なんぢの 稜威 の 櫃 とともになんぢの 安居 所 にいりたまへ
9 なんぢの 祭司 たちは 義 を 衣 なんぢの 聖徒 はみな 歓 びよばふべし
10 なんぢの 僕 ダビデのためになんぢの 受膏者 の 面 をしりぞけたまふなかれ
11 ヱホバ 眞實 をもてダビデに 誓 ひたまひたれば 之 にたがふことあらじ 曰 くわれなんぢの 身 よりいでし 者 をなんぢの 座位 にざせしめん
12 なんぢの 子輩 もしわがをしふる 契約 と 證詞 とをまもらばかれらの 子輩 もまた 永遠 になんぢの 座位 にざすべしと
13 ヱホバはシオンを 擇 びておのが 居所 にせんとのぞみたまへり
14 曰 くこれは 永遠 にわが 安居 處 なり われここに 住 ん そはわれ 之 をのぞみたればなり
15 われシオンの 糧 をゆたかに 祝 し くひものをもてその 貧者 をあかしめん
16 われ 救 をもてその 祭司 たちに 衣 せん その 聖徒 はみな 聲 たからかによろこびよばふべし
17 われダビデのためにかしこに 一 つの 角 をはえしめん わが 受膏者 のために 燈火 をそなへたり
18 われかれの 仇 にはぢを 衣 せん されどかれはその 冠弁 さかゆべし
Chapter 133
1 ダビデがよめる京まうでの歌 觀 よはらから 相 睦 てともにをるはいかに 善 いかに 樂 きかな
2 首 にそそがれたる 貴 きあぶら 鬚 にながれ アロンの 鬚 にながれ その 衣 のすそにまで 流 れしたたるるがごとく
3 またヘルモンの 露 くだりてシオンの 山 にながるるがごとし そはヱホバかしこに 福祉 をくだし 窮 なき 生命 をさへあたへたまへり
Chapter 134
1 京まうでの歌 夜間 ヱホバの 家 にたちヱホバに 事 ふるもろもろの 僕 よ ヱホバをほめまつれ
2 なんぢら 聖所 にむかひ 手 をあげてヱホバをほめまつれ
3 ねがはくはヱホバ 天地 をつくりたまへるもの シオンより 汝 をめぐみたまはんことを
Chapter 135
1 なんぢらヱホバを 讃稱 へよ ヱホバの 名 をほめたたへよ ヱホバの 僕 等 ほめたたへよ
2 ヱホバの 家 われらの 神 のいへの 大庭 にたつものよ 讃稱 へよ
3 ヱホバは 惠 ふかし なんぢらヱホバをほめたたへよ その 聖名 はうるはし 讃 うたへ
4 そはヤハおのがためにヤコブをえらみ イスラエルをえらみてその 珍寳 となしたまへり
5 われヱホバの 大 なるとわれらの 主 のもろもろの 神 にまされるとをしれり
6 ヱホバその 聖旨 にかなふことを 天 にも 地 にも 海 にも 淵 にもみなことごとく 行 ひ 給 ふなり
7 ヱホバは 地 のはてより 霧 をのぼらせ 雨 のために 電光 をつくりその 庫 より 風 をいだしたまふ
8 ヱホバは 人 より 畜類 にいたるまでエジプトの 首出 をうちたまへり
9 エジプトよヱホバはなんぢの 中 にしるしと 奇 しき 事跡 とをおくりて パロとその 僕 とに 臨 ませ 給 へり
10 ヱホバはおほくの 國々 をうち 又 いきほひある 王等 をころし 給 へり
11 アモリ 人 のわうシホン、バシヤンの 王 オグならびにカナンの 國々 なり
12 かれらの 地 をゆづりとしその 民 イスフルの 嗣業 としてあたへ 給 へり
13 ヱホバよなんぢの 名 はとこしへに 絶 ることなし ヱホバよなんぢの 記念 はよろづ 世 におよばん
14 ヱホバはその 民 のために 審判 をなしその 僕 等 にかかはれる 聖意 をかへたまふ 可 ればなり
15 もろもろのくにの 偶像 はしろかねと 金 にして 人 の 手 のわざなり
16 そのぐうざうは 口 あれどいはず 目 あれど 見 ず
17 耳 あれどきかず またその 口 に 氣息 あることなし
