Chapter 1
1 悪 しき 者 のはかりごとに 歩 まず、罪 びとの 道 に 立 たず、あざける 者 の 座 にすわらぬ 人 はさいわいである。
2 このような 人 は 主 のおきてをよろこび、昼 も 夜 もそのおきてを 思 う。
3 このような 人 は 流 れのほとりに 植 えられた 木 の 時 が 来 ると 実 を 結 び、その 葉 もしぼまないように、そのなすところは 皆 栄 える。
4 悪 しき 者 はそうでない、風 の 吹 き 去 るもみがらのようだ。
5 それゆえ、悪 しき 者 はさばきに 耐 えない。罪 びとは 正 しい 者 のつどいに 立 つことができない。
6 主 は 正 しい 者 の 道 を 知 られる。しかし、悪 しき 者 の 道 は 滅 びる。
Chapter 2
1 なにゆえ、もろもろの 国 びとは 騒 ぎたち、もろもろの 民 はむなしい 事 をたくらむのか。
2 地 のもろもろの 王 は 立 ち 構 え、もろもろのつかさはともに、はかり、主 とその 油 そそがれた 者 とに 逆 らって 言 う、
3 「われらは 彼 らのかせをこわし、彼 らのきずなを 解 き 捨 てるであろう」と。
4 天 に 座 する 者 は 笑 い、主 は 彼 らをあざけられるであろう。
5 そして 主 は 憤 りをもって 彼 らに 語 り、激 しい 怒 りをもって 彼 らを 恐 れ 惑 わせて 言 われる、
6 「わたしはわが 王 を 聖 なる 山 シオンに 立 てた」と。
7 わたしは 主 の 詔 をのべよう。主 はわたしに 言 われた、「おまえはわたしの 子 だ。きょう、わたしはおまえを 生 んだ。
8 わたしに 求 めよ、わたしはもろもろの 国 を 嗣 業 としておまえに 与 え、地 のはてまでもおまえの 所有 として 与 える。
9 おまえは 鉄 のつえをもって 彼 らを 打 ち 破 り、陶工 の 作 る 器物 のように 彼 らを 打 ち 砕 くであろう」と。
10 それゆえ、もろもろの 王 よ、賢 くあれ、地 のつかさらよ、戒 めをうけよ。
11 恐 れをもって 主 に 仕 え、おののきをもって
12 その 足 に 口 づけせよ。さもないと 主 は 怒 って、あなたがたを 道 で 滅 ぼされるであろう、その 憤 りがすみやかに 燃 えるからである。すべて 主 に 寄 り 頼 む 者 はさいわいである。
Chapter 3
ダビデがその子アブサロムを避けてのがれたときの歌
1 主 よ、わたしに 敵 する 者 のいかに 多 いことでしょう。わたしに 逆 らって 立 つ 者 が 多 く、
2 「彼 には 神 の 助 けがない」と、わたしについて 言 う 者 が 多 いのです。[セラ
3 しかし 主 よ、あなたはわたしを 囲 む 盾、わが 栄 え、わたしの 頭 を、もたげてくださるかたです。
4 わたしが 声 をあげて 主 を 呼 ばわると、主 は 聖 なる 山 からわたしに 答 えられる。[セラ
5 わたしはふして 眠 り、また 目 をさます。主 がわたしをささえられるからだ。
6 わたしを 囲 んで 立 ち 構 えるちよろずの 民 をもわたしは 恐 れない。
7 主 よ、お 立 ちください。わが 神 よ、わたしをお 救 いください。あなたはわたしのすべての 敵 のほおを 打 ち、悪 しき 者 の 歯 を 折 られるのです。
8 救 は 主 のものです。どうかあなたの 祝福 があなたの 民 の 上 にありますように。[セラ
Chapter 4
聖歌隊の指揮者によって琴にあわせてうたわせたダビデの歌
1 わたしの 義 を 助 け 守 られる 神 よ、わたしが 呼 ばわる 時、お 答 えください。あなたはわたしが 悩 んでいた 時、わたしをくつろがせてくださいました。わたしをあわれみ、わたしの 祈 をお 聞 きください。
2 人 の 子 らよ、いつまでわたしの 誉 をはずかしめるのか。いつまでむなしい 言葉 を 愛 し、偽 りを 慕 い 求 めるのか。[セラ
3 しかしあなたがたは 知 るがよい、主 は 神 を 敬 う 人 をご 自分 のために 聖別 されたことを。主 はわたしが 呼 ばわる 時 におききくださる。
4 あなたがたは 怒 っても、罪 を 犯 してはならない。床 の 上 で 静 かに 自分 の 心 に 語 りなさい。[セラ
5 義 のいけにえをささげて 主 に 寄 り 頼 みなさい。
6 多 くの 人 は 言 う、「どうか、わたしたちに 良 い 事 が 見 られるように。主 よ、どうか、み 顔 の 光 をわたしたちの 上 に 照 されるように」と。
7 あなたがわたしの 心 にお 与 えになった 喜 びは、穀物 と、ぶどう 酒 の 豊 かな 時 の 喜 びにまさるものでした。
8 わたしは 安 らかに 伏 し、また 眠 ります。主 よ、わたしを 安 らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです。
Chapter 5
聖歌隊の指揮者によって笛にあわせてうたわせたダビデの歌
1 主 よ、わたしの 言葉 に 耳 を 傾 け、わたしの 嘆 きに、み 心 をとめてください。
2 わが 王、わが 神 よ、わたしの 叫 びの 声 をお 聞 きください。わたしはあなたに 祈 っています。
3 主 よ、朝 ごとにあなたはわたしの 声 を 聞 かれます。わたしは 朝 ごとにあなたのためにいけにえを 備 えて 待 ち 望 みます。
4 あなたは 悪 しき 事 を 喜 ばれる 神 ではない。悪人 はあなたのもとに 身 を 寄 せることはできない。
5 高 ぶる 者 はあなたの 目 の 前 に 立 つことはできない。あなたはすべて 悪 を 行 う 者 を 憎 まれる。
6 あなたは 偽 りを 言 う 者 を 滅 ぼされる。主 は 血 を 流 す 者 と、人 をだます 者 を 忌 みきらわれる。
7 しかし、わたしはあなたの 豊 かないつくしみによって、あなたの 家 に 入 り、聖 なる 宮 にむかって、かしこみ 伏 し 拝 みます。
8 主 よ、わたしのあだのゆえに、あなたの 義 をもってわたしを 導 き、わたしの 前 にあなたの 道 をまっすぐにしてください。
9 彼 らの 口 には 真実 がなく、彼 らの 心 には 滅 びがあり、そののどは 開 いた 墓、その 舌 はへつらいを 言 うのです。
10 神 よ、どうか 彼 らにその 罪 を 負 わせ、そのはかりごとによって、みずから 倒 れさせ、その 多 くのとがのゆえに 彼 らを 追 いだしてください。彼 らはあなたにそむいたからです。
11 しかし、すべてあなたに 寄 り 頼 む 者 を 喜 ばせ、とこしえに 喜 び 呼 ばわらせてください。また、み 名 を 愛 する 者 があなたによって 喜 びを 得 るように、彼 らをお 守 りください。
12 主 よ、あなたは 正 しい 者 を 祝福 し、盾 をもってするように、恵 みをもってこれをおおい 守 られます。
Chapter 6
聖歌隊の指揮者によってシェミニテにあわせ琴をもってうたわせたダビデの歌
1 主 よ、あなたの 怒 りをもって、わたしを 責 めず、あなたの 激 しい 怒 りをもって、わたしを 懲 しめないでください。
2 主 よ、わたしをあわれんでください。わたしは 弱 り 衰 えています。主 よ、わたしをいやしてください。わたしの 骨 は 悩 み 苦 しんでいます。
3 わたしの 魂 もまたいたく 悩 み 苦 しんでいます。主 よ、あなたはいつまでお 怒 りになるのですか。
4 主 よ、かえりみて、わたしの 命 をお 救 いください。あなたのいつくしみにより、わたしをお 助 けください。
5 死 においては、あなたを 覚 えるものはなく、陰府 においては、だれがあなたをほめたたえることができましょうか。
6 わたしは 嘆 きによって 疲 れ、夜 ごとに 涙 をもって、わたしのふしどをただよわせ、わたしのしとねをぬらした。
7 わたしの 目 は 憂 いによって 衰 え、もろもろのあだのゆえに 弱 くなった。
8 すべて 悪 を 行 う 者 よ、わたしを 離 れ 去 れ。主 はわたしの 泣 く 声 を 聞 かれた。
9 主 はわたしの 願 いを 聞 かれた。主 はわたしの 祈 をうけられる。
10 わたしの 敵 は 恥 じて、いたく 悩 み 苦 しみ、彼 らは 退 いて、たちどころに 恥 をうけるであろう。
Chapter 7
ベニヤミンびとクシのことについてダビデが主にむかってうたったシガヨンの歌
1 わが 神、主 よ、わたしはあなたに 寄 り 頼 みます。どうかすべての 追 い 迫 る 者 からわたしを 救 い、わたしをお 助 けください。
2 さもないと 彼 らは、ししのように、わたしをかき 裂 き、助 ける 者 の 来 ないうちに、引 いて 行 くでしょう。
3 わが 神、主 よ、もしわたしがこの 事 を 行 ったならば、もしわたしの 手 によこしまな 事 があるならば、
4 もしわたしの 友 に 悪 をもって 報 いたことがあり、ゆえなく、敵 のものを 略奪 したことがあるならば、
5 敵 にわたしを 追 い 捕 えさせ、わたしの 命 を 地 に 踏 みにじらせ、わたしの 魂 をちりにゆだねさせてください。[セラ
6 主 よ、怒 りをもって 立 ち、わたしの 敵 の 憤 りにむかって 立 ちあがり、わたしのために 目 をさましてください。あなたはさばきを 命 じられました。
7 もろもろの 民 をあなたのまわりにつどわせ、その 上 なる 高 みくらにおすわりください。
8 主 はもろもろの 民 をさばかれます。主 よ、わたしの 義 と、わたしにある 誠実 とに 従 って、わたしをさばいてください。
9 どうか 悪 しき 者 の 悪 を 断 ち、正 しき 者 を 堅 く 立 たせてください。義 なる 神 よ、あなたは 人 の 心 と 思 いとを 調 べられます。
10 わたしを 守 る 盾 は 神 である。神 は 心 の 直 き 者 を 救 われる。
11 神 は 義 なるさばきびと、日 ごとに 憤 りを 起 される 神 である。
12 もし 人 が 悔 い 改 めないならば、神 はそのつるぎをとぎ、その 弓 を 張 って 構 え、
13 また 死 に 至 らせる 武器 を 備 え、その 矢 を 火矢 とされる。
14 見 よ、悪 しき 者 は 邪悪 をはらみ、害毒 をやどし、偽 りを 生 む。
15 彼 は 穴 を 掘 って、それを 深 くし、みずから 作 った 穴 に 陥 る。
16 その 害毒 は 自分 のかしらに 帰 り、その 強暴 は 自分 のこうべに 下 る。
17 わたしは 主 にむかって、その 義 にふさわしい 感謝 をささげ、いと 高 き 者 なる 主 の 名 をほめ 歌 うであろう。
Chapter 8
聖歌隊の指揮者によってギテトにあわせてうたわせたダビデの歌
1 主、われらの 主 よ、あなたの 名 は 地 にあまねく、いかに 尊 いことでしょう。あなたの 栄光 は 天 の 上 にあり、
2 みどりごと、ちのみごとの 口 によって、ほめたたえられています。あなたは 敵 と 恨 みを 晴 らす 者 とを 静 めるため、あだに 備 えて、とりでを 設 けられました。
3 わたしは、あなたの 指 のわざなる 天 を 見、あなたが 設 けられた 月 と 星 とを 見 て 思 います。
4 人 は 何者 なので、これをみ 心 にとめられるのですか、人 の 子 は 何者 なので、これを 顧 みられるのですか。
5 ただ 少 しく 人 を 神 よりも 低 く 造 って、栄 えと 誉 とをこうむらせ、
6 これにみ 手 のわざを 治 めさせ、よろずの 物 をその 足 の 下 におかれました。
7 すべての 羊 と 牛、また 野 の 獣、
8 空 の 鳥 と 海 の 魚、海路 を 通 うものまでも。
9 主、われらの 主 よ、あなたの 名 は 地 にあまねく、いかに 尊 いことでしょう。
Chapter 9
聖歌隊の指揮者によってムツラベンのしらべにあわせてうたわせたダビデの歌
1 わたしは 心 をつくして 主 に 感謝 し、あなたのくすしきみわざをことごとく 宣 べ 伝 えます。
2 いと 高 き 者 よ、あなたによってわたしは 喜 びかつ 楽 しみ、あなたの 名 をほめ 歌 います。
3 わたしの 敵 は 退 くとき、つまずき 倒 れてあなたの 前 に 滅 びました。
4 あなたがわたしの 正 しい 訴 えを 助 け 守 られたからです。あなたはみくらに 座 して、正 しいさばきをされました。
5 あなたはもろもろの 国民 を 責 め、悪 しき 者 を 滅 ぼし、永久 に 彼 らの 名 を 消 し 去 られました。
6 敵 は 絶 えはてて、とこしえに 滅 び、あなたが 滅 ぼされたもろもろの 町 はその 記憶 さえ 消 えうせました。
7 しかし 主 はとこしえに、み 位 に 座 し、さばきのために、みくらを 設 けられました。
8 主 は 正義 をもって 世界 をさばき、公平 をもってもろもろの 民 をさばかれます。
9 主 はしえたげられる 者 のとりで、なやみの 時 のとりでです。
10 み 名 を 知 る 者 はあなたに 寄 り 頼 みます。主 よ、あなたを 尋 ね 求 める 者 をあなたは 捨 てられたことがないからです。
11 シオンに 住 まわれる 主 にむかってほめうたい、そのみわざをもろもろの 民 のなかに 宣 べ 伝 えよ。
12 血 を 流 す 者 にあだを 報 いられる 主 は 彼 らを 心 にとめ、苦 しむ 者 の 叫 びをお 忘 れにならないからです。
13 主 よ、わたしをあわれんでください。死 の 門 からわたしを 引 きあげられる 主 よ、あだする 者 のわたしを 悩 ますのをみそなわしてください。
14 そうすれば、わたしはあなたのすべての 誉 を 述 べ、シオンの 娘 の 門 で、あなたの 救 を 喜 ぶことができましょう。
15 もろもろの 国民 は 自分 の 作 った 穴 に 陥 り、隠 し 設 けた 網 に 自分 の 足 を 捕 えられる。
16 主 はみずからを 知 らせ、さばきを 行 われた。悪 しき 者 は 自分 の 手 で 作 ったわなに 捕 えられる。[ヒガヨン、セラ
17 悪 しき 者、また 神 を 忘 れるもろもろの 国民 は 陰府 へ 去 って 行 く。
18 貧 しい 者 は 常 に 忘 れられるのではない。苦 しむ 者 の 望 みはとこしえに 滅 びるのではない。
19 主 よ、立 ちあがってください。人 に 勝利 を 得 させず、もろもろの 国民 に、み 前 でさばきを 受 けさせてください。
20 主 よ、彼 らに 恐 れを 起 させ、もろもろの 国民 に 自分 がただ、人 であることを 知 らせてください。[セラ
Chapter 10
1 主 よ、なにゆえ 遠 く 離 れて 立 たれるのですか。なにゆえ 悩 みの 時 に 身 を 隠 されるのですか。
2 悪 しき 者 は 高 ぶって 貧 しい 者 を 激 しく 責 めます。どうぞ 彼 らがその 企 てたはかりごとにみずから 捕 えられますように。
3 悪 しき 者 は 自分 の 心 の 願 いを 誇 り、むさぼる 者 は 主 をのろい、かつ 捨 てる。
4 悪 しき 者 は 誇 り 顔 をして、神 を 求 めない。その 思 いに、すべて「神 はない」という。
5 彼 の 道 は 常 に 栄 え、あなたのさばきは 彼 を 離 れて 高 く、彼 はそのすべてのあだを 口先 で 吹 く。
6 彼 は 心 の 内 に 言 う、「わたしは 動 かされることはなく、世々 わざわいにあうことがない」と。
7 その 口 はのろいと、欺 きと、しえたげとに 満 ち、その 舌 の 下 には 害毒 と 不正 とがある。
8 彼 は 村里 の 隠 れ 場 におり、忍 びやかな 所 で 罪 のない 者 を 殺 す。その 目 は 寄 るべなき 者 をうかがい、
9 隠 れ 場 にひそむししのように、ひそかに 待 ち 伏 せする。彼 は 貧 しい 者 を 捕 えようと 待 ち 伏 せし、貧 しい 者 を 網 にひきいれて 捕 える。
10 寄 るべなき 者 は 彼 の 力 によって 打 ちくじかれ、衰 え、倒 れる。
11 彼 は 心 のうちに 言 う、「神 は 忘 れた、神 はその 顔 を 隠 した、神 は 絶 えて 見 ることはなかろう」と。
12 主 よ、立 ちあがってください。神 よ、み 手 をあげてください。苦 しむ 者 を 忘 れないでください。
13 なにゆえ、悪 しき 者 は 神 を 侮 り、心 のうちに「あなたはとがめることをしない」と 言 うのですか。
14 あなたはみそなわし、悩 みと 苦 しみとを 見 て、それをみ 手 に 取 られます。寄 るべなき 者 はあなたに 身 をゆだねるのです。あなたはいつもみなしごを 助 けられました。
15 悪 しき 者 と 悪 を 行 う 者 の 腕 を 折 り、その 悪 を一つも 残 さないまでに 探 り 出 してください。
16 主 はとこしえに 王 でいらせられる。もろもろの 国民 は 滅 びて 主 の 国 から 跡 を 断 つでしょう。
17 主 よ、あなたは 柔和 な 者 の 願 いを 聞 き、その 心 を 強 くし、耳 を 傾 けて、
18 みなしごと、しえたげられる 者 とのためにさばきを 行 われます。地 に 属 する 人 は 再 び 人 を 脅 かすことはないでしょう。
Chapter 11
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 わたしは 主 に 寄 り 頼 む。なにゆえ、あなたがたはわたしにむかって 言 うのか、「鳥 のように 山 にのがれよ。
2 見 よ、悪 しき 者 は、暗 やみで、心 の 直 き 者 を 射 ようと 弓 を 張 り、弦 に 矢 をつがえている。
3 基 が 取 りこわされるならば、正 しい 者 は 何 をなし 得 ようか」と。
4 主 はその 聖 なる 宮 にいまし、主 のみくらは 天 にあり、その 目 は 人 の 子 らをみそなわし、そのまぶたは 人 の 子 らを 調 べられる。
5 主 は 正 しき 者 をも、悪 しき 者 をも 調 べ、そのみ 心 は 乱暴 を 好 む 者 を 憎 まれる。
6 主 は 悪 しき 者 の 上 に 炭火 と 硫黄 とを 降 らせられる。燃 える 風 は 彼 らがその 杯 にうくべきものである。
7 主 は 正 しくいまして、正 しい 事 を 愛 されるからである。直 き 者 は 主 のみ 顔 を 仰 ぎ 見 るであろう。
Chapter 12
聖歌隊の指揮者によってシェミニテにあわせてうたわせたダビデの歌
1 主 よ、お 助 けください。神 を 敬 う 人 は 絶 え、忠信 な 者 は 人 の 子 らのなかから 消 えうせました。
2 人 はみなその 隣 り 人 に 偽 りを 語 り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって 語 る。
3 主 はすべてのへつらいのくちびると、大 きな 事 を 語 る 舌 とを 断 たれるように。
4 彼 らは 言 う、「わたしたちは 舌 をもって 勝 を 得 よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの 主人 であるか」と。
5 主 は 言 われる、「貧 しい 者 がかすめられ、乏 しい 者 が 嘆 くゆえに、わたしはいま 立 ちあがって、彼 らをその 慕 い 求 める 安全 な 所 に 置 こう」と。
6 主 のことばは 清 き 言葉 である。地 に 設 けた 炉 で 練 り、七たびきよめた 銀 のようである。
7 主 よ、われらを 保 ち、とこしえにこの 人々 から 免 れさせてください。
8 卑 しい 事 が 人 の 子 のなかにあがめられている 時、悪 しき 者 はいたる 所 でほしいままに 歩 いています。
Chapter 13
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 主 よ、いつまでなのですか。とこしえにわたしをお 忘 れになるのですか。いつまで、み 顔 をわたしに 隠 されるのですか。
2 いつまで、わたしは 魂 に 痛 みを 負 い、ひねもす 心 に 悲 しみをいだかなければならないのですか。いつまで 敵 はわたしの 上 にあがめられるのですか。
3 わが 神、主 よ、みそなわして、わたしに 答 え、わたしの 目 を 明 らかにしてください。さもないと、わたしは 死 の 眠 りに 陥 り、
4 わたしの 敵 は「わたしは 敵 に 勝 った」と 言 い、わたしのあだは、わたしの 動 かされることによって 喜 ぶでしょう。
5 しかしわたしはあなたのいつくしみに 信頼 し、わたしの 心 はあなたの 救 を 喜 びます。
6 主 は 豊 かにわたしをあしらわれたゆえ、わたしは 主 にむかって 歌 います。
Chapter 14
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 愚 かな 者 は 心 のうちに「神 はない」と 言 う。彼 らは 腐 れはて、憎 むべき 事 をなし、善 を 行 う 者 はない。
2 主 は 天 から 人 の 子 らを 見 おろして、賢 い 者、神 をたずね 求 める 者 があるかないかを 見 られた。
3 彼 らはみな 迷 い、みなひとしく 腐 れた。善 を 行 う 者 はない、ひとりもない。
4 すべて 悪 を 行 う 者 は 悟 りがないのか。彼 らは 物 食 うようにわが 民 をくらい、また 主 を 呼 ぶことをしない。
5 その 時、彼 らは 大 いに 恐 れた。神 は 正 しい 者 のやからと 共 におられるからである。
6 あなたがたは 貧 しい 者 の 計画 をはずかしめようとする。しかし 主 は 彼 の 避 け 所 である。
7 どうか、シオンからイスラエルの 救 が 出 るように。主 がその 民 の 繁栄 を 回復 されるとき、ヤコブは 喜 び、イスラエルは 楽 しむであろう。
Chapter 15
ダビデの歌
1 主 よ、あなたの 幕屋 にやどるべき 者 はだれですか、あなたの 聖 なる 山 に 住 むべき 者 はだれですか。
2 直 く 歩 み、義 を 行 い、心 から 真実 を 語 る 者、
3 その 舌 をもってそしらず、その 友 に 悪 をなさず、隣 り 人 に 対 するそしりを 取 りあげず、
4 その 目 は 神 に 捨 てられた 者 を 卑 しめ、主 を 恐 れる 者 を 尊 び、誓 った 事 は 自分 の 損害 になっても 変 えることなく、
5 利息 をとって 金銭 を 貸 すことなく、まいないを 取 って 罪 のない 者 の 不利 をはかることをしない 人 である。これらの 事 を 行 う 者 はとこしえに 動 かされることはない。
Chapter 16
ダビデのミクタムの歌
1 神 よ、わたしをお 守 りください。わたしはあなたに 寄 り 頼 みます。
2 わたしは 主 に 言 う、「あなたはわたしの 主、あなたのほかにわたしの 幸 はない」と。
3 地 にある 聖徒 は、すべてわたしの 喜 ぶすぐれた 人々 である。
4 おおよそ、ほかの 神 を 選 ぶ 者 は 悲 しみを 増 す。わたしは 彼 らのささげる 血 の 灌祭 を 注 がず、その 名 を 口 にとなえることをしない。
5 主 はわたしの 嗣 業、またわたしの 杯 にうくべきもの。あなたはわたしの 分 け 前 を 守 られる。
6 測 りなわは、わたしのために 好 ましい 所 に 落 ちた。まことにわたしは 良 い 嗣 業 を 得 た。
7 わたしにさとしをさずけられる 主 をほめまつる。夜 はまた、わたしの 心 がわたしを 教 える。
8 わたしは 常 に 主 をわたしの 前 に 置 く。主 がわたしの 右 にいますゆえ、わたしは 動 かされることはない。
9 このゆえに、わたしの 心 は 楽 しみ、わたしの 魂 は 喜 ぶ。わたしの 身 もまた 安 らかである。
10 あなたはわたしを 陰府 に 捨 ておかれず、あなたの 聖者 に 墓 を 見 させられないからである。
11 あなたはいのちの 道 をわたしに 示 される。あなたの 前 には 満 ちあふれる 喜 びがあり、あなたの 右 には、とこしえにもろもろの 楽 しみがある。
Chapter 17
ダビデの祈
1 主 よ、正 しい 訴 えを 聞 き、わたしの 叫 びにみ 心 をとめ、偽 りのないくちびるから 出 るわたしの 祈 に 耳 を 傾 けてください。
2 どうかわたしについての 宣告 がみ 前 から 出 て、あなたの 目 が 公平 をみられるように。
3 あなたがわたしの 心 をためし、夜、わたしに 臨 み、わたしを 試 みられても、わたしのうちになんの 悪 い 思 いをも 見 いだされないでしょう。わたしの 口 も 罪 を 犯 しません。
4 人 のおこないの 事 をいえば、あなたのくちびるの 言葉 によって、わたしは 不法 な 者 の 道 を 避 けました。
5 わたしの 歩 みはあなたの 道 に 堅 く 立 ち、わたしの 足 はすべることがなかったのです。
6 神 よ、わたしはあなたに 呼 ばわります。あなたはわたしに 答 えられます。どうか 耳 を 傾 けて、わたしの 述 べることをお 聞 きください。
7 寄 り 頼 む 者 をそのあだから 右 の 手 で 救 われる 者 よ、あなたのいつくしみを 驚 くばかりにあらわし、
8 ひとみのようにわたしを 守 り、みつばさの 陰 にわたしを 隠 し、
9 わたしをしえたげる 悪 しき 者 から、わたしを 囲 む 恐 ろしい 敵 から、のがれさせてください。
10 彼 らはその 心 を 閉 じて、あわれむことなく、その 口 をもって 高 ぶって 語 るのです。
11 彼 らはわたしを 追 いつめ、わたしを 囲 み、わたしを 地 に 投 げ 倒 さんと、その 目 をそそぎます。
12 彼 らはかき 裂 かんと、いらだつししのごとく、隠 れた 所 にひそみ 待 つ 子 じしのようです。
13 主 よ、立 ちあがって、彼 らに 立 ちむかい、彼 らを 倒 してください。つるぎをもって 悪 しき 者 からわたしのいのちをお 救 いください。
14 主 よ、み 手 をもって 人々 からわたしをお 救 いください。すなわち 自分 の 分 け 前 をこの 世 で 受 け、あなたの 宝 をもってその 腹 を 満 たされる 世 の 人々 からわたしをお 救 いください。彼 らは 多 くの 子 に 飽 き 足 り、その 富 を 幼 な 子 に 残 すのです。
15 しかしわたしは 義 にあって、み 顔 を 見、目 ざめる 時、みかたちを 見 て、満 ち 足 りるでしょう。
Chapter 18
聖歌隊の指揮者によってうたわせた主のしもべダビデの歌、すなわち主がもろもろのあだの手とサウルの手から救い出された日にダビデはこの歌の言葉を主にむかって述べて言った
1 わが 力 なる 主 よ、わたしはあなたを 愛 します。
2 主 はわが 岩、わが 城、わたしを 救 う 者、わが 神、わが 寄 り 頼 む 岩、わが 盾、わが 救 の 角、わが 高 きやぐらです。
3 わたしはほめまつるべき 主 に 呼 ばわって、わたしの 敵 から 救 われるのです。
4 死 の 綱 は、わたしを 取 り 巻 き、滅 びの 大水 は、わたしを 襲 いました。
5 陰府 の 綱 は、わたしを 囲 み、死 のわなは、わたしに 立 ちむかいました。
6 わたしは 悩 みのうちに 主 に 呼 ばわり、わが 神 に 叫 び 求 めました。主 はその 宮 からわたしの 声 を 聞 かれ、主 にさけぶわたしの 叫 びがその 耳 に 達 しました。
7 そのとき 地 は 揺 れ 動 き、山々 の 基 は 震 い 動 きました。主 がお 怒 りになったからです。
8 煙 はその 鼻 から 立 ちのぼり、火 はその 口 から 出 て 焼 きつくし、炭 はそれによって 燃 えあがりました。
9 主 は 天 をたれて 下 られ、暗 やみがその 足 の 下 にありました。
10 主 はケルブに 乗 って 飛 び、風 の 翼 をもってかけり、
11 やみをおおいとして、自分 のまわりに 置 き、水 を 含 んだ 暗 い 濃 き 雲 をその 幕屋 とされました。
12 そのみ 前 の 輝 きから 濃 き 雲 を 破 って、ひょうと 燃 える 炭 とが 降 ってきました。
13 主 はまた 天 に 雷 をとどろかせ、いと 高 き 者 がみ 声 を 出 されると、ひょうと 燃 える 炭 とが 降 ってきました。
14 主 は 矢 を 放 って 彼 らを 散 らし、いなずまをひらめかして 彼 らを 打 ち 敗 られました。
15 主 よ、そのとき、あなたのとがめと、あなたの 鼻 のいぶきとによって、海 の 底 はあらわれ、地 の 基 があらわになったのです。
16 主 は 高 い 所 からみ 手 を 伸 べて、わたしを 捕 え、大水 からわたしを 引 きあげ、
17 わたしの 強 い 敵 と、わたしを 憎 む 者 とからわたしを 助 け 出 されました。彼 らはわたしにまさって 強 かったからです。
18 彼 らはわたしの 災 の 日 にわたしを 襲 いました。しかし 主 はわたしのささえとなられました。
19 主 はわたしを 広 い 所 につれ 出 し、わたしを 喜 ばれるがゆえに、わたしを 助 けられました。
20 主 はわたしの 義 にしたがってわたしに 報 い、わたしの 手 の 清 きにしたがってわたしに 報 いかえされました。
21 わたしは 主 の 道 を 守 り、悪意 をもって、わが 神 を 離 れたことがなかったのです、
22 そのすべてのおきてはわたしの 前 にあって、わたしはその 定 めを 捨 てたことがなかったのです。
23 わたしは 主 の 前 に 欠 けたところがなく、自分 を 守 って 罪 を 犯 しませんでした。
24 このゆえに 主 はわたしの 義 にしたがい、その 目 の 前 にわたしの 手 の 清 きにしたがってわたしに 報 いられました。
25 あなたはいつくしみある 者 には、いつくしみある 者 となり、欠 けたところのない 者 には、欠 けたところのない 者 となり、
26 清 い 者 には、清 い 者 となり、ひがんだ 者 には、ひがんだ 者 となられます。
27 あなたは 苦 しんでいる 民 を 救 われますが、高 ぶる 目 をひくくされるのです。
28 あなたはわたしのともしびをともし、わが 神、主 はわたしのやみを 照 されます。
29 まことに、わたしはあなたによって 敵 軍 を 打 ち 破 り、わが 神 によって 城壁 をとび 越 えることができます。
30 この 神 こそ、その 道 は 完全 であり、主 の 言葉 は 真実 です。主 はすべて 寄 り 頼 む 者 の 盾 です。
31 主 のほかに、だれが 神 でしょうか。われらの 神 のほかに、だれが 岩 でしょうか。
32 神 はわたしに 力 を 帯 びさせ、わたしの 道 を 安全 にされました。
33 神 はわたしの 足 をめじかの 足 のようにされ、わたしを 高 い 所 に 安全 に 立 たせ、
34 わたしの 手 を 戦 いに 慣 らされたので、わたしの 腕 は 青銅 の 弓 をもひくことができます。
35 あなたはその 救 の 盾 をわたしに 与 え、あなたの 右 の 手 はわたしをささえ、あなたの 助 けはわたしを 大 いなる 者 とされました。
36 あなたがわたしの 歩 む 所 を 広 くされたので、わたしの 足 はすべらなかったのです。
37 わたしは 敵 を 追 って、これに 追 いつき、これを 滅 ぼしつくすまでは 帰 らなかったのです。
38 わたしが 彼 らを 突 き 通 したので、彼 らは 立 ちあがることができず、わたしの 足 もとに 倒 れました。
39 あなたは 戦 いのためにわたしに 力 を 帯 びさせ、わたしに 立 ち 向 かう 者 らをわたしのもとに、かがませられました。
40 あなたは 敵 にその 後 をわたしに 向 けさせられたので、わたしは 自分 を 憎 む 者 を 滅 ぼしました。
41 彼 らは 助 けを 叫 び 求 めたが、救 う 者 はなく、主 にむかって 叫 んだけれども、彼 らに 答 えられなかったのです。
42 わたしは 彼 らを 風 の 前 のちりのように 細 かに 砕 き、ちまたの 泥 のように 打 ち 捨 てました。
43 あなたは 民 の 争 いからわたしを 救 い、わたしをもろもろの 国民 のかしらとされました。わたしの 知 らなかった 民 がわたしに 仕 えました。
44 彼 らはわたしの 事 を 聞 くと、ただちにわたしに 従 い、異邦 の 人々 はきて、わたしにへつらいました。
45 異邦 の 人々 は 打 ちしおれて、その 城 から 震 えながら 出 てきました。
46 主 は 生 きておられます。わが 岩 はほむべきかな。わが 救 の 神 はあがむべきかな。
47 神 はわたしにあだを 報 いさせ、もろもろの 民 をわたしのもとに 従 わせ、
48 わたしの 敵 からわたしを 救 い 出 されました。まことに、あなたはわたしに 逆 らって 起 りたつ 者 の 上 にわたしをあげ、不法 の 人 からわたしを 救 い 出 されました。
49 このゆえに 主 よ、わたしはもろもろの 国民 のなかであなたをたたえ、あなたのみ 名 をほめ 歌 います。
50 主 はその 王 に 大 いなる 勝利 を 与 え、その 油 そそがれた 者 に、ダビデとその 子孫 とに、とこしえにいつくしみを 加 えられるでしょう。
Chapter 19
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 もろもろの 天 は 神 の 栄光 をあらわし、大空 はみ 手 のわざをしめす。
2 この 日 は 言葉 をかの 日 につたえ、この 夜 は 知識 をかの 夜 につげる。
3 話 すことなく、語 ることなく、その 声 も 聞 えないのに、
4 その 響 きは 全 地 にあまねく、その 言葉 は 世界 のはてにまで 及 ぶ。神 は 日 のために 幕屋 を 天 に 設 けられた。
5 日 は 花婿 がその 祝 のへやから 出 てくるように、また 勇士 が 競 い 走 るように、その 道 を 喜 び 走 る。
6 それは 天 のはてからのぼって、天 のはてにまで、めぐって 行 く。その 暖 まりをこうむらないものはない。
7 主 のおきては 完全 であって、魂 を 生 きかえらせ、主 のあかしは 確 かであって、無学 な 者 を 賢 くする。
8 主 のさとしは 正 しくて、心 を 喜 ばせ、主 の 戒 めはまじりなくて、眼 を 明 らかにする。
9 主 を 恐 れる 道 は 清 らかで、とこしえに 絶 えることがなく、主 のさばきは 真実 であって、ことごとく 正 しい。
10 これらは 金 よりも、多 くの 純金 よりも 慕 わしく、また 蜜 よりも、蜂 の 巣 のしたたりよりも 甘 い。
11 あなたのしもべは、これらによって 戒 めをうける。これらを 守 れば、大 いなる 報 いがある。
12 だれが 自分 のあやまちを 知 ることができましようか。どうか、わたしを 隠 れたとがから 解 き 放 ってください。
13 また、あなたのしもべを 引 きとめて、故意 の 罪 を 犯 させず、これに 支配 されることのないようにしてください。そうすれば、わたしはあやまちのない 者 となって、大 いなるとがを 免 れることができるでしょう。
14 わが 岩、わがあがないぬしなる 主 よ、どうか、わたしの 口 の 言葉 と、心 の 思 いがあなたの 前 に 喜 ばれますように。
Chapter 20
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 主 が 悩 みの 日 にあなたに 答 え、ヤコブの 神 のみ 名 があなたを 守 られるように。
2 主 が 聖所 から 助 けをあなたにおくり、シオンからあなたをささえ、
3 あなたのもろもろの 供 え 物 をみ 心 にとめ、あなたの 燔祭 をうけられるように。[セラ
4 主 があなたの 心 の 願 いをゆるし、あなたのはかりごとをことごとく 遂 げさせられるように。
5 われらがあなたの 勝利 を 喜 びうたい、われらの 神 のみ 名 によって 旗 を 揚 げるように。主 があなたの 求 めをすべて 遂 げさせられるように。
6 今 わたしは 知 る、主 はその 油 そそがれた 者 を 助 けられることを。主 はその 右 の 手 による 大 いなる 勝利 をもってその 聖 なる 天 から 彼 に 答 えられるであろう。
7 ある 者 は 戦車 を 誇 り、ある 者 は 馬 を 誇 る。しかしわれらは、われらの 神、主 のみ 名 を 誇 る。
8 彼 らはかがみ、また 倒 れる。しかしわれらは 起 きて、まっすぐに 立 つ。
9 主 よ、王 に 勝利 をおさずけください。われらが 呼 ばわる 時、われらにお 答 えください。
Chapter 21
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 主 よ、王 はあなたの 力 によって 喜 び、あなたの 助 けによって、いかに 大 きな 喜 びをもつことでしょう。
2 あなたは 彼 の 心 の 願 いをゆるし、そのくちびるの 求 めをいなまれなかった。[セラ
3 あなたは 大 いなる 恵 みをもって 彼 を 迎 え、そのかしらに 純金 の 冠 をいただかせられる。
4 彼 がいのちを 求 めると、あなたはそれを 彼 にさずけ、世々 限 りなくそのよわいを 長 くされた。
5 あなたの 助 けによって 彼 の 栄光 は 大 きい。あなたは 誉 と 威厳 とを 彼 に 与 えられる。
6 まことに、あなたは 彼 をとこしえに 恵 まれた 者 とし、み 前 に 喜 びをもって 楽 しませられる。
7 王 は 主 に 信頼 するゆえ、いと 高 き 者 のいつくしみをこうむって、動 かされることはない。
8 あなたの 手 はもろもろの 敵 を 尋 ね 出 し、あなたの 右 の 手 はあなたを 憎 む 者 を 尋 ね 出 すであろう。
9 あなたが 怒 る 時、彼 らを 燃 える 炉 のようにするであろう。主 はみ 怒 りによって 彼 らをのみつくされる。火 は 彼 らを 食 いつくすであろう。
10 あなたは 彼 らのすえを 地 から 断 ち、彼 らの 種 を 人 の 子 らの 中 から 滅 ぼすであろう。
11 たとい 彼 らがあなたにむかって 悪 い 事 を 企 て、悪 いはかりごとを 思 いめぐらしても、なし 遂 げることはできない。
12 あなたは 彼 らを 逃 げ 走 らせ、あなたの 弓弦 を 張 って、彼 らの 顔 をねらうであろう。
13 主 よ、力 をあらわして、みずからを 高 くしてください。われらはあなたの 大能 をうたい、かつほめたたえるでしょう。
Chapter 22
聖歌隊の指揮者によってあけぼののめじかのしらべにあわせてうたわせたダビデの歌
1 わが 神、わが 神、なにゆえわたしを 捨 てられるのですか。なにゆえ 遠 く 離 れてわたしを 助 けず、わたしの 嘆 きの 言葉 を 聞 かれないのですか。
2 わが 神 よ、わたしが 昼 よばわっても、あなたは 答 えられず、夜 よばわっても 平安 を 得 ません。
3 しかしイスラエルのさんびの 上 に 座 しておられるあなたは 聖 なるおかたです。
4 われらの 先祖 たちはあなたに 信頼 しました。彼 らが 信頼 したので、あなたは 彼 らを 助 けられました。