18 これを 造 るものと 之 によりたのむものとは 皆 これにひとしからん
19 イスラエルの 家 よヱホバをほめまつれ アロンのいへよヱホバをほめまつれ
20 レビの 家 よヱホバをほめまつれ ヱホバを 畏 るるものよヱホバをほめまつれ
21 ヱルサレムにすみたまふヱホバはシオンにて 讃 まつるべきかな ヱホバをほめたたへよ
Chapter 136
1 ヱホバに 感謝 せよヱホバはめぐみふかし その 憐憫 はとこしへに 絶 ることなければなり
2 もろもろの 神 の 神 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
3 もろもろの 主 の 主 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
4 ただ 獨 りおほいなる 奇 跡 なしたまふものに 感謝 せよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
5 智慧 をもてもろもろの 天 をつくりたまへるものに 感謝 せよ そのあはれみはとこしへにたゆることなければなり
6 地 を 水 のうへに 布 たまへるものに 感謝 せよ そのあはれみは 永遠 にたゆることなければなり
7 巨大 なる 光 をつくりたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへに 絶 ることなければなり
8 晝 をつかさどらするために 日 をつくりたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
9 夜 をつかさどらするために 月 ともろもろの 星 とをつくりたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
10 もろもろの 首出 をうちてエジプトを 責 たまへるものに 感謝 せよ そのあはれみは 永遠 にたゆることなければなり
11 イスラエルを 率 てエジプト 人 のなかより 出 したまへる 者 にかんしやせよ そのあはれみはとこしへに 絶 ることなければなり
12 臂 をのばしつよき 手 をもて 之 をひきいだしたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
13 紅 海 をふたつに 分 たまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
14 イスラエルをしてその 中 をわたらしめ 給 へるものに 感謝 せよ そのあはれみは 永遠 にたゆることなければなり
15 パロとその 軍兵 とを 紅 海 のうちに 仆 したまへるものに 感謝 せよ そのあはれみは 永遠 にたゆることなければなり
16 その 民 をみちびきて 野 をすぎしめたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
17 大 なる 王 たちを 撃 たまへるものに 感謝 せよ そのあはれみは 永遠 にたゆることなければなり
18 名 ある 王等 をころしたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへに 絶 ることなければなり
19 アモリ 人 のわうシホンをころしたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
20 バシヤンのわうオグを 誅 したまへるものに 感謝 せよ そのあはれみは 永遠 にたゆることなければなり
21 かれらの 地 を 嗣業 としてあたへたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへにたゆることなければなり
22 その 僕 イスラエルにゆづりとして 之 をあたへたまへるものに 感謝 せよ そのあはれみは 永遠 にたゆることなければなり
23 われらが 微賤 かりしときに 記念 したまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへに 絶 ることなければなり
24 わが 敵 よりわれらを 助 けいだしたまへる 者 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへに 絶 ることなければなり
25 すべての 生 るものに 食物 をあたへたまふものに 感謝 せよ そのあはれみはとこしへに 絶 ることなければなり
26 天 の 神 にかんしやせよ その 憐憫 はとこしへに 絶 ることなければなり
Chapter 137
1 われらバビロンの 河 のほとりにすわり シオンをおもひいでて 涙 をながしぬ
2 われらそのあたりの 柳 にわが 琴 をかけたり
3 そはわれらを 虜 にせしものわれらに 歌 をもとめたり 我儕 をくるしむる 者 われらにおのれを 歓 ばせんとて シオンのうた 一 つうたへといへり
4 われら 外邦 にありていかでヱホバの 歌 をうたはんや
5 エルサレムよもし 我 なんぢをわすれなばわが 右 の 手 にその 巧 をわすれしめたまへ
6 もしわれ 汝 を 思 ひいでず もしわれヱルサレムをわがすべての 歓喜 の 極 となさずばわが 舌 をわが 腭 につかしめたまヘ
7 ヱホバよねがはくはヱルサレムの 日 にエドムの 子輩 がこれを 掃除 けその 基 までもはらひのぞけといへるを 聖意 にとめたまへ
8 ほろぼさるべきバビロンの 女 よ なんぢがわれらに 作 しごとく 汝 にむくゆる 人 はさいはひなるべし
9 なんぢの 嬰兒 をとりて 岩 のうへになげうつものは 福 ひなるべし
Chapter 138
1 ダビデのうた われはわが 心 をつくしてなんぢに 感謝 し もろもろの 神 のまへにて 汝 をほめうたはん
2 我 なんぢのきよき 宮 にむかひて 伏 拝 み なんぢの 仁慈 とまこととの 故 によりて 聖名 にかんしやせん そは 汝 そのみことばをもろもろの 聖名 にまさりて 高 くしたまひたればなり
3 汝 わがよばはりし 日 にわれにこたへ わが 霊魂 にちからをあたへて 雄々 しからしめたまへり
4 ヱホバよ 地 のすべての 王 はなんぢに 感謝 せん かれらはなんぢの 口 のもろもろの 言 をききたればなり
5 かれらはヱホバのもろもろの 途 についてうたはん ヱホバの 榮光 おほいなればなり
6 ヱホバは 高 くましませども 卑 きものを 顧 みたまふ されど 亦 おごれるものを 遠 よりしりたまへり
7 縦 ひわれ 患難 のなかを 歩 むとも 汝 われをふたたび 活 し その 手 をのばしてわが 仇 のいかりをふせぎ その 右 の 手 われをすくひたまふべし
8 ヱホバはわれに 係 れることを 全 うしたまはん ヱホバよなんぢの 憐憫 はとこしへにたゆることなし 願 くはなんぢの 手 のもろもろの 事跡 をすてたまふなかれ
Chapter 139
1 伶長にうたはしめたるダビデの歌 ヱホバよなんぢは 我 をさぐり 我 をしりたまへり
2 なんぢはわが 坐 るをも 立 をもしり 又 とほくよりわが 念 をわきまへたまふ
3 なんぢはわが 歩 むをもわが 臥 をもさぐりいだし わがもろもろの 途 をことごとく 知 たまへり
4 そはわが 舌 に 一言 ありとも 觀 よヱホバよなんぢことごとく 知 たまふ
5 なんぢは 前 より 後 よりわれをかこみ わが 上 にその 手 をおき 給 へり
6 かかる 知識 はいとくすしくして 我 にすぐ また 高 くして 及 ぶことあたはず