5 彼 らはあなたに 呼 ばわって 救 われ、あなたに 信頼 して 恥 をうけなかったのです。
6 しかし、わたしは 虫 であって、人 ではない。人 にそしられ、民 に 侮 られる。
7 すべてわたしを 見 る 者 は、わたしをあざ 笑 い、くちびるを 突 き 出 し、かしらを 振 り 動 かして 言 う、
8 「彼 は 主 に 身 をゆだねた、主 に 彼 を 助 けさせよ。主 は 彼 を 喜 ばれるゆえ、主 に 彼 を 救 わせよ」と。
9 しかし、あなたはわたしを 生 れさせ、母 のふところにわたしを 安 らかに 守 られた 方 です。
10 わたしは 生 れた 時 から、あなたにゆだねられました。母 の 胎 を 出 てからこのかた、あなたはわたしの 神 でいらせられました。
11 わたしを 遠 く 離 れないでください。悩 みが 近 づき、助 ける 者 がないのです。
12 多 くの 雄牛 はわたしを 取 り 巻 き、バシャンの 強 い 雄牛 はわたしを 囲 み、
13 かき 裂 き、ほえたけるししのように、わたしにむかって 口 を 開 く。
14 わたしは 水 のように 注 ぎ 出 され、わたしの 骨 はことごとくはずれ、わたしの 心臓 は、ろうのように、胸 のうちで 溶 けた。
15 わたしの 力 は 陶器 の 破片 のようにかわき、わたしの 舌 はあごにつく。あなたはわたしを 死 のちりに 伏 させられる。
16 まことに、犬 はわたしをめぐり、悪 を 行 う 者 の 群 れがわたしを 囲 んで、わたしの 手 と 足 を 刺 し 貫 いた。
17 わたしは 自分 の 骨 をことごとく 数 えることができる。彼 らは 目 をとめて、わたしを 見 る。
18 彼 らは 互 にわたしの 衣服 を 分 け、わたしの 着物 をくじ 引 にする。
19 しかし 主 よ、遠 く 離 れないでください。わが 力 よ、速 く 来 てわたしをお 助 けください。
20 わたしの 魂 をつるぎから、わたしのいのちを 犬 の 力 から 助 け 出 してください。
21 わたしをししの 口 から、苦 しむわが 魂 を 野牛 の 角 から 救 い 出 してください。
22 わたしはあなたのみ 名 を 兄弟 たちに 告 げ、会衆 の 中 であなたをほめたたえるでしょう。
23 主 を 恐 れる 者 よ、主 をほめたたえよ。ヤコブのもろもろのすえよ、主 をあがめよ。イスラエルのもろもろのすえよ、主 をおじおそれよ。
24 主 が 苦 しむ 者 の 苦 しみをかろんじ、いとわれず、またこれにみ 顔 を 隠 すことなく、その 叫 ぶときに 聞 かれたからである。
25 大 いなる 会衆 の 中 で、わたしのさんびはあなたから 出 るのです。わたしは 主 を 恐 れる 者 の 前 で、わたしの 誓 いを 果 します。
26 貧 しい 者 は 食 べて 飽 くことができ、主 を 尋 ね 求 める 者 は 主 をほめたたえるでしょう。どうか、あなたがたの 心 がとこしえに 生 きるように。
27 地 のはての 者 はみな 思 い 出 して、主 に 帰 り、もろもろの 国 のやからはみな、み 前 に 伏 し 拝 むでしょう。
28 国 は 主 のものであって、主 はもろもろの 国民 を 統 べ 治 められます。
29 地 の 誇 り 高 ぶる 者 はみな 主 を 拝 み、ちりに 下 る 者 も、おのれを 生 きながらえさせえない 者 も、みなそのみ 前 にひざまずくでしょう。
30 子々孫々、主 に 仕 え、人々 は 主 のことをきたるべき 代 まで 語 り 伝 え、
31 主 がなされたその 救 を 後 に 生 れる 民 にのべ 伝 えるでしょう。
Chapter 23
ダビデの歌
1 主 はわたしの 牧者 であって、わたしには 乏 しいことがない。
2 主 はわたしを 緑 の 牧場 に 伏 させ、いこいのみぎわに 伴 われる。
3 主 はわたしの 魂 をいきかえらせ、み 名 のためにわたしを 正 しい 道 に 導 かれる。
4 たといわたしは 死 の 陰 の 谷 を 歩 むとも、わざわいを 恐 れません。あなたがわたしと 共 におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを 慰 めます。
5 あなたはわたしの 敵 の 前 で、わたしの 前 に 宴 を 設 け、わたしのこうべに 油 をそそがれる。わたしの 杯 はあふれます。
6 わたしの 生 きているかぎりは 必 ず 恵 みといつくしみとが 伴 うでしょう。わたしはとこしえに 主 の 宮 に 住 むでしょう。
Chapter 24
ダビデの歌
1 地 と、それに 満 ちるもの、世界 と、そのなかに 住 む 者 とは 主 のものである。
2 主 はその 基 を 大海 のうえにすえ、大川 のうえに 定 められた。
3 主 の 山 に 登 るべき 者 はだれか。その 聖所 に 立 つべき 者 はだれか。
4 手 が 清 く、心 のいさぎよい 者、その 魂 がむなしい 事 に 望 みをかけない 者、偽 って 誓 わない 者 こそ、その 人 である。
5 このような 人 は 主 から 祝福 をうけ、その 救 の 神 から 義 をうける。
6 これこそ 主 を 慕 う 者 のやから、ヤコブの 神 の、み 顔 を 求 める 者 のやからである。[セラ
7 門 よ、こうべをあげよ。とこしえの 戸 よ、あがれ。栄光 の 王 がはいられる。
8 栄光 の 王 とはだれか。強 く 勇 ましい 主、戦 いに 勇 ましい 主 である。
9 門 よ、こうべをあげよ。とこしえの 戸 よ、あがれ。栄光 の 王 がはいられる。
10 この 栄光 の 王 とはだれか。万軍 の 主、これこそ 栄光 の 王 である。[セラ
Chapter 25
ダビデの歌
1 主 よ、わが 魂 はあなたを 仰 ぎ 望 みます。
2 わが 神 よ、わたしはあなたに 信頼 します。どうか、わたしをはずかしめず、わたしの 敵 を 勝 ち 誇 らせないでください。
3 すべてあなたを 待 ち 望 む 者 をはずかしめず、みだりに 信義 にそむく 者 をはずかしめてください。
4 主 よ、あなたの 大路 をわたしに 知 らせ、あなたの 道 をわたしに 教 えてください。
5 あなたのまことをもって、わたしを 導 き、わたしを 教 えてください。あなたはわが 救 の 神 です。わたしはひねもすあなたを 待 ち 望 みます。
6 主 よ、あなたのあわれみと、いつくしみとを 思 い 出 してください。これはいにしえから 絶 えることがなかったのです。
7 わたしの 若 き 時 の 罪 と、とがとを 思 い 出 さないでください。主 よ、あなたの 恵 みのゆえに、あなたのいつくしみにしたがって、わたしを 思 い 出 してください。
8 主 は 恵 みふかく、かつ 正 しくいらせられる。それゆえ、主 は 道 を 罪 びとに 教 え、
9 へりくだる 者 を 公義 に 導 き、へりくだる 者 にその 道 を 教 えられる。
10 主 のすべての 道 はその 契約 とあかしとを 守 る 者 にはいつくしみであり、まことである。
11 主 よ、み 名 のために、わたしの 罪 をおゆるしください。わたしの 罪 は 大 きいのです。
12 主 を 恐 れる 人 はだれか。主 はその 選 ぶべき 道 をその 人 に 教 えられる。
13 彼 はみずからさいわいに 住 まい、そのすえは 地 を 継 ぐであろう。
14 主 の 親 しみは 主 をおそれる 者 のためにあり、主 はその 契約 を 彼 らに 知 らせられる。
15 わたしの 目 は 常 に 主 に 向 かっている。主 はわたしの 足 を 網 から 取 り 出 されるからである。
16 わたしをかえりみ、わたしをあわれんでください。わたしはひとりわびしく 苦 しんでいるのです。
17 わたしの 心 の 悩 みをゆるめ、わたしを 苦 しみから 引 き 出 してください。
18 わたしの 苦 しみ 悩 みをかえりみ、わたしのすべての 罪 をおゆるしください。
19 わたしの 敵 がいかに 多 く、かつ 激 しい 憎 しみをもってわたしを 憎 んでいるかをごらんください。
20 わたしの 魂 を 守 り、わたしをお 助 けください。わたしをはずかしめないでください。わたしはあなたに 寄 り 頼 んでいます。
21 どうか、誠実 と 潔白 とが、わたしを 守 ってくれるように。わたしはあなたを 待 ち 望 んでいます。
22 神 よ、イスラエルをあがない、すべての 悩 みから 救 いだしてください。
Chapter 26
ダビデの歌
1 主 よ、わたしをさばいてください。わたしは 誠実 に 歩 み、迷 うことなく 主 に 信頼 しています。
2 主 よ、わたしをためし、わたしを 試 み、わたしの 心 と 思 いとを 練 りきよめてください。
3 あなたのいつくしみはわたしの 目 の 前 にあり、わたしはあなたのまことによって 歩 みました。
4 わたしは 偽 る 人々 と 共 にすわらず、偽善者 と 交 わらず、
5 悪 を 行 う 者 のつどいを 憎 み、悪 しき 者 と 共 にすわることをしません。
6 主 よ、わたしは 手 を 洗 って、罪 のないことを 示 し、あなたの 祭壇 をめぐって、
7 感謝 の 歌 を 声 高 くうたい、あなたのくすしきみわざをことごとくのべ 伝 えます。
8 主 よ、わたしはあなたの 住 まわれる 家 と、あなたの 栄光 のとどまる 所 とを 愛 します。
9 どうか、わたしを 罪 びとと 共 に、わたしのいのちを、血 を 流 す 人々 と 共 に、取 り 去 らないでください。
10 彼 らの 手 には 悪 い 企 てがあり、彼 らの 右 の 手 は、まいないで 満 ちています。
11 しかしわたしは 誠実 に 歩 みます。わたしをあがない、わたしをあわれんでください。
12 わたしの 足 は 平 らかな 所 に 立 っています。わたしは 会衆 のなかで 主 をたたえましょう。
Chapter 27
ダビデの歌
1 主 はわたしの 光、わたしの 救 だ、わたしはだれを 恐 れよう。主 はわたしの 命 のとりでだ。わたしはだれをおじ 恐 れよう。
2 わたしのあだ、わたしの 敵 である 悪 を 行 う 者 どもが、襲 ってきて、わたしをそしり、わたしを 攻 めるとき、彼 らはつまずき 倒 れるであろう。
3 たとい 軍勢 が 陣営 を 張 って、わたしを 攻 めても、わたしの 心 は 恐 れない。たといいくさが 起 って、わたしを 攻 めても、なおわたしはみずから 頼 むところがある。
4 わたしは一つの 事 を 主 に 願 った、わたしはそれを 求 める。わたしの 生 きるかぎり、主 の 家 に 住 んで、主 のうるわしきを 見、その 宮 で 尋 ねきわめることを。
5 それは 主 が 悩 みの 日 に、その 仮屋 のうちにわたしを 潜 ませ、その 幕屋 の 奥 にわたしを 隠 し、岩 の 上 にわたしを 高 く 置 かれるからである。
6 今 わたしのこうべはわたしをめぐる 敵 の 上 に 高 くあげられる。それゆえ、わたしは 主 の 幕屋 で 喜 びの 声 をあげて、いけにえをささげ、歌 って、主 をほめたたえるであろう。
7 主 よ、わたしが 声 をあげて 呼 ばわるとき、聞 いて、わたしをあわれみ、わたしに 答 えてください。
8 あなたは 仰 せられました、「わが 顔 をたずね 求 めよ」と。あなたにむかって、わたしの 心 は 言 います、「主 よ、わたしはみ 顔 をたずね 求 めます」と。
9 み 顔 をわたしに 隠 さないでください。怒 ってあなたのしもべを 退 けないでください。あなたはわたしの 助 けです。わが 救 の 神 よ、わたしを 追 い 出 し、わたしを 捨 てないでください。
10 たとい 父母 がわたしを 捨 てても、主 がわたしを 迎 えられるでしょう。
11 主 よ、あなたの 道 をわたしに 教 え、わたしのあだのゆえに、わたしを 平 らかな 道 に 導 いてください。
12 わたしのあだの 望 むがままに、わたしを 引 き 渡 さないでください。偽 りのあかしをする 者 がわたしに 逆 らって 起 り、暴言 を 吐 くからです。
13 わたしは 信 じます、生 ける 者 の 地 でわたしは 主 の 恵 みを 見 ることを。
14 主 を 待 ち 望 め、強 く、かつ 雄々 しくあれ。主 を 待 ち 望 め。
Chapter 28
ダビデの歌
1 主 よ、わたしはあなたにむかって 呼 ばわります。わが 岩 よ、わたしにむかって 耳 しいとならないでください。もしあなたが 黙 っておられるならば、おそらく、わたしは 墓 に 下 る 者 と 等 しくなるでしょう。
2 わたしがあなたにむかって 助 けを 求 め、あなたの 至聖所 にむかって 手 をあげるとき、わたしの 願 いの 声 を 聞 いてください。
3 悪 しき 者 および 悪 を 行 う 者 らと 共 にわたしを 引 き 行 かないでください。彼 らはその 隣 り 人 とむつまじく 語 るけれども、その 心 には 害悪 をいだく 者 です。
4 どうぞ、そのわざにしたがい、その 悪 しき 行 いにしたがって 彼 らに 報 い、その 手 のわざにしたがって 彼 らに 報 い、その 受 くべき 罰 を 彼 らに 与 えてください。
5 彼 らは 主 のもろもろのみわざと、み 手 のわざとを 顧 みないゆえに、主 は 彼 らを 倒 して、再 び 建 てられることはない。
6 主 はほむべきかな。主 はわたしの 願 いの 声 を 聞 かれた。
7 主 はわが 力、わが 盾。わたしの 心 は 主 に 寄 り 頼 む。わたしは 助 けを 得 たので、わたしの 心 は 大 いに 喜 び、歌 をもって 主 をほめたたえる。
8 主 はその 民 の 力、その 油 そそがれた 者 の 救 のとりでである。
9 どうぞ、あなたの 民 を 救 い、あなたの 嗣 業 を 恵 み、彼 らの 牧者 となって、とこしえに 彼 らをいだき 導 いてください。
Chapter 29
ダビデの歌
1 神 の 子 らよ、主 に 帰 せよ、栄光 と 力 とを 主 に 帰 せよ。
2 み 名 の 栄光 を 主 に 帰 せよ、聖 なる 装 いをもって 主 を 拝 め。
3 主 のみ 声 は 水 の 上 にあり、栄光 の 神 は 雷 をとどろかせ、主 は 大 水 の 上 におられる。
4 主 のみ 声 は 力 があり、主 のみ 声 は 威厳 がある。
5 主 のみ 声 は 香柏 を 折 り 砕 き、主 はレバノンの 香柏 を 折 り 砕 かれる。
6 主 はレバノンを 子 牛 のように 踊 らせ、シリオンを 若 い 野牛 のように 踊 らされる。
7 主 のみ 声 は 炎 をひらめかす。
8 主 のみ 声 は 荒野 を 震 わせ、主 はカデシの 荒野 を 震 わされる。
9 主 のみ 声 はかしの 木 を 巻 きあげ、また 林 を 裸 にする。その 宮 で、すべてのものは 呼 ばわって 言 う、「栄光」と。
10 主 は洪 水 の 上 に 座 し、主 はみくらに 座 して、とこしえに 王 であらせられる。
11 主 はその 民 に 力 を 与 え、平安 をもってその 民 を 祝福 されるであろう。
Chapter 30
宮をささげるときにうたったダビデの歌
1 主 よ、わたしはあなたをあがめます。あなたはわたしを 引 きあげ、敵 がわたしの 事 によって 喜 ぶのを、ゆるされなかったからです。
2 わが 神、主 よ、わたしがあなたにむかって 助 けを 叫 び 求 めると、あなたはわたしをいやしてくださいました。
3 主 よ、あなたはわたしの 魂 を 陰府 からひきあげ、墓 に 下 る 者 のうちから、わたしを 生 き 返 らせてくださいました。
4 主 の 聖徒 よ、主 をほめうたい、その 聖 なるみ 名 に 感謝 せよ。
5 その 怒 りはただつかのまで、その 恵 みはいのちのかぎり 長 いからである。夜 はよもすがら 泣 きかなしんでも、朝 と 共 に 喜 びが 来 る。
6 わたしは 安 らかな 時 に 言 った、「わたしは 決 して 動 かされることはない」と。
7 主 よ、あなた 恵 みをもって、わたしをゆるがない 山 のように 堅 くされました。あなたがみ 顔 をかくされたので、わたしはおじ 惑 いました。
8 主 よ、わたしはあなたに 呼 ばわりました。ひたすら 主 に 請 い 願 いました、
9 「わたしが 墓 に 下 るならば、わたしの 死 になんの 益 があるでしょうか。ちりはあなたをほめたたえるでしょうか。あなたのまことをのべ 伝 えるでしょうか。
10 主 よ、聞 いてください、わたしをあわれんでください。主 よ、わたしの 助 けとなってください」と。
11 あなたはわたしのために、嘆 きを 踊 りにかえ、荒布 を 解 き、喜 びをわたしの 帯 とされました。
12 これはわたしの 魂 があなたをほめたたえて、口 をつぐむことのないためです。わが 神、主 よ、わたしはとこしえにあなたに 感謝 します。
Chapter 31
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 主 よ、わたしはあなたに 寄 り 頼 みます。とこしえにわたしをはずかしめず、あなたの 義 をもってわたしをお 助 けください。
2 あなたの 耳 をわたしに 傾 けて、すみやかにわたしをお 救 いください。わたしのためにのがれの 岩 となり、わたしを 救 う 堅固 な 城 となってください。
3 まことに、あなたはわたしの 岩、わたしの 城 です。み 名 のためにわたしを 引 き、わたしを 導 き、
4 わたしのためにひそかに 設 けた 網 からわたしを 取 り 出 してください。あなたはわたしの 避 け 所 です。
5 わたしは、わが 魂 をみ 手 にゆだねます。主、まことの 神 よ、あなたはわたしをあがなわれました。
6 あなたはむなしい 偶像 に 心 を 寄 せる 者 を 憎 まれます。しかしわたしは 主 に 信頼 し、
7 あなたのいつくしみを 喜 び 楽 しみます。あなたがわたしの 苦 しみをかえりみ、わたしの 悩 みにみこころをとめ、
8 わたしを 敵 の 手 にわたさず、わたしの 足 を 広 い 所 に 立 たせられたからです。
9 主 よ、わたしをあわれんでください。わたしは 悩 み 苦 しんでいます。わたしの 目 は 憂 いによって 衰 え、わたしの 魂 も、からだもまた 衰 えました。
10 わたしのいのちは 悲 しみによって 消 えゆき、わたしの 年 は 嘆 きによって 消 えさり、わたしの 力 は 苦 しみによって 尽 き、わたしの 骨 は 枯 れはてました。
11 わたしはすべてのあだにそしられる 者 となり、隣 り 人 には 恐 れられ、知 り 人 には 恐 るべき 者 となり、ちまたでわたしを 見 る 者 は 避 けて 逃 げます。
12 わたしは 死 んだ 者 のように 人 の 心 に 忘 れられ、破 れた 器 のようになりました。
13 まことに、わたしは 多 くの 人 のささやくのを 聞 きます、「至 る 所 に 恐 るべきことがある」と。彼 らはわたしに 逆 らってともに 計 り、わたしのいのちを 取 ろうと、たくらむのです。
14 しかし、主 よ、わたしはあなたに 信頼 して、言 います、「あなたはわたしの 神 である」と。
15 わたしの 時 はあなたのみ 手 にあります。わたしをわたしの 敵 の 手 と、わたしを 責 め 立 てる 者 から 救 い 出 してください。
16 み 顔 をしもべの 上 に 輝 かせ、いつくしみをもってわたしをお 救 いください。
17 主 よ、わたしはあなたに 呼 ばわります、わたしをはずかしめないでください。悪 しき 者 に 恥 をうけさせ、彼 らに 声 をあげさせずに 陰府 に 行 かせてください。
18 高 ぶりと 侮 りとをもって 正 しい 者 をみだりにそしる 偽 りのくちびるをつぐませてください。
19 あなたを 恐 れる 者 のためにたくわえ、あなたに 寄 り 頼 む 者 のために 人 の 子 らの 前 に 施 されたあなたの 恵 みはいかに 大 いなるものでしょう。
20 あなたは 彼 らをみ 前 のひそかな 所 に 隠 して 人々 のはかりごとを 免 れさせ、また 仮屋 のうちに 潜 ませて 舌 の 争 いを 避 けさせられます。
21 主 はほむべきかな、包囲 された 町 のようにわたしが 囲 まれたとき、主 は 驚 くばかりに、いつくしみをわたしに 示 された。
22 わたしは 驚 きあわてて 言 った、「わたしはあなたの 目 の 前 から 断 たれた」と。しかしわたしがあなたに 助 けを 呼 び 求 めたとき、わたしの 願 いを 聞 きいれられた。
23 すべての 聖徒 よ、主 を 愛 せよ。主 は 真実 な 者 を 守 られるが、おごりふるまう 者 にはしたたかに 報 いられる。
24 すべて 主 を 待 ち 望 む 者 よ、強 くあれ、心 を 雄々 しくせよ。
Chapter 32
ダビデのマスキールの歌
1 そのとががゆるされ、その 罪 がおおい 消 される 者 はさいわいである。
2 主 によって 不義 を 負 わされず、その 霊 に 偽 りのない 人 はさいわいである。
3 わたしが 自分 の 罪 を 言 いあらわさなかった 時 は、ひねもす 苦 しみうめいたので、わたしの 骨 はふるび 衰 えた。
4 あなたのみ 手 が 昼 も 夜 も、わたしの 上 に 重 かったからである。わたしの 力 は、夏 のひでりによってかれるように、かれ 果 てた。[セラ
5 わたしは 自分 の 罪 をあなたに 知 らせ、自分 の 不義 を 隠 さなかった。わたしは 言 った、「わたしのとがを 主 に 告白 しよう」と。その 時 あなたはわたしの 犯 した 罪 をゆるされた。[セラ
6 このゆえに、すべて 神 を 敬 う 者 はあなたに 祈 る。大水 の 押 し 寄 せる 悩 みの 時 にもその 身 に 及 ぶことはない。
7 あなたはわたしの 隠 れ 場 であって、わたしを 守 って 悩 みを 免 れさせ、救 をもってわたしを 囲 まれる。[セラ
8 わたしはあなたを 教 え、あなたの 行 くべき 道 を 示 し、わたしの 目 をあなたにとめて、さとすであろう。
9 あなたはさとりのない 馬 のようであってはならない。また 騾馬 のようであってはならない。彼 らはくつわ、たづなをもっておさえられなければ、あなたに 従 わないであろう。
10 悪 しき 者 は 悲 しみが 多 い。しかし 主 に 信頼 する 者 はいつくしみで 囲 まれる。
11 正 しき 者 よ、主 によって 喜 び 楽 しめ、すべて 心 の 直 き 者 よ、喜 びの 声 を 高 くあげよ。
Chapter 33
1 正 しき 者 よ、主 によって 喜 べ、さんびは 直 き 者 にふさわしい。
2 琴 をもって 主 をさんびせよ、十弦 の 立琴 をもって 主 をほめたたえよ。
3 新 しい 歌 を 主 にむかって 歌 い、喜 びの 声 をあげて 巧 みに 琴 をかきならせ。
4 主 のみことばは 直 く、そのすべてのみわざは 真実 だからである。
5 主 は 正義 と 公平 とを 愛 される。地 は 主 のいつくしみで 満 ちている。
6 もろもろの 天 は 主 のみことばによって 造 られ、天 の 万軍 は 主 の 口 の 息 によって 造 られた。
7 主 は 海 の 水 を 水 がめの 中 に 集 めるように 集 め、深 い 淵 を 倉 におさめられた。
8 全 地 は 主 を 恐 れ、世 に 住 むすべての 者 は 主 を 恐 れかしこめ。
9 主 が 仰 せられると、そのようになり、命 じられると、堅 く 立 ったからである。
10 主 はもろもろの 国 のはかりごとをむなしくし、もろもろの 民 の 企 てをくじかれる。
11 主 のはかりごとはとこしえに 立 ち、そのみこころの 思 いは 世々 に 立 つ。
12 主 をおのが 神 とする 国 はさいわいである。主 がその 嗣 業 として 選 ばれた 民 はさいわいである。
13 主 は 天 から 見 おろされ、すべての 人 の 子 らを 見、
14 そのおられる 所 から 地 に 住 むすべての 人 をながめられる。
15 主 はすべて 彼 らの 心 を 造 り、そのすべてのわざに 心 をとめられる。
16 王 はその 軍勢 の 多 きによって 救 を 得 ない。勇士 はその 力 の 大 いなるによって 助 けを 得 ない。
17 馬 は 勝利 に 頼 みとならない。その 大 いなる 力 も 人 を 助 けることはできない。
18 見 よ、主 の 目 は 主 を 恐 れる 者 の 上 にあり、そのいつくしみを 望 む 者 の 上 にある。
19 これは 主 が 彼 らの 魂 を 死 から 救 い、ききんの 時 にも 生 きながらえさせるためである。
20 われらの 魂 は 主 を 待 ち 望 む。主 はわれらの 助 け、われらの 盾 である。
21 われらは 主 の 聖 なるみ 名 に 信頼 するがゆえに、われらの 心 は 主 にあって 喜 ぶ。
22 主 よ、われらが 待 ち 望 むように、あなたのいつくしみをわれらの 上 にたれてください。
Chapter 34
ダビデがアビメレクの前で狂ったさまをよそおい、追われて出ていったときの歌
1 わたしは 常 に 主 をほめまつる。そのさんびはわたしの 口 に 絶 えない。
2 わが 魂 は 主 によって 誇 る。苦 しむ 者 はこれを 聞 いて 喜 ぶであろう。
3 わたしと 共 に 主 をあがめよ、われらは 共 にみ 名 をほめたたえよう。
4 わたしが 主 に 求 めたとき、主 はわたしに 答 え、すべての 恐 れからわたしを 助 け 出 された。
5 主 を 仰 ぎ 見 て、光 を 得 よ、そうすれば、あなたがたは、恥 じて 顔 を 赤 くすることはない。
6 この 苦 しむ 者 が 呼 ばわったとき、主 は 聞 いて、すべての 悩 みから 救 い 出 された。
7 主 の 使 は 主 を 恐 れる 者 のまわりに 陣 をしいて 彼 らを 助 けられる。
8 主 の 恵 みふかきことを 味 わい 知 れ、主 に 寄 り 頼 む 人 はさいわいである。
9 主 の 聖徒 よ、主 を 恐 れよ、主 を 恐 れる 者 には 乏 しいことがないからである。
10 若 きししは 乏 しくなって 飢 えることがある。しかし 主 を 求 める 者 は 良 き 物 に 欠 けることはない。
11 子 らよ、来 てわたしに 聞 け、わたしは 主 を 恐 るべきことをあなたがたに 教 えよう。
12 さいわいを 見 ようとして、いのちを 慕 い、ながらえることを 好 む 人 はだれか。
13 あなたの 舌 をおさえて 悪 を 言 わせず、あなたのくちびるをおさえて 偽 りを 言 わすな。
14 悪 を 離 れて 善 をおこない、やわらぎを 求 めて、これを 努 めよ。
15 主 の 目 は 正 しい 人 をかえりみ、その 耳 は 彼 らの 叫 びに 傾 く。
16 主 のみ 顔 は 悪 を 行 う 者 にむかい、その 記憶 を 地 から 断 ち 滅 ぼされる。
17 正 しい 者 が 助 けを 叫 び 求 めるとき、主 は 聞 いて、彼 らをそのすべての 悩 みから 助 け 出 される。
18 主 は 心 の 砕 けた 者 に 近 く、たましいの 悔 いくずおれた 者 を 救 われる。
19 正 しい 者 には 災 が 多 い。しかし、主 はすべてその 中 から 彼 を 助 け 出 される。
20 主 は 彼 の 骨 をことごとく 守 られる。その一つだに 折 られることはない。
21 悪 は 悪 しき 者 を 殺 す。正 しい 者 を 憎 む 者 は 罪 に 定 められる。
22 主 はそのしもべらの 命 をあがなわれる。主 に 寄 り 頼 む 者 はひとりだに 罪 に 定 められることはない。
Chapter 35
ダビデの歌
1 主 よ、わたしと 争 う 者 とあらそい、わたしと 戦 う 者 と 戦 ってください。
2 盾 と 大盾 とを 執 って、わたしを 助 けるために 立 ちあがってください。
3 やりと 投 げやりとを 抜 いて、わたしに 追 い 迫 る 者 に 立 ちむかい、「わたしはおまえの 救 である」と、わたしに 言 ってください。
4 どうか、わたしの 命 を 求 める 者 をはずかしめ、いやしめ、わたしにむかって 悪 をたくらむ 者 を 退 け、あわてふためかせてください。
5 彼 らを 風 の 前 のもみがらのようにし、主 の 使 に 彼 らを 追 いやらせてください。
6 彼 らの 道 を 暗 く、なめらかにし、主 の 使 に 彼 らを 追 い 行 かせてください。
7 彼 らはゆえなくわたしのために 網 を 隠 し、ゆえなくわたしのために 穴 を 掘 ったからです。
8 不意 に 滅 びを 彼 らに 臨 ませ、みずから 隠 した 網 にとらえられ、彼 らを 滅 びに 陥 らせてください。
9 そのときわが 魂 は 主 によって 喜 び、その 救 をもって 楽 しむでしょう。
10 わたしの 骨 はことごとく 言 うでしょう、「主 よ、だれかあなたにたぐうべき 者 がありましょう。あなたは 弱 い 者 を 強 い 者 から 助 け 出 し、弱 い 者 と 貧 しい 者 を、かすめ 奪 う 者 から 助 け 出 される 方 です」と。
11 悪意 のある 証人 が 起 って、わたしの 知 らない 事 をわたしに 尋 ねる。
12 彼 らは 悪 をもってわたしの 善 に 報 い、わが 魂 を 寄 るべなき 者 とした。
13 しかし、わたしは 彼 らが 病 んだとき、荒布 をまとい、断食 してわが 身 を 苦 しめた。わたしは 胸 にこうべをたれて 祈 った、
14 ちょうど、わが 友、わが 兄弟 のために 悲 しんだかのように。わたしは 母 をいたむ 者 のように 悲 しみうなだれて 歩 きまわった。
15 しかし 彼 らはわたしのつまずくとき、喜 びつどい、ともに 集 まってわたしを 責 めた。わたしの 知 らない 他国 の 者 はわたしをののしってやめなかった。
16 彼 らはますます、けがす 言葉 をもってあざけり、わたしにむかって 歯 をかみならした。
17 主 よ、いつまであなたはながめておられますか、わたしを 彼 らの 破壊 から、わたしのいのちを 若 きししから 救 い 出 してください。
18 わたしは 大 いなるつどいの 中 で、あなたに 感謝 し、多 くの 民 の 中 で、あなたをほめたたえるでしょう。
19 偽 ってわたしの 敵 となった 者 どものわたしについて 喜 ぶことを 許 さないでください。ゆえなく、わたしを 憎 む 者 どものたがいに 目 くばせすることを 許 さないでください。
20 彼 らは 平和 を 語 らず、国 のうちに 穏 やかに 住 む 者 にむかって 欺 きの 言葉 をたくらむからです。
21 彼 らはわたしにむかって 口 をあけひろげ、「あはぁ、あはぁ、われらの 目 はそれを 見 た」と 言 います。
22 主 よ、あなたはこれを 見 られました。もださないでください。主 よ、わたしに 遠 ざからないでください。
23 わが 神、わが 主 よ、わがさばきのため、わが 訴 えのために 奮 いたち、目 をさましてください。
24 わが 神、主 よ、あなたの 義 にしたがってわたしをさばき、わたしの 事 について 彼 らを 喜 ばせないでください。
25 彼 らにその 心 のうちで、「あはぁ、われらの 願 ったことが 達 せられた」と 言 わせないでください。また 彼 らに「われらは 彼 を 滅 ぼしつくした」と 言 わせないでください。
26 わたしの 災 を 喜 ぶ 者 どもをともに 恥 じ、あわてふためかせてください。わたしにむかって 誇 りたかぶる 者 どもに 恥 と、はずかしめとを 着 せてください。
27 わたしの 義 を 喜 ぶ 者 をば 喜 びの 声 をあげて 喜 ばせ、「そのしもべの 幸福 を 喜 ばれる 主 は 大 いなるかな」とつねに 言 わせてください。
28 わたしの 舌 はひねもすあなたの 義 と、あなたの 誉 とを 語 るでしょう。
Chapter 36
聖歌隊の指揮者によってうたわせた主のしもべダビデの歌
1 とがは 悪 しき 者 にむかい、その 心 のうちに 言 う。その 目 の 前 に 神 を 恐 れる 恐 れはない。
2 彼 は 自分 の 不義 があらわされないため、また 憎 まれないために、みずからその 目 でおもねる。
3 その 口 の 言葉 はよこしまと 欺 きである。彼 は 知恵 を 得 ることと、善 を 行 う 事 とをやめた。
4 彼 はその 床 の 上 でよこしまな 事 をたくらみ、よからぬ 道 に 身 をおいて、悪 をきらわない。
5 主 よ、あなたのいつくしみは 天 にまで 及 び、あなたのまことは 雲 にまで 及 ぶ。
6 あなたの 義 は 神 の 山 のごとく、あなたのさばきは 大 きな 淵 のようだ。主 よ、あなたは 人 と 獣 とを 救 われる。
7 神 よ、あなたのいつくしみはいかに 尊 いことでしょう。人 の 子 らはあなたの 翼 のかげに 避 け 所 を 得、
8 あなたの 家 の 豊 かなのによって 飽 き 足 りる。あなたはその 楽 しみの 川 の 水 を 彼 らに 飲 ませられる。
9 いのちの 泉 はあなたのもとにあり、われらはあなたの 光 によって 光 を 見 る。
10 どうか、あなたを 知 る 者 に 絶 えずいつくしみを 施 し、心 の 直 き 者 に 絶 えず 救 を 施 してください。
11 高 ぶる 者 の 足 がわたしを 踏 み、悪 しき 者 の 手 がわたしを 追 い 出 すことをゆるさないでください。
12 悪 を 行 う 者 はそこに 倒 れ、彼 らは 打 ち 伏 せられて、起 きあがることはできない。
Chapter 37
ダビデの歌
1 悪 をなす 者 のゆえに、心 を 悩 ますな。不義 を 行 う 者 のゆえに、ねたみを 起 すな。
2 彼 らはやがて 草 のように 衰 え、青菜 のようにしおれるからである。
3 主 に 信頼 して 善 を 行 え。そうすればあなたはこの 国 に 住 んで、安 きを 得 る。
4 主 によって 喜 びをなせ。主 はあなたの 心 の 願 いをかなえられる。
5 あなたの 道 を 主 にゆだねよ。主 に 信頼 せよ、主 はそれをなしとげ、
6 あなたの 義 を 光 のように 明 らかにし、あなたの 正 しいことを 真昼 のように 明 らかにされる。
7 主 の 前 にもだし、耐 え 忍 びて 主 を 待 ち 望 め。おのが 道 を 歩 んで 栄 える 者 のゆえに、悪 いはかりごとを 遂 げる 人 のゆえに、心 を 悩 ますな。
8 怒 りをやめ、憤 りを 捨 てよ。心 を 悩 ますな、これはただ 悪 を 行 うに 至 るのみだ。
9 悪 を 行 う 者 は 断 ち 滅 ぼされ、主 を 待 ち 望 む 者 は 国 を 継 ぐからである。
10 悪 しき 者 はただしばらくで、うせ 去 る。あなたは 彼 の 所 をつぶさに 尋 ねても 彼 はいない。
11 しかし 柔和 な 者 は 国 を 継 ぎ、豊 かな 繁栄 をたのしむことができる。
12 悪 しき 者 は 正 しい 者 にむかってはかりごとをめぐらし、これにむかって 歯 がみする。
13 しかし 主 は 悪 しき 者 を 笑 われる、彼 の 日 の 来 るのを 見 られるからである。
14 悪 しき 者 はつるぎを 抜 き、弓 を 張 って、貧 しい 者 と 乏 しい 者 とを 倒 し、直 く 歩 む 者 を 殺 そうとする。
15 しかしそのつるぎはおのが 胸 を 刺 し、その 弓 は 折 られる。
16 正 しい 人 の 持 ち 物 の 少 ないのは、多 くの 悪 しきの 者 の 豊 かなのにまさる。
17 悪 しき 者 の 腕 は 折 られるが、主 は 正 しい 者 を 助 けささえられるからである。
18 主 は 全 き 者 のもろもろの 日 を 知 られる。彼 らの 嗣 業 はとこしえに 続 く。
19 彼 らは 災 の 時 にも 恥 をこうむらず、ききんの 日 にも 飽 き 足 りる。
20 しかし、悪 しき 者 は 滅 び、主 の 敵 は 牧場 の 栄 えの 枯 れるように 消 え、煙 のように 消 えうせる。
21 悪 しき 者 は 物 を 借 りて 返 すことをしない。しかし 正 しい 人 は 寛大 で、施 し 与 える。
22 主 に 祝福 された 者 は 国 を 継 ぎ、主 にのろわれた 者 は 断 ち 滅 ぼされる。
23 人 の 歩 みは 主 によって 定 められる。主 はその 行 く 道 を 喜 ばれる。
24 たといその 人 が 倒 れても、全 く 打 ち 伏 せられることはない、主 がその 手 を 助 けささえられるからである。
25 わたしは、むかし 年 若 かった 時 も、年老 いた 今 も、正 しい 人 が 捨 てられ、あるいはその 子孫 が 食物 を 請 いあるくのを 見 たことがない。
26 正 しい 人 は 常 に 寛大 で、物 を 貸 し 与 え、その 子孫 は 祝福 を 得 る。
27 悪 をさけて、善 を 行 え。そうすれば、あなたはとこしえに 住 むことができる。
28 主 は 公義 を 愛 し、その 聖徒 を 見捨 てられないからである。正 しい 者 はとこしえに 助 け 守 られる。しかし、悪 しき 者 の 子孫 は 断 ち 滅 ぼされる。
29 正 しい 者 は 国 を 継 ぎ、とこしえにその 中 に 住 むことができる。
30 正 しい 者 の 口 は 知恵 を 語 り、その 舌 は 公義 を 述 べる。
31 その 心 には 神 のおきてがあり、その 歩 みはすべることがない。
32 悪 しき 者 は 正 しい 人 をうかがい、これを 殺 そうとはかる。
33 主 は 正 しい 人 を 悪 しき 者 の 手 にゆだねられない、またさばかれる 時、これを 罪 に 定 められることはない。
34 主 を 待 ち 望 め、その 道 を 守 れ。そうすれば、主 はあなたを 上 げて、国 を 継 がせられる。あなたは 悪 しき 者 の 断 ち 滅 ぼされるのを 見 るであろう。
35 わたしは 悪 しき 者 が 勝 ち 誇 って、レバノンの 香柏 のようにそびえたつのを 見 た。
36 しかし、わたしが 通 り 過 ぎると、見 よ、彼 はいなかった。わたしは 彼 を 尋 ねたけれども 見 つからなかった。
37 全 き 人 に 目 をそそぎ、直 き 人 を 見 よ。おだやかな 人 には 子孫 がある。
38 しかし 罪 を 犯 す 者 どもは 共 に 滅 ぼされ、悪 しき 者 の 子孫 は 断 たれる。
39 正 しい 人 の 救 は 主 から 出 る。主 は 彼 らの 悩 みの 時 の 避 け 所 である。
40 主 は 彼 らを 助 け、彼 らを 解 き 放 ち、彼 らを 悪 しき 者 どもから 解 き 放 って 救 われる。彼 らは 主 に 寄 り 頼 むからである。
Chapter 38
記念のためにうたったダビデの歌
1 主 よ、あなたの 憤 りをもってわたしを 責 めず、激 しい 怒 りをもってわたしを 懲 らさないでください。
2 あなたの 矢 がわたしに 突 き 刺 さり、あなたの 手 がわたしの 上 にくだりました。
3 あなたの 怒 りによって、わたしの 肉 には 全 きところなく、わたしの 罪 によって、わたしの 骨 には 健 やかなところはありません。
4 わたしの 不義 はわたしの 頭 を 越 え、重荷 のように 重 くて 負 うことができません。
5 わたしの 愚 かによって、わたしの 傷 は 悪臭 を 放 ち、腐 れただれました。
6 わたしは 折 れかがんで、いたくうなだれ、ひねもす 悲 しんで 歩 くのです。
7 わたしの 腰 はことごとく 焼 け、わたしの 肉 には 全 きところがありません。
8 わたしは 衰 えはて、いたく 打 ちひしがれ、わたしの 心 の 激 しい 騒 ぎによってうめき 叫 びます。
9 主 よ、わたしのすべての 願 いはあなたに 知 られ、わたしの 嘆 きはあなたに 隠 れることはありません。
10 わたしの 胸 は 激 しく 打 ち、わたしの 力 は 衰 え、わたしの 目 の 光 もまた、わたしを 離 れ 去 りました。
11 わが 友、わがともがらはわたしの 災 を 見 て 離 れて 立 ち、わが 親族 もまた 遠 く 離 れて 立 っています。
12 わたしのいのちを 求 める 者 はわなを 設 け、わたしをそこなおうとする 者 は 滅 ぼすことを 語 り、ひねもす 欺 くことをはかるのです。
13 しかしわたしは 耳 しいのように 聞 かず、おしのように 口 を 開 きません。
14 まことに、わたしは 聞 かない 人 のごとく、議論 を 口 にしない 人 のようです。
15 しかし、主 よ、わたしはあなたを 待 ち 望 みます。わが 神、主 よ、あなたこそわたしに 答 えられるのです。
16 わたしは 祈 ります、「わが 足 のすべるとき、わたしにむかって 高 ぶる 彼 らにわたしのことによって 喜 ぶことをゆるさないでください」と。
17 わたしは 倒 れるばかりになり、わたしの 苦 しみは 常 にわたしと 共 にあります。
18 わたしは、みずから 不義 を 言 いあらわし、わが 罪 のために 悲 しみます。
19 ゆえなく、わたしに 敵 する 者 は 強 く、偽 ってわたしを 憎 む 者 は 多 いのです。
20 悪 をもって 善 に 報 いる 者 は、わたしがよい 事 に 従 うがゆえに、わがあだとなります。
21 主 よ、わたしを 捨 てないでください。わが 神 よ、わたしに 遠 ざからないでください。
22 主、わが 救 よ、すみやかにわたしをお 助 けください。
Chapter 39
聖歌隊の指揮者エドトンによってうたわせたダビデの歌
1 わたしは 言 った、「舌 をもって 罪 を 犯 さないために、わたしの 道 を 慎 み、悪 しき 者 のわたしの 前 にある 間 はわたしの 口 にくつわをかけよう」と。
2 わたしは 黙 して 物言 わず、むなしく 沈黙 を 守 った。しかし、わたしの 悩 みはさらにひどくなり、
3 わたしの 心 はわたしのうちに 熱 し、思 いつづけるほどに 火 が 燃 えたので、わたしは 舌 をもって 語 った。
4 「主 よ、わが 終 りと、わが 日 の 数 のどれほどであるかをわたしに 知 らせ、わが 命 のいかにはかないかを 知 らせてください。
5 見 よ、あなたはわたしの 日 をつかのまとされました。わたしの 一生 はあなたの 前 では 無 にひとしいのです。まことに、すべての 人 はその 盛 んな 時 でも 息 にすぎません。[セラ
6 まことに 人 は 影 のように、さまよいます。まことに 彼 らはむなしい 事 のために 騒 ぎまわるのです。彼 は 積 みたくわえるけれども、だれがそれを 収 めるかを 知 りません。
7 主 よ、今 わたしは 何 を 待 ち 望 みましょう。わたしの 望 みはあなたにあります。
8 わたしをすべてのとがから 助 け 出 し、愚 かな 者 にわたしをあざけらせないでください。
9 わたしは 黙 して 口 を 開 きません。あなたがそれをなされたからです。
10 あなたが 下 された 災 をわたしから 取 り 去 ってください。わたしはあなたのみ 手 に 打 ち 懲 らされることにより 滅 びるばかりです。
11 あなたは 罪 を 責 めて 人 を 懲 らされるとき、その 慕 い 喜 ぶものを、しみが 食 うように、消 し 滅 ぼされるのです。まことにすべての 人 は 息 にすぎません。[セラ
12 主 よ、わたしの 祈 を 聞 き、わたしの 叫 びに 耳 を 傾 け、わたしの 涙 を 見 て、もださないでください。わたしはあなたに 身 を 寄 せる 旅 びと、わがすべての 先祖 たちのように 寄留者 です。
13 わたしが 去 って、うせない 前 に、み 顔 をそむけて、わたしを 喜 ばせてください」。
Chapter 40
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 わたしは 耐 え 忍 んで 主 を 待 ち 望 んだ。主 は 耳 を 傾 けて、わたしの 叫 びを 聞 かれた。
2 主 はわたしを 滅 びの 穴 から、泥 の 沼 から 引 きあげて、わたしの 足 を 岩 の 上 におき、わたしの 歩 みをたしかにされた。
3 主 は 新 しい 歌 をわたしの 口 に 授 け、われらの 神 にささげるさんびの 歌 をわたしの 口 に 授 けられた。多 くの 人 はこれを 見 て 恐 れ、かつ 主 に 信頼 するであろう。
4 主 をおのが 頼 みとする 人、高 ぶる 者 にたよらず、偽 りの 神 に 迷 う 者 にたよらない 人 はさいわいである。
5 わが 神、主 よ、あなたのくすしきみわざと、われらを 思 うみおもいとは 多 くて、くらべうるものはない。わたしはこれを 語 り 述 べようとしても 多 くて 数 えることはできない。
6 あなたはいけにえと 供 え 物 とを 喜 ばれない。あなたはわたしの 耳 を 開 かれた。あなたは 燔祭 と 罪祭 とを 求 められない。
7 その 時 わたしは 言 った、「見 よ、わたしはまいります。書 の 巻 に、わたしのためにしるされています。
8 わが 神 よ、わたしはみこころを 行 うことを 喜 びます。あなたのおきてはわたしの 心 のうちにあります」と。
9 わたしは 大 いなる 集会 で、救 についての 喜 びのおとずれを 告 げ 示 しました。見 よ、わたしはくちびるを 閉 じませんでした。主 よ、あなたはこれをご 存 じです。
10 わたしはあなたの 救 を 心 のうちに 隠 しおかず、あなたのまことと 救 とを 告 げ 示 しました。わたしはあなたのいつくしみとまこととを 大 いなる 集会 に 隠 しませんでした。
11 主 よ、あなたのあわれみをわたしに 惜 しまず、あなたのいつくしみとまこととをもって 常 にわたしをお 守 りください。
12 数 えがたい 災 がわたしを 囲 み、わたしの 不義 がわたしに 追 い 迫 って、物見 ることができないまでになりました。それはわたしの 頭 の 毛 よりも 多 く、わたしの 心 は 消 えうせるばかりになりました。
13 主 よ、みこころならばわたしをお 救 いください。主 よ、すみやかにわたしをお 助 けください。
14 わたしのいのちを 奪 おうと 尋 ね 求 める 者 どもをことごとく 恥 じあわてさせてください。わたしのそこなわれることを 願 う 者 どもをうしろに 退 かせ、恥 を 負 わせてください。
15 わたしにむかって「あはぁ、あはぁ」と 言 う 者 どもを 自分 の 恥 によって 恐 れおののかせてください。
16 しかし、すべてあなたを 尋 ね 求 める 者 はあなたによって 喜 び 楽 しむように。あなたの 救 を 愛 する 者 は 常 に「主 は 大 いなるかな」ととなえるように。
17 わたしは 貧 しく、かつ 乏 しい。しかし 主 はわたしをかえりみられます。あなたはわが 助 け、わが 救主 です。わが 神 よ、ためらわないでください。
Chapter 41
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 貧 しい 者 をかえりみる 人 はさいわいである。主 はそのような 人 を 悩 みの 日 に 救 い 出 される。
2 主 は 彼 を 守 って、生 きながらえさせられる。彼 はこの 地 にあって、さいわいな 者 と 呼 ばれる。あなたは 彼 をその 敵 の 欲望 にわたされない。
3 主 は 彼 をその 病 の 床 でささえられる。あなたは 彼 の 病 む 時、その 病 をことごとくいやされる。
4 わたしは 言 った、「主 よ、わたしをあわれみ、わたしをいやしてください。わたしはあなたにむかって 罪 を 犯 しました」と。
5 わたしの 敵 はわたしをそしって 言 う、「いつ 彼 は 死 に、その 名 がほろびるであろうか」と。
6 そのひとりがわたしを 見 ようとして 来 るとき、彼 は 偽 りを 語 り、その 心 によこしまを 集 め、外 に 出 てはそれを 言 いふらす。
7 すべてわたしを 憎 む 者 はわたしについて 共 にささやき、わたしのために 災 を 思 いめぐらす。
8 彼 らは 言 う、「彼 に一つのたたりがつきまとったから、倒 れ 伏 して 再 び 起 きあがらないであろう」と。
9 わたしの 信頼 した 親 しい 友、わたしのパンを 食 べた 親 しい 友 さえもわたしにそむいてくびすをあげた。
10 しかし 主 よ、わたしをあわれみ、わたしを 助 け 起 してください。そうすればわたしは 彼 らに 報 い 返 すことができます。
11 わたしの 敵 がわたしに 打 ち 勝 てないことによって、あなたがわたしを 喜 ばれることをわたしは 知 ります。
12 あなたはわたしの 全 きによって、わたしをささえ、とこしえにみ 前 に 置 かれます。
13 イスラエルの 神、主 はとこしえからとこしえまでほむべきかな。アァメン、アァメン。
Chapter 42
聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子のマスキールの歌
1 神 よ、しかが 谷川 を 慕 いあえぐように、わが 魂 もあなたを 慕 いあえぐ。
2 わが 魂 はかわいているように 神 を 慕 い、いける 神 を 慕 う。いつ、わたしは 行 って 神 のみ 顔 を 見 ることができるだろうか。
3 人々 がひねもすわたしにむかって「おまえの 神 はどこにいるのか」と 言 いつづける 間 はわたしの 涙 は 昼 も 夜 もわたしの 食物 であった。
4 わたしはかつて 祭 を 守 る 多 くの 人 と 共 に 群 れをなして 行 き、喜 びと 感謝 の 歌 をもって 彼 らを 神 の 家 に 導 いた。今 これらの 事 を 思 い 起 して、わが 魂 をそそぎ 出 すのである。
5 わが 魂 よ、何 ゆえうなだれるのか。何 ゆえわたしのうちに 思 いみだれるのか。神 を 待 ち 望 め。わたしはなおわが 助 け、わが 神 なる 主 をほめたたえるであろう。
6 わが 魂 はわたしのうちにうなだれる。それで、わたしはヨルダンの 地 から、またヘルモンから、ミザルの 山 からあなたを 思 い 起 す。
7 あなたの 大滝 の 響 きによって 淵 々 呼 びこたえ、あなたの 波、あなたの 大波 はことごとくわたしの 上 を 越 えていった。
8 昼 には、主 はそのいつくしみをほどこし、夜 には、その 歌 すなわちわがいのちの 神 にささげる 祈 がわたしと 共 にある。
9 わたしはわが 岩 なる 神 に 言 う、「何 ゆえわたしをお 忘 れになりましたか。何 ゆえわたしは 敵 のしえたげによって 悲 しみ 歩 くのですか」と。
10 わたしのあだは 骨 も 砕 けるばかりにわたしをののしり、ひねもすわたしにむかって「おまえの 神 はどこにいるのか」と 言 う。
11 わが 魂 よ、何 ゆえうなだれるのか。何 ゆえわたしのうちに 思 いみだれるのか。神 を 待 ち 望 め。わたしはなおわが 助 け、わが 神 なる 主 をほめたたえるであろう。
Chapter 43
1 神 よ、わたしをさばき、神 を 恐 れない 民 にむかって、わたしの 訴 えをあげつらい、たばかりをなすよこしまな 人 からわたしを 助 け 出 してください。
2 あなたはわたしの 寄 り 頼 む 神 です。なぜわたしを 捨 てられたのですか。なぜわたしは 敵 のしえたげによって 悲 しみ 歩 くのですか。
3 あなたの 光 とまこととを 送 ってわたしを 導 き、あなたの 聖 なる 山 と、あなたの 住 まわれる 所 にわたしをいたらせてください。
4 その 時 わたしは 神 の 祭壇 へ 行 き、わたしの 大 きな 喜 びである 神 へ 行 きます。神 よ、わが 神 よ、わたしは 琴 をもってあなたをほめたたえます。
5 わが 魂 よ、何 ゆえうなだれるのか。何 ゆえわたしのうちに 思 いみだれるのか。神 を 待 ち 望 め。わたしはなおわが 助 け、わが 神 なる 主 をほめたたえるであろう。
Chapter 44
聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子のマスキールの歌
1 神 よ、いにしえ、われらの 先祖 たちの 日 に、あなたがなされたみわざを 彼 らがわれらに 語 ったのを 耳 で 聞 きました。
2 すなわちあなたはみ 手 をもって、もろもろの 国民 を 追 い 払 ってわれらの 先祖 たちを 植 え、またもろもろの 民 を 悩 まして、われらの 先祖 たちをふえ 広 がらせられました。
3 彼 らは 自分 のつるぎによって 国 を 獲 たのでなく、また 自分 の 腕 によって 勝利 を 得 たのでもありません。ただあなたの 右 の 手、あなたの 腕、あなたのみ 顔 の 光 によるのでした。あなたが 彼 らを 恵 まれたからです。
4 あなたはわが 王、わが 神、ヤコブのために 勝利 を 定 められる 方 です。
5 われらはあなたによって、あだを 押 し 倒 し、われらに 立 ちむかう 者 を、み 名 によって 踏 みにじるのです。
6 わたしは 自分 の 弓 を 頼 まず、わたしのつるぎもまた、わたしを 救 うことができないからです。
7 しかしあなたはわれらをあだから 救 い、われらを 憎 む 者 をはずかしめられました。
8 われらは 常 に 神 によって 誇 り、とこしえにあなたのみ 名 に 感謝 するでしょう。[セラ
9 ところがあなたはわれらを 捨 てて 恥 を 負 わせ、われらの 軍勢 と 共 に 出 て 行 かれませんでした。
10 あなたがわれらをあだの 前 から 退 かせられたので、われらの 敵 は 心 のままにかすめ 奪 いました。
11 あなたはわれらをほふられる 羊 のようにし、またもろもろの 国民 のなかに 散 らされました。
12 あなたはわずかの 金 であなたの 民 を 売 り、彼 らのために 高 い 価 を 求 められませんでした。
13 あなたはわれらを 隣 り 人 にそしらせ、われらをめぐる 者 どもに 侮 らせ、あざけらせられました。
14 またもろもろの 国民 のなかにわれらを 笑 い 草 とし、もろもろの 民 のなかに 笑 い 者 とされました。
15 わがはずかしめはひねもすわたしの 前 にあり、恥 はわたしの 顔 をおおいました。
16 これはそしる 者 と、ののしる 者 の 言葉 により、敵 と、恨 みを 報 いる 者 のゆえによるのです。
17 これらの 事 が 皆 われらに 臨 みましたが、われらはあなたを 忘 れず、あなたの 契約 にそむくことがありませんでした。
18 われらの 心 はたじろがず、またわれらの 歩 みはあなたの 道 を 離 れませんでした。
19 それでもあなたは 山犬 の 住 む 所 でわれらを 砕 き、暗 やみをもってわれらをおおわれました。
20 われらがもしわれらの 神 の 名 を 忘 れ、ほかの 神 に 手 を 伸 べたことがあったならば、
21 神 はこれを 見 あらわされないでしょうか。神 は 心 の 秘密 をも 知 っておられるからです。
22 ところがわれらはあなたのためにひねもす 殺 されて、ほふられる 羊 のようにみなされました。
23 主 よ、起 きてください。なぜ 眠 っておられるのですか。目 をさましてください。われらをとこしえに 捨 てないでください。
24 なぜあなたはみ 顔 を 隠 されるのですか。なぜわれらの 悩 みと、しえたげをお 忘 れになるのですか。
25 まことにわれらの 魂 はかがんで、ちりに 伏 し、われらのからだは 土 につきました。
26 起 きて、われらをお 助 けください。あなたのいつくしみのゆえに、われらをあがなってください。
Chapter 45
聖歌隊の指揮者によってゆりの花のしらべにあわせてうたわせたコラの子のマスキールの歌、愛の歌
1 わたしの 心 はうるわしい 言葉 であふれる。わたしは 王 についてよんだわたしの 詩 を 語 る。わたしの 舌 はすみやかに 物 書 く 人 の 筆 のようだ。
2 あなたは 人 の 子 らにまさって 麗 しく、気品 がそのくちびるに 注 がれている。このゆえに 神 はとこしえにあなたを 祝福 された。
3 ますらおよ、光栄 と 威厳 とをもって、つるぎを 腰 に 帯 びよ。
4 真理 のため、また 正義 を 守 るために 威厳 をもって、勝利 を 得 て 乗 り 進 め。あなたの 右 の 手 はあなたに 恐 るべきわざを 教 えるであろう。
5 あなたの 矢 は 鋭 くて、王 の 敵 の 胸 をつらぬき、もろもろの 民 はあなたのもとに 倒 れる。
6 神 から 賜 わったあなたの 位 は 永遠 にかぎりなく 続 き、あなたの 王 のつえは 公平 のつえである。
7 あなたは 義 を 愛 し、悪 を 憎 む。このゆえに 神、あなたの 神 は 喜 びの 油 をあなたのともがらにまさって、あなたに 注 がれた。
8 あなたの 衣 はみな 没薬、芦薈、肉桂 で、よいかおりを 放 っている。琴 の 音 は 象牙 の 殿 から 出 て、あなたを 喜 ばせる。
9 あなたの 愛 する 女 たちのうちには 王 の 娘 たちがあり、王妃 はオフルの 金 を 飾 って、あなたの 右 に 立 つ。
10 娘 よ、聞 け、かえりみて 耳 を 傾 けよ。あなたの 民 と、あなたの 父 の 家 とを 忘 れよ。
11 王 はあなたのうるわしさを 慕 うであろう。彼 はあなたの 主 であるから、彼 を 伏 しおがめ。
12 ツロの 民 は 贈 り 物 をもちきたり、民 のうちの 富 める 者 もあなたの 好意 を 請 い 求 める。
13 王 の 娘 は 殿 のうちで 栄 えをきわめ、こがねを 織 り 込 んだ 衣 を 着飾 っている。
14 彼女 は 縫 い 取 りした 衣 を 着 て 王 のもとに 導 かれ、その 供 びとなるおとめらは 彼女 に 従 ってその 行列 にある。
15 彼 らは 喜 びと 楽 しみとをもって 導 かれ 行 き、王 の 宮殿 にはいる。
16 あなたの 子 らは 父祖 に 代 って 立 ち、あなたは 彼 らを 全 地 に 君 とするであろう。
17 わたしはあなたの 名 をよろず 代 におぼえさせる。このゆえにもろもろの 民 は 世々 かぎりなくあなたをほめたたえるであろう。
Chapter 46
聖歌隊の指揮者によって女の声のしらべにあわせてうたわせたコラの子の歌
1 神 はわれらの 避 け 所 また 力 である。悩 める 時 のいと 近 き 助 けである。
2 このゆえに、たとい 地 は 変 り、山 は 海 の 真中 に 移 るとも、われらは 恐 れない。
3 たといその 水 は 鳴 りとどろき、あわだつとも、そのさわぎによって 山 は 震 え 動 くとも、われらは 恐 れない。[セラ
4 一つの 川 がある。その 流 れは 神 の 都 を 喜 ばせ、いと 高 き 者 の 聖 なるすまいを 喜 ばせる。
5 神 がその 中 におられるので、都 はゆるがない。神 は 朝 はやく、これを 助 けられる。
6 もろもろの 民 は 騒 ぎたち、もろもろの 国 は 揺 れ 動 く、神 がその 声 を 出 されると 地 は 溶 ける。
7 万軍 の 主 はわれらと 共 におられる、ヤコブの 神 はわれらの 避 け 所 である。[セラ
8 来 て、主 のみわざを 見 よ、主 は 驚 くべきことを 地 に 行 われた。
9 主 は 地 のはてまでも 戦 いをやめさせ、弓 を 折 り、やりを 断 ち、戦車 を 火 で 焼 かれる。
10 「静 まって、わたしこそ 神 であることを 知 れ。わたしはもろもろの 国民 のうちにあがめられ、全 地 にあがめられる」。
11 万軍 の 主 はわれらと 共 におられる、ヤコブの 神 はわれらの 避 け 所 である。[セラ
Chapter 47
聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子の歌
1 もろもろの 民 よ、手 をうち、喜 びの 声 をあげ、神 にむかって 叫 べ。
2 いと 高 き 主 は 恐 るべく、全 地 をしろしめす 大 いなる 王 だからである。
3 主 はもろもろの 民 をわれらに 従 わせ、もろもろの 国 をわれらの 足 の 下 に 従 わせられた。
4 主 はその 愛 されたヤコブの 誇 をわれらの 嗣 業 として、われらのために 選 ばれた。[セラ
5 神 は 喜 び 叫 ぶ 声 と 共 にのぼり、主 はラッパの 声 と 共 にのぼられた。
6 神 をほめうたえよ、ほめうたえよ、われらの 王 をほめうたえよ、ほめうたえよ。
7 神 は 全 地 の 王 である。巧 みな 歌 をもってほめうたえよ。
8 神 はもろもろの 国民 を 統 べ 治 められる。神 はその 聖 なるみくらに 座 せられる。
9 もろもろの 民 の 君 たちはつどい 来 て、アブラハムの 神 の 民 となる。地 のもろもろの 盾 は 神 のものである。神 は 大 いにあがめられる。
Chapter 48
コラの子の歌、さんび
1 主 は 大 いなる 神 であって、われらの 神 の 都、その 聖 なる 山 で、大 いにほめたたえらるべき 方 である。
2 シオンの 山 は 北 の 端 が 高 くて、うるわしく、全 地 の 喜 びであり、大 いなる 王 の 都 である。
3 そのもろもろの 殿 のうちに 神 はみずからを 高 きやぐらとして 現 された。
4 見 よ、王 らは 相 会 して 共 に 進 んできたが、
5 彼 らは 都 を 見 るや 驚 き、あわてふためき、急 ぎ 逃 げ 去 った。
6 おののきは 彼 らに 臨 み、その 苦 しみは 産 みの 苦 しみをする 女 のようであった。
7 あなたは 東風 を 起 してタルシシの 舟 を 破 られた。
8 さきにわれらが 聞 いたように、今 われらは 万軍 の 主 の 都、われらの 神 の 都 でこれを 見 ることができた。神 はとこしえにこの 都 を 堅 くされる。[セラ
9 神 よ、われらはあなたの 宮 のうちであなたのいつくしみを 思 いました。
10 神 よ、あなたの 誉 は、あなたのみ 名 のように、地 のはてにまで 及 びます。あなたの 右 の 手 は 勝利 で 満 ちています。
11 あなたのさばきのゆえに、シオンの 山 を 喜 ばせ、ユダの 娘 を 楽 しませてください。
12 シオンのまわりを 歩 き、あまねくめぐって、そのやぐらを 数 え、
13 その 城壁 に 心 をとめ、そのもろもろの 殿 をしらべよ。これはあなたがたが 後 の 代 に 語 り 伝 えるためである。
14 これこそ 神 であり、世々 かぎりなくわれらの 神 であって、とこしえにわれらを 導 かれるであろう。
Chapter 49
聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子の歌
1 もろもろの 民 よ、これを 聞 け、すべて 世 に 住 む 者 よ、耳 を 傾 けよ。
2 低 きも 高 きも、富 めるも 貧 しきも、共 に 耳 を 傾 けよ。
3 わが 口 は 知恵 を 語 り、わが 心 は 知識 を 思 う。
4 わたしは 耳 をたとえに 傾 け、琴 を 鳴 らして、わたしのなぞを 解 き 明 かそう。
5 わたしをしえたげる 者 の 不義 がわたしを 取 り 囲 む 悩 みの 日 に、どうして 恐 れなければならないのか。
6 彼 らはおのが 富 をたのみ、そのたからの 多 いのを 誇 る 人々 である。
7 まことに 人 はだれも 自分 をあがなうことはできない。そのいのちの 価 を 神 に 払 うことはできない。
9 とこしえに 生 きながらえて、墓 を 見 ないためにそのいのちをあがなうには、あまりに 価 高 くて、それを 満足 に 払 うことができないからである。
10 まことに 賢 い 人 も 死 に、愚 かな 者 も、獣 のような 者 も、ひとしく 滅 んで、その 富 を 他人 に 残 すことは 人 の 見 るところである。
11 たとい 彼 らはその 地 を 自分 の 名 をもって 呼 んでも、墓 こそ 彼 らのとこしえのすまい、世々 彼 らのすみかである。
12 人 は 栄華 のうちに 長 くとどまることはできない、滅 びうせる 獣 にひとしい。
13 これぞ 自分 をたのむ 愚 かな 者 どもの 成 りゆき、自分 の 分 け 前 を 喜 ぶ 者 どもの 果 である。[セラ
14 彼 らは 陰府 に 定 められた 羊 のように 死 が 彼 らを 牧 するであろう。彼 らはまっすぐに 墓 に 下 り、そのかたちは 消 えうせ、陰府 が 彼 らのすまいとなるであろう。
15 しかし 神 はわたしを 受 けられるゆえ、わたしの 魂 を 陰府 の 力 からあがなわれる。[セラ
16 人 が 富 を 得 るときも、その 家 の 栄 えが 増 し 加 わるときも、恐 れてはならない。
17 彼 が 死 ぬときは 何 ひとつ 携 え 行 くことができず、その 栄 えも 彼 に 従 って 下 って 行 くことはないからである。
18 たとい 彼 が 生 きながらえる 間、自分 を 幸福 と 思 っても、またみずから 幸 な 時 に、人々 から 称賛 されても、
19 彼 はついにおのれの 先祖 の 仲間 に 連 なる。彼 らは 絶 えて 光 を 見 ることがない。
20 人 は 栄華 のうちに 長 くとどまることはできない。滅 びうせる 獣 にひとしい。
Chapter 50
アサフの歌
1 全能者 なる 神、主 は 詔 して、日 の 出 るところから 日 の 入 るところまであまねく 地 に 住 む 者 を 召 し 集 められる。
2 神 は 麗 しさのきわみであるシオンから 光 を 放 たれる。
3 われらの 神 は 来 て、もだされない。み 前 には 焼 きつくす 火 があり、そのまわりには、はげしい 暴風 がある。
4 神 はその 民 をさばくために、上 なる 天 および 地 に 呼 ばわれる、
5 「いけにえをもってわたしと 契約 を 結 んだわが 聖徒 をわたしのもとに 集 めよ」と。
6 天 は 神 の 義 をあらわす、神 はみずから、さばきぬしだからである。[セラ
7 「わが 民 よ、聞 け、わたしは 言 う。イスラエルよ、わたしはあなたにむかってあかしをなす。わたしは 神、あなたの 神 である。
8 わたしがあなたを 責 めるのは、あなたのいけにえのゆえではない。あなたの 燔祭 はいつもわたしの 前 にある。
9 わたしはあなたの 家 から 雄牛 を 取 らない。またあなたのおりから 雄 やぎを 取 らない。
10 林 のすべての 獣 はわたしのもの、丘 の 上 の 千々 の 家畜 もわたしのものである。
11 わたしは 空 の 鳥 をことごとく 知 っている。野 に 動 くすべてのものはわたしのものである。
12 たといわたしは 飢 えても、あなたに 告 げない、世界 とその 中 に 満 ちるものとはわたしのものだからである。
13 わたしは 雄牛 の 肉 を 食 べ、雄 やぎの 血 を 飲 むだろうか。
14 感謝 のいけにえを 神 にささげよ。あなたの 誓 いをいと 高 き 者 に 果 せ。
15 悩 みの 日 にわたしを 呼 べ、わたしはあなたを 助 け、あなたはわたしをあがめるであろう」。
16 しかし 神 は 悪 しき 者 に 言 われる、「あなたはなんの 権利 があってわたしの 定 めを 述 べ、わたしの 契約 を 口 にするのか。
17 あなたは 教 を 憎 み、わたしの 言葉 を 捨 て 去 った。
18 あなたは 盗 びとを 見 ればこれとむつみ、姦淫 を 行 う 者 と 交 わる。
19 あなたはその 口 を 悪 にわたし、あなたの 舌 はたばかりを 仕組 む。
20 あなたは 座 してその 兄弟 をそしり、自分 の 母 の 子 をののしる。
21 あなたがこれらの 事 をしたのを、わたしが 黙 っていたので、あなたはわたしを 全 く 自分 とひとしい 者 と 思 った。しかしわたしはあなたを 責 め、あなたの 目 の 前 にその 罪 をならべる。
22 神 を 忘 れる 者 よ、このことを 思 え。さもないとわたしはあなたをかき 裂 く。そのときだれも 助 ける 者 はないであろう。
23 感謝 のいけにえをささげる 者 はわたしをあがめる。自分 のおこないを 慎 む 者 にはわたしは 神 の 救 を 示 す」。
Chapter 51
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌、これはダビデがバテセバに通った後預言者ナタンがきたときによんだもの
1 神 よ、あなたのいつくしみによって、わたしをあわれみ、あなたの 豊 かなあわれみによって、わたしのもろもろのとがをぬぐい 去 ってください。
2 わたしの 不義 をことごとく 洗 い 去 り、わたしの 罪 からわたしを 清 めてください。
3 わたしは 自分 のとがを 知 っています。わたしの 罪 はいつもわたしの 前 にあります。
4 わたしはあなたにむかい、ただあなたに 罪 を 犯 し、あなたの 前 に 悪 い 事 を 行 いました。それゆえ、あなたが 宣告 をお 与 えになるときは 正 しく、あなたが 人 をさばかれるときは 誤 りがありません。
5 見 よ、わたしは 不義 のなかに 生 れました。わたしの 母 は 罪 のうちにわたしをみごもりました。
6 見 よ、あなたは 真実 を 心 のうちに 求 められます。それゆえ、わたしの 隠 れた 心 に 知恵 を 教 えてください。
7 ヒソプをもって、わたしを 清 めてください、わたしは 清 くなるでしょう。わたしを 洗 ってください、わたしは 雪 よりも 白 くなるでしょう。
8 わたしに 喜 びと 楽 しみとを 満 たし、あなたが 砕 いた 骨 を 喜 ばせてください。
9 み 顔 をわたしの 罪 から 隠 し、わたしの 不義 をことごとくぬぐい 去 ってください。
10 神 よ、わたしのために 清 い 心 をつくり、わたしのうちに 新 しい、正 しい 霊 を 与 えてください。
11 わたしをみ 前 から 捨 てないでください。あなたの 聖 なる 霊 をわたしから 取 らないでください。
12 あなたの 救 の 喜 びをわたしに 返 し、自由 の 霊 をもって、わたしをささえてください。
13 そうすればわたしは、とがを 犯 した 者 にあなたの 道 を 教 え、罪 びとはあなたに 帰 ってくるでしょう。
14 神 よ、わが 救 の 神 よ、血 を 流 した 罪 からわたしを 助 け 出 してください。わたしの 舌 は 声 高 らかにあなたの 義 を 歌 うでしょう。
15 主 よ、わたしのくちびるを 開 いてください。わたしの 口 はあなたの 誉 をあらわすでしょう。
16 あなたはいけにえを 好 まれません。たといわたしが 燔祭 をささげてもあなたは 喜 ばれないでしょう。
17 神 の 受 けられるいけにえは 砕 けた 魂 です。神 よ、あなたは 砕 けた 悔 いた 心 をかろしめられません。
18 あなたのみこころにしたがってシオンに 恵 みを 施 し、エルサレムの 城壁 を 築 きなおしてください。
19 その 時 あなたは 義 のいけにえと 燔祭 と、全 き 燔祭 とを 喜 ばれるでしょう。その 時 あなたの 祭壇 に 雄牛 がささげられるでしょう。
Chapter 52
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデのマスキールの歌。これはエドムびとドエグがサウルにきて、「ダビデはアヒメレクの家にきた」と告げたときにダビデがよんだもの
1 力 ある 者 よ、何 ゆえあなたは 神 を 敬 う 人 に 与 えた 災 について 誇 るのか。あなたはひねもす 人 を 滅 ぼすことをたくらむ。
2 虚偽 を 行 う 者 よ、あなたの 舌 は 鋭 いかみそりのようだ。
3 あなたは 善 よりも 悪 を 好 み、まことを 語 るよりも 偽 りを 語 ることを 好 む。[セラ
4 欺 きの 舌 よ、あなたはすべての 滅 ぼす 言葉 を 好 む。
5 しかし 神 はとこしえにあなたを 砕 き、あなたを 捕 えて、その 天幕 から 引 き 離 し、生 ける 者 の 地 から、あなたの 根 を 絶 やされる。[セラ
6 正 しい 者 はこれを 見 て 恐 れ、彼 を 笑 って 言 うであろう、
7 「神 をおのが 避 け 所 とせず、その 富 の 豊 かなるを 頼 み、その 宝 に 寄 り 頼 む 人 を 見 よ」と。
8 しかし、わたしは 神 の 家 にある 緑 のオリブの 木 のようだ。わたしは 世々 かぎりなく 神 のいつくしみを 頼 む。
9 あなたがこの 事 をなされたので、わたしはとこしえに、あなたに 感謝 し、聖徒 の 前 であなたのみ 名 をふれ 示 そう。これはよいことだからである。
Chapter 53
聖歌隊の指揮者によってマハラテのしらべにあわせてうたわせたダビデのマスキールの歌
1 愚 かな 者 は 心 のうちに「神 はない」と 言 う。彼 らは 腐 れはて、憎 むべき 不義 をおこなった。善 を 行 う 者 はない。
2 神 は 天 から 人 の 子 を 見 おろして、賢 い 者、神 を 尋 ね 求 める 者 があるかないかを 見 られた。
3 彼 らは 皆 そむき、みなひとしく 堕落 した。善 を 行 う 者 はない、ひとりもない。
4 悪 を 行 う 者 は 悟 りがないのか。彼 らは 物 食 うようにわが 民 を 食 らい、また 神 を 呼 ぶことをしない。
5 彼 らは 恐 るべきことのない 時 に 大 いに 恐 れた。神 はよこしまな 者 の 骨 を 散 らされるからである。神 が 彼 らを 捨 てられるので、彼 らは 恥 をこうむるであろう。
6 どうか、シオンからイスラエルの 救 が 出 るように。神 がその 民 の 繁栄 を 回復 される 時、ヤコブは 喜 び、イスラエルは 楽 しむであろう。
Chapter 54
聖歌隊の指揮者によって琴をもってうたわせたダビデのマスキールの歌。これはジフびとがサウルにきて、「ダビデはわれらのうちに隠れている」と言った時によんだもの
1 神 よ、み 名 によってわたしを 救 い、み 力 によってわたしをさばいてください。
2 神 よ、わたしの 祈 をきき、わが 口 の 言葉 に 耳 を 傾 けてください。
3 高 ぶる 者 がわたしに 逆 らって 起 り、あらぶる 者 がわたしのいのちを 求 めています。彼 らは 神 をおのが 前 に 置 くことをしません。[セラ
4 見 よ、神 はわが 助 けぬし、主 はわがいのちを 守 られるかたです。
5 神 はわたしのあだに 災 をもって 報 いられるでしょう。あなたのまことをもって 彼 らを 滅 ぼしてください。
6 わたしは 喜 んであなたにいけにえをささげます。主 よ、わたしはみ 名 に 感謝 します。これはよい 事 だからです。
7 あなたはすべての 悩 みからわたしを 救 い、わたしの 目 に 敵 の 敗北 を 見 させられたからです。
Chapter 55
聖歌隊の指揮者によって琴をもってうたわせたダビデのマスキールの歌
1 神 よ、わたしの 祈 に 耳 を 傾 けてください。わたしの 願 いを 避 けて 身 を 隠 さないでください。
2 わたしにみこころをとめ、わたしに 答 えてください。わたしは 悩 みによって 弱 りはて、
3 敵 の 声 と、悪 しき 者 のしえたげとによって 気 が 狂 いそうです。彼 らはわたしに 悩 みを 臨 ませ、怒 ってわたしを 苦 しめるからです。
4 わたしの 心 はわがうちにもだえ 苦 しみ、死 の 恐 れがわたしの 上 に 落 ちました。
5 恐 れとおののきがわたしに 臨 み、はなはだしい 恐 れがわたしをおおいました。
6 わたしは 言 います、「どうか、はとのように 翼 をもちたいものだ。そうすればわたしは 飛 び 去 って 安 きを 得 るであろう。
7 わたしは 遠 くのがれ 去 って、野 に 宿 ろう。[セラ
8 わたしは 急 ぎ 避難 して、はやてとあらしをのがれよう」と。
9 主 よ、彼 らのはかりごとを 打 ち 破 ってください。彼 らの 舌 を 混乱 させてください。わたしは 町 のうちに 暴力 と 争 いとを 見 るからです。
10 彼 らは 昼 も 夜 も 町 の 城壁 の 上 を 歩 きめぐり、町 のうちには 害悪 と 悩 みとがあります。
11 また 滅 ぼす 事 が 町 のうちにあり、しえたげと 欺 きとはその 市場 を 離 れることがありません。
12 わたしをののしる 者 は 敵 ではありません。もしそうであるならば 忍 ぶことができます。わたしにむかって 高 ぶる 者 はあだではありません。もしそうであるならば 身 を 隠 して 彼 を 避 けることができます。
13 しかしそれはあなたです、わたしと 同 じ 者、わたしの 同僚、わたしの 親 しい 友 です。
14 われらはたがいに 楽 しく 語 らい、つれだって 神 の 宮 に 上 りました。
15 どうぞ、死 を 彼 らに 臨 ませ、生 きたままで 陰府 に 下 らせ、恐 れをもって 彼 らを 墓 に 去 らせてください。
16 しかしわたしが 神 に 呼 ばわれば、主 はわたしを 救 われます。
17 夕 べに、あしたに、真昼 にわたしが 嘆 きうめけば、主 はわたしの 声 を 聞 かれます。
18 たといわたしを 攻 める 者 が 多 くとも、主 はわたしがたたかう 戦 いからわたしを 安 らかに 救 い 出 されます。
19 昔 からみくらに 座 しておられる 神 は 聞 いて 彼 らを 悩 まされるでしょう。[セラ 彼 らはおきてを 守 らず、神 を 恐 れないからです。
20 わたしの 友 はその 親 しき 者 に 手 を 伸 ばして、その 契約 を 破 った。
21 その 口 は 牛酪 よりもなめらかだが、その 心 には 戦 いがある。その 言葉 は 油 よりもやわらかだが、それは 抜 いたつるぎである。
22 あなたの 荷 を 主 にゆだねよ。主 はあなたをささえられる。主 は 正 しい 人 の 動 かされるのを 決 してゆるされない。
23 しかし 主 よ、あなたは 彼 らを 滅 びの 穴 に 投 げ 入 れられます。血 を 流 す 者 と 欺 く 者 とはおのが 日 の 半 ばも 生 きながらえることはできません。しかしわたしはあなたに 寄 り 頼 みます。
Chapter 56
聖歌隊の指揮者によって、「遠き所におる音をたてぬはと」のしらべにあわせてうたわせたダビデのミクタムの歌。これはダビデがガテでペリシテびとに捕えられたときによんだもの
1 神 よ、どうかわたしをあわれんでください。人々 がわたしを 踏 みつけ、あだする 人々 がひねもすわたしをしえたげます。