7 我 いづこにゆきてなんぢの 聖霊 をはなれんや われいづこに 往 てなんぢの 前 をのがれんや
8 われ 天 にのぼるとも 汝 かしこにいまし われわが 榻 を 陰府 にまうくるとも 觀 よなんぢ 彼處 にいます
9 我 あけぼのの 翼 をかりて 海 のはてにすむとも
10 かしこにて 尚 なんぢの 手 われをみちびき 汝 のみぎの 手 われをたもちたまはん
11 暗 はかならす 我 をおほひ 我 をかこめる 光 は 夜 とならんと 我 いふとも
12 汝 のみまへには 暗 ものをかくすことなく 夜 もひるのごとくに 輝 けり なんぢにはくらきも 光 もことなることなし
13 汝 はわがはらわたをつくり 又 わがははの 胎 にわれを 組 成 たまひたり
14 われなんぢに 感謝 す われは 畏 るべく 奇 しくつくられたり なんぢの 事跡 はことごとくくすし わが 霊魂 はいとつばらに 之 をしれり
15 われ 隠 れたるところにてつくられ 地 の 底所 にて 妙 につづりあはされしとき わが 骨 なんぢにかくるることなかりき
16 わが 體 いまだ 全 からざるに なんぢの 目 ははやくより 之 をみ 日々 かたちづくられしわが 百體 の 一 だにあらざりし 時 に ことごとくなんぢの 冊 にしるされたり
17 神 よなんぢりもろもろの 思念 はわれに 寶 きこといかばかりぞや そのみおもひの 總計 はいかに 多 きかな
18 我 これを 算 へんとすれどもそのかずは 沙 よりもおほし われ 眼 さむるときも 尚 なんぢとともにをる
19 神 よなんぢはかならず 惡者 をころし 給 はん されば 血 をながすものよ 我 をはなれされ
20 かれらはあしき 企圖 をもて 汝 にさからひて 言 ふ なんぢの 仇 はみだりに 聖名 をとなふるなり
21 ヱホバよわれは 汝 をにくむ 者 をにくむにあらずや なんぢに 逆 ひておこりたつものを 厭 ふにあらずや
22 われ 甚 くかれらをにくみてわが 仇 とす
23 神 よねがはくは 我 をさぐりてわが 心 をしり 我 をこころみてわがもろもろの 思念 をしりたまへ
24 ねがはくは 我 によこしまなる 途 のありやなしやを 見 て われを 永遠 のみちに 導 きたまへ
Chapter 140
1 伶長にうたはしめたるダビデのうた ヱホバよねがはくは 惡人 よりわれを 助 けいだし 我 をまもりて 強暴人 よりのがれしめたまへ
2 かれらは 心 のうちに 殘害 をくはだて たえず 戰闘 をおこす
3 かれらは 蛇 のごとくおのが 舌 を 利 す そのくちびるのうちに 蝮 の 毒 あり セラ
4 ヱホバよ 願 くはわれを 保 ちてあしきひとの 手 よりのがれしめ 我 をまもりてわが 足 をつまづかせんと 謀 るあらぶる 人 よりのがれしめ 給 へ
5 高 ぶるものはわがために 羂 と 索 とをふせ 路 のほとりに 網 をはり かつ 機 をまうけたり セラ
6 われヱホバにいへらく 汝 はわが 神 なり ヱホバよねがはくはわが 祈 のこゑをきき 給 へ
7 わが 救 のちからなる 主 の 神 よ なんぢはたたかひの 日 にわが 首 をおほひたまへり
8 ヱホバよあしきひとの 欲 のままにすることをゆるしたまふなかれ そのあしき 企圖 をとげしめたまふなかれ おそらくは 彼等 みづから 誇 らん セラ
9 われを 圍 むものの 首 はおのれのくちびるの 殘害 におほはるべし
10 もえたる 炭 はかれらのうへにおち かれらは 火 になげいれられ ふかき 穴 になげいれられて 再 びおきいづることあたはざるべし
11 惡 言 をいふものは 世 にたてられず 暴 ぶるものはわざはひに 追及 れてたふさるべし
12 われは 苦 しむものの 訴 とまづしきものの 義 とをヱホバの 守 りたまふを 知 る
13 義者 はかならず 聖名 にかんしやし 直 者 はみまへに 住 ん
Chapter 141
1 ダビデのうた ヱホバよ 我 なんぢを 呼 ふ ねがはくは 速 かにわれにきたりたまへ われ 汝 をよばふときわが 聲 に 耳 をかたぶけたまへ
2 われは 薫物 のごとくにわが 祈 をみまへにささげ 夕 のそなへものの 如 くにわが 手 をあげて 聖前 にささげんことをねがふ
3 ヱホバよねがはくはわが 口 に 門守 をおきて わがくちびるの 戸 をまもりたまへ
4 惡 事 にわがこころを 傾 かしめて 邪曲 をおこなふ 者 とともに 惡 きわざにあづからしめ 給 ふなかれ 又 かれらの 珍饈 をくらはしめたまふなかれ
5 義者 われをうつとも 我 はこれを 愛 しみとしその 我 をせむるを 頭 のあぶらとせん わが 頭 はこれを 辭 まず かれらが 禍害 にあふときもわが 祈 はたえじ
6 その 審士 ははほの 崕 になげられん かれらわがことばの 甘美 によりて 聽 ことをすべし
7 人 つちを 耕 しうがつがごとく 我儕 のほねははかの 口 にちらさる
8 されど 主 ヱホバよわが 目 はなほ 汝 にむかふ 我 なんぢに 依賴 めり ねがはくはわが 霊魂 をともしきままに 捨 おきたまなかれ
9 我 をまもりてかれらがわがためにまうくる 羂 とよこしまを 行 ふものの 機 とをまぬかれしめたまへ
10 われは 全 くのがれん あしきものをおのれの 網 におちいらしめたまへ
Chapter 142
1 ダビデが洞にありしときよみたる敎へのうたなり祈なり われ 聲 をいだしてヱホバによばはり 聲 をいだしてヱホバにこひもとむ
2 われはその 聖前 にわが 歎息 をそそぎいだし そのみまへにわが 患難 をあらはす
3 わが 霊魂 わがうちにきえうせんとするときも 汝 わがみちを 識 たまへり 人 われをとらへんとてわがゆくみちに 羂 をかくせり
4 願 くはわがみぎの 手 に 目 をそそぎて 見 たまへ 一人 だに 我 をしるものなし われには 避所 なくまたわが 霊魂 をかへりみる 人 なし
5 ヱホバよわれ 汝 をよばふ 我 いへらく 汝 はわがさけどころ 有生 の 地 にてわがうべき 分 なりと
6 ねがはくはわが 號呼 にみこころをとめたまへ われいたく 卑 くせられたればなり 我 をせむる 者 より 助 けいだしたまへ 彼等 はわれにまさりて 強 ければなり
7 願 くはわがたましひを 囹圄 よりいだし われに 聖名 を 感謝 せしめたまへ なんぢ 豊 かにわれを 待 ひたまふべければ 義者 われをめぐらん
Chapter 143
1 ダビデのうた ヱホバよねがはくはわが 祈 をきき わが 懇求 にみみをかたぶけたまへ なんぢの 眞實 なんぢの 公義 をもて 我 にこたへたまへ
2 汝 のしもべの 審判 にかかつらひたまふなかれ そはいけるもの 一人 だにみまへに 義 とせらるるはなし
3 仇 はわがたましひを 迫 めわが 生命 を 地 にうちすて 死 てひさしく 世 を 經 たるもののごとく 我 をくらき 所 にすまはせたり
4 又 わがたましひはわが 衷 にきえうせんとし わが 心 はわがうちに 曠 さびれたり
5 われはいにしへの 日 をおもひいで 汝 のおこなひたまひし 一切 のことを 考 へ なんぢの 手 のみわざをおもふ
6 われ 汝 にむかひてわが 手 をのべ わがたましひは 燥 きおとろへたる 地 のごとく 汝 をしたへり セラ
7 ヱホバよ 速 かにわれにこたへたまへ わが 霊魂 はおとろふ われに 聖顔 をかくしたまふなかれ おそらくはわれ 穴 にくだるもののごとくならん
8 朝 になんぢの 仁慈 をきかしめたまへ われ 汝 によりたのめばなり わが 歩 むべき 途 をしらせたまへ われわが 霊魂 をなんぢに 擧 ればなり