2 わたしの 敵 はひねもすわたしを 踏 みつけ、誇 りたかぶって、わたしと 戦 う 者 が 多 いのです。
3 わたしが 恐 れるときは、あなたに 寄 り 頼 みます。
4 わたしは 神 によって、そのみ 言葉 をほめたたえます。わたしは 神 に 信頼 するゆえ、恐 れることはありません。肉 なる 者 はわたしに 何 をなし 得 ましょうか。
5 彼 らはひねもすわたしの 事 を 妨害 し、その 思 いはことごとくわたしにわざわいします。
6 彼 らは 共 に 集 まって 身 をひそめ、わたしの 歩 みに 目 をとめ、わたしのいのちをうかがい 求 めます。
7 神 よ、彼 らにその 罪 を 報 い、憤 りをもってもろもろの 民 を 倒 してください。
8 あなたはわたしのさすらいを 数 えられました。わたしの 涙 をあなたの 皮 袋 にたくわえてください。これは 皆 あなたの 書 にしるされているではありませんか。
9 わたしが 呼 び 求 める 日 に、わたしの 敵 は 退 きます。これによって 神 がわたしを 守 られることを 知 ります。
10 わたしは 神 によってそのみ 言葉 をほめたたえ、主 によってそのみ 言葉 をほめたたえます。
11 わたしは 神 に 信頼 するゆえ、恐 れることはありません。人 はわたしに 何 をなし 得 ましょうか。
12 神 よ、わたしがあなたに 立 てた 誓 いは 果 さなければなりません。わたしは 感謝 の 供 え 物 をあなたにささげます。
13 あなたはわたしの 魂 を 死 から 救 い、わたしの 足 を 守 って 倒 れることなく、いのちの 光 のうちで 神 の 前 にわたしを 歩 ませられたからです。
Chapter 57
聖歌隊の指揮者によって、「滅ぼすな」というしらべにあわせてうたわせたダビデのミクタムの歌。これはダビデが洞にはいってサウルの手をのがれたときによんだもの
1 神 よ、わたしをあわれんでください。わたしをあわれんでください。わたしの 魂 はあなたに 寄 り 頼 みます。滅 びのあらしの 過 ぎ 去 るまではあなたの 翼 の 陰 をわたしの 避 け 所 とします。
2 わたしはいと 高 き 神 に 呼 ばわります。わたしのためにすべての 事 をなしとげられる 神 に 呼 ばわります。
3 神 は 天 から 送 ってわたしを 救 い、わたしを 踏 みつける 者 をはずかしめられます。[セラ すなわち 神 はそのいつくしみとまこととを 送 られるのです。
4 わたしは 人 の 子 らをむさぼり 食 らうししの 中 に 横 たわっています。彼 らの 歯 はほこ、また 矢、彼 らの 舌 は 鋭 いつるぎです。
5 神 よ、みずからを 天 よりも 高 くし、みさかえを 全 地 の 上 にあげてください。
6 彼 らはわたしの 足 を 捕 えようと 網 を 設 けました。わたしの 魂 はうなだれました。彼 らはわたしの 前 に 穴 を 掘 りました。しかし 彼 らはみずからその 中 に 陥 ったのです。[セラ
7 神 よ、わたしの 心 は 定 まりました。わたしの 心 は 定 まりました。わたしは 歌 い、かつほめたたえます。
8 わが 魂 よ、さめよ。立琴 よ、琴 よ、さめよ。わたしはしののめを 呼 びさまします。
9 主 よ、わたしはもろもろの 民 の 中 であなたに 感謝 し、もろもろの 国 の 中 であなたをほめたたえます。
10 あなたのいつくしみは 大 きく、天 にまで 及 び、あなたのまことは 雲 にまで 及 びます。
11 神 よ、みずからを 天 よりも 高 くし、みさかえを 全 地 の 上 にあげてください。
Chapter 58
聖歌隊の指揮者によって、「滅ぼすな」というしらべにあわせてうたわせたダビデのミクタムの歌
1 あなたがた 力 ある 者 よ、まことにあなたがたは 正 しい 事 を 語 り、公平 をもって 人 の 子 らをさばくのか。
2 否、あなたがたは 心 のうちに 悪 い 事 をたくらみ、その 手 は 地 に 暴虐 を 行 う。
3 悪 しき 者 は 胎 を 出 た 時 から、そむき 去 り、生 れ 出 た 時 から、あやまちを 犯 し、偽 りを 語 る。
5 彼 らはへびの 毒 のような 毒 をもち、魔法使 または 巧 みに 呪文 を 唱 える 者 の 声 を 聞 かない 耳 をふさぐ 耳 しいのまむしのようである。
6 神 よ、彼 らの 口 の 歯 を 折 ってください。主 よ、若 いししのきばを 抜 き 砕 いてください。
7 彼 らを 流 れゆく 水 のように 消 え 去 らせ、踏 み 倒 される 若草 のように 衰 えさせてください。
8 また 溶 けてどろどろになるかたつむりのように、時 ならず 生 れた 日 を 見 ぬ 子 のようにしてください。
9 あなたがたの 釜 がまだいばらの 熱 を 感 じない 前 に 青 いのも、燃 えているのも 共 につむじ 風 に 吹 き 払 われるように 彼 らを 吹 き 払 ってください。
10 正 しい 者 は 復讐 を 見 て 喜 び、その 足 を 悪 しき 者 の 血 で 洗 うであろう。
11 そして 人々 は 言 うであろう、「まことに 正 しい 者 には 報 いがある。まことに 地 にさばきを 行 われる 神 がある」と。
Chapter 59
聖歌隊の指揮者によって、「滅ぼすな」というしらべにあわせてうたわせたダビデのミクタムの歌。これはサウルがダビデを殺そうとして人をつかわし、その家をうかがわせたときダビデのよんだもの
1 わが 神 よ、どうかわたしをわが 敵 から 助 け 出 し、わたしに 逆 らって 起 りたつ 者 からお 守 りください。
2 悪 を 行 う 者 からわたしを 助 け 出 し、血 を 流 す 人 からわたしをお 救 いください。
3 見 よ、彼 らはひそみかくれて、わたしの 命 をうかがい、力 ある 人々 が 共 に 集 まってわたしを 攻 めます。主 よ、わたしにとがも 罪 もなく、
4 わたしにあやまちもないのに、彼 らは 走 りまわって 備 えをします。わたしを 助 けるために 目 をさまして、ごらんください。
5 万軍 の 神、主 よ、あなたはイスラエルの 神 です。目 をさまして、もろもろの 国民 を 罰 し、悪 をたくらむ 者 どもに、あわれみを 施 さないでください。[セラ
6 彼 らは 夕 ごとに 帰 ってきて、犬 のようにほえて 町 をあさりまわる。
7 見 よ、彼 らはその 口 をもってほえ 叫 び、そのくちびるをもってうなり、「だれが 聞 くものか」と 言 う。
8 しかし、主 よ、あなたは 彼 らを 笑 い、もろもろの 国民 をあざけり 笑 われる。
9 わが 力 よ、わたしはあなたにむかってほめ 歌 います。神 よ、あなたはわたしの 高 きやぐらです。
10 わが 神 はそのいつくしみをもってわたしを 迎 えられる。わが 神 はわたしに 敵 の 敗北 を 見 させられる。
11 どうぞ、わが 民 の 忘 れることのないために、彼 らを 殺 さないでください。主、われらの 盾 よ、み 力 をもって 彼 らをよろめかせ、彼 らを 倒 れさせないでください。
12 彼 らの 口 の 罪、そのくちびるの 言葉 のために 彼 らをその 高 ぶりに 捕 われさせてください。彼 らが 語 るのろいと 偽 りのために
13 憤 りをもって 彼 らを 滅 ぼし、もはやながらえることのないまでに、彼 らを 滅 ぼしてください。そうすれば 地 のはてまで、人々 は 神 がヤコブを 治 められることを 知 るに 至 るでしょう。[セラ
14 彼 らは 夕 ごとに 帰 ってきて、犬 のようにほえて 町 をあさりまわる。
15 彼 らは 食 い 物 のためにあるきまわり、飽 くことを 得 なければ 怒 りうなる。
16 しかし、わたしはあなたのみ 力 をうたい、朝 には 声 をあげてみいつくしみを 歌 います。あなたはわたしの 悩 みの 日 にわが 高 きやぐらとなり、わたしの 避 け 所 となられたからです。
17 わが 力 よ、わたしはあなたにむかってほめうたいます。神 よ、あなたはわが 高 きやぐら、わたしにいつくしみを 賜 わる 神 であられるからです。
Chapter 60
聖歌隊の指揮者によって、「あかしのゆり」というしらべにあわせて教のためにうたわせたダビデのミクタムの歌。これはダビデが、アラムナハライムおよびアラムゾバと戦ったとき、ヨアブがその帰りに、塩の谷でエドムびと一万二千人を殺したときによんだもの
1 神 よ、あなたはわれらを 捨 て、われらを 打 ち 破 られました。あなたは 憤 られました。再 びわれらをかえしてください。
2 あなたは 国 を 震 わせ、これを 裂 かれました。その 破 れをいやしてください。国 が 揺 れ 動 くのです。
3 あなたはその 民 に 耐 えがたい 事 をさせ、人 をよろめかす 酒 をわれらに 飲 ませられました。
4 あなたは 弓 の 前 からのがれた 者 を 再 び 集 めようとあなたを 恐 れる 者 のために一つの 旗 を 立 てられました。[セラ
5 あなたの 愛 される 者 が 助 けを 得 るために、右 の 手 をもって 勝利 を 与 え、われらに 答 えてください。
6 神 はその 聖所 で 言 われた、「わたしは 大 いなる 喜 びをもってシケムを 分 かち、スコテの 谷 を 分 かち 与 えよう。
7 ギレアデはわたしのもの、マナセもわたしのものである。エフライムはわたしのかぶと、ユダはわたしのつえである。
8 モアブはわたしの 足 だらい、エドムにはわたしのくつを 投 げる。ペリシテについては、かちどきをあげる」と。
9 だれがわたしを 堅固 な 町 に 至 らせるでしょうか。だれがわたしをエドムに 導 くでしょうか。
10 神 よ、あなたはわれらを 捨 てられたではありませんか。神 よ、あなたはわれらの 軍勢 と 共 に 出 て 行 かれません。
11 われらに 助 けを 与 えて、あだにむかわせてください。人 の 助 けはむなしいのです。
12 われらは 神 によって 勇 ましく 働 きます。われらのあだを 踏 みにじる 者 は 神 だからです。
Chapter 61
聖歌隊の指揮者によって琴にあわせてうたわせたダビデの歌
1 神 よ、わたしの 叫 びを 聞 いてください。わたしの 祈 に 耳 を 傾 けてください。
2 わが 心 のくずおれるとき、わたしは 地 のはてからあなたに 呼 ばわります。わたしを 導 いてわたしの 及 びがたいほどの 高 い 岩 にのぼらせてください。
3 あなたはわたしの 避 け 所、敵 に 対 する 堅固 なやぐらです。
4 わたしをとこしえにあなたの 幕屋 に 住 まわせ、あなたの 翼 の 陰 にのがれさせてください。[セラ
5 神 よ、あなたはわたしのもろもろの 誓 いを 聞 き、み 名 を 恐 れる 者 に 賜 わる 嗣 業 をわたしに 与 えられました。
6 どうか 王 のいのちを 延 ばし、そのよわいをよろずよに 至 らせてください。
7 彼 をとこしえに 神 の 前 に 王 たらしめ、いつくしみとまこととに 命 じて 彼 を 守 らせてください。
8 そうすればわたしはとこしえにみ 名 をほめうたい、日 ごとにわたしのもろもろの 誓 いを 果 すでしょう。
Chapter 62
聖歌隊の指揮者によってエドトンのしらべにしたがってうたわせたダビデの歌
1 わが 魂 はもだしてただ 神 をまつ。わが 救 は 神 から 来 る。
2 神 こそわが 岩、わが 救、わが 高 きやぐらである。わたしはいたく 動 かされることはない。
3 あなたがたは、いつまで 人 に 押 し 迫 るのか。あなたがたは 皆、傾 いた 石 がきのように、揺 り 動 くまがきのように 人 を 倒 そうとするのか。
4 彼 らは 人 を 尊 い 地位 から 落 そうとのみはかり、偽 りを 喜 び、その 口 では 祝福 し、心 のうちではのろうのである。[セラ
5 わが 魂 はもだしてただ 神 をまつ。わが 望 みは 神 から 来 るからである。
6 神 こそわが 岩、わが 救、わが 高 きやぐらである。わたしは 動 かされることはない。
7 わが 救 とわが 誉 とは 神 にある。神 はわが 力 の 岩、わが 避 け 所 である。
8 民 よ、いかなる 時 にも 神 に 信頼 せよ。そのみ 前 にあなたがたの 心 を 注 ぎ 出 せ。神 はわれらの 避 け 所 である。[セラ
9 低 い 人 はむなしく、高 い 人 は 偽 りである。彼 らをはかりにおけば、彼 らは 共 に 息 よりも 軽 い。
10 あなたがたは、しえたげにたよってはならない。かすめ 奪 うことに、むなしい 望 みをおいてはならない。富 の 増 し 加 わるとき、これに 心 をかけてはならない。
11 神 はひとたび 言 われた、わたしはふたたびこれを 聞 いた、力 は 神 に 属 することを。
12 主 よ、いつくしみもまたあなたに 属 することを。あなたは 人 おのおののわざにしたがって 報 いられるからである。
Chapter 63
ユダの野にあったときによんだダビデの歌
1 神 よ、あなたはわたしの 神、わたしは 切 にあなたをたずね 求 め、わが 魂 はあなたをかわき 望 む。水 なき、かわき 衰 えた 地 にあるように、わが 肉体 はあなたを 慕 いこがれる。
2 それでわたしはあなたの 力 と 栄 えとを 見 ようと、聖所 にあって 目 をあなたに 注 いだ。
3 あなたのいつくしみは、いのちにもまさるゆえ、わがくちびるはあなたをほめたたえる。
4 わたしは 生 きながらえる 間、あなたをほめ、手 をあげて、み 名 を 呼 びまつる。
6 わたしが 床 の 上 であなたを 思 いだし、夜 のふけるままにあなたを 深 く 思 うとき、わたしの 魂 は 髄 とあぶらとをもってもてなされるように 飽 き 足 り、わたしの 口 は 喜 びのくちびるをもってあなたをほめたたえる。
7 あなたはわたしの 助 けとなられたゆえ、わたしはあなたの 翼 の 陰 で 喜 び 歌 う。
8 わたしの 魂 はあなたにすがりつき、あなたの 右 の 手 はわたしをささえられる。
9 しかしわたしの 魂 を 滅 ぼそうとたずね 求 める 者 は 地 の 深 き 所 に 行 き、
10 つるぎの 力 にわたされ、山犬 のえじきとなる。
11 しかし 王 は 神 にあって 喜 び、神 によって 誓 う 者 はみな 誇 ることができる。偽 りを 言 う 者 の 口 はふさがれるからである。
Chapter 64
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 神 よ、わたしが 嘆 き 訴 えるとき、わたしの 声 をお 聞 きください。敵 の 恐 れからわたしの 命 をお 守 りください。
2 わたしを 隠 して、悪 を 行 う 者 のひそかなはかりごとから 免 れさせ、不義 を 行 う 者 のはかりごとから 免 れさせてください。
3 彼 らはその 舌 をつるぎのようにとぎ、苦 い 言葉 を 矢 のように 放 ち、
4 隠 れた 所 から 罪 なき 者 を 射 ようとする。にわかに 彼 を 射 て 恐 れることがない。
5 彼 らは 悪 い 企 てを 固 くたもち、共 にはかり、ひそかにわなをかけて 言 う、「だれがわれらを 見破 ることができるか。
6 だれがわれらの 罪 をたずね 出 すことができるか。われらは 巧 みに、はかりごとを 考 えめぐらしたのだ」と。人 の 内 なる 思 いと 心 とは 深 い。
7 しかし 神 は 矢 をもって 彼 らを 射 られる。彼 らはにわかに 傷 をうけるであろう。
8 神 は 彼 らの 舌 のゆえに 彼 らを 滅 ぼされる。彼 らを 見 る 者 は 皆 そのこうべを 振 るであろう。
9 その 時 すべての 人 は 恐 れ、神 のみわざを 宣 べ 伝 え、そのなされた 事 を 考 えるであろう。
10 正 しい 人 は 主 にあって 喜 び、かつ 主 に 寄 り 頼 む。すべて 心 の 直 き 者 は 誇 ることができる。
Chapter 65
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌、さんび
1 神 よ、シオンにて、あなたをほめたたえることはふさわしいことである。人 はあなたに 誓 いを 果 すであろう。
3 祈 を 聞 かれる 方 よ、すべての 肉 なる 者 は 罪 のゆえにあなたに 来 る。われらのとががわれらに 打 ち 勝 つとき、あなたはこれをゆるされる。
4 あなたに 選 ばれ、あなたに 近 づけられて、あなたの 大庭 に 住 む 人 はさいわいである。われらはあなたの 家、あなたの 聖 なる 宮 の 恵 みによって 飽 くことができる。
5 われらの 救 の 神 よ、地 のもろもろのはてと、遠 き 海 の 望 みであるあなたは 恐 るべきわざにより、救 をもってわれらに 答 えられる。
6 あなたは 大能 を 帯 び、そのみ 力 によって、もろもろの 山 を 堅 く 立 たせられる。
7 あなたは 海 の 響 き、大波 の 響 き、もろもろの 民 の 騒 ぎを 静 められる。
8 それゆえ、地 のはてに 住 む 人々 も、あなたのもろもろのしるしを 見 て 恐 れる。あなたは 朝 と 夕 の 出 る 所 をして 喜 び 歌 わせられる。
9 あなたは 地 に 臨 んで、これに 水 をそそぎ、これを 大 いに 豊 かにされる。神 の 川 は 水 で 満 ちている。あなたはそのように 備 えして 彼 らに 穀物 を 与 えられる。
10 あなたはその 田 みぞを 豊 かにうるおし、そのうねを 整 え、夕立 ちをもってそれを 柔 らかにし、そのもえ 出 るのを 祝福 し、
11 またその 恵 みをもって 年 の 冠 とされる。あなたの 道 にはあぶらがしたたる。
12 野 の 牧場 はしたたり、小山 は 喜 びをまとい、
13 牧場 は 羊 の 群 れを 着、もろもろの 谷 は 穀物 をもっておおわれ、彼 らは 喜 び 呼 ばわって 共 に 歌 う。
Chapter 66
聖歌隊の指揮者によってうたわせた歌、さんび
1 全 地 よ、神 にむかって 喜 び 呼 ばわれ。
2 そのみ 名 の 栄光 を 歌 え。栄 えあるさんびをささげよ。
3 神 に 告 げよ。「あなたのもろもろのみわざは 恐 るべきかな。大 いなるみ 力 によって、あなたの 敵 はみ 前 に 屈服 し、
4 全 地 はあなたを 拝 み、あなたをほめうたい、み 名 をほめうたうであろう」と。[セラ
5 来 て、神 のみわざを 見 よ。人 の 子 らにむかってなされることは 恐 るべきかな。
6 神 は 海 を 変 えて、かわいた 地 とされた。人々 は 徒歩 で 川 を 渡 った。その 所 でわれらは 神 を 喜 んだ。
7 神 は 大能 をもって、とこしえに 統 べ 治 め、その 目 はもろもろの 国民 を 監視 される。そむく 者 はみずからを 高 くしてはならない。[セラ
8 もろもろの 民 よ、われらの 神 をほめよ。神 をほめたたえる 声 を 聞 えさせよ。
9 神 はわれらを 生 きながらえさせ、われらの 足 のすべるのをゆるされない。
10 神 よ、あなたはわれらを 試 み、しろがねを 練 るように、われらを 練 られた。
11 あなたはわれらを 網 にひきいれ、われらの 腰 に 重 き 荷 を 置 き、
12 人々 にわれらの 頭 の 上 を 乗 り 越 えさせられた。われらは 火 の 中、水 の 中 を 通 った。しかしあなたはわれらを 広 い 所 に 導 き 出 された。
13 わたしは 燔祭 をもってあなたの 家 に 行 き、わたしの 誓 いをあなたに 果 します。
14 これはわたしが 悩 みにあったとき、わたしのくちびるの 言 い 出 したもの、わたしの 口 が 約束 したものです。
15 わたしは 肥 えたものの 燔祭 を 雄羊 のいけにえの 煙 と 共 にあなたにささげ、雄牛 と 雄 やぎとをささげます。[セラ
16 すべて 神 を 恐 れる 者 よ、来 て 聞 け。神 がわたしのためになされたことを 告 げよう。
17 わたしは 声 をあげて 神 に 呼 ばわり、わが 舌 をもって 神 をあがめた。
18 もしわたしが 心 に 不義 をいだいていたならば、主 はお 聞 きにならないであろう。
19 しかし、まことに 神 はお 聞 きになり、わが 祈 の 声 にみこころをとめられた。
20 神 はほむべきかな。神 はわが 祈 をしりぞけず、そのいつくしみをわたしから 取 り 去 られなかった。
Chapter 67
聖歌隊の指揮者によって琴にあわせてうたわせた歌、さんび
1 どうか、神 がわれらをあわれみ、われらを 祝福 し、そのみ 顔 をわれらの 上 に 照 されるように。[セラ
2 これはあなたの 道 があまねく 地 に 知 られ、あなたの 救 の 力 がもろもろの 国民 のうちに 知 られるためです。
3 神 よ、民 らにあなたをほめたたえさせ、もろもろの 民 にあなたをほめたたえさせてください。
4 もろもろの 国民 を 楽 しませ、また 喜 び 歌 わせてください。あなたは 公平 をもってもろもろの 民 をさばき、地 の 上 なるもろもろの 国民 を 導 かれるからです。[セラ
5 神 よ、民 らにあなたをほめたたえさせ、もろもろの 民 にあなたをほめたたえさせてください。
6 地 はその 産物 を 出 しました。神、われらの 神 はわれらを 祝福 されました。
7 神 はわれらを 祝福 されました。地 のもろもろのはてにことごとく 神 を 恐 れさせてください。
Chapter 68
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌、さんび
1 神 よ、立 ちあがって、その 敵 を 散 らし、神 を 憎 む 者 をみ 前 から 逃 げ 去 らせてください。
2 煙 の 追 いやられるように 彼 らを 追 いやり、ろうの 火 の 前 に 溶 けるように 悪 しき 者 を 神 の 前 に 滅 ぼしてください。
3 しかし 正 しい 者 を 喜 ばせ、神 の 前 に 喜 び 踊 らせ、喜 び 楽 しませてください。
4 神 にむかって 歌 え、そのみ 名 をほめうたえ。雲 に 乗 られる 者 にむかって 歌声 をあげよ。その 名 は 主、そのみ 前 に 喜 び 踊 れ。
5 その 聖 なるすまいにおられる 神 はみなしごの 父、やもめの 保護 者 である。
6 神 は 寄 るべなき 者 に 住 むべき 家 を 与 え、めしゅうどを 解 いて 幸福 に 導 かれる。しかしそむく 者 はかわいた 地 に 住 む。
7 神 よ、あなたが 民 に 先 だち 出 て、荒野 を 進 み 行 かれたとき、[セラ
8 シナイの 主 なる 神 の 前 に、イスラエルの 神 なる 神 の 前 に、地 は 震 い、天 は 雨 を 降 らせました。
9 神 よ、あなたは 豊 かな 雨 を 降 らせて、疲 れ 衰 えたあなたの 嗣 業 の 地 を 回復 され、
10 あなたの 群 れは、そのうちにすまいを 得 ました。神 よ、あなたは 恵 みをもって 貧 しい 者 のために 備 えられました。
11 主 は 命令 を 下 される。おとずれを 携 えた 女 たちの 大 いなる 群 れは 言 う、
12 「もろもろの 軍勢 の 王 たちは 逃 げ 去 り、逃 げ 去 った」と。家 にとどまる 女 たちは 獲物 を 分 ける、
13 たとい 彼 らは 羊 のおりの 中 にとどまるとも。はとの 翼 は、しろがねをもっておおわれ、その 羽 はきらめくこがねをもっておおわれる。
14 全能者 がかしこで 王 たちを 散 らされたとき、ザルモンに 雪 が 降 った。
15 神 の 山、バシャンの 山、峰 かさなる 山、バシャンの 山 よ。
16 峰 かさなるもろもろの 山 よ、何 ゆえ 神 がすまいにと 望 まれた 山 をねたみ 見 るのか。まことに 主 はとこしえにそこに 住 まわれる。
17 主 は 神 のいくさ 車 幾 千万 をもって、シナイから 聖所 に 来 られた。
18 あなたはとりこを 率 い、人々 のうちから、またそむく 者 のうちから 贈 り 物 をうけて、高 い 山 に 登 られた。主 なる 神 がそこに 住 まわれるためである。
19 日々 にわれらの 荷 を 負 われる 主 はほむべきかな。神 はわれらの 救 である。[セラ
20 われらの 神 は 救 の 神 である。死 からのがれ 得 るのは 主 なる 神 による。
21 神 はその 敵 のこうべを 打 ち 砕 き、おのがとがの 中 に 歩 む 者 の 毛深 い 頭 のいただきを 打 ち 砕 かれる。
22 主 は 言 われた、「わたしはバシャンから 彼 らを 携 え 帰 り、海 の 深 い 所 から 彼 らを 携 え 帰 る。
23 あなたはその 足 を 彼 らの 血 に 浸 し、あなたの 犬 の 舌 はその 分 け 前 を 敵 から 得 るであろう」と。
24 神 よ、人々 はあなたのこうごうしい 行列 を 見 た。わが 神、わが 王 の、聖所 に 進 み 行 かれるのを 見 た。
25 歌 う 者 は 前 に 行 き、琴 をひく 者 はあとになり、おとめらはその 間 にあって 手 鼓 を 打 って 言 う、
26 「大 いなる 集会 で 神 をほめよ。イスラエルの 源 から 出 た 者 よ、主 をほめまつれ」と。
27 そこに 彼 らを 導 く 年 若 いベニヤミンがおり、その 群 れの 中 にユダの 君 たちがおり、ゼブルンの 君 たち、ナフタリの 君 たちがいる。
28 神 よ、あなたの 大能 を 奮 い 起 してください。われらのために 事 をなされた 神 よ、あなたの 力 をお 示 しください。
29 エルサレムにあるあなたの 宮 のために、王 たちはあなたに 贈 り 物 をささげるでしょう。
30 葦 の 中 に 住 む 獣、もろもろの 民 の 子 牛 を 率 いる 雄牛 の 群 れをいましめてください。みつぎ 物 をむさぼる 者 たちを 足 の 下 に 踏 みつけ、戦 いを 好 むもろもろの 民 を 散 らしてください。
31 青銅 をエジプトから 持 ちきたらせ、エチオピヤには 急 いでその 手 を 神 に 伸 べさせてください。
32 地 のもろもろの 国 よ、神 にむかって 歌 え、主 をほめうたえ。[セラ
33 いにしえからの 天 の 天 に 乗 られる 主 にむかってほめうたえ。見 よ、主 はみ 声 を 出 し、力 あるみ 声 を 出 される。
34 力 を 神 に 帰 せよ。その 威光 はイスラエルの 上 にあり、その 力 は 雲 の 中 にある。
35 神 はその 聖所 で 恐 るべく、イスラエルの 神 はその 民 に 力 と 勢 いとを 与 えられる。神 はほむべきかな。
Chapter 69
聖歌隊の指揮者によってゆりの花のしらべにあわせてうたわせたダビデの歌
1 神 よ、わたしをお 救 いください。大水 が 流 れ 来 て、わたしの 首 にまで 達 しました。
2 わたしは 足 がかりもない 深 い 泥 の 中 に 沈 みました。わたしは 深 い 水 に 陥 り、大水 がわたしの 上 を 流 れ 過 ぎました。
3 わたしは 叫 びによって 疲 れ、わたしののどはかわき、わたしの 目 は 神 を 待 ちわびて 衰 えました。
4 ゆえなく、わたしを 憎 む 者 はわたしの 頭 の 毛 よりも 多 く、偽 ってわたしの 敵 となり、わたしを 滅 ぼそうとする 者 は 強 いのです。わたしは 盗 まなかった 物 をも 償 わなければならないのですか。
5 神 よ、あなたはわたしの 愚 かなことを 知 っておられます。わたしのもろもろのとがはあなたに 隠 れることはありません。
6 万軍 の 神、主 よ、あなたを 待 ち 望 む 者 がわたしの 事 によって、はずかしめられることのないようにしてください。イスラエルの 神 よ、あなたを 求 める 者 がわたしの 事 によって、恥 を 負 わせられることのないようにしてください。
7 わたしはあなたのためにそしりを 負 い、恥 がわたしの 顔 をおおったのです。
8 わたしはわが 兄弟 には、知 らぬ 者 となり、わが 母 の 子 らには、のけ 者 となりました。
9 あなたの 家 を 思 う 熱心 がわたしを 食 いつくし、あなたをそしる 者 のそしりがわたしに 及 んだからです。
10 わたしが 断食 をもってわたしの 魂 を 悩 ませば、かえってそれによってそしりをうけました。
11 わたしが 荒布 を 衣 とすれば、かえって 彼 らのことわざとなりました。
12 わたしは 門 に 座 する 者 の 話題 となり、酔 いどれの 歌 となりました。
13 しかし 主 よ、わたしはあなたに 祈 ります。神 よ、恵 みの 時 に、あなたのいつくしみの 豊 かなるにより、わたしにお 答 えください。
14 あなたのまことの 救 により、わたしを 泥 の 中 に 沈 まぬよう 助 け 出 してください。わたしを 憎 む 者 から、また 深 い 水 からわたしを 助 け 出 してください。
15 大水 がわたしの 上 を 流 れ 過 ぎることなく、淵 がわたしをのむことなく、穴 がその 口 をわたしの 上 に 閉 じることのないようにしてください。
16 主 よ、あなたのいつくしみの 深 きにより、わたしにお 答 えください。あなたのあわれみの 豊 かなるにより、わたしを 顧 みてください。
17 あなたの 顔 をしもべに 隠 さないでください。わたしは 悩 んでいるのです。すみやかにわたしにお 答 えください。
18 わたしに 近 く 寄 って、わたしをあがない、わが 敵 のゆえにわたしをお 救 いください。
19 あなたはわたしの 受 けるそしりと、恥 と、はずかしめとを 知 っておられます。わたしのあだは 皆 あなたの 前 にあります。
20 そしりがわたしの 心 を 砕 いたので、わたしは 望 みを 失 いました。わたしは 同情 する 者 を 求 めたけれども、ひとりもなく、慰 める 者 を 求 めたけれども、ひとりも 見 ませんでした。
21 彼 らはわたしの 食物 に 毒 を 入 れ、わたしのかわいた 時 に 酢 を 飲 ませました。
22 彼 らの 前 の 食卓 を 網 とし、彼 らが 犠牲 をささげる 祭 を、わなとしてください。
23 彼 らの 目 を 暗 くして 見 えなくし、彼 らの 腰 を 常 に 震 わせ、
24 あなたの 憤 りを 彼 らの 上 にそそぎ、あなたの 激 しい 怒 りを 彼 らに 追 いつかせてください。
25 彼 らの 宿営 を 荒 し、ひとりもその 天幕 に 住 まわせないでください。
26 彼 らはあなたが 撃 たれた 者 を 迫害 し、あなたが 傷 つけられた 者 をさらに 苦 しめるからです。
27 彼 らに、罰 に 罰 を 加 え、あなたの 赦免 にあずからせないでください。
28 彼 らをいのちの 書 から 消 し 去 って、義人 のうちに 記録 されることのないようにしてください。
29 しかしわたしは 悩 み 苦 しんでいます。神 よ、あなたの 救 がわたしを 高 い 所 に 置 かれますように。
30 わたしは 歌 をもって 神 の 名 をほめたたえ、感謝 をもって 神 をあがめます。
31 これは 雄牛 または 角 とひずめのある 雄牛 にまさって 主 を 喜 ばせるでしょう。
32 へりくだる 者 は、これを 見 て 喜 べ。神 を 求 める 者 よ、あなたがたの 心 を 生 きかえらせよ。
33 主 は 乏 しい 者 に 聞 き、その 捕 われ 人 をかろしめられないからである。
34 天 と 地 は 主 をほめたたえ、海 とその 中 に 動 くあらゆるものは 主 をほめたたえよ。
35 神 はシオンを 救 い、ユダの 町々 を 建 て 直 されるからである。そのしもべらはそこに 住 んでこれを 所有 し、
36 そのしもべらの 子孫 はこれを 継 ぎ、み 名 を 愛 する 者 はその 中 に 住 むであろう。
Chapter 70
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの記念の歌
1 神 よ、みこころならばわたしをお 救 いください。主 よ、すみやかにわたしをお 助 けください。
2 わたしのいのちをたずね 求 める 者 どもを 恥 じあわてさせてください。わたしのそこなわれることを 願 う 者 どもをうしろに 退 かせ、恥 を 負 わせてください。
3 「あはぁ、あはぁ」と 言 う 者 どもを 自分 の 恥 によって 恐 れおののかせてください。
4 すべてあなたを 尋 ね 求 める 者 はあなたによって 喜 び 楽 しむように。あなたの 救 を 愛 する 者 はつねに「神 は 大 いなるかな」ととなえるように。
5 しかし、わたしは 貧 しく、かつ 乏 しい。神 よ、急 いでわたしに 来 てください。あなたはわが 助 け、わが 救主 です。主 よ、ためらわないでください。
Chapter 71
1 主 よ、わたしはあなたに 寄 り 頼 む。とこしえにわたしをはずかしめないでください。
2 あなたの 義 をもってわたしを 助 け、わたしを 救 い 出 してください。あなたの 耳 を 傾 けて、わたしをお 救 いください。
3 わたしのためにのがれの 岩 となり、わたしを 救 う 堅固 な 城 となってください。あなたはわが 岩、わが 城 だからです。
4 わが 神 よ、悪 しき 者 の 手 からわたしを 救 い、不義、残忍 な 人 の 支配 から、わたしを 救 い 出 してください。
5 主 なる 神 よ、あなたはわたしの 若 い 時 からのわたしの 望 み、わたしの 頼 みです。
6 わたしは 生 れるときからあなたに 寄 り 頼 みました。あなたはわたしを 母 の 胎 から 取 り 出 されたかたです。わたしは 常 にあなたをほめたたえます。
7 わたしは 多 くの 人 に 怪 しまれるような 者 となりました。しかしあなたはわたしの 堅固 な 避 け 所 です。
8 わたしの 口 はひねもす、あなたをたたえるさんびと、頌栄 とをもって 満 たされています。
9 わたしが 年老 いた 時、わたしを 見離 さないでください。わたしが 力 衰 えた 時、わたしを 見捨 てないでください。
10 わたしの 敵 はわたしについて 語 り、わたしのいのちをうかがう 者 は 共 にはかって、
11 「神 は 彼 を 見捨 てた。彼 を 助 ける 者 がないから 彼 を 追 って 捕 えよ」と 言 います。
12 神 よ、わたしに 遠 ざからないでください。わが 神 よ、すみやかに 来 てわたしを 助 けてください。
13 わたしにあだする 者 を 恥 じさせ、滅 ぼしてください。わたしをそこなわんとする 者 を、そしりと、はずかしめとをもっておおってください。
14 しかしわたしは 絶 えず 望 みをいだいて、いよいよあなたをほめたたえるでしょう。
15 わたしの 口 はひねもすあなたの 義 と、あなたの 救 とを 語 るでしょう。わたしはその 数 を 知 らないからです。
16 わたしは 主 なる 神 の 大能 のみわざを 携 えゆき、ただあなたの 義 のみを、ほめたたえるでしょう。
17 神 よ、あなたはわたしを 若 い 時 から 教 えられました。わたしはなお、あなたのくすしきみわざを 宣 べ 伝 えます。
18 神 よ、わたしが 年老 いて、しらがとなるとも、あなたの 力 をきたらんとするすべての 代 に 宣 べ 伝 えるまで、わたしを 見捨 てないでください。
19 神 よ、あなたの 大能 と 義 とは 高 い 天 にまで 及 ぶ。あなたは 大 いなる 事 をなされました。神 よ、だれかあなたに 等 しい 者 があるでしょうか。
20 あなたはわたしを 多 くの 重 い 悩 みにあわされましたが、再 びわたしを 生 かし、地 の 深 い 所 から 引 きあげられるでしょう。
21 あなたはわたしの 誉 を 増 し、再 びわたしを 慰 められるでしょう。
22 わが 神 よ、わたしはまた 立琴 をもってあなたと、あなたのまこととをほめたたえます。イスラエルの 聖者 よ、わたしは 琴 をもってあなたをほめ 歌 います。
23 わたしがあなたにむかってほめ 歌 うとき、わがくちびるは 喜 び 呼 ばわり、あなたがあがなわれたわが 魂 もまた 喜 び 呼 ばわるでしょう。
24 わたしの 舌 もまたひねもすあなたの 義 を 語 るでしょう。わたしをそこなわんとした 者 が 恥 じあわてたからです。
Chapter 72
ソロモンの歌
1 神 よ、あなたの 公平 を 王 に 与 え、あなたの 義 を 王 の 子 に 与 えてください。
2 彼 は 義 をもってあなたの 民 をさばき、公平 をもってあなたの 貧 しい 者 をさばくように。
3 もろもろの 山 と 丘 とは 義 によって 民 に 平和 を 与 えるように。
4 彼 は 民 の 貧 しい 者 の 訴 えを 弁護 し、乏 しい 者 に 救 を 与 え、しえたげる 者 を 打 ち 砕 くように。
5 彼 は 日 と 月 とのあらんかぎり、世々 生 きながらえるように。
6 彼 は 刈 り 取 った 牧草 の 上 に 降 る 雨 のごとく、地 を 潤 す 夕立 ちのごとく 臨 むように。
7 彼 の 世 に 義 は 栄 え、平和 は 月 のなくなるまで 豊 かであるように。
8 彼 は 海 から 海 まで 治 め、川 から 地 のはてまで 治 めるように。
9 彼 のあだは 彼 の 前 にかがみ、彼 の 敵 はちりをなめるように。
10 タルシシおよび 島々 の 王 たちはみつぎを 納 め、シバとセバの 王 たちは 贈 り 物 を 携 えて 来 るように。
11 もろもろの 王 は 彼 の 前 にひれ 伏 し、もろもろの 国民 は 彼 に 仕 えるように。
12 彼 は 乏 しい 者 をその 呼 ばわる 時 に 救 い、貧 しい 者 と、助 けなき 者 とを 救 う。
13 彼 は 弱 い 者 と 乏 しい 者 とをあわれみ、乏 しい 者 のいのちを 救 い、
14 彼 らのいのちを、しえたげと 暴力 とからあがなう。彼 らの 血 は 彼 の 目 に 尊 い。
15 彼 は 生 きながらえ、シバの 黄金 が 彼 にささげられ、彼 のために 絶 えず 祈 がささげられ、ひねもす 彼 のために 祝福 が 求 められるように。
16 国 のうちには 穀物 が 豊 かにみのり、その 実 はレバノンのように 山々 の 頂 に 波打 ち、人々 は 野 の 草 のごとく 町々 に 栄 えるように。
17 彼 の 名 はとこしえに 続 き、その 名声 は 日 のあらん 限 り、絶 えることのないように。人々 は 彼 によって 祝福 を 得、もろもろの 国民 は 彼 をさいわいなる 者 ととなえるように。
18 イスラエルの 神、主 はほむべきかな。ただ 主 のみ、くすしきみわざをなされる。
19 その 光栄 ある 名 はとこしえにほむべきかな。全 地 はその 栄光 をもって 満 たされるように。アァメン、アァメン。
20 エッサイの 子 ダビデの 祈 は 終 った。
Chapter 73
アサフの歌
1 神 は 正 しい 者 にむかい、心 の 清 い 者 にむかって、まことに 恵 みふかい。
2 しかし、わたしは、わたしの 足 がつまずくばかり、わたしの 歩 みがすべるばかりであった。
3 これはわたしが、悪 しき 者 の 栄 えるのを 見 て、その 高 ぶる 者 をねたんだからである。
4 彼 らには 苦 しみがなく、その 身 はすこやかで、つやがあり、