9 ヱホバよねがはくは 我 をわが 仇 よりたすけ 出 したまへ われ 匿 れんとして 汝 にはしりゆく
10 汝 はわが 神 なり われに 聖旨 をおこなふことををしへたまへ 惠 ふかき 聖霊 をもて 我 をたひらかなる 國 にみちびきたまへ
11 ヱホバよねがはくは 聖名 のために 我 をいかし なんぢの 義 によりてわがたましひを 患難 よりいだしたまへ
12 又 なんぢの 仁慈 によりてわが 仇 をたち 霊魂 をくるしむる 者 をことごとく 滅 したまへ そは 我 なんぢの 僕 なり
Chapter 144
1 ダビデのうた 戰 することをわが 手 にをしへ 闘 ふことをわが 指 にをしへたまふ わが 磐 ヱホバはほむべきかな
2 ヱホバはわが 仁慈 わが 城 なり わがたかき 櫓 われをすくひたまふ 者 なり わが 盾 わが 依賴 むものなり ヱホバはわが 民 をわれにしたがはせたまふ
3 ヱホバよ 人 はいかなる 者 なれば 之 をしり 人 の 子 はいかなる 者 なれば 之 をみこころに 記 たまふや
4 人 は 氣息 にことならず その 存 らふる 日 はすぎゆく 影 にひとし
5 ヱホバよねがはくはなんぢの 天 をたれてくだり 手 を 山 につけて 煙 をたたしめたまへ
6 電光 をうちいだして 彼等 をちらし なんぢの 矢 をはなちてかれらを 敗 りたまへ
7 上 より 手 をのべ 我 をすくひて 大水 より 外人 の 手 よりたすけいだしたまへ
8 かれらの 口 はむなしき 言 をいひ その 右 の 手 はいつはりのみぎの 手 なり
9 神 よわれ 汝 にむかひて 新 らしき 歌 をうたひ 十絃 の 琴 にあはせて 汝 をほめうたはん
10 なんぢは 王 たちに 救 をあたへ 僕 ダビデをわざはひの 劍 よりすくひたまふ 神 なり
11 ねがはくは 我 をすくひて 外人 の 手 よりたすけいだしたまへ かれらの 口 はむなしき 言 をいひ その 右 の 手 はいつはりのみぎの 手 なり
12 われらの 男子 はとしわかきとき 育 ちたる 草木 のごとくわれらの 女子 は 宮 のふりにならひて 刻 みいだしし 隅 の 石 のごとくならん
13 われらの 倉 はみちたらひてさまざまのものをそなへ われらの 羊 は 野 にて 千萬 の 子 をうみ
14 われらの 牡牛 はよく 物 をおひ われらの 衢 にはせめいることなく 亦 おしいづることなく 叫 ぶこともなからん
15 かかる 状 の 民 はさいはひなり ヱホバをおのが 神 とする 民 はさいはひなり
Chapter 145
1 ダビデの讃美のうた わがかみ 王 よわれ 汝 をあがめ 世 かぎりなく 聖名 をほめまつらん
2 われ 日 ごとに 汝 をほめ 世々 かぎりなく 聖名 をはめたたへん
3 ヱホバは 大 にましませば 最 もほむべきかな その 大 なることは 尋 ねしることかたし
4 この 代 はかの 代 にむかひてなんぢの 事跡 をほめたたへ なんぢの 大能 のはたらきを 宣 つたへん
5 われ 汝 のほまれの 榮光 ある 稜威 となんぢの 奇 しきみわざとを 深 くおもはん
6 人 はなんぢのおそるべき 動作 のいきほひをかたり 我 はなんぢの 大 なることを 宣 つたへん
7 かれらはなんぢの 大 なる 惠 の 跡 をいひいで なんぢの 義 をほめうたはん
8 ヱホバは 惠 ふかく 憐憫 みち また 怒 りたまふことおそく 憐憫 おほいなり
9 ヱホバはよろづの 者 にめぐみあり そのふかき 憐憫 はみわざの 上 にあまねし
10 ヱホバよ 汝 のすべての 事跡 はなんぢに 感謝 し なんぢの 聖徒 はなんぢをほめん
11 かれらは 御國 のえいくわうをかたり 汝 のみちからを 宣 つたへて
12 その 大能 のはたらきとそのみくにの 榮光 あるみいづとを 人 の 子輩 にしらすべし
13 なんぢの 國 はとこしへの 國 なり なんぢの 政治 はよろづ 代 にたゆることなし
14 ヱホバはすべて 倒 れんとする 者 をささへ かがむものを 直 くたたしめたまふ
15 よろづのものの 目 はなんぢを 待 なんぢは 時 にしたがひてかれらに 糧 をあたへ 給 ふ
16 なんぢ 手 をひらきてもろもろの 生 るものの 願望 をあかしめたまふ
17 ヱホバはそのすべての 途 にただしく そのすべての 作爲 にめぐみふかし
18 すべてヱホバをよぶもの 誠 をもて 之 をよぶものに ヱホバは 近 くましますなり
19 ヱホバは 己 をおそるるものの 願望 をみちたらしめ その 號呼 をききて 之 をすくひたまふ
20 ヱホバはおのれを 愛 しむものをすべて 守 りたまへど 惡者 をことごとく 滅 したまはん
21 わが 口 はヱホバの 頌美 をかたり よろづの 民 は 世々 かぎりなくそのきよき 名 をほめまつるべし
Chapter 146
1 ヱホバを 讃稱 へよ わがたましひよヱホバをほめたたへよ
2 われ 生 るかぎりはヱホバをほめたたへ わがながらふるほどはわが 神 をほめうたはん
3 もろもろの 君 によりたのむことなく 人 の 子 によりたのむなかれ かれらに 助 あることなし
4 その 氣息 いでゆけばかれ 土 にかへる その 日 かれがもろもろの 企圖 はほろびん
5 ヤコブの 神 をおのが 助 としその 望 をおのが 神 ヱホバにおくものは 福 ひなり
6 此 はあめつちと 海 とそのなかなるあらゆるものを 造 り とこしへに 眞實 をまもり
7 虐 げらるるもののために 審判 をおこなひ 饑 ゑたるものに 食物 をあたへたまふ 神 なり ヱホバはとらはれたる 人 をときはなちたまふ
8 ヱホバはめしひの 目 をひらき ヱホバは 屈 者 をなほくたたせ ヱホバは 義 しきものを 愛 しみたまふ
9 ヱホバは 他邦人 をまもり 孤子 と 寡婦 とをささへたまふ されど 惡 きものの 徑 はくつがへしたまふなり
10 ヱホバはとこしへに 統治 めたまはん シオンよなんぢの 神 はよろづ 代 まで 統治 めたまはん ヱホバをほめたたへよ
Chapter 147
1 ヱホバをほめたたへよ われらの 神 をほめうたふは 善 ことなり 樂 しきことなり 稱 へまつるはよろしきに 適 へり
2 ヱホバはヱルサレムをきづきイスラエルのさすらへる 者 をあつめたまふ
3 ヱホバは 心 のくだけたるものを 醫 しその 傷 をつつみたまふ
4 ヱホバはもろもろの 星 の 數 をかぞへてすべてこれに 名 をあたへたまふ
5 われらの 主 はおほいなりその 能力 もまた 大 なりその 智慧 はきはまりなし
6 ヱホバは 柔和 なるものをささへ 惡 きものを 地 にひきおとし 給 ふ
7 ヱホバに 感謝 してうたへ 琴 にあはせてわれらの 神 をほめうたヘ
8 ヱホバは 雲 をもて 天 をおほひ 地 のために 雨 をそなへ もろもろの 山 に 草 をはえしめ
9 くひものを 獣 にあたへ 並 なく 小 鴉 にあたへたまふ
10 ヱホバは 馬 のちからを 喜 びたまはず 人 の 足 をよみしたまはず
11 ヱホバはおのれを 畏 るるものと おのれの 憐憫 をのぞむものとを 好 したまふ
12 ヱルサレムよヱホバをほめたたへよ シオンよなんぢの 神 をほめたたへよ
13 ヱホバはなんぢの 門 の 關木 をかたうし 汝 のうちなる 子輩 をさきはひ 給 ひたればなり
14 ヱホバは 汝 のすべての 境 にやはらぎをあたへ いと 嘉 麥 をもて 汝 をあかしめたまふ
15 ヱホバはそのいましめを 地 にくだしたまふ その 聖言 はいとすみやかにはしる