5 ほかの 人々 のように 悩 むことがなく、ほかの 人々 のように 打 たれることはない。
6 それゆえ 高慢 は 彼 らの 首 飾 となり、暴力 は 衣 のように 彼 らをおおっている。
7 彼 らは 肥 え 太 って、その 目 はとびいで、その 心 は 愚 かな 思 いに 満 ちあふれている。
8 彼 らはあざけり、悪意 をもって 語 り、高 ぶって、しえたげを 語 る。
9 彼 らはその 口 を 天 にさからって 置 き、その 舌 は 地 をあるきまわる。
10 それゆえ 民 は 心 を 変 えて 彼 らをほめたたえ、彼 らのうちにあやまちを 認 めない。
11 彼 らは 言 う、「神 はどうして 知 り 得 ようか、いと 高 き 者 に 知識 があろうか」と。
12 見 よ、これらは 悪 しき 者 であるのに、常 に 安 らかで、その 富 が 増 し 加 わる。
13 まことに、わたしはいたずらに 心 をきよめ、罪 を 犯 すことなく 手 を 洗 った。
14 わたしはひねもす 打 たれ、朝 ごとに 懲 しめをうけた。
15 もしわたしが「このような 事 を 語 ろう」と 言 ったなら、わたしはあなたの 子 らの 代 を 誤 らせたであろう。
16 しかし、わたしがこれを 知 ろうと 思 いめぐらしたとき、これはわたしにめんどうな 仕事 のように 思 われた。
17 わたしが 神 の 聖所 に 行 って、彼 らの 最後 を 悟 り 得 たまではそうであった。
18 まことにあなたは 彼 らをなめらかな 所 に 置 き、彼 らを 滅 びに 陥 らせられる。
19 なんと 彼 らはまたたくまに 滅 ぼされ、恐 れをもって 全 く 一掃 されたことであろう。
20 あなたが 目 をさまして 彼 らの 影 をかろしめられるとき、彼 らは 夢 みた 人 の 目 をさました 時 のようである。
21 わたしの 魂 が 痛 み、わたしの 心 が 刺 されたとき、
22 わたしは 愚 かで 悟 りがなく、あなたに 対 しては 獣 のようであった。
23 けれどもわたしは 常 にあなたと 共 にあり、あなたはわたしの 右 の 手 を 保 たれる。
24 あなたはさとしをもってわたしを 導 き、その 後 わたしを 受 けて 栄光 にあずからせられる。
25 わたしはあなたのほかに、だれを 天 にもち 得 よう。地 にはあなたのほかに 慕 うものはない。
26 わが 身 とわが 心 とは 衰 える。しかし 神 はとこしえにわが 心 の 力、わが 嗣 業 である。
27 見 よ、あなたに 遠 い 者 は 滅 びる。あなたは、あなたにそむく 者 を 滅 ぼされる。
28 しかし 神 に 近 くあることはわたしに 良 いことである。わたしは 主 なる 神 をわが 避 け 所 として、あなたのもろもろのみわざを 宣 べ 伝 えるであろう。
Chapter 74
アサフのマスキールの歌
1 神 よ、なぜ、われらをとこしえに 捨 てられるのですか。なぜ、あなたの 牧 の 羊 に 怒 りを 燃 やされるのですか。
2 昔 あなたが 手 に 入 れられたあなたの 公会、すなわち、あなたの 嗣 業 の 部族 となすためにあがなわれたものを 思 い 出 してください。あなたが 住 まわれたシオンの 山 を 思 い 出 してください。
3 とこしえの 滅 びの 跡 に、あなたの 足 を 向 けてください。敵 は 聖所 で、すべての 物 を 破壊 しました。
4 あなたのあだは 聖所 の 中 でほえさけび、彼 らのしるしを 立 てて、しるしとしました。
5 彼 らは 上 の 入口 では、おのをもって 木 の 格子 垣 を 切 り 倒 しました。
6 また 彼 らは 手 おのと 鎚 とをもって 聖所 の 彫 り 物 をことごとく 打 ち 落 しました。
7 彼 らはあなたの 聖所 に 火 をかけ、み 名 のすみかをけがして、地 に 倒 しました。
8 彼 らは 心 のうちに 言 いました、「われらはことごとくこれを 滅 ぼそう」と。彼 らは 国 のうちの 神 の 会堂 をことごとく 焼 きました。
9 われらは 自分 たちのしるしを 見 ません。預言者 も 今 はいません。そしていつまで 続 くのか、われらのうちには、知 る 者 がありません。
10 神 よ、あだはいつまであざけるでしょうか。敵 はとこしえにあなたの 名 をののしるでしょうか。
11 なぜあなたは 手 を 引 かれるのですか。なぜあなたは 右 の 手 をふところに 入 れておかれるのですか。
12 神 はいにしえからわたしの 王 であって、救 を 世 の 中 に 行 われた。
13 あなたはみ 力 をもって 海 をわかち、水 の 上 の 龍 の 頭 を 砕 かれた。
14 あなたはレビヤタンの 頭 をくだき、これを 野 の 獣 に 与 えてえじきとされた。
15 あなたは 泉 と 流 れとを 開 き、絶 えず 流 れるもろもろの 川 をからされた。
16 昼 はあなたのもの、夜 もまたあなたのもの。あなたは 光 と 太陽 とを 設 けられた。
17 あなたは 地 のもろもろの 境 を 定 め、夏 と 冬 とを 造 られた。
18 主 よ、敵 はあなたをあざけり、愚 かな 民 はあなたのみ 名 をののしります。この 事 を 思 い 出 してください。
19 どうかあなたのはとの 魂 を 野 の 獣 にわたさないでください。貧 しい 者 のいのちをとこしえに 忘 れないでください。
20 あなたの 契約 をかえりみてください。地 の 暗 い 所 は 暴力 のすまいで 満 ちています。
21 しえたげられる 者 を 恥 じさせないでください。貧 しい 者 と 乏 しい 者 とにみ 名 をほめたたえさせてください。
22 神 よ、起 きてあなたの 訴 えをあげつらい、愚 かな 者 のひねもすあなたをあざけるのをみこころにとめてください。
23 あなたのあだの 叫 びを 忘 れないでください。あなたの 敵 の 絶 えずあげる 騒 ぎを 忘 れないでください。
Chapter 75
聖歌隊の指揮者によって、「滅ぼすな」というしらべにあわせてうたわせたアサフの歌、さんび
1 神 よ、われらはあなたに 感謝 します。われらは 感謝 します。われらはあなたのみ 名 を 呼 び、あなたのくすしきみわざを 語 ります。
2 定 まった 時 が 来 れば、わたしは 公平 をもってさばく。
3 地 とすべてこれに 住 むものがよろめくとき、わたしはその 柱 を 堅 くする。[セラ
4 わたしは、誇 る 者 には「誇 るな」と 言 い、悪 しき 者 には「角 をあげるな、
5 角 を 高 くあげるな、高慢 な 態度 をもって 語 るな」と 言 う。
6 上 げることは 東 からでなく、西 からでなく、また 荒野 からでもない。
7 それはさばきを 行 われる 神 であって、神 はこれを 下 げ、かれを 上 げられる。
8 主 の 手 には 杯 があって、よく 混 ぜた 酒 があわだっている。主 がこれを 注 ぎ 出 されると、地 のすべての 悪 しき 者 はこれを 一滴 も 残 さずに 飲 みつくすであろう。
9 しかしわたしはとこしえに 喜 び、ヤコブの 神 をほめうたいます。
10 悪 しき 者 の 角 はことごとく 切 り 離 されるが 正 しい 者 の 角 はあげられるであろう。
Chapter 76
聖歌隊の指揮者によって琴にあわせてうたわせたアサフの歌、さんび
1 神 はユダに 知 られ、そのみ 名 はイスラエルにおいて 偉大 である。
2 その 幕屋 はサレムにあり、そのすまいはシオンにある。
3 かしこで 神 は 弓 の 火矢 を 折 り、盾 とつるぎと 戦 いの 武器 をこわされた。[セラ
4 あなたは 永久 の 山々 にまさって 光栄 あり、威厳 がある。
5 雄々 しい 者 はかすめられ、彼 らは 眠 りに 沈 み、いくさびとは 皆 その 手 を 施 すことができなかった。
6 ヤコブの 神 よ、あなたのとがめによって、乗 り 手 と 馬 とは 深 い 眠 りに 陥 った。
7 しかし、あなたこそは 恐 るべき 方 である。あなたが 怒 りを 発 せられるとき、だれがみ 前 に 立 つことができよう。
9 あなたは 天 からさばきを 仰 せられた。神 が 地 のしえたげられた 者 を 救 うために、さばきに 立 たれたとき、地 は 恐 れて、沈黙 した。[セラ
10 まことに 人 の 怒 りはあなたをほめたたえる。怒 りの 余 りをあなたは 帯 とされる。
11 あなたがたの 神、主 に 誓 いを 立 てて、それを 償 え。その 周囲 のすべての 者 は 恐 るべき 主 に 贈 り 物 をささげよ。
12 主 はもろもろの 君 たちのいのちを 断 たれる。主 は 地 の 王 たちの 恐 るべき 者 である。
Chapter 77
聖歌隊の指揮者によってエドトンのしらべにしたがってうたわせたアサフの歌
1 わたしは 神 にむかい 声 をあげて 叫 ぶ。わたしが 神 にむかって 声 をあげれば、神 はわたしに 聞 かれる。
2 わたしは 悩 みの 日 に 主 をたずね 求 め、夜 はわが 手 を 伸 べてたゆむことなく、わが 魂 は 慰 められるのを 拒 む。
3 わたしは 神 を 思 うとき、嘆 き 悲 しみ、深 く 思 うとき、わが 魂 は 衰 える。[セラ
4 あなたはわたしのまぶたをささえて 閉 じさせず、わたしは 物言 うこともできないほどに 悩 む。
5 わたしは 昔 の 日 を 思 い、いにしえの 年 を 思 う。
6 わたしは 夜、わが 心 と 親 しく 語 り、深 く 思 うてわが 魂 を 探 り、言 う、
7 「主 はとこしえにわれらを 捨 てられるであろうか。ふたたび、めぐみを 施 されないであろうか。
8 そのいつくしみはとこしえに 絶 え、その 約束 は 世々 ながくすたれるであろうか。
9 神 は 恵 みを 施 すことを 忘 れ、怒 りをもってそのあわれみを 閉 じられたであろうか」と。[セラ
10 その 時 わたしは 言 う、「わたしの 悲 しみはいと 高 き 者 の 右 の 手 が 変 ったことである」と。
11 わたしは 主 のみわざを 思 い 起 す。わたしは、いにしえからのあなたのくすしきみわざを 思 いいだす。
12 わたしは、あなたのすべてのみわざを 思 い、あなたの 力 あるみわざを 深 く 思 う。
13 神 よ、あなたの 道 は 聖 である。われらの 神 のように 大 いなる 神 はだれか。
14 あなたは、くすしきみわざを 行 われる 神 である。あなたは、もろもろの 民 の 間 に、その 大能 をあらわし、
15 その 腕 をもっておのれの 民 をあがない、ヤコブとヨセフの 子 らをあがなわれた。[セラ
16 神 よ、大水 はあなたを 見 た。大水 はあなたを 見 ておののき、淵 もまた 震 えた。
17 雲 は 水 を 注 ぎいだし、空 は 雷 をとどろかし、あなたの 矢 は 四方 にきらめいた。
18 あなたの 雷 のとどろきは、つむじ 風 の 中 にあり、あなたのいなずまは 世 を 照 し、地 は 震 い 動 いた。
19 あなたの 大路 は 海 の 中 にあり、あなたの 道 は 大水 の 中 にあり、あなたの 足跡 はたずねえなかった。
20 あなたは、その 民 をモーセとアロンの 手 によって 羊 の 群 れのように 導 かれた。
Chapter 78
アサフのマスキールの歌
1 わが 民 よ、わが 教 を 聞 き、わが 口 の 言葉 に 耳 を 傾 けよ。
2 わたしは 口 を 開 いて、たとえを 語 り、いにしえからの、なぞを 語 ろう。
3 これはわれらがさきに 聞 いて 知 ったこと、またわれらの 先祖 たちがわれらに 語 り 伝 えたことである。
4 われらはこれを 子孫 に 隠 さず、主 の 光栄 あるみわざと、その 力 と、主 のなされたくすしきみわざとをきたるべき 代 に 告 げるであろう。
5 主 はあかしをヤコブのうちにたて、おきてをイスラエルのうちに 定 めて、その 子孫 に 教 うべきことをわれらの 先祖 たちに 命 じられた。
6 これは 次 の 代 に 生 れる 子孫 がこれを 知 り、みずから 起 って、そのまた 子孫 にこれを 伝 え、
7 彼 らをして 神 に 望 みをおき、神 のみわざを 忘 れず、その 戒 めを 守 らせるためである。
8 またその 先祖 たちのようにかたくなで、そむく 者 のやからとなり、その 心 が 定 まりなく、その 魂 が 神 に 忠実 でないやからとならないためである。
9 エフライムの 人々 は 武装 し、弓 を 携 えたが、戦 いの 日 に 引 き 返 した。
10 彼 らは 神 の 契約 を 守 らず、そのおきてにしたがって 歩 むことを 拒 み、
11 神 がなされた 事 と、彼 らに 示 されたくすしきみわざとを 忘 れた。
12 神 はエジプトの 地 と、ゾアンの 野 でくすしきみわざを 彼 らの 先祖 たちの 前 に 行 われた。
13 神 は 海 を 分 けて 彼 らを 通 らせ、水 を 立 たせて 山 のようにされた。
14 昼 は 雲 をもって 彼 らを 導 き、夜 は、よもすがら 火 の 光 をもって 彼 らを 導 かれた。
15 神 は 荒野 で 岩 を 裂 き、淵 から 飲 むように 豊 かに 彼 らに 飲 ませ、
16 また 岩 から 流 れを 引 いて、川 のように 水 を 流 れさせられた。
17 ところが 彼 らはなお 神 にむかって 罪 をかさね、荒野 でいと 高 き 者 にそむき、
18 おのが 欲 のために 食物 を 求 めて、その 心 のうちに 神 を 試 みた。
19 また 彼 らは 神 に 逆 らって 言 った、「神 は 荒野 に 宴 を 設 けることができるだろうか。
20 見 よ、神 が 岩 を 打 たれると、水 はほとばしりいで、流 れがあふれた。神 はまたパンを 与 えることができるだろうか。民 のために 肉 を 備 えることができるだろうか」と。
21 それゆえ、主 は 聞 いて 憤 られた。火 はヤコブにむかって 燃 えあがり、怒 りはイスラエルにむかって 立 ちのぼった。
22 これは 彼 らが 神 を 信 ぜず、その 救 の 力 を 信用 しなかったからである。
23 しかし 神 は 上 なる 大空 に 命 じて 天 の 戸 を 開 き、
24 彼 らの 上 にマナを 降 らせて 食 べさせ、天 の 穀物 を 彼 らに 与 えられた。
25 人 は 天使 のパンを 食 べた。神 は 彼 らに 食物 をおくって 飽 き 足 らせられた。
26 神 は 天 に 東風 を 吹 かせ、み 力 をもって 南風 を 導 かれた。
27 神 は 彼 らの 上 に 肉 をちりのように 降 らせ、翼 ある 鳥 を 海 の 砂 のように 降 らせて、
28 その 宿営 のなか、そのすまいのまわりに 落 された。
29 こうして 彼 らは 食 べて、飽 き 足 ることができた。神 が 彼 らにその 望 んだものを 与 えられたからである。
30 ところが 彼 らがまだその 欲 を 離 れず、食物 がなお 口 の 中 にあるうちに、
31 神 の 怒 りが 彼 らにむかって 立 ちのぼり、彼 らのうちの 最 も 強 い 者 を 殺 し、イスラエルのうちのえり 抜 きの 者 を 打 ち 倒 された。
32 すべてこれらの 事 があったにもかかわらず、彼 らはなお 罪 を 犯 し、そのくすしきみわざを 信 じなかった。
33 それゆえ 神 は 彼 らの 日 を 息 のように 消 えさせ、彼 らの 年 を 恐 れをもって 過 ごさせられた。
34 神 が 彼 らを 殺 されたとき、彼 らは 神 をたずね、悔 いて 神 を 熱心 に 求 めた。
35 こうして 彼 らは、神 は 彼 らの 岩、いと 高 き 神 は 彼 らのあがないぬしであることを 思 い 出 した。
36 しかし 彼 らはその 口 をもって 神 にへつらい、その 舌 をもって 神 に 偽 りを 言 った。
37 彼 らの 心 は 神 にむかって 堅実 でなく、神 の 契約 に 真実 でなかった。
38 しかし 神 はあわれみに 富 まれるので、彼 らの 不義 をゆるして 滅 ぼさず、しばしばその 怒 りをおさえて、その 憤 りをことごとくふり 起 されなかった。
39 また 神 は、彼 らがただ 肉 であって、過 ぎ 去 れば 再 び 帰 りこぬ 風 であることを 思 い 出 された。
40 幾 たび 彼 らは 野 で 神 にそむき、荒野 で 神 を 悲 しませたことであろうか。
41 彼 らはかさねがさね 神 を 試 み、イスラエルの 聖者 を 怒 らせた。
42 彼 らは 神 の 力 をも、神 が 彼 らをあだからあがなわれた 日 をも 思 い 出 さなかった。
43 神 はエジプトでもろもろのしるしをおこない、ゾアンの 野 でもろもろの 奇跡 をおこない、
44 彼 らの 川 を 血 に 変 らせて、その 流 れを 飲 むことができないようにされた。
45 神 ははえの 群 れを 彼 らのうちに 送 って 彼 らを 食 わせ、かえるを 送 って 彼 らを 滅 ぼされた。
46 また 神 は 彼 らの 作物 を 青虫 にわたし、彼 らの 勤労 の 実 をいなごにわたされた。
47 神 はひょうをもって 彼 らのぶどうの 木 を 枯 らし、霜 をもって 彼 らのいちじく 桑 の 木 を 枯 らされた。
48 神 は 彼 らの 家畜 をひょうにわたし、彼 らの 群 れを 燃 えるいなずまにわたされた。
49 神 は 彼 らの 上 に 激 しい 怒 りと、憤 りと、恨 みと、悩 みと、滅 ぼす 天使 の 群 れとを 放 たれた。
50 神 はその 怒 りのために 道 を 設 け、彼 らの 魂 を 死 から 免 れさせず、そのいのちを 疫病 にわたされた。
51 神 はエジプトですべてのういごを 撃 ち、ハムの 天幕 で 彼 らの 力 の 初 めの 子 を 撃 たれた。
52 こうして 神 はおのれの 民 を 羊 のように 引 き 出 し、彼 らを 荒野 で 羊 の 群 れのように 導 き、
53 彼 らを 安 らかに 導 かれたので 彼 らは 恐 れることがなかった。しかし 海 は 彼 らの 敵 をのみつくした。
54 神 は 彼 らをその 聖地 に 伴 い、その 右 の 手 をもって 獲 たこの 山 に 伴 いこられた。
55 神 は 彼 らの 前 からもろもろの 国民 を 追 い 出 し、その 地 を 分 けて 嗣 業 とし、イスラエルの 諸 族 を 彼 らの 天幕 に 住 まわせられた。
56 しかし 彼 らはいと 高 き 神 を 試 み、これにそむいて、そのもろもろのあかしを 守 らず、
57 そむき 去 って、先祖 たちのように 真実 を 失 い、狂 った 弓 のようにねじれた。
58 彼 らは 高 き 所 を 設 けて 神 を 怒 らせ、刻 んだ 像 をもって 神 のねたみを 起 した。
59 神 は 聞 いて 大 いに 怒 り、イスラエルを 全 くしりぞけられた。
60 神 は 人々 のなかに 設 けた 幕屋 なるシロのすまいを 捨 て、
61 その 力 をとりことならせ、その 栄光 をあだの 手 にわたされた。
62 神 はその 民 をつるぎにわたし、その 嗣 業 にむかって 大 いなる 怒 りをもらされた。
63 火 は 彼 らの 若者 たちを 焼 きつくし、彼 らのおとめたちは 婚姻 の 歌 を 失 い、
64 彼 らの 祭司 たちはつるぎによって 倒 れ、彼 らのやもめたちは 嘆 き 悲 しむことさえしなかった。
65 そのとき 主 は 眠 った 者 のさめたように、勇士 が 酒 によって 叫 ぶように 目 をさまして、
66 そのあだを 撃 ち 退 け、とこしえの 恥 を 彼 らに 負 わせられた。
67 神 はヨセフの 天幕 をしりぞけ、エフライムの 部族 を 選 ばず、
68 ユダの 部族 を 選 び、神 の 愛 するシオンの 山 を 選 ばれた。
69 神 はその 聖所 を 高 い 天 のように 建 て、とこしえに 基 を 定 められた 地 のように 建 てられた。
70 神 はそのしもべダビデを 選 んで、羊 のおりから 取 り、
71 乳 を 与 える 雌 羊 の 番 をするところからつれて 来 て、その 民 ヤコブ、その 嗣 業 イスラエルの 牧者 とされた。
72 こうして 彼 は 直 き 心 をもって 彼 らを 牧 し、巧 みな 手 をもって 彼 らを 導 いた。
Chapter 79
アサフの歌
1 神 よ、もろもろの 異邦人 はあなたの 嗣 業 の 地 を 侵 し、あなたの 聖 なる 宮 をけがし、エルサレムを 荒塚 としました。
2 彼 らはあなたのしもべのしかばねを 空 の 鳥 に 与 えてえさとし、あなたの 聖徒 の 肉 を 地 の 獣 に 与 え、
3 その 血 をエルサレムのまわりに 水 のように 流 し、これを 葬 る 人 がありませんでした。
4 われらは 隣 り 人 にそしられ、まわりの 人々 に 侮 られ、あざけられる 者 となりました。
5 主 よ、いつまでなのですか。とこしえにお 怒 りになられるのですか。あなたのねたみは 火 のように 燃 えるのですか。
6 どうか、あなたを 知 らない 異邦人 と、あなたの 名 を 呼 ばない 国々 の 上 にあなたの 怒 りを 注 いでください。
7 彼 らはヤコブを 滅 ぼし、そのすみかを 荒 したからです。
8 われらの 先祖 たちの 不義 をみこころにとめられず、あわれみをもって、すみやかにわれらを 迎 えてください。われらは、はなはだしく 低 くされたからです。
9 われらの 救 の 神 よ、み 名 の 栄光 のためにわれらを 助 け、み 名 のためにわれらを 救 い、われらの 罪 をおゆるしください。
10 どうして 異邦人 は 言 うのでしょう、「彼 らの 神 はどこにいるのか」と。あなたのしもべらの 流 された 血 の 報 いをわれらのまのあたりになして、異邦人 に 知 らせてください。
11 捕 われ 人 の 嘆 きをあなたのみ 前 にいたらせ、あなたの 大 いなる 力 により、死 に 定 められた 者 を 守 りながらえさせてください。
12 主 よ、われらの 隣 り 人 があなたをそしったそしりを七 倍 にして 彼 らのふところに 報 い 返 してください。
13 そうすれば、あなたの 民、あなたの 牧 の 羊 は、とこしえにあなたに 感謝 し、世々 あなたをほめたたえるでしょう。
Chapter 80
聖歌隊の指揮者によってゆりの花のしらべにあわせてうたわせたアサフのあかしの歌
1 イスラエルの 牧者 よ、羊 の 群 れのようにヨセフを 導 かれる 者 よ、耳 を 傾 けてください。ケルビムの 上 に 座 せられる 者 よ、光 を 放 ってください。
2 エフライム、ベニヤミン、マナセの 前 にあなたの 力 を 振 り 起 し、来 て、われらをお 救 いください。
3 神 よ、われらをもとに 返 し、み 顔 の 光 を 照 してください。そうすればわれらは 救 をえるでしょう。
4 万軍 の 神、主 よ、いつまで、その 民 の 祈 にむかってお 怒 りになるのですか。
5 あなたは 涙 のパンを 彼 らに 食 わせ、多 くの 涙 を 彼 らに 飲 ませられました。
6 あなたはわれらを 隣 り 人 のあざけりとし、われらの 敵 はたがいにあざわらいました。
7 万軍 の 神 よ、われらをもとに 返 し、われらの 救 われるため、み 顔 の 光 を 照 してください。
8 あなたは、ぶどうの 木 をエジプトから 携 え 出 し、もろもろの 国民 を 追 い 出 して、これを 植 えられました。
9 あなたはこれがために 地 を 開 かれたので、深 く 根 ざして、国 にはびこりました。
10 山々 はその 影 でおおわれ、神 の 香柏 はその 枝 でおおわれました。
11 これはその 枝 を 海 にまでのべ、その 若 枝 を 大川 にまでのべました。
12 あなたは 何 ゆえ、そのかきをくずして 道 ゆくすべての 人 にその 実 を 摘 み 取 らせられるのですか。
13 林 のいのししはこれを 荒 し、野 のすべての 獣 はこれを 食 べます。
14 万軍 の 神 よ、再 び 天 から 見 おろして、このぶどうの 木 をかえりみてください。
15 あなたの 右 の 手 の 植 えられた 幹 と、みずからのために 強 くされた 枝 とをかえりみてください。
16 彼 らは 火 をもってこれを 焼 き、これを 切 り 倒 しました。彼 らをみ 顔 のとがめによって 滅 ぼしてください。
17 しかしあなたの 手 をその 右 の 手 の 人 の 上 におき、みずからのために 強 くされた 人 の 子 の 上 においてください。
18 そうすれば、われらはあなたを 離 れ 退 くことはありません。われらを 生 かしてください。われらはあなたのみ 名 を 呼 びます。
19 万軍 の 神、主 よ、われらをもとに 返 し、み 顔 の 光 を 照 してください。そうすればわれらは 救 をえるでしょう。
Chapter 81
聖歌隊の指揮者によってギテトのしらべにあわせてうたわせたアサフの歌
1 われらの 力 なる 神 にむかって 高 らかに 歌 え。ヤコブの 神 にむかって 喜 びの 声 をあげよ。
2 歌 をうたい、鼓 を 打 て。良 い 音 の 琴 と 立琴 とをかきならせ。
3 新月 と 満月 とわれらの 祭 の 日 とにラッパを 吹 きならせ。
4 これはイスラエルの 定 め、ヤコブの 神 のおきてである。
5 神 が 出 てエジプトの 国 を 攻 められたとき、ヨセフのなかにこれを 立 てて、あかしとされた。わたしはかしこでまだ 知 らなかった 言葉 を 聞 いた、
6 「わたしはあなたの 肩 から 重荷 をのぞき、あなたの 手 をかごから 免 れさせた。
7 あなたが 悩 んだとき、呼 ばわったのでわたしはあなたを 救 った。わたしは 雷 の 隠 れた 所 で、あなたに 答 え、メリバの 水 のほとりで、あなたを 試 みた。[セラ
8 わが 民 よ、聞 け、わたしはあなたに 勧告 する。イスラエルよ、あなたがわたしに 聞 き 従 うことを 望 む。
9 あなたのうちに 他 の 神 があってはならない。あなたは 外国 の 神 を 拝 んではならない。
10 わたしはエジプトの 国 から、あなたをつれ 出 したあなたの 神、主 である。あなたの 口 を 広 くあけよ、わたしはそれを 満 たそう。
11 しかしわが 民 はわたしの 声 に 聞 き 従 わず、イスラエルはわたしを 好 まなかった。
12 それゆえ、わたしは 彼 らをそのかたくなな 心 にまかせ、その 思 いのままに 行 くにまかせた。
13 わたしはわが 民 のわたしに 聞 き 従 い、イスラエルのわが 道 に 歩 むことを 欲 する。
14 わたしはすみやかに 彼 らの 敵 を 従 え、わが 手 を 彼 らのあだに 向 けよう。
15 主 を 憎 む 者 も 彼 らに 恐 れ 従 い、彼 らの 時 はとこしえに 続 くであろう。
16 わたしは 麦 の 最 も 良 いものをもってあなたを 養 い、岩 から 出 た 蜜 をもってあなたを 飽 かせるであろう」。
Chapter 82
アサフの歌
1 神 は 神 の 会議 のなかに 立 たれる。神 は 神々 のなかで、さばきを 行 われる。
2 「あなたがたはいつまで 不正 なさばきをなし、悪 しき 者 に 好意 を 示 すのか。[セラ
3 弱 い 者 と、みなしごとを 公平 に 扱 い、苦 しむ 者 と 乏 しい 者 の 権利 を 擁護 せよ。
4 弱 い 者 と 貧 しい 者 を 救 い、彼 らを 悪 しき 者 の 手 から 助 け 出 せ」。
5 彼 らは 知 ることなく、悟 ることもなくて、暗 き 中 をさまよう。地 のもろもろの 基 はゆり 動 いた。
6 わたしは 言 う、「あなたがたは 神 だ、あなたがたは 皆 いと 高 き 者 の 子 だ。
7 しかし、あなたがたは 人 のように 死 に、もろもろの 君 のひとりのように 倒 れるであろう」。
8 神 よ、起 きて、地 をさばいてください。すべての 国民 はあなたのものだからです。
Chapter 83
アサフの歌、さんび
1 神 よ、沈黙 を 守 らないでください。神 よ、何 も 言 わずに、黙 っていないでください。
2 見 よ、あなたの 敵 は 騒 ぎたち、あなたを 憎 む 者 は 頭 をあげました。
3 彼 らはあなたの 民 にむかって 巧 みなはかりごとをめぐらし、あなたの 保護 される 者 にむかって 相 ともに 計 ります。
4 彼 らは 言 います、「さあ、彼 らを 断 ち 滅 ぼして 国 を 立 てさせず、イスラエルの 名 をふたたび 思 い 出 させないようにしよう」。
5 彼 らは 心 をひとつにして 共 にはかり、あなたに 逆 らって 契約 を 結 びます。
6 すなわちエドムの 天幕 に 住 む 者 とイシマエルびと、モアブとハガルびと、
7 ゲバルとアンモンとアマレク、ペリシテとツロの 住民 などです。
8 アッスリヤもまた 彼 らにくみしました。彼 らはロトの 子孫 を 助 けました。[セラ
9 あなたがミデアンにされたように、キション 川 でシセラとヤビンにされたように、彼 らにしてください。
10 彼 らはエンドルで 滅 ぼされ、地 のために 肥料 となりました。
11 彼 らの 貴人 をオレブとゼエブのように、そのすべての 君 たちをゼバとザルムンナのようにしてください。
12 彼 らは 言 いました、「われらは 神 の 牧場 を 獲 て、われらの 所有 にしよう」と。
13 わが 神 よ、彼 らを 巻 きあげられるちりのように、風 の 前 のもみがらのようにしてください。
14 林 を 焼 く 火 のように、山 を 燃 やす 炎 のように、
15 あなたのはやてをもって 彼 らを 追 い、つむじかぜをもって 彼 らを 恐 れさせてください。
16 彼 らの 顔 に 恥 を 満 たしてください。主 よ、そうすれば 彼 らはあなたの 名 を 求 めるでしょう。
17 彼 らをとこしえに 恥 じ 恐 れさせ、あわて 惑 って 滅 びうせさせてください。
18 主 という 名 をおもちになるあなたのみ、全 地 をしろしめすいと 高 き 者 であることを 彼 らに 知 らせてください。
Chapter 84
聖歌隊の指揮者によってギテトのしらべにあわせてうたわせたコラの子の歌
1 万軍 の 主 よ、あなたのすまいはいかに 麗 しいことでしょう。
2 わが 魂 は 絶 えいるばかりに 主 の 大庭 を 慕 い、わが 心 とわが 身 は 生 ける 神 にむかって 喜 び 歌 います。
3 すずめがすみかを 得、つばめがそのひなをいれる 巣 を 得 るように、万軍 の 主、わが 王、わが 神 よ、あなたの 祭壇 のかたわらにわがすまいを 得 させてください。
4 あなたの 家 に 住 み、常 にあなたをほめたたえる 人 はさいわいです。[セラ
5 その 力 があなたにあり、その 心 がシオンの 大路 にある 人 はさいわいです。
6 彼 らはバカの 谷 を 通 っても、そこを 泉 のある 所 とします。また 前 の 雨 は 池 をもってそこをおおいます。
7 彼 らは 力 から 力 に 進 み、シオンにおいて 神々 の 神 にまみえるでしょう。
8 万軍 の 神、主 よ、わが 祈 をおききください。ヤコブの 神 よ、耳 を 傾 けてください。[セラ
9 神 よ、われらの 盾 をみそなわし、あなたの 油 そそがれた 者 の 顔 をかえりみてください。
10 あなたの 大庭 にいる一 日 は、よそにいる千 日 にもまさるのです。わたしは 悪 の 天幕 にいるよりは、むしろ、わが 神 の 家 の 門守 となることを 願 います。
11 主 なる 神 は 日 です、盾 です。主 は 恵 みと 誉 とを 与 え、直 く 歩 む 者 に 良 い 物 を 拒 まれることはありません。
12 万軍 の 主 よ、あなたに 信頼 する 人 はさいわいです。
Chapter 85
聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子の歌
1 主 よ、あなたはみ 国 にめぐみを 示 し、ヤコブの 繁栄 を 回復 されました。
2 あなたはその 民 の 不義 をゆるし、彼 らの 罪 をことごとくおおわれました。[セラ
3 あなたはすべての 怒 りを 捨 て、激 しい 憤 りを 遠 ざけられました。
4 われらの 救 の 神 よ、われらを 回復 し、われらに 対 するあなたの 憤 りをおやめください。
5 あなたはとこしえにわれらを 怒 り、よろずよまで、あなたの 怒 りを 延 ばされるのですか。
6 あなたの 民 が、あなたによって 喜 びを 得 るため、われらを 再 び 生 かされないのですか。
7 主 よ、あなたのいつくしみをわれらに 示 し、あなたの 救 をわれらに 与 えてください。
8 わたしは 主 なる 神 の 語 られることを 聞 きましょう。主 はその 民、その 聖徒、ならびにその 心 を 主 に 向 ける 者 に、平和 を 語 られるからです。
9 まことに、その 救 は 神 を 恐 れる 者 に 近 く、その 栄光 はわれらの 国 にとどまるでしょう。
10 いつくしみと、まこととは 共 に 会 い、義 と 平和 とは 互 に 口 づけし、
11 まことは 地 からはえ、義 は 天 から 見 おろすでしょう。
12 主 が 良 い 物 を 与 えられるので、われらの 国 はその 産物 を 出 し、
13 義 は 主 のみ 前 に 行 き、その 足跡 を 道 とするでしょう。
Chapter 86
ダビデの祈
1 主 よ、あなたの 耳 を 傾 けて、わたしにお 答 えください。わたしは 苦 しみかつ 乏 しいからです。
2 わたしのいのちをお 守 りください。わたしは 神 を 敬 う 者 だからです。あなたに 信頼 するあなたのしもべをお 救 いください。あなたはわたしの 神 です。
3 主 よ、わたしをあわれんでください。わたしはひねもすあなたに 呼 ばわります。
4 あなたのしもべの 魂 を 喜 ばせてください。主 よ、わが 魂 はあなたを 仰 ぎ 望 みます。
5 主 よ、あなたは 恵 みふかく、寛容 であって、あなたに 呼 ばわるすべての 者 にいつくしみを 豊 かに 施 されます。
6 主 よ、わたしの 祈 に 耳 を 傾 け、わたしの 願 いの 声 をお 聞 きください。
7 わたしの 悩 みの 日 にわたしはあなたに 呼 ばわります。あなたはわたしに 答 えられるからです。
8 主 よ、もろもろの 神 のうちにあなたに 等 しい 者 はなく、また、あなたのみわざに 等 しいものはありません。
9 主 よ、あなたが 造 られたすべての 国民 はあなたの 前 に 来 て、伏 し 拝 み、み 名 をあがめるでしょう。
10 あなたは 大 いなる 神 で、くすしきみわざをなされます。ただあなたのみ、神 でいらせられます。
11 主 よ、あなたの 道 をわたしに 教 えてください。わたしはあなたの 真理 に 歩 みます。心 をひとつにしてみ 名 を 恐 れさせてください。
12 わが 神、主 よ、わたしは 心 をつくしてあなたに 感謝 し、とこしえに、み 名 をあがめるでしょう。
13 わたしに 示 されたあなたのいつくしみは 大 きく、わが 魂 を 陰府 の 深 い 所 から 助 け 出 されたからです。
14 神 よ、高 ぶる 者 はわたしに 逆 らって 起 り、荒 ぶる 者 の 群 れはわたしのいのちを 求 め、彼 らは 自分 の 前 にあなたを 置 くことをしません。
15 しかし 主 よ、あなたはあわれみと 恵 みに 富 み、怒 りをおそくし、いつくしみと、まこととに 豊 かな 神 でいらせられます。
16 わたしをかえりみ、わたしをあわれみ、あなたのしもべにみ 力 を 与 え、あなたのはしための 子 をお 救 いください。
17 わたしに、あなたの 恵 みのしるしをあらわしてください。そうすれば、わたしを 憎 む 者 どもはわたしを 見 て 恥 じるでしょう。主 よ、あなたはわたしを 助 け、わたしを 慰 められたからです。
Chapter 87
コラの子の歌、さんび
1 主 が 基 をすえられた 都 は 聖 なる 山 の 上 に 立 つ。
2 主 はヤコブのすべてのすまいにまさって、シオンのもろもろの 門 を 愛 される。
3 神 の 都 よ、あなたについて、もろもろの 栄光 ある 事 が 語 られる。[セラ
4 わたしはラハブとバビロンをわたしを 知 る 者 のうちに 挙 げる。ペリシテ、ツロ、またエチオピヤを 見 よ。「この 者 はかしこに 生 れた」と 言 われる。
5 しかしシオンについては「この 者 も、かの 者 もその 中 に 生 れた」と 言 われる。いと 高 き 者 みずからシオンを 堅 く 立 てられるからである。
6 主 がもろもろの 民 を 登録 されるとき、「この 者 はかしこに 生 れた」としるされる。[セラ
7 歌 う 者 と 踊 る 者 はみな 言 う、「わがもろもろの 泉 はあなたのうちにある」と。
Chapter 88
聖歌隊の指揮者によってマハラテ・レアノテのしらべにあわせてうたわせたコラの子の歌、さんび。エズラびとヘマンのマスキールの歌
1 わが 神、主 よ、わたしは 昼、助 けを 呼 び 求 め、夜、み 前 に 叫 び 求 めます。
2 わたしの 祈 をみ 前 にいたらせ、わたしの 叫 びに 耳 を 傾 けてください。
3 わたしの 魂 は 悩 みに 満 ち、わたしのいのちは 陰府 に 近 づきます。
4 わたしは 穴 に 下 る 者 のうちに 数 えられ、力 のない 人 のようになりました。
5 すなわち 死人 のうちに 捨 てられた 者 のように、墓 に 横 たわる 殺 された 者 のように、あなたが 再 び 心 にとめられない 者 のようになりました。彼 らはあなたのみ 手 から 断 ち 滅 ぼされた 者 です。
6 あなたはわたしを 深 い 穴、暗 い 所、深 い 淵 に 置 かれました。
7 あなたの 怒 りはわたしの 上 に 重 く、あなたはもろもろの 波 をもってわたしを 苦 しめられました。[セラ
8 あなたはわが 知 り 人 をわたしから 遠 ざけ、わたしを 彼 らの 忌 みきらう 者 とされました。わたしは 閉 じこめられて、のがれることはできません。
9 わたしの 目 は 悲 しみによって 衰 えました。主 よ、わたしは 日 ごとにあなたを 呼 び、あなたにむかってわが 両手 を 伸 べました。
10 あなたは 死 んだ 者 のために 奇跡 を 行 われるでしょうか。なき 人 のたましいは 起 きあがってあなたをほめたたえるでしょうか。[セラ
11 あなたのいつくしみは 墓 のなかに、あなたのまことは 滅 びのなかに、宣 べ 伝 えられるでしょうか。
12 あなたの 奇跡 は 暗 やみに、あなたの 義 は 忘 れの 国 に 知 られるでしょうか。
13 しかし 主 よ、わたしはあなたに 呼 ばわります。あしたに、わが 祈 をあなたのみ 前 にささげます。
14 主 よ、なぜ、あなたはわたしを 捨 てられるのですか。なぜ、わたしにみ 顔 を 隠 されるのですか。
15 わたしは 若 い 時 から 苦 しんで 死 ぬばかりです。あなたの 脅 しにあって 衰 えはてました。
16 あなたの 激 しい 怒 りがわたしを 襲 い、あなたの 恐 ろしい 脅 しがわたしを 滅 ぼしました。
17 これらの 事 がひねもす 大水 のようにわたしをめぐり、わたしを 全 く 取 り 巻 きました。