16 ヱホバは 雪 をひつじの 毛 のごとくふらせ 霜 を 灰 のごとくにまきたまふ
17 ヱホバは 氷 をつちくれのごとくに 擲 ちたまふ たれかその 寒冷 にたふることをえんや
18 ヱホバ 聖言 をくだしてこれを 消 し その 風 をふかしめたまへばもろもろの 水 はながる
19 ヱホバはそのみことばをヤコブに 示 し そのもろもろの 律法 とその 審判 とをイスラエルにしめしたまふ
20 ヱホバはいづれの 國 をも 如此 あしらひたまひしにあらず ヱホバのもろもろの 審判 をかれらはしらざるなり ヱホバをほめたたへよ
Chapter 148
1 ヱホバをほめたたへよ もろもろの 天 よりヱホバをほめたたへよ もろもろの 高 所 にてヱホバをほめたたへよ
2 その 天使 よみなヱホバをほめたたへよ その 萬軍 よみなヱホバをほめたたへよ
3 日 よ 月 よヱホバをほめたたへよ ひかりの 星 よみなヱホバをほめたたへよ
4 もろもろの 天 のてんよ 天 のうへなる 水 よ ヱホバをほめたたへよ
5 これらはみなヱホバの 聖名 をほめたたふべし そはヱホバ 命 じたまひたればかれらは 造 られたり
6 ヱホバまた 此 等 をいやとほながに 立 たまひたり 又 すぎうすまじき 詔命 をくだしたまへり
7 龍 よ すべての 淵 よ 地 よりヱホバをほめたたへよ
8 火 よ 霰 よ 雪 よ 霧 よみことばにしたがふ 狂風 よ
9 もろもろの 山 もろもろのをか 實 をむすぶ 樹 すべての 香柏 よ
10 獣 もろもろの 牲畜 はふもの 翼 ある 鳥 よ
11 地 の 王 たち もろもろのたみ 地 の 諸侯 よ 地 のもろもろの 審士 よ
12 少 きをのこ 若 きをみな 老 たる 人 をさなきものよ
13 みなヱホバの 聖名 をほめたたふべし その 聖名 はたかくして 類 なく そのえいくわうは 地 よりも 天 よりもうへにあればなり
14 ヱホバはその 民 のために 一 つの 角 をあげたまへり こはそもろもろの 聖徒 のほまれ ヱホバにちかき 民 なるイスラエルの 子輩 のほまれなり ヱホバを 讃稱 へよ
Chapter 149
1 ヱホバをほめたたへよ ヱホバに 對 ひてあたらしき 歌 をうたへ 聖徒 のつどひにてヱホバの 頌美 をうたへ
2 イスラエルはおのれを 造 りたまひしものをよろこび シオンの 子輩 は 己 が 王 のゆゑによりて 樂 しむべし
3 かれらをどりつつその 聖名 をほめたたへ 琴 鼓 にてヱホバをほめうたべし
4 ヱホバはおのが 民 をよろこび 救 にて 柔和 なるものを 美 しくしたまへばなり
5 聖徒 はえいくわうの 故 によりてよろこび その 寝牀 にてよろこびうたふべし
6 その 口 に 神 をほむるうたあり その 手 にもろはの 劍 あり
7 こはもろもろの 國 に 仇 をかへし もろもろの 民 をつみなひ
8 かれらの 王 たちを 鏈 にてかれらの 貴人 をくろかねの 械 にていましめ
9 録 したる 審判 をかれらに 行 ふべきためなり 斯 るほまれはそのもろもろの 聖徒 にあり ヱホバをほめたたへよ
Chapter 150
1 ヱホバをほめたたへよ その 聖所 にて 神 をほめたたへよ その 能力 のあらはるる 穹蒼 にて 神 をほめたたへよ
2 その 大能 のはたらきのゆゑをもて 神 をほめたたへよ その 秀 ておほいなることの 故 によりてヱホバをほめたたへよ
3 ラッパの 聲 をもて 神 をほめたたへよ 筝 と 琴 とをもて 神 をほめたたへよ
4 つづみと 蹈舞 とをもて 神 をほめたたへよ 絃簫 をもて 神 をほめたたへよ
5 音 のたかき 鐃鈸 をもて 神 をほめたたへよ なりひびく 鐃鈸 をもて 神 をほめたたへよ
6 氣息 あるものは 皆 ヤハをほめたたふべし なんぢらヱホバをほめたたへよ