18 あなたは 愛 する 者 と 友 とをわたしから 遠 ざけ、わたしの 知 り 人 を 暗 やみにおかれました。
Chapter 89
エズラびとエタンのマスキールの歌
1 主 よ、わたしはとこしえにあなたのいつくしみを 歌 い、わたしの 口 をもってあなたのまことをよろずよに 告 げ 知 らせます。
2 あなたのいつくしみはとこしえに 堅 く 立 ち、あなたのまことは 天 のようにゆるぐことはありません。
3 あなたは 言 われました、「わたしはわたしの 選 んだ 者 と 契約 を 結 び、わたしのしもべダビデに 誓 った、
4 『わたしはあなたの 子孫 をとこしえに 堅 くし、あなたの 王座 を 建 てて、よろずよに 至 らせる』」。[セラ
5 主 よ、もろもろの 天 にあなたのくすしきみわざをほめたたえさせ、聖 なる 者 のつどいで、あなたのまことをほめたたえさせてください。
6 大空 のうちに、だれか 主 と 並 ぶものがあるでしょうか。神 の 子 らのうちに、だれか 主 のような 者 があるでしょうか。
7 主 は 聖 なる 者 の 会議 において 恐 るべき 神、そのまわりにあるすべての 者 にまさって 大 いなる 恐 るべき 者 です。
8 万軍 の 神、主 よ、主 よ、だれかあなたのように 大能 のある 者 があるでしょうか。あなたのまことは、あなたをめぐっています。
9 あなたは 海 の 荒 れるのを 治 め、その 波 の 起 るとき、これを 静 められます。
10 あなたはラハブを、殺 された 者 のように 打 ち 砕 き、あなたの 敵 を 力 ある 腕 をもって 散 らされました。
11 もろもろの 天 はあなたのもの、地 もまたあなたのもの、世界 とその 中 にあるものとはあなたがその 基 をおかれたものです。
12 北 と 南 はあなたがこれを 造 られました。タボルとヘルモンは、み 名 を 喜 び 歌 います。
13 あなたは 大能 の 腕 をもたれます。あなたの 手 は 強 く、あなたの 右 の 手 は 高 く、
14 義 と 公平 はあなたのみくらの 基、いつくしみと、まことはあなたの 前 に 行 きます。
15 祭 の 日 の 喜 びの 声 を 知 る 民 はさいわいです。主 よ、彼 らはみ 顔 の 光 のなかを 歩 み、
16 ひねもす、み 名 によって 喜 び、あなたの 義 をほめたたえます。
17 あなたは 彼 らの 力 の 栄光 だからです。われらの 角 はあなたの 恵 みによって 高 くあげられるでしょう。
18 われらの 盾 は 主 に 属 し、われらの 王 はイスラエルの 聖者 に 属 します。
19 昔 あなたは 幻 をもってあなたの 聖徒 に 告 げて 言 われました、「わたしは 勇士 に 栄冠 を 授 け、民 の 中 から 選 ばれた 者 を 高 くあげた。
20 わたしはわがしもべダビデを 得 て、これにわが 聖 なる 油 をそそいだ。
21 わが 手 は 常 に 彼 と 共 にあり、わが 腕 はまた 彼 を 強 くする。
22 敵 は 彼 をだますことなく、悪 しき 者 は 彼 を 卑 しめることはない。
23 わたしは 彼 の 前 にもろもろのあだを 打 ち 滅 ぼし、彼 を 憎 む 者 どもを 打 ち 倒 す。
24 わがまことと、わがいつくしみは 彼 と 共 にあり、わが 名 によって 彼 の 角 は 高 くあげられる。
25 わたしは 彼 の 手 を 海 の 上 におき、彼 の 右 の 手 を 川 の 上 におく。
26 彼 はわたしにむかい『あなたはわが 父、わが 神、わが 救 の 岩』と 呼 ぶであろう。
27 わたしはまた 彼 をわがういごとし、地 の 王 たちのうちの 最 も 高 い 者 とする。
28 わたしはとこしえに、わがいつくしみを 彼 のために 保 ち、わが 契約 は 彼 のために 堅 く 立 つ。
29 わたしは 彼 の 家系 をとこしえに 堅 く 定 め、その 位 を 天 の 日 数 のようにながらえさせる。
30 もしその 子孫 がわがおきてを 捨 て、わがさばきに 従 って 歩 まないならば、
31 もし 彼 らがわが 定 めを 犯 し、わが 戒 めを 守 らないならば、
32 わたしはつえをもって 彼 らのとがを 罰 し、むちをもって 彼 らの 不義 を 罰 する。
33 しかし、わたしはわがいつくしみを 彼 から 取 り 去 ることなく、わがまことにそむくことはない。
34 わたしはわが 契約 を 破 ることなく、わがくちびるから 出 た 言葉 を 変 えることはない。
35 わたしはひとたびわが 聖 によって 誓 った。わたしはダビデに 偽 りを 言 わない。
36 彼 の 家系 はとこしえに 続 き、彼 の 位 は 太陽 のように 常 にわたしの 前 にある。
37 また 月 のようにとこしえに 堅 く 定 められ、大空 の 続 くかぎり 堅 く 立 つ」。[セラ
38 しかしあなたは、あなたの 油 そそがれた 者 を 捨 ててしりぞけ、彼 に 対 して 激 しく 怒 られました。
39 あなたはそのしもべとの 契約 を 廃棄 し、彼 の 冠 を 地 になげうって、けがされました。
40 あなたはその 城壁 をことごとくこわし、そのとりでを 荒 れすたれさせられました。
41 そこを 通 り 過 ぎる 者 は 皆 彼 をかすめ、彼 はその 隣 り 人 のあざけりとなりました。
42 あなたは 彼 のあだの 右 の 手 を 高 くあげ、そのもろもろの 敵 を 喜 ばせられました。
43 まことに、あなたは 彼 のつるぎの 刃 をかえして、彼 を 戦 いに 立 たせられなかったのです。
44 あなたは 彼 の 手 から 王 のつえを 取 り 去 り、その 王座 を 地 に 投 げすてられました。
45 あなたは 彼 の 若 き 日 をちぢめ、恥 をもって 彼 をおおわれました。[セラ
46 主 よ、いつまでなのですか。とこしえにお 隠 れになるのですか。あなたの 怒 りはいつまで 火 のように 燃 えるのですか。
47 主 よ、人 のいのちの、いかに 短 く、すべての 人 の 子 を、いかにはかなく 造 られたかを、みこころにとめてください。
48 だれか 生 きて 死 を 見 ず、その 魂 を 陰府 の 力 から 救 いうるものがあるでしょうか。[セラ
49 主 よ、あなたがまことをもってダビデに 誓 われた 昔 のいつくしみはどこにありますか。
51 主 よ、あなたのしもべがうけるはずかしめをみこころにとめてください。主 よ、あなたのもろもろの 敵 はわたしをそしり、あなたの 油 そそがれた 者 の 足跡 をそしります。わたしはもろもろの 民 のそしりをわたしのふところにいだいているのです。
52 主 はとこしえにほむべきかな。アァメン、アァメン。
Chapter 90
神の人モーセの祈
1 主 よ、あなたは 世々 われらのすみかでいらせられる。
2 山 がまだ 生 れず、あなたがまだ 地 と 世界 とを 造 られなかったとき、とこしえからとこしえまで、あなたは 神 でいらせられる。
3 あなたは 人 をちりに 帰 らせて 言 われます、「人 の 子 よ、帰 れ」と。
4 あなたの 目 の 前 には千 年 も 過 ぎ 去 ればきのうのごとく、夜 の 間 のひと 時 のようです。
5 あなたは 人 を 大水 のように 流 れ 去 らせられます。彼 らはひと 夜 の 夢 のごとく、あしたにもえでる 青草 のようです。
6 あしたにもえでて、栄 えるが、夕 べには、しおれて 枯 れるのです。
7 われらはあなたの 怒 りによって 消 えうせ、あなたの 憤 りによって 滅 び 去 るのです。
8 あなたはわれらの 不義 をみ 前 におき、われらの 隠 れた 罪 をみ 顔 の 光 のなかにおかれました。
9 われらのすべての 日 は、あなたの 怒 りによって 過 ぎ 去 り、われらの 年 の 尽 きるのは、ひと 息 のようです。
10 われらのよわいは七十 年 にすぎません。あるいは 健 やかであっても八十 年 でしょう。しかしその 一生 はただ、ほねおりと 悩 みであって、その 過 ぎゆくことは 速 く、われらは 飛 び 去 るのです。
11 だれがあなたの 怒 りの 力 を 知 るでしょうか。だれがあなたをおそれる 恐 れにしたがってあなたの 憤 りを 知 るでしょうか。
12 われらにおのが 日 を 数 えることを 教 えて、知恵 の 心 を 得 させてください。
13 主 よ、み 心 を 変 えてください。いつまでお 怒 りになるのですか。あなたのしもべをあわれんでください。
14 あしたに、あなたのいつくしみをもってわれらを 飽 き 足 らせ、世 を 終 るまで 喜 び 楽 しませてください。
15 あなたがわれらを 苦 しめられた 多 くの 日 と、われらが 災 にあった 多 くの 年 とに 比 べて、われらを 楽 しませてください。
16 あなたのみわざを、あなたのしもべらに、あなたの 栄光 を、その 子 らにあらわしてください。
17 われらの 神、主 の 恵 みを、われらの 上 にくだし、われらの 手 のわざを、われらの 上 に 栄 えさせてください。われらの 手 のわざを 栄 えさせてください。
Chapter 91
1 いと 高 き 者 のもとにある 隠 れ 場 に 住 む 人、全能者 の 陰 にやどる 人 は
2 主 に 言 うであろう、「わが 避 け 所、わが 城、わが 信頼 しまつるわが 神」と。
3 主 はあなたをかりゅうどのわなと、恐 ろしい 疫病 から 助 け 出 されるからである。
4 主 はその 羽 をもって、あなたをおおわれる。あなたはその 翼 の 下 に 避 け 所 を 得 るであろう。そのまことは 大盾、また 小盾 である。
5 あなたは 夜 の 恐 ろしい 物 をも、昼 に 飛 んでくる 矢 をも 恐 れることはない。
6 また 暗 やみに 歩 きまわる 疫病 をも、真昼 に 荒 す 滅 びをも 恐 れることはない。
7 たとい千 人 はあなたのかたわらに 倒 れ、万 人 はあなたの 右 に 倒 れても、その 災 はあなたに 近 づくことはない。
8 あなたはただ、その 目 をもって 見、悪 しき 者 の 報 いを 見 るだけである。
9 あなたは 主 を 避 け 所 とし、いと 高 き 者 をすまいとしたので、
10 災 はあなたに 臨 まず、悩 みはあなたの 天幕 に 近 づくことはない。
11 これは 主 があなたのために 天使 たちに 命 じて、あなたの 歩 むすべての 道 であなたを 守 らせられるからである。
12 彼 らはその 手 で、あなたをささえ、石 に 足 を 打 ちつけることのないようにする。
13 あなたはししと、まむしとを 踏 み、若 いししと、へびとを 足 の 下 に 踏 みにじるであろう。
14 彼 はわたしを 愛 して 離 れないゆえに、わたしは 彼 を 助 けよう。彼 はわが 名 を 知 るゆえに、わたしは 彼 を 守 る。
15 彼 がわたしを 呼 ぶとき、わたしは 彼 に 答 える。わたしは 彼 の 悩 みのときに、共 にいて、彼 を 救 い、彼 に 光栄 を 与 えよう。
16 わたしは 長寿 をもって 彼 を 満 ち 足 らせ、わが 救 を 彼 に 示 すであろう。
Chapter 92
安息日の歌、さんび
1 いと 高 き 者 よ、主 に 感謝 し、み 名 をほめたたえるのは、よいことです。
2 あしたに、あなたのいつくしみをあらわし、夜 な 夜 な、あなたのまことをあらわすために、
3 十弦 の 楽器 と 立琴 を 用 い、琴 のたえなる 調 べを 用 いるのは、よいことです。
4 主 よ、あなたはみわざをもってわたしを 楽 しませられました。わたしはあなたのみ 手 のわざを 喜 び 歌 います。
5 主 よ、あなたのみわざはいかに 大 いなることでしょう。あなたのもろもろの 思 いは、いとも 深 く、
6 鈍 い 者 は 知 ることができず、愚 かな 者 はこれを 悟 ることができません。
7 たとい、悪 しき 者 は 草 のようにもえいで、不義 を 行 う 者 はことごとく 栄 えても、彼 らはとこしえに 滅 びに 定 められているのです。
8 しかし、主 よ、あなたはとこしえに 高 き 所 にいらせられます。
9 主 よ、あなたの 敵、あなたの 敵 は 滅 び、不義 を 行 う 者 はことごとく 散 らされるでしょう。
10 しかし、あなたはわたしの 角 を 野牛 の 角 のように 高 くあげ、新 しい 油 をわたしに 注 がれました。
11 わたしの 目 はわが 敵 の 没落 を 見、わたしの 耳 はわたしを 攻 める 悪者 どもの 破滅 を 聞 きました。
12 正 しい 者 はなつめやしの 木 のように 栄 え、レバノンの 香柏 のように 育 ちます。
13 彼 らは 主 の 家 に 植 えられ、われらの 神 の 大庭 に 栄 えます。
14 彼 らは 年老 いてなお 実 を 結 び、いつも 生気 に 満 ち、青々 として、
15 主 の 正 しいことを 示 すでしょう。主 はわが 岩 です。主 には 少 しの 不義 もありません。
Chapter 93
1 主 は 王 となり、威光 の 衣 をまとわれます。主 は 衣 をまとい、力 をもって 帯 とされます。まことに、世界 は 堅 く 立 って、動 かされることはありません。
2 あなたの 位 はいにしえより 堅 く 立 ち、あなたはとこしえよりいらせられます。
3 主 よ、大水 は 声 をあげました。大水 はその 声 をあげました。大水 はそのとどろく 声 をあげます。
4 主 は 高 き 所 にいらせられて、その 勢 いは 多 くの 水 のとどろきにまさり、海 の 大波 にまさって 盛 んです。
5 あなたのあかしはいとも 確 かです。主 よ、聖 なることはとこしえまでもあなたの 家 にふさわしいのです。
Chapter 94
1 あだを 報 いられる 神、主 よ、あだを 報 いられる 神 よ、光 を 放 ってください。
2 地 をさばかれる 者 よ、立 って 高 ぶる 者 にその 受 くべき 罰 をお 与 えください。
3 主 よ、悪 しき 者 はいつまで、悪 しき 者 はいつまで 勝 ち 誇 るでしょうか。
4 彼 らは 高慢 な 言葉 を 吐 き 散 らし、すべて 不義 を 行 う 者 はみずから 高 ぶります。
5 主 よ、彼 らはあなたの 民 を 打 ち 砕 き、あなたの 嗣 業 を 苦 しめます。
6 彼 らはやもめと 旅 びとのいのちをうばい、みなしごを 殺 します。
7 彼 らは 言 います、「主 は 見 ない、ヤコブの 神 は 悟 らない」と。
8 民 のうちの 鈍 き 者 よ、悟 れ。愚 かな 者 よ、いつ 賢 くなるだろうか。
9 耳 を 植 えた 者 は 聞 くことをしないだろうか、目 を 造 った 者 は 見 ることをしないだろうか。
10 もろもろの 国民 を 懲 らす 者 は 罰 することをしないだろうか、人 を 教 える 者 は 知識 をもたないだろうか。
11 主 は 人 の 思 いの、むなしいことを 知 られる。
12 主 よ、あなたによって 懲 らされる 人、あなたのおきてを 教 えられる 人 はさいわいです。
13 あなたはその 人 を 災 の 日 からのがれさせ、悪 しき 者 のために 穴 が 掘 られるまでその 人 に 平安 を 与 えられます。
14 主 はその 民 を 捨 てず、その 嗣 業 を 見捨 てられないからです。
15 さばきは 正義 に 帰 り、すべて 心 の 正 しい 者 はそれに 従 うでしょう。
16 だれがわたしのために 立 ちあがって、悪 しき 者 を 責 めるだろうか。だれがわたしのために 立 って、不義 を 行 う 者 を 責 めるだろうか。
17 もしも 主 がわたしを 助 けられなかったならば、わが 魂 はとくに 音 なき 所 に 住 んだであろう。
18 しかし「わたしの 足 がすべる」と 思 ったとき、主 よ、あなたのいつくしみはわたしをささえられました。
19 わたしのうちに 思 い 煩 いの 満 ちるとき、あなたの 慰 めはわが 魂 を 喜 ばせます。
20 定 めをもって 危害 をたくらむ 悪 しき 支配者 はあなたと 親 しむことができるでしょうか。
21 彼 らは 相 結 んで 正 しい 人 の 魂 を 責 め、罪 のない 者 に 死 を 宣告 します。
22 しかし 主 はわが 高 きやぐらとなり、わが 神 はわが 避 け 所 の 岩 となられました。
23 主 は 彼 らの 不義 を 彼 らに 報 い、彼 らをその 悪 のゆえに 滅 ぼされます。われらの 神、主 は 彼 らを 滅 ぼされます。
Chapter 95
1 さあ、われらは 主 にむかって 歌 い、われらの 救 の 岩 にむかって 喜 ばしい 声 をあげよう。
2 われらは 感謝 をもって、み 前 に 行 き、主 にむかい、さんびの 歌 をもって、喜 ばしい 声 をあげよう。
3 主 は 大 いなる 神、すべての 神 にまさって 大 いなる 王 だからである。
4 地 の 深 い 所 は 主 のみ 手 にあり、山々 の 頂 もまた 主 のものである。
5 海 は 主 のもの、主 はこれを 造 られた。またそのみ 手 はかわいた 地 を 造 られた。
6 さあ、われらは 拝 み、ひれ 伏 し、われらの 造 り 主、主 のみ 前 にひざまずこう。
7 主 はわれらの 神 であり、われらはその 牧 の 民、そのみ 手 の 羊 である。どうか、あなたがたは、きょう、そのみ 声 を 聞 くように。
8 あなたがたは、メリバにいた 時 のように、また 荒野 のマッサにいた 日 のように、心 をかたくなにしてはならない。
9 あの 時、あなたがたの 先祖 たちはわたしのわざを 見 たにもかかわらず、わたしを 試 み、わたしをためした。
10 わたしは四十 年 の 間、その 代 をきらって 言 った、「彼 らは 心 の 誤 っている 民 であって、わたしの 道 を 知 らない」と。
11 それゆえ、わたしは 憤 って、彼 らはわが 安息 に 入 ることができないと 誓 った。
Chapter 96
1 新 しい 歌 を 主 にむかってうたえ。全 地 よ、主 にむかってうたえ。
2 主 にむかって 歌 い、そのみ 名 をほめよ。日 ごとにその 救 を 宣 べ 伝 えよ。
3 もろもろの 国 の 中 にその 栄光 をあらわし、もろもろの 民 の 中 にそのくすしきみわざをあらわせ。
4 主 は 大 いなる 神 であって、いともほめたたうべきもの、もろもろの 神 にまさって 恐 るべき 者 である。
5 もろもろの 民 のすべての 神 はむなしい。しかし 主 はもろもろの 天 を 造 られた。
6 誉 と、威厳 とはそのみ 前 にあり、力 と、うるわしさとはその 聖所 にある。
7 もろもろの 民 のやからよ、主 に 帰 せよ、栄光 と 力 とを 主 に 帰 せよ。
8 そのみ 名 にふさわしい 栄光 を 主 に 帰 せよ。供 え 物 を 携 えてその 大庭 にきたれ。
9 聖 なる 装 いをして 主 を 拝 め、全 地 よ、そのみ 前 におののけ。
10 もろもろの 国民 の 中 に 言 え、「主 は 王 となられた。世界 は 堅 く 立 って、動 かされることはない。主 は 公平 をもってもろもろの 民 をさばかれる」と。
11 天 は 喜 び、地 は 楽 しみ、海 とその 中 に 満 ちるものとは 鳴 りどよめき、
12 田畑 とその 中 のすべての 物 は 大 いに 喜 べ。そのとき、林 のもろもろの 木 も 主 のみ 前 に 喜 び 歌 うであろう。
13 主 は 来 られる、地 をさばくために 来 られる。主 は 義 をもって 世界 をさばき、まことをもってもろもろの 民 をさばかれる。
Chapter 97
1 主 は 王 となられた。地 は 楽 しみ、海 に 沿 った 多 くの 国々 は 喜 べ。
2 雲 と 暗 やみとはそのまわりにあり、義 と 正 とはそのみくらの 基 である。
3 火 はそのみ 前 に 行 き、そのまわりのあだを 焼 きつくす。
4 主 のいなずまは 世界 を 照 し、地 は 見 ておののく。
5 もろもろの 山 は 主 のみ 前 に、全 地 の 主 のみ 前 に、ろうのように 溶 けた。
6 もろもろの 天 はその 義 をあらわし、よろずの 民 はその 栄光 を 見 た。
7 すべて 刻 んだ 像 を 拝 む 者、むなしい 偶像 をもってみずから 誇 る 者 ははずかしめをうける。もろもろの 神 は 主 のみ 前 にひれ 伏 す。
8 主 よ、あなたのさばきのゆえに、シオンは 聞 いて 喜 び、ユダの 娘 たちは 楽 しむ。
9 主 よ、あなたは 全 地 の 上 にいまして、いと 高 く、もろもろの 神 にまさって 大 いにあがめられます。
10 主 は 悪 を 憎 む 者 を 愛 し、その 聖徒 のいのちを 守 り、これを 悪 しき 者 の 手 から 助 け 出 される。
11 光 は 正 しい 人 のために 現 れ、喜 びは 心 の 正 しい 者 のためにあらわれる。
12 正 しき 人 よ、主 によって 喜 べ、その 聖 なるみ 名 に 感謝 せよ。
Chapter 98
歌
1 新 しき 歌 を 主 にむかってうたえ。主 はくすしきみわざをなされたからである。その 右 の 手 と 聖 なる 腕 とは、おのれのために 勝利 を 得 られた。
2 主 はその 勝利 を 知 らせ、その 義 をもろもろの 国民 の 前 にあらわされた。
3 主 はそのいつくしみと、まこととをイスラエルの 家 にむかって 覚 えられた。地 のもろもろのはては、われらの 神 の 勝利 を 見 た。
4 全 地 よ、主 にむかって 喜 ばしき 声 をあげよ。声 を 放 って 喜 び 歌 え、ほめうたえ。
5 琴 をもって 主 をほめうたえ。琴 と 歌 の 声 をもってほめうたえ。
6 ラッパと 角笛 の 音 をもって 王 なる 主 の 前 に 喜 ばしき 声 をあげよ。
7 海 とその 中 に 満 ちるもの、世界 とそのうちに 住 む 者 とは 鳴 りどよめけ。
8 大水 はその 手 を 打 ち、もろもろの 山 は 共 に 主 のみ 前 に 喜 び 歌 え。
9 主 は 地 をさばくために 来 られるからである。主 は 義 をもって 世界 をさばき、公平 をもってもろもろの 民 をさばかれる。
Chapter 99
1 主 は 王 となられた。もろもろの 民 はおののけ。主 はケルビムの 上 に 座 せられる。地 は 震 えよ。
2 主 はシオンにおられて 大 いなる 神、主 はもろもろの 民 の 上 に 高 くいらせられる。
3 彼 らはあなたの 大 いなる 恐 るべきみ 名 をほめたたえるであろう。主 は 聖 でいらせられる。
4 大能 の 王 であり、公義 を 愛 する 者 であるあなたは 堅 く 公平 を 立 て、ヤコブの 中 に 正 と 義 とを 行 われた。
5 われらの 神、主 をあがめ、その 足 台 のもとで 拝 みまつれ。主 は 聖 でいらせられる。
6 その 祭司 の 中 にモーセとアロンとがあった。そのみ 名 を 呼 ぶ 者 の 中 にサムエルもあった。彼 らが 主 に 呼 ばわると、主 は 答 えられた。
7 主 は 雲 の 柱 のうちで 彼 らに 語 られた。彼 らはそのあかしと、彼 らに 賜 わった 定 めとを 守 った。
8 われらの 神、主 よ、あなたは 彼 らに 答 えられた。あなたは 彼 らにゆるしを 与 えられた 神 であったが、悪 を 行 う 者 には 報復 された。
9 われらの 神、主 をあがめ、その 聖 なる 山 で 拝 みまつれ。われらの 神、主 は 聖 でいらせられるからである。
Chapter 100
感謝の供え物のための歌
1 全 地 よ、主 にむかって 喜 ばしき 声 をあげよ。
2 喜 びをもって 主 に 仕 えよ。歌 いつつ、そのみ 前 にきたれ。
3 主 こそ 神 であることを 知 れ。われらを 造 られたものは 主 であって、われらは 主 のものである。われらはその 民、その 牧 の 羊 である。
4 感謝 しつつ、その 門 に 入 り、ほめたたえつつ、その 大庭 に 入 れ。主 に 感謝 し、そのみ 名 をほめまつれ。
5 主 は 恵 みふかく、そのいつくしみはかぎりなく、そのまことはよろず 代 に 及 ぶからである。
Chapter 101
ダビデの歌
1 わたしはいつくしみと 公義 について 歌 います。主 よ、わたしはあなたにむかって 歌 います。
2 わたしは 全 き 道 に 心 をとめます。あなたはいつ、わたしに 来 られるでしょうか。わたしは 直 き 心 をもって、わが 家 のうちを 歩 みます。
3 わたしは 目 の 前 に 卑 しい 事 を 置 きません。わたしはそむく 者 の 行 いを 憎 みます。それはわたしに 付 きまといません。
4 ひがんだ 心 はわたしを 離 れるでしょう。わたしは 悪 い 事 を 知 りません。
5 ひそかに、その 隣 り 人 をそしる 者 をわたしは 滅 ぼします。高 ぶる 目 と 高慢 な 心 の 人 を 耐 え 忍 ぶ 事 はできません。
6 わたしは 国 のうちの 忠信 な 者 に 好意 を 寄 せ、わたしと 共 に 住 まわせます。全 き 道 を 歩 む 者 はわたしに 仕 えるでしょう。
7 欺 くことをする 者 はわが 家 のうちに 住 むことができません。偽 りを 言 う 者 はわが 目 の 前 に 立 つことができません。
8 わたしは 朝 ごとに 国 の 悪 しき 者 をことごとく 滅 ぼし、不義 を 行 う 者 をことごとく 主 の 都 から 断 ち 除 きます。
Chapter 102
苦しむ者が思いくずおれてその嘆きを主のみ前に注ぎ出すときの祈
1 主 よ、わたしの 祈 をお 聞 きください。わたしの 叫 びをみ 前 に 至 らせてください。
2 わたしの 悩 みの 日 にみ 顔 を 隠 すことなく、あなたの 耳 をわたしに 傾 け、わが 呼 ばわる 日 に、すみやかにお 答 えください。
3 わたしの 日 は 煙 のように 消 え、わたしの 骨 は 炉 のように 燃 えるからです。
4 わたしの 心 は 草 のように 撃 たれて、しおれました。わたしはパンを 食 べることを 忘 れました。
5 わが 嘆 きの 声 によってわたしの 骨 はわたしの 肉 に 着 きます。
6 わたしは 荒野 のはげたかのごとく、荒 れた 跡 のふくろうのようです。
7 わたしは 眠 らずに 屋根 にひとりいるすずめのようです。
8 わたしの 敵 はひねもす、わたしをそしり、わたしをあざける 者 はわが 名 によってのろいます。
9 わたしは 灰 をパンのように 食 べ、わたしの 飲 み 物 に 涙 を 交 えました。
10 これはあなたの 憤 りと 怒 りのゆえです。あなたはわたしをもたげて 投 げすてられました。
11 わたしのよわいは 夕暮 の 日 影 のようです。わたしは 草 のようにしおれました。
12 しかし 主 よ、あなたはとこしえにみくらに 座 し、そのみ 名 はよろず 代 に 及 びます。
13 あなたは 立 ってシオンをあわれまれるでしょう。これはシオンを 恵 まれる 時 であり、定 まった 時 が 来 たからです。
14 あなたのしもべはシオンの 石 をも 喜 び、そのちりをさえあわれむのです。
15 もろもろの 国民 は 主 のみ 名 を 恐 れ、地 のもろもろの 王 はあなたの 栄光 を 恐 れるでしょう。
16 主 はシオンを 築 き、その 栄光 をもって 現 れ、
17 乏 しい 者 の 祈 をかえりみ、彼 らの 願 いをかろしめられないからです。
18 きたるべき 代 のために、この 事 を 書 きしるしましょう。そうすれば 新 しく 造 られる 民 は、主 をほめたたえるでしょう。
19 主 はその 聖 なる 高 き 所 から 見 おろし、天 から 地 を 見 られた。
20 これは 捕 われ 人 の 嘆 きを 聞 き、死 に 定 められた 者 を 解 き 放 ち、
21 人々 がシオンで 主 のみ 名 をあらわし、エルサレムでその 誉 をあらわすためです。
22 その 時 もろもろの 民、もろもろの 国 はともに 集 まって、主 に 仕 えるでしょう。
23 主 はわたしの 力 を 中途 でくじき、わたしのよわいを 短 くされました。
24 わたしは 言 いました、「わが 神 よ、どうか、わたしのよわいの 半 ばでわたしを 取 り 去 らないでください。あなたのよわいはよろず 代 に 及 びます」と。
25 あなたはいにしえ、地 の 基 をすえられました。天 もまたあなたのみ 手 のわざです。
26 これらは 滅 びるでしょう。しかしあなたは 長 らえられます。これらはみな 衣 のように 古 びるでしょう。あなたがこれらを 上着 のように 替 えられると、これらは 過 ぎ 去 ります。
27 しかしあなたは 変 ることなく、あなたのよわいは 終 ることがありません。
28 あなたのしもべの 子 らは 安 らかに 住 み、その 子孫 はあなたの 前 に 堅 く 立 てられるでしょう。
Chapter 103
ダビデの歌
1 わがたましいよ、主 をほめよ。わがうちなるすべてのものよ、その 聖 なるみ 名 をほめよ。
2 わがたましいよ、主 をほめよ。そのすべてのめぐみを 心 にとめよ。
3 主 はあなたのすべての 不義 をゆるし、あなたのすべての 病 をいやし、
4 あなたのいのちを 墓 からあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、
5 あなたの 生 きながらえるかぎり、良 き 物 をもってあなたを 飽 き 足 らせられる。こうしてあなたは 若返 って、わしのように 新 たになる。
6 主 はすべてしえたげられる 者 のために 正義 と 公正 とを 行 われる。
7 主 はおのれの 道 をモーセに 知 らせ、おのれのしわざをイスラエルの 人々 に 知 らせられた。
8 主 はあわれみに 富 み、めぐみふかく、怒 ること 遅 く、いつくしみ 豊 かでいらせられる。
9 主 は 常 に 責 めることをせず、また、とこしえに 怒 りをいだかれない。
10 主 はわれらの 罪 にしたがってわれらをあしらわず、われらの 不義 にしたがって 報 いられない。
11 天 が 地 よりも 高 いように、主 がおのれを 恐 れる 者 に 賜 わるいつくしみは 大 きい、
12 東 が 西 から 遠 いように、主 はわれらのとがをわれらから 遠 ざけられる。
13 父 がその 子 供 をあわれむように、主 はおのれを 恐 れる 者 をあわれまれる。
14 主 はわれらの 造 られたさまを 知 り、われらのちりであることを 覚 えていられるからである。
15 人 は、そのよわいは 草 のごとく、その 栄 えは 野 の 花 にひとしい。
16 風 がその 上 を 過 ぎると、うせて 跡 なく、その 場所 にきいても、もはやそれを 知 らない。
17 しかし 主 のいつくしみは、とこしえからとこしえまで、主 を 恐 れる 者 の 上 にあり、その 義 は 子 らの 子 に 及 び、
18 その 契約 を 守 り、その 命令 を 心 にとめて 行 う 者 にまで 及 ぶ。
19 主 はその 玉座 を 天 に 堅 くすえられ、そのまつりごとはすべての 物 を 統 べ 治 める。
20 主 の 使 たちよ、そのみ 言葉 の 声 を 聞 いて、これを 行 う 勇士 たちよ、主 をほめまつれ。
21 そのすべての 万軍 よ、そのみこころを 行 うしもべたちよ、主 をほめよ。
22 主 が 造 られたすべての 物 よ、そのまつりごとの 下 にあるすべての 所 で、主 をほめよ。わがたましいよ、主 をほめよ。
Chapter 104
1 わがたましいよ、主 をほめよ。わが 神、主 よ、あなたはいとも 大 いにして 誉 と 威厳 とを 着、
2 光 を 衣 のようにまとい、天 を 幕 のように 張 り、
3 水 の 上 におのが 高殿 のうつばりをおき、雲 をおのれのいくさ 車 とし、風 の 翼 に 乗 りあるき、
4 風 をおのれの 使者 とし、火 と 炎 をおのれのしもべとされる。
5 あなたは 地 をその 基 の 上 にすえて、とこしえに 動 くことのないようにされた。
6 あなたはこれを 衣 でおおうように 大水 でおおわれた。水 はたたえて 山々 の 上 を 越 えた。
7 あなたのとがめによって 水 は 退 き、あなたの 雷 の 声 によって 水 は 逃 げ 去 った。
8 山 は 立 ちあがり、谷 はあなたが 定 められた 所 に 沈 んだ。
9 あなたは 水 に 境 を 定 めて、これを 越 えさせず、再 び 地 をおおうことのないようにされた。
10 あなたは 泉 を 谷 にわき 出 させ、それを 山々 の 間 に 流 れさせ、
11 野 のもろもろの 獣 に 飲 ませられる。野 のろばもそのかわきをいやす。
12 空 の 鳥 もそのほとりに 住 み、こずえの 間 にさえずり 歌 う。
13 あなたはその 高殿 からもろもろの 山 に 水 を 注 がれる。地 はあなたのみわざの 実 をもって 満 たされる。
14 あなたは 家畜 のために 草 をはえさせ、また 人 のためにその 栽培 する 植物 を 与 えて、地 から 食物 を 出 させられる。
15 すなわち 人 の 心 を 喜 ばすぶどう 酒、その 顔 をつややかにする 油、人 の 心 を 強 くするパンなどである。
16 主 の 木 と、主 がお 植 えになったレバノンの 香柏 とは 豊 かに 潤 され、
17 鳥 はその 中 に 巣 をつくり、こうのとりはもみの 木 をそのすまいとする。
18 高 き 山 はやぎのすまい、岩 は 岩 だぬきの 隠 れる 所 である。
19 あなたは 月 を 造 って 季節 を 定 められた。日 はその 入 る 時 を 知 っている。
20 あなたは 暗 やみを 造 って 夜 とされた。その 時、林 の 獣 は 皆 忍 び 出 る。
21 若 きししはほえてえさを 求 め、神 に 食物 を 求 める。
22 日 が 出 ると 退 いて、その 穴 に 寝 る。
23 人 は 出 てわざにつき、その 勤労 は 夕 べに 及 ぶ。
24 主 よ、あなたのみわざはいかに 多 いことであろう。あなたはこれらをみな 知恵 をもって 造 られた。地 はあなたの 造 られたもので 満 ちている。
25 かしこに 大 いなる 広 い 海 がある。その 中 に 無数 のもの、大小 の 生 き 物 が 満 ちている。
26 そこに 舟 が 走 り、あなたが 造 られたレビヤタンはその 中 に 戯 れる。
27 彼 らは 皆 あなたが 時 にしたがって 食物 をお 与 えになるのを 期待 している。
28 あなたがお 与 えになると、彼 らはそれを 集 める。あなたが 手 を 開 かれると、彼 らは 良 い 物 で 満 たされる。
29 あなたがみ 顔 を 隠 されると、彼 らはあわてふためく。あなたが 彼 らの 息 を 取 り 去 られると、彼 らは 死 んでちりに 帰 る。
30 あなたが 霊 を 送 られると、彼 らは 造 られる。あなたは 地 のおもてを 新 たにされる。
31 どうか、主 の 栄光 がとこしえにあるように。主 がそのみわざを 喜 ばれるように。
32 主 が 地 を 見 られると、地 は 震 い、山 に 触 れられると、煙 をいだす。
33 わたしは 生 きるかぎり、主 にむかって 歌 い、ながらえる 間 はわが 神 をほめ 歌 おう。
34 どうか、わたしの 思 いが 主 に 喜 ばれるように。わたしは 主 によって 喜 ぶ。
35 どうか、罪 びとが 地 から 断 ち 滅 ぼされ、悪 しき 者 が、もはや、いなくなるように。わがたましいよ、主 をほめよ。主 をほめたたえよ。
Chapter 105
1 主 に 感謝 し、そのみ 名 を 呼 び、そのみわざをもろもろの 民 のなかに 知 らせよ。
2 主 にむかって 歌 え、主 をほめうたえ、そのすべてのくすしきみわざを 語 れ。
3 その 聖 なるみ 名 を 誇 れ。主 を 尋 ね 求 める 者 の 心 を 喜 ばせよ。
4 主 とそのみ 力 とを 求 めよ、つねにそのみ 顔 を 尋 ねよ。
6 そのしもべアブラハムの 子孫 よ、その 選 ばれた 者 であるヤコブの 子 らよ、主 のなされたくすしきみわざと、その 奇跡 と、そのみ 口 のさばきとを 心 にとめよ。
7 彼 はわれらの 神、主 でいらせられる。そのさばきは 全 地 にある。
8 主 はとこしえに、その 契約 をみこころにとめられる。これはよろず 代 に 命 じられたみ 言葉 であって、
9 アブラハムと 結 ばれた 契約、イサクに 誓 われた 約束 である。
10 主 はこれを 堅 く 立 てて、ヤコブのために 定 めとし、イスラエルのために、とこしえの 契約 として
11 言 われた、「わたしはあなたにカナンの 地 を 与 えて、あなたがたの 受 ける 嗣 業 の 分 け 前 とする」と。
12 このとき 彼 らの 数 は 少 なくて、数 えるに 足 らず、その 所 で 旅 びととなり、
13 この 国 からかの 国 へ 行 き、この 国 から 他 の 民 へ 行 った。
14 主 は 人 の 彼 らをしえたげるのをゆるさず、彼 らのために 王 たちを 懲 しめて、
15 言 われた、「わが 油 そそがれた 者 たちにさわってはならない、わが 預言者 たちに 害 を 加 えてはならない」と。
16 主 はききんを 地 に 招 き、人 のつえとするパンをことごとく 砕 かれた。
17 また 彼 らの 前 にひとりをつかわされた。すなわち 売 られて 奴隷 となったヨセフである。
18 彼 の 足 は 足 かせをもって 痛 められ、彼 の 首 は 鉄 の 首輪 にはめられ、
19 彼 の 言葉 の 成 る 時 まで、主 のみ 言葉 が 彼 を 試 みた。
20 王 は 人 をつかわして 彼 を 解 き 放 ち、民 のつかさは 彼 に 自由 を 与 えた。
21 王 はその 家 のつかさとしてその 所有 をことごとくつかさどらせ、
22 その 心 のままに 君 たちを 教 えさせ、長老 たちに 知恵 を 授 けさせた。
23 その 時 イスラエルはエジプトにきたり、ヤコブはハムの 地 に 寄留 した。
24 主 はその 民 を 大 いに 増 し 加 え、これをそのあだよりも 強 くされた。
25 主 は 人々 の 心 をかえて、その 民 を 憎 ませ、そのしもべたちを 悪賢 く 扱 わせられた。
26 主 はそのしもべモーセと、そのお 選 びになったアロンとをつかわされた。
27 彼 らはハムの 地 で 主 のしるしと、奇跡 とを 彼 らのうちにおこなった。
28 主 は 暗 やみをつかわして 地 を 暗 くされた。しかし 彼 らはそのみ 言葉 に 従 わなかった。
29 主 は 彼 らの 水 を 血 に 変 らせて、その 魚 を 殺 された。
30 彼 らの 国 には、かえるが 群 がり、王 の 寝間 にまではいった。
31 主 が 言 われると、はえの 群 れがきたり、ぶよが 国 じゅうにあった。
32 主 は 雨 にかえて、ひょうを 彼 らに 与 え、きらめくいなずまを 彼 らの 国 に 放 たれた。
33 主 は 彼 らのぶどうの 木 と、いちじくの 木 とを 撃 ち、彼 らの 国 のもろもろの 木 を 折 り 砕 かれた。
34 主 が 言 われると、いなごがきたり、無数 の 若 いいなごが 来 て、
35 彼 らの 国 のすべての 青物 を 食 いつくし、その 地 の 実 を 食 いつくした。
36 主 は 彼 らの 国 のすべてのういごを 撃 ち、彼 らのすべての 力 の 初 めを 撃 たれた。
37 そして 金銀 を 携 えてイスラエルを 出 て 行 かせられた。その 部族 のうちに、ひとりの 倒 れる 者 もなかった。
38 エジプトは 彼 らの 去 るのを 喜 んだ。彼 らに 対 する 恐 れが 彼 らに 臨 んだからである。
39 主 は 雲 をひろげておおいとし、夜 は 火 をもって 照 された。
40 また 彼 らの 求 めによって、うずらを 飛 びきたらせ、天 から、かてを 豊 かに 彼 らに 与 えられた。
41 主 が 岩 を 開 かれると、水 がほとばしり 出 て、かわいた 地 に 川 のように 流 れた。
42 これは 主 がその 聖 なる 約束 と、そのしもべアブラハムを 覚 えられたからである。
43 こうして 主 はその 民 を 導 いて 喜 びつつ 出 て 行 かせ、その 選 ばれた 民 を 導 いて 歌 いつつ 出 て 行 かせられた。
44 主 はもろもろの 国 びとの 地 を 彼 らに 与 えられたので、彼 らはもろもろの 民 の 勤労 の 実 を 自分 のものとした。
45 これは 彼 らが 主 の 定 めを 守 り、そのおきてを 行 うためである。主 をほめたたえよ。
Chapter 106
1 主 をほめたたえよ。主 に 感謝 せよ、主 は 恵 みふかく、そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない。
2 だれが 主 の 大能 のみわざを 語 り、その 誉 をことごとく 言 いあらわすことができようか。
3 公正 を 守 る 人々、常 に 正義 を 行 う 人 はさいわいである。
4 主 よ、あなたがその 民 を 恵 まれるとき、わたしを 覚 えてください。あなたが 彼 らを 救 われるとき、わたしを 助 けてください。
5 そうすれば、わたしはあなたの 選 ばれた 者 の 繁栄 を 見、あなたの 国民 の 喜 びをよろこび、あなたの 嗣 業 と 共 に 誇 ることができるでしょう。
6 われらは 先祖 たちと 同 じく 罪 を 犯 した。われらは 不義 をなし、悪 しきことを 行 った。
7 われらの 先祖 たちはエジプトにいたとき、あなたのくすしきみわざに 心 を 留 めず、あなたのいつくしみの 豊 かなのを 思 わず、紅海 で、いと 高 き 神 にそむいた。
8 けれども 主 はその 大能 を 知 らせようと、み 名 のために 彼 らを 救 われた。
9 主 は 紅海 をしかって、それをかわかし、彼 らを 導 いて 荒野 を 行 くように、淵 を 通 らせられた。
10 こうして 主 は 彼 らをあだの 手 から 救 い、敵 の 力 からあがなわれた。
11 水 が 彼 らのあだをおおったので、そのうち、ひとりも 生 き 残 った 者 はなかった。
12 このとき 彼 らはそのみ 言葉 を 信 じ、その 誉 を 歌 った。
13 しかし 彼 らはまもなくそのみわざを 忘 れ、その 勧 めを 待 たず、
14 野 でわがままな 欲望 を 起 し、荒野 で 神 を 試 みた。
15 主 は 彼 らにその 求 めるものを 与 えられたが、彼 らのうちに 病気 を 送 って、やせ 衰 えさせられた。
16 人々 が 宿営 のうちでモーセをねたみ、主 の 聖者 アロンをねたんだとき、
17 地 が 開 けてダタンを 飲 み、アビラムの 仲間 をおおった。
18 火 はまたこの 仲間 のうちに 燃 え 起 り、炎 は 悪 しき 者 を 焼 きつくした。
19 彼 らはホレブで 子 牛 を 造 り、鋳物 の 像 を 拝 んだ。
20 彼 らは 神 の 栄光 を 草 を 食 う 牛 の 像 と 取 り 替 えた。
22 彼 らは、エジプトで 大 いなる 事 をなし、ハムの 地 でくすしきみわざをなし、紅海 のほとりで 恐 るべき 事 をなされた 救主 なる 神 を 忘 れた。
23 それゆえ、主 は 彼 らを 滅 ぼそうと 言 われた。しかし 主 のお 選 びになったモーセは 破 れ 口 で 主 のみ 前 に 立 ち、み 怒 りを 引 きかえして、滅 びを 免 れさせた。
24 彼 らは 麗 しい 地 を 侮 り、主 の 約束 を 信 ぜず、
25 またその 天幕 でつぶやき、主 のみ 声 に 聞 き 従 わなかった。
26 それゆえ、主 はみ 手 をあげて、彼 らに 誓 い、彼 らを 荒野 で 倒 れさせ、
27 またその 子孫 を、もろもろの 国民 のうちに 追 い 散 らし、もろもろの 地 に 彼 らをまき 散 らそうとされた。
28 また 彼 らはペオルのバアルを 慕 って、死 んだ 者 にささげた、いけにえを 食 べた。
29 彼 らはそのおこないをもって 主 を 怒 らせたので、彼 らのうちに 疫病 が 起 った。
30 その 時 ピネハスが 立 って 仲裁 にはいったので、疫病 はやんだ。
31 これによってピネハスはよろず 代 まで、とこしえに 義 とされた。
32 彼 らはまたメリバの 水 のほとりで 主 を 怒 らせたので、モーセは 彼 らのために 災 にあった。
33 これは 彼 らが 神 の 霊 にそむいたとき、彼 がそのくちびるで 軽率 なことを 言 ったからである。
34 彼 らは 主 が 命 じられたもろもろの 民 を 滅 ぼさず、
35 かえってもろもろの 国民 とまじってそのわざにならい、
36 自分 たちのわなとなった 偶像 に 仕 えた。
37 彼 らはそのむすこ、娘 たちを 悪霊 にささげ、
38 罪 のない 血、すなわちカナンの 偶像 にささげたそのむすこ、娘 たちの 血 を 流 した。こうして 国 は 血 で 汚 された。
39 このように 彼 らはそのわざによっておのれを 汚 し、そのおこないによって 姦淫 をなした。
40 それゆえ、主 の 怒 りがその 民 にむかって 燃 え、その 嗣 業 を 憎 んで、
41 彼 らをもろもろの 国民 の 手 にわたされた。彼 らはおのれを 憎 む 者 に 治 められ、
42 その 敵 にしえたげられ、その 力 の 下 に 征服 された。
43 主 はしばしば 彼 らを 助 けられたが、彼 らははかりごとを 設 けてそむき、その 不義 によって 低 くされた。
44 それにもかかわらず、主 は 彼 らの 叫 びを 聞 かれたとき、その 悩 みをかえりみ、
45 その 契約 を 彼 らのために 思 い 出 し、そのいつくしみの 豊 かなるにより、みこころを 変 えられ、
46 彼 らをとりこにした 者 どもによって、あわれまれるようにされた。
47 われらの 神、主 よ、われらを 救 って、もろもろの 国民 のなかから 集 めてください。われらはあなたの 聖 なるみ 名 に 感謝 し、あなたの 誉 を 誇 るでしょう。
48 イスラエルの 神、主 はとこしえからとこしえまでほむべきかな。すべての 民 は「アァメン」ととなえよ。主 をほめたたえよ。
Chapter 107
1 「主 に 感謝 せよ、主 は 恵 みふかく、そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない」と、
2 主 にあがなわれた 者 は 言 え。主 は 彼 らを 悩 みからあがない、
3 もろもろの 国 から、東、西、北、南 から 彼 らを 集 められた。
4 彼 らは 人 なき 荒野 にさまよい、住 むべき 町 にいたる 道 を 見 いださなかった。
5 彼 らは 飢 え、またかわき、その 魂 は 彼 らのうちに 衰 えた。
6 彼 らはその 悩 みのうちに 主 に 呼 ばわったので、主 は 彼 らをその 悩 みから 助 け 出 し、
7 住 むべき 町 に 行 き 着 くまで、まっすぐな 道 に 導 かれた。
8 どうか、彼 らが 主 のいつくしみと、人 の 子 らになされたくすしきみわざとのために、主 に 感謝 するように。
9 主 はかわいた 魂 を 満 ち 足 らせ、飢 えた 魂 を 良 き 物 で 満 たされるからである。
10 暗黒 と 深 いやみの 中 にいる 者、苦 しみと、くろがねに 縛 られた 者、
11 彼 らは 神 の 言葉 にそむき、いと 高 き 者 の 勧 めを 軽 んじたので、
12 主 は 重 い 労働 をもって 彼 らの 心 を 低 くされた。彼 らはつまずき 倒 れても、助 ける 者 がなかった。
13 彼 らはその 悩 みのうちに 主 に 呼 ばわったので、主 は 彼 らをその 悩 みから 救 い、
14 暗黒 と 深 いやみから 彼 らを 導 き 出 して、そのかせをこわされた。
15 どうか、彼 らが 主 のいつくしみと、人 の 子 らになされたくすしきみわざとのために、主 に 感謝 するように。
16 主 は 青銅 のとびらをこわし、鉄 の 貫 の 木 を 断 ち 切 られたからである。
17 ある 者 はその 罪 に 汚 れた 行 いによって 病 み、その 不義 のゆえに 悩 んだ。
18 彼 らはすべての 食物 をきらって、死 の 門 に 近 づいた。
19 彼 らはその 悩 みのうちに 主 に 呼 ばわったので、主 は 彼 らをその 悩 みから 救 い、
20 そのみ 言葉 をつかわして、彼 らをいやし、彼 らを 滅 びから 助 け 出 された。
21 どうか、彼 らが 主 のいつくしみと、人 の 子 らになされたくすしきみわざとのために、主 に 感謝 するように。
22 彼 らが 感謝 のいけにえをささげ、喜 びの 歌 をもって、そのみわざを 言 いあらわすように。
23 舟 で 海 にくだり、大海 で 商売 をする 者 は、
24 主 のみわざを 見、また 深 い 所 でそのくすしきみわざを 見 た。
25 主 が 命 じられると 暴風 が 起 って、海 の 波 をあげた。
26 彼 らは 天 にのぼり、淵 にくだり、悩 みによってその 勇気 は 溶 け 去 り、
27 酔 った 人 のようによろめき、よろめいて 途方 にくれる。
28 彼 らはその 悩 みのうちに 主 に 呼 ばわったので、主 は 彼 らをその 悩 みから 救 い 出 された。
29 主 があらしを 静 められると、海 の 波 は 穏 やかになった。
30 こうして 彼 らは 波 の 静 まったのを 喜 び、主 は 彼 らをその 望 む 港 へ 導 かれた。
31 どうか、彼 らが 主 のいつくしみと、人 の 子 らになされたくすしきみわざとのために、主 に 感謝 するように。
32 彼 らが 民 の 集会 で 主 をあがめ、長老 の 会合 で 主 をほめたたえるように。
33 主 は 川 を 野 に 変 らせ、泉 をかわいた 地 に 変 らせ、
34 肥 えた 地 をそれに 住 む 者 の 悪 のゆえに 塩 地 に 変 らせられる。
35 主 は 野 を 池 に 変 らせ、かわいた 地 を 泉 に 変 らせ、
36 飢 えた 者 をそこに 住 まわせられる。こうして 彼 らはその 住 むべき 町 を 建 て、
37 畑 に 種 をまき、ぶどう 畑 を 設 けて 多 くの 収穫 を 得 た。
38 主 が 彼 らを 祝福 されたので 彼 らは 大 いにふえ、その 家畜 の 減 るのをゆるされなかった。
39 彼 らがしえたげと、悩 みと、悲 しみとによって 減 り、かつ 卑 しめられたとき、
40 主 はもろもろの 君 に 侮 りをそそぎ、道 なき 荒 れ 地 にさまよわせられた。
41 しかし 主 は 貧 しい 者 を 悩 みのうちからあげて、その 家族 を 羊 の 群 れのようにされた。
42 正 しい 者 はこれを 見 て 喜 び、もろもろの 不義 はその 口 を 閉 じた。
43 すべて 賢 い 者 はこれらの 事 に 心 をよせ、主 のいつくしみをさとるようにせよ。
Chapter 108
ダビデの歌、さんび
1 神 よ、わが 心 は 定 まりました。わが 心 は 定 まりました。わたしは 歌 い、かつほめたたえます。わが 魂 よ、さめよ。
2 立琴 よ、琴 よ、さめよ。わたしはしののめを 呼 びさまします。
3 主 よ、わたしはもろもろの 民 の 中 であなたに 感謝 し、もろもろの 国 の 中 であなたをほめたたえます。
4 あなたのいつくしみは 大 きく、天 にまでおよびあなたのまことは 雲 にまで 及 ぶ。
5 神 よ、みずからを 天 よりも 高 くし、みさかえを 全 地 の 上 にあげてください。
6 あなたの 愛 される 者 が 助 けを 得 るために、右 のみ 手 をもって 救 をほどこし、わたしに 答 えてください。
7 神 はその 聖所 で 言 われた、「わたしは 大 いなる 喜 びをもってシケムを 分 かち、スコテの 谷 を 分 かち 与 えよう。
8 ギレアデはわたしのもの、マナセもわたしのものである。エフライムはわたしのかぶと、ユダはわたしのつえである。
9 モアブはわたしの 足 だらい、エドムにはわたしのくつを 投 げる。ペリシテについては、かちどきをあげる」。
10 だれがわたしを 堅固 な 町 に 至 らせるであろうか。だれがわたしをエドムに 導 くであろうか。
11 神 よ、あなたはわれらを 捨 てられたではありませんか。神 よ、あなたはわれらの 軍勢 と 共 に 出 て 行 かれません。
12 われらに 助 けを 与 えて、あだにむかわせてください。人 の 助 けはむなしいからです。
13 われらは 神 によって 勇 ましく 働 きます。われらのあだを 踏 みにじる 者 は 神 だからです。
Chapter 109
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 わたしのほめたたえる 神 よ、もださないでください。
2 彼 らは 悪 しき 口 と 欺 きの 口 をあけて、わたしにむかい、偽 りの 舌 をもってわたしに 語 り、
3 恨 みの 言葉 をもってわたしを 囲 み、ゆえなくわたしを 攻 めるのです。
4 彼 らはわが 愛 にむくいて、わたしを 非難 します。しかしわたしは 彼 らのために 祈 ります。
5 彼 らは 悪 をもってわが 善 に 報 い、恨 みをもってわが 愛 に 報 いるのです。
6 彼 の 上 に 悪 しき 人 を 立 て、訴 える 者 に 彼 を 訴 えさせてください。
7 彼 がさばかれるとき、彼 を 罪 ある 者 とし、その 祈 を 罪 に 変 えてください。
8 その 日 を 少 なくし、その 財産 をほかの 人 にとらせ、
9 その 子 らをみなしごにし、その 妻 をやもめにしてください。
10 その 子 らを 放浪者 として 施 しをこわせ、その 荒 れたすまいから 追 い 出 させてください。
11 彼 が 持 っているすべての 物 を 債 主 に 奪 わせ、その 勤労 の 実 をほかの 人 にかすめさせてください。
12 彼 にいつくしみを 施 す 者 はひとりもなく、またそのみなしごをあわれむ 者 もなく、
13 その 子孫 を 絶 えさせ、その 名 を 次 の 代 に 消 し 去 ってください。
14 その 父 たちの 不義 は 主 のみ 前 に 覚 えられ、その 母 の 罪 を 消 し 去 らないでください。
15 それらを 常 に 主 のみ 前 に 置 き、彼 の 記憶 を 地 から 断 ってください。
16 これは 彼 がいつくしみを 施 すことを 思 わず、かえって 貧 しい 者、乏 しい 者 を 責 め、心 の 痛 める 者 を 殺 そうとしたからです。
17 彼 はのろうことを 好 んだ。のろいを 彼 に 臨 ませてください。彼 は 恵 むことを 喜 ばなかった。恵 みを 彼 から 遠 ざけてください。
18 彼 はのろいを 衣 のように 着 た。のろいを 水 のようにその 身 にしみこませ、油 のようにその 骨 にしみこませてください。
19 またそれを 自分 の 着 る 着物 のようにならせ、常 に 締 める 帯 のようにならせてください。
20 これがわたしを 非難 する 者 と、わたしに 逆 らって 悪 いことを 言 う 者 の 主 からうける 報 いとしてください。
21 しかし、わが 主 なる 神 よ、あなたはみ 名 のために、わたしを 顧 みてください。あなたのいつくしみの 深 きにより、わたしをお 助 けください。
22 わたしは 貧 しく、かつ 乏 しいのです。わたしの 心 はわがうちに 傷 ついています。
23 わたしは 夕日 の 影 のように 去 りゆき、いなごのように 追 い 払 われます。
24 わたしのひざは 断食 によってよろめき、わたしの 肉 はやせ 衰 え、
25 わたしは 彼 らにそしられる 者 となりました。彼 らはわたしを 見 ると、頭 を 振 ります。
26 わが 神、主 よ、わたしをお 助 けください。あなたのいつくしみにしたがって、わたしをお 救 いください。
27 主 よ、これがあなたのみ 手 のわざであること、あなたがそれをなされたことを、彼 らに 知 らせてください。
28 彼 らはのろうけれども、あなたは 祝福 されます。わたしを 攻 める 者 をはずかしめ、あなたのしもべを 喜 ばせてください。
29 わたしを 非難 する 者 にはずかしめを 着 せ、おのが 恥 を 上着 のようにまとわせてください。
30 わたしはわが 口 をもって 大 いに 主 に 感謝 し、多 くの 人 のなかで 主 をほめたたえます。
31 主 は 貧 しい 者 の 右 に 立 って、死罪 にさだめようとする 者 から 彼 を 救 われるからです。
Chapter 110
ダビデの歌
1 主 はわが 主 に 言 われる、「わたしがあなたのもろもろの 敵 をあなたの 足 台 とするまで、わたしの 右 に 座 せよ」と。
2 主 はあなたの 力 あるつえをシオンから 出 される。あなたはもろもろの 敵 のなかで 治 めよ。
3 あなたの 民 は、あなたがその 軍勢 を 聖 なる 山々 に 導 く 日 に 心 から 喜 んでおのれをささげるであろう。あなたの 若者 は 朝 の 胎 から 出 る 露 のようにあなたに 来 るであろう。
4 主 は 誓 いを 立 てて、み 心 を 変 えられることはない、「あなたはメルキゼデクの 位 にしたがってとこしえに 祭司 である」。
5 主 はあなたの 右 におられて、その 怒 りの 日 に 王 たちを 打 ち 破 られる。
6 主 はもろもろの 国 のなかでさばきを 行 い、しかばねをもって 満 たし、広 い 地 を 治 める 首領 たちを 打 ち 破 られる。
7 彼 は 道 のほとりの 川 からくんで 飲 み、それによって、そのこうべをあげるであろう。
Chapter 111
1 主 をほめたたえよ。わたしは 正 しい 者 のつどい、および 公会 で、心 をつくして 主 に 感謝 する。
2 主 のみわざは 偉大 である。すべてそのみわざを 喜 ぶ 者 によって 尋 ね 窮 められる。
3 そのみわざは 栄光 と 威厳 とに 満 ち、その 義 はとこしえに、うせることがない。
4 主 はそのくすしきみわざを 記念 させられた。主 は 恵 みふかく、あわれみに 満 ちていられる。
5 主 はおのれを 恐 れる 者 に 食物 を 与 え、その 契約 をとこしえに 心 にとめられる。
6 主 はもろもろの 国民 の 所領 をその 民 に 与 えて、みわざの 力 をこれにあらわされた。
7 そのみ 手 のわざは 真実 かつ 公正 であり、すべてのさとしは 確 かである。
8 これらは 世々 かぎりなく 堅 く 立 ち、真実 と 正直 とをもってなされた。
9 主 はその 民 にあがないを 施 し、その 契約 をとこしえに 立 てられた。そのみ 名 は 聖 にして、おそれおおい。
10 主 を 恐 れることは 知恵 のはじめである。これを 行 う 者 はみな 良 き 悟 りを 得 る。主 の 誉 は、とこしえに、うせることはない。
Chapter 112
1 主 をほめたたえよ。主 をおそれて、そのもろもろの 戒 めを 大 いに 喜 ぶ 人 はさいわいである。
2 その 子孫 は 地 において 強 くなり、正 しい 者 のやからは 祝福 を 得 る。
3 繁栄 と 富 とはその 家 にあり、その 義 はとこしえに、うせることはない。
4 光 は 正 しい 者 のために 暗黒 の 中 にもあらわれる。主 は 恵 み 深 く、あわれみに 満 ち、正 しくいらせられる。
5 恵 みを 施 し、貸 すことをなし、その 事 を 正 しく 行 う 人 はさいわいである。
6 正 しい 人 は 決 して 動 かされることなく、とこしえに 覚 えられる。
7 彼 は 悪 いおとずれを 恐 れず、その 心 は 主 に 信頼 してゆるがない。
8 その 心 は 落 ち 着 いて 恐 れることなく、ついにそのあだについての 願 いを 見 る。
9 彼 は 惜 しげなく 施 し、貧 しい 者 に 与 えた。その 義 はとこしえに、うせることはない。その 角 は 誉 を 得 てあげられる。
10 悪 しき 者 はこれを 見 て 怒 り、歯 をかみならして 溶 け 去 る。悪 しき 者 の 願 いは 滅 びる。
Chapter 113
1 主 をほめたたえよ。主 のしもべたちよ、ほめたたえよ。主 のみ 名 をほめたたえよ。
2 今 より、とこしえに 至 るまで 主 のみ 名 はほむべきかな。
3 日 のいずるところから 日 の 入 るところまで、主 のみ 名 はほめたたえられる。
4 主 はもろもろの 国民 の 上 に 高 くいらせられ、その 栄光 は 天 よりも 高 い。
5 われらの 神、主 にくらぶべき 者 はだれか。主 は 高 き 所 に 座 し、
6 遠 く 天 と 地 とを 見 おろされる。
7 主 は 貧 しい 者 をちりからあげ、乏 しい 者 をあくたからあげて、
8 もろもろの 君 たちと 共 にすわらせ、その 民 の 君 たちと 共 にすわらせられる。
9 また 子 を 産 まぬ 女 に 家庭 を 与 え、多 くの 子供 たちの 喜 ばしい 母 とされる。主 をほめたたえよ。
Chapter 114
1 イスラエルがエジプトをいで、ヤコブの 家 が 異 言 の 民 を 離 れたとき、
2 ユダは 主 の 聖所 となり、イスラエルは 主 の 所領 となった。
3 海 はこれを 見 て 逃 げ、ヨルダンはうしろに 退 き、
4 山 は 雄羊 のように 踊 り、小山 は 小羊 のように 踊 った。
5 海 よ、おまえはどうして 逃 げるのか、ヨルダンよ、おまえはどうしてうしろに 退 くのか。
6 山 よ、おまえたちはどうして 雄羊 のように 踊 るのか、小山 よ、おまえたちはどうして 小羊 のように 踊 るのか。
7 地 よ、主 のみ 前 におののけ、ヤコブの 神 のみ 前 におののけ。
8 主 は 岩 を 池 に 変 らせ、石 を 泉 に 変 らせられた。
Chapter 115
1 主 よ、栄光 をわれらにではなく、われらにではなく、あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、ただ、み 名 にのみ 帰 してください。
2 なにゆえ、もろもろの 国民 は 言 うのでしょう、「彼 らの 神 はどこにいるのか」と。
3 われらの 神 は 天 にいらせられる。神 はみこころにかなうすべての 事 を 行 われる。
4 彼 らの 偶像 はしろがねと、こがねで、人 の 手 のわざである。
5 それは 口 があっても 語 ることができない。目 があっても 見 ることができない。
6 耳 があっても 聞 くことができない。鼻 があってもかぐことができない。
7 手 があっても 取 ることができない。足 があっても 歩 くことができない。また、のどから 声 を 出 すこともできない。
8 これを 造 る 者 と、これに 信頼 する 者 とはみな、これと 等 しい 者 になる。
9 イスラエルよ、主 に 信頼 せよ。主 は 彼 らの 助 け、また 彼 らの 盾 である。
10 アロンの 家 よ、主 に 信頼 せよ。主 は 彼 らの 助 け、また 彼 らの 盾 である。
11 主 を 恐 れる 者 よ、主 に 信頼 せよ。主 は 彼 らの 助 け、また 彼 らの 盾 である。
12 主 はわれらをみこころにとめられた。主 はわれらを 恵 み、イスラエルの 家 を 恵 み、アロンの 家 を 恵 み、
13 また、小 さい 者 も、大 いなる 者 も、主 を 恐 れる 者 を 恵 まれる。
14 どうか、主 があなたがたを 増 し 加 え、あなたがたと、あなたがたの 子孫 とを 増 し 加 えられるように。
15 天地 を 造 られた 主 によってあなたがたが 恵 まれるように。
16 天 は 主 の 天 である。しかし 地 は 人 の 子 らに 与 えられた。
17 死 んだ 者 も、音 なき 所 に 下 る 者 も、主 をほめたたえることはない。
18 しかし、われらは 今 より、とこしえに 至 るまで、主 をほめまつるであろう。主 をほめたたえよ。
Chapter 116
1 わたしは 主 を 愛 する。主 はわが 声 と、わが 願 いとを 聞 かれたからである。
2 主 はわたしに 耳 を 傾 けられたので、わたしは 生 きるかぎり 主 を 呼 びまつるであろう。
3 死 の 綱 がわたしを 取 り 巻 き、陰府 の 苦 しみがわたしを 捕 えた。わたしは 悩 みと 悲 しみにあった。
4 その 時 わたしは 主 のみ 名 を 呼 んだ。「主 よ、どうぞわたしをお 救 いください」と。
5 主 は 恵 みふかく、正 しくいらせられ、われらの 神 はあわれみに 富 まれる。
6 主 は 無学 な 者 を 守 られる。わたしが 低 くされたとき、主 はわたしを 救 われた。
7 わが 魂 よ、おまえの 平安 に 帰 るがよい。主 は 豊 かにおまえをあしらわれたからである。
8 あなたはわたしの 魂 を 死 から、わたしの 目 を 涙 から、わたしの 足 をつまずきから 助 け 出 されました。
9 わたしは 生 ける 者 の 地 で、主 のみ 前 に 歩 みます。
10 「わたしは 大 いに 悩 んだ」と 言 った 時 にもなお 信 じた。
11 わたしは 驚 きあわてたときに 言 った、「すべての 人 は 当 にならぬ 者 である」と。
12 わたしに 賜 わったもろもろの 恵 みについて、どうして 主 に 報 いることができようか。
13 わたしは 救 の 杯 をあげて、主 のみ 名 を 呼 ぶ。
14 わたしはすべての 民 の 前 で、主 にわが 誓 いをつぐなおう。
15 主 の 聖徒 の 死 はそのみ 前 において 尊 い。
16 主 よ、わたしはあなたのしもべです。わたしはあなたのしもべ、あなたのはしための 子 です。あなたはわたしのなわめを 解 かれました。
17 わたしは 感謝 のいけにえをあなたにささげて、主 のみ 名 を 呼 びます。
18 わたしはすべての 民 の 前 で 主 にわが 誓 いをつぐないます。
19 エルサレムよ、あなたの 中 で、主 の 家 の 大庭 の 中 で、これをつぐないます。主 をほめたたえよ。
Chapter 117
1 もろもろの 国 よ、主 をほめたたえよ。もろもろの 民 よ、主 をたたえまつれ。
2 われらに 賜 わるそのいつくしみは 大 きいからである。主 のまことはとこしえに 絶 えることがない。主 をほめたたえよ。
Chapter 118
1 主 に 感謝 せよ、主 は 恵 みふかく、そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない。
2 イスラエルは 言 え、「そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない」と。
3 アロンの 家 は 言 え、「そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない」と。
4 主 をおそれる 者 は 言 え、「そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない」と。
5 わたしが 悩 みのなかから 主 を 呼 ぶと、主 は 答 えて、わたしを 広 い 所 に 置 かれた。
6 主 がわたしに 味方 されるので、恐 れることはない。人 はわたしに 何 をなし 得 ようか。
7 主 はわたしに 味方 し、わたしを 助 けられるので、わたしを 憎 む 者 についての 願 いを 見 るであろう。
8 主 に 寄 り 頼 むは 人 にたよるよりも 良 い。
9 主 に 寄 り 頼 むはもろもろの 君 にたよるよりも 良 い。
10 もろもろの 国民 はわたしを 囲 んだ。わたしは 主 のみ 名 によって 彼 らを 滅 ぼす。
11 彼 らはわたしを 囲 んだ、わたしを 囲 んだ。わたしは 主 のみ 名 によって 彼 らを 滅 ぼす。
12 彼 らは 蜂 のようにわたしを 囲 み、いばらの 火 のように 燃 えたった。わたしは 主 のみ 名 によって 彼 らを 滅 ぼす。
13 わたしはひどく 押 されて 倒 れようとしたが、主 はわたしを 助 けられた。
14 主 はわが 力、わが 歌 であって、わが 救 となられた。
15 聞 け、勝利 の 喜 ばしい 歌 が 正 しい 者 の 天幕 にある。「主 の 右 の 手 は 勇 ましいはたらきをなし、
16 主 の 右 の 手 は 高 くあがり、主 の 右 の 手 は 勇 ましいはたらきをなす」。
17 わたしは 死 ぬことなく、生 きながらえて、主 のみわざを 物語 るであろう。
18 主 はいたくわたしを 懲 らされたが、死 にはわたされなかった。
19 わたしのために 義 の 門 を 開 け、わたしはその 内 にはいって、主 に 感謝 しよう。
20 これは 主 の 門 である。正 しい 者 はその 内 にはいるであろう。
21 わたしはあなたに 感謝 します。あなたがわたしに 答 えて、わが 救 となられたことを。
22 家 造 りらの 捨 てた 石 は 隅 のかしら 石 となった。
23 これは 主 のなされた 事 でわれらの 目 には 驚 くべき 事 である。
24 これは 主 が 設 けられた 日 であって、われらはこの 日 に 喜 び 楽 しむであろう。
25 主 よ、どうぞわれらをお 救 いください。主 よ、どうぞわれらを 栄 えさせてください。
26 主 のみ 名 によってはいる 者 はさいわいである。われらは 主 の 家 からあなたをたたえます。
27 主 は 神 であって、われらを 照 された。枝 を 携 えて 祭 の 行列 を 祭壇 の 角 にまで 進 ませよ。
28 あなたはわが 神、わたしはあなたに 感謝 します。あなたはわが 神、わたしはあなたをあがめます。
29 主 に 感謝 せよ、主 は 恵 みふかく、そのいつくしみはとこしえに 絶 えることがない。
Chapter 119
アレフ
1 おのが 道 を 全 くして、主 のおきてに 歩 む 者 はさいわいです。
2 主 のもろもろのあかしを 守 り 心 をつくして 主 を 尋 ね 求 め、
3 また 悪 を 行 わず、主 の 道 に 歩 む 者 はさいわいです。
4 あなたはさとしを 命 じて、ねんごろに 守 らせられます。
5 どうかわたしの 道 を 堅 くして、あなたの 定 めを 守 らせてください。
6 わたしは、あなたのもろもろの 戒 めに 目 をとめる 時、恥 じることはありません。
7 わたしは、あなたの 正 しいおきてを 学 ぶとき、正 しい 心 をもってあなたに 感謝 します。
8 わたしはあなたの 定 めを 守 ります。わたしを 全 くお 捨 てにならないでください。
ベス
9 若 い 人 はどうしておのが 道 を 清 く 保 つことができるでしょうか。み 言葉 にしたがって、それを 守 るよりほかにありません。
10 わたしは 心 をつくしてあなたを 尋 ね 求 めます。わたしをあなたの 戒 めから 迷 い 出 させないでください。
11 わたしはあなたにむかって 罪 を 犯 すことのないように、心 のうちにみ 言葉 をたくわえました。
12 あなたはほむべきかな、主 よ、あなたの 定 めをわたしに 教 えてください。
13 わたしはくちびるをもって、あなたの 口 から 出 るもろもろのおきてを 言 いあらわします。
14 わたしは、もろもろのたからを 喜 ぶように、あなたのあかしの 道 を 喜 びます。
15 わたしは、あなたのさとしを 思 い、あなたの 道 に 目 をとめます。
16 わたしはあなたの 定 めを 喜 び、あなたのみ 言葉 を 忘 れません。
ギメル
17 あなたのしもべを 豊 かにあしらって、生 きながらえさせ、み 言葉 を 守 らせてください。
18 わたしの 目 を 開 いて、あなたのおきてのうちのくすしき 事 を 見 させてください。
19 わたしはこの 地 にあっては 寄留者 です。あなたの 戒 めをわたしに 隠 さないでください。
20 わが 魂 はつねにあなたのおきてを 慕 って、絶 えいるばかりです。
21 あなたは、あなたの 戒 めから 迷 い 出 る 高 ぶる 者、のろわれた 者 を 責 められます。
22 わたしはあなたのあかしを 守 りました。彼 らのそしりと 侮 りとをわたしから 取 り 去 ってください。
23 たといもろもろの 君 が 座 して、わたしをそこなおうと 図 っても、あなたのしもべは、あなたの 定 めを 深 く 思 います。
24 あなたのあかしは、わたしを 喜 ばせ、わたしを 教 えさとすものです。
ダレス
25 わが 魂 はちりについています。み 言葉 に 従 って、わたしを 生 き 返 らせてください。
26 わたしが 自分 の 歩 んだ 道 を 語 ったとき、あなたはわたしに 答 えられました。あなたの 定 めをわたしに 教 えてください。
27 あなたのさとしの 道 をわたしにわきまえさせてください。わたしはあなたのくすしきみわざを 深 く 思 います。
28 わが 魂 は 悲 しみによって 溶 け 去 ります。み 言葉 に 従 って、わたしを 強 くしてください。
29 偽 りの 道 をわたしから 遠 ざけ、あなたのおきてをねんごろに 教 えてください。
30 わたしは 真実 の 道 を 選 び、あなたのおきてをわたしの 前 に 置 きました。
31 主 よ、わたしはあなたのあかしに 堅 く 従 っています。願 わくは、わたしをはずかしめないでください。
32 あなたがわたしの 心 を 広 くされるとき、わたしはあなたの 戒 めの 道 を 走 ります。
ヘ
33 主 よ、あなたの 定 めの 道 をわたしに 教 えてください。わたしは 終 りまでこれを 守 ります。
34 わたしに 知恵 を 与 えてください。わたしはあなたのおきてを 守 り、心 をつくしてこれに 従 います。
35 わたしをあなたの 戒 めの 道 に 導 いてください。わたしはそれを 喜 ぶからです。
36 わたしの 心 をあなたのあかしに 傾 けさせ、不正 な 利得 に 傾 けさせないでください。
37 わたしの 目 をほかにむけて、むなしいものを 見 させず、あなたの 道 をもって、わたしを 生 かしてください。
38 あなたを 恐 れる 者 にかかわる 約束 をあなたのしもべに 堅 くしてください。
39 わたしの 恐 れるそしりを 除 いてください。あなたのおきては 正 しいからです。
40 見 よ、わたしはあなたのさとしを 慕 います。あなたの 義 をもって、わたしを 生 かしてください。
ワウ
41 主 よ、あなたの 約束 にしたがって、あなたのいつくしみと、あなたの 救 をわたしに 臨 ませてください。
42 そうすれば、わたしをそしる 者 に、答 えることができます。わたしはあなたのみ 言葉 に 信頼 するからです。
43 またわたしの 口 から 真理 の 言葉 をことごとく 除 かないでください。わたしの 望 みはあなたのおきてにあるからです。
44 わたしは 絶 えず、とこしえに、あなたのおきてを 守 ります。
45 わたしはあなたのさとしを 求 めたので、自由 に 歩 むことができます。
46 わたしはまた 王 たちの 前 にあなたのあかしを 語 って 恥 じることはありません。
47 わたしは、わたしの 愛 するあなたの 戒 めに 自分 の 喜 びを 見 いだすからです。
48 わたしは、わたしの 愛 するあなたの 戒 めを 尊 び、あなたの 定 めを 深 く 思 います。
ザイン
49 どうか、あなたのしもべに 言 われたみ 言葉 を 思 い 出 してください。あなたはわたしにそれを 望 ませられました。
50 あなたの 約束 はわたしを 生 かすので、わが 悩 みの 時 の 慰 めです。
51 高 ぶる 者 は 大 いにわたしをあざ 笑 います。しかしわたしはあなたのおきてを 離 れません。
52 主 よ、わたしはあなたの 昔 からのおきてを 思 い 出 して、みずから 慰 めます。
53 あなたのおきてを 捨 てる 悪 しき 者 のゆえに、わたしは 激 しい 憤 りを 起 します。
54 あなたの 定 めはわが 旅 の 家 で、わたしの 歌 となりました。
55 主 よ、わたしは 夜 の 間 にあなたのみ 名 を 思 い 出 して、あなたのおきてを 守 ります。
56 わたしはあなたのさとしを 守 ったことによって、この 祝福 がわたしに 臨 みました。
ヘス
57 主 はわたしの 受 くべき 分 です。わたしはあなたのみ 言葉 を 守 ることを 約束 します。
58 わたしは 心 をつくして、あなたの 恵 みを 請 い 求 めます。あなたの 約束 にしたがって、わたしをお 恵 みください。
59 わたしは、あなたの 道 を 思 うとき、足 をかえして、あなたのあかしに 向 かいます。
60 わたしはあなたの 戒 めを 守 るのに、すみやかで、ためらいません。
61 たとい、悪 しき 者 のなわがわたしを 捕 えても、わたしはあなたのおきてを 忘 れません。
62 わたしはあなたの 正 しいおきてのゆえに 夜半 に 起 きて、あなたに 感謝 します。
63 わたしは、すべてあなたを 恐 れる 者、またあなたのさとしを 守 る 者 の 仲間 です。
64 主 よ、地 はあなたのいつくしみで 満 ちています。あなたの 定 めをわたしに 教 えてください。
テス
65 主 よ、あなたはみ 言葉 にしたがってしもべをよくあしらわれました。
66 わたしに 良 い 判断 と 知識 とを 教 えてください。わたしはあなたの 戒 めを 信 じるからです。
67 わたしは 苦 しまない 前 には 迷 いました。しかし 今 はみ 言葉 を 守 ります。
68 あなたは 善 にして 善 を 行 われます。あなたの 定 めをわたしに 教 えてください。
69 高 ぶる 者 は 偽 りをもってわたしをことごとくおおいます。しかしわたしは 心 をつくしてあなたのさとしを 守 ります。
70 彼 らの 心 は 肥 え 太 って 脂肪 のようです。しかしわたしはあなたのおきてを 喜 びます。
71 苦 しみにあったことは、わたしに 良 い 事 です。これによってわたしはあなたのおきてを 学 ぶことができました。
72 あなたの 口 のおきては、わたしのためには 幾 千の 金銀 貨幣 にもまさるのです。
ヨード
73 あなたのみ 手 はわたしを 造 り、わたしを 形 造 りました。わたしに 知恵 を 与 えて、あなたの 戒 めを 学 ばせてください。
74 あなたを 恐 れる 者 はわたしを 見 て 喜 ぶでしょう。わたしはみ 言葉 によって 望 みをいだいたからです。
75 主 よ、わたしはあなたのさばきの 正 しく、また、あなたが 真実 をもってわたしを 苦 しめられたことを 知 っています。
76 あなたがしもべに 告 げられた 約束 にしたがって、あなたのいつくしみをわが 慰 めとしてください。
77 あなたのあわれみをわたしに 臨 ませ、わたしを 生 かしてください。あなたのおきてはわが 喜 びだからです。
78 高 ぶる 者 に 恥 をこうむらせてください。彼 らは 偽 りをもって、わたしをくつがえしたからです。しかしわたしはあなたのさとしを 深 く 思 います。
79 あなたをおそれる 者 と、あなたのあかしを 知 る 者 とをわたしに 帰 らせてください。
80 わたしの 心 を 全 くして、あなたの 定 めを 守 らせてください。そうすればわたしは 恥 をこうむることがありません。
カフ
81 わが 魂 はあなたの 救 を 慕 って 絶 えいるばかりです。わたしはみ 言葉 によって 望 みをいだきます。
82 わたしの 目 はあなたの 約束 を 待 つによって 衰 え、「いつ、あなたはわたしを 慰 められるのですか」と 尋 ねます。
83 わたしは 煙 の 中 の 皮 袋 のようになりましたが、なお、あなたの 定 めを 忘 れませんでした。
84 あなたのしもべの 日 はどれほど 続 くでしょうか。いつあなたは、わたしを 迫害 する 者 をさばかれるでしょうか。
85 高 ぶる 者 はわたしをおとしいれようと 穴 を 掘 りました。彼 らはあなたのおきてに 従 わない 人々 です。
86 あなたの 戒 めはみな 真実 です。彼 らは 偽 りをもってわたしを 迫害 します。わたしをお 助 けください。
87 彼 らはこの 地 において、ほとんどわたしを 滅 ぼしました。しかし、わたしはあなたのさとしを 捨 てませんでした。
88 あなたのいつくしみにしたがってわたしを 生 かしてください。そうすればわたしはあなたの 口 から 出 るあかしを 守 ります。
ラメド
89 主 よ、あなたのみ 言葉 は 天 においてとこしえに 堅 く 定 まり、
90 あなたのまことはよろずよに 及 びます。あなたが 地 を 定 められたので、地 は 堅 く 立 っています。
91 これらのものはあなたの 仰 せにより、堅 く 立 って 今日 に 至 っています。よろずのものは 皆 あなたのしもべだからです。
92 あなたのおきてがわが 喜 びとならなかったならば、わたしはついに 悩 みのうちに 滅 びたでしょう。
93 わたしは 常 にあなたのさとしを 忘 れません。あなたはこれをもって、わたしを 生 かされたからです。
94 わたしはあなたのものです。わたしをお 救 いください。わたしはあなたのさとしを 求 めました。
95 悪 しき 者 はわたしを 滅 ぼそうと 待 ち 伏 せています。しかし、わたしはあなたのあかしを 思 います。
96 わたしはすべての 全 きことに 限 りあることを 見 ました。しかしあなたの 戒 めは 限 りなく 広 いのです。
メム
97 いかにわたしはあなたのおきてを 愛 することでしょう。わたしはひねもすこれを 深 く 思 います。
98 あなたの 戒 めは 常 にわたしと 共 にあるので、わたしをわが 敵 にまさって 賢 くします。
99 わたしはあなたのあかしを 深 く 思 うので、わがすべての 師 にまさって 知恵 があります。
100 わたしはあなたのさとしを 守 るので、老 いた 者 にまさって 事 をわきまえます。
101 わたしはみ 言葉 を 守 るために、わが 足 をとどめて、すべての 悪 い 道 に 行 かせません。
102 あなたがわたしを 教 えられたので、わたしはあなたのおきてを 離 れません。
103 あなたのみ 言葉 はいかにわがあごに 甘 いことでしょう。蜜 にまさってわが 口 に 甘 いのです。
104 わたしはあなたのさとしによって 知恵 を 得 ました。それゆえ、わたしは 偽 りのすべての 道 を 憎 みます。
ヌン
105 あなたのみ 言葉 はわが 足 のともしび、わが 道 の 光 です。
106 わたしはあなたの 正 しいおきてを 守 ることを 誓 い、かつこれを 実行 しました。
107 わたしはいたく 苦 しみました。主 よ、み 言葉 に 従 って、わたしを 生 かしてください。
108 主 よ、わがさんびの 供 え 物 をうけて、あなたのおきてを 教 えてください。
109 わたしのいのちは 常 に 危険 にさらされています。しかし、わたしはあなたのおきてを 忘 れません。
110 悪 しき 者 はわたしのためにわなを 設 けました。しかし、わたしはあなたのさとしから 迷 い 出 ません。
111 あなたのあかしはとこしえにわが 嗣 業 です。まことに、そのあかしはわが 心 の 喜 びです。
112 わたしはあなたの 定 めを 終 りまで、とこしえに 守 ろうと 心 を 傾 けます。
サメク
113 わたしは 二心 の 者 を 憎 みます。しかしあなたのおきてを 愛 します。
114 あなたはわが 隠 れ 場、わが 盾 です。わたしはみ 言葉 によって 望 みをいだきます。
115 悪 をなす 者 よ、わたしを 離 れ 去 れ、わたしはわが 神 の 戒 めを 守 るのです。
116 あなたの 約束 にしたがって、わたしをささえて、ながらえさせ、わが 望 みについて 恥 じることのないようにしてください。
117 わたしをささえてください。そうすれば、わたしは 安 らかで、常 にあなたの 定 めに 心 をそそぎます。
118 すべてあなたの 定 めから 迷 い 出 る 者 をあなたは、かろしめられます。まことに、彼 らの 欺 きはむなしいのです。
119 あなたは 地 のすべての 悪 しき 者 を、金 かすのようにみなされます。それゆえ、わたしはあなたのあかしを 愛 します。
120 わが 肉 はあなたを 恐 れるので 震 えます。わたしはあなたのさばきを 恐 れます。
アイン
121 わたしは 正 しく 義 にかなったことを 行 いました。わたしを 捨 てて、しえたげる 者 にゆだねないでください。
122 しもべのために 保証人 となって、高 ぶる 者 にわたしを、しえたげさせないでください。
123 わが 目 はあなたの 救 と、あなたの 正 しい 約束 とを 待 ち 望 んで 衰 えます。
124 あなたのいつくしみにしたがって、しもべをあしらい、あなたの 定 めを 教 えてください。
125 わたしはあなたのしもべです。わたしに 知恵 を 与 えて、あなたのあかしを 知 らせてください。
126 彼 らはあなたのおきてを 破 りました。今 は 主 のはたらかれる 時 です。
127 それゆえ、わたしは 金 よりも、純金 よりもまさってあなたの 戒 めを 愛 します。
128 それゆえ、わたしは、あなたのもろもろのさとしにしたがって、正 しき 道 に 歩 み、すべての 偽 りの 道 を 憎 みます。
ペ
129 あなたのあかしは 驚 くべきものです。それゆえ、わが 魂 はこれを 守 ります。
130 み 言葉 が 開 けると 光 を 放 って、無学 な 者 に 知恵 を 与 えます。
131 わたしはあなたの 戒 めを 慕 うゆえに、口 を 広 くあけてあえぎ 求 めました。
132 み 名 を 愛 する 者 に 常 にされるように、わたしをかえりみ、わたしをあわれんでください。
133 あなたの 約束 にしたがって、わが 歩 みを 確 かにし、すべての 不義 に 支配 されないようにしてください。
134 わたしを 人 のしえたげからあがなってください。そうすればわたしは、あなたのさとしを 守 ります。
135 み 顔 をしもべの 上 に 照 し、あなたの 定 めを 教 えてください。
136 人々 があなたのおきてを 守 らないので、わが 目 の 涙 は 川 のように 流 れます。
ツァデー
137 主 よ、あなたは 正 しく、あなたのさばきは 正 しいのです。
138 あなたの 正義 と、この 上 ない 真実 とをもってあなたのあかしを 命 じられました。
139 わたしのあだが、あなたのみ 言葉 を 忘 れるので、わが 熱心 はわたしを 滅 ぼすのです。
140 あなたの 約束 はまことに 確 かです。あなたのしもべはこれを 愛 します。
141 わたしは 取 るにたらない 者 で、人 に 侮 られるけれども、なお、あなたのさとしを 忘 れません。
142 あなたの 義 はとこしえに 正 しく、あなたのおきてはまことです。
143 悩 みと 苦 しみがわたしに 臨 みました。しかしあなたの 戒 めはわたしの 喜 びです。
144 あなたのあかしはとこしえに 正 しいのです。わたしに 知恵 を 与 えて、生 きながらえさせてください。
コフ
145 わたしは 心 をつくして 呼 ばわります。主 よ、お 答 えください。わたしはあなたの 定 めを 守 ります。
146 わたしはあなたに 呼 ばわります。わたしをお 救 いください。わたしはあなたのあかしを 守 ります。
147 わたしは 朝 早 く 起 き 出 て 呼 ばわります。わたしはみ 言葉 によって 望 みをいだくのです。
148 わが 目 は 夜警 の 交代 する 時 に 先 だってさめ、あなたの 約束 を 深 く 思 います。
149 あなたのいつくしみにしたがって、わが 声 を 聞 いてください。主 よ、あなたの 公義 にしたがって、わたしを 生 かしてください。
150 わたしをしえたげる 者 が 悪 いたくらみをもって 近 づいています。彼 らはあなたのおきてを 遠 くはなれているのです。
151 しかし 主 よ、あなたは 近 くいらせられます。あなたのもろもろの 戒 めはまことです。
152 わたしは 早 くからあなたのあかしによって、あなたがこれをとこしえに 立 てられたことを 知 りました。
レシ
153 わが 悩 みを 見 て、わたしをお 救 いください。わたしはあなたのおきてを 忘 れないからです。
154 わが 訴 えを 弁護 して、わたしをあがない、あなたの 約束 にしたがって、わたしを 生 かしてください。
155 救 は 悪 しき 者 を 遠 く 離 れている。彼 らはあなたの 定 めを 求 めないからです。
156 主 よ、あなたのあわれみは 大 きい。あなたの 公義 に 従 って、わたしを 生 かしてください。
157 わたしをしえたげる 者、わたしをあだする 者 は 多 い。しかしわたしは、あなたのあかしを 離 れません。
158 不信仰 な 者 があなたのみ 言葉 を 守 らないので、わたしは 彼 らを 見 て、いとわしく 思 います。
159 わたしがいかにあなたのさとしを 愛 するかをお 察 しください。主 よ、あなたのいつくしみにしたがって、わたしを 生 かしてください。
160 あなたのみ 言葉 の 全体 は 真理 です。あなたの 正 しいおきてのすべてはとこしえに 絶 えることはありません。
シン
161 もろもろの 君 はゆえなくわたしをしえたげます。しかしわが 心 はみ 言葉 をおそれます。
162 わたしは 大 いなる 獲物 を 得 た 者 のようにあなたのみ 言葉 を 喜 びます。
163 わたしは 偽 りを 憎 み、忌 みきらいます。しかしあなたのおきてを 愛 します。
164 わたしはあなたの 正 しいおきてのゆえに、一 日 に七たびあなたをほめたたえます。
165 あなたのおきてを 愛 する 者 には 大 いなる 平安 があり、何 ものも 彼 らをつまずかすことはできません。
166 主 よ、わたしはあなたの 救 を 望 み、あなたの 戒 めをおこないます。
167 わが 魂 は、あなたのあかしを 守 ります。わたしはいたくこれを 愛 します。
168 わがすべての 道 があなたのみ 前 にあるので、わたしはあなたのさとしと、あかしとを 守 ります。
タウ
169 主 よ、どうか、わが 叫 びをみ 前 にいたらせ、み 言葉 に 従 って、わたしに 知恵 をお 与 えください。
170 わが 願 いをみ 前 にいたらせ、み 言葉 にしたがって、わたしをお 助 けください。
171 あなたの 定 めをわたしに 教 えられるので、わがくちびるはさんびを 唱 えます。
172 あなたのすべての 戒 めは 正 しいので、わが 舌 はみ 言葉 を 歌 います。
173 わたしはあなたのさとしを 選 びました。あなたのみ 手 を、常 にわが 助 けとしてください。
174 主 よ、わたしはあなたの 救 を 慕 います。あなたのおきてはわたしの 喜 びです。
175 わたしを 生 かして、あなたをほめたたえさせ、あなたのおきてを、わが 助 けとしてください。
176 わたしは 失 われた 羊 のように 迷 い 出 ました。あなたのしもべを 捜 し 出 してください。わたしはあなたの 戒 めを 忘 れないからです。
Chapter 120
都もうでの歌
1 わたしが 悩 みのうちに、主 に 呼 ばわると、主 はわたしに 答 えられる。
2 「主 よ、偽 りのくちびるから、欺 きの 舌 から、わたしを 助 け 出 してください」。
3 欺 きの 舌 よ、おまえに 何 が 与 えられ、何 が 加 えられるであろうか。
4 ますらおの 鋭 い 矢 と、えにしだの 熱 い 炭 とである。
5 わざわいなるかな、わたしはメセクにやどり、ケダルの 天幕 のなかに 住 んでいる。
6 わたしは 久 しく 平安 を 憎 む 者 のなかに 住 んでいた。
7 わたしは 平安 を 願 う、しかし、わたしが 物言 うとき、彼 らは 戦 いを 好 む。
Chapter 121
都もうでの歌
1 わたしは 山 にむかって 目 をあげる。わが 助 けは、どこから 来 るであろうか。
2 わが 助 けは、天 と 地 を 造 られた 主 から 来 る。
3 主 はあなたの 足 の 動 かされるのをゆるされない。あなたを 守 る 者 はまどろむことがない。
4 見 よ、イスラエルを 守 る 者 はまどろむこともなく、眠 ることもない。
5 主 はあなたを 守 る 者、主 はあなたの 右 の 手 をおおう 陰 である。
6 昼 は 太陽 があなたを 撃 つことなく、夜 は 月 があなたを 撃 つことはない。
7 主 はあなたを 守 って、すべての 災 を 免 れさせ、またあなたの 命 を 守 られる。
8 主 は 今 からとこしえに 至 るまで、あなたの 出 ると 入 るとを 守 られるであろう。
Chapter 122
ダビデがよんだ都もうでの歌
1 人々 がわたしにむかって「われらは 主 の 家 に 行 こう」と 言 ったとき、わたしは 喜 んだ。
2 エルサレムよ、われらの 足 はあなたの 門 のうちに 立 っている。
3 しげくつらなった 町 のように 建 てられているエルサレムよ、
4 もろもろの 部族 すなわち 主 の 部族 が、そこに 上 って 来 て 主 のみ 名 に 感謝 することは、イスラエルのおきてである。
5 そこにさばきの 座、ダビデの 家 の 王座 が 設 けられてあった。
6 エルサレムのために 平安 を 祈 れ、「エルサレムを 愛 する 者 は 栄 え、
7 その 城壁 のうちに 平安 があり、もろもろの 殿 のうちに 安全 があるように」と。
8 わが 兄弟 および 友 のために、わたしは「エルサレムのうちに 平安 があるように」と 言 い、
9 われらの 神、主 の 家 のために、わたしはエルサレムのさいわいを 求 めるであろう。
Chapter 123
都もうでの歌
1 天 に 座 しておられる 者 よ、わたしはあなたにむかって 目 をあげます。
2 見 よ、しもべがその 主人 の 手 に 目 をそそぎ、はしためがその 主婦 の 手 に 目 をそそぐように、われらはわれらの 神、主 に 目 をそそいで、われらをあわれまれるのを 待 ちます。
3 主 よ、われらをあわれんでください。われらをあわれんでください。われらに 侮 りが 満 ちあふれています。
4 思 い 煩 いのない 者 のあざけりと、高 ぶる 者 の 侮 りとは、われらの 魂 に 満 ちあふれています。
Chapter 124
ダビデがよんだ都もうでの歌
1 今、イスラエルは 言 え、主 がもしわれらの 方 におられなかったならば、
2 人々 がわれらに 逆 らって 立 ちあがったとき、主 がもしわれらの 方 におられなかったならば、
3 彼 らの 怒 りがわれらにむかって 燃 えたったとき、彼 らはわれらを 生 きているままで、のんだであろう。
4 また 大水 はわれらを 押 し 流 し、激流 はわれらの 上 を 越 え、
5 さか 巻 く 水 はわれらの 上 を 越 えたであろう。
6 主 はほむべきかな。主 はわれらをえじきとして 彼 らの 歯 にわたされなかった。
7 われらは 野鳥 を 捕 えるわなをのがれる 鳥 のようにのがれた。わなは 破 れてわれらはのがれた。
8 われらの 助 けは 天地 を 造 られた 主 のみ 名 にある。
Chapter 125
都もうでの歌
1 主 に 信頼 する 者 は、動 かされることなくて、とこしえにあるシオンの 山 のようである。
2 山々 がエルサレムを 囲 んでいるように、主 は 今 からとこしえにその 民 を 囲 まれる。
3 これは 悪 しき 者 のつえが 正 しい 者 の 所領 にとどまることなく、正 しい 者 がその 手 を 不義 に 伸 べることのないためである。
4 主 よ、善良 な 人 と、心 の 正 しい 人 とに、さいわいを 施 してください。
5 しかし 転 じて 自分 の 曲 った 道 に 入 る 者 を 主 は、悪 を 行 う 者 と 共 に 去 らせられる。イスラエルの 上 に 平安 があるように。
Chapter 126
都もうでの歌
1 主 がシオンの 繁栄 を 回復 されたとき、われらは 夢 みる 者 のようであった。
2 その 時 われらの 口 は 笑 いで 満 たされ、われらの 舌 は 喜 びの 声 で 満 たされた。その 時「主 は 彼 らのために 大 いなる 事 をなされた」と 言 った 者 が、もろもろの 国民 の 中 にあった。
3 主 はわれらのために 大 いなる 事 をなされたので、われらは 喜 んだ。
4 主 よ、どうか、われらの 繁栄 を、ネゲブの 川 のように 回復 してください。
5 涙 をもって 種 まく 者 は、喜 びの 声 をもって 刈 り 取 る。
6 種 を 携 え、涙 を 流 して 出 て 行 く 者 は、束 を 携 え、喜 びの 声 をあげて 帰 ってくるであろう。
Chapter 127
ソロモンがよんだ都もうでの歌
1 主 が 家 を 建 てられるのでなければ、建 てる 者 の 勤労 はむなしい。主 が 町 を 守 られるのでなければ、守 る 者 のさめているのはむなしい。
2 あなたがたが 早 く 起 き、おそく 休 み、辛苦 のかてを 食 べることは、むなしいことである。主 はその 愛 する 者 に、眠 っている 時 にも、なくてならぬものを 与 えられるからである。
3 見 よ、子供 たちは 神 から 賜 わった 嗣 業 であり、胎 の 実 は 報 いの 賜物 である。
4 壮年 の 時 の 子供 は 勇士 の 手 にある 矢 のようだ。
5 矢 の 満 ちた 矢筒 を 持 つ 人 はさいわいである。彼 は 門 で 敵 と 物言 うとき 恥 じることはない。
Chapter 128
都もうでの歌
1 すべて 主 をおそれ、主 の 道 に 歩 む 者 はさいわいである。
2 あなたは 自分 の 手 の 勤労 の 実 を 食 べ、幸福 で、かつ 安 らかであろう。
3 あなたの 妻 は 家 の 奥 にいて 多 くの 実 を 結 ぶぶどうの 木 のようであり、あなたの 子供 たちは 食卓 を 囲 んでオリブの 若木 のようである。
4 見 よ、主 をおそれる 人 は、このように 祝福 を 得 る。
5 主 はシオンからあなたを 祝福 されるように。あなたは 世 にあるかぎりエルサレムの 繁栄 を 見、
6 またあなたの 子 らの 子 を 見 るであろう。どうぞ、イスラエルの 上 に 平安 があるように。
Chapter 129
都もうでの歌
1 今 イスラエルは 言 え、「彼 らはわたしの 若 い 時 から、ひどくわたしを 悩 ました。
2 彼 らはわたしの 若 い 時 から、ひどくわたしを 悩 ました。しかしわたしに 勝 つことができなかった。
3 耕 す 者 はわたしの 背 の 上 をたがやして、そのうねみぞを 長 くした」と。
4 主 は 正 しくいらせられ、悪 しき 者 のなわを 断 ち 切 られた。
5 シオンを 憎 む 者 はみな、恥 を 得 て、退 くように。
6 彼 らを、育 たないさきに 枯 れる 屋根 の 草 のようにしてください。
7 これを 刈 る 者 はその 手 に 満 たず、これをたばねる 者 はそのふところに 満 たない。
8 かたわらを 過 ぎる 者 は、「主 の 恵 みがあなたの 上 にあるように。われらは 主 のみ 名 によってあなたがたを 祝福 する」と 言 わない。
Chapter 140
聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌
1 主 よ、悪 しき 人々 からわたしを 助 け 出 し、わたしを 守 って、乱暴 な 人々 からのがれさせてください。
2 彼 らは 心 のうちに 悪 い 事 をはかり、絶 えず 戦 いを 起 します。
3 彼 らはへびのようにおのが 舌 を 鋭 くし、そのくちびるの 下 にはまむしの 毒 があります。[セラ
4 主 よ、わたしを 保 って、悪 しき 人 の 手 からのがれさせ、わたしを 守 って、わが 足 をつまずかせようとする 乱暴 な 人々 からのがれさせてください。
5 高 ぶる 者 はわたしのためにわなを 伏 せ、綱 をもって 網 を 張 り、道 のほとりにわなを 設 けました。[セラ
6 わたしは 主 に 言 います、「あなたはわが 神 です。主 よ、わが 願 いの 声 に 耳 を 傾 けてください。
7 わが 救 の 力、主 なる 神 よ、あなたは 戦 いの 日 に、わがこうべをおおわれました。
8 主 よ、悪 しき 人 の 願 いをゆるさないでください。その 悪 しき 計画 をとげさせないでください。[セラ
9 わたしを 囲 む 者 がそのこうべをあげるとき、そのくちびるの 害悪 で 彼 らをおおってください。
10 燃 える 炭 を 彼 らの 上 に 落 してください。彼 らを 穴 に 投 げ 入 れ、再 び 上 がることのできないようにしてください。
11 悪口 を 言 う 者 を 世 に 立 たせないでください。乱暴 な 人 をすみやかに 災 に 追 い 捕 えさせてください」。
12 わたしは 主 が 苦 しむ 者 の 訴 えをたすけ、貧 しい 者 のために 正 しいさばきを 行 われることを 知 っています。
13 正 しい 人 は 必 ずみ 名 に 感謝 し、直 き 人 はみ 前 に 住 むでしょう。
Chapter 141
ダビデの歌
1 主 よ、わたしはあなたに 呼 ばわります。すみやかにわたしをお 助 けください。わたしがあなたに 呼 ばわるとき、わが 声 に 耳 を 傾 けてください。
2 わたしの 祈 を、み 前 にささげる 薫香 のようにみなし、わたしのあげる 手 を、夕 べの 供 え 物 のようにみなしてください。
3 主 よ、わが 口 に 門守 を 置 いて、わがくちびるの 戸 を 守 ってください。
4 悪 しき 事 にわが 心 を 傾 けさせず、不義 を 行 う 人々 と 共 に 悪 しきわざにあずからせないでください。また 彼 らのうまき 物 を 食 べさせないでください。
5 正 しい 者 にいつくしみをもってわたしを 打 たせ、わたしを 責 めさせてください。しかし 悪 しき 者 の 油 をわがこうべにそそがせないでください。わが 祈 は 絶 えず 彼 らの 悪 しきわざに 敵 しているからです。
6 彼 らはおのれを 罪 に 定 める 者 にわたされるとき、主 のみ 言葉 のまことなることを 学 ぶでしょう。
7 人 が 岩 を 裂 いて 地 の 上 に 打 ち 砕 くように、彼 らの 骨 は 陰府 の 口 にまき 散 らされるでしょう。
8 しかし 主 なる 神 よ、わが 目 はあなたに 向 かっています。わたしはあなたに 寄 り 頼 みます。わたしを 助 けるものもないままに 捨 ておかないでください。
9 わたしを 守 って、彼 らがわたしのために 設 けたわなと、悪 を 行 う 者 のわなとをのがれさせてください。
10 わたしがのがれると 同時 に、悪 しき 者 をおのれの 網 に 陥 らせてください。
Chapter 142
ダビデがほら穴にいた時によんだマスキールの歌、祈
1 わたしは 声 を 出 して 主 に 呼 ばわり、声 を 出 して 主 に 願 い 求 めます。
2 わたしはみ 前 にわが 嘆 きを 注 ぎ 出 し、み 前 にわが 悩 みをあらわします。
3 わが 霊 のわがうちに 消 えうせようとする 時 も、あなたはわが 道 を 知 られます。彼 らはわたしを 捕 えようとわたしの 行 く 道 にわなを 隠 しました。
4 わたしは 右 の 方 に 目 を 注 いで 見回 したが、わたしに 心 をとめる 者 はひとりもありません。わたしには 避 け 所 がなく、わたしをかえりみる 人 はありません。
5 主 よ、わたしはあなたに 呼 ばわります。わたしは 言 います、「あなたはわが 避 け 所、生 ける 者 の 地 でわたしの 受 くべき 分 です。
6 どうか、わが 叫 びにみこころをとめてください。わたしは、はなはだしく 低 くされています。わたしを 責 める 者 から 助 け 出 してください。彼 らはわたしにまさって 強 いのです。
7 わたしをひとやから 出 し、み 名 に 感謝 させてください。あなたが 豊 かにわたしをあしらわれるので、正 しい 人々 はわたしのまわりに 集 まるでしょう」。
Chapter 143
ダビデの歌
1 主 よ、わが 祈 を 聞 き、わが 願 いに 耳 を 傾 けてください。あなたの 真実 と、あなたの 正義 とをもって、わたしにお 答 えください。
2 あなたのしもべのさばきにたずさわらないでください。生 ける 者 はひとりもみ 前 に 義 とされないからです。
3 敵 はわたしをせめ、わがいのちを 地 に 踏 みにじり、死 んで 久 しく 時 を 経 た 者 のようにわたしを 暗 い 所 に 住 まわせました。
4 それゆえ、わが 霊 はわがうちに 消 えうせようとし、わが 心 はわがうちに 荒 れさびれています。
5 わたしはいにしえの 日 を 思 い 出 し、あなたが 行 われたすべての 事 を 考 え、あなたのみ 手 のわざを 思 います。
6 わたしはあなたにむかって 手 を 伸 べ、わが 魂 は、かわききった 地 のようにあなたを 慕 います。[セラ
7 主 よ、すみやかにわたしにお 答 えください。わが 霊 は 衰 えます。わたしにみ 顔 を 隠 さないでください。さもないと、わたしは 穴 にくだる 者 のようになるでしょう。
8 あしたに、あなたのいつくしみを 聞 かせてください。わたしはあなたに 信頼 します。わが 歩 むべき 道 を 教 えてください。わが 魂 はあなたを 仰 ぎ 望 みます。
9 主 よ、わたしをわが 敵 から 助 け 出 してください。わたしは 避 け 所 を 得 るためにあなたのもとにのがれました。
10 あなたのみむねを 行 うことを 教 えてください。あなたはわが 神 です。恵 みふかい、みたまをもってわたしを 平 らかな 道 に 導 いてください。
11 主 よ、み 名 のために、わたしを 生 かし、あなたの 義 によって、わたしを 悩 みから 救 い 出 してください。
12 また、あなたのいつくしみによって、わが 敵 を 断 ち、わがあだをことごとく 滅 ぼしてください。わたしはあなたのしもべです。
Chapter 144
ダビデの歌
1 わが 岩 なる 主 はほむべきかな。主 は、いくさすることをわが 手 に 教 え、戦 うことをわが 指 に 教 えられます。
2 主 はわが 岩、わが 城、わが 高 きやぐら、わが 救主、わが 盾、わが 寄 り 頼 む 者 です。主 はもろもろの 民 をおのれに 従 わせられます。
3 主 よ、人 は 何 ものなので、あなたはこれをかえりみ、人 の 子 は 何 ものなので、これをみこころに、とめられるのですか。
4 人 は 息 にひとしく、その 日 は 過 ぎゆく 影 にひとしいのです。
5 主 よ、あなたの 天 を 垂 れてくだり、山 に 触 れて 煙 を 出 させてください。
6 いなずまを 放 って 彼 らを 散 らし、矢 を 放 って 彼 らを 打 ち 敗 ってください。
7 高 い 所 からみ 手 を 伸 べて、わたしを 救 い、大水 から、異邦人 の 手 からわたしを 助 け 出 してください。
8 彼 らの 口 は 偽 りを 言 い、その 右 の 手 は 偽 りの 右 の 手 です。
9 神 よ、わたしは 新 しい 歌 をあなたにむかって 歌 い、十弦 の 立琴 にあわせてあなたをほめ 歌 います。
10 あなたは 王 たちに 勝利 を 与 え、そのしもべダビデを 救 われます。
11 わたしを 残忍 なつるぎから 救 い、異邦人 の 手 から 助 け 出 してください。彼 らの 口 は 偽 りを 言 い、その 右 の 手 は 偽 りの 右 の 手 です。
12 われらのむすこたちはその 若 い 時、よく 育 った 草木 のようです。われらの 娘 たちは 宮 の 建物 のために 刻 まれたすみの 柱 のようです。
13 われらの 倉 は 満 ちて 様々 の 物 を 備 え、われらの 羊 は 野 でちよろずの 子 を 産 み、
14 われらの 家畜 はみごもって 子 を 産 むに 誤 ることなく、われらのちまたには 悩 みの 叫 びがありません。
15 このような 祝福 をもつ 民 はさいわいです。主 をおのが 神 とする 民 はさいわいです。
Chapter 145
ダビデのさんびの歌
1 わが 神、王 よ、わたしはあなたをあがめ、世々 かぎりなくみ 名 をほめまつります。
2 わたしは 日 ごとにあなたをほめ、世々 かぎりなくみ 名 をほめたたえます。
3 主 は 大 いなる 神 で、大 いにほめたたえらるべきです。その 大 いなることは 測 り 知 ることができません。
4 この 代 はかの 代 にむかってあなたのみわざをほめたたえ、あなたの 大能 のはたらきを 宣 べ 伝 えるでしょう。
5 わたしはあなたの 威厳 の 光栄 ある 輝 きと、あなたのくすしきみわざとを 深 く 思 います。
6 人々 はあなたの 恐 るべきはたらきの 勢 いを 語 り、わたしはあなたの 大 いなることを 宣 べ 伝 えます。
7 彼 らはあなたの 豊 かな 恵 みの 思 い 出 を 言 いあらわし、あなたの 義 を 喜 び 歌 うでしょう。
8 主 は 恵 みふかく、あわれみに 満 ち、怒 ることおそく、いつくしみ 豊 かです。
9 主 はすべてのものに 恵 みがあり、そのあわれみはすべてのみわざの 上 にあります。
10 主 よ、あなたのすべてのみわざはあなたに 感謝 し、あなたの 聖徒 はあなたをほめまつるでしょう。
11 彼 らはみ 国 の 栄光 を 語 り、あなたのみ 力 を 宣 べ、
12 あなたの 大能 のはたらきと、み 国 の 光栄 ある 輝 きとを 人 の 子 に 知 らせるでしょう。
13 あなたの 国 はとこしえの 国 です。あなたのまつりごとはよろずよに 絶 えることはありません。
14 主 はすべて 倒 れんとする 者 をささえ、すべてかがむ 者 を 立 たせられます。
15 よろずのものの 目 はあなたを 待 ち 望 んでいます。あなたは 時 にしたがって 彼 らに 食物 を 与 えられます。
16 あなたはみ 手 を 開 いて、すべての 生 けるものの 願 いを 飽 かせられます。
17 主 はそのすべての 道 に 正 しく、そのすべてのみわざに 恵 みふかく、
18 すべて 主 を 呼 ぶ 者、誠 をもって 主 を 呼 ぶ 者 に 主 は 近 いのです。
19 主 はおのれを 恐 れる 者 の 願 いを 満 たし、またその 叫 びを 聞 いてこれを 救 われます。
20 主 はおのれを 愛 する 者 をすべて 守 られるが、悪 しき 者 をことごとく 滅 ぼされます。
21 わが 口 は 主 の 誉 を 語 り、すべての 肉 なる 者 は 世々 かぎりなくその 聖 なるみ 名 をほめまつるでしょう。
Chapter 146
1 主 をほめたたえよ。わが 魂 よ、主 をほめたたえよ。
2 わたしは 生 けるかぎりは 主 をほめたたえ、ながらえる 間 は、わが 神 をほめうたおう。
3 もろもろの 君 に 信頼 してはならない。人 の 子 に 信頼 してはならない。彼 らには 助 けがない。
4 その 息 が 出 ていけば 彼 は 土 に 帰 る。その 日 には 彼 のもろもろの 計画 は 滅 びる。
5 ヤコブの 神 をおのが 助 けとし、その 望 みをおのが 神、主 におく 人 はさいわいである。
6 主 は 天 と 地 と、海 と、その 中 にあるあらゆるものを 造 り、とこしえに 真実 を 守 り、
7 しえたげられる 者 のためにさばきをおこない、飢 えた 者 に 食物 を 与 えられる。主 は 捕 われ 人 を 解 き 放 たれる。
8 主 は 盲人 の 目 を 開 かれる。主 はかがむ 者 を 立 たせられる。主 は 正 しい 者 を 愛 される。
9 主 は 寄留 の 他国 人 を 守 り、みなしごと、やもめとをささえられる。しかし、悪 しき 者 の 道 を 滅 びに 至 らせられる。
10 主 はとこしえに 統 べ 治 められる。シオンよ、あなたの 神 はよろず 代 まで 統 べ 治 められる。主 をほめたたえよ。
Chapter 147
1 主 をほめたたえよ。われらの 神 をほめうたうことはよいことである。主 は 恵 みふかい。さんびはふさわしいことである。
2 主 はエルサレムを 築 き、イスラエルの 追 いやられた 者 を 集 められる。
3 主 は 心 の 打 ち 砕 かれた 者 をいやし、その 傷 を 包 まれる。
4 主 はもろもろの 星 の 数 を 定 め、すべてそれに 名 を 与 えられる。
5 われらの 主 は 大 いなる 神、力 も 豊 かであって、その 知恵 ははかりがたい。
6 主 はしえたげられた 者 をささえ、悪 しき 者 を 地 に 投 げ 捨 てられる。
7 主 に 感謝 して 歌 え、琴 にあわせてわれらの 神 をほめうたえ。
8 主 は 雲 をもって 天 をおおい、地 のために 雨 を 備 え、もろもろの 山 に 草 をはえさせ、
9 食物 を 獣 に 与 え、また 鳴 く 小 がらすに 与 えられる。
10 主 は 馬 の 力 を 喜 ばれず、人 の 足 をよみせられない。
11 主 はおのれを 恐 れる 者 とそのいつくしみを 望 む 者 とをよみせられる。
12 エルサレムよ、主 をほめたたえよ。シオンよ、あなたの 神 をほめたたえよ。
13 主 はあなたの 門 の 貫 の 木 を 堅 くし、あなたのうちにいる 子 らを 祝福 されるからである。
14 主 はあなたの 国境 を 安 らかにし、最 も 良 い 麦 をもってあなたを 飽 かせられる。
15 主 はその 戒 めを 地 に 下 される。そのみ 言葉 はすみやかに 走 る。
16 主 は 雪 を 羊 の 毛 のように 降 らせ、霜 を 灰 のようにまかれる。
17 主 は 氷 をパンくずのように 投 げうたれる。だれがその 寒 さに 耐 えることができましょうか。
18 主 はみ 言葉 を 下 してこれを 溶 かし、その 風 を 吹 かせられると、もろもろの 水 は 流 れる。
19 主 はそのみ 言葉 をヤコブに 示 し、そのもろもろの 定 めと、おきてとをイスラエルに 示 される。
20 主 はいずれの 国民 をも、このようにはあしらわれなかった。彼 らは 主 のもろもろのおきてを 知 らない。主 をほめたたえよ。
Chapter 148
1 主 をほめたたえよ。もろもろの 天 から 主 をほめたたえよ。もろもろの 高 き 所 で 主 をほめたたえよ。
2 その 天使 よ、みな 主 をほめたたえよ。その 万軍 よ、みな 主 をほめたたえよ。
3 日 よ、月 よ、主 をほめたたえよ。輝 く 星 よ、みな 主 をほめたたえよ。
4 いと 高 き 天 よ、天 の 上 にある 水 よ、主 をほめたたえよ。
5 これらのものに 主 のみ 名 をほめたたえさせよ、これらは 主 が 命 じられると 造 られたからである。
6 主 はこれらをとこしえに 堅 く 定 め、越 えることのできないその 境 を 定 められた。
7 海 の 獣 よ、すべての 淵 よ、地 から 主 をほめたたえよ。
8 火 よ、あられよ、雪 よ、霜 よ、み 言葉 を 行 うあらしよ、
9 もろもろの 山、すべての 丘、実 を 結 ぶ 木、すべての 香柏 よ、
10 野 の 獣、すべての 家畜、這 うもの、翼 ある 鳥 よ、
11 地 の 王 たち、すべての 民、君 たち、地 のすべてのつかさよ、
12 若 い 男子、若 い 女子、老 いた 人 と 幼 い 者 よ、
13 彼 らをして 主 のみ 名 をほめたたえさせよ。そのみ 名 は 高 く、たぐいなく、その 栄光 は 地 と 天 の 上 にあるからである。
14 主 はその 民 のために一つの 角 をあげられた。これはすべての 聖徒 のほめたたえるもの、主 に 近 いイスラエルの 人々 のほめたたえるものである。主 をほめたたえよ。
Chapter 149
1 主 をほめたたえよ。主 にむかって 新 しい 歌 をうたえ。聖徒 のつどいで、主 の 誉 を 歌 え。
2 イスラエルにその 造 り 主 を 喜 ばせ、シオンの 子 らにその 王 を 喜 ばせよ。
3 彼 らに 踊 りをもって 主 のみ 名 をほめたたえさせ、鼓 と 琴 とをもって 主 をほめ 歌 わせよ。
4 主 はおのが 民 を 喜 び、へりくだる 者 を 勝利 をもって 飾 られるからである。
5 聖徒 を 栄光 によって 喜 ばせ、その 床 の 上 で 喜 び 歌 わせよ。
6 そののどには 神 をあがめる 歌 があり、その 手 にはもろ 刃 のつるぎがある。
7 これはもろもろの 国 にあだを 返 し、もろもろの 民 を 懲 らし、
8 彼 らの 王 たちを 鎖 で 縛 り、彼 らの 貴人 たちを 鉄 のかせで 縛 りつけ、
9 しるされたさばきを 彼 らに 行 うためである。これはそのすべての 聖徒 に 与 えられる 誉 である。主 をほめたたえよ。
Chapter 150
1 主 をほめたたえよ。その 聖所 で 神 をほめたたえよ。その 力 のあらわれる 大空 で 主 をほめたたえよ。
2 その 大能 のはたらきのゆえに 主 をほめたたえよ。そのすぐれて 大 いなることのゆえに 主 をほめたたえよ。
3 ラッパの 声 をもって 主 をほめたたえよ。立琴 と 琴 とをもって 主 をほめたたえよ。
4 鼓 と 踊 りとをもって 主 をほめたたえよ。緒琴 と 笛 とをもって 主 をほめたたえよ。
5 音 の 高 いシンバルをもって 主 をほめたたえよ。鳴 りひびくシンバルをもって 主 をほめたたえよ。
6 息 のあるすべてのものに 主 をほめたたえさせよ。主 をほめたたえよ